JP2671684B2 - 記録媒体装着装置 - Google Patents

記録媒体装着装置

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JP2671684B2
JP2671684B2 JP3347169A JP34716991A JP2671684B2 JP 2671684 B2 JP2671684 B2 JP 2671684B2 JP 3347169 A JP3347169 A JP 3347169A JP 34716991 A JP34716991 A JP 34716991A JP 2671684 B2 JP2671684 B2 JP 2671684B2
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体装着装置に係
り、特に装置前面のイジェクト釦を不要にして装置の小
型化、薄型化を図るよう構成した記録媒体装着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば可撓性の磁気ディスクが収納され
たディスク収納ケース(以下収納ケースという)を装着
されて磁気記録再生を行う磁気ディスク装置において
は、収納ケースを装置内に装着するため収納ケースを挿
入されるホルダと、収納ケースの挿入動作によりラッチ
レバーによる係止を解除されて摺動するスライダとより
なる装着装置を有していた。スライダはホルダとターン
テーブルを回転自在に支持するフレームとの間に摺動自
在に設けられており、フレームに植設されたガイドピン
により摺動方向を規制されていた。又、フレームの上部
にはホルダの上方を覆うカバー部材が取付けられ、さら
に外部磁界を遮断するシールド部材がカバー部材の上面
及びフレームの両側、後面を覆うように取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の記録
媒体装着装置では、装置前面の前面パネルにディスク収
納ケースが挿入される挿入口、イジェクト操作を行うた
めのイジェクト釦、記録再生時に点灯するLED用のレ
ンズが配設されており、このイジェクト釦により装置の
小型化、薄型化が制約されていた。
【0004】又、イジェクト釦を小さくすることにより
前面パネルをより小型化、薄型化することが考えられる
が、その場合、イジェクト操作がやりにくくなってしま
う。しかも、従来の装着装置では、イジェクト釦が挿入
口の下方等に配設されているため、イジェクト釦を押圧
すると挿入口から飛び出した収納ケースが指先に当たる
といった不都合もある。
【0005】また、上記のような不都合を解消するた
め、ホルダに挿入されて装着された収納ケースが再度挿
入方向に押圧されると、イジェクト用のモータが駆動さ
れて収納ケースをイジェクトする電動式イジェクト機構
が考えられている。この電動式イジェクト機構では、装
着された収納ケースが挿入方向に押圧されてスイッチが
作動すると、検出信号がモータ駆動回路に出力され、モ
ータ駆動回路によりイジェクト用のモータが駆動され
る。
【0006】そして、イジェクト用のモータが駆動され
ると、スライダが摺動されてスライダの傾斜溝に係合す
るホルダ両側のピンが上方に押圧されて収納ケースが収
納されたホルダをイジェクト位置に移動させるようにな
っている。 しかしながら、この装置では、イジェクト釦
が不要となるが、モータでスライダを駆動して装着され
たホルダをイジェクトする構成であるので、イジェクト
用モータと、収納ケースが押圧操作されたことを検出す
るスイッチと、スイッチから出力された信号に基づいて
イジェクト用モータを駆動制御する制御回路が必要であ
り、製造コストが高価になってしまうといった問題があ
る。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決した記録
媒体装着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
記録媒体の挿入により弾性エネルギーをチャージし、
着された前記記録媒体の押圧操作に基づき、チャージし
た弾性エネルギーにより前記記録媒体を排出させるイジ
ェクト機構を有することを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2の発明は、前記請求項1記
載の記録媒体装着装置であって、 前記イジェクト機構
は、 前記記録媒体の挿入・イジェクト位置から装着位置
への挿入にともない弾性エネルギーを蓄えるチャージ部
材と、 前記チャージ部材に蓄えられた弾性エネルギーに
より第1の位置から第2の位置へと移動して前記記録媒
体を挿入・イジェクト位置へと駆動する駆動部材と、
記駆動部材を第1の位置に係止し、装着位置に装着され
た前記記録媒体が押圧操作されたことに基づき前記駆動
部材の係止を解除する係止部材と、 を備えたことを特徴
とするものである。
【0010】また、請求項3の発明は、前記請求項1記
載の記録媒体装着装置であって、 前記記録媒体が挿入さ
れるホルダと、 前記ホルダを記録再生位置と非記録再生
位置との間で移動させる移動機構と、 前記記録媒体の挿
入により弾性エネルギーが蓄えられる弾性部材を備え、
装着された前記記録媒体が押圧操作されたことに応じて
前記ホルダが非記録再生位置に復帰するように該弾性部
材に蓄えられた弾性エネルギーにより前記移動機構を動
作させる復帰機構と、 を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0011】また、請求項4の発明は、前記請求項3記
載の記録媒体装着装置であって、 前記復帰機構は、第1
の位置から第2の位置へ移動することによって前記移動
機構を動作させて前記ホルダを非記録位置へ移動させる
第1のレバーと、 前記記録媒体の挿入に応じて第1の位
置から第2の位置へ移動する第2のレバーと、 前記第1
のレバーを係止可能に設けられてなり、装着された前記
記録媒体が押圧操作されたことに応じて前記第1のレバ
ーの係止を解除する係止部材と、 前記第1のレバーと前
記第2のレバーとの間に掛けられた弾性部材と、 を備え
てなり、 前記記録媒体の挿入により、前記第2のレバー
が第1の位置から第2の位置へ移動することによって、
前記弾性部材が伸長して弾性エネルギーが蓄えられ、
記記録媒体が押圧操作されたことにより、前記係止部材
による前記第1のレバーの係止が解除されて、前記弾性
部材に蓄えられた弾性エネルギーにより前記第1のレバ
ーが第2の位置に移動し、第2の位置に移動する前記第
1のレバーが、前記ホルダが非記録再生位置に移動する
ように前記移動機構を動作させることを特徴とするもの
である。
【0012】
【作用】本発明によれば、記録媒体の挿入により弾性エ
ネルギーをチャージし、装着された記録媒体の押圧操作
に基づき、チャージした弾性エネルギーにより記録媒体
を排出させるイジェクト機構を有するため、記録媒体の
押圧操作を検出するためのスイッチやセンサ及びイジェ
クト動作させるためのモータ等が不要であり、モータの
制御も不要であるので、製造コストを安価に抑えること
ができる。
【0013】
【実施例】図1乃至図3に本発明になる記録媒体装着装
置の一実施例を示す。各図中、磁気ディスク装置1はフ
レーム2上にヘッドキャリッジ3を設けてなり、可撓性
の磁気ディスクが収納されたディスク収納ケース4が装
着されるとヘッドキャリッジ3がディスク半径方向(X
方向)に移動しながら磁気ヘッド(図示せず)をディス
ク記録面に摺接させて磁気記録再生を行う。
【0014】尚、フレーム2の前端には前面パネル5が
取付けられている。この前面パネル5には後述するよう
にディスク収納ケースが挿入される挿入口6とLED表
示用レンズ7とが配設されているだけで、イジェクト釦
が設けられていない。そのため、前面パネル5は従来
(イジェクト釦を有するもの)よりも横幅寸法及び厚さ
寸法が小さくなって小型化、薄型化が図られている。
【0015】又、フレーム2は例えばアルミ合金ダイカ
スト製で、ヘッドキャリッジ3及び磁気ディスクを回転
駆動するターンテーブル(図示せず)等が配設された平
面部2aと、平面部2aの両側に起立する側壁2b,2
cとよりなる。側壁2b,2cには第1〜第3のガイド
溝8,9,10が穿設されている。又、図3,図4に示
す如く、フレーム2の平面部2a上にはディスク収納ケ
ース4の装着高さ位置を位置決めするための円柱状のボ
ス2a1 〜2a4 が突出している。
【0016】又、図6(A),(B)に示す如く後側の
ボス2a3 ,2a4 上にはディスク収納ケース4の孔4
aに嵌合して前後方向(X1 ,X2 方向)の装着位置
(記録再生位置)を位置決めする突起26が突出してい
る。この突起26は円錐状の前側(X2 方向側)を削除
されたような形状であり、前側に垂直な壁面26aを有
する。これは、後述するイジェクト操作時、ディスク収
納ケース4が装着位置からX1 方向へ移動できるように
するためである。
【0017】又、上記ガイド溝8,10を下部は後述す
るホルダ12の突出ピン15,16がイジェクト操作時
にX1 方向に移動できるようにX1 方向に延びる三角形
状の切欠8a,10aが設けられている。そして、フレ
ーム2上にはディスク収納ケースを装着するための装着
装置11が設けられている。この装着装置11は、ディ
スク収納ケース4が挿入されるホルダ12と、スライド
動作によりホルダ12を昇降させて挿入・イジェクト位
置(非記録再生位置)又は記録再生位置へ移動させるス
ライダ13と、ディスク収納ケース4の挿入動作により
後述するようにスライダ13の係止を解除し、ディスク
収納ケース4が押圧操作されるとスライダ13を復帰さ
せながらディスク収納ケース4をイジェクト方向に押圧
するイジェクト機構14とよりなる。
【0018】ホルダ12は天板12aの両側にコ字状に
折曲された側板12b,12cを有し、天板12a,側
板12b,12cに囲まれた空間内にディスク収納ケー
ス4が挿入される挿入部12dを有する。ホルダ12の
天板12aはヘッドキャリッジ3が進入するための長方
形状の開口12eと、イジェクト機構14が進入するた
めの開口12fとが設けられている。
【0019】又、ホルダ12の側板12b,12cには
夫々一対の突出ピン15,16が横方向に突出してい
る。この突出ピン15,16はフレーム2の側壁2b,
2cに設けられた第1,第3のガイド溝8,10に嵌合
し、ホルダ12が挿入・イジェクト位置又は装着位置に
昇降できるようにガイドする。さらに、ホルダ12の側
板12b,12cに設けられた一対の突出ピン15と1
6との中間位置には板バネ17が傾斜するように組付け
られている。尚、板バネ17の上端17aはホルダ12
の天板12aに固定され、下端17bは自由端でありイ
ジェクト方向(X2 方向)に弾性変形可能に延在してい
る。
【0020】スライダ13はホルダ12の上方に重なる
ように配設され、上方から見るとU字状に形成された天
板13aと、天板13aの両側より下方に折曲された一
対の側板13b,13cとよりなる。尚、側板13b,
13cはその下端にフレーム2の平面部2aに摺接する
半円形状の摺接部13b1 ,13c1 を有する。この側
板13b,13cには前述したスライダ13の突出ピン
15,16が貫通する傾斜溝18,19が穿設されてい
る。この傾斜溝18,19は図5に示すようにディスク
挿入方向(X1 方向)へ移るにつれて下方延在するよう
に設けられている。そのため、傾斜溝18,19を貫通
する突出ピン15,16は、スライダ13がX2 方向に
スライドすると相対的に降下してホルダ12を装着位置
へ降下させる。その際突出ピン15,16は上記板バネ
17の押圧力によりガイド溝8,10の前方(X2
向)の垂直な壁に摺接しながら垂下方向に降下する。
又、スライダ13は天板13aのX1 方向に延在する両
腕部13a1 ,13a2 の内側にバネ掛止部20,21
を有し、上方からみて右側の腕部13a2 の先端には下
方に折曲された係止部22とL字状のフック23とが設
けられている。
【0021】このL字状のフック23と腕部13aとの
端部との内側角部には傾斜カム23aが設けられてい
る。ディスク収納ケース4がイジェクトされる際、後述
するイジェクト機構14の第1のレバー31の回動によ
り第1のレバー31の当接ピン31iが上記傾斜カム2
3aに当接する。そのため、スライダ13は傾斜カム2
3aが当接ピン31iに押圧されることにより、スライ
ダ13のストロークを変えずに第1のレバー31の回動
角度を小さくできるので、第1のレバー31を附勢する
トーションバネ36のバネ力の設定が楽になり、トーシ
ョンバネ36を無理に弾性変形させて破壊してしまうこ
とを防止できる。
【0022】又、傾斜カム23aを設けることにより第
1のレバー31とスライダ13との遊びが減り、イジェ
クト動作のロスが減少してイジェクト動作がスムーズに
行なえる。さらに、ホルダ12の右側の側板12cには
図4に示す如く、ディスク収納ケース4が誤った向きで
挿入されることを阻止する傾斜面12bが設けられてい
る。
【0023】この傾斜面12bはディスク収納ケース4
の前端右側角部のみに網けられた面取部4bと対応する
ように形成されている。従って、ディスク収納ケース4
が正しい向きでホルダ12に挿入された場合、ディスク
収納ケース4は前端に設けられた面取部4bが傾斜面1
2bに当接する位置まで挿入できる。しかし、ディスク
収納ケース4が誤った向きで挿入された場合、ディスク
収納ケースは面取部4b以外の角部が上記ホルダの傾斜
面12bに当接してホルダ12内への挿入を阻止され
る。
【0024】さらに、操作者が誤挿入に気付かず、ディ
スク収納ケース4を挿入方向に押圧すると、スライダ1
3に設けられた板バネ17が弾性変形してホルダ12及
びスライダ13が挿入方向(X1 方向)にピン15,1
6と溝8,10とのクリアランス分移動する。その際、
板バネ17の弾撥力が増大するため、ディスク収納ケー
ス4を押圧する操作力が大となり、操作者はディスク収
納ケース4の挿入方向が誤っていることに気付く。よっ
て、上記板バネ17のバネ力により誤挿入が防止され
る。
【0025】24,25はコイルバネで、一端がスライ
ダ13のバネ掛止部20,21に掛止され、他端がスラ
イダ13を覆うホルダ12の掛止部12f,12gに掛
止されている。よって、スライダ13はコイルバネ2
4,25の引張力によりX2 方向に附勢されている。
1Aは移動機構で、上記スライダ13とコイルバネ2
4,25より構成され、後述するように第1のレバー3
1が第3のレバー33による係止が解除されると、スラ
イダ13が第1のレバー31の回動動作によりホルダ1
2をディスク収納ケース4とともに挿入・イジェクト位
置に移動させる。
【0026】ここで、上記イジェクト機構14の構成に
ついて図7乃至図13を併せ参照して説明する。図7及
び図8に示す如く、イジェクト機構14は、大略ディス
ク収納ケース4の前端が当接するラッチレバー30と、
第1〜第4のレバー31〜34と、各レバー31〜34
を附勢するバネ35〜40とよりなる。
【0027】ラッチレバー30は、図9(A)〜(C)
に示す如く、フレーム2の軸41により支承されるよう
に横方向からみてコ字状とされた軸受部30aと、軸受
部30aより延在する板バネ状の当接部30bと、この
当接部30bの途中より横方向に突出する円弧状のラッ
チ部30cと、軸受部30aより当接部30bとほぼ直
交する方向に延在する爪部30dとよりなる。又、ラッ
チレバー30はフレーム2上の軸41に巻回されたトー
ションバネ35の弾撥力によりA1 方向に附勢されてい
る。
【0028】尚、ラッチレバー30の当接部30bの先
端部はディスク収納ケース4の前端に当接するため、R
形状となるように湾曲している。又、ラッチ部30cは
前述したスライダ13の係止部22に係合してスライダ
13がX2 方向にスライドすることを阻止する。30A
は復帰機構で、後述するように、第1〜第4のレバー3
1〜34及びバネ36,38によりディスク収納ケース
4をイジェクト方向(非記録再生位置)に復帰させる。
すなわち、復帰機構30Aは、ディスク収納ケース4の
挿入により弾性エネルギーが蓄えられるバネ36,38
を備え、装着されたディスク収納ケース4が押圧操作さ
れたことに応じてホルダ12が非記録再生位置に復帰す
るようにバネ36,38に蓄えられた弾性エネルギーに
よりスライダ13を動作させる。
【0029】第1のレバー(駆動部材)31は図10
(A)〜(C)に示す如く、互いに平行に配された上板
31aと下板31bとを垂直板31cにより結合してな
り、横方向から見るとコ字状に形成されている。上板3
1a及び下板31bの垂直板31c近傍にはフレーム2
上の軸42が嵌合する孔31d,31eが穿設されてお
り、下板31の先端部の側方には鉤状の係止爪31fが
突出している。又、上板31aの側部及び先端には第
1,第2の係止部31g,31hが垂下している。
【0030】さらに、上板31aの上面にはスライダ1
3のフック23に当接する当接ピン31iが起立してい
る。そして、第1のレバー31は、後述するトーション
バネ(チャージ部材)36に蓄えられた弾性エネルギー
により第1の位置から第2の位置へと移動してスライダ
13をイジェクト方向に駆動し、これによりディスク収
納ケース4をホルダ12と共に挿入・イジェクト位置へ
と駆動する。
【0031】図8に示すように、軸42にはトーション
バネ36が巻回されており、その一端が第1の係止部3
1gに当接する。このトーションバネ36は、ディスク
収納ケース4の挿入・イジェクト位置から装着位置への
挿入にともない弾性エネルギーを蓄えるチャージ部材と
して機能する。又、第1のレバー31はフレーム2上の
ピン43に掛止されたコイルバネ37の他端が第1の係
止部31gに係止され、B1 方向に回動附勢されてい
る。
【0032】第2のレバー32は図11(A),(B)
に示す如く、前述した軸42が挿通されて軸承される円
筒状の中空軸32aと、中空軸32aが下方から圧入さ
れたベース32bと、ベース32bの下面に植設された
軸32cに設けられたローラ32dと、ベース32bよ
り上方に切り起こされた突部32e〜32gとよりな
る。
【0033】この第2のレバー32は図7,図8に示す
ように軸40により第1のレバー31と同軸的に支承さ
れており、第2のレバー32の上方に第1のレバー31
が重ねられている。軸42に巻回されたトーションバネ
36は一端が第1のレバー31の係止部31gに当接
し、他端が第2のレバー32の突部32gに当接してお
り、第1のレバー31をB2 方向に附勢するとともに第
2のレバー32をB1 方向に附勢している。又、コイル
バネ38は一端が第1のレバー31の係止部31bに掛
止され、他端が第2のレバー32の突部32fに掛止さ
れている。そのため、第1,第2のレバー31,32は
このコイルバネ38の引張力によっても夫々B2 ,B1
方向に附勢されている。このコイルバネ38も、上記ト
ーションバネ36と共にディスク収納ケース4の挿入・
イジェクト位置から装着位置への挿入にともない弾性エ
ネルギーを蓄えるチャージ部材として機能する。
【0034】第3のレバー(係止部材)33は図12
(A),(B)に示す如く、フレーム2上の軸44が挿
通される軸受部33aと、軸受部33aの上端に固着さ
れたベース33bと、ベース33bより上方に起立する
係止部33cと、ベース33bより下方に折曲され第1
のレバー31の鉤状の係止爪31fに係止される突起3
3dとよりなる。
【0035】又、第3のレバー33の軸受部33aには
トーションバネ39が巻装されており、このトーション
バネ39の一端は突起33dに当接し、他端はフレーム
2上の突起45に係止されている。3のレバー33
このトーションバネ39の弾撥力によりC1 方向に
附勢され、係止部33cを第1のレバー31の係止爪3
1fを係止するロック位置に回動する。
【0036】すなわち、第3のレバー33は、第1のレ
バー31を突起33dにより第1の位置に係止し、装着
位置に装着されたディスク収納ケース4が押圧操作され
たことに基づき突起33dによる第1のレバー31の係
止を解除する。第4のレバー34は図13(A),
(B)に示す如く、フレーム2上の軸46に支承された
ベース34aと、ベース34aの一方の腕部34a1
り起立する当接部34bと、ベース34aの他方の腕部
34a2 の先端に延在する当接部34cと、腕部34a
2 の途中に穿設された孔34dとよりなる。又、ベース
34aの底面にはフレーム2上に摺接する突起34e,
34fが半打加工により突出している。
【0037】図8に示す如く、コイルバネ40は一端が
フレーム2上のピン47に掛止され、他端が第4のレバ
ー34の孔34dに掛止されている。そのため、第4の
レバー34はコイルバネ40の引張力によりD1 方向に
附勢されている。尚、第4のレバー34はフレーム2上
のストッパピン48に当接し、その当接位置に保持され
ている。又、第4のレバー34の当接部34cは第3の
レバー33の係止部33cに近接している。
【0038】ここで、上記構成になる装着装置の動作に
ついて説明する。図2及び図14に示す如く、前面パネ
ル5にはディスク収納ケース4が挿入される挿入口6が
開口しており、挿入口6の中央部には上下方向に大きく
開口する開口部6aが設けられている。まずディスク装
着動作について図15乃至図18を併せ参照して説明
し、その後イジェクト動作について説明する。尚、図1
5,図17,図18では各部材の動作をわかりやすくす
るため各バネ35〜40を省略してある。 (1) ディスク装着動作 ディスク収納ケース4は前端4aを先頭にして挿入口6
に挿入される。従って、ディスク収納ケース4をX1
向に押圧しながら挿入口6に挿入すると、ディスク収納
ケース4はホルダ12の挿入部12d内に進入し、両側
を側板12b,12cに保持される。ディスク収納ケー
ス4が挿入・イジェクト位置のホルダ12内の奥部まで
挿入されると、前端4aがイジェクト機構14のラッチ
レバー30の当接部30bに当接する。さらに、ディス
ク収納ケース4がX1 方向に押圧されると、ディスク収
納ケース4はラッチレバー30の当接部30bを同方向
に押圧しラッチレバー30をA2 方向に回動させる。こ
れにより、ラッチレバー30をA1 方向に附勢するトー
ションバネ35はより捩られて弾撥力を蓄えた状態に弾
性変形する。
【0039】又、ラッチレバー30がA2 方向に回動す
ることにより、爪部30dが第2のレバー32のローラ
32dを同方向に押圧し、第2のレバー32をB2 方向
に回動させる。しかし、第1のレバー31の係止爪31
fが第1の位置で第3のレバー33の突起33dに係止
されているため、第1のレバー31と第2のレバー32
とが相対的に回動して、第1,第2のレバー31,32
間に設けられたトーションバネ36,コイルバネ38の
バネ力が増大する。
【0040】尚、挿入前(イジェクト時)は図8に示す
ようにスライダ13がラッチレバー30により係止され
ている。ラッチレバー30が約60度A2 方向に回動す
ると、図15に示す如く、円弧状のラッチ部30cがス
ライダ13の係止部22より離間する。そのため、スラ
イダ13はバネ24,25の引張力によりX2 方向にス
ライドする。スライダ13の傾斜溝18,19に嵌合す
るピン15,16がスライダ13のX2 方向へのスライ
ド動作により下方向に移動する。そのため、ディスク収
納ケース4が挿入されたホルダ12は装着位置に降下す
る。その際ディスク収納ケース4はフレーム2上のボス
2a1 〜2a4 上に載置され、且つ図6(B)に示すよ
うに孔4aがボス2a3 ,2a4 上の突起26に嵌合す
る。これで、ディスク収納ケース4は所定装着位置に位
置決めされ、磁気記録再生可能となる。 (2) イジェクト動作 ディスク装着時は図16に示す如く、ディスク収納ケー
ス4(1点鎖線で示す)は挿入口6より低い位置に装着
されている。しかし、前面パネル5の中央には開口部6
aが設けられ、ディスク収納ケース4の後端が開口部6
aより露出している。
【0041】磁気記録再生終了後、イジェクトする際
は、前面パネル5の開口部6aよりディスク収納ケース
4の後端をディスク挿入方向(X1 方向)に押圧する。
尚、ディスク収納ケース4の孔4aは図6に示す如くボ
ス2a3 ,2a4 上の突起26の壁面26aに当接する
までX1 方向に移動でき、しかもホルダ13の突出ピン
15,16はフレーム2のガイド溝8,10の切欠8
a,10a内でX1 方向に移動できるので、ディスク収
納ケース4はホルダ12と共にX1 方向に移動できる。
【0042】装着位置のディスク収納ケース4がX1
向に変位すると、図17に示すようにラッチレバー30
がさらにA2 方向に押圧されて第4のレバー34の当接
部34bに当接し、これを押圧する。そのため、第4の
レバー34はD2 方向に回動して当接部34cを第3の
レバー33に押圧する。これにより、第3のレバー33
はC2 方向に回動して第1のレバー31の係止爪31f
の係止を解除する。
【0043】よって、第1のレバー31はトーションバ
ネ36,コイルバネ38のバネ力により第1の位置から
2 方向に回動して第2の位置に至り、当接ピン31i
をスライダ13の傾斜カム23aに当接させる。第1の
レバー31を回動附勢するバネ力は、前述したように第
2のレバー32の回動によりスライダ13を附勢するバ
ネ24,25のバネ力よりも大きいため、スライダ13
はX1 方向にスライドする。これにより、ホルダ12は
装着時とは逆の動作により挿入・イジェクト位置へ上昇
する。
【0044】図18に示す如く、スライダ13がイジェ
クト位置に復帰すると、係止部22がラッチレバー30
のラッチ部30cを通り過ぎるため、ラッチレバー30
は挿入操作時に弾性変形されたトーションバネ35のバ
ネ力によりA1 方向に回動する。ラッチレバー30はA
1 方向に回動しながらディスク収納ケース4をX2 方向
にイジェクトする。よって、ホルダ12内のディスク収
納ケース4は挿入口6よりX2 方向に押し出される。こ
れで、イジェクト機構14は図8に示すイジェクト状態
に復帰する。
【0045】このように、ディスク収納ケース4を押圧
するだけでイジェクトできるので、従来のイジェクト釦
が不要になりその分前面パネル5の小型化、薄型化が図
られている。しかも、前面パネル5の中央部に設けられ
た開口部6aがイジェクト釦に比べてかなり大きいた
め、イジェクト操作が容易に行える。また、前述したよ
うにディスク収納ケース4の挿入によりトーションバネ
36、コイルバネ38に弾性エネルギーをチャージし、
装着されたディスク収納ケース4の押圧操作に基づき、
チャージした弾性エネルギーによりディスク収納ケース
4を排出させるイジェクト機構14を有するため、従来
のようにディスク収納ケース4の押圧操作を検出するた
めのスイッチやセンサ及びイジェクト動作させるための
モータ等が不要であり、モータの制御も不要であるの
で、製造コストを安価に抑えることができる。
【0046】尚、上記実施例では可撓性磁気ディスクを
有する収納ケースの装着装置として説明したが、本発明
は上記実施例に限らず、例えば磁気テープを有するテー
プカセット、ICカードあるいは光ディスク、光磁気デ
ィスク等の記録媒体を装着する装置にも適用できるのは
勿論である。
【0047】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、記録媒体
の挿入により弾性エネルギーをチャージし、装着された
記録媒体の押圧操作に基づき、チャージした弾性エネル
ギーにより記録媒体を排出させるイジェクト機構を有す
るため、記録媒体を押圧操作るだけで記録媒体をイジ
ェクトすることができると共に、記録媒体の押圧操作を
検出するためのスイッチやセンサ及びイジェクト動作さ
せるためのモータ等が不要であり、モータの制御も不要
であるので、製造コストを安価に抑えることができる。
さらに、イジェクト動作時に電源を必要としないので、
消費電力を削減して節電対策に貢献することができ、電
源オフの状態でもイジェクトできるので、扱い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体装着装置の一実施例の斜
視図である。
【図2】本発明の装着装置が適用された磁気ディスク装
置の斜視図である。
【図3】フレーム、スライダ、ホルダを示す分解斜視図
である。
【図4】磁気ディスク装置の平面図である。
【図5】磁気ディスク装置の側面図である。
【図6】ディスク収納ケースが載置されるフレーム上の
ボスを示す図である。
【図7】イジェクト機構の斜視図である。
【図8】ディスク収納ケース挿入前のイジェクト機構を
示す平面図である。
【図9】イジェクト機構のラッチレバーを示す図であ
る。
【図10】イジェクト機構の第1のレバーを示す図であ
る。
【図11】イジェクト機構の第2のレバーを示す図であ
る。
【図12】イジェクト機構の第3のレバーを示す図であ
る。
【図13】イジェクト機構の第4のレバーを示す図であ
る。
【図14】ディスク収納ケースの挿入状態を示す正面図
である。
【図15】ディスク収納ケース挿入時のイジェクト機構
の動作を示す平面図である。
【図16】ディスク収納ケースが装着された状態を示す
正面図である。
【図17】ディスク収納ケースをイジェクトする際の動
作を示す平面図である。
【図18】ディスク収納ケースがイジェクトされたとき
の動作を示す平面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 フレーム 3 ヘッドキャリッジ 4 ディスク収納ケース 5 前面パネル 6 挿入口 8〜10 ガイド溝 11 装着装置 12 ホルダ 13 スライダ 14 イジェクト機構 15,16 突出ピン 17 板バネ 18,19 傾斜溝 22 係止部 23 フック 30 ラッチレバー 31〜34 第1〜第4のレバー 35〜40 バネ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の挿入により弾性エネルギーを
    チャージし、 装着された前記記録媒体の押圧操作に基づき、チャージ
    した弾性エネルギーにより前記記録媒体を排出させるイ
    ジェクト機構を有する ことを特徴とする記録媒体装着装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記イジェクト機構は、 前記記録媒体の挿入・イジェクト位置から装着位置への
    挿入にともない弾性エネルギーを蓄えるチャージ部材
    と、 前記チャージ部材に蓄えられた弾性エネルギーにより第
    1の位置から第2の位置へと移動して前記記録媒体を挿
    入・イジェクト位置へと駆動する駆動部材と、 前記駆動部材を第1の位置に係止し、装着位置に装着さ
    れた前記記録媒体が押圧操作されたことに基づき前記駆
    動部材の係止を解除する係止部材と、 を備えたことを特徴とする記録媒体装着装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記記録媒体が挿入されるホルダと、 前記ホルダを記録再生位置と非記録再生位置との間で移
    動させる移動機構と、 前記記録媒体の挿入により弾性エネルギーが蓄えられる
    弾性部材を備え、装着された前記記録媒体が押圧操作さ
    れたことに応じて前記ホルダが非記録再生位置に復帰す
    るように該弾性部材に蓄えられた弾性エネルギーにより
    前記移動機構を動作させる復帰機構と、 を備えたことを特徴とする記録媒体装着装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記復帰機構は、第1の位置から第2の位置へ移動する
    ことによって前記移動機構を動作させて前記ホルダを非
    記録位置へ移動させる第1のレバーと、 前記記録媒体の挿入に応じて第1の位置から第2の位置
    へ移動する第2のレバーと、 前記第1のレバーを係止可能に設けられてなり、装着さ
    れた前記記録媒体が押圧操作されたことに応じて前記第
    1のレバーの係止を解除する係止部材と、 前記第1のレバーと前記第2のレバーとの間に掛けられ
    た弾性部材と、 を備えてなり、 前記記録媒体の挿入により、前記第2のレバーが第1の
    位置から第2の位置へ移動することによって、前記弾性
    部材が伸長して弾性エネルギーが蓄えられ、 前記記録媒体が押圧操作されたことにより、前記係止部
    材による前記第1のレバーの係止が解除されて、前記弾
    性部材に蓄えられた弾性エネルギーにより前記第1のレ
    バーが第2の位置に移動し、第2の位置に移動する前記
    第1のレバーが、前記ホルダが非記録再生位置に移動す
    るように前記移動機構を動作させる ことを特徴とする記
    録媒体装着装置。
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JPH05166279A (ja) * 1991-12-13 1993-07-02 Sony Corp カセット着脱装置

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