JPH05135541A - デイスクカートリツジ - Google Patents

デイスクカートリツジ

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JPH05135541A
JPH05135541A JP3322497A JP32249791A JPH05135541A JP H05135541 A JPH05135541 A JP H05135541A JP 3322497 A JP3322497 A JP 3322497A JP 32249791 A JP32249791 A JP 32249791A JP H05135541 A JPH05135541 A JP H05135541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
cartridge
recording
disk
chassis
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3322497A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Omori
清 大森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3322497A priority Critical patent/JPH05135541A/ja
Publication of JPH05135541A publication Critical patent/JPH05135541A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスク2を収納したカートリッジ8には、
ディスク種別を標示するため、側面部に、図中矢印T方
向にスライド可能なディスク種別標示部材18が設けら
れている。 【効果】 スピンドルモータを昇降操作してディスク2
を保持するようにしたディスクドライブ装置において、
ディスク種別の判別が容易かつ迅速に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジに記録デ
ィスクを収納してなるディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスク等の
記録ディスクをカートリッジに収納してなるディスクカ
ートリッジが提案されている。上記記録ディスクは、円
盤状のディスク基板と、このディスク基板の主面部に形
成された信号記録部とを有して構成されている。この記
録ディスクは、中心部が被チャッキング部となされ、こ
の被チャッキング部の周囲側が信号記録領域となされて
いる。そして、上記カートリッジは、上記記録ディスク
を収納し得るように薄い筺体状に形成され、主面部に上
記信号記録領域の一部を外方に臨ませる記録再生用開口
部及びチャッキング部を外方に臨ませるチャッキング用
開口部を有している。
【0003】また、上記カートリッジの主面部には、上
記記録ディスクのディスク種別を標示するディスク種別
標示部が設けられている。このディスク種別とは、情報
信号の書込み及び読出しが可能である記録ディスク、情
報信号の読出しのみが可能である記録ディスク、情報信
号の書込み及び読出しが可能に構成されているが新たな
情報信号の書込みが禁止されている記録ディスク、ある
いは、情報信号の書込み及び読出しが可能に構成されて
いるが既に書込まれた情報信号の消去が禁止されている
記録ディスク等の種別である。このディスク種別標示部
は、上記記録ディスクのディスク種別に応じた位置に孔
部が設けられて構成されている。
【0004】このディスクカートリッジは、このディス
クカートリッジを用いて情報信号の記録及び/又は再生
を行うように構成された記録及び/又は再生装置におい
て、上記カートリッジを所定位置に位置決めされて使用
される。
【0005】上記記録及び/又は再生装置は、上記ディ
スクカートリッジを所定の装着位置に搬送するローディ
ング機構と、該装着位置において上記ディスクカートリ
ッジの記録ディスクを保持するとともに回転操作する回
転駆動機構と、該回転駆動機構に保持された記録ディス
クに対し情報信号の書込み及び/又は読出しを行うピッ
クアップ装置とが、シャーシ上に設けられて構成されて
いる。
【0006】上記ローディング機構は、上記ディスクカ
ートリッジを保持するように構成されたカートリッジホ
ルダを、カム等を用いて移動操作するように構成されて
いる。このカートリッジホルダは、上記ディスクカート
リッジを、上記シャーシに平行な状態となして保持する
ように配設されている。このローディング機構は、上記
カートリッジホルダに保持されたディスクカートリッジ
を、まず、上記記録ディスクの主面部に沿う方向、すな
わち、上記シャーシに平行な方向に移動操作する。そし
て、このローディング機構は、上記記録ディスクが上記
回転駆動機構の直上位置となったときに、上記ディスク
カートリッジを上記シャーシに対して垂直な方向に該シ
ャーシに接近させる方向に移動させる。
【0007】このように、上記シャーシに接近する方向
に移動操作されたディスクカートリッジは、上記カート
リッジを位置決めされるとともに、上記記録ディスクを
該シャーシ上に配設された上記回転駆動機構に保持され
る。上記カートリッジの位置決めは、このカートリッジ
の外側面部に形成された位置決め基準面部が上記シャー
シ上に配設された位置決めピン等の位置決め部材に当接
されることにより行われる。
【0008】また、このとき、上記ディスク種別標示部
の孔部の位置が、マイクロスイッチ等を有してなるディ
スク種別検出機構により検出されて、上記記録ディスク
のディスク種別が判別される。
【0009】そして、上記ピックアップ装置は、上記回
転駆動機構により回転操作される上記記録ディスクの主
面部、すなわち、この記録ディスクの信号記録面に対向
するように、上記シャーシ上に配設されている。このピ
ックアップ装置は、上記記録ディスクの内外周に亘っ
て、該記録ディスクの径方向に移動操作可能に支持され
ている。このピックアップ装置が上記記録ディスクの径
方向に移動操作され、該記録ディスクが回転操作される
ことにより、このピックアップ装置は、上記カートリッ
ジの主面部に形成された記録再生用開口部を介して、上
記記録ディスクの信号記録面の略々全面に亘って、情報
信号の書込み及び/又は読出しを行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本件出願人
は、先に、記録及び/又は再生装置の装置構成の小型化
及び簡素化を図るため、上述のようなディスクローディ
ング機構を備えることなく、回転駆動機構を移動操作す
ることにより上記ディスクカートリッジを保持するよう
に構成した記録及び/又は再生装置を提案している。す
なわち、この記録及び/又は再生装置においては、上記
ディスクカートリッジは、主面に沿う方向に挿入操作さ
れた後、このディスクカートリッジに近接する方向に移
動操作される回転駆動機構により保持される。
【0011】上記回転駆動機構は、駆動軸にディスクテ
ーブルが取付けられたスピンドルモータと、このスピン
ドルモータの周囲側に配設された位置決め部材とを有し
ている。上記ディスクカートリッジは、上記記録ディス
クを上記ディスクテーブルにより保持され、上記位置決
め部材により上記カートリッジを位置決めされて保持さ
れる。
【0012】この記録及び/又は再生装置に用いられる
ディスクカートリッジは、上記チャッキング用開口部の
周囲側部分が、上記位置決め部材により当接される位置
決め基準面部となされている。
【0013】そして、このような記録及び/又は再生装
置において、上記カートリッジの主面部に上記ディスク
種別標示部が設けられていると、上記ディスク種別検出
機構は、上記回転駆動機構とともに移動操作される必要
がある。上記ディスク種別検出機構を上記回転駆動機構
とともに移動操作することは、この記録及び/又は再生
装置の構成を複雑化し、装置構成の大型化、製造の煩雑
化を招来する。
【0014】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、回転駆動機構を移動操作するよ
うになされて構成が簡素化された記録及び/又は再生装
置に使用したときに、ディスク種別の検出が容易かつ迅
速に行えるようになされたディスクカートリッジを提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスクカートリッ
ジは、記録ディスクと、この記録ディスクを回転可能に
収納したカートリッジとを備え、上記カートリッジは、
主面部に上記記録ディスクの信号記録面の少なくとも一
部を外方に臨ませる記録再生用開口部を有するととも
に、側面部の少なくとも一箇所に上記記録ディスクのデ
ィスク種別を標示するディスク種別標示部を有してなる
ものである。
【0016】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジにおいて
は、記録ディスクを回転可能に収納したカートリッジ
は、側面部の少なくとも一箇所に上記記録ディスクのデ
ィスク種別を標示するディスク種別標示部を有している
ので、このカートリッジの側方側にディスク種別検出機
構を配設することによって、このカートリッジがこのカ
ートリッジの主面部に直交する方向に移動されなくと
も、上記記録ディスクのディスク種別を検出することが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。本発明に係るディスクカートリッジ
1は、図1乃至図5に示すように、記録ディスクとなる
ディスク2をカートリッジ8に回転可能に収納して構成
されている。上記ディスク2は、光ディスクまたは光磁
気ディスクであって、合成樹脂等の透明材料からなるデ
ィスク基板と、このディスク基板の一方の主面部に被着
形成された金属材料または磁性材料からなる信号記録層
とを有して、円盤状に構成されている。このディスク2
は、他方の主面部が信号記録面となされている。
【0018】そして、このディスク2の中央部には、ハ
ブ取付け孔が設けられている。このハブ取付け孔には、
後述するようにこのディスク2が記録及び/又は再生装
置のディスクテーブル104に保持されるための、被チ
ャッキング部となるディスクハブ6が取付けられてい
る。このディスクハブ6は、金属等の磁性材料により略
々円盤状に形成され、上記ディスク2に対し略々同心状
となされて、該ディスク2に接着や熔着等の手段により
取付けられている。このディスクハブ6の中心部には、
上記信号記録層上に略々同心円状となされて螺旋状に形
成される記録トラックの曲率中心に中心を一致させたセ
ンターホール7が穿設されている。
【0019】上記カートリッジ8は、対をなす上下ハー
フ8a,8bが互いに突き合わせ結合されることによ
り、上記ディスク2を収納し得る薄い筺体状に構成され
ている。このカートリッジ8の上側の主面部には、図3
に示すように、上記ディスク2の一方の主面部を、内外
周に亘って外方側に臨ませる上側記録再生用開口部4が
設けられている。また、このカートリッジ8の下側の主
面部には、上記ディスク2の他方の主面部を、内外周に
亘って外方側に臨ませる下側記録再生用開口部10が設
けられている。この下側記録再生用開口部10は、上記
上側記録再生用開口部4に相対向する位置に、該上側記
録再生用開口部4と略々同一の大きさを有して形成され
ている。
【0020】また、上記カートリッジ8の下方の主面部
の中央部には、上記ディスクハブ6を外方に臨ませるた
めのチャッキング用開口部9が設けられている。そし
て、このチャッキング用開口部9の周囲部には、後述す
るように、上記記録及び/又は再生装置のカートリッジ
位置決め部材167の当接突起168が当接するため
の、位置決め基準面部5が形成されている。この位置決
め基準面部5は、上記チャッキング用開口部9の周囲部
に形成された段差状の凹部の底面部として形成されてい
る。
【0021】そして、上記カートリッジ8の一方側の側
面部には、ディスク種別標示部が設けられている。ディ
スク種別とは、情報信号の書込み及び読出しが可能であ
る記録ディスク、情報信号の読出しのみが可能である記
録ディスク、情報信号の書込み及び読出しが可能に構成
されているが新たな情報信号の書込みが禁止されている
記録ディスク、あるいは、情報信号の書込み及び読出し
が可能に構成されているが既に書込まれた情報信号の消
去が禁止されている記録ディスク等の種別である。
【0022】上記ディスク種別標示部は、上記カートリ
ッジ8の一方側の側面部のやや前方側寄りに設けられ、
ディスク種別標示部材18と標示部材支持溝19とを有
して構成されている。上記標示部材支持溝19は、上記
カートリッジ8の側面部に、このカートリッジ8の側縁
部に沿う方向に形成されている。上記ディスク標示部材
18は、上記標示部材支持溝19内に嵌入されて配設さ
れ、図2中矢印Tで示すように、この標示部材支持溝1
9に沿って、該標示部材支持溝19内においてスライド
可能に支持されている。
【0023】また、上記カートリッジ8の主面部の一方
側には、上記標示部材支持溝19内に連通された表示窓
部20が穿設されている。この表示窓部20は、上記デ
ィスク種別表示部材18の大きさに略々対応した大きさ
の透孔として形成されている。なお、この表示窓部20
は、上記カートリッジ8の上側の主面部または下側の主
面部のいずれか一方のみに設けてもよく、上下両主面部
に設けてもよい。上記ディスク種別標示部材18は、こ
の表示窓部20を介して、上記カートリッジ8の主面部
側より、上記表示部材支持溝19内における位置を視認
され得るようになされている。
【0024】上記ディスク種別表示部材18は、上記表
示部材支持溝19内において、少なくとも第1乃至第3
の3つの位置に位置決めされる。上記ディスク種別表示
部材18が上記第1の位置であることは、上記ディスク
2が、情報信号の書込み及び読出しが可能である記録デ
ィスクであることを標示する。上記ディスク種別表示部
材18が上記第2の位置であることは、上記ディスク2
が、情報信号の書込み及び読出しが可能に構成されてい
るが新たな情報信号の書込み及び既に書込まれた情報信
号の消去が禁止されている記録ディスクであることを標
示する。上記ディスク種別表示部材18が上記第3の位
置であることは、上記ディスク2が、情報信号の読出し
のみが可能である記録ディスクであることを標示する。
【0025】そして、上記カートリッジ8には、シャッ
タ部材3が取付けられている。このシャッタ部材3は、
合成樹脂や金属板等により、射出成型や屈曲形成等の手
段により、上記カートリッジ8の前縁側部分の上下両主
面部を挟持するような、コ字状部材として形成されてい
る。すなわち、このシャッタ部材3は、上記カートリッ
ジの上側主面部に添わされる上側シャッタ板部3aと、
この上側シャッタ板部に平行に相対向される下側シャッ
タ板部3bと、これら各シャッタ板部の基端側同士を連
結させる連結板部3cとを有して、一体的に構成されて
いる。そして、このシャッタ部材3は、上記連結板部3
cを上記カートリッジ8の前端面部に添わせるととも
に、この連結板部3cを該前端面部に沿って摺動可能に
該カートリッジ8に支持されている。上記各シャッタ板
部3a,3bには、上記連結板部3cの上記カートリッ
ジ8に対する摺動可能方向の一方側に寄った位置に、そ
れぞれ開口部12,11が形成されている。
【0026】上記シャッタ部材3は、図1に示すよう
に、上記カートリッジ8に対する一方側位置となされて
いるときには、上記各シャッタ板部3a,3bの他方側
部分を上記各記録再生用開口部4,10に対応させてこ
れら記録再生用開口部4,10を閉蓋している。
【0027】そして、上記シャッタ部材3は、図2及び
図4に示すように、図2及び図4中矢印Sで示すよう
に、上記カートリッジ8に対する他方側位置にスライド
されると、上記各開口部12,11を上記各記録再生用
開口部4,10に対応させ、これら記録再生用開口部
4,10を開蓋する。
【0028】なお、上記シャッタ部材3は、上記カート
リッジ8内に設けられた図示しない付勢バネによって、
上記各記録再生用開口部4,10を閉蓋する一方側方向
に弾性付勢されている。
【0029】上記カートリッジ8の前端面部であって、
上記各記録再生用開口部4,10が閉蓋されているとき
に上記連結板部3cの一方側となる位置は、シャッタ開
放ピン嵌入部13となされている。
【0030】そして、上記連結板部3cは、上記各シャ
ッタ板部3a,3bの開口部12,11に対応する両側
側部分が、他の部分よりも幅狭となされており、上記デ
ィスク2の厚みよりも小さい幅となされている。すなわ
ち、上記各シャッタ板部3a,3bの開口部12,11
は、上記連結板部3cに掛かるようにして形成されてい
る。また、上記カートリッジ8の上記ディスク2の側縁
部に対向する部分であって上記各記録再生用開口部4,
10に対応する部分、すなわち、上記各記録再生用開口
部4,10が開蓋されたときに上記各開口部12,11
を介して外方に臨む上記カートリッジ8の前縁部分16
は、上記ディスク2の厚みよりも薄くなされている。
【0031】さらに、上記カートリッジ8の他方側の側
縁部には、被係止凹部17が設けられている。この被係
止凹部17は、上記下ハーフ8bの主面部、すなわち、
上記カートリッジ8の底面部側に開放された凹部とし
て、上記カートリッジ8の他方側の側縁部の略々中央位
置に設けられている。
【0032】そして、本発明に係るディスクカートリッ
ジを用いて情報信号の記録及び/又は再生を行う記録及
び/又は再生装置は、図5及び図6に示すように、底面
部がシャーシ102となされた筺体101を有して構成
される。この筺体101は、前面側が開放されて形成さ
れている。この筺体101の開放された前面側は、フロ
ントパネル124により閉蓋されている。このフロント
パネル124には、上記ディスクカートリッジ1が挿入
され得るようになされた、スリット状のディスクカート
リッジ挿入孔125が形成されている。このディスクカ
ートリッジ挿入孔125は、挿入孔蓋体126により、
開閉可能となされている。この挿入孔蓋体126は、上
記ディスクカートリッジ挿入孔125に対応する細長矩
形の板状に形成され、長手方向に沿って取付けられた回
動軸127の両端側部分を上記ディスクカートリッジ挿
入孔125の内方部において回動可能に支持されてい
る。この挿入孔蓋体126は、上記回動軸127を中心
に回動されることにより、上記ディスクカートリッジ挿
入孔125を開閉する。
【0033】上記筺体101の底板部であるシャーシ1
02上には、回転駆動手段、光ヘッド手段及び磁界発生
手段等を有して構成される信号記録再生部が構成されて
いる。
【0034】すなわち、上記シャーシ102上には、上
記ディスクカートリッジ1のディスク2を回転操作する
ための回転駆動手段を構成するスピンドルモータ103
が配設されている。このスピンドルモータ103は、ロ
ーディング手段を構成する昇降ブロック106に取付け
られている。この昇降ブロック106は、略々円環形状
に形成されており、中央孔部109に上記スピンドルモ
ータ103を嵌入させて、該スピンドルモータ103を
支持している。そして、この昇降ブロック106は、滑
り軸受けが設けられた複数のシャフト挿通孔108,1
08,108を有しており、このシャフト挿通孔10
8,108,108に上記シャーシ102に植立された
複数のモータガイドシャフト107,107,107を
挿通させることにより、図10中矢印M及び矢印Nで示
すように、これらモータガイドシャフト107,10
7,107に沿って、上記シャーシ102に対する接離
方向に移動可能に支持されている。すなわち、上記スピ
ンドルモータ103は、上記シャーシ102に対する接
離方向に移動可能となされている。このスピンドルモー
タ103は、駆動軸と一体のスピンドル軸105を上記
シャーシ102に対して略々垂直となして支持されてい
る。このスピンドル軸105は、先端側を上記シャーシ
102の上方側に向けている。
【0035】そして、上記スピンドルモータ103の駆
動軸には、上記スピンドル軸105の先端側の周囲部を
囲むようにして、ディスクテーブル104が取付けられ
ている。このディスクテーブル104は、上記ディスク
2に取付けられた上記ディスクハブ6が載置されるよう
に、該ディスクハブ6と略々同一径を有する円盤上に形
成されている。そして、上記スピンドル軸105と上記
ディスクテーブル104の周囲部分との間には、該ディ
スクテーブル104に一体的に、円環状のマグネットが
取付けられている。このマグネットは、上記ディスクテ
ーブル104上に載置されたディスク2のディスクハブ
6を吸引するためのものである。
【0036】また、上記昇降ブロック106の上面部に
は、上記ディスクテーブル104の周囲側となるよう
に、略々円環状のカートリッジ位置決め部材167が取
付けられている。このカートリッジ位置決め部材167
は、上面部に少なくとも3個の当接突起168が突出形
成されている。これら当接突起168の突端部により決
定される平面は、上記ディスクテーブル104の上記デ
ィスクハブ6が載置される面よりも上記シャーシ102
側であって、また、該ディスクテーブル104の上記デ
ィスクハブ6が載置される面に平行となされている。
【0037】そして、上記シャーシ102上には、上記
スピンドルモータ103の前方側位置に、上記昇降ブロ
ック106を上記ディスクテーブル104等とともに上
記シャーシ102に対する接離操作、すなわち昇降操作
するための昇降モータ111が配設されている。この昇
降モータ111は、上記シャーシ102に取付けられた
支持部材に支持されて、駆動軸を上記シャーシ102に
平行となし、また、この駆動軸の一端部を上記昇降ブロ
ック106に向けて配設されている。この昇降モータ1
11の駆動軸の一端側には、外周縁部がカム部となされ
たカム板115が取付けられている。このカム板115
のカム部には、上記昇降ブロック106の側部に植立さ
れた係合ピン106aが載置係合されている。この昇降
ブロック106は、上記昇降モータ111により上記カ
ム板115が回転されると、このカム板115により、
昇降操作される。上記昇降モータ111は、いわゆるス
テッピングモータであって、回転角度位置の正確な制御
が可能となされて構成されている。
【0038】上記昇降ブロック106は、この昇降ブロ
ック106と上記シャーシ102との間に張架された引
っ張りバネ110により、上記シャーシ102に近接す
る方向に弾性付勢されており、上記係合ピン106aを
上記カム板115に対し圧接させて該カム板115に当
接係合させている。
【0039】上記昇降モータ111は、上記駆動軸の他
端部を、上記前面パネル部124に穿設された駆動軸操
作孔113を介して、外方に臨ませている。この駆動軸
操作孔113は、図6に示すように、マニュアルイジェ
クト工具201を上記筺体101内に挿入して上記昇降
モータ111の駆動軸を手動操作により回転させるため
のものである。
【0040】そして、上記シャーシ102上には、上記
スピンドルモータ103の後方側位置に、光学ブロック
部118及び対物レンズ駆動装置部117からなる 光
ヘッド手段である光学ピックアップ装置が配設されてい
る。この光学ピックアップ装置は、上記ディスクテーブ
ル104上に載置装着されたディスク2に対し、情報信
号の書込み及び読出し用の光ビームを照射するためのも
のである。
【0041】上記光学ブロック部18は、図7に示すよ
うに、鏡筒となるブロック内に、光源となるレーザダイ
オード150及びこのレーザダイオード150より発せ
られる光ビームを導く複数の光学デバイスを収納配設し
て構成されている。すなわち、この光学ブロック部11
8内において、上記レーザダイオード150より発せら
れた発散光ビームは、コリメータレンズ151に入射さ
れ、このコリメータレンズ151により平行光ビームと
なされる。このコリメータレンズ151を透過した平行
光ビームは、ビームスプリッタプリズム152を介し
て、ガルバノミラー153に入射される。このガルバノ
ミラー153は、後述する制御手段により制御され、入
射される平行光ビームを、所定の制御信号に基づいて偏
向させて反射する。このガルバノミラー153により反
射された平行光ビームは、この光学ブロック部118よ
り射出され、上記対物レンズ駆動装置部117に入射さ
れる。
【0042】そして、上記対物レンズ駆動装置部117
は、フレームを有し、このフレーム内に一対のガイドシ
ャフト163,164を備えて構成される。これらガイ
ドシャフト163,164は、上記フレームにより、互
いに平行となされるとともに、上記シャーシ102に対
して平行となされて支持されている。これらガイドシャ
フト163,164間には、レンズボビンブロック16
0が配設されている。このレンズボビンブロック160
は、上記各ガイドシャフト163,164に沿って、上
記シャーシ102に沿う方向に、移動操作可能となされ
ている。すなわち、このレンズボビンブロック160の
上記各ガイドシャフト163,164に臨む側である両
側部には、それぞれ3個のガイドローラ161,16
1,161、162,162,162が設けられてい
る。上記レンズボビンブロック160の一側側のガイド
ローラ161,161,161は、少なくとも一が該レ
ンズボビンブロック160より斜め上方45°方向に突
設された支軸に支持され、他は該レンズボビンブロック
160より斜め下方45°方向に突設された支軸に支持
されている。そして、これらガイドローラ161,16
1,161は、上記ガイドシャフト163を挟持するよ
うにして、該ガイドシャフト163上を転動可能となさ
れている。また、上記レンズボビンブロック160の他
側側のガイドローラ162,162,162は、上記一
側側のガイドローラ163,163,163と同様に、
少なくとも一が該レンズボビンブロック160より斜め
上方45°方向に突設された支軸に支持され、他は該レ
ンズボビンブロック160より斜め下方45°方向に突
設された支軸に支持されている。そして、これらガイド
ローラ162,162,162は、上記ガイドシャフト
164を挟持するようにして、該ガイドシャフト164
上を転動可能となされている。
【0043】そして、このレンズボビンブロック160
の移動可能方向、すなわち、上記各ガイドシャフト16
3,164の軸方向は、図5及び図7中矢印Lで示すよ
うに、上記スピンドルモータ103に対する接離方向と
なっている。また、上記レンズボビンブロック160
は、上記対物レンズ駆動装置部117のフレーム内に配
設された送りモータ165により、上記各ガイドシャフ
ト163,164に沿って移動操作される。上記送りモ
ータ165は、いわゆるリニアモータから構成されてい
る。
【0044】上記レンズボビンブロック160の上面部
には、対物レンズ155が設けられている。この対物レ
ンズ155は、上記レンズボビンブロック160に対し
て固定して取付けられている。また、このレンズボビン
ブロック160内には、上記光学ブロック部118より
入射された平行光ビームを反射させて上記対物レンズ1
55に入射させる反射ミラー154が配設されている。
すなわち、上記光学ブロック部118よりこの対物レン
ズ駆動装置部117に入射された平行光ビームは、上記
反射ミラー154を介して上記対物レンズ155に入射
されることにより、集束光ビームとなされるとともに、
上記スピンドル軸105に平行に、上記シャーシ102
より離間する方向である上方側に射出される。
【0045】上記対物レンズ155より射出されて上記
ディスクテーブル104上のディスク2により反射され
た光ビームは、再び上記対物レンズ155に入射して平
行光ビームとなされて、上記反射ミラー154に至る。
この反射ミラー154は、上記対物レンズ155に再入
射してこの反射ミラー154に至った光ビームを反射
し、上記光学ブロック部118の側に戻す。上記光学ブ
ロック部118内には、この光学ブロック部118に戻
った光ビームを検出する光検出器等が内蔵されている。
すなわち、上記対物レンズ駆動装置部117より上記光
学ブロック部118に戻された光ビームは、上記ガルバ
ノミラー153を介して、上記ビームスプリッタプリズ
ム152に戻る。ここで、このビームスプリッタプリズ
ム152は、上記ガルバノミラー153より戻った光ビ
ームを、上記コリメータレンズ151の側に戻さずに、
ウォラストン・プリズム156に入射させる。このウォ
ラストン・プリズム156は、方解石や水晶等の光学異
方性を有する材料により形成された2個の直角プリズム
が、互いに光学軸を直交させる方向となされて接合され
て構成されている。このウォラストン・プリズム156
に入射された光ビームは、互いに直交する振動面を有す
る二の直線偏光に分離される。そして、このウォラスト
ン・プリズム156を透過した光ビームは、集光レンズ
157及びマルチレンズ158を透過して、光検出器で
あるフォト・ダイオード159により受光される。上記
集光レンズ157は、凸レンズである。上記マルチレン
ズ158は、一の面が凹面となされ、他の面がシリンド
リカル面(円筒面)となされたレンズである。
【0046】上記フォト・ダイオード159より出力さ
れる光検出出力に基づいて、上記対物レンズ155によ
り集束された光ビームの集光点と上記ディスク2の信号
記録面との上記対物レンズ155の光軸方向のずれ量を
示すフォーカス・エラー信号、上記集光点と上記信号記
録面上に形成される記録トラックとの上記対物レンズ1
55の光軸に直交する方向のずれ量を示すトラッキング
・エラー信号、及び、上記記録トラックに書込まれてい
る情報信号を読出した読出し信号等を得ることができ
る。
【0047】そして、上記レンズボビンブロック160
には、図5及び図8に示すように、磁気ヘッド支持アー
ム119を介して、磁界発生手段となる磁気ヘッド装置
166が取付けられている。この磁気ヘッド装置166
は、上記ディスク2に情報信号の書込み用の外部磁界を
印加するためのものである。上記磁気ヘッド支持アーム
119は、上記レンズボビンブロック160に基端側を
支持され、中途部を屈曲されて先端側を上記対物レンズ
155に対向させている。上記磁気ヘッド装置166
は、上記磁気ヘッド支持アーム119の先端側に取付け
られて、上記対物レンズ155に対向している。これら
磁気ヘッド装置166と上記対物レンズ155とは、上
記ディスク2の厚みと上記対物レンズ155のワーキン
グディスタンスとを加えた長さに等しい間隔を隔てて相
対向している。なお、上記対物レンズ155のワーキン
グディスタンスとは、該対物レンズ155の先端部より
この対物レンズ155の焦点までの距離である。
【0048】そして、上記外筺体101内には、上記シ
ャーシ102の上方側となるように、カートリッジホル
ダ128が配設されている。このカートリッジホルダ1
28は、金属板を屈曲形成する等の手段により、両側側
に一対のホルダ部129,130を有する略々平板状に
形成されている。上記一対のホルダ部129,130
は、このカートリッジホルダ128の両側側部分が上記
シャーシ102側に屈曲され、さらに、これら両側側部
分の側縁部近傍が上記シャーシ102に平行となるよう
に屈曲されることによって、断面鉤状となされて形成さ
れている。このカートリッジホルダ128は、両側部を
上記外筺体101の内壁部に支持され、上記シャーシ1
02に対して平行となされて配設されている。
【0049】上記カートリッジホルダ128は、上記各
ホルダ部129,130間に、上記ディスクカートリッ
ジ1が前方側より挿入操作可能となるように形成されて
いる。そして、上記各ホルダ部129,130間に挿入
操作されたディスクカートリッジ1は、これらホルダ部
129,130により両側側を支持されて保持される。
そして、このカートリッジホルダ128は、前方部を上
記ディスクカートリッジ挿入孔125の後方側に位置さ
せるように、配設されている。すなわち、上記ディスク
カートリッジ挿入孔125より挿入されたディスクカー
トリッジ1は、上記カートリッジホルダ128の上記各
ホルダ部129,130間に挿入される。
【0050】そして、上記カートリッジホルダ128の
上面部には、上記各ホルダ部129,130間に挿入操
作されたディスクカートリッジ1のカートリッジ8の四
隅部に対応する位置に、カートリッジ押圧バネ部13
1,132,133,134が設けられている。これら
カートリッジ押圧バネ部131,132,133,13
4は、上記カートリッジホルダ128の上面部にコ字状
の切り欠き部が形成され、この切り欠き部の内方部が上
記シャーシ102側に膨出するように屈曲されることに
より形成されている。これらカートリッジ押圧バネ部1
31,132,133,134は、上記各ホルダ部12
9,130間に挿入操作されたディスクカートリッジ1
を、上記シャーシ102側に押圧操作する。
【0051】上記カートリッジホルダ28内には、一側
側の前方側位置に、ディスク種別検出機構となるディス
ク種別検出スイッチ121が配設されている。このディ
スク種別検出スイッチ121は、複数の検出ピン12
2,123を有し、これら検出ピン122,123が押
圧されたか否かを電気信号として出力するように構成さ
れている。このディスク種別検出スイッチ121は、上
記カートリッジホルダ28に上記ディスクカートリッジ
1が挿入操作されるときに、上記ディスク種別標示部材
18の移動軌跡上に上記各検出ピン122,123を位
置させるように配設されている。
【0052】また、上記カートリッジホルダ128の上
面部には、図5、図11及び図12に示すように、上記
ディスクカートリッジ1のシャッタ部材3を開蓋操作す
るためのシャッタ開放用回動レバー137が取付けられ
ている。このシャッタ開放用回動レバー137は、基端
側を、上記カートリッジホルダ128の前方側の略々中
央部分により、支軸138を介して回動可能に支持され
ている。このシャッタ開放用回動レバー137は、先端
側を、上記カートリッジホルダ128の一側側方向に向
けている。
【0053】そして、上記シャッタ開放用回動レバー1
37には、シャッタ開放スライダ143がスライド可能
に取付けられている。このシャッタ開放スライダ143
は、略々細長板状に形成され、長手方向に沿ったスライ
ドガイドスリット143aを有している。このシャッタ
開放スライダ143は、上記シャッタ開放用回動レバー
143上に植立された一対のガイドピン142,142
を、上記スライドガイドスリット143bに挿通させ
て、これらガイドピン142,142の配列方向にスラ
イド可能に支持されている。
【0054】上記シャッタ開放スライダ143の先端側
には、シャッタ開放ピン141が、上記シャーシ102
側に向けて垂下されるようにして植立されている。この
シャッタ開放ピン141は、上記カートリッジホルダ1
28の上面部に設けられたガイドスリット136に挿通
され、このガイドスリット136を介して、上記各ホル
ダ部129,130間に進入している。このガイドスリ
ット136は、上記カートリッジホルダ128の前方側
部分より該カートリッジホルダ128の中央部分に亘る
部分が、上記支軸138を中心とする円弧状部分となさ
れ、該カートリッジホルダ128の中央部分より該カー
トリッジホルダ128の後方側部分に亘る部分が、前後
方向に亘る直線状部分となされて、形成されている。
【0055】上記シャッタ開放ピン141は、上記シャ
ッタ開放用回動レバー137が回動することにより、上
記ガイドスリット136の円弧状部分内を移動する。ま
た、上記シャッタ開放ピン141は、上記シャッタ開放
用回動レバー137の回動により上記カートリッジホル
ダ128の中央部分となされているときに、上記シャッ
タ開放スライダ143が上記シャッタ開放用回動レバー
137に対しスライドすることにより、上記ガイドスリ
ット136の直線状部分内を移動する。
【0056】そして、上記シャッタ開放用回動レバー1
37は、上記支軸138にコイル部を支持された付勢手
段となる捩じりコイルバネ139により、図12中矢印
Aで示す上記シャッタ開放ピン141を前方側となす方
向に回動付勢されている。この捩じりコイルバネ139
は、一方のアーム部を上記シャッタ開放用回動レバー1
37の係止部137aに係止させ、他方のアーム部を上
記カートリッジホルダ128に設けられた係止爪140
に係止させている。また、上記シャッタ開放スライダ1
43は、引っ張りコイルバネ143aにより、図12中
矢印Bで示す上記シャッタ開放ピン141を上記支軸1
38に接近させる方向に弾性付勢されている。この引っ
張りコイルバネ143aは、一端側を上記シャッタ開放
スライダ143の基端側の係止部143cに係止させ、
他端側を上記シャッタ開放用回動レバー137に設けら
れた係止爪137bに係止されている。
【0057】上記シャッタ開放ピン141は、上記カー
トリッジホルダ128に上記ディスクカートリッジ1が
挿入されない初期状態においては、上記ガイドスリット
136の前方側の端部に当接された初期位置に位置決め
されている。
【0058】そして、この記録及び/又は再生装置は、
図示しない制御装置を有している。この制御装置は、入
力される種々の信号に基づいて、上記スピンドルモータ
103、上記光学ピックアップ装置及び上記磁気ヘッド
装置166等の動作を制御するように、所定の電子回路
を有して構成されている。この制御装置には、この記録
及び/又は再生装置の外部より手動等により操作される
入力装置を介して入力される操作信号、上記光学ピック
アップ装置より出力される信号、上記スピンドルモータ
103及び上記昇降モータ111の回転速度や回転角度
位置を検出した検出信号、上記ディスク種別検出スイッ
チ121の出力信号、上記ディスクカートリッジ1の上
記カートリッジホルダ128への挿入操作の完了を検出
した信号等が送られる。この記録及び/又は再生装置に
おいて、上記光学ピックアップ装置における上記ガルバ
ノミラー153を駆動することによるトラッキングサー
ボ動作、上記昇降モータ111を駆動制御することによ
るフォーカスサーボ動作、及び、上記スピンドルモータ
103の回転速度を所定速度に保つスピンドルサーボ動
作等は、上記制御装置による制御に基づいて行われる。
【0059】上述のように構成された記録及び/又は再
生装置に、本発明に係るディスクカートリッジ1を装着
操作するには、まず、このディスクカートリッジ1を、
上記ディスクカートリッジ挿入孔125より挿入操作
し、上記各ホルダ部129,130間に保持させる。こ
のとき、上記ディスクカートリッジ1は、図2、図5及
び図8中矢印Jで示すように、上記シャッタ部材3を前
方側となして挿入操作する。
【0060】すると、図12に示すように、上記シャッ
タ開放ピン141の下端側部分が、上記カートリッジ8
の前端面部であって上記シャッタ部材3の連結板部3c
の一端部近傍、すなわち、上記シャッタ開放ピン嵌入部
13に当接する。そして、上記ディスクカートリッジ1
をさらに上記各ホルダ部129,130間の内方側に挿
入操作すると、上記シャッタ開放ピン141は、上記カ
ートリッジ8によって押圧され、上記シャッタ開放用回
動レバー137を上記捩じりコイルバネ39の付勢力に
抗して回動させながら、図13中矢印Cで示すように、
上記ガイドスリット136の円弧状部分に沿って後方側
に移動する。
【0061】そして、上記シャッタ開放ピン141は、
図13に示すように、上記カートリッジホルダ128の
略々中央部分まで移動されたとき、下端側部分によって
上記シャッタ部材3の連結板部3cを押圧し、該シャッ
タ部材3をして上記各記録再生用開口部4,10を開蓋
させている。上記シャッタ部材3が上記各記録再生用開
口部4,10を開蓋させると、上記シャッタ部材3の連
結板部3cの一方側部分が上記カートリッジ8の前側部
の略々中央部に位置するようになる。すると、上記カー
トリッジ8の前縁部分16は、図2、図4、図5及び図
8に示すように、上記各シャッタ板部3a,3cの開口
部12,11を介して外方に臨む状態となる。
【0062】また、このとき、上記ディスク種別検出ス
イッチ121は、上記各検出ピン122,123が上記
カートリッジ8の一方側の側面部及び上記ディスク種別
標示部材18により押圧された状態に応じた電気信号を
出力する。この電気信号は、上記ディスク種別標示部材
18と上記カートリッジ8の前端縁との距離、あるい
は、上記ディスク種別標示部材18と上記標示部材支持
溝19の後端縁との距離を示している。上記制御装置
は、上記ディスク種別検出スイッチ121の出力する電
気信号を送られ、この電気信号に基づいて、上記ディス
ク種別標示部材18が上記第1乃至第3の位置のうちの
いずれの位置に存するかを判別する。上記ディスク種別
標示部材18の位置が判別されることにより、上記ディ
スク2のディスク種別が判別される。
【0063】さらに後方側に向けて挿入操作される上記
ディスクカートリッジ1は、上記各カートリッジ押圧バ
ネ部131,132,133,134により、上記各ホ
ルダ部129,130間で上記シャーシ102側に押圧
支持された状態で、後方側に移動操作される。すると、
上記ディスクカートリッジ1は、まず、上記連結板部3
cの幅狭部を上記対物レンズ155と上記磁気ヘッド装
置166との間を通過させ、次いで、上記カートリッジ
8の前縁部分16を該対物レンズ155と上記磁気ヘッ
ド装置166との間を通過させ、そして、図9に示すよ
うに、上記ディスク2を該対物レンズ155と上記磁気
ヘッド装置166との間に挿入させる。このとき、上記
対物レンズ155と上記磁気ヘッド装置166との間の
間隔が上記ディスク2の厚みよりも広くなされているた
め、このディスク2は、上記対物レンズ155または上
記磁気ヘッド装置166に当接することなく、これら対
物レンズ155及び磁気ヘッド装置166の間に挿入さ
れる。
【0064】また、このとき、上記シャッタ開放ピン1
41が上記カートリッジ8に押圧されることにより、上
記シャッタ開放スライダ143は、図14に示すよう
に、上記引っ張りコイルバネ143aの付勢力に抗し
て、上記シャッタ開放用回動レバー137に対してスラ
イドされる。上記シャッタ開放ピン141は、図14中
矢印Dで示すように、上記ガイドスリット136の直線
状部分内を、後方側、すなわち、上記支軸138より離
間する方向に移動される。
【0065】なお、このとき、上記昇降ブロック106
は、上記引っ張りコイルバネ110により上記シャーシ
102側に移動付勢されて、初期位置に位置決めされて
いる。
【0066】そして、上記ディスクカートリッジ1が所
定の挿入完了位置まで挿入操作されると、図9に示すよ
うに、上記ディスクテーブル104と上記ディスクハブ
6とが略々同軸状となされて相対向する状態となる。こ
のとき、上記ディスクカートリッジ1が上記挿入完了位
置まで装着されたことが、図示しない検出装置により検
出され、この検出を示す検出信号が上記制御装置に送ら
れる。
【0067】なお、上記検出装置は、例えばいわゆるフ
ォトカプラ等を有してなるものであって、上記ディスク
カートリッジ1の挿入操作の完了を、光学的、あるい
は、その他種々の手段により検出するように構成されて
いる。
【0068】上記検出装置より上記検出信号を送られた
上記制御装置は、上記昇降モータ111を駆動させる。
この昇降モータ111の駆動により、上記カム板115
が回転操作され、図10中矢印Nでに示すように、上記
昇降ブロック106が、上記シャーシ102より離間す
る上方側に移動操作される。すなわち、上記スピンドル
モータ103は、上記ディスクカートリッジ101が上
記カートリッジホルダ128に所定位置まで挿入操作さ
れると、上記ディスク2より離間した非回転駆動位置か
ら、この非回転駆動位置よりも上記ディスク2の側であ
る回転駆動位置まで、上記昇降モータ111により移動
操作される。そして、上記昇降ブロック106が上記回
転駆動位置まで上昇操作されると、図10に示すよう
に、上記ディスク2のディスクハブ6が上記ディスクテ
ーブル104上に載置されるとともに、上記カートリッ
ジ8が上記カートリッジ位置決め部材167上に載置さ
れる。このとき、上記スピンドル軸105の先端側は、
上記センターホール7に嵌入されている。また、このと
き、上記カートリッジ8は、上記チャッキング用開口部
9の周囲部である位置決め基準面部5を上記カートリッ
ジ位置決め部材167の各当接突起168,168,1
68に当接させて、位置決めされている。
【0069】上記カートリッジ8は、このように上記カ
ートリッジ位置決め部材167上に載置されることによ
り、上記各カートリッジ押圧バネ部131,132,1
33,134の付勢力に抗して、上記各ホルダ部12
9,130間を上記シャーシ102より離間する方向に
移動される。また、上記ディスク2は、このように上記
ディスクテーブル104上に上記ディスクハブ6を載置
させることにより、上記カートリッジ8の内壁部より離
間される。上記ディスク2は、上記ディスクテーブル1
04の上面部と上記カートリッジ位置決め部材167の
各当接突起168,168,168の突端部との距離が
常に一定であるため、上記カートリッジ8内において、
このカートリッジ8に対する一定の位置に保持される。
また、上記ディスクハブ6は、上記ディスクテーブル1
04上に設けられたマグネットによる吸引力によって、
上記ディスクテーブル104に対して圧接して保持され
る。
【0070】この状態において、上記スピンドルモータ
103が駆動されると、上記ディスク2は、上記ディス
クテーブル104とともに、回転操作される。このディ
スク2は、上記スピンドルモータ103により、所定の
角速度となされて回転操作される。また、上記光学ブロ
ック部118及び上記レンズボビンブロック部117か
らなる光学ピックアップ装置と、上記磁気ヘッド装置1
66とは、上記スピンドルモータ103により回転操作
されるディスク2に対して、磁界を印加するとともに光
ビームを照射することにより情報信号の書込みを行い、
また、光ビームを照射することにより既に書込まれた情
報信号の読出しを行う。
【0071】このとき、上記制御装置は、上記ディスク
種別検出スイッチ121より送られた信号に基づいて判
別した上記ディスク2のディスク種別に応じて、上記光
学ピックアップ装置、上記時期ヘッド装置166及び上
記スピンドルモータ103等の動作を制御する。
【0072】そして、この記録及び/又は再生装置にお
いては、上記昇降ブロックが、図10中矢印Mで示すよ
うに上記シャーシ102側に降下操作されると、上記デ
ィスクカートリッジ101は、図8中矢印Oで示すよう
に、上記引っ張りコイルバネ143aの付勢力により、
上記カートリッジホルダ128の前方側に排出操作され
る。また、上記ディスクカートリッジ1が、図13に示
す上記カートリッジホルダ128の中央部分よりも前方
側に排出されるときには、上記シャッタ開放用回動レバ
ー137が上記捩じりコイルバネ139により初期位置
に復帰し、上記シャッタ部材3は、図12に示すよう
に、上記各開口部4,10を閉蓋する。
【0073】なお、上記ディスクカートリッジ1におい
て、上記ディスク2が情報信号の読出しのみが可能に構
成された記録ディスクである場合であって、上記ディス
ク種別標示部材18を上記第3の位置となす場合には、
このディスク種別標示部材18は、上記カートリッジ8
に一体的に形成されたものとしてもよい。
【0074】ところで、この記録及び/又は再生装置に
おいては、上記カム板115のカム部は、上述のように
上記ディスク2を上記ディスクテーブル104に保持さ
せる操作をなす部分と、この保持操作が完了した後に上
記ディスクカートリッジ1の高さ位置を調整する部分と
を有している。このカム板115は、上記保持操作をな
す部分のカム形状が上記昇降ブロック106を所定の高
さまで急峻に移動させるような形状となされ、上記ディ
スクカートリッジ1の高さ位置を調整する部分のカム形
状が上記昇降ブロック106を微小な距離内において移
動させるような形状となされている。
【0075】上記昇降モータ111は、上記ディスクテ
ーブル104が上記ディスク2を保持した状態におい
て、上記昇降ブロック106に対して、例えば1μm単
位の微小な移動量について、正確な昇降操作をなすこと
が可能となされている。そのため、この記録及び/又は
再生装置においては、上記ディスクテーブル104が上
記ディスク2を保持した状態において、上記昇降モータ
111により上記昇降ブロック106を微小量昇降操作
することによって、上記ディスク2が常に上記対物レン
ズ155に対する所定位置となるように調整することが
できる。
【0076】すなわち、この記録及び/又は再生装置に
おいては、上記光学ピックアップ装置より得られるいわ
ゆるフォーカスエラー信号に基づいて上記昇降モータ1
11を駆動制御することにより、上記ディスク2の信号
記録面を常に上記対物レンズ155により形成される上
記光ビームの焦点上となす、いわゆるフォーカスサーボ
動作を行うことができる。したがって、この記録及び/
又は再生装置を構成する光学ピックアップ装置において
は、上記対物レンズ155を光軸方向に移動操作するい
わゆる対物レンズ駆動装置、すなわち、アクチュエータ
を設ける必要がない。
【0077】また、上述した記録及び/又は再生装置に
おける光学ピックアップ装置においては、上記ディスク
2の回転に伴う該ディスク2の偏心による上記記録トラ
ックの該ディスク2の径方向への周期的移動に上記対物
レンズ155より射出される光ビームを追従させるいわ
ゆるトラッキングサーボは、上記対物レンズ155に入
射される光ビームを、上記ガルバノミラー153によっ
て偏向させることによって行っている。しかしながら、
このトラッキングサーボは、上記レンズボビンブロック
160の上記ピックアップガイドシャフト163,16
4に沿った移動により、または、上記対物レンズ155
のみを、いわゆる対物レンズ駆動装置を介して支持する
ことにより、上記レンズボビンブロック160に対し
て、上記ディスク2の径方向に移動操作することによっ
ても行うことができる。
【0078】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクカ
ートリッジにおいては、記録ディスクを回転可能に収納
したカートリッジは、側面部の少なくとも一箇所に上記
記録ディスクのディスク種別を標示するディスク種別標
示部を有している。
【0079】そのため、このディスクカートリッジにお
いては、上記カートリッジの側方側にディスク種別検出
機構を配設することにより、このカートリッジをこのカ
ートリッジの主面部に直交する方向に移動操作すること
なく、上記記録ディスクのディスク種別を検出すること
ができる。
【0080】すなわち、本発明は、回転駆動機構を移動
操作するようになされて構成が簡素化された記録及び/
又は再生装置に使用したときに、ディスク種別の検出が
容易かつ迅速に行えるようになされたディスクカートリ
ッジを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの構成を示
す底面側より臨んだ斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジのシャッタ部材が開
放された状態を示す底面側より臨んだ斜視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジの構成を示す底面図
である。
【図4】上記ディスクカートリッジのシャッタ部材が開
放された状態を示す底面図である。
【図5】本発明に係るディスクカートリッジが装着され
る記録及び/又は再生装置の構成を一部を破断して示す
分解斜視図である。
【図6】上記記録及び/又は再生装置に上記ディスクカ
ートリッジが装着された状態を透視して示す斜視図であ
る。
【図7】上記記録及び/又は再生装置の光学ピックアッ
プ装置の構成を一部を破断して示す拡大平面図である。
【図8】上記記録及び/又は再生装置に対して上記ディ
スクカートリッジの挿入操作が開始された状態を一部を
破断して示す拡大側面図である。
【図9】上記記録及び/又は再生装置に対して上記ディ
スクカートリッジの挿入操作が完了された状態を一部を
破断して示す拡大側面図である。
【図10】上記記録及び/又は再生装置に挿入された上
記ディスクカートリッジに対する保持動作が完了された
状態を一部を破断して示す拡大側面図である。
【図11】上記記録及び/又は再生装置のシャッタ開放
機構の構成を示す拡大分解斜視図である。
【図12】上記シャッタ開放機構の初期状態における構
成を示す拡大平面図である。
【図13】上記シャッタ開放機構が上記ディスクカート
リッジのシャッタ部材を開放した状態を示す拡大平面図
である。
【図14】上記ディスクカートリッジの上記記録及び/
又は再生装置に対する挿入操作が完了した状態における
上記シャッタ開放機構を示す拡大平面図である。
【符号の説明】
2・・・・・・・・・・・・ディスク 8・・・・・・・・・・・・カートリッジ 18・・・・・・・・・・・・ディスク種別標示部材 19・・・・・・・・・・・・標示部材支持溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ディスクと、 上記記録ディスクを回転可能に収納したカートリッジと
    を備え、 上記カートリッジは、主面部に上記記録ディスクの信号
    記録面の少なくとも一部を外方に臨ませる記録再生用開
    口部を有するとともに、側面部の少なくとも一箇所に上
    記記録ディスクのディスク種別を標示するディスク種別
    標示部を有してなるディスクカートリッジ。
JP3322497A 1991-11-11 1991-11-11 デイスクカートリツジ Withdrawn JPH05135541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3110105A1 (de) * 1981-03-16 1982-10-14 SMS Schloemann-Siemag AG, 4000 Düsseldorf Arbeitsverfahren bei indirekt-metallstrangpressen nach dem pressvorgang zum strippen des blockaufnehmers, zum abscheren des pressrestes u. zum ausziehen bzw. ausstossen des pressgutes sowie anordnungen zur durchfuehrung des arbeitsverfahrens
DE3152045C2 (de) * 1980-05-26 1993-10-28 Sumitomo Light Metal Ind Indirektstrangpresse für Metall

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3152045C2 (de) * 1980-05-26 1993-10-28 Sumitomo Light Metal Ind Indirektstrangpresse für Metall
DE3110105A1 (de) * 1981-03-16 1982-10-14 SMS Schloemann-Siemag AG, 4000 Düsseldorf Arbeitsverfahren bei indirekt-metallstrangpressen nach dem pressvorgang zum strippen des blockaufnehmers, zum abscheren des pressrestes u. zum ausziehen bzw. ausstossen des pressgutes sowie anordnungen zur durchfuehrung des arbeitsverfahrens

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