JPH0817121A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JPH0817121A
JPH0817121A JP6148858A JP14885894A JPH0817121A JP H0817121 A JPH0817121 A JP H0817121A JP 6148858 A JP6148858 A JP 6148858A JP 14885894 A JP14885894 A JP 14885894A JP H0817121 A JPH0817121 A JP H0817121A
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disk
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Kiyoshi Omori
清 大森
Koji Suzuki
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクカセットの挿入・排出時にカセット
押圧部材からの抵抗を受けないようにする。 【構成】 シャーシ上に固定されたカセットホルダ30
の上面側に、ガイドピン56でガイドされた押し込みプ
レート55をスライド自在に設け、この押し込みプレー
ト55にカセット係止片部57を設けると共にコイルバ
ネ59のバネ力によって反カセット挿入方向に付勢し、
この押し込みプレート55がディスクカセットDKの装
着位置まで共に変位した位置で、押し込みプレート55
の突起部58がカセット押圧部材53a〜53cを押下
し、この押下により下方に変位したカセット押圧部材5
3a〜53cがディスクカセットDKを押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットホルダがシャ
ーシに固定し、ディスク回転機構等がシャーシに対して
昇降するディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクドライブ装置に用いられ
るディスクカセットが図20及び図21に示されてい
る。図20及び図21において、このディスクカセット
DKは光磁気記録用であり、偏平方形状のケース1内に
は円盤状の光磁気ディスク2(ディスク)が回転自在に
収納されている。光磁気ディスク2の中央にはハブ3が
固定され、このハブ3にディスクドライブ装置のターン
テーブルが吸着する。
【0003】ケース1は上ハーフ部材1aと下ハーフ部
材1bとから成り、この上ハーフ部材1aと下ハーフ部
材1bとが突き合わされた状態で結合されている。上ハ
ーフ部材1aと下ハーフ部材1bとの対向位置には開口
部4がそれぞれ形成されている。上ハーフ部材1aの開
口部4からは光磁気ディスク2の一部が露出し、又、下
ハーフ部材1bの開口部4は上ハーフ部材1aのものよ
り大きくその開口部4からは光磁気ディスク2の一部及
びチャッキングハブ3が露出している。
【0004】また、ケース1にはシャッタ5が図20及
び図21の矢印方向にスライド自在に設けられ、このシ
ャッタ5によって双方の開口部4が開閉される。このシ
ャッタ5には図示しないねじりコイルバネの一端が掛止
され、このねじりコイルバネのバネ力によってシャッタ
5が閉位置側に付勢されている。又、シャッタ5にはブ
リッジ部5aが突設され、このブリッジ部5aはケース
1の挿入前端面1cに沿って配設されている。
【0005】前記下ハーフ部材1bのカセット挿入後端
側の左右対称位置には位置決め用溝6がそれぞれ形成さ
れ、この一対の位置決め用溝6にディスクドライブ装置
の位置決めピンが挿入されることによってディスクカセ
ットが位置決めされる。又、ケース1のカセット挿入後
端側の孔内には誤消去防止部材7がスライド自在に設け
られ、この誤消去防止部材7の位置によって書き込みの
可否が選択される。さらに、ケース1のカセット挿入前
端側の左右対称位置には引き込み用溝8がそれぞれ形成
されている。
【0006】一方、ディスクカセット装置が図15から
図17に示されている。図15から図17において、シ
ャーシ10上にはスライドプレート11がA,A′矢印
方向にスライド自在に配置され、アンローティング位置
とローディング位置との間で変位する。このスライドプ
レート11にはコイルバネ13の一端が掛けられ、この
バネ力によってスライドプレート11はローディング位
置側(A矢印方向)に付勢されている。
【0007】カセットホルダ30はシャーシ10の基準
受け面10aの上面に載置された状態でシャーシ10に
固定されている。カセットホルダ30は上面部30aと
下面部30bと左右の側面部30cとから成り、これら
で囲まれる内部のスペースに前記ディスクカセットDK
が挿脱自在に構成されている。そして、カセットホルダ
30の下面部30bの下面側にオートインジェクト機構
Eとスライドプレートロック機構Fが設けられている。
【0008】オートインジェクト機構Eは、第1のイン
ジェクトプレート36を有し、第1のインジェクトプレ
ート36はカセットホルダ30に対してA,A′矢印方
向に移動自在に設けられている。第2のインジェクトプ
レート39は第1のインジェクトプレート36の回転支
持軸38を支点として、B,B′矢印方向に回転自在に
設けられている。第2のインジェクトプレート39のカ
ム溝40にはカセットホルダ30の支持ピン37が挿入
され、この第2のインジェクトプレート39にカセット
引込みピン41が設けられている。第3のインジェクト
プレート42はカセットホルダ30の支持軸43を支点
としてC,C′矢印方向に回転自在に設けられ、その一
端が第1のインジェクトプレート36に係止されてい
る。第3のインジェクトプレート42の他端にはホール
ドピン44が設けられている。第3のインジェクトプレ
ート42にはコイルバネ46の一端が掛止され、第3の
インジェクトプレート42はC矢印回転方向に付勢され
ている。そして、スライドプレート11がアンローディ
ング位置に位置する場合に、スライドプレート11のイ
ンジェクト保持片45が第3のインジェクトプレート4
2のホールドピン44に係止して第3のインジェクトプ
レート42の回転が規制される。
【0009】スライドプレートロック機構Fは、ロック
爪プレート47を有し、このロック爪プレート47はカ
セットホルダ30の下面部30bに固定された支持軸4
8を支点として図16のD,D′矢印方向に回転自在に
設けられている。このロック爪プレート47にはねじり
コイルバネ(図示せず)の一端が掛けられ、このバネ力
によってロック爪プレート47はD矢印方向に付勢され
ている。又、ロック爪プレート47には解除レバー部5
1が設けられている。そして、ロック爪プレート47は
スライドプレート11のロックピン50に係合してスラ
イドプレート11をアンローディング位置にロックす
る。
【0010】また、カセットホルダ30の上面部30a
には板バネ状のカセット押圧部材53a〜53cが複数
箇所に設けられ、このカセット押圧部材53a〜53c
はカセットホルダ30内のディスクカセットDKを下方
に押圧する。
【0011】一方、ディスク回転機構Bは、シャーシ1
0に対して昇降自在に配置された昇降プレート体17を
有し、この昇降プレート体17はスライドプレート11
の傾斜溝11aにガイドされて図18の降下位置と図1
9の上昇位置との間で昇降される。この昇降プレート体
17にはスピンドルモータ19とターンテーブル20と
が固定されている。
【0012】カセット位置決め機構Gは、昇降プレート
体17に立設された左右一対の位置決めピン52を有
し、この一対の位置決めピン52によってディスクカセ
ットDKのケース1の水平方向の位置決めがなされる。
又、カセットホルダ30の下面部30bが高さ方向の位
置決め部材として兼用されている。
【0013】オートイジェクト機構Aは、ローディング
モータ14を有し、このローディングモータ14の回転
力でスライドプレート11をA′方向に移動する。これ
によってスライドプレート11がローディング位置から
アンローディング位置に移動される。
【0014】シャッタ開閉機構Dは、カム溝33に沿っ
て移動可能なシャッタ開放ピン34と、このシャッタ開
放ピン34を始端位置(図15,図16の位置)側に付
勢するねじりコイルバネ35とから成る。尚Cはヘッド
機構である。
【0015】次に、上記構成の作用を説明する。スライ
ドプレート11はそのロックピン50がロック爪プレー
ト47に係止されてアンローディング位置に位置し、且
つ、スライドプレート11のインジェクト保持片45が
第3のインジェクトプレート42のホールドピン44に
係止して第3のインジェクトプレート42の回転を阻止
し、カセット引込みピン41が待機位置に位置される。
【0016】この状態でディスクカセットDKがカセッ
トホルダ30内に挿入されると、先ずディスクカセット
DKの挿入前端面1cがシャッタ開放ピン34を押し、
シャッタ開放ピン34がねじりコイルバネ35のバネ力
に抗してカム孔33に沿って移動してシャッタ5が開か
れる。さらに、ディスクカセットDKがカセットホルダ
30内に挿入されると、ディスクカセットDKの挿入前
端面1cが解除レバー部51を押し、ロック爪プレート
47がねじりコイルバネ49のバネ力に抗してD′矢印
方向に回転する。
【0017】ロック爪プレート47がロックピン50よ
り外れると、スライドプレート11がコイルバネ13の
バネ力でA′矢印方向(ローディング位置側)に移動
し、この移動によって第3のインジェクトプレート42
がコイルバネ46のバネ力でC矢印方向に回転する。こ
の第3のインジェクトプレート42の回転で第1のイン
ジェクトプレート36がA′矢印方向に移動すると共に
第2のインジェクトプレート39がB矢印方向に回転し
て、カセット引込みピン41がディスクカセットDKの
引込み用溝8に入り込む。さらに、第1のインジェクト
プレート36がA矢印方向に移動すると、カセット引込
みピン41がケース1を押し、ディスクカセットDKが
自動的にカセットホルダ30内に引き込まれる。そし
て、ディスクカセットDKの挿入前端面1cがセットス
トッパー部32に突き当たる位置まで挿入されてディス
クカセットDKはカセット挿入完了装置(装着位置)に
位置される。
【0018】一方、ディスクカセットDKが装着位置に
位置された後もスライドプレート11はスライドを続
け、昇降プレート体17が降下位置から上昇位置に変位
される。そして、ターンテーブル20がディスクカセッ
トDKのハブ3に吸着し、スピンドルモータ19の回転
によって光磁気ディスク2が回転可能状態とされると共
に一対の位置決めピン52がディスクカセットDKの位
置決め用溝6に挿入される。
【0019】即ち、ディスクカセットDKは、図19に
示すように、そのケース1がカセット押圧部材53a〜
53cの押圧力でカセットホルダ30の下面部30bに
圧接されることにより高さ方向の位置決めがなされると
共に一対の位置決めピン52が位置決め用溝6に挿入さ
れることにより水平方向の位置決めがなされる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によれば、カセット押圧部材53a〜53cが
カセットホルダ30内に突出して配置されているため、
ディスクカセットDKは、図18に示す如く、カセット
押圧部材53a〜53cに接触しながらカセットホルダ
30内を移動することになる。従って、ディスクカセッ
トDKは挿入・排出時に抵抗を受けることになるため、
挿入・排出動作にスムーズ性が欠け、又、オートインジ
ェクト機構Eのコイルバネ46のバネ力を大きくする原
因となり、その結果、ローディングモータ14のトルク
を上げなければならない。又、ディスクカセットDKの
上面をカセット押圧部材53a〜53cが摺動するた
め、ディスクカセットDKの上面が削れるという欠点が
ある。
【0021】そこで、本発明は、ディスクカセットの挿
入・排出時にカセット押圧部材がディスクカセットに接
触することに起因する上述の欠点を解消したディスクカ
セット装置を提供することを課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明のディスクドライブ装置は、シャーシ上にカセ
ットホルダを固定し、このカセットホルダ内にディスク
カセットを挿脱自在に構成し、前記シャーシと前記カセ
ットホルダとの間にディスク回転機構を昇降自在に設
け、このディスク回転機構が上昇位置でディスクを回転
可能に装着するディスクドライブ装置において、前記カ
セットホルダの上面側に、前記ディスクカセットの上面
に当接しない位置に配置され、且つ、下方向に変位可能
なカセット押圧部材を設けると共に前記ディスクカセッ
トの移動に伴って移動し、且つ、前記ディスクカセット
の挿入完了位置まで共に変位した位置で前記カセット押
圧部材を下方に変位させる押え込みプレートを設けたも
のである。
【0023】
【作用】当初、カセット押圧部材はディスクカセットの
上面に当接しない位置に位置するため、ディスクカセッ
トをカセットホルダ内に挿入すると、ディスクカセット
の上面をカセット押圧部材が摺動することなく挿入され
る。そして、このディスクカセットと共に押え込みプレ
ートが移動し、ディスクカセットが挿入完了位置まで挿
入された時点で押え込みプレートがカセット押圧部材を
下方向に変位し、カセット押圧部材がディスクカセット
を押圧する。また、挿入完了位置にあるディスクカセッ
トを排出側に移動すると、これと共に押え込みプレート
が移動して直ちにカセット押圧部材への押圧を解除する
ため、ディスクカセットの上面をカセット押圧部材が摺
動することなく排出される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1から図14に本発明の第1実施例が示されてい
る。
【0025】図2にはディスクドライブ装置の分解斜視
図、図3にはカセットホルダ30等を省いてさらに分解
したディスクドライブ装置の分解斜視図がそれぞれ示さ
れている。図2及び図3において、シャーシ10は剛性
の高い部材(例えばアルミダイキャスト製)にて形成さ
れ、このシャーシ10上にはスライドプレート11が配
置されている。スライドプレート11はシャーシ10の
ガイドピン12にガイドされている。スライドプレート
11はシャーシ10のガイドピン12にガイドされて図
3のA,A′矢印方向にスライドし、図12のアンロー
ディング位置と図14のローディング位置との間で変位
する。このスライドプレート11にはコイルバネ13の
一端が掛止され、このバネ力によってスライドプレート
11はローディング位置側(A矢印方向)に付勢されて
いる。
【0026】オートイジェクト機構Aはシャーシ10上
に配置されたローディングモータ14を有し、この駆動
力で出力歯車15が回転する。この出力歯車15には係
止ピン15aが設けられ、この係止ピン15aがスライ
ドプレート11の折曲爪部16(図3に示す。)に所定
の回転角度区間だけ係止することによってスライドプレ
ート11をコイルバネ13のバネ力に抗してローディン
グ位置からアンローディング位置へ移動させる。
【0027】ディスク回転機構Bは、シャーシ10上に
配置された昇降プレート体17を有し、この昇降プレー
ト体17はガイドブロック体17にガイドされて昇降自
在に設けられている。昇降プレート体17にはガイドピ
ン17aが設けられ、このガイドピン17aがスライド
プレート11の傾斜溝11aに係合している。昇降プレ
ート体17はスライドプレート11のアンローディング
位置では降下位置に位置し、ローディング位置では上昇
位置に位置する。そして、この昇降プレート体17の下
面側にはスピンドルモータ19が設けられ、昇降プレー
ト体17の上面側にはスピンドルモータ19の駆動で回
転するターンテーブル20が設けられている。ターンテ
ーブル20は上昇位置で磁力によって光磁気ディスクの
ハブ3を吸着する。
【0028】ヘッド機構Cは、シャーシ10上に配置さ
れたヘッドキャリッジ24を有し、このヘッドキャリッ
ジ24は一対のガイドレール25に沿ってA,A′矢印
方向にスライド自在に設けられている。このヘッドキャ
リッジ24の両側には左右一対のリニアモータ26が配
置されており、ヘッドキャリッジ24はこのリニアモー
タ26によってスライド力が与えられる。ヘッドキャリ
ッジ24の上方にはアーム部27を介して磁気ヘッド2
8が設けられている。この磁気ヘッド28に対向するヘ
ッドキャリッジ24の位置には光学ヘッド29が設けら
れ、この双方のヘッド28,29間に装着位置に位置す
るディスクカセットDKの光磁気ディスク2が位置され
る。この双方のヘッド28,29の相互作用によって光
磁気ディスク2に光磁気記録・再生を行う。
【0029】カセットホルダ30は一枚のプレートを折
曲して作成され、上面部30aと下面部30bと左右の
側面部30cとから成り、これらで囲まれたスペースに
ディスクカセットDKが挿脱される。そして、カセット
ホルダ30はシャーシ10の左右端に形成された各基準
面10a上に載置された状態でシャーシ10に固定され
ている。下面部30bにはターンテーブル20や光学ヘ
ッド29等が入り込むための大きな切欠部(図示せず)
が形成され、又、上面部30aにも磁気ヘッド28が入
り込むための切欠部31が形成されている。さらに、上
面部30aにはカセットストッパー部32が設けられ、
このカセットストッパー部32にディスクカセットDK
が当接する位置がカセット挿入完了位置(装着位置)と
なる。そして、このカセットホルダ30にはシャッタ開
閉機構Dとオートイジェクト機構Eとスライドプレート
ロック機構Fとが設けられている。
【0030】シャッタ開閉機構Dは、図1(a)及び図
4に詳しく示すように、カセットホルダ30の上面部3
0aに形成されたカム孔33と、このカム孔33に係合
し、且つ、カム孔33に沿って移動可能なシャッタ開放
ピン34と、このシャッタ開放ピン34と上面部30a
との間に掛けられたねじりコイルバネ35とから構成さ
れている。シャッタ開放ピン34はねじりコイルバネ3
5のバネ力によって始端位置(図1(a)及び図4の位
置)側に付勢されている。
【0031】オートインジェクト機構Eは、図4に詳し
く示すように、カカセットホルダ30の下面部30bの
下面側に配置された第1のインジェクトプレート36を
有し、この第1のインジェクトプレート36は下面部3
0bのガイドピン37にガイドされて図4のA,A′矢
印方向にスライド自在に設けられている。第1のインジ
ェクトプレート36の一端側には回転支持軸38が固定
され、この回転支持軸38には第2のインジェクトプレ
ート39が回転自在に設けられている。この第2のイン
ジェクトプレート39にはカム溝40が形成され、この
カム溝40には前記ガイドピン37が挿入されている。
又、第2のインジェクトプレート39にはカセット引込
みピン41が立設され、このカセット引込みピン41は
第2のインジェクトプレート39の回転によって図4の
B,B′矢印方向に回動する。
【0032】第3のインジェクトプレート42は下面部
30bの支持軸43を支点として図4のC,C′矢印方
向に回転自在に設けられ、その一端が第1のインジェク
トプレート36の他端に係止されている。第3のインジ
ェクトプレート42の他端にはホールドピン44が設け
られており、このホールドピン44はスライドプレート
11のインジェクト保持片45に係脱される。第3のイ
ンジェクトプレート42にはコイルバネ46の一端が掛
けられ、このバネ力によって第3のインジェクトプレー
ト42はC矢印方向に付勢されている。
【0033】スライドプレートロック機構Fは、ロック
爪プレート47を有し、このロック爪プレート47は支
持軸48を支点としてD,D′矢印方向に回転自在に支
持されている。このロック爪プレート47はねじりコイ
ルバネ49のバネ力によってD矢印方向に付勢されてお
り、スライドプレート11のロックピン50に係脱され
る。又、ロック爪プレート47には解除レバー部51が
設けられている。
【0034】一方、カセット位置決め機構Gは、前記昇
降プレート17に立設された左右一対の位置決めピン5
2を有し、この一対の位置決めピン52は昇降プレート
体17の上昇位置でディスクカセットDKの一対の位置
決め用溝6にそれぞれ挿入される。又、シャーシ10の
各基準受け面10a上にはカセットホルダ30の下面部
30bが配置され、この下面部30bがディスクカセッ
トDKの高さ方向の位置決め面として構成されている。
【0035】さらに、カセット位置決め機構Gは、図1
(a)に詳しく示すように、カセットホルダ30の上面
部30aの3箇所に設けられた板バネ状のカセット押圧
部材53a〜53cを有し、この内の1つのカセット押
圧部材30aの先端側は切欠きを利用してカセットホル
ダ30内に、他の2つのカセット押圧部材30b,30
cはカセットホルダ30の孔54(図1(b),(c)
に示す。)よりカセットホルダ30内に臨むようにそれ
ぞれ配置されている。詳しくは、各カセット押圧部材5
3a〜53cは、上面部30aに固定された固定部(図
1(b),(c)において53b1)と、自由端に向か
うに従って下方に傾斜している傾斜部(図1(b),
(c)において53b2)と、この傾斜部の先端側に位
置し、水平方向に延びる圧接部(図1(b),(c)に
おいて53b3)とから成る。そして、この圧接部がカ
セットホルダ30の内側に入り込まない位置、即ち、挿
入されるディスクカセットDKの上面に当接しない位置
に配置されていると共に傾斜部を押下することによって
圧接部が下方向に変位できるよう構成されている。又、
カセットホルダ30の上面部30aの上面には押え込み
プレート55がガイドピン56に支持されて配置され、
このガイドピン56にガイドされることによって図1
(a)にて実線で示す待機位置と図1(a)にて仮想線
で示す押圧位置との間でスライドする。又、押え込みプ
レート55の先端にはカセット係止片部57が曲げ成形
によって構成され、このカセット係止片部57はカセッ
トホルダ30内に突出している。さらに、押え込みプレ
ート55には下方に突出する突起部58が3箇所に設け
られ、この各突起部58は図1(a)にて仮想線で示す
押圧位置で各カセット押圧部材53a〜53cの傾斜部
を押圧する位置に配置されている。コイルバネ59はそ
の両端が押え込みプレート55とカセットホルダ30と
にそれぞれ掛止され、このバネ力によって押え込みプレ
ート55は図1(a)にて実線で示す待機位置側に付勢
されている。
【0036】次に、上記構成の作用を説明する。スライ
ドプレート11はそのロックピン50がロック爪プレー
ト47に係止されてアンローディング位置に位置し、且
つ、このアンローディング位置ではスライドプレート1
1のイジェクト保持片45が第3のイジェクトプレート
42のホールドピン44に係止してカセット引込みピン
41が待機位置に位置される(図5の状態)。
【0037】この状態でディスクカセットDKがカセッ
トホルダ30内に挿入されると、図5に示すように、先
ず、ディスクカセットDKの挿入前端面1cがシャッタ
開放ピン34を押し、シャッタ開放ピン34がねじりコ
イルバネ35のバネ力に抗してカム孔33に沿って移動
してシャッタ5が開かれる。さらに、ディスクカセット
DKがカセットホルダ30内に挿入されると、図6に示
す如く、ディスクカセットDKの挿入前端面1cが解除
レバー部51を押し、ロック爪プレート47がねじりコ
イルバネ49のバネ力に抗してD′矢印方向に回動して
ディスクカセットDKの挿入が許容される。そして、図
7に示すように、ロックピン50のロックが外れる直前
まで来ると、カセット引込みピン41がディスクカセッ
トDKの引込み用溝8の入口に位置する。図8に示すよ
うに、ロックピン50のロックが外れると、スライドプ
レート11がA矢印方向(ローディング位置)にスライ
ドし、このスライドによってホールドピン44への規制
が解除されて第3のイジェクトプレート42がC矢印方
向に回転する。この第3のイジェクトプレート42の回
転で第1のイジェクトプレート36がA′矢印方向にス
ライドすると共に第2のイジェクトプレート39がB矢
印方向に回転して、カセット引込みピン41がディスク
カセットDKの引込み用溝8に入り込む。この状態で第
1のイジェクトプレート36がさらにA矢印方向にスラ
イドすることによってディスクカセットDKが自動的に
カセットホルダ30の奥へと引き込まれ、図9に示すよ
うに、カセットストッパー部32に当接するカセット挿
入完了位置(装着位置)まで引き込まれる。
【0038】上記ディスクカセットDKの挿入過程にあ
って、当初、押し込みプレート55は待機位置に位置す
る。従って、図10,図12に示す如く、ディスクカセ
ットDKの挿入先端部がカセット押圧部材53b,53
cの真下を通過してもカセット押圧部材53b,53c
がディスクカセットDKの上面を押圧しない。そして、
ディスクカセットDKの挿入が進み、図13に示す如
く、ロックピン50のロックが解除された時点でも押し
込みプレート55は待機位置に位置するため、ディスク
カセットDKはスムーズに引き込まれる。さらに、ディ
スクカセットDKの挿入が進むと、ディスクカセットD
Kの挿入先端面が押し込みプレート55のカセット係止
片部57に当接すると初めてディスクカセットDKの挿
入に対して負荷がかかる。しかし、従来の摩擦抵抗に較
べてコイルバネ59のバネ抵抗ははるかに弱く、且つ、
自動引き込み後で十分な挿入スピードで挿入されている
ため、イジェクト機構Eのコイルバネ46のバネ力を弱
くしてもスムーズに引き込まれる。
【0039】ディスクカセットDKの挿入先端面が押し
込みプレート55のカセット係止片部57に当接後は、
押え込みプレート55がコイルバネ59のバネ力に抗し
てディスクカセットDKと共に移動し、ディスクカセッ
トDKが装着位置に位置した時点で、押え込みプレート
55が図11,図14に示す如く押圧位置に位置する。
押え込みプレート55が押圧位置に位置することによっ
て初めてカセット押圧部材53a〜53cがディスクカ
セットDKの上面を押圧する。
【0040】一方、ディスクカセットDKが装着位置に
引き込まれた後もスライドプレート11のスライドが続
き、このスライドによって昇降プレート体17が上昇位
置まで変位される。そして、図14に示すように、ター
ンテーブル20が光磁気ディスク2のハブ3に吸着して
スピンドルモータ19の駆動によって光磁気ディスク2
が回転可能状態とされる。又、一対の位置決めピン52
がディスクカセットDKの位置決め用溝6に挿入され
る。即ち、ディスクカセットDKはカセット押圧部材5
3a〜53cの押圧力でカセットホルダ30の下面部3
0bに圧接されることによって高さ方向の位置決めがな
されると共に位置決めピン52が位置決め用溝6に挿入
されることによって水平方向の位置決めがなされる。
【0041】エジェクトモードが選択されると、ローデ
ィングモータ14が回転してスライドプレート11がコ
イルバネ13に抗してローディング装置からアンローデ
ィング位置に変位する。この結果、先のローディング動
作と全く逆の動作がなされ、昇降プレート体17が降下
位置まで変位し、その後、スライドプレート11のイン
ジェクト保持片45が第3のインジェクトプレート42
のホールドピン44を押してカセット引込みピン41が
ディスクカセットDKの引込み用溝8より外れる。する
と、ディスクカセットDKがシャッタ開閉機構DKのね
じりコイルバネ35のバネ力及び押し込みプレート55
のコイルバネ59のバネ力によって排出方向に移動す
る。このディスクカセットDKの変位と共に押し込みプ
レート55もコイルバネ59のバネ力によって待機位置
側に変位する。押し込みプレート55が少し変位する
と、押し込みプレート55の突起部58がカセット押圧
部材53a〜53cを押圧しなくなり、その結果、カセ
ット押圧部材53a〜53cが上方向に変位してディス
クカセットDKの上面を押圧しなくなる。すると、その
後、ディスクカセットDKには排出抵抗が全く作用せ
ず、ディスクカセットDKは上記2つのコイルバネ3
5,59のバネ力によってスムーズに排出される。
【0042】又、上記ディスクカセットDKの挿入・排
出に際してディスクカセットDKの上面をカセット押圧
部材53a〜53cがほとんど摺動しないため、ディス
クカセットDKの上面が削れることがない。
【0043】尚、この実施例においては、ディスクカセ
ットDKが光磁気記録用の場合について示したが、光記
録用、磁気記録用等であっても同様に本発明を適用でき
る。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、カセ
ットホルダをシャーシに固定し、ディスク回転機構等が
昇降してディスクカセットの装着及びその解除がなされ
るデイスクドライブ装置において、カセットホルダの上
面側に、ディスクカセットの移動に伴って移動する押え
込みプレートを設け、この押え込みプレートがディスク
カセットの挿入完了位置まで共に変位した位置でカセッ
ト押圧部材を下方向に変位させるよう構成したので、カ
セット押圧部材がディスクカセットの挿入完了位置での
みディスクカセットを押圧するため、ディスクカセット
の挿入・排出時の抵抗がなくなり挿入・排出動作がスム
ーズになると共にオートインジェクト機構がある場合に
はそのバネ力を大きくする必要がなく、ローディングモ
ータのトルクも上げる必要がないという効果がある。
又、ディスクカセットの上面をカセット押圧部材が摺動
しないため、ディスクカセットの上面が削れることがな
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はカセットホルダの斜視図、(b)はカ
セット押圧部材が上位置のカセットホルダの一部拡大断
面図、(c)はカセット押圧部材が下位置のカセットホ
ルダの一部拡大断面図(実施例)。
【図2】デイスクドライブ装置の分解斜視図。
【図3】カセットホルダ等を省いたデイスクドライブ装
置の分解斜視図(実施例)。
【図4】カセットホルダ側とスライドプレートの斜視図
(実施例)。
【図5】ディスクカセットの挿入過程を示すカセットホ
ルダ等の要部平面図(実施例)。
【図6】ディスクカセットの挿入過程を示すカセットホ
ルダ等の要部平面図(実施例)。
【図7】ディスクカセットの挿入過程を示すカセットホ
ルダ等の要部平面図(実施例)。
【図8】ディスクカセットの挿入過程を示すカセットホ
ルダ等の要部平面図(実施例)。
【図9】ディスクカセットの挿入過程を示すカセットホ
ルダ等の要部平面図(実施例)。
【図10】ディスクカセットの挿入過程での押し込みプ
レート等の要部平面図(実施例)。
【図11】ディスクカセット装着状態での押し込みプレ
ート等の要部平面図(実施例)。
【図12】ディスクカセット挿入時のデイスクドライブ
装置の縦断面図(実施例)。
【図13】ディスクカセット挿入時(ロックピン解除直
後)のデイスクドライブ装置の縦断面図(実施例)。
【図14】ディスクカセット装着時のデイスクドライブ
装置の縦断面図(実施例)。
【図15】デイスクドライブ装置の分解斜視図(従来
例)。
【図16】カセットホルダとスライドプレートの斜視図
(従来例)。
【図17】カセットホルダ等を省いたデイスクドライブ
装置の分解斜視図(従来例)。
【図18】ディスクカセット挿入時のデイスクドライブ
装置の縦断面図(従来例)。
【図19】ディスクカセット装着時のデイスクドライブ
装置の縦断面図(従来例)。
【図20】上面側から見たディスクカセットの斜視図。
【図21】下面側から見たディスクカセットの斜視図。
【符号の説明】
DK…ディスクカセット B…ディスク回転機構 5…光磁気ディスク(ディスク) 10…シャーシ 30…カセットホルダ 53a〜53c…カセット押圧部材 55…押し込みプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ上にカセットホルダを固定し、
    このカセットホルダ内にディスクカセットを挿脱自在に
    構成し、前記シャーシと前記カセットホルダとの間にデ
    ィスク回転機構を昇降自在に設け、このディスク回転機
    構が上昇位置でディスクを回転可能に装着するディスク
    ドライブ装置において、 前記カセットホルダの上面側に、前記ディスクカセット
    の上面に当接しない位置に配置され、且つ、下方向に変
    位可能なカセット押圧部材を設けると共に前記ディスク
    カセットの移動に伴って移動し、且つ、前記ディスクカ
    セットの挿入完了位置まで共に変位した位置で前記カセ
    ット押圧部材を下方に変位させる押え込みプレートを設
    けたことを特徴とするディスクドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0913821A2 (en) * 1997-10-31 1999-05-06 Fujitsu Limited Mechanism for loading disk into disk drive apparatus
US6434101B1 (en) 1999-03-30 2002-08-13 Fujitsu Limited Optical storage device and cartridge holding mechanism

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US6434101B1 (en) 1999-03-30 2002-08-13 Fujitsu Limited Optical storage device and cartridge holding mechanism

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