JP3107453B2 - Md検知機構、mdシャッター開閉機構およびそれらを用いたcd/md両用ディスクプレーヤー - Google Patents

Md検知機構、mdシャッター開閉機構およびそれらを用いたcd/md両用ディスクプレーヤー

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JP3107453B2
JP3107453B2 JP04134220A JP13422092A JP3107453B2 JP 3107453 B2 JP3107453 B2 JP 3107453B2 JP 04134220 A JP04134220 A JP 04134220A JP 13422092 A JP13422092 A JP 13422092A JP 3107453 B2 JP3107453 B2 JP 3107453B2
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幹雄 喜田
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/057Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for handling both discs contained within cartridges and discs not contained within cartridges

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDおよびMDの両方
を用いることができるCD/MD両用ディスクプレーヤ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンパクトディスク(以下C
Dと略す)が普及し、種々のCDプレーヤーが開発され
ている。図4は、CDの外観図である。図4(A)は、
上面図、図4(B)は、断面図である。CDの外径は、
12cmのものと、8cmのものがあり、厚さは1.2
mm、中心の開口は直径15mmである。
【0003】従来より用いられているCDのローディン
グ方式として、種々の方式が考案されているが、その一
つとしてフロントローディング方式がある。図5は、従
来のCDのフロントローディング方式の概略図である。
図中、31はトレー、32はCD載置スペース、33は
U字孔、34はCD、35は光ピックアップ、36はタ
ーンテーブル、37はケースの一部である。図5におい
て、実線はトレーを引き出した状態、点線はトレーが引
き込まれた状態を示している。
【0004】フロントローディング方式は、プレーヤー
の前面に突出させたトレー31上のCD載置スペース3
2にCD34を載置し、トレー31をプレーヤー内に引
き込むことにより、CD34をプレーヤー内のターンテ
ーブル36上に移送し、ローディングを行なう。トレー
31にはU字孔33が設けてあり、このU字孔33を通
してターンテーブル36とCD34のクランピング、お
よび光ピックアップ35による情報の読み取りが行なわ
れる。光ピックアップ35は、ターンテーブル36の後
方に配置されており、前後方向にシークを行なう。この
ような配置とすることにより、プレーヤー全体の小型化
を実現している。
【0005】最近、新たにオーディオ用のメディアとし
てミニディスク(以下MDと略す)が登場した(JAS
Journal、1991、8月号、37〜42ペー
ジ)。
【0006】図6は、MDの外観図であり、図6(A)
は底面図、図6(B)は側面図である。図中、41はM
Dカートリッジ、42はシャッター、43はシャッター
開閉溝である。図示したように、MDカートリッジ41
の外形は、ほぼ薄板形をしており、幅が約72mm、長
さが約68mm、厚さが約5mmである。このカートリ
ッジの中に、実際に情報が記録される光ディスクまたは
光磁気ディスクが収納される。シャッター42はスライ
ド式になっており、シャッター開閉溝43内に突起を挿
入し、シャッター42を押すと、シャッター42の図示
しないロックがはずれ、さらに押すことによりシャッタ
ー42がスライドし、シャッター42が開く。開いたシ
ャッター42は、スライドさせて閉位置に戻すことで再
びロックされる。
【0007】情報の書き込みおよび読み出しは、シャッ
ター42をスライドさせ、MDカートリッジ41に設け
られている読み書き用の開口を露出させ、MDカートリ
ッジ41の内部に収納されているディスクに光を当てて
反射光を受光することにより情報を読み取り、また磁気
を用いて情報を書き込む。
【0008】12cmと8cmのCDについては、その
両方を1台のプレーヤーで演奏できる機器が開発されて
いる。MDの普及とともに、CDとMDの両方を利用で
きる、いわゆるコンパチ機への要望が高まるものと考え
られる。コンパチ機は、CDプレーヤーと、MDプレー
ヤーを別々に備える場合に比べ、スペースの面でも、費
用の面でも利用者にとって有益である。
【0009】MDは、情報の記録方法がCDと同様に設
計されており、ピックアップやモータの駆動系などは従
来のCDプレーヤーと同様の機構を用いることができ
る。しかし、MDとCDとでは上述のように形状に差異
があり、そのままでは両者を用いることはできない。そ
の1つの理由として、シャッターの開閉が挙げられる。
CDの場合にはディスク自体が露出しているが、MDで
はディスクはカートリッッジ内に収められており、シャ
ッターを開けて内部のディスクを露出させる必要があ
る。そのため、CDとMDのコンパチ機を考えた場合、
MDの場合に限って、シャッターの開閉を行なう機構が
必要になる。さらに、CD、MDのコンパチ機を実現す
るためには、MDについても、CDと同様のローディン
グを行なうことが必要である。
【0010】上述のように、MDのシャッターの開閉
は、シャッター開閉溝中に突起物を挿入して、シャッタ
ーを押すことによって行なうことができる。
【0011】以下、MDのシャッター開閉の一方法につ
いて述べる。図7は、MDのシャッター開閉機構の一例
を示す概略図である。図中、51はトレー、52はMD
カートリッジ、53はシャッター開閉ピンである。
【0012】図7においては、従来のCDのローディン
グ方式として述べたフロントローディング方式を前提に
して図示している。トレー51は、ローディング時に
は、右から左方向へ移動するものとする。そのとき、シ
ャッターが側壁へ向くように、MDをトレー51に載置
する。ローディングが始まり、トレー51が所定の位置
に移動したところで、シャッター開閉ピン53を突出さ
せ、MDカートリッジ52に設けられているシャッター
開閉溝に挿入する。シャッター開閉ピン53を前後に移
動させなくとも、トレー51のさらなる移動とともに、
シャッター開閉ピン53はMDのシャッターを押し開け
ることとなる。
【0013】逆に、シャッターを閉める場合も、トレー
51の左から右方向の移動に伴って、シャッター開閉ピ
ン53を突出させ、シャッターを開けた時とは反対側の
シャッター開閉溝に挿入する。あとは、トレー51の移
動とともに、シャッターが閉められることとなる。
【0014】このように、MDのシャッターは、シャッ
ター開閉ピン53という簡単な構成により開閉できる。
しかし、この場合には、MDの載置される方向はシャッ
ターが側壁へ向く方向であるから、MDの情報を読み取
るための光ピックアップは、ターンテーブルの脇に配置
する必要がある。図5でも説明したように、光ピックア
ップはターンテーブルの後方に配置した方が、プレーヤ
ーの小型化のために有利である。光ピックアップをター
ンテーブルの後方に配置するプレーヤーにおいてMDの
シャッターの開閉を行なうためには、上述の方法は適用
できない。
【0015】また、シャッターを開閉する機構は、CD
の時には必要がないので、ローディングされるディスク
の種類を判別して、シャッターを開閉する機構を動作さ
せる必要がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点を解決するためになされたもので、CDとMDの両方
を利用することができるプレーヤーを提供することを目
的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明では、請求項1に
記載の発明においては、MDまたはCDが通過する際に
MDの通過を検出するMD検知機構において、センサー
アームベースと、該センサーアームベースに設けられた
1または複数のセンサーアーム支点と、該センサーアー
ム支点にスライド可能に係止されたセンサーアームと、
該センサーアームに設けられ、CD通過時はCDに当接
せず、MD通過時にはMDカートリッジに当接する当接
部材を有し、当接部材がMDカートリッジに当接し、M
Dカートリッジの進行方向に略直角方向に当接部材が退
けられることによりセンサーアームがスライドし、MD
を検出することを特徴とするものである。
【0018】また、請求項2に記載の発明においては、
MDまたはCDが搬送される際に、MDが搬送されると
きのみ付勢されてMDのシャッターの開閉を行なうMD
シャッター開閉機構において、1点において回動自在に
支持され、搬送されるMDに当接するシャッターアーム
と、シャッターアームを初期位置に付勢するシャッター
アーム付勢手段と、シャッターアームの回動に応じてシ
ャッターアームの先端の高さを規制するシャッターアー
ムガイドを有し、該シャッターアームガイドは、シャッ
ターアームの初期位置においてはシャッターアームの先
端がMDカートリッジの端に当接するがCDには当接し
ない高さにシャッターアームの先端の高さを規制し、シ
ャッターアームの先端がMDカートリッジの端に当接し
た後のMDの移送にともなうシャッターアームの回動に
ともなってシャッターアームの先端の高さをMDのシャ
ッターの開閉動作を行なう高さに規制するものであるこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項3に記載の発明においては、MDま
たはCDが搬送される際に、MDが搬送されるときのみ
付勢されてMDのシャッターの開閉を行なうMDシャッ
ター開閉機構において、1点において回動支持されたシ
ャッターアームと、該シャッターアームの支点を中心と
し、該シャッターアームと連動する扇状のシャッターア
ームギアと、前記シャッターアームをMDおよびCDの
搬送経路外の初期位置に付勢するシャッターアーム付勢
手段と、MD検知機構と、MD検知機構に連動しMD検
知時にシャッターアームを初期位置から回動させるセン
サーアームと、トレーの2カ所に設けられた第1および
第2のラックギアを有し、前記シャッターアームギア
は、前記第1および第2のラックギアの移動線上にある
回動位置と移動線上にない回動位置をとるものであっ
て、前記初期位置においては移動線上にない回動位置を
とり、MD検知時においては前記センサーアームによる
前記シャッターアームの回動によって前記第1のラック
ギアの移動線上に回動され、前記シャッターアームは、
前記第1のラックギアと前記シャッターアームギアとの
噛み合いによりその先端がMDのシャッター開放開始位
置となるまで回動されて前記第1のラックギアと前記シ
ャッターアームギアとの噛み合いを終了させ、前記シャ
ッターアームの先端は、MDカートリッジとの当接によ
り、MDの移動とともに押されて回動されて、シャッタ
ーの開放を開始し、前記第2のラックギアは、シャッタ
ー全開後に前記シャッターアームギアと噛み合って、前
記シャッターアームをディスク面外の位置に送り出すも
のであることを特徴とするものである。
【0020】請求項4に記載の発明においては、請求項
3に記載のMDシャッター開閉機構において、MD検知
機構として、請求項1に記載のMD検知機構を有するこ
とを特徴とするものである。
【0021】さらに、請求項5に記載の発明において
は、MD/CD両用ディスクプレーヤーにおいて、請求
項2乃至4のいずれか1項に記載のMDシャッター開閉
機構を有することを特徴とするものである。
【0022】
【作用】本発明によれば、請求項1に記載のMD検知機
構において、MDが搬送され、この検知機構を通過する
と、当接部材が退けられることによりセンサーアームが
スライドするから、このセンサーアームに、連動する部
材を係止することにより、MDの検知結果による機構部
の制御が可能となる。
【0023】請求項2に記載のMDシャッター開閉機構
において、MD搬送時のみシャッターアームがMDカー
トリッジに当接し、シャッターアームガイドにより規制
されたシャッターアームの動きにより、MDのシャッタ
ー開閉溝にシャッターアームを挿入し、MDのシャッタ
ーを開放することができる。また、シャッターアーム付
勢手段によりシャッターアームが初期位置に付勢されて
いるので、MDのシャッターを押圧し、シャッターの閉
塞を行なうことができる。
【0024】また、請求項3に記載のMDシャッター開
閉機構において、MDが搬送されると、MD検知機構が
MDを検知し、連動するセンサーアーム、シャッターア
ームを回動させ、第1のラックギアとシャッターアーム
ギアを噛み合わせ、シャッターアームをMD前面に配置
し、MDの搬送にともなってシャッターを開放したの
ち、第2のラックギアとシャッターアームギアとによ
り、シャッターアームをMDの駆動に関係のない位置に
置くことにより、MDのシャッターを開放することがで
きる。また、逆の動作により、シャッターの閉塞を行な
うことができる。
【0025】さらに、請求項4に記載のMDシャッター
開閉機構においては、請求項3に記載のMDシャッター
開閉機構のMD検知機構として、請求項1に記載のMD
検知機構を用いることにより、簡単な構成でMDシャッ
ター開閉装置を駆動することができる。
【0026】請求項5に記載の発明では、請求項2乃至
4に記載のMDシャッター開閉機構を用いることによ
り、MDおよびCDの両方を用いることができるディス
クプレーヤーを提供できる。
【0027】
【実施例】図1は、本発明のMD/CD両用プレーヤー
におけるシャッター開閉装置の第1の実施例を示す概略
図、図2は、図1の実施例で用いているシャッターアー
ムガイドの拡大図である。図中、1はシャッターアー
ム、2はシャッターアームリング、3はシャッターアー
ム支点、5はシャッターアーム付勢用スプリング、6は
シャッターアームガイド、20はMDである。
【0028】シャッターアーム1は、シャッターアーム
支点3を中心として、回動自在に固定されている。ま
た、シャッターアーム1にはシャッターアーム付勢用ス
プリング5により所定のテンションがかけられている。
シャッターアーム1の先端には、周面に凹凸が付けられ
たシャッターアームリング2が取り付けられており、こ
のシャッターアームリング2がMD20に当接する。凹
凸は、摩擦抵抗を増すために設けられたものであるか
ら、省略、ないしは適宜の表面処理を施してもよい。さ
らに、シャッターアーム1は、シャッターアームガイド
6に設けられたガイド孔を貫通するように構成されてお
り、このガイド孔の形状によって、シャッターアームの
動作は制御される。シャッターアームガイド6およびそ
のガイド孔の概略を図2に示す。
【0029】本発明の第1の実施例の動作を説明する。
MDは、ローディングされる方向にシャッターが来るよ
うにトレーにセットされる。この時は、シャッターアー
ム1はシャッターアーム付勢用スプリング5により、M
Dがローディングされたときに、MDのカートリッジの
端に当接する位置に配置される。また、シャッターアー
ム1の高さは、シャッターアームガイド6により、図2
中のの位置、すなわち、後述のシャッター開閉動作を
行なう高さより高い位置に保持される。すでに述べたよ
うに、CDとMDとでは、厚さが違う。そのため、ディ
スクがトレーに載置されて搬送されてきたときに、ディ
スクがMDの場合には、MDのカートリッジの上辺がシ
ャッターアーム1先端のシャッターアームリング2に当
接するが、ディスクがCDであるとシャッターアームリ
ング2には当接せず、シャッターアーム1の下をCDが
通過することとなる。これにより、MDを検知し、MD
がローディングされた場合のみ、以降のシャッターの開
閉動作を行なうことができる。
【0030】MDがローディングされた場合、MDのカ
ートリッジの端がシャッターアームリング2に当接す
る。MDの移送にともなって、MDのカートリッジによ
りシャッターアームは押され、回動する。すると、シャ
ッターアーム1の移動にともなって、シャッターアーム
1が貫通するシャッターアームガイド6のガイド孔の位
置が変わり、シャッターアーム1が低い位置に降ろされ
る。すると、MDのカートリッジに当接していたシャッ
ターアームリング2は、MDのシャッター開閉溝中に挿
入されることとなる。
【0031】そのままMDが搬送され、シャッターアー
ムリング2によりMDのシャッターは押されて開放され
る。シャッターが全開した後、さらなるMDの搬送によ
り、シャッターアームリング2は、シャッター部分に乗
り上げるように、シャッターの前面に移動し、MDのロ
ーディングが終了する。
【0032】逆に、MDが取り出されるときには、MD
のシャッターの前面に位置しているシャッターアームリ
ング2が、シャッターアーム付勢用スプリングのテンシ
ョンによって、シャッターを押圧している。そのため、
MDの移動にともなって、シャッターアーム1が回動す
ると、シャッターアームリング2とともにシャッターが
移動し、シャッターの閉塞が行なえることとなる。
【0033】以上説明したように、MDを、そのローデ
ィングされる方向にシャッターが来るようにトレーにセ
ットしてローディングし、読み取りを行なうことがで
き、光ピックアップをターンテーブルの後部に配置する
ことができるとともに、MDのシャッターの開閉を行な
うことができる。また、シャッターアームガイド6によ
って、シャッターアーム1の高さを調節し、MDの検出
の機能も持たせている。
【0034】しかし、ディスクのローディングは、ディ
スクをターンテーブル上に搬送した後、ディスクをター
ンテーブルに載置する動作が必要となる。この動作方式
には一般に2通りの方法があり、その一つは、トレーを
降下させ、ターンテーブル上にディスクを載置する方法
である。この方法を用いた場合、上述のシャッター開閉
機構も、ローディングされたディスクがMDの場合には
降下させる必要がある。シャッター開閉機構を降下させ
る方法としては、シャッターアーム1の回動によって、
トレーに予め設けておいた溝中に突起を挿入し、シャッ
ター開閉機構がトレーの降下に連動して、シャッター開
閉機構を降下させるように構成するなど、種々方法が考
えられる。
【0035】図3は、本発明のMD/CD両用プレーヤ
ーにおけるシャッター開閉装置の第2の実施例を示す概
略図であり、図3(A)は上面図、図3(B)は側面図
である。図中、1はシャッターアーム、2はシャッター
アームリング、3はシャッターアーム支点、4はシャッ
ターアームギア、5はシャッターアーム付勢用スプリン
グ、7はセンサーアームリンク、8はセンサーアームリ
ンク支点、9はセンサーアームベース、10はセンサー
アーム、11、12はセンサーアーム支点、13は当接
部材、14はトレー、15は第1のラックギア、16は
第2のラックギア、17は12cmCD載置スペース、
18は8cmCD載置スペース、19はMD載置スペー
ス、21はメカベースである。
【0036】シャッターアーム1は、シャッターアーム
支点3において回動自在に、メカベース21に固定され
ている。シャッターアーム支点3にはシャッターアーム
付勢用スプリング5が設けられており、シャッターアー
ム1にテンションを加えている。このシャッターアーム
付勢用スプリング5は、第1の実施例のような、単にス
プリングによってシャッターアーム1を引っ張る形式で
もよいが、この実施例ではシャッターアーム1の回動範
囲が大きく、また、伸びたスプリングがディスクの邪魔
になる場合も考えられるので、図3のような、シャッタ
ーアーム支点3を取り巻く形式のものを用いている。シ
ャッターアーム付勢用スプリング5の一端は、メカベー
ス21に固定され、他端はシャッターアーム1に係止さ
れている。
【0037】また、シャッターアーム支点3には、シャ
ッターアームギア4が設けられており、シャッターアー
ム1の回動に連動して回動すべく構成されている。シャ
ッターアーム1の先端には、シャッターの接触面との摩
擦抵抗を増大させるため、表面に凹凸や、鋸歯状の細か
い溝を形成されたシャッターアームリング2が設けられ
ている。摩擦抵抗の大きい層を形成してもよい。
【0038】センサーアーム10は、センサーアーム支
点11および12においてセンサーアームベース9に摺
動自在に取り付けられている。センサーアーム10には
当接部材13が設けられている。また、センサーアーム
10にはセンサーアームリンク7と連動すべく構成され
ている。センサーベース9は、メカベース21に固定さ
れている。
【0039】センサーアームリンク7は、センサーアー
ムリンク支点8において回動自在に固定されており、セ
ンサーアーム10の摺動に応動して回動する。センサー
アームリンク7の先端は、シャッターアーム1またはシ
ャッターアームリング2に当接すべく配置され、シャッ
ターアーム1が待機状態の場合に、センサーアームリン
ク7の回動によって、シャッターアーム1を押し、シャ
ッターアーム1に連動したシャッターアームギア4がト
レー14の第1のラックギアと噛合する位置まで回動さ
せる。
【0040】トレー14には、従来より設けられている
12cmCD載置スペースおよび8cmCD載置スペー
スとともに、MD載置スペース19が設けられている。
また、トレー14の脇には、第1および第2のラックギ
ア15,16が設けられており、トレー14の移動とと
もに、シャッターアームギア4と噛合し、シャッターア
ーム1を回動させる。
【0041】第2の実施例の動作を説明する。まず、ト
レー14にディスクが載置され得る状態において、各部
は待機状態となる。すなわち、シャッターアーム1は、
シャッターアーム付勢用スプリング5のテンションによ
り、トレー14の移動領域の端に位置するようになされ
る。このとき、シャッターアームギア4の歯は、トレー
14に設けられているラックギア15,16とは噛合し
ない位置となっている。センサーアーム10は、当接部
材13をMDの移動経路上に突出させた状態になし、セ
ンサーアームリンク7にシャッターアームリング2が当
接した状態となっている(図3中のの位置)。
【0042】トレー14上のMD載置スペース19にM
Dが載置された場合について述べる。この場合、MDの
載置方向は、第1の実施例と同じく、シャッターがプレ
ーヤーの奥になるように載置される。
【0043】トレー14の移動が開始され、MDがセン
サーアーム10の下に来ると、当接部材13はMDのカ
ートリッジに当接し、MDの移動とともに当接部材13
が押し退けられ、この動作により、MDを検知する。当
接部材13が押し退けられるのに連動して、センサーア
ーム10はトレー14の移動方向と略直角方向にスライ
ドする。センサーアーム10のスライド移動にともなっ
て、センサーアームリンク7が回動し、センサーアーム
リンク7の先端がシャッターアーム1を押し、シャッタ
ーアーム付勢用スプリング5のテンションとは逆方向
に、シャッターアーム1が回動する。このシャッターア
ーム1の回動にともない、シャッターアームギア4の歯
先が、トレー14のラックギアの移動線上に来るように
回動される(図3中のの位置)。
【0044】当接部材13をMDのカートリッジが押し
ている間に、トレー14に設けられている第1のラック
ギア15が、シャッターアームギア4に到達し、双方の
ギアが噛み合い、シャッターアームギア4が第1のラッ
クギア15の移動とともに回動される。シャッターアー
ムギア4の回動とともに、シャッターアーム1が回動さ
れ、シャッターアーム1の先端がMDのシャッター開放
開始位置となるまで回動される。この位置で、トレー1
4の第1のラックギア15とシャッターアームギア4と
の噛み合いは終了する。シャッターアーム1は、シャッ
ターアーム付勢用スプリング5によるテンションによっ
て待機位置に戻ろうとするが、このときにはすでにMD
がシャッターアーム1の先端位置に到達する(図3中の
の位置)。
【0045】シャッターアーム1の先端のシャッターア
ームリング2が、MDカートリッジに当接し、MDの移
動とともに押され、シャッターアーム1は引き続き回動
する。このとき、MDカートリッジに設けられているシ
ャッター開閉溝にシャッターアームリングが挿入され、
シャッターアームリング2がシャッターのロックを解除
してシャッターの開放を開始する。
【0046】そのままMDが移動し、シャッターアーム
リング2によりMDのシャッターは押されて開放され
る。シャッターが全開した後、さらなるMDの移動によ
り、シャッターアームリング2は、シャッター部分に乗
り上げるように、シャッターの前面に移動し、シャッタ
ーの開放を完了する(図3中のの位置)。
【0047】シャッター開放完了時点で、トレー14に
設けられている第2のラックギア16が、シャッターア
ームギア4と噛み合う位置に到達する。双方のギアによ
り、シャッターアーム1はさらに回動され、ディスク面
外の位置に送り出される(図3中のの位置)。
【0048】MDの搬出過程では、第2のラックギア1
6により、シャッターアームギア4が回転し、MDカー
トリッジのシャッター開放完了位置まで、シャッターア
ーム1が回動し、シャッターアームリング2がMDのシ
ャッターの前面に当接する(図3中のの位置)。第2
のラックギア16とシャッターアームギア4との噛合終
了後、シャッターアーム付勢用スプリング5によるテン
ションにより、シャッターアームリング2はMDカート
リッジのシャッターを押圧する。この時、シャッターア
ームリング2の表面は凹凸を設けてあるから、シャッタ
ーとシャッターアームリング2とは滑らずに、シャッタ
ーアーム1の回動とともに移動し、シャッターを閉鎖す
る(図3中のの位置)。
【0049】MDカートリッジのシャッターの閉鎖完了
時点で、第1のラックギア15とシャッターアームギア
4が噛合し、シャッターアーム1を待機位置近くまで回
動させ(図3中のの位置)、その後開放し、テンショ
ンにより、シャッターアーム1は待機状態の位置(図3
中のの位置)まで戻る。
【0050】トレー14にCDを載置した場合は、CD
は当接部材13には触れず、その下を通過してしまうた
め、センサーアーム10、センサーアームリンク7、お
よびシャッターアーム1は待機位置から動かない。さら
に、トレー14に設けられている第1および第2のラッ
クギアと、シャッターアームギア4とも噛合しない。そ
のため、従来からのCDのローディングが行なわれるこ
ととなる。
【0051】以上説明したように、MDを、そのローデ
ィングされる方向にシャッターが来るようにトレーにセ
ットしてローディングし、読み取りを行なうことがで
き、光ピックアップをターンテーブルの後部に配置する
ことができるとともに、MDのローディング時のみシャ
ッターアーム1などを駆動して、MDのシャッターの開
閉を行なうことができる。
【0052】この第2の実施例として述べたシャッター
開閉機構によれば、ディスクをターンテーブルに載置す
る方法として、ターンテーブルをディスクの下より上昇
させてディスクを載置する方法を用いた場合でも、良好
なMDのシャッターの開閉を行なうことができる。すな
わち、シャッターアーム1は、待機位置においては、ト
レー14の端に位置し、シャッター開放後においては、
MDのカートリッジ面から第2のラックギア16によっ
てディスクの奥へと回動された位置に置かれる。そのた
め、最大径である12cmCDの上昇する領域以外の領
域に、シャッターアーム1を退避させることを可能とし
ている。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、簡単な構成によりMDの検知を行なうことが
でき、また、シャッターの開閉機構を提供することによ
って、MDの検知結果にしたがった、MDのシャッター
の開閉を行なうことができる。また、本発明のシャッタ
ー開閉機構によれば、MDを、そのローディングされる
方向にシャッターが来るようにトレーにセットしてロー
ディングし、読み取りを行なうことができ、光ピックア
ップをターンテーブルの後部に配置することができるか
ら、プレーヤーを小型化することができる。さらに、こ
のようなシャッター開閉機構を搭載することにより、M
DおよびCDの両用のプレーヤーを提供できる、という
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMD/CD両用プレーヤーにおけるシ
ャッター開閉装置の一実施例を示す概略図である。
【図2】図1の実施例で用いているシャッターアームガ
イドの拡大図である。
【図3】本発明のMD/CD両用プレーヤーにおけるシ
ャッター開閉装置の第2の実施例を示す概略図である。
【図4】CDの外観図である。
【図5】従来のCDのフロントローディング方式の概略
図である。
【図6】MDの外観図である。
【図7】MDのシャッター開閉機構の一例を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 シャッターアーム 2 シャッターアームリング 3 シャッターアーム支点 4 シャッターアームギア 5 シャッターアーム付勢用スプリング 6 シャッターアームガイド 7 センサーアームリンク 8 センサーアームリンク支点 9 センサーアームベース 10 センサーアーム 11、12 センサーアーム支点 13 当接部材 14 トレー 15 第1のラックギア 16 第2のラックギア 17 12cmCD載置スペース 18 8cmCD載置スペース 19 MD載置スペース 20 MD 21 メカベース

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MDまたはCDが通過する際にMDの通
    過を検出するMD検知機構において、センサーアームベ
    ースと、該センサーアームベースに設けられた1または
    複数のセンサーアーム支点と、該センサーアーム支点に
    スライド可能に係止されたセンサーアームと、該センサ
    ーアームに設けられ、CD通過時はCDに当接せず、M
    D通過時にはMDカートリッジに当接する当接部材を有
    し、当接部材がMDカートリッジに当接し、MDカート
    リッジの進行方向に略直角方向に当接部材が退けられる
    ことによりセンサーアームがスライドし、MDを検出す
    ることを特徴とするMD検知機構。
  2. 【請求項2】 MDまたはCDが搬送される際に、MD
    が搬送されるときのみ付勢されてMDのシャッターの開
    閉を行なうMDシャッター開閉機構において、1点にお
    いて回動自在に支持され、搬送されるMDに当接するシ
    ャッターアームと、シャッターアームを初期位置に付勢
    するシャッターアーム付勢手段と、シャッターアームの
    回動に応じてシャッターアームの先端の高さを規制する
    シャッターアームガイドを有し、該シャッターアームガ
    イドは、シャッターアームの初期位置においてはシャッ
    ターアームの先端がMDカートリッジの端に当接するが
    CDには当接しない高さにシャッターアームの先端の高
    さを規制し、シャッターアームの先端がMDカートリッ
    ジの端に当接した後のMDの移送にともなうシャッター
    アームの回動にともなってシャッターアームの先端の高
    さをMDのシャッターの開閉動作を行なう高さに規制す
    るものであることを特徴とするMDシャッター開閉機
    構。
  3. 【請求項3】 MDまたはCDが搬送される際に、MD
    が搬送されるときのみ付勢されてMDのシャッターの開
    閉を行なうMDシャッター開閉機構において、1点にお
    いて回動支持されたシャッターアームと、該シャッター
    アームの支点を中心とし、該シャッターアームと連動す
    る扇状のシャッターアームギアと、前記シャッターアー
    ムをMDおよびCDの搬送経路外の初期位置に付勢する
    シャッターアーム付勢手段と、MD検知機構と、MD検
    知機構に連動しMD検知時にシャッターアームを初期位
    置から回動させるセンサーアームと、トレーの2カ所に
    設けられた第1および第2のラックギアを有し、前記シ
    ャッターアームギアは、前記第1および第2のラックギ
    アの移動線上にある回動位置と移動線上にない回動位置
    をとるものであって、前記初期位置においては移動線上
    にない回動位置をとり、MD検知時においては前記セン
    サーアームによる前記シャッターアームの回動によって
    前記第1のラックギアの移動線上に回動され、前記シャ
    ッターアームは、前記第1のラックギアと前記シャッタ
    ーアームギアとの噛み合いによりその先端がMDのシャ
    ッター開放開始位置となるまで回動されて前記第1のラ
    ックギアと前記シャッターアームギアとの噛み合いを終
    了させ、前記シャッターアームの先端は、MDカートリ
    ッジとの当接により、MDの移動とともに押されて回動
    されて、シャッターの開放を開始し、前記第2のラック
    ギアは、シャッター全開後に前記シャッターアームギア
    と噛み合って、前記シャッターアームをディスク面外の
    位置に送り出すものであることを特徴とするMDシャッ
    ター開閉機構。
  4. 【請求項4】 MD検知機構として、請求項1に記載の
    MD検知機構を有することを特徴とする請求項3に記載
    のMDシャッター開閉機構。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の
    MDシャッター開閉機構を有することを特徴とするMD
    /CD両用ディスクプレーヤー。
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