JPH08167209A - ディスクローディング機構 - Google Patents

ディスクローディング機構

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JPH08167209A
JPH08167209A JP6332352A JP33235294A JPH08167209A JP H08167209 A JPH08167209 A JP H08167209A JP 6332352 A JP6332352 A JP 6332352A JP 33235294 A JP33235294 A JP 33235294A JP H08167209 A JPH08167209 A JP H08167209A
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disc
pull
disk
optical
optical disc
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Yasuyuki Iura
安之 井浦
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 左右一対のディスク引き込みアーム54,5
6は、前方側より光ディスク201が挿入されたとき、
先端側の引き込みピン55,57によりこの光ディスク
201の周縁部を挟持し、引き込み用バネ113の付勢
力により、ディスクテーブル4に向けて移動させる。 【効果】 モータ等の駆動力源を用いることなく、光デ
ィスク201をディスクテーブル4上まで引き込むこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクをディスク
プレーヤ装置に装着させるためのディスクローディング
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号が記録され、この情報信
号を光学ピックアップ装置により読み出すように構成さ
れた光ディスクが提案されている。この光ディスクは、
ポリカーボネイトの如き合成樹脂材料により円盤状に形
成されたディスク基板と、このディスク基板の一主面部
に形成された信号記録面部とを有して構成されている。
この信号記録面部には、アルミニウムの如き金属材料よ
りなる薄膜が、反射層として被着形成されている。
【0003】このような光ディスクは、上記光学ピック
アップ装置を備えたディスクプレーヤ装置に装着される
ことにより、該光学ピックアップ装置による情報信号の
読み出しを行われる。
【0004】上記ディスクプレーヤ装置は、上記光ディ
スクを上記光学ピックアップ装置に対向させた状態に保
持して回転操作する回転操作機構を有している。すなわ
ち、この回転操作機構及び上記光学ピックアップ装置
は、上記光ディスクが装着されるディスク装着部を構成
する。
【0005】そして、上記ディスクプレーヤ装置は、上
記光ディスクを上記ディスク装着部に装着させるための
ディスクローディング機構を有している。このディスク
ローディング機構は、上記ディスクプレーヤ装置の外方
側よりこのディスクプレーヤ装置を構成する外筐体に対
して挿入操作された光ディスクを搬送して上記ディスク
装着部に装着させるものである。
【0006】上記ディスクローディング機構としては、
いわゆるスロットイン方式のものが提案されている。こ
のスロットイン方式のディスクローディング機構は、上
記外筐体に形成されたスロットより挿入操作された光デ
ィスクを、この光ディスクの主面部に沿う方向に上記デ
ィスク装着部まで搬送して、このディスク装着部に装着
させるように構成されたものである。
【0007】このディスクローディング機構は、上記ス
ロットより挿入操作された光ディスクをこの光ディスク
の両主面部側より挟持する一対の回転ローラを有してい
る。これら回転ローラは、上記光ディスクを挟持した状
態で、モータの如き駆動力源よりの駆動力により回転操
作され、該光ディスクを搬送する。そして、上記ディス
ク装着部に対向する位置まで搬送された光ディスクは、
この光ディスクの主面部に垂直な方向に移動されて、該
ディスク装着部に装着され、チャッキングされる。
【0008】また、上記ディスク装着部に装着されてい
た光ディスクは、このディスクプレーヤ装置より排出さ
れるときには、この光ディスクの主面部に垂直な方向に
移動操作されて該ディスク装着部より離脱され、上記各
回転ローラにより挟持される。そして、この光ディスク
は、上記各回転ローラが回転操作されることにより、上
記スロットを介して、上記外筐体の外方側に搬出され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なディスクローディング機構を有して構成されるディス
クプレーヤ装置においては、上記光ディスクを搬送する
ための駆動力源となるローディング用モータ及びこのロ
ーディング用モータの電源を内蔵する必要があるため、
装置構成の大型化、重量増加、及び、消費電力の増大が
招来されている。また、このディスクプレーヤ装置にお
いて、上記ローディング用モータの電源を外部電源より
供給することとすると、該外部電源がないところ、例え
ば屋外等においては、このディスクプレーヤ装置を使用
できない。
【0010】したがって、このディスクローディング機
構は、いわゆる携帯用、屋外用のディスクプレーヤ装置
に適用する機構としては不適当である。
【0011】さらに、このディスクローディング機構に
おいては、光ディスクのディスク装着部に対する位置決
めを行うための位置決め部材を設けるとともに、この光
ディスクの装着後には、該位置決め部材を該光ディスク
より離間させる機構を設ける必要がある。
【0012】このような位置決め部材及びこの位置決め
部材を移動操作する機構を設けることにより、このディ
スクローディング機構は、装置構成が複雑化されてい
る。
【0013】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、装置構成の簡素化、小型化、軽
量化が可能となされ、消費電力の増加が抑えられ、特
に、携帯用、屋外用として構成されるディスクプレーヤ
装置に適用して好適なディスクローディング機構を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスクローディン
グ機構は、ディスク装着部の前方側に配設され基端側を
回動軸を介して回動可能に支持され先端側にディスク当
接部材を有する左右一対のディスク引き込みアームと、
該各ディスク引き込みアームの先端側がこれらディスク
引き込みアーム間の中心に向かう方向に該各ディスク引
き込みアームを回動付勢する引き込み用付勢部材とを備
え、上記各ディスク引き込みアームは、前方側よりこれ
らディスク引き込みアーム間に光ディスクが挿入された
とき、この光ディスクの周縁部に上記ディスク当接部材
を当接させ、このディスク当接部材を介して該光ディス
クの移動に伴って上記引き込み用付勢部材の付勢力に抗
して回動され、該各ディスク当接部材間の距離が該光デ
ィスクの直径に相当する距離となった後、該引き込み用
付勢部材の付勢力により、該各ディスク当接部材を介し
て、該光ディスクを上記ディスク装着部に向けて移動さ
せることとなされたものである。
【0015】また、本発明は、上記ディスクローディン
グ機構において、上記各ディスク当接部材は、上記光デ
ィスクの主面部に垂直である方向に突設されるととも
に、該光ディスクの周縁部に当接する側面部のディスク
装着部側の部分に欠損部を有し、該各ディスク引き込み
アームが該光ディスクをディスク装着部に対向する位置
に移動させたとき、この光ディスクの位置決めを行うこ
ととしたものである。
【0016】さらに、本発明は、上述の各ディスクロー
ディング機構において、上記ディスク装着部の後方側に
位置し、各ディスク引き込みアームが光ディスクをディ
スク装着部に対向する位置に移動させたとき、各ディス
ク当接部材と共働して該光ディスクを位置決めする位置
決め部材を設けたものである。
【0017】
【作用】本発明に係るディスクローディング機構におい
ては、ディスク装着部の前方側に配設され基端側を回動
可能に支持され先端側にディスク当接部材を有する左右
一対のディスク引き込みアームは、これら引き込みアー
ム間に前方側より光ディスクが挿入されると、該ディス
ク当接部材を該光ディスクの周縁部に当接させ該光ディ
スクの移動に伴って引き込み用付勢部材の付勢力に抗し
て回動され、さらに、該各ディスク当接部材間の距離が
該光ディスクの直径に相当する距離となった後に、該引
き込み用付勢部材の付勢力により、該光ディスクをディ
スク装着部に向けて移動させるので、該引き込み用付勢
部材の付勢力によって該光ディスクの所定位置までの搬
送が行える。
【0018】また、上記ディスクローディング機構にお
いて、上記各ディスク当接部材は、上記光ディスクの主
面部に垂直である方向に突設されるとともに該光ディス
クの周縁部に当接する側面部のディスク装着部側の部分
に欠損部を有し該各ディスク引き込みアームが該光ディ
スクをディスク装着部に対向する位置に移動させたとき
にこの光ディスクの位置決めを行うものとした場合に
は、該光ディスクを該ディスク装着部に対向する位置に
おいて位置決めできるとともに、この光ディスクが該デ
ィスク装着部に装着されたときには、この光ディスクよ
り離間する。
【0019】さらに、上述の各ディスクローディング機
構において、上記ディスク装着部の後方側に位置し上記
各ディスク引き込みアームが上記光ディスクを上記ディ
スク装着部に対向する位置に移動させたときに上記各デ
ィスク当接部材と共働して該光ディスクを位置決めする
位置決め部材を設けた場合には、該ディスク装着部に対
向する位置において該光ディスクを正確に位置決めする
ことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
【0021】この例は、本発明に係るディスクローディ
ング機構を、図1に示すように、光ディスク201に記
録された情報信号を再生するディスクプレーヤ装置に適
用した例である。以下の順序により説明する。
【0022】[1]光ディスクの構成(図1、図4) [2]ディスクプレーヤ装置の構成 (2−1)ディスク装着部(図1、図4) (2−2)ディスク引き込みアームの構成(図1、図
2、図4及至図16) (2−3)チャッキング部材の構成(図1、図2、図4
及至図16) (2−4)ディスク排出アームの構成(図1、図3、図
4及至図16) [3]ディスクプレーヤ装置の動作(図4及至図16) (3−1)初期状態(図4) (3−2)光ディスクの挿入操作(図4及至図10) (3−3)光ディスクのチャッキング(図9及び図1
0) (3−4)光ディスクのイジェクト操作(図11及至図
16) [1]光ディスクの構成(図1、図4) 上記光ディスク201は、ポリカーボネイトの如き合成
樹脂材料より、直径が例えば120mm程度の円盤状に
形成されたディスク基板を有している。このディスク基
板の中央部には、直径が例えば15mm程度のチャッキ
ング孔202が開設されている。
【0023】上記ディスク基板の一方の主面部は、信号
記録面となされており、このディスク基板が射出成型手
段により形成されるときに、微細な凹凸、すなわち、ピ
ットが形成される。このピットは、この光ディスクに記
録されるデジタル信号化された情報信号に対応したもの
となっている。
【0024】この信号記録面上には、アルミニウムの如
き金属材料よりなる反射層が被着形成されている。
【0025】この光ディスクは、光学ピックアップ装置
を用いて、他方の主面部である信号読み取り面の側よ
り、上記ディスク基板を透して上記信号記録面に集光さ
せた光束を照射し、また、この光束の該信号記録面より
の反射光束を検出することにより、情報信号の読み取り
が行えるように構成されている。
【0026】[2]ディスクプレーヤ装置の構成 (2−1)ディスク装着部(図1、図4) そして、上記ディスクプレーヤ装置は、図1に示すよう
に、上方側が開放された筐体本体部1を有している。こ
の筐体本体部1は、開放された上方側を蓋体8により閉
蓋され、この蓋体8とともに外筐体を構成している。
【0027】この外筐体は、底面部が、一辺の長さが上
記光ディスク201の直径に略々対応した長さ、すなわ
ち、例えば13cm及至14cm程度である矩形状とな
されている。また、この外筐体の上下方向の厚さは、例
えば2cm及至3cm程度となされている。
【0028】この外筐体の前面部には、上記光ディスク
201が前方側より水平に挿入操作されるためのスロッ
ト7が設けられている。
【0029】上記外筐体内の底面側には、シャーシ6が
配設されている。このシャーシ6上には、上記装着部2
が配設されている。このディスク装着部2は、ディスク
テーブル4と、光学ピックアップ装置5と、これらディ
スクテーブル4及び光学ピックアップ装置5を支持する
フレーム部とを有して構成されている。
【0030】このディスク装着部2のフレーム部は、上
記シャーシ6に対して、複数のダンパ部材3を介して支
持され、いわゆるフローティング状態に支持されてい
る。
【0031】上記ディスクテーブル4は、略々円盤状に
形成され、上記フレームに支持された図示しないスピン
ドルモータの駆動軸の先端側に取り付けられている。こ
のスピンドルモータは、上記駆動軸を上方側に向けて支
持されている。このディスクテーブル4は、上面部の中
央部分に、円錐台形状の突起を有している。このディス
クテーブル4は、上記シャーシ6の中央部上に位置して
いる。
【0032】上記ディスクテーブル4は、上記光ディス
ク201の中央部分が載置されると、上記円錐台形状の
突起を上記チャッキング孔202に嵌合させて、この光
ディスク201の主面部に沿う方向の位置決め、いわゆ
る調芯(センタリング)を行う。このディスクテーブル
4上に載置された光ディスク201は、後述するチャッ
キング部材により、このディスクテーブル4上に押さえ
られて保持される。
【0033】上記光学ピックアップ装置5は、光源とな
る半導体レーザ、この半導体レーザの発する光束を導く
種々の光学デバイス、この光束を集光して射出させる対
物レンズ107、この対物レンズ107を介して戻る光
束を検出する光検出器等を、光学ブロック部内に内蔵し
て構成されている。
【0034】この光学ピックアップ装置5は、上記フレ
ームにより、上記ディスクテーブル4に対する接離方向
に移動操作可能に支持されている。この光学ピックアッ
プ装置5は、上記対物レンズ107の光軸を上記スピン
ドルモータの駆動軸に平行となしており、この対物レン
ズ107を介して、上方に向けて、光束を射出する。こ
のディスク装着部2においては、上記光ディスク201
が上記ディスクテーブル4上に載置されて保持されるこ
とにより、上記光学ピックアップ装置5の対物レンズ1
07は、該光ディスク201の信号読み取り面に対向す
る。そして、上記スピンドルモータが回転駆動すること
によって上記ディスクテーブル4及び上記光ディスク2
01が回転操作され、また、上記光学ピックアップ装置
5が該ディスクテーブル4に対する接離方向に移動操作
されることにより、この光学ピックアップ装置5は、該
光ディスク201の信号記録領域の全面について、情報
信号の読み出しを行うことができる。
【0035】(2−2)ディスク引き込みアーム(図
1、図2、図4及至図16) 上記外筐体内には、図1に示すように、左右一対のディ
スク引き込みアーム54,56が配設されている。これ
らディスク引き込みアーム54,56は、図2に示すよ
うに、上記ディスク装着部2の前方側に、略々左右対称
である形状を有し左右対称の位置に配設されている。
【0036】これらディスク引き込みアーム54,56
は、それぞれ基端側に形成された支持孔59,61に、
上記蓋体8の下面部に植設された回動軸を挿通させ、こ
の回動軸を介して回動可能に支持されている。これらデ
ィスク引き込みアーム54,56は、初期状態におい
て、先端側を前方側に延在させている。
【0037】また、これらディスク引き込みアーム5
4,56は、先端側に、ディスク当接部材となるディス
ク引き込みピン55,57を有している。これらディス
ク引き込みピン55,57は、円柱状のピンであって、
上記スロット7より挿入操作される光ディスク201の
主面部に垂直である方向、すなわち、下方に向けて突設
されている。これらディスク引き込みピン55,57
は、下端側が縮径されることによって、上記スロット7
より挿入操作された光ディスク201の周縁部に当接す
る側面部のディスク装着部2側の部分が欠損部108と
なっている。
【0038】上記各ディスク引き込みアーム54,56
は、伝達部材となる引き込みスライダ51を介して互い
に連係されている。すなわち、上記引き込みスライダ5
1は、上記外筐体内において、上記蓋体8の下面部に沿
って、横方向にスライド可能に支持されている。この引
き込みスライダ51は、この引き込みスライダ51に設
けられた掛止爪94と上記外筐体内に設けられた図示し
ない掛止爪との間に張架された引き込み用付勢部材とな
る引き込みバネ113により、図2中矢印Gで示す一方
方向(このディスクプレーヤ装置に向かって右方向)に
付勢されている。
【0039】一方側(このディスクプレーヤ装置に向か
って右側)のディスク引き込みアーム56は、上記支持
孔61よりも後方側に、連係ピン60を有し、この連係
ピン60を上記引き込みスライダ51の連係溝53に嵌
入係合させている。また、他方側(このディスクプレー
ヤ装置に向かって左側)のディスク引き込みアーム54
は、上記支持孔59よりも前方側に、連係ピン58を有
し、この連係ピン58を上記引き込みスライダ51の連
係孔52に嵌入係合させている。
【0040】したがって、上記引き込みスライダ51が
図2中矢印Gで示す一方側にスライドされると、上記一
方側のディスク引き込みアーム56は、図2中矢印Hで
示すように、先端側を上記各ディスク引き込みアーム5
4,56間の中心側に向かわせる方向に回動される。ま
た、上記引き込みスライダ51が図2中矢印Gで示す一
方側にスライドされると、上記他方側のディスク引き込
みアーム54は、図2中矢印Jで示すように、先端側を
上記各ディスク引き込みアーム54,56間の中心側に
向かわせる方向に回動される。
【0041】すなわち、上記引き込みバネ113は、上
記各ディスク引き込みアーム54,56の先端側がこれ
らディスク引き込みアーム54,56間の中心に向かう
方向に該各ディスク引き込みアーム54,56を回動付
勢していることとなる。
【0042】上記各ディスク引き込みアーム54,56
は、図4及び図5において矢印Sで示すように、前方側
よりこれらディスク引き込みアーム54,56間に光デ
ィスク201が挿入されたとき、この光ディスク201
の周縁部に上記ディスク引き込みピン55,57を当接
させ、これらディスク引き込みピン55,57を介し
て、図5中に矢印T及び矢印Uで示すように、該光ディ
スク201の移動に伴って引き込みバネ113の付勢力
に抗する方向、すなわち、上記各ディスク引き込みピン
55,57間を離間させる方向に回動される。
【0043】なお、このように、上記光ディスク201
が挿入操作される前には、上記各ディスク引き込みアー
ム54,56は、後述するディスク検知レバー62によ
り、初期位置に保持されている。この初期位置において
は、上記各ディスク引き込みアーム54,56は、図4
に示すように、上記各ディスク引き込みピン55,57
間の間隔を、これらディスク引き込みピン55,57間
に上記光ディスク201が挿入され得る程度に離間させ
る位置となっている。
【0044】そして、上記各ディスク引き込みアーム5
4,56は、図6及び図7に示すように、上記各ディス
ク引き込みピン55,57間の距離が上記光ディスク2
01の直径に相当する距離となった後、さらにこの光デ
ィスク201が後方側に移動操作されることにより、図
8中矢印H及び矢印Jで示すように、上記引き込みバネ
113の付勢力により、該各ディスク引き込みピン5
5,57を互いに接近させる方向に回動され、図9及び
図10に示すように、該各ディスク引き込みピン55,
57を介して、該光ディスク201を上記ディスク装着
部2上に向けて移動させる。
【0045】上記各ディスク引き込みピン55,57
は、上記各ディスク引き込みアーム54,56が上記光
ディスク201を上記ディスク装着部2に対向する位
置、すなわち、上記チャッキング孔202が上記ディス
クテーブル4の中央部に対向する位置に移動させたと
き、この光ディスク201の位置決めを行う。
【0046】このように、上記各ディスク引き込みアー
ム54,56が上記光ディスク201を上記ディスク装
着部2に対向する位置まで引き込んだときには、これら
ディスク引き込みアーム54,56は、後述するディス
ク検知レバー62が該光ディスク201によって回動操
作されることにより、ローディング位置となされる。こ
のローディング位置においては、上記各ディスク引き込
みアーム54,56は、図9に示すように、上記各ディ
スク引き込みピン55,57を互いに近接させる位置と
なっている。
【0047】また、後述する位置決め部材となるディス
ク排出ピン13,15は、上記ディスク装着部2の後方
側に位置し、上記各ディスク引き込みアーム54,56
が上記光ディスク201を該ディスク装着部2に対向す
る位置に移動させたとき、上記各ディスク引き込みピン
55,57と共働して該光ディスク201の位置決めを
行う。
【0048】(2−3)チャッキング部材の構成(図
1、図2、図4及至図16) 上記外筐体内には、チャッキング部材が配設されてい
る。このチャッキング部材は、チャッキングフレーム8
4、ディスクリフタ板90、チャッキングアーム92及
びチャッキングプレート91により構成されている。
【0049】上記チャッキングフレーム84は、上記外
筐体内の後縁部に沿って配設される後梁部と、この後梁
部の両端側より前方に向けて延在されて該外筐体内の左
右両側縁部に沿わされた左右一対の側梁部86,86と
を有して、コの字形状に形成されている。このチャッキ
ングフレーム84は、上記各側梁部86,86の後方側
部分に、左右一対の支持孔85,85を有している。こ
のチャッキングフレーム84は、上記各支持孔85,8
5に上記外筐体内に配設された左右一対の支軸を挿通さ
せることにより、回動可能に支持され、上記各側梁部8
6,86の前端側を上下方向に移動可能としている。
【0050】上記チャッキングフレーム84の両側梁部
86,86の前端側部分の間には、これら側梁部86,
86間に亘って、ディスクリフタ板90が取り付けられ
ている。このディスクリフタ板90は、中央部分に上記
ディスク装着部2の大きさに対応した切り欠き部を有し
ており、上記チャッキングフレーム84が回動されて上
記シャーシ6側に移動されたとき、すなわち、上記チャ
ッキングフレーム84がチャッキング位置となされたと
きには、該切り欠き部内に該ディスク装着部2を嵌入さ
せて、上記ディスクテーブル4よりも該シャーシ6側に
移動される。
【0051】また、上記ディスクリフタ板90は、上記
チャッキングフレーム84が回動されて上記シャーシ6
より離間する方向に移動されたとき、すなわち、上記チ
ャッキングフレーム84がリリース位置となされたとき
には、上記ディスクテーブル4よりも該シャーシ6より
離間した位置に移動される。
【0052】そして、上記チャッキングアーム92は、
上記チャッキングフレーム84の後梁部の略々中央部よ
り、前方側に向けて突出形成されている。このチャッキ
ングアーム92の先端側部分は、上記ディスクテーブル
4の上方に位置している。
【0053】上記チャッキングプレート91は、上記光
ディスク201のチャッキング孔202の直径よりやや
大きな直径を有する円盤状に形成されている。このチャ
ッキングプレート91は、上記チャッキングアーム92
の先端側部分の下面部に、回転可能に取り付けられてい
る。
【0054】このチャッキングプレート91は、上記チ
ャッキングフレーム84が上記チャッキング位置となさ
れたときには、上記ディスクテーブル4の上面部に当接
される。このとき、上記ディスクテーブル4上に上記光
ディスク201が載置されていた場合には、上記チャッ
キングプレート91は、該ディスクテーブル4と共働し
て該光ディスク201を挟持する。上記ディスクテーブ
ル4と共働して上記光ディスク201を挟持しているチ
ャッキングプレート91は、このディスクテーブル4が
上記スピンドルモータにより回転操作されると、このデ
ィスクテーブル4及び該光ディスク201とともに、回
転操作される。
【0055】また、このチャッキングプレート91は、
上記チャッキングフレーム84が上記リリース位置とな
されたときには、上記ディスクテーブル4の上面部より
離間される。
【0056】上記チャッキングフレーム84が上記リリ
ース位置となされているときには、上記スロット7より
光ディスク201が挿入操作されると、この光ディスク
201は、上記チャッキングプレート91と上記ディス
クリフタ板90との間に挿入される。
【0057】そして、上記チャッキングフレーム84
は、一の側梁部86(この例では他側側の側梁部)に設
けられたバネ掛止部87と上記外筐体内に設けられたバ
ネ掛止部との間に張架された引っ張りコイルバネ89に
より、図1及び図2中矢印Lで示すように、上記チャッ
キング位置となる側、すなわち、上記チャッキングプレ
ート91を上記ディスクテーブル4側に移動させる方向
に回動付勢されている。一の側梁部86(この例では他
側側の側梁部)の近傍には、ストッパ部材73と、イジ
ェクトスライダ77とが配設されている。
【0058】上記ストッパ部材73は、上記外筐体内の
他側側に配設された支持側板67に対して、支軸75を
介して、下縁部分を回動可能に支持されている。このス
トッパ部材73は、上縁部を上方に向けた初期状態にお
いて、この上縁側に設けられた当接支持部106によ
り、上記一の側梁部86の下縁部を当接支持し、上記チ
ャッキングフレーム84を上記リリース位置に保持する
ようになされている。
【0059】そして、このストッパ部材73は、上記支
軸75回りに回動操作されて上縁部を上記外筐体の内方
側に移動させることにより、上記当接支持部106によ
る上記一の側梁部86に対する支持を解除し、上記チャ
ッキングフレーム84が上記チャッキング位置に向けて
回動することを可能とする。
【0060】上記ストッパ部材73は、上記支軸75に
外嵌装された捻りコイルバネ76により、チャッキング
フレーム84を支持する初期状態となる方向に回動付勢
されている。
【0061】上記ストッパ部材73は、上端側に係合ピ
ン74を有し、この係合ピン74を介して、上記引き込
みスライダ51に取り付けられた鈎状部材93により、
上記捻りコイルバネ76の付勢力に抗して回動操作され
る。この鈎状部材93は、上記引き込みスライダ51の
他端側に、この引き込みスライダ51上に植設された支
軸96を介して、基端側を回動可能に支持されている。
この鈎状部材93は、先端側に鈎部を有し、この鈎部を
上記係合ピン73に係合させ得る初期位置と、この鈎部
を該係合ピン73より離間させる位置とに亘って、回動
操作可能となされている。この鈎状部材93は、捻りコ
イルバネ95により、図1及び図2中矢印Rで示すよう
に、上記初期位置となる方向に回動付勢されている。
【0062】上記引き込みスライダ51は、上記各ディ
スク引き込みアーム54,56を上記初期位置としてい
るときには、図4に示すように、上記鈎状部材93の鈎
部を上記ストッパ部材73の係合ピン74に係合させて
いる。
【0063】上記光ディスク201が挿入操作され、上
記引き込みスライダ51が上記各ディスク引き込みアー
ム54,56を上記ローディング位置としたときには、
この引き込みスライダ51は、図9に示すように、上記
鈎状部材93の鈎部により上記係合ピン74を上記外筐
体の内方側方向に移動させ、ストッパ部材73を回動操
作する。
【0064】すなわち、上記光ディスク201が上記デ
ィスク装着部2に対向する位置まで引き込まれたとき、
上記引き込みスライダ51は、上記鈎状部材93を介し
て上記ストッパ部材73を回動させ、上記チャッキング
フレーム84を上記チャッキング位置とさせる。
【0065】上記イジェクトスライダ77は、前後一対
の支持スリット78,79を有し、上記支持側板67に
設けられた前後一対の支持ピン69,68をこれら支持
スリット78,79に対応して挿通係合させることによ
り、前後方向にスライド可能に支持されている。
【0066】このイジェクトスライダ77は、前端部に
イジェクト釦82が取り付けられている。このイジェク
ト釦82は、上記外筐体の前面部に設けられた透孔を介
して、この外筐体の前面部よりも前方側に突出されてい
る。このイジェクトスライダ77は、上記外筐体との間
に張架された引っ張りコイルバネ83により、図1中矢
印Mで示すように、前方方向に移動付勢されている。
【0067】このイジェクトスライダ77は、後端側部
分に、リリース操作ピン80を有している。このリリー
ス操作ピン80は、上記チャッキングフレーム8の一の
側梁部86の下側に位置している。この一の側梁部86
の下縁部には、テーパカム部88が形成されている。
【0068】このイジェクトスライダ77は、上記イジ
ェクト釦82を押圧されて後方側にスライドされると、
上記リリース操作ピン80を上記テーパカム部88に対
して摺接させることにより、上記チャッキングフレーム
84を上記リリース位置まで回動させる。
【0069】また、このイジェクトスライダ77は、上
記引っ張りコイルバネ83の付勢力により前方側にスラ
イドされると、上記リリース操作ピン80を上記テーパ
カム部88に接触しない位置に移動させることにより、
上記チャッキングフレーム84が上記チャッキング位置
に回動することを可能とする。
【0070】また、上記イジェクトスライダ77は、上
記引き込みスライダ51の他端側部分の上方側に延在さ
れた係合片81を有している。この係合片81の後縁部
は、上記イジェクトスライダ77のスライド方向、すな
わち、前後方向に対して傾斜されたテーパ部となってお
り、上記引き込みスライダ51の他端側に取り付けられ
た復帰操作ピン65の前側に臨んでいる。
【0071】上記イジェクトスライダ77は、図11に
おいて矢印Xで示すように、上記イジェクト釦82を押
圧されて後方側にスライドされると、上記係合片81の
後縁部を上記復帰操作ピン65に対して摺接させること
により、上記引き込みスライダ51を、図11中矢印Y
で示すように、上記各ディスク引き込みアーム54,5
6を上記初期位置とする位置に復帰させる。
【0072】そして、ディスク検知レバー62は、上記
外筐体内において、基端側を支軸102を介して回動可
能に支持されている。このディスク検知レバー62の先
端側には、ディスク検知ピン63が植設されている。
【0073】このディスク検知レバー62は、上記ディ
スク検知ピン63を上記支軸102と上記引き込みスラ
イダ51の一端部との間に位置させる図4に示す初期位
置と、該ディスク検知ピン63を該初期位置より後方側
に移動させた位置である図8に示すディスク検知位置と
に亘って、回動可能となされている。
【0074】上記ディスク検知レバー62は、捻りコイ
ルバネ64により、図1及び図2中矢印Kで示すよう
に、上記初期位置において上記ディスク検知ピン63を
前方側に移動させる方向に回動付勢され、この初期位置
に位置決めされている。
【0075】このディスク検知レバー62は、上記初期
位置にあるときには、図4に示すように、上記ディスク
検知ピン63によって、上記各引き込みスライダ51が
上記各ディスク引き込みアーム54,56を初期位置と
する位置よりも一端側方向に移動すること、すなわち、
該引き込みスライダ51が該各ディスク引き込みアーム
54,56を上記ローディング位置とすることを阻止し
ている。
【0076】すなわち、このディスク検知レバー62
は、上記初期位置にあるときには、上記引き込みスライ
ダ51が上記チャッキングフレーム84を上記ディスク
装着部2に接近する方向、すなわち、上記チャッキング
位置に向かう方向に回動させることを阻止している。
【0077】そして、上記ディスク検知レバー62は、
上記光ディスク201が上記ディスク装着部2に対向す
る位置に存在するときには、図9に示すように、この光
ディスク201により上記ディスク検知ピン63を後方
側に移動操作されてディスク検知位置に回動操作され
る。
【0078】このとき、このディスク検知レバー62
は、上記ディスク検知ピン63による上記引き込みスラ
イダ51に対する移動の阻止を解除し、この引き込みス
ライダ51が上記各ディスク引き込みアーム54,56
を初期位置とする位置よりも一端側方向に移動するこ
と、すなわち、該引き込みスライダ51が該各ディスク
引き込みアーム54,56を上記ローディング位置とす
ることを可能とする。
【0079】すなわち、上記光ディスク201が上記デ
ィスク装着部2に対向する位置に存在するときには、上
記ディスク検知レバー62は、上記引き込みスライダ5
1が上記チャッキングフレーム84を上記チャッキング
位置に向かう方向に回動させることを可能とする。
【0080】そして、上記ディスク検知レバー62は、
上記引き込みスライダ51が上記各ディスク引き込みア
ーム54,56を上記ローディング位置としたとき、す
なわち、該各ディスク引き込みアーム54,56が光デ
ィスク201をディスク装着部2に対向する位置に移動
させたときには、図9に示すように、該引き込みスライ
ダ51の一端部によって、上記ディスク検知ピン63を
該光ディスク201より離間させる位置に保持される。
【0081】すなわち、このとき、上記引き込みスライ
ダ51は、一端部を上記ディスク検知ピン63に当接さ
せることにより、このディスク検知ピン63を上記光デ
ィスク201より離間した位置に保持する。
【0082】したがって、上記チャッキングフレーム8
4は、上記各ディスク引き込みアーム54,56が上記
ローディング位置となって上記光ディスク201を上記
ディスク装着部2に対向する位置に移動させ、かつ、上
記ディスク検知レバー62が該光ディスク201により
上記ディスク検知位置に回動操作されたときに、これら
ディスク引き込みアーム54,56の回動に連動して、
該ディスク装着部2に接近する方向に移動操作されて上
記チャッキング位置となされ、該光ディスク201を該
ディスク装着部2に装着させる。
【0083】上記ディスク装着部2に上記光ディスク2
01が装着されたとき、すなわち、該光ディスク201
が上記ディスクテーブル4上に載置されてこのディスク
テーブル4と上記チャッキングプレート91とにより挟
持されたときには、この光ディスク201の周縁部は、
上記各ディスク引き込みピン55,57の欠損部108
に対向している。すなわち、上記ディスク装着部2に装
着された光ディスク201は、周縁部を上記各ディスク
引き込みピン55,57に摺接させることがない。
【0084】また、上記ディスク装着部2に上記光ディ
スク201が装着されたときには、この光ディスク20
1は、上述したように上記チャッキングフレーム84が
上記チャッキング位置となっているときには上記ディス
クリフタ板90が上記ディスクテーブル4よりも上記シ
ャーシ6側となっていることから、このディスクリフタ
板90に摺接することがない。
【0085】そして、上記ディスク装着部2に装着され
た光ディスク201は、上記チャッキングフレーム84
が上記リリース位置に回動されると、上記ディスクリフ
タ板90に載置されて上方側に移動されることより、上
記ディスクテーブル4より離間させられる。
【0086】(2−4)ディスク排出アームの構成(図
1、図3、図4及至図16) 上記外筐体内には、ディスク排出部材となる左右一対の
ディスク排出アーム12,14が配設されている。これ
らディスク排出アーム12,14は、上記ディスク装着
部2の後方側に、左右対称に配設されている。
【0087】これらディスク排出アーム12,14は、
それぞれ基端側を、上記蓋体8の下面部に取り付けられ
た支持天板9に植設された左右一対の支軸10,11に
対応して支持され、初期状態においては、図4に示すよ
うに、それぞれ先端側を該各ディスク排出アーム12,
14間の中間側の斜め前方側に向けてた初期位置となさ
れている。
【0088】上記各ディスク排出アーム12,14は、
それぞれ先端側に、ディスク当接部材となり上記位置決
め部材ともなるディスク排出ピン13,15を有してい
る。上記各ディスク排出アーム12,14が上記初期位
置であるとき、上記各ディスク排出ピン13,15も、
これらディスク排出ピン13,15の初期位置となる。
【0089】すなわち、上記各ディスク排出アーム1
2,14は、上記ディスク排出ピン13,15を前後方
向に移動可能として支持されている。そして、これらデ
ィスク排出アーム12,14は、前方側より上記ディス
ク装着部2に向かって移動される光ディスク201によ
り、図7及至図9において矢印W及び矢印Vで示すよう
に、上記ディスク排出ピン13,15を押圧され、この
ディスク排出ピン13,15を後方に移動させる方向に
回動操作される。
【0090】上記各ディスク排出アーム12,14は、
基端側に、上記支軸10,11を中心とするギヤ部1
6,17を有している。そして、上記蓋体8の下面部の
後方側部分には、上記各ディスク排出アーム12,14
のギヤ部16,17に対応して噛合する一対のラックギ
ヤ部34,36を有し、付勢力切り換えスライダともな
る排出スライダ31が、支持天板9を介して、横方向に
スライド可能に支持されている。
【0091】上記排出スライダ31は、一対の支持スリ
ット32,33を有し、これら支持スリット32,33
に、上記支持天板9に植設された一対の支持ピンを挿通
させて、スライド可能に支持されている。
【0092】一方側(ディスクプレーヤ装置に向かって
右側)の排出アーム12のギヤ部16に噛合する上記排
出スライダ31の一端側のラックギヤ部34は、前方側
に向けて形成され、該ギヤ部16の後方側部分に噛合し
ている。また、他方側(ディスクプレーヤ装置に向かっ
て左側)の排出アーム14のギヤ部17に噛合する上記
排出スライダ31の他端側のラックギヤ部36は、後方
側に向けて形成され、該ギヤ部17の前方側部分に噛合
している。
【0093】したがって、上記排出スライダ31が、図
1中矢印Bで示す他側側方向にスライドされると、上記
各ディスク排出アーム12,14は、図1中矢印C及び
矢印Dで示すように、上記各ディスク排出ピン13,1
5をこれらディスク排出アーム12,14の中間位置を
経て前方側に移動させる方向に回動される。
【0094】そして、このディスクプレーヤ装置は、上
記ディスク排出アーム12,14を回動付勢する付勢手
段を有している。
【0095】この回動手段は、上記ディスク排出ピン1
3,15が前方に向かう方向にディスク排出アーム1
2,14を回動付勢する排出用付勢部材となる排出用バ
ネ29と、該ディスク排出ピン13,15が後方に向か
う方向に該ディスク排出アーム12,14を付勢する付
勢力であって該排出用バネ29の付勢力よりも強い付勢
力を発する退避用付勢部材となる退避用バネ23とから
なる。
【0096】上記排出用バネ29は、引っ張りコイルバ
ネであって、上記支持天板9上の他側側のバネ掛止片2
7と上記排出スライダ31上のバネ掛止部25との間に
張架され、該排出スライダ31を図1中矢印Bで示す他
側側方向に付勢している。
【0097】また、上記退避用バネ23は、引っ張りコ
イルバネであって、上記支持天板9上の一側側のバネ掛
止片30とこの支持天板9上の他側側に回動可能に取り
付けられた第1の切り換えレバー19のバネ掛止部24
との間に張架されている。
【0098】上記第1の切り換えレバー19は、上記付
勢手段による上記ディスク排出アーム12,14に対す
る付勢方向を切り換える付勢方向切り換え機構を構成す
るものである。この第1の切り換えレバー19は、中央
部分を、上記支持天板9に対して支軸111を介して回
動可能に支持されている。
【0099】この第1の切り換えレバー19は、前端側
が操作端22となされ、後端側が被操作端21となされ
ている。この第1の切り換えレバー19は、上記支軸1
11と上記操作端22との間に上記バネ掛止部24を有
し、このバネ掛止部24に掛止される上記退避用バネ2
3により、該操作端22を、図1中矢印Aで示す一側側
方向に移動させる方向に回動付勢されている。
【0100】この第1の切り換えレバー19は、上記操
作端22を前方側に向け上記被操作端21を後方側に向
ける初期位置において位置決めされ、この初期位置よ
り、上記退避用バネ23を引き延ばす方向に、所定の角
度内において回動可能となされている。
【0101】上記付勢方向切り換え機構は、上記第1の
切り換えレバー19と、上記排出スライダ31に回動可
能に取り付けられた第2及び第3の切り換えレバー4
3,40とから構成される。
【0102】上記第2の切り換えレバー43は、上記第
1の切り換えレバー19の後方側に位置して配設され、
上記排出スライダ31の他端側に向けた基端側を支軸1
09を介して該排出スライダ31に回動可能に支持され
ている。この第2の切り換えレバー43は、上記排出ス
ライダ31の一端側に向けた先端部を、上記第1の切り
換えレバー19の被操作端21に対向させている。
【0103】この第2の切り換えレバー43は、捻りコ
イルバネ44により、図1中矢印Fで示すように、先端
側を前方側に移動させる方向に回動付勢されるととも
に、先端側に設けられた倣いピン45を上記支持天板9
の後縁部に形成されたカム部26に当接させて、図4に
示すように、初期位置に位置決めされている。このカム
部26は、上記排出スライダ31が一端側方向に移動さ
れたときに、図9に示すように、上記倣いピン45を介
して、上記第2の切り換えレバー43の先端側を後方側
に移動させる形状を有している。
【0104】上記第3の切り換えレバー40は、上記第
1の切り換えレバー19の前方側に位置して配設され、
上記排出スライダ31の一端側に向けた基端側を支軸1
12を介して該排出スライダ31に回動可能に支持され
ている。この第3の切り換えレバー40は、先端部41
を上記排出スライダ31の他端側に向けている。
【0105】この第3の切り換えレバー40は、捻りコ
イルバネ42により、図1中矢印Eで示すように、先端
部41を後方側に移動させる方向に回動付勢された状態
で、初期位置に位置決めされている。
【0106】この第3の切り換えレバー40は、上記排
出スライダ31が一端側方向にスライドされたときに、
上記第1の切り換えレバー19の操作端22が先端側に
当接されることにより一旦は先端部41を前方側に移動
させる方向に回動された後、上記捻りコイルバネ42の
付勢力により初期位置に復帰し、このとき、図8及び図
9に示すように、該先端部41を、該第1の切り換えレ
バー19の操作端22に対向させる。
【0107】なお、上記第1の切り換えレバー19の操
作端22は、この第1の切り換えレバー19が初期位置
にあるならば、上記排出レバー31が一端側方向にスラ
イドされても、上記第3の切り換えレバー40の先端側
に当接しない。しかし、上記第1の切り換えレバー19
は、上記排出レバー31が一端側方向にスライドされる
ときには、後述するように、上記第2の切り換えレバー
43により、初期位置よりも上記操作端22を前方側と
する方向に回動されるため、この操作端22を上記第3
の切り換えレバー40の先端側に当接させ、また、この
第3の切り換えレバー40の先端部41に対向させるの
である。
【0108】この付勢方向切り換え機構は、上記ディス
ク排出ピン13,15の移動方向及び位置に応じて、上
記付勢手段による上記ディスク排出アーム12,14に
対する付勢方向を切り換えるものである。
【0109】すなわち、上記ディスク排出アーム12,
14は、上記ディスク排出ピン13,15を上記初期位
置と第1の反転位置との間、すなわち、該第1の反転位
置よりも前方側に位置させているときには、図4及至図
8に示すように、このディスク排出ピン13,15を前
方に移動させる方向に回動付勢される。このときの上記
ディスク排出アーム12,14に対する上記ディスク排
出ピン13,15を前方に移動させる方向の回動付勢
は、上記排出用バネ23により、上記排出スライダ31
を介してなされる。
【0110】上記第1の反転位置は、上記光ディスク2
01が上記ディスク装着部2に対向する位置となされた
ときの、この光ディスク201の後方側の縁部に相当す
る位置である。
【0111】また、上記各ディスク排出ピン13,15
が上記第1の反転位置に至ったとき、上記第2の切り換
えレバー43は、図8及至図9に示すように、先端側を
後方側に移動されることにより、この先端側を上記第1
の切り換えレバー19の被操作端21より後方側へ外
す。
【0112】そして、上記排出スライダ31が一端側に
移動されて上記ディスク排出ピン13,15が上記第1
の反転位置に接近したときには、図7及び図8に示すよ
うに、上記第2の切り換えレバー43により、上記第1
の切り換えレバー19が回動され、上記退避用バネ29
が伸ばされる。したがって、このとき、上記退避用バネ
29も、上記第1及び第2の切り換えレバー19,43
を介して、上記排出用バネ23と同様に、上記排出スラ
イダ31を他端側方向に付勢し、上記ディスク排出ピン
13,15を前方に移動させる方向に上記各ディスク排
出アーム12,14を回動付勢する。
【0113】また、この付勢方向切り換え機構は、上記
ディスク排出ピン13,15が後方に向けて移動してい
るときであって該ディスク排出ピン13,15の位置が
第1の反転位置とこの第1の反転位置よりも後方側であ
る第2の反転位置との間であるときには、図9に示すよ
うに、上記退避用バネ29の付勢力を、上記第1の切り
換えレバー19の操作端22及び上記第3の切り換えレ
バー40の先端部41を介して、上記ディスク排出アー
ム12,14に伝達させる。
【0114】このとき、上記退避用バネ29の付勢力
は、上記排出スライダ31を一端側方向に付勢し、図9
中矢印W及び矢印Vで示すように、上記ディスク排出ピ
ン13,15を後方に移動させる方向に上記各ディスク
排出アーム12,14を回動付勢する。ここで、上記退
避用バネ29の付勢力は、上記排出用バネ23の付勢力
よりも大きいため、上記各ディスク排出アーム12,1
4は、上記各ディスク排出ピン13,15を後方に移動
させる方向に回動される。したがって、このとき、上記
各ディスク排出ピン13,15は、上記光ディスク20
1の周縁部より離間され、上記第2の反転位置に至る。
【0115】そして、上記付勢方向切り換え機構は、上
記各ディスク排出アーム12,14が上記各ディスク排
出ピン13,15を上記第2の反転位置よりも後方側に
位置させているときには、該各ディスク排出アーム1
2,14を、該ディスク排出ピン13,15が前方に移
動される方向に回動付勢する。
【0116】すなわち、上記各ディスク排出ピン13,
15が上記第2の反転位置を経てこの第2の反転位置よ
りも後方側に位置するときには、図10に示すように、
上記第1の切り換えレバー19が初期位置に復帰して上
記操作端22を上記第3の切り換えレバー40の先端部
41より後方側に外すため、上記排出スライダ31は、
上記排出用バネ23のみにより、他端側方向に付勢され
ることとなる。
【0117】そして、上記各ディスク排出ピン13,1
5が上記第2の反転位置よりも後方側に至った後、上記
排出スライダ31は、ロック機構となるロックレバー4
6により掛止される。
【0118】このロックレバー46は、上記支持天板9
の下面部に植設された支軸110を介して、中央部分を
回動可能に支持され、上記排出スライダ31の他端側の
前縁部近傍に配設されている。
【0119】このロックレバー46は、捻りコイルバネ
47により、図1及び図2中矢印Qで示すように、一端
側を上記排出スライダ31の前縁部に押接させる方向に
回動付勢されている。このロックレバー46の一端側に
は、ロックピン49が取り付けられている。
【0120】また、このロックレバー46の他端側に
は、前方側に向けて被押圧面部48が形成されている。
この被押圧面部48は、上記イジェクトスライダ77の
後端部に対向している。
【0121】そして、上記排出スライダ31の他端側の
前縁部分には、上記ロックピン49が嵌入係合するため
のロック凹部50が形成されている。
【0122】上記排出スライダ31が上記各ディスク排
出ピン13,15を上記初期位置より上記第1の反転位
置までの間に位置させているときには、上記ロックレバ
ー46は、図4及至図8に示すように、上記ロックピン
49を上記排出スライダ31の前縁部であって上記ロッ
ク凹部50よりもこの排出スライダ31の一端側である
部分に当接させている。
【0123】そして、上記ロックレバー46は、上記排
出スライダ31が上記各ディスク排出ピン13,15を
上記第1の反転位置よりも後方に位置させているときに
は、図9及び図10に示すように、上記ロックピン49
を上記ロック凹部50内に嵌合させる。このとき、上記
排出スライダ31は、上記ロックレバー46により、他
端側方向に復帰することを阻止される。
【0124】上記ロックレバー46は、上記イジェクト
スライダ77が後方側にスライドされると、図11に示
すように、このイジェクトスライダ77の後端部により
上記被押圧面部48を押圧され、上記捻りコイルバネ4
7の付勢力に抗して回動され、上記ロックピン49を上
記ロック凹部50より前方側に抜け出させる。したがっ
て、このとき、上記排出スライダ31は、上記排出用バ
ネ23の付勢力により、他端側方向に復帰することが可
能となされる。
【0125】すなわち、上記ロックレバー46は、上記
排出スライダ31を介して、上記ディスク排出アーム1
2,14を、上記イジェクトスライダ77による解除操
作可能に、上記各ディスク排出ピン13,15を上記第
1の反転位置よりも後方側、すなわち、上記光ディスク
201より離間した位置とする位置において掛止する。
【0126】上記イジェクトスライダ77が後方側にス
ライドされて上記排出スライダ31が上記排出用バネ2
3の付勢力により他端側方向に復帰するときには、図1
1及至図14に示すように、この排出スライダ31は、
上記各ディスク排出ピン13,15が上記初期位置に復
帰するまで、図11及至図14中矢印C及び矢印Dで示
すように、上記各ディスク排出アーム12,14を回動
操作する。
【0127】上記イジェクトスライダ77が後方側にス
ライドされたときには、上述したように、上記チャッキ
ングフレーム84が上記リリース位置となされるので、
上記ディスクテーブル4上に載置されていた光ディスク
201は、上記ディスクリフタ板90により上昇され、
該ディスクテーブル4より離間される。
【0128】そして、このディスクリフタ板90により
上昇された光ディスク201は、前方側に移動する上記
各ディスク排出アーム12,14のディスク排出ピン1
3,15により、前方側に移動操作される。
【0129】上記外筐体内の前方側部分の両側側は、左
右一対のブレーキ部材97,97が配設されている。上
記各ブレーキ部材97は、それぞれ後端側を上記外筐体
内に設けられた支軸99により回動可能に支持され、前
端側のバネ掛止ピン100と上記外筐体の内壁部との間
に亘って張架された引っ張りコイルバネ98により、図
1中矢印O及び矢印Pで示すように、該前端側を上記外
筐体の内側側に向ける方向に回動付勢された状態で、初
期位置に位置決めされている。
【0130】上記各ブレーキ部材97,97は、上記ロ
ックレバー46による上記排出スライダ31に対する掛
止、すなわち、ディスク排出アーム12,14に対する
掛止が解除され、図15中矢印Zで示すように、このデ
ィスク排出アーム12,14が上記ディスク排出ピン1
3,15を介して上記排出用バネ23の付勢力により上
記光ディスク201を前方側に排出したときに、図15
に示すように、この光ディスク201の周縁部に摺接す
る。
【0131】このとき、上記各ブレーキ部材97,97
は、上記光ディスク201により、上記各引っ張りコイ
ルバネ98,98の付勢力に抗して、上記外筐体の外側
側方向に回動され、これら引っ張りコイルバネ98,9
8の初期状態への復帰力により、この光ディスク201
の移動速度を抑える。このとき、上記光ディスク201
は、図14に示すように、前方側部分の略々半分の部分
を上記スロット7を介して上記外筐体の前方側に突出さ
せた状態で停止する。
【0132】そして、図15及び図16において矢印Z
で示すように、上記光ディスク201が上記スロット7
を介して上記外筐体より前方側に抜き取られることによ
り、イジェクト操作が完了する。
【0133】[3]ディスクプレーヤ装置の動作(図4
及至図16) (3−1)初期状態(図4) このディスクプレーヤ装置においては、初期状態におい
ては、図4に示すように、上記各ディスク引き込みアー
ム54,56及び上記ディスク検知レバー62は、上記
初期位置となされている。
【0134】また、上記各ディスク排出アーム12,1
4は、上記各ディスク排出ピン13,15を初期位置と
なしている。
【0135】上記チャッキングフレーム84は、上記ス
トッパ部材73の当接支持部106により、上記リリー
ス位置に保持されている。
【0136】(3−2)光ディスクの挿入操作(図4及
至図10) このディスクプレーヤ装置において、光ディスク201
を挿入操作するには、図4において矢印Sで示すよう
に、上記スロット7を介して、上記各ディスク引き込み
アーム54,56間に、前方側より該光ディスク201
を挿入する。すると、上記各ディスク引き込みアーム5
4,56は、この光ディスク201の周縁部により上記
各ディスク引き込みピン55,57を押圧され、上記引
き込みバネ113の付勢力に抗して、図5中矢印T及び
矢印Uで示すように、該各ディスク引き込みピン55,
57間を離間させる方向に回動される。
【0137】上記光ディスク201をさらに後方側に挿
入すると、図6に示すように、上記各ディスク引き込み
ピン55,57間の間隔が上記光ディスク201の直径
に等しい距離となる。このとき、上記光ディスク201
の後縁部分は、上記初期位置となっている上記各ディス
ク排出ピン13,15に当接する。
【0138】また、このとき、上記ディスク検知レバー
62は、上記光ディスク201の周縁部に上記ディスク
検知ピン63を当接され、このディスク検知ピン63を
後方側とする方向に回動され始める。
【0139】上記光ディスク201をさらに後方側に挿
入すると、図7に示すように、この光ディスク201の
後縁部分は、上記各ディスク排出ピン13,15を押圧
し、図7中矢印W及び矢印Vで示すように、上記各ディ
スク排出アーム12,14を、上記排出用バネ29の付
勢力に抗して回動させる。
【0140】上記ディスク検知レバー62は、上記光デ
ィスク201の周縁部に上記ディスク検知ピン63を当
接され、このディスク検知ピン63を後方側とする方向
に回動されている。
【0141】また、このとき、上記第1の切り換えレバ
ー19の被操作端21に上記第2の切り換えレバー43
の先端部が当接し、上記退避用バネ23が伸ばされ始め
る。上記各ディスク排出アーム12,14の上記各ディ
スク排出ピン13,15を後方側に移動させる回動が始
まると、図8に示すように、上記各ディスク引き込みア
ーム54,56は、上記引き込みバネ113の付勢力に
より、上記各ディスク引き込みピン55,57を互いに
接近させる方向に回動される。このとき、上記各ディス
ク引き込みアーム54,56は、上記引き込みバネ11
3の付勢力により、上記各ディスク引き込みピン55,
57を介して、上記光ディスク201を後方側に引き込
む。
【0142】上記ディスク検知レバー62は、上記光デ
ィスク201の周縁部に上記ディスク検知ピン63を当
接され、このディスク検知ピン63を後方側とする方向
に回動されている。上記退避用バネ23は、さらに伸ば
される。
【0143】上記光ディスク201が上記ディスク装着
部に対向する位置まで引き込まれると、図9に示すよう
に、上記各ディスク引き込みアーム54,56は、上記
ローディング位置となる。このとき、上記各ディスク引
き込みピン55,57は、上記光ディスク201の前縁
側を位置決めする。また、このとき、上記各ディスク排
出ピン13,15は、上記光ディスク201の後縁側を
位置決めする。
【0144】すなわち、上記光ディスク201は、上記
各ディスク引き込みピン55,57及び上記各ディスク
排出ピン13,15により、上記ディスク装着部に対向
する位置、すなわち、上記チャッキング孔202を上記
ディスクテーブル4の中央部分に対向させる位置に位置
決めされる。
【0145】上記ディスク検知レバー62は、上記各デ
ィスク引き込みアーム54,56を上記ローディング位
置となした上記引き込みスライダ51の一端部に上記デ
ィスク検知ピン63を当接され、このディスク検知ピン
63を上記光ディスク201より離間させる位置まで回
動され、保持される。
【0146】このとき、上記各ディスク排出ピン13,
15が上記第1の反転位置に至っており、上記第2の切
り換えレバー43の先端部が上記第1の切り換えレバー
19の被操作端21より外れる。この第1の切り換えレ
バー19の操作端22は、上記第3の切り換えレバー4
0の先端部41に対向している。したがって、上記排出
スライダ31は、上記退避用バネ23の付勢力により、
図9中矢印W及び矢印Vで示すように、上記各ディスク
排出ピン13,15を上記第2の反転位置に至らせる方
向に、上記各ディスク排出アーム12,14を回動させ
る。
【0147】上記各ディスク排出ピン12,14が上記
第2の反転位置に至ると、図10に示すように、上記第
1の切り換えレバー19の操作端22が上記第3の切り
換えレバー40の先端部41より外れ、上記退避用バネ
23は、初期状態に復帰する。上記排出スライダ31
は、上記排出用バネ29により他端側方向に付勢された
状態で、上記ロックレバー46により掛止される。この
とき、上記各ディスク排出ピン12,14は、上記光デ
ィスク201より離間している。
【0148】(3−3)光ディスクのチャッキング(図
9及び図10) 上記各ディスク引き込みアーム54,56が上記ローデ
ィング位置に至ったとき、上記引き込みスライダ51
は、図9に示すように、上記鈎状部材93を介して、上
記ストッパ部材73を回動させる。したがって、このと
き、上記チャッキングフレーム84は、上記ストッパ部
材73の当接支持部106による保持を開示され、上記
引っ張りコイルバネ89の付勢力により、上記チャッキ
ング位置に回動される。
【0149】上記チャッキングフレーム84が上記チャ
ッキング位置となることにより、上記光ディスク201
は、上記チャッキングプレート91と上記ディスクテー
ブル4とにより挟持されて保持される。また、このと
き、上記光ディスク201は、周縁部を上記各ディスク
引き込みピン55,57の欠損部108,198に対向
させることにより、これらディスク引き込みピン55,
57より離間する。
【0150】この状態において、上記光ディスク201
を上記スピンドルモータにより回転操作し、この光ディ
スク201よりの上記光学ピックアップ装置5による情
報信号の読み出しを行うことができる。
【0151】(3−4)光ディスクのイジェクト操作
(図11及至図16) このディスクプレーヤ装置において、図11中に矢印X
で示すように、上記イジェクト釦82を押圧操作して上
記イジェクトスライダ77を後方側にスライドさせる
と、このイジェクトスライダ77は、図11において矢
印Yで示すように、上記係合片81により、上記復帰操
作ピン65を介して、上記引き込みスライダ51を上記
各ディスク引き込みアーム54,56が上記初期位置と
なる位置に復帰させる。
【0152】なお、このとき、上記鈎状部材93は、上
記ストッパ部材73の係合ピン74に当接し、一旦後方
側に向けて回動され、先端側の鈎部を該係合ピン74に
係合させる位置に至ると、前方側に回動されて初期状態
に復帰する。
【0153】上記イジェクトスライダ77が後方側にス
ライドすることにより、上記チャッキングフレーム84
は、上記リリース操作ピン80により上記テーパカム部
88を介して上方に向けて上記リリース位置まで回動操
作され、上記ストッパ部材73の当接支持部106によ
り、該リリース位置に保持される。
【0154】上記チャッキングフレーム84が上記リリ
ース位置となることにより、上記光ディスク201は、
上記ディスクリフタ板90上に載置されて、上記ディス
クテーブル4より上方側に離間される。
【0155】そして、上記イジェクトスライダ77が後
方側にスライドすることにより、上記ロックレバー46
が回動操作され、このロックレバー46は、上記排出ス
ライダ31に対する掛止を解除する。
【0156】上記ロックレバー46による掛止を解除さ
れた排出スライダ31は、上記排出用バネ29の付勢力
により、図12において矢印C及び矢印Dで示すよう
に、上記各ディスク排出ピン13,15が前方側に移動
する方向に、上記各ディスク排出アーム12,14を回
動操作する。
【0157】上記各ディスク排出アーム12,14は、
図11及至図14に示すように、上記各ディスク排出ピ
ン13,15を上記初期位置とするまで、図11及至図
13中矢印C及び矢印Dで示すように、回動操作され
る。
【0158】このとき、上記光ディスク201は、上記
各ディスク排出ピン13,15に後縁部を押圧されて、
図12及び図13中に矢印Zで示すように、上記スロッ
ト7を介して、上記外筐体の前方側に排出操作される。
【0159】上記各ディスク排出アーム12,14が上
記各ディスク排出ピン13,15を上記初期位置とする
まで回動操作されるとき、上記第2の切り換えレバー4
3は、先端側を上記第1の切り換えレバー19の被操作
端21に当接させるが、一旦後方側に向けて回動され、
先端側を該被操作端21に当接させない位置に至ると、
前方側に回動されて初期状態に復帰する。したがって、
このとき、上記第1の切り換えレバー19は、回動操作
されない。
【0160】また、上記各ディスク排出アーム12,1
4が上記各ディスク排出ピン13,15を上記初期位置
とするまで回動操作されるとき、上記第3の切り換えレ
バー40は、上記第1の切り換えレバー19に当接する
ことはない。
【0161】上記各ディスク排出ピン13,15が上記
初期位置となったとき、上記光ディスク201は、図1
4に示すように、上記各ブレーキ部材97,97により
両側側の周縁部を挟持され、前方側部分の略々半分の部
分を上記スロット7を介して上記外筐体の前方側に突出
させた状態で停止する。
【0162】そして、図15及び図16において矢印Z
で示すように、上記光ディスク201を上記スロット7
を介して上記外筐体より前方側に抜き取ると、上記ディ
スク引き込みアーム54,56は、図15中矢印H及び
矢印Jで示すように、上記引き込みバネ113の付勢力
により上記各ディスク引き込みピン55,57を互いに
接近させる方向に回動され、該光ディスク201を前方
側に押し出す。
【0163】また、上記光ディスク201を上記外筐体
より前方側に抜き取るとき、上記ディスク検知レバー6
2は、図15に示すように、上記初期位置に復帰する。
このディスク検知レバー62は、上記光ディスク201
が上記外筐体より前方側に抜き取られると、図16に示
すように、上記ディスク検知ピン63により、上記引き
込みスライダ51を、上記各ディスク引き込みアーム5
4,56が上記初期位置となる位置において保持する。
このように、上記各ディスク引き込みアーム54,56
が上記初期位置に復帰することにより、イジェクト操作
が完了する。
【0164】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクロ
ーディング機構においては、ディスク装着部の前方側に
配設され基端側を回動可能に支持され先端側にディスク
当接部材を有する左右一対のディスク引き込みアーム
は、これら引き込みアーム間に前方側より光ディスクが
挿入されると、該ディスク当接部材を該光ディスクの周
縁部に当接させ該光ディスクの移動に伴って引き込み用
付勢部材の付勢力に抗して回動され、さらに、該各ディ
スク当接部材間の距離が該光ディスクの直径に相当する
距離となった後に、該引き込み用付勢部材の付勢力によ
り、該光ディスクをディスク装着部に向けて移動させ
る。
【0165】したがって、このディスクローディング機
構においては、上記引き込み用付勢部材の付勢力によっ
て、上記各ディスク引き込みアームを介して、上記光デ
ィスクの所定位置までの搬送を行うことができる。
【0166】また、上記ディスクローディング機構にお
いて、上記各ディスク当接部材は、上記光ディスクの主
面部に垂直である方向に突設されるとともに該光ディス
クの周縁部に当接する側面部のディスク装着部側の部分
に欠損部を有し該各ディスク引き込みアームが該光ディ
スクをディスク装着部に対向する位置に移動させたとき
にこの光ディスクの位置決めを行うものとした場合に
は、該光ディスクを該ディスク装着部に対向する位置に
おいて位置決めできるとともに、この光ディスクが該デ
ィスク装着部に装着されたときには、この光ディスクよ
り離間させることができる。
【0167】さらに、上述の各ディスクローディング機
構において、上記ディスク装着部の後方側に位置し上記
各ディスク引き込みアームが上記光ディスクを上記ディ
スク装着部に対向する位置に移動させたときに上記各デ
ィスク当接部材と共働して該光ディスクを位置決めする
位置決め部材を設けた場合には、該ディスク装着部に対
向する位置において該光ディスクを正確に位置決めする
ことができる。
【0168】すなわち、本発明は、装置構成の簡素化、
小型化、軽量化が可能となされ、消費電力の増加が抑え
られ、特に、携帯用、屋外用として構成されるディスク
プレーヤ装置に適用して好適なディスクローディング機
構を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクローディング機構を有す
るディスクプレーヤ装置の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】上記ディスクローディング機構のディスク引き
込みアームの構成を示す斜視図である。
【図3】上記ディスクローディング機構のディスク排出
アームの構成を示す斜視図である。
【図4】上記ディスクローディング機構の初期状態を示
す平面図である。
【図5】上記ディスクローディング機構において光ディ
スクの挿入操作が開始された状態を示す平面図である。
【図6】上記ディスクローディング機構における光ディ
スクの挿入操作の途中の状態を示す平面図である。
【図7】上記ディスクローディング機構において光ディ
スクが挿入操作されディスク排出アームに対する操作が
開始された状態を示す平面図である。
【図8】上記ディスクローディング機構において光ディ
スクが引き込まれディスク排出アームに対する操作が行
われている状態を示す平面図である。
【図9】上記ディスクローディング機構において光ディ
スクが引き込まれディスク排出アームの付勢方向が反転
した状態を示す平面図である。
【図10】上記ディスクローディング機構においてディ
スク排出アームの付勢方向が再び反転し掛止された状態
を示す平面図である。
【図11】上記ディスクローディング機構においてディ
スクの排出操作が開始された状態を示す平面図である。
【図12】上記ディスクローディング機構においてディ
スク排出アームが光ディスクの排出を開始した状態を示
す平面図である。
【図13】上記ディスクローディング機構においてディ
スク排出アームが光ディスクを排出している途中の状態
を示す平面図である。
【図14】上記ディスクローディング機構においてディ
スク排出アームが光ディスクの排出を完了した状態を示
す平面図である。
【図15】上記ディスクローディング機構においてディ
スク排出アームにより排出された光ディスクを外筐体外
方に取り出している状態を示す平面図である。
【図16】上記ディスクローディング機構において光デ
ィスクが取り出された後に復帰した初期状態を示す平面
図である。
【符号の説明】
4 ディスクテーブル 5 光学ピックアップ装置 13,15 ディスク排出ピン 54,56 ディスク引き込みアーム 55,57 ディスク引き込みピン 59,61 支持孔 113 引き込みバネ 108 欠損部 201 光ディスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク装着部の前方側に配設され、基
    端側を回動軸を介して回動可能に支持され、先端側にデ
    ィスク当接部材を有する左右一対のディスク引き込みア
    ームと、 上記各ディスク引き込みアームの先端側がこれらディス
    ク引き込みアーム間の中心に向かう方向に該各ディスク
    引き込みアームを回動付勢する引き込み用付勢部材とを
    備え、 上記各ディスク引き込みアームは、前方側よりこれらデ
    ィスク引き込みアーム間に光ディスクが挿入されたと
    き、この光ディスクの周縁部に上記ディスク当接部材を
    当接させ、このディスク当接部材を介して該光ディスク
    の移動に伴って上記引き込み用付勢部材の付勢力に抗し
    て回動され、該各ディスク当接部材間の距離が該光ディ
    スクの直径に相当する距離となった後、該引き込み用付
    勢部材の付勢力により、該各ディスク当接部材を介し
    て、該光ディスクを上記ディスク装着部に向けて移動さ
    せることとなされたディスクローディング機構。
  2. 【請求項2】 各ディスク当接部材は、光ディスクの主
    面部に垂直である方向に突設されるとともに、該光ディ
    スクの周縁部に当接する側面部のディスク装着部側の部
    分に欠損部を有し、該各ディスク引き込みアームが該光
    ディスクをディスク装着部に対向する位置に移動させた
    とき、この光ディスクの位置決めを行うこととなされた
    請求項1記載のディスクローディング機構。
  3. 【請求項3】 ディスク装着部の後方側に位置し、各デ
    ィスク引き込みアームが光ディスクをディスク装着部に
    対向する位置に移動させたとき、各ディスク当接部材と
    共働して該光ディスクを位置決めする位置決め部材を有
    する請求項1、または、請求項2記載のディスクローデ
    ィング機構。
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