JP2539243Y2 - 磁気ディスク記録再生装置のディスク排出機構 - Google Patents
磁気ディスク記録再生装置のディスク排出機構Info
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- JP2539243Y2 JP2539243Y2 JP7455891U JP7455891U JP2539243Y2 JP 2539243 Y2 JP2539243 Y2 JP 2539243Y2 JP 7455891 U JP7455891 U JP 7455891U JP 7455891 U JP7455891 U JP 7455891U JP 2539243 Y2 JP2539243 Y2 JP 2539243Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- holder
- disc
- spring
- pack
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- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気ディスクに記録
し、また、この記録を再生する磁気ディスク記録再生装
置のディスク排出機構に関する。
し、また、この記録を再生する磁気ディスク記録再生装
置のディスク排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は磁気ディスク記録再生装置の従来
例を示す簡略側面図である。図示する如く、この磁気デ
ィスク記録再生装置は、装置ケ−ス11内にスライダ1
2とホルダ13とが設けられている。
例を示す簡略側面図である。図示する如く、この磁気デ
ィスク記録再生装置は、装置ケ−ス11内にスライダ1
2とホルダ13とが設けられている。
【0003】装置ケ−ス11はボックス形状のもので、
これには磁気記録媒体(以下、磁気ディスクという)を
回転駆動するスピンドルモ−タ14、磁気ヘッドを移動
させるヘッドキャリッジ15、PGコイルなどが装備さ
れている。なお、ヘッドキャリッジ15はステッピング
モ−タにより回転されるリ−ドスクリュに連動し、ガイ
ドシャフト16、17によってガイドされ、磁気ヘッド
をフロッピ−ディスクの半径方向に移動する構成となっ
ている。
これには磁気記録媒体(以下、磁気ディスクという)を
回転駆動するスピンドルモ−タ14、磁気ヘッドを移動
させるヘッドキャリッジ15、PGコイルなどが装備さ
れている。なお、ヘッドキャリッジ15はステッピング
モ−タにより回転されるリ−ドスクリュに連動し、ガイ
ドシャフト16、17によってガイドされ、磁気ヘッド
をフロッピ−ディスクの半径方向に移動する構成となっ
ている。
【0004】また、装置ケ−ス11には、ホルダ13を
収納位置から排出位置に移動させるイジェクト機構と、
ホルダ13が排出位置に移動したとき磁気ディスクを押
し出すディスク排出用レバ−28とを備えている。ディ
スク排出用レバ−28は基部が支軸29によって回転自
在に装置ケ−ス内固定部に軸支され、一端部がこのレバ
−28に、他端部が装置ケ−ス11に各々係止されたば
ね30により、その先端部が磁気パツク排出方向(矢印
27と反対方向)に引っ張り勢力を受けている。図6に
ホルダ13及びディスク排出用レバ−28を示す装置ケ
−ス断面の簡略平面図を示す。
収納位置から排出位置に移動させるイジェクト機構と、
ホルダ13が排出位置に移動したとき磁気ディスクを押
し出すディスク排出用レバ−28とを備えている。ディ
スク排出用レバ−28は基部が支軸29によって回転自
在に装置ケ−ス内固定部に軸支され、一端部がこのレバ
−28に、他端部が装置ケ−ス11に各々係止されたば
ね30により、その先端部が磁気パツク排出方向(矢印
27と反対方向)に引っ張り勢力を受けている。図6に
ホルダ13及びディスク排出用レバ−28を示す装置ケ
−ス断面の簡略平面図を示す。
【0005】上記した装置ケ−ス11の側面には逆L字
形のガイド孔11a、11bが形成してあり、これらガ
イド孔11a、11bによってホルダ13の移動方向を
案内するようになっている。なお、同様に形成した一つ
のガイド孔が装置ケ−ス11の反対側の側面に設けられ
ている。
形のガイド孔11a、11bが形成してあり、これらガ
イド孔11a、11bによってホルダ13の移動方向を
案内するようになっている。なお、同様に形成した一つ
のガイド孔が装置ケ−ス11の反対側の側面に設けられ
ている。
【0006】スライダ12は側部に起立させた側板12
a、12bを有し、これら側板12a、12bに斜状形
成したカム孔12c、12dが設けられている。なお、
このスライダ12の反対側の側板には同様に形成した一
つのカム孔が設けられている。また、このスライダ12
はばね部材により磁気ディスクの挿入方向(図5におい
て左方向)に引っ張り勢力を受けているが、通常時は、
ばね勢力に抗して磁気ディスクの出入口側(図5におい
て右端側)に移動された位置でロツク機構によってロッ
クされている。
a、12bを有し、これら側板12a、12bに斜状形
成したカム孔12c、12dが設けられている。なお、
このスライダ12の反対側の側板には同様に形成した一
つのカム孔が設けられている。また、このスライダ12
はばね部材により磁気ディスクの挿入方向(図5におい
て左方向)に引っ張り勢力を受けているが、通常時は、
ばね勢力に抗して磁気ディスクの出入口側(図5におい
て右端側)に移動された位置でロツク機構によってロッ
クされている。
【0007】ホルダ13は側面に突出ピン18、19を
有し、これらの突出ピン18、19がスライダ12のカ
ム孔12c、12dを通つて装置ケ−ス11のガイド孔
11a、11bに突入している。なお、このホルダ13
の反対側面にも同様の突出ピンが設けられている。この
ホルダ13は装置ケ−ス11の挿入口より差し入れられ
た磁気ディスクを保持し、磁気ディスクを装置ケ−ス内
の所定位置(記録・再生位置)に収納させる。
有し、これらの突出ピン18、19がスライダ12のカ
ム孔12c、12dを通つて装置ケ−ス11のガイド孔
11a、11bに突入している。なお、このホルダ13
の反対側面にも同様の突出ピンが設けられている。この
ホルダ13は装置ケ−ス11の挿入口より差し入れられ
た磁気ディスクを保持し、磁気ディスクを装置ケ−ス内
の所定位置(記録・再生位置)に収納させる。
【0008】磁気ディスク20は図8に示す如く、薄形
のディスクパツク21に回転自在に内装されており、ほ
ぼ中央部に露出したセンタ−コア22がスピンドルモ−
タ14の回転軸部にマグネットにより止着するようにな
っている。また、このディスクパック21を装置ケ−ス
11に差し入れると、ディスクパック21の一部に設け
られたシャッタ23が開き、このシャッタ窓から磁気ヘ
ッドが磁気ディスク20面に接触する。その他、このデ
ィスクパック21には位置決め用孔24、25、ホルダ
13の所定位置までの挿入により、このホルダ13の係
止部によって係止される係止溝26などが設けられてい
る。
のディスクパツク21に回転自在に内装されており、ほ
ぼ中央部に露出したセンタ−コア22がスピンドルモ−
タ14の回転軸部にマグネットにより止着するようにな
っている。また、このディスクパック21を装置ケ−ス
11に差し入れると、ディスクパック21の一部に設け
られたシャッタ23が開き、このシャッタ窓から磁気ヘ
ッドが磁気ディスク20面に接触する。その他、このデ
ィスクパック21には位置決め用孔24、25、ホルダ
13の所定位置までの挿入により、このホルダ13の係
止部によって係止される係止溝26などが設けられてい
る。
【0009】上記した磁気ディスク記録再生装置は、デ
ィスクパツク21を図示矢印27のように装置ケ−ス1
1内のホルダ13内に差し入れると、ディスクパック2
1の前端部が、図6と図9の(A)に示すようにディス
ク排出用レバ−28の先端部に当る。さらに押し込む
と、ディスクパック21に押されてディスク排出用レバ
−28の先端部が矢印27方向にばね30の押圧勢力に
抗して移動し、ホルダ13の前縁まで進む。(図9の
(B))このとき、ディスクパック21がホルダ13に
係止されると共に、ロック機構が動作してスライダ12
のロックが解除される。これより、スライダ12がばね
部材の引っ張り勢力を受けて左方向(図5)に摺動す
る。この結果、突出ピン18、19がカム12c、12
dの孔壁によって押動され、ガイド孔11a、11bに
案内されて移動するため、ホルダ13が一旦左方向に進
出移動す。この間にレバ−28の先端部もディスクパッ
ク21に押動され左方向に移動し、ばね30が最長にな
り最大の引っ張り勢力となる。(図9の(C))その
後、図7、図9の(D)に示したように下降移動する。
ィスクパツク21を図示矢印27のように装置ケ−ス1
1内のホルダ13内に差し入れると、ディスクパック2
1の前端部が、図6と図9の(A)に示すようにディス
ク排出用レバ−28の先端部に当る。さらに押し込む
と、ディスクパック21に押されてディスク排出用レバ
−28の先端部が矢印27方向にばね30の押圧勢力に
抗して移動し、ホルダ13の前縁まで進む。(図9の
(B))このとき、ディスクパック21がホルダ13に
係止されると共に、ロック機構が動作してスライダ12
のロックが解除される。これより、スライダ12がばね
部材の引っ張り勢力を受けて左方向(図5)に摺動す
る。この結果、突出ピン18、19がカム12c、12
dの孔壁によって押動され、ガイド孔11a、11bに
案内されて移動するため、ホルダ13が一旦左方向に進
出移動す。この間にレバ−28の先端部もディスクパッ
ク21に押動され左方向に移動し、ばね30が最長にな
り最大の引っ張り勢力となる。(図9の(C))その
後、図7、図9の(D)に示したように下降移動する。
【0010】ホルダ13が上記のように収納移動される
ことによって、磁気ディスク20のセンタ−コア22が
スピンドルモ−タ14の回転軸部に止着すると共に、磁
気ヘッドが開放したシャッタ窓から突入して磁気ディス
ク20面に接触し、磁気記録または記録の再生状態とな
る。
ことによって、磁気ディスク20のセンタ−コア22が
スピンドルモ−タ14の回転軸部に止着すると共に、磁
気ヘッドが開放したシャッタ窓から突入して磁気ディス
ク20面に接触し、磁気記録または記録の再生状態とな
る。
【0011】ディスクパック21を排出させる場合は、
イジェクト釦を操作してイジェクト機構を動作させる。
イジェクト機構はスライダ12をばね部材の引っ張り勢
力に抗して右方向(図7)に摺動させる。これより、ホ
ルダ13が一旦上昇した後、右方向に移動し、図5に示
す排出位置まで後退移動する。このとき、ホルダ13が
ディスクパック21の係止を解除する。また、ディスク
排出用レバ−28はばね30の引っ張り勢力により旋回
し、図9の(B)から図9の(A)の動作に移り、ディ
スクパック21をホルダ13から所定の距離だけ押し出
す。これより、ディスクパック21が部分的に装置ケ−
ス11の出入口から突き出るから、手指によってディス
クパック21を引出すことができる。また、ディスクパ
ック21の部分的な突き出しに応動してロック機構がロ
ック動作し、スライダ12を図5に示す位置でロックす
る。
イジェクト釦を操作してイジェクト機構を動作させる。
イジェクト機構はスライダ12をばね部材の引っ張り勢
力に抗して右方向(図7)に摺動させる。これより、ホ
ルダ13が一旦上昇した後、右方向に移動し、図5に示
す排出位置まで後退移動する。このとき、ホルダ13が
ディスクパック21の係止を解除する。また、ディスク
排出用レバ−28はばね30の引っ張り勢力により旋回
し、図9の(B)から図9の(A)の動作に移り、ディ
スクパック21をホルダ13から所定の距離だけ押し出
す。これより、ディスクパック21が部分的に装置ケ−
ス11の出入口から突き出るから、手指によってディス
クパック21を引出すことができる。また、ディスクパ
ック21の部分的な突き出しに応動してロック機構がロ
ック動作し、スライダ12を図5に示す位置でロックす
る。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】上記した磁気ディスク
記録再生装置は次のような問題があった。ディスク排出
用レバ−28に作用するばね30の力はホルダ13が最
も進出移動したとき最大となる。このため、ホルダ13
が進出移動したとき、ディスクパック21を排出するに
必要なばね力以上の力がこのホルダ13に作用し、ホル
ダの下降移動の障害となる。また、このようなばね力に
よって、磁気ディスク20のセンタ−コア22がスピン
ドルモ−タ14の回転軸より僅かずれて止着不良の原因
となることがあった。本考案は上記した実情にかんが
み、ディスク排出用レバ−に作用するばね力が、磁気デ
ィスク排出のときに最大となるようにした磁気ディスク
記録再生装置のディスク排出機構を開発することを目的
とする。
記録再生装置は次のような問題があった。ディスク排出
用レバ−28に作用するばね30の力はホルダ13が最
も進出移動したとき最大となる。このため、ホルダ13
が進出移動したとき、ディスクパック21を排出するに
必要なばね力以上の力がこのホルダ13に作用し、ホル
ダの下降移動の障害となる。また、このようなばね力に
よって、磁気ディスク20のセンタ−コア22がスピン
ドルモ−タ14の回転軸より僅かずれて止着不良の原因
となることがあった。本考案は上記した実情にかんが
み、ディスク排出用レバ−に作用するばね力が、磁気デ
ィスク排出のときに最大となるようにした磁気ディスク
記録再生装置のディスク排出機構を開発することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案では、装置ケ−スの出入口から差し入れら
れた磁気ディスク内装のディスクパックを保持し、この
ディスクパックを記録・再生位置に移動させると共に、
イジェクト機構の動作により記録・再生位置から排出位
置に移動させるホルダと、このホルダが排出位置に移動
したとき、先端部でディスクパックを所定距離だけ押し
出すように装置ケ−ス内に軸支されたディスク排出用レ
バ−とを備えた磁気ディスク記録再生装置において、上
記したホルダとディスク排出用レバ−とを引っ張りばね
によって連結し、ディスク排出用レバ−に排出勢力を与
えたことを特徴とする磁気ディスク記録再生装置のディ
スク排出機構を提案する。
ため、本考案では、装置ケ−スの出入口から差し入れら
れた磁気ディスク内装のディスクパックを保持し、この
ディスクパックを記録・再生位置に移動させると共に、
イジェクト機構の動作により記録・再生位置から排出位
置に移動させるホルダと、このホルダが排出位置に移動
したとき、先端部でディスクパックを所定距離だけ押し
出すように装置ケ−ス内に軸支されたディスク排出用レ
バ−とを備えた磁気ディスク記録再生装置において、上
記したホルダとディスク排出用レバ−とを引っ張りばね
によって連結し、ディスク排出用レバ−に排出勢力を与
えたことを特徴とする磁気ディスク記録再生装置のディ
スク排出機構を提案する。
【0014】
【作用】ディスクパックをホルダに差し入れると、ディ
スクパック前端部がディスク排出用レバ−の先端部をば
ねの引っ張り勢力に抗して押動してホルダの前縁に達す
る。このとき、ばねが最長となり最大のばね力となる。
なお、この位置がレバ−の排出作用開始位置となる。以
後ホルダは記録・再生の収納位置まで進出移動するが、
この間にホルダのばね係止部がディスク排出用レバ−の
ばね係止部に近づくので、ばねの長さが短縮しばね力が
弱まる。つまり、ばねのレバ−側係止点の移動量が係止
点が先端にないかぎり常にホルダ側の係止点の移動量よ
り小さくなるからである。
スクパック前端部がディスク排出用レバ−の先端部をば
ねの引っ張り勢力に抗して押動してホルダの前縁に達す
る。このとき、ばねが最長となり最大のばね力となる。
なお、この位置がレバ−の排出作用開始位置となる。以
後ホルダは記録・再生の収納位置まで進出移動するが、
この間にホルダのばね係止部がディスク排出用レバ−の
ばね係止部に近づくので、ばねの長さが短縮しばね力が
弱まる。つまり、ばねのレバ−側係止点の移動量が係止
点が先端にないかぎり常にホルダ側の係止点の移動量よ
り小さくなるからである。
【0015】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面に沿って
説明する。なお、従来例で説明した部分については説明
を省略する。図1はホルダ及びディスク排出用レバ−部
を示す装置ケ−ス断面の簡略平面図、図2、図3はディ
スク排出用レバ−の動作を説明するための図1同様の簡
略平面図である。これらの図において、11は装置ケ−
ス、13はホルダ、21はディスクパック、28はディ
スク排出用レバ−、29は支軸である。ディスク排出用
レバ−28には引っ張りばね40の一端部が係止され、
ホルダ13にはその他端部が係止されている。このばね
40はホルダ13の上下辺にほぼ平行するように配置す
る。
説明する。なお、従来例で説明した部分については説明
を省略する。図1はホルダ及びディスク排出用レバ−部
を示す装置ケ−ス断面の簡略平面図、図2、図3はディ
スク排出用レバ−の動作を説明するための図1同様の簡
略平面図である。これらの図において、11は装置ケ−
ス、13はホルダ、21はディスクパック、28はディ
スク排出用レバ−、29は支軸である。ディスク排出用
レバ−28には引っ張りばね40の一端部が係止され、
ホルダ13にはその他端部が係止されている。このばね
40はホルダ13の上下辺にほぼ平行するように配置す
る。
【0016】ディスクパック21をホルダ13に差し込
むと、ディスクパック先端部が排出用レバ−28の先端
部に当る。(ディスクパック排出時にはこの位置が排出
終了位置となる。図1)さらに、ばね40の引っ張り力
に抗してディスクパック21を押し込むと、その前端部
がホルダ13の前縁に達する。(ディスクパック排出時
にはこの位置が排出開始位置となる。(図2)このと
き、ばね40が最長に伸びてばね力が最大となる。その
後はスライダ12が摺動してホルダ13を記録・再生位
置まで移動させる。(図3)この間ばね40の長さは縮
小しばね力は弱まる。
むと、ディスクパック先端部が排出用レバ−28の先端
部に当る。(ディスクパック排出時にはこの位置が排出
終了位置となる。図1)さらに、ばね40の引っ張り力
に抗してディスクパック21を押し込むと、その前端部
がホルダ13の前縁に達する。(ディスクパック排出時
にはこの位置が排出開始位置となる。(図2)このと
き、ばね40が最長に伸びてばね力が最大となる。その
後はスライダ12が摺動してホルダ13を記録・再生位
置まで移動させる。(図3)この間ばね40の長さは縮
小しばね力は弱まる。
【0017】図4を参照しながら、ばね40の作用を数
式をもって説明する。ディスク排出用レバ−28の支軸
29からばね40の取付位置までの長さをa、支軸29
からディスクパック21が当る位置までのディスク排出
用レバ−28の長さをb、ディスクパック21がホルダ
13の前縁に進む距離をγ、ホルダ13の進出距離を
L、ばね40の通常状態(図4)の長さをαとする。デ
ィスクパルス21がホルダ13の前縁に進むと、ディス
ク排出用レバ−28の先端部が距離γを移動するから、
ばね40が、γ・(a/b)+αだけ伸びる。また、ホ
ルダ13が距離Lを移動すると、上記のように伸びたば
ね40が、L−L・(a/b)だけ縮小する。つまり、
{γ・(a/b)+α}−{L−L・(a/b)}=α
が成立するから、この式を整理して、γ・a=L・(b
−a)となる。したがって、上式が成立するように設定
しておくと、排出終了位置(図1)でのばね力と、収納
位置(図3)でのばね40のばね力が等しくなる。この
結果、αをばね40の自然長とすれば、収納位置ではば
ね40のばね力が作用せず、排出位置で最大のばね力と
なるようになる。
式をもって説明する。ディスク排出用レバ−28の支軸
29からばね40の取付位置までの長さをa、支軸29
からディスクパック21が当る位置までのディスク排出
用レバ−28の長さをb、ディスクパック21がホルダ
13の前縁に進む距離をγ、ホルダ13の進出距離を
L、ばね40の通常状態(図4)の長さをαとする。デ
ィスクパルス21がホルダ13の前縁に進むと、ディス
ク排出用レバ−28の先端部が距離γを移動するから、
ばね40が、γ・(a/b)+αだけ伸びる。また、ホ
ルダ13が距離Lを移動すると、上記のように伸びたば
ね40が、L−L・(a/b)だけ縮小する。つまり、
{γ・(a/b)+α}−{L−L・(a/b)}=α
が成立するから、この式を整理して、γ・a=L・(b
−a)となる。したがって、上式が成立するように設定
しておくと、排出終了位置(図1)でのばね力と、収納
位置(図3)でのばね40のばね力が等しくなる。この
結果、αをばね40の自然長とすれば、収納位置ではば
ね40のばね力が作用せず、排出位置で最大のばね力と
なるようになる。
【0018】以上より分かる如く、ホルダ13が最も進
出したときには、ばね40のばね力が極少となるため、
ホルダ13の下降動作に障害を与えることがない。ま
た、ディスクパック21はイジェクト機構により上記と
は逆の動作で行なわれるが、ディスクパック21の排出
開始位置(図2)ではばね40が最も強いばね力とな
り、ディスクパック21をスム−ズに押し出す。
出したときには、ばね40のばね力が極少となるため、
ホルダ13の下降動作に障害を与えることがない。ま
た、ディスクパック21はイジェクト機構により上記と
は逆の動作で行なわれるが、ディスクパック21の排出
開始位置(図2)ではばね40が最も強いばね力とな
り、ディスクパック21をスム−ズに押し出す。
【0019】
【考案の効果】上記した通り、本考案に係るディスク排
出機構は、ディスク排出用レバ−の引っ張りばねをホル
ダとの間に取付けることにより、ばね力が本来必要な排
出開始位置のときに最大となり、その他では弱まる。し
たがって、ホルダの下降移動の障害となったり、磁気デ
ィスクの止着不良の原因となることがない。
出機構は、ディスク排出用レバ−の引っ張りばねをホル
ダとの間に取付けることにより、ばね力が本来必要な排
出開始位置のときに最大となり、その他では弱まる。し
たがって、ホルダの下降移動の障害となったり、磁気デ
ィスクの止着不良の原因となることがない。
【図1】本考案の一実施例である磁気ディスク記録再生
装置のディスク排出機構を示す装置ケ−ス断面の簡略平
面図である。
装置のディスク排出機構を示す装置ケ−ス断面の簡略平
面図である。
【図2】上記したディスク排出機構の動作説明図で、デ
ィスクパックの排出開始位置の状態を示す図1同様の簡
略平面図である。
ィスクパックの排出開始位置の状態を示す図1同様の簡
略平面図である。
【図3】上記ディスク排出機構の動作説明図で、ホルダ
が最も進出移動した状態を示す図1同様の簡略平面図で
ある。
が最も進出移動した状態を示す図1同様の簡略平面図で
ある。
【図4】上記ディスク排出機構の部分拡大簡略図であ
る。
る。
【図5】従来例として示した磁気ディスク記録再生装置
のディスク排出機構を示した簡略側面図である。
のディスク排出機構を示した簡略側面図である。
【図6】従来例のディスク排出機構を示した装置ケ−ス
断面の簡略平面図である。
断面の簡略平面図である。
【図7】ディスクパックを所定位置(収納位置)に収納
させた状態を示す図5同様の簡略側面図である。
させた状態を示す図5同様の簡略側面図である。
【図8】磁気ディスクを内装したディスクパックの正面
図である。
図である。
【図9】(A)〜(D)はディスクパックの収納過程を
示す動作説明図である。
示す動作説明図である。
11 装置ケ−ス 12 スライダ 13 ホルダ 21 ディスクパック 28 ディスク排出用レバ− 40 引っ張りばね
Claims (1)
- 【請求項1】 装置ケ−スの出入口から差し入れられた
磁気ディスク内装のディスクパックを保持し、このディ
スクパックを記録・再生位置に移動させると共に、イジ
ェクト機構の動作により記録・再生位置から排出位置に
移動させるホルダと、このホルダが排出位置に移動した
とき、先端部でディスクパックを所定距離だけ押し出す
ように装置ケ−ス内に軸支されたディスク排出用レバ−
とを備えた磁気ディスク記録再生装置において、上記し
たホルダとディスク排出用レバ−とを引っ張りばねによ
って連結し、ディスク排出用レバ−に排出勢力を与えた
ことを特徴とする磁気ディスク記録再生装置のディスク
排出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7455891U JP2539243Y2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 磁気ディスク記録再生装置のディスク排出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7455891U JP2539243Y2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 磁気ディスク記録再生装置のディスク排出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521355U JPH0521355U (ja) | 1993-03-19 |
JP2539243Y2 true JP2539243Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=13550682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7455891U Expired - Lifetime JP2539243Y2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 磁気ディスク記録再生装置のディスク排出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539243Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030071324A (ko) * | 2002-02-28 | 2003-09-03 | 삼성전자주식회사 | 디스크 드라이브의 트레이 이젝트장치 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP7455891U patent/JP2539243Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0521355U (ja) | 1993-03-19 |
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