JPH0692077A - 薄形半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

薄形半導体装置及びその製造方法

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JPH0692077A
JPH0692077A JP4248368A JP24836892A JPH0692077A JP H0692077 A JPH0692077 A JP H0692077A JP 4248368 A JP4248368 A JP 4248368A JP 24836892 A JP24836892 A JP 24836892A JP H0692077 A JPH0692077 A JP H0692077A
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Osamu Murakami
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、電子部品及び回路基板を装置内
に完全に埋設して強靭で耐環境性に優れ、簡単な工程で
製造できる薄形半導体装置及びその製造方法を得ること
を目的とする。 【構成】 薄形半導体装置例えばICカードは、一方の
面を薄板5で覆い、他方の面を機能部品を搭載した回路
基板2の裏面で覆われた枠体7内に、回路基板2が収容
され、発泡樹脂10が充填され機能部品を強固に包み込
んでいる。枠体7には、発泡樹脂の発泡による膨張での
過剰樹脂を排出する貫通孔7cが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄形半導体装置及び
その製造方法、特に、ICカード、非接触ICカードな
どの半導体装置の機能部品を樹脂に完全に埋設した携帯
用薄形半導体装置及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図51及び図52は、従来の一体成形タ
イプの薄形半導体装置例えばICカード(以下ICカー
ドという)を示すそれぞれ平面図及び側面断面図であ
る。これらの図において、ICカード1の機能部品、例
えばICパッケージ(以下ICという)3を搭載した回
路基板2は、回路基板2の外周縁部と当接する突出部
(以下リブという)7aを内側に有する枠体(以下フレ
ームという)7で囲まれ、回路基板2を覆うようにフレ
ーム7の内面部を成形樹脂8で一体に成形することによ
って強固なICカード1が作られていた。
【0003】従来の薄形半導体装置は上述したように構
成され、図51及び図52は、外部接続用の電極端子を
もたないいわゆる非接触タイプのICカードの構成を示
すものである。このような薄形半導体装置の製造は、ま
ず、ガラスエポキシプリント基板などの回路基板2にI
C3などの機能部品を搭載する。次に、回路基板2の非
部品搭載面を外皮容器を成す薄板(表面材)5で覆い、
この回路基板2をリブ7aでその周縁部を押え、フレー
ム7の内面部を回路基板2の部品搭載面を覆うように、
成形樹脂8で薄板5、回路基板2及びフレーム7を一体
に成形していた。
【0004】図53及び図54は、別のタイプの従来の
ICカードを示すそれぞれ平面図及び側面断面図であ
り、これらの図において、機能部品を搭載した回路基板
2は、例えばプラスチック製のケース13の中に収容さ
れている。回路基板2は、ガラスエポキシプリント基板
などであり、IC3などの機能部品、電源としての電池
(図示しない)などを搭載し、回路基板2上の配線回路
(図示しない)と電気的に接続されている。この回路基
板2は、一対のケース13a、13b内に収納され、これ
らのケース13a、13bを互いに接着することによっ
て、ICカード1としている。
【0005】これらのICカード1のカードデザイン
は、薄板5の露出面、および成形樹脂の表面に施され
る。成形樹脂の表面へのデザイン付加は、樹脂成形後に
シルクスクリーン印刷などで印刷するか、熱転写によっ
て付加するか、あるいはタックシールのような印刷シー
ルを貼り付けることにより施されていた。
【0006】上述したような薄形半導体装置では、カー
ドの表面に品種、機能、注意事項その他デザインを付加
することは重要であり、明瞭かつ美観に優れたものが要
求される。従来のICカードでは、ICカード1の成形
面にデザインを印刷するか、もしくは熱転写を行うか、
あるいはラベルを貼り付けていた。印刷又は熱転写の場
合、図51及び図52に示した一体成形カードでは、内
部に埋設された部品の影響で成形面には成形樹脂の局部
的な厚さの差による熱収縮のため、若干平坦性が損なわ
れるので、適用される印刷手段が限定される。また、図
53及び図54に示した機能部品をプラスチックケース
に収納した薄形半導体装置の場合には、ケース13自体
は平坦であるが内部の空間の影響でカード自体が変形し
易く、これも印刷を損なう原因となる。特に、熱転写の
場合には、問題となっている。
【0007】以上の両者に共通の問題として、成形面へ
の印刷は成形樹脂8の内部離型剤による印刷インクの密
着性の問題、熱転写の場合には、転写時の熱の影響よる
ICカード1の反りの発生などがあり、加えて、かなり
の厚さのあるICカード1に個別に印刷しなければなら
ないという印刷時の生産性の問題もあった。
【0008】次に、電子部品を埋設し、カード本体内に
空隙をもたないICカードの製造方法として、例えば特
開昭63−257694号公報に示すものがある。この
公報に示された従来の薄形半導体装置は、次のようにし
て製造される。すなわち、図55に示すように、金型2
2内に機能部品を搭載したモジュール16をセットし、
モジュール16の周囲に熱可塑性樹脂を射出成形により
注入口23より注入することによって、モジュール16
をカード基体に一体に埋設したICカードを得る方法が
ある。これは、ICカードの外面にICカードに埋設す
るモジュール16の外部接続端子(図示せず)を露出す
るタイプのICカードの製造方法である。このICカー
ドは、モジュール16を外部接続端子が金型22の内面
に接するようにして金型22のキャビティ22aに真空
吸着によって固定したのち、射出成形されている。
【0009】図56は、特開平1−241496号公報
にみられる例で、外部接続端子をもたない、いわいる非
接触カードの製造方法に関するものである。ICカード
は、モジュール16を収納するケース24の中に、回路
基板2にIC3、電池4aなどを搭載したモジュール1
6を収納したのち、一方のケースに設けた孔24aから
成形樹脂として熱硬化性樹脂をケース14内に注入す
る。成形樹脂は、ケース24内の空隙を満たし、加熱硬
化してケース24、モジュール16を一体に固めてIC
カードとする。このように、ICカードは携帯を目的と
するため、ICカードの中には空隙を持たない構造とし
て、ICカードの強度を携帯に耐えるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したような薄形半
導体装置において、金型22内にモジュール16をセッ
トしたのち周囲に熱可塑性樹脂を射出成形する方法で
は、外部端子を持たない非接触カードの場合、モジュー
ル16を完全に射出成形で樹脂中に埋設することは困難
で、金型22に固定するための金型の接触面が必ずIC
カードの表面に露出するので、この方法では不適当であ
る。また、モジュール16に搭載した電子部品が、射出
成形時の圧力に耐えられない場合もある。特に、電池4
aを内蔵するICカードの場合、電池4aが射出成形の温
度と圧力によって破壊され、一体成形によって埋設する
ことはできない。さらに、ICカードにデザインを付加
する場合には、成形したICカードを1枚づつ印刷する
か、デザインを成形時に型内転写によって付加するか、
あるいは印刷されたラベルを貼る必要があり、それぞれ
生産性が低下するという問題点があった。
【0011】また、ケース24内に機能部品を搭載した
モジュール16を収納したのち、ケース24内の空間部
分に熱硬化性樹脂を充填し、加熱硬化して一体化する方
法は、工程中において加圧しないので内蔵する機能部品
にダメージを与えることは少ない。しかし、ケース24
内に注入した樹脂が硬化するときに、硬化収縮によって
体積収縮を起し、内部応力を発生するとともに、その収
縮量は樹脂の厚さに比例し、ケース24内での機能部品
の有無によって部分的に収縮量が異なることとなる。そ
の結果として、ケース24を部分的に内部に変形させ、
ICカードの表面をフラットにすることが困難である。
また、ICカードへのデザインの付加には上述の例と同
様の問題点があった。
【0012】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、ICカードの機能部品を完全に
カード基体中に埋設して耐環境性に優れた携帯用の薄形
半導体装置を得ると共に、印刷されたカード表面材をカ
ードの成形と同時に一体に成形することで、美観に優れ
た薄形半導体装置を得ることを目的とする。また、効率
良く、小形、薄形で美観に優れた信頼性の高い薄形半導
体装置の製造方法を得ることも目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項第1項
に係る薄形半導体装置は、両面を薄板で覆われた枠体内
に機能部品を搭載した回路基板を収容し、内部を成形樹
脂で一体に成形したものである。
【0014】この発明の請求項第2項に係る薄形半導体
装置は、一方の面を薄板で覆い、他方の面を機能部品を
搭載した回路基板の裏面で覆われた枠体内に機能部品を
搭載した回路基板を収容し、内部を成形樹脂で一体に成
形したものである。
【0015】この発明の請求項第3項に係る薄形半導体
装置の製造方法は、枠体、回路基板の機能部品搭載面及
び薄板で囲まれた空間内に未発泡の発泡樹脂配合物を充
填し、この発泡樹脂配合物を発泡させて上記枠体、回路
基板及び薄板を一体に成形し、枠体に形成された貫通部
から排出された過剰の発泡樹脂を除去するものである。
【0016】
【作用】この発明の請求項第1項においては、薄板半導
体装置の外装材の中に回路基板の機能部品が完全に埋設
され、かつその周囲を成形樹脂で覆われているので、外
部からの種々の圧力に対して強靭になると共に、片面に
デザインされた表面材を配して一体化できるので、美観
的にも優れた半導体装置が得られ、樹脂成形後に接触テ
ストを必要とする場合も回路基板の片面が露出するので
簡単にテストを行うことができる。
【0017】この発明の請求項第2項においては、携帯
用半導体装置の外装材の中に回路基板の機能部品が完全
に埋設され、かつその周囲を成形樹脂で覆われているの
で、外部からの種々の圧力に対して強靭になるとともに
両面にデザインされた表面材を配して一体化できるの
で、美観的にも耐環境的にも優れた薄形半導体装置が得
られる。
【0018】この発明の請求項第3項においては、充填
された発泡樹脂配合物を発泡させることにより薄形半導
体装置の内部に完全に充填され、樹脂の硬化と過剰樹脂
部の除去によって製造が完了するので、複雑な組立て工
程を必要とせず、簡単な工程で薄形半導体装置を製造す
ることができる。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
している。図1及び図2は、この発明の実施例1による
携帯用の薄形半導体装置例えばICカードを示すそれぞ
れ平面図及び側面図である。また、図3は、図1に示し
たICカードのA−A線に沿った拡大断面図である。
【0020】これらの図において、ICカード1は、そ
の側面部分をなすフレーム7及び表面材となる薄板5で
囲まれており、その内部には、IC3やその他の部品4
例えば電子部品を搭載しコイル(図示せず)を備えた回
路基板2が収納されている。なお、ここで電子部品と
は、IC3などの機能部品や、抵抗、コンデンサあるい
は電源としての電池及び配線回路(図示しない)を含む
ものである。また、回路基板2のIC3等が搭載されて
いない面が、ICカード1の他の表面を構成している。
フレーム7で囲まれた回路基板2の電子部品は、成形樹
脂例えば発泡樹脂10に埋設され、ICカード1の表面
は薄板5で覆われ、薄板5の周縁部はフレーム7の段差
を有する額縁状の切り欠き部7bに嵌合している。
【0021】上述したように構成されたICカード1
は、次の図4〜図6に示す手順によって製造される。す
なわち、まず図4に示すように、IC3、その他部品4
を搭載した回路基板2を、フレーム7の一方の面に形成
された切り欠き部7bに嵌合する。この状態で、回路基
板2の中央部に所定量の未発泡の発泡樹脂10を置き、
フレーム7の他方の面に形成された切り欠き部7bに薄
板5を嵌合する。フレーム7には、フレーム7の内外を
横断する貫通部例えば貫通孔7cが設けられている。次
いで、図6に示すように、この貫通孔7cを上にして全
体を起立させ、型21でICカード1の両面を押えて固
定する。
【0022】この状態で、型21を加熱することにより
発泡樹脂10を発泡させる。発泡樹脂10は、図6〜図
8に示す順で内部の空気を押し出しながら発泡により膨
張してICカード1の内部を充填する。過剰の発泡樹脂
10は、フレーム7の貫通孔7cから排出され、その状
態で硬化する。このようにして発泡樹脂10が硬化して
所定強度の構造部材を形成した後、型21を外しフレー
ム7の貫通孔7cからあふれた発泡樹脂10を除去す
る。次いで、回路基板2の露出面にデザインシートを貼
付け、ICカード1が完成する。
【0023】なお、実施例1では、フレーム7はABS
樹脂の成形品を、回路基板2はガラスエポキシプリント
基板を、薄板5には露出面にシルクスクリーン印刷を施
した表面活性化した厚さ250ミクロンのPETシート
を用いた。発泡樹脂10は、3液性の無機質充填エポシ
キ樹脂を主剤:硬化剤:発泡剤を100:20:1の割
合で配合し、50℃で発泡硬化させた。得られた発泡硬
化物は、約50%の空隙率の発泡樹脂となるので、充填
すべき空隙の60%の配合物を上述の充填量とした。
【0024】実施例2.図9は、この発明の実施例2に
よる薄形半導体装置例えばICカードを示す側面断面図
であり、図10はその製造工程を示す断面図である。実
施例2によるICカード1の構成、製造方法は、共に実
施例1におけるものと同様である。実施例1では、回路
基板2の機能部品を搭載していない裏面は露出してお
り、発泡樹脂10の成形後に接触テストが実施できるよ
うな構造になっている。この実施例2では、回路基板2
の裏面にもフレーム7の切り欠き部7bに薄板5bが嵌合
し、回路基板2はフレーム7の内周に可動に収まるよう
になっている。
【0025】発泡樹脂10の充填は、図10に示すよう
に、フレーム7の一方の面に薄板5bを嵌合し、その上
に所定の配合物に配合された発泡樹脂10の一部を載
せ、この発泡樹脂10に回路基板2を重ねるように置
き、その上に残りの発泡樹脂10を載せる。フレーム7
の他方の切り欠き部7bにもう一方の薄板5aを嵌合して
型21内に固定し、実施例1で説明したような手順でI
Cカード1を製造する。
【0026】実施例3.図11及び図12は、この発明
の実施例3による薄形半導体装置例えばICカードを示
す側面断面図及び要部拡大断面図である。実施例3によ
るICカード1の構成及び製造方法は、実施例1及び実
施例2におけるものと同様である。実施例1及び実施例
2では、表面活性化PETシートを薄板5として用いた
が、この実施例3では、図11及び図12に示すよう
に、薄板5a、5bの内面側に接着剤層6a、6bが設けて
ある。これによって、表面活性化処理をしていない薄板
5a、5bを用いても、発泡樹脂10との接着性は改善さ
れ、発泡樹脂10による一体化によって発泡樹脂10と
薄板5a、5bとの密着性は確保される。
【0027】この実施例3では、活性化していない20
0ミクロン厚さの透明硬質塩化ビニル樹脂シートを薄板
5a、5bとして用いた。透明塩化ビニル樹脂シートは、
裏印刷によってデザインが付加されており、この印刷面
に厚さ50ミクロンのアクリル樹脂系の感圧タイプの接
着シートを転写して接着剤層6aを形成し、接着剤層6a
をフレーム7に接するようにフレーム7の切り欠き部7
bに嵌合させる。もちろん一方の薄板5aをフレーム7に
嵌合する前に、機能部品を搭載した回路基板2と未発泡
の発泡樹脂10配合物の所定量を収納させている。この
状態で型21内に固定し、発泡樹脂10を発泡硬化させ
た。樹脂の配合及び硬化は実施例1で説明したものと同
様である。
【0028】実施例4.図13及び図14は、この発明
の実施例4による薄形半導体装置例えばICカードを示
す側面断面図及び要部拡大断面図である。実施例4によ
るICカード1は、回路基板2の周縁部を、回路基板2
に搭載した電子部品4が内側になるようにフレーム7の
リブ7aに嵌合させたものである。回路基板2の裏面に
は、接着剤で処理した薄板5bを重ねてある。フレーム
7の他方の切り欠き部7bには、接着剤で処理した薄板
5aを配し、熱可塑性樹脂9の射出成形によって機能性
の部品4を囲む空隙を充填するように一体に成形する。
【0029】この実施例4のICカード1は、図15及
び図16に示す手順によって製造される。まず、フレー
ム7をタイプII形の液晶ポリマーを用いて射出成形によ
って得た。フレーム7は、回路基板2の外周部に接する
と共に回路基板2の周囲に重なるリブ7aと薄板5a、5
bとが嵌合する切り欠き部7bを備えている。これに機能
部品を搭載した回路基板2の部品搭載部が内側になるよ
うに嵌め込んで薄板5bを重ね、図15に示すように、
成形金型22の下型22bにセットする。適正にセット
されたことを確認した後、もう一方の接着剤処理をした
薄板5aの接着剤6aの面を下にして、フレーム7の切り
欠き部7bに嵌合させる。この状態で、図16に示すよ
うに、上型22aを締結する。このとき成形金型22の
ゲート22cは、フレーム7の貫通孔7cと一致する位置
に設けてある。次いで、熱可塑性樹脂9としてタイプII
形の液晶ポリマーを射出して一体に成形する。
【0030】この実施例4では、薄板5a、5bの接着剤
処理として、感熱タイプの接着剤層6a、6bを用いた。
薄板5a、5bは、厚さ180ミクロンの白色PETシー
トの片面にUVインクによるシルクスクリーン印刷を施
し、反対面に30ミクロンのポリオレフィン系のホット
メルトを熱転写によって転写し、接着剤層6bを形成し
た。薄板5a、5bの内面に処理された接着剤層6a、6b
は、液晶ポリマーによる射出成形時の液晶ポリマー自体
の熱と圧力によって、液晶ポリマーと薄板5a、5bのP
ETシートを強固に接着する。
【0031】実施例5.図17及び図18は、この発明
の実施例5による薄形半導体装置例えばICカードを示
す平面図及びゲート側の側面図であり、図19〜図21
にその製造方法を断面図で示す。図19は、図17のB
−B線に沿った拡大断面図である。フレーム7には、貫
通孔7cに代えてフレーム7を横断する溝7dが設けてあ
り、一体に充填成形する樹脂はこの部分から注入され
る。この実施例によるICカード1は、図で示すように
全体的には実施例4で説明したものと同様であるが、回
路基板2側の薄板を除いた点で異なる。ICカード1
は、その回路基板2の裏面が露出しているので、成形後
の接触テストが可能である。回路基板2の裏面にデザイ
ンシートを貼付けることによって、ICカード1の製造
は完了する。この実施例5のICカード1は、ICカー
ド1の厚さが薄く、実施例4で示したようにフレーム7
に貫通孔7cが設け難い薄形のICカードに好適に適用
できる。
【0032】なお、フレーム7は、実施例4と同様に、
タイプII型の液晶ポリマーの成形品を用い、薄板5a、
5bは厚さ0.25mmのPETシートに接着剤としてポ
リオレフィン系のホットメルト接着剤を処理したものを
用い、一体に成形する樹脂はフレームと同じタイプII型
の液晶ポリマーを用いた。
【0033】なお、上述した実施例1〜5では、表面シ
ート材料に接着剤処理を行った例、処理を行わなかった
例、及び一体に成形する樹脂として発泡エポキシ樹脂と
液晶ポリマーを使用した例について説明したが、これら
の組合せは充填する樹脂と表面シート材の接着性、適性
に応じて適宜組み合わせることができる。また、表面シ
ート材に接着剤を処理することによってこれらの組合せ
の自由度が大きく広がり、薄形半導体装置の使用目的、
使用環境に応じて適性な組合せとすることができる。
【0034】また、上述した実施例1〜5では、一体に
成形する充填樹脂を低温硬化の発泡樹脂10等とした
が、これらは電池を内臓するカードの一体成形に対応す
るためで、収納する機能部品に電池などの加熱温度上の
制約がなければ、さらに高温で一体硬化させてもよいの
はもちろんである。また、フレーム7及び一体に成形す
る樹脂として液晶ポリマーを示したが、これは埋設する
機能部品、回路基板2との組合せで実施したもので、他
の樹脂による成形を制限するものでない。
【0035】さらに、上述した実施例1〜5では、薄板
5として透明塩ビシートに裏印刷をしたものとPETシ
ートに印刷した例を示したが、表面にシボ加工した薄板
やその他の材質のシートも、充填する樹脂、表面シート
材への接着処理によって自由に選択できるメリットもあ
る。
【0036】実施例6.図22は、この発明の実施例6
による薄形半導体装置例えばICカードを示す平面図で
あり、図23は図22に示したICカードのC−C線に
沿った拡大断面図である。これらの図において、ICカ
ード1は、その側面部分を成すフレーム7及び表面材と
なる薄板5a、5bで囲まれており、その内部には、IC
3や電池4a、その他の部品4などの電子部品を回路基
板2上に搭載したモジュール16が収納されている。な
お、ここで電子部品とは、IC3などの機能部品や、抵
抗、コンデンサなどの部品4や、電源としての電池4a
及び配線回路(図示しない)を含むものである。ICカ
ード1内の電子部品等の周囲には、発泡樹脂10が充填
され、電子部品等を包み込んでいる。この実施例6で
は、発泡樹脂10として3液タイプの中温硬化形のエポ
キシ樹脂を用いた。
【0037】上述したように構成されたICカード1
は、図24〜図28に示す手順によって製造される。図
24〜図28は、いづれもICカード1の側面断面を模
式的に示す図である。まず、図24に示すように、回路
基板2に、IC3、部品4、電池4aを搭載した半導体
モジュール6を構成する回路基板2を作成する。また、
例えばABC樹脂の射出成形によってフレーム7を作
り、ポリエステル樹脂シート製の薄板5bをフレーム7
に接着したものを用意する。次いで、図25に示すよう
に、発泡樹脂10例えば発泡エポキシ樹脂の所定量の1
/2を図24で示した薄板5bの中央部に注入し、この
上に回路基板2を置く。さらに、図26に示すように、
回路基板2の上の中央部に残りの発泡樹脂10を注入す
る。次いで、もう一方の薄板5aを上からかぶせて発泡
性樹脂10を押し広げながらフレーム7に接着し、図2
7の状態とする。この状態で、図28に示すように、硬
化治具31で薄板5a、5bの両面を押えながら、加熱に
よって発泡樹脂10を発泡膨張させてIDカード1内を
充填し、硬化させる。
【0038】発泡性の発泡エポキシ樹脂は、主剤及び硬
化剤並びに発泡剤を混合することによって発泡しながら
硬化する。実施例6では、50℃で1時間加熱すること
によって発泡率が約50%の状態で独立気泡の硬化樹脂
となる発泡エポキシ樹脂を用いた。
【0039】発泡エポキシ樹脂は、硬化剤、発泡剤混合
後の粘度が約50,000CP(センチポイズ)で若干
のチクソトロピック性をもたせてある。このため、フレ
ーム7の中央部に注入してもゆっくり広がるので、回路
基板2を浮かせることもできる。従って、薄板5aをフ
レーム7に接着して外皮容器19を完成させた時点で
も、中央部から周辺部へ広がっていく。この状態で加熱
すると、発泡による発泡樹脂10の体積膨張が始まり、
発泡樹脂10は、さらに周縁部へと広がっていく。
【0040】これによって、外皮容器19内は中央から
順にコーナー部へと発泡樹脂10の充填が進む。実施例
6では、図29に示すように、フレーム7の対向する2
辺のコーナーに近い部分にフレームを貫通する貫通孔7
eを4カ所設けてあるので、発泡エポキシ樹脂の膨張に
よって外皮容器19内の空気は押し出され、円滑に発泡
樹脂10の充填が進む。発泡樹脂10は外皮容器19内
を充満したのち、過剰の樹脂は貫通孔7eから排出され
る。外皮容器19内で広がる発泡樹脂10の抵抗と、貫
通孔7eを通過する樹脂の抵抗とでは、貫通孔7eを通過
する樹脂の抵抗の方が大きい。従って、4カ所のコーナ
ー部への発泡樹脂10の充填のタイミングに差が生じて
も、貫通孔7eの抵抗が大きいので、未充填部分への膨
張が優先され、遅れていたコーナー部分も発泡樹脂10
が充填されることになる。ちなみに実施例6では、外皮
容器19内を充填するのに必要な発泡樹脂10に対し、
未発泡の発泡樹脂を10%過剰となるように外皮容器1
9内に注入した。
【0041】実施例7.図31及び図32は、この発明
の実施例7による薄形半導体装置例えばICカードの外
皮容器19をなすフレーム7を示すそれぞれ平面図及び
側面図である。これらの図において、フレーム7を貫通
する貫通孔7eは、フレーム7の四隅の各コーナー部に
設けてある。このフレーム7を用い発泡樹脂10例えば
発泡エポキシ樹脂を充填してICカード1を作成するの
は、実施例6と同様である。発泡樹脂10の膨張による
外皮容器19内の空気の排出と、過剰な発泡樹脂10の
外皮容器19からの排出は、コーナー部に設けられた貫
通孔7eから排出されるので、発泡樹脂10を効果的に
充填することができる。
【0042】実施例8.図33は、この発明の実施例8
による薄形半導体装置例えばICカード1におけるフレ
ーム7及び薄板5a、5bからなる外皮容器19のフレー
ム7の貫通孔7eを示す要部拡大断面図である。貫通孔
7eの開口部は、ICカード1の内側の開口部7hを大き
く、外側の開口部7gを小さくしてある。発泡樹脂10
の膨張による外皮容器19内の発泡樹脂10の充填は、
実施例6で示したように、貫通孔7eの部分を目指して
進む。フレーム7と薄板5a、5bとは接合されているか
ら、外皮容器19内の空気は開口部7gから排出され
る。このとき貫通孔7eの開口部7hを大きくすること
で、フレーム7の内側に空気の溜りを残すことなくスム
ースに発泡樹脂10に押し出されるので、発泡樹脂10
が効率よく充満する。
【0043】一方、ICカード1の側面には、フレーム
7に設けた貫通孔7eの開口部7gが露呈する。ICカー
ド1の外観上、その露呈部は小さい方が好ましく、これ
は貫通孔7eの外側の開口部7hを小さくすることによっ
て実現される。すなわち、内側の開口部7hを大きくす
ることによって発泡樹脂10による空気の排出と置換を
容易に行い、かつ残留空気のないようにして発泡樹脂1
0が完全に充填されるようにする。また、外側の開口部
7gを小さくすることによって、ICカード1の外観が
向上させることができる。
【0044】実施例9.図34及び図35は、この発明
の実施例9による薄形半導体装置例えばICカード1の
フレーム7の貫通孔7eを示す要部拡大断面図である。
これらの図において、貫通孔7eの開口部は、実施例8
と同様に、ICカードの内側の開口部7hが大きく開
き、外側の開口部7gが小さくなっている。図34は、
フレーム7の外周側が絞られるような形状で小さい開口
部7gを構成し、内側はラッパ状に開いた開口部7hとし
てある。図35は、フレーム7の内側の開口部7gが直
線状に開いた形としたものである。これらによって、実
施例8で説明したものと同様の効果が得られる。ICカ
ード1の製造は、実施例6で説明したものと同様であ
る。なお、この他に説明は省略するが、フレーム7の開
口部7hの開口をフレーム7に沿って大きく開く構造で
あっても良く、上述と同様の効果が得られる。
【0045】実施例10.図36及び図37は、この発
明の実施例10によるICカード1のフレーム7の貫通
孔7eを示す要部拡大断面図であり、図38は、フレー
ム7を示す平面図である。これらの図において、フレー
ム7に設けた貫通孔7eは、サイズの大きい貫通孔7jと
サイズの小さい貫通孔7iの2つのサイズのものを設け
てある。大きいサイズの貫通孔7jは1カ所のみで、小
さいサイズの貫通孔7iは3カ所設けた。
【0046】このフレーム7を用いたICカード1の製
造は、実施例6で説明したものと同様である。フレーム
7及び薄板5a、5bからなる外皮容器19に充填され、
発泡により外皮容器19内で膨張しながら充満する発泡
樹脂10である発泡エポキシ樹脂は、4つのコーナー部
の貫通孔7i、7jを目指して膨張する。しかし、3つの
コーナー部の貫通孔7iの孔のサイズは小さく、空気は
簡単に排出するが、発泡樹脂10はその粘度を高くして
いるので、これらの貫通孔7iからは排出されにくい。
一方、1つの貫通孔7jのサイズは大きいので、発泡樹
脂10はここを通過し易く、ほとんどの過剰の発泡樹脂
10はこの貫通孔7jから排出される。従って、発泡樹脂
10の充填を妨げることなく、特定の貫通孔7jから過
剰の発泡樹脂10を集中的に排出することができ、製造
を管理し易く、発泡樹脂10による設備の汚損などを容
易に防止できる。
【0047】実施例11.図39は、この発明の実施例
11による薄形半導体装置例えばICカード1のフレー
ム7を示す平面図であり、図40は、図39に示したフ
レーム7の貫通孔7jを示す要部拡大断面図である。こ
の実施例では、図39に示すように、貫通孔7jには、
孔を延長するようにフレーム7の外側に突出する突出部
7kを設けたものである。一方、フレーム7の反対側の
貫通孔7iは、図39に示すように、空気は漏れるが発
泡樹脂10は漏れ難い小さい孔とする。このフレーム7
を用いたICカード1の製造は実施例6で説明したもの
と同様である。
【0048】フレーム7から突出する突出部7kをもつ
貫通孔7jのサイズは、貫通孔7iより大きいサイズとし
ている。従って、過剰の発泡樹脂10はこの突出部7k
から集中的に排出されるので、ICカード1本体や、設
備を汚損することなく、しかも、発泡樹脂10の硬化後
にフレーム7に沿って突出部7kを切断するだけでIC
カード1に仕上げることができる。
【0049】実施例12.図41及び図43は、この発
明の実施例12による薄形半導体装置例えばICカード
のフレーム7の貫通孔7eを示す要部拡大断面図であ
る。この実施例では、図41に示すように、貫通孔7e
に内接する管7mを嵌め込み、実施例11で説明したも
のと同様な突出部7kを構成するものである。管7mを嵌
め込む貫通孔7eは、発泡樹脂10の充填される内側の
開口部7hが大きく、外側の開口部7gが小さくなってい
る。管7mは、この貫通孔7eに内接する形状なので、発
泡樹脂10の膨張による内圧で抜けることもなく、実施
例11で説明したものと同様に、この管7mからなる突
出部7kから集中的に発泡樹脂10を排出することがで
きる。
【0050】図43は、図41と同様であるが、管7n
はほぼストレートな形状であり、抜け防止のためにフレ
ーム7の内側につば7pを設けてある。このつば7pは、
管7nが抜けないようにすると共に、管7nと貫通孔7e
の境界部から発泡樹脂10が漏れるのを防止する効果も
ある。
【0051】実施例13.図45は、この発明の実施例
13による薄形半導体装置例えばICカード1のフレー
ム7の貫通孔7eを示す要部拡大断面図である。図45
において、貫通孔7eの開口部7qは、フレーム7の内側
が大きく外側が小さく開口した形状であり、この開口部
7qは内接する栓7rによって閉塞されている。フレーム
7に設けた貫通孔7eのうち3つがこのような状態とし
てある。図46は、開口部7qを示し、図47に示す栓
7rを貫通孔7eに挿入することによって、貫通孔7eに
栓をする。貫通孔7eの内面と栓7rの表面は粗面化して
あり、空気は通すが発泡樹脂10は粘度が高いので通さ
ない。
【0052】ICカード1の製造は、実施例6で示した
ものと同様であるが、フレーム7に設けた4つの貫通孔
のうち、1つの貫通孔を除き3つの貫通孔7eを栓7rに
よって塞いでいる。従って、発泡樹脂10の発泡による
膨張によって各貫通孔から空気は排出されるが、貫通孔
7eと栓7rとの間に発泡樹脂10がくると、樹脂の粘性
と界面張力のため貫通孔7eを通過できず、過剰の発泡
樹脂10は栓7rのない貫通孔から集中して排出され
る。このように1つの貫通孔を除いて他の貫通孔7eに
栓7rをすることによって、各貫通孔から空気を排出
し、栓7rのない特定の貫通孔から過剰の発泡樹脂10
樹脂を排出することができるので、ICカード1の製造
時の過剰樹脂の排出が容易になる。
【0053】実施例14.この実施例では、フレーム7
に設けた4つの貫通孔の内3つまでに栓7rをすること
は、実施例13で説明したものと同様であるが、残る1
つの貫通孔を実施例12の図43で説明したように、管
7pを用いた突出部7kとしたものである。過剰の発泡樹
脂10は、この管7pを通じてのみ排出されるので、実
施例13と同様に、ICカード1製造時の過剰樹脂の排
出が容易になる。
【0054】実施例15.図48は、この発明の実施例
15による薄形半導体装置例えばICカードのフレーム
7を示す平面図であり、図49及び図50は、フレーム
7の貫通孔を示す要部拡大断面図である。これらの図に
おいて、フレーム7に設けた4つの貫通孔のうち3つは
小さいサイズの貫通孔7iとし、空気の排出は容易にす
るが発泡樹脂10の通過は困難なようにしてある。残る
1つの貫通孔7jは、フレーム7の外側に突出した突出
部7kを設けてある。これによって、過剰の発泡樹脂1
0はこの貫通孔7kから集中的に排出される。
【0055】以上実施例6〜15で説明した発泡樹脂の
発泡によって、発泡樹脂10が完全にICカード1内部
を充填し、過剰の樹脂が貫通孔を介して排出された状態
で発泡樹脂10を硬化してICカード1とする。次い
で、貫通孔から排出した過剰の発泡樹脂10をフレーム
7の面に沿って除去するか、または突出部7kを付け根
から切断することによって、ICカード1の製造は完成
する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項第1項に係
る発明は、内縁部に切り欠き部が形成されると共に、そ
の内外を横断する少なくとも1つの貫通部が形成された
枠体と、機能部品が搭載され、この搭載面を内側にして
上記枠体の一方の切り欠き部に枠体とほぼ同一平面にな
るようにその縁部が当接される回路基板と、上記回路基
板に対向して上記枠体の他方の切り欠き部に枠体とほぼ
同一平面となるようにその縁部が当接される薄板と、上
記回路基板、上記枠体及び上記薄板によって囲まれた空
間内に充填され、これらの回路基板、枠体及び薄板を一
体に成形する成形樹脂と、を備えた薄形半導体装置であ
る。
【0057】請求項第2項に係る発明は、機能部品が搭
載された回路基板と、この回路基板の周囲を囲み、その
内縁部に切り欠き部が形成されると共に、その内外を横
断する少なくとも1つの貫通部が形成された枠体と、上
記回路基板を上記枠体の両面から覆い、上記枠体とほぼ
同一平面になるように上記枠体の切り欠き部にその縁部
が当接される薄板と、上記枠体及び上記薄板によって囲
まれた空間内に充填され、これらの枠体及び薄板並びに
上記回路基板を一体に成形する成形樹脂と、を備えた薄
形半導体装置である。
【0058】請求項第3項に係る発明は、内縁部に切り
欠き部が形成されると共に、その内外を横断する少なく
とも1つの貫通部が形成された枠体と、機能部品が搭載
され、この搭載面を内側にして上記枠体の一方の切り欠
き部に枠体とほぼ同一平面になるようにその縁部が当接
される回路基板と、上記回路基板に対向して上記枠体の
他方の切り欠き部に枠体とほぼ同一平面となるようにそ
の縁部が当接される薄板とによって囲まれた空間内に未
発泡の発泡樹脂配合物を充填し、この発泡樹脂配合物を
所定の温度及び時間で発泡させて上記空間内全体を充填
し発泡樹脂自体を所定の強度を有する構造部材とすると
共に、上記枠体、上記回路基板及び上記薄板を一体に成
型し、次いで、上記枠体に形成された貫通部から排出さ
れた過剰の発泡樹脂を除去する薄形半導体装置の製造方
法である。
【0059】従って、この発明によれば、成形したカー
ドに印刷をする場合のように個別印刷の必要がなくシー
ト状で効率よく大量に表面材を印刷できるとともに、印
刷したシート材を用意しておくことで中身は同じでデザ
インの異なるカードも容易に作成することができるとい
う効果を奏する。また、予め印刷したシートを同時に一
体に成形するので、成形面に直接印刷する場合のような
印刷面の平坦性を問題とする必要もない。加えて、カー
ド面にデザインシートを後から貼付ける場合のように接
着面に気泡を含んでふくれが発生することもない。特に
透明シートに裏印刷によってデザインを付加しデザイン
面を内面に一体に成形できるので、摺りきずなどに強い
美観にすぐれたICカードを得ることができる。また、
薄板である表面材と一体に充填成形する樹脂とは接着剤
を介して(あるいは介せず)強固に一体化できるので、
目的に応じて例えば耐寒性、耐衝撃性、携帯感などより
適した表面材を半導体装置の表面材として選定できる。
実施例で説明したように、ICカード内部を発泡材とし
ても、印刷性に優れたシート材を組み合わせることでデ
ザインに対する問題もない。
【0060】さらに、成形工程で同時に使用目的に応じ
た材質の印刷面が加工でき、加えてフレームに回路基
板、表面材を嵌合し、金型の締結によってそれらを強固
に固定した状態で成形するので、射出成形時の樹脂の流
れにも回路基板等は移動しないという効果も奏する。ま
た、フレームに嵌合する表面シート材に予め感圧タイプ
または感熱タイプの接着剤を処理すれば、成形樹脂とシ
ート材はそれぞれに応じた接着材を組合せることによっ
て自由な組合せとすることができる。また、接着材はシ
ート状のものを転写しても、表面材に直接塗工して接着
剤層を形成することもできる。これらは一体に成形する
成形樹脂の成形温度に応じて選定すればよい。感圧タイ
プの接着剤を処理した表面材はフレームへの嵌合時に接
着するので作業性が良く、感熱タイプの接着剤処理は接
着処理表面シートがタックフリーであるのでハンドリン
グが良い。フレーム、及びカード表面材を一体に成形す
る成形樹脂として、熱可塑性樹脂を用いた場合、表面材
にプラスチックシートを使用する通信タイプのカードで
は、表面材との膨張率を等しくし易すく、柔軟性のある
タフなカードが得られるという効果を奏する。
【0061】また、フレーム、及びカード表面材を一体
に成形する成形樹脂を発泡樹脂とした場合、外部からの
種々な機械的な応力、特に衝撃力に対して機能部品への
影響の少ない強いカードが得られ、しかも持ち重り感の
少なく軽量なカードが得られるという効果を奏する。発
泡樹脂は、その発泡密度、弾性率等を調節することによ
って、より幅の広い使用目的に適した携帯用半導体装置
が得られる。なお、貫通部の形状、組合せを変えること
によって、充填する未発泡の発泡樹脂の粘度、あるい
は、充填すべき外皮容器とモジュールの組合せに応じ、
より適切組合せが可能である。さらに、一体に成形する
ときの圧力が低く、簡単な型で固定して成形することが
できると共に、硬化温度も低く設定でき、熱と圧力に弱
い電池を内臓して一体に成形できる。さらに、外皮容器
の中に機能部品を搭載した基板を収納したのちに一体に
成形するので、外皮構成が同一であれば内部の構成に無
関係に同一工程、同一型で簡単に製造でき、複雑な組立
て工程を必要とせず、簡単な工程で薄形半導体装置を製
造することができ生産性が向上するという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による薄形半導体装置を示
す平面図である。
【図2】この発明の実施例1による薄形半導体装置を示
す側面図である。
【図3】図1に示した薄形半導体装置のA−A線に沿っ
た拡大断面図である。
【図4】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図5】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図6】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図7】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図8】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図9】この発明の実施例2による薄形半導体装置を示
す側面断面図である。
【図10】この発明の実施例2による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図11】この発明の実施例3による薄形半導体装置を
示す側面断面図である。
【図12】この発明の実施例3による薄形半導体装置を
示す要部拡大断面図である。
【図13】この発明の実施例4による薄形半導体装置を
示す側面断面図である。
【図14】この発明の実施例4による薄形半導体装置を
示す要部拡大断面図である。
【図15】この発明の実施例4による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図16】この発明の実施例4による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図17】この発明の実施例5による薄形半導体装置を
示す平面図である。
【図18】この発明の実施例5による薄形半導体装置を
示す側面図である。
【図19】図17に示した薄膜半導体装置のB−B線に
沿った拡大断面図である。
【図20】この発明の実施例5による薄形半導体装置の
製造過程を示す断面図である。
【図21】この発明の実施例5による薄形半導体装置の
製造過程を示す断面図である。
【図22】この発明の実施例6による薄形半導体装置を
示す平面図である。
【図23】図22に示した薄膜半導体装置のC−C線に
沿った拡大断面図である。
【図24】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図25】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図26】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図27】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図28】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図29】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
変形例を示す平面図である。
【図30】図29に示した薄形半導体装置の側面図であ
る。
【図31】この発明の実施例7による薄形半導体装置を
示す平面図である。
【図32】図31に示した薄形半導体装置の側面図であ
る。
【図33】この発明の実施例8による薄形半導体装置を
示す要部拡大断面図である。
【図34】この発明の実施例9による薄形半導体装置を
示す要部拡大断面図である。
【図35】この発明の実施例9による薄形半導体装置の
変形例を示す要部拡大断面図である。
【図36】この発明の実施例10による薄形半導体装置
を示す要部拡大断面図である。
【図37】この発明の実施例10による薄形半導体装置
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図38】この発明の実施例10による薄形半導体装置
を示す平面図である。
【図39】この発明の実施例11による薄形半導体装置
を示す平面図である。
【図40】図39に示した薄形半導体装置を示す要部拡
大断面図である。
【図41】この発明の実施例12による薄形半導体装置
を示す要部拡大断面図である。
【図42】図41に示した管を示す側面断面図である。
【図43】この発明の実施例12による薄形半導体装置
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図44】図43に示した管を示す側面断面図である。
【図45】この発明の実施例13による薄形半導体装置
を示す要部拡大断面図である。
【図46】この発明の実施例13による薄形半導体装置
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図47】図45に示した栓を示す側面断面図である。
【図48】この発明の実施例15による薄形半導体装置
を示す平面図である。
【図49】図48に示した薄形半導体装置の要部拡大断
面図である。
【図50】この発明の実施例15による薄形半導体装置
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図51】従来の薄形半導体装置を示す平面図である。
【図52】図51に示した薄形半導体装置の側面断面図
である。
【図53】従来の他の薄形半導体装置を示す平面図であ
る。
【図54】図53に示した薄形半導体装置の側面断面図
である。
【図55】従来のさらに他の薄形半導体装置の製造工程
を示す模式図である。
【図56】従来のさらに他の薄形半導体装置を示す側面
断面図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 回路基板 3 IC 4 部品 5 薄板 5a 薄板 5b 薄板 6a 接着剤層 6b 接着剤層 7 フレーム 7a 突出部 7b 切り欠き部 7c 貫通孔 7d 溝 7g 開口部 7h 開口部 7i 貫通孔 7j 貫通孔 7k 突出部 7m 管 7n 管 7r 栓 7q 開口部 8 成形樹脂 9 熱可塑性樹脂 10 発泡樹脂 19 外皮容器 21 型 22 成形金型 22a 上型 22b 下型 22c ゲート 31 硬化治具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項第1項
に係る薄形半導体装置は、一方の面を薄板で覆い、他方
の面を機能部品を搭載した回路基板の裏面で覆われた枠
体内に機能部品を搭載した回路基板を収容し、内部を成
形樹脂で一体に成形したものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】この発明の請求項第2項に係る薄形半導体
装置は、両面を薄板で覆われた枠体内に機能部品を搭載
した回路基板を収容し、内部を成形樹脂で一体に成形し
たものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この発明の請求項第3項に係る薄形半導体
装置の製造方法は、枠体、回路基板の機能部品搭載面及
び薄板で囲まれた空間内、又は回路基板の周囲を囲む枠
体及びこの枠体の両面を覆う薄板で囲まれた空間内に、
未発泡の発泡樹脂配合物を充填し、この発泡樹脂配合物
を発砲させて上記枠体、回路基板及び薄板を一体に成形
し、枠体に形成された貫通部から排出された過剰の発泡
樹脂を除去するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】この実施例3では、活性化していない20
0ミクロン厚さの透明硬質塩化ビニル樹脂シートを薄板
5a、5bとして用いた。透明塩化ビニル樹脂シートは、
裏印刷によってデザインが付加されており、この印刷面
に厚さ50ミクロンのアクリル樹脂系の感圧タイプの接
着シートを転写して接着剤層6a、6bを形成し、接着剤
層6a、6bをフレーム7に接するようにフレーム7の切
り欠き部7bに嵌合させる。もちろん一方の薄板5aをフ
レーム7に嵌合する前に、機能部品を搭載した回路基板
2と未発泡の発泡樹脂10配合物の所定量を収納させて
いる。この状態で型21内に固定し、発泡樹脂10を発
泡硬化させた。樹脂の配合及び硬化は実施例1で説明し
たものと同様である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、上述した実施例1〜では、一体に
成形する充填樹脂を低温硬化の発泡樹脂10等とした
が、これらは電池を内臓するカードの一体成形に対応す
るためで、収納する機能部品に電池などの加熱温度上の
制約がなければ、さらに高温で一体硬化させてもよいの
はもちろんである。また、フレーム7及び一体に成形す
る樹脂として液晶ポリマーを示したが、これは埋設する
機能部品、回路基板2との組合せで実施したもので、他
の樹脂による成形を制限するものでない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】上述したように構成されたICカード1
は、図24〜図28に示す手順によって製造される。図
24〜図28は、いづれもICカード1の側面断面を模
式的に示す図である。まず、図24に示すように、回路
基板2に、IC3、部品4、電池4aを搭載した半導体
モジュール6を構成する回路基板2を作成する。また、
例えばAB樹脂の射出成形によってフレーム7を作
り、ポリエステル樹脂シート製の薄板5bをフレーム7
に接着したものを用意する。次いで、図25に示すよう
に、発泡樹脂10例えば発泡エポキシ樹脂の所定量の1
/2を図24で示した薄板5bの中央部に注入し、この
上に回路基板2を置く。さらに、図26に示すように、
回路基板2の上の中央部に残りの発泡樹脂10を注入す
る。次いで、もう一方の薄板5aを上からかぶせて発泡
性樹脂10を押し広げながらフレーム7に接着し、図2
7の状態とする。この状態で、図28に示すように、硬
化治具31で薄板5a、5bの両面を押えながら、加熱
によって発泡樹脂10を発泡膨張させてIカード1内
を充填し、硬化させる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】発泡エポキシ樹脂は、硬化剤、発泡剤混合
後の粘度が約50,000CP(センチポイズ)で若干
のチクソトロピック性をもたせてある。このため、フレ
ーム7の中央部に注入してもゆっくり広がるので、回路
基板2を浮かせることもできる。従って、薄板5aをフ
レーム7に接着して、薄板5a、5b及びフレーム7で構
成される外皮容器19を完成させた時点でも、中央部か
ら周辺部へ広がっていく。この状態で加熱すると、発泡
による発泡樹脂10の体積膨張が始まり、発泡樹脂10
は、さらに周縁部へと広がっていく。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】これによって、外皮容器19内は中央から
順にコーナー部へと発泡樹脂10の充填が進む。実施例
6では、図29及び図30に示すように、フレーム7の
対向する2辺のコーナーに近い部分にフレームを貫通す
る貫通孔7eを4カ所設けてあるので、発泡エポキシ樹
脂の膨張によって外皮容器19内の空気は押し出され、
円滑に発泡樹脂10の充填が進む。発泡樹脂10は外皮
容器19内を充満したのち、過剰の樹脂は貫通孔7eか
ら排出される。外皮容器19内で広がる発泡樹脂10の
抵抗と、貫通孔7eを通過する樹脂の抵抗とでは、貫通
孔7eを通過する樹脂の抵抗の方が大きい。従って、4
カ所のコーナー部への発泡樹脂10の充填のタイミング
に差が生じても、貫通孔7eの抵抗が大きいので、未充
填部分への膨張が優先され、遅れていたコーナー部分も
発泡樹脂10が充填されることになる。ちなみに実施例
6では、外皮容器19内を充填するのに必要な発泡樹脂
10に対し、未発泡の発泡樹脂を10%過剰となるよう
に外皮容器19内に注入した。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】一方、ICカード1の側面には、フレーム
7に設けた貫通孔7eの開口部7gが露呈する。ICカ
ード1の外観上、その露呈部は小さい方が好ましく、こ
れは貫通孔7eの外側の開口部7を小さくすることに
よって実現される。すなわち、内側の開口部7hを大き
くすることによって発泡樹脂10による空気の排出と置
換を容易に行い、かつ残留空気のないようにして発泡樹
脂10が完全に充填されるようにする。また、外側の開
口部7gを小さくすることによって、ICカード1の外
観が向上させることができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】図43は、図41と同様であるが、管7n
、図44に示すように、ほぼストレートな形状であ
り、抜け防止のためにフレーム7の内側につば7pを設
けてある。このつば7pは、管7nが抜けないようにす
ると共に、管7nと貫通孔7eの境界部から発泡樹脂1
0が漏れるのを防止する効果もある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】請求項第3項に係る発明は、内縁部に切り
欠き部が形成されると共に、その内外を横断する少なく
とも1つの貫通部が形成された枠体と、機能部品が搭載
され、この搭載面を内側にして上記枠体の一方の切り欠
き部に枠体とほぼ同一平面になるようにその縁部が当接
される回路基板と、上記回路基板に対向して上記枠体の
他方の切り欠き部に枠体とほぼ同一平面となるようにそ
の縁部が当接される薄板とによって囲まれた空間内、又
は機能部品が搭載された回路基板の周囲を囲み、その内
縁部に切り欠き部が形成されると共に、その内外を横断
する少なくとも1つの貫通部が形成された枠体と、上記
回路基板を上記枠体の両面から覆い、上記枠体とほぼ同
一平面になるように上記枠体の切り欠き部にその縁部が
当接される薄板とによって囲まれた空間内に未発泡の発
泡樹脂配合物を充填し、この発泡樹脂配合物を所定の温
度及び時間で発泡させて上記空間内全体を充填し発泡樹
脂自体を所定の強度を有する構造部材とすると共に、上
記枠体、上記回路基板及び上記薄板を一体に成型し、次
いで、上記枠体に形成された貫通部から排出された過剰
の発泡樹脂を除去する薄形半導体装置の製造方法であ
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による薄形半導体装置を示
す平面図である。
【図2】この発明の実施例1による薄形半導体装置を示
す側面図である。
【図3】図1に示した薄形半導体装置のA−A線に沿っ
た拡大断面図である。
【図4】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図5】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図6】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図7】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図8】この発明の実施例1による薄形半導体装置の製
造過程を示す断面図である。
【図9】この発明の実施例2による薄形半導体装置を示
す側面断面図である。
【図10】この発明の実施例2による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図11】この発明の実施例3による薄形半導体装置を
示す側面断面図である。
【図12】この発明の実施例3による薄形半導体装置を
示す要部拡大断面図である。
【図13】この発明の実施例4による薄形半導体装置を
示す側面断面図である。
【図14】この発明の実施例4による薄形半導体装置を
示す要部拡大断面図である。
【図15】この発明の実施例4による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図16】この発明の実施例4による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図17】この発明の実施例5による薄形半導体装置を
示す平面図である。
【図18】この発明の実施例5による薄形半導体装置を
示す側面図である。
【図19】図17に示した薄膜半導体装置のB−B線に
沿った拡大断面図である。
【図20】この発明の実施例5による薄形半導体装置の
製造過程を示す断面図である。
【図21】この発明の実施例5による薄形半導体装置の
製造過程を示す断面図である。
【図22】この発明の実施例6による薄形半導体装置を
示す平面図である。
【図23】図22に示した薄膜半導体装置のC−C線に
沿った拡大断面図である。
【図24】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図25】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図26】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図27】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図28】この発明の実施例6による薄形半導体装置の
製造工程を示す断面図である。
【図29】この発明の実施例6による薄形半導体装置
フレームを示す平面図である。
【図30】図29に示した薄形半導体装置のフレーム
側面図である。
【図31】この発明の実施例7による薄形半導体装置
フレームを示す平面図である。
【図32】図31に示した薄形半導体装置のフレーム
側面図である。
【図33】この発明の実施例8による薄形半導体装置を
示す要部拡大断面図である。
【図34】この発明の実施例9による薄形半導体装置を
示す要部拡大断面図である。
【図35】この発明の実施例9による薄形半導体装置の
変形例を示す要部拡大断面図である。
【図36】この発明の実施例10による薄形半導体装置
を示す要部拡大断面図である。
【図37】この発明の実施例10による薄形半導体装置
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図38】この発明の実施例10による薄形半導体装置
のフレームを示す平面図である。
【図39】この発明の実施例11による薄形半導体装置
のフレームを示す平面図である。
【図40】図39に示した薄形半導体装置を示す要部拡
大断面図である。
【図41】この発明の実施例12による薄形半導体装置
を示す要部拡大断面図である。
【図42】図41に示した管を示す側面断面図である。
【図43】この発明の実施例12による薄形半導体装置
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図44】図43に示した管を示す側面断面図である。
【図45】この発明の実施例13による薄形半導体装置
を示す要部拡大断面図である。
【図46】この発明の実施例13による薄形半導体装置
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図47】図45に示した栓を示す側面断面図である。
【図48】この発明の実施例15による薄形半導体装置
のフレームを示す平面図である。
【図49】図48に示した薄形半導体装置の要部拡大断
面図である。
【図50】この発明の実施例15による薄形半導体装置
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図51】従来の薄形半導体装置を示す平面図である。
【図52】図51に示した薄形半導体装置の側面断面図
である。
【図53】従来の他の薄形半導体装置を示す平面図であ
る。
【図54】図53に示した薄形半導体装置の側面断面図
である。
【図55】従来のさらに他の薄形半導体装置の製造工程
を示す模式図である。
【図56】従来のさらに他の薄形半導体装置を示す側面
断面図である。
【符号の説明】 1 ICカード 2 回路基板 3 IC 4 部品4a 電池 5 薄板 5a 薄板 5b 薄板 6a 接着剤層 6b 接着剤層 7 フレーム 7a 突出部 7b 切り欠き部 7c 貫通孔 7d 溝 7g 開口部 7h 開口部 7i 貫通孔 7j 貫通孔 7k 突出部 7m 管 7n 管 7r 栓 7q 開口部 8 成形樹脂 9 熱可塑性樹脂 10 発泡樹脂 19 外皮容器 21 型 22 成形金型 22a 上型 22b 下型 22c ゲート 31 硬化治具
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図51
【補正方法】変更
【補正内容】
【図51】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図52
【補正方法】変更
【補正内容】
【図52】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図56
【補正方法】変更
【補正内容】
【図56】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 治 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内 (72)発明者 小林 誠 兵庫県三田市三輪2丁目6番1号 菱電化 成株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内縁部に切り欠き部が形成されると共
    に、その内外を横断する少なくとも1つの貫通部が形成
    された枠体と、 機能部品が搭載され、この搭載面を内側にして上記枠体
    の一方の切り欠き部に枠体とほぼ同一平面になるように
    その縁部が当接される回路基板と、 上記回路基板に対向して上記枠体の他方の切り欠き部に
    枠体とほぼ同一平面となるようにその縁部が当接される
    薄板と、 上記回路基板、上記枠体及び上記薄板によって囲まれた
    空間内に充填され、これらの回路基板、枠体及び薄板を
    一体に成形する成形樹脂と、を備えたことを特徴とする
    薄形半導体装置。
  2. 【請求項2】 機能部品が搭載された回路基板と、 この回路基板の周囲を囲み、その内縁部に切り欠き部が
    形成されると共に、その内外を横断する少なくとも1つ
    の貫通部が形成された枠体と、 上記回路基板を上記枠体の両面から覆い、上記枠体とほ
    ぼ同一平面になるように上記枠体の切り欠き部にその縁
    部が当接される薄板と、 上記枠体及び上記薄板によって囲まれた空間内に充填さ
    れ、これらの枠体及び薄板並びに上記回路基板を一体に
    成形する成形樹脂と、を備えたことを特徴とする薄形半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 内縁部に切り欠き部が形成されると共
    に、その内外を横断する少なくとも1つの貫通部が形成
    された枠体と、機能部品が搭載され、この搭載面を内側
    にして上記枠体の一方の切り欠き部に枠体とほぼ同一平
    面になるようにその縁部が当接される回路基板と、上記
    回路基板に対向して上記枠体の他方の切り欠き部に枠体
    とほぼ同一平面となるようにその縁部が当接される薄板
    とによって囲まれた空間内に未発泡の発泡樹脂配合物を
    充填し、 この発泡樹脂配合物を所定の温度及び時間で発泡させて
    上記空間内全体を充填し発泡樹脂自体を所定の強度を有
    する構造部材とすると共に、上記枠体、上記回路基板及
    び上記薄板を一体に成型し、次いで、 上記枠体に形成された貫通部から排出された過剰の発泡
    樹脂を除去することを特徴とする薄形半導体装置及びそ
    の製造方法。
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