JPH0664961B2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JPH0664961B2
JPH0664961B2 JP61062663A JP6266386A JPH0664961B2 JP H0664961 B2 JPH0664961 B2 JP H0664961B2 JP 61062663 A JP61062663 A JP 61062663A JP 6266386 A JP6266386 A JP 6266386A JP H0664961 B2 JPH0664961 B2 JP H0664961B2
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貞次郎 森
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電流の開閉を行う開閉器,特にその消弧機構に
関するものである。
〔従来の技術〕
本発明の主たる適用開閉器として電磁接触器や配線用し
や断器を挙げることができる。
まず,第5図に従つて,例えば実開昭59−86615号公報
に見られる従来の電磁接触器の一例について説明する。
なお,第5図の電磁接触器は左右対称であるので片側の
み断面で示す。図において,(1)はプラスチツクで成
形された取付台,(2)はこの取付台(1)上にケイ素
鋼板で積層された固定鉄心,(3)は固定鉄心(2)に
対向して配置されこれと同じくケイ素鋼板で積層された
可動鉄心,(4)は可動鉄心(3)と固定鉄心(2)と
を引外しばね(図示せず)に抗して吸着させる駆動力を
付与する操作コイル,(5)はプラスチツクで形成さ
れ,角窓を有するクロスバーで,その下端では可動鉄心
(3)を保持している。(6)は上記のクロスバー
(5)の角窓に挿入されて押しばね(7)により押圧保
持されている可動接触子,(6A)は可動接触子(6)に
設けられた可動接点,(8)は可動接触子(6)と対向
して設けられ,電流を導通させる固定接触子,(8A)は
この固定接触子(8)に設けられた固定接点,(8C)は
同じくこの固定接触子(8)の端子部を示す。
然して,(9)は電磁接触器本体を外部回路と接続する
ための端子ねじ,(10)は固定接触子(8)を取付ける
ベース,(11)は電磁接触子上面を覆うカバーである。
なお,(8B)は固定接触子(8)から押し出されたアー
クランナで,その拡大図を第6図a,bに示す。固定接触
子(8)にその接点近傍において切抜き中空部を穿設
し,かつこの中空部の接点側端部に上記固定接触子
(8)と電気的に接続された倒L字状のアークランナ
(8B)を設け,このアークランナ(8B)の水平辺を上記
中空部(8D)上に延在させている。
上記構成を有するため,この従来の電磁接触器におい
て,操作コイル(4)を消磁すると,図示されない引外
しばねにより可動鉄心(3)が固定鉄心(2)より開離
し,クロスバー(5)も,第5図に示す状態を占め,固
定接点(8A)と可動接点(6A)とが開離して固定接点
(8A)と可動接点(6A)との間にアーク(12)が生じる
が,このアーク(12)は電流零点において消弧され電流
がしや断されることになる。このしや断動作を,第6図
a,bを用いて,詳しく説明する。第6図に示すように,
固定接触子(8)の接点接合部近傍に切抜き中空部(8
D)を設けるとともに,この中空部(8D)の接点寄り端
部に倒L字状のアークランナ(8B)を切り起こして設け
ている。このため,固定接触子(8)を流れる電流Iは
中空部(8D)の両側にI1AとI1Bに分れて流れ,アーク
(12)に流入する。これら電流に基づいてアークに作用
する力が第6図bに矢印で示されている。これには固定
接触子(8)を流れる電流I1AとI1Bによる力がそれぞれ
F1AとF1Bとして図示方向に作用するように示されてお
り,F1AとF1Bの合力がF1で示されている。また,可動接
触子(6)を流れる電流による力はF2で示されている。
ここで,図においてF2≒2F1A≒2F1Bであるから,F2>F1
となる。したがつて,アーク(12)は固定接触子のアー
クランナ(8B)の方向に駆動され,固定接点(8A)上の
アーク(12)の足は第7図のようにアークランナ(8B)
上に転移する。アークランナ(8B)に一旦転移すると,
アーク(12)はアークランナ(8B)を流れる電流によつ
て一層駆動されて高速度でアークランナ(8B)上を走行
するので,アーク(12)はさらに伸延されて消弧される
ことになる。このように上述の電磁接触器によれば,ア
ーク(12)が引き伸ばされつつアークランナ(8B)の上
を高速走行し,電流零点を迎え,遮断が行われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の開閉器は以上のように構成されているのである
が,遮断性能の向上と接点消耗の低減に限界があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので,遮断性能がより高められるとともに,接点消
耗を低減できる開閉器を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る開閉器は,アークランナの水平辺と固定
接触子との間に磁性板を配置したものである。
〔作用〕
この発明における磁性板は,接点上に生じたアークがア
ークランナに転移するまでの時間を短縮すると共に,転
移後もアークを強く駆動し,接点消耗の低減と遮断性能
の向上を図る。
〔実施例〕
以下,この発明の一実施例について説明する。この発明
の一実施例は第5図に示す従来の開閉器と類似している
ので,相違部分のみ拡大して第1図a,bに示す。図にお
いて,(13)はアークランナ(8B)の水平辺と固定接触
子(8)の間に配置された例えば鉄,ニツケル,ケイ素
鋼などの磁性板である。
本発明ではアークランナ(8B)と固定接触子(8)の間
に配置された磁性板(13)に,“固定接触子(8)に流
れる電流が作る磁束”が流入するので,接点空間へう回
する磁束が低減される。従つて,固定接触子(8)に流
れる電流が作る磁束が接点間に生じたアークに有効に作
用するので,固定接点(8A)上のアークの足は短時間で
アークランナ(8B)上に転移し,アーク(12)は第1図
aに示すようになる。従つて,接点消耗が低減される。
この後,アーク(12)はアークランナ(8B)に流れる電
流が作る磁束が作用するのであるが,磁性板(13)の存
在により磁気抵抗が低減されるので磁束は増加させられ
る。一方,固定接触子(8)に流れる電流が作る磁束に
よりアーク(12)は固定接点(8A)側に押しもどされる
のであるが,磁性板(13)の存在により,磁性板(13)
内を流通するので,アーク(12)を固定接点(8A)側へ
押しもどす力は顕著に低減される。以上の結果,アーク
(12)は非常に速い速度で,アークランナ(8B)上を移
動するので,強力に冷却される。従つて,遮断性能が高
められる。
なお,第1図a,bに示すように,この実施例では磁性板
(13)が固定接触子(8)に接触して配置されており,
固定接触子(8)の切抜き中空部(8D)を導通している
が,固定接触子(8)は例えば銅や黄銅などで形成さ
れ,磁性板(13)は例えばニツケルやケイ素鋼板などで
形成されているため,磁性板(13)の導電率が固定接触
子(8)の導電率よりかなり小さく,電流はほとんど固
定接触子(8)側を第6図bに示すのと同様にI1AとI1B
の2手に分れて流れる。従つて,磁性板(13)が固定接
触子(8)に接触していてもよい。
なお,第2図,第3図に示すように,磁性板(13)がア
ークランナ(8B)や固定接触子(8)と接触しないよう
に配置されたり,アークランナ(8B)の水平面に接合さ
れてもよく,この場合は磁性板(13)と固定接触子
(8)が接触しないので,磁性板(13)や固定接触子
(8)の導電率のいかんに係らず固定接触子(8)に流
れる電流を切抜き中空部により分流できる。なお,磁性
板(13)をアークランナ(8B)や固定接触子(8)と接
触しないように配置するには第5図に示すアークカバー
(11)に固定するなどの方法が考えられる。
また,本発明が第4図に示すような固定接触子(8)に
対しも有効であるのは明白である。
以上の説明は,本発明を開閉器の一種である電磁接触器
に適用した場合についてのものであるが,例えば配線用
遮断器のような他の開閉器に対しても有効であることは
明白である。
〔発明の効果〕
以上のように,この発明によれば,アークランナの水平
辺と固定接触子との間に磁性板を配置したので,接点消
耗の低減と遮断性能の向上が図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bはこの発明の一実施例による開閉器の要部を
示すそれぞれ正面図および平面図,第2図〜第4図はそ
れぞれこの発明の他の実施例による開閉器の要部を示す
正面図,第5図は従来の電力開閉器の一例を示す半正面
断面図,第6図a,bおよび第7図は第5図の要部の動作
を示すそれぞれ正面図および平面図である。 図において,(6)は可動接触子,(6A)は可動接点,
(8)は固定接触子,(8A)は固定接点,(8B)はアー
クランナ,(8D)は切抜き中空部,(12)はアーク,
(13)は磁性板である。 なお,各図中同一符号は同一または相当部分を示すもの
とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定接触子に接合された固定接点と,この
    固定接点に対向配置された上記固定接触子と反対方向に
    延びる可動接触子に接合された可動接点とを備え,上記
    固定接触子にはその接点接合部近傍に切抜き中空部を穿
    設し,かつこの中空部の接点側端部に上記固定接触子と
    電気的に接続された倒L字状のアークランナを設けてこ
    のアークランナの水平辺を上記中空部上に延在させ,上
    記水平辺と上記固定接触子との間に磁性板を配置したこ
    とを特徴とする開閉器。
  2. 【請求項2】磁性板はアークランナおよび固定接触子と
    接触しないように間隙を設けて配置されている特許請求
    の範囲第1項記載の開閉器。
  3. 【請求項3】磁性板はアークランナの水平面に接合され
    ている特許請求の範囲第1項記載の開閉器。
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