JPH07116860B2 - 車両駐車装置 - Google Patents

車両駐車装置

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JPH07116860B2
JPH07116860B2 JP62030639A JP3063987A JPH07116860B2 JP H07116860 B2 JPH07116860 B2 JP H07116860B2 JP 62030639 A JP62030639 A JP 62030639A JP 3063987 A JP3063987 A JP 3063987A JP H07116860 B2 JPH07116860 B2 JP H07116860B2
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エンメ・チ・チ・エンメ エッセ・エルレ・エルレ
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    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H6/00Buildings for parking cars, rolling-stock, aircraft, vessels or like vehicles, e.g. garages
    • E04H6/08Garages for many vehicles
    • E04H6/12Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles
    • E04H6/18Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions
    • E04H6/185Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions using comb-type transfer means
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
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    • E04H6/307Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in horizontal direction only using comb-type transfer means

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両駐車装置に関し、詳しくは、集配地点から
複数の収納場所へ車両を移動させることにより、小空間
に車両を駐車することが可能な機械式駐車装置に関す
る。
(従来の技術) 機械式駐車装置を大規模に使用する場合、この駐車装置
は信頼性が高く、しかもコストがかからず、車両の出し
入れが迅速に行なえるものでなければならない。
このような機械式駐車装置としては、様々なタイプのも
のが知られているが、これらは大きく次の三種に分類さ
れる。
第1のタイプは、集配地点から車両をカートに載せて運
ぶものである。このカートは、まず車両の一端部の下方
に置き込まれ、次にこのカートを適当な保持部材を用い
て二つの車輪(前輪あるいは後輪)の下に押し込み、又
は回転させながら押し込み、カートを押したり引いたり
することにより、又は前記車輪を持ち上げたり押したり
することにより車両を移動させるのである。いずれにし
ても、車両自身の少なくとも二つの車輪を転がして車両
を移動させることに変わりはない。
しかも、一般に上記のような駐車装置には、前記カート
の保持部材と直接係合しない他の2つの車輪に作用する
中心決め装置が設けられている。この中心決め装置は車
両をカートの軸と合わせるのに用いられ、カートとは別
体に設けられている場合もある。この車両の車輪とカー
トの中心合わせを行なうことにより、車両に損傷を与え
ることなく狭い空間に駐車させることができる。
しかしながら、これらの装置は車両の移動にあたって車
両自身の2あるいは4の車輪を回転させるように構成さ
れているので、もし運転者が不用意にハンドブレーキや
ギアを入れたままにしておいた場合、更には、車輪の一
部あるいは全部の空気が抜けているような場合には、車
両の移動ができない。
従って、このような機械式駐車装置は、たとえその装置
の機械部分自身が信頼性の高いものであったとしても、
装置全体の作業信頼性は低いものになってしまう。更
に、車両に係合させたり車両を持ち上げたりする機構は
複雑であり、一般にその製造および維持コストは高くつ
くという問題もある。
第2のタイプは、車両をパレットに載せて移動させ、こ
れを適当な仕切り内に置くというものである。このよう
なパレットを用いた場合、車両の車輪は完全に地面から
離れるので、車両の移動を車両自身の車輪の回動に頼ら
なくても良いという利点がある。この方法で駐車する場
合、運転者自らがパレット上に車両を乗り入れなければ
ならない。このパレットは、エレベーター又はトランス
エレベーター近くの適当な場所に設けられたパレット受
けキャリッジにより、長手方向あるいは横方向に設けら
れ、直接挿入されるものである。
この方法によれば、車両が載せたパレットがどこに降ろ
されても、このパレットを空のパレットと置き換えるこ
とのできるパレット交換装置が必要となる。又、中心決
め装置がなければ駐車面積を広く確保する必要があり、
車両を載せたパレットを仕切りまで移動し、これを次の
車両のための空のパレットと交換するためには高さを大
きく確保する必要がある。更に、個々の車両のために専
用のパレットが必要であるため、製造コストがかなり高
くつく。
第3のタイプは、くしの歯状の金属部材を有する可動フ
レーム、又はくし歯状可動フレームを搭載したキャリッ
ジを利用するものである。このような装置の場合、可動
フレームに対し固定されたフレームと、くし歯が垂直通
過して車両を駐車または取り出すための仕切り内に固定
されたくし歯状部材が必要である。より詳述すると、可
動フレームが車両を開放するよう下降できる位置に(あ
るいは、車両を出庫させるように上昇できる位置に)達
した後に、可動歯を有する前記フレームを前記固定歯に
接近させる必要がある。この為には、前記歯自身がその
軸心に対して平行移動するか、又は前記歯がその軸心に
対して直角移動しなければならない。
このような装置において、車両はその移動軸に沿った長
手方向、又は横方向、即ち車両の移動軸に対し垂直方向
に運搬される。前述のパレット装置と同様に、くし型装
置には車両の全車輪を地面から持ち上げるという利点が
あるものの、このような装置は中心決め装置がないこと
に問題があり、他の条件が一定であるとするならば、第
1のタイプの装置に比べて、収納用仕切りとしてより大
きな面積のものが必要となる。しかも前記キャリッジ
は、昇降装置を搭載しているために、かなり高さの大き
なものとなる。
前述の各装置は全て車両を固定位置に収納する方式であ
ったが、これに対して車両を循環移動させて収納する装
置も知られている。このタイプの装置には車両用の仕切
りはなく、その代わりに、運転者が自ら車両を載せたパ
レット又はフレームを、車両を出庫させるために用い
る。即ち、このパレット又はフレームは、他の全入庫車
両とともに空のパレット又は支持フレームが入出庫位置
に来るまで連続的に移動される。
このタイプの装置の大きな欠点は、入出庫に時間がかか
ること、及び、既に入庫している車両を同時に動かすた
めのエネルギー消費が大きいことである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、移動および収納面積が小さく、しか
も、それに伴うコストも少なくすることができる装置を
提供することにあり、前述の従来技術の有する問題点を
解決することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の車両駐車装置の特徴構成は、内フレームと、こ
の内フレームに対し干渉することなく垂直変位可能な外
フレームとを有する車両輸送用のキャリッジを備え、前
記内フレームは前記キャリッジの平行移動用の車輪およ
びこの車輪を駆動するモーターを有していて、前記外フ
レームは前記内フレームに対し垂直変位手段を介して前
記内フレームに連結されていると共に車両の車輪を支持
するためのくし歯状部材を備えていて、このくし歯状部
材が車両を載置可能な固定ラックの歯と互いに噛み合う
ことによって前記外フレームの垂直変位により車両を前
記固定ラック上に、あるいは前記固定ラックから入出さ
せるようになっていて、 前記車両の長手軸心を前記キャリッジの軸心に合わせる
中心決め手段を有していて、この中心決め手段は車両の
車輪にそれぞれ独立係合可能な前方中心決めキャリッジ
及び後方中心決めキャリッジを備えたベース・フレーム
を有すると共に、前記前・後方中心決めキャリッジはそ
れぞれ前記ベース・フレームに対し横変位可能である点
にある。
(発明の作用・効果) 本発明の車両駐車装置は上記構成を備えており、特に、
駐車する車両の長手軸心をキャリッジの軸心に合わせる
中心決め手段を有しているので、車両の移動および収納
面積を小さくでき、しかも、それに伴うコストも少なく
することができる車両駐車装置を提供できる。
この車両駐車装置は、確実に中心合わせされた状態で車
両を取り出したり運送することができる。必要とあら
ば、曲線を有するトラックに沿わせることも可能であ
る。従って、車両を収納する全ての段階を最も効果的に
行なうことができる。
その上、この装置の高さは非常に小さくできるので、全
ての作業は迅速に、使用者自身により直接容易に行なう
ことができ、使用者は単に車両を中心決め手段上に載せ
るだけでよい。
(実施例) 本発明の車両駐車装置の実施例を、図面を参照して詳細
に説明する。
この車両駐車装置は、図1〜図4に示すように、車輪付
き車両移動キャリッジを有する。このキャリッジは内フ
レーム1と、この内フレーム1に対し垂直変位可能な外
フレーム2とを備える。この外フレーム2は、後述する
が、平面視において前記内フレーム1上に重なるような
位置にならないように配設されている。つまり、外フレ
ーム2が内フレーム1に対して垂直変位したときに、互
いに干渉しないように配設されている。前記内フレーム
1は4つの車輪3を有していて、これらの車輪3は2つ
の中空軸を有するギア式モーター5により駆動される軸
4によって駆動される。前記内フレーム1は、更に案内
ローラー6及び、その(内フレーム1の)端部に4つの
垂直ラック7を有する。これら垂直ラック7は、ピニオ
ン10を介して前記外フレーム2を支持する。その具体的
な支持構造については後述する。
前記外フレーム2は、前述したように、少なくとも前記
垂直ラック7及び前記ピニオン10から構成される垂直変
位手段による変位により、平面視において前記内フレー
ム1に干渉または内フレーム1上に重なるような位置に
ならないように構成されている。前記ピニオン10は、4
つの中空軸を有するギア式モーター9により駆動される
軸8によって駆動回転される。前記モーター5、9はそ
の構造において代理機能性(冗長性)を有している。つ
まり、これらのモーター全部の機能は、1つの水平移動
用モーター5及び2つの独立した持ち上げ用モーター9
のみによっても行なうことができるからである。
前記外フレーム2は、車両を支持する。複数の外向きく
し歯状部材2aを有し、これらは固定ラック11の歯と互い
違いに噛み合うようになっている。前記固定ラック11
は、車両を収納する様々の仕切、および、後述する車両
出入庫時に設けられている。
図番12、13は運搬すべき車両の車輪を示す。車両のホイ
ールベースの長さにかかわらず、車輪13の方は、必ず図
示されている固定位置に置かれる。一方、車輪12は車両
のホイールベースの長さの変化に応じて、その位置を変
えられるようになっている。
前記ローラー6は垂直軸を有し、案内レール14に係合す
る。前記キャリッジを示す図2〜図4を参照すると、前
記外フレーム2は、図2及び図3において下降位置にあ
り、図4においては起立位置にある。外フレーム2がこ
の起立位置にある時、車両の前記車輪12、13は外フレー
ム2の前記くし歯状部材2aと係合し、前記固定ラック11
のくし歯状部材の上方に位置する。
図5において、前記内フレーム1の前記移動車輪3は車
輪4上に設けられている。これらの車輪4はそれぞれベ
アリング29を介して、前記内フレーム1に固定連結され
たベアリング受けフランジ28に保持されている。前記案
内レール14に係合する前記ローラー6は、調整手段26、
27を介して保持されている。
図6は、前記外フレーム2を前記内フレーム1に対し垂
直移動させる手段を示す。この手段は、ベアリング17に
より前記軸8上に設けられた前記ピニオン10を有する。
前記ベアリング17は、前記外フレーム2に固定されたベ
アリング受け15に取り付けられている。前記ベアリング
17は、更に外ケース16を有する。この外ケース16は2つ
のナット19によって軸方向への移動可能なネジ・ロッド
18により、前記ベアリング受け15に対し水平位置調節可
能に構成されている。更にこの外ケース16は、ナット21
を介してその動きを伝達する。前記ピニオン10と前記ラ
ック7の間の係合を維持する一定の圧力を提供するた
め、一組のカップ・バネ又は皿バネ20が設けられてい
る。これらのバネ(完全に圧縮されてはならない)は前
記キャリッジの速度に変化が生じた時、その移動方向に
沿った水平慣性荷重を吸収する機能も有している。前記
皿バネ20は皿に前記前方ピニオン及び後方ピニオン間の
距離を規制し、くさび割れや破損を防止する機能も有し
ている。更に、前記ベアリング受け15との相互作用によ
り、その下降位置を決定するネジ22、及びバネ23、ナッ
ト24から構成される機械式停止装置が設けられている。
図7に示したネジ25は、前記ラック7の位置を決定する
部材として機能する。一方、前記外フレーム2の前記内
フレーム1に対する位置決めは、これら外、内フレーム
間の横方向における相対的水平移動を阻止する前記ピニ
オン10により行なわれる。
前述したように、この実施例の車両駐車装置は固定ラッ
ク11を有しているが、これらの固定ラック11は、図8に
明確に示されているように、それぞれコンクリートパッ
ド41により地面に固定されている。この固定フレームの
枠組みは、箱型金属管30により構成されている。この金
属管30には、前記固定ラック11のくし歯状部材が熔接に
より取り付けられている。更にこの金属管30は、前記コ
ンクリートパッド41と平行になるように位置されている
が、ネジ・ロッド32、及びナット33、集中力拡散装置3
1、39から構成される位置の前記ネジ35及びナット36に
より、その高さ及び前記くし歯状部材の軸心により形成
される平面の水平方向に対する傾きを調整することがで
きる。
図9は、固定ラック11の概略平面を示す。この固定ラッ
ク11は、前記外フレーム2上に形成されるくし歯状部材
2aと互い違いに噛み合う固定くし歯状部材を有する。
前記車両駐車装置は、図10により詳しく示す中心決め手
段を有する。この中心決め手段は、中空軸43を有する2
つのギア式モーター44により垂直移動可能なベース・フ
レーム42を有する。これらのギア式モーター44は、前記
中心決め手段の外部構造体に固定され図示されていない
手段により調節可能な4つのラックに作用する4つのピ
ニオンを駆動する。このベース・フレーム42上を横方向
に、中心決め手段を構成する2つの中心決めキャリッ
ジ、つまり前方中心決めキャリッジ47と後方中心決めキ
ャリッジ48が移動する。これらの前・後方中心決めキャ
リッジ47、48は、それぞれ中空ギア式モーター50によっ
て駆動される。このギア式モーター50は前方軸51及び後
方軸52を駆動し、更にこれらの軸が前記前・後方中心決
めキャリッジ47、48のそれぞれの2又は4の車輪を駆動
するのである。前記前・後方中心決めキャリッジ47、48
の上部平面は、それぞれ金属製横部材57、58により形成
されている。これらの横部材57、58の間には空間が設け
られており、これによって前記固定ラック11の歯は垂直
移動中に横方向に移動することができる。前記ベース・
フレーム42上には中心決め部材53が固定されている。こ
れらの中心決め部材53は、上部の長手支持部材14a上に
設けられている。更に、上部長手支持部材14aは、前記
ベース・フレーム42に固定された(図11及び図12参照)
下部長手支持部材14b上に支持された直立部材55上に、
前記前・後方中心決めキャリッジ47、48とは独立して設
けられている。
前記中心決め手段の一端部には、前記外フレーム2に固
定された車輪停止部材62が配設されている。運転者は駐
車するため前記中心決め手段上に車両を乗り入れて、そ
の車輪がこれらの車輪停止部材62に当接したときに車両
を停止しなければならない。尚、前記中心決め手段は金
属板54により覆われている。
この状態において、前記固定ラック11の歯は前記前・後
方中心決めキャリッジ47、48の格子と共に一つの平面を
形成し、これにより運転者は必要位置にまで車両を容易
に移動させることができる。この後、前記コンクリート
パッド41に固定されたラック受け調整板56により支持さ
れたラック46に作用するピニオン45を回転させることに
より、前記ベース・フレーム42は垂直移動する。
図12に示すように、運転者が車両を離れると、前記車両
の車輪12、13を前記固定ラック11の固定くし歯状部材か
ら持ち上げることにより中心決め作業が始められる。具
体的には、このくし歯状部材により前記固定ラック11を
通過し車両を持ち上げる前記2つの前・後方中心決めキ
ャリッジ47、48を搭載する前記ベース・フレーム42を上
昇させることにより行なう。図12に示すように、この時
点において、車両はまだ中心決めされていない。
次に、図13に示すように、前記前・後方中心決めキャリ
ッジ47、48は互いに独立して、移動するが、この時前記
キャリッジの車輪49は前記ベース・フレーム42により支
持案内される。これら前・後方中心決めキャリッジ47、
48は、車両の移動方向に沿った横方向に移動する。従っ
て、これら前・後方中心決めキャリッジ47、48は、それ
ぞれの対応する車両の車輪12、13が金属製長手形状の前
記中心決め部材53に当接した時に停止する。言い換えれ
ば、前記前方中心決めキャリッジ47は車両の前輪13が前
記中心決め部材53に当接した時に停止し、一方、前記後
方中心決めキャリッジ48は、前記前方中心決めキャリッ
ジ47が停止した後、車両の後輪12がこの中心決め部材53
に当接した時に停止するのである。この停止動作の決定
は、中心決め部材53上に設けられた適当なセンサー上に
車輪12、13が位置することによって生じる圧力、また
は、車輪12、13が前記中心決め部材53に当接して停止
し、これによってそれぞれのキャリッジの駆動モーター
の電流消費量が増加することを検出することによって行
なわれる。
この段階の最後において、車両の同側方に位置する二つ
の前・後車輪12、13は前記中心決め部材53と位置上わせ
される。但し、車両の前・後輪間の車輪間隔が異なって
いる場合もあるので、その他の車輪が位置合わせされて
いるかどうか、あるいは車両の長手軸心が中心決め手段
の長手軸心に合っているかどうかを判別することはでき
ない。この時点において、図14に示すように、前記2つ
の前・後方中心決めキャリッジ47、48は前述した方向と
は逆の方向に移動し、前述したものと同様の方法で、そ
の対応する車輪12、13が他の中心決め部材53に当接した
ときに停止する。この作業において、前記2つの前・後
方中心決めキャリッジ47、48が平行移動している間、こ
れらの中心決めキャリッジの移動距離が測定される。こ
の測定は次の要領で行われる。即ち、前記前方中心決め
キャリッジ47及び前記後方中心決めキャリッジ48上に設
けられ前記中心決めキャリッジに固定されたラック67に
より構成された単純な装置が、レバー59及びバネ60によ
り前記ベース・フレーム42上に固定されたピニオン68を
動かす。更に、このピニオン68を前記ラック67に当接す
る位置に保持する。そして、近接センサーがその前方を
通過する前記ピニオン68の歯数を計測する。これによ
り、前記中心決めキャリッジの位置を全ての時点におい
て知ることができ、更にある動作中におけるキャリッジ
の移動距離を測定することができるのである。
そして、この段階の最後において、前記2つの前輪13及
び前記27の後輪12間それぞれの実質内方距離を知ること
ができる。図15は、中心決め作業の最終段階を示してい
る。前記2つの前・後方中心決めキャリッジ47、48は、
前図(図14)を参照して説明したのと逆の意味におい
て、正確に中心位置に来るまで横方向に変位される。即
ち、この変位量は前述の測定された変位量の半分にあた
る。この段階の最後において、前輪13及び後輪12は共に
中心決め手段の前記長手軸心に対し対称位置にある。
図16において、前述の中心決め作業が完了すると、前記
ベース・フレーム42は、前記の変位した前・後方中心決
めキャリッジ47、48と共に、前記上方長手支持部材14a
もこのベース・フレーム42に支持された状態で降ろさ
れ、中心決め手段の下方に移動可能な前記移動キャリッ
ジが車両の下に位置する所で停止する。次に、このフレ
ーム42が持ち上げられることにより、車両は上昇し、収
納場所(図示せず)へ輸送可能な状態になる。
このように、この車両駐車装置は、確実に中心合わせさ
れた状態で車両を取り出したり運送することができる。
必要とあらば、曲線を有するトラックに沿わせることも
可能である。従って、車両を収納する全ての段階を最も
効果的に行なうことができるのである。
その上、この装置の高さは非常に小さいので、全ての作
業は迅速に、使用者自身により直接容易に行なうことが
でき、使用者は単に車両を前述した中心決め手段上に載
せるだけでよい。
以上、この実施例にかかる車両駐車装置の第1の利点
は、作業信頼性が高いことである。これは部分的には装
置の作動用として最小限以上のモーターや機構を備えて
いるこの装置の構造本来の代理機能性によるものであ
る。
第2の利点は、その用途範囲が極めて広いことに加え
て、製造およびメインテナンスコストが低いことであ
る。
更に、その使用容易性も大きな利点である。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明による車両駐車装置の一部を形成する変位
可能なキャリッジの平面図、 図2は外フレームを下降位置にした状態の図1に示した
キャリッジの側面図、 図3は外フレームを下降位置にした状態の図1に示した
キャリッジの端面図、 図4は外フレームを起立位置にした状態の図1に示した
キャリッジの端面図、 図5はキャリッジの車輪の細部を示す断面図、 図6は外フレームを内フレームに対し垂直移動させる垂
直変位手段を示す詳細図、 図7は内フレーム及び外フレーム間の垂直変位手段の位
置を示す平面図、 図8は固定ラックを示す部分断面図、 図9は図8に示した固定ラックの平面図、 図10は中心決め手段を説明する平面図、 図11は中心決め手段の端面図、 図12は起立位置にある中心決め手段の端面図、 図13は車両の一側方の一車輪に作用する中心決め動作中
における中心決め手段の位置を示す端面図、 図14は車両の他の側方の車輪に作用する中心決め動作中
における中心決め手段の位置を示す端面図、 図15は中心決め動作完了後の中心決め手段の構成部材を
示す端面図、 図16は中心決め手段が下降位置にあり、キャリッジが作
動位置にある状態を示す端面図である。 1……内フレーム、2……外フレーム、2a……くし歯状
部材、3……車輪、5……モーター、6……車輪、7、
10……垂直変位手段、11……固定ラック、12、13……車
両の車輪、14……案内レール、14a……長手支持部材、4
2……ベース・フレーム、45……ピニオン、46……ラッ
ク、47……前方中心決めキャリッジ、48……後方中心決
めキャリッジ、53……中心決め部材、56……ラック受け
調整板。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内フレーム(1)と、この内フレーム
    (1)に対し干渉することなく垂直変位可能な外フレー
    ム(2)とを有する車両輸送用のキャリッジを備え、前
    記内フレーム(1)は前記キャリッジの平行移動用の車
    輪(3)及びこの車輪(3)を駆動するモーター(5)
    を有していて、前記外フレーム(2)は前記内フレーム
    (1)に対し垂直変位手段(7、10)を介して前記内フ
    レーム(1)に連結されていると共に車両の車輪(12、
    13)を支持するためのくし歯状部材(2a)を備えてい
    て、このくし歯状部材(2a)が車両を載置可能な固定ラ
    ック(11)の歯と互いに噛み合うことによって前記外フ
    レーム(2)の垂直変位により車両を前記固定ラック
    (11)上に、あるいは前記固定ラック(11)から入出さ
    せるようになっている車両駐車装置であって、 前記車両の長手軸心を前記キャリッジの軸心に合わせる
    中心決め手段を有していて、この中心決め手段は車両の
    車輪(12、13)にそれぞれ独立係合可能な前方中心決め
    キャリッジ(47)及び後方中心決めキャリッジ(48)を
    備えたベース・フレーム(42)を有すると共に、前記前
    ・後方中心決めキャリッジ(47、48)はそれぞれ前記ベ
    ース・フレーム(42)に対し横変位可能であることを特
    徴とする車両駐車装置。
  2. 【請求項2】前記内フレーム(1)が、水平軸を持った
    車輪(3)及び案内レール(14)に係合する垂直軸を持
    った車輪(6)を有する特許請求の範囲第1項に記載の
    車両駐車装置。
  3. 【請求項3】前記垂直変位手段(7、10)が前記外フレ
    ーム(2)上に設けられ、この外フレーム(2)に支持
    されたモーター(9)により駆動されるピニオン(10)
    と、このピニオン(10)に係合する前記内フレーム
    (1)に固定されたラック(7)によって構成されてい
    る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の車両駐車装
    置。
  4. 【請求項4】前記ベース・フレーム(42)が、ラック受
    け調整板(56)上に配設されたラック(46)に作用する
    ピニオン(45)の係合によって垂直変位可能である特許
    請求の範囲第1〜3項のいずれか1項記載の車両駐車装
    置。
  5. 【請求項5】前記ベース・フレーム(42)は、前記前・
    後方中心決めキャリッジ(47、48)が中心決め動作を行
    なうために横変位する時に車両の前記車輪(12、13)の
    内側に接触することが可能な中心決め部材(53)を備え
    た長手支持部材(14a)を支持している特許請求の範囲
    第1〜4項のいずれか1項記載の車両駐車装置。
  6. 【請求項6】前記前・後方中心決めキャリッジ(47、4
    8)を前記ベース・フレーム(42)の長手軸心に対して
    横方向に、まず一方向に次に他の方向に横変位させる手
    段と、車両の前記車輪(12、13)が前記長手支持部材
    (14a)に対して中心合わせされるのに必要な変位量を
    計測する手段とを有する特許請求の範囲第5項に記載の
    車両駐車装置。
  7. 【請求項7】前記長手支持部材(14a)が、前記ベース
    ・フレーム(42)の下降動作後、中心決め作業が行なわ
    れた時に、前記案内フレーム(14)と位置合わせされ、
    これによって、前記内外フレーム(1、2)が前記固定
    ラック(11)の下方に移動し、ここから車両を取り出す
    特許請求の範囲第5項又は第6項に記載の車両駐車装
    置。
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