JPH10302367A - マガジン検出装置 - Google Patents

マガジン検出装置

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JPH10302367A
JPH10302367A JP10949197A JP10949197A JPH10302367A JP H10302367 A JPH10302367 A JP H10302367A JP 10949197 A JP10949197 A JP 10949197A JP 10949197 A JP10949197 A JP 10949197A JP H10302367 A JPH10302367 A JP H10302367A
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JP
Japan
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magazine
tray
eject
chassis
pickup
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JP10949197A
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English (en)
Inventor
Makito Takigawa
眞喜人 瀧川
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マガジンに対して傷を付けるのを防げ、ま
た、マガジン寸法バラツキによる検出タイミングのバラ
ツキを回避できるマガジン検出装置を提供する。 【解決手段】 複数のディスクDを収納したマガジンM
から所望のディスクDを選択し、該選択したディスクD
との間でデータの読み書きを行う記録再生装置のマガジ
ン検出装置であって、マガジンMの挿入に基づき移動す
るマガジン排出用のマガジンエジェクト部材34と、マ
ガジンエジェクト部材34の移動によって当該マガジン
エジェクト部材34に設けられた作動部によりオン/オ
フ動作させられるマガジン検出用スイッチ82とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のディスクを
収納したマガジンから所望のディスクを選択し、該選択
したディスクとの間でデータの読み書きを行う記録再生
装置のマガジン検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録/再生装置、例えば、VT
R、CDプレーヤー、CD−ROMチェンジャーは、テ
ープあるいはデイスクを収納したマガジンを出入口から
挿入・排出できるようになっており、また、マガジンの
装填を検出するマガジン検出装置が配設されて、マガジ
ンの装填を検出すると、自動的に再生するようになって
いる。図8(a),(b)は従来のマガジン検出装置の概略を
示す説明図であり、この図に示すように、マガジン検出
装置はスイッチ90を有し、スイッチ90は、挿入され
てくるマガジンMの下方に配設されている。そして、図
8(a)に示すように、マガジンMが挿入されると、スイ
ッチ90の検出レバー91にマガジンMの先端下面が突
き当たり、図8(b)に示すように、検出レバー91を下
方に押し下げることにより、マガジンMの装填を検出し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術では、挿脱されるマガジンMにマガジン検出スイッチ
の検出レバー91を直接接触させているので、マガジン
Mへ傷を生じさせ、またマガジン寸法のバラツキによる
検出タイミングのバラツキが生じてその後のトレーロー
ド動作の際に誤動作が発生する虞れが合った。また、マ
ガジンMで直接検出スイッチを押す場合には、中央部付
近はマガジンMの反りのため、高さ方向で動作するスイ
ッチは置けないため、検出スイッチを置ける場所はディ
スク装填部の奥側の両隅付近であり、これらの位置は、
ディスク装填部の中央に配設されているマガジンロック
部材(後述する図1の符号47)に対して遠くなるた
め、前記位置に対応するマガジンMの両端では振れが大
きくなるので、マガジンMの斜め挿入に対し検出精度が
不安定となる。
【0004】本発明の課題は、マガジンに対して傷を付
けるのを防げ、また、マガジン寸法バラツキによる検出
タイミングのバラツキを回避できるマガジン検出装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、複数のディ
スクを収納したマガジンから所望のディスクを選択し、
該選択したディスクとの間でデータの読み書きを行う記
録再生装置のマガジン検出装置であって、前記マガジン
の挿入に基づき移動するマガジン排出用のエジェクト部
材と、前記エジェクト部材の移動によって当該エジェク
ト部材に設けられた作動部によりオン/オフ動作させら
れるマガジン検出用スイッチとを備えた第1の手段によ
り達成される。上記課題は、第1の手段において、前記
マガジン検出用スイッチは、前記エジェクト部材によっ
て直接押圧される第2の手段により達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明に係るマガジン検出装置の一
実施の形態を適用したCD−ROMチェンジャーの平面
図、図2(a),(b)はCD−ROMチェンジャーのピック
アップユニット装置の閉及び開状態を示す説明図、図3
はピックアップユニット装置の側面図、図4はピックア
ップ装置の昇降及びマガジンエジェクト用のDCモータ
部分を拡大して示す平面図、図5はマガジン装填時にお
けるCD−ROMチェンジャーのディスク装填部の平面
図、図6はマガジン検出装置の動作片押し込み直前(直
後)状態を示す説明図、図7はマガジン検出装置の動作
片の押し込み時の状態を示す説明図である。
【0007】これらの図において、1はCD−ROMチ
ェンジャーの筐体で、この筐体1は箱形状であり、図1
に示すように、その内部に、ディスク設置部Aと、機構
部Bとが設けられている。ディスク設置部Aにはマガジ
ンMが図1の矢印方向から装填される。マガジンMはト
レー式であり、図1における上側がディスクDの取出口
Maとなる。このCD−ROMチェンジャーでは、ディ
スク設置部Aに装填されたマガジンM内の複数のトレー
2のうちの選択されたトレー2が途中まで引き出され、
機構部B内のディスク選択駆動部内にクランプされ、C
D−ROM(以下、ディスクと称する)Dはその一部が
マガジンM内に残った状態で回転駆動される。機構部B
には、ディスク押さえ用クランパ3を配設したトレーシ
ャーシ4と、その下に位置し、トレーシャーシ4に回動
自在に支持されたピックアップシャーシ5が備えられて
いる。トレーシャーシ4とピックアップシャーシ5によ
り構成されるピックアップ装置Pは筐体1の機構部B内
で上下方向(図1の紙面に直交する方向)に昇降自在に
ガイドされている。34はマガジンエジェクト部材、3
5はピックアップ装置Pの昇降用リンク、36はエジェ
クトスプリング、37は昇降用リンク35の駆動用のD
Cモータである。
【0008】トレーシャーシ4には、トレー2に搭載さ
れたディスクDをチャッキングするためのディスク押さ
え用クランパ3と、下方に立設した支持軸6に回転自在
に支持された中間ギア7と、中間ギア7と噛み合うギア
8,8等からなる駆動力伝達ギアと、駆動力伝達ギアに
よって駆動されるカムギア9と、カムギア9によってト
レー2を引き込み、あるいは押し出すトレー移送アーム
10と、トレーシャーシ4に対してピックアップシャー
シ5を開閉動作させる開閉レバー11とが配設されてい
る。
【0009】ピックアップシャーシ5には、図2に示す
ように、ディスクを載置して回転駆動させるターンテー
ブル12と、ターンテーブル12を駆動軸に固定された
スピンドルモータ13とが搭載されている。
【0010】トレーシャーシ4にはその下方でピックア
ップシャーシ5がその一端部(図2で右端寄り)で回動
軸18によって軸支されて回動自在に支持されている。
ピックアップシャーシ5には、回動軸18の軸芯と同軸
上に駆動軸19aの軸芯を配置したトレーロード用のD
Cモータ19が搭載されている。このDCモータ19の
駆動軸19aにはウォームギア20が嵌合固定され、ウ
ォームギア20には、前述した上方のトレーシャーシ4
から下方に立設した支持軸6に回転自在に支持された中
間ギア7が噛み合わされている。この中間ギア7は、図
3及び図4に示すギア8,8等からなる駆動力伝達ギア
に噛み合され、更にカムギア9を回転させてトレー移送
アーム10等からなるトレーロード機構を駆動してトレ
ー2をロードする。
【0011】トレーシャーシ4にはスライドカム板2
4,24がスライド自在に支持されている。即ち、スラ
イドカム板24は、スライドカム板24に形成したガイ
ドスリット32,32に挿入したトレーシャーシ4のガ
イドピン33,33等によりスライド自在にガイドされ
ており、これらのスライドカム板24,24はDCモー
タ19によって駆動されるカムギア9,カムギア9に連
動する開閉レバー11にょって駆動されている。また、
スライドカム板24,24には、カムピン26及びカム
連結ピン28がそれぞれ挿入されるカム溝25,25が
逆向きの傾斜で形成されている。
【0012】このようにトレーシャーシ4に対してピッ
クアップシャーシ5は回動軸18を構成する回動ピン2
7,27を中心にして回動自在に支持され、また、トレ
ーシャーシ4のスライドカム板24,24のスライド動
作によってカム溝25,25内をカムピン26,26を
移動することにより、ピックアップシャーシ5は図2
(b)に示す開状態と図2(a)及び図3に示す閉状態に動作
される。
【0013】また、DCモータ19には、その本体外面
に互いに平行な平坦面19b,19bが設けられてい
る。DCモータ19は、図2(b)に示すように、平坦面
19bを、ピックアップシャーシ5とトレーシャーシ4
が開状態の時に、挿入されてくるトレー2の下面に平行
になる状態でピックアップシャーシ5に取り付けられて
いる。図2(b)に示すように、ピックアップシャーシ5
が開状態となってマガジンMから選択されたトレー2が
トレー移送アーム10によりトレーロードされて機構部
B内に収納されている場合、ピックアップシャーシ5の
DCモータ19は、挿入されたトレー2の下面に対して
平行になる状態となるので、トレー2もしくはトレー2
内のディスクDとDCモータ19の本体外面(平坦面1
9b)との間にクリアランスが確保されて、トレー2及
びディスクDをDCモータ19の本体外面に突き当たる
ことなく挿入できる。なお、2aはトレー2の底面に形
成された開口部であり、ディスクDが露出している。
【0014】ターンテーブル12には、その中央に断面
台形状の突起部12aと、外周部にフランジ部12bが
形成され、また、突起部12aにはディスク押さえ用ク
ランパ3の磁性部に対向して磁石21が設けられてい
る。したがって、図2(a)に示すチャッキング時にはタ
ーンテーブル12の磁石21の磁力によってディスク押
さえ用クランパ3の磁性部を吸着して、ディスクDを挟
持、チャッキングし、ディスクDをターンテーブル12
の回転と共に回転させるようにしてある。
【0015】ここで、前述したDCモータ37及びDC
モータ37によって駆動されるマガジンエジェクト機構
及びピックアップ装置Pの昇降機構について説明する。
DCモータ37は、図1及び図6及び図7に示すよう
に、筐体1の底板に取り付けられ、その駆動軸37aに
はウォームギア40が嵌合固定され、ウォームギア40
には、筐体1の底板に立設した支持軸41に回転自在に
支持された中間ギア42の大歯部が噛み合わされると共
に、中間ギア42の小歯部が昇降スライド板43のラッ
ク部44に噛み合わされている。昇降スライド板43
は、筐体1の側板の一方にスライド自在に支持され、ま
た、筐体1の側板の他方にも昇降スライド板45がスラ
イド自在に支持されている。そして、これらの昇降スラ
イド板43,45はピン38及び長孔39によって昇降
用リンク35と連結されると共に、昇降用リンク35の
中央部で回動自在に支持されているので、DCモータ3
7によって昇降スライド板43が例えば図1の左方向に
スライドされると、昇降用リンク35が中央部を中心に
して反時計回り方向に回動させられて昇降スライド板4
5を図1の右方向にスライドさせる。なお、図示してい
ない昇降位置決め機構によってピックアップ装置Pは、
選択されたトレー2の高さに移動して位置決めされ、前
記トレーロード機構によってマガジンM内のトレー2を
開状態のピックアップ装置P内に引き込むと、図2(b)
の状態となる。この昇降スライド板43,45のスライ
ド動作によって昇降スライド板43,45に逆方向に傾
斜した傾斜カム部(図示せず)によってピックアップ装
置P側面のピン(図示せず)を昇降させてピックアップ
装置Pの昇降が行われる。
【0016】また、この昇降スライド板43のラック部
44のマガジン挿入口側には、装填されたマガジンMを
ロックしているロック部材47を解除するロック解除カ
ム部48が設けられている。なお、ロック部材47は筐
体1に軸49に回動自在に支持され、コイルスプリング
50によって図1の時計回り方向に付勢されている。ま
たロック部材47には、マガジンMをマガジンMの上面
に突設されたロック用突起(図示せず)と係合してロッ
クするロック部51と、ロック解除カム部48と係合す
る係合ピン52が設けられている。ロック部51には、
マガジンMの挿入時にロック用突起(図示せず)と突き
当たる傾斜面51aと、ロック用突起(図示せず)と係
合するロック面部51bとが設けられている。そして、
上述したような昇降スライド板43の図1の左方向への
スライドによってロック解除カム部48がロック部材4
7の係合ピン52に係合してロック部材47をコイルス
プリング50に抗して反時計回り方向に回動させ、マガ
ジンMのロック用突起(図示せず)が外れてマガジンエ
ジェクト部材34をエジェクト方向に付勢しているエジ
ェクトスプリング36のバネ力によってマガジンMは図
1及び図5の左方向にエジェクトされる。
【0017】エジェクトスプリング36は、その一端が
マガジンエジェクト部材34に掛けられ、他端が昇降用
リンク35に掛けられている。昇降用リンク35はエジ
ェクトスプリング36のバネ力によって図1で時計回り
方向に付勢されているので、つまり、エジェクトスプリ
ング36のバネ力をピックアップ装置Pを上昇させる方
向とすることで、ピックアップ装置Pの下降時より上昇
時の方が駆動力を大きく必要とするのを均等化してい
る。このようにマガジンエジェクト部材34の付勢方向
と他の部材(本例では昇降用リンク35)の付勢方向と
は逆向きで、従って、これらの部材を1本のエジェクト
スプリング36によって付勢することにより、部品点数
の削減、組立の簡素化、省スペース化、軽量・小型化、
低コスト化等を図れる。
【0018】次に、マガジン検出装置について説明す
る。マガジン検出装置80は、マガジンMの挿入に基づ
き移動する前記マガジン排出用のマガジンエジェクト部
材34と、このマガジンエジェクト部材34の移動によ
って当該マガジンエジェクト部材34に設けられた作動
部81によりオン/オフ動作させられるマガジン検出用
スイッチ82とを備えている。
【0019】このマガジンエジェクト部材34はディス
ク設置部Aの中央(図1の線L)付近にスライド自在に
配置されており、また、マガジンMのロック部材47に
近いため、マガジンMが斜め挿入されても中央部分では
両端部に較べてバラツキが小さくなる。またマガジンエ
ジェクト部材34には、その先端縁を屈曲形成してマガ
ジンMの取出口Ma側を受ける受け片61と、屈曲して
にその側縁から延設されてほぼ直角に屈曲形成されて作
動部81が設けられている。この作動部81の機構部B
側にはテーパー部83が形成されてマガジン検出用スイ
ッチ82の動作片84をスムーズに押し込めるようにし
てある。
【0020】マガジン検出用スイッチ82は、筐体1の
底板に2本のスリット85,85を形成すると共に、折
り曲げ形成した取付け部86にネジ止め、かしめ等の固
定手段により取付けられている。マガジン検出用スイッ
チ82には、図6に示すように傾斜して動作片84が設
けられており、この動作片84はその弾性力に抗してマ
ガジンエジェクト部材34の作動部81によって図7に
示すように押され、動作片84を介してアクチュエータ
85が押し込まれてスイッチのオン(あるいいはオフ)
動作がなされる。このアクチュエータ85は、図示しな
いバネによって非操作時(図6の状態)突出している。
そして、エジェクト操作が行われてマガジンエジェクト
部材34が図6の状態を経て初期位置に戻ると、つま
り、マガジンエジェクト部材34の作動部81による押
し込みが解除されると、動作片84並びにアクチュエー
タ85はそれぞれ図6に示すような非操作状態に戻る。
したがって、この非操作状態となっているときのマガジ
ン検出用スイッチ82の出力が例えばオフ(あるいはオ
ン)に設定してあれば、マガジン検出用スイッチ82の
オン/オフによってマガジンMがディスク設置部Aに装
填されているか否かを検出できる。
【0021】次に、マガジンの挿入・排出動作について
説明する。マガジンMをディスク設置部A内に挿入する
と、マガジンMの先端が受け片61に突き当たってマガ
ジンエジェクト部材34をエジェクトスプリング36の
バネ力に抗してスライドさせる。また、このマガジンM
の挿入によって、マガジンMのロック用突起(図示せ
ず)がロック部材47の傾斜面51aに突き当たってロ
ック部材47のコイルスプリング50のバネ力に抗して
反時計回り方向に回動させ、更に、マガジンMが挿入さ
れると、マガジンMのロック用突起(図示せず)がロッ
ク部材47の傾斜面51aを乗り越えてロック部材47
はコイルスプリング50のバネ力によって時計回り方向
に回動し、ロック部51のロック面部51bにロック用
突起(図示せず)がロックされる。これによって、エジ
ェクトスプリング36のバネ力によるマガジンエジェク
ト部材34により、マガジンMはエジェクトされないよ
うになっている。
【0022】エジェクト釦(図示せず)が押されてDC
モータ37が駆動され、駆動軸37a及びウォームギア
40、中間ギア42を介して昇降スライド板43のラッ
ク部44を図1の左方向にスライドさせる。これによ
り、ロック解除カム部48も図1の左方向にスライドさ
れてロック部材47の係合ピン52に係合し、ロック部
材47をコイルスプリング50に抗して反時計回り方向
に回動させる。そして、ロック部51のロック面部51
bがマガジンMのロック用突起(図示せず)から外れ、
エジェクトスプリング36のバネ力によりマガジンエジ
ェクト部材34によってマガジンMは図1の左方向にエ
ジェクトされる。
【0023】次に、マガジン検出動作について説明す
る。前述したようにマガジンMを挿入すると、マガジン
Mの先端がマガジンエジェクト部材34をエジェクトス
プリング36のバネ力に抗してスライドさせる。マガジ
ンエジェクト部材34のスライドによって、図6に示す
ように、マガジンエジェクト部材34の作動部81がマ
ガジン検出用スイッチ82の動作片84に近づく。この
図6の状態では、動作片84及びアクチュエータ85共
に押し込まれておらず、マガジン検出用スイッチ82は
オフ状態で、マガジンMを検出していない。
【0024】図6の状態から更にマガジンMを挿入する
と、マガジンエジェクト部材34は更に図6の右方向に
スライドする。そして、マガジンエジェクト部材34の
作動部81がマガジン検出用スイッチ82の動作片84
を押し込むと共に、図7に示すように、動作片84を介
してアクチュエータ85が押し込まれてマガジン検出用
スイッチ82のオン(あるいいはオフ)動作がなされ
る。これにより、マガジンMの挿入完了が検知される。
エジェクト操作が行われてマガジンエジェクト部材34
が図7の状態から図6の状態に至ると、マガジンエジェ
クト部材34の作動部81による押し込みが解除され、
動作片84並びにアクチュエータ85は非操作状態に戻
り、マガジン検出用スイッチ82はオフとなり、マガジ
ンMが装填完了状態でないことを検出する。このように
して、マガジンMをエジェクトするマガジンエジェクト
部材34にマガジン検出装置のオンオフ動作も行わせる
ようにしている。
【0025】次に、マガジンM内のトレー選択動作(ピ
ックアップ装置Pの昇降動作)について説明する。前述
のようにマガジンMがディスク設置部A内の最奥部に挿
入されると、マガジン検出スイッチ82によってマガジ
ンMの挿入完了が検知される。これにより、マガジンM
内のトレー2,2…のうち、選択されたトレー2のトレ
ー選択動作を行う。例えばマガジンM内に4枚のトレー
2,2…が収納されている場合に、上から2枚目のトレ
ー2を選択してあると、DCモータ37を駆動して駆動
軸37a及びウォームギア40、中間ギア42を介して
昇降スライド板43のラック部44を図1の右方向にス
ライドさせると共に、昇降用リンク35に連動された昇
降スライド板45を左方向にスライドさせる。これによ
り、昇降スライド板43,45の傾斜カム部(図示せ
ず)によってピックアップ装置P側面のピン(図示せ
ず)を昇降させて2枚目のトレー2に対応した高さまで
ピックアップ装置Pの上昇が行われる。次いで、トレー
ロード動作が行われてマガジンM内の2枚目のトレー2
がピックアップ装置P内へ移動される。
【0026】ディスクDをチェンジするとき、あるいは
停止させたとき、あるいはエジェクトさせるときなどに
は、トレーロード動作が行われてピックアップ装置P内
のトレー2がマガジンM内へ移動される。そして、エジ
ェクト釦(図示せず)が押されると、前述したようにす
べてのトレー2が収納されていないときにはトレーロー
ド動作を行ってマガジンMにすべてのトレー2を収納す
る。その後、DCモータ37が駆動され、駆動軸37a
及びウォームギア40、中間ギア42を介して昇降スラ
イド板43のラック部44を図1の左方向にスライドさ
せると共に、昇降用リンク35に連動された昇降スライ
ド板45を右方向にスライドさせてピックアップ装置P
を最下方位置まで下降させる。その後、更にDCモータ
37が駆動されて昇降用リンク35は図1の反時計回り
方向に回動されることにより、前述したマガジンの排出
動作(ロック部材47の解除)が行われる。
【0027】次に、ピックアップ装置Pの動作について
説明する。なお、以下の説明における図2(b)はマガジ
ンM内の複数のトレー2,2…からトレー2を選択して
トレーロード動作を行い、機構部B内に選択したトレー
2を引き込んだ状態である。
【0028】図2(b)の状態では、ピックアップシャー
シ5はDCモータ19の駆動により2点鎖線から実線で
示す位置にスライドカム板24をスライドさせることに
よってカム溝25,25内にそれぞれ係合しているカム
ピン26,26が移動することにより傾斜され、開状態
となっている。この時、ピックアップシャーシ5のター
ンテーブル12も最下位置にあってディスク押さえ用ク
ランパ3から離れており、ディスク押さえ用クランパ3
はトレーシャーシ4の磁石(図示せず)の磁力によって
トレーシャーシ4の磁石(図示せず)に吸着されてい
る。したがって、ディスク押さえ用クランパ3はトレー
2の移動範囲から上方に退避した位置にあり、また、タ
ーンテーブル12もトレー2の移動範囲から下方に退避
した位置にあって、図で左方からターンテーブル12と
ディスク押さえ用クランパ3間にトレー2を挿脱するこ
とができる。また、図2(b)の状態では、ターンテーブ
ル12がトレー2の下方に下がっているため、ディスク
Dはトレー2上に載置されている。
【0029】図2(b)の状態からDCモータ19を駆動
してスライドカム板24を図2(a)に実線で示す位置へ
スライドさせると、カム溝25,25内をカムピン2
6,26が移動してピックアップシャーシ5が上動させ
られる。この動作によって、ピックアップシャーシ5の
ターンテーブル12も上動させられ、ディスク押さえ用
クランパ3に近づいていき、ディスクDをチャッキング
してディスクDはターンテーブル12と共に回転駆動さ
れる。このチャッキング動作の際、ターンテーブル12
によってディスクDは、トレー2から持ち上げられて、
チャッキング完了状態では、図2(a)に示すように、ト
レー2から離されている。
【0030】また、このようにチャッキング動作による
ピックアップシャーシ5の回動軸18を中心にした時計
回り方向の回動によって、図2(b)の状態からDCモー
タ19も時計回り方向に回動し、本体外面の上側の平坦
面19bの左端側Gが上昇して突出し、平坦面19bの
左端側Gがトレー2の開口部2a内に進出してくるが、
前述したように、ディスクDはトレー2から浮き上がっ
ているので、上昇した平坦面19bの左端側Gとディス
クDの下面との間にクリアランスが確保されており、デ
ィスクDとDCモータ19とが接触して記録/再生動作
に支障が出ることがない。
【0031】次に、DCモータ19からの駆動力の伝達
経路について説明する。図2(a)に示すように、ピック
アップシャーシ5に搭載されたトレーロード用等のDC
モータ19の駆動力は、その駆動軸19aに設けられた
ウォームギア20から、上方のトレーシャーシ4の支持
軸6に支持された中間ギア7に伝達され、この中間ギア
7から、図3及び図4に示すギア8,8等からなる駆動
力伝達ギアに伝達されている。そして、図2(a)の閉状
態から図2(b)に示す開状態へピックアップシャーシ5
が回動すると、ピックアップシャーシ5の回動中心(回
動軸18の軸芯L1)とDCモータ19のウォームギア
20(駆動軸19aの軸芯L2)の軸心とが同一線上に
設定されているので、ウォームギア20に噛み合わされ
ている中間ギア7もウォームギア20の軸心を中心にし
て回動することになり、つまり、ピックアップシャーシ
5が回動しても、ウォームギア20と中間ギア7との軸
間距離は常に一定に保たれていることになる。したがっ
て、ピックアップシャーシ5がどの位置にあってもDC
モータ19の駆動力を中間ギア7を介して駆動力伝達ギ
アへ伝達することができる。
【0032】このような前記実施の形態にあっては、複
数のディスクDを収納したマガジンMから所望のディス
クDを選択し、該選択したディスクDとの間でデータの
読み書きを行う記録再生装置のマガジン検出装置であっ
て、マガジンMの挿入に基づき移動するマガジン排出用
のマガジンエジェクト部材34と、マガジンエジェクト
部材34の移動によって当該マガジンエジェクト部材3
4に設けられた作動部によりオン/オフ動作させられる
マガジン検出用スイッチ82とを備えたため、また、マ
ガジン検出用スイッチ82は、マガジンエジェクト部材
34(作動部81)によって直接押圧されるため、マガ
ジンMがマガジン検出用スイッチ82の動作片84と擦
れることがなくなるので、マガジンMに対して傷を付け
るのを防げ、また、マガジン寸法バラツキによる検出タ
イミングのバラツキを回避できる。また、前記実施の形
態にあっては、マガジンエジェクト部材34はディスク
設置部Aの中央付近に配置されており、また、マガジン
Mのロック部材47に近いため、マガジンMが斜め挿入
されても中央部分では両端部に較べてバラツキが小さく
なるので、検出タイミングのバラツキを小さくできてマ
ガジンMの斜め挿入に対し検出精度が安定する。
【0033】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、マガ
ジンがマガジン検出用スイッチの動作片と擦れることが
なくなるので、マガジンに対して傷を付けるのを防げ、
また、マガジン寸法バラツキによる検出タイミングのバ
ラツキを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマガジン検出装置の一実施の形態
を適用したCD−ROMチェンジャーの平面図である。
【図2】(a),(b)はCD−ROMチェンジャーのピック
アップユニット装置の閉及び開状態を示す説明図であ
る。
【図3】ピックアップユニット装置の側面図である。
【図4】ピックアップ装置の昇降及びマガジンエジェク
ト用のDCモータ部分を拡大して示す平面図である。
【図5】マガジン装填時におけるCD−ROMチェンジ
ャーのディスク装填部の平面図である。
【図6】マガジン検出装置の動作片押し込み直前(直
後)状態を示す説明図である。
【図7】マガジン検出装置の動作片の押し込み時の状態
を示す説明図である。
【図8】(a),(b)は従来のマガジン検出装置の概略を示
す説明図である。
【符号の説明】
34 マガジンエジェクト部材 80 マガジン検出装置 81 作動部 82 マガジン検出用スイッチ 84 動作片 D ディスク M マガジン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクを収納したマガジンから
    所望のディスクを選択し、該選択したディスクとの間で
    データの読み書きを行う記録再生装置のマガジン検出装
    置であって、 前記マガジンの挿入に基づき移動するマガジン排出用の
    エジェクト部材と、 前記エジェクト部材の移動によって当該エジェクト部材
    に設けられた作動部によりオン/オフ動作させられるマ
    ガジン検出用スイッチとを備えたことを特徴とするマガ
    ジン検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記マガジン検
    出用スイッチは、前記エジェクト部材によって直接押圧
    されることを特徴とするマガジン検出装置。
JP10949197A 1997-04-25 1997-04-25 マガジン検出装置 Withdrawn JPH10302367A (ja)

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JP10949197A JPH10302367A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 マガジン検出装置

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