JPH10208358A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH10208358A
JPH10208358A JP9009942A JP994297A JPH10208358A JP H10208358 A JPH10208358 A JP H10208358A JP 9009942 A JP9009942 A JP 9009942A JP 994297 A JP994297 A JP 994297A JP H10208358 A JPH10208358 A JP H10208358A
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JP
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cartridge
moving member
disk
urging
guide
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Withdrawn
Application number
JP9009942A
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English (en)
Inventor
Tatsumaro Yamashita
龍麿 山下
Sadashi Ishii
貞志 石井
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69814190T priority patent/DE69814190T2/de
Priority to US09/008,894 priority patent/US6052351A/en
Priority to KR1019980001536A priority patent/KR100267586B1/ko
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
    • G11B17/043Direct insertion, i.e. without external loading means
    • G11B17/0436Direct insertion, i.e. without external loading means with opening mechanism of the cartridge shutter
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/057Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for handling both discs contained within cartridges and discs not contained within cartridges

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジが装填されるディスク装置で
は、カートリッジのシャッタを開放する機構と、カート
リッジを排出する機構の双方を設けることが必要であ
る。これらを単一の機構に構成した場合、カートリッジ
の挿入時の反力が大きく、また十分な排出ストロークを
確保できない。 【解決手段】 筐体1内に形成されたガイド6は傾斜ガ
イド部6aと直線ガイド部6bを有し、ガイドド6に沿
って移動部材7が移動する。移動部材7はワイヤ14に
固定され、ワイヤ14は付勢プーリ10に巻かれ、付勢
プーリ10には小径プーリ11が一体に形成されて小径
プーリ11に巻かれた付勢ワイヤ12にスプリング13
が掛けられている。カートリッジCで移動部材7が押し
込まれるときにシャッタが開放され、またこの移動部材
7によりカートリッジが排出される。スプリング13の
弾性力が大きくても、カートリッジの挿入反力が小さ
く、カートリッジの排出ストロークも大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクが収納さ
れたカートリッジが挿入されるディスク装置に係り、簡
単な機構により挿入されたカートリッジのシャッタの開
放動作、およびカートリッジの排出動作を可能としたデ
ィスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録または光磁気記録または相変化記
録方式の記録媒体としては、図7(A)に示すように、
ディスクDaがカートリッジCに収納されたものがあ
る。このカートリッジCはX1側の側部にシャッタSが
設けられ、このシャッタSはY1−Y2方向へ摺動可能
であるとともに、ばねによりY2方向へ付勢されてい
る。シャッタSがY2方向へ移動しているときにカート
リッジCに形成された窓が閉鎖され、シャッタSがY1
方向へ移動すると、前記窓が開放される。
【0003】このカートリッジCが挿入されるディスク
装置では、前記シャッタSをY1方向へ摺動させてシャ
ッタSを開放するシャッタ開放機構を設けることが必要
であり、また再生などが完了した後にカートリッジCを
挿入口から押し出すための排出機構とが必要である。し
かし、前記シャッタ開放機構と、前記排出機構とを別々
に設けると、装置の構造が非常に複雑である。
【0004】そこで、図7(A)に示すように、装置の
カートリッジ挿入方向(X1方向)の内方に、シャッタ
開放機構と排出機構とを兼用する回動レバー61が設け
られ、この回動レバー61の基端部が支持軸62を支点
として回動自在に支持されているとともに、回動レバー
61の先部に付勢ピン63が設けられているものが考え
られる。また回動レバー61はばねによりα1方向へ付
勢されている。カートリッジCがX1方向へ挿入される
と、前記付勢ピン63がシャッタSの端部S1に掛止さ
れる。さらにカートリッジCがX1方向へ挿入される
と、その挿入力により回動レバー61がα2方向へ回動
し、この回動動作のときに付勢ピン63によりシャッタ
SがY1方向へ押されて開放させられる。またカートリ
ッジC内のディスクDaの再生などが完了した後には、
回動レバー61がばねの力でY2方向へ回動する力で、
カートリッジCが排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7(A)に
示すように、ディスク装置の装置奥側に回動レバー61
が設けられているものでは、回動レバー61の長さに限
界がある。そのため、カートリッジCを排出するとき
に、回動レバー61がα1方向へ回動するときのカート
リッジCの排出ストロークが短くなり、カートリッジC
を装置外方へ確実に排出することが困難である。また、
カートリッジCがX1方向へ挿入され、付勢ピン63が
シャッタSの端部S1に当たった時点で、回動レバー6
1はX方向に延びている。したがって、付勢ピン63が
シャッタSの端部S1に当たった直後に付勢ピン63を
α2方向へ回動させるときの反力が大きくなり、カート
リッジCを挿入するときの抵抗力が大きくなる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、カートリッジが挿入されるときの抵抗力が小さ
く、またカートリッジが排出されるときの押出しのスト
ロークを長くでき、さらにシャッタを確実に開放させる
ことができるディスク装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部のディス
ク(Da)を露出させる窓を開閉するシャッタ(S)を
有するカートリッジ(C)が、前記シャッタ(S)が設
けられている側部を装置内に向け且つシャッタ(S)の
開放方向が装置の幅方向となる向きで挿入口(4)から
挿入されるディスク装置であって、挿入口(4)側から
装置奥方向(X1)で且つ前記シャッタ(S)を開放す
る方向(Y1)へ延びるガイド部(6a)およびこれに
連続して装置奥方向(X1)へ延びるガイド部(6b)
を有するガイド(6)と、このガイド(6)に沿って移
動する移動部材(7)と、前記移動部材(7)を挿入口
(4)の方向へ付勢する付勢部材(13)と、前記移動
部材(7)を押しながら挿入されたカートリッジ(C)
をディスク(Da)駆動が可能な位置に位置決めする位
置決め部材(53,54)とが設けられ、前記移動部材
(7)がガイド(6)の挿入口(4)側の端部に移動し
ているときに、挿入されるカートリッジ(C)のシャッ
タ(S)の閉鎖側の端部(S1)が前記移動部材(7)
に掛止されることを特徴とするものである。
【0008】上記において、前記ガイド(6)に沿って
移動するワイヤ(14)に前記移動部材(7)が固定さ
れており、前記付勢部材(13)により前記ワイヤ(1
4)が、移動部材(7)を挿入口(4)側へ移動させる
方向へ付勢されているものとすることが可能である。
【0009】さらに、前記ワイヤ(14)は付勢プーリ
10に巻かれており、この付勢プーリと一緒に回動する
小径プーリ(11)に、前記付勢部材(13)の付勢力
による付勢トルクが与えられているものとすることがで
きる。
【0010】本発明では、カートリッジ(C)が挿入さ
れたときに、このカートリッジ(C)に押された移動部
材(7)がガイド(6)に沿って装置奥側に移動する。
そして移動部材(7)が傾斜方向または湾曲して延びる
最初のガイド部(6a)を移動するときに、移動部材
(7)の移動力によりシャッタ(S)が開放される。シ
ャッタ(S)が開放された後は、装置奥方向へ直線的に
延びる(カートリッジの挿入方向と平行に延びる)ガイ
ド部(6b)を移動部材(7)が移動し、このときシャ
ッタ(S)は開放状態に維持される。
【0011】したがって、シャッタ(S)の移動ストロ
ークが長くなり、カートリッジ(C)が装置外方に十分
の長さで排出される。したがって、排出後のカートリッ
ジの抜き出しが容易である。
【0012】また、移動部材(7)は終始ガイド(6)
で案内されるため、移動部材(7)の移動がスムーズで
ある。
【0013】さらに移動部材(7)がワイヤ(14)に
固定されてワイヤと共に移動すると、移動部材(7)に
対して挿入口方向への安定した付勢力が与えられる。特
に、ワイヤ(14)が巻かれる付勢プーリ(10)とこ
れよりも小径の小径プーリ(11)を設けることによ
り、短い付勢部材(コイルスプリング)(13)で移動
部材(7)に対して適度で且つ安定した付勢力を与える
ことができる。さらに付勢部材は短いスプリングなどで
よいため、装置内での機構が簡単で小型化に適したもの
となる。
【0014】また、図示した例では、ワイヤ(14)が
巻かれる付勢プーリ(10)に小径プーリ(11)が一
体に設けられているが、本発明では、付勢部材(13)
であるスプリングの弾性力がワイヤ(14)を介してま
たは移動部材(7)に対して直接に、増速手段を介して
与えられればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明のディスク装置の構
造を示す分解斜視図、図2(A)はディスク装置の主に
上半部Bの構造を示す平面図、図2(B)はディスク装
置の側面図、図3(A)はディスク装置の主に下半部A
の構造を示す平面図、図3(B)はディスク装置の側面
図、図4ないし図6は部分的な動作説明図である。この
ディスク装置は、図7(A)に示すようなディスクDa
が収納されたカートリッジCおよび図7(B)に示すよ
うにカートリッジに収納されていない単体のディスクD
bの双方が装填可能である。カートリッジCに収納され
ているディスクDaおよび単体のディスクDbは、例え
ばパワーディスク(PD)、ディジタルビデオディスク
(DVD)、CD−ROMなどである。
【0016】図1に示すように、このディスク装置は、
下半部Aと上半部Bとから構成されている。下半部Aと
上半部Bとが組み合わされたディスク装置は、図2
(B)および図3(B)に示すように、薄型である。こ
のディスク装置の筐体1は、下半部Aの下部筐体2と、
上半部Bの上部筐体3とに分割されている。下部筐体2
と上部筐体3とが組み合わされると、図2(B)および
図3(B)に示す薄型の箱状の筐体1となり、図示左側
に挿入口4が開口する。図7(A)に示したカートリッ
ジCまたは図7(B)に示すディスクDbは、挿入口4
から筐体1内へX1方向へ挿入される。
【0017】図1に示すように、上部筐体3の天井板3
aには、クランパ5が軸5aにより回転自在に支持され
ており、且つ軸5aおよびクランパ5は、板ばね(図示
せず)により、下部筐体2の方向へ弾性的に押圧されて
いる。上半部Bの上部筐体3の天井板3aには、ガイド
6が形成されている。このガイド6は長穴形状であり、
挿入口4側では、カートリッジCなどの挿入方向である
X1方向へ延び且つ前記挿入方向と直交するY1方向へ
向かって斜めに延びる傾斜ガイド部6aと、この傾斜ガ
イド部6aに連続し且つ前記X1方向に平行に延びる直
線ガイド部6bとを有している。前記ガイド6には、開
放・排出部材となるピン状の移動部材7が挿入され、こ
の移動部材7は、前記ガイド6の長穴内に移動自在に挿
入されている。
【0018】図2(A)に示すように、上部筐体3の天
井板3aの下面には、小プーリ9a,9b,9cが回転
自在に支持されており、さらに上部筐体3のX1方向の
端部で且つY2方向の端部での角部に、付勢プーリ10
が回転自在に支持されている。前記小プーリ9a,9
b,9cにはワイヤ14が掛けられ、このワイヤ14は
付勢プーリ10に巻き付けられ、付勢プーリ10の回転
にワイヤ14の周回が追従するようになっている。そし
て、前記移動部材7は、このワイヤ14のうちの1ヵ所
に固定されている。
【0019】前記付勢プーリ10には小径プーリ11が
一体に形成されており、この小径プーリ11には付勢ワ
イヤ12の一端が固定され且つこの付勢ワイヤ12が小
径プーリ11に巻かれている。この付勢ワイヤ12の他
端と上部筐体3との間には、付勢部材として排出スプリ
ング13が掛けられている。この排出スプリング13の
収縮力により付勢ワイヤ12が引かれて、小径プーリ1
1およびこれと一体の付勢プーリ10が時計方向へ付勢
されている。そのため、前記ワイヤ14は時計方向へ周
回するように付勢されており、ワイヤ14に固定されて
いる移動部材7は、ガイド6の挿入口4側の端部に押し
付けられている。
【0020】前記小径プーリ11に対し排出スプリング
13の引っ張り弾性力による時計方向の付勢トルクが与
えられ、また、ワイヤ14は大径の付勢プーリ10に巻
かれている。よって、付勢プーリ10と小径プーリ11
との径の差により、移動部材7のガイド6に沿う移動距
離が長いのに対し、排出スプリング13の伸縮寸法は短
くなる。したがって、移動部材7の移動距離に比べて短
い排出スプリング13を使用でき、図2(A)に示すよ
うに、排出スプリング13を上部筐体3の幅方向(Y方
向)へ延びるように配置できる。さらに、排出スプリン
グ13が付勢ワイヤ12に与える張力T1に対し、付勢
プーリ10が、ワイヤ14に与える張力T2が小さくな
るため、カートリッジCまたは単体のディスクDbが挿
入口4から挿入され、これらにより移動部材7がX1方
向へ押し込まれるときに移動部材7からカートリッジC
またはディスクDbに与えられる抵抗力が小さくなる。
よって、カートリッジCまたはディスクDbを挿入口4
か筐体1内へ軽い力で押し込むことができる。
【0021】図1に示すように、下半部Aを構成する下
部筐体2の両側板2b,2bの内側には案内部材15が
固定されている。なお、図1では一方の側板2bに固定
された案内部材15のみを図示している。この案内部材
15は、摩擦係数の小さい合成樹脂材料で形成されお
り、この案内部材15は、カートリッジCまたはディス
クDbの下面を支える下部案内壁15aと、カートリッ
ジCまたはディスクDbの側部をガイドする側部案内壁
15bとが一体に形成されている。前記下部案内壁15
aは、下部筐体2の側板2bの高さ方向のほぼ中腹に位
置しており、図2(B)に示すように、挿入口4から挿
入されたカートリッジCまたはディスクDbは、前記案
内部材15により筐体1内の上方の領域に導かれるよう
になっている。
【0022】図1に示すように、下部筐体2の底板2a
上には、ディスク駆動ユニット20のユニットシャーシ
21が設けられている。図3(B)に示すように、ユニ
ットシャーシ21は板金材料でコの字形状に曲げ成形さ
れたものであり、挿入口4側の端部には、図3(B)に
示すような薄型のスピンドルモータ22が固定され、こ
のスピンドルモータ22の回転軸22aにターンテーブ
ル23が固定されている。なお、前記上部筐体3の天井
板3aの下に設けられたクランパ5は、ターンテーブル
23の真上に位置している。また、ユニットシャーシ2
1には光ヘッド24がX1−X2方向へ移動自在に支持
され、この光ヘッド24には対物レンズ24aが設けら
れている。ユニットシャーシ21上には、光ヘッド24
を前記X1−X2方向へ移動させるスレットモータ(図
示せず)が設けられている。ユニットシャーシ21の両
側板21b,21bの装置奥側(X1側)には、支持軸
25が挿入されている。下部筐体2の底板2aには支持
片2cが切り起こし成形され、前記支持軸25はこの支
持片2cに固定されている。よって、前記ディスク駆動
ユニット20のユニットシャーシ21は、装置奥側に設
けられた前記支持軸25を支点として回動自在である。
【0023】下部筐体2の底板2a上には、一対の板状
の制御部材31と32が設けられ、それぞれがX1−X
2方向へ摺動自在に支持されている。一方の制御部材3
1と、下部筐体2の底板2aから切り起こされたばね掛
け片2dとの間には付勢部材としてコイルスプリング3
3が掛けられており、このコイルスプリング33により
制御部材31がX2方向へ付勢されている。同様に、他
方の制御部材32と、下部筐体2の底板2aからの切り
起こされたばね掛け片2eとの間にも付勢部材としての
コイルスプリング34が掛けられており、制御部材32
はX2方向へ付勢されている。一方の制御部材31には
垂直に立上がる折り曲り片31aが一体に形成されて、
この折り曲り片31aのX1側の縁部にはラック31b
が形成されている。同様に他方の制御部材32にも垂直
に立上がる折り曲り片32aが形成され、この折り曲り
片32aの上辺のX1側の端部にラック32bが形成さ
れている。
【0024】図1に示すように、下部筐体2内のX1側
の端部には、Y方向に延びる軸37が回転自在に支持さ
れている。この軸37は下部筐体2に支持されているも
のであるが、その支持機構は省略している。軸37の一
端には歯車35が固定され他端には歯車36が固定され
ている。歯車35は一方の制御部材31のラック31b
と噛み合い、歯車36は他方の制御部材32のラック3
2bに噛み合っている。一対の制御部材31と32は、
歯車35,36および軸37により互いに連結されてお
り、制御部材31と32はX1−X2方向へ同期して一
緒に移動する。下部筐体2のX1方向の奥側には、復元
モータ38が設けられ、この復元モータ38の出力軸に
設けられた歯車は前記歯車36に噛み合っている。復元
モータ38に通電されていないときには、一対の制御部
材31と32が、前記復元モータ38の負荷にかかわら
ず、コイルスプリング33と34の弾性力によりX2方
向へ移動できるようになっており、復元モータ38に通
電されると、歯車36および35が駆動されて、ラック
31bと32bに移動力が伝達され、各制御部材31と
32がX1方向へ引き込まれるようになっている。
【0025】図1および図3(B)に示すように、制御
部材31の折り曲り片31aには、ディスク駆動ユニッ
ト20をクランプ方向へ動作させる駆動部としてクラン
ク形状の駆動穴31cが形成され、制御部材32の折り
曲り片32aにも同じく駆動部としてのクランク形状の
駆動穴32cが形成されている。前記ユニットシャーシ
21の両側板21b,21bには、ピン39,39が固
定されて、各ピン39,39は、それぞれ駆動穴31c
と32c内に挿入されている。図1および図3(B)に
示すように、制御部材31と32がX1方向へ移動して
いると、前記駆動穴31cと32cとによりピン39,
39が下降させられ、ユニットシャーシ21が前記支持
軸25,25を支点として下方へ回動し、ターンテーブ
ル23が、カートリッジCまたはディスクDbの挿入案
内領域よりも下方に位置する。そして、制御部材31と
32がX2方向へ移動すると、クランク形状の駆動穴3
1cと32cとでピン39,39が持ち上げられ、図2
(B)に示すように、ユニットシャーシ21が上方へ回
動し、ターンテーブル23とクランパ5とで、ディスク
を挟持可能になる。
【0026】下部筐体2のX1側とY1側の角部には、
ロック解除部材(ロック解除アーム)41が設けられて
いる。ロック解除部材41の基端部は支持軸42に回動
自在に支持されている。支持軸42の外周にはトーショ
ンばねのロックばね43が設けられており、このロック
ばね43により、ロック解除部材41は、図3(A)に
示す平面図において反時計方向(図3(A)で実線で
示す方向)へ付勢されている。ロック解除部材41の先
部には嵌合溝41aが形成されており、図3(A)に示
すように、前記ガイド6を摺動する移動部材7が装置奥
方向へ移動するとき、移動部材7はこの嵌合溝41aに
嵌合できるようになっている。
【0027】図1に示すように、ロック解除部材41の
基端部には、底板2aの方向へ折り曲がる折り曲げ部4
1bが形成され、折り曲げ部41bの下端は底板2aと
平行な方向に折り曲げられたロック部41cとなってい
る。このロック部41cの先端に底板2aの方向へ延び
るロック部材としてのロックピン44が固定されてい
る。図4(A)(B)および図5に示すように、制御部
材31のX1側の端部には掛止部31dが形成されてい
る。この掛止部31dは、第1段の掛止部31d1と第
2段の掛止部31d2とから成る。第2段の掛止部31
d2は傾斜辺である。
【0028】ロック解除部材41が図3(A)にて実線
で示すの姿勢に回動しているとき、図4(A)に示す
ように、ロックピン44が、第1段の掛止部31d1に
掛止され、制御部材31はX1側に移動した位置でロッ
クされている。挿入口4からカートリッジCまたはディ
スクDbが挿入され、このカートリッジCまたはディス
クDbにより移動部材7が装置奥側(X1方向)へ押さ
れていくと、の姿勢のロック解除部材41の嵌合溝4
1aに移動部材7が入り始める。さらに移動部材7が装
置奥側(X1方向)へ押されると、移動部材7によりロ
ック解除部材41が時計方向へ回動させられる。ロック
解除部材41が図3(A)に示すの位置まで回動する
と、図4(B)に示すように、ロックピン44が第2段
の掛止部31d2に掛止される。その後にコイルスプリ
ング33の弾性力で制御部材31がX2方向へ移動する
と、傾斜している前記第2段の掛止部31d2に、ロッ
クピン44が案内され、ロック解除部材41はの位置
よりもさらに時計方向へ少し回動する。
【0029】ディスクDbが挿入されたときには、ロッ
ク解除部材41がの位置まで回動し、さらに前記のよ
うにの位置よりもわずかに時計方向へ回動するが、カ
ートリッジCが挿入されたときには、移動部材7がガイ
ド6のX1側の終端まで押し込まれ、ロック解除部材4
1はの位置まで回動させられる。図5はロック解除部
材41がの位置まで回動した状態を示している。下部
筐体2の挿入口4側では、Y1方向とY2方向の両側部
に一対の位置決めアーム51,52が設けられている。
この位置決めアーム51と52の先端部には上方に延び
る位置決めピン(位置決め部材)53と54がそれぞれ
固定されている。また各位置決めアーム51と52の基
端部は、下部筐体2の底板2aに固定された支持軸55
と56により回動自在に支持されている。前記位置決め
アーム51と52との間には、Y1−Y2方向に延び且
つ同方向へ摺動自在に支持された連動レバー57が設け
られている。この連動レバー57と、底板2aから切り
起こされた支持片2fとの間にはコイルスプリングによ
る連動スプリング59が設けられ、この連動スプリング
59により、連動レバー57がY2方向へ付勢されてい
る。
【0030】図3(A)に示すように、連動レバー57
のY1側の端部には角穴57aが開口し、前記位置決め
アーム51の基端を支持している支持軸55は、この角
穴57a内に位置している。この角穴57aのX2側の
縁部にはラック57bが形成されており、前記位置決め
アーム51の基端にて支持軸55を中心として一体に固
定された歯車51aと前記ラック57bとが噛み合って
いる。連動レバー57のY2側の端部にも角穴57cが
開口しており、位置決めアーム52の基端部を支持して
いる支持軸56は、この角穴57c内に位置している。
この角穴57cでは、前記角穴57aと逆側のX1側の
縁部にラック57dが形成されている。位置決めアーム
52の基部には支持軸56を中心とする歯車52aが一
体に固定されており、この歯車52aがラック57dと
噛み合っている。連動レバー57がY1方向へ移動して
いると、ラック57bと歯車51aとの噛み合い、およ
びラック57dと歯車52aとの噛み合いにより、位置
決めアーム51が反時計方向へ、位置決めアーム52が
時計方向へ回動し、位置決めピン53と54が互いに離
れる。また、連動レバー57がY2方向へ移動すると、
位置決めアーム51が時計方向へ、位置決めアーム52
が反時計方向へ回動して、位置決めピン53と54が互
いに接近する。
【0031】図6(A)(B)に示すように、前記連動
レバー57のY1側での縁部には、規制部57eが形成
されている。この規制部57eは、V字状の谷部57e
1、傾斜部57e2およびX1−X2方向に延びる直線
部57e3から成る。前記制御部材31のX2側の端部
には底板2aの方向へ延びる規制ピン58が設けられ、
この規制ピン58が前記規制部57eに係合できるよう
になっている。図6(A)は、制御部材31がX1方向
へ最も移動した状態であり、このとき規制ピン58は、
規制部57eの谷部57e1に嵌合し、連動レバー57
がY1方向へ移動して保持されている。このときの位置
決めアーム51と52の回動位置はである。制御部材
31がX2方向へ移動すると、図6(B)に示すよう
に、規制ピン58が傾斜部57e2を摺動して直線部5
7e3との境界点に至る。このとき連動レバー57は連
動スプリング59の付勢力によりY2方向へ移動する。
このときの、位置決めアーム51と52の回動位置は
である。図6(B)からさらに制御部材31がX2方向
へ移動すると、規制ピン58は直線部57e3を摺動
し、連動レバー57の位置および各位置決めアーム51
と52の回動姿勢は図6(B)のまま変わらない。
【0032】次に、上記ディスク装置の動作について説
明する。このディスク装置には、図7(A)に示すよう
なディスクDaが収納されたカートリッジC、および図
7(B)に示す単体のディスクDbの双方が装填可能で
ある。前記ディスクDaとDbは共に直径および中心穴
D1の内径寸法が同じである。図7(A)に示すカート
リッジCは挿入方向であるX1側の端部にY1方向へ摺
動可能なシャッタSが設けられており、このシャッタS
は閉鎖方向(Y2方向)へばねにより付勢されている。
シャッタSをY1方向へ摺動させると、カートリッジC
に窓が開口し、この窓からディスクDの中心穴D1とデ
ィスク面が現れる。
【0033】(待機状態)待機状態では、上部筐体3に
設けられた移動部材7がガイド6のX2側の端部ので
示す位置にある。この移動部材7には排出スプリング1
3の弾性力によりX2方向への付勢力が与えられてい
る。制御部材31と32は、歯車35と36および軸3
7により連結され、同期して動作するが、初期状態では
両制御部材31と32がX1方向へ移動している。ま
た、ロック解除部材41はロックばね43により反時計
方向へ付勢されての姿勢に回動している。そして図4
(A)に示すように、ロック解除部材41の基端部に設
けられたロックピン44が、制御部材31に形成された
掛止部31dの第1段の掛止部31d1に掛止され、制
御部材31がX1方向へ移動した位置にてロックされて
いる。
【0034】このとき、図6(A)に示すように、制御
部材31のX2側の端部に設けられた規制ピン58が、
連動レバー57に形成された規制部57eの谷部57e
1内に嵌合し、連動レバー57は連動スプリング59の
引っ張り力に対抗してY1方向へ引かれた位置で保持さ
れている。よって、連動レバー57のY1側に設けられ
たラック57bにより位置決めアーム51が時計方向へ
回動させられ、連動レバー57のY2側に設けられたラ
ック57dにより位置決めアーム52が時計方向へ回動
させられて、両位置決めアーム51と52はの位置に
あり、各位置決めピン53と54は互いに離れている。
よって、位置決めピン53,54がディスクDbまたは
カートリッジCの挿入を妨げない。このディスク装置で
は、ディスクDbまたはカートリッジCが挿入口4から
X1方向へ挿入されるが、この挿入の際に復元モータ3
8に通電されておらず、ディスクDbまたはカートリッ
ジCを人の手で押し入れるマニュアルスロットイン方式
である。
【0035】(ディスクDbの装填動作)まず単体のデ
ィスクDbを挿入する動作について説明する。ディスク
Dbは、挿入口4から筐体1内に挿入され、下部筐体2
の両側板2b、2bに設けられた案内部材15の下部案
内壁15a上に導かれる。ディスクDbが挿入口4が挿
入されると、ディスクDbの先端部がの位置にある移
動部材7に当たる。さらに手でディスクDbを押し込む
と、ディスクDbのX1方向の縁部で移動部材7が押さ
れ、ディスクDbの挿入にしたがって、移動部材7がガ
イド6を摺動してX1方向へ移動する。この間ワイヤ1
4が反時計方向へ周回して付勢プーリ10が反時計方向
へ回転させられ、付勢プーリ10と一体の小径プーリ1
1により付勢ワイヤ12が巻き取られ、排出スプリング
13が伸びる。
【0036】ディスクDbのX1方向の縁部により、移
動部材7が図3(A)に示すの位置まで押されると、
移動部材7が、の位置にあるロック解除部材41の嵌
合溝41aに入り始める。そのままディスクDbが押し
込まれ移動部材7がの位置まで移動する間に、ディス
クDbのセンタリング動作およびディスククランプ動作
が連続して行なわれる。移動部材7がの位置からX1
方向へ押し込まれると、移動部材7が嵌合溝41aに嵌
合しているロック解除部材41が、ディスクDbを押す
力で時計方向へ回動し、移動部材7がの位置に至った
ときに、ロック解除部材41はの位置まで回動する。
このとき図4(A)から図4(B)にその過程を示すよ
うに、ロック解除部材41の基部に設けられたロックピ
ン44が、制御部材31の掛止部31dの第1段の掛止
部31d1から外れ、第2段の掛止部31d2に至る。
よって、制御部材31はコイルスプリング33に引かれ
てX2方向へ短い距離だけ移動する。このとき復元モー
タ38は通電されていないため、歯車35と36の負荷
は軽くなっている。よって、制御部材31のX2方向へ
の移動時に、ラック31bにより歯車35が駆動され、
他方の側の歯車36により制御部材32もコイルスプリ
ング34の付勢力により一緒にX2方向へ移動する。
【0037】制御部材31が図4(A)から(B)まで
X2方向へ短い距離移動すると、図6(A)から図6
(B)にかけて示すように、制御部材31のX2側の端
部に固定されている規制ピン58が規制部57eの谷部
57e1から抜け出る。よって、連動レバー57は連動
スプリング59に引かれてY2方向へ移動する。ロック
解除部材41が図4(B)にてで示す位置まで回動し
たときの制御部材31の位置は、図6(B)と一致して
いる。図6(B)では、規制ピン58が、規制部57e
の傾斜部57e2と直線部57e3の境界に位置する。
図6(A)から図6(B)に至る間に連動レバー57が
連動スプリング59によりY2方向へ引かれるため、ラ
ック57bにより位置決めアーム51が時計方向へ、ラ
ック57dにより位置決めアーム52が反時計方向へ回
動させられ、両位置決めアーム51と52がの位置か
らの位置へ移動する。
【0038】両位置決めアーム51と52がの方向へ
回動するときに、それぞれの位置決めアーム51と52
に固定されている位置決めピン53と54が互いに接近
する力により、ディスクDbがX1方向へ引込まれる。
そして、図2(A)に示すように、ディスクDbは、
の位置の位置決めピン53,54およびの位置の移動
部材7の3点によりセンタリングされ、ディスクDbの
中心穴D1がターンテーブル23およびクランパ5の中
心とほぼ一致する。上記のディスクのセンタリングが完
了する直前に、X2方向へ移動している制御部材31の
駆動穴31cと、制御部材32の駆動穴32cのそれぞ
れのクランク形状により、ピン39,39が持ち上げら
れ、ユニットシャーシ21が支持軸25,25を支点と
して上向きに回動させられる。そして、ディスクDbの
センタリングの完了とほぼ同時またはその直後に、ディ
スクDbの中心穴D1が、ターンテーブル23とクラン
パ5とで挟持される。
【0039】このように、図4(A)および図6(A)
から図4(B)および図6(B)に至る間に、位置決め
ピン53,54および移動部材7でディスクDbがセン
タリングされ、さらにターンテーブル23とクランパ5
でディスクDbのクランプが完了する。ただし、センタ
リングとクランプとが完了した図4(B)の時点では、
制御部材31はコイルスプリング33の引っ張り力によ
りさらに短い距離だけX2方向へ移動している。このと
き、図4(B)に示す掛止部31dの傾斜している第2
の規制部31d2により、ロック解除部材41がの位
置から少しだけ時計方向へ回動させられる。よってロッ
ク解除部材41の嵌合溝41aに保持された移動部材7
はX1方向へ少し移動し、移動部材7がクランプされた
ディスクDbから離れる。
【0040】また、制御部材31が図4(B)に示す位
置からわずかにX2方向へ移動する間、図6(B)に示
すように、制御部材31に固定された規制ピン58は規
制部57eの直線部57e3を摺動する。したがって、
連動レバー57の位置は図6(B)と変わらない。よっ
て、位置決めアーム51と52はの位置のままであ
る。ディスクDbはターンテーブル23の上昇時のセン
タリング力を受けてクランプされるが、このクランプ時
のセンタリング機能によりディスクDbの中心とターン
テーブル23の中心が一致し、このセンタリングされた
ディスクDbの周縁部は、位置決めピン53,54およ
び移動部材7の双方から少し離される。よってディスク
Dbは位置決めピン53,54に当たることがなく、さ
らに移動部材7にも当たらずにスピンドルモータ22に
より回転駆動される。そして光ヘッド24によりディス
クDbに記録された信号の読み取りが行なわれる。
【0041】(カートリッジCの装填動作)次に、図7
(A)に示すカートリッジCが挿入されるときの動作を
説明する。カートリッジCが挿入口4に挿入された直後
に、図2(A)にての位置にある移動部材7がシャッ
タSの端部S1に嵌合する。そのまま手の力でカートリ
ッジCが挿入されると、移動部材7が押されてガイド6
に沿って移動するが、移動部材7がガイド6の傾斜ガイ
ド部6aを移動するときに、移動部材7のY1方向への
移動分力によりシャッタSがY1方向へ摺動させられ
る。移動部材7が、ガイド6の傾斜ガイド部6aと直線
ガイド部6bとの変曲点6cに至った時点で、シャッタ
Sが完全に開放させられる。その後、カートリッジCが
押し込まれると、移動部材7がガイド6の直線ガイド部
6bをX1方向へ摺動する。
【0042】直線ガイド部6bを移動していく移動部材
7が、図3(A)にてに示す位置まで移動すると、
の位置にあるロック解除部材41の嵌合溝41aに移動
部材7が嵌合する。そして移動部材7のX1方向への移
動に伴って、ロック解除部材41が時計方向へ回動す
る。カートリッジCが筐体1内に完全に挿入されたとき
に、移動部材7がガイド6のX1側の終端に移動し、ロ
ック解除部材41がの位置まで回動する。カートリッ
ジCの挿入に伴って、ロック解除部材41がからの
位置まで回動すると、図4(A)から図5までにその過
程を示すように、ロック解除部材41の基部に設けられ
たロックピン44が制御部材31の掛止部31dの第1
段の掛止部31d1および第2段の掛止部31d2の双
方から外れる。よってロックが解除された制御部材31
はコイルスプリング33の弾性力によりX2方向へ移動
し、歯車35,36および軸37を介して同期している
制御部材32もコイルスプリング34の弾性力によりX
2方向へ移動する。
【0043】制御部材31と32がX2方向へ移動する
ときに、それぞれの制御部材31と32に形成されてい
るクランク形状の駆動穴31cと32cとでユニットシ
ャーシ21が持ち上げられ、ターンテーブル23とクラ
ンパ5とで、カートリッジC内のディスクDaの中心穴
D1を挟持可能となる。また制御部材31がX2方向へ
移動すると、制御部材31のX2側の端部に設けられて
いる規制ピン58が、連動レバー57の規制部57eの
谷部57e1から抜け出て、連動レバー57は、連動ス
プリング59の付勢力でY2方向へ移動する。よって、
連動レバー57に設けられたラック57bにより位置決
めアーム51が時計方向へ、またラック57dにより位
置決めアーム52が反時計方向へ回動させられ、位置決
めピン53と54が、カートリッジCの両側部に当た
る。このときの位置決めピン53,54は連動スプリン
グ59の弾性力でカートリッジCに弾圧される。
【0044】カートリッジCが図2(A)に示すように
筐体1内に完全に挿入されると、位置決めアーム51と
52がの位置に回動し、位置決めピン53と54が、
カートリッジCの両側部の凹部C1,C1内に嵌合し
て、カートリッジCが位置決めされて保持される。前記
のように、カートリッジCが位置決め保持された時点
で、移動部材7によりシャッタSが既に開放されてお
り、シャッタSが開放して露出したディスクDaの中心
穴D1が、ターンテーブル23とクランパ5とでクラン
プされる。そして光ヘッド24により再生動作が行なわ
れる。
【0045】(排出動作)このディスク装置では、前記
のようにディスクDbまたはカートリッジCが手で挿入
されるが、排出動作は復元モータ38の動力により行な
われる。図示しない排出操作釦が押されると、復元モー
タ38に通電され、その回転出力により歯車35と36
が始動し、その回転力がラック31bと32bに伝達さ
れて、制御部材31と32がX1方向へ駆動される。
【0046】制御部材31がX1方向へ駆動されると、
制御部材31のX2側の端部に設けられた規制ピン58
が、図6(A)に示す規制部57eの傾斜部57e2を
X1方向へ摺動して連動レバー57がY1方向へ戻さ
れ、規制ピン58が谷部57e1に嵌合して連動レバー
57が保持される。連動レバー57がY1方向へ移動す
るとき、位置決めアーム51が反時計方向へ、位置決め
アーム52が時計方向へ回動して、位置決めピン53と
54が、ディスクDbまたはカートリッジCから離れ、
ディスクDbまたはカートリッジCの位置決め保持が解
除される。また駆動穴31cと32cとでユニットシャ
ーシ21が下降させられ、ターンテーブル23とクラン
パ5によるディスクのクランプが解除される。
【0047】したがって、図2(A)に示す排出スプリ
ング13の引っ張り弾性力による移動部材7のX2方向
への付勢力により、ディスクDbまたはカートリッジC
が挿入口4から押し出される。移動部材7がX1方向の
終端からの位置へ移動する間に、ロック解除部材41
が反時計方向へ回動させられる。このロック解除部材4
1がの位置へ回動するまでの間に、制御部材31はX
1方向へ復帰しており、図4(A)に示すように、の
位置に回動したロック解除部材41の基部のロックピン
44が第1段の掛止部31d1に嵌合し、制御部材31
がX1方向へ移動した初期位置でロックされ、このとき
復元モータ38が停止する。またカートリッジCの場合
には、挿入口4から排出された時点で、移動部材7が
の位置への復帰し、これに伴って、シャッタSが閉鎖さ
れる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明では、移動部材の移
動ストロークを長くでき、また移動部材はガイドに案内
されて安定して移動するため、シャッタを確実に開放で
き、また排出時にはカートリッジを十分な長さで排出さ
せることができる。
【0049】特に、移動部材をワイヤに固定し、このワ
イヤに付勢部材の付勢力を増速させて与えることによ
り、移動部材に適度な付勢力を与えることができ、カー
トリッジを挿入するときの反力を小さくでき、スムーズ
に挿入することが可能である。
【0050】またカートリッジとともにカートリッジに
収納されていない単体ディスクを挿入することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の分解斜視図、
【図2】(A)はディスク装置の主に上半部を示す平面
図、(B)はディスク装置の側面図、
【図3】(A)はディスク装置の主に下半部を示す平面
図、(B)はディスク装置の側面図、
【図4】(A)(B)はロック解除部材の回動動作を回
動角度別に示す部分平面図、
【図5】ロック解除部材が時計方向へ最も回動した状態
を示す部分平面図、
【図6】(A)(B)は、制御部材により位置決めアー
ムが駆動される状態を示す動作状態別の部分平面図、
【図7】(A)はディスクが収納されたカートリッジを
示す斜視図、(B)は単体ディスクを示す斜視図、
【符号の説明】
A 下半部 B 上半部 C カートリッジ Da,Db ディスク 1 筐体 2 下部筐体 3 上部筐体 4 挿入口 5 クランパ 6 ガイド 6a 傾斜ガイド部 6b 直線ガイド部 7 移動部材 10 付勢プーリ 11 小径プーリ 12 付勢ワイヤ 13 排出スプリング(付勢部材) 14 ワイヤ 15 案内部材 20 ディスク駆動ユニット 21 ユニットシャーシ 22 スピンドルモータ 23 ターンテーブル 31,32 制御部材 31b,32b ラック 31d 掛止部 33,34 コイルスプリング 35,36 歯車 41 ロック解除部材 41a 嵌合溝 44 ロックピン(ロック部材) 51,52 位置決めアーム 53,54 位置決めピン(位置決め部材) 57 連動レバー 57e 規制部 57b,57d ラック 58 規制ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部のディスク(Da)を露出させる窓
    を開閉するシャッタ(S)を有するカートリッジ(C)
    が、前記シャッタ(S)が設けられている側部を装置内
    に向け且つシャッタ(S)の開放方向が装置の幅方向と
    なる向きで挿入口(4)から挿入されるディスク装置で
    あって、挿入口(4)側から装置奥方向(X1)で且つ
    前記シャッタ(S)を開放する方向(Y1)へ延びるガ
    イド部(6a)およびこれに連続して装置奥方向(X
    1)へ延びるガイド部(6b)を有するガイド(6)
    と、このガイド(6)に沿って移動する移動部材(7)
    と、前記移動部材(7)を挿入口(4)の方向へ付勢す
    る付勢部材(13)と、前記移動部材(7)を押しなが
    ら挿入されたカートリッジ(C)をディスク(Da)駆
    動が可能な位置に位置決めする位置決め部材(53,5
    4)とが設けられ、前記移動部材(7)がガイド(6)
    の挿入口(4)側の端部に移動しているときに、挿入さ
    れるカートリッジ(C)のシャッタ(S)の閉鎖側の端
    部(S1)が前記移動部材(7)に掛止されることを特
    徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド(6)に沿って移動するワイ
    ヤ(14)に前記移動部材(7)が固定されており、前
    記付勢部材(13)により前記ワイヤ(14)が、移動
    部材(7)を挿入口(4)側へ移動させる方向へ付勢さ
    れている請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイヤ(14)は付勢プーリ10に
    巻かれており、この付勢プーリと一緒に回動する小径プ
    ーリ(11)に、前記付勢部材(13)の付勢力による
    付勢トルクが与えられている請求項2記載のディスク装
    置。
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