JPH07116199B2 - 新規抗生物質化合物およびその製造方法 - Google Patents

新規抗生物質化合物およびその製造方法

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JPH07116199B2
JPH07116199B2 JP60201951A JP20195185A JPH07116199B2 JP H07116199 B2 JPH07116199 B2 JP H07116199B2 JP 60201951 A JP60201951 A JP 60201951A JP 20195185 A JP20195185 A JP 20195185A JP H07116199 B2 JPH07116199 B2 JP H07116199B2
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デイビツド・ノウブル
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アメリカン・サイアナミツド・カンパニー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales
    • Y10S435/886Streptomyces

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な抗生物質化合物、特にファクターEおよ
びファクターFおよびその製造方法に関する。特に、本
発明はストレプトミセス微生物の発酵によつて得られる
抗生物質化合物に関する。
1つの観点として、本発明は本発明者らによつて抗生物
質S541と命名され、コントロールされた条件下での成長
によつて製造することのできる新規な種類の物質であつ
て、未だ開示されていない株の微生物を提供するもので
ある。抗生物質S541は抗生物質として特に抗内部寄生虫
(anti-endoparasitic)、抗外部寄生虫(anti-ectopar
asitic)、抗真菌、殺虫、殺線虫および殺だに活性を有
し、農業、園芸、動物およびヒトの保健の分野での用途
において大いに注目すべきものである。またこれらの化
合物は、さらに他の活性化合物の製造における中間物質
としても使用することができる。これらの化合物は、本
明細書に記載される如く、発酵によつて得ることがで
き、また実質的に純粋な状態で回収することができる。
抗生物質S541は部分式(I) 特に部分式(II) を有する一連の関連化合物である。
部分式(II)を有する6種類の化合物につき、以下によ
り詳細に説明する。
本発明は上記の部分式を有する個々の化合物およびそれ
らの組み合わせにも及ぶものである。ある種の用途、例
えば農業もしくは園芸、または獣医学薬剤においては、
抗生物質S541を個々の成分に分離しない使用法がより好
適であるが、その他の用途、例えばヒトの薬剤では個々
の化合物を使用することが好ましい。従つて、本発明は
本発明の少なくとも1種の他の化合物との混合物として
の本発明の化合物、さらにまた、例えば実質的に純粋な
状態または実質的に他のマクロライド化合物を含まない
状態の個々の化合物をも含むものである。
最初に単離した抗生物質S541は、後に記載する如く、シ
リカ上のクロマトグラフイーにより、抗生、例えば抗蠕
虫活性を有し、254nmで紫外線螢光を消す2種の成分に
容易に分離することができる。成分IはRf値0.70〜0.75
を有し、成分IIはRf値0.39〜0.46を有する。このRf値は
Merck5735シリカ60プレート上でクロロホルム:酢酸エ
チル(3:1)で溶出する薄層クロマトグラフイーにより
測定した。抗生物質S541の成分IおよびIIは式IIIにお
いてR2が各々一CH3および−Hである化合物である。
成分IおよびII自体もまた更に精製することができ、そ
れにより抗生物活性例えば抗蠕虫活性を有する一般式 (式中、R1はメチル、エチルまたはイソプロピル基であ
りそしてR2は水素原子またはメチル基である)の化合物
が提供される。
本発明者らは式(III)の6種類の化合物をファクター
A(R1=イソプロピル、R2=水素)、ファクターB(R1
=メチル、R2=メチル)、ファクターC(R1=メチル、
R2=水素)、ファクターD(R1=エチル、R2=水素)、
ファクターE(R1=エチル、R2=メチル)およびファク
ターF(R1=イソプロピル、R2=メチル)と命名した。
ファクターB、EおよびFは成分Iから得られ、ファク
ターA、CおよびDは成分IIから得られる。
上記各ファクターのうち、本発明は新規であるファクタ
ーEおよびファクターFに関する。すなわち本発明は一
般式(III) (式中、R1はエチルまたはイソプロピル基でありそして
R2はメチル基である)を有する化合物である。
本発明の化合物は抗生物活性、例えば緑虫等に対する抗
蠕虫活性、特に抗内部寄生虫および抗外部寄生虫活性を
有する。一般に、これらの化合物は寄生虫、例えば外部
寄生虫および内部寄生虫の寄生虫駆除に有用である。外
部寄生虫および内部寄生虫はヒトや種々の動物を感染さ
せるものであり、特に農場の動物、例えば豚、羊、畜
牛、やぎおよび食用飼鳥類、馬、および家庭で飼育する
動物、例えば犬や猫に流行する。家畜類の寄生虫感染は
貧血、栄養失調および体重の減少をもたらし、全世界的
な経済的損失の主たる原因となるものである。
このような動物および/またはヒトを感染させる内部寄
生虫の属の例として、鉤虫属、蛔虫属、アスカリス、ア
スピキユラリス属、ブノストムム属、カピラリア属、シ
ヤベルチア属、クーペリア属、ジクチオカウルス属、ジ
ロフイラリア属、蟯虫属、針虫属、ヘテラキス属、ネカ
トール属、ネマトデルス属、ネマトスピロイデス属、ニ
ツポストロンギルス属、エーソフアゴストムム属、オス
テルタジア属、オキセウルス属、パラアスカリス属、円
虫属、ストロンギロイデス属、サイフアシア属、トキサ
スカリス属、トキソカラ属、トリコネマ属、毛様線虫
属、トリキネラ属、トリクリス属、およびウンシナリア
属がある。
動物および/またはヒトを感染させる外部寄生虫の例と
して、筋足動物外部寄生虫、例えば咬む昆虫、あおば
え、のみ、しらみ、だに、吸う昆虫、まだにおよびその
他の双翅類害虫がある。
動物および/またはヒトを感染させる外部寄生虫の属の
例としては、アンビロンマ属、ウシマダニ属、コロプテ
ス属、クリフオレ属、ダモデクス属、ダモリニア属、ウ
マバエ属、ヘマトビア属、ケモノジラミ属、ヘモフイサ
リス属、まだに属、イヌノミ属、キンバエ属、シラミバ
エ属、ウシバエ属、ソレルガテス属、ソロプテス属、リ
ピセフアルス属、ヒゼンダニ属、およびサシバエ属があ
る。
本発明の化合物は、一定の種類の内部寄生虫および外部
寄生虫に対し、生体外および生体内のいずれにおいても
有効であることが見出された。特に、本発明の化合物は
寄生線虫、例えばヘモンカス・コントルツス、オステル
タジア・サーカムシンクタ、コルブリフオルミス毛様線
虫、ウシ肺虫、クーペリア・オンコフエラ、オステルタ
ジア・オステルタジおよびニツポストロンギルス・ブラ
ジリエンシス、ならびに寄生だに、例えばヒゼンダニ属
種、およびソロプテス属種に対し活性であることが見出
された。
従つて、本発明の化合物は内部寄生虫および/または外
部寄生虫感染した動物およびヒトの治療に有用である。
寄生虫の種類は、宿主および感染の優勢な部位によつて
異なる。即ち、例えばヘモンカス・コントルツス、オス
テルタジア・サーカムシンクタおよびコルブリフオルミ
ス毛様線虫は一般に羊に感染し、胃および小腸内に優勢
に存在するのに対し、ウシ肺虫、クーペリア・オンコフ
オラおよびオステルタジア・オステルタジは一般に畜牛
に感染し、各々肺、腸または胃内に優勢に存在する。
さらに、本発明の化合物は、抗真菌活性、例えば、カン
ジダ属種の株、例えばカンジダ・アルビカンスおよびカ
ンジダ・グラブラタ、ならびに酵母菌、例えばサツカロ
ミセス・カールスバーヂエンシスに対する活性を有する
ことが見出された。
また、本発明の化合物は自生性の線虫、セノルハブジチ
ス・エレガンスに対しても活性であることが見出され
た。
また、本発明の化合物は農業、園芸、森林、公衆衛生お
よび貯蔵製品における昆虫、ダニおよび線虫害虫の駆除
にも有効であることが見出された。土壌の害虫、ならび
に穀物(例えば小麦、大麦、とうもろこしおよび米)、
野菜(例えば大豆)、菓物(例えばリンゴ、ぶどうの木
およびかんきつ類)および根菜作物(例えばてん菜糖、
ジヤガイモ)を含む作物の害虫を有効に処理することが
できる。
特に、本発明の化合物は例えば菓物ダニおよびあぶらむ
し、例えばアフイス・フアバエ、アウラコルスム・サー
カムフレクスム、ミズス・ペルシカエ、ネフオテトテイ
クス・シンクチセプス、ニルパルバタ・ルゲンス、パノ
ニクス・ウルミ、フオロドン・フムリ、フイロコプトル
タ・オレイボラ、テトラニクス・ウルチカエおよびトリ
アレウロイデス属に属するもの;線虫例えばアフエレン
コイデス属、クロボデラ属、ヘテロデラ属、メロイドジ
ン属およびパナグレルス属に属するもの;鱗翅類、例え
ばヘリオチス、プルテラおよびスポドプテラ;こくぞう
むし、例えばアンソノムス・グランジスおよびシトフイ
ルス・グラナリウス;小麦粉につく虫、例えばトリボリ
ウム・カスタネウム;ハエ、例えばイエバエ;赤アリ;
リーフ・マイナース;ペアー・サイラ;スリプス・タバ
チ;あぶらむし、例えばブラテラ・ゲルマニカおよびペ
リプラネタ・アメリカナならびに蚊、例えばエデス・エ
ジプチに対しても活性であることが見出された。
従つて、本発明は抗生物質として使用し得る前記式(II
I)(式中、R1はエチルまたはイソプロピル基でありそ
してR2はメチル基である)を有する化合物を提供するも
のである。特に、これらの化合物は内部寄生虫、外部寄
生虫および/または真菌感染した動物およびヒトの治療
に、また農業、園芸、または森林で昆虫、ダニおよび線
虫害虫を駆除するための殺虫剤として使用することがで
きる。また、これらは、一般的にその他の環境、例えば
倉庫、ビルデイングまたはその他の公共地域あるいは害
虫の存在する地域において、害虫を駆除または抑制する
ための殺虫剤として使用することができる。一般に、こ
れらの化合物は宿主(動物、またはヒト、または作物ま
たはその他の植物)または害虫自体もしくは害虫の存在
する場所のいずれかに適用することができる。本発明の
化合物は獣医学またはヒトの薬剤における使用に適した
あらゆる投与方法用に製剤化することができ、従つて本
発明は、本発明の化合物を含有し、獣医学およびヒトの
薬剤における使用に適合した製薬組成物をもその範囲内
に含む。このような組成物は1種以上の好適な担体また
は賦形剤を用いる従来法により、使用に供することがで
きる。
本発明の組成物には、非経口(乳房内投与を含む)、経
口、直腸、局所または移殖用に特定して製剤化された形
態のものも含まれる。無菌であることが要求される組成
物、例えば注射液(乳房内調製液を含む)、点眼薬、軟
膏およびインプラント等に製剤化する場合には、活性成
分自体を無菌的に製造するか、または製造後γ線照射法
またはエチレンオキサイドへの露出等の方法により、滅
菌することができる。
本発明の化合物は、注射による獣医学用またはヒトの薬
剤として、使用するために製剤化することができ、ま
た、必要に応じて保存薬を添加したものを単位投与量形
態、アンプル、またはその他の単位投与量内包物、また
は多投与量内包物とすることもできる。注射用の組成物
は油性または水性媒質中の懸濁液、溶液またはエマルジ
ヨンの形態とすることができ、また調製剤、例えば懸濁
剤、安定剤、溶解剤および/または分散剤を含有するこ
とができる。また、活性成分を、使用前に好適な媒質、
例えば無菌の発熱物質を含まない水、と共に再調製する
ための無菌粉状形態とすることもできる。油性媒質には
多価アルコールおよびそれらのエステル、例えばグリセ
ロールエステル、脂肪酸、植物油例えば落化生油または
綿実油、鉱物油例えば液体パラフイン、およびオレイン
酸エチルならびにその他の類似化合物が含まれる。プロ
ピレングリコール等のその他の媒質も使用することがで
きる。
獣医学用薬剤用の組成物は、長期作用する基剤や迅速に
放出する基剤中の乳房内調製液として製剤化することが
でき、水性または油性媒質中の無菌溶液または懸濁液と
することができる。油状媒質は例えば上記のものであつ
てよく、また、濃化剤または懸濁剤例えば軟または固型
パラフイン、ミツロウ、12−ヒドロキシステアリン、水
素化ひまし油、ステアリン酸アルミニウム、またはモノ
ステアリン酸グリセリルを含有することができる。従来
の非イオン性、カチオンまたはアニオン表面活性剤を単
独で、または組み合わせてこの組成物中に用いることが
できる。
本発明の化合物は、また、獣医学またはヒト用の経口投
与に好適な形態、例えば溶液、シロツプまたは懸濁液と
することができ、あるいは使用前に水またはその他の好
適な媒質と調製するための乾燥粉末の形態とすることが
でき、必要に応じ、芳香剤および着色剤を含有せしめる
こともできる。固体組成物、例えば錠剤、カプセル剤、
トローチ剤、丸剤、丸塊剤、散剤、パスタ剤または顆粒
剤もまた用いることができる。経口用の固体および液体
組成物は当業者に周知の方法で製造することができる。
このような組成物は、製薬上許容し得る固体または液体
状の担体および賦形剤をも含有することができる。固体
投与形態用に好適な製薬上許容し得る担体の例として
は、結合剤(例えば前ゼラチン化トウモロコシデンプ
ン、ポリビニルピロリドンまたはヒドロキシプロピルメ
チルセルロース);充填剤(例えばラクトース、微結晶
セルロースまたはリン酸カルシウム);潤滑剤(例えば
ステアリン酸マグネシウム、タルクまたはシリカ);崩
壊剤(例えばジヤガイモデンプンまたはナトリウムデン
プングリコレート);または潤滑剤(例えばラウリル硫
酸ナトリウム)が含まれる。錠剤は当業者に周知の方法
で被覆することができる。液体投与形態用の好適な製薬
上許容し得る添加物の例としては、懸濁剤(例えばソル
ビトールシロツプ、メチルセルロースまたは水素化食用
油脂);乳化剤(例えばレシチンまたはアカシア);非
水性媒質(例えばアーモンド油、油性エステルまたはエ
チルアルコール);および保存剤(例えばp−ヒドロキ
シ安息香酸メチルまたはプロピル、あるいはソルビン
酸)が含まれ、また安定剤および溶解剤も含むことがで
きる。
経口投与用のパスタ剤を当業者に周知の方法で製剤化す
ることができる。パスタ製剤用に好適な製薬上許容し得
る添加物の例としては、懸濁剤またはゲル化剤、例えば
ニステアリン酸アルミニウムまたは水素化ひまし油;分
散剤、例えばポリソルビン酸エステル、非水性媒質、例
えば落花生油または油性エステル;安定剤および溶解剤
が含まれる。また、本発明の化合物は、獣医学薬剤の場
合、動物の毎日の固体または液体食事摂取物中にとりこ
むことにより、例えば動物の毎日のエサまたは飲料水の
一部として投与することもできる。
頬投与用には、組成物を従来の方法により錠剤、パスタ
剤またはトローチ剤の形態に製剤化することができる。
また、本発明の化合物は、獣医学用薬剤に用いる場合、
例えば活性成分を製薬上許容し得る担体または賦形剤と
共に含有する溶液、懸濁液または分散液の形態である液
体飲薬の形態で経口的に投与することもできる。
また、本発明の化合物は、例えば、従来の坐剤基剤等を
含有する坐剤として製剤化し、獣医学およびヒトの薬剤
に使用することができる。
本発明の化合物は獣医学およびヒトの薬剤に使用するた
めの局所投与用に軟膏、クリーム、ローシヨン、散剤、
ペツサリー、スプレー、浸液剤、エアゾール剤または滴
剤(例えば点眼剤または点鼻薬)として製剤化すること
ができる。例えば軟膏およびクリームは水性または油性
基剤を用い、好適な濃化剤および/またはゲル化剤を添
加して製剤化することができる。眼に投与する軟膏は、
滅菌化合物を用いる無菌方法で製造することができる。
ローシヨンは水性または油性基剤を用いて製剤化するこ
とができ、一般に一種以上の乳化剤、安定剤、分散剤、
懸濁剤、濃化剤、または着色剤をも含有する。
散剤は好適な散剤基剤を用いて製造することができる。
滴剤は水性または非水性基剤を用いて製剤化することが
でき、1種以上の分散剤、安定剤、溶解剤または懸濁剤
をも含有する。また、これらに保存剤を含有せしめても
よい。
吸入による局所投与用とする場合、本発明の化合物をエ
アゾールスプレー形態または通気器用として獣医学およ
びヒトの薬剤用に適用することができる。
本発明の化合物は、他の製薬的に活性な成分と組み合わ
せて投与することができる。獣医学用およびヒトの薬剤
に用いる本発明の化合物の一日の総投与量は、好適には
1〜2000μg/Kg体重、好ましくは10〜1000μg/Kg、より
好ましくは100〜500μg/Kgであり、またこれらを例えば
1日に1〜4回に分割した投与量で投与することができ
る。
本発明の化合物は園芸または農業用に適した様々な形態
に製剤化することができ、従つて本発明は、本発明の化
合物を含有する園芸および農業用に調合された組成物
を、その範囲に含む。このような製剤には乾燥または液
体型が含まれ、例えば粉剤基剤または濃縮薬を含有する
粉剤、溶解性または湿潤性散剤を含有する散剤、微顆粒
および分散性顆粒を含有する顆粒剤、ペレツト剤、流動
剤、エマルジヨン、例えば希釈エマルジヨンまたは乳化
し得る濃縮薬、浸液剤、例えば根浸液剤および種子浸液
剤、種子包帯剤、種子ペレツト剤、油濃縮薬、油液剤、
注射剤例えば幹注射液、スプレー、煙剤および霧剤があ
る。
一般にこれらの組成物は、化合物を好適な担体または希
釈剤と共に含有する。このような担体は液体または固体
とすることができ、化合物を適用する場所に分散せし
め、または使用者が分散性調製物とし得るような製剤を
提供することにより、化合物の適用を助ける目的で用い
られる。このような製剤は当業者に周知であり、従来技
術により、例えば活成成分を担体または希釈剤、例えば
固体担体、溶剤または表面活性剤と共に混合および/ま
たは粉砕することにより、調製することができる。
粉剤、顆粒剤および散剤等の製剤用に好適な固体担体
は、例えば天然鉱物充填剤、例えば珪藻土、タルク、カ
オリナイト、モントモリロナイト、ピロフイライトまた
はスタプルガイトから選ぶことができる。高分散ケイ酸
または高分散吸収性ポリマーを、必要に応じ、組成物中
に含有せしめることができる。使用し得る顆粒化吸収性
担体は、多孔性(例えば軽石、粉砕レンガ、セピオライ
トまたはベントナイト)でも非孔性(例えばカルサイト
または砂)でもよい。使用し得る好適な前顆粒材料は有
機物または無機物であることができ、ドロマイトおよび
すりつぶした植物残渣が含まれる。
担体または希釈剤として使用し得る好適な溶剤には、芳
香族炭化水素、脂肪族炭化水素、アルコールおよびグリ
コールまたはそれらのエーテル、エステル、ケトン、酸
アミド、強極性溶剤、任意にエポキシ化した植物油およ
び水が含まれる。
良好な乳化、分散および/または湿潤特性を有する従来
の非イオン性、カチオンまたはアニオン表面活性剤、例
えばエトキシル化アルキルフエノールおよびアルコー
ル、アルキルベンゼンスルホン酸、リグノスルホン酸も
しくはサルフオコハク酸のアルカリ金属もしくはアルカ
リ土類金属塩、またはポリマーフエノールのスルホン酸
エステルも単独で、または組み合わせて組成物中に用い
ることができる。
必要に応じ、安定剤、抗粘結剤、あわ止め剤、粘性調整
剤、結合剤および接着剤、光安定剤、および肥料、飼育
刺激剤またはその他の活性物質を組成物中に含有せしめ
ることができる。また、本発明の化合物は、他の殺虫
剤、だに駆除薬および殺線虫剤と混合して製剤化するこ
ともできる。
製剤中、活性成分の濃度は一般に0.01〜99重量%、より
好ましくは0.01重量%〜40重量%である。
市販の製品は、一般に、使用に際し適当な活性材料濃
度、例えば0.001〜0.0001重量%に希釈するべく、濃縮
された組成物として販売されている。
園芸および農業用、または獣医学用薬剤として使用する
場合には、活性化合物源として全発酵ブロスを各成分ま
たはフアクターに分離せずに使用することが望ましい。
乾燥ブロス(菌糸体を含有するもの)を使用するか、あ
るいは、固−液分離法または蒸発法によつてブロスから
分離した溶解菌糸体、生きているもしくは死滅した菌糸
体を使用するか、あるいは、菌糸体を分離した後に残存
する発酵ブロスを用いることが望ましい。必要に応じ、
菌糸体を低温殺菌するか、より好ましくは例えば噴霧乾
燥またはローラー乾燥により乾燥することができる。必
要に応じ、ブロスまたは菌糸体を上記の従来の不活性担
体、賦形剤または希釈剤を含有する組成物に製剤化する
ことができる。
先の記載から、一般に本発明の化合物は、感染または侵
襲の原因である生物またはそれらの存在する場所に1種
またはそれ以上の化合物を有効量適用することにより、
感染または侵襲を抑制し得るものであることが認められ
るであろう。
本発明の他の観点から、本発明者らは抗生物質S541また
は上記のそれらの成分もしくはフアクターの製造方法を
提供するものであり、この方法は、少なくとも1種の本
発明の化合物を製造し得るストレプトミセス属の微生物
を培養する工程、および、必要に応じ、これらの化合物
を単離することからなる。この微生物は、本発明の1種
またはそれ以上の化合物を主として製造するものである
ことが好ましい。
生物分類学的研究によれば、上記物質を製造し得るある
種の微生物はストレプトミセス属の新規な種に属するも
のであり、ストレプトミセス・サーモアルケンシスと命
名された。土壌分離体であるこの微生物の試料は、英国
アバディーンに所在のナショナル・コレクション・オブ
・インダストリアル・バクテリア.トリー・リサーチ・
ステイションの永久培養菌コレクションに国際寄託さ
れ、受託番号NCIB 12015が付与された。ストレプトミセ
ス・サーモアルケンシスNCIB 12015の形態学的および培
養特性は以下に記載するが、この微生物は、抗生物質S5
41生産性のその他のストレプトミセス属の株と共に、本
発明の他の特徴部分を構成している。特に、本発明は、
ストレプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015と本
質的に等しい形態学的および培養特性を有するものをそ
のメンバーとする新規な種のストレプトミセスにも及ぶ
ものである。
また、本発明はS・サーモアルケンシスNCIB 12015の発
酵によつて製造し得る全ての化合物、および式(I)の
化合物の光学異性体である全ての化合物にも及ぶもので
ある。
好ましいストレプトミセス属の微生物はストレプトミセ
ス・サーモアルケンシスNCIB 12015またはその突然変異
体である。
ストレプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015の突
然変異体は、自然発生的にも生成するが、またウイーン
で1973年に開催されたインターナシヨナル・アトミツク
・エナージー・オーソリテイーのシンポジウムに先立
ち、「ラジエーシヨン・アンド・ラジオアイソトープ・
フオア・インダストリアル・マイクロオーガニズムズ」
p241のH.I.アドラーにより「ラクニクス・フオア・ザ・
デヴエロツプメント・オブ・マイクロ−オーガニズム
ズ」に概説された方法等、種々の方法により製造するこ
ともできる。これらの方法にはイオン化放射法、化学的
方法、例えばN−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソ
グアニジン(NTG);熱;遺伝学的方法、例えば組換
え、形質導入、形質転換、溶原生成および溶原変換、な
らびに自発的突然変異体の選択操作が含まれる。かくし
て、一例として本発明者らは4種のストレプトミセス・
サーモアルケンシスNCIB 12015の突然変異体種を得、そ
れら各種を英国アバディーンに所在のナショナル・コレ
クション・オブ・インダストリアル・バクテリア.トリ
ー・リサーチ・ステイションの永久培養菌コレクション
に国際寄託し、それらには受託番号NCIB 12111、NCIB 1
2112、NCIB 12113およびNCIB 12114が付与された。スト
レプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12111、1211
2、12113および12114およびそれらの突然変異体もまた
本発明の一部を成す。
菌株NCIB 12015は1984年9月10日に寄託された。菌株NC
IB 12111〜4は1985年6月26日に寄託された。
突然変異体種NCIB 12111、12112、12113および12114を
ストレプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015をNT
Gで処理することによつて得、次いでホリデイの一工程
法(R.ホリデイ(1956)「ネイチヤー」178巻987頁)に
よつて特定した。
突然変異種NCIB 12114はストレプトミセス・サーモアル
ケンシスNCIB 12015の自発的突然変異によつて発生した
ものであり、硫酸ストレプトマイシン100μg/mlに28℃
で5日間露出した後も生存可能であり、その後もストレ
プトマイシンに対する抵抗力を有することが認められ
た。
生物分類学的研究により、ストレプトミセス・サーモア
ルケンシスは未だ公開されていない新規な種の微生物で
あることが判明した。これらの特性を以下に記載する
が、それらはこれら全ての種に本質的な特性である。実
質的に類似した本質的特性を有する全ての微生物を含む
この種の全ての微生物に本発明が及ぶことは自明であ
る。
好ましい胞子形成培地、オートミール寒天、麦芽−酵母
寒天および無機塩−デンプン寒天(シヤーリング、E.B.
およびゴツトリーブ,D.(1966)Int.J.Syst.Bacterio
l、16巻、313〜340頁)上でストレプトミセス・サーモ
アルケンシスNCIB 12015は夥しく増殖し、安定な基質菌
糸体と主菌子から出た側板としての開らせん鎖状の胞子
を有する架空菌糸体とを生成する。これらの培地上にお
いて転換着色(reversepigmentation)は黄色/茶色で
あり、胞子体は灰色である。×100に拡大してみると、
胞子体は鎖1本につき2〜5巻のらせんを有し、らせん
の1巻毎に5〜10個の胞子を有する。平均すると、胞子
体は20〜30個の胞子を有している。倍率×12000の走査
電子顕微鏡により、この胞子はなめらかな外面を有し、
最も厚い部分で0.7μm×1.4μmの寸法を有する楕円形
状を有することがわかつた。ストレプトミセス・サーモ
アルケンシスNCIB 12015はグラム陽性であり、20℃〜50
℃において成長し、かつ、胞子を形成することができ
る。
後に記載するデータと「バーゲイズ・マニユアル・オブ
・デタミネイテイブ・バクテリオロジー(エイス.エデ
イトン)」に公開された記述との比較により、微生物ス
トレプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015はスト
レプトミセス属に属することが判明した。
ストレプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015が属
する種の段階の同定はウイリアムス等(J.Gen.Microbio
l(1983年)129巻、1815〜1830頁)によつて報告された
コンピユーター化された同定マトリツクスを用いて行つ
た。上記の著者によつて示された41の生物分類学的試験
をストレプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015に
行つた結果を下記に示す。
特 性 結 果 胞子鎖分岐 − 胞子鎖網状構造 − 胞子鎖矯正可撓性 − 胞子鎖らせん + 菌子体の分断 − なめらかな胞子表面 + しわになつた胞子表面 − 灰色の胞子色 + 赤色の胞子色 − 緑色の胞子色 − 転換 黄色/茶色 + 転換 赤色/橙色 − メラニン形成 − アドニトールの利用 − セロビオースの利用 + D−フラクトースの利用 + メソ−イノシトールの利用 − イヌリンの利用 + マンニトールの利用 − ラフイノースの利用 + ラムノースの利用 + D−キシロースの利用 + DL−α−アミノブチル酸の利用 − L−ヒスチジンの利用 + L−ヒドロキシプロリンの利用 − アラントインの分解 + アルブチンの分解 + キサンチンの分解 + ペクチンの分解 + レシチンの分解 − 硝酸塩の還元 + 硫化水素の生成 + ナトリウムアジド耐性(0.01%、w/v) − 塩化ナトリウム耐性(7%、w/v) − フエノール耐性(0.0%、w/v) + 45℃における成長 + ネオマイシンに対する抵抗性(50μg・ml-1) − リフアンピシンに対する抵抗性(50μg・ml-1) + アスペルギルス・ニガーLTV131に対する抗生 + バチルス・サブチリスNCIB3610に対する抗生 − ストレプトミセス・ムリヌスISP5091に対する抗生 + この微生物は23の主種分類群(major species groups)
(ウイリアムス,S.T.等、(1983年)「J.Gen.Microbio
l」129巻、1815〜1830頁)、またはウイリアムスおよび
共同研究者によつて定められた副種分類群(minor spec
ies groups)および単独メンバー群(single member cl
usters)(J.Gen.Microbiol(1983年)129巻、1743〜18
13頁)のいずれにも属さなかつた。さらに、ストレプト
ミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015の特性を「バー
ジエイズ・マニユアル・オブ・デターミネイテイブ・バ
クテリオロジー」(第8版)、シヤーリングおよびゴツ
トリーブによるISP報告(Int.J.Syst.Bacteriol.(1968
年)18巻、69〜189頁;Int.J.Syst.Bacteriol.(1968
年)18巻、279〜392頁;Int.J.Syst.Bacteriol.(1969
年)19巻、391〜512頁;Int.J.Syst.Bacteriol.(1972
年)22巻、265〜394頁)に記載された公知のストレプト
ミセス種の記述、および1980年からの「インターナシヨ
ナル・ジヤーナル・オブ・システマテイツク・バクテリ
オロジー」に明確に記載された新規な種と比較した。
ストレプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015と合
致するものが既に開示された種には見出されなかつたこ
とから、本発明者らはストレプトミセス・サーモアルケ
ンシスNCIB 12015がストレプトミセス属に属する新規な
種の新規な微生物であると信じるに至つた。
突然変異体株NCIB 1211、、12112、12113、12114および
12115は全てストレプトミセス・サーモアルケンシスと
実質的に同様の本質的特性を有する。しかしながら、NC
IB 12111は成長にアデニンを必要とし、NCIB 12112は成
長にセリンを必要とし、NCIB 12113は成長にヒスチジン
を必要とし、NCIB 12114はストレプトマイシンに対する
耐性を有する。
S541抗生物質を製造し得る微生物は、線虫セノルハブデ
イテイス・エレガンスを用いる従来の小規模試験によつ
て容易に見出すことができる。この試験には、例えば、
試験試料を線虫の懸濁液に添加し、その後の線虫の生育
力に及ぼす作用を観察することによる方法がある。
好適なストレプトミセス微生物の発酵による抗生物質S5
41の製造は、従来方法、例えばストレプトミセス微生物
を同化性の炭素、窒素および鉱物塩源の存在下で培養す
ることにより行うことができる。
同化性の炭素、窒素および鉱物源は、単独または複数の
栄養源から得ることができる。一般的な炭素源としては
グルコース、マルトース、デンプン、グリセロール、モ
ラセス、デキストリン、ラクトース、スクロース、フラ
クトース、カルボン酸、アミノ酸、グリセリド、アルコ
ール、アルカンおよび植物油が含まれる。炭素源は一般
に発酵培地の0.5〜10重量%を占める。
一般に窒素源としては、大豆穀粉、とうもろこし浸漬
液、デイステイラーズソルブルズ(distilleras solubl
es)、酵母エキス、綿実ミール、ペプトン、粉砕クルミ
ミール、麦芽抽出物、糖蜜、カゼイン、アミノ酸混合
物、アンモニア(気体または溶液)、アンモニウム塩ま
たは硝酸塩が含まれる。尿素やその他のアミドも使用す
ることができる。窒素源は一般に発酵培地の0.1〜10重
量%を占める。
培養培地に混入し得る栄養素としての鉱物塩には、一般
に用いられているナトリウム、カリウム、アンモニウ
ム、鉄、マグネシウム、亜鉛、ニツケル、コバルト、マ
ンガン、バナジウム、クロム、カルシウム、銅、モリブ
デン、ホウ素、リン酸塩、硫酸塩、塩化物および炭酸塩
イオンを生じ得る塩が含まれる。
あわ止め剤は過剰な発泡を抑制するために用いられ、必
要に応じ、時々添加する。
ストレプトミセス微生物の培養は、一般に、20〜50℃、
好ましくは25〜40℃、特に34℃前後の温度で行い、また
通気および振とうまたは攪拌によつてかきまぜながら行
うことが望ましい。最初に培地に少量の胞子形成微生物
の懸濁液を接種するのであるが、成長の遅滞を避けるた
めには、少量の培養培地に胞子状の微生物を接種して微
生物の栄養接種物(vegatative inoculum)を調製し、
得られた栄養接種物を発酵培地に移植するか、あるい
は、より好ましくは、主発酵培地に移植する前に1以上
の接種段階を経てさらに成長させておく。発酵は一般に
pH5.5〜8.5、好ましくは5.5〜7.5で行う。
発酵は2〜10日間、例えば約5日間行う。
全発酵物から抗生物質S541およびそのあらゆる成分また
はフアクターを含有する物質を分離すること、あるいは
ある成分またはフアクターを単離することを望む場合に
は、従来の単離および分離操作を用いて行うことができ
る。本発明の抗生物質S541は主として細胞の菌糸体中に
含有されているが、発酵ブロス中にも見出され、精製の
前または後に発酵ブロスに対し単離操作を行うこともで
きる。単離操作の選択にあたつては、各場合に応じ、広
い範囲から適合するものを選択することが望ましい。
抗生物質S541の単離および分離には種々の分別操作が用
いられ、例えば吸着−溶出、沈澱、分別結晶および溶媒
抽出があり、これらを様々に組み合わせることもでき
る。
溶媒抽出およびクロマトグラフイーおよび分別結晶が本
発明の化合物の単離および分離に最も適していることが
見出された。
発酵後、菌糸体を従来の操作、例えば、過または遠心
沈澱法を用いて回収する。その後、この物質を例えば好
適な有機溶媒、例えばケトン、例えばアセトン、メチル
エチルケトンもしくはメチルイソブチルケトン;炭化水
素、例えばヘキサン;ハロゲン化炭化水素、例えばクロ
ロホルム、四塩化炭素もしくは塩化メチレン;アルコー
ル、例えばメタノールもしくはエタノール;またはジオ
ール、例えばプロパン1,2−ジオール;またはエステ
ル、例えば酢酸メチルまたは酢酸エチルで菌糸体から抽
出する。菌糸体がかなりの量の水を含有する場合には、
水溶性溶媒を用いることが好ましい。
一般に、最大限の回収を達成するためには、2以上の抽
出を行うことが望ましい。好ましくは、最初の抽出は水
に混和する溶媒、例えばメタノールまたはアセトンを用
いて行う。溶媒の除去により、抗生物質が粗抽出物とし
て得られる。溶媒抽出物自体も、所望に応じ、溶媒の容
量を蒸発等によつて減少させた後に抽出することができ
る。この段階では、水と混和しない溶媒、例えばヘキサ
ン、クロロホルム、塩化メチレンまたは酢酸エチルまた
はそれらの混合物を用いることが好ましく、抗生物質化
合物を充分に分離するに足る量の水を添加する。水に混
和する相を除去することにより、抗生物質S541を含有す
る物質が得られる。所望に応じ、好適な溶媒、例えばイ
ソプロパノールからの結晶化により、フアクターBを分
離することができる。
活性化合物および/またはフアクターの(全てのフアク
ターまたは存在する他のマクロライド化合物からの)精
製および/または分離は従来操作、例えば好適な担体、
例えばシリカ、非官能性巨大網状吸着樹脂、例えば架橋
ポリスチレン樹脂、例えばアンバーライトXAD-2、XAD-4
またはXAD-1180樹脂(Rohm & Haas Ltd社製)またはS1
12樹脂(Kastell Ltd社製)上でのクロマトグラフイー
(高性能液体クロマトグラフイーを含む)、あるいは有
機溶媒と適合し得る架橋デキストラン、例えばセフアデ
ツクスLH20(Pharmacia UK Ltd社製)上でのクロマトグ
ラフイー、あるいは、高性能液体クロマトグラフイーの
場合には可逆相担体、例えば炭化水素結合シリカ、例え
ばC18-結合シリカ上でのクロマトグラフイーによつて行
うことができる。担体は床状、またはより好ましくはカ
ラムに充填した形態とすることができる。非官能性巨大
網状樹脂、例えばXAD-1180またはS112の場合には、有機
溶媒、例えばアセトニトリルと水との混合物を溶出に用
いることができる。
一般に、好適な溶媒中の化合物の溶液を、必要に応じま
ず溶媒の量を減少させた後、シリカまたはセフアデツク
スカラム上にローデイングする。このカラムは、必要に
応じ洗浄した後、好適な極性溶媒で溶出せしめることが
できる。セフアデツクスおよびシリカの場合には、アル
コール、例えばメタノール;炭化水素、例えばヘキサ
ン;アセトニトリル;ハロゲン化炭化水素、例えばクロ
ロホルムまたは塩化メチレン;またはエステル、例えば
酢酸エチルを溶媒として用いることができる。これらの
溶媒を組み合わせたものも水と共に、または水なしで用
いることができる。
本発明の化合物の溶出および分離/精製は従来の操作、
例えばクロマトグラフイー、例えば薄層クロマトグラフ
イーおよび高性能液体クロマトグラフイーにより、ある
いは先に記載した化合物の特性を利用することにより監
視することができる。
シリカ上のクロマトグラフイーでは、好ましくはクロロ
ホルム;酢酸エチル等の溶出液を用いることにより、容
易に抗生物質S541が成分IおよびIIに分離され、成分I
が初めに溶出する。次いでクロマトグラフイー、例えば
高性能液体クロマトグラフイーを用いることにより、フ
アクターB、EおよびFを成分Iから容易に得ることが
できる。同様にして、フアクターA、CおよびDを成分
IIから容易に単離することができる。次に、アルコー
ル、例えばメタノールまたはイソ−プロパノールからの
結晶化により、フアクターBをフアクターEおよびFか
ら分離することができる。フアクターEおよびFを含有
する母液を、必要に応じ、シリカ上でのクロマトグラフ
イー等によつてさらに精製し、フアクターEおよびFを
高性能液体クロマトグラフイーにより単離することがで
きる。これらのフアクターを得た後、さらにメタノー
ル、イソ−プロパノールまたはメタノール/水混合物か
らの結晶化によつて精製することができ、また本発明は
結晶状の本発明の化合物にも及ぶ。
前述の操作を適宜組み合わせることにより、本発明の化
合物が固体として単離された。上記の精製工程を行う順
序および用いるそれらの工程の選択を広範に変化し得る
ことは明らかである。
かくして、フアクターBが90%を越える純度を有する結
晶性の固体として得られた。同様に、フアクターA、
C、D、EおよびFもまた90%を越える純度で得られ
た。しかしながら、上記の如く、これらのフアクターは
それらの使用目的に適した純度で使用することができ
る。ヒトの薬剤として使用する場合には、少なくとも90
%、好ましくは95%を越える純度であることが望まし
い。獣医学または農業または園芸に用いる場合には、よ
り低い純度、例えば50%以下の純度で充分である。
下記の実施例で本発明を説明する。以下の略称を用い
る;tlc−薄層クロマトグラフイー(別記しない限り、Me
rck 5735、シリカ60プレートを用い、CHCl3:酢酸エチ
ル(3:1)で展開する);CCM−カラムクロマトグラフイ
ー(別記しない限り、Merck 7734、シリカ60充填(別記
しない限り200×4cmカラム)を用い、CHCl3:酢酸エチ
ル(3:1)で溶出する);hplc−高性能液体クロマトグラ
フイー;PE−石油エーテル(別記しない限り、沸点60〜8
0℃);L−リツトル;EA−酢酸エチル。
実施例中に記載される培地A、BおよびCとは、下記の
ものを示す。
培地A gL-1 D−グルコース 15.0 グリセロール 15.0 ソヤペプトン 15.0 NaCl 3.0 CaCO3 1.0 蒸留水を加えて1とし、高圧滅菌する前にpHをNaOH水
溶液でpH7.0に調整した。
培地B gL-1 D−グルコース 2.5 麦芽デキストリンDM30E(Roquette(UK)Ltd社製)25.0
Arkasoy 50(Brtish Arkady Co.Ltd社製) 12.5 糖蜜 1.5 K2HPO4 0.125 炭酸カルシウム 1.25 MOPS(3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸) 2
1.0 蒸留水を加えて1とし、高圧滅菌する前にpHを5 N Na
OHで6.5に調整した。
培地C gL-1 D−グルコース 2.5 麦芽デキストリンMD30E(Roquette(UK)Ltd社製)25.0
Arkasoy 50 12.5 ビート糖蜜 1.5 K2HPO4 0.125 CaCO3 1.25 シリコーン1520(Dow Corning社製) 0.625 蒸留水を加えて1とし、滅菌する前にpHを6.5に調整
した。
実施例 1 ストレプトミセス・サーモアルケンシス(Streptomyces
thermoarchaensis)NCIB 12015の胞子を以下の成分: gL-1 酵母エキス(オキソイドL21) 0.5 麦芽エキス(オキソイドL39) 30.0 菌学上のペプトン(オキソイドL40) 5.0 寒天No.3(オキソイドL13) 15.0 上記に蒸留水を加えて1にし、そのpHを約5.4に調整
する から調製された寒天スラント上に接種しついで28°で10
日間培養した。ついでこの成熟したスラントを10%グリ
セロール溶液(6ml)で被覆しそして胞子および菌糸を
離すために滅菌具でこすり取つた。生成する胞子懸濁液
の0.4ml定量を滅菌ポリエチレンストローに移しついで
それらをヒートシールし、必要とされるまで液体窒素蒸
気中に貯蔵した。
上記の1本のストローの含量を10ml培地Aに接種するの
に使用しついで50mm直径の軌道運動を有して250rpmで回
転する振とう機上で28℃において3日間培養した。この
培養された培地はそれぞれ10mlおよび50mlの培地Bを含
有する2個の250ml三角フラスコおよび15本の管に2%
の量で接種するのに使用された。
これらの管およびフラスコを28℃で5日間増殖させつい
でそれらの培養菌を真空下で別々にろ過しそして細胞を
培養ろ液の容量と同じ1容量のメタノールで30分間振と
うした。
管およびフラスコの両方で増殖した細胞のエキス中にカ
ノルハブジチスエレガンス(Caenorhabditis elegans)
に対する活性が検出され、これらの菌糸エキスを一緒に
してかさばらせ、蒸発乾固しついで再びメタノールで抽
出して濃縮物(6ml)にし、これをメタノールで溶離さ
れるセフアデツクスLH20のカラム(110×2.5cm)に入れ
た。各10mlフラクシヨンを集めた。
フラクシヨン21〜28をプールし、蒸発させて油状残留物
(156mg)を得、これをCHCl3:EA(3:1)で抽出して抽出
物(3ml)を得ついでそれをCCM(55×2.5cmカラム)に
かけた。各10mlフラクシヨンを集めそして螢光指示薬含
有のプレートを使用してtlcにより分析した。フラクシ
ヨン20-23およびフラクシヨン36-44は螢光を消光しそし
て本発明者等が成分I(Rf0.70)および成分II(Rf0.4
3)として同定した2つの主要な領域を生成した。フラ
クシヨン20-23を蒸発させて成分Iを固形物(9mg)とし
て得た。λmax238nm、▲E1 1▼340;λmax245nm、▲E1 1
350;およびλmax254nm、▲E1 1▼200。フラクシヨン36-4
4を蒸発させて成分IIを固形物(11mg)として得た。λ
max238nm、▲E1 1▼440;λmax245nm、▲E1 1▼460;および
λmax254nm、▲E1 1▼280。
実施例 2 50mlの培地Aを含有する2個の250ml三角フラスコのそ
れぞれに前記実施例1に記載のようにして調製されたス
トローから採取したストレプトミセス・サーモアルケン
シスNCIB 12015の胞子懸濁液0.2mlを接種した。これら
のフラスコを50mm直径の軌道運動を有して250rpmで回転
する振とう機上で28℃において3日間培養し、ついで両
フラスコの内容物は培地B(12l)を含有する20l発酵容
器に接種するために使用された。この培養菌を5日間の
増殖後に収穫しそして実施例3に記載のように処理し
た。
実施例 3 実施例2に記載のようにして得られた発酵肉汁(12l)
を28℃で5日間増殖させた後に収穫しついで遠心分離し
た(10℃で15分間4,200rpmにおいて)。その細胞ペレツ
トをメタノール(5l)と混合しついで4℃において20時
間放置した。菌糸エキスをろ過し、40℃で蒸発させつい
でブタン−1−オール(100ml)の添加後に共沸蒸留に
付した。ついでこのエキスを200mlずつのメタノールで
5回処理しそして各抽出物を一緒にし、それらを蒸発さ
せ100mlにし、それからセフアデツクスLH20のカラム(1
12×5cm)に入れた。このカラムをメタノールで溶離さ
せついで200mlの前留分後に50mlフラクシヨンを集め
た。フラクシヨン40-90をプールしついで蒸発させて油
状残留物(3.85g)を得た。この残留物を77mlのCHCl3:E
A(3:1)で抽出し、ろ過しついでCCMに付して、200mlの
前留分後に15mlフラクシヨンを集めた。
成分Iを含有するフラクシヨン124-142をプールしつい
で蒸発させて固形物(253mg)を得、このうちの216mgを
hplc(Zorbax ODS、25×2.1cm、80% CH3CN/H2O)に
より精製した。成分IIを含有するフラクシヨン250-320
をプールしついで蒸発させて固形物(602mg)を得、こ
のうちの540mgをhplcにより精製し(フラクシヨン124-1
42の場合のように)そして数回の留分からのフラクシヨ
ンを集めた。
hplcカラムから溶出された物質は243nmでのUV分光分析
により調査された。この波長で吸収するピークを乾燥し
そしてi)カノルハブジチスエレガンス(Caenorhabdit
is elegans)に対する活性を試験しついでii)tlcによ
り分析した。またカノルハブジチスエレガンスに対して
活性であつた4個のピークは0.39〜0.46または0.70〜0.
75の範囲のRf値を有した。
成分Iは0.70〜0.75のRf値を有する1個のピークを与え
たが、このピークはフアクターBとして指定されてい
る。成分IIは0.39〜0.46のRf値を有する3個のピークを
与えたが、これらのピークはフアクターA、フアクター
CおよびフアクターDとして指定されている。
フアクターAは試料の注入後に260〜340mlでhplcカラム
から溶出され、tlcによるRf値0.44を有した。フアクタ
ーBは試料の注入後に270〜310mlでhplcカラムから溶出
され、tlcによるRf値0.72を有した。フアクターCは試
料の注入後に160〜180mlでhplCカラムから溶出され、tl
cによるRf値0.4を有した。フアクターDは試料の注入後
に220〜250mlでhplcカラムから溶出され、tlcによるRf
値0.42を有した。フアクターA、B、CおよびDの上記
以外の特性については後に記載する。
実施例 4 実施例1に記載のようにして調製されたストローから採
取したストレプトミセス・サーモアルケンシス菌NCIB 1
2015の胞子懸濁液0.4mlを培地A(50ml)を含有する250
ml三角フラスコに接種するのに使用した。このフラスコ
を50mm直径の軌道運動を有して250rpmで回転する振とう
機上において28℃で4日間培養した。ついで一部分(8m
l)を、それぞれが400mlの上記と同一の培地を含有する
2個の2l平底フラスコの各々に接種するのに使用しつい
で上記と同一の条件下で3日間培養した。
ついで上記両フラスコの内容物をシリコン525〔ダウ−
コーニング社製、0.0625%(v/v)〕で追加された培地
B(40l)を含有する発酵容器(70l)に接種するのに使
用した。必要に応じてシリコン消泡剤を添加し、20%以
上の飽和状態の溶解酸素量を維持するのに充分な通気を
行ないそして振とうさせながら発酵を実施した。10日後
に発酵物を取り出し、その肉汁(40ml)を遠心分離(15
000r.p.m.)により清澄した。残留する上澄み液を水(5
l)で置換し、回収した細胞(1.4Kg)を−20°で凍結さ
せた。
1週間後この凍結した細胞を解凍し、メタノール(15
l)中に懸濁させついで15時間温和に攪拌した。ついで
この懸濁液を過し、固形残留物をメタノール(10l)
で再抽出した。一緒にしたろ液(25l)を水(12l)で希
釈し、PE(25l)で抽出した。30分後各相を遠心分離に
より分離した。
下方のメタノール相をPE(25l、15lおよび15l)で3回
再抽出した。一緒にしたPE相(80l)をPfaudler 8.8-12
V-27ワイピング処理されたフイルム蒸発器(蒸気圧0.1
バール、蒸気温度20°、スチーム温度127°)に3回通
して濃縮しついでその濃縮物(8l)を硫酸ナトリウム
(1Kg)で乾燥させそしてさらに回転フイルム蒸発器中
において減圧下40°で濃縮した。その油状残留物(15m
l)をCHCl3およびEAの混合物(70ml、3:1v/v)中に溶解
しそしてCCMにかけて1400mlの前留分の後に約40mlのフ
ラクシヨンを集めた。
フラクシヨン45-65を一緒にしついで蒸発させてフアク
ターB(940mg、実施例3で定義されたもの)を得、こ
れをメタノールから2回そして最後にニトロメタンから
結晶化させた。それらの結晶を単結晶X−線回折分析に
かけたところ、それらはCu-Kα放射線(λ=1.54178
Å)を用いての回折計上で測定してa=10.171(3)、
b=13.317(5)、c=25.032(7)Å、v=3391
、空間群P212121、DC=1.18gcm-3、2169独立観測反
射(independent observed reflections)(θ58°)
に関してR=0.053を有する斜方晶の透明プリズムであ
ることが示された。X−線結晶学により決定された構造
は第5図に示されている。
実施例 5(本発明化合物のファクターEおよびファク
ターFの製法) 増殖期間を2日間にして実施例4に記載のようにストレ
プトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12015の接種物を
調製し、これをシリコン525の代わりにポリプロピレン2
000(0.06%v/v)が追加された培地B(40l)を含有す
る発酵容器(70l)に接種するために使用した。発泡を
阻止するために発酵中、必要に応じてポリプロピレン20
00を加えた。発酵は30%以上の飽和度を有する溶解酸素
量を維持するのに充分な通気を行ないそして振とうさせ
ながら28℃において実施された。24時間の発酵後一部分
の肉汁(9l)を以下のようにして調製された培地(450
l)を含有する発酵そう(700l)に移した。
gL-1 D−グルコース 2.8 麦芽デキストリン(MD 30E) 27.8 アルカソイ(Arkasoy) 13.9 糖蜜 1.7 K2HPO4 0.14 CaCO3 13.9 シリコン525(ダウコーニング社製) 0.06%(v/v) 減菌前にpH6.5に調整した。
発酵は20%以上の飽和度を有する溶解酸素量を維持する
のに充分な通気を行ないそして振とうさせながら28℃に
おいて実施された。必要に応じてポリプロピレン2000消
泡剤を加えた。2日後H2SO4を添加してそのpHを7.2に調
整した。5日後に発酵物をとり出した。
肉汁(450l)を遠心分離により清澄し、残留上澄み液を
水(20l)で置換した。回収した細胞(25.5Kg)を、全
量を75lにするのに充分なメタノール中において1時間
攪拌した。この懸濁液をろ過し、固形残留物をメタノー
ル(35l)で再抽出しついでろ過した。一緒にしたろ液
(87l)を水(40l)で希釈しそしてPEで抽出した。30分
後各相を遠心分離により分離しついで下方のメタノール
相を水(40l)の添加後にPE(30l)で再抽出した。分離
後、下相を再びPE(30l)で抽出した。一緒にしたPE相
(85l)はフアンドラー(Pfandler)8.8-12V-27ワイプ
ドフイルム蒸発器(蒸気圧0.1バール、蒸気温度20°、
スチーム温度127°)に3回通すことにより濃縮した。
濃縮物(9l)を硫酸ナトリウム(2Kg)で乾燥し、さら
に回転フイルム蒸発器中において減圧下40°で濃縮し
た。油状残留物(130g)をCHCl3中に溶解して190mlにし
ついでこれをCCM〔CHCl3中において充填され且つ洗浄
(500ml)されたカラム〕にかけて1,400mlの前留分の後
に約40mlのフラクシヨンを集めた。
フラクシヨン32-46を一緒にしついで蒸発させて油状物
(21.2g)を得た。フラクシヨン47-93を一緒にしついで
蒸発させて油状物(20.1g)を得、これをCHCl3:EA(3:
1)中に溶解して50mlにしそしてCCMにかけて1400mlの前
留分の後に約40mlのフラクシヨンを集めた。フラクシヨ
ン22-36を一緒にしついで蒸発させて油状物(3.1g)を
得、これを最初のカラムからのフラクシヨン32-46より
得られた油状物に加えた。一緒にした油状物を沸騰メタ
ノール(4ml)中に溶解し、ついでこれを熱プロパン−
2−オール(20ml)に加えて放置後に結晶性フアクター
B(2.57g)を得た。
フアクターBの結晶化後の母液を蒸発させて油状物を
得、これを等容量のCH2Cl2中に溶解しついでCH2Cl2中に
充填されたメルク珪藻土(70-230メツシユASTM、Art.No
7734)のカラム(30×2.2cm)上に入れた。その床をCH
2Cl2(2床容量)で洗浄しついでCHCl3:EA(3:1)(2
床容量)で溶出させた。溶出物を蒸発させて油状物を
得、これをメタノール中に溶解しそしてSpherisorb S5
ODS-2(250mm×20mm、フエイズセパレーシヨン(Phase
Sep.)社製)上でプレパラテイブhplcにかけた。試料
(5ml)を1分間かかつてカラム上に注入しついでその
カラムを以下の条件下において アセトニトリル:水(7:3)で溶出させた。
hplcカラムから溶出される物質は238nmでUV分光法によ
り調べた。26.3分で溶出されるピークを有するフラクシ
ヨンを一緒にし、それを蒸発させてフアクターEを固形
物として得た。36.4分で溶出されるピークを有するフラ
クシヨンを一緒にし、それを蒸発させてフアクターFを
固形物として得た。フアクターEおよびFのこれ以外の
特性は後に記載される。
実施例 6 117時間後に取り出された発酵肉汁(実施例2で調製さ
れたものと同様の)をオートクレーブ(121℃、1時
間)に入れ、室温に冷却しついで磁気攪拌機上で攪拌し
て細胞の均質懸濁液を得た。2つの部分(2ml)を遠心
分離にかけ(12,000g、2分、室温)、その上澄みを傾
写し、残留細胞を水(2ml)中に懸濁し、完全に混合し
ついで再び遠心分離にかけた(12,000g、2分、室
温)。上澄みを傾写後それらの細胞を蒸留水(2mlずつ
の)で2回以上洗浄した。ついで洗浄した細胞を水(2m
l)またはメタノール(2ml)のいずれかと完全に混合し
ついで時々振とうさせながら室温に1.5時間放置した。
これらの懸濁液を再び遠心分離にかけ(12,000g、2
分、室温)そして引き続き上澄みを水中で希釈した。水
性懸濁液からの細胞を再び水中に懸濁し、直ちに引き続
き水中で希釈した。各希釈液の一部分(10μl)をNa2H
PO4(6g/l)、K2HPO4(3g/l)、NaCl(5g/l)およびMgS
O4・7H2O(0.25g/l)を含有し、pH7.0に調整された緩衝
溶液中の線虫カノルハブジチスエレガンス(Caenorhabd
itis elegans)の懸濁液(200μl)に加えた。4時間
後、試験混合物のどの希釈が試験懸濁液中において線虫
の98%以上にわたつて固有運動性の全阻害をもたらすか
を見出すために前記線虫懸濁液を調べた。メタノールエ
キスの5倍希釈に1個、25倍希釈に1個、250倍希釈に
1個および500倍希釈に1個、細胞懸濁液の5倍希釈に
1個、25倍希釈に1個、250倍希釈に1個、500倍希釈に
1個および1000倍希釈に1個そして水性エキスの2倍希
釈に1個、4倍希釈に1個および8倍希釈に1個が200
μlの線虫懸濁液に10μlを加えた際に線虫のこのよう
な抑制をもたらすことが見出された。
実施例 7 50mlの培地Aまたは50mlの培地Bのいずれかを含有する
250ml三角フラスコに実施例1に記載のようにして調製
されたストローから採取したストレプトミセス・サーモ
アルケンシスNCIB 12015の胞子懸濁液0.4mlを接種し
た。培地Aまたは培地Bを含有するフラスコを50mm直径
行程を有して250rev/分で操作される回転振とう器上で2
8°において2日間培養した。ついで各培地からの一部
分(8ml)を400mlの同一培地(それぞれAまたはB)含
有の2l平底フラスコに接種するのに使用した。これらの
フラスコを同一条件下で2日間培養した。
2個の70l発酵そうのそれぞれに2フラスコの培地Aを
接種しそして1個の他の70l発酵そうに2フラスコの培
地Bを接種した。各発酵そうは40lの培地Cを含有して
いた。
各発酵は、30%以上の飽和度の溶解酸素量を維持するの
に充分な通気を行ないそして振とうさせながら34°で実
施された。約24時間発酵させた後にH2SO4水溶液を添加
してそのpHを7.2に調整した。必要に応じてポリプロピ
レングリコール2000消泡剤を加えた。5日後これらの発
酵物を取り出して、まとめた。
培地Bを含有する2フラスコが接種された1個の他の70
l発酵そうはシリコン1520(0.06%)の追加された培地
Bを含有した。この発酵は、30%以上の飽和度の溶解酸
素量を維持するのに充分な通気を行ないそして振とうさ
せながら28°において実施された。発泡を抑制するため
に必要に応じてポリプロピレングリコール2000を加え
た。24時間後9l部分を、450lの培地Cを含有する700l発
酵そうに移した。
この発酵は30%以上の飽和度の溶解酸素量を維持するの
に充分な通気を行ないそして振とうさせながら34℃にお
いて実施された。発泡はポリプロピレングリコール2000
の添加により抑制されそして約24時間の発酵後にそのpH
はH2SO4水溶液の添加で7.2に調整された。この発酵物を
4日後に取り出しついで前記の3個の40l発酵物と一緒
にしてまとめた。
このまとめた収穫物肉汁を約120l/時間でシヤープルズ
(Sharples)AS 16FYに通して遠心分離した。遠心分離
器中の残留上澄みを水で置換した。
回収した細胞(11.65Kg)をシルバーソン(Silverson)
ミキサーでメタノール(33l)中において乳化した。60
分後この懸濁液を綾織布に通してろ過し、残留物を再び
メタノール(34l)中で乳化した。40分後その懸濁液を
再びろ過した。2回のメタノール抽出からのろ液を一緒
にした。
一緒にした抽出物(53.5l)を水(27l)およびPE(27
l)と混合した。20分間攪拌した後に2相をウエストフ
アリア(Westfalia)MEM1256遠心分離機上で分離した。
下方の水性メタノール相(70l)を水(37l)およびPE
(27l)と混合しそして前のように攪拌し、分離させ
た。PE相中の界面乳濁はアセトン(4l)で破壊された。
ついで下方の水性メタノール相(108l)を水(40l)お
よびPE(27l)と20分間混合しそして前のように攪拌
し、分離しついでアセトン(4l)を使用してPE相中の界
面乳濁を澄ませた。ついでこれら3つのPE抽出物を一緒
にした。
一緒にしたPE抽出物(85l)をワイプドフイルム蒸発器
(蒸気圧0.15バール、蒸気温度26°)で濃縮した。濃縮
物(3l)を硫酸ナトリウム(2Kg)で乾燥しついでさら
に減圧下40°で蒸発させた。生成する油状物(639g)を
クロロホルムおよびEAの混合物(3:1 v/v)300ml中に溶
解しそしてろ過しついでガラス繊維紙に通して洗浄し
た。ろ過液および洗液(1060ml)を6l/時の流速で溶出
させるCCM(1500mm×100mm直径)にかけた。
8.8〜13.1で溶出するフラクシヨンを一緒にしついで
低圧で蒸発させて油状物(56.3g)を得、一方13.1〜24.
6lで溶出するフラクシヨンは低圧で同様に減少されて淡
黄色固形物(153.4g)になつた。初めのフラクシヨンは
フアクターBを豊富に含有し、一方後の方のフラクシヨ
ンはフアクターA、B、CおよびDの混合物を含有して
いることが示された。この後の方のフラクシヨン中のフ
アクターBは流速を3l/時に減じる以外は同一の条件下
で前記クロマトグラフイーCCMを2回−最後は新しいシ
リカ上で−繰り返すことにより次第に取り出された。
これらカラムの第2からのフアクターA、CおよびDを
含有するピークを8.8〜17.6lで溶出させ、含有されてい
た残留フアクターBはフアクターA、CおよびDが14〜
28lで溶出された第3カラムにおいて分離された。この
最後のまとめた溶出物は低圧で減量させて固形物(114
g)にした。前記2個のカラム(それぞれ7.5〜8.8lおよ
び10.3〜13.4l)からのフアクターBを含有しているピ
ークを蒸発させて油状物(それぞれ10.7gおよび10g)を
得ついでこれらを前記3個のカラムの内の最初のカラム
から得られた油状物と一緒にした。
フアクターBを含有する油状物を沸騰メタノール(25m
l)中に溶解しついで沸騰プロパン−2−オール(100m
l)と混合した。4°に冷却してフアクターBを結晶化
させた。それをろ去し、メタノール(200ml)で洗浄
し、−20°に冷却しついで真空乾燥させて25.3gのフア
クターBを得た。
フアクターA、CおよびDを含有した第3シリカカラム
からの固形物を真空乾燥させて恒量(87g)にした。こ
の固形物の試料(20g)をメタノール(190ml)中に溶解
しついで7:3(v/v)アセトニトリル:水で230mlに調製
した。ついでこの溶液の一部分(5ml)を、溶離溶媒と
して7:3アセトニトリル−水を用いてSpherisorb ODS-2
(5μmの粒子直径)のカラム(250mm×21.2mm直径)
上でクロマトグラフイーにかけた。その流速を約10秒間
20ml/分に保持し、ついで22分かかつて着々と34ml/分に
増加させそしてさらに3分間この速度に保持した。溶出
するフアクターは238nmにおいて検出された。フアクタ
ーCは11.0〜13.4分で溶出され、フアクターDは13.4〜
17.4分で溶出されそしてフアクターAは17.4〜23.0分で
溶出された。
各クロマトグラフイー分離からのフアクターCを含有す
るフラクシヨンを一緒にしついで低圧で減量させて固形
物を得た。フアクターA含有フラクシヨンを同様に減量
させて固形物を得た。またフアクターD含有フラクシヨ
ンも一緒にしついで減量させて不純な固形物(7g)を得
た。これを再びメタノール(65ml)中に溶解し、7:3ア
セトニトリル−水と混合しついで流速をその間ずつと20
ml/分に一定に保持する以外は前述のようにしてSpheris
orb ODS2カラム上で再びクロマトグラフイーにかけた。
ここでフアクターDが16〜20分で溶出され、このフラク
シヨンを各クロマトグラフイーからのものと一緒にし
た。このかさばつた溶出物を固形物にした。フアクター
A、CおよびDを含有するこれら3種の固形物を真空下
P2O5で乾燥させて恒量(それぞれ55g、7.0gおよび1.21
g)にした。
前記過程から単離された4種の固形物はそれぞれフアク
ターA、B、CおよびDの基準試料と同様であることが
示された。
実施例 8 50mlの培地Bを含有する250ml三角フラスコに実施例1
に記載のようにして調製されたストローから採取したス
トレプトミセス・サーモアルケンシス(Streptomyces t
hermoarchaensis)NCIBの12111、12112、12113および12
114のそれぞれの胞子懸濁液0.5mlを接種した。
ストレプトミセス・サーモアルケンシスNCIB 12111、NC
IB 12112およびNCIB 12113を含有するフラスコを回転振
とう器上において31℃で培養した。ストレプトミセス・
サーモアルケンシスNCIB 12114を含有するフラスコを28
℃で2日間培養しついで1mlの肉汁を、50mlの培地Bを
含有する別の250ml三角フラスコに移した。このフラス
コを回転振とう機上において31℃で培養した。すべての
フラスコを50mm直径行程を有する250rev/分で振とうし
た。
4日間の培養後、各肉汁の10ml試料を1250gで45分間、
遠心分離しついで以下のように処理した。上澄みを除去
し、ペレツトを再びメタノール中に懸濁させて10mlを得
た。この懸濁液を激しく振とうしそして時々混合させな
がら1時間放置した。ついでこの懸濁液を10,000gで5
分間遠心分離しついで上澄みをhplc(S5ODS-2、10cm×
4.6mm、70%CH3CN/0.1M NH4H2PO4)により分析した。ピ
ークは246nmにおいて調べられた。
hplcによる分析は各場合においてフアクターA、B、C
およびDの存在を示した。
実施例 9 フアクターA、B、C、D、EおよびFは以下の特性を
有することが見出された。
i)それらは炭素、水素および酸素だけを含有する。
ii)フアクターA、B、C、D、EおよびFの電子衝撃
(E.I.)質量分光法は以下の結果を与えた。フアクター 分子イオン 分子式に相当するもの A 612.37 C36H52O8 B 598.35 C35H50O8 C 584.34 C34H48O8 D 598.35 C35H50O8 E 612.3638 C36H52O8 F 626.3807 C37H54O8 高速原子衝撃(FAB)質量分光法は以下の結果を与え
た。
フアクターEの電場脱着質量分光法では以下の結果M/Z
612M+が得られそしてフアクターFのそれではM/Z 626M+
の結果が得られた。正確な質量測定に関するフアクター
AのE.I.スペクトルは612.37 C36H52O8;466.31 C30H42O
4;44830 C30H40O3;425.23 C26H33O5;354.22 C23H30O3;2
97.22 C21H29O;278.11 C15H18O5;247.17 C16H23O2;219.
18 C15H23O;95.05 C6H7Oにおいてイオンを与えた。
正確な質量測定に関するフアクターBのE.I.スペクトル
は598.35 C35H50O8;438.28 C28H38O4;420.26 C28H36O3;
314.19 C20H26O3;248.14 C15H20O3;151.08 C9H11O2にお
いてイオンを与えた。
正確な質量測定に関するフアクターCのE.I.スペクトル
は584.34 C34H48O8;566.33 C34H46O7;438.28 C28H38O4
においてイオンを与えた。
正確な質量測定に関するフアクターDのE.I.スペクトル
は598.35 C35H50O8;452.29 C29H40O4;434.28 C29H38O3
においてイオンを与えた。
E.I.イオン化法におけるフアクターEの正確な質量測定
では452.2908 C29H40O4においてそしてフアクターFの
それでは466.3067 C30H24O4においてイオンが得られ
た。
iii)フアクターA、B、C、D、EおよびFはブロモ
ホルム中において特有のIRスペクトルを有し、以下のピ
ークを包含する。
フアクターAの場合には約3510(OH)、1712(エステ
ル)および998cm-1(C−O)において、 フアクターBの場合には約3510(OH)、1710(エステ
ル)および996cm-1(C−O)において、 フアクターCの場合には約3510(OH)、1712(エステ
ル)および996cm-1(C−O)において、 フアクターDの場合には約3508(OH)、1711(エステ
ル)および996cm-1(C−O)において、 フアクターEの場合には約3500(OH)、1708(エステ
ル)および994cm-1(C−O)において、 そして フアクターFの場合には約3500(OH)、1708(エステ
ル)および997cm-1(C−O)において、 ピークを包含する。
フアクターA、B、C、D、EおよびFに関する全スペ
クトルはそれぞれ添付図面の第1、2、3、4、6およ
び7図に示されている。
iv)フアクターA、B、C、D、EおよびFはメタノー
ル(c=0.002%)中においてUVスペクトルを有し、結
果は次のとおりである(ここでI=屈折そしてM=最大
値を意味する)。
上記λmax値は各フアイターの特徴を示し、▲E1 1▼値は
得られた際の物質の純度を示している点に注目された
い。しかしながら▲E1 1▼値の割合は化合物それ自体の
特徴を示すものである。
v)ジユウテロ−クロロホルム中の各フアクター溶液の
200MHzプロトンnmrスペクトルは以下の記載のおよその
値に集中されるシグナル〔()内に多重度、結合定数
(Hz)および積分値を有するτ値〕を包含する。
フアクターA:4.1〜4.4(m,2H)、4.61(広いs,1H)、4.
6〜4.75(m,2H)、4.81(d,9,1H)、5.05(m,1H)、5.3
4(s,2H)、5.69(d,5,1H)、6.06(d,5,1H)、6.17
(m,1H)、6.26(d,11,1H)、6.37(m,1H)、6.46(d,1
0,1H)、6.74(q,2,1H)、7.42(m,1H)、7.7〜7.9(m,
5H)、8.14(s,3H)、8.40(s,3H)、8.47(s,3H)、8.
61(t,11,1H)、8.96(d,7,3H)、9.06(d,7,3H)、9.0
2(d,7,3H)、9.13(q,11,1H)、9.21(d,7,3H)。
フアクターB:4.2〜4.4(m,2H)、4.55(q,7,1H)、4.65
(幅広いs,1H)、4.6〜4.8(m,2H)、5.06(m,1H)、5.
3〜5.5(m,2H)、6.01(d5,1H)、6.07(d,5,1H)、6.1
2(s,1H)、6.24(d,11,1H)、6.24(m,1H)、6.3〜6.5
(m,2H)、6.53(s,3H)、6.73(q,2,1H)、7.62(m,1
H)、7.6〜8.0(m,4H)、8.22(s,3H)、8.35(d,7,3
H)、8.41(s,3H)、8.49(s,3H)、8.62(t,11、1
H)、9.03(d,6,3H)、9.12(q,11,1H)、9.22(d,7,3
H)。
フアクターC:4.29(d,11,t,2,1H)、4.4〜4.6(m,3
H)、4.56(幅広いs,1H)、5.14(dd,15,10,1H)、5.23
(m,1H)、5.65(幅広いs,2H)、5.72(d,6,1H)、5.95
(d,10,1H)、5.99(d,6,1H)、6.08(幅広いs,1H)、
6.1〜6.4(m,3H)、6.62(q,3,1H)、7.7〜8.1(m,約7
H)、8.18(s,3H)、8.33(s,3H)、8.48(d,7,3H)、
8.64(s,3H)、8.68(t,11,1H)、9.00(d,7,3H)、9.0
8(d,7,3H)、9.12(q,12,1H)。
フアクターD:4.18〜4.4(m,2H)、4.47〜4.81(m,4
H)、5.04(m,1H)、5.35(s,2H)、5.72(d,7,1H)、
6.07(d,7,1H)、6.15〜6.45(m,4H)、6.74(q,4,1
H)、7.45〜8.1(m,8H)、8.16(s,3H)、8.41(s,3
H)、8.49(s,3H)、8.62(t,11,1H)、8.92〜9.05(m,
6H)、9.21(d,7,3H)。
フアクターE:4.1〜4.3(m,2H)、4.5〜4.8(m,4H全
体)、5.04(m,1H)、5.2〜5.5(m,2H)、6.01(d,5,1
H)、6.05(d,5,1H)、6.11(s,1H)、6.1〜6.4(m,3
H)、6.45(d,10,1H)、6.51(s,3H)、6.70(q,2,1
H)、7.60(m,1H)、8.20(s,3H)、8.41(s,3H)、8.4
7(s,3H)、8.60(t,11,1H)、9.00(t,7,3H)、9.02
(d,6,3H)、9.11(q,11,1H)、9.20(d,7,3H)。
フアクターF:4.2〜4.4(m,2H)、4.62(s,1H)、約4.70
(m,2H)、4.80(d,9,1H)、5.04(m,1H)、5.2〜5.5
(m,2H)、5.99(d,5,1H)、6.05(d,5,1H)、6.11(s,
1H)、6.1〜6.3(m,2H)、約6.36(m,1H)、6.45(d,1
0,1H)、6.51(s,3H)、6.70(q,2,1H)、7.42(m,1
H)、7.58(m,1H)、8.19(s,3H)、8.40(s,3H)、8.4
7(s,3H)、8.60(t,11,1H)、8.95(d,7,3H)、9.05
(d,7,3H)、9.01(d,7,3H)、9.10(q,11,1H)、9.21
(d,6,3H)。
vi)ジユウテロ−クロロホルム中の各フアクター溶液の
ノイズ−減結合された(noise-decoupled)25.05MHzカ
ーボン−13nmrスペクトルは以下の記載のおよその値に
あるピーク〔()内に共鳴外スペクトル(off-resonanc
e spectrum)中のシグナルの多重度が示されたτ値〕を
包含する。
フアクターA:173.2(s)、142.6(d)、139.2
(s)、137.6(s)、137.1(s)、137.0(d)、13
0.4(s)、123.1(d)、120.1(d)、117.8(d)、
99.5(s)、80.0(s)、79.0(s)、76.5(d)、6
9.0(d)、68.3*、67.4(d)、48.2(t)、45.5
(d)、40.9(t)、40.5(t)、35.8*、34.5
(t)、22.1(q)、34.5(t)、26.6(d)、22.6
(q)、22.0(q)、19.7(q)、15.3(q)、13.7
(q)、10.8(q)。
フアクターB:173.4(s)、142.1(d)、139.5
(s)、137.1(s)、135.7(s)、133.7(s)、12
3.6(d)、123.3(d)、120.0(d)、119.3(d)、
118.2(d)、99.5(s)、80.1(s)、77.3(d)、7
6.6(d)、76.4(d)、69.0(d)、68.3(d)、67.
9*、67.6*、57.5(q)、48.2(t)、45.4(d)、40.
7(t)、40.5(t)、35.8*、34.5(t)、22.1
(q)、19.6(q)、15.3(q)、13.6(q)、12.9
(q)、10.5(q)。
フアクターC:173.4(s)、142.2(d)、140.3
(s)、138.5(s)、137.0(s)、134.9(s)、12
3.9(d)、121.1(d)、120.6(d)、118.1(d)、
100.2(s)、80.6(s)、80.1(d)、77.4(d)、6
9.2(d)、69.0(d)、68.3*、68.0(d)、67.9
(d)、48.6(t)、46.3(d)、41.4(t)、36.
5*、36.3*、36.1(d)、35.0(t)、22.6(q)、20.
0(q)、15.4(q)、14.3(q)、13.1(q)、10.8
(q)。
フアクターD:173.2(s)、142.5(d)、139.1
(s)、137.5(s)、137.1(s)、132.1(s)、13
1.4(d)、123.1(d)、120.1(d)、117.8(d)、
99.5(s)、79.9(s)、79.2(d)、76.5(d)、6
9.0(d)、68.3*、68.1*、67.6*、67.4*、48.2
(t)、45.5(d)、40.8(t)、40.5(t)、35.
7*、34.5(t)、22.0(q)、20.6(t)、19.6
(q)、15.3(q)、13.7(q)、13.6(q)、10.7
(q)。
*多重度は不詳 (vii)フアクターA、B、CおよびD(メタノール中
の約0.1%溶液)についての円二色性曲線が第8図に示
されている。これらの曲線はジエン発色団の吸収と結合
して230〜260nmの領域において接近し肩を並べている。
これはすべて4種のフアクターにおいてC2、C7、C17
よびC19での絶対配置が同一であることを示している。
以下に本発明による製剤例を記載する。以下に使用され
る「活性成分」の用語は本発明化合物を意味し、たとえ
ばフアクターA、B、C、D、EまたはFの内の1種で
あることができる。多投与量非経口の注射 %w/v 範囲 活性成分 4.01〜5%w/v ベンゼルアルコール 2.0 グリセリルトリアセテート 30.0 プロピレングリコールを加えて100.0%にする。
ベンジルアルコールおよびグリセリルトリアセテート中
に活性成分を溶解する。ついでこれにプロピレングリコ
ールを加えて一定容量にする。この溶液をろ過していず
れもの微粒子状汚染物を除去する。生成物を無菌状態で
注射バイアル中に入れ、アルミニウムオーバーシールに
より所定の位置に保持してゴムのシールまたは栓で閉じ
る。終りにその製剤をオートクレーブ中での加熱により
滅菌する。
エアロゾルスプレー 活性成分とトリクロロエタンとを混合し、それをエアロ
ゾル容器中に入れる。その頭部空間をガス状抛射薬でパ
ージしついでバルブを適所まで閉める。加圧下バルブを
通して必要とされる重量の液体抛射薬を入れる。アクチ
ユエーターおよびダスト−キヤツプを取り付ける。
錠剤 製造方法−湿潤顆粒形成 mg 活性成分 250.0 ステアリン酸マグネシウム 1% w/w 4.5 トウモロコシ澱粉 5% w/w 2.5 ナトリウム澱粉グリコレート 2% w/w 9.0 ラウリリ硫酸ナトリウム 1% w/w 4.5 微結晶性セルロースを加えて450mgの錠剤芯にする。
活性成分に充分量の10%澱粉ペーストを加えて顆粒形成
に適当な湿潤練り薬を調製する。顆粒を調製しついでト
レーまたは流動床ドライヤーを使用して乾燥させる。こ
れを篩にかけてより分けついで残留する前記成分を加え
て圧搾して錠剤にする。
必要に応じて水性または非水性のいずれかの溶媒系を使
用し、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたは他の
同様なフイルム形成物質を用いて錠剤芯をフイルム被覆
する。このフイルム−コーテイング溶液中に可塑剤およ
び適当な着色剤を含有させてもよい。
小さな/家庭にいる動物用の獣医薬錠剤 製造方法−乾燥顆粒形成 mg 活性成分 50.0 ステアリン酸マグネシウム 7.5 微結晶性セルロースを加えて75.0mgの錠剤芯重量にす
る。
活性成分をステアリン酸マグネシウムおよび微結晶性セ
ルロースとブレンドする。このブレンドの密度を大きく
してスラグ(slug)にする。これらのスラグを回転顆粒
機に通して破壊し、自由流動性錠剤を得る。これを圧搾
して錠剤にする。
ついでこれらの錠剤芯は所望により前述のようにフイル
ム被覆することができる。
落花生油、白ろうおよびポリソルベート60を攪拌しなが
ら160℃に加熱する。160℃に2時間維持しついで攪拌し
ながら室温に冷却する。無菌状態で活性成分をビヒクル
に加えついで高速ミキサーを使用して分散する。これを
コロイドミルに通して精製する。無菌状態でこの製剤を
滅菌プラスチツク注射器中に入れる。
水を加えて100.0%にする。
ポリソルベート85、ベンジルアルコールおよびプロピレ
ングリコール中に活性成分を溶解する。これに上記水の
一部分を加えついで必要によりホスフエートバツフアー
でpHを6.0〜6.5に調整する。水を加えて最終容量に調製
する。この製剤を飲薬用容器中に入れる。
分留されたヤシ油を加えて100.0%にする。
分留されたヤシ油およびポリソルベート85中にジステア
リン酸アルミニウムを加熱により分散させる。これを室
温に冷却しついでその油状ビヒクル中にサツカリンを分
散させる。これに主剤の活性成分を配分する。これらを
プラスチツク注射器に入れる。
飼料内投与用獣医薬のための顆粒 %w/w 範 囲 活性成分 2.5 0.05〜5%w/w 石灰石粉を加えて100.0%にする。
活性成分を石灰石粉とブレンドする。湿潤顆粒形成法を
使用して顆粒を調製する。これをトレーまたは流動床ド
ヤイヤーを使用して乾燥させる。これを適当な容器中に
入れる。
乳化性濃縮物 活性成分 50g 陰イオン性乳化剤 40g (たとえばフエニルスルホネートCALX) 非イオン性乳化剤 60g (たとえばシペロニツク(Syperonic)NP13) 芳香溶媒(たとえばソルベソ(Solvesso)100)を加え
て1にする。
すべての成分を混合し、溶解するまで攪拌する。
顆粒 (a) 活性成分 50g 木材樹脂 40g 石こう顆粒(20〜60メツシユ)を加えて1Kgにする。
(たとえばアグソルブ(Agsorb)100A) (b) 活性成分 50g シペロニツク(Syperonic)NP13 40g 石こう顆粒(20〜60メツシユ)を加えて1Kgにする。
全成分をたとえばメチレンクロライドのような揮発性溶
媒中に溶解しついでこれをミキサー中で振とうさせなが
ら顆粒に加える。ついで溶媒を除去するために乾燥させ
る。
フアクターA、B、C、D、EおよびFの活性は多種の
害虫およびそれらの宿主を使用して測定された。例えば
以下のものをあげることができる。
テトラニクスウルチカ(Tetranychus urticae)(イン
ゲン豆およびミロバラン(Myrobalan)Bプラム)、ミ
ズスペルシカ(Myzus persicae)(ハクサイおよびハツ
カダイコン)、ヘリオチスビレセンス(Heliothis vire
scens)(綿)、チロポルテルス(Chilo portellus)
(アブラナ豆(rape bean))、メロイドジンインコグ
ニタ(Meloidogyne incognita)(ヤエナリ)、パノン
クスウルミ(Panonchus ulmi)(ミロバタンBプラ
ム)、ホロドンヒユームリ(Phorodon humuli)(ホツ
プ)、アウラコルスムサーカムフレツクスム(Aulacort
hum circumflexum)(シクラメン)。
生成物は液体製剤の形態で使用された。これらの製剤は
生成物をアセトン中に溶解することにより調製された。
ついでこれらの溶液を、その液体製剤が必要濃度の生成
物を含有するまで0.1重量%または0.01重量%の湿潤剤
を含有する水で希釈した。
各害虫に関して採用された試験法は通常宿主植物である
媒質上に多数の害虫を支持しついでその媒質を製剤で処
理することからなつた(残留試験)。テトラニクスウル
チカの場合には害虫と媒質の両方が製剤で処理された
(接触試験)。
この操作にしたがつてフアクターA〜Fは500ppmまたは
それ以下の濃度(生成物の重量での)で有効であること
が見出された。
牛肺虫(Dictyocaulus viviparus)に感染した仔牛に対
する本発明化合物の効力を測定した。仔牛に牛肺虫を感
染させそして次に感染23日後に本発明化合物で1回(20
0μg/kg)処理した。感染29日後に動物を殺しそして虫
負荷数を数えた。従つて、例えばこの操作に従えば因子
A、B、CおよびDは牛肺虫を排除した。
毒性 一般に本発明化合物は生理学的に活性な量で無毒性であ
る。従つて、例えば因子A、B、CおよびDはCRH系マ
ウスで試験した場合にすべて少くとも25mg/kgのLD50
を有した。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第6図および第7図
はそれぞれフアクターA、B、C、D、EおよびFにつ
いてのIRスペクトルを示し、第5図は実施例4で得られ
る化合物のX−線結晶学により決定された構造を示し、
そして第8図はフアクターA、B、CおよびDについて
の円二色性曲線を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12P 17/18 C12R 1:465) (72)発明者 リチヤード・アラン・フレツトン イギリス国ミドルセツクス州ライスリツ プ.セントエドマンズアベニユー12 (72)発明者 デイビツド・ノウブル イギリス国バークシヤー州スラウ.バーン ハム.ストンプロード113 (56)参考文献 特開 昭61−10589(JP,A)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、R1はエチルまたはイソプロピル基でありそして
    R2はメチル基である)を有する化合物。
  2. 【請求項2】実質的に他のマクロライド化合物を含まな
    い状態の特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】実質的に純粋な形態である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】少なくとも1種の該化合物を含有する全発
    酵ブロス、少なくとも1種の該化合物を含有する全発酵
    ブロスの固形物、該ブロスから分離したそのままのもし
    くは溶解させた菌糸体、あるいはそのままのもしくは溶
    解させた菌糸体を分離した後の該ブロスの固形物、ある
    いは菌糸体分離後の該ブロスの形態における特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】有効量の少なくとも1種の式 (式中、R1はエチルまたはイソプロピル基でありそして
    R2はメチル基である)を有する化合物を1種以上の担体
    および/または賦形剤と共に含有する農業、園芸または
    森林における害虫駆除用組成物。
  6. 【請求項6】該化合物を随意に1種以上の表面活性剤、
    抗ケーキング剤、あわ止め剤、粘度調整剤、結合剤、接
    着剤、肥料、安定剤またはその他の添加物もしくは活性
    成分と一緒に含有する特許請求の範囲第5項記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】有効量の少なくとも1種の式 (式中、R1はエチルまたはイソプロピル基でありそして
    R2はメチル基である)を有する化合物を1種以上の担体
    および/または賦形剤と共に含有するヒトまたは獣医薬
    での寄生虫駆除用組成物。
  8. 【請求項8】少なくとも50%の純度を有する該化合物の
    1種以上を含有し、非経口(乳房内を含む)、経口、直
    腸、局所または移植投与用に好適な形態の獣医薬として
    使用する特許請求の範囲第7項記載の組成物。
  9. 【請求項9】ストレプトミセス属の微生物を培養して式 (式中、R1はエチルまたはイソプロピル基でありそして
    R2はメチル基である)を有する化合物を生産する工程お
    よび所望に応じ次に発酵ブロスから該混合物の1種以上
    を分離する工程からなる該化合物の製造方法。
  10. 【請求項10】微生物がストレプトミセス・サーモアル
    ケンシスNCIB 1205もしくはその突然変異体またはスト
    レプトミセス・サーモアルケンシス種の別の一員である
    特許請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 【請求項11】微生物の菌糸体を水混和性溶媒と接触さ
    せて菌糸体から該化合物を1種以上を抽出する特許請求
    の範囲第9項記載の方法。
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