JPH0628795A - ヘッドロード装置 - Google Patents

ヘッドロード装置

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JPH0628795A
JPH0628795A JP18100592A JP18100592A JPH0628795A JP H0628795 A JPH0628795 A JP H0628795A JP 18100592 A JP18100592 A JP 18100592A JP 18100592 A JP18100592 A JP 18100592A JP H0628795 A JPH0628795 A JP H0628795A
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JP
Japan
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cartridge
disk
head
disc
recording
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JP18100592A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Omori
清 大森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクを収納したディスクカートリッジを
ローディングして固定位置に保持した状態でディスク回
転駆動用のスピンドルモータを上動させて記録又は/及
び再生可能と成す様に成したヘッドロード装置でもヘッ
ドロードが可能なものを得る。 【構成】 ディスクカートリッジ101をカートリッジ
ホルダ28にロードした時にディスクカートリッジ10
1の前面でヘッドリフタ22を押圧し、シッピングロッ
ク23の切欠き段部内で磁気ヘッド装置66をディスク
102に対向させて記録又は/及び再生可能状態にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクローディング時
にヘッドを記録及び/又は再生可能状態に成すヘッドロ
ード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスク等の
記録ディスクをカートリッジに収納したディスクカート
リッジを用いて、情報信号の記録及び/又は再生を行う
ように構成された記録及び/又は再生用ヘッドロード装
置が提案されている。
【0003】この記録及び/又は再生用ヘッドロード装
置は、ディスクカートリッジを所定の装着位置に搬送す
るローディング機構と、この装着位置においてディスク
カートリッジの記録ディスクを保持するとともに回転操
作する回転駆動機構と、この回転駆動機構に保持された
記録ディスクに対し情報信号の書込み及び/又は読出し
を行うヘッド及び光ピックアップ装置とが、シャーシ上
に設けられて構成されている。
【0004】ローディング機構は、ディスクカートリッ
ジを保持するように構成されたカートリッジホルダを、
カム等を用いて移動操作するように構成されている。こ
のカートリッジホルダは、ディスクカートリッジを、シ
ャーシに平行な状態として保持しディスクの主面部に沿
う方向、すなわち、シャーシに平行な方向に移動操作す
る。そして、記録ディスクが回転駆動機構の直上位置と
なったときに、ディスクカートリッジをシャーシに対し
て垂直な方向即ち、該シャーシに接近させる方向に移動
させる。
【0005】このように、シャーシに接近する方向に移
動操作されたディスクカートリッジの記録ディスクは、
シャーシ上に配設された回転駆動機構に保持される。そ
して、回転駆動機構に保持されたディスク面上にヘッド
を対向させて記録又は/及び再生可能状態とするにはシ
ャーシに近接させる動作に関連させたり、ヘッドロード
アクチェータ等を用いたヘッドローディングが成されて
いた。
【0006】尚、一般にヘッドロード装置はヘッドをデ
ィスク面に対接させたままであるとヘッドを破損するた
めにローディング時にヘッドをディスク面に対接させる
装置を云うが、本明細書ではディスクをローディングし
た時にヘッドがディスク面に対接せず浮上した状態であ
っても記録又は/及び再生可能状態にヘッドが姿勢変化
し得る様に成したものも含めてヘッドロード装置として
説明を進める。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなカートリ
ッジホルダを有して構成されたディスクローディング機
構を有するヘッドロード装置は、このカートリッジホル
ダを移動操作する機構を備える必要があるため、装置構
成が複雑であり、ディスクの位置出し及び装置の小型化
が困難である。
【0008】そこで、本願出願人は、先に、装置構成が
簡素化され、ディスク位置出し及び装置の小型化を可能
となすディスクローディング機構を有するヘッドロード
装置として、カートリッジホルダを外筺体に対して固定
して配設し、このカートリッジホルダ内に保持された記
録ディスクに対して回転駆動機構を接離移動させるよう
に構成したものを提案した。
【0009】すなわち、このディスクローディング機構
を有する記録及び/又は再生用ヘッドロード装置におい
ては、ディスクカートリッジは、主面部に沿う方向に挿
入操作されてカートリッジホルダ内に保持される。そし
て、このディスクローディング機構においては、回転駆
動機構となるディスクテーブル及びこのディスクテーブ
ルを回転操作するスピンドルモータが、カートリッジホ
ルダ内に保持されたディスクカートリッジのディスクに
対して接近する方向に移動操作される。このディスクテ
ーブルは、ディスクの中心部に当接する位置まで移動操
作されて、ディスクを保持する。そして、このディスク
テーブルは、スピンドルモータにより、ディスクととも
に回転操作される様に成されている。
【0010】然るに、従来の構成でディスクを収納した
ディスクカートリッジがカートリッジホルダ内に挿入さ
れてローディングされ、カートリッジホルダがディスク
回転駆動機構側に降下する際にヘッド位置の姿勢を記録
又は/及び再生状態にするものに比べてディスク回転駆
動機構側がカートリッジホルダのディスクカートリッジ
側に上動する構成のものではヘッドをディスクの記録面
に対向させて記録及び/又は再生状態とするヘッドロー
ドが出来なくなる問題があった。
【0011】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、その目的とするところはディスクカート
リッジホルダが上下動しないディスク駆動装置でもディ
スクのロード時にヘッドを記録又は/及び再生状態にす
ることの出来るヘッドロード装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のヘッドロード装
置は、その例が図1に示されている様に、ディスク10
2を回転駆動する回転駆動手段位置にローディングし、
ディスク102にヘッドを対向させて記録及び/又は再
生可能状態にする様に成されたヘッドロード装置に於い
て、ディスク102を回動可能に収納したディスクカー
トリッジ101をローディングするローディング手段2
8と、このローディング手段28に挿入されたディスク
カートリッジ101に関連して動作するヘッドリフト手
段23とを具備し、ディスクカートリッジ101をロー
ディング手段28に挿入し、ディスクカートリッジ10
1がヘッドリフト手段22に接触した状態でヘッド66
をディスク102に対向させて記録又は/及び再生可能
状態に成したものである。
【0013】
【作用】本発明のヘッドロード装置によればディスクを
収納したディスクカートリッジをローディングホルダに
ローディングした状態で該ローディングホルダをスピン
ドルモータ側に降下させなくてもディスクカートリッジ
によりヘッドリフタを押圧して、ヘッドを記録及び/又
は再生可能状態にさせることの出来るものが得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係るディスクロ
ーディング機構を有するディスク駆動装置を、図1に示
すように、光磁気ディスクをカートリッジに収納してな
るディスクカートリッジ101を用いて情報信号の記録
及び/又は再生を行うヘッドロード装置に適用した例で
ある。
【0015】ディスクカートリッジ101は、図11及
び図12に示すように、光磁気ディスク102をカート
リッジ108に回転可能に収納して構成されている。光
磁気ディスク102は、合成樹脂等の透明材料からなる
ディスク基板と、このディスク基板の一方の主面部に被
着形成された磁性材料からなる信号記録層とを有して、
円盤状に構成されている。そして、このディスク102
の中央部には、ハブ取付け孔が設けられている。このハ
ブ取付け孔には、後述するようにこのディスク102が
記録及び/又は再生用ヘッドロード装置のディスクテー
ブル4に保持されるための、ディスクハブ106が取付
けられている。このディスクハブ106は、金属等によ
り略々円盤状に形成され、ディスク102に対し略々同
心状となされて、ディスク102に接着や熔着等の手段
により取付けられている。このディスクハブ106の中
心部には、信号記録層上に略々同心円状となされて螺旋
状に形成される記録トラックの曲率中心に中心を一致さ
せたセンターホール107が穿設されている。
【0016】カートリッジ108は、対をなす上下ハー
フ108a,108bが互いに突き合わせ結合されるこ
とにより、ディスク102を収納し得る薄い筺体状に構
成されている。このカートリッジ108の上側の主面部
には、図10及び図12に示すように、ディスク102
の一方の主面部を、内外周に亘って外方側に臨ませる上
側記録再生用開口部104が設けられる。また、このカ
ートリッジ108の下側の主面部には、ディスク102
の他方の主面部を、内外周に亘って外方側に臨ませる下
側記録再生用開口部110が設けられている。この下側
記録再生用開口部110は、上側記録再生用開口部10
4に相対向する位置に、上側記録再生用開口部104と
略々同一の大きさを有して形成されている。
【0017】また、カートリッジ108の下方の主面部
の中央部には、ディスクハブ106を外方に臨ませるた
めのチャッキング用開口部109が設けられている。そ
して、このチャッキング用開口部109の周囲部には、
後述するように、本発明に係るディスクローディング機
構のカートリッジ位置決め部材67が当接するための、
位置決め当接凹部105が形成されている。
【0018】そして、カートリッジ108には、シャッ
タ部材103が取付けられている。このシャッタ部材1
03は、合成樹脂や金属板等により、射出成型や屈曲形
成等の手段により、カートリッジ108の前縁側部分の
上下両主面部を挟持するような、コ字状部材として形成
されている。すなわち、このシャッタ部材103は、カ
ートリッジの上側主面部に添わされる上側シャッタ板部
103aと、この上側シャッタ板部に平行に相対向され
る下側シャッタ板部103bと、これら各シャッタ板部
の基端側同士を連結させる連結板部103cとを有し
て、一体的に構成されている。そして、このシャッタ部
材103は、連結板部103cをカートリッジ108の
前端面部に添わせるとともに、この連結板部103cを
前端面部に沿って摺動可能にカートリッジ108に支持
されている。各シャッタ板部103a,103bには、
連結板部のカートリッジ108に対する摺動可能方向の
一方側に寄った位置に、対をなす開口部112,111
が形成されている。
【0019】シャッタ部材103は、図11に示すよう
に、カートリッジ108に対する一方位置となされてい
るときには、各シャッタ板部103a,103bの他方
側部分を各記録再生用開口部104,110に対応させ
てこれら記録再生用開口部104,110を閉蓋し、図
12に示すように、カートリッジ108に対する他方側
位置となされているときには、各開口部112,111
を各記録再生用開口部104,110に対応させてこれ
ら記録再生用開口部104,110を開蓋する。なお、
シャッタ部材103は、カートリッジ108内に設けら
れた図示しない付勢バネによって、各記録再生用開口部
104,110を閉蓋する一方側方向に弾性付勢されて
いる。
【0020】カートリッジ108の前端面部であって、
各記録再生用開口部104,110が閉蓋されていると
きに連結板部103cの一方側となる位置は、シャッタ
開放ピン嵌入部113となされている。
【0021】そして、シャッタ部材103の各開口部1
12,111は、連結板部103cの両側側部分に掛か
るようにして形成されている。すなわち、連結板部10
3cの各開口部112,111に対応する部分は、他の
部分よりも幅狭となされており、ディスク102の厚み
よりも小さい幅となされている。また、カートリッジ1
08のディスク102の側縁部に対向する部分であって
各記録再生用開口部104,110に対応する部分、す
なわち、各記録再生用開口部104,110が開蓋され
たときにシャッタ部材103の開口部112,111を
介して外方に臨むカートリッジ108の前縁部分116
は、ディスク102の厚みよりも薄くなされている。
【0022】さらに、カートリッジ108の他方側の側
縁部には、被係止凹部117が設けられている。この被
係止凹部117は、下ハーフ108bの主面部、すなわ
ち、カートリッジ108の底面部側に開放された凹部と
して、カートリッジ108の他方側の側縁部の略々中央
位置に設けられている。
【0023】そして、記録及び/又は再生用ヘッドロー
ド装置は、図1に示すように、底面部がシャーシ2とな
された外筺体1を有し、この外筺体1は、前面側が開放
されている。この外筺体1の開放された前面側は、フロ
ントパネル24により閉蓋されている。このフロントパ
ネル24には、ディスクカートリッジ101が挿入され
得るようになされた、スリット状のディスクカートリッ
ジ挿入口25が形成されている。このディスクカートリ
ッジ挿入口25は、挿入口蓋体26により、開閉可能と
なされている。この挿入口蓋体26は、ディスクカート
リッジ挿入口25に対応する細長矩形の板状に形成さ
れ、長手方向に沿って取付けられた回動軸27の両端側
部分をディスクカートリッジ挿入口25の内方部におい
て回動可能に支持されている。この挿入口蓋体26は、
回動軸27を中心に回動されることにより、ディスクカ
ートリッジ挿入口25を開閉する。
【0024】外筺体1の底板部であるシャーシ2上に
は、回転駆動手段、光ヘッド手段及び磁界発生手段等で
構成される信号記録再生用の光学ブロック及び対物レン
ズ駆動装置部が配設されている。
【0025】すなわち、シャーシ2上には、ディスクカ
ートリッジ101のディスク102を回転操作するため
の回転駆動手段を構成するスピンドルモータ3が配設さ
れている。このスピンドルモータ3は、ローディング手
段を構成する昇降ブロック6に取付けられている。この
昇降ブロック6は、略々円環形状に形成されており、中
央孔部9にスピンドルモータ3を嵌入させて、スピンド
ルモータ3を支持している。そして、この昇降ブロック
6は、滑り軸受けが設けられた複数のシャフト挿通孔
8,8,8を有しており、このシャフト挿通孔8,8,
8にシャーシ2に植立された複数のモータガイドシャフ
ト7,7,7を挿通させることにより、図10中矢印M
及び矢印Nで示すように、これらモータガイドシャフト
7,7,7に沿って、シャーシ2に対する接離方向に移
動可能に支持されている。すなわち、スピンドルモータ
3は、シャーシ2に対する接離方向に移動可能となされ
ている。このスピンドルモータ3は、駆動軸と一体のス
ピンドル軸5をシャーシ2に対して略々垂直となして支
持されている。このスピンドル軸5は、先端側をシャー
シ2の上方側に向けている。
【0026】そして、スピンドルモータ3の駆動軸に
は、スピンドル軸5の先端側の周囲部を囲むようにし
て、ディスクテーブル4が取付けられている。このディ
スクテーブル4は、ディスク102に取付けられたディ
スクハブ106が載置されるように、ディスクハブ10
6と略々同一径を有する円盤上に形成されている。そし
て、スピンドル軸5とディスクテーブル4の周囲部分と
の間には、ディスクテーブル5に一体的に、円環状のマ
グネットが取付けられている。このマグネットは、ディ
スクテーブル4上に載置されたディスク102のディス
クハブ107を吸引するためのものである。
【0027】また、上記昇降ブロック6の上面部には、
図8乃至図10に示す様にディスクテーブル4の周囲側
となるように、略々円環状のカートリッジ位置決め部材
67が取付けられている。ディスクテーブル4のディス
クハブ106が載置される面よりもシャーシ2側であっ
て、また、ディスクテーブル4のディスクハブ106が
載置される面に平行となされている。
【0028】そして、シャーシ2上には、スピンドルモ
ータ3の前方側位置に、昇降ブロック6をディスクテー
ブル4等とともにシャーシ2に対する接離方向(上下)
に移動操作、すなわち昇降操作するための移動操作機構
が配設されている。この移動操作機構は、駆動モータと
なる昇降モータ11と、この昇降モータ11により回転
操作されるカム板15とを有して構成されている。昇降
モータ11は、シャーシ2に取付けられた支持部材に支
持されて、駆動軸12をシャーシ2に平行となして配設
されている。また、この昇降モータ11は、ケーシング
から駆動軸12を昇降ブロック6に向けて回動自在に突
出させている。
【0029】昇降モータの駆動軸12には第1のギヤが
嵌着され、カム板15と同軸形成された第2のギヤと噛
合されている。
【0030】カム板15のカム部には図5及び図6に示
すように、昇降ブロック6の側部に植立した係合ピン6
aに嵌着したローラ254が係合されている。
【0031】昇降ブロック6は、この昇降ブロック6と
シャーシ2との間に張架された引っ張りバネ10によ
り、シャーシ2に近接する方向に弾性付勢されており、
係合ピン6aのローラ254をカム板15に対し圧接さ
せてカム板15に当接係合させている。
【0032】昇降ブロック6は、昇降モータ11により
カム板15が回転されると、このカム板15により、昇
降操作される。すなわち、カム板15の外周縁であるカ
ム部は、螺旋形状の一部をなして形成され、回動角度位
置に応じて中心よりの距離が変化している。したがっ
て、昇降ブロック6は、図6に示すように、係合ピン6
aに嵌着したローラ254がカム部によってカム板15
の中心に近い距離となされているときには、シャーシ2
に近接した位置となされ、図5に示すように、係合ピン
6aがカム部によってカム板15の中心より遠い距離と
なされているときには、シャーシ2より離間された位置
とされる。尚、202はカム板15の軸部を示す。
【0033】なお、昇降モータ11は、いわゆるステッ
ピングモータを可とする。この場合、回転角度位置の正
確な制御が可能となる。
【0034】更に、シャーシ2上には、スピンドルモー
タ3の後方側位置に、光学ブロック部18及び対物レン
ズ駆動装置部17からなる光ヘッド手段である光学ピッ
クアップ装置が配設されている。この光学ピックアップ
装置は、ディスクテーブル4上に載置装着されたディス
ク102に対し、情報信号の書込み及び読出し用の光ビ
ームを照射するようにするためのもである。
【0035】光学ブロック部18は、図7に示すよう
に、鏡筒となるブロック内に、光源となるレーザダイオ
ード50及びこのレーザダイオード50より発せられる
光ビームを導く複数の光学デバイスを収納配設して構成
されている。すなわち、この光学ブロック部18内にお
いて、レーザダイオード50より発せられた発散光ビー
ムは、コリメータレンズ51に入射され、このコリメー
タレンズ51により平行光ビームとなされる。このコリ
メータレンズ51を透過した平行光ビームは、ビームス
プリッタプリズム52を介して、ガルバノミラー53に
入射される。このガルバノミラー53は、後述する制御
手段により制御され、入射される平行光ビームを、所定
の制御信号に基づいて偏向させて反射する。このガルバ
ノミラー53により反射された平行光ビームは、この光
学ブロック部18より射出され、対物レンズ駆動装置部
17に入射される。
【0036】そして、対物レンズ駆動装置部17は、フ
レームを有し、このフレーム内に一対のガイドシャフト
63,64を備えて構成される。これらガイドシャフト
63,64は、フレームにより、互いに平行となされる
とともに、シャーシ2に対して平行となされて支持され
ている。これらガイドシャフト63,64には、レンズ
ボビンブロック60が配設されている。このレンズボビ
ンブロック60は、各ガイドシャフト63,64に沿っ
て、シャーシ2に沿う方向に、移動操作可能となされて
いる。すなわち、このレンズボビンブロック60の各ガ
イドシャフト63,64に臨む側である両側部には、そ
れぞれ3個のガイドローラ61,61,61、62,6
2,62が設けられている。レンズボビンブロック60
の一側側のガイドローラ61,61,61は、少なくと
も一つがレンズボビンブロック60より斜め上方45°
方向に突設された支軸に支持され、他はレンズボビンブ
ロック60より斜め下方45°方向に突設された支軸に
支持されている。そして、これらガイドローラ61,6
1,61は、ガイドシャフト63を挟持するようにし
て、ガイドシャフト63上を転動可能となされている。
また、レンズボビンブロック60の他側側のガイドロー
ラ62,62,62は、一側側のガイドローラ63,6
3,63と同様に、少なくとも一つがレンズボビンブロ
ック60より斜め上方45°方向に突設された支軸に支
持され、他はレンズボビンブロック60より斜め下方4
5°方向に突設された支軸に支持されている。そして、
これらガイドローラ62,62,62は、ガイドシャフ
ト64を挟持するようにして、ガイドシャフト64上を
転動可能となされている。
【0037】そして、このレンズボビンブロック60の
移動可能方向、すなわち、各ガイドシャフト63,64
の軸方向は、図1中矢印Lで示すように、スピンドルモ
ータ3に対して接離する方向となっている。また、レン
ズボビンブロック60は、対物レンズ駆動装置部17の
フレーム内に配設された送りモータ65により、各ガイ
ドシャフト63,64に沿って移動操作される。送りモ
ータ65は、いわゆるリニアモータ型に構成されてい
る。
【0038】レンズボビンブロック60の上面部には、
対物レンズ55が設けられている。この対物レンズ55
は、レンズボビンブロック60に対して固定して取付け
られている。また、このレンズボビンブロック60内に
は、光学ブロックブロック18より入射された平行光ビ
ームを反射させて対物レンズ55に入射させる反射ミラ
ー54が配設されている。すなわち、光学ブロック部1
8よりこの対物レンズ駆動装置部17に入射された平行
光ビームは、反射ミラー54を介して対物レンズ55に
入射されることにより、集束光ビームとなされるととも
に、スピンドル軸5に平行に、シャーシ2より離間する
方向である上方側に射出される。
【0039】対物レンズ55より射出されるディスクテ
ーブル4上のディスク102により反射された光ビーム
は、再び対物レンズ55に入射して平行光ビームとなさ
れて、反射ミラー54に至る。この反射ミラー54は、
対物レンズ55に再入射してこの反射ミラー54に至っ
た光ビームを反射し、光学ブロック部18側に戻す。光
学ブロック部18内には、この光学ブロック部18に戻
った光ビームを検出する光検出器等が内蔵されている。
すなわち、対物レンズ駆動装置17より光学ブロック部
18に戻された光ビームは、ガルバノミラー53を介し
て、ビームスプリッタプリズム52に戻る。ここで、こ
のビームスプリッタプリズム52は、ガルバノミラー5
3より戻った光ビームを、コリメータレンズ51の側に
戻さずに、ウォラストン・プリズム56に入射させる。
このウォラストン・プリズム56は、方解石や水晶等の
光学異方性を有する材料により形成された2個の直角プ
リズムが、互いに光学軸を直交させる方向となされて接
合されて構成されている。このウォラストン・プリズム
56に入射された光ビームは、互いに直交する振動面を
有する二つの直線偏光に分離される。そして、このウォ
ラストン・プリズム56を透過した光ビームは、集光レ
ンズ57及びマルチレンズ58を透過して、光検出器で
あるフォト・ダイオード59により受光される。集光レ
ンズ57は、凸レンズである。マルチレンズ58は、一
の面が凹面となされ、他の面がシリンドルカル面(円筒
面)となされたレンズである。
【0040】フォト・ダイオード59より出力される光
検出出力に基づいて、対物レンズ55により集束された
光ビームの集光点とディスク102の信号記録面との対
物レンズ55の光軸方向のずれ量を示すフォーカス・エ
ラー信号、集光点と信号記録面上に形成される記録トラ
ックとの対物レンズ55の光軸に直交する方向のずれ量
を示すトラッキング・エラー信号、及び記録トラックに
書込まれている上方信号を読出した読出信号等を得るこ
とができる。
【0041】そして、レンズボビンブロック60には、
図1及び図8に示すように、磁気ヘッド支持アーム19
のジンバル19aを介して、磁界発生手段となる磁気ヘ
ッド装置66が取付けられている。この磁気ヘッド装置
66は、ディスク102に情報信号の書込み用の外部磁
界を印加するためのものである。磁気ヘッド支持アーム
19は、レンズボビンブロック60に基端側を支持さ
れ、中途部を屈曲されて先端側を対物レンズ55に対向
させている。磁気ヘッド装置66は、磁気ヘッド支持ア
ーム19の先端側に取付けられて、対物レンズ55に対
向している。これら磁気ヘッド装置66と対物レンズ5
5とは、ディスク102の厚みと対物レンズ55のワー
キングディスタンスとを加えた長さに等しい間隔を隔て
て相対向している。なお、対物レンズ55のワーキング
ディスタンタスとは、対物レンズ55の先端部よりこの
対物レンズ55の焦点までの距離である。
【0042】更に上記磁気ヘッド支持アーム19のジン
バル19aの略中間位置に図2乃至図4に示す様に平面
からみて段状に形成された押圧金具252を固定する。
【0043】この押圧金具252を介してヘッドリフタ
22を動作させる様にする。即ち、図2は磁気ヘッド支
持アーム19とヘッドリフタ22部分の関係を示す平面
図、図3は図2のシッピングロック23を除いた側面
図、図4は組立状態の斜視図を示すものである。
【0044】図2乃至図4で押圧金具252の段部全面
板252aにはカートリッジホルダ28内に挿入された
ディスクカートリッジ101のカートリッジ108の前
端が対接する様に成されている。この段部全面板252
aの後部にはヘッドリフタ22が固定されている。
【0045】ヘッドリフタ22は筒状部22aとロッド
部22bとより構成され、筒状部22aは磁気ヘッド支
持アーム19の垂直部19bに穿った透孔19cに挿通
される。この透孔19cは図3及び図4に示す様に磁気
ヘッド支持アーム19の垂直部19bに対し直交する透
孔ではなく直交軸に対し図3に示す様に、所定の角度α
だけ下方に傾けて穿たれている。更に筒状部22aの直
径方向にピン22dを植立し、ジンバル19aの配設さ
れた方向と反対方向に突出させ、後述するシッピングロ
ック23の歯の間に、このピン22dの先端を係止させ
る。
【0046】押圧金具252の段部前面板252aの後
部に当接されたロッド部22bと筒状部22aの前端間
にはコイルスプリング22cを介在させ、押圧金具25
2を矢印A方向に偏倚させる様に成す。依って、この押
圧金具252を介してジンバル19aを図3の破線で示
す様に常時押圧させる様な偏倚力が付与されていること
になる。
【0047】シッピングロック23は通常な光学系のレ
ンズボビンブロック60が摺動自在に構成されているた
めに、運搬時或は停電時等にレンズボビンブロック60
が揺動しない様にロックさせる部材であるが、本例では
このシッピングロック23を対物レンズ駆動装置部17
のベース或はシャーシ2等に取り付ける様に成す。
【0048】シッピングロック23は図2及び図4に示
す様に略々矩形状に形成され、対物レンズ駆動装置部1
7のベースに植立したピン253に対し、斜め後方に摺
動する様なスロット23aが矩形状のシッピングロック
部材の本体の高さ方向に形成されて、ピン253が挿通
されている。
【0049】シッピングロック部材の矩形状本体には磁
気ヘッド支持アーム19側に向けて矩形状の切欠き段部
23bが設けられこの段部23b内でヘッドリフタ22
に植立したピン22dが移動可能な状態でベースに配設
されている。又、このシッピングロック23の本体の前
面部23cは押圧金具252の段部前面板252aより
図2に示す様に所定寸法dだけ後方になる様に配設され
ている。
【0050】更にシッピングロック23は一端を対物レ
ンズ駆動装置部17のベースに係止したスプリング25
4によって図4で前方向に偏倚する様な偏倚力が付与さ
れて所定位置に摺動自在に固定されている。
【0051】更に、外筺体1内には、シャーシ2の上方
側となるように、カートリッジホルダ28が配設されて
いる。このカートリッジホルダ28は、金属板を屈曲形
成する等の手段により、両側側に一対のホルダ部29,
30を有する略々平板状に形成されている。一対のホル
ダ部29,30は、このカートリッジホルダ28の両側
側部分がシャーシ2側に屈曲され、さらに、これら両側
側部分の側縁部近傍がシャーシ2に平行となるように屈
曲されることによって、断面鉤状となされて形成されて
いる。このカートリッジホルダ28は、両側部を外筺体
1の内壁部に支持され、シャーシ2に対して平行となさ
れて配設されている。
【0052】カートリッジホルダ28は、各ホルダ部2
9,30間に、ディスクカートリッジ101が前方側よ
り挿入操作可能となるように形成されている。そして、
各ホルダ部29,30間に挿入操作されたディスクカー
トリッジ101は、これらホルダ部29,30により両
側側を支持されて保持される。そして、このカートリッ
ジホルダ28は、前方部をディスクカートリッジ挿入口
25の後方側に位置させるように、配設されている。す
なわち、ディスクカートリッジ挿入口25より挿入され
たディスクカートリッジ101は、カートリッジホルダ
28の各ホルダ部29,30間に挿入される。
【0053】そして、カートリッジホルダ28の上面部
には、各ホルダ部29,30間に挿入操作されたディス
クカートリッジ101のカートリッジ108の四隅部に
対応する位置に、カートリッジ押圧バネ部31,32,
33,34が設けられている。これらカートリッジ押圧
バネ部31,32,33,34は、カートリッジホルダ
28の上面部にコ字状の切り欠き部が形成され、この切
り欠き部の内方部がシャーシ2側に膨出するように屈曲
されることにより形成されている。これらカートリッジ
押圧バネ部31,32,33,34は、各ホルダ部2
9,30間に挿入操作されたディスクカートリッジ10
1を、シャーシ2側に押圧操作する。
【0054】また、カートリッジホルダ28の上面部に
は、図1に示すように、ディスクカートリッジ101の
シャッタ部材103を開蓋操作するためのシャッタ開放
用回動レバー37が取付けられている。このシャッタ開
放用回転レバー37は、基端側を、カートリッジホルダ
28の前方側の略々中央部分により、支軸38を介して
回動可能に支持されている。このシャッタ開放用回動レ
バー37は、先端側を、カートリッジホルダ28の一側
方向に向けている。
【0055】そして、シャッタ開放用回動レバー37に
は、シャッタ開放スライダ43がスライド可能に取付け
られている。このシャッタ開放スライダ43は、略々細
長板状に形成され、長手方向に沿ったスライドガイドス
リットを有している。このシャッタ開放スライダ43
は、シャッタ開放用回動レバー37上に植立された一対
のガイドピン42を、スライドガイドスリットに挿通さ
せて、これらガイドピン42の配列方向にスライド可能
に支持されている。
【0056】シャッタ開放スライダ43の先端側には、
シャッタ開放ピン41が、シャーシ2側に向けて垂下さ
れるようにして植立されている。このシャッタ開放ピン
41は、カートリッジホルダ28の上面部に設けられた
ガイドスリット36に挿通され、このガイドスリット3
6を介して、各ホルダ部29,30間に進入している。
このガイドスリット36は、カートリッジホルダ28の
前方側部分よりカートリッジホルダ28の中央部分に亘
る部分が、支軸38を中心とする円弧状部分となされ、
カートリッジホルダ28の中央部分よりカートリッジホ
ルダ28の後方側部分に亘る部分が、前後方向に亘る直
線状部分となされて、形成されている。
【0057】シャッタ開放ピン41は、シャッタ開放用
回動レバー37が回動することにより、ガイドスリット
36の円弧状部分内を移動する。また、シャッタ開放ピ
ン41は、シャッタ開放用回動レバー37の回動により
カートリッジホルダ28の中央部分となされているとき
に、シャッタ開放スライダ43がシャッタ開放用回動レ
バー37に対しスライドすることにより、ガイドスリッ
ト36の直線状部分内を移動する。
【0058】そして、シャッタ開放用回動レバー37
は、支軸38にコイル部を支持された捩じりコイルバネ
39により、シャッタ開放ピン41を前方側となす方向
に回動付勢されている。この捩じりコイルバネ39は、
一方のアーム部をシャッタ開放用回動レバー37の係止
部に係止させ、他方のアーム部をカートリッジホルダ2
8に設けられた係止爪40に係止されている。また、シ
ャッタ開放スライダ43は、引っ張りコイルバネ43a
により、シャッタ開放ピン41を支軸38に接近させる
方向に弾性付勢されている。この引っ張りコイルバネ4
3aは、一端側をシャッタ開放スライダ43の基端側の
係止部に係止させ、他端側をシャッタ開放用回動レバー
37に設けられた係止爪に係止されている。
【0059】シャッタ開放ピン41は、カートリッジホ
ルダ28にディスクカートリッジ101が挿入されない
初期状態においては、ガイドスリット36の前方側の端
部に当接された初期位置に位置決めされている。
【0060】そして、この記録及び/又は再生用のヘッ
ドロード装置の制御手段は、図示しない制御装置を有し
て構成される。この制御装置は、入力される種々の信号
に基づいて、スピンドルモータ3、光学ピックアップ装
置及び磁気ヘッド装置66等の動作は、この記録及び/
又は再生用のヘッドロード装置の外部より手動等により
操作される入力装置を介して入力される操作信号、光学
ピックアップ装置より出力される信号、スピンドルモー
タ3及び昇降モータ11の回転速度や回転角度位置を検
出した検出信号、ディスクカートリッジ101のカート
リッジホルダ28への挿入操作の完了を検出した信号等
が送られる。この記録及び/又は再生用のヘッドロード
装置において、光学ピックアップ装置におけるガルバノ
ミラー53を駆動することによるトラッキングサーボ動
作、昇降モータ11を駆動制御することによるフォーカ
スサーボ動作、及びスピンドルモータ3の回転速度を所
定速度に保つスピンドルサーボ動作等は、制御装置によ
る制御に基づいて行われる。
【0061】上述のように構成された本例に係るヘッド
ロード装置に、ディスクカートリッジ101を装着操作
するには、まず、このディスクカートリッジ101を、
ディスクカートリッジ挿入口25より挿入操作し、各ホ
ルダ部29,30間に保持させる。このとき、ディスク
カートリッジ101は、図1及び図8中矢印Jで示すよ
うに、シャッタ部材103を前方側となして挿入操作す
る。すると、シャッタ開放ピン41の下端側部分が、カ
ートリッジ108の前端面部であってシャッタ部材10
3の連結板部103cの一端部近傍、すなわに、シャッ
タ開放ピン嵌入部113に当接する。そして、ディスク
カートリッジ101をさらに各ホルダ部29,30間の
内方側に挿入操作すると、シャッタ開放ピン41は、カ
ートリッジ108によって押圧され、シャッタ開放用回
動レバー37を捩じりコイルバネ39の付勢力に抗して
回動させながら、ガイドスリット36の円弧部分に沿っ
て後方側に移動する。
【0062】そして、シャッタ開放ピン41は、カート
リッジホルダ28の略々中央部分まで移動されたとき、
下端側部分によってシャッタ部材103の連結板部10
3cを押圧し、シャッタ部材103をして各記録再生用
開口部104,110を開蓋させようとしているシャッ
タ部材103が各記録再生用開口部104,110を開
蓋させるとシャッタ部材103の各開口部112,11
1の前端側部分部がカートリッジ108の前側部の略々
中央部に位置するようになる。すると、カートリッジ1
08の前縁部分116は、図12及び図8に示すよう
に、シャッタ部材103の各開口部112,111を介
して、外方に臨む状態となる。
【0063】さらに後方側に向けて挿入操作されるとデ
ィスクカートリッジ101は、各カートリッジ押圧バネ
部31,32,33,34により、各ホルダ部29,3
0間でシャーシ2側に押圧支持された状態で、後方側に
移動操作される。すると、ディスクカートリッジ101
は、まず、連結板部103cの幅狭部を対物レンズ55
と磁気ヘッド装置66との間を通過させ、次いで、カー
トリッジ108の前縁部分116を対物レンズ55と磁
気ヘッド装置66との間を通過させ、そして、図9に示
すように、ディスク102を対物レンズ55と磁気ヘッ
ド装置66との間に挿入させる。このとき、対物レンズ
55と磁気ヘッド装置66との間の間隔がディスク10
2の厚みよりも広くなされているため、このディスク1
02は、対物レンズ55または磁気ヘッド装置66に当
接することなく、これら対物レンズ55及び磁気ヘッド
装置66の間に挿入される。
【0064】即ち、ディスクカートリッジ101のカー
トリッジ108がカセットホルダ28に挿入され図8に
示す様な状態から図9の状態に至る過程でカートリッジ
108の前面が押圧金具252の段部前面板252aに
対接すると、図3で破線の状態にあったジンバル19a
及びジンバル19aの先端部に取り付けられていた上ハ
ーフ108aの上面より離間された位置にあった磁気ヘ
ッド装置66は実線で示すジンバル19aの様に前方へ
傾斜する。
【0065】即ち、押圧金具252を矢印A方向に偏倚
していたコイルスプリング22cの偏倚力に抗して押圧
金具252が押圧されるため、ジンバル19aは前方向
に傾斜し、磁気ヘッド装置66の先端は開蓋されたシャ
ッタ部材103の開口部112を介してディスク102
の記録面に対接し、例えばディスク102の初期位置の
信号の記録及び/又は再生可能状態に成される。即ち、
コイルスプリング22cで磁気ヘッド装置66を含むジ
ンバル19aを押し上げていたものがカートリッジ10
8の前面で押圧されて、ジンバル19aのスプリング力
で自然状態に復帰する。
【0066】カートリッジ108の前面で押圧金具25
2が押圧された状態では筒状部22aは垂直部19bに
対し斜め後方に押圧されると共に、カートリッジ108
の押圧力が解除された時にはジンバル19aを押し上げ
る位置に図示しないスプリング等で復帰する様に構成さ
れている。
【0067】この状態ではヘッドリフタ22の筒状部2
2aから突出したピン22dは図2の実線で示す様にシ
ッピングロック23の本体に設けられた切欠き段部23
bの1つの溝内で前後に揺動可能と成されているので切
欠き段部23bの幅wで定まる寸法でジンバル19aは
前方に傾斜する角度が定められる。
【0068】次にディスクカートリッジ101のカート
リッジ108の前面が更に押圧され押圧金具252の段
部前面板252aよりdmm後方に配設されたシッピン
グロック23の前面部23cを押圧すると、シッピング
ロック23の矩形状本体はスロット23aに挿入された
ピン253に沿ってスプリング25に抗し、斜め後方に
移動し、ピン22dは図2の破線で示す様に切欠き段部
23bの高さ方向から離脱する。
【0069】このためにレンズボビンブロック60はX
−X′方向、即ちディスク102の径方向に摺動自在と
なり、所定トラックでの信号の記録及び/又は再生が可
能の図10で示す状態となる。
【0070】この様な図10に示す位置に至る過程でシ
ャッタ開放ピン41がカートリッジ108に押圧される
ことにより、シャッタ開放スライダ43は、引っ張りコ
イルバネ43aの付勢力に抗して、シャッタ開放用回動
レバー37に対してスライドされる。シャッタ開放ピン
41は、ガイドスリット36の直線状部分内を、後方
側、すなわち、支軸38より離間する方向に移動され
る。
【0071】なお、このとき、昇降ブロック6は、引っ
張りコイルバネ10によりシャーシ2側に移動付勢され
て、初期位置に位置決めされている。
【0072】そして、ディスクカートリッジ101が所
定の挿入完了位置まで挿入操作されると、図10に示す
ように、ディスクテーブル4とディスクハブ106とが
略々同軸状となされて相対向する状態となる。このと
き、ディスクカートリッジ101が挿入完了位置まで装
着されたことが、図示しない検出装置により検出され、
この検出を示す検出信号が制御装置に送られる。
【0073】なお、この検出装置は、例えば、いわゆる
フォトカプラ等を有してなるものであって、ディスクカ
ートリッジ101の挿入操作の完了を、光学的、あるい
は、その他種々の手段により検出するように構成されて
いる。
【0074】検出装置より検出信号を送られた制御装置
は、昇降モータ11を駆動させる。この昇降モータ11
の駆動により、カム板15が回転操作され、図10中矢
印Nで示すように、昇降ブロック6が、シャーシ2より
離間する上方側に移動操作される。すなわち、スピンド
ルモータ3は、ディスクカートリッジ101がカートリ
ッジホルダ28に所定位置まで挿入操作されると、ディ
スク102より離間した非回転駆動位置から、この非回
転駆動位置よりもディスク102の側である回転駆動位
置まで、昇降モータ11により移動操作される。そし
て、昇降ブロック6が回転駆動位置まで昇降操作される
と、図10に示すように、ディスク102のディスクハ
ブ106がディスクテーブル4上に載置されるととも
に、カートリッジ108がカートリッジ位置決め部材6
7上に載置される。このとき、スピンドル軸5の先端側
は、センターホール107に嵌入されている。また、こ
のとき、カートリッジ108は、チャッキング用開口部
109の周囲部である位置決め当接凹部をカートリッジ
位置決め部材67に当接させている。
【0075】カートリッジ108は、このようにカート
リッジ位置決め部材67上に載置されることにより、各
カートリッジ押圧バネ部31,32,33,34の付勢
力に抗して、各ホルダ部29,30間をシャーシ2より
離間する方向に移動される。また、ディスク102は、
このようにディスクテーブル4上にディスクハブ106
を載置させることにより、カートリッジ108の内壁部
より離間される。ディスク102は、ディスクテーブル
4の上面部とカートリッジ位置決め部材67との距離が
常に一定であるため、カートリッジ108内において、
このカートリッジ108に対する一定の位置に保持され
る。また、ディスクハブ106は、ディスクテーブル4
上に設けられたマグネットによる吸引力によって、ディ
スクテーブル4に対して圧接して保持される。
【0076】この状態において、スピンドルモータ3が
駆動されると、ディスク102は、ディスクテーブル4
とともに、回転操作される。このディスク102は、ス
ピンドルモータ3により、所定の角速度となされて回転
操作される。また、光学ブロック部18及びレンズボビ
ンブロック60からなる光学ピックアップ装置と、磁気
ヘッド装置66はシッピングロック23から完全に離脱
され、スピンドルモータ3により回転操作されるディス
ク102に対して、磁界を印加するとともに光ビームを
照射することにより情報信号の書込みを行い、また、光
ビームを照射することにより既に書込まれた情報信号の
読出しを行う。
【0077】そして、この記録及び/又は再生用ヘッド
ロード装置においては、昇降ブロック6が、図10中矢
印Mで示すようにシャーシ2側に降下操作されると、デ
ィスクカートリッジ101は、図8中矢印Oで示すよう
に、引っ張りコイルバネ43aの付勢力により、カート
リッジホルダ28の前方側に排出操作される。また、デ
ィスクカートリッジ101がカートリッジホルダ28の
中央部分よりも前方側に排出されるときには、シャッタ
開放用回動レバー37が捩じりコイルバネ39により初
期位置に復帰し、シャッタ部材103は、各開口部10
4,110を閉蓋する。
【0078】この様なディスクカートリッジ101の離
脱状態ではジンバル19aは破線で示す位置に戻され、
且つシッピングロック23は図2の実線位置にスプリン
グ254で引き戻された状態に成される。
【0079】上述の実施例ではヘッドリフタ22を筒状
部22aとロッド部22b並にコイルスプリング22c
で構成させたものを説明したが、図13に示す様に筒状
部22a内に油261等を充填し、ロッド部22bの先
端に皮等のパッキン260を固定し、円形のシリンダ内
径に内接する様に成し、ダンピング部材を構成させるこ
とで磁気ヘッド装置66をディスク102に対接させる
際にヘッド先端を静かにディスク記録面上に対接させる
様に構成してもよい。
【0080】本発明は叙上の如く構成させたのでカート
リッジのローディング時にカートリッジが降下する様な
機能のないディスクの記録又は/及び再生用のヘッドロ
ード装置であってもヘッドを簡単な構成で記録又は/及
び再生可能状態にすることが出来る。
【0081】
【発明の効果】本発明の構成では上述の様に成したので
カートリッジのローディング時に、カートリッジがディ
スク駆動装置側に降下しない様なヘッドロード装置であ
っても信号の記録又は/及び再生可能なものが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッドロード装置の組立状態の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】本発明のヘッドロード装置の要部の平面図であ
る。
【図3】本発明のヘッドロード装置の要部の側面図であ
る。
【図4】本発明のヘッドロード装置の要部の組立状態を
示す斜視図である。
【図5】本発明のヘッドロード装置に用いるカム板の動
作説明図(I)である。
【図6】本発明のヘッドロード装置に用いるカム板の動
作説明図(II)である。
【図7】ヘッドロード装置の光学ピックアップ装置の構
成を一部破断して示す拡大平面図である。
【図8】ヘッドロード装置に対してディスクカートリッ
ジの挿入操作が開始された状態を一部を破断して示す拡
大側面図である。
【図9】ヘッドロード装置に対してディスクカートリッ
ジの挿入操作が完了された状態を一部を破断して示す拡
大側面図である。
【図10】ヘッドロード装置に挿入されたディスクカー
トリッジに対する保持動作が完了された状態を一部を破
断して示す拡大側面図である。
【図11】ヘッドロード装置に装着されるディスクカー
トリッジの構成を示す底面部より臨んだ閉蓋状態の斜視
図である。
【図12】ヘッドロード装置に装着されるディスクカー
トリッジの構成を示す底面側より臨んだ開蓋状態の斜視
図である。
【図13】本発明のヘッドロード装置の要部の他の実施
例を示す側断面図である。
【符号の説明】
3 スピンドルモータ 4 ディスクテーブル 6 昇降ブロック 11 昇降モータ 15 カム板 19 磁気ヘッド支持アーム 19a ジンバル 22 ヘッドリフタ 23 シッピングロック 101 ディスクカートリッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを回転転動する回転駆動手段位
    置にローディングし、該ディスクにヘッドを対向させて
    記録及び/又は再生可能状態にする様に成されたヘッド
    ロード装置に於いて、 上記ディスクを回動可能に収納したディスクカートリッ
    ジをローディングするローディング手段と、 上記ローディング手段に挿入された上記ディスクカート
    リッジに関連して動作するヘッドリフト手段とを具備
    し、 上記ディスクカートリッジを上記ローディング手段に挿
    入し、該ディスクカートリッジが上記ヘッドリフト手段
    に接触した状態で上記ヘッドを上記ディスクに対向させ
    て記録又は/及び再生可能状態に成すことを特徴とする
    ヘッドロード装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドリフト手段に係合・離脱可能
    に成されたシッピングロック手段を配設し、前記ヘッド
    が前記ディスクに対向した後に、更に前記ディスクカー
    トリッジを前記ローディング手段内に押圧した位置で該
    シッピングロック手段と該ヘッドリフト手段との係合を
    解除する様にして成ることを特徴とする請求項1記載の
    ヘッドロード装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドは記録及び/又は再生可能状
    態で前記ディスクと所定間隔・離間されたフライングヘ
    ッドであることを特徴とする請求項1記載のヘッドロー
    ド装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動手段は固定位置に保持した
    該ディスクに対して上動して回転駆動可能状態に位置決
    めする様に成したことを特徴とする請求項1記載のヘッ
    ドロード装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100392023B1 (ko) * 1994-08-11 2003-11-01 소니 가부시끼 가이샤 디스크구동장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100392023B1 (ko) * 1994-08-11 2003-11-01 소니 가부시끼 가이샤 디스크구동장치

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