JPH06349187A - オートチェンジャー装置、ディスクチャック装置、ディスク装置、及び位置検出装置 - Google Patents

オートチェンジャー装置、ディスクチャック装置、ディスク装置、及び位置検出装置

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JPH06349187A
JPH06349187A JP5130616A JP13061693A JPH06349187A JP H06349187 A JPH06349187 A JP H06349187A JP 5130616 A JP5130616 A JP 5130616A JP 13061693 A JP13061693 A JP 13061693A JP H06349187 A JPH06349187 A JP H06349187A
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吉典 角田
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眞巳 冨田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で、構成が簡素化でき、使い勝手のよい
オートチェンジャー装置を提供する。 【構成】 情報記録用ディスクを収納したカートリッジ
を複数枚装着可能な待機位置200aから記録再生位置
200bに、又は、記録再生位置200bから待機位置
200aに、いずれかのカートリッジを選択的に搬送す
るオートチェンジャー装置であり、カートリッジを保持
するカートリッジホルダー103a〜103dと、カー
トリッジホルダーを待機位置200aに保持する待機用
保持機構と、搬送のためにカートリッジホルダーを保持
する搬送用保持機構と100cと、これを水平前後方向
(DK方向)に移動させる移動機構100aと、搬送用
保持機構100cを昇降させる昇降機構100bとを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状記録媒体を
収納したカートリッジを複数枚装着できる記録再生装置
において、ターンテーブルに載せるカートリッジを自在
に交換できる小型のオートチェンジャー装置に関するも
のである。
【0002】本発明はまた、オーディオおよびビデオデ
ィスクなどのディスク状記録媒体を用いた記録再生装置
において、ディスクを装置に固定するためのディスクチ
ャック装置に関するものである。
【0003】本発明はさらに、オーディオおよびビデオ
ディスク、ビデオテープレコーダなどの記録再生装置に
おけるメカニズム動作のモード検出などに適用される、
位置検出装置に関するものである。
【0004】
【従来の技術】図88は、例えば特開昭59−3636
5号公報に開示された従来のオートチェンジャー装置の
構成及び動作を説明するための機構概念図である。同図
に使用されている記号の意味は以下の表1に従う。
【0005】
【表1】
【0006】ここで、「固着」は2つの部材が互いに動
かないように固定されることをいい、「係着、係合」は
2つの部材が互いに関係を持って付けられていることを
いい(2つの部材は固定されていないが、2つの部材が
結合している位置は移動しない。)、「不動」は部材が
シャーシに対して固着されていることをいい、「衝接」
は一方の部材の先端が他方の部材に突き当っていること
をいう。
【0007】従来のオートチェンジャー装置は、図88
に示されるように、シャーシ5に支持されたプレーヤ1
と、コンパクトディスク2を受け皿28に載せて収納す
るマガジンラック3と、案内レール14a,14b,1
4cに沿って昇降可能であってマガジンラック3を収納
するエレベータ2と、プレーヤ1及びエレベータ2の後
方(図中左上側)に備えられていて(ただし、この図に
おいては、上部に描かれている。)マガジンラック3内
のコンパクトディスクを受け皿28と共に移動させるキ
ャリア4とを主要な構成としている。
【0008】そして、図88の装置は次のように動作す
る。先ず、使用者が、複数の受け皿28(図では、1枚
のみを示す。)のそれぞれにコンパクトディスクを載
せ、この受け皿28をマガジンラック3内の棚状の横溝
27に差込み、このマガジンラック3をエレベータ2内
に差込んで装着する。
【0009】次に、モータ56の回転軸57を回転さ
せ、ベルト58が巻き掛けられているローラ54及び5
5を回転させることによって、これらに固定されている
スクリューロッド52及び53を回転させ、これらに螺
合するねじ孔50及び51を有する昇降枠8を上昇させ
る。このとき昇降枠8の上端8aがプレッシャリング9
を支えるアーム9aに衝接してプレッシャリング9を上
昇させる。この動作と同時に、エレベータ2を吊環17
で吊る吊紐18をモータ15aにより回転するワインダ
ー15によって巻き取り又は巻き戻してエレベータ2を
昇降させ、希望するコンパクトディスクを載せた受け皿
28をプレーヤ1上に搬送されるのに適した高さにす
る。
【0010】次に、ソレノイド36を作動させ、引っ張
りばね35の付勢力に抗して作動板34をエレベータ2
に接近する方向(図中右下方向)に移動させる。この状
態でモータ47の回転軸48を回転させると、ベルト4
9が巻き掛けられているプーリ45及び46が回転し、
これらに圧接するアイドラ41及び42を介して駆動輪
43及び44に回転駆動力が伝達され、駆動輪43及び
44に圧接する受け皿28はマガジンラック2からプレ
ーヤ1の昇降枠8内へと移送される。昇降枠8では案内
溝11及び12に沿って受け皿28が搬送され、その
後、モータ56が作動して昇降枠8を下降させて、コン
パクトディスクをターンテーブル6上に載せる。このと
き、プレッシャリング9も下降し、コンパクトディスク
をターンテーブル6上に押え付ける。コンパクトディス
クが載せられたプレーヤ1では、光ピックアップ7を移
動させながら情報が読取られ、読取られた情報が再生回
路(図示せず)に出力される。
【0011】演奏終了後には、モータ56を作動させて
昇降枠8及びプレッシャリング9を上昇させ、キャリア
4を作動させて受け皿28をマガジンラック3内の元の
場所へ戻す。
【0012】また、図89は、例えば実開昭61−19
3560号公報に示された従来のディスクチャック装置
を示す縦断面図で、図90は、この従来のディスクチャ
ック装置にディスクを載置した状態を示す同縦断面図で
ある。図において、1021は装置の基台(ベース)、
1022は基台1021に固着された支軸、1023は
映像、音声等の信号の記録媒体であり、中心部に軟磁性
材料により形成されたクランピングプレート1042を
有したディスク、1031はディスク1023を収納し
たカートリッジ、1024はディスク1023の高さ方
向を位置決めする受け部、1025はディスク1023
の半径方向の位置決め部材であるセンタリング部、10
26はディスク1023を装置に装着する際、センタリ
ング部1025に案内するための傾斜部を有した導入
部、1027はディスク1023を受け部1024に吸
引密着させるための図91に示す単磁区構造または図9
2に示すストライプ磁区構造のチャック用磁石、102
8は受け部1024、センタリング部1025、導入部
1026、チャック用磁石1027よりなるターンテー
ブル、1029は支軸1022にターンテーブル102
8を回転支持するための軸受け、1030はターンテー
ブル1028を回転駆動するモータである。
【0013】このモータ1030は、基台1021に固
定され、図示しないコイルが巻回された鉄心1062
と、ターンテーブル1028と共に回転するロータ10
63と、該ロータ1063に固着された磁石1064と
を備えている。
【0014】図93はディスクチャック装置を用いた記
録再生装置のディスク装着脱装置の一例を示す機構概念
図である。図において1032はカートリッジ1031
を保持するホルダ、1033はホルダ1032の回動中
心である支点、1034はホルダ1032を図中時計方
向に回転付勢するバネ、1035はホルダ1032に設
けられた係合部、1036はフック、1037はフック
1036の回動中心である支点、1038はフック10
36を図中反時計方向に回転付勢するバネ、1039は
カートリッジ1031の位置決め部材である位置決めピ
ン、1040はホルダ1032に設けられたカートリッ
ジ1031を記録再生装置に押圧保持するための付勢部
材、1041は同バネ、1043は上記部品にて構成さ
れるディスク装填装置である。
【0015】次に動作について説明する。ディスク10
23をディスク装填装置1043によって記録再生装置
に装填する。図93において、カートリッジ1031を
ホルダ1032に挿入し、ホルダ1032を下方に押し
込むと、ホルダ1032の係合部1035にフック10
36が係合してホルダ1032は装置に固定される。ま
た、カートリッジ1031は、付勢部材1040により
ベース1021の位置決め部材1039に押圧保持され
る。この時、ディスク1023はターンテーブル102
8の導入部1026により案内され、センタリング部1
025と受け部1024によりその位置を決定され、カ
ートリッジ1031内のディスク受け部より離間し、チ
ャック用磁石1027でクランピングプレート1042
を吸引し、ターンテーブル1028に固定されるもので
ある。この後、ターンテーブル1028はモータ103
0により回転駆動され、磁気ヘッドまたは光ヘッドによ
り信号を記録再生されるものである。
【0016】図94は例えば特開昭61−32246号
公報に示された従来の他の位置検出装置を示す平面図で
ある。図において、1354はモータ、1371はモー
タ1354の回転軸に固定されたウォームギヤ、135
1は図中矢印1351A、1351B方向に移動可能な
スライダである。1353は裏面に接点1391(図9
6)を有する接点ギヤ、1370は表面に円弧状パター
ン1392(図95)を有する位置検出基板である。1
372はウォームギヤ1371と噛み合いモータ135
4の駆動力を伝達する伝達ギヤ列、1380は伝達ギヤ
列1372と噛み合い、接点ギヤ1353を駆動する駆
動ギヤ、1356は接点ギヤ1353と噛み合い、スラ
イダ1351を駆動する駆動ギヤである。1375は駆
動ギヤ1380の支軸、1352は接点ギヤの支軸、1
387は駆動ギヤ1356の支軸である。
【0017】図95は従来の位置検出装置の位置検出基
板1370の円弧状パターン1392を示す平面図であ
る。図において、1392は位置検出用の円弧状パター
ン、1393は共通電極、1394、1395、139
6は検出電極である。
【0018】図96は従来の位置検出装置の接点ギヤ1
353の縦断面図、図97は図96におけるS97−S
97線矢視図である。図において、1391は位置検出
用接点である。
【0019】次に動作について説明する。モータ135
4の回転駆動力はウォームギヤ1371から伝達ギヤ列
1372を介して駆動ギヤに伝えられ、接点ギヤ135
3を駆動する。ついで、駆動ギヤ1356は接点ギヤ1
353により回転駆動されスライダ1351を駆動す
る。このとき、スライダ1351の停止位置は接点ギヤ
1353の裏面に設けられた接点1391が位置検出基
板1370上の円弧状パターン1392に摺動し共通電
極1393と検出電極1394、1395、1396の
内の一つないし二つの電極を導通することにより所定の
信号出力が得られ、停止位置を検出するものである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のオートチェンジャー装置においては、昇降枠を
上下動させる駆動機構、エレベータを上下動させる駆動
機構、及びコンパクトディスクを載せた受け皿を搬送す
る駆動機構のそれぞれにモータが備えられており、さら
に、受け皿に対してキャリアのプーリを圧接させるため
にの専用のソレノイドも備えられており、構成が複雑で
あるため、装置のコストが高くなるという問題があっ
た。
【0021】また、受け皿をマガジンラックからプレー
ヤに搬送するときには、受け皿を高さ方向に積み上げた
エレベータを上下動させているが、可動部であるエレベ
ータの体積が大きい(又は、高さ方向に厚い)ために、
乗用車等に搭載するには装置が大型になりすぎるといっ
た問題があった。
【0022】さらに、マガジンラック内のコンパクトデ
ィスクを交換する場合には、エレベータからマガジンラ
ックを排出し、その後、マガジンラック内の受け皿を取
り出すという二重の手間がかかるため、使い勝手が悪い
といった問題があった。
【0023】図89〜図93に示した従来のディスクチ
ャック装置では、ターンテーブル1028に固定された
チャック用磁石1027によりディスク1023は吸引
されている。このため、ディスク1023をターンテー
ブル1028より取り外す際には、図93において、フ
ック1036を図中時計方向に、手動あるいはモータ等
のアクチュエータにより回動して係合部1035を解放
する。すると、ホルダ1032はバネ1034により跳
ね上げられる。この時ホルダ1032は、チャック用磁
石1027の吸引力に抗してディスク1023を引き上
げる必要がある。そのためには、バネ1034のバネ力
は、チャック用磁石1027の吸引力と、カートリッジ
1031およびホルダ1032の重量との合計以上であ
る必要がある。それ故、チャック用磁石1027の吸引
力を大きくすると、ホルダ1032を装置に装着するの
に要する力が増すこととなり、操作感が悪くなるという
問題がある。また、チャック用磁石1027の吸引力が
小さすぎると、ディスク1023のターンテーブル10
28への保持力が減少し、装置に震動等の外乱が作用し
た際に、ディスク1023がターンテーブル1028よ
り容易に離れてしまい、正確な信号の読み取りが困難に
なるという問題がある。
【0024】また、従来のディスクチャック装置では、
基台1021に固定された支軸1022によりターンテ
ーブル1028を支承しているので、装置に震動等の外
乱が作用した際に、振動がターンテーブル1028に伝
達し、ディスク1023が加振されて正確な信号の読み
取りが困難になるという問題がある。
【0025】また、従来のディスクチャック装置では、
ターンテーブル1028を回転させるためのモータ10
30に用いられる磁石1064と、ディスク1023を
吸着するためのチャック用磁石の二つの磁石を必要とす
るので、部品点数が多くなり高価となるという問題点が
ある。
【0026】また、従来のディスクチャック装置では、
モータ1030の磁石1064を保持するためのロータ
1063と、チャック用磁石1027を保持するための
ターンテーブル1028の二つの保持部材を必要とする
ので、部品点数が多くなり高価となるという問題点があ
る。
【0027】さらにまた、従来のディスクチャック装置
では、チャック用磁石1027に吸着されたクランピン
グプレート1042を装置から外すときに大きな力を要
するという問題点がある。
【0028】また、図94〜図97に示した従来の位置
検出装置では、接点ギヤ1353の裏面に設けられた接
点1391が位置検出基板1370上の円弧状パターン
1392に摺動し共通電極1393と検出電極139
4、1395、1396の内の一つないし二つの電極を
導通することで停止位置を検出するものである。このた
め、接点1391および円弧状パターン1392は摩耗
あるいは腐食により接触不良を生じる恐れがあり、信頼
性の点で問題がある。
【0029】また、検出位置数をP、必要接点数(共通
電極を含む)をnとすると必要接点数nは、m=log
2(P+2) で得られたmを切り上げた数が必要接点数
nに等しい。
【0030】一般に位置検出数Pは始めと終りの2カ所
が必要となるので、接点数nは最低二つ必要となる。ま
た、接点1391は接点ギヤ1353の半径方向に配置
する必要がある。このため、接点ギヤ1353はその半
径方向に大きくなり装置の小形化の点で問題となる。
【0031】本発明の目的は、安価で、小型化が図れ、
しかも使い勝手のよいオートチェンジャー装置を提供す
ることにある。
【0032】本発明の他の目的は、ディスクをターンテ
ーブルに確実に吸引保持させるとともに、装置の操作感
を損なわないディスクチャック装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、ディスクが基台の振動によっ
て加振されにくいディスク装置を提供することにある。
【0033】本発明の他の目的は、部品が少なく安価な
ディスク装置を提供することにある。
【0034】本発明の他の目的は、動作モード数を増や
しても、装置の小型化を達成し易い位置検出装置を提供
することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るオ
ートチェンジャー装置は、ディスク状情報記録媒体を収
納したカートリッジを複数枚装着可能な待機位置からこ
の待機位置とは高さ及び水平面位置が異なるプレーヤ上
の記録再生位置に、又は、前記記録再生位置から前記待
機位置に、前記カートリッジのいずれかを選択的に搬送
するオートチェンジャー装置であって、前記カートリッ
ジを保持する複数のカートリッジホルダーと、前記複数
のカートリッジホルダーを前記待機位置に保持する待機
用保持機構と、前記カートリッジホルダーのいずれかを
選択的に保持する搬送用保持機構と、前記搬送用保持機
構を水平方向に移動させる移動機構と、前記搬送用保持
機構を上下方向に昇降させる昇降機構とを有することを
特徴としている。
【0036】また、請求項2に係る装置では、上記請求
項1に係る装置において、待機位置保持機構に複数のカ
ートリッジホルダーのそれぞれに対応する複数のカート
リッジ挿入口が備えられており、カートリッジ挿入口に
カートリッジを差込むことにより複数のカートリッジホ
ルダーのそれぞれにカートリッジが装着されることを特
徴としている。
【0037】また、請求項3に係る装置では、上記請求
項1に係る装置において、昇降機構が、第1のモータ
と、待機位置と記録再生位置との間を水平方向に移動す
る第1のスライドカムと、前記第1のモータの回転駆動
力により前記第1のスライドカムを水平方向に移動させ
る第1の運動伝達機構と、前記第1のスライドカムに係
合し、この第1のスライドカムの水平方向の移動に連動
して高さ方向に移動する昇降台とを有することを特徴と
している。
【0038】また、請求項4に係る装置では、上記請求
項4に係る装置において、第1のスライドカムがプレー
ヤの両側にそれぞれ1枚ずつ互いに平行に配置され、前
記第1のスライドカムのそれぞれは、垂直面部と、この
垂直面部から水平方向に折返された折返し部とを有し、
この折返し部には、前記第1のスライドカムの移動方向
に直交する方向に長い長孔が設けられ、前記第1の運動
伝達機構が、前記第1のモータの回転駆動力を受けて垂
直方向の軸を中心に回動するローディングレバーを有
し、前記ローディングレバーの両端に植設された係合ピ
ンが前記それぞれの折返し部の長孔に係合していること
を特徴としている。
【0039】また、請求項5に係る装置では、上記請求
項3に係る装置において、移動機構が、第2のモータ
と、前記昇降台に回動自在に支持されたローディングギ
ヤと、前記第2のモータの回転駆動力により前記ローデ
ィングギヤを回動させる第2の運動伝達機構と、前記昇
降台に摺動可能に取り付けられ、前記搬送用保持機構を
保持するトランスポータとを有し、前記ローディングギ
ヤに植設された係合ピンが、前記トランスポータに形成
されたカム孔に係合すると共に、前記カム孔を挿通して
前記搬送用保持機構に当接し、前記ローディングギヤを
回動させることにより前記搬送用保持機構による前記カ
ートリッジホルダーの保持動作又は開放動作及び前記ト
ランスポータの水平移動をさせることを特徴としてい
る。
【0040】また、請求項6に係る装置では、上記請求
項5に係る装置において、第2の運動伝達機構が、垂直
方向の回転軸を持ち前記ローディングギヤと係合する円
筒ギヤを有し、この円筒ギヤの歯幅が前記昇降台の高さ
方向の移動範囲よりも長いことを特徴としている。
【0041】また、請求項7に係る装置では、上記請求
項5に係る装置において、ローディングギヤの係合ピン
が係合する前記トランスポータのカム孔の水面平面形状
はY字状であり、このY字状カム孔が、前記トランスポ
ータの水平方向の移動方向に直交する方向に延びる直線
部と、この直線部の一端から二股に分岐する2つの円弧
部とを有することを特徴としている。
【0042】また、請求項8に係る装置では、上記請求
項6に係る装置において、円筒ギヤに噛み合い、前記円
筒ギヤの回転により水平方向に移動するラックと、前記
ラック上に備えられたフィルムパターンと、前記フィル
ムパターンに向い合う所定位置に固定された光スイッチ
と、前記光スイッチの検出結果に基づいて前記ローディ
ングギヤの回動角度を検出する回路とをさらに有するこ
とを特徴としている。
【0043】また、請求項9に係る装置では、上記請求
項4に係る装置において、プレーヤに対しカートリッジ
を圧着させる圧着レバーと、ローディングレバーの回動
に応じて前記移動機構の移動方向と直交する方向に水平
移動して、前記圧着レバーを動作させる第2のスライド
カムとを有することを特徴としている。
【0044】また、請求項10に係る装置では、上記請
求項9に係る装置において、第2のスライドカムに第2
のカム孔が形成され、この第2のカム孔は水平方向に細
長く延びる水平部とこの水平部の幅より大きい直径を持
つ大円部とを有し、また、本装置は、プレーヤを支持す
るためにプレーヤに備えられた支持用ピンと、前記支持
用ピンをシャーシに対して弾性保持する防振用の弾性部
材と、前記支持用ピンをシャーシに吊り下げるばねとさ
らにを有し、前記第2のスライドカムを移動させること
により、前記支持用ピンが前記第2のカム孔の水平部に
ある位置固定状態と、前記支持用ピンが前記第2のカム
孔の大円部にあるフロート状態とを切替えることを特徴
としている。
【0045】また、請求項11に係る装置では、上記請
求項11に係る装置において、第2のスライドカムに回
動自在なフックを備え、プレーヤの位置固定状態にある
ときには前記フックが前記支持用ピンを固定し、前記フ
ロート状態にあるときには前記フックが前記支持用ピン
から離れることを特徴としている。
【0046】また、請求項12に係る装置では、上記請
求項10又は11に係る装置において、第2のスライド
カムに係合するフローティングアームをさらに有し、第
1の運動伝達機構の動作に連動して前記フローティング
アームが回動し、この回動に連動して前記第2のスライ
ドカムが水平方向に移動することを特徴としている。
【0047】また、請求項13に係る装置では、上記請
求項2に係る装置において、前記待機位置に装着された
前記カートリッジのラベル貼付用の側面が、本装置の前
面パネルの表面とほぼ同じ平面上に位置するように、前
記待機用保持部と前記カートリッジホルダーを構成した
ことを特徴としている。
【0048】また、請求項14に係る装置では、上記請
求項2に係る装置において、前記それぞれのカートリッ
ジホルダーの後部の上端及び下端にテーパを形成したこ
とを特徴としている。
【0049】また、請求項15に係る装置では、上記請
求項2に係る装置において、前記カートリッジホルダー
のそれぞれに、装着されたカートリッジを排出させるイ
ジェクトレバーを設けたことを特徴としている。
【0050】また、請求項16に係る装置では、上記請
求項5に係る装置において、前記カートリッジホルダー
のそれぞれが、前記待機用保持部に係合する係合アーム
を有し、前記係合アームには前記搬送用保持機構が有す
る係合ピンに係合する係合孔が備えられていることを特
徴としている。
【0051】また、請求項17に係る装置では、前記昇
降機構が、上記請求項1に係る装置において、第3のモ
ータと、パンタグラフ機構と、前記第3のモータの回転
駆動力により前記パンタグラフ機構を動作させるカム機
構と、前記パンタグラフ機構に連動して高さ方向に移動
する昇降台とを有することを特徴としている。
【0052】また、請求項18に係る装置では、上記請
求項17に係る装置において、前記移動機構が、第4の
モータと、前記昇降台に回動自在に支持されたローディ
ングギヤと、前記第4のモータの回転駆動力により前記
ローディングギヤを回動させる第4の運動伝達機構と、
前記昇降台に摺動可能に取り付けられ、前記搬送用保持
機構を保持するトランスポータとを有し、前記ローディ
ングギヤに植設された係合ピンが、前記トランスポータ
に形成された第1のカム孔に係合すると共に、前記搬送
用保持機構に形成されたカム孔に係合し、前記ローディ
ングギヤを回動させることにより前記搬送用保持機構に
よる前記カートリッジホルダーの保持動作又は開放動作
及び前記トランスポータの水平移動をさせることを特徴
としている。
【0053】また、請求項19に係る装置では、上記請
求項19に係る装置において、前記トランスポータは、
このトランスポータの水平移動の方向に長い第2のカム
孔を有し、この第2のカム孔は前記トランスポータの水
平移動の方向に延び、同一線上に並ぶ2つの直線部と、
これら2つの直線部をつなぐ曲線部とからなり、前記搬
送用保持機構は、前記トランスポータに対し水平方向に
摺動可能に保持されたチャックベースと、このチャック
ベースに回動可能に支持されていて前記カートリッジホ
ルダーを保持又は開放するチャックアームとを有し、前
記チャックアームに備えられた係合ピンが前記トランス
ポータの第2のカム孔に係合し、前記チャックベースに
は前記ローディングギヤに植設された係合ピンと係合す
る第3のカム孔が形成され、前記ローディングギヤの回
動に連動して前記チャックアームによる前記カートリッ
ジホルダーの保持又は開放動作がなされることを特徴と
している。
【0054】また、請求項20に係る装置では、上記請
求項19に係る装置において、前記カートリッジホルダ
ーに、前記カートリッジ底面に形成された溝部に係合す
る位置決めばねを備え、前記チャックアームに、前記位
置決めばねを押圧する押圧部を備えたことを特徴として
いる。
【0055】また、請求項21に係る装置では、上記請
求項2に係る装置において、前記それぞれのカートリッ
ジ挿入口の上部に、水平方向の軸を中心に回動可能であ
り、前記カートリッジホルダーが前記待機用保持部に装
着されているときには前記カートリッジホルダーの上部
に先端を当接させた水平状態にあり、前記カートリッジ
ホルダーが前記移動機構により前記待機用保持部から離
れているときには垂直状態になるカートリッジの重複挿
入防止板と、前記重複挿入防止板より装置の奥に固定さ
れていて、前記重複挿入防止板に当接することにより回
動範囲を規制する規制部材とを有することを特徴として
いる。
【0056】また、請求項22に係る装置では、上記請
求項3に係る装置において、前記スライドカムの動作に
連動して前記プレーヤを下に押し下げる係止板をさらに
有することを特徴としている。
【0057】また、請求項23に係る装置では、上記請
求項22に係る装置において、前記プレーヤの側面に回
動可能に取り付けられたカートリッジの圧着用ストッパ
ーと、この圧着用ストッパーを回動させる圧着用カム機
構とを有し、前記カートリッジホルダーが前記プレーヤ
上に設置されるときに前記カートリッジホルダーを前記
圧着用ストッパーにより前記プレーヤに圧着させること
を特徴としている。
【0058】また、請求項24に係る装置では、上記請
求項1に係る装置において、ディスク状情報記録媒体に
記録された内容情報を表示できる表示部と、再生中のデ
ィスク状情報記録媒体の音声信号情報を記憶する音声信
号記憶回路と、再生中に、他のカートリッジホルダーに
新たにカートリッジが装着されたときに、前記音声信号
記憶回路に記憶された音声信号情報により再生を継続さ
せながら、再生中のカートリッジを一旦待機位置に戻
し、前記新たに装着された他のカートリッジを記録再生
位置に搬送し、前記新たに装着された他のカートリッジ
内にあるディスク状情報記録媒体の内容情報を読取って
前記表示部に表示させ、その後、前記新たに装着された
他のカートリッジを前記待機位置に戻し、前記再生中で
あったカートリッジを前記記録再生位置に復帰させて再
生を継続させる制御回路とを有することを特徴としてい
る。
【0059】また、請求項25に係る装置では、上記請
求項24に係る装置において、前記カートリッジホルダ
ーにカートリッジが装着されていないときに、前記制御
回路が、前記表示部に、このカートリッジホルダーには
カートリッジが装着されていない旨の表示をさせること
を特徴としている。
【0060】また、請求項26に係る装置では、上記請
求項26に係る装置において、前記カートリッジホルダ
ーに新たにカートリッジが装着されたときから、そのカ
ートリッジの内容情報が読取られた表示されるまでの
間、前記制御回路が、前記表示部に、新たに装着された
カートリッジである旨の表示をさせることを特徴として
いる。
【0061】また、請求項27に係る装置では、上記請
求項26に係る装置において、前記それぞれのカートリ
ッジホルダーに対応する表示灯を備え、前記制御回路
が、再生を選択されてから前記選択されたカートリッジ
が前記記録再生位置に設置されるまでの間、前記表示灯
を点滅させることを特徴としている。
【0062】また、請求項28の発明に係るディスクチ
ャック装置は、ディスクのクランピングプレートに磁気
的吸着力を与える手段と、上記磁気的吸着力を制御する
手段と備えたことを特徴とするものである。
【0063】また、請求項34の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルを回転支持する支軸を弾性体で軸
方向に付勢したものである。
【0064】また、請求項36の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルを回転駆動させるモータの磁石
と、ディスクに設けられたクランピングプレートとの間
に、モータの磁石の磁束を透過させる磁性材を設けたも
のである。
【0065】また、請求項39の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルを任意の極数に着磁された磁性材
で形成し、かつ、内部に磁性材ならびに着磁面に対向し
て励磁コイルを配設し、ターンテーブルを駆動モータ用
の磁石およびディスク吸着用磁石として用いるものであ
る。
【0066】また、請求項44の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルを回転支持する支軸に防振部材を
配設したものである。
【0067】また、請求項46の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルの一部を着磁し、かつ前記ターン
テーブルに励磁コイルを対向配置し、前記励磁コイルへ
の通電によって前記ターンテーブルを浮上可能としたも
のである。
【0068】また、請求項48の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルの支軸を共用する周対向型ターン
テーブル駆動モータの磁石と鉄心を高さ方向にその中心
高さを上下にずらして配設するとともに、前記ターンテ
ーブルの一部を着磁し、かつ前記ターンテーブルに励磁
コイルを対向配置し、前記励磁コイルへの通電によるタ
ーンテーブルと励磁コイルの反発力と、前記鉄心と前記
磁石の吸引力との釣合によりターンテーブルの高さを位
置決めするものである。
【0069】また、請求項49の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルの一部を着磁し、かつ着磁された
ターンテーブルに励磁コイルを対向させると共に、ター
ンテーブルの上下駆動およびカートリッジ搬送機構の駆
動を制御するシステムコントロール回路を設け、前記カ
ートリッジ搬送機構の動作に連動して励磁コイルの通電
を制御するものである。
【0070】また、請求項51の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルの一部を着磁し、かつ前記ターン
テーブルに励磁コイルを対向させると共に、フォーカス
アクチュエータを駆動する駆動回路および光学レンズの
焦点ずれを検知する検知器と連動して、励磁コイルの通
電を制御し、ターンテーブルの上下駆動を行なうもので
ある。
【0071】また、請求項53の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルを回転駆動させるモータの磁石
と、ディスクに設けられたクランピングプレートを吸着
するディスク吸着用磁石を、モータの磁石の磁束を透過
する磁性材を介して背面対向して取り付け、かつ、前記
磁性体にディスクの位置決めを行なう調心部、あるいは
フランジ部をアウトサート成形したものである。
【0072】また、請求項55の発明に係るディスクチ
ャック装置は、ディスクのクランピングプレートを吸着
するディスク吸着用磁石、およびターンテーブルにネジ
部を形成し、ディスク吸着用磁石をターンテーブルに対
する高さ調整を可能としたものである。
【0073】また、請求項57の発明に係るディスク装
置は、各々懸架用磁石と懸架用コイルとの組合わせから
なる複数個の懸架手段を異なる角度で取り付け、装置の
姿勢に応じて各懸架用コイルに通電する電圧を変化させ
るものである。
【0074】また、請求項61の発明に係るディスク装
置は、シャーシに設けられた記録用磁気ヘッドのホルダ
に解放用コイルを取り付けたものである。
【0075】また、請求項62の発明に係るディスク装
置は、記録面に対して揺動可能にシャーシに設けられた
記録用磁気ヘッドのホルダにディスク解放用磁石を取り
付けたものである。
【0076】また、請求項63の発明に係るディスク装
置は、ターンテーブルに磁束を発生させるチャック用磁
石、あるいはコイルを取り付けた移動部材と、記録用ヘ
ッドを取り付けたホルダを回動可能にシャーシに取り付
け、記録用ヘッドを記録面方向に駆動する駆動手段によ
って、前記移動部材を連動して回動するようにしたもの
である。
【0077】また、請求項64の発明に係る位置検出装
置は、駆動伝達機構の一部をなし、駆動伝達機構の動き
に伴って運動する運動部材に、その運動の方向に沿って
設けられた、光を反射する反射部および光を透過させる
透過部とを有し、これらからの反射光および透過光に基
づいて前記運動部材の位置を検出するものである。
【0078】また、請求項67の発明に係る位置検出装
置は、運動部材にその運動の方向に沿って設けられ、第
1の偏光板を備えた第1の反射部および第2の偏光板を
備えた第2の反射部とを有し、これらからの偏光反射光
に基づいて前記運動部材の位置を検出するものである。
【0079】また、請求項69の発明に係る位置検出装
置は、運動部材に設けられた、光を反射する反射部およ
び磁石部とを有し、これらからの反射光および磁束に基
づいて前記運動部材の位置を検出するものである。
【0080】また、請求項71の発明に係る位置検出装
置は、運動部材にその運動の方向に沿って設けられた、
第1の偏光板を通して光を透過させる第1の透過部およ
び第2の偏光板を通して光を透過させる第2の透過部と
を有し、これらからの偏光透過光に基づいて前記運動部
材の位置を検出するものである。
【0081】
【作用】請求項1に係るオートチェンジャー装置では、
搬送用保持機構が待機位置に保持された複数のカートリ
ッジホルダーのいずれかを選択的に保持し、移動機構が
搬送用保持機構を水平方向に移動させ、昇降機構が搬送
用保持機構を上下方向に昇降させることによって、カー
トリッジホルダーを待機位置から記録再生位置に、又
は、記録再生位置から待機位置に搬送する。
【0082】また、請求項2に係る装置では、待機位置
保持機構に複数のカートリッジホルダーのそれぞれに対
応する複数のカートリッジ挿入口が備えられており、使
用者は、カートリッジ挿入口にカートリッジを差込むこ
とにより複数のカートリッジホルダーのそれぞれにカー
トリッジをが装着される。
【0083】また、請求項3に係る装置では、第1のモ
ータと、第1のスライドカムと、第1の運動伝達機構と
により、昇降台を高さ方向に移動させる。
【0084】また、請求項4に係る装置では、第1のス
ライドカムが、第1のモータの回転駆動力を受けて垂直
方向の軸を中心に回動するローディングレバーにより摺
動する。
【0085】また、請求項5に係る装置では、第2のモ
ータと、前記昇降台に回動自在に支持されたローディン
グギヤと、ローディングギヤを回動させる第2の運動伝
達機構とにより、搬送用保持機構によるカートリッジホ
ルダーの保持動作及び開放動作をさせ、この搬送用保持
機構を保持するトランスポータを水平方向に移動させ
る。
【0086】また、請求項6に係る装置では、第2の運
動伝達機構が、垂直方向の回転軸を持ちローディングギ
ヤと係合する円筒ギヤを有し、この円筒ギヤの歯幅が前
記昇降台の高さ方向の移動範囲よりも長く、昇降台が上
下方向に昇降してもローディングギヤを円筒ギヤに係合
させ続けることができる。
【0087】また、請求項7に係る装置では、Y字状カ
ム孔の直線部にローディングギヤの係合ピンが係合する
ときに、トランスポータを水平前後方向に移動させ、ロ
ーディングギヤの係合ピンがY字状カム孔の円弧部に係
合するときに搬送用保持機構によるカートリッジホルダ
ーの保持動作及び開放動作を実行する。
【0088】また、請求項8に係る装置では、円筒ギヤ
に噛み合い水平方向に移動するラックのフィルムパター
ンを光スイッチにより検出し、この検出結果に基づいて
ローディングギヤの回動角度を検出する。
【0089】また、請求項9に係る装置では、ローディ
ングレバーの動作に応じて動作する圧着レバーにより、
プレーヤに対しカートリッジを圧着させる。
【0090】また、請求項10に係る装置では、プレヤ
ーの支持用ピンが第2のカム孔の水平部にある位置固定
状態と、支持用ピンが第2のカム孔の大円部にあるフロ
ート状態とを切替えることができる。
【0091】また、請求項11に係る装置では、プレー
ヤの位置固定状態にあるときにはフックが支持用ピンを
固定し、フロート状態にあるときにはフックが支持用ピ
ンから離れる。
【0092】また、請求項12に係る装置では、第2の
スライドカムが、第1の運動伝達機構の動作に連動する
フローティングアームの回動に連動して水平左右方向に
移動する。
【0093】また、請求項13に係る装置では、待機位
置に装着されたカートリッジのラベル貼付用の側面が、
本装置の前面パネルの表面とほぼ同じ平面上に位置す
る。
【0094】また、請求項14に係る装置では、それぞ
れのカートリッジホルダーの後部の上端及び下端にテー
パを形成したことにより、待機位置にカートリッジホル
ダーを復帰させる際に、カートリッジホルダーの高さ方
向の位置にずれが生じたとしても、隣接するカートリッ
ジホルダーのテーパに沿って移動できる。
【0095】また、請求項15に係る装置では、カート
リッジホルダーのそれぞれに、装着されたカートリッジ
を排出させるイジェクトレバーを設け、カートリッジを
1枚ずつ独立に排出させることができる。
【0096】また、請求項16に係る装置では、カート
リッジホルダーのそれぞれが、待機用保持部に係合する
係合アームを有し、搬送に際して、この係合アームに搬
送用保持機構が有する係合ピンが係合する。
【0097】また、請求項17に係る装置では、第3の
モータと、パンタグラフ機構と、このパンタグラフ機構
を動作させるカム機構とにより昇降台を高さ方向に移動
させる。
【0098】また、請求項18に係る装置では、第4の
モータと、昇降台に回動自在に支持されたローディング
ギヤと、第4のモータの回転駆動力によりローディング
ギヤを回動させる第4の運動伝達機構とにより、ローデ
ィングギヤを回動させ、搬送用保持機構によるカートリ
ッジホルダーの保持動作又は開放動作及びトランスポー
タの水平移動をさせる。
【0099】また、請求項19に係る装置では、搬送用
保持機構は、トランスポータに対し水平方向に摺動可能
に保持されたチャックベースと、このチャックベースに
回動可能に支持されていてカートリッジホルダーを保持
又は開放するチャックアームとを有し、ローディングギ
ヤの回動に連動してチャックアームによるカートリッジ
ホルダーの保持又は開放動作がなされる。
【0100】また、請求項20に係る装置では、カート
リッジホルダーに備えられたカートリッジに係合する位
置決めばねを、チャックアームの押圧部が押圧する。
【0101】また、請求項21に係る装置では、それぞ
れのカートリッジ挿入口の上部に、水平方向の軸を中心
に回動可能であり、前記カートリッジホルダーが前記待
機用保持部に装着されているときには前記カートリッジ
ホルダーの上部に先端を当接させた水平状態にあり、前
記カートリッジホルダーが前記移動機構により前記待機
用保持部から離れているときには垂直状態になるカート
リッジの重複挿入防止板と、前記重複挿入防止板より装
置の奥に固定されていて、前記重複挿入防止板に当接す
ることにより回動範囲を規制する規制部材とを備え、カ
ートリッジが記録再生位置にあるときに、別のカートリ
ッジが使用者により挿入口から挿入されないようにして
いる。
【0102】また、請求項22に係る装置では、スライ
ドカムの動作に連動する係止板により、プレーヤを下に
押し下げる。
【0103】また、請求項23に係る装置では、プレー
ヤの側面に回動可能に取り付けられたカートリッジの圧
着用ストッパーと、この圧着用ストッパーを回動させる
圧着用カム機構とにより、カートリッジホルダーがプレ
ーヤ上に圧着される。
【0104】また、請求項24に係る装置では、再生中
に、他のカートリッジホルダーに新たにカートリッジが
装着されたときに、再生を継続させながら、再生中のカ
ートリッジを一旦待機位置に戻し、新たに装着された他
のカートリッジを記録再生位置に搬送し、新たに装着さ
れた他のカートリッジ内にあるディスク状情報記録媒体
の内容情報を読取って表示部に表示させ、その後、新た
に装着された他のカートリッジを待機位置に戻し、再生
中であったカートリッジを記録再生位置に復帰させて再
生を継続させる。
【0105】また、請求項25に係る装置では、カート
リッジホルダーにカートリッジが装着されていないとき
に、表示部に、このカートリッジホルダーにはカートリ
ッジが装着されていない旨の表示をする。
【0106】また、請求項26に係る装置では、カート
リッジホルダーに新たにカートリッジが装着されたとき
から、そのカートリッジの内容情報が読取られた表示さ
れるまでの間、表示部に、新たに装着されたカートリッ
ジである旨の表示をする。
【0107】また、請求項27に係る装置では、それぞ
れのカートリッジホルダーに対応する表示灯を備え、再
生を選択されてから選択されたカートリッジが記録再生
位置に設置されるまでの間、前記表示灯を点滅させる。
【0108】また、請求項28のディスクチャック装置
は、チャック用磁石による吸着力を制御する手段を設け
たので、記録再生時のディスク保持力を減少させること
なしに、ディスク取り出し時のみディスクをターンテー
ブルへ保持する力を減少でき、カートリッジホルダ跳ね
上げ用のバネ力を強くする必要が無く、前記ホルダを装
置に軽い力で装着可能となるので操作感を向上できる効
果がある。
【0109】また、請求項34のディスク装置において
は、基台の振動が弾性体によって減衰され、ターンテー
ブルの上下動が抑圧される。
【0110】また、請求項36のディスク装置において
は、モータに用いられる磁石の磁束が磁性材を透過しク
ランピングプレートを吸着する。
【0111】また、請求項39のディスク装置において
は、ディスクのクランピングプレートは着磁されたター
ンテーブルによって吸着され、またターンテーブルは対
向した励磁コイルの励磁によって回転駆動される。
【0112】また、請求項44のディスク装置において
は、防振ゴム、および圧縮ばねは、基台の振動を減衰さ
せ、ターンテーブルの振動を抑圧する。
【0113】また、請求項46のディスク装置において
は、ターンテーブルはディスクおよびターンテーブルの
重さと励磁コイルの磁界の釣合によって高さ方向の位置
決めがなされる。
【0114】また、請求項48のディスク装置において
は、ターンテーブルは鉄心と磁石の吸引力と、励磁コイ
ルと着磁されたターンテーブルの反発力の釣合によって
高さ方向の位置決めがなされる。
【0115】また、請求項49のディスク装置において
は、カートリッジを水平方向に搬送してディスクをター
ンテーブルに装着するとき、ターンテーブルの上面はカ
ートリッジの底面より下方に移動する。
【0116】また、請求項51のディスク装置において
は、光学レンズの焦点がフォーカスアクチュエータの可
動範囲を越えた場合、ターンテーブルは制御回路によっ
て上下動し、ディスク高さを変化させる。
【0117】また、請求項53のおけるディスク装置に
おいては、磁性材がモータの磁石とディスク吸着用磁石
のバックヨークとして、両方の磁石のパーミアンス係数
を高め、磁石の減磁を防ぐ。
【0118】また、請求項55のディスクチャック装置
においては、ターンテーブルに対してディスク吸着用磁
石の高さを調整することにより、クラピングプレートと
ディスク吸着用磁石の空隙を小さくできるため、空隙で
の磁束密度が高くなり、吸着力が向上する。
【0119】また、請求項57のディスク装置において
は、ディスク面が地面に対して水平に設置された場合と
垂直に設置された場合、あるいはそれ以外の角度で設置
された場合、角度に応じた懸架用コイルの電圧によって
重力に抗する力を発生する。
【0120】また、請求項61のディスク装置において
は、ディスク解放用コイルが記録用磁気ヘッドのホルダ
に保持されるものである。
【0121】また、請求項62の発明に係るディスク装
置においては、記録用磁気ヘッドをカートリッジの外側
へ移動させる駆動力によって解放用磁石がクランピング
プレートに近接する。
【0122】また、請求項63の発明に係るディスク装
置においては、記録用磁気ヘッドをカートリッジの外側
へ移動させる駆動力によってチャック用磁石がターンテ
ーブルに近接する。
【0123】また、請求項64の位置検出装置において
は、モータが回転することによりスライダ、カムギヤ等
により部材が駆動され所定の動作が行われるとき、スラ
イダ、カムギヤ等の動作モードは運動部材に設けられた
光反射部および光透過部による反射光および透過光を受
ける受光素子の出力の組合わせに基づいて、運動部材の
位置が検出される。
【0124】また、請求項67の位置検出装置において
は、運動部材に設けられた偏光板を有する複数の光反射
部からの反射光を、偏光板を備えた複数の受光素子に入
射させ、その受光素子の出力の組合わせに基づいて、運
動部材の位置が検出される。
【0125】また、請求項69の位置検出装置において
は、運動部材に設けられた反射部からの反射光を受光す
る受光素子の出力と、同じく運動部材に設けられた磁石
部から磁束を検出する磁気検出素子の出力との組合わせ
に基づいて、運動部材の位置が検出される。
【0126】また、請求項71の位置検出装置において
は、運動部材に設けられた偏光板を有する複数の光透過
部からの透過光を、偏光板を備えた複数の受光素子に入
射させ、その受光素子の出力の組合わせに基づいて、運
動部材の位置が検出される。
【0127】
【実施例】以下に、本発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0128】実施例1 図1乃至図9は本発明に係るオートチェンジャー装置の
一実施例に関するものであり、光磁気ディスク等のディ
スク状情報記録媒体(図示せず。以下、実施例1乃至実
施例4において、単に「ディスク」という。)を内部に
収納したカートリッジ91,92,93,94を装置前
面側(又は正面側)の待機位置200aからプレーヤ1
上の記録再生位置200bに、又は、記録再生位置20
0bから待機位置200aに搬送する機構を示してい
る。
【0129】ここで、図1は本実施例の装置を図2又は
図3のIV−IV線で切る縦断面図であり、図の右側が
装置前面である。また、図2は本実施例の装置を図1の
I−I線で切る方向から見た平面図、図3は本実施例の
装置を図1のII−II線で切る方向から見た平面図あ
り、図2及び図3の下側が装置前面である。また、図4
は本実施例の装置を図2又は図3のIII−III線で
切る縦断面図であり、図の右側が装置前面である。
【0130】また、図5はカートリッジホルダーを水平
方向に移動させる移動機構100aを概略的に示す分解
斜視図、図6(a)乃至(e)は移動機構100aの動
作を説明するための動作説明図、図7は移動機構100
aを構成するローディングギヤ140の回動角度を検出
するための機構を説明するための説明図である。
【0131】さらに、図8は本実施例の昇降機構100
bの動作を説明するための機構概念図、図9は移動機構
100a及びカートリッジホルダー103a,103
b,103c,103dのいずれかを保持する搬送用保
持機構100cの動作を説明するための機構概念図であ
る。尚、図8及び図9に用いられる記号の意味は、先に
示した表1に従う。
【0132】図1乃至図5に示されるように、本実施例
のオートチェンジャー装置は、カートリッジ91,9
2,93,94をそれぞれ保持するカートリッジホルダ
ー103a,103b,103c,103dと、これら
のカートリッジホルダー103a,103b,103
c,103dを待機位置200aに保持する待機用保持
機構としてのホルダー107(図2にのみ示す。)と、
カートリッジホルダー103a,103b,103c,
103dのいずれかを選択的に保持する搬送用保持機構
100cと、この搬送用保持機構100cを水平前後方
向(DK方向)に移動させる移動機構100aと、カー
トリッジホルダー103a,103b,103c,10
3dを上下方向(LM方向)に昇降させる昇降機構10
0bとを有している。尚、装置前面には、図1に示され
るように、ブロックガイド413がシャーシ5に固定さ
れており、ここにはカートリッジホルダー103a,1
03b,103c,103dのそれぞれに対応する複数
のカートリッジ挿入口が備えられている。
【0133】上記カートリッジ91,92,93,94
のそれぞれには、図9に示されるような、摺動可能なシ
ャッター101が備えられている。このシャッター10
1は、カートリッジ91,92,93,94が記録再生
位置200bにあるときに開けられており、収納されて
いるディスクに記録されている情報を図3に示されるピ
ックアップ7により読取ることができる。また、図9に
示されるように、カートリッジ91,92,93,94
のそれぞれの底面には、カートリッジホルダー103
a,103b,103c,103dに係合する係合溝1
02a,102bが備えられている。
【0134】また、カートリッジホルダー103a,1
03b,103c,103dは、待機位置200aに装
着されているときには、図1又は図2に示されるよう
に、シャーシ5に固定されたホルダー107に保持され
ている。カートリッジホルダー103a,103b,1
03c,103dのそれぞれの適所には、図9に示され
るように、カートリッジのシャツター101を開けるオ
ープナー104と、カートリッジの係合溝102a,1
02bに係合してカートリッジの位置を決める位置決め
ばね105a,105bと、チャックアーム150,1
51のチャックピン154a,154b,155a,1
55bが係合する係合孔106a,106b,106
c,106d(図9に示されている。)とが備えられて
いる。
【0135】また、本実施例の装置には、図2に示され
るように、シャーシ5の待機位置200aの両側(図2
において、左右両側)に各々取り付けられたホルダー1
07に摺動可能に設けられ、カートリッジを挿入したと
きにA方向に摺動する検出用ロッド108と、このA方
向に移動する検出用ロッド108に当接してカートリッ
ジの装着又は未装着を検出するカートリッジ検出スイッ
チ109とが備えられている。
【0136】上記昇降機構100bは、図1、図3及び
図8に示されるように、シャーシ5上の装置前面側に取
り付けられたモータ115と、このモータ115の回転
軸に圧入されたウォーム116と、シャーシ5に回転自
在に支承されていてウォーム116に噛み合うギヤ11
7と、シャーシ5に回転自在に支承されていてギヤ11
7に噛み合うギヤ118と、シャーシ5に対し回転軸1
61を中心に回転自在に支承されていてギヤ118と噛
み合うカムギヤ119とを有する。このカムギヤ119
には、垂直方向を向く駆動ピン120が植設されてい
る。
【0137】また、昇降機構100bは、図1、図2、
図3及び図8に示されるように、シャーシ5の両側(図
2及び図3において、左右両側)に水平前後方向(DK
方向)に摺動可能に備えられたスライドカム126,1
27を有する。このスライドカム126,127のそれ
ぞれには、水平方向内側に突起するように凹凸部材12
8,129が備えられている。また、スライドカム12
6,127のそれぞれには、水平方向内側に向く折返し
部126a,127aが形成されており、この折返し部
126aにはスライドカム126の移動方向に直交する
水平左右方向(EF方向)に長いカム孔130が形成さ
れており、折返し部127aにはスライドカム127の
水平左右方向(EF方向)に長いカム孔131が形成さ
れている。また、図1又は図8に示されるように、スラ
イドカム126の垂直面には、2つの同一形状の階段状
のカム孔163a,163bが形成されており、スライ
ドカム127の垂直面には、2つの同一形状の階段状の
カム孔164a,164bが形成されている。
【0138】また、昇降機構100bは、図1、図3及
び図8に示されるように、シャーシ5に固定された垂直
な回転軸133を持つローディングレバー132を有す
る。このローディングレバー132には、ギヤ119に
植設された駆動ピン120に係合するカム孔134が形
成されている。このカム孔134は、図3に示されるよ
うに、直線部134aと円弧部162とを有する。ロー
ディングレバー132の両端には、スライドカム126
の折返し部126aのカム孔130に係合する係合ピン
135aと、スライドカム127の折返し部127aの
カム孔131に係合する係合ピン135bとが植設され
ている。
【0139】また、昇降機構100bは、スライドカム
126,127に係合されたエレベータ(昇降台)13
9を有する。エレベータ139の側面には、スライドカ
ム126,127の階段状のカム孔163a,163
b,164a,164bとシャーシ5に形成された垂直
方向に延びるカム孔136a,136b,136c,1
36dに係合するローラ144a,144b,144
c,144dが備えられている。
【0140】また、上記移動機構100aは、図2、図
3、図4、及び図9に示されるように、シャーシ5の後
部に取り付けられたモータ110と、このモータ110
の回転軸に圧入されたウォーム111と、シャーシ5に
回転自在に支承されていてウォーム111に噛み合うギ
ヤ112と、シャーシ5に回転自在に支承されていてギ
ヤ112と噛み合うギヤ113と、シャーシ5に回転自
在に支承されていてギヤ113と噛み合う円筒ギヤ11
4とを有する。
【0141】また、移動機構100aは、図1,図2及
び図5に示されるように、エレベータ139に回転軸1
41に支承されたローディングギヤ140と、エレベー
タ139に回転自在に支承されていてローディングギヤ
140及び円筒ギヤ114に係合したギヤ142とを有
する。エレベータ139の両側(図2において、左右両
側)には、スライドカム126,127が移動する水平
前後方向(DK方向)に細長いガイド孔143a,14
3bが形成されている。
【0142】また、移動機構100aは、エレベータ1
39に摺動可能に支承されたトランスポータ145を有
する。トランスポータ145には、回転自在に支承され
ていてエレベータ139のガイド孔143aに係合する
ローラ153a,153bと、ガイド孔143bに係合
するローラ153c,153dとが備えられている。ま
た、トランスポータ145は水平面形状がY字状のカム
孔146を有し、このカム孔146はトランスポータ1
45が移動する水平前後(DK方向)に垂直な水平左右
方向(EF方向)に延びる直線部146aと、この直線
部146aの一端から二股に分岐する2つの円弧部14
7,148とからなる。ここで、円弧部147は図6
(e)に示されるように、ローディングギヤ140の回
転軸141から係合ピン157までの距離を半径とする
円弧であり、円弧部148は図6(a)に示されるよう
に、ローディングギヤ140の回転軸141から係合ピ
ン157までの距離を半径とする円弧である。
【0143】また、本実施例の装置には、ローディング
ギヤ140の回転角度を検出するための検出機構が備え
られている。この検出機構は、図4又は図7に示される
ように、シャーシ5に取り付けられたセンサホルダー1
22と、センサホルダー122に形成されたカム孔12
2a,122bと、これらカム孔122a,122bに
係合ピン123a,123bを係合させることにより水
平前後方向(DK方向)に摺動可能であり、円筒カム1
14に噛み合うラック123とを有する。ラック123
の上面にはフィルム125が張り付けられ、このフィル
ム125にセンサホルダー122の開口部(図示せず)
を介して向い合うようにセンサホルダー122上に光セ
ンサ124a,124bが備えられている。フィルム1
25は、光の反射率の高い色と低い色(例えば、銀色と
黒色)によって所定のパターンを形成しており、光セン
サ124a,124bにより検出されたフィルム125
のパターン情報に基づいてコントローラ159がローデ
ィングギヤ140の回転角度を検出する。
【0144】また、移動機構100aには、搬送のため
にカートリッジホルダーを保持する搬送用保持機構10
0cが備えられている。この搬送用保持機構100c
は、図5又は図9に示されるように、トランスポータ1
45に対して水平左右方向(EF方向)に摺動自在に支
承されたチャックアーム150,151と、両端を各々
チャックアーム150,151に係止され、チャックア
ーム150,151を互に引き寄せる方向に付勢力を与
えるばね152とを有する。チャックアーム150,1
51は、トランスポータ145の下面に植設された係合
ピン145a,145bをチャックアーム150の水平
左右方向(EF方向)に長い長孔150b,150c
(図9に示す。図5において、長孔151b,151c
の下に位置する。)と、チャックアーム151の水平左
右方向(EF方向)に長い長孔151b,151c(図
5及び図9に示す。)とに係合させている。
【0145】搬送用保持機構100cは、トランスポー
タ145のピン145cを中心に回動可能に備えられた
レバー部材149を備え、このレバー部材149に形成
された2つの長孔149a,149bをチャックアーム
150上に植設された係合ピン150aとチャックアー
ム151上に植設された係合ピン151aとに係合させ
ている。
【0146】上記チャックアーム150には、内向きに
植設されたカートリッジホルダー係止用のチャックピン
154a,154bが備えられており、チャックアーム
151には、内向きに植設されたカートリッジホルダー
係止用のチャックピン155a,155bが備えられて
いる。
【0147】また、チャックアーム151には、チャッ
クアーム駆動力を受けるエッジ部156が形成されてお
り、ローディングギヤ140には、トランスポータ14
5のY字状のカム孔146を挿通してチャックアーム1
51のエッジ部156に当接する係合ピン157が植設
されている。
【0148】また、本実施例の装置は、スライドカム1
26,127に取り付けられた凹凸部材128,129
に当接するようにシャーシ5に取り付けられたエレベー
タ139の高さ検出用の検出スイッチ158a,158
bと、各モータ110,115に駆動制御、各検出スイ
ッチや光センサからの信号の受信、プレーヤ1の動作制
御等のような装置全体の制御をするコントローラ159
とが備えられている。
【0149】また、非接触式の信号読取装置であるプレ
ーヤ1は振動による信号の読み飛ばしが生じることがあ
るので、これを防止するため、プレーヤ1とシャーシ5
との間に防振用のダンパーなどを挿入して、外部からの
振動がプレーヤ1に伝わり難い構造となっている。
【0150】次に、上記昇降機構100bの動作を図8
に基づいて説明する。昇降機構100bを動作させる際
には、コントローラ159の指令に基づいてモータ11
5を駆動させる。モータ115の回転駆動力は、ウォー
ム116、ギヤ117、ギヤ118を介してギヤ119
に伝達され、ローディングレバー132のカム孔134
とこれに係合するギヤ119の係合ピン120とにより
回転軸133を中心とするローディングレバー132の
回転に変換される。ローディングレバー132が時計方
向(G方向)に回転すると係合ピン135bに係合する
カム孔131を有するスライドカム127は水平前方
(K方向)に移動し、係合ピン135aに係合するカム
孔130を有するスライドカム126は水平後方(D方
向)に移動する。逆に、ローディングレバー132が反
時計方向(H方向)に回転するとスライドカム127は
水平後方(D方向)に移動し、スライドカム126は水
平前方(K方向)に移動する。
【0151】スライドカム126,127が移動すると
き、エレベータ139の係合ピン144a,144b,
144c,144dはシャーシ5に設けられた垂直方向
に長いカム孔136a,136b,136c,136d
にそれぞれ係合しており、水平前後方向(DK方向)に
は移動しないので、スライドカム126のカム孔136
a,136b及びスライドカム127のカム孔136
c,136dと、これと係合する係合ピン144a,1
44b,144c,144dとからなる機構によって、
エレベータ139は高さ方向(LM方向)に上下動す
る。図8の場合には、スライドカム126が水平後方
(D方向)に移動し、スライドカム127が水平前方
(K方向)に移動するときに、エレベータ139は上昇
し、逆に、スライドカム126が水平前方(K方向)に
移動し、スライドカム127が水平後方(D方向)に移
動するときにエレベータ139は下降する。
【0152】次に、上記移動機構100aの動作を図6
及び図9に基づいて説明する。移動機構100aを動作
させるには、コントローラ159からの指令に基づいて
モータ110を回転させる。モータ110の回転駆動力
は、ウォーム111、ギヤ112、ギヤ113、ギヤ1
14、ギヤ142を介してローディングギヤ140に伝
達され、ローディングギヤ140が回動する。ローディ
ングギヤ140が回動すると、トランスポータ145の
Y字状カム孔146と、これに係合するローディングギ
ヤ140の係合ピン157とにより、トランスポータ1
45はエレベータ139のガイド孔143a,143b
に沿って水平前後方向(DK方向)に移動する。
【0153】ローディングギヤ140の回動によりトラ
ンスポータ145が水平前後方向(DK方向)に移動す
る様子を示す図6(a)乃至(d)に基づいて詳細に説
明すると次のようになる。記録再生位置200b上にあ
るトランスポータ145を水平前方(K方向)に移動さ
せ待機位置200aに運ぶ場合には、ローディングギヤ
140を反時計方向(B方向)に回動させる。図6
(a)に示されるように、トランスポータ145が記録
再生位置上にある場合には、係合ピン157はカム孔1
46の一方の円弧部148にある。ローディングギヤ1
40の反時計方向(B方向)の回動により係合ピン15
7は、図6(b)の位置まで来る。図6(a)から図6
(b)までの過程では、係合ピンは円弧部148内を移
動しただけでトランスポータ145を移動させていな
い。続いて、ローデイングギヤ140が図6(b)から
図6(c)まで回動する間に、トランスポータ145は
水平前方(K方向)に距離Y1だけ移動する。続いて、
ローデイッングギヤ140が図6(c)から図6(d)
まで回動する間に、トランスポータ145は水平前方
(K方向)にさらに距離Y1だけ移動する。その後、係
合ピン157は、図6(e)に示されるように、カム孔
146の他の円弧部147に進み、ローデイングギヤ1
40の回動を停止させる。図6(d)から図6(e)ま
での過程では、トランスポータ145は水平前後方向
(DK方向)には移動せず、トランスポータ145は待
機位置200aにある。
【0154】待機位置200aにあるトランスポータ1
45を記録再生位置200b上に戻す場合には、図6
(e)から順に図6(a)までの動作を上記手順と逆に
進めればよい。
【0155】次に、上記搬送用保持機構100cの動作
を図5、図6及び図9に基づいて説明する。この搬送用
保持機構100cはトランスポータ145を移動させる
ローディングギヤ140の回動に連動して動作する。ロ
ーディングギヤ140の係合ピン157がチャックアー
ム151のエッジ部156に当接してチャックアーム1
51を水平右方向(F方向)に押していないときには
(図6(b)乃至(d))、チャックアーム150,1
51は互にばね152によって引き寄せられている。ロ
ーデイングレバー140の係合ピン157がチャックア
ーム151のエッジ部156に当接してばね152の付
勢力に抗して水平右方向(F方向)に移動させたときに
は(図6(a)及び(e))、チャックアーム151の
チャックピン155a,155bはカートリッジホルダ
ー103から離れた状態となる。これと同時に、チャッ
クアーム151の水平右方向(F方向)への移動はトラ
ンスポータ145に回動軸145cを中心に支持された
レバー部材149を介してチャックアーム150に伝達
され、チャックアーム150を水平左方向(E方向)に
移動させ、チャックアーム150のチャックピン154
a,154bをカートリッジホルダー103から引離
す。
【0156】次に、上記構成を有する本実施例の全体の
動作を説明する。先ず、図1及び図2に示されるよう
に、使用者が、装置前面の挿入口からカートリッジホル
ダー103aにカートリッジ91を押し込んでいくと、
図9に示されるように、カートリッジホルダー103a
のオープナー104がカーリッジ91のシャッター10
1に当接してシャッター101がスライドし、収納され
たディスクの一部が露出して情報の読取り又は書込みが
可能な状態となる。また、この押し込みにより、カート
リッジ91の溝102a,102bにカートリッジホル
ダー103aの位置決めばね105a,105bの先端
が係合し、カートリッジ91はカートリッジホルダー1
03a内の所定位置に保持される。そして、この動作を
他のカートリッジ92,93,94について繰り返し行
うことによって、全てのカートリッジホルダー103
a,103b,103c,103dにカートリッジ9
1,92,93,94を装着することができる。
【0157】尚、カートリッジ91,92,93,94
の装着又は未装着の検出は、図2に示されるように、カ
ートリッジ91の側面に当接してA方向にスライドする
ロッド108と、このロッド108のA方向の位置に応
じてオン又はオフ状態になる検出スイッチ109とによ
って行なわれる。これらのロッド及び検出スイッチは各
カートリッジホルダー毎に備えられている。
【0158】次に、使用者が、操作部(図示せず)を操
作してカートリッジ94の演奏を選択すると、昇降機構
100bによりエレベータ139は、所定の高さに移動
する。このエレベータ139の高さは、図3に示される
ように、水平方向に移動するスライドカム126,12
7のそれぞれに備えられた凹凸部材128,129と、
これに接触してオン又はオフ状態になる検出スイッチ1
58a,158b等によって検出される。エレベータ1
39の高さを変えるときには、コントローラ159の指
令に基づいてモータ110を駆動させる。モータ110
の回転駆動力はローディングギヤ140に伝達され、ロ
ーディングギヤ140をC方向(ローディング方向)又
はB方向(アンローディング方向)に回転させる。
【0159】次に、移動機構100aと搬送用保持機構
100cとが動作する。先ず、図6(a)の状態では、
チャックアーム151のチャックピン155a,155
bと、チャックアーム150のチャックピン154a,
154bとは、カートリッジホルダー103から離れた
状態にある。図6(a)から図6(b)の状態に、ロー
ディングギヤ140がB方向に回転すると、係合ピン1
57はカム孔146の円弧部148に沿って移動する。
円弧部148は軸141とピン157との距離を半径と
する円弧状に形成されているので、トランスポータ14
5のY軸方向の位置は変化しない。しかし、このとき、
ばね152によってチャックアーム151と150とは
互に水平左方向(E方向)及び水平右方向(F方向)に
引き寄せられているので、エッジ部156を係合ピン1
57と接触させながらチャックアーム151は水平左方
向(E方向)へ移動し、レバー部材149によってチャ
ックアーム150は水平右方向(F方向)へ移動する。
従って、図6(b)の状態ではチャックピン154a,
154b,155a,155bはカートリッジホルダー
の係合孔106a,106b,106c,106dにそ
れぞれ嵌合し、トランスポータ145とカートリッジホ
ルダー103は一体になっている。
【0160】次に、図6(b)から図6(c)を経て図
6(d)の状態へとローディングギヤ140がB方向に
回動する。この間、トランスポータ145とカートリッ
ジホルダー103は一体に水平前方(K方向)に向け
て、ピン157のY軸方向成分の移動量と同じだけ移動
する。
【0161】次に、図6(d)から図6(e)の状態へ
ローディングギヤ140がB方向へ回転すると、係合ピ
ン157は回転中心141を中心とする同心円状の円弧
部147に沿って移動するため、トランスポータ145
及びカートリッジホルダー103のY軸方向位置は変化
しない。しかし、図6(d)から図6(e)へローディ
ングギヤ140が回動するのにともない、係合ピン15
7がチャックアームのエッジ部156を水平右方向(F
方向)に押していくので、チャックアーム151は水平
右方向(F方向)に移動してチャックピン155a,1
55bはカートリッジホルダー103から離れた状態と
なる。これと同時に、チャックアーム151の水平右方
向(F方向)への移動はレバー149を介してチャック
アーム150に伝達され、チャックアーム150は水平
左方向(E方向)に移動し、チャックピン154a,1
54bもカートリッジホルダー103から離れた状態と
なる。
【0162】尚、ローディングギヤ140の回転角度
は、円筒ギヤ114に噛み合い水平前後方向(DK方
向)に移動するラック123のフィルム125のパター
ンを読取る光センサ124a,124bの出力に基づい
て、コントローラ159が判定する。
【0163】コントローラ159が、図6(e)の状態
にあることを検出すると、コントローラ159からの指
令に基づきモータ115を回転させ、カムギヤ119を
G方向(ローディング方向)又はH方向(アンローディ
ング方向)に回転させ、昇降機構100bを駆動させ
る。
【0164】次に、コントローラ159からの指令によ
り、トランスポータ145を待機位置200aから記録
再生位置200b上に移動させるローディング動作を説
明する。モータ110が回転し、ローディングギヤ14
0がローディング方向であるC方向へ回転すると、係合
ピン157は図6(e)から図6(d)の状態に移動
し、チャックピン154a,154b,155a,15
5bはカートリッジホルダーの穴に嵌合する。この間、
係合ピン157は円弧部147に沿って移動するため、
トランスポータ145のY軸方向の位置は変化しない。
【0165】次に、ローディングギヤ140が図6
(d)から図6(c)を経て図6(b)の状態へ移動す
ると、トランスポータ145とカートリッジホルダー1
03は一体となったままY軸方向へ距離(2Y1)だけ
移動する。そして、検出スイッチ158a,158bに
より図6(b)の状態に達したことが検出されると、コ
ントローラ159からの指令に基づいてモータ110の
動作を停止する。
【0166】次に、移動機構100aのモータ115を
ローディング方向に駆動させ、スライドカム126,1
27を移動させ、エレベータ139を下降させる。エレ
ベータ139が下降して、カートリッジ91内のディス
クの中心にターンテーブル6が接触する高さとなる。こ
の状態ではプレーヤ1は、シャーシ5に対して固定され
たロック状態である。さらにこの後、モータ115をロ
ーディング方向に回転させると、駆動ピン120はロー
ディングレバー132の円弧部162に沿って移動する
ため、ローディングレバー132は駆動ピン120から
駆動力を受けない。従って、スライドカム127,12
6は後述のフローティング動作が終了するまで移動しな
い。
【0167】次に、搬送機構100bのモータ110が
ローディング方向に回転し、係合ピン157を図6
(b)から図6(a)の状態に動かして、チャックピン
154a,154b,155a,155bはそれぞれカ
ートリッジホルダーから離れた状態となる。ここで、モ
ータ115がローディング方向に回転することでエレベ
ータ139は上昇するが、カートリッジホルダー及びカ
ートリッジ91は後述のカートリッジ圧着機構300に
よってプレーヤ1と一体に保持された状態を維持してい
る。このエレベータ139の上昇によってプレーヤ1と
エレベータ139との間に、所定のストロークを許容す
るクリアランス(間隔)が生まれる。この状態でプレー
ヤ1とこれに保持されたカートリッジ91は、ある一定
のストロークの範囲内で、シャーシ5からフロートされ
たことになる。従って、外部からの振動を吸収して、振
動をプエーヤ1に伝えにくくすることができる。
【0168】次に、演奏中のカートリッジを別のカート
リッジに交換するときの動作について説明する。先ず、
使用者が、操作パネル(図示せず)より次に演奏したい
カートリッジの番号、例えば、ナンバー2(上から2番
面のカートリッジ)を指示すると、コントローラ159
からの指令に基づいてプレーヤ1による再生動作を停止
する。その後、モータ115をアンローディング方向に
回転させてエレベータ139を下降し、ターンテーブル
6がカートリッジ91内のディスクの中心に定着する高
さになったときにモータ115の動作が停止する。次
に、モータ110を駆動させてローディングギヤ140
をB方向に回転させて図6(a)から図6(b)へ移行
させることにより、チャックピン154a,154b,
155a,155bをカートリッジホルダーの穴と嵌合
させ、図6(b)の位置でモータ110は停止する。次
に、昇降機構100bのモータ115がアンローディン
グ方向に回転して、プレーヤ1をフローティング状態か
らロック状態へ移行させる。モータ115はアンローデ
ィング方向に回転して後述のカートリッジ圧着機構を動
作させ、カートリッジ91はプレーヤ1との一体状態を
解除されてエレベータ139と一体状態となる。
【0169】尚、カートリッジ圧着機構の動作が終了す
るまでは、駆動ピン120は円弧部162をトレースす
るため、ローディングレバー132は動作しない。モー
タ115は後述するカートリッジ圧着機構を動作させて
からも、なおアンローディング方向に回転を続け、これ
によって、ローディングレバー132が回動し、スライ
ドカム126,127を移動させ、エレベータ139が
所定の高さに達するまで上昇する。
【0170】次に、トランスポータ145を図6(b)
から図6(c)を経て図6(d)へ移行させ、図6
(d)の状態でカートリッジホルダーは待機用保持機構
に戻される。さらに、図6(d)から図6(e)へ移行
するとチャックピン154a,154b,155a,1
55bはカートリッジホルダーから離れた状態となり、
モータ110は停止する。次に、モータ115が動作
し、カートリッジ92が収納されている高さまでエレベ
ータ139が上昇する。この時、エレベータ139を上
昇させるか下降させるかは、検出スイッチ158a,1
58bによる検出信号に基づいて判断される。
【0171】次に、トランスポータ145の位置が図6
(e)から図6(d)の状態へ移行する。これにともな
って、トランスポータ145とカートリッジ92のカー
トリッジホルダー103bは一体の構成となる。トラン
スポータ145の位置が図6(d)から図6(c)を経
て図6(b)の状態へ移行し、カートリッジ92がプレ
ーヤ1に装着される。
【0172】次に、カートリッジをプレーヤ1上に圧着
させる圧着機構について説明する。
【0173】図10は本実施例のオートチェンジャー装
置のカートリッジ圧着機構100dの構成を概略的に示
す平面図、図11は図10をV−V線で切る縦断面図、
図12は図10をVI−VI線で切る縦断面図、図13
は図10の圧着機構の動作を説明するための機構概念
図、図14は図13に示されるフローティングアーム1
37を駆動させる機構を説明するための機構概念図、図
15はプレーヤ1が位置決め固定された状態からフロー
ト状態になるまでの動作の流れを示すフローチャートで
ある。尚、図13及び図14の機構概念図に示される記
号の意味は、先に示した表1に従う。
【0174】このカートリッジ圧着機構100dは、図
10又は図13に示されるように、シャーシ5に回転軸
137aを中心に回動可能に支持されたフローティング
アーム137と、このフローティングアーム137に当
接してフローティングアーム137の位置を検出する検
出スイッチ301とを有する。また、この圧着機構10
0dは、フローティングアーム137に設けられたカム
孔137bに係合ピン302aを係合させていて、シャ
ーシ5に水平左右方向(EF方向)に摺動可能に取り付
けられたスライド板302と、スライド板302に連結
され、シャーシ5に回動軸303aを中心に回動可能に
軸支されたレバー部材303と、レバー部材303に連
結され、シャーシ5に水平左右方向(EF方向)に摺動
可能に取り付けられたスライド板304とを有する。
【0175】さらに、このカートリッジ圧着装置100
dは、シャーシ5に軸305a,306aを中心に回動
可能に軸支された係止板305,306を有する。係止
板305,306には、係合ピン305b,306bが
それぞれ備えられており、これら係合ピン305b,3
06bはスライド板302,304に形成された縦長の
カム孔302d,304dに係合している。
【0176】また、カートリッジ圧着機構100dは、
シャーシ5に取り付けられた防振ゴム309a,309
b,309c,309dと、防振ゴム309a,309
b,309c,309dのそれぞれに挿入されたプレー
ヤ1支持用のピン310a,310b,310c,31
0dと、これらのピン310a,310b,310c,
310dに一端を係止しシャーシ5に他端を係止した引
っ張りばね311a,311b,311c,311d
と、プレーヤ1の適所に備えられた突出部312,31
3を有している。
【0177】また、カートリッジ圧着機構100dは、
スライド板302,304に各々形成されたフック30
7,308と、プレーヤ1に回動可能に軸支された圧着
レバー314,315と、圧着レバー314に形成され
たギヤ316と、プレーヤ1に回動可能に軸支されてい
てギヤ316と係合したギヤ317と、このギヤ317
に植設されたピン318と、圧着レバー315に植設さ
れたピン319と、一端を圧着レバー314に係止し他
端をプレーヤ1に係止したひねりばね320と、一端を
圧着レバー315に係止し他端をプレーヤ1に係止した
ひねりばね321とを有する。
【0178】上記構成を有するカートリッジ圧着機構1
00cの動作を図10乃至図15に基づいて説明する。
【0179】カートリッジ91をプレーヤ1に装着する
ときは、昇降機構100aによりカートリッジ91がプ
レーヤ1の上面に下降してくると同時に、フローティン
グアーム137を反時計方向(ccwz方向)に回動さ
せる(図15のステップ1及び2)。すると、フローテ
ィングアーム137と連結したスライド板302は水平
左方(xr方向、E方向)に摺動し(図15のステップ
3)、レバー303はスライド板302との連結により
時計方向(cwz方向)に回動してスライド板304を
水平右方(xf方向、F方向)に摺動させる(図15の
ステップ4及び8)。
【0180】このとき、フック307がギヤ317に連
結されているピン318に当接してこのピン318を水
平左方(xr方向、E方向)に押し、ギヤ317が反時
計方向(ccwy方向)に回動して(図15のステップ
6)ギヤ316と係合し、圧着レバー314は時計方向
(cwy方向)に回動し(図15のステップ7)、カー
トリッジ91がプレーヤ1に圧着される(図15のステ
ップ11)。これと同時に、スライド板304が水平右
方(xf方向、F方向)に移動し(図15のステップ
8)、フック308はピン319に当接して(図15の
ステップ9)このピン319を水平右方(xf方向、F
方向)に押し、圧着レバー315は反時計方向(ccw
y方向)に回動し(図15のステップ10)、カートリ
ッジ91をプレーヤ1に圧着する(図15のステップ1
1)。
【0181】また、スライド板302が水平左方(xr
方向、E方向)へ、スライド板304が水平右方(xf
方向、F方向)へ摺動するときには、ピン310b,3
10cを係止してプレーヤ1をシャーシ5に固定してい
た係止板305,306は各々スライド板302,30
4の摺動に連動して反時計方向(ccwy方向)と時計
方向(cwy方向)に回動し、ピン310b,310c
から離れ(図15のステップ12及び14)、同時に、
プレーヤ1の突出部312,313は各々スライド板3
02,304から離れて(図15のステップ13及び1
5)、プレーヤ1は防振ゴム309a,309b,30
9c,309d、及び引っ張りばね311a,311
b,311c,311dのみでシャーシ5に対して支承
される(図15のステップ16)。
【0182】フローティングアーム137の一端が検出
スイッチ301に当接すると、検出スイッチ301から
の検出信号を受信したコントローラ159からの指令に
基づいてフローティングアーム137の回動は停止す
る。このとき、シャーシ5に振動が加わっても、プレー
ヤ1は防振ゴム309a,309b,309c,309
d、引っ張りばね311a,311b,311c,31
1dにより柔軟に支承されている状態のまま、カートリ
ッジ91はレバー314及びレバー315によってプレ
ーヤ1に圧着されている。
【0183】プレーヤ1に装着されたカートリッジ91
を排出するときは、昇降機構100bのモータ115を
駆動させ、フローティングアーム137を時計方向(c
wz方向)に回動させ、スライド板302,304を各
々水平右方向(xf方向)と水平左方向(xr方向)に
摺動させる。すると突出部312,313は各々スライ
ド板302,304に当接し、また係止板305,30
6は各々時計方向(cwy方向)と反時計方向(ccw
y方向)に回動してピン310を係止する。そして、プ
レーヤ1がシャーシ5に位置決め固定されると搬送用保
持機構がカートリッジ91と係合する。
【0184】次に、本実施例のオートチェンジャー装置
のカートリッジ挿入排出機構100eについて説明す
る。
【0185】図16はカートリッジの挿入排出機構10
0eを示す平面図である。また、図17は図16の挿入
排出機構100eを示す機構概念図であり、図面に示さ
れる記号の意味は、先に示した表1に従う。また、図1
8は図17をVII−VII線で切る方向から見た状態
を簡略化して示す縦断面図、図19はカートリッジを装
着したときの装置の正面図である。
【0186】本実施例のカートリッジ挿入排出機構10
0eは、カートリッジ91を装着する各カートリッジホ
ルダーごとに設けられている。そして、この挿入排出機
構100eは、カートリッジホルダー103a(カート
リッジホルダー103b,103c,103dについて
は、構成の説明を省略する。)と、このカートリッジホ
ルダー103aの側面に形成され、搬送用保持機構のチ
ャックアーム150,151に備えられたチャックピン
154a,154b,155a,155bが係合する係
合穴402a,402b,402c,402dと、カー
トリッジホルダー103aに軸403aを中心に回動可
能に軸支されたイジェクトレバー403とを有する。ま
た、この挿入排出機構100eは、カートリッジホルダ
ー103aに水平前後方向(DK方向)に摺動可能に取
り付けられ、イジェクトレバー403に当接するスライ
ド板404と、カートリッジホルダー103aに軸40
5aを中心として回動可能に軸支された係合アーム40
5と、一端を係合アーム405に、他端をカートリッジ
ホルダー103aの一部に係止したひねりばね406
と、一端をイジェクトレバー403に、他端をカートリ
ッジホルダー103aの一部に係止した引っ張りばね4
07と、カートリッジ91の凹部416に係合する付勢
ばね408とを有する。また、この挿入排出機構100
eは、各々のカートリッジホルダーの左右に取り付けら
れたブロック部材409,410と、シャーシ5の適所
に取り付けられたブロックガイド411,412とを有
する。
【0187】また、図18に示されるように、各々のカ
ートリッジホルダー103a,103b,103c,1
03dの後部の上下にはテーパ部417,418が形成
されており、カートリッジ91,92,93,94の前
面にはラベル面419があり、ラベル面419にはタイ
トル420が記載されている。
【0188】さらにまた、装置前面には、シャーシ5に
取り付けられた操作パネル413と、この操作パネル4
13に形成された窓孔414(カートリッジ挿入口)
と、操作パネル413に取り付けられたノブ415とが
設けられている。
【0189】次に、挿入排出機構100eの動作につい
て説明する。搬送機構によって待機位置200aまで搬
送されたカートリッジ91を装置から取り出すときは、
装置の使用者がノブ415を指で押す。すると、スライ
ド板404は付勢バネ408の付勢力に抗して水平後方
(yf方向、D方向)に摺動し、スライド板404に当
接しているイジェクトレバー403は軸403aを中心
にして時計方向(cwz方向)に回動する。すると作動
したイジェクトレバー403がカートリッジ91の後部
端面91aに当接し、カートリッジ91は付勢ばね40
8の付勢力に抗して水平前方(yr方向、K方向)に押
し出される。尚、ノブ415を指で押すときにカートリ
ッジホルダー103aにも水平後方(yf方向、D方
向)の付勢力が働くが、カートリッジホルダー103a
の係合アーム405がブロックガイド411に係合して
いるため、カートリッジホルダー103aがカートリッ
ジ91排出動作の際に水平後方(yf方向、D方向)に
入り込むことはない。
【0190】また、カートリッジ91をカートリッジホ
ルダー103aから取り出した後に、使用者がノブ41
5から手を離すと、引っ張りばね407の付勢力により
イジェクトレバー403は反時計方向(ccwz方向)
に回動して元の位置に戻る。
【0191】次に、異なるカートリッジ91をカートリ
ッジホルダー103aに挿入する場合について説明す
る。使用者が、カートリッジ91を窓孔413より水平
後方(D方向)に挿入する。するとカートリッジ91の
凹部416に付勢ばね408が係合して、カートリッジ
91がカートリッジホルダー103aに保持される。こ
のとき、カートリッジ91のラベル面419は、図19
に示されるように、操作パネル413の表面とほぼ同一
な面上に位置する。このため、図19に示されるよう
に、使用者は操作パネル413の正面からカートリッジ
91に記録されている情報の内容を記載したタイトル4
20を容易に確認できる。
【0192】また、図18に示されるように、カートリ
ッジホルダー103a,103b,103c,103d
の後端上下にテーパ部417,418が備えられている
ので、搬送機構(図示せず)によりカートリッジホルダ
ー(ここでは、103c)をプレーヤ1上から待機位置
200aまで搬送す際に、装置の組み立て誤差やカート
リッジ搬送中の振動の影響等によりカートリッジホルダ
ー103cを水平方向に搬送する際の高さに誤差が生じ
て待機位置200aに装着されている隣のカートリッジ
ホルダー103b又は103dと干渉する場合があった
としても、搬送中のカートリッジ91のラベル面419
が上下に隣り合うカートリッジホルダー103b又は1
03dのテーパ部418又は417に沿って正しい位置
に誘導される。
【0193】以上説明したように本実施例のオートチェ
ンジャー装置においては、カートリッジを保持する複数
のカートリッジホルダーを待機用保持機構に備えてお
り、これら複数のカートリッジホルダーのいずれかを、
カートリッジホルダーを保持する搬送用保持機構100
cと、この搬送用保持機構100cを水平方向に移動さ
せる移動機構100aと、搬送用保持機構を上下方向に
昇降させる昇降機構100bとによって、待機位置20
0aからプレーヤ1上の記録再生位置200bに、又
は、記録再生位置200bから待機位置200aに搬送
することができる。
【0194】また、待機用保持機構には複数のカートリ
ッジホルダーのそれぞれに対応する複数のカートリッジ
挿入口が備えられており、カートリッジ挿入口にカート
リッジを差込むことにより複数のカートリッジホルダー
のそれぞれにカートリッジが装着されるので、従来のよ
うに、マガジンラックを取り出してからディスクの交換
をする装置に比べ、操作手順が簡単になる。
【0195】また、シャーシ5に対して上下動するエレ
ベータ139に回転自在に支承されたローディングギヤ
140を、シャーシ5に取り付けられた駆動モータ11
5より駆動力を伝達される円筒ギヤ114に係合させた
ので、上下方向に高さが変動するエレベータ139に支
承されたローディングギヤ140は、円筒ギヤ114の
係合により、エレベータがいずれの高さに位置していて
も連続的に駆動モータ115の駆動力を伝達することが
でき、簡素な構成で可動部への動力伝達が可能となり、
部品点数の少ない安価な装置が得られる。
【0196】また、エレベータに摺動可能に支承された
トランスポータ145に穿設されたY字状カム孔146
にエレベータ139に回転自在に支承されたローディン
グギヤ140に植設された係合ピン157を係合させた
ので、トランスポータ145は簡素な構成となり、ロー
ディングギヤ140の回動によりエレベータ139に対
して水平前後方向(DK方向)の摺動が可能となり、部
品点数の少ない安価な装置が得られる。
【0197】また、ローディングギヤ140に植設され
た係合ピン157を、トランスポータ139に穿設され
たY字状カム孔146に挿通し、かつトランスポータ1
45に摺動自在に支承された搬送用保持機構100cの
チャックアーム151に当接させたので、簡素な構成
で、トランスポータ145による水平前後方向の移動と
搬送用保持機構100cによるカートリッジホルダーの
保持及び開放動作を行なうことができ、部品点数の少な
い安価な装置が得られる。
【0198】また、カム孔121を設けたカムギヤ11
9を駆動モータに減速ギヤを介して係合させ、フローデ
ィングアーム137をカム孔121に係合させることに
より、ローディングレバーとフローティングアームは、
カムギヤの回転によって同時に駆動を制御され、これに
よって装置の部品点数を少なくすることができる。
【0199】また、トランスポータに駆動力を伝達する
円筒ギヤ114にラック123を係合させ、ラック12
3の摺動に対応してラック123上のパターン125を
検出する検出スイッチ124a,124bを設けたの
で、可動部品であるエレベータに支承されたローディン
グギヤ140の回転角度を検出でき、可動部に電気配線
を設ける必要がなく、断線等の起こりにくい信頼性の高
い装置となる。
【0200】また、カートリッジの水平方向の移動とカ
ートリッジの保持および開放動作を1個のモータ110
で駆動し、カートリッジの垂直方向の移動とカートリッ
ジのプレーヤへの圧着動作を1個のモータ115で駆動
するため、装置を安価で小型にできる。
【0201】また、カートリッジの水平搬送部が昇降移
動し、装置の必要な高さをカートリッジの収納部の高さ
とプレーヤの高さの和に等しくできるので装置の体積を
小さくできる。
【0202】また、装置に装着したカートリッジのラベ
ル面と操作パネルの表面の高さが略等しくなるようにカ
ートリッジを装着可能としたので、ラベル面に記載され
たタイトルは操作パネルから直視出来、装置の使い勝手
がよい。
【0203】また、カートリッジホルダーの後端の上下
に各々テーパ部を設けたので、プレーヤから待機位置に
搬送されるカートリッジは、水平移動時、設定高さより
上下に変動した場合であっても、他の待機位置に保持さ
れているカートリッジホルダーのテーパ部に当接しなが
ら案内されて待機位置に正確に保持されるので、装置の
正確な動作が保障される。
【0204】また、複数個のカートリッジホルダーに各
々カートリッジを排出可能なイジェクトレバー403を
設けたので待機位置200aに装着された任意のカート
リッジは他のディスクの演奏中であっても一枚毎に排出
および交換が可能となり装置の使い勝手が良い。
【0205】実施例2 図20は本発明に係るオートチェンジャー装置の他の実
施例の構成を概略的に示す斜視図、図21は図20の装
置のカートリッジホルダーを保持する機構を概略的に示
す斜視図、図22は図20の装置の構成及び動作を説明
するための機構概念図、図23乃至26は図20の装置
の動作を説明するための機構概念図である。
【0206】また、図27はカートリッジホルダーの構
造と動作を説明するための機構概念図、図28及び図2
9は搬送のためにカートリッジホルダーを保持する搬送
用保持機構100cの構成と動作を説明するための機構
概念図である。
【0207】また、図30乃至図33は本実施例の昇降
機構100bの動作を説明するための機構概念図、図3
4及び図35はカートリッジの二重挿入防止機構の一例
の構成と動作を説明するための機構概念図、図36及び
図37はカートリッジ排出機構の構成と動作を説明する
ための機構概念図である。
【0208】尚、図22乃至図37の機構概念図に用い
られる記号の意味は、先に示した表1に従う。また、実
施例2において実施例1と同一又は相当する構成には同
一の符号を付す。
【0209】図20乃至図33に示されるように、本実
施例のオートチェンジャー装置は、カートリッジ91,
92,93,94をそれぞれ保持するカートリッジホル
ダー103a,103b,103c,103d(103
b乃至103dは、図30乃至図33にのみ示され
る。)と、これらのカートリッジホルダー103a,1
03b,103c,103dを待機位置200aに保持
する待機用保持機構(例えば、実施例1に示されるもの
と同じものである。)と、搬送のためにカートリッジホ
ルダー103a,103b,103c,103dのいず
れかを選択的に保持する搬送用保持機構100cと、こ
の搬送用保持機構100cを水平前後方向(DK方向)
に移動させる移動機構100aと、カートリッジホルダ
ー103a,103b,103c,103dを上下方向
(LM方向)に昇降させる昇降機構100bとを有して
いる。
【0210】図27に示されるように、カートリッジホ
ルダー103aは、カートリッジ91の上面に当接する
当接部219a,219bと、カートリッジ91の後端
91aに当接する当接部220と、後述するチャックア
ーム202,204の係合部208に係合する係合ピン
221a,221bと、カートリッジ91の両側面に備
えられた係合穴102a(一方のみを示す。)に係合す
る係合ばね105a,105bとを有する。
【0211】また、図28及び図29に示されるよう
に、カートリッジホルダー103aには、水平左右方向
(EF方向)に摺動可能に支承されたロックアーム22
2と、ロックアーム222を外側に向けて付勢するばね
223とが備えられている。そして、図29に示される
ように、チャックアーム202,204がカートリッジ
ホルダー103aを開放すると、ロックアーム222の
先端222a,222bはそれぞれシャーシに設けられ
たロック部224a,224bに係合する。尚、他のカ
ートリッジホルダー103b,103c,103dもそ
れぞれ同様の構成を有している。
【0212】また、図36及び図37に示されるよう
に、排出機構は、カートリッジホルダー103aに備え
られ、カートリッジ91の後端91aに当接してカート
リッジ91を排出させる排出レバー237と、この排出
レバー237をカートリッジホルダー103aに備えら
れた軸237aを中心にして時計方向に回動させるよう
に付勢力を与えるばね238と、排出レバー237と共
に回動して排出レバー237の回動を規制する当接部2
39とを有している。また、排出機構は、シャーシ5に
は水平前後方向(DK方向)に摺動自在に備えられた押
圧スイッチ243に押されて摺動するスライダー部材2
40と、このスライダー部材240を水平前方向(K方
向)に引き寄せるばね242と、排出レバー237の当
接部239に当接して排出レバー237を図36に示さ
れる初期位置にする当接部241と、当接部239に当
接して排出レバー237を図37に示される排出位置に
する当接部244とを有する。尚、他のカートリッジホ
ルダー103b,103c,103dも同一の構成を有
している。
【0213】また、図20、図30乃至図33に示され
るように本実施例の昇降機構100bは、シャーシ5に
固定された図示しない昇降用ガイド部材に沿って上下方
向(LM方向)に移動できるエレベータ(昇降台)70
1と、このエレベータ701を昇降させるためのモータ
702と、このモータ702の回転駆動力によりエレベ
ータ701を昇降させる運動伝達機構とを有する。
【0214】この運動伝達機構は、モータ702の回転
軸に圧入されたギヤ703と、このギヤ703に噛み合
うギヤ225と、パンタグラフ機構を構成する昇降アー
ム228,229とを有する。昇降アーム228,22
9は回動軸704により互いに連結されている。また、
昇降アーム228は、シャーシ5に固定された軸705
を中心にして回動自在に備えられ、その一端にはギヤ2
25に形成されたカム溝226に係合する係合ピン22
7が備えられ、その他端にはエレベータ701の水平前
後方向(DK方向)に長いカム孔232に摺動可能に係
合する回動可能な係合ピン233が備えられている。一
方、昇降アーム229の一端には、シャーシ5に形成さ
れた水平前後方向(DK方向)に長いカム孔230に摺
動自在に係合する回動可能な係合ピン231が備えら
れ、昇降アーム229の他端はエレベータ701に回動
可能に連結されている。そして、モータ702の回転駆
動力は、回転するギヤ225のカム溝226とこれに係
合する昇降アーム228の係合ピン227とにより、パ
ンタグラフ機構の昇降動作に変換されエレベータ701
を昇降させる。
【0215】また、図20乃至図26に示されるよう
に、本実施例の移動機構100aは、エレベータ701
に形成された水平ガイド143と、この水平ガイド14
3に沿って水平前後方向(DK方向)に摺動可能に支承
されたトランスポータ145と、このトランスポータ1
45に形成された水平左右方向(EF方向)に長いカム
孔215に係合する係合ピン157を備えたローディン
グギヤ140と、このローディングギヤ140を回動さ
せるためのギヤ142、円筒ギヤ114、ギヤ112、
ウォーム111、モータ110とを有する。本実施例の
移動機構100aは、カム孔215の形状がY字状では
ないが、トランスポータ145を水平前後方向(DK方
向)に移動させる動作の点に関しては実施例1の機構と
同一である。
【0216】また、図20乃至図26に示されるよう
に、本実施例の搬送用保持機構100cは、トランスポ
ータ145に摺動可能(水平前後方向(DK方向)に)
に支承されたチャックベース201と、このチャックベ
ース201に設けられた回動支点203を中心に回動自
在に軸支されたチャックアーム202と、チャックベー
ス201に設けられた回動支点205を中心に回動自在
に軸支されたチャックアーム204とを有する。チャッ
クアーム202の一端にはカム溝202aが形成され、
ここにはチャックアーム204の係合ピン204aが係
合している。
【0217】また、この搬送用保持機構100cは、チ
ャックアーム202に植設され、トランスポータ145
に設けられたカム孔207に係合する係合ピン206
と、チャックアーム202,204にそれぞれ設けられ
た係合部208a,208bと、チャックアーム20
2,204にそれぞれ設けられた押圧部209a,20
9bと、チャックアーム202,204にそれぞれ設け
られた保持部210a,210bと、チャックアーム2
02,204にそれぞれ設けられた当接部211a,2
11bとを有する。尚、カム孔207は、図22に示さ
れるように、水平前後方向(DK方向)に延び、同一線
上に並ぶ2つの直線部と、これら2つの直線部をつなぐ
曲線部とからなる。
【0218】また、チャックベース201には、ローデ
ィングギヤ140に植設された係合ピン157に係合
し、トランスポータ145のカム孔215に重なるよう
に配置されたカム孔212が備えられている。このカム
孔212は、直線部245と、チャックベース201が
待機位置200aに位置するときローディングギヤ14
0の回動中心141と同心円をなす円弧部213(回動
中心141から係合ピン157までを半径とする)と、
チャックベース201がカートリッジをプレーヤ1に装
着する記録再生位置200bに位置するときローディン
グギヤ140の回動中心141と同心円をなす円弧部2
14(回動中心141から係合ピン157までを半径と
する)とを有する。尚、図23乃至図26では、カム孔
212の円弧部213,214の曲率が誇張して描かれ
ている。
【0219】また、搬送用保持機構100cは、トラン
スポータ145とチャックベース201の中立位置を保
つためのばね216と、シャーシ5に設けられた当接部
217と、シャーシ5に設けられた当接部218とを有
する。
【0220】さらに、本実施例のオートチェンジャー装
置には、図34及び図35に示されるような、カートリ
ッジの二重挿入防止機構が備えられている。このカート
リッジの二重挿入防止機構は、それぞれのカートリッジ
挿入口414の上部に、水平方向の軸234aを中心に
回動可能に備えられた二重挿入防止板234を有する。
この二重挿入防止板234は、図34に示されるよう
に、カートリッジホルダー103aが待機位置にあると
きにはカートリッジホルダー103aの上部に先端を当
接させた水平状態にあり、図35に示されるように、カ
ートリッジホルダー103aが移動機構100cにより
待機位置200aから離れているときにには、ばね23
5により又は重力の作用により垂直状態になる。また、
二重挿入防止機構は、重複挿入防止板234より装置の
奥に固定されていて、重複挿入防止板234に当接する
ことにより回動範囲を規制する規制部材236を有す
る。
【0221】次に、本実施例の動作を図22乃至図2
6、図30乃至図33に基づいて説明する。
【0222】先ず、カートリッジが待機位置200aに
あるカートリッジホルダーに装着される。このとき、搬
送用保持機構100cは、図23に示されるように、待
機位置200aにあり、チャックアーム202,204
を開いている。尚、このときのエレベータ701の高さ
は、図30に示される位置にある。
【0223】次に、使用者が再生スイッチ(図示せず)
をオンにすると、コントローラ159からの指令に基づ
いてモータ110が起動し、その回転駆動力は、ウォー
ム111、円筒ギヤ114、エレベータ701に設けら
れたギヤ142を介してローディングギヤ140に伝え
られ、ローディングギヤ140は反時計方向(B方向)
に回動し、係合ピン157にカム孔215を係合させる
トランスポータ145は水平ガイド143に沿って装置
の後方(D方向)に移動し、図24に示されるように、
トランスポータ145とチャックベース201はばね2
16の付勢力によりカム孔212の直線部245とトラ
ンスポータ201のカム孔215とが重なるような位置
関係になる。その際、トランスポータ145に設けられ
たカム孔207と、これに係合するチャックアーム20
2の係合ピン206とにより、チャックアーム202と
チャックアーム204は回動支点202b,204bを
中心にしてそれぞれ内向き(それぞれe方向、g方向)
に回動し、図24に示されるように、待機位置200a
にあるカートリッジホルダー(図24には示していな
い。)を保持する状態になる。
【0224】この後、ローディングギヤ140がさらに
反時計方向(B方向)に回動すると、チャックベース2
01のカム孔212とトランスポータ145のカム孔2
15とに係合したローディングギヤ140の係合ピン1
57により、トランスポータ145は水平ガイド143
に沿って案内されプレーヤ1の上方の記録再生位置20
0b上方に到達する。トランスポータ145がプレーヤ
1の上方に移動するとチャックベース201が当接部2
18に当接する。このとき、図25に示されるように、
係合ピン157はカム孔212の円弧部214の端部
(図において、F方向の端部)に達しており、トランス
ポータ145とチャックベース201はばね216によ
り中立点に保持されている。トランスポータ145がこ
の位置に達すると位置検出スイッチ(図示せず)がこれ
を検出し、モータ110が停止する。このとき、エレベ
ータ701及びトランスポータ145の位置は図31に
示される状態にある。
【0225】次いで、図32に示されるように、モータ
702(図20にのみ示す)によりカムギヤ225をU
方向に回動させ、カム溝226に係合した係合ピン22
7を備えた昇降アーム228と昇降アーム229により
構成されたパンタグラフ機構により水平ガイド143を
備えたエレベータ701を、トランスポータ145、カ
ートリッジホルダーと共にプレーヤ(図示せず)の装着
位置まで下降させ、カートリッジホルダー103aとと
もにカートリッジ91をプレーヤに載置する。その後、
実施例1において説明したものと同様のカートリッジ圧
着機構によりカートリッジをプレーヤに押圧保持し、モ
ータ702を停止させる。尚、このカートリッジホルダ
ー103の昇降動作中、ギヤ142は円筒ギヤ114と
噛み合ったまま円筒ギヤ114の軸方向に摺動移動す
る。
【0226】次いで、図25の状態から、モータ110
が再び起動し、ローディングギヤ140をB方向に回動
させ、係合ピン157がトランスポータ145のカム孔
215を介してトランスポータ145を水平後方(D方
向)に駆動するが、チャックベース201は当接部21
8に当接して水平後方(D方向)への移動を規制されて
いるので、係合ピン157はチャックベース201のカ
ム孔212の円弧部214に沿って移動し、トランスポ
ータ145とチャックベース201は相対的に水平前後
方向(DK方向)に移動する。そのとき、トランスポー
タ145のカム孔207とチャックアーム202の端部
に備えられた係合ピン206によりチャックアーム20
2,204はそれぞれ外側に向け(f方向とh方向)に
回動してカートリッジホルダー103aとの係合を解
く。そして、ローディングギヤ140の回転角を図示し
ない検出スイッチにより検出してモータ110を停止さ
せる。
【0227】次に、カートリッジ91をカートリッジ9
3に交換する場合の交換動作を説明する。使用者が、カ
ートリッジ交換スイッチ(図示せず)を押すと、上記し
たカートリッジのプレーヤへの装着動作と逆の動作がな
される。先ず、ローディングギヤ140を時計方向(C
方向)に駆動し、トランスポータ145はばね216に
より水平前方(K方向)に移動し、チャックアーム20
2,204をそれぞれ内側(e方向とg方向)に回動し
てトランスポータ145とカートリッジホルダー103
aを連結させ、カートリッジホルダー103aを所定高
さまで上方に移動した後、水平前方(K方向)に移動
し、カートリッジ重複挿入防止部材234をカートリッ
ジホルダ103により跳ね上げカートリッジホルダー1
03aは元の待機位置200aに戻される。
【0228】そして、チャックアーム202,204を
解放してトランスポータ145とカートリッジホルダー
103aを分離すると共に、図29に示されるように、
ロックアーム222を解放してシャーシ5に固定された
ロック部224a,224bにピン222a,222b
を係合させる。
【0229】その後、チャックアーム202,204を
解放した状態でモータ702を起動してカムギヤ225
を駆動し、パンタグラフ機構を用いて水平ガイド143
を持つエレベータ701を昇降動作させ、トランスポー
タ145をカートリッジ93が載置されているカートリ
ッジホルダ103の位置まで移動させる。この位置に達
したことを位置検出スイッチ(図示せず)により検出
し、モータ702を停止する。この状態は、図33に示
される。この後、カートリッジ91の時と同様にしてカ
ートリッジ93をプレーヤ1上に装着する。
【0230】次に、待機位置200aにあるカートリッ
ジの交換方法について図36及び図37に基づいて説明
する。図36において、排出レバー237はばね238
により図中時計方向に回転させるように付勢されてい
る。スライダー240の当接部241が排出レバー23
7の当接部239に当接して排出レバー237の回動を
規制している。スライダー240はばね242により水
平前方(i方向)に付勢され排出ボタン243に当接
し、その位置を規制されている。
【0231】ここで、使用者が、排出ボタン243を押
すと排出ボタン243の当接部243aを介してスライ
ダー240は、図37に示されるように、水平後方(j
方向)に移動する。すると、スライダー240の当接部
241が排出レバー237の当接部239より離脱し、
排出レバー237はばね238により図中時計方向に回
動する。そして、排出レバー237によりカートリッジ
91の後部端面91aを押し、カートリッジ91は排出
される。この後、排出レバー237はスライダー240
の当接部244に当接し回動を規制される。また、排出
レバー237が回動したことにより、スライダー240
の当接部241が排出レバー237に当接して水平前方
(i方向)への移動が規制される。
【0232】次いで、使用者が、排出されたカートリッ
ジ91を装置より取り出し、ここに交換する別のカート
リッジ95を装置に挿入すると、排出レバー237にカ
ートリッジ95の後部端面が当接し、これを押し込むこ
とにより排出レバー237を反時計方向に回動させる
と、当接部241が当接部239より開放されスライダ
ー240はばね242により水平前方(i方向)に移動
する。そして当接部239が当接部241に当接し、排
出レバー237のばね238による回動を規制し、初期
状態となる。
【0233】実施例3 図38乃至図48は本発明に係るオートチェンジャー装
置の他の例を示すものであり、例えば、上記実施例1に
適用できるものである。ここで、図38は本実施例の構
成を示す概略的な平面図であり、図面上部が装置前面で
ある。また、図39乃至図41は図38を右側から見た
側面図であり、図39はシャーシ5の外から見た場合の
側面図、図40はシャーシ5を取除いた場合の側面図、
図41はシャーシ5とスライドカムを取除いた場合の側
面図である。また、図42乃至図45は図38の実施例
の動作を説明するための説明図である。また、図46及
び図47は本実施例の装置に組込まれた圧着機構の側面
図である。また、図48は本実施例の動作を説明するた
めの機構概念図であり、この図に用いられる記号の意味
は、先に示した表1に従う。
【0234】図38乃至図41及び図48に示されるよ
うに、本実施例の装置は、シャーシ501と、このシャ
ーシ501に摺動可能に取り付けられたスライドカム5
02,503と、これらスライドカム502,503に
係合されたエレベータ504と、このエレベータ504
に着脱可能であり、各々がカートリッジ91,92,9
3,94を装着するカートリッジホルダー505,50
6,507,508とを有する。
【0235】カートリッジホルダー505,506,5
07,508のそれぞれには、図42乃至図45に示さ
れるように、カートリッジをプレーヤ1に圧着する圧着
機構がカートリッジホルダーを下方に押圧するための係
合ピン509,510,511,512が植設されてい
る。
【0236】エレベータ504には係合ピン513a,
513b,514a,514bが植設されており、スラ
イドカム502,503には係合ピン513a,513
b,514a,514bを挿通させる階段状のカム孔5
15a,515b,516a,516bが備えられてい
る。また、エレベータ504の係合ピン513a,51
3bのそれぞれは、シャーシ5に形成された垂直方向に
長い直線状のカム孔551,552にも係合しており、
エレベータ504の係合ピン514a,514bのそれ
ぞれはシャーシ5に形成された垂直方向に長いカム孔5
53,554に係合している(図48にのみ示す)。
【0237】また、スライドカム502にはカム孔51
7a,517bが備えられ、スライドカム503にはカ
ム孔518a,518bが備えられている。カム孔51
7a,517b,518a,518bはそれぞれ、水平
方向に細長く延びる水平部517c,517d,518
c,518dと、この水平部の一端から下に向けて傾斜
する傾斜部517e,517f,518e,518f
と、この傾斜部につながる円形の逃げ部519a,51
9b,520a,520bとを有する。
【0238】また、プレーヤ1の側面にはカム孔517
a,517b,518a,518bに挿通され、プレー
ヤ1をシャーシ505に対して弾性的に支持するための
係合ピン521a,521b,522a,522bが植
設されている。カム孔517a,517b,518a,
518bに各々挿通された係合ピン521a,521
b,522a,522bは、シャーシ501に取り付け
られた振動吸収用のダンパー523a,523b,52
3c,532dに各々挿通されている。また、係合ピン
521a,521b,522a,522bには、一端を
シャーシ501に係止したスプリング524a,524
b,524c,524dが係止されている。また、スラ
イドカム502,503の上部には、それぞれカム孔5
25,526が形成されている。
【0239】また、本実施例の装置は、シャーシ501
に対して上下方向(LM方向)に摺動可能に取り付けら
れた係止板527,528(528は図48にのみ示
す。)を有する。この係止板527,528には、スラ
イドカム502,503のカム孔525,526の各々
に係合する係合ピン529,530(530は図48に
のみ示す。)が植設されている。また、この係止板52
7には、シャーシ5の垂直方向に長いカム孔555,5
56に係合する係合ピン527a,527bが植設さ
れ、係止板528には、シャーシ5の垂直方向に長いカ
ム孔557,558に係合する係合ピン528a,52
8bが植設されている。
【0240】また、プレーヤ1には、図38、図46、
又は図47に示されるように、回動可能に軸支されたス
トッパー531a,531bと、これらストッパー53
1a,531bのそれぞれに植設されたピン532と、
プレーヤ1の適所に植設されたピン533(図には、ス
トッパー531bに係合するもののみを示す)と、一端
をピン532に他端をピン533に係止させたスプリン
グ534(図には、ストッパー531bに係合するもの
のみを示す)と、ストッパー531a,531bに形成
された当接部535(図には、ストッパー531bに関
するもののみを示す)と、プレーヤ1の適所に植設され
たピン536(図には、ストッパー531bに係合する
もののみを示す)とが備えられている。
【0241】次に、本実施例の動作について説明する。
【0242】図42は、カートリッジホルダー505を
プレーヤ1上の記録再生位置200bから待機位置20
0aの最上部に戻した直後の状態を示している。このと
きには、スライドカム502,503は装置前面側(図
中右側)にあり、エレベータ504に植設された係合ピ
ン513a,513b,514a,514bはスライド
カム502,503のカム孔515a,515b,51
6a,516bの最上部にある。一方、プレーヤ1は、
その係合ピン521a,521b,522a,522b
のそれぞれを、スライドカム502,503のカム孔5
17a,517b,518a,518bと係止板52
7,528の下部に挟持させることにより位置決めがな
されている。
【0243】次に、装置の一番下に装着されているカー
トリッジホルダー508をプレーヤ1に装着する場合の
動作を説明する。図43に示されるように、スライドカ
ム502,503をモータ、ギヤ機構、カム機構等から
なる駆動機構(図示ぜず)によって左側(D方向)に駆
動させる。すると、カム孔515a,515b,516
a,516bと係合ピン513a,513b,514
a,514bとの係合、及びシャーシ501の垂直方向
に長いカム孔551,552,553,554と係合ピ
ン513a,513b,514a,514bとの係合に
より、エレベータ504は図42の位置から図43の位
置まで下降する。しかし、本実施例では、装置の高さ
(厚さ)を極力小さく抑えるため、図43の状態のとき
であっても、待機位置200aにあるカートリッジホル
ダー508の底面の高さは、ターンテーブル6の上端よ
りも少し低く、カートリッジホルダー508とターンテ
ーブル6とは水平方向に重なっている。そこで、カム孔
525,526と係合ピン529,530の各々の係合
により係止板527,528を下降させて、係止板52
7,528は各々係合ピン521,522をスプリング
524の付勢力に抗してプレーヤ1を下方に押し下げ、
搬送機構(例えば、実施例1又は実施例2で説明した搬
送機構により移動する)によりカートリッジホルダー5
08を図44に示されるプレーヤ1上の位置まで搬送す
る。このとき、プレーや1は係止板527,528によ
って演奏標準位置より下方に位置しているため、カート
リッジホルダー508を水平方向に移送してもターンテ
ーブル6には干渉しない。
【0244】次に、さらにスライドカム502,503
を水平後方(D方向)に移動させると、カム孔515
a,515b,516a,516bと係合ピン513
a,513b,514a,514bの各々の係合により
エレベータ504はさらに下降する。また、同時にカム
孔525,526と係合ピン529,530との各々の
係合により係止板527,528は上方に移動する。
【0245】また、カートリッジホルダー508が下降
する途中、図47のように係合ピン512がストッパー
531の下縁537に当接し、ストッパー531は時計
方向に回動する。すると、スプリング534の付勢方向
とストッパー531の回転方向が途中から一致してスト
ッパー531はカートリッジホルダー508をプレーヤ
1に圧着させる。また、カートリッジホルダー508を
排出するときはスライドカム502,503を水平前方
(K方向)に移動させてカム孔515a,515b,5
16a,516bと係合ピン513a,513b,51
4a,514bの係合によりエレベータ504が上方
(L方向)に移動すると、図47に示されるように、係
合ピン512がストッパー531の上縁538に当接し
てストッパー531を反時計方向に回動させる。する
と、途中からストッパー531の回転方向とスプリング
534の付勢方向が一致し、その後、ストッパー531
は当接部535とピン536の当接により回動を阻止さ
れ、ストッパー531はプレーヤ1に位置決め固定され
る。
【0246】実施例4 図49は本発明に係るオートチェンジャー装置の他の実
施例の構成を示すブロック図、図50は図49の装置の
表示パネル603の表示例を示す正面図、図51は図4
9の装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0247】本実施例の構成は、上記した実施例1乃至
実施例3のように、待機位置から記録再生位置に、又
は、記録再生位置から待機位置に、カートリッジを選択
的に搬送できる装置に組込むことにができる。
【0248】図49に示されるように、本実施例の装置
には、プレーヤ1のピックアップ7により読み取られる
ディスク(例えば、カートリッジ94に収納されるも
の。)の音声信号情報を記憶する音声信号記憶回路60
1と、楽曲タイトルや演奏者名や演奏時間等のようなデ
ィスクの内容情報(以下、「TOC」という。)を記憶
する情報記憶回路602と、カートリッジの装着状態や
ディスクのTOCを各カートリッジホルダー505,5
06,507,508毎に表示できる液晶表示パネル6
03a等からなる表示パネル603とが備えられてい
る。また、本実施例の装置には、カートリッジホルダー
505,506,507,508に装着されるカートリ
ッジ91,92,93,94のそれぞれの有無を検出す
る検出スイッチ209a,209b,209c,209
dと、カートリッジの状態に応じて発光色及び点灯方式
を切替えることができる表示灯604,605,60
6,607と、本装置の各構成の動作を制御するコント
ローラ159とが備えられている。
【0249】次に、本実施例の動作を説明する。先ず、
カートリッジホルダー505,506,507,508
のそれぞれにカートリッジ91,92,93,94を装
着すると、装着されたカートリッジ91,92,93,
94は順次交替でプレーヤ1に装着され、ピックアップ
7により各カートリッジのディスクに記録されているT
OCが読み取られ、このTOCを情報記憶回路602に
格納する。このTOCの一部は、使用者の指示に応じて
又は自動的に表示パネル603に表示される。
【0250】次に、再生の対象として指定されたカート
リッジがプレーヤ1上に置かれ、ディスクに圧縮記録さ
れている音声信号がピックアップ7により読み取られ
る。読取られた音声信号情報は音声信号記憶回路601
に格納され、コントローラ159により音声信号記憶回
路601に格納された音声信号情報が伸長され、音声信
号に変換して図示しない音声出力回路等に対して出力さ
れる。
【0251】図50は、例えば、カートリッジ91から
順にカートリッジ93までの演奏を終了し、カートリッ
ジ94の演奏を行なっているときに、各カートリッジの
楽曲名の情報を表示している状態を示すものである。コ
ントローラ159はスイッチ209a,209b,20
9c,209dのオン又はオフ状態によりカートリッジ
94が演奏中であることを認識し、表示パネル603の
一番下の表示燈607の発光色を他の表示燈604,6
05,606とは異なる色に変えて点灯させる。例え
ば、非演奏カートリッジ91,92,93に対応する表
示燈604,605,606の発光色を緑に設定し、演
奏中のカートリッジ91に対応する表示燈607の発光
色を赤に設定する。
【0252】次に、カートリッジ91を排出するとスイ
ッチ209aの状態が切替わり、コントローラ159は
カートリッジホルダー505にカートリッジが無くなっ
たことを認識し、カートリッジ91のTOCを情報記憶
回路602から消去して、表示パネル603の文字情報
608として、カートリッジが未装着である旨を伝える
「NO DISK」等の文字に書き換える。使用者は、
カートリッジホルダー505に装着してあったカートリ
ッジ91が排出されて、現在はカートリッジがカートリ
ッジホルダー505に装着されていないことを、表示パ
ネル603により認識することができる。
【0253】カートリッジホルダー506に装着してあ
ったカートリッジ92を排出し、新規カートリッジ95
をカートリッジホルダー506に装着すると、コントロ
ーラ159はスイッチ209bの通電状態の切替わりに
より、カートリッジホルダー506に新規のカートリッ
ジ95が装着されたことを認識する。この場合、カート
リッジ92の音声信号の再生を続行したまま新規カート
リッジ95に記録されているTOCを読み込み、表示パ
ネル603に表示する。
【0254】この表示動作は図51に示される手順で実
行される。先ず、カートリッジ91がプレーヤ1上にロ
ーディングされているときに(ステップ21)、音声信
号記憶回路601にカートリッジ91のデイスクに記録
されている音声信号を記憶させ(ステップ22)、格納
された音声信号の残量Mを予め設定されている第1の基
準量F以上にする(ステップ23)。このとき、待機位
置にあるカートリッジに交換が生じなければ(ステップ
24)、格納された音声信号残量Mが予め設定された第
2の基準量E未満であるかを判断し(ステップ31)、
第2の基準量E未満であればステップ22に戻り音声信
号の格納を継続し、第2の基準量E以上であれば音声信
号を伸張して音声を再生する(ステップ32)。
【0255】一方、待機位置にあるカートリッジに交換
が生じると(ステップ24)、音声信号記憶回路601
内に格納されている再生中の音声を継続して再生しなが
ら(ステップ25)、再生中のカートリッジを一旦待機
位置に復帰させ(ステップ26)、新規挿入カートリッ
ジ95をプレーヤ1上のローディング位置に置いて(ス
テップ27)TOCを読取り、表示パネルに表示し(ス
テップ28)、新規挿入カートリッジ95を待機位置に
戻し(ステップ29)、再生中のカートリッジ91を再
度プレーヤ1上に搬送する(ステップ30)。その後、
音声信号記憶回路601に記憶された音声信号残量Mが
基準量E未満であるかの判断をしたうえで(ステップ3
1)、継続して再生を実行する(ステップ32)。
【0256】尚、第1の基準量Fは、再生中のカートリ
ッジ91を待機位置に搬送し、新規カートリッジ95を
プレーヤ1に搬送し、ピックアップ7が新規カートリッ
ジ95のTOCを読み取り、待機位置に新規カートリッ
ジ95を搬送し、さきに再生中であったカートリッジ9
1をプレーヤ1に搬送してカートリッジ91のディスク
の音声信号をピックアップ7が読み込み得る状態になる
までの時間に対応する値である。また、残量Mは、音声
信号記憶回路601に記憶された信号を伸長して音声に
変換したときの音声の時間の長さに対応する量である。
第2の基準量Eは、音声信号記憶回路601に記憶され
た信号を伸長して再生している間に休止していたピック
アップ7が、再び起動してディスクの情報を読み込み得
る時間に対応する量である。通常の再生時は、ピックア
ップ7が音声信号記憶回路601に蓄えらた残量Mを基
準量F,Eと比較しながら間欠的に信号の読み込みを繰
り返している。
【0257】尚、新規カートリッジ95をカートリッジ
ホルダー506に挿入してから新規カートリッジ95の
TOCを情報記憶回路602に格納し終えるまでの間
は、表示パネル603には、新規カートリッジが装着さ
れた旨の表示、例えば、図50の表示610として示さ
れる「NEW DISK」等の文字を表示する。使用者
は、新しいディスクが装着されたことを表示パネル60
3により認識することができる。
【0258】また、表示パネル603は文字情報を表示
する装置に限らず、画像情報を表示するテレビモニター
のようなものであってもよく、この場合には、任意のカ
ートリッジの音声信号を再生中に地図等の画像情報が記
録されたカートリッジを装着する場合、上記動作と同様
に、音声信号の再生を中断することなく、新規カートリ
ッジの画像情報を表示パネルに表示することが可能とな
る。
【0259】以上説明したように、本実施例の装置によ
れば、新規のカートリッジをカートリッジホルダーに装
着すると、演奏中のカートリッジの音声信号の再生を続
行したまま演奏中のカートリッジを待機位置に搬送し、
音声出力を中断することなく新規に挿入されたカートリ
ッジのTOCを表示パネルに表示できるようにしたの
で、使い勝手の良い装置が得られる効果がある。
【0260】また、カートリッジを排出されたカートリ
ッジホルダーに対応する表示パネルに「NO DIS
K」などの文字情報を表示し、新規カートリッジを装着
すると、カートリッジを装着されたカートリッジホルダ
ーに対応する表示パネルに「NEW DISK」などの
文字情報を表示するようにしたので、装置の使い勝手が
向上する。また、カートリッジをカートッジホルダーに
装着してからプレーヤに搬送され、音声信号を再生して
いないカートリッジに対応する表示燈を点滅状態にする
ようにすることによって、使用者は表示燈の点滅により
対応するカートリッジホルダーに装着されているカート
リッジは未だに演奏を行なっていないことを認識でき、
次回のカートリッジの選択には新しいカートリッジを再
生する予定の場合、新規に装着されたカートリッジを選
択し易くなり、使い勝手の良い装置が得られる。
【0261】実施例5 図52は実施例5のディスクチャック装置の構成を示す
縦断面図、図53は図52および図54は図52のディ
スクチャック装置にディスクが装着された状態を示す縦
断面図であり、図89〜図93の従来装置と同一または
相当部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0262】図において、1001はターンテーブル1
028に組み込まれた軟磁性材料よりなるコア、100
2はモータ1030により駆動され、ターンテーブル1
028と一体で回転する回転支軸、1003は回転支軸
1002の軸方向に移動可能な回転支軸1002の軸方
向に着磁された単磁区構造の永久磁石であるチャック用
磁石、1004はチャック用磁石1003と係合し、手
動またはモータ、ソレノイド等のアクチュエータにて図
面で上下方向に駆動されて図52および図53の状態ま
たは図3の状態となる移動部材、1005はターンテー
ブル1028を支持する軸受け1029が固着された軸
受けホルダ、1006は軸受け1029の軸および径方
向のがたを取り除くための与圧バネである。なお、ター
ンテーブル1028はそれ自身を軟磁性材料で形成して
もよい。
【0263】カートリッジ1031は図93と同様のホ
ルダー1032内に保持されている。図53には、ホル
ダー1032の上板1032a、下板1032bおよび
カバー1032cが示されている。一方、図54ならび
に以下の多くの図面でホルダー1032の図示を省略し
ている。
【0264】前記のように構成されたディスクチャック
装置においては、ディスクの記録再生装置への装填およ
び記録再生は、従来装置と同様に行われる。
【0265】以下に、ディスク1023を記録再生装置
より取り外す際の動作について説明する。図53におい
て、チャック用磁石1003の磁束は、コア1001を
介してクランピングプレート1042に達し、ディスク
1023を吸引しターンテーブル1028に保持してい
る。次いで、イジェクトスイッチを操作することによ
り、移動部材1004が手動またはモータ等のアクチュ
エータにより駆動されて図中下方向に、即ちターンテー
ブル1028からチャック用磁石1003を遠ざける方
向に移動し、図54に示す状態となる。するとチャック
用磁石1003とコア1001との間に隙間を生じて磁
気抵抗が増大し、コア1001を通る磁束が減少する。
その結果、ディスク1023の吸引力は減少する。この
状態で、図93におけるフック1036を図中時計方向
に回動して係合部1035を解放すると、以下従来装置
と同様にしてホルダ1032が跳ね上げられる。
【0266】実施例6 上記実施例5では、軟磁性材料にて形成されたターンテ
ーブル1028、あるいはターンテーブル1028に軟
磁性材料よりなるコア1001を一体に形成し、これに
隣接して移動可能なチャック用磁石1003と、これを
移動させる移動部材1004を設けた場合について示し
たが、本実施例6では、軟磁性材料で形成されたターン
テーブルあるいは軟磁性材料よりなるコアと一体に形成
されたターンテーブルの周囲に、導電材よりなるコイル
と、これへの給電手段と、スイッチング手段を設けたも
のである。以下、この実施例6を図55を参照して説明
する。図55は実施例6のディスクチャック装置の構成
を示す縦断面図であり、実施例5と同一または相当部分
には符号を付して説明は省略する。
【0267】図において、1007はターンテーブルの
周囲に形成された導電材にてなるコイル、1008は前
記コイル1007への給電手段、1009は前記給電手
段1008を断続するスイッチング手段である。
【0268】次に、動作について説明する。ディスク1
023をディスク装填装置1043(図93)により記
録再生装置に装填する。この時、スイッチング手段10
09をオンすることにより給電手段1008よりコイル
1007へ通電し、コイル1007に磁束が発生する。
この磁束はコア1001を介してディスク1023のク
ランピングプレート1042を吸引し、ディスク102
3をターンテーブル1028に保持する。以下、信号の
記録再生に関しては従来装置と同様に行われる。
【0269】次に、ディスク1023を記録再生装置よ
り取り外す際の動作について説明する。図55におい
て、イジェクトスイッチを操作することによりスイッチ
ング手段1009をオフし、コイル1007への通電を
断つ。すると磁束が消滅し、ディスク1023への吸引
力も消滅する。この状態で図93におけるフック103
6を図中時計方向に回動して係合部1035を解放する
と、以下従来装置と同様にしてホルダ1032は跳ね上
げられる。
【0270】実施例7 上記実施例6では、軟磁性材料で形成されたターンテー
ブル1028あるいは軟磁性材料よりなるコア1001
と一体に形成されたターンテーブル1028の周囲に、
ターンテーブル1028と同軸に配設されたコイル10
07と、給電手段1008と、スイッチング手段100
9を設けた場合について示したが、本実施例7では、単
磁区構造の永久磁石にて形成されたターンテーブルある
いは単磁区構造の永久磁石を圧入、接着、インサート成
形等により一体に形成されたターンテーブルと、この周
囲に導電材よりなるコイルと、給電手段とスイッチング
手段を設けたものである。以下、実施例7を図56を参
照して説明する。図56は本実施例7のディスクチャッ
ク装置の構成を示す縦断面図であり、実施例5および6
と同一または相当部分には符号を付して説明は省略す
る。
【0271】図において、1010はチャック用磁石
で、実施例5のコア1001に置き換えたものである。
【0272】前記のように構成されたディスクチャック
装置においては、ディスクの記録再生装置への装填、お
よび記録再生は、従来装置と同様に行われる。
【0273】以下に、ディスク1023を記録再生装置
より取り外す際の動作について説明する。図56におい
て、イジェクトスイッチを操作することによりスイッチ
ング手段1009をオンし、図57に示すようにコイル
1007へチャック用磁石1010の着磁方向と反対方
向の磁束(点線)を発生させる方向に通電する。すると
チャック用磁石1010内の磁束密度は減少し、ディス
ク1023への吸引力も減少する。この状態で図93に
おけるフック1036を図中時計方向に回動して係合部
1035を解放すると、以下従来装置と同様にしてホル
ダ1032は跳ね上げられる。
【0274】実施例8 上記実施例7では、単磁区構造の永久磁石にて形成され
たターンテーブル1028または単磁区構造の永久磁石
1003を圧入、接着、インサート成形等により一体に
形成されたターンテーブル1028と、この周囲にター
ンテーブル1028と同軸に配設されて電磁石を構成す
るコイル1007と、給電手段1008と、スイッチン
グ手段9を設けた場合について示したが、本実施例8で
は、永久磁石にて形成されたターンテーブル、あるいは
永久磁石を圧入、接着、インサート成形等により一体に
形成されたターンテーブルと、ディスクを挟み込むよう
に前記ターンテーブルと対向した位置に配設された永久
磁石と、これを移動させる移動部材を設けたものであ
る。以下、実施例8を図58を参照して説明する。図5
8は実施例8のディスクチャック装置の構成を示す縦断
面図であり、実施例5〜7と同一または相当部分には符
号を付して説明は省略する。
【0275】図において、1011はチャック用磁石1
027と同様に着磁され、かつ、チャック用磁石102
7の磁極と同極が向き合うように配置されたディスク解
放用磁石、1012はディスク解放用磁石1011を移
動するための移動部材である。
【0276】これらの部材は図93のホルダー1032
の上板1032aを一部くりぬいて、そのくり抜き部分
内に配置されている。なお、カバー1032cは上板1
032aおよび磁石1011ならびに移動部材1012
を覆うように形成されている。
【0277】前記のように構成されたディスクチャック
装置においては、ディスクの記録再生装置への装填、お
よび記録再生は、従来装置と同様に行われる。
【0278】以下に、ディスク1023を記録再生装置
より取り外す際の動作について説明する。図59におい
て、イジェクトスイッチを操作することにより、移動部
材1012が手動またはモータ等のアクチュエータによ
り駆動されて、図中下方に、即ちディスクに接近する方
向に移動し、図59に示す状態となる。すると、ディス
ク解放用磁石1011の磁束はクランピングプレート1
042内およびその周辺において、チャック用磁石10
27の磁束と打消し合い、このため、クランピングプレ
ート1042のチャック用磁石1027への吸着力が減
少する。この状態で図93におけるフック1036を図
中時計方向に回動して係合部1035を解放すると、以
下従来装置と同様にしてホルダ1032は跳ね上げられ
る。
【0279】実施例9 上記実施例8では、永久磁石にて形成されたターンテー
ブル1028、または永久磁石1027を圧入、接着、
インサート成形等により一体に形成されたターンテーブ
ル1028と、ディスク1023を挟み込むように前記
ターンテーブル1028と対向した位置にチャック用磁
石1027と同様に着磁され、かつ、チャック用磁石1
027の磁極と同極が向き合うように配置されたディス
ク解放用磁石1011と、これを移動させる移動部材1
012を設けた場合について示したが、本実施例9で
は、単磁区構造の永久磁石にて形成されたターンテーブ
ル、あるいは単磁区構造の永久磁石を圧入、接着、イン
サート成形等にて一体に形成されたターンテーブルと、
ディスクを挟み込むように前記ターンテーブルと対向し
た位置に配設された導電材よりなるコイルと、これへの
給電手段と、スイッチング手段を設けたものである。以
下、この実施例9を図60を参照して説明する。図60
は本実施例9のディスクチャック装置の構成を示す縦断
面図であり、実施例5〜8と同一または相当部分には符
号を付して説明は省略する。
【0280】前記のように構成されたディスクチャック
装置においては、ディスクの記録再生装置への装填、お
よび記録再生は、従来装置と同様に行われる。
【0281】以下に、ディスク1023を記録再生装置
より取り外す際の動作について説明する。図60におい
て、イジェクトスイッチを操作することによりスイッチ
ング手段1009をオンし、図57に示すように、コイ
ル1007へチャック用磁石1003の着磁方向と反対
方向の磁束を発生させる方向に通電する。すると、コイ
ル1007の磁束はクランピングプレート1042内お
よびその周辺において、チャック用磁石1027の磁束
と打消し合い、このため、クランピングプレート104
2のチャック用磁石1027への吸着力が減少する。こ
の状態で図93におけるフック1036を図中時計方向
に回動して係合部1035を解放すると、以下従来装置
と同様にしてホルダ1032は跳ね上げられる。
【0282】実施例10 図61は実施例10におけるディスク装置を示す縦断面
図であり、図89〜図93を参照して説明した従来装置
と同一または相当部分には同一符号を付して説明は省略
する。
【0283】図において、1020は基台に固定され弾
性体で形成された板バネ、1121は支軸1002に圧
入固定されたプーリ、1122は基台1021に固定さ
れたモータ、1123はモータ1122に圧入固定され
たプーリ、1124はプーリ1121とプーリ1123
に懸架されたベルト、1125は軸受け1029を圧入
固定し、支軸1002を支承しているホルダーである。
【0284】以下に、動作について説明する。図61に
おいて、板バネ1020はその一端が支軸を上方に押し
上げる方向に付勢力が加えられている。この付勢力によ
りプーリ1121の端面1126が軸受け1029の内
輪に当接してターンテーブル1028の通常時の高さが
位置決めされる。つぎに、ディスク1023を回転させ
るときは、モータ1122の回転区動力がプーリ112
3からベルト1124、を介してプーリ1121に伝達
されチャック用磁石1109によってディスク1023
を吸着したターンテーブル1028が回転する。この状
態で基台1021に上下方向に振動が加えられると、基
台1021に完全固定されているモータ1122、およ
びホルダーは、ほぼ同一位相、同一振幅に加振される
が、支軸1002の振動は、弾性体である板バネによっ
て減衰され、振幅量が抑圧される。
【0285】上記の付勢力は、ディスク1023の重さ
が5g、ターンテーブル1028と磁石1109の重量
の合計が1.3gのとき、約60g〜100gと定める
のが望ましいことが分かった。
【0286】図62は板バネ1020の付勢力を80g
に設定して基台1021を加振したときのディスク10
23の上下動の振幅量の測定データであり、図63は板
バネ1020の付勢力を130gに設定して基台102
1を加振したときのディスク1023の上下動の振幅量
の測定データである。図62と図63の比較により、振
動源にディスク1023とターンテーブル1028が固
着したときの固有振動数(180〜200Hz)を含ん
でいても図62のようにディスク1023の共振は抑圧
されることがわかる。
【0287】実施例11 図64は実施例11におけるディスク装置を示す上面
図、図65は図64のS65−S65線断面図であり、
図において、1126は磁性材料で構成され、ターンテ
ーブル1028にインサート成形などにより固着されて
いるヨークである。このヨーク1126は、ターンテー
ブルの下面側に配置された平坦部1127と、端部11
28と、突出部1129とを有する。平坦部1127の
下面には、モータ1030の磁石1113が接着されて
いる。端部1128および突出部1129はそれぞれ平
坦部1127の外周側縁部および内周側縁部からターン
テーブル1028を貫通して上方に向けて延び、ターン
テーブル1028の上面側に達している。突出部112
9はターンテーブル1028の上面に突出している。こ
のように、本実施例では、ヨーク1126がターンテー
ブル1028の下面(ディスクを保持する面とは反対側
の面)から上面(ディスクを保持する面)まで延びてい
る。
【0288】モータ1030のコイル1114はターン
テーブル1028に接着した磁石1113と対向配置さ
れ、基台1021に固着されている。磁石1113はモ
ータ1030の一部を構成するとともに、ディスクの吸
着に必要な磁束を発生する。即ち、磁石1113に接着
されたヨーク1126の端部1128および突出部11
29からは図65に示すような磁束1130が発生され
る。この磁束1130により磁性材料で構成されたクラ
ンピングプレート1042が吸着され、ディスク102
3がターンテーブル1028に固定される。
【0289】基台1021は磁性材料で構成されている
ため、ターンテーブル1028は磁石1113の磁束に
よって、基台1021の方向に吸引されようとする力が
発生するが、スプリング1020はその吸引力に抗じ
て、支軸1002を上方向に押し上げ、これにより磁石
1113とコイル1114との間のギャップを維持して
いる。
【0290】実施例12 図66は実施例12におけるディスク装置を示す縦断面
図である。図において、1028は磁性材料で形成さ
れ、かつ、着磁を施されたターンテーブル、1132は
ターンテーブル1028の内部にインサート成形等によ
り固定されたヨーク、1133はヨーク1132より上
部に着磁されたターンテーブル1028の上部磁石、1
134はヨーク1132より下部に着磁されたターンテ
ーブル1028の下部磁石である。上部磁石1133は
その着磁面がターンテーブル1028の上面側に形成さ
れ、下部磁石1134はその着磁面がターンテーブル1
028の下面側に形成されている。
【0291】以下に動作について説明する。ターンテー
ブル1028は図92に示すのと同様、任意の極数、例
えば、図92と同様に4極に分割されて着磁されてお
り、磁性材料で構成された基台1021に接着された励
磁コイル1114に対向しているため、励磁コイル11
14の励磁と下部磁石1134の磁束の作用によりター
ンテーブル1028は回転する。このときヨーク113
2は着磁されたターンテーブル1028の減磁を防止す
るためのバックヨークとして作用する。即ち、ターンテ
ーブル1028の上面および下面側に形成された着磁面
とは反対側の端部(ターンテーブル1028内の中央部
に位置する)同士を磁気的に結合する。ヨーク1132
はまた、上部磁石1133がクランピングプレート10
42を吸引する力を助長する。
【0292】基台1021は磁性材料で構成されている
ため、ターンテーブル1028は下部磁石1134の磁
束により、基台1021の方向に吸引する力が発生する
が、スプリング1020はその吸引力に抗じて、支軸1
002を上方向に押し上げている。
【0293】実施例13 図67は実施例13におけるディスク装置を示す縦断面
図である。図68は、シャーシ状における防振ゴムの配
置を示す該略図であり、図67は図68の鎖線S67−
S67に沿う断面図である。図において、基台1021
には一対のピン1135が植設され、該ピン1135に
一対の略円筒状の防振ゴム1136の嵌合している。防
振ゴム1137の内部には圧縮ばね1137が配設され
ている。支軸1002に下端にはスラスト受け1138
が配設され、該スラスト受けの下面には略円筒状の防振
ゴム1139の一端が当接している。防振ゴム1139
の外周には圧縮ばね1140が配設されている。防振ゴ
ム1136および1139の他端はシャーシ1141に
固着されている。
【0294】図68に示すように、シャーシ1141は
上から見ると略矩形状であり、防振ゴム1139、11
36、1136が図示のように3角形の頂点に配置さ
れ、基台1021を3点で支持している。
【0295】以下に動作について説明する。圧縮ばね1
137および圧縮ばね1140は基台1021に取り付
けられた部品の総重量と釣り合っている。防振ゴム11
36および防振ゴム1139はシャーシ1141から基
台1021へ伝達される振動を吸収する。圧縮ばね11
40はターンテーブル1028の重量および下部磁石1
134の吸引力に抗じて、スラスト受け1138を介し
てターンテーブル1028を上方へ押し上げている。こ
のとき防振ゴム1139は、支軸1002の真下に配設
されているため、基台1021に外乱が加わった場合、
ターンテーブル1028の上下動は防振ゴム1139と
支軸1002の接合により減衰する。
【0296】実施例14 図69は実施例14におけるディスク装置を示す縦断面
図である。図において、1142は基台1021に固定
され、かつ、上部がN極、下部がS極に着磁されたター
ンテーブル1028と対向して配設され基台1121に
取付けられた励磁コイル、1143はターンテーブル1
028に形成され、かつ、モータ1122に固定された
プーリ1123とともにベルト1124を懸架している
プーリー部である。
【0297】以下に動作について説明する。着磁された
ターンテーブル1028と磁性材で構成された基台10
21との間には、ターンテーブル1028を基台102
1の方向へ引き寄せる力が発生する。また、ターンテー
ブル1028には、下方に向けての重力が働く。これら
に対抗するため、励磁コイル1142に通電し、ターン
テーブル1028と励磁コイル1142が対向する位置
において、ターンテーブル1028の下部の磁極Sに反
発する方向に磁界を発生させる。そうすると、ターンテ
ーブル1028が下方に働く吸引力ならびにターンテー
ブルに働く重力と、励磁コイル1142の反発力が釣り
合った高さにおいて、ターンテーブル1028の高さが
決定される。また、ターンテーブル1028、もしくは
支軸1002に対して高さを位置決めさせる部品が上下
方向に当接していないので、基台1021の振動によっ
てターンテーブル1028は上下方向に加振されにく
い。
【0298】実施例15 図70は実施例15のディスク装置を示す縦断面図であ
り、図において、ターンテーブル1028は、上部がN
極、下部がS極に着磁されている。ヨーク1144は、
ターンテーブル1028の下面に固着された環状の部分
1104と、該環状部分の外周部から下方に延びた円筒
状部分1105を有している。円筒状部分1105の下
端付近の内側の面には、任意複数個の極数を着磁された
磁石1145が固着されている。コア1146は、ホル
ダー1125に固着された円筒状部分1102と、該円
筒状部分から径方向外向きに延びた複数個の突極部11
47を有する。該突極部1147には、コイル1148
が巻回されている。また、円筒状部分1102には、励
磁コイルが巻回されている。ヨーク1144、磁石11
45、コア1146、コイル1148によって周対向型
モータ1130が構成され、このモータ1130によ
り、ターンテーブル1028が駆動される。
【0299】以下に動作について説明する。磁石114
5と突極部1147は高さ方向にオフセットされて配設
されているので、磁石1145と突極部1147に作用
する吸引力により、ターンテーブル1028には上向き
の力が働く。一方、励磁コイル1149に通電してター
テーブルの下部のS磁極を吸引する磁界を発生させる。
そうすると、磁石1145と突極部1147の吸引力
と、ターンテーブル1028と励磁コイル1149の吸
引力が釣り会って、ターンテーブル1028の高さが位
置決めさる。(この状態でターンテーブル1028は浮
いた状態となっている。)このためターンテーブル10
28、もしくは支軸1002に対して高さを位置決めさ
せる部品が上下方向に当接していないので、基台102
1の振動によってターンテーブル1028は上下方向に
加振されにくい。
【0300】実施例16 図71は実施例16のディスク装置を示すものである。
この実施例のディスク装置は、実施例14と同様のディ
スクチャック装置を備え、さらに、ディスクチャック装
置の励磁コイル1142に接続されたコイル励磁回路1
151と、コイル励磁回路1151に接続されたシステ
ムコントローラ1152と、カートリッジ1031が装
着され、システムコントローラ1152によって動作を
制御されるカートリッジ搬送機構1153とを備えてい
る。
【0301】以下に動作について説明する。カートリッ
ジ1031をディスクチャック装置に装着するときは、
システムコントローラ1152の信号により、カートリ
ッジ搬送機構1153を作動させる。そうするとカート
リッジ1031はターンテーブル1028の方向に水平
に移動する。このときカートリッジ1031の底面は、
装置の高さを抑えるためにターンテーブル1028の上
面よりも低い位置に設定されてあるが、システムコント
ローラ1152がカートリッジ搬送機構1153の作動
を指令すると同時に、コイル励磁回路1151に、実施
例14で説明した励磁コイル1142への通電と逆極性
の通電、すなわちターンテーブル1028を下方に引き
寄せる方向に通電する信号を送る。そうするとカートリ
ッジ5の搬送途中にターンテーブル1028の上面がカ
ートリッジ1031の底面より下に下がるため、ターン
テーブル1028とカートリッジ1031は衝突しな
い。
【0302】搬送動作が終了すると、システムコントロ
ーラ1152はカートリッジ搬送機構1153の動作が
最終過程まで到達した信号を検知し、コイル励磁回路1
151に実施例14で説明した励磁コイル1147の通
電と同極性の通電、すなわちターンテーブル1028を
上方に浮かせる方向に通電する信号を送る、そうすると
着磁されたターンテーブル1028はクランピングプレ
ート1042を吸着し、ディスク1023を所定の高さ
に位置決めして再生可能状態となる。
【0303】実施例17 図72は実施例17のディスク装置を示すものである。
この実施例のディスク装置は、実施例15と同様のディ
スクチャック装置を備え、さらに、ディスク1023の
情報を再生、あるいは記録を行なう光ピックアップ11
54と、光ピックアップ1154に組み込まれたフォー
カスアクチュエータ1155と、フォーカスアクチュエ
ータ1155を駆動するアクチュエータ駆動回路115
6と、光ピックアップ1154のフォーカスを制御する
フォーカス制御回路1157と、制御回路1157と励
磁コイル1142に接続されたターンテーブル駆動回路
1158と、フォーカスアクチュエータ1154に取り
付けられた光学レンズ1159と、光ピックアップ11
54に内蔵された検知器1160とを備えている。
【0304】以下に、動作について説明する。着磁され
たターンテーブル1028を回転させるとクランピング
プレート1042とターンテーブル1028の吸着によ
りターンテーブル1028に定着されたディスク102
3はターンテーブル1028とともに回転する。このと
き光ピックアップ1154は、ディスク1023に記録
された信号を読みとるが、ターンテーブル1028の振
れ、あるいはディスク1023のうねりによりディスク
1023の高さが変動する。検知器1160は信号記録
面1161と光学レンズ1159の距離が焦点距離より
離れている場合はプラスの電圧を、焦点距離より近接し
過ぎている場合はマイナスの電圧をその誤差距離に応じ
たレベルの電位が制御回路1157に出力される。そこ
で、光学レンズ1159と信号記録面1161との距離
の変動を検知する検知器1160の情報より駆動回路1
156によりフォーカスアクチュエータ1155を駆動
し、光学レンズ1159と信号記録面1162との距離
を制御回路1157によって一定に保つ。
【0305】しかし、ディスクの製造のばらつき、ある
いはディスク装置の組み立て誤差によって光学レンズ1
159と信号記録面1161の距離が著しく変化した場
合、すなわちフォーカスアクチュエータ1155の可動
範囲内で光学レンズの焦点が信号記録面1161で結像
しないとき、制御回路1157はターンテーブル駆動回
路1158を作動する。ターンテーブル駆動回路115
8は制御回路1157の情報より励磁コイル1142に
通電し励磁された励磁コイル1142により着磁された
ターンテーブル1028に高さを変化させる。たとえば
フォーカスアクチュエータ55が光学レンズの可動範囲
の最上部近傍まで光学レンズ1159を移動させても検
知器1160の電圧がプラスにあるとき、制御回路11
57はマイナスの電圧をターンテーブル駆動回路115
8に送る。そうするとターンテーブル駆動回路1158
はターンテーブル1028を下方へ下げる方向に励磁コ
イル1142に通電し、ターンテーブル1028はわず
か下方に移動し、光学レンズ1159の焦点はフォーカ
スアクチュエータ1155の可動範囲内におさまり、光
ピックアップ1154はディスク1023の情報を読み
取り可能となる。
【0306】実施例18 図73は実施例18のディスク装置の構成を示す縦断面
図、図74は実施例18のディスク装置のターンテーブ
ルの構成を示す平面図である。図73は、図74のS7
3−S73線に沿う断面を示している。従来例を示す図
および上記した実施例を示す図と同一または相当部分に
は同一符号を付して説明は省略する。
【0307】図において、1120は弾性体で形成され
た基台1021に固定された板バネで、支軸1002の
下端を支承する。1125は軸受け1029を介して支
軸1002を支承しているホルダ、1231はターンテ
ーブル1028の一部を構成する磁性材、1232は磁
性材1231に樹脂でもってアウトサート成形されたハ
ブ部、1233はハブ部1232に形成されたフランジ
部、1234はハブ部1232に形成された調心部で、
磁性材1231の上面にチャック用磁石1109が接着
され、磁性材1231の下面にモータ1030の磁石1
113が接着されている。
【0308】即ち、磁性材1231は支軸1002を中
心とする略環状のもので、その上面の内周側に上部磁石
1109の下側の着磁面が結合され、その下面外周用側
に下部磁石1113の上側の着磁面が結合されている。
上部磁石1109の上側の着磁面はターンテーブル10
28の上面側(ディスクを保持する面の側)に形成され
ていおり、ディスクのクランピングプレート1042を
吸着するための磁束を発生する。下部磁石1113の下
側の着磁面は、基台1021に取付けられたコイル11
14に対向しており、コイル1114とともに、ターン
テーブル1028を回転させるモータ1030を構成す
る。
【0309】上部磁石1109の下側の着磁面と下部磁
石1113の上側の着磁面はともにN極であり、磁性材
1231はこれらを結合するバックヨークとして作用
し、磁石の減磁を防ぐ。
【0310】フランジ部1233、調心部1234はデ
ィスク1023を所定の位置に位置決めする必要がある
ため、板材からプレス成形された磁性材1231を射出
成形金型に挟み込んで、樹脂によってアウトサート成形
されている。
【0311】実施例19 図75は実施例19のディスクチャック装置の構成を示
す断面側面図であり、図において、1240はターンテ
ーブル1028に形成され、支軸1002の方向に延び
た雌ネジ部、1241はチャック用磁石1109に形成
され、支軸1002に方向に延びた雄ネジ部、1242
はチャック用磁石1109に形成されたスリットであ
る。
【0312】以下に動作について説明する。一般に希土
類等の焼結で生成された磁石は寸法精度が悪いため、そ
のばらつきを考慮してクランピングプレート1042と
の距離を離して取り付けられる。しかし、磁石と磁性体
の距離は大きくなるほど吸着力が著しく低下する。そこ
で装置の組み立て時に基準の高さにチャック用磁石11
09の上面が合致するように、スリット1242に工具
(例えばマイナスのねじ回し)を挿入し、回転させて高
さを調整する。
【0313】実施例20 図76は実施例20のディスク装置を示したものであ
る。この実施例のディスク装置は、シャーシ1241に
対し、基台1021を遊動可能に即ち浮遊状態で懸架す
る懸架装置を備えている。しかも、この懸架はディスク
装置が図示のように配向された(図面で下の部分を下に
した配置とされた)場合とにも、図面で左側部または右
側部を下にした配置とされたときにも可能である。基台
1021には、既に述べたようにターンテーブル102
8が保持され、その上にはカートリッジが載せられる。
基台1021にはさらにモータ1030が保持されてお
り、懸架装置はこれらを保持している基台1021を懸
架するものである。
【0314】図示のように懸架装置は、第1ないし第4
の懸架用磁石1250〜1253と、第1ないし第4の
懸架用コイル1254ないし1257と、第1および第
2のピン1258aおよび1258bと、防振ゴム12
59aおよび1259bとを備えている。
【0315】第1および第2の懸架用磁石1250およ
び1251は、それぞれ略棒状であり、各々基台102
1の主平面部1021aの下面に一端が固着され、該下
面から下向きに該下面に対し垂直な方向に延び、かつそ
の方向に着磁されている。第3および第4の懸架用磁石
1252および1253は、各々基台1021の側面部
1021bおよび1021cの外側面に一端が固着さ
れ、該外側面から外方向に延び、かつその方向に着磁さ
れている。
【0316】第1および第2の懸架用コイル1254お
よび1255は、各々シャーシ1241の底板1241
aの上面にその一端が固着され、該上面から上向きに該
上面に対し垂直な方向に延び、かつその方向に第1およ
び第2の懸架用磁石1250および1251を挿通さ
せ、電流が流されたときに磁石1250および1251
の着磁の方向に磁界を発生する。第3および第4の懸架
用コイル1256および1257は、各々シャーシ12
41の側板1241bおよび1241cの内側面にその
一端が固着され、該内側面から内向きに該内側面に対し
垂直な方向に延び、かつその方向に第3のおよび第4の
懸架用磁石1252および1253を挿通させ、電流が
流れたときに磁石1252および1253の着磁の方向
に磁界を発生する。
【0317】ピン1258aおよび1258bは、基台
1021の側面部1021bおよび1021cに植設さ
れ(一端が固着され)、該側面部から外方向に延びてい
る。防振ゴム1259aおよび1259bは、シャーシ
1141の側板1141bおよび1141cに固着さ
れ、ピン1258aおよび1258bと係合し、シャー
シ1141に固着されている。
【0318】以下に動作について説明する。ディスク装
置が自動車等の室内やトランク内に取り付けられる場
合、スペースの都合に応じて図76の下部を下として配
置する場合と図76の右側部または左側部を下として配
置する場合とがある。いずれの場合にも、走行振動でデ
ィスクの再生に不具合が生じないように、基台1021
をシャーシ1141から粘弾性体で形成された防振ゴム
1258aおよび1258bによって遊持している。
【0319】また図76の下部を下として、即ち矢印1
241Yの方向が上向きとなるように据え付けられた場
合、基台1021、および基台1021に取り付けられ
た部品の重量によって矢印1241Yと逆の方向に力が
働く。そこで第1の懸架用コイル224、第2の懸架用
コイル1255に電圧を加えて磁界を発生させ、第1の
懸架用磁石1250、第2の懸架用磁石1251が生成
する磁束との作用で、基台1021を矢印1241Yの
方向に押し上げ、該重量による力と釣り合う位置で保持
する。
【0320】また、図76の右側部を下として、即ち矢
印1241Xの方向が上向きとなるように据え付けられ
た場合、基台1021、および基台1021に取り付け
られた部品の重量によって矢印1241Xと逆の方向に
力が働く。そこで第3の懸架用コイル1256、第4の
懸架用コイル1257に電圧を加えて磁界を発生させ
て、第3の懸架用磁石1252、第4の懸架用磁石12
53が生成する磁束との作用で、基台1021を矢印1
241Xの方向に押し上げ、該重量による力と釣り合う
位置で保持する。
【0321】同様に、図76の左側部を下として、即ち
矢印1241Xと逆の方向が上向きとなるように据え付
けられた場合、基台1021、および基台1021に取
り付けられた部品の重量によって矢印1241Xの方向
に力が働く。そこで第3の懸架用コイル1256、第4
の懸架用コイル1257に、上記とは逆の電圧を加えて
磁界を発生させて、第3の懸架用磁石1252、第4の
懸架用磁石1253が生成する磁束との作用で、基台1
021を矢印1241Xと逆の方向に押し上げ、該重量
による力と釣り合う位置で保持する。
【0322】なお、上記の実施例では、懸架用コイル1
254〜1257をシャーシ1241に、懸架用磁石1
250〜1253を基台1021に取付けているが、逆
に懸架用磁石1250〜1253をシャーシ1241
に、懸架用コイル1254〜1257を基台1021に
取付けてもよい。このようにすれば、懸架装置の負荷
(重量)が小さくなると言う利点がある。
【0323】実施例21 図77は実施例21のディスク装置の構成を示す側面断
面図であり、図において1260はディスク1023に
記録を行なうときに磁束を発生する記録用磁気ヘッド、
1261は記録用磁気ヘッド1260を固着したホル
ダ、1262はホルダ1261に固着されたコイルであ
る。
【0324】以下に、動作について説明する。装置にカ
ートリッジ1031を装着するとき、ホルダ1261は
矢印1261Aで示すようにディスクの記録面から離れ
ている。装着が完了するとホルダ1261は矢印126
1Bの方向に移動して、記録用磁気ヘッド1260をデ
ィスク1023に接近させる。記録時はこの状態で記録
用磁気ヘッド1260に磁界を発生させて記録を行な
う。
【0325】カートリッジ1031を排出するときは、
ホルダ1261を矢印1261Aの方向に移動させて記
録用磁気ヘッド1260をカートリッジ1031から外
す。このときコイル1262に電圧を加えると磁界が発
生して、チャック用磁石による磁界を打消しまたは弱め
る。この結果、チャック用磁石による吸着力が打消され
または弱められ、カートリッジ1031の排出が容易と
なる。
【0326】実施例22 図78は実施例22のディスク装置の構成を示す断面側
面図であり、図において1270は基台1021に回動
可能に設けられ、記録用磁気ヘッド1260を固着した
ホルダ、1272はホルダ1271の回動支軸、127
2はホルダ1270に固着されたディスク解放用磁石で
ある。
【0327】以下に動作について説明する。装置にカー
トリッジ1031を装着するときホルダ1270は図7
8に示す角度に位置している。装着が完了すると、ホル
ダ1270は矢印1270Bの方向に回動して、記録用
磁気ヘッド1260をディスク1023に接近させる。
記録時はこの状態で記録用磁気ヘッド1260に磁界を
発生させて記録を行なう。
【0328】カートリッジ1031を排出するときは、
ホルダ1270を矢印1270Aの方向に回動させて記
録用磁気ヘッド1260をカートリッジ1031から外
す。このとき解放用磁石1272がクランピングプレー
ト1042に接近するため、チャック用磁石による磁界
を打消しまたは弱める。この結果、チャック用磁石によ
る吸着力が消失し、または弱められ、カートリッジの排
出が容易となる。
【0329】実施例23 図79は、実施例23のディスク装置の構成を示す機構
概念図である。この図に示す機構は図52の実施例の移
動部材の移動に用いることができるものである。
【0330】図示のように、ディスクチャック用磁石1
003は移動部材1004に取り付けられている。移動
部材1004は基台1021に対し、回動中心1004
Sを中心に回動可能に保持され、圧縮バネ1280によ
り矢印1004Rと逆の方向に付勢されている。
【0331】光ピックアップ1283は基台1021に
対し摺動部材1279a、1279bにより図79の紙
面に対し垂直の方向に摺動可能に設けられている。アー
ム1284は光ピックアップ1283に固定されてい
る。ホルダ1261は、アーム1284に、回動軸12
61を中心として回動可能に取付けられている。ホルダ
1261には記録用磁気ヘッド1260が取付けられて
いる。引張りバネ1286はホルダ1261に対し、矢
印1261Rと逆の方向に付勢力を与え、一方ストッパ
1285はバネ1286によるホルダ1261の回動を
制限している。
【0332】プランジャ1281は基台1021に取付
けられている。ロッド1282はプランジャ1281に
駆動されるものである。ロッド1282の先端には当接
部1289aおよび1289bが形成されている。この
当接部材1289aおよび1289bは、それぞれホル
ダ1261のテーパ部1287および移動部材1004
のテーパ部1288に摺動可能に当接している。プラン
ジャ1281の駆動により、ロッド1004が図面上左
方向に動くと、当接部材1289aおよび1289bと
テーパ部1287および1288との当接および摺動に
より、ホルダ1261が矢印1261Rの方向に回動
し、一方移動部材1004が矢印1004Rの方向に回
動する。
【0333】なお、光ピックアップ1283とディスク
1023の間にチャック用磁石1003およびモータ1
030が介在するかの如く図示されているが、これは作
図徐の都合によるもので、実際には光ピックアップ12
83はディスク1023に隣接して配置されている。
【0334】以下に動作について説明する。カートリッ
ジ1031を排出する場合、プランジャ1281に電圧
を加えると、ロッド1282が矢印1282Tの方向に
駆動され、テーパ部1287、1288に当接部128
9a、1289bが当接して移動部材1004および、
ホルダ1261を各々矢印1004R、1261Rの方
向に回動させる。その結果、記録用磁気ヘッド1260
がディスクの記録面から遠ざかるとともに、移動部材1
004に保持されたチャック用磁石1003がディスク
のクランピングプレートから遠ざかる。
【0335】ターンテーブル1028は磁性材で形成さ
れており、チャック用磁石1003がターンテーブル1
028に近接しているときは、チャック用磁石1003
の磁束がターンテーブル1028が透過してディスク1
023を吸着しているが、移動部材1004が矢印10
04R方向に回動して、チャック用磁石1003がター
ンテーブル1028から離れると、吸着力が弱まりカー
トリッジ1031を装置から容易に取り外し出来るよう
になる。
【0336】実施例24 図80は位置検出装置を示す斜視図であり、図94〜図
97を参照して説明した従来装置と同一または相当部分
には同一符号を付して説明は省略する。
【0337】この実施例24(並びに後述の実施例25
〜28)の位置検出装置は、モータ等の駆動源によって
所定の動作を行う駆動伝達機構の動作モードを検出する
ためのもので、駆動伝達機構の一部をなす運動部材が位
置が動作モードによって異なることから、該運動部材の
位置を検出することによって動作モードを検出するもの
である。
【0338】図において、位置検出ギヤ1305は上記
運動部材として用いられたものであり、図示しないモー
タ等によって駆動される駆動伝達機構の一部をなす。図
示の例では、位置検出ギヤ1305は駆動ギヤ1307
(モータ等により直接または間接に駆動される)および
被駆動ギヤ1308(図示しないスライダ、カムギヤ等
を直接または間接に駆動する)に噛み合っており、支軸
1306を中心として回動する。該位置検出ギヤ130
5にはその同一円周上、即ち回動に伴う運動の方向に沿
って、光反射部1302、光透過部1303および光吸
収部(光反射部および光透過部以外の部分)を有してい
る。光反射部1302は、ギヤ1305の表面に反射率
の高い金属箔、メッキ等を施したものである。光透過部
1303は光を透過させるための穴または透明部材で形
成されている。光吸収部はギヤ1305の表面のうち、
光反射部1302や光透過部1303と同一円周上の部
分であって、かつ光反射部および光透過部1303以外
の部分で構成されている。ギヤ1305の表面の反射率
が高い場合には反射率の低いシール、塗装等を施しても
よい。
【0339】フォトリフレクタ1301は、ギヤ130
5の回動の際光反射部1302および光透過部1303
が対向する位置に設けられている。フォトリフレクタ1
301は発光素子1320および受光素子1322(図
81)が並設され、樹脂で一体に成形したものであり、
発光素子1320は、光反射部1302や光透過部13
03が対向位置に来たときこれらに光を入射させる。受
光素子1322は発光素子1320から発した光のうち
光反射部1302で反射した光を受光する。
【0340】ギヤ1305を挟んでフォトリフレクタ1
301と反対の側に配置された受光素子1323は、発
光素子1320から発した光のうち光透過部1303を
透過した光を受光する。
【0341】コンパレータ1309は、受光素子132
2からの光をうけてこれを増幅し、所定の基準電圧と比
較して比較結果を表わす矩形波信号を発生する。コンパ
レータ1310は、受光素子1323からの光をうけて
これを増幅し、所定の基準電圧と比較して比較結果を表
わす矩形波信号を発生する。システムコントローラ13
12は、コンパレータ1309および1310からの矩
形波信号に基づきギヤ1305の回転位置従って駆動伝
達機構の動作モードを検出し、検出結果をモータの制御
に用いる。
【0342】図81(a)は上記位置検出装置の動作を
表す模式図である。位置検出ギヤ1305の回動は図
中、左(矢印)方向の移動として表わされている。ま
た、図81(b)はフォトリフレクタ1301内の受光
素子1322より得られる出力信号を表したものであ
り、図81(c)は受光素子1323の出力信号を表し
たものである。また、図81(d)はフォトリフレクタ
1301内の受光素子1322の出力信号をコンパレー
タ1309に通して得られる矩形波であり、図81
(e)は受光素子1323の出力信号をコンパレータ1
310に通して得られる矩形波である。なお、図81
(b)〜(e)の信号は時間の関数として得られるもの
であるが、便宜上時間をギヤの動きに対応させている。
【0343】先ず、光反射部1302および光透過部1
303以外の部分即ち吸収部が受光素子1322および
1323に対向しているときには、受光素子1322お
よび1323のいずれも、発光素子1320からの光を
受光できないのでその出力レベルはどちらも零レベルで
ある。
【0344】次に、位置検出ギヤ1305が矢印方向に
移動し、光反射部1302がフォトリフレクタ1301
に対向した位置に来たときには、発光素子1320から
の光が光反射部2に反射してこれを受光素子1322が
受光する。すると図81(b)に示すように受光素子1
322より所定の出力電圧が得られ、この出力信号を増
幅したのちコンパレータ1309で基準信号と比較する
ことにより図81(d)に示す矩形波形の信号が得られ
る。
【0345】また、位置検出ギヤ1305が矢印方向に
さらに移動して、光反射部1302が再びフォトリフレ
クタ1301との対向する位置から外れると、受光素子
1323への光は再び遮られ、信号出力は再び零レベル
となる。
【0346】さらに、位置検出ギヤ1305が矢印方向
に移動すると今度は光透過部1303が発光部1320
および受光素子1323が対向し、発光部1320の光
を受光素子1323が受光する。すると図81(c)に
示すように受光素子1323より所定の出力電圧が得ら
れ、この出力信号を増幅したのちコンパレータ1310
で基準信号と比較することにより前記受光素子1322
の場合と同様の図81(e)の矩形波形の信号が得られ
る。
【0347】この様にして得られた矩形波信号をシステ
ムコントロール1312に入力することによりギヤの位
置が検出される。例えば、この位置で駆動伝達機構の動
きを止めたい場合には、モータ(図示せず)を停止させ
る。
【0348】実施例25 上記実施例24では位置検出ギヤ1305の同一円周上
の異なる回転角位置に光を反射する光反射部1302と
光透過部1303と光吸収部とを設け、前記位置検出ギ
ヤ1305に対向して発光部1320を設け、前記発光
部1320に隣接して反射光を受光する受光素子132
2と前記位置検出ギヤ1305を挟み込むようにして前
記発光部1320と対向して透過光を受光する受光素子
1323を設けた場合について示したが本実施例では位
置検出ギヤに光反射部を設け、この光反射部上に偏光板
を取り付け、前記位置検出ギヤに対向して少なくとも一
つの発光素子と複数の受光素子を設け、この各々の受光
素子の前面に偏光板を取り付けたものである。以下、実
施例25を図82を参照して説明する。図82は、実施
例25の位置検出装置の構成を示す斜視図であり、実施
例24と同一または相当部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0349】図において、第1のフォトリフレクタ13
01は発光素子1320と受光素子1320を有してい
る。第2のフォトリフレクタ1313は発光素子133
0と受光素子1323を有している。第1および第2の
フォトリフレクタ1301および1313の各々はそれ
ぞれ図81のフォトリフレクタ1301と同様に構成さ
れており、位置検出ギヤ1305の同一円周上の異なる
角度位置に設けられている。
【0350】ギヤ1305は図81のギヤ1305と同
様であるが、光透過部1303はなく、第1の光反射部
1334、第2の光反射部1335および第3の光反射
部1336を備えている。第1の光反射部1334は反
射用金属箔1333上に第1の偏光板(フィルム)13
14を施すことにより、形成されたものである。第2の
光反射部1335は反射用金属箔1333上に第2の偏
光板(フィルム)1315を施すことにより、形成され
たものである。第3の光反射部1336は反射用金属箔
1333のみからなる(即ち偏光板(フィルム)を施さ
れていない)。また、光反射部1334、1335およ
び1336以外の部分の内、すくなくとも光反射部と同
一円周上の部分は非反射部(実施例24の光吸収部と同
じで、反射部に比べ反射率が低い)で構成されている。
【0351】フォトリフレクタ1301の受光素子13
22の前面には第3の偏光板1316が設けられ、受光
素子1322に入る光はこの第3の偏光板1316を通
る。フォトリフレクタ1313の受光素子1323の前
面には第4の偏光板1317が設けられ、受光素子13
23に入る光はこの第3の偏光板1316を通る。
【0352】第1の偏光板1314と第2の偏光板13
15とは偏光方向が90゜異なる。第3の偏光板131
6と第4の偏光板1317とは偏光方向が90゜異な
る。第1の偏光板1314と第3の偏光板1316とは
偏光方向が同じである。第2の偏光板1315と第4の
偏光板1317とは偏光方向が同じである。
【0353】図83(a)は上記位置検出装置の動作を
表す模式図である。また、図83(b)はフォトリフレ
クタ1301内の受光素子1322より得られる出力信
号を表したものであり、図83(b)はフォトリフレク
タ1313内の受光素子1323より得られる出力信号
を表したものである。また、図83(d)はフォトリフ
レクタ1301内の受光素子1322の出力信号をコン
パレータ1309に通して得られる矩形波であり、図8
3(e)はフォトリフレクタ1313内の受光素子13
23の出力信号をコンパレータ1310に通して得られ
る矩形波である。なお、図83(b)〜図83(d)で
は、図81と同様、時間をギヤ1305の移動に対応さ
せているが、フォトリフレクタ1301とフォトリフレ
クタ1313の位置の違い(PD)を考慮して、図83
(c)および(e)の波形を、その位置の違いに対応す
る時間(同じくPDで表わしてある)だけシフトさせて
いる。
【0354】実施例24と同様、コンパレータ1309
は、受光素子1322からの光をうけてこれを増幅し、
所定の基準電圧と比較して比較結果を表わす矩形波信号
を発生する。コンパレータ1310は、受光素子132
3からの光をうけてこれを増幅し、所定の基準電圧と比
較して比較結果を表わす矩形波信号を発生する。システ
ムコントローラ1312は、コンパレータ1309およ
び1310からの矩形波信号に基づきギヤ1305の回
転位置従って駆動伝達機構の動作モードを検出し、検出
結果をモータの制御に用いる。
【0355】先ず、第1のフォトリフレクタ1301の
出力について説明する。光吸収部が第1のフォトリフレ
クタ1301に対向くしている間は、受光素子1322
には発光素子1320からの光が到達しないので受光素
子1322の出力は零レベルである。
【0356】次いで、位置検出ギヤ1305が矢印方向
に移動して、第1の光反射部1334がフォトリフレク
タ1301と対向する位置に来ると、発光素子1320
からの光が第3の偏光板1316を第1の光反射部13
34で反射し、第3の偏光板1316を経てこれを受光
素子1322が受光する。第1の光反射部1334は第
1の偏光板1314を備えているので光を反射するが、
第1の偏光板1314と第3の偏光板1316とは偏光
方向が同じであるので、受光素子1322にはその反射
光が入射し、図83(b)に示すように受光素子132
2より所定の出力電圧が得られ、この出力信号を増幅し
たのちコンパレータ1309で基準信号と比較すること
により図83(d)に示す矩形波形の信号が得られる。
【0357】さらに、位置検出ギヤ1305が矢印方向
に移動して、第3の光反射部1336がフォトリフレク
タ1301と対向する位置に来ると、発光素子1320
からの光が第3の光反射部1336で反射して受光素子
1322に入射する。その結果、この部分でも、受光素
子1322からは所定の出力が得られ、コンパレータ1
309の出力は高いレベルを維持する。
【0358】さらに、位置検出ギヤ1305が矢印方向
に移動して、第2の光反射部1335がフォトリフレク
タ1301と対向する位置に来ると、発光素子1320
からの光は受光素子1322に達しなくなる。これは第
2の偏光板1315と第3の偏光板1316とではその
偏光方向が90°異なるためである。この結果、受光素
子1322からの出力は零となり、コンパレータ130
9の出力も低レベルとなる。
【0359】第2のフォトリフレクタ1313も第1の
フォトリフレクタ1301と同様である。ただし、第2
の光反射部1335および第3の光反射部1336が対
向位置に来たときに、受光素子1323およびコンパレ
ータ1310の出力が高レベルとなり、第1の光反射部
1334が対向位置に来たときには、受光素子1323
およびコンパレータ1310の出力が低レベルとなる
(図83(c)および図83(e))。これは第4の偏
光板1317と偏光方向が第2の偏光板1315と同じ
で、第1の偏光板1314とは90゜異なるためであ
る。
【0360】なお、上記の実施例では、フォトリフレク
タ1301および1313の発光素子および受光素子の
双方の前面に偏光板が設けられているが、受光素子のみ
の前面にそれぞれ偏光板(受光素子1322および受光
素子1323に対しそれぞれ第3および第4の偏光板1
316および1317)を設けるようにしてもよい。
【0361】実施例26 上記実施例25では位置検出ギヤ1305にそれぞれ第
1および第2の偏光板1314および1315を備えて
第1、第2および第3の光反射部1334、1335お
よび1336並びに非反射部を設け、位置検出ギヤ13
05に対向して発光部1320、1321と受光素子1
322、1323を設け、この各々の受光素子の前面に
偏光板1316および1317を設けた場合について示
したが本実施例26では位置検出ギヤに光反射部および
非反射部のほか、位置検出ギヤに磁石部を設け、位置検
出ギヤに対向して発光素子および受光素子と磁気検出素
子とを設けたものである。以下、実施例26を図84を
参照して説明する。図84は実施例26の位置検出装置
の構成を示す斜視図であり、実施例24と同一または相
当部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0362】図において、1301はフォトリフレク
タ、1302は位置検出ギヤ1305の表面に設けられ
た光反射部、1318は位置検出ギヤ1305中に設け
られた磁石部である。磁石部1318は、光反射部13
02と同一円周上(の異なる角度位置)に設けてもよ
く、異なる円周上に設けてもよい。1319はホール素
子または磁気抵抗素子等の磁気検出手段である。実施例
ではホール素子を用いた場合について説明する。
【0363】次に位置検出動作について説明する。図8
5(a)は上記位置検出装置の動作を表す模式図であ
る。図85(b)はフォトリフレクタ1301内の受光
素子1322より得られる出力信号を表したものであ
り、図85(c)はホール素子1319より得られる出
力信号を表したものである。また、図85(d)はフォ
トリフレクタ1301内の受光素子1322の出力信号
をコンパレータ1309に通して得られる矩形波であ
り、図85(e)はホール素子1319の出力信号をコ
ンパレータ1310に通して得られる矩形波である。
【0364】フォトリフレクタ1301の検出動作に関
しては実施例24と同一なので省略する。以下にホール
素子1319の検出動作について説明する。先ず、位置
検出素子であるホール素子1319は位置検出ギヤ13
05の非磁性部(磁石1318が設けられた部分以外の
部分)に対向しており、ホール素子1319からの出力
は零レベルである。
【0365】次いで、位置検出ギヤ1305が矢印方向
に移動すると磁石部1318がホール素子1319と対
向し、これに磁界が作用する。すると図85(c)に示
すようにホール素子1319より所定の出力電圧が得ら
れ、この出力信号を増幅したのちコンパレータ1310
で基準信号と比較することにより図85(e)に示す矩
形波形の信号が得られる。
【0366】システムコントローラ1312に入力する
と、システムコントローラ1312は、このようにして
得られた矩形波信号に基づき位置検出ギヤ1305の位
置を検出し、図示しないモータの制御を行う。
【0367】実施例27 上記実施例25では位置検出ギヤ1305にそれぞれ第
1および第2の偏光板1314および1315を備えて
第1、第2および第3の光反射部1334、1335お
よび第3の光反射部1336並びに非反射部を設け、位
置検出ギヤ1305に対向して発光部1320、132
1と受光素子1322、1323を設け、この各々の受
光素子の前面に偏光板1316および1317を設けた
場合について示したが本実施例では図86に示すように
偏光板を備えた光反射部1302の代りに、偏光板を備
えた光透過部1303および1303並びに非透過部を
設け、この光透過部を透過する光を受光素子1323お
よび1343により検出している。即ち、ギヤ1305
には同一円周上に第1の偏光板1314を備えた光透過
部1303と、第2の偏光板1315を備えた光透過部
1333が設けられている。受光素子1323および1
343は発光素子1320および1321との間にギヤ
1305を挟むように発光素子1320および1321
とは反対の側に配設されている。受光素子1323およ
び1343の前面には第3および第4の偏光板1316
および1317が設けられている。
【0368】第1の偏光板1314と第2の偏光板13
15とは偏光方向が90゜異なる。第3の偏光板131
6と第4の偏光板1317とは偏光方向が90゜異な
る。第1の偏光板1314と第3の偏光板1316とは
偏光方向が同じである。第2の偏光板1315と第4の
偏光板1317とは偏光方向が同じである。
【0369】このような構成の位置検出装置も、図82
の実施例25を同様に動作する。ただし、図82の第3
の光反射部1336に相当するものがなく、第1の光透
過部1303を透過した光は第1の受光素子1323に
入射する一方、第2の受光素子1343には入射せず、
第2の光透過部1304を透過した光は第2の受光素子
1343に入射する一方、第1の受光素子1323には
入射しない。
【0370】実施例28 実施例24、実施例25および実施例27の各々に図8
7に示すように、実施例26の磁石部1318および磁
気検出素子1319ならびにコンパレータ1311を追
加することにより、さらに検出位置数を増やすことがで
きる。
【0371】上記の各実施例24〜28では、検出素子
が回転の方向に沿って一列に配列されているが、複数列
の検出素子を設けることにより、検出位置数をさらに増
やすことができる。
【0372】上記の実施例では、ギヤのごとき回転体の
回転角度を検出しているが、各実施例の位置検出装置
は、直線または所定の曲線に沿って移動するする物体の
検出にも応用することができる。いずれの場合にも複数
の検出素子が運動の方向に沿って、一列または複数列配
置される。
【0373】実施例24〜28のいずれにおいても、運
動部材の運動方向に沿って複数の検出素子を配置できる
ので、図94〜97を参照して説明した従来装置では接
点が半径方向に2列以上必要であったのに対し、本実施
例では、1列でも検出可能である。ただ、図94〜97
の従来装置に示すように検出位置が6個の場合には、実
施例24〜27の様な構成の場合、検出素子を2列設け
る必要がある。一方、実施例28のように検出素子を増
やすと1列でも検出可能となり、検出位置数が増えても
位置検出ギヤの径があまり大きくならないので装置の小
型化が可能となる。
【0374】
【発明の効果】本発明のオートチェンジャー装置におい
ては、カートリッジを保持する複数のカートリッジホル
ダーを待機用保持機構に備えており、これら複数のカー
トリッジホルダーのいずれかを、カートリッジホルダー
を保持する搬送用保持機構と、この搬送用保持機構を水
平方向に移動させる移動機構と、搬送用保持機構を上下
方向に昇降させる昇降機構とによって、待機位置からプ
レーヤ上の記録再生位置に、又は、記録再生位置から待
機位置に搬送することができる。従って、使用者は、複
数のカートリッジのうちの希望のカートリッジを選択す
る操作を行なうだけで、希望のカートリッジの演奏や希
望のカートリッジに対しての録音等を行なうことがでる
という効果がある。
【0375】また、待機用保持機構には複数のカートリ
ッジホルダーのそれぞれに対応する複数のカートリッジ
挿入口が備えられており、カートリッジ挿入口にカート
リッジを差込むことにより複数のカートリッジホルダー
のそれぞれにカートリッジが装着されるので、従来のよ
うに、マガジンラックを取り出してからディスクの交換
をする装置に比べ、操作手順が簡単になるという効果が
ある。
【0376】また、シャーシに対して上下動するエレベ
ータに回転自在に支承されたローディングギヤを、シャ
ーシに取り付けられた駆動モータより駆動力を伝達され
る円筒ギヤに係合させたので、上下方向に高さが変動す
るエレベータに支承されたローディングギヤは、円筒ギ
ヤの係合により、エレベータがいずれの高さに位置して
いても連続的に駆動モータの駆動力を伝達され、簡素な
構成で可動部への動力伝達が可能となり、部品点数の少
ない安価な装置が得られるという効果がある。
【0377】また、エレベータに摺動可能に支承された
トランスポータに穿設されたY字状カム孔にエレベータ
に回転自在に支承されたローディングギヤに植設された
係合ピンを係合させたので、トランスポータは簡素な構
成となり、ローディングギヤの回動によりエレベータに
対して水平前後方向の摺動が可能となり、部品点数の少
ない安価な装置が得られるという効果がある。
【0378】また、ローディングギヤに植設された係合
ピンを、トランスポータに穿設されたY字状カム孔に挿
通し、かつトランスポータに摺動自在に支承された搬送
用保持機構のチャックアームに当接させたので、簡素な
構成で、トランスポータによる水平前後方向の移動と搬
送用保持機構による保持及び開放動作を行なうことがで
き、部品点数の少ない安価な装置が得られるという効果
がある。
【0379】また、カム孔を設けたカムギヤを駆動モー
タより減速ギヤを介して係合させ、プレーヤの位置決め
固定とフロートを切り換えるフローティングアームをカ
ムギヤのカム孔に係合させたので、ローディングレバー
とフローティングアームは、カムギヤの回転によって同
時に駆動を制御され、部品点数の少ない安価な装置が得
られる効果がある。
【0380】また、トランスポータに駆動力を伝達する
円筒ギヤにラックを係合させ、ラックの摺動に対応して
ラック上のパターンを検出する検出スイッチを設けたの
で、可動部品であるエレベータに支承されたローディン
グギヤの回転角度を検出でき、可動部に電気配線を設け
る必要がなく、断線等の起こりにくい信頼性の高い装置
が得られる効果がある。
【0381】また、シャーシに摺動可能に構成されたス
ライドカムに設けたカム溝とローディングレバーの両端
に設けたピンを係合させたので、スライドカムはローデ
ィングレバーの回動によりシャーシに対して前後方向の
駆動が可能となり、部品点数の少ない安価な装置が得ら
れる効果がある。
【0382】また、カートリッジの水平方向の移動とカ
ートリッジの保持および開放動作を1個のモータで駆動
し、カートリッジの垂直方向の移動とカートリッジのプ
レーヤへの圧着動作を1個のモータで駆動するため安価
で小型な装置が得られる。
【0383】また、カートリッジの水平搬送部が昇降移
動し、装置の必要な高さをカートリッジの収納部の高さ
とプレーヤの高さの和に等しくできるので装置の体積が
小さくできる。
【0384】また、チャックアームが閉じて各カートリ
ッジホルダーに係合する際、チャックアームに設けられ
た押圧部がカートリッジホルダーの位置決めバネを外側
より押圧して位置決めバネの撓みを規制するので、カー
トリッジ移送時に誤ったカートリッジイジェクト動作を
防止できる。
【0385】また、カートリッジを装着したカートリッ
ジホルダーを、ディスクを演奏するプレーヤに圧着する
回動可能な圧着レバー、および圧着レバーを付勢する付
勢ばねを設けたので、プレーヤがシャーシからフロート
された状態であってもカートリッジはプレーヤに圧着さ
れ、フロート状態でのカートリッジとプレーヤの相対位
置を固定でき、耐振性の優れた装置を得ることができる
効果がある。
【0386】また、プレーヤの位置決め固定とフロート
の切り替えを行なう摺動板にフックを形成し、フックに
係合するピンを、プレーヤに回動可能に軸支した圧着レ
バーに植設し、カートリッジをプレーヤに圧着する駆動
力は、シャーシに対してプレーヤをフローティング状態
と固定状態の切り替えを行なう駆動手段より得られるよ
うに構成したのでので、カートリッジ圧着用の専用の駆
動モータを必要とせず、部品点数が少ない装置を得られ
る効果がある。
【0387】また、プレーヤをシャーシに固定した状態
でカートリッジホルダーをプレーヤに装着し、その後で
プレーヤをシャーシからフロートするように制御したの
で、搬送されたカートリッジをプレーヤに装着するとき
はプレーヤはシャーシに位置決め固定され、演奏時には
フローティング状態となる構成であっても、着脱時には
プレーヤの定位置でカートリッジが上下するため、装着
の位置精度が向上するという効果がある。
【0388】また、外部からカートリッジを装着可能で
あり、かつ、搬送機構に対して着脱自在なカートリッジ
ホルダーを複数枚設けたので、複数個のカートリッジは
専用マガジンラックを用いずに装置の待機位置に直接一
枚毎に装着できるので、使い勝手のよい装置を得られる
効果がある。
【0389】また、装置に装着したカートリッジのラベ
ル面と操作パネルの表面の高さが略等しくなるようにカ
ートリッジを装着可能としたので、ラベル面に記載され
たタイトルは操作パネルから直視出来、使い勝手のよい
装置を得られる効果がある。
【0390】また、カートリッジホルダーの後端の上下
に各々テーパ部を設けたので、プレーヤから待機位置に
搬送されるカートリッジは、水平移動時、設定高さより
上下に変動した場合であっても、他の待機位置に保持さ
れているカートリッジホルダーのテーパ部に当接しなが
ら案内されて待機位置に正確に保持されるので、信頼性
の高い装置が得られる効果がある。
【0391】また、複数個のカートリッジホルダーに各
々カートリッジを排出可能なイジェクトレバーを設けた
ので待機位置に装着された任意のカートリッジはディス
クの演奏中であっても一枚毎に排出および交換が可能と
なり使い勝手の良い装置が得られる効果がある。
【0392】また、複数個のカートリッジホルダーに各
々回動可能な係合アームを軸支し、搬送機構と連動して
回動するシャーシに係合アームと係合するブロックガイ
ドを取り付けたので、カートリッジのイジェクト時に、
カートリッジホルダーはブロックガイドに保持され、プ
レーヤへ搬送されるときはロックが解除され、簡素な構
成でカートリッジホルダーのロックとロック解除の切り
替えが可能となり部品点数の少ない装置が得られる効果
がある。
【0393】また、搬送機構を駆動制御するスライドカ
ムと、プレーヤをシャーシに固定する係止板を係合させ
たので、シャーシに対してプレーヤをフローティング状
態と固定状態の切り替えを行なう駆動力は、専用駆動機
構を用いずとも搬送機構を駆動するスライドカムより得
られ、部品点数の少ない安価な装置を得られる効果があ
る。
【0394】また、カートリッジを搬送するための機構
を駆動制御するスライドカムに係合した係止板をスライ
ドカムの駆動に連動させて、プレーヤを弾性保持してい
る防振材の弾性力に抗じてプレーヤを移動可能としたの
で、プレーヤに水平搬送されるカートリッジとプレーヤ
が高さ方向に干渉するとき、プレーヤは干渉を避ける方
向に移動し、装置の高さ寸法を極力小さく抑えることが
でき、小型の装置を得られる効果がある。
【0395】また、プレーヤに、回動可能なストッパー
と、このストッパーを付勢するスプリングを設け、この
ストッパーがカートリッジホルダーを自動的に着するよ
うに構成したので、カートリッジは、カートリッジホル
ダーをプレーヤの上部から下降することによりプレーヤ
に圧着され、専用の圧着駆動機構を必要とせず、部品点
数の少ない安価な装置を得られる効果がある。
【0396】また、新規のカートリッジをカートリッジ
ホルダーに装着すると、演奏中のカートリッジの音声信
号の再生を続行したまま演奏中のカートリッジを待機位
置に搬送し、音声出力を中断することなく新規に挿入さ
れたカートリッジのTOCを表示パネルに表示できるよ
うにしたので、使い勝手の良い装置が得られる効果があ
る。
【0397】また、任意のカートリッジを排出すると、
カートリッジを排出されたカートリッジホルダーに対応
する表示パネルに「NO DISK」などの文字情報を
表示するようにしたので、使用者は表示パネルの文字情
報により、対応するカートリッジホルダーにカートリッ
ジが装着されていないことを認識でき、使い勝手の良い
装置が得られる効果がある。
【0398】また、新規のカートリッジを装着すると、
カートリッジを装着されたカートリッジホルダーに対応
する表示パネルに「NEW DISK」などの文字情報
を表示するようにしたので、使用者は表示パネルの文字
情報により、対応するカートリッジホルダーに新規のカ
ートリッジが装着されたことを認識でき、使い勝手の良
い装置が得られる効果がある。
【0399】また、カートリッジホルダーに装着されて
からプレーヤに搬送され、音声信号を再生していないカ
ートリッジに対応する表示燈を点滅状態にしたので、使
用者は表示燈の点滅により対応するカートリッジホルダ
ーに装着されているカートリッジは未だに演奏を行なっ
ていないことを認識でき、次回のカートリッジの選択に
は新しいカートリッジを再生する予定の場合、新規に装
着されたカートリッジを選択し易くなり、使い勝手の良
い装置が得られる効果がある。
【0400】また、ディスクチャック装置において、チ
ャック用磁石による吸着力を制御する手段を設けたの
で、記録再生時のディスク保持力を減少させることなし
に、ディスク取り出し時のみディスクをターンテーブル
へ保持する力を減少でき、カートリッジホルダ跳ね上げ
用のバネ力を強くする必要が無く、前記ホルダを装置に
軽い力で装着可能となるので操作感を向上できる効果が
ある。
【0401】また、ターンテーブルを回転支持する支軸
を、弾性体で軸方向に付勢したので、基台の振動が弾性
体によって減衰され、ターンテーブルの振動を抑圧し、
信号読み取りエラーの少ない高信頼性の装置を得る効果
がある。
【0402】また、モータに用いられる磁石とクランピ
ングプレートの間に磁束を透過する磁性材を設けたの
で、モータに用いられる磁石の磁束が磁性材を透過しク
ランピングプレートを吸着し、チャック用磁石が不用と
なり、部品点数が削減される効果がある。
【0403】また、ターンテーブルを磁性材で形成しモ
ータの磁石として使用可能な着磁を施し、かつ着磁面に
対向したで、ディスクのクランピングプレートは着磁さ
れたターンテーブルによって吸着され、またターンテー
ブルは対向した励磁コイルの励磁によって回転駆動し、
チャック用磁石、およびモータ用磁石が不用となり、部
品点数が削減される効果がある。
【0404】また、支軸の下に、基台とシャーシの間に
取り付けてシャーシの振動を抑圧するための防振ゴム、
および圧縮ばねを配置したので、基台の振動が防振ゴ
ム、および圧縮ばねによって減衰され、ターンテーブル
の振動を抑圧し、信号読み取りエラーの少ない高信頼性
の装置を得る効果がある。
【0405】また、着磁されたターンテーブルに励磁コ
イルを対向させたので、励磁コイルの通電によってター
ンテーブルが浮上するので基台の振動がターンテーブル
に伝達し難くなり、信号読み取りエラーの少ない高信頼
性の装置を得る効果がある。
【0406】また、ターンテーブルと支軸を共通にした
周対向型モータの鉄心と磁石を高さ方向にオフセット
し、かつ着磁されたターンテーブルに励磁コイルを対向
させたものである。
【0407】また、着磁されたターンテーブルに励磁コ
イルを対向させ、かつカートリッジ搬送機構の動作に連
動して励磁コイルの通電を制御したので、カートリッジ
搬送によって水平移動するカートリッジの高さとターン
テーブルの高さをオーバーラップさせることが可能とな
り、薄型の装置を得る効果がある。
【0408】また、着磁されたターンテーブルに励磁コ
イルを対向させ、かつ、フォーカスアクチュエータを駆
動する駆動回路、および光学レンズの焦点ずれを検知す
る検知器と連動して、励磁コイルの通電を制御したの
で、フォーカスアクチュエータの可動範囲を越えてディ
スクの高さが変動した場合であっても、光ピックアップ
の可動範囲を越えてディスクの高さが変動した場合であ
っても、光ピックアップは信号の読み取り、あるいは書
き込みが可能となり、ターンテーブルの組み立て精度を
簡素化出来るとともに、信号読み取りエラーの少ない高
信頼性の装置を得る効果がある。
【0409】また、ターンテーブルを回転駆動させるモ
ータの磁石と、ディスクに設けられたクランピングプレ
ートを吸着するディスク吸着用磁石を、モータの磁石の
磁束を透過する磁性材を介して背面対向して取り付け、
かつ、前記磁性体にディスクの位置決めを行なう調心
部、あるいはフランジ部をアウトサート成形したので、
磁石の減磁を防ぐ磁性材をプレス成形等で安価に構成で
き、かつ、精度のよいフランジ部、調心部を形成できる
効果がある。
【0410】また、ディスクのクランピングプレートを
吸着するディスク吸着用磁石、およびターンテーブルに
ネジ部を形成し、ディスク吸着用磁石をターンテーブル
に対する高さ調整を可能としたので、ターンテーブルに
対してディスク吸着用磁石の高さを調整することによ
り、クラピングプレートとディスク吸着用磁石の空隙を
小さくできるため、空隙での磁束密度が高くなり、吸着
力が向上するため、フェライトマグネット等の安価な磁
石を使用できる効果がある。
【0411】また、シャーシによる基台の保持に、各々
懸架用磁石と懸架用コイルとの組合わせからなる複数個
の懸架手段を異なる角度に取り付け、装置の姿勢変化に
応じて各懸架用コイルに通電する電圧を変化させたの
で、ディスク面が地面に対して水平に設置された場合と
垂直に設置された場合、あるいはそれ以外の角度で設置
された場合、角度に応じた懸架用コイルの電圧によって
重力に抗する力を発生し、据え付け角度に対応する懸架
手段の構成が簡素化され、組み立て性が向上する効果が
ある。
【0412】また、シャーシに設けられた記録用磁気ヘ
ッドのホルダに解放用コイルを取り付けたので、ディス
ク解放用コイルが記録用磁気ヘッドのホルダに保持さ
れ、ディスク解放用コイルの支持部材を必要とせず、部
品点数が少なく、安価な装置を得られる効果がある。
【0413】また、記録面に対して揺動可能にシャーシ
に設けられた記録用磁気ヘッドのホルダにディスク解放
用磁石を取り付けたので、記録用磁気ヘッドをカートリ
ッジの外側へ移動させる駆動力によって解放用磁石がク
ランピングプレートに近接するため、解放用磁石の駆動
手段が簡素化される効果がある。
【0414】また、ターンテーブルに磁束を発生させる
チャック用磁石、あるいはコイルを取り付けた移動部材
と、記録用ヘッドを取り付けたホルダを回動可能にシャ
ーシに取り付け、記録用ヘッドを記録面方向に駆動する
駆動手段によって、前記移動部材を連動して回動するよ
うにしたので、記録用磁気ヘッドをカートリッジの外側
へ移動させる駆動力によってチャック用磁石がターンテ
ーブルに近接するため、チャック用磁石の駆動手段が簡
素化される効果がある。
【0415】また、位置検出装置において、光学的検出
素子や、磁気的検出素子を用いて運動部材の位置検出
を、非接触に行なうこととしたので、端子の摩耗等は生
ぜず信頼性の高い位置検出が行なわれるものである。ま
た、検出素子を一列に配置するだけで、複数の位置を検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオートチェンジャー装置の実施例
1に関する縦断面図であり、図2又は図3をIV−IV
線で切る縦断面図である。
【図2】図1をI−I線で切る方向から見た平面図であ
る。
【図3】図1をII−II線で切る方向から見た平面図
である。
【図4】本実施例を図2又は図3のIII−III線で
切る縦断面図である。
【図5】図1の移動機構を示す概略的な分解斜視図であ
る。
【図6】(a)乃至(e)は移動機構の動作を説明する
ための動作説明図である。
【図7】移動機構を構成するローディングギヤの回動角
度を検出するための機構を説明するための説明図であ
る。
【図8】本実施例の昇降機構の動作を説明するための機
構概念図である。
【図9】本実施例の移動機構及びカートリッジホルダー
103a,103b,103c,103dのいずれかを
保持する搬送用保持機構動作を説明するための機構概念
図である。
【図10】本実施例のオートチェンジャー装置のカート
リッジ圧着機構の構成を概略的に示す平面図である。
【図11】図10をV−V線で切る縦断面図である。
【図12】図10をVI−VI線で切る縦断面図であ
る。
【図13】図10の圧着機構の動作を説明するための機
構概念図である。
【図14】図13に示されるフローティングアームを駆
動させる機構を説明するための機構概念図である。
【図15】本発明の実施例2のカートリッジホルダのロ
ック機構の構成を示し、ロック機構を解放した状態を示
す平面視機構概念図である。
【図16】カートリッジの挿入排出機構を示す平面図で
ある。
【図17】図16の挿入排出機構を示す機構概念図であ
る。
【図18】図17をVII−VII線で切る方向から見
た状態を簡略化して示す縦断面図である。
【図19】カートリッジを装着したときの装置の正面図
である。
【図20】本発明に係るオートチェンジャー装置の実施
例2の構成を概略的に示す斜視図である。
【図21】図20の装置のカートリッジホルダーを保持
する機構を概略的に示す斜視図である。
【図22】図20の装置の構成及び動作を説明するため
の機構概念図である。
【図23】図20の装置の動作を説明するための機構概
念図である。
【図24】図20の装置の動作を説明するための機構概
念図である。
【図25】図20の装置の動作を説明するための機構概
念図である。
【図26】図20の装置の動作を説明するための機構概
念図である。
【図27】カートリッジホルダの構造と動作を示す機構
概念図である。
【図28】カートリッジホルダーを搬送するために保持
する搬送用保持機構の構成と動作を説明するための機構
概念図である。
【図29】カートリッジホルダーを搬送するために保持
する搬送用保持機構の構成と動作を説明するための機構
概念図である。
【図30】本実施例の昇降機構の動作を説明するための
機構概念図である。
【図31】本実施例の昇降機構の動作を説明するための
機構概念図である。
【図32】本実施例の昇降機構の動作を説明するための
機構概念図である。
【図33】本実施例の昇降機構の動作を説明するための
機構概念図である。
【図34】カートリッジの二重挿入防止機構の一例の構
成と動作を説明するための機構概念図である。
【図35】カートリッジの二重挿入防止機構の一例の構
成と動作を説明するための機構概念図である。
【図36】カートリッジ排出機構の構成と動作を説明す
るための機構概念図である。
【図37】カートリッジ排出機構の構成と動作を説明す
るための機構概念図である。
【図38】本発明に係るオートチェンジャー装置の実施
例3の構成を示す概略的な平面図である。
【図39】図38の装置をシャーシ5の外から見た場合
の側面図である。
【図40】図38の装置からシャーシ5を取外した場合
の側面図である。
【図41】図38の装置からシャーシ5とスライドカム
を取外した場合の側面図である。
【図42】図38の装置の動作を説明するための説明図
である。
【図43】図38の装置の動作を説明するための説明図
である。
【図44】図38の装置の動作を説明するための説明図
である。
【図45】図38の装置の動作を説明するための説明図
である。
【図46】本実施例の装置に組込まれた圧着機構の側面
図である。
【図47】本実施例の装置に組込まれた圧着機構の側面
図である。
【図48】本実施例の動作を説明するための機構概念図
である。
【図49】本発明に係るオートチェンジャー装置の実施
例4の構成を示すブロック図である。
【図50】図49の装置の表示パネルの表示例を示す正
面図である。
【図51】図49の装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図52】本発明の実施例5のディスクチャック装置の
構成を示す縦断面図である。
【図53】実施例5のディスクチャック装置に信号の記
録媒体であるディスクをチャッキングした状態を示す縦
断面図である。
【図54】実施例5のディスクチャック装置よりディス
クを解放する際の状態を示す縦断面図である。
【図55】本発明の実施例6のディスクチャック装置の
構成を示す縦断面図である。
【図56】本発明の実施例7のディスクチャック装置の
構成を示す縦断面図である。
【図57】実施例7における磁束の流れを説明する模式
図である。
【図58】本発明の実施例8のディスクチャック装置に
ディスクをチャッキングした状態を示す縦断面図であ
る。
【図59】本発明の実施例9のディスクチャック装置よ
りディスクを解放する際の状態を示す縦断面図である。
【図60】実施例9におけるディスクチャック装置の構
成を示す縦断面図である。
【図61】本発明の実施例10におけるディスク装置を
示す縦断面図である。
【図62】実施例10におけるディスク装置の板バネの
付勢力を80gに設定して基台を加振したときの測定デ
ータ図である。
【図63】実施例10におけるディスク装置の板バネの
付勢力を130gに設定して基台を加振したときの測定
データ図である。
【図64】本発明の実施例11におけるディスク装置の
ターンテーブルを示す平面図である。
【図65】図64のS65−S65線縦断面図である。
【図66】実施例のディスク装置を示す縦断面図であ
る。
【図67】本発明の実施例13におけるディスク装置を
示す縦断面図である。
【図68】実施例13におけるディスク装置を示す概略
平面図である。
【図69】本発明の実施例14におけるディスク装置を
示す縦断面図である。
【図70】本発明の実施例15におけるディスク装置を
示す縦断面図である。
【図71】本発明の実施例16におけるディスク装置を
示すブロック図である。
【図72】本発明の実施例17におけるディスク装置を
示すブロック図である。
【図73】本発明の実施例18のディスク装置の構成を
示す縦断面図である。
【図74】実施例18のディスク装置のターンテーブル
を示す平面図である。
【図75】本発明の実施例19のディスクチャック装置
の構成を示す縦断面図である。
【図76】本発明の実施例20のディスク装置の構成を
示す側面図である。
【図77】本発明の実施例21のディスク装置の構成を
示す縦断面図である。
【図78】本発明の実施例22のディスク装置の構成を
示す縦断面図である。
【図79】本発明の実施例23のディスク装置の構成を
示す機構概念図である。
【図80】本発明の実施例24の位置検出装置の構成を
示す斜視図である。
【図81】実施例24の位置検出動作を示す模式図であ
る。
【図82】本発明の実施例25の位置検出装置の構成を
示す斜視図である。
【図83】実施例25の位置検出動作を示す模式図であ
る。
【図84】本発明の実施例26の位置検出装置の構成を
示す斜視図である。
【図85】実施例27の位置検出動作を示す模式図であ
る。
【図86】本発明の実施例28の位置検出装置の構成を
示す斜視図である。
【図87】本発明の実施例29の位置検出装置の構成を
示す斜視図である。
【図88】従来のオートチェンジャー装置の構成と動作
を説明するための機構概念図である。
【図89】従来のディスクチャック装置の構成を示す縦
断面図である。
【図90】従来のディスクチャック装置にディスクを載
置した状態を示す縦断面図である。
【図91】一方向に着磁された単磁区構造を有するチャ
ック用磁石を示す斜視図である。
【図92】双方向に着磁されたストライプ磁区構造を有
するチャック用磁石を示す斜視図である。
【図93】ディスクチャック装置を用いた記録再生装置
のディスク装着脱装置の一例を示す機構概念図である。
【図94】従来の位置検出装置の構成を示す平面図であ
る。
【図95】従来の位置検出装置の位置検出基板の円弧状
パターンを示す平面図である。
【図96】従来の位置検出装置の接点ギヤの縦断面図で
ある。
【図97】図96におけるS97−S97線矢視図であ
る。
【符号の説明】
1 プレーヤ 5 シャーシ 7 ピックアップ 91,92,93,94,95 カートリッジ 100a 移動機構 100b 昇降機構 100c 搬送用保持機構 100d 圧着機構 100e 排出機構 103a,103b,103c,103d カートリッ
ジホルダー 110,115,702 モータ 114 円筒ギヤ 119 カムギヤ 120 駆動ピン 121 カム孔 123 ラック 126,127 スライドカム 130,131 カム孔 132 ローディングレバー 134 カム孔 137 フローティングアーム エレベータ 139,701 140 ローディングギヤ 143a,143b カム孔 145 トランスポータ 146 Y字状カム孔 147,148 円弧部 150,151 チャックアーム 157 係合ピン 159 コントローラ 163a,163b,164a,164b カム孔 200a 待機位置 200b 記録再生位置 201 チャックベース 202,204 チャックアーム 207 カム孔 212 カム孔 213,214 円弧部 215 カム孔 217,218,236 当接部 228,229 昇降アーム 234 カートリッジ二重挿入防止板 235 ばね 236 規制部材 301,304 摺動板 307,308 フック 314,315 圧着レバー 320,321 付勢ばね 403 イジェクトレバー 405 係合アーム 411 ブロックガイド 413 操作パネル 414 窓孔 417,418 テーパ部 502,503 スライドカム 505,506,507,508 カートリッジホルダ
ー 513a,513b,514a,514b 係合ピン 515a,515b,516a,516b カム孔 517a,517b,518a,518b カム孔 521a,521b,522a,522b 係合ピン 525,526 カム孔 527,528 係止板 529,530 係合ピン 531a,531b ストッパー 534 スプリング 601 音声信号記憶回路 602 情報記憶回路 603 表示パネル 604,605,606,607 表示灯 1001 コア 1002 支軸 1003 チャック用磁石 1004 移動部材 1007 コイル 1008 給電手段 1009 スイッチング手段 1010 チャック用磁石 1011 ディスク解放用磁石 1012 移動部材 1021 基台 1023 ディスク 1028 ターンテーブル 1030 モータ 1042 クラピングプレート 1109 チャック用磁石 1113 磁石 1120 板バネ 1122 モータ 1126 ヨーク 1142 励磁コイル 1152 システムコントロール回路 1153 カートリッジ搬送機構 1155 フォーカスアクチュエータ 1156 駆動回路 1159 光学レンズ 1160 検知器 1231 磁性材 1233 フランジ部 1234 調心部 1240 ネジ部 1241 ネジ部 1242 スリット 1250 懸架用磁石 1251 懸架用磁石 1252 懸架用磁石 1253 懸架用磁石 1254 懸架用コイル 1255 懸架用コイル 1256 懸架用コイル 1257 懸架用コイル 1260 記録用磁気ヘッド 1261 ホルダ 1301 第1のフォトリフレクタ 1302 光反射部 1303 光透過部 1305 位置検出ギヤ 1313 第2のフォトリフレクタ 1314 第1の偏光板 1315 第2の偏光板 1316 第3の偏光板 1317 第4の偏光板 1318 磁石部 1319 磁気検出手段 1320 第1の発光部 1321 第2の発光部 1322 第1の受光素子 1323 第2の受光素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正内容】
【0139】また、昇降機構100bは、スライドカム
126,127に係合されたエレベータ(昇降台)13
9を有する。エレベータ139の側面には、スライドカ
ム126,127の階段状のカム孔163a,163
b,164a,164bとシャーシ5に形成された垂直
方向に延びるカム孔136a,136b,136c,1
36dに係合する係合ピン144a,144b,144
c,144dが備えられている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正内容】
【0151】スライドカム126,127が移動すると
き、エレベータ139の係合ピン144a,144b,
144c,144dはシャーシ5に設けられた垂直方向
に長いカム孔136a,136b,136c,136d
にそれぞれ係合しており、水平前後方向(DK方向)に
は移動しないので、スライドカム126のカム孔163
a,163b及びスライドカム127のカム孔163
c,163dと、これと係合する係合ピン144a,1
44b,144c,144dとからなる機構によって、
エレベータ139は高さ方向(LM方向)に上下動す
る。図8の場合には、スライドカム126が水平後方
(D方向)に移動し、スライドカム127が水平前方
(K方向)に移動するときに、エレベータ139は上昇
し、逆に、スライドカム126が水平前方(K方向)に
移動し、スライドカム127が水平後方(D方向)に移
動するときにエレベータ139は下降する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0153
【補正方法】変更
【補正内容】
【0153】ローディングギヤ140の回動によりトラ
ンスポータ145が水平前後方向(DK方向)に移動す
る様子を示す図6(a)乃至(e)に基づいて詳細に説
明すると次のようになる。記録再生位置200b上にあ
るトランスポータ145を水平前方(K方向)に移動さ
せ待機位置200aに運ぶ場合には、ローディングギヤ
140を反時計方向(B方向)に回動させる。図6
(a)に示されるように、トランスポータ145が記録
再生位置上にある場合には、係合ピン157はカム孔1
46の一方の円弧部148にある。ローディングギヤ1
40の反時計方向(B方向)の回動により係合ピン15
7は、図6(b)の位置まで来る。図6(a)から図6
(b)までの過程では、係合ピンは円弧部148内を移
動しただけでトランスポータ145を移動させていな
い。続いて、ローデイングギヤ140が図6(b)から
図6(c)まで回動する間に、トランスポータ145は
水平前方(K方向)に距離Y1だけ移動する。続いて、
ローデイッングギヤ140が図6(c)から図6(d)
まで回動する間に、トランスポータ145は水平前方
(K方向)にさらに距離Y1だけ移動する。その後、係
合ピン157は、図6(e)に示されるように、カム孔
146の他の円弧部147に進み、ローデイングギヤ1
40の回動を停止させる。図6(d)から図6(e)ま
での過程では、トランスポータ145は水平前後方向
(DK方向)には移動せず、トランスポータ145は待
機位置200aにある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正内容】
【0155】次に、上記搬送用保持機構100cの動作
を図5、図6及び図9に基づいて説明する。この搬送用
保持機構100cはトランスポータ145を移動させる
ローディングギヤ140の回動に連動して動作する。ロ
ーディングギヤ140の係合ピン157がチャックアー
ム151のエッジ部156に当接してチャックアーム1
51を水平右方向(F方向)に押していないときには
(図6(b)乃至(d))、チャックアーム150,1
51は互にばね152によって引き寄せられている。
ーデイングギヤ140の係合ピン157がチャックアー
ム151のエッジ部156に当接してばね152の付勢
力に抗して水平右方向(F方向)に移動させたときには
(図6(a)及び(e))、チャックアーム151のチ
ャックピン155a,155bはカートリッジホルダー
103から離れた状態となる。これと同時に、チャック
アーム151の水平右方向(F方向)への移動はトラン
スポータ145に回動軸145cを中心に支持されたレ
バー部材149を介してチャックアーム150に伝達さ
れ、チャックアーム150を水平左方向(E方向)に移
動させ、チャックアーム150のチャックピン154
a,154bをカートリッジホルダー103から引離
す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正内容】
【0157】尚、カートリッジ91,92,93,94
の装着又は未装着の検出は、図2に示されるように、カ
ートリッジ91の側面に当接してA方向にスライドする
ロッド108と、このロッド108のA方向の位置に応
じてオン又はオフ状態になる検出スイッチ109とによ
って行なわれる。これらのロッド及び検出スイッチは
ルダー107に備えられている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0166
【補正方法】変更
【補正内容】
【0166】次に、昇降機構100bのモータ115を
ローディング方向に駆動させ、スライドカム126,1
27を移動させ、エレベータ139を下降させる。エレ
ベータ139が下降して、カートリッジ91内のディス
クの中心にターンテーブル6が接触する高さとなる。こ
の状態ではプレーヤ1は、シャーシ5に対して固定され
たロック状態である。さらにこの後、モータ115をロ
ーディング方向に回転させると、駆動ピン120はロー
ディングレバー132の円弧部162に沿って移動する
ため、ローディングレバー132は駆動ピン120から
駆動力を受けない。従って、スライドカム127,12
6は後述のフローティング動作が終了するまで移動しな
い。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0167
【補正方法】変更
【補正内容】
【0167】次に、搬送機構100bのモータ110が
ローディング方向に回転し、係合ピン157を図6
(b)から図6(a)の状態に動かして、チャックピン
154a,154b,155a,155bはそれぞれカ
ートリッジホルダーから離れた状態となる。ここで、モ
ータ115がローディング方向に回転することでエレベ
ータ139は上昇するが、カートリッジホルダー及びカ
ートリッジ91は後述のカートリッジ圧着機構300に
よってプレーヤ1と一体に保持された状態を維持してい
る。このエレベータ139の上昇によってプレーヤ1と
エレベータ139との間に、所定のストロークを許容す
るクリアランス(間隔)が生まれる。この状態でプレー
ヤ1とこれに保持されたカートリッジ91は、ある一定
のストロークの範囲内で、シャーシ5からフロートされ
たことになる。従って、外部からの振動を吸収して、振
動をプレーヤ1に伝えにくくすることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0168
【補正方法】変更
【補正内容】
【0168】次に、演奏中のカートリッジを別のカート
リッジに交換するときの動作について説明する。先ず、
使用者が、操作パネル(図示せず)より次に演奏したい
カートリッジの番号、例えば、ナンバー2(上から2番
面のカートリッジ)を指示すると、コントローラ159
からの指令に基づいてプレーヤ1による再生動作を停止
する。その後、モータ115をローディング方向に回転
させてエレベータ139を下降し、ターンテーブル6が
カートリッジ91内のディスクの中心に定着する高さに
なったときにモータ115の動作が停止する。次に、モ
ータ110を駆動させてローディングギヤ140をB方
向に回転させて図6(a)から図6(b)へ移行させる
ことにより、チャックピン154a,154b,155
a,155bをカートリッジホルダーの穴と嵌合させ、
図6(b)の位置でモータ110は停止する。次に、昇
降機構100bのモータ115がアンローディング方向
に回転して、プレーヤ1をフローティング状態からロッ
ク状態へ移行させる。モータ115はアンローディング
方向に回転して後述のカートリッジ圧着機構を動作さ
せ、カートリッジ91はプレーヤ1との一体状態を解除
されてエレベータ139と一体状態となる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0185
【補正方法】変更
【補正内容】
【0185】図16はカートリッジの挿入排出機構10
0eを示す平面図である。また、図17は図16の挿入
排出機構100eを示す機構概念図であり、図面に示さ
れる記号の意味は、先に示した表1に従う。また、図1
8は図16をVII−VII線で切る方向から見た状態
を簡略化して示す縦断面図、図19はカートリッジを装
着したときの装置の正面図である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0197
【補正方法】変更
【補正内容】
【0197】また、ローディングギヤ140に植設され
た係合ピン157を、トランスポータ145に穿設され
たY字状カム孔146に挿通し、かつトランスポータ1
45に摺動自在に支承された搬送用保持機構100cの
チャックアーム151に当接させたので、簡素な構成
で、トランスポータ145による水平前後方向の移動と
搬送用保持機構100cによるカートリッジホルダーの
保持及び開放動作を行なうことができ、部品点数の少な
い安価な装置が得られる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0223
【補正方法】変更
【補正内容】
【0223】次に、使用者が再生スイッチ(図示せず)
をオンにすると、コントローラ159からの指令に基づ
いてモータ110が起動し、その回転駆動力は、ウォー
ム111、円筒ギヤ114、エレベータ701に設けら
れたギヤ142を介してローディングギヤ140に伝え
られ、ローディングギヤ140は反時計方向(B方向)
に回動し、係合ピン157にカム孔215を係合させる
トランスポータ145は水平ガイド143に沿って装置
の後方(D方向)に移動し、図24に示されるように、
トランスポータ145とチャックベース201はばね2
16の付勢力によりカム孔212の直線部245とトラ
ンスポータ145のカム孔215とが重なるような位置
関係になる。その際、トランスポータ145に設けられ
たカム孔207と、これに係合するチャックアーム20
2の係合ピン206とにより、チャックアーム202と
チャックアーム204は回動支点202b,204bを
中心にしてそれぞれ内向き(それぞれe方向、g方向)
に回動し、図24に示されるように、待機位置200a
にあるカートリッジホルダー(図24には示していな
い。)を保持する状態になる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0236
【補正方法】変更
【補正内容】
【0236】エレベータ504には係合ピン513a,
513b,514a,514bが植設されており、スラ
イドカム502,503には係合ピン513a,513
b,514a,514bを挿通させる階段状のカム孔5
15a,515b,516a,516bが備えられてい
る。また、エレベータ504の係合ピン513a,51
3bのそれぞれは、シャーシ501に形成された垂直方
向に長い直線状のカム孔551,552にも係合してお
り、エレベータ504の係合ピン514a,514bの
それぞれはシャーシ501に形成された垂直方向に長い
カム孔553,554に係合している(図48にのみ示
す)。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0239
【補正方法】変更
【補正内容】
【0239】また、本実施例の装置は、シャーシ501
に対して上下方向(LM方向)に摺動可能に取り付けら
れた係止板527,528(528は図48にのみ示
す。)を有する。この係止板527,528には、スラ
イドカム502,503のカム孔525,526の各々
に係合する係合ピン529,530(530は図48に
のみ示す。)が植設されている。また、この係止板52
7には、シャーシ501の垂直方向に長いカム孔55
5,556に係合する係合ピン527a,527bが植
設され、係止板528には、シャーシ5の垂直方向に長
いカム孔557,558に係合する係合ピン528a,
528bが植設されている。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0247
【補正方法】変更
【補正内容】
【0247】本実施例の構成は、上記した実施例1乃至
実施例3のように、待機位置から記録再生位置に、又
は、記録再生位置から待機位置に、カートリッジを選択
的に搬送できる装置に組込むことができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0262
【補正方法】変更
【補正内容】
【0262】図において、1001はターンテーブル1
028に組み込まれた軟磁性材料よりなるコア、100
2はモータ1030により駆動され、ターンテーブル1
028と一体で回転する回転支軸、1003は回転支軸
1002の軸方向に移動可能な回転支軸1002の軸方
向に着磁された単磁区構造の永久磁石であるチャック用
磁石、1004はチャック用磁石1003と係合し、手
動またはモータ、ソレノイド等のアクチュエータにて図
面で上下方向に駆動されて図52および図53の状態ま
たは図54の状態となる移動部材、1005はターンテ
ーブル1028を支持する軸受け1029が固着された
軸受けホルダ、1006は軸受け1029の軸および径
方向のがたを取り除くための与圧バネである。なお、タ
ーンテーブル1028はそれ自身を軟磁性材料で形成し
てもよい。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0293
【補正方法】変更
【補正内容】
【0293】実施例13 図67は実施例13におけるディスク装置を示す縦断面
図である。図68は、シャーシ上における防振ゴムの配
置を示す概略図であり、図67は図68の鎖線S67−
S67に沿う断面図である。図において、基台1021
には一対のピン1135が植設され、該ピン1135に
一対の略円筒状の防振ゴム1136が嵌合している。防
振ゴム1137の内部には圧縮ばね1137が配設され
ている。支軸1002の下端にはスラスト受け1138
が配設され、該スラスト受けの下面には略円筒状の防振
ゴム1139の一端が当接している。防振ゴム1139
の外周には圧縮ばね1140が配設されている。防振ゴ
ム1136および1139の他端はシャーシ1141に
固着されている。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0349
【補正方法】変更
【補正内容】
【0349】図において、第1のフォトリフレクタ13
01は発光素子1320と受光素子1320を有してい
る。第2のフォトリフレクタ1313は発光素子133
0と受光素子1322を有している。第1および第2の
フォトリフレクタ1301および1313の各々はそれ
ぞれ図81のフォトリフレクタ1301と同様に構成さ
れており、位置検出ギヤ1305の同一円周上の異なる
角度位置に設けられている。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0350
【補正方法】変更
【補正内容】
【0350】ギヤ1305は図81のギヤ1305と同
様であるが、光透過部1303はなく、第1の光反射部
1334、第2の光反射部1335および第3の光反射
部1336を備えている。第1の光反射部1334は
射用金属箔1302上に第1の偏光板(フィルム)13
14を施すことにより、形成されたものである。第2の
光反射部1335は反射用金属箔1302上に第2の偏
光板(フィルム)1315を施すことにより、形成され
たものである。第3の光反射部1336は反射用金属箔
1302のみからなる(即ち偏光板(フィルム)を施さ
れていない)。また、光反射部1334、1335およ
び1336以外の部分の内、すくなくとも光反射部と同
一円周上の部分は非反射部(実施例24の光吸収部と同
じで、反射部に比べ反射率が低い)で構成されている。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0367
【補正方法】変更
【補正内容】
【0367】実施例27 上記実施例25では位置検出ギヤ1305にそれぞれ第
1および第2の偏光板1314および1315を備えて
第1、第2および第3の光反射部1334、1335お
よび第3の光反射部1336並びに非反射部を設け、位
置検出ギヤ1305に対向して発光部1320、132
1と受光素子1322、1323を設け、この各々の受
光素子の前面に偏光板1316および1317を設けた
場合について示したが本実施例では図86に示すように
偏光板を備えた光反射部1302の代りに、偏光板を備
えた光透過部1303および1333並びに非透過部を
設け、この光透過部を透過する光を受光素子1323お
よび1343により検出している。即ち、ギヤ1305
には同一円周上に第1の偏光板1314を備えた光透過
部1303と、第2の偏光板1315を備えた光透過部
1333が設けられている。受光素子1323および1
343は発光素子1320および1321との間にギヤ
1305を挟むように発光素子1320および1321
とは反対の側に配設されている。受光素子1323およ
び1343の前面には第3および第4の偏光板1316
および1317が設けられている。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0369
【補正方法】変更
【補正内容】
【0369】このような構成の位置検出装置も、図82
の実施例25を同様に動作する。ただし、図82の第3
の光反射部1336に相当するものがなく、第1の光透
過部1303を透過した光は第1の受光素子1323に
入射する一方、第2の受光素子1343には入射せず、
第2の光透過部1333を透過した光は第2の受光素子
1343に入射する一方、第1の受光素子1323には
入射しない。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】プレーヤ1が位置決め固定された状態からフ
ロート状態になるまでの動作を示すフローチャートであ
る。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】図16をVII−VII線で切る方向から見
た状態を簡略化して示す縦断面図である。
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正26】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正27】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図42
【補正方法】変更
【補正内容】
【図42】
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図81
【補正方法】変更
【補正内容】
【図81】
【手続補正31】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図86
【補正方法】変更
【補正内容】
【図86】
【手続補正32】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図88
【補正方法】変更
【補正内容】
【図88】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−11573 (32)優先日 平5(1993)1月27日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−84533 (32)優先日 平5(1993)4月12日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 中川 邦彦 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内

Claims (72)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状情報記録媒体を収納したカー
    トリッジを複数枚装着可能な待機位置からこの待機位置
    とは高さ及び水平面位置が異なるプレーヤ上の記録再生
    位置に、又は、前記記録再生位置から前記待機位置に、
    前記カートリッジのいずれかを選択的に搬送するオート
    チェンジャー装置において、 前記カートリッジを保持する複数のカートリッジホルダ
    ーと、 前記複数のカートリッジホルダーを前記待機位置に保持
    する待機用保持機構と、 前記カートリッジホルダーのいずれかを選択的に保持す
    る搬送用保持機構と、 前記搬送用保持機構を水平方向に移動させる移動機構
    と、 前記搬送用保持機構を上下方向に昇降させる昇降機構と を有することを特徴とするオートチェンジャー装置。
  2. 【請求項2】 前記待機用保持機構には前記複数のカー
    トリッジホルダーのそれぞれに対応する複数のカートリ
    ッジ挿入口が備えられており、 前記カートリッジ挿入口にカートリッジを差込むことに
    より前記複数のカートリッジホルダーのそれぞれにカー
    トリッジが装着されることを特徴とする請求項1に記載
    のオートチェンジャー装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降機構が、第1のモータと、前記
    待機位置と前記記録再生位置との間を水平方向に移動す
    る第1のスライドカムと、前記第1のモータの回転駆動
    力により前記第1のスライドカムを水平方向に移動させ
    る第1の運動伝達機構と、前記第1のスライドカムに係
    合し、この第1のスライドカムの水平方向の移動に連動
    して高さ方向に移動する昇降台とを有することを特徴と
    する請求項1に記載のオートチェンジャー装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のスライドカムがプレーヤの両
    側にそれぞれ1枚ずつ互いに平行に配置され、 前記第1のスライドカムのそれぞれは、垂直面部と、こ
    の垂直面部から水平方向に折返された折返し部とを有
    し、この折返し部には、前記第1のスライドカムの移動
    方向に直交する方向に長い長孔が設けられ、 前記第1の運動伝達機構が、前記第1のモータの回転駆
    動力を受けて垂直方向の軸を中心に回動するローディン
    グレバーを有し、 前記ローディングレバーの両端に植設された係合ピンが
    前記それぞれの折返し部の長孔に係合していることを特
    徴とする請求項3に記載のオートチェンジャー装置。
  5. 【請求項5】 前記移動機構が、第2のモータと、前記
    昇降台に回動自在に支持されたローディングギヤと、前
    記第2のモータの回転駆動力により前記ローディングギ
    ヤを回動させる第2の運動伝達機構と、前記昇降台に摺
    動可能に取り付けられ、前記搬送用保持機構を保持する
    トランスポータとを有し、 前記ローディングギヤに植設された係合ピンが、前記ト
    ランスポータに形成されたカム孔に係合すると共に、前
    記カム孔を挿通して前記搬送用保持機構に当接し、前記
    ローディングギヤを回動させることにより前記搬送用保
    持機構による前記カートリッジホルダーの保持動作又は
    開放動作及び前記トランスポータの水平移動をさせるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のオートチェンジャー装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2の運動伝達機構が、垂直方向の
    回転軸を持ち前記ローディングギヤと係合する円筒ギヤ
    を有し、この円筒ギヤの歯幅が前記昇降台の高さ方向の
    移動範囲よりも長いことを特徴とする請求項5に記載の
    オートチェンジャー装置。
  7. 【請求項7】 前記ローディングギヤの係合ピンが係合
    する前記トランスポータのカム孔の水面平面形状はY字
    状であり、 このY字状カム孔が、前記トランスポータの水平方向の
    移動方向に直交する方向に延びる直線部と、この直線部
    の一端から二股に分岐する2つの円弧部とを有すること
    を特徴とする請求項5に記載のオートチェンジャー装
    置。
  8. 【請求項8】 前記円筒ギヤに噛み合い、前記円筒ギヤ
    の回転により水平方向に移動するラックと、 前記ラック上に備えられたフィルムパターンと、 前記フィルムパターンに向い合う所定位置に固定された
    光スイッチと、 前記光スイッチの検出結果に基づいて前記ローディング
    ギヤの回動角度を検出する回路とをさらに有することを
    特徴とする請求項6に記載のオートチェンジャー装置。
  9. 【請求項9】 前記プレーヤに対し前記カートリッジを
    圧着させる圧着レバーと、 前記ローディングレバーの回動に応じて前記移動機構の
    移動方向と直交する方向に水平移動して、前記圧着レバ
    ーを動作させる第2のスライドカムとを有することを特
    徴とする請求項4に記載のオートチェンジャー装置。
  10. 【請求項10】 前記第2のスライドカムには第2のカ
    ム孔が形成され、この第2のカム孔は水平方向に細長く
    延びる水平部とこの水平部の幅より大きい直径を持つ大
    円部とを有し、 また、本装置は、前記プレーヤを支持するために前記プ
    レーヤに備えられた支持用ピンと、前記支持用ピンを前
    記シャーシに対して弾性保持する防振用の弾性部材と、
    前記支持用ピンを前記シャーシに吊り下げるばねとをさ
    らに有し、 前記第2のスライドカムを移動させることにより、前記
    支持用ピンが前記第2のカム孔の水平部にある位置固定
    状態と、前記支持用ピンが前記第2のカム孔の大円部に
    あるフロート状態とを切替えることを特徴とする請求項
    9に記載のオートチェンジャー装置。
  11. 【請求項11】 前記第2のスライドカムに回動自在な
    フックを備え、前記プレーヤが位置固定状態にあるとき
    には前記フックが前記支持用ピンを固定し、前記プレー
    ヤがフロート状態にあるときには前記フックが前記支持
    用ピンから離れることを特徴とする請求項10に記載の
    オートチェンジャー装置。
  12. 【請求項12】 前記第2のスライドカムに係合するフ
    ローティングアームをさらに有し、 前記第1の運動伝達機構の動作に連動して前記フローテ
    ィングアームが回動し、この回動に連動して前記第2の
    スライドカムが水平方向に移動することを特徴とする請
    求項10又は11のいずれかに記載のオートチェンジャ
    ー装置。
  13. 【請求項13】 前記待機位置に装着された前記カート
    リッジのラベル貼付用の側面が、本装置の前面パネルの
    表面とほぼ同じ平面上に位置するように、前記待機用保
    持機構と前記カートリッジホルダーを構成したことを特
    徴とする請求項2に記載のオートチェンジャー装置。
  14. 【請求項14】 前記それぞれのカートリッジホルダー
    の後部の上端及び下端にテーパを形成したことを特徴と
    する請求項2に記載のオートチェンジャー装置。
  15. 【請求項15】 前記カートリッジホルダーのそれぞれ
    に、装着されたカートリッジを排出させるイジェクトレ
    バーを設けたことを特徴とする請求項2に記載のオート
    チェンジャー装置。
  16. 【請求項16】 前記カートリッジホルダーのそれぞれ
    が、前記待機用保持機構に係合する係合アームを有し、 この係合アームには、前記搬送用保持機構に備えられた
    係合ピンを係合させる係合孔が備えられていることを特
    徴とする請求項5に記載のオートチェンジャー装置。
  17. 【請求項17】 前記昇降機構が、第3のモータと、パ
    ンタグラフ機構と、前記第3のモータの回転駆動力によ
    り前記パンタグラフ機構を動作させるカム機構と、前記
    パンタグラフ機構の動作に連動して上下方向に移動する
    昇降台とを有することを特徴とする請求項1に記載のオ
    ートチェンジャー装置。
  18. 【請求項18】 前記移動機構が、第4のモータと、前
    記昇降台に回動自在に支持されたローディングギヤと、
    前記第4のモータの回転駆動力により前記ローディング
    ギヤを回動させる第4の運動伝達機構と、前記昇降台に
    摺動可能に取り付けられ、前記搬送用保持機構を保持す
    るトランスポータとを有し、 前記ローディングギヤに植設された係合ピンが、前記ト
    ランスポータに形成された第1のカム孔に係合すると共
    に、前記搬送用保持機構に形成されたカム孔に係合し、
    前記ローディングギヤを回動させることにより前記搬送
    用保持機構による前記カートリッジホルダーの保持動作
    又は開放動作及び前記トランスポータの水平移動をさせ
    ることを特徴とする請求項17に記載のオートチェンジ
    ャー装置。
  19. 【請求項19】 前記トランスポータは、このトランス
    ポータの水平移動の方向に長い第2のカム孔を有し、 この第2のカム孔は前記トランスポータの水平移動の方
    向に延び、同一線上に並ぶ2つの直線部と、これら2つ
    の直線部をつなぐ曲線部とからなり、 前記搬送用保持機構は、前記トランスポータに対し水平
    方向に摺動可能に保持されたチャックベースと、このチ
    ャックベースに回動可能に支持されていて前記カートリ
    ッジホルダーを保持又は開放するチャックアームとを有
    し、 前記チャックアームに備えられた係合ピンが前記トラン
    スポータの第2のカム孔に係合し、 前記チャックベースには前記ローディングギヤに植設さ
    れた係合ピンと係合する第3のカム孔が形成され、 前記ローディングギヤの回動に連動して前記チャックア
    ームによる前記カートリッジホルダーの保持又は開放動
    作がなされることを特徴とする請求項18に記載のオー
    トチェンジャー装置。
  20. 【請求項20】 前記カートリッジホルダーに、前記カ
    ートリッジに形成された溝部に係合する位置決めばねを
    備え、 前記チャックアームに、前記位置決めばねを押圧する押
    圧部を備えたことを特徴とする請求項19に記載のオー
    トチェンジャー装置。
  21. 【請求項21】 前記それぞれのカートリッジ挿入口の
    上部に、水平方向の軸を中心に回動可能であり、前記カ
    ートリッジホルダーが前記待機用保持部に装着されてい
    るときには前記カートリッジホルダーの上部に先端を当
    接させた水平状態にあり、前記カートリッジホルダーが
    前記移動機構により前記待機用保持部から離れていると
    きには垂直状態になるカートリッジの重複挿入防止板
    と、 前記重複挿入防止板より装置の奥に固定されていて、前
    記重複挿入防止板に当接することにより回動範囲を規制
    する規制部材とを有することを特徴とする請求項2に記
    載のオートチェンジャー装置。
  22. 【請求項22】 前記スライドカムの動作に連動して前
    記プレーヤを下に押し下げる係止板をさらに有すること
    を特徴とする請求項3に記載のオートチェンジャー装
    置。
  23. 【請求項23】 前記プレーヤの側面に回動可能に取り
    付けられたカートリッジの圧着用ストッパーと、この圧
    着用ストッパーを回動させる圧着用カム機構とを有し、
    前記カートリッジホルダーが前記プレーヤ上に設置され
    るときに前記カートリッジホルダーを前記圧着用ストッ
    パーにより前記プレーヤに圧着させることを特徴とする
    請求項22に記載のオートチェンジャー装置。
  24. 【請求項24】 ディスク状情報記録媒体に記録された
    内容情報を表示できる表示部と、 再生中のディスク状情報記録媒体の音声信号情報を記憶
    する音声信号記憶回路と、 再生中に、他のカートリッジホルダーに新たにカートリ
    ッジが装着されたときに、前記音声信号記憶回路に記憶
    された音声信号情報により再生を継続させながら、再生
    中のカートリッジを一旦待機位置に戻し、前記新たに装
    着された他のカートリッジを記録再生位置に搬送し、前
    記新たに装着された他のカートリッジ内にあるディスク
    状情報記録媒体の内容情報を読取って前記表示部に表示
    させ、その後、前記新たに装着された他のカートリッジ
    を前記待機位置に戻し、前記再生中であったカートリッ
    ジを前記記録再生位置に復帰させて再生を継続させる制
    御回路とを有することを特徴とする請求項1に記載のオ
    ートチェンジャー装置。
  25. 【請求項25】 前記カートリッジホルダーにカートリ
    ッジが装着されていないときに、前記制御回路が、前記
    表示部に、このカートリッジホルダーにはカートリッジ
    が装着されていない旨の表示をさせることを特徴とする
    請求項24に記載のオートチェンジャー装置。
  26. 【請求項26】 前記カートリッジホルダーに新たにカ
    ートリッジが装着されたときから、そのカートリッジの
    内容情報が読取られた表示されるまでの間、前記制御回
    路が、前記表示部に、新たに装着されたカートリッジで
    ある旨の表示をさせることを特徴とする請求項24に記
    載のオートチェンジャー装置。
  27. 【請求項27】 前記それぞれのカートリッジホルダー
    に対応する表示灯を備え、 前記制御回路が、再生を選択されてから前記選択された
    カートリッジが前記記録再生位置に設置されるまでの
    間、前記表示灯を点滅させることを特徴とする請求項2
    4に記載のオートチェンジャー装置。
  28. 【請求項28】 中心部に軟磁性材料によるクランピン
    グプレートを有したディスク状記録媒体に対し、光また
    は磁気を用いて信号の記録または再生を行うディスク装
    置の、前記ディスクを回転可能なターンテーブルに保持
    するディスクチャック装置において、 前記クランピングプレートに磁気的吸着力を与える手段
    と、 前記磁気的吸着力を制御する手段と備えたことを特徴と
    するディスクチャック装置。
  29. 【請求項29】 前記ターンテーブルが軟磁性材料にて
    形成され、または軟磁性材料を圧入、接着、インサート
    成形等により一体に形成されており、 前記磁気的吸着力を与える手段が、移動可能でかつ一方
    向に着磁された単磁区構造の永久磁石であり、 前記磁気的吸着力を制御する手段が、前記永久磁石を移
    動させる移動部材であることを特徴とする請求項28に
    記載のディスクチャック装置。
  30. 【請求項30】 前記ターンテーブルが軟磁性材料にて
    形成され、または軟磁性材料を圧入、接着、インサート
    成形等により一体に形成されており、 前記磁気的吸着力を与える手段が、前記ターンテーブル
    の周囲にターンテーブルと同軸に配された導電材にてな
    るコイルと前記コイルに電流を供給する給電手段とを備
    え、 前記吸着力を制御する手段が前記給電手段から前記コイ
    ルへの給電をオン・オフするスイッチング手段を備えた
    ことを特徴とする請求項28に記載のディスクチャック
    装置。
  31. 【請求項31】 前記ターンテーブルが永久磁石にて形
    成され、あるいは永久磁石を圧入、接着、インサート成
    形等により一体に形成されており、 前記磁気的吸着力を与える手段が、前記ターンテーブル
    を構成する永久磁石であり、 前記吸着力を制御する手段が前記ターンテーブルの周囲
    にターンテーブルと同軸に配されたコイルと、前記コイ
    ルに電流を供給する給電手段と、前記給電手段から前記
    コイルへの給電をオン・オフするスイッチング手段とを
    備えたことを特徴とする請求項28に記載のディスクチ
    ャック装置。
  32. 【請求項32】 前記ターンテーブルが第1の永久磁石
    にて形成され、あるいは第1の永久磁石を圧入、接着、
    インサート成形等により一体に形成されており、 前記磁気的吸着力を与える手段が、前記ターンテーブル
    を構成する永久磁石であり、 前記吸着力を制御する手段が前記ディスクを挟むように
    前記ターンテーブルと対向した位置に配置された第2の
    永久磁石と、前記第2の永久磁石を移動させる移動部材
    とを備えたことを特徴とする請求項28に記載のディス
    クチャック装置。
  33. 【請求項33】 前記ターンテーブルが第1の永久磁石
    にて形成され、あるいは第1の永久磁石を圧入、接着、
    インサート成形等により一体に形成されており、 前記磁気的吸着力を与える手段が、前記第1の永久磁石
    で構成され、 前記吸着力を制御する手段がディスクを挟むように前記
    ターンテーブルと対向した位置に配置した導電材による
    コイルと、前記コイルに電流を供給する給電手段と、前
    記給電手段から前記コイルへの給電をオン・オフするス
    イッチング手段とを備えたことを特徴とする請求項28
    に記載のディスクチャック装置。
  34. 【請求項34】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 ディスクを回転可能なターンテーブルに保持するディス
    クチャック装置と、 前記ターンテーブルを回転支持する支軸と、 該支軸をその軸方向に所定の付勢力で付勢するを弾性体
    とを備えたことを特徴とするディスク装置。
  35. 【請求項35】 前記付勢力を60乃至100gに設定
    したことを特徴とする請求項34に記載のディスク装
    置。
  36. 【請求項36】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 クランピングプレートを有するディスクを回転可能なタ
    ーンテーブルに保持するディスクチャック装置と、 前記ターンテーブルを回転駆動させるモータの磁石と、
    前記ディスクのクランピングプレートとの間に設けら
    れ、前記磁石の磁束を透過する磁性材とを備えたことを
    特徴とするディスク装置。
  37. 【請求項37】 前記ターンテーブルは前記ディスクを
    保持する第1の面と、その反対側の第2の面とを有し、 前記磁石は前記ターンテーブルの前記第2の面の側に設
    けられ、 前記磁性材は前記第1の面から第2の面まで延びている
    ことを特徴とする請求項36に記載のディスク装置。
  38. 【請求項38】 前記磁性材は前記ターンテーブルを貫
    通して、前記第1の面から第2の面まで延びていること
    を特徴とする請求項36に記載のディスク装置。
  39. 【請求項39】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 ディスクを回転可能なターンテーブルに保持するディス
    クチャック装置と、 前記ターンテーブルの少なくとも一部を形成する磁石と
    を備え、 前記ターンテーブルは前記ディスクを保持する第1の面
    と、その反対側の第2の面とを有し、 前記磁石の着磁面が前記ターンテーブルの前記第2の面
    の側に形成され、該着磁面に対向して励磁コイルが配設
    され、前記ターンテーブルが駆動モータの一部をなす磁
    石およびディスク吸着用磁石として用いられていること
    を特徴とするディスク装置。
  40. 【請求項40】 前記ターンテーブルは前記第1の面の
    側にも着磁面を有することを特徴とする請求項39に記
    載のディスク装置。
  41. 【請求項41】 前記ターンテーブの磁石は複数の極数
    を持つよう着磁されていることを特徴とする請求項39
    に記載のディスク装置。
  42. 【請求項42】 前記ターンテーブルは、前記第1の面
    に着磁面を有する第1の磁石と前記第2の面の側に着磁
    面を有する第2の磁石とを有し、前記第1の磁石と前記
    第2の磁石との間にヨークが設けられていることを特徴
    とする請求項41に記載のディスク装置。
  43. 【請求項43】 前記励磁コイルは基台に取付けられて
    いることを特徴とする請求項39に記載のディスク装
    置。
  44. 【請求項44】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 回転可能に設けられた支軸と、 前記支軸に固定され、ディスクを保持するターンテーブ
    ルと、 シャーシと前記支軸との間に介在した防振部材とを備え
    たことを特徴とするディスク装置。
  45. 【請求項45】 さらに、前記シャーシに防振部材を介
    して保持された基台を備え、前記支軸が前記基台に対し
    回転可能にかつ軸方向に摺動可能に設けられていること
    を特徴とする請求項44に記載のディスク装置。
  46. 【請求項46】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 ディスクを保持する第1の面と、その反対側の第2の面
    とを有する回転可能なターンテーブルと、 励磁コイルとを備え、 前記ターンテーブルの一部を着磁して、その着磁面を前
    記第2の面の側に形成し、 前記励磁コイルを前記ターンテーブルの前記着磁面に対
    向を対向配置し、前記励磁コイルへの通電によって前記
    ターンテーブルを浮上可能としたことを特徴とするディ
    スク装置。
  47. 【請求項47】 前記励磁コイルが基台に取付けられて
    いることを特徴とする請求項46に記載のディスク装
    置。
  48. 【請求項48】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 基台に対し回転可能に支承され、ディスクを保持する第
    1の面とその反対側の第2の面とを有し、一部が着磁さ
    れてその着磁面が前記第2の面の側に形成されたターン
    テーブルと、 前記ターンテーブルと支軸を共用し、磁石と鉄心とを有
    する周対向型ターンテーブル駆動モータとを備え、 基台に取付けられ前記ターンテーブルの着磁面と対向配
    置された励磁コイルとを備え、 前記駆動モータの磁石と鉄心を高さ方向にその中心高さ
    を上下にずらして配設するとともに、 前記励磁コイルへの通電による前記着磁されたターンテ
    ーブルと前記励磁コイルとの反発力と、前記鉄心と前記
    磁石の吸引力との釣合により前記ターンテーブルの高さ
    を位置決めすることを特徴とするディスク装置。
  49. 【請求項49】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 ディスクまたはディスクを収納したカートリッジを搬送
    する機構と、 基台に対し回転可能にかつ軸方向に移動可能に設けら
    れ、ディスクを保持する第1の面とその反対側の第2の
    面とを有し、一部が着磁されてその着磁面が前記第2の
    面の側に形成されたターンテーブルと、 前記基台に取り付けられ、前記ターンテーブルの着磁面
    に対向配置された励磁コイルと、 前記ターンテーブルの前記軸方向の移動および前記カー
    トリッジ搬送機構の駆動を制御する制御回路と、 前記搬送機構の動作に連動して前記励磁コイルの通電を
    制御することを特徴とするディスク装置。
  50. 【請求項50】 前記搬送機構により前記ディスクまた
    はカートリッジが前記ターンテーブルに向けて搬送され
    るとき、前記ターンテーブルをその軸方向に、前記第1
    の面から前記第2の面の方向に移動させて、前記ディス
    クまたはカートリッジの前記ターンテーブル上への載置
    を容易にしたことを特徴とする請求項49に記載のディ
    スク装置。
  51. 【請求項51】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 基台に対し回転可能にかつ軸方向に移動可能に設けら
    れ、ディスクを保持する第1の面とその反対側の第2の
    面とを有し、一部が着磁されその着磁面が前記第2の面
    の側に形成されたターンテーブルと、 前記基台に取付けられ前記ターンテーブルの着磁面に対
    向配置された励磁コイルと、 フォーカスアクチュエータを駆動する駆動回路および光
    ピックアップの焦点ずれを検知する検知器と、 該検知器の出力に応じて前記励磁コイルの通電を制御し
    て、前記励磁コイルと前記着磁されたターンテーブルと
    の電磁力とにより前記ターンテーブルを前記軸方向に移
    動させることを特徴とするディスク装置。
  52. 【請求項52】 さらに、該検知器の出力に応じてフォ
    ーカスアクチュエータを駆動する駆動回路を備え、 該焦点ずれが所定範囲内のときは前記フォーカスアクチ
    ュエータの駆動により焦点ずれを減少させる制御を行な
    い、該焦点ずれが前記所定範囲を超えたときに前記励磁
    コイルの通電を制御して、前記焦点ずれが前記所定範囲
    内となるように前記ターンテーブルを前記軸方向に移動
    させることを特徴とする請求項51に記載のディスク装
    置。
  53. 【請求項53】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 基台に対して回転可能に設けられたディスクを保持する
    第1の面とその反対側の第2の面を有するターンテーブ
    ルと、 ターンテーブルの一部を構成する磁性材と、 基台上に配置された励磁コイルと、 ターンテーブルの一部を構成し、前記ターンテーブルの
    前記第1の面の側に一方の着磁面が位置し、他方の着磁
    面が前記磁性材に結合された第1の磁石と、 前記磁性材に一方の着磁面が結合され、他方の着磁面が
    前記励磁コイルに対向する第2の磁石とを備え、 前記第1の磁石は、ディスクに設けられたクランピング
    プレートを吸着し、 前記第2の磁石は、前記コイルとともにターンテーブル
    を回転駆動させるモータを構成し、 前記ターンテーブルは、前記磁性体に、ディスクの位置
    決めを行なう調心部、またはフランジ部をアウトサート
    成形して形成されていることを特徴とするディスク装
    置。
  54. 【請求項54】 前記磁性材は環状であり、そのその上
    面に前記第1の磁石の前記他方の着磁面が結合され、そ
    の下面に前記第2の磁石の前記一方の着磁面が結合され
    ていることを特徴とする請求項53に記載のディスク装
    置。
  55. 【請求項55】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置の、ディスクを回転可能なタ
    ーンテーブルに保持するディスクチャック装置におい
    て、ディスクのクランピングプレートを吸着するディス
    ク吸着用磁石、および前記ターンテーブルにネジ部を形
    成し、ディスク吸着用磁石をターンテーブルに対する高
    さ調整を可能としたことを特徴とするディスクチャック
    装置。
  56. 【請求項56】 前記ネジ部は前記ターンテーブルの軸
    の方向に延びたものであることを特徴とする請求項55
    に記載のディスクチャック装置。
  57. 【請求項57】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 シャーシと、 ディスクを回転可能なターンテーブルに保持し、前記タ
    ーンテーブルを支承した基台と、 前記シャーシに前記基台を懸架する複数の懸架装置を備
    え、 該懸架装置の各々は一方が前記基台に他方が前記シャー
    シにそれぞれ取付けられた磁石とコイルの組合わせから
    なり、それぞれ異なる角度方向における負荷を受持つこ
    とを特徴とするディスク装置。
  58. 【請求項58】 さらに、前記基台とシャーシとの間に
    介在する防振部材を備えた請求項57に記載のディスク
    装置。
  59. 【請求項59】 前記磁石は棒状であり、前記コイルの
    中空部に挿入されていることを特徴とする請求項57に
    記載のディスク装置。
  60. 【請求項60】 さらに、ディスク装置の姿勢変化に応
    じて各懸架用コイルに通電する電圧を変化させる手段を
    備えていることを特徴とする請求項57に記載のディス
    ク装置。
  61. 【請求項61】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 回転可能なターンテーブルに、クランピングプレートを
    有するディスクを磁気的吸引力により保持するディスク
    チャック装置と、 シャーシに取付けられた記録または再生用ヘッドのホル
    ダに取付けられ、ディスクのクランピングプレートに対
    向する位置に磁束を発生させて、前記ディスクチャック
    装置の磁気的吸引力を打消しまたは弱める解放用コイル
    と備えたことを特徴とするディスク装置。
  62. 【請求項62】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 回転可能なターンテーブルに、クランピングプレートを
    有するディスクを磁気的吸引力により保持するディスク
    チャック装置と、 ディスクの記録面に並行な軸線を中心に回動可能に取付
    けられたホルダと、 前記ホルダの一端に取付けられ、前記ホルダの回動に伴
    って前記ディスクの記録面に近付きまたは遠ざかる記録
    用ヘッドと、 前記ホルダの他端に取付けられ、前記記録用ヘッドが前
    記ディスクの記録面に近付きまたは遠ざかるに伴い、前
    記ディスクのクランピングプレートに遠ざかりまたは近
    付く解放用磁石と備えたことを特徴とするディスク装
    置。
  63. 【請求項63】 光または磁気を用いて信号の記録また
    は再生を行うディスク装置において、 回転可能なターンテーブルに、クランピングプレートを
    有するディスクを磁気的吸引力により保持するディスク
    チャック装置と、 磁石またはコイルが取付けられ、該磁石またはコイルを
    前記クランピングプレートに近付けまたは遠ざける移動
    部材と、 記録用ヘッドが取付けられたホルダを回動させることに
    より、前記記録用ヘッドディスクの記録面に近付けまた
    は遠ざけるともに、前記移動部材を回動させることによ
    り、前記磁石またはコイルを前記クランピングプレート
    に近付けまたは遠ざける駆動機構とを備えたことを特徴
    とするディスク装置。
  64. 【請求項64】 モータ等の駆動源によって駆動され所
    定の動作を行う駆動伝達機構の動作モードを検出する位
    置検出装置において、 駆動伝達機構の一部をなし、駆動伝達機構の動きに伴っ
    て運動する運動部材と、 該運動部材にその運動の方向に沿って設けられた、光を
    反射する反射部および光を透過させる透過部と、 前記運動部材の運動により前記反射部および透過部が対
    向位置に来たとき、これらに光を入射させるよう設けら
    れた発光素子と、 前記発光素子から発した光の内前記反射部で反射した反
    射光を受光するように設けられた受光素子と、 前記発光素子から発した光の内前記透過部を透過した透
    過光を受光するように設けられた受光素子と、 前記受光素子の出力に基づき前記運動部材の位置を検出
    する手段とをを備えたことを特徴とする位置検出装置。
  65. 【請求項65】 前記運動部材が回動するギヤであり、
    前記反射部および透過部が前記ギヤの円周方向に並んで
    配置されていることを特徴とする請求項64に記載の位
    置検出装置。
  66. 【請求項66】 さらに、前記運動部材に設けられた磁
    石部と、 前記磁石部を検出するよう設けられた磁気検出素子とを
    備え、 前記検出手段は、前記受光素子のみならず前記磁気検出
    素子の出力にも基づいて前記運動部材の位置を検出する
    ことを特徴とする請求項64に記載の位置検出装置。
  67. 【請求項67】 モータ等の駆動源によって駆動され所
    定の動作を行う駆動伝達機構の動作モードを検出する位
    置検出装置において、 駆動伝達機構の一部をなし、駆動伝達機構の動きに伴っ
    て運動する運動部材と、 該運動部材にその運動の方向に沿って設けられ、第1の
    偏光板を備えた第1の反射部および第2の偏光板を備え
    た第2の反射部と、 前記運動部材の運動により前記第1および第2の反射部
    が対向位置に来たとき、これらに光を入射させるよう設
    けられた発光素子と、 前記発光素子から発した光の内前記第1および第2の反
    射部で反射した反射光を受光するように設けられ、受光
    部に第3の偏光板を有する第1の受光素子と、 前記発光素子から発した光の内前記第1および第2の反
    射部で反射した反射光を受光するように設けられ、受光
    部に第4の偏光板を有する第2の受光素子とを備え、 前記第1の偏光板と前記第2の偏光板とは偏光方向が略
    90゜異なり、また前記第3の偏光板と前記第4の偏光
    板とは偏光方向がほぼ90゜異なり、前記第1の偏光板
    と前記第3の偏光板とは偏光方向が略同じであり、 さらに、前記第1および第2の受光素子の出力に基づき
    前記運動部材の位置を検出する手段とをを備えたことを
    特徴とする位置検出装置。
  68. 【請求項68】 前記運動部材が回動するギヤであり、
    前記第1および第2の反射部が前記ギヤの円周方向に並
    んで配置されていることを特徴とする請求項67に記載
    の位置検出装置。
  69. 【請求項69】 モータ等の駆動源によって駆動され所
    定の動作を行う駆動伝達機構の動作モードを検出する位
    置検出装置において、 駆動伝達機構の一部をなし、駆動伝達機構の動きに伴っ
    て運動する運動部材と、 該運動部材に設けられた光を反射する反射部と、 前記運動部材の運動により前記反射部が対向位置に来た
    とき、これらに光を入射させるよう設けられた発光素子
    と、 前記運動部材に設けられた磁石部と、 前記発光素子から発した光の内前記反射部で反射した反
    射光を受光するように設けられた受光素子と、 前記磁石部を検出するよう設けられた磁気検出素子と、 前記受光素子および磁気検出素子の出力に基づき前記運
    動部材の位置を検出する手段とをを備えたことを特徴と
    する位置検出装置。
  70. 【請求項70】 前記運動部材が回動するギヤであり、
    前記反射部および磁石部が前記ギヤの円周方向に並んで
    配置されていることを特徴とする請求項69に記載の位
    置検出装置。
  71. 【請求項71】 モータ等の駆動源によって駆動され所
    定の動作を行う駆動伝達機構の動作モードを検出する位
    置検出装置において、 駆動伝達機構の一部をなし、駆動伝達機構の動きに伴っ
    て運動する運動部材と、 該運動部材にその運動の方向に沿って設けられた、第1
    の偏光板を通して光を透過させる第1の透過部および第
    2の偏光板を通して光を透過させる第2の透過部と、 前記運動部材の運動により前記透過部が対向位置に来た
    とき、これらに光を入射させるよう設けられた発光素子
    と、 前記発光素子から発した光の内前記第1および第2の透
    過部を透過した透過光を受光するように設けられ、受光
    部に第3の偏光板を有する第1の受光素子と、 前記発光素子から発した光の内前記第1および第2の透
    過部を透過した透過光を受光するように設けられ、受光
    部に第4の偏光板を有する第2の受光素子とを備え、 前記第1の偏光板と前記第2の偏光板とは偏光方向が略
    90゜異なり、また前記第3の偏光板と前記第4の偏光
    板とは偏光方向がほぼ90゜異なり、前記第1の偏光板
    と前記第3の偏光板とは偏光方向が略同じであり、 さらに、前記第1および第2の受光素子の出力に基づき
    前記運動部材の位置を検出する手段とをを備えたことを
    特徴とする位置検出装置。
  72. 【請求項72】 前記運動部材が回動するギヤであり、
    前記第1および第2の透過部が前記ギヤの円周方向に並
    んで配置されていることを特徴とする請求項71に記載
    の位置検出装置。
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