JPS59117020A - 電力開閉器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電流の開閉を行なう電力開閉器に関し１例
えば電磁接触器や配線用しゃ断器などのしゃ断性能の改
良に関するものである。

従来の電磁接触器を第１図に示す。図において、（ｌ）
はプラスチックで成形された取付は台。

（２）はケイ素鋼板で積層され”た固定鉄心である。

（３）は固定鉄心（２）と同じくケイ素鋼板で積層され
た可動鉄心である。（４）は可動鉄心（３）と固定鉄心
（２）とを引外しバネ（図示せず）に逆って吸着させる
駆動力を与える操作コイル、（５）はプラスチツクで形
成され、角窓を有するクロスバ−で。

下端において可動鉄心（３）を保持している。（６）は
クロスバ−（５）の角窓に挿入されている可動接触子、
　　（６Ａ）は可動接触子（６）の一端に設けた可動接
点であり、＋７１は可動接触子（６）を押圧する押しバ
ネである。（８）は可動接触子（６）に対向して設けら
れ、一端に可動接点（６Ａ）と接離可能な固定接点（８
Ａ）が設けられている。（８Ｂ）は固定接触子（８）の
他端に設けられた端子部であシ９両接点（６Ａ）　。

（８人）が接触している時には、固定接触子（８）より
可動接触子（６）へと電流が通電される。（９）は電磁
接触器本体を外部回路と接続するための端子ネジ、０１
は固定接触子（８）を取シ付けるベースである。住υは
電磁接触器をおおうアークカバー、ａ２は固定接点（８
Ａ）と可動接点（６Ａ）との間に生じるアーク、（Ｉ３
はこのアークα擾を消弧するための磁性体の金属消弧板
であシ、固定接触子（８）の固定接点（８Ａ）との接合
面に平行に並列に配置されている。なお、第１図は左右
対称であるため、右側断面のみ示す。

以上のように構成された電磁接触器において、操作コイ
ル（４）を消磁すると９図示されていない引外しバネに
よって可動鉄心（３）が固定鉄心（２）よυ開離し、ク
ロスバ−（５）は第１図に示す状態となる。このため１
通電状態から固定接点（８Ａ）と可動接点（６Ａ）が開
離して、接点（８Ａ）、　（６Ａ）間に第２図に示すよ
うにアーク（２）が生じる。このアーク（１２は磁性体
の金属消弧板０３１に吸引され、アーク（１２Ａ）の状
態を経て、アーク（１２Ｂ）のようになり、金属消弧板
（Ｌ３１の間で消弧堰れ、電流がしゃ断される。

従来の電力開閉器は以上のように動作するので、消弧に
際して、並列に被数ある金属消弧板０３の可動接触子（
６）と固定接触子（８）の間のものしか関与せず、全数
を利用することができなかったため、しゃ断性能が劣り
、接点消耗がはげしいという欠点があった。

この発明は以上のような欠点を除去するためになされた
もので、固定接点の表面に平行で固定接触子との間に金
属消弧板をはさんで配置した第１の平板部と、固定接点
の表面に平行で固定接点と可動接点の開離時に可動接触
子の裏面（可動接点が接合されてない側の面）と固定接
触子の間に位置するように配置した第２の平板部と、第
１及び第２の平板部をつなぐ第３の平板部と、第２の平
板部から可動接点の開離方向にのびる第４の平板部とを
有し、第２の平板部から第４の平板部にわたって可動接
点との対向部を切シ欠いた切り欠き部を有した転流電極
を備えることにより、しゃ断性能がすぐれた。可動接点
の消耗が少ない電力開閉器を提供することを目的として
いる。

この発明の一実施例として、固定接触子に第３図に示す
ようなアークランナを有する電磁接触器の場合について
述べるつ図において、（１４はアークランナであシ、固
定接点側端（８Ｂ）で固定接触子（８）と電気的に接合
されている。また、（１４Ａ）は固定接点（８Ａ）と対
向する切り欠き部である。第４図は転流電極（ｌｓを示
し、　　（１５Ａ）は第１の平板部、　　（１５Ｂ）は
第２の平板部、　　（１５０）は第８の平板部、　　（
１５Ｄ）は第４の平板部、　　（１５Ｅ）は可動接点（
６Ａ）に対向する切シ欠き部である。

第４図は転流電極←［有］の右半分を示したものである
が、左半分も同じように構成している。第５図に示すよ
うに、第１の平板部（１５Ａ）は固定接点（８Ａ）の表
面に平行で固定接触子（８）との間に金属消弧板（１９
をはさんで配置する。第２の平板部（１５Ｂ）は固定接
点（８人）の表面に平行で、固定接点（８Ａ）及び可動
接点（６Ａ）が開離した時、可動接触子（６）の裏面（
可動接点が接合されてない１１１１の面）とアークラン
ナの間に位置するように配置している。また、アークラ
ンナ（１４は固定接点（８、Ａ）の表面に平行で、固定
接触子（８）と金属消弧板製との間に配量する。

以上の１うな構成にした電磁接触器では、従来のものと
同様に９通電状゛態から両接点（６Ａ）。

（８Ａ）を開離すると９内接点（６Ａｉ、　（８Ａ）間
にアークａりが生じるのであるが、このアークａのは磁
性体の金属消弧板０に吸引される。アークランナα尋は
固定接触子（８）の表面よシ可動接点（６Ａ）側に設け
ているため、固定接点（８Ａ）上のアーク（＋３の足は
容易にアークランナ（１４に転移する。一方、転流電極
０５１として磁性体が用いられると、第４図に示すよう
に可動接触子（６）を流れる電流によって（Ｂ）で示す
強い磁場が発生し、アークＩＪ２には（Ｆ’）で示す力
が作用するので、可動接点（６Ａ）上のアーク０２の足
は転流電極α９に容易に転移し、アークａ３は第５図に
示すアーク（１２Ａ）Ｋなる。さらにアーク（１２Ａ）
の状態になると、アークランナ！１４）には矢印で示す
ような電流が流れるため、金属消弧板（１■側に駆動さ
れる。同時に転流電極ｏ５側では、アークランナＨを流
れる電流が作る磁界や、転流電極０９に流れる電流のた
めにアーク（１２Ａ）はアーク（１２Ｂ）　、　７−り
（１２０）を経て最終的にはアーク（１２Ｄ）の状態と
なシ、第１の平板部（１５Ａ）とアークランナα沿との
間で消弧され、電流はしゃ断される。

以上のように、この発明では可動接点（６Ａ）上のアー
クα２の足が速やかに転流電極ａ粉に転移されるため、
可動接点（６Ａ）の消耗が低減される。

また、アーク（１２Ｄ　）に示はれるように、第１の平
板部（１５Ａ）とアークランナ■間で消弧されるため、
金属消弧板α９の全数が消弧に関与することになり、優
れたしゃ断性能が得られる。さらに、金属消弧板（１３
の平担部で消弧嘔れるので。

アークの足の部分において電界集中が起こりに＜＜、熱
伝導がよくなり、極めて優れたしゃ断性能を示す。

また、この実施例では、アークランナｏ４を設けている
が、なくてもしゃ断性能の改善及び可動接点の消耗を低
減する効果はある。アークランナ（１４１を設けた場合
には、固定接点の消耗を低減する効果もある。

また、第６図に示すように、断面がコの字状の固定接触
子を有する電力開閉器にも適用できる。この場合にはア
ーク鐸゛の足は固定接触子（８）を流れる電流（矢印で
示す）が作る磁界によって、固定接点（８Ａ）から固定
接触子（８）に転移するので、固定接点（８Ａ）の消耗
が低減できると共に、アーク時間が短縮され、しゃ断性
能がいっそう向上する。

また、他の実施例として、第７図に示すように配線しゃ
断器のような電力開閉器にも適用できる。図において＋
ｌ［９は回転軸、ａ７）はよシ線でこのより線（＋７）
により転流電極α９と可動接触子（６）とが電気的に接
合されている。

なお、高電圧の電力開閉器を製作する際、金属消弧板製
の枚数を増やすことが心安となるか、以上の実施例のよ
うに金属消弧板（＋３が固定接　　１点（８Ａ）の表面
と平行に並設した構成で優れたしゃ断性能を得ることが
できるため、電力開閉器の据付面積を増すことなく高電
圧の電力開閉器を実現することができる。

以上、述べたように、電力開閉器に、固定接点の表面に
平行で、固定接触子と所定間隔離れた第１の平板部と、
固定接点の表面に平行で。

可動接点及び固定接点の開離時に可動接触子の裏面（可
動接点が接合されてない側の面）と固定接触子の間に位
置するように配置し５た第２の平板部と、第１及び第２
の平板部をつなぐ第８の平板部と、第２の平板部から可
動接点の開離方向にのびる第４の平板部とを有し、第２
の平板部から第４の平板部にわたって可動接点との対向
部を切υ欠いた切シ欠き部を有する転流電極、並びに固
定接触子の表面に平行で、固定接触子と第１の平板部と
の間に並設した複数の金属消弧板を備えることによシ、
シゃ断性能を改善し、可動接点の消耗を低減する効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電力開閉器の右側断面図、第２図は第１
図の要部を拡大した側面図、第８図はこの発明の一実施
例の電力開閉器に用いられるアークランナを示す斜視図
、第４図はこの発明の一実施例の転流電極を示す斜視図
、第５図はこの発明の一実施例の動作を示す説明図、第
６図はこの発明の他の実施鵜を示す側面図、第７図はこ
の発明のさらに他の実施例を示す側面図である。 図において、（６）は可動接触子、　　（６Ａ）は可動
接点、（８）は固定接触子、　　（８Ａ）は固定接点、
　ｌｉｄは金属消弧板、α乃はアークランナ、０！９は
転流電極。 （１５Ａ）は第１の平板部、　　（１５Ｂ）は第２の平
板部、　　（１５０）は第３の平板部、　　（１５Ｄ）
は第４の平板部、　　（１５Ｂ）は切り欠き部を示す。 なお９図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　　葛　野　信　− 第１図 Ａ 第２図 第３図 第４図 １り ５Ｂ 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１固定接触子、この固定接触子に接合された固定接
   点、可動接触子、この可動接触子に接合され、上記固定
   接点と接離可能な可動接点、上記固定接点の表面に平行
   で、上記固定振触子と所定間隔離れた第１の平板部と、
   上記固定接点の表面に平行で、上記可動接点及び　　３
   固定液点の開離時に上記可動接触子における可動接点が
   接合されてない側の面と固定接触子との間に位置するよ
   うに配置した第２の平板部と、第１及び第２の平板部を
   つなぐ第３の平板部と、上記第２の平板部から上記可動
   接点の開離方向にのびる第４の平板部とを有し、第２の
   平板部から第４の平板部にわたって上記可動接点との対
   向部を切シ欠いた切シ欠き部を有する転流電極、並びに
   上記固定接触子の表面に平行で、上記固定接触子と上記
   第１の平板部との間に並設した複数の金属消弧板を備え
   たことを特徴とする電力開閉器。 （２）固定接触子の固定接点側端で一端が電気的に接合
   され、上記固定接触子と金属消弧板の間に設置され、上
   記固定接点の表面に平行で上記固定接点との対向部を切
   り欠いた切り欠き部を有する平板状の、アークランナを
   備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電
   力開閉器。