JP3363939B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP3363939B2
JP3363939B2 JP07118093A JP7118093A JP3363939B2 JP 3363939 B2 JP3363939 B2 JP 3363939B2 JP 07118093 A JP07118093 A JP 07118093A JP 7118093 A JP7118093 A JP 7118093A JP 3363939 B2 JP3363939 B2 JP 3363939B2
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雄一郎 久富
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクを装置の内外に
移動させるトレイを備えたディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるディスク再生装置においては、ト
レイを移動させるトレイ移動機構とディスクをディスク
再生位置とディスク収納位置との間で移動させるディス
ク移動機構とがそれぞれ必要となる。この2つの機構の
駆動源を共通化したものは、本出願人に係る先願である
特開平4−38659号が参照される。
【0003】係る先願においては、シャトルとよばれる
駆動部材がトレイを装置外に突出するイジェクト位置か
ら装置内に収納されるロ−ド位置までトレイに接続され
ることによりトレイを駆動する。また、トレイがロ−ド
位置に持ち来された際、トレイとの接続が解除されると
共に、トレイに収納されているディスク載置部を有する
キャリッジと接続し、キャリッジをディスク収納位置ま
で移動させる。
【0004】この先願においては、シャトルがトレイの
イジェクト位置からロ−ド位置、更にディスク収納位置
までディスクの全移動範囲に渡って移動する必要がある
ため、先願においてはその全移動範囲に渡ってモ−タに
より駆動されるワイヤ−を張架し、このワイヤ−にシャ
トルを固定していた。また、トレイをロ−ド位置におい
てロックする機構を別途設けていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかしながら、シャトルをディスクの全移
動範囲に渡って移動すべくシャトルの駆動機構であるワ
イヤ−を同じく全移動範囲に渡って設けることは製造上
極めて困難であり、またコスト的に不都合であることが
わかった。従って、トレイをイジェクト位置からロ−ド
位置まで駆動するトレイ駆動手段と、ディスクをこのロ
−ド位置からディスク収納位置まで移動させるディスク
駆動手段にそれぞれ分けた構成が望まれる。
【0006】この場合、ロ−ド位置においてトレイとト
レイ駆動手段との接続を断つ必要があるが、この接続を
離す位置をトレイのロ−ド位置とした場合、駆動機構の
製造上のばらつき等によってトレイがロ−ド位置に持ち
来された位置においても、トレイ駆動手段の駆動力がト
レイに与えられてしまう恐れがある。従って、トレイが
ロ−ド位置に持ち来された位置において確実にトレイと
トレイ駆動手段との接続を離す機構が要求される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる決定を解
消すべく、ディスクを載置し、ディスクがディスク再生
装置内に位置する第1の位置と装置外に突出する第2の
位置を取るべく、装置に対して移動可能なトレイと、ト
レイに接続され、ディスクを第2の位置から第1の位置
の近傍位置である第3の位置まで移動させる第1のトレ
イ移動手段と、トレイに接続され、ディスクを第3の位
置から第1の位置まで移動する第2のトレイ移動手段と
からなる。
【0008】
【作用】第1の位置においてトレイと第1のトレイ移動
手段との接続状態を解除する。また本発明装置はディス
クが第1の位置とストック位置との間に位置する際、ト
レイを駆動することなくトレイと接続状態とされること
により、トレイを第2の位置にロックする。
【0009】
【実施例】以下に本発明装置の一実施例を説明する。な
お、本実施例の説明を助けるため、以下に本発明が適用
されたディスクプレ−ヤの概略動作を図23、図24、
図25及び図26をもって説明する。図23は、ディス
クを載置する7枚のキャリッジを積層収納可能なストッ
カ50が最下段に位置し、キャリッジ58がストッカ5
0から引出され、トレイ20に収納された状態でトレイ
20がディスクプレ−ヤ外に位置するイジェクト位置を
示す。
【0010】トレイ20にはフランジ76が2個設けら
れており、キャリッジ58がトレイ20内に位置したと
き、キャリッジ58の切欠き部161を補うよう、その
高さがキャリッジ58の載置凹部162と同一レベルと
されて突出形成されている。なお、このフランジ76の
端面は8cmディスク用載置凹部166の外周端に連続
するよう形成されている。なお、200はタ−ンテ−ブ
ル202、ピックアップ203等からなるディスクを再
生する光学メカニズムを示す。
【0011】図23に示すイジェクト位置においては、
ディスクを載置するキャリッジには切欠き部161が大
きく形成されているため、ディスクが載置される際に不
安定となる。しかしながら、トレイ20には、キャリッ
ジ58の載置凹部76に連続するようフランジ76が形
成されているため、イジェクト位置でのディスクの支持
はより確実となる。
【0012】トレイ20は後述するトレイ移動機構によ
って図23に示すイジェクト位置から図24に示すロ−
ド位置まで移動される。キャリッジ58上に12cmの
ディスク201を載置し、トレイ20がロ−ド位置に持
ち来された後、キャリッジ58は後述するキャリッジ移
動機構を構成するシャトル28により図24に示す位置
から図25に示す再生位置までトレイ20から引出され
て図の右方向に移動される。この位置において、光学メ
カニズム200によりディスク201の再生が行われ
る。
【0013】なお、この再生位置においては、ストッカ
50内に収納されているディスク201と光学メカニズ
ム200によって再生されているディスク201は平面
的にオ−バ−ラップされ、プレ−ヤの小型化に寄与して
いる。また光学メカニズム200を構成するピックアッ
プ203がディスク201の半径方向に移動し、最外周
位置まで移動した位置を点線で示す。なお、この再生位
置においては、フランジ76とキャリッジ58とが離れ
る。
【0014】このディスク201をストッカ50内に収
納する場合は、キャリッジ28によりキャリッジ58が
更に図の右方向に移動し、図26に示すストック位置ま
で持ち来される。ストッカ50は図の紙面方向に垂直に
移動可能であり、選択された所望のディスク201に対
応した位置まで移動した後、キャリッジ移動機構により
所望のディスク201を載置するキャリッジがシャトル
28によりストッカ50から引出され、図25に示す再
生位置まで移動する。
【0015】なお、本実施例においては、図25に示す
ごとく、再生位置にあるディスク201とストッカ50
に収納されているディスクをオ−バ−ラップした配置と
しているため、光学メカニズム200はオ−バ−ラップ
していない位置に配置しなければならない。従って、本
実施例においてはタ−ンテ−ブル202を中心にオ−バ
−ラップ部と反対方向において、ピックアップ203が
トレイ20の移動方向と平行に移動するよう配置してい
る。
【0016】しかしながら、図25に点線で示すごと
く、ピックアップ203がディスク201の最外周位置
まで移動したとき、ピックアップ203の一部がディス
ク201の占める範囲から外に位置する。従って、この
方向にピックアップ203が移動するよう構成した場
合、収納したディスクの端部からトレイ20の前方端ま
での距離を長くする必要があり、トレイ20がイジェク
トされた際の突出量が大きくなるという欠点を有する。
【0017】これに対し、本実施例においてはトレイ2
0のロ−ド位置から更にキャリッジ58をトレイのロ−
ド方向に移動させた位置を再生位置としている。これに
より、トレイ20の前方部の長さを短くすることができ
るものである。
【0018】以下に本発明装置が適応されたディスクプ
レ−ヤにおける各パ−ツの展開図である図5乃至図16
をもって各部の構成の説明をする。
【0019】《シャシ》図5に示すごとく、メインシャ
シ10には右サイドシャシ82及び左サイドシャシ84
が取り付けられている。またトップシャシ30がメイン
シャシ10及びサイドシャシ82、84に取り付けら
れ、各シャシ10、30、82、84により箱形状のシ
ャシが構成される。更にメインシャシ10の下面にはボ
トムシャシ11が取り付けられている。トップシャシ3
0には後述する光学メカニズム200のタ−ンテ−ブル
との間でディスクを挟持するための周知のクランパ機構
190が具備されており、このクランパ機構を図6に示
す。
【0020】《光学メカニズムの支持機構》タ−ンテ−
ブル202、レ−ザ−及び対物レンズ等からなるピック
アップ203を備える光学メカニズム200の支持機構
を図7を用いてその説明を行う。光学メカニズム200
はメカベ−ス182に固定されており、このメカベ−ス
182は各端部に計4個設けられ、不要な振動を光学メ
カニズム200に伝達するのを防止するためのダンパと
して機能する後述するゴムリング183を介して光学メ
カニズム200の前後に設けられたダンパベ−ス180
に取り付けられている。
【0021】フロント側のダンパベ−ス180の各左右
端部にはベ−スブラケット187がそれぞれ取り付けら
れており、更にこのベ−スブラケット187にはベ−ス
ピン188がそれぞれ取り付けられている。ベ−スピン
188はメインシャシ10上に取り付けられたコ字状の
メカベ−スア−ム181に軸支されている。従って、光
学メカニズム200はベ−スピン188を支点として回
動可能に支持されている。またリア側のダンパベ−ス1
80にはピン186が設けられ、後述する光学メカニズ
ムの移動機構に連結されている。
【0022】《光学メカニズムのダンパ機構》フロント
及びリア側のダンパベ−ス180は4本のメカシャフト
184によって一体化されている。ここで、リア側のダ
ンパ機構を要部断面図である図8を用いて説明する。ダ
ンパベ−ス180には円形の開口194が形成され、こ
の開口端部171はメカベ−ス182側に突出した後、
折り曲げ形成されている。前述のゴムリング183の中
心孔はメカベ−ス182に螺合されたネジ185の頭部
によって固定されている。ゴムリング183の外周は、
ダンパベ−ス180の開口端部171の折り曲げ部には
めこまれている。従って、図示のごとく、ゴムリング1
83は強制的に円錐状とされ、メカベ−ス182に載置
された光学メカニズム200に対するサスペンションと
して機能するものである。
【0023】《キャリッジ》本実施例のCDプレ−ヤは
7枚のディスクをその内部に収納可能であり、各ディス
クを載置し、ストック位置、再生位置、ロ−ド位置及び
イジェクト位置間を移動する7枚のキャリッジのうち、
ストッカ50内の最下段に収納されるキャリッジ58を
その平面図と右側面図を示す図9及びその斜視図である
図10をもって説明する。キャリッジ58の外形は中央
に円形の切欠き部160が形成されると共に、この切欠
き部160に連設して約90度の角度を持って形成され
た扇型の切欠き部161が形成されている。またキャリ
ッジ58の上面には12cmのディスクを載置する際の
ガイドとなる載置凹部162と、載置凹部162内に形
成され8cmのディスクを載置する際のガイドとなる第
2の載置凹部166が形成されている。またこの載置凹
部166を形成するため、キャリッジ58においては載
置凹部166に対応してその下面に膨出部168が形成
されている。
【0024】またキャリッジ58の側端面にはキャリッ
ジ58を駆動するための後述するシャトル28が係合さ
れる切欠き部163が設けられている。また、切欠き部
163が形成された側端面には、キャリッジ58が後述
するストッカ50において密接状態で積層収納される際
に、ストッカ50内で不要な移動がなされないようロッ
クするためキャリッジスプリング54が係合される切欠
き部164が形成されている。またこの側端面には、キ
ャリッジ58の前端を持ち上げるための後述するキャリ
ッジリフタ140が係合される、断面が三角形状の係合
突起167が形成されている。キャリッジ58の裏面後
端部にはキャリッジ59の厚さが一部薄くなるよう形成
された凹部165が2個所に形成されている。
【0025】キャリッジ58にはその上面両側部に突出
形成されたガイド凸部55及びこれに対応して下面側部
に形成されたガイド凹部(図示せず)がキャリッジ58
の移動方向に形成され、ストッカ50に積層状態で載置
されている状態からキャリッジを引出す際のガイドとし
て機能する。
【0026】ストッカ50の最上段から6段目に収納さ
れるキャリッジ59はその外形においては第1乃至第6
のキャリッジ59とほぼ同一であるが、12cmのディ
スクのみを載置可能とすべく、載置凹部162のみが形
成されている。またこれに伴い、キャリッジ58に形成
されていた8cmディスク用載置凹部に対応する下面の
突出部は形成されていない。
【0027】《ストッカ》以下にキャリッジ58を最下
段に、キャリッジ59を最上段から6段目に、計7枚収
納可能なストッカを図11をもって説明する。後述する
上下移動機構により移動可能とされたストッカ50に
は、ストッカ50上に積層収納されるキャリッジ58、
59のうち最下段のキャリッジ58の底面側部を支持す
る2個のストッカガイド53がそのボトムプレ−トの各
側端部に取り付けられている。また、ストッカ50の奥
部には櫛状の2個のキャリッジガイド51が各側端部に
取り付けられている。
【0028】このキャリッジガイド51に形成された櫛
状の突出部は、キャリッジ58、59が積層された状態
において、凹部165によって構成される空間に遊嵌さ
れるよう構成されている。またストッカ50の側面には
計7個の板バネが一体に形成されたキャリッジスプリン
グ54が取り付けられており、各板バネの先端部がキャ
リッジ58、59に形成された切欠き164に係合して
キャリッジ58、59をストッカ50内に保持するよう
作用する。
【0029】ストッカ50の側面には上シャフト83及
び下シャフト88が各側面にそれぞれ設けられており、
そのうちの下シャフト88は図12に示すストッカ−カ
ムプレ−ト14に形成された階段状のカム溝15に挿入
されている。ストッカ−カムプレ−ト14はカムベ−ス
シャシ13の両側面に取り付けられており、このカムベ
−スシャシ13に形成された長孔18が図16に図示す
るボトムシャシ11に植立されたカムガイドピン12に
挿入されて平行移動可能に支持されている。なお、カム
ベ−スシャシ13にはラック17が形成されており、後
述するカムベ−スシャシ13を駆動する移動機構のギア
115に歯合されている。
【0030】ストッカ−カムプレ−ト14のカム溝15
を貫通した下シャフト88は図5及び図15に示す左右
のサイドシャシ82、84に形成された長孔70に挿入
され、また上シャフト83もまた左右のサイドシャシに
形成された長孔71に挿入されることにより、ストッカ
50は左右のサイドシャシ82、84に対して平行に上
下移動可能とされている。従って、後述する移動機構に
よりカムベ−スシャシ13が長孔18に沿って移動する
ことにより、ストッカ−カムプレ−ト14のカム溝15
の作用によりストッカ50が上下移動する。
【0031】《トレイ》その内部に前述のキャリッジ5
8、59の何れか1枚を収納し、プレ−ヤの外部に突出
するイジェクト位置及びプレ−ヤ内に位置するロ−ディ
ング位置の間を移動可能なトレイ20を図13を用いて
以下に説明する。トレイ20はトレイトッププレ−ト2
1の両側端に左トレイプレ−ト35及び右トレイプレ−
ト34が取り付けられることにより構成されている。ま
た、左右トレイプレ−ト34、35を互いに連結するよ
う断面コ字状のトレイブリッジプレ−ト33が取り付け
られている。
【0032】左右のトレイプレ−ト34、35にはガイ
ドレ−ル37がトレイの移動方向に沿ってそれぞれ形成
されている。また右トレイプレ−ト34のガイドレ−ル
37の下面にはラック38が形成されており、トレイ移
動機構のギア29に歯合される。なお、60は内部に収
納したキャリッジがトレイに対して移動しないようキャ
リッジを移動するための後述するシャトル28をロック
するためのシャトルロックレバ−60であり、右トレイ
プレ−ト34に軸支77されている。左右のトレイプレ
−ト34、35にはそれぞれキャリッジレ−ル78が突
出形成されており、トレイ20内に挿入されたキャリッ
ジ58又は59の下面側端を支持する。
【0033】図15に示すごとく、左サイドシャシ84
にはL字状の第1のトレイガイドプレ−ト41が取り付
けられ、またこの第1のトレイガイドプレ−ト41には
L字状の第2のトレイガイドプレ−ト48が取り付けら
れている。ここで、第1及び第2のトレイガイドプレ−
ト41、48によって形成されたコ字状の溝に左トレイ
プレ−ト35に形成されたガイドレ−ル37が挿入する
ものである。また同様に図14に示す右サイドシャシ8
2には第1、第2のトレイガイドプレ−ト40、46が
取り付けられると共に、このトレイガイドプレ−ト4
0、46によって形成されるガイド溝に右トレイプレ−
ト34に形成されたガイドレ−ル37が挿入するもので
ある。従って、トレイ20は直線状に移動可能とされて
いる。
【0034】《トレイ、キャリッジ移動機構》次にトレ
イ20及びキャリッジ58、59を移動するための移動
機構を図14を用いて以下に説明する。右サイドシャシ
82に取り付けられ、トレイ20及びキャリッジ58又
は59を駆動する駆動源であるモ−タ230の回転軸に
はプ−リ27が固定されており、このプ−リ27はゴム
ベルト31を介して右サイドシャシ82に軸支94され
た減速ギア26を回転する。減速ギア26はギア29に
歯合し、ギア29は右トレイプレ−ト34に形成された
ラック38に歯合される。
【0035】また、ギア29には径少のギア39が一体
に形成されており、このギア39は右サイドシャシ82
に形成された孔95を貫通して裏側に位置されている。
このギア39は後述するチェンジギア42に歯合してい
る。
【0036】ギア29は反転ギア25を介して右サイド
シャシ82に軸支されたシャトルギア23を駆動する。
シャトルギア23はシャトル28に形成されたラックと
歯合されることにより、シャトル28を移動させる。シ
ャトル28は右サイドシャシ82に取り付けられたシャ
トルガイドプレ−ト22、24に挟持され、シャトルガ
イドプレ−ト22に形成された突出部がシャトル28の
ガイド溝に嵌合することにより、シャトル28がガイド
されている。またこのシャトル28にはア−ム69が形
成されており、前述のキャリッジ58、59の何れか一
枚のキャリッジに形成された切欠き163に係合し、係
合されたキャリッジを移動させる。
【0037】シャトルギア23にはカム溝52が設けら
れており、このカム溝52にトレイストッパ150に設
けられたピン151が係合している。トレイストッパ1
50に形成された長孔152はサイドシャシ82に植立
したシャトルギア23の軸130に遊嵌されている。ま
たトレイストッパ150の先端部には突起部57が設け
られており、図13に示す右トレイプレ−ト34に設け
られた凹部65に係合可能とされている。なお、トレイ
ストッパ150のピン151は第1のトレイガイドプレ
−ト40に形成され、中間部に直角な曲折部が設けられ
たガイド溝49に挿入されている。
【0038】右サイドシャシ82にはその中間にスロッ
トが構成されるよう配置されたキャリッジストッパ8
6、87が設けられており、シャトル28によって引出
されるキャリッジ以外のキャリッジが移動しないよう、
図9に示されるキャリッジに形成され、シャトル28と
係合する切欠き部163に挿入されている。
【0039】《キャリッジ間隔形成機構》本実施例にお
いて、キャリッジはそれぞれが密接した積層状態でスト
ッカ50上に収納されている。換言すれば、キャリッジ
の上面は上方に位置するキャリッジの下面に当接してい
る。従って、ストッカ50から任意のキャリッジを引出
す際、また任意のキャリッジをストッカ50上に戻す際
にスム−スにキャリッジを移動させるため、移動される
キャリッジより上方のキャリッジを上方に移動させるキ
ャリッジ開放機構を具備するものであり、図14を用い
て以下にその構成を説明する。
【0040】モ−タ230によって回転駆動されるギア
29に一体に設けられた径小のギア39によって駆動さ
れるチェンジギア42にはカム溝72が形成されてお
り、このカム溝72にチェンジプレ−ト43に取り付け
られたピン45が嵌合している。チェンジプレ−ト43
には長孔80、81が形成されており、右サイドシャシ
82に取り付けられたピン80、81に遊貫されること
により、右サイドシャシ82に対してスライド可能とさ
れている。
【0041】チェンジプレ−ト43にはその断面形状が
略円形であるキャリッジリフタ140と、先端が傾斜面
とされたストッパ141が形成されており、キャリッジ
リフタ140が引出そうとするキャリッジの1枚上のキ
ャリッジの三角状の突起部167における下傾斜面に当
接し、当接したキャリッジを上方に移動させる。ストッ
パ141はキャリッジリフタ140がキャリッジの突起
部167に当接してキャリッジを上方に移動した時点で
引出そうとするキャリッジの1枚下のキャリッジの突起
部167に当接し、引出そうとするキャリッジ以外のキ
ャリッジが移動しないように固定するものである。
【0042】《光学メカニズム及びストッカの移動機
構》本実施例においては1つのモ−タが光学メカニズム
200とストッカ50の駆動源として兼用されている。
これは、光学メカニズム200が移動してディスク20
1をクランプする動作と、所要のディスクを選択すべく
ストッカ50を移動させる動作が同時に行われないため
に達成できるものであり、図16を用いて以下にその構
成を説明する。
【0043】ボトムシャシ11に固定された駆動源とな
るモ−タ231の回転軸にはプ−リ92が固定されてお
り、ゴムベルト32を介してウォ−ムギア111を駆動
する。ウォ−ムギア111は減速ギア112を介して太
陽ギア、公転ギア等からなる周知の遊星ギア機構100
の入力ギア116に歯合されている。
【0044】ここで、遊星ギア機構110は第1及び第
2の出力ギア117及び119を備えており、第1の出
力ギア117の回転が阻止された場合は第2の出力ギア
119が回転し、第2の出力ギア119の回転が阻止さ
れた場合は第1の出力ギア117が回転するものであ
る。
【0045】第1の出力ギア117は減速ギア115を
介して前述のカムベ−スシャシ13に形成されたラック
17に歯合することにより、ストッカ−カムプレ−ト1
5を移動させる。従って、所要のディスクを選択すべく
ストッカ50は上下に移動可能とされている。
【0046】また第2の出力ギア119は減速ギア11
4を介してカムギア110に歯合する。カムギア110
にはカム溝101が形成されており、このカム溝101
に図7に示すリアダンパベ−ス180に設けられたピン
186が嵌合している。従って、カムギア110が回転
することにより、光学メカニズム200をベ−スピン1
88を支点として回動させる。
【0047】遊星ギア機構100の出力選択をすべく、
ボトムシャシ11に軸支127されたチェンジア−ム4
4が設けられている。このチェンジア−ム44には第1
乃至第3のア−ム61乃至63が設けられており、第1
のア−ム61はチェンジプレ−ト43に軸支されること
により、チェンジプレ−ト43の移動に応答してチェン
ジア−ム44を回動させる。また第2のア−ム62はそ
の先端に摩擦部材であるゴムが取り付けられており、チ
ェンジア−ム44の反時計方向の回動に伴ってこのゴム
が遊星ギア機構100の第1の出力ギア117に歯合す
る減速ギア115に圧接される。この場合、モ−タ23
1の回転力は第2の出力ギア119に伝達され、光学メ
カニズム200を回動させる。
【0048】第3のア−ム63はその先端にゴムが取り
付けられており、チェンジア−ム44の時計方向の回動
に伴ってこのゴムが遊星ギア機構100の第2の出力ギ
ア119に圧接される。この場合、モ−タ231の回転
力は第1の出力ギア117に伝達され、ストッカ50を
上下移動させる。
【0049】上述の構成において、以下にその動作を図
17乃至図22を用いて説明するが、本実施例の冒頭で
説明した概略動作図である図1乃至図4に対応させて下
記に動作図を整理する。イジェクト位置(図1)…図1
7、図21、図25ロ−ド位置(図2)………図18、
図22、図26再生位置(図3)…………図19、図2
3、図27、図33、図34、図35、図38、図3
7、図39ストック位置(図4)……図20、図24、
図28、図29、図30、図31、図32、図38
【0050】《トレイ移動機構の動作》以下にトレイ移
動機構の動作を図17乃至図20をもって説明する。図
17においては、ディスクを載置したキャリッジ58を
収納したトレイ20が装置外に突出するイジェクト位置
にあり、この状態においてはトレイ20を構成する右ト
レイプレ−ト34に設けられたラック38の端部とギア
29が歯合している。ここで、モ−タ230が図の反時
計方向に回転すると、ベルト31、減速ギア26を介し
てギア29は時計方向に回転し、トレイ20をロ−ド位
置方向である図の右方向に移動させる。
【0051】トレイ20が図18に示すロ−ド位置に持
ち来されたとき、ギア29はラック38の左端部64に
位置し、トレイ20の移動によってギア29とラック3
8との接続が自動的に断たれる。なお、この左端部64
は歯部の高さが徐々に低くなるよう形成されている。し
かしながら、この位置においては、ギア29とラック3
8とがわずかな距離しか離れておらず、振動等によりト
レイ20が動くとギア29とラック38が接触してしま
う。これを防止するため、トレイストッパ150の先端
に形成されている突起部57が右トレイプレ−ト34の
凹部65に係合し、右トレイプレ−ト34を更に図の右
方向に移動させることにより、ギア29とラック38と
が確実に離れるよう構成されており、以下にその動作を
説明する。
【0052】シャトルギア23に形成されたカム溝52
には、シャトルギア23の回転方向に対してその径が変
化する第1及び第2の変化部66、67が形成されてい
る。シャトルギア23が図17に示す位置から時計方向
に回転すると、トレイストッパ150のピン151はま
ず第1の変化部66に位置し、ピン151をシャトルギ
ア23の軸130から離間するよう作用する。このと
き、トレイストッパ150はトレイガイドプレ−ト40
に形成されたガイド溝49の直角な曲折部まで突起部5
7を先頭にして突起部57が右トレイプレ−ト34に近
接するよう移動される。
【0053】引き続きシャトルギア23が時計方向に回
転するとピン151はカム溝52の第2の変化部67に
位置する。このとき、カム部67はピン151をシャト
ルギア23の軸130から更に離間するよう作用する
が、ガイド溝49の作用により突起部57が図の右方向
に移動しつつ移動中の右トレイプレ−ト34に近接す
る。なお、図18に示すトレイ20のロ−ド位置におい
てはトレイストッパ150は移動中であり、突起部57
が凹部65に挿入されているが、その駆動力を右トレイ
プレ−ト34にまだ与えていない。
【0054】モ−タ230はキャリッジ58を移動する
シャトル28の駆動源として兼用されているため、トレ
イ20がロ−ド位置に持ち来された後もトレイ20内に
位置しているキャリッジ58を再生位置まで移動するた
め引き続き回転される。この回転に伴い、更にシャトル
ギア23が時計方向に回転し、トレイストッパ150の
突起部57は右トレイプレ−ト34の凹部65に係合す
る。これにより右トレイプレ−ト34は図18の位置か
ら右方向に移動し、ギア29とラック38との歯合が確
実に離される図19に示す再生位置に持ち来される。
【0055】なお、この再生位置からキャリッジをスト
ック位置まで移動すべく、シャトルギア23が回転を続
けても、ピン151はカム溝52の同心円部分により移
動することがない。従って、トレイストッパ150はス
トック位置を示す図20の位置においても再生位置を示
す図19の位置と何ら変化せず、図19に示す再生位置
と図20に示すストック位置との間においてトレイ20
をロックするロック機構として作用する。
【0056】なお、本実施例においては、図3に示すご
とく、再生位置にあるディスク201とストッカ50に
収納されているディスクをオ−バ−ラップした配置とし
ているため、光学メカニズム200はオ−バ−ラップし
ていない位置に配置しなければならない。従って、本実
施例においてはピックアップ203がトレイ20の移動
方向と平行に移動するよう配置している。
【0057】しかしながら、図3に点線で示すごとく、
ピックアップ203がディスク201の最外周位置まで
移動したとき、ピックアップ203の一部がディスク2
01の占める範囲から外に位置する。従って、この方向
にピックアップ203が移動するよう構成した場合、収
納したディスクの端部からトレイ20の前方端までの距
離を長くする必要があり、トレイ20がイジェクトされ
た際の突出量が大きくなるという欠点を有する。
【0058】これに対し、本実施例においてはトレイ2
0のロ−ド位置から更にキャリッジ58をトレイのロ−
ド方向に移動させた位置を再生位置としている。これに
より、トレイ20の前方部の長さを短くすることができ
るものである。
【0059】《キャリッジ移動機構の動作》シャトル2
8は、キャリッジ58の側面に形成された切欠き部16
3に係合し、トレイ20によってイジェクト位置からロ
−ド位置に持ち来されたキャリッジ58をトレイ20か
ら移動させて再生位置に持ち来たし、またこの再生位置
からキャリッジ58がストッカ50内に位置するストッ
ク位置の間までキャリッジ58を駆動するものであり、
図21、図22、図23及び図24をもって説明する。
【0060】シャトル28の駆動源であるモ−タ230
はトレイ20の駆動源と共用している。図21に示すご
とく、トレイ20がイジェクト位置にあるとき、シャト
ル28のラック58はシャトルギア23と歯合していな
い。また、このイジェクト位置においては、トレイ20
に軸支されたシャトルロック60がシャトル28をロッ
クしており、トレイ20とシャトル28は一体的とされ
ている。
【0061】図22に示すごとく、トレイ20がロ−ド
位置まで持ち来されたとき、シャトル28のラック68
はシャトルギア23と歯合する。この位置において、シ
ャトルロック60は図示しない機構により回動されてシ
ャトル28と非係合状態となり、シャトル28はトレイ
20から移動可能とされる。
【0062】トレイ20に収納されたキャリッジ58を
再生位置まで持ち来すため、トレイ20をロ−ド位置ま
で駆動するため反時計方向に回転したモ−タ230が引
き続き反時計方向に回転すると、シャトルギア23はシ
ャトル28を図の右方向に移動させ、シャトル28のア
−ム69に係合したキャリッジ58を図23に示す再生
位置まで移動する。
【0063】更にキャリッジ58をストック位置まで持
ち来す場合は、モ−タ230が更に反時計方向に回転
し、図24に示すストック位置までシャトル28を移動
させる。
【0064】《キャリッジ間隔形成機構の動作説明》キ
ャリッジ間隔形成機構の動作を図25、図26、図27
及び図28をもって説明する。図25はトレイ20がイ
ジェクト位置、図26はトレイ20がロ−ド位置、図2
7は再生位置及び図28はキャリッジ58がストッカ内
に収納されるストック位置にあるときのキャリッジ間隔
形成機構をそれぞれ示す。
【0065】キャリッジ58が図25に示すイジェクト
位置から図27に示す再生位置までの間、チェンジプレ
−ト43のピン45はチェンジギア42に設けられたカ
ム溝72の同心円部分に位置するため、チェンジプレ−
ト43はその位置が変化しない。なお、これらの位置に
おいては、キャリッジがストッカ50から引出されて再
生位置に持ち来された際のストッカ50内に位置する他
のキャリッジを示す図37に示すごとく、ストッカ50
内に収納されているキャリッジのうち、ストッカ50か
ら引出されているキャリッジの上方のキャリッジの側面
に形成された三角形状の係合突起167にチェンジプレ
−ト43のキャリッジリフタ140が係合している。こ
れにより、引出されているキャリッジより上方のキャリ
ッジが持ち上げられている。
【0066】この状態においては、引出されているキャ
リッジ59より上方のキャリッジ59は、その後端にお
いてストッカ50に設けられたキャリッジガイド51に
よって支持されており、最下段のキャリッジ58に対し
てキャリッジリフタ140によって持ち上げられたキャ
リッジ59が傾斜された状態とされている。従って、図
示のごとく密接して積層されているキャリッジ間の前端
部において所要の間隔が形成されている。なお、図37
においては、キャリッジリフタ140及びストッパ14
1の説明のため、7枚のキャリッジのうち、下から2番
目のキャリッジ59がストッカ50から引出されている
状態として図示している。
【0067】ストッパ141は引出されているキャリッ
ジ59の下方に位置するキャリッジ58の係合突起16
7に当接してその位置をロックしている。なお、右サイ
ドシャシ82に設けられたキャリッジストッパ86及び
87は、各キャリッジ58、59に形成されたシャトル
28が係合する切欠き部163に挿入されており、同様
にストッカ50内でのキャリッジ58、59の不要な動
きを阻止するものである。また、キャリッジストッパ8
6、87との間に形成されたスロット89内にストッカ
50から引出されたキャリッジ59が位置している。
【0068】再生位置からキャリッジ58をストッカ内
に収納すべく、モ−タ230が反時計方向に回転する
と、カム溝72によってチェンジプレ−ト43がキャリ
ッジ58の移動方向と反対である図37における左方向
に移動され、キャリッジ58がストッカ50内に持ち来
されたストック位置においては、チェンジプレ−ト43
は図38の位置に持ち来される。
【0069】この位置においては、チェンジプレ−ト4
3に設けられたキャリッジリフタ140は図38に示す
ごとく、キャリッジ58の係合突起167との係合が解
除され、キャリッジ58の持ち上げを解除する。また、
このストック位置においては、シャトル28のア−ム6
9はキャリッジストッパ86と87との間に形成された
スロット89に位置している。
【0070】以上のごとく、トレイ20の移動機構、キ
ャリッジ58又は59の移動機構及びキャリッジ間隔形
成機構はその駆動源であるモ−タ230を共用して用い
ている。また、トレイ20のイジェクト位置からロ−ド
位置への移動、キャリッジのロ−ド位置からストック位
置までのの移動及びストック位置でのキャリッジ間隔形
成機構の動作は全てモ−タの一方向での回転により連続
的に行われている。従って、それぞれに専用のモ−タを
用いるものに比し、コスト的に有利となっている。
【0071】《ストッカ移動機構の動作説明》上述のご
とく、引出されていたキャリッジ58がストッカ50内
に収納されると、7枚のキャリッジ58、59の何れか
一枚のキャリッジが選択され、これに応答してストッカ
50を上下移動させるべく、図29に示すモ−タ231
が回転を始める。モ−タ231の回転力はゴムベルト3
2、ウォ−ムギア111、減速ギア112を介して遊星
ギア機構100の入力ギア116を回転させる。
【0072】ここで、チェンジプレ−ト43は図の左方
向に移動しているため、チェンジプレ−ト43に接続さ
れたチェンジア−ム44は軸127を中心に時計方向に
回転されており、第3のア−ム63の先端に取り付けら
れたゴムが遊星ギア機構100の第2の出力ギア119
に圧接されている。これにより、モ−タ231の回転力
は第1の出力ギア117、減速ギア115、ラック17
を介してカムベ−スシャシ13を長孔18に沿って図の
右方向に移動させる。
【0073】図29に示す位置においては、ストッカ5
0は図30に示すごとく、最も上方に移動した状態とさ
れている。この位置からカムベ−スシャシ13が図の右
方向に移動すると、カムベ−スシャシ13に取り付けら
れているストッカカムプレ−ト14に形成されたカム溝
15によりストッカ50は長孔70、71にガイドされ
て下方に移動される。
【0074】カムベ−スシャシ13が最も右に移動した
状態を図31に、またこの位置に対応するストッカ50
の位置を図32に示す。図32に示す状態においては、
ストッカ50内に収納されたキャリッジ58、59のう
ち、最上段に位置するキャリッジ59が引出し可能とさ
れる。
【0075】《光学メカニズムの移動機構の動作説明》
最上段のキャリッジ59を引出すべくモ−タ230が時
計方向に回転してシャトル28が図24に示すストック
位置から図23に示す再生位置まで移動すると、図28
に示すストック位置にあるチェンジプレ−ト43は図2
7に示す位置まで右方向に移動することにより、チェン
ジプレ−ト43に接続されたチェンジア−ム44は図2
9に示す位置から図33に示す位置まで反時計方向に回
動される。
【0076】この位置においては、チェンジア−ム44
の第2のア−ム62の先端に設けられたゴムが減速ギア
115の外周に圧接することにより、モ−タ231の回
転力は遊星ギア機構100の第2の出力ギア119に伝
達可能とされる。この状態でモ−タ231が回転する
と、減速ギア114を介してカムギア110を図33に
示す位置から図35に示す位置まで反時計方向に回転さ
せる。
【0077】この回転により、光学メカニズム200を
ゴムリング183によって支持しているダンパベ−ス1
80に設けられたピン186がカム溝101によって上
昇することにより、図34に示すごとく下降位置にある
光学メカニズム200は図36に示す上昇位置までメカ
ベ−スア−ム181に軸支されたピン188を回転軸と
して移動する。
【0078】これによってキャリッジ59上に載置され
たディスク201は光学メカニズム200を構成するタ
−ンテ−ブル202によってキャリッジ59から持ち上
げられ、図36に示すごとくトップシャシ30に支持さ
れたクランパ190とタ−ンテ−ブル202との間でデ
ィスク201を挟持してディスク201をタ−ンテ−ブ
ル202によって回転駆動する。また、ピックアップ2
03は図36における左右方向に移動し、ディスク20
1にレ−ザ−光を照射してディスク201に記録されて
いる情報を再生する。
【0079】なお、この再生は再生位置における要部断
面図である図39に示されるごとく、再生しようとする
ディスク201を載置したキャリッジ59をストッカ5
0から全て引出すことなく行われるものである。特にキ
ャリッジ59からタ−ンテ−ブル202によって持ち上
げられたディスク201の周辺部はキャリッジリフタ1
40によって間隔を開けられスペ−ス内に位置し、ディ
スク201の面振れ等によるキャリッジへの当接が有効
に防止される。なお、図39においては、図37と同
様、7枚のキャリッジのうち、下から2番目のキャリッ
ジ59がストッカ50から引出されている状態として図
示している。また、ディスク201の最外周位置までピ
ックアップ203が移動した状態を点線で示す。
【0080】再生しているディスク201をプレ−ヤ外
にイジェクトさせる場合は、上述の説明と反対の動作が
行われればよい。即ち、モ−タ231を回転させて図3
5、図36に示す位置にある光学メカニズム200を図
33、図34に示す位置まで下降させた後、モ−タ23
0によってシャトル28を図23に示す位置から図22
に示す位置まで移動させ、トレイ20内にキャリッジ5
9を挿入する。更にモ−タ230を回転し、図18に示
す位置から図17に示す位置までトレイ20を移動させ
てイジェクト位置とする。
【0081】また、本発明は上述の実施例に限定される
ことなく、種々の態様を取り得る。
【0082】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によればディスク
を載置し、イジェクト位置とロ−ド位置の間で移動可能
なトレイと、このトレイを駆動するトレイ駆動手段との
接続をロ−ド位置において確実に離すことが可能とな
り、動作的に安定したディスク再生装置を提供できるも
のである。
【0083】また本発明によれば、トレイとトレイ駆動
機構の接続を離す第2のディスク駆動機構がトレイがロ
−ド位置にある際には常に接続状態とされ、機構的にト
レイをロックしているので、専用のトレイロック機構を
設ける必要がなく、コスト的に有利なディスク再生装置
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】イジェクト位置におけるディスクプレ−ヤの概
略図。
【図2】ロ−ド位置におけるディスクプレ−ヤの概略
図。
【図3】再生位置におけるディスクプレ−ヤの概略図。
【図4】ストック位置におけるディスクプレ−ヤの概略
図。
【図5】シャシの展開図。
【図6】クランパ機構を示す斜視図。
【図7】光学メカニズムの支持機構を示す展開図。
【図8】ダンパの要部断面図。
【図9】キャリッジの上面図及び右側面図
【図10】キャリッジの斜視図。
【図11】ストッカの展開図。
【図12】カムベ−スシャシの展開図。
【図13】トレイの展開図。
【図14】トレイ移動機構、キャリッジ移動機構及びキ
ャリッジ間隔形成機構の展開図。
【図15】左サイドシャシを示す展開図。
【図16】光学メカニズム移動機構及びストッカ移動機
構を示す展開図。
【図17】イジェクト位置におけるトレイ移動機構を示
す図。
【図18】ロ−ド位置におけるトレイ移動機構を示す
図。
【図19】再生位置におけるトレイ移動機構を示す図。
【図20】ストック位置におけるトレイ移動機構を示す
図。
【図21】イジェクト位置におけるキャリッジ移動機構
を示す図。
【図22】ロ−ド位置におけるキャリッジ移動機構を示
す図。
【図23】再生位置におけるキャリッジ移動機構を示す
図。
【図24】ストック位置におけるキャリッジ移動機構を
示す図。
【図25】イジェクト位置におけるキャリッジ間隔形成
機構を示す図。
【図26】ロ−ド位置におけるキャリッジ間隔形成機構
を示す図。
【図27】再生位置におけるキャリッジ間隔形成機構を
示す図。
【図28】ストック位置におけるキャリッジ間隔形成機
構を示す図。
【図29】ストッカが最上昇位置にあるときのストッカ
移動機構を示す図。
【図30】最上昇位置にあるストッカを示す図。
【図31】ストッカが最下降位置にあるときのストッカ
移動機構を示す図。
【図32】最下降位置にあるストッカを示す図。
【図33】光学メカニズムが下降位置にあるときの光学
メカニズム移動機構を示す図。
【図34】下降位置にある光学メカニズムを示す図。
【図35】光学メカニズムが上昇位置にあるときの光学
メカニズム移動機構を示す図。
【図36】上昇位置にある光学メカニズムを示す図。
【図37】再生位置におけるキャリッジ間隔形成手段を
示す図。
【図38】ストック位置におけるキャリッジ間隔形成手
段を示す図。
【図39】ディスク再生時におけるディスクとストッカ
を示す要部断面図。
【符号の説明】
10 メインシャシ 11 ボトムシャシ 14 ストッカカムプレ−ト 20 トレイ 23 シャトルギア 28 シャトル 42 チェンジカム 43 チェンジプレ−ト 44 チェンジア−ム 50 ストッカ 58 キャリッジ 59 キャリッジ 68 ラック 100 遊星ギア機構 140 キャリッジリフタ 141 ストッパ 183 ゴムリング 200 光学メカニズム 201 ディスク 202 タ−ンテ−ブル 203 ピックアップ 230 モ−タ 231 モ−タ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを載置し、該ディスクがディスク
    再生装置内に位置する第1の位置と前記装置外に突出す
    る第2の位置を取るべく、前記装置に対して移動可能な
    トレイと、 前記トレイに接続され、前記ディスクを第2の位置から
    第1の位置の近傍位置である第3の位置まで移動させる
    第1のトレイ移動手段と、 前記トレイに接続され、前記ディスクを第3の位置から
    第1の位置まで移動し、前記トレイと第1のトレイ移動
    手段との接続状態を解除する第2のトレイ移動手段とか
    らなることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】ディスクを載置し、該ディスクがディスク
    再生装置内に位置する第1の位置と前記装置外に突出す
    る第2の位置を取るべく、前記装置に対して移動可能な
    トレイと、 前記装置内に配置され、その記録面が平行となるよう前
    記ディスクを複数枚収納可能なストッカと、 前記ディスクを前記第1の位置と前記ストッカ内に収納
    されるストック位置まで移動させるディスク移動手段
    と、 前記トレイに接続され、前記ディスクを第2の位置から
    第1の位置の近傍位置である第3の位置まで移動させる
    第1のトレイ移動手段と、 前記トレイに接続され、前記ディスクを第3の位置から
    第1の位置まで移動し、また前記ディスクが第1の位置
    とストック位置との間に位置する際、前記トレイを駆動
    することなく前記トレイと接続状態とされることによ
    り、前記トレイを第2の位置にロックする第2のトレイ
    移動手段とからなることを特徴とするディスク再生装
    置。
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