JPH10289516A - エマージェンシー装置 - Google Patents

エマージェンシー装置

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JPH10289516A
JPH10289516A JP9905997A JP9905997A JPH10289516A JP H10289516 A JPH10289516 A JP H10289516A JP 9905997 A JP9905997 A JP 9905997A JP 9905997 A JP9905997 A JP 9905997A JP H10289516 A JPH10289516 A JP H10289516A
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JP
Japan
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worm gear
magazine
motor
tray
drive
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9905997A
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English (en)
Inventor
Makito Takigawa
眞喜人 瀧川
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータからのエジェクト機構等への駆動伝達
系にウォームギアを介して少ない段数で大きな減速比を
得られて、小型化、薄型化、低コスト化を図れ、かつシ
ステム異常、停電等の際、装置内で使用している記録媒
体,マガジンを取り出したい場合に、エジェクト機構を
手動で動かせて記録媒体,マガジンをエジェクトできる
エマージェンシー装置を提供する。 【解決手段】 CD−ROMチェンジャー内でマガジン
Mを排出させるエジェクト機構の駆動源となるDCモー
タ37の駆動軸37aに設けたウォームギア40と、駆
動軸37a先端側に形成した十字溝部60と、十字溝部
60に係合する十字状突起部62を有するウォームギア
駆動部材61とを有し、ウォームギア駆動部材61の十
字状突起部62を十字溝部60に係合させてウォームギ
ア駆動部材61を回すことにより、ウォームギア40を
回転させてエジェクト機構を駆動させ、マガジンMを排
出させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置内に
装填した記録媒体を収納したマガジン、あるいは記録媒
体をモータによって移動・排出する記録/再生装置で、
モータが駆動されない事態時、緊急の移動・排出を行う
エマージェンシー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録/再生装置、例えば、VT
R、CDプレーヤー、CD−ROMチェンジャーは、1
つのテープあるいはデイスク等の記録媒体、あるいは複
数の記録媒体を収納したマガジンを挿入口から挿入・排
出できるようになっている。また、CD−ROMチェン
ジャーは、挿入されたマガジン内から選択したCD−R
OMを、モータの駆動力を歯車列で減速してトレーロー
ド機構を駆動し、ピックアップ装置内へ(また排出時に
は逆方向へ)移動させるようになっている。マガジンの
排出(エジェクト)動作は、モータの駆動力を歯車列で
減速しエジェクト機構を駆動するようになっている。こ
れらのモータはエジェクト釦を押すことにより制御回路
からの信号によって駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の装
置は小型化、薄型化、低コスト化を要求されているの
で、モータも小型で低出力のタイプを使用している。し
たがって、例えば、CD−ROMチェンジャーにおい
て、モータの低出力をエジェクト機構等を駆動できる出
力とするには歯車列に平歯車を使用すると2段以上の減
速ギアを必要とするので、減速ギアを多数使用してスペ
ースを大きく必要としたりして前記要求を満足できな
い。
【0004】そこで、モータの駆動軸にウォームギアを
取り付けることによって、少ない段数で大きな減速比を
得られ、前記要求を満足できる。ところが、モータから
のエジェクト機構等への駆動伝達系にウォームギアを介
していると、システム異常、停電等の際、装填されてい
るCD−ROM及びそのマガジンを取り出そうとしてエ
ジェクト機構を手で動かそうとしても、駆動伝達系の元
の方のウォームギアを逆方向から回すことができず、マ
ガジンをエジェクトできないものであった。特に、機密
事項を入力してあるディスク(マガジン)をエジェクト
できないと、装置を修理に出せないものであり、このよ
うな場合に記録媒体あるいはマガジンを手動でエジェク
トすることができるエマージェンシー装置を装備される
ことが望まれている。なお、前述のような平歯車を使用
したものに、エマージェンシー装置を備えようとする
と、駆動伝達系の1つの平歯車に対して噛み合い可能な
ギアを備えるようにした場合、該平歯車にスリップ機構
等を配設して、エマージェンシー装置によって駆動伝達
系の途中から平歯車を回転できるようにする必要があっ
た。
【0005】本発明の第1の課題は、モータからのエジ
ェクト機構等への駆動伝達系にウォームギアを介して少
ない段数で大きな減速比を得られて、小型化、薄型化、
低コスト化を図れ、かつシステム異常、停電等の際、装
置内で使用している記録媒体,マガジンを取り出したい
場合、また装置を修理に出すのに機密扱いの記録媒体,
マガジンを取り出したい場合に、エジェクト機構を手動
で動かせて記録媒体,マガジンをエジェクトでき、ま
た、駆動伝達系にスリップ機構等を配設する必要もな
く、簡単な機構とすることができるエマージェンシー装
置を提供することである。本発明の第2の課題は、モー
タからのトレーロード機構等への駆動伝達系にもウォー
ムギアを介して少ない段数で大きな減速比を得られて、
一層小型化、薄型化、低コスト化を図れ、かつシステム
異常、停電等の際、装置内で使用している複数の記録媒
体を収納したマガジンを取り出したい場合、また装置を
修理に出すのに機密扱いのマガジンを取り出したい場合
に、トレーロード機構を手動で動かせてマガジン内へ記
録媒体を移動でき、そしてこのマガジンを第1のウォー
ムギアを回転させてエジェクト機構を駆動させ、マガジ
ンを排出させることができ、また、駆動伝達系にスリッ
プ機構等を配設する必要もなく、簡単な機構とすること
ができるエマージェンシー装置を提供することである。
本発明の第3の課題は、複数の挿通孔にウォームギア駆
動部材を挿通させることによって駆動軸先端側の係合部
へ確実にガイドされ、ウォームギア駆動部材を挿通孔に
差し込むだけで簡単に駆動軸先端側の係合部と係合させ
ることができ、また、差し込まれたウォームギア駆動部
材の先端によって装置内の部品が損傷されることもな
く、特に、挿入孔の孔径をウォームギア駆動部材に対応
した必要最小限の寸法とすることによって、溝部を十字
溝部としてある場合、不注意で大きな十字ドライバーを
使用して十字溝部を破損することを防ぐことができるエ
マージェンシー装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題は、記録
/再生装置内で記録媒体もしくは記録媒体を収納したマ
ガジンを排出させるエジェクト機構の駆動源となる第1
のモータの駆動軸に設けた第1のウォームギアと、前記
第1のモータの駆動軸先端側に形成した所定形状の第1
の係合部と、前記第1の係合部に係合する被係合部を有
するウォームギア駆動部材とを有し、前記ウォームギア
駆動部材の被係合部を前記第1の係合部に係合させて前
記ウォームギア駆動部材を回すことにより、前記第1の
ウォームギアを回転させて前記エジェクト機構を駆動さ
せ、前記記録媒体もしくはマガジンを排出させるように
した第1の手段により達成される。前記第2の課題は、
第1の手段において、記録媒体を複数収納したマガジン
と、前記記録/再生装置内に装填された前記マガジン内
の複数の記録媒体のうち、選択された記録媒体を出し入
れするトレーロード機構の駆動源となる第2のモータの
駆動軸に設けた第2のウォームギアと、前記第2のモー
タの駆動軸先端側に形成し、前記ウォームギア駆動部材
の被係合部と係合する所定形状の第2の係合部とを有
し、前記ウォームギア駆動部材の被係合部を前記第2の
係合部に係合させて前記ウォームギア駆動部材を回すこ
とにより、前記第2のウォームギアを回転させて前記ト
レーロード機構を駆動させ、前記記録媒体を前記マガジ
ン内へ移動させるようにした第2の手段により達成され
る。前記第3の課題は、第1,2の手段において、前記
記録/再生装置には多層の側壁を有し、該多層の側壁に
前記ウォームギア駆動部材を外部から挿通する挿通孔を
それぞれ形成するとともに、これらの挿通孔は前記駆動
軸の軸芯上に配置された第3の手段により達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて説明する。図1は本発明に係るエマージェンシー装
置の一実施の形態を適用したCD−ROMチェンジャー
の平面図、図2(a),(b)はCD−ROMチェンジャーの
ピックアップ装置の閉及び開状態を示す説明図、図3は
ピックアップ装置の側面図、図4はトレーロード及びピ
ックアップ開閉用のモータ部分を拡大して示す平面図、
図5は図4の正面図、図6はピックアップ装置昇降及び
エジェクト用のモータ部分を拡大して示す平面図、図7
は図6のC矢視図、図8は要部斜視図である。
【0008】これらの図において、1は筐体で、この筐
体1は箱形状であり、図1に示すように、その内部に、
ディスク設置部Aと、機構部Bとが設けられている。デ
ィスク設置部AにはマガジンMが図1の矢印方向から装
填される。マガジンMはトレー式であり、図1における
上側がディスクDの取出口Maとなる。このCD−RO
Mチェンジャーでは、ディスク設置部Aに装填されたマ
ガジンM内の複数のトレー2のうちの選択されたトレー
2が途中まで引き出され、機構部B内のディスク選択駆
動部内にクランプされ、CD−ROM(以下、ディスク
と称する)Dはその一部がマガジンM内に残った状態で
回転駆動される。機構部Bには、ディスク押さえ用クラ
ンパ3を配設したトレーシャーシ4と、その下に位置
し、トレーシャーシ4に回動自在に支持されたピックア
ップシャーシ5が備えられている。トレーシャーシ4と
ピックアップシャーシ5により構成されるピックアップ
装置Pは筐体1の機構部B内で上下方向(図1の紙面に
直交する方向)に昇降自在にガイドされている。34は
マガジンエジェクト部材、35はピックアップ装置Pの
昇降用リンク、36はエジェクトスプリング、37は昇
降用リンク35の駆動用のDCモータである。
【0009】トレーシャーシ4には、トレー2に搭載さ
れたディスクDをチャッキングするためのディスク押さ
え用クランパ3と、下方に立設した支持軸6に回転自在
に支持された中間ギア7と、中間ギア7と噛み合うギア
8,8等からなる駆動力伝達ギアと、駆動力伝達ギアに
よって駆動されるカムギア9と、カムギア9によってト
レー2を引き込み、あるいは押し出すトレー移送アーム
10と、トレーシャーシ4に対してピックアップシャー
シ5を開閉動作させる開閉レバー11とが配設されてい
る。
【0010】ピックアップシャーシ5には、図2に示す
ように、ディスクを載置して回転駆動させるターンテー
ブル12と、ターンテーブル12を駆動軸に固定された
スピンドルモータ13とが搭載されている。
【0011】トレーシャーシ4にはその下方でピックア
ップシャーシ5がその一端部(図2で右端寄り)で回動
軸18によって軸支されて回動自在に支持されている。
ピックアップシャーシ5には、回動軸18の軸芯L2と
同軸上に駆動軸19aの軸芯L1を配置したトレーロー
ド用のDCモータ19が搭載されている。このDCモー
タ19の駆動軸19aにはウォームギア20が嵌合固定
され、ウォームギア20には、前述した上方のトレーシ
ャーシ4から下方に立設した支持軸6に回転自在に支持
された中間ギア7が噛み合わされている。この中間ギア
7は、図3及び図4に示すギア8,8等からなる駆動力
伝達ギアに噛み合され、更にカムギア9を回転させてト
レー移送アーム10等からなるトレーロード機構を駆動
してトレー2をロードする。
【0012】トレーシャーシ4にはスライドカム板2
4,24がスライド自在に支持されている。即ち、スラ
イドカム板24は、スライドカム板24に形成したガイ
ドスリット32,32に挿入したトレーシャーシ4のガ
イドピン33,33等によりスライド自在にガイドされ
ており、これらのスライドカム板24,24はDCモー
タ19によって駆動されるカムギア9,カムギア9に連
動する開閉レバー11にょって駆動されている。また、
スライドカム板24,24には、カムピン26及びカム
連結ピン28がそれぞれ挿入されるカム溝25,25が
逆向きの傾斜で形成されている。
【0013】このようにトレーシャーシ4に対してピッ
クアップシャーシ5は回動軸18を構成する回動ピン2
3及び回動連結ピン27を中心にして回動自在に支持さ
れ、また、トレーシャーシ4のスライドカム板24,2
4のスライド動作によってカム溝25,25内をカムピ
ン26及びカム連結ピン28を移動することにより、ピ
ックアップシャーシ5は図2(b)に示す開状態と図2(a)
及び図3に示す閉状態に動作される。
【0014】また、DCモータ19には、その本体外面
に互いに平行な平坦面19b,19bが設けられてい
る。DCモータ19は、図2(b)に示すように、平坦面
19bを、ピックアップシャーシ5とトレーシャーシ4
が開状態の時に、挿入されてくるトレー2の下面に平行
になる状態でピックアップシャーシ5に取り付けられて
いる。図2(b)に示すように、ピックアップシャーシ5
が開状態となってマガジンMから選択されたトレー2が
トレー移送アーム10によりトレーロードされて機構部
B内に収納されている場合、ピックアップシャーシ5の
DCモータ19は、挿入されたトレー2の下面に対して
平行になる状態となるので、トレー2もしくはトレー2
内のディスクDとDCモータ19の本体外面(平坦面1
9b)との間にクリアランスが確保されて、トレー2及
びディスクDをDCモータ19の本体外面に突き当たる
ことなく挿入できる。なお、2aはトレー2の底面に形
成された開口部であり、ディスクDが露出している。
【0015】ターンテーブル12には、その中央に断面
台形状の突起部12aと、外周部にフランジ部12bが
形成され、また、突起部12aにはディスク押さえ用ク
ランパ3の磁性部に対向して磁石21が設けられてい
る。したがって、図2(a)に示すチャッキング時にはタ
ーンテーブル12の磁石21の磁力によってディスク押
さえ用クランパ3の磁性部を吸着して、ディスクDを挟
持、チャッキングし、ディスクDをターンテーブル12
の回転と共に回転させるようにしてある。
【0016】ここで、前述したDCモータ37及びDC
モータ37によって駆動されるマガジンエジェクト機構
及びピックアップ装置Pの昇降機構について説明する。
DCモータ37は、図1及び図6及び図7に示すよう
に、筐体1の底板に取り付けられ、その駆動軸37aに
はウォームギア40が嵌合固定され、ウォームギア40
には、筐体1の底板に立設した支持軸41に回転自在に
支持された中間ギア42の大歯部が噛み合わされると共
に、中間ギア42の小歯部が昇降スライド板43のラッ
ク部44に噛み合わされている。昇降スライド板43
は、筐体1の側板の一方にスライド自在に支持され、ま
た、筐体1の側板の他方にも昇降スライド板45がスラ
イド自在に支持されている。そして、これらの昇降スラ
イド板43,45はピン38及び長孔39によって昇降
用リンク35と連結されると共に、昇降用リンク35の
中央部で回動自在に支持されているので、DCモータ3
7によって昇降スライド板43が例えば図1の左方向に
スライドされると、昇降用リンク35が中央部を中心に
して反時計回り方向に回動させられて昇降スライド板4
5を図1の右方向にスライドさせる。なお、図示してい
ない昇降位置決め機構によってピックアップ装置Pは、
選択されたトレー2の高さに移動して位置決めされ、前
記トレーロード機構によってマガジンM内のトレー2を
開状態のピックアップ装置P内に引き込むと、図2(b)
の状態となる。この昇降スライド板43,45のスライ
ド動作によって昇降スライド板43,45に逆方向に傾
斜した傾斜カム部46によってピックアップ装置P側面
のピン(図示せず)を昇降させてピックアップ装置Pの
昇降が行われる。
【0017】また、この昇降スライド板43のラック部
44のマガジン挿入口側には、装填されたマガジンMを
ロックしているロック部材47を解除するロック解除カ
ム部48が設けられている。なお、ロック部材47は筐
体1に軸49に回動自在に支持され、コイルスプリング
50によって図1の時計回り方向に付勢されている。ま
たロック部材47には、マガジンMをマガジンMの上面
に突設されたロック用突起(図示せず)と係合してロッ
クするロック部51と、ロック解除カム部48と係合す
る係合ピン52が設けられている。ロック部51には、
マガジンMの挿入時にロック用突起(図示せず)と突き
当たる傾斜面51aと、ロック用突起(図示せず)と係
合するロック面部51bとが設けられている。そして、
上述したような昇降スライド板43の図1の左方向への
スライドによってロック解除カム部48がロック部材4
7の係合ピン52に係合してロック部材47をコイルス
プリング50に抗して反時計回り方向に回動させ、マガ
ジンMのロック用突起(図示せず)が外れてマガジンエ
ジェクト部材34をエジェクト方向に付勢しているエジ
ェクトスプリング36のバネ力によってマガジンMは図
1の左方向にエジェクトされる。
【0018】なお、エジェクトスプリング36は、その
一端がマガジンエジェクト部材34に掛けられ、他端が
昇降用リンク35に掛けられている。昇降用リンク35
はエジェクトスプリング36のバネ力によって図1で時
計回り方向に付勢されているので、つまり、エジェクト
スプリング36のバネ力をピックアップ装置Pを上昇さ
せる方向とすることで、ピックアップ装置Pの下降時よ
り上昇時の方が駆動力を大きく必要とするのを均等化し
ている。
【0019】次に、マガジンの挿入・排出動作について
説明する。マガジンMをディスク設置部A内に挿入する
と、マガジンMの先端がマガジンエジェクト部材34を
エジェクトスプリング36のバネ力に抗してスライドさ
せる。また、このマガジンMの挿入によって、マガジン
Mのロック用突起(図示せず)がロック部材47の傾斜
面51aに突き当たってロック部材47のコイルスプリ
ング50のバネ力に抗して反時計回り方向に回動させ、
更に、マガジンMが挿入されると、マガジンMのロック
用突起(図示せず)がロック部材47の傾斜面51aを
乗り越えてロック部材47はコイルスプリング50のバ
ネ力によって時計回り方向に回動し、ロック部51のロ
ック面部51bにロック用突起(図示せず)がロックさ
れる。これによって、エジェクトスプリング36のバネ
力によるマガジンエジェクト部材34により、マガジン
Mはエジェクトされないようになっている。
【0020】エジェクト釦(図示せず)が押されてDC
モータ37が駆動され、駆動軸37a及びウォームギア
40、中間ギア42を介して昇降スライド板43のラッ
ク部44を図1の左方向にスライドさせる。これによ
り、ロック解除カム部48も図1の左方向にスライドさ
れてロック部材47の係合ピン52に係合し、ロック部
材47をコイルスプリング50に抗して反時計回り方向
に回動させる。そして、ロック部51のロック面部51
bがマガジンMのロック用突起(図示せず)から外れ、
エジェクトスプリング36のバネ力によりマガジンエジ
ェクト部材34によってマガジンMは図1の左方向にエ
ジェクトされる。
【0021】次に、マガジンM内のトレー選択動作(ピ
ックアップ装置Pの昇降動作)について説明する。前述
のようにマガジンMがディスク設置部A内の最奥部に挿
入されると、図示しないマガジン検出スイッチによって
マガジンMの挿入が検知される。これにより、マガジン
M内のトレー2,2…のうち、選択されたトレー2のト
レー選択動作を行う。例えばマガジンM内に4枚のトレ
ー2,2…が収納されている場合に、上から2枚目のト
レー2を選択してあると、DCモータ37を駆動して駆
動軸37a及びウォームギア40、中間ギア42を介し
て昇降スライド板43のラック部44を図1の右方向に
スライドさせると共に、昇降用リンク35に連動された
昇降スライド板45を左方向にスライドさせる。これに
より、昇降スライド板43,45の傾斜カム部46によ
ってピックアップ装置P側面のピン(図示せず)を昇降
させて2枚目のトレー2に対応した高さまでピックアッ
プ装置Pの上昇が行われる。次いで、トレーロード動作
が行われてマガジンM内の2枚目のトレー2がピックア
ップ装置P内へ移動される。
【0022】ディスクDをチェンジするとき、あるいは
停止させたとき、あるいはエジェクトさせるときなどに
は、トレーロード動作が行われてピックアップ装置P内
のトレー2がマガジンM内へ移動される。そして、エジ
ェクト釦(図示せず)が押されると、前述したようにす
べてのトレー2が収納されていないときにはトレーロー
ド動作を行ってマガジンMにすべてのトレー2を収納す
る。その後、DCモータ37が駆動され、駆動軸37a
及びウォームギア40、中間ギア42を介して昇降スラ
イド板43のラック部44を図1の左方向にスライドさ
せると共に、昇降用リンク35に連動された昇降スライ
ド板45を右方向にスライドさせてピックアップ装置P
を最下方位置まで下降させる。その後、更にDCモータ
37が駆動されて昇降用リンク35は図1の反時計回り
方向に回動されることにより、前述したマガジンの排出
動作(ロック部材47の解除)が行われる。
【0023】次に、エマージェンシー装置について説明
する。前記DCモータ19のウォームギア20の先端側
面でその回転中心にはエマージェンシー(緊急排出時)
用の係合部である十字溝部59が形成されており、この
十字溝部59に係合する被係合部である十字状突起部6
2を有するドライバー等のウォームギア駆動部材61が
用意されている。したがって、DCモータの故障や制御
回路の故障や停電によってチェンジャー内に装填したマ
ガジンMをエジェクト動作できないとき、ウォームギア
駆動部材61の十字状突起部62を筐体1等の挿通孔7
0等から差し込んで、十字溝部59に係合してウォーム
ギア駆動部材61を回転し、ウォームギア20を回転さ
せて中間ギア7を回転させることにより、手動によって
ピックアップ装置Pを開方向に動作させ、次いで、前記
トレーロード機構のトレー移送アーム10を駆動させて
トレー2をピックアップ装置P内からマガジンM内へロ
ードする。
【0024】また、前記DCモータ37のウォームギア
40の先端側面でその回転中心にはエマージェンシー
(緊急排出時)用の係合部である十字溝部60が形成さ
れており、この十字溝部60にウォームギア駆動部材6
1の十字状突起部62が係合される。したがって、DC
モータの故障や制御回路の故障や停電によってチェンジ
ャー内に装填したマガジンMをエジェクト動作できない
とき、ウォームギア駆動部材61の十字状突起部62を
筐体1等の挿通孔70等から差し込んで、十字溝部60
に係合してウォームギア駆動部材61を回転し、ウォー
ムギア40を回転させて中間ギア42を回転させること
ができて、その先のピックアップ装置Pの昇降機構及び
マガジンエジェクト機構を駆動させることができる。
【0025】また、ウォームギア駆動部材61の十字状
突起部62を差し込むための挿通孔70が、図8に示す
ように、トレーシャーシ4,ピックアップシャーシ5,
筐体1等の側板や、筐体1,シャーシ4,5内の構成部
品の側壁に穿設されている。これらの挿通孔70から差
し込み、更に筐体1内の構成部品の側壁の挿通孔70に
挿入して差し込む。これらの挿通孔70にウォームギア
駆動部材61の十字状突起部62を差し込むことによっ
て、十字状突起部62がガイドされてウォームギア20
(又は40)の十字溝部59(又は60)に確実に係合
される挿通孔70の孔径をウォームギア駆動部材61に
対応した必要最小限の寸法とすることによって、溝部を
十字溝部としてある場合、不注意で大きな十字ドライバ
ーを使用して十字溝部を破損することを防ぐことができ
る。なお、例えば、DCモータ19に対応する挿入孔7
0の場合、DCモータ19の駆動軸19aの軸芯とピッ
クアップシャーシ5の回動中心が同じなので、トレーシ
ャーシ4やピックアップシャーシ5の挿入孔70は丸孔
でよいが、ピックアップ装置Pは昇降するので、筐体1
や筐体1を覆うカバー(図示せず)等の挿通孔70は昇
降に合わせて長孔とする必要がある。
【0026】次に、ピックアップ装置Pの動作について
説明する。なお、以下の説明における図2(b)はマガジ
ンM内の複数のトレー2,2…からトレー2を選択して
トレーロード動作を行い、機構部B内に選択したトレー
2を引き込んだ状態である。
【0027】図2(b)の状態では、ピックアップシャー
シ5はDCモータ19の駆動により2点鎖線から実線で
示す位置にスライドカム板24をスライドさせることに
よってカム溝25内に係合しているカムピン26及びカ
ム連結ピン28が移動することにより傾斜され、開状態
となっている。この時、ピックアップシャーシ5のター
ンテーブル12も最下位置にあってディスク押さえ用ク
ランパ3から離れており、ディスク押さえ用クランパ3
はトレーシャーシ4の磁石(図示せず)の磁力によって
トレーシャーシ4の磁石(図示せず)に吸着されてい
る。したがって、ディスク押さえ用クランパ3はトレー
2の移動範囲から上方に退避した位置にあり、また、タ
ーンテーブル12もトレー2の移動範囲から下方に退避
した位置にあって、図で左方からターンテーブル12と
ディスク押さえ用クランパ3間にトレー2を挿脱するこ
とができる。また、図2(b)の状態では、ターンテーブ
ル12がトレー2の下方に下がっているため、ディスク
Dはトレー2上に載置されている。
【0028】図2(b)の状態からDCモータ19を駆動
してスライドカム板24を図2(a)に実線で示す位置へ
スライドさせると、カム溝25,25内をカムピン26
及びカム連結ピン28が移動してピックアップシャーシ
5が上動させられる。この動作によって、ピックアップ
シャーシ5のターンテーブル12も上動させられ、ディ
スク押さえ用クランパ3に近づいていき、ディスクDを
チャッキングしてディスクDはターンテーブル12と共
に回転駆動される。このチャッキング動作の際、ターン
テーブル12によってディスクDは、トレー2から持ち
上げられて、チャッキング完了状態では、図2(a)に示
すように、トレー2から離されている。
【0029】また、このようにチャッキング動作による
ピックアップシャーシ5の回動軸18を中心にした時計
回り方向の回動によって、図2(b)の状態からDCモー
タ19も時計回り方向に回動し、本体外面の上側の平坦
面19bの左端側Gが上昇して突出し、平坦面19bの
左端側Gがトレー2の開口部2a内に進出してくるが、
前述したように、ディスクDはトレー2から浮き上がっ
ているので、上昇した平坦面19bの左端側Gとディス
クDの下面との間にクリアランスが確保されており、デ
ィスクDとDCモータ19とが接触して記録/再生動作
に支障が出ることがない。
【0030】次に、DCモータ19からの駆動力の伝達
経路について説明する。図2(a)に示すように、ピック
アップシャーシ5に搭載されたトレーロード用等のDC
モータ19の駆動力は、その駆動軸19aに設けられた
ウォームギア20から、上方のトレーシャーシ4の支持
軸6に支持された中間ギア7に伝達され、この中間ギア
7から、図3及び図4に示すギア8,8等からなる駆動
力伝達ギアに伝達されている。そして、図2(a)の閉状
態から図2(b)に示す開状態へピックアップシャーシ5
が回動すると、ピックアップシャーシ5の回動中心(回
動軸18の軸芯L1)とDCモータ19のウォームギア
20(駆動軸19aの軸芯L2)の軸心とが同一線上に
設定されているので、ウォームギア20に噛み合わされ
ている中間ギア7もウォームギア20の軸心を中心にし
て回動することになり、つまり、ピックアップシャーシ
5が回動しても、ウォームギア20と中間ギア7との軸
間距離は常に一定に保たれていることになる。したがっ
て、ピックアップシャーシ5がどの位置にあってもDC
モータ19の駆動力を中間ギア7を介して駆動力伝達ギ
アへ伝達することができる。
【0031】次に、エマージェンシー装置の動作につい
て説明する。複数のディスクDを収納したマガジンMを
挿入し、トレーロード機構によって選択されたディスク
Dがピックアップ内へ移動されて、図2(a)に示すよう
にチャッキングされている。このような状態で、DCモ
ータの故障や制御盤の故障や停電によってチェンジャー
内に装填したマガジンMがエジェクトできなくなったと
きのエマージェンシー動作について以下述べる。
【0032】この場合、まず、第2のウォームギアであ
るウォームギア20を回転させるために、ウォームギア
駆動部材61の十字状突起部62を筐体1の側壁の挿通
孔70から差し込み、更に筐体1内の構成部品の側壁の
挿通孔70に挿入して差し込む。これらの挿通孔70に
よってウォームギア駆動部材61はガイドされ、十字状
突起部62がウォームギア20の十字溝部60に確実に
係合される。そして、ウォームギア駆動部材61を回転
すると、十字状突起部62と十字溝部60との係合によ
ってウォームギア20を回転させられる。これにより中
間ギア7を回転させることができるので、手動によって
前述したピックアップ装置Pの開方向への動作、次い
で、トレーロード機構を駆動させてピックアップ装置P
内のトレー2をマガジンM内へロードすることができ
る。
【0033】このようにしてディスクD及びトレー2の
マガジンM内への移動が完了したら、次に、以下に説明
するように手動でマガジンMのエジェクト動作を行わせ
る。即ち、先のウォームギア駆動部材61を挿通孔70
から引き抜き、第1のウォームギアであるウォームギア
40を回転させるために、ウォームギア駆動部材61の
十字状突起部62を側壁の挿通孔70から差し込む。前
述したようにウォームギア駆動部材61の十字状突起部
62はウォームギア40の十字溝部60に確実に係合さ
れる。そして、ウォームギア駆動部材61を回転する
と、十字状突起部62と十字溝部60との係合によって
ウォームギア40が回転させられる。これにより手動に
よって中間ギア42を回転させることができるので、前
述した昇降スライド板43等からなるピックアップ装置
Pの昇降機構を駆動してピックアップ装置Pを最下位置
まで下降させる動作を行い、次いで、昇降スライド板4
3のロック解除カム部48によりロック部材47を解除
することによってマガジンエジェクト機構を駆動し、マ
ガジンMをエジェクトすることができる。
【0034】なお、前記実施の形態では、係合部として
十字溝部59,60をDCモータ19,37の駆動軸1
9a,37a先端側に形成し、ウォームギア駆動部材6
1に十字状突起部62を形成してあるが、係合部は十字
溝部59,60に限らず所定形状の溝部、あるいは突起
部であってもよく、また、ウォームギア駆動部材61の
被係合部も十字状突起部62に限らず所定形状の係合部
に係合する凸部又は凹部であればよい。また、十字溝部
59,60(もしくは所定形状の係合部)は、DCモー
タ19,37の駆動軸19a,37aの先端に形成して
も、あるいはDCモータ19,37の駆動軸19a,3
7aに嵌合させてその先端を覆うようにしたウォームギ
ア20,40の先端に形成してもよい。
【0035】このような前記実施の形態にあっては、C
D−ROMチェンジャー内でマガジンM(もしくはディ
スクD)を排出させるエジェクト機構の駆動源となるD
Cモータ37の駆動軸37aに設けたウォームギア40
と、DCモータ37の駆動軸37a先端側に形成した十
字溝部60と、十字溝部60に係合する十字状突起部6
2を有するウォームギア駆動部材61とを有し、ウォー
ムギア駆動部材61の十字状突起部62を十字溝部60
に係合させてウォームギア駆動部材61を回すことによ
り、ウォームギア40を回転させてエジェクト機構を駆
動させ、マガジンM(もしくはディスクD)を排出させ
るようにしたため、DCモータ37からのエジェクト機
構等への駆動伝達系にウォームギア40を介して少ない
段数で大きな減速比を得られて、小型化、薄型化、低コ
スト化を図れ、かつシステム異常、停電等の際、装置内
で使用しているディスクD,マガジンMを取り出したい
場合、また装置を修理に出すのに機密扱いのディスクD
あるいはマガジンMを取り出したい場合に、ウォームギ
ア駆動部材61によって駆動伝達系の元の方のウォーム
ギア40を直接回転させることにより、エジェクト機構
を手動で動かせてディスクDあるいはマガジンMをエジ
ェクトできる。また、従来のように、駆動伝達系の平歯
車にスリップ機構等を配設する必要もなく、簡単な機構
とすることができる。
【0036】また、前記実施の形態にあっては、ディス
クDを複数収納したマガジンMと、CD−ROMチェン
ジャー内に装填されたマガジンM内の複数のディスクD
のうち、選択されたディスクDを出し入れするトレーロ
ード機構の駆動源となるDCモータ19の駆動軸19a
に設けたウォームギア20と、DCモータ19の駆動軸
先端側に形成し、ウォームギア駆動部材61の十字状突
起部62と係合する十字溝部59とを有し、ウォームギ
ア駆動部材61の十字状突起部62を十字溝部59に係
合させてウォームギア駆動部材61を回すことにより、
ウォームギア20を回転させてトレーロード機構等を駆
動させ、ディスクDをマガジンM内へ移動させるように
したため、DCモータ19,37からのトレーロード機
構等への駆動伝達系にもウォームギア20,40を介し
て少ない段数で大きな減速比を得られて、一層小型化、
薄型化、低コスト化を図れ、かつシステム異常、停電等
の際、装置内で使用している複数のディスクDを収納し
たマガジンMを取り出したい場合、また装置を修理に出
すのに機密扱いのマガジンMを取り出したい場合に、ウ
ォームギア駆動部材61によって駆動伝達系の元の方の
ウォームギア20を直接回転させることにより、トレー
ロード機構を手動で動かせてマガジンM内へディスクD
を移動して収納でき、そしてこのマガジンMをウォーム
ギア40を回転させてエジェクト機構を駆動させ、マガ
ジンMを排出させることができる。また、従来のよう
に、駆動伝達系の平歯車にスリップ機構等を配設する必
要もなく、簡単な機構とすることができる。
【0037】また、前記実施の形態にあっては、CD−
ROMチェンジャーには多層の側壁を有し、該多層の側
壁にウォームギア駆動部材61を外部から挿通する挿通
孔70をそれぞれ形成するとともに、これらの挿通孔7
0は駆動軸19a,37aの軸芯上に配置されたため、
複数の挿通孔70にウォームギア駆動部材61を挿通さ
せることによって駆動軸先端側の十字溝部59,60へ
確実にガイドされるので、ウォームギア駆動部材61を
挿通孔70に差し込むだけで簡単に駆動軸先端側の十字
溝部59,60と係合させることができ、また、差し込
まれたウォームギア駆動部材61の先端によって装置内
の部品が損傷されることもなく、特に、挿通孔70の孔
径をウォームギア駆動部材61に対応した必要最小限の
寸法とすることによって、溝部を十字溝部としてある場
合、不注意で大きな十字ドライバーを使用して十字溝部
を破損することを防ぐことができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、モータか
らのエジェクト機構等への駆動伝達系にウォームギアを
介して少ない段数で大きな減速比を得られて、小型化、
薄型化、低コスト化を図れ、かつシステム異常、停電等
の際、装置内で使用している記録媒体,マガジンを取り
出したい場合、また装置を修理に出すのに機密扱いの記
録媒体,マガジンを取り出したい場合に、ウォームギア
駆動部材によって駆動伝達系の元の方の第1のウォーム
ギアを直接回転させることにより、エジェクト機構を手
動で動かせて記録媒体,マガジンをエジェクトできる。
また、従来のように、駆動伝達系の平歯車にスリップ機
構等を配設する必要もなく、簡単な機構とすることがで
きる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、モータから
のトレーロード機構等への駆動伝達系にもウォームギア
を介して少ない段数で大きな減速比を得られて、一層小
型化、薄型化、低コスト化を図れ、かつシステム異常、
停電等の際、装置内で使用している複数の記録媒体を収
納したマガジンを取り出したい場合、また装置を修理に
出すのに機密扱いのマガジンを取り出したい場合に、ウ
ォームギア駆動部材によって駆動伝達系の元の方の第2
のウォームギアを直接回転させることにより、トレーロ
ード機構を手動で動かせてマガジン内へ記録媒体を移動
でき、そしてこのマガジンを第1のウォームギアを回転
させてエジェクト機構を駆動させ、マガジンを排出させ
ることができる。また、従来のように、駆動伝達系の平
歯車にスリップ機構等を配設する必要もなく、簡単な機
構とすることができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、複数の挿通
孔にウォームギア駆動部材を挿通させることによって駆
動軸先端側の溝部又は突起部へ確実にガイドされるの
で、ウォームギア駆動部材を挿通孔に差し込むだけで簡
単に駆動軸先端側の溝部又は突起部と係合させることが
でき、また、差し込まれたウォームギア駆動部材の先端
によって装置内の部品が損傷されることもなく、特に、
挿通孔の孔径をウォームギア駆動部材に対応した必要最
小限の寸法とすることによって、溝部を十字溝部として
ある場合、不注意で大きな十字ドライバーを使用して十
字溝部を破損することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエマージェンシー装置の一実施の
形態を適用したCD−ROMチェンジャーの平面図であ
る。
【図2】(a),(b)はCD−ROMチェンジャーのピック
アップユニット装置の閉及び開状態を示す説明図であ
る。
【図3】ピックアップユニット装置の側面図である。
【図4】トレーロード及びピックアップ装置開閉用のD
Cモータ部分を拡大して示す平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】ピックアップ装置の昇降及びマガジンエジェク
ト用のDCモータ部分を拡大して示す平面図である。
【図7】図6のC矢視図である。
【図8】要部斜視図である。
【符号の説明】
19 DCモータ 19a 駆動軸 20 ウォームギア 37 DCモータ 37a 駆動軸 40 ウォームギア 59 十字溝部 60 十字溝部 61 ウォームギア駆動部材 62 十字状突起部62 70 挿通孔 D ディスク M マガジン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録/再生装置内で記録媒体もしくは記
    録媒体を収納したマガジンを排出させるエジェクト機構
    の駆動源となる第1のモータの駆動軸に設けた第1のウ
    ォームギアと、 前記第1のモータの駆動軸先端側に形成した所定形状の
    第1の係合部と、 前記第1の係合部に係合する被係合部を有するウォーム
    ギア駆動部材とを有し、 前記ウォームギア駆動部材の被係合部を前記第1の係合
    部に係合させて前記ウォームギア駆動部材を回すことに
    より、前記第1のウォームギアを回転させて前記エジェ
    クト機構を駆動させ、前記記録媒体もしくはマガジンを
    排出させるようにしたことを特徴とするエマージェンシ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 記録媒体を複数収納したマガジンと、 前記記録/再生装置内に装填された前記マガジン内の複
    数の記録媒体のうち、選択された記録媒体を出し入れす
    るトレーロード機構の駆動源となる第2のモータの駆動
    軸に設けた第2のウォームギアと、 前記第2のモータの駆動軸先端側に形成し、前記ウォー
    ムギア駆動部材の被係合部と係合する所定形状の第2の
    係合部とを有し、 前記ウォームギア駆動部材の被係合部を前記第2の係合
    部に係合させて前記ウォームギア駆動部材を回すことに
    より、前記第2のウォームギアを回転させて前記トレー
    ロード機構を駆動させ、前記記録媒体を前記マガジン内
    へ移動させるようにしたことを特徴とするエマージェン
    シー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載において、前
    記記録/再生装置には多層の側壁を有し、該多層の側壁
    に前記ウォームギア駆動部材を外部から挿通する挿通孔
    をそれぞれ形成するとともに、これらの挿通孔は前記駆
    動軸の軸芯上に配置されたことを特徴とするエマージェ
    ンシー装置。
JP9905997A 1997-04-16 1997-04-16 エマージェンシー装置 Withdrawn JPH10289516A (ja)

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