JPH10188513A - マガジン、マガジン装填装置およびディスク駆動装置 - Google Patents

マガジン、マガジン装填装置およびディスク駆動装置

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JPH10188513A
JPH10188513A JP34745096A JP34745096A JPH10188513A JP H10188513 A JPH10188513 A JP H10188513A JP 34745096 A JP34745096 A JP 34745096A JP 34745096 A JP34745096 A JP 34745096A JP H10188513 A JPH10188513 A JP H10188513A
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magazine
disk
disc
claw
operating
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Hideo Horiguchi
英夫 堀口
Hiroshi Kimura
浩 木村
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Shinwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクDをディスクトレイ41に選択的に係
止可能とし、ディスクDの着脱を容易にするとともに、
必要時にディスクDを確実に係止する。 【解決手段】 マガジン本体内にディスクトレイ41を配
置する。ディスクトレイ41に対してディスクDを着脱可
能に係止する爪体51を設ける。ディスクトレイ41に、爪
体51をディスクDに対して着脱させる爪体着脱機構52を
設ける。爪体着脱機構52をマガジン本体の外部から作動
させる作動手段73を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクが装填さ
れるマガジン、このマガジンが着脱可能に装着されるマ
ガジン装填装置、このマガジンに装填されたディスクを
回転駆動するディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンパクトディスク(以
下、ディスクと呼ぶ)の再生を行なうディスクプレーヤ
として、セットされた複数枚のディスクのうちの1枚を
選択的に再生するようにしたディスクチェンジャがあ
る。
【0003】このディスクチェンジャは、例えば、特開
昭61−206978号公報に記載されているように、
複数枚のディスクを重ねて収納するマガジンと、このマ
ガジンを装填してディスクの再生を行なうチェンジャ装
置とを備えている。
【0004】マガジンは、マガジン本体を有し、このマ
ガジン本体に対して複数のディスクトレイがそれぞれ引
き出し可能に設けられている。各ディスクトレイには、
ディスクを載せる凹部が形成され、この凹部の縁部にデ
ィスクを係止する爪部が固定的に形成されている。
【0005】そして、マガジンにディスクを装填する場
合、マガジン本体からディスクトレイを引き出し、ディ
スクトレイの凹部にディスクを載せるとともに、爪部を
手動で強制的にたわませながらディスクの縁部に係止さ
せ、このディスクトレイをマガジン本体内に戻すように
する。また、マガジンからディスクを取り出す場合、マ
ガジン本体からディスクトレイを引き出し、ディスクト
レイの爪部を手動で強制的にたわませながらディスクの
縁部を外すとともに、凹部からディスクを取り出すよう
にする。
【0006】また、マガジンが装填されたチェンジャ装
置では、マガジン本体からディスクトレイを引き出し、
ディスクトレイの爪部からディスクを強制的に外し、再
生動作を行なうようにする。さらに、再生後は、ディス
クトレイの爪部にディスクを強制的に係止させるように
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造では、ディスクをマガジンのディスクトレイに装填
する場合、爪部を手動で強制的にたわませながらディス
クを係脱させなければならないため、操作性が悪い。し
かも、ディスクをディスクトレイに載せただけの状態や
ディスクの縁部をディスクトレイの爪部に完全に係止し
ていない状態で、マガジンをチェンジャ装置に装填する
と、特に車載用の場合に自動車の走行の振動などで、デ
ィスクトレイ上のディスクが位置ずれし、ディスクの再
生不良が生じる不都合がある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ディスクを選択的に係止できるようにして、ディ
スクの着脱を容易にするとともに、必要時にディスクを
確実に係止するマガジン、このマガジンを用いるマガジ
ン装填装置およびディスク駆動装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のマガジン
は、マガジン本体と、このマガジン本体内に配置される
ディスクトレイと、このディスクトレイに対してディス
クを着脱可能に係止する爪体と、前記ディスクトレイに
設けられ、前記爪体をディスクに対して着脱させる爪体
着脱機構と、この爪体着脱機構を前記マガジン本体の外
部から作動させる作動手段とを具備しているものであ
る。
【0010】作動手段によって、マガジン本体の外部か
らディスクトレイの爪体着脱機構を作動させて爪体をデ
ィスクに係脱させる。爪体を係止解除状態とすることに
よって、ディスクの着脱を容易に行なえる。しかも、例
えば、マガジンを別途ディスク駆動装置などに装填する
ことによって、そのディスク駆動装置側で作動手段を介
して爪体の係脱を自動的に行なえる。
【0011】請求項2記載のマガジンは、請求項1記載
のマガジンにおいて、ディスクトレイは複数であり、こ
れら複数のディスクトレイの爪体着脱機構が作動手段に
よって一体的に作動可能とするものである。
【0012】作動手段によって、複数のディスクトレイ
の爪体着脱機構を一体的に作動させて、各ディスクトレ
イの爪体をディスクに係脱させる。
【0013】請求項3記載のマガジンは、請求項1また
は2記載のマガジンにおいて、爪体着脱機構は、爪体を
係止解除状態に保持する保持手段を有し、作動手段は、
前記保持手段を作動させて爪体を係止解除状態に保持さ
せる手動操作部を有しているものである。
【0014】作動手段の手動操作部によって、爪体着脱
機構の保持手段を作動させて爪体を係止解除状態に保持
させ、ディスクの着脱を容易にする。
【0015】請求項4記載のマガジンは、請求項1ない
し3いずれか記載のマガジンにおいて、マガジン本体
は、アウター体およびこのアウター体の内側に互いに開
閉可能に連結されるインナー体を有し、これらアウター
体とインナー体とが互いに閉じられた状態で着脱可能に
係止するロック手段が設けられ、作動手段は、ロック手
段による係止をマガジン本体の外部から解除させるロッ
ク解除手段を有しているものである。
【0016】ロック手段によってマガジン本体のアウタ
ー体とインナー体とを互いに閉じた状態で係止し、か
つ、ロック解除手段によってロック手段による係止を解
除してアウター体とインナー体を開き、ディスクの着脱
を容易にする。しかも、例えばマガジンを別途ディスク
駆動装置などに装填することによって、そのディスク駆
動装置側でマガジン本体のアウター体とインナー体との
開閉を自動的に行なう。
【0017】請求項5記載のマガジンは、請求項3記載
のマガジンにおいて、マガジン本体は、アウター体およ
びこのアウター体の内側に互いに開閉可能に連結される
インナー体を有し、これらアウター体とインナー体とが
互いに閉じられた状態で着脱可能に係止するロック手段
が設けられ、作動手段は、ロック手段による係止を手動
操作部の操作によって解除させるロック解除手段を有
し、この手動操作部の操作時に、保持手段によって爪体
が係止解除状態に保持されるまで、ロック解除手段によ
ってロック解除されるアウター体とインナー体の開放を
仮止めする仮止手段が設けられたものである。
【0018】ロック手段によってマガジン本体のアウタ
ー体とインナー体とを互いに閉じた状態で係止し、か
つ、手動操作部の操作によって、保持手段を作動させて
爪体を係止解除状態に保持させるとともに、ロック解除
手段を介してロック手段による係止を解除してマガジン
本体のアウター体とインナー体を開き、ディスクの着脱
を容易にする。しかも、手動操作部の操作時に、保持手
段によって爪体が係止解除状態に保持されるまで、ロッ
ク解除手段によってロック解除されるマガジン本体のア
ウター体とインナー体の開放を仮止手段で仮止し、爪体
が係止解除状態に保持される前にマガジン本体のアウタ
ー体とインナー体が開放されるのを防止する。
【0019】請求項6記載のマガジンは、請求項5記載
のマガジンにおいて、ロック手段は、手動操作部の適正
操作時に係止を解除するとともに、適正操作まで至らな
い中途操作時に係止状態に復帰するものである。
【0020】手動操作部の中途操作によって爪体が係止
解除状態に保持される前にマガジン本体のアウター体と
インナー体が開放されるのを防止する。
【0021】請求項7記載のマガジンは、請求項4ない
し6いずれか記載のマガジンにおいて、アウター体とイ
ンナー体とが互いに開く方向に付勢する付勢手段を具備
しているものである。
【0022】アウター体とインナー体の係止解除によ
り、付勢手段によってアウター体とインナー体を自動的
に開放し、ディスクの着脱を容易にする。
【0023】請求項8記載のマガジン装填装置は、請求
項1ないし7いずれか記載のマガジンが着脱可能に装填
されるマガジン装填部と、このマガジン装填部に装填さ
れるマガジンの作動手段を作動させる作動部とを具備し
ているものである。
【0024】作動部によって、マガジン装填部に装填さ
れたマガジンの作動手段を作動させ、少くとも爪体の係
脱を自動的に行なう。
【0025】請求項9記載のディスク駆動装置は、請求
項8記載のマガジン装填装置と、ディスクに係合される
ターンテーブルを有する駆動手段と、この駆動手段のタ
ーンテーブルをディスクトレイの爪体で係止されたディ
スクに係合させた後、作動部によってマガジンの作動手
段を作動させて爪体によるディスクの係止を解除させる
制御手段とを具備しているものである。
【0026】駆動手段のターンテーブルをディスクトレ
イの爪体で係止されたディスクに係合させた後、作動部
によってマガジンの作動手段を作動させて爪体によるデ
ィスクの係止を解除させるため、ディスクとターンテー
ブルとの位置ずれを防止し、ディスクとターンテーブル
とを確実に係合させる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマガジン、マガジ
ン装填装置およびディスク駆動装置の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0028】なお、この実施の形態では、ディスクとし
て再生専用のコンパクトディスク(以下ディスクと呼
ぶ)を取り扱うディスクチェンジャについて説明する。
【0029】まず、図10(ディスクチェンジャの概略
平面図)に示すように、ディスクチェンジャは、ディス
クDを収納するマガジン1、このマガジン1が着脱可能
に装填されてディスクDの再生を行なうマガジン装填装
置およびディスク駆動装置としてのチェンジャ装置2か
ら構成されている。
【0030】次に、図7(マガジン1の分解状態の斜視
図)、図9(マガジン1の側面図)、図11(マガジン
1内でのディスクDのチャッキングを説明する断面図)
に示すように、マガジン1は、アウター体11と、このア
ウター体11の内側に嵌合されるインナー体12を備え、こ
れらアウター体11とインナー体12とからマガジン本体13
が形成されている。アウター体11とインナー体12との正
面すなわちチェンジャ装置2への装填方向に対応して開
口部14が形成されている。
【0031】アウター体11は、上板部21、上板部21の下
面から開口部14の部分を除いて下方に突出されたほぼ半
円弧状の周壁部22(後述する図4ないし図6などに内側
部分を示す)、上板部21の両側から下方に突出された両
側の側壁部23、上板部21の開口部14と反対側から下方に
突出された側壁部24にて一体に形成されている。開口部
14とは反対側の両側隅部にはほぼ直角形状の角部25が形
成されている。周壁部22の開口部14に臨む縁部には左下
がり状に傾斜する傾斜縁部26が形成され、各傾斜縁部26
の内縁部にガイド溝27が平行に形成されている。周壁部
22の側壁部24側の中央にも、ガイド溝27と平行に左下が
り状に傾斜する図示しないガイド溝が形成されている。
【0032】インナー体12は、ほぼ円板状の底板部31、
底板部31の周縁から開口部14の部分を除いて上方に突出
されたほぼ半円弧状の周壁部32にて一体に形成されてい
る。周壁部22の開口部14に臨む縁部には左下がり状に傾
斜する傾斜縁部33が形成され、各傾斜縁部33の内縁部お
よび周壁部22の中間部にガイド溝34がそれぞれ平行に形
成されている。
【0033】そして、アウター体11の下面内側にインナ
ー体12が組み込まれ、アウター体11の3つの各ガイド溝
27を通じて3つの各ねじ36がインナー体12にそれぞれ螺
着される。したがって、これらの各ガイド溝27および各
ねじ36を介して、アウター体11に対してインナー体12が
左回りに回動したときに下方に移動されるとともに左回
りに回動したときに上方に移動される。
【0034】また、アウター体11とインナー体12との間
には、ディスクDを1枚ずつ下面側に装着可能とする複
数のディスクトレイ41が上下方向に重ねて配設されてい
る(図7には1枚のディスクトレイ41のみ示す)。この
ディスクトレイ41は、開口部14に臨んで扇状の切欠部42
を有する円板状に形成され、アウター体11の傾斜縁部26
に係合する突部43、インナー体12の傾斜縁部33に係合す
る突部44、周縁部にはインナー体12のガイド溝34に係合
する突部45が突出形成されている。
【0035】そして、マガジン1は、選択されたディス
クDを装着したディスクトレイ41よりも下側のディスク
トレイ41をインナー体12とともに左回りに回動させるこ
とにより、この下側のディスクトレイ41が左回りに回動
しながら下方へ移動し、上側のディスクトレイ41との間
に再生用間隙が開けられ、この再生用間隙を通じて選択
されたディスクDの再生動作が行なわれる。
【0036】次に、図1((a) はディスクトレイ41のデ
ィスク係止状態の平面図、(b) はディスクトレイ41のデ
ィスク係止状態の断面図)、図2((a) はディスクトレ
イ41のディスク係止解除状態の平面図、(b) はディスク
トレイ41のディスク係止解除状態の断面図)、図8(デ
ィスクトレイ41の分解状態の斜視図)に示すように、デ
ィスクトレイ41の周縁の3箇所には、ディスクトレイ41
の下面に配置されるディスクDの周縁部を着脱可能に係
止する爪体51が配置される。これら爪体51は、ディスク
Dの周縁部を係止するほぼL字形に形成されてディスク
トレイ41の下面に突出配置されており、ディスクトレイ
41の上面に配設される爪体着脱機構52によって動作され
る。
【0037】爪体着脱機構52は、爪体51がそれぞれ取り
付けられた3つのホールドアーム53,54,55を有し、各
ホールドアーム53,54,55がそれぞれ支軸56,57,58を
支点として回動可能に取り付けられている。これらホー
ルドアーム53,54,55は、リリースレバー59およびリン
ク60を介して一体的に連動回動可能に連結されている。
すなわち、ホールドアーム53,54,55の連動回動によっ
て、各爪体51が互いに中心方向(ディスク係止方向)に
移動してディスクDを係止するとともに、各爪体51が互
いに外方(ディスク係止解除方向)に移動してディスク
Dの係止を解除する。
【0038】リリースレバー59およびリンク60はそれぞ
れ支軸61,62を支点として回動可能に取り付けられてい
る。リリースレバー59は連結部63,64,65を介してホー
ルドアーム53,54およびリンク60にそれぞれ互いに回動
伝達可能に連結され、リンク60は連結部66を介してホー
ルドアーム55に互いに回動伝達可能に連結されている。
【0039】ホールドアーム53がスプリング67で図1お
よび図2時計回り方向に付勢され、ホールドアーム54が
スプリング68で図1および図2反時計回り方向に付勢さ
れ、リンク60がスプリング68で図1および図2反時計回
り方向に付勢されている。したがって、爪体着脱機構52
全体として、各爪体51がディスク係止方向に向かう方向
に付勢されている。
【0040】ホールドアーム54には、ディスクトレイ41
の外方に臨ませて受動部69が形成され、リリースレバー
59と反対側の先端には引掛部70が形成されている。受動
部69が外方から中心方向へ押圧されることにより、ホー
ルドアーム54が図1および図2時計回り方向すなわちデ
ィスク係止解除方向に押動される。
【0041】リリースレバー59には、ディスクトレイ41
の切欠部42すなわちマガジン1の開口部14を通じて突出
する操作部71が形成されている。この操作部71はチェン
ジャ装置2側で操作される機械操作部であり、この操作
部71によってリリースレバー59が図1および図2反時計
回り方向すなわちディスク係止解除方向に押動される。
【0042】なお、操作部71を有するリリースレバー59
は、爪体着脱機構52をマガジン本体13の外部から作動さ
せる作動手段73の一部として構成される。
【0043】また、ホールドアーム54の引掛部70を有す
る先端近傍には、保持手段75が配設されている。この保
持手段75は、ホールドアーム76およびホールドレバー77
を有し、これらホールドアーム76およびホールドレバー
77がそれぞれ支軸78,79を支点として回動可能に取り付
けられている。ホールドアーム76は、ホールドレバー77
が係合する溝部80が形成されているとともに、ホールド
アーム54に臨ませて引掛部70が係合可能とする凹部81が
形成され、スプリング82で図1および図2時計回り方向
に付勢されている。ホールドレバー77には、ディスクト
レイ41の外方に突出する操作部83、ホールドアーム76の
溝部80に係合する係合部84が形成されている。
【0044】そして、図1に示すように、ホールドレバ
ー77が反時計回り方向(保持解除方向)に回動される
と、スプリング82の付勢に抗してホールドアーム76が反
時計回り方向に回動された状態で係止される。また、図
2に示すように、ホールドレバー77が時計回り方向(保
持方向)に回動されると、ホールドアーム76の係止が解
除され、スプリング82の付勢によってホールドアーム76
が時計回り方向に回動される。図2に示すように、ホー
ルドアーム76が時計回り方向に回動された状態で、ホー
ルドアーム54が時計回り方向に回動されると、ホールド
アーム76の凹部81にホールドアーム54の引掛部70が係合
してその係合状態が保持され、したがって、爪体51がデ
ィスク係止解除状態に保持される。
【0045】また、ディスクトレイ41の上面には、爪体
着脱機構52を覆ってトレイカバー86,87が取り付けられ
る。
【0046】そして、複数枚のディスクトレイ41がアウ
ター体11とインナー体12との間に装着され、そのアウタ
ー体11とインナー体12とが閉じられて複数枚のディスク
トレイ41が上下方向に重ね合わされた状態では、ホール
ドアーム54の受動部69(図5(b) 参照)、リリースレバ
ー59の操作部71(図9参照)、ホールドレバー77の操作
部83が、それぞれ上下方向に並んで配置される。図7に
示すように、これらの上下方向にそれぞれ並ぶホールド
アーム54の受動部69およびホールドレバー77の操作部83
の位置に対応して、インナー体12の周壁部32にそれぞれ
開口部90,91が形成されている。
【0047】次に、図3(マガジン1の一部の底面図)
および図7に示すように、インナー体12には、複数のデ
ィスクトレイ41の保持手段75の保持状態を一括して解除
する保持解除手段95が配設されている。この保持解除手
段95は、インナー体12の周壁部32の開口部91の一側縁部
すなわちホールドレバー77の保持方向の縁部に、その周
壁部32の内側に沿ってスライド可能に取り付けられるリ
リースプレート96を有している。このリリースプレート
96は、開口部91側への移動を保持解除動作方向とすると
ともに開口部91とは反対方向への移動を退避方向とし、
開口部91に臨む縁部には、保持解除動作方向への移動時
に、複数のディスクトレイ41のホールドレバー77の操作
部83を一括して保持解除方向に押動する押動部97が形成
されている。
【0048】インナー体12の底面にはリリースレバー98
が配設され、このリリースレバー98にはインナー体12の
径方向に対応して2つの長孔99,100 が形成され、一方
の長孔99がインナー体12側の支軸101 に係合され、他方
の長孔100 がリリースプレート96の連結部102 と互いに
回動可能に連結されている。リリースレバー98はスプリ
ング103 によってリリースプレート96の退避方向に対応
する方向に付勢されている。リリースレバー98の先端下
面には係合部104 が突出形成されている。
【0049】そして、マガジン1を装填するチェンジャ
装置2側にはマガジン1のアウター体11の下面を支持す
る支持板106 が形成され、この支持板106 には係合部10
4 の位置に対応して突片部107 が形成されている。チェ
ンジャ装置2に対してマガジン1を装填する際(図3矢
印方向)、係合部104 が突片部107 に係合され、スプリ
ング103 の付勢に抗してリリースレバー98が支軸101 を
支点として図3時計回り方向に回動され、それと一体的
にリリースプレート96が保持解除動作方向に移動され、
押動部97でホールドレバー77が保持解除方向に回動さ
れ、さらに、係合部104 が突片部107 から外れると、ス
プリング103 の付勢によってリリースレバー98およびリ
リースプレート96がそれぞれ退避方向に移動して元の退
避状態に復帰される。また、マガジン1をチェンジャ装
置2から取り出す際、リリースレバー98の係合部104 が
突片部107 に当接するが、リリースレバー98は長孔99,
100を介してインナー体12の中心方向に逃げるだけで、
リリースプレート96は退避状態のまま動かない。
【0050】なお、リリースレバー98が爪体着脱機構52
をマガジン本体13の外部から作動させる作動手段73の一
部として構成され、突片部107 がマガジン1の作動手段
73を作動させる作動部109 の一部として構成される。
【0051】次に、図6(マガジン1の一部の内部機構
を示す底面図)および図7に示すように、アウター体11
の一側の角部25の位置に対応して、インナー体12の周壁
部32の外面から付勢受部111 が突出形成されているとと
もに、アウター体11の角部25内に付勢手段としてのスプ
リング112 が配設されている。なお、図7中の113 はス
プリングホルダ、114 は角部25の下面を閉塞するカバー
である。
【0052】そして、アウター体11とインナー体12を閉
じることにより、アウター体11に対してインナー体12が
図6時計回りおよび図7反時計回りに回動して、付勢受
部111 でスプリング112 が弾性変形される。この弾性変
形によるスプリング112 の付勢によって、アウター体11
に対してインナー体12が図6反時計回りおよび図7時計
回りに回動付勢され、すなわち、アウター体11に対して
インナー体12が下方に移動して開く方向に付勢されてい
る。
【0053】次に、図4(マガジン1の一部の内部機構
を示す手動操作部の操作前状態の底面図)および図5
((a) は手動操作部の操作状態の底面図、(b) は手動操
作部の操作状態の断面図)に示すように、アウター体11
の他側の角部25内に、ロック手段121 、ロック解除手段
122 および仮止手段123 がそれぞれ配設されている。
【0054】ロック手段121 は、アウター体11側に配設
されたロック部材131 を有するとともに、インナー体12
の周壁部32の外面に突出形成されたストッパ部132 を有
している。アウター体11とインナー体12が閉じられるこ
とにより、ロック部材131 がストッパ部132 が係合し
て、スプリング112 の付勢によってアウター体11に対し
てインナー体12が開いてしまうのを係止し、また、ロッ
ク部材131 をストッパ部132 から外すことにより、スプ
リング112 の付勢によってアウター体11に対してインナ
ー体12が開くのを許容する。ロック部材131 はアウター
体11の周壁部22に形成された開口部133 を通じてインナ
ー体12に係脱される。
【0055】ロック部材131 は、開口部133 にほぼ直交
する方向に沿って長孔134 を有し、この長孔134 を介し
て支軸135 によってアウター体11に取り付けられ、スプ
リング136 によって開口部133 から進出するロック方向
に付勢されている。ロック部材131 の開口部133 に対向
する端部にはストッパ部132 と係合可能とするロック部
137 が形成され、ロック部材131 の側部には係合部138
が突出形成されている。ロック部材131 の下面にはカム
溝139 が形成され、このカム溝139 は、長孔134 に沿っ
たロック用溝部139aと、このロック用溝部139aに両端が
連通するほぼL字状のロック解除用溝部139bを有してい
る。カム溝139 には、後述するカバー170 に取り付けら
れたガイドピン140 が係合され、このガイドピン140 が
スプリング141 で係合方向に付勢されている。
【0056】なお、ロック用溝部139aとロック解除用溝
部139bとのロック部137 側の交点部分においては、ロッ
ク用溝部139aよりロック解除用溝部139bの溝深さが深
く、ガイドピン140 がロック用溝部139aからロック解除
用溝部139bには移動可能であるが、ロック解除用溝部13
9bからロック用溝部139aには移動不可である。また、ロ
ック用溝部139aとロック解除用溝部139bとのロック部13
7 側とは反対側の交点部分においては、ロック用溝部13
9aがロック解除用溝部139bより溝深さが深く、ガイドピ
ン140 がロック解除用溝部139bからロック用溝部139aに
は移動可能であるが、ロック用溝部139aからロック解除
用溝部139bには移動不可である。
【0057】そして、通常時すなわちロック解除手段12
2 が非作動のときには、図4に示すように、スプリング
136 の付勢によってロック部材131 が開口部133 から進
出してロック可能位置に移動され、ガイドピン140 に対
してロック溝部139aが係合される。また、ロック解除手
段122 が適正作動されたときには、図5に示すように、
スプリング136 の付勢に抗してロック部材131 が開口部
133 から退避離反する退避位置に移動され、ガイドピン
140 に対してロック解除用溝部139bが係合される。さら
に、ロック解除手段122 が適正作動された後に作動解除
されると、ガイドピン140 に対して係合するロック解除
用溝部139bの形状に沿って、ロック部材131 が図5反時
計回り方向に回動されながらロック可能位置に向けて移
動し、ロック部137 がストッパ部132 を係止する位置で
はなくそのストッパ部132 の外面に当接するロック解除
位置に戻り、インナー体12の図5反時計回り方向への回
動による開放が許容される。
【0058】なお、後述する手動操作部157 の適正操作
時にこのようなロック部材131 の係止解除動作が行なわ
れ、適正操作まで至らない中途操作時にはロック部材13
1 の係止解除は行なわれずに係止状態に復帰される。す
なわち、手動操作部157 の操作時、ガイドピン140 に対
してロック解除用溝部139bが係合する前に、手動操作部
157 の操作が解除された中途操作の場合には、ガイドピ
ン140 に対して係合するロック用溝部139aの形状に沿っ
て、ロック部材131 がロック位置に復帰するため、ロッ
ク部材131 でストッパ部132 が再び係止される。
【0059】また、ロック解除手段122 は、ロック解除
レバー151 およびロック解除アーム152 を有している。
【0060】ロック解除レバー151 は、支軸155 を支点
として回動可能に取り付けられ、スプリング156 によっ
て図4および図5中時計回り方向に付勢されている。ロ
ック解除レバー151 の一端側には、アウター体11の角部
25の下面に配置される手動操作部157 が取り付けられ、
ロック部材131 の係合部138 と係合可能とする係合部15
8 が形成されている。ロック解除レバー151 の他端側に
は、複数のディスクトレイ41のホールドアーム54の受動
部69を一括して押動可能とする押動部159 が形成されて
いる。ロック解除レバー151 の中間部には、ロック解除
アーム152 を押動する押動部材160 が取り付けられてい
る。
【0061】ロック解除アーム152 は、支軸161 を支点
として回動可能に取り付けられ、スプリング162 によっ
て図4および図5中時計回り方向に付勢されている。ロ
ック解除アーム152 の一端側には、アウター体11の周壁
部22の開口部163 およびインナー体12の開口部91を通じ
て複数のディスクトレイ41のホールドレバー77の操作部
83と一括して押動可能とする押動部164 が形成されてい
るとともに、ロック部材131 の係合部138 と係合可能と
する係合部165 が形成されている。ロック解除アーム15
2 の他端側には、アウター体11の側壁部23から外方に出
没可能とする受動部166 が形成されているとともに、押
動部材160 で押動される受動部167 が形成されている。
【0062】ロック解除アーム152 の押動部164 が形成
された一端側の端面には、ロック解除アーム152 の押動
部164 がインナー体12の開口部91に進入するように回動
したとき、開口部91の縁部に対向してインナー体12の開
放回動を阻止する仮止部168が形成されている。そのた
め、ロック解除アーム152 の仮止部168 とインナー体12
の開口部91とが、ロック解除手段122 によってロック解
除されるアウター体11とインナー体12の開放を仮止めす
る仮止手段123 として構成される。
【0063】そして、通常時には、図4に示すように、
ロック解除レバー151 がスプリング156 の付勢によって
図4中時計回り方向に回動され、ロック解除アーム152
がスプリング162 の付勢によって図4中反時計回り方向
に回動されている。そのため、ロック部材131 がロック
可能位置に移動され、アウター体11とインナー体12とが
閉じられた状態においてロック部材131 でストッパ部13
2 が係止されている。
【0064】また、図5に示すように、手動操作部157
によってロック解除レバー151 が反時計回り方向に回動
されると、ロック解除レバー151 の押動部材160 でロッ
ク解除アーム152 の受動部167 が押動されて、ロック解
除アーム152 が時計回り方向に回動される。ロック解除
レバー151 の押動部159 で複数のディスクトレイ41のホ
ールドアーム54の受動部69が一括して押動され、ロック
解除アーム152 の押動部164 で複数のディスクトレイ41
のホールドレバー77の操作部83が一括して押動される。
同時に、ロック解除レバー151 の反時計回り方向への回
動により、ロック解除レバー151 の係合部158 がロック
部材131 の係合部138 に係合し、そのロック部材131 が
インナー体12のストッパ部132 から退避離反する退避位
置に移動される。さらに、ロック解除アーム152 の仮止
部168 がインナー体12の開口部91の縁部に対向され、複
数のディスクトレイ41の爪体51がディスク係止解除状態
に保持される前に、ロック解除されたインナー体12が開
放回動してしまうのが防止される。
【0065】また、ロック解除アーム152 の受動部166
がマガジン1の内方へ押動されると、ロック解除アーム
152 が図4反時計回り方向に回動され、ロック解除アー
ム152 の係合部165 がロック部材131 の係合部138 に係
合し、そのロック部材131 がインナー体12のストッパ部
132 から退避離反する退避位置に移動される。なお、こ
のロック解除アーム152 の受動部166 は、マガジン1の
チェンジャ装置2への装填によってチェンジャ装置2側
の図示しない突片などの作動部109 によって押動され
る。
【0066】したがって、手動操作部157 を有するロッ
ク解除レバー151 は、爪体着脱機構52をマガジン本体13
の外部から作動させる作動手段73の一部として構成され
る。
【0067】また、角部25の下面を閉塞してカバー170
が取り付けられる。
【0068】次に、チェンジャ装置2は、図10に示す
ように、マガジン1よりやや大きい程度の大きさのほぼ
正方形状に構成された機体201 を有し、この機体201 内
にマガジン1が装填されるマガジン装填部202 が形成さ
れ、このマガジン装填部202の正面にマガジン1が挿脱
される図示しない装填口が形成されている。
【0069】機体201 内には、マガジン装填部202 の奥
側(装填口と反対側)に、ディスクDの再生を行なう駆
動手段としての再生ユニット203 が配設されている。さ
らに、機体201 内には、図示していないが、マガジン1
のアウター体11に対してインナー体12を開閉するマガジ
ン開閉機構(後述するアーム駆動用モータ232 を駆動源
とする)、再生を行なうディスクDのディスクトレイ41
を選択するディスク選択機構(後述するディスク選択用
モータ234 を駆動源とする)などが配設されている。
【0070】再生ユニット203 は、再生アーム204 を有
し、この再生アーム204 の基端部が支軸205 により支持
されている。再生アーム204 は、後述するアーム駆動用
モータ232 によって支軸205 を支点としてマガジン1の
外部の待機位置とマガジン1内に進入する再生位置に揺
動駆動されるとともに、後述するアーム昇降用モータ23
3 によってディスク選択動作およびチャッキング動作に
対応して支軸205 の軸方向に沿って昇降駆動される。
【0071】再生アーム204 の先端にはディスク回転用
モータ206 が配設され、このディスク回転用モータ206
の上方に突出する駆動軸207 (図11に示す)にターン
テーブル208 が固着されている。ターンテーブル208 に
は、ディスクDの中心孔dに係合されるキャップ部209
、ディスクDを載せるテーブル部210 が形成され、キ
ャップ部209 はディスクDの中心孔dをチャッキングす
る図示しないチャック機構を備えている。
【0072】再生アーム204 上には、レーザピックアッ
プ211 を内蔵した移動体212 が再生アーム204 に沿って
移動可能に取り付けられるとともに後述する送り用モー
タ235 によって移動される。レーザピックアップ211
は、上方へレーザ光を照射してディスクDで反射する反
射光を受光して読み取る。
【0073】また、マガジン装填部202 に装填されたマ
ガジン1の複数のディスクトレイ41の操作部71の位置に
対応して、押動部221 を有するリリースプレート222 が
配設されている。このリリースプレート222 は、後述す
るディスク選択用モータ234によって昇降され、アーム
駆動用モータ232 によって再生アーム204 が再生位置に
移動した状態でマガジン1の外周に沿って移動される。
リリースプレート222の移動時に、押動部221 で選択さ
れたディスクDのディスクトレイ41の操作部71が押動さ
れ、爪体51によるディスクDの係止が解除される。その
ため、リリースプレート222 が、作動手段73としての操
作部71を作動させる作動部109 の一部として構成され
る。
【0074】次に、図12はディスクチェンジャの制御
系の概略ブロック図である。
【0075】231 は制御手段で、この制御手段231 に
は、アーム駆動用モータ232 、アーム昇降用モータ233
、ディスク選択用モータ234 、送り用モータ235 、デ
ィスク回転用モータ206 、レーザピックアップ211 など
が接続されている。
【0076】そして、制御手段231 は、再生ユニット20
3 のターンテーブル208 をディスクトレイ41の爪体51で
係止されたディスクDに係合させた後、爪体51によるデ
ィスクDの係止を解除させる機能を有する。
【0077】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0078】まず、マガジン1へのディスクDの装填に
ついて説明する。
【0079】なお、マガジン1の状態としては、チェン
ジャ装置2から取り出した状態と同様の状態とする。す
なわち、図4に示すように、アウター体11とインナー体
12とが閉じられた状態でロック部材131 で係止され、保
持手段75は保持解除状態にあって複数のディスクトレイ
41の爪体51がディスク係止状態にある。
【0080】図5に示すように、手動操作部157 によっ
てロック解除レバー151 を反時計回り方向に回動する
と、ロック解除レバー151 の押動部材160 でロック解除
アーム152 の受動部167 が押動されて、ロック解除アー
ム152 が時計回り方向に回動される。ロック解除レバー
151 の押動部159 で複数のディスクトレイ41のホールド
アーム54の受動部69が一括して押動される。ロック解除
アーム152 の押動部164で複数のディスクトレイ41のホ
ールドレバー77の操作部83が一括して押動される。
【0081】ホールドアーム76が図5反時計回り方向に
回動された状態で、ホールドアーム54が図5反時計回り
方向に回動されると、ホールドアーム76の凹部81にホー
ルドアーム54の引掛部70が係合してその係合状態が保持
され、したがって、複数のディスクトレイ41の爪体51が
ディスク係止解除状態に保持される。
【0082】同時に、ロック解除レバー151 の反時計回
り方向への回動により、ロック解除レバー151 の係合部
158 がロック部材131 の係合部138 に係合し、そのロッ
ク部材131 がインナー体12のストッパ部132 から退避離
反する退避位置に移動される。
【0083】このとき、ロック解除アーム152 がインナ
ー体12の開口部91に進入して、ロック解除アーム152 の
仮止部168 がインナー体12の開口部91の縁部に対向する
ため、複数のディスクトレイ41の爪体51がディスク係止
解除状態に保持される前に、ロック解除されたインナー
体12が開放回動してしまうのが防止される。
【0084】しかも、手動操作部157 が適正操作されて
ロック解除レバー151 が適正角度まで回動されたときに
ロック部材131 の係止解除が行なわれ、手動操作部157
が適正操作まで至らずに中途操作されたときにはロック
部材131 の係止解除は行なわれずに係止状態に復帰され
る。
【0085】すなわち、手動操作部157 が適正操作され
たときには、ロック部材131 が退避位置に移動され、ガ
イドピン140 に対してロック解除用溝部139bが係合さ
れ、さらに、手動操作部157 が適正操作された後に作動
解除されると、ガイドピン140に対して係合するロック
解除用溝部139bの形状に沿って、ロック部材131 が図5
反時計回り方向に回動されながらロック可能位置に向け
て移動し、ロック部137がストッパ部132 を係止する位
置ではなくそのストッパ部132 の外面に当接するロック
解除位置に戻り、インナー体12の図5反時計回り方向へ
の回動による開放が許容される。また、手動操作部157
の操作時、ガイドピン140 に対してロック解除用溝部13
9bが係合する前に、手動操作部157 の操作が解除された
中途操作の場合には、ガイドピン140 に対して係合する
ロック用溝部139aの形状に沿って、ロック部材131 がロ
ック位置に復帰するため、ロック部材131 でストッパ部
132が再び係止される。
【0086】したがって、ロック部材131 による係止が
解除され、かつ、ロック解除アーム152 がインナー体12
の開口部91から退出すると、スプリング112 の付勢によ
って、アウター体11に対してインナー体12が回動しなが
ら下方に移動して開かれる。
【0087】そして、アウター体11とインナー体12が開
放された状態では、複数のディスクトレイ41の爪体51が
ディスク係止解除状態に保持されているため、既にディ
スクDが装填されていた場合には、そのディスクDの係
止が解除されていて、開口部14を通じて取り出すことが
できる。また、ディスクDを装填するときには、信号記
録面を下側に向けた状態で、任意のディスクトレイ41の
下側に開口部14を通じて差し込み装填する。このとき、
複数のディスクトレイ41は開かれたアウター体11とイン
ナー体12との間で自由に移動可能であるため、任意のデ
ィスクトレイ41の下側に空間をあけることにより、ディ
スクDを容易に差し込み装填できる。
【0088】ディスクDの装填後、アウター体11とイン
ナー体12とを閉じ合わせる。これにより、インナー体12
のストッパ部132 がロック部材131 に係止され、アウタ
ー体11とインナー体12とが閉じ合わせた状態で係止され
る。この状態では、装填された全てのディスクDが上下
のディスクトレイ41間あるいはインナー体12の底板部31
との間に挟持されるが、各ディスクトレイ41の爪体51は
ディスク係止解除状態に保持されているので、ディスク
Dは係止されていない。
【0089】次に、ディスクDが装填されたマガジン1
をチェンジャ装置2に装填する動作について説明する。
【0090】マガジン1を開口部14側からチェンジャ装
置2の装填口に差し込んでマガジン装填部202 に装填す
る。
【0091】図3に示すように、このマガジン1を差し
込んでいく過程において、リリースレバー98の係合部10
4 がチェンジャ装置2側の突片部107 に係合され、スプ
リング103 の付勢に抗してリリースレバー98が支軸101
を支点として図3時計回り方向に回動され、それと一体
的にリリースプレート96が保持解除動作方向に移動さ
れ、押動部97で複数のディスクトレイ41のホールドレバ
ー77が一括して保持解除方向に回動される。
【0092】このホールドレバー77の保持解除方向への
回動により、ホールドアーム76がホールドアーム54から
外れ、爪体着脱機構52を介して爪体51がディスク係止方
向に移動される。ディスク係止方向へ移動される爪体51
により、ディスクトレイ41の下側に位置するディスクD
の周縁部が係止される。
【0093】また、マガジン1を差し込んでいく過程に
おいて、チェンジャ装置2側の突片などの作動部109 に
よってロック解除アーム152 の受動部166 がマガジン1
の内方へ押動されると、ロック解除アーム152 が図4反
時計回り方向に回動され、ロック解除アーム152 の係合
部165 がロック部材131 の係合部138 に係合し、そのロ
ック部材131 がインナー体12のストッパ部132 から退避
離反する退避位置に移動される。
【0094】このロック部材131 の退避位置への移動に
より、アウター体11に対してインナー体12が開放可能と
なる。ただし、非再生状態では、マガジン開閉機構によ
って、閉じられた状態に保たれる。
【0095】次に、チェンジャ装置2の制御手段231 の
制御による再生動作について図13のフローチャートを
参照して説明する。
【0096】そして、チェンジャ装置2の図示しない操
作パネルによって再生を希望するディスクDが装填され
たディスクトレイ41の段数番号などを選択入力すると
(ステップ1)、その選択に対応して、ディスク選択用
モータ234 が作動されてディスク選択機構の高さが位置
決めされるとともに、リリースプレート222 の押動部22
1 の高さが位置決めされ、アーム昇降用モータ233 が作
動されて再生アーム204の高さが位置決めされる(ステ
ップ2)。
【0097】続いて、アーム駆動用モータ232 が作動さ
れる(ステップ3)。このアーム駆動用モータ232 の作
動初期では、図11に示すように、アウター体11に対し
てインナー体12が回動されながら下方に開放されていく
とともに、選択されたディスクトレイ41よりも下側のデ
ィスクトレイ41がインナー体12と一緒に下方に移動さ
れ、選択されたディスクトレイ41の下側に再生アーム20
4 が進入可能とする再生用間隙が開けられる(ステップ
4)。
【0098】アーム駆動用モータ232 の作動中期では、
再生アーム204 が支軸205 を支点としてマガジン1の外
部の待機位置からマガジン1内の再生用間隙に揺動進入
されて再生位置で停止される(ステップ5)。この状態
では、図11に実線で示すように、ターンテーブル208
は、再生を行なうディスクDの中心孔dの下方に対向さ
れる。
【0099】再生アーム204 が再生位置に到達するタイ
ミングで、アーム昇降用モータ233が作動され、図11
に2点鎖線で示すように、再生アーム204 が上昇されて
ターンテーブル208 が再生を行なうディスクDの中心孔
dに係合してチャッキングする(ステップ6、7)。こ
のとき、チャッキングを行なうディスクDは爪体51でデ
ィスクトレイ41に位置決め係止された状態にあるため、
ディスクDとターンテーブル28との位置ずれを防止で
き、ディスクDとターンテーブル28とを確実に係合させ
ることができる。なお、このチャッキング動作は、アー
ム駆動用モータ232 の一時停止によって確実に行なうよ
うにしてもよい。
【0100】アーム駆動用モータ232 の作動後期では、
リリースプレート222 が図10反時計回り方向に移動さ
れ、押動部221 で選択されたディスクDのディスクトレ
イ41の操作部71が押動され、爪体51によるディスクDの
係止が解除される(ステップ8)。
【0101】続いて、アーム駆動用モータ232 が停止さ
れるとともにアーム昇降用モータ233 が作動され、再生
アーム204 がわずかに下降されてチャッキングされたデ
ィスクDがディスクトレイ41の下面から離反される(ス
テップ9)。
【0102】この状態でディスクDの再生可能状態とな
り、ディスク回転用モータ206 の作動によってターンテ
ーブル208 と一体にディスクDが回転され、送り用モー
タ235 で移動体212 を移動させながら、レーザピックア
ップ211 でディスクDに記録された信号の読取再生する
(ステップ10)。
【0103】また、再生停止時には(ステップ11)、再
生までの動作と反対の動作が行なわれる。すなわち、ま
ず、アーム昇降用モータ233 が作動され、再生アーム20
4 がわずかに上昇されてチャッキングされたディスクD
がディスクトレイ41の下面に接触または接近される(ス
テップ12)。
【0104】アーム駆動用モータ232 が逆転作動され
(ステップ13)、このアーム駆動用モータ232 の逆転作
動初期では、リリースプレート222 が図10時計回り方
向に移動され、押動部221 によるディスクトレイ41の操
作部71の押動が解除され、爪体51がディスク係止方向に
移動してディスクDがチャッキングされたまま係止され
る(ステップ14)。
【0105】リリースプレート222 が移動されて爪体51
でディスクDが係止されたタイミングで、アーム昇降用
モータ233 が作動され、図11に実線で示すように、再
生アーム204 が下降されてターンテーブル208 がディス
クDの中心孔dから強制的に離脱される(ステップ1
5)。なお、このディスク離脱動作は、アーム駆動用モ
ータ232 の一時停止によって確実に行なうようにしても
よい。
【0106】アーム駆動用モータ232 の逆転作動中期で
は、再生アーム204 が支軸205 を支点としてマガジン1
内から退出してマガジン1の外部の待機位置で停止され
る(ステップ16)。
【0107】アーム駆動用モータ232 の逆転作動後期で
は、アウター体11に対してインナー体12が回動されなが
ら上方に閉鎖されていくとともに、選択されたディスク
トレイ41よりも下側のディスクトレイ41がインナー体12
と一緒に上方に移動され、マガジン1がマガジン装填部
202 に装填された初期状態に復帰される(ステップ1
7)。
【0108】また、別のディスクDの再生を行なう場合
には、上述と同様に選択されたディスクDの再生動作が
行なわれる。
【0109】次に、チェンジャ装置2に装填されたマガ
ジン1の取り出しについて説明する。
【0110】チェンジャ装置2の図示しないイジェクト
ボタンの押動操作によって、マガジン装填部202 に装填
されているマガジン1が装填時のスプリング圧縮の反力
やモータの駆動力などを利用して排出される。
【0111】マガジン1が排出される過程において、ロ
ック解除アーム152 の受動部166 の押動が解除され、ロ
ック解除アーム152 によるロック部材131 の退避位置へ
の移動が解除され、ロック部材131 がロック位置に移動
してインナー体12のストッパ部132 に係合され、アウタ
ー体11とインナー体12とが閉じられた状態で係止され
る。
【0112】また、マガジン1が排出される過程におい
て、リリースレバー98の係合部104が突片部107 に当接
するが、リリースレバー98は長孔99,100 を介してイン
ナー体12の中心方向に逃げるだけで、リリースプレート
96は退避状態のまま動かない。
【0113】したがって、チェンジャ装置2から排出さ
れたマガジン1は、アウター体11とインナー体12とが閉
じられた状態でロック部材131 で係止され、保持手段75
は保持解除状態にあって複数のディスクトレイ41の爪体
51がディスク係止状態にある。
【0114】以上のように、ディスクトレイ41にディス
クDを着脱可能に係止する爪体51およびこの爪体51をデ
ィスクDに対して着脱させる爪体着脱機構52を設け、作
動手段73(リリースレバー59、リリースレバー98、ロッ
ク解除レバー151 など)によってマガジン本体13の外部
から爪体着脱機構52を作動させて、ディスクDを選択的
に係止できるため、爪体51を係止解除させることによっ
てディスクDの着脱を容易に行なえ、しかも、マガジン
1をチェンジャ装置2に装填することによってそのチェ
ンジャ装置2側で爪体51の係脱を自動的に行なえ、必要
時にディスクDを確実に係止できる。
【0115】また、複数のディスクトレイ41の爪体着脱
機構52を作動手段73によって一体的に作動させることが
できる。
【0116】また、作動手段73の手動操作部157 によっ
て、爪体着脱機構52の保持手段75を作動させて爪体51を
係止解除状態に保持させることができ、ディスクDの着
脱を容易にできる。
【0117】また、ロック手段121 によってマガジン本
体13のアウター体11とインナー体12とを互いに閉じた状
態で係止でき、かつ、ロック解除手段122 によってロッ
ク手段121 による係止を解除してアウター体11とインナ
ー体12を開くことができ、ディスクDの着脱を容易に行
なえ、しかも、マガジン1をチェンジャ装置2に装填す
ることによってそのチェンジャ装置2側でマガジン本体
13のアウター体11とインナー体12との開閉を自動的に行
なえる。
【0118】また、手動操作部157 の操作によって、保
持手段75を作動させて爪体51を係止解除状態に保持させ
ることができるとともに、ロック解除手段122 を介して
ロック手段121 による係止を解除してマガジン本体13の
アウター体11とインナー体12を開くことができるので、
ディスクDの着脱を容易に行なえ、しかも、手動操作部
157 の操作時に、保持手段75によって爪体51が係止解除
状態に保持されるまで、ロック解除手段122 によってロ
ック解除されるマガジン本体13のアウター体11とインナ
ー体12の開放を仮止手段123 で仮止めするため、爪体51
が係止解除状態に保持される前にマガジン本体13のアウ
ター体11とインナー体12が開放されるのを防止できる。
【0119】また、ロック手段121 は、手動操作部157
の適正操作時に係止を解除するとともに、適正操作まで
至らない中途操作時に係止状態に復帰するため、手動操
作部157 の中途操作によって爪体51が係止解除状態に保
持される前にマガジン本体13のアウター体11とインナー
体12が開放されるのを防止できる。
【0120】また、アウター体11とインナー体12の係止
解除により、スプリング112 によってアウター体11とイ
ンナー体12を自動的に開放するため、ディスクDの着脱
を容易にできる。
【0121】また、チェンジャ装置2側の作動部109
(突片部107 、リリースプレート222など)によって、
マガジン装填部202 に装填されたマガジン1の作動手段
73を作動させることができ、少くとも爪体51の係脱を自
動的に行なえる。
【0122】また、再生ユニット203 のターンテーブル
208 をディスクトレイ41の爪体51で係止されたディスク
Dに係合させた後、作動部109 によってマガジン1の作
動手段73を作動させて爪体51によるディスクDの係止を
解除させるため、ディスクDとターンテーブル208 との
位置ずれを防止でき、ディスクDとターンテーブル208
とを確実に係合させることができる。
【0123】なお、ディスクには、再生専用、記録と再
生の両用が含まれる。したがって、ディスクとしては、
コンパクトディスクに限られず、ビデオディスク、記録
再生可能とする光磁気ディスク、磁気ディスクなどが含
まれる。
【0124】
【発明の効果】請求項1記載のマガジンによれば、ディ
スクトレイにディスクを着脱可能に係止する爪体および
この爪体をディスクに対して着脱させる爪体着脱機構を
設け、作動手段によってマガジン本体の外部から爪体着
脱機構を作動させて、ディスクを選択的に係止できるた
め、爪体を係止解除させることによってディスクの着脱
を容易に行なえ、しかも、例えばマガジンを別途ディス
ク駆動装置などに装填することによってそのディスク駆
動装置側で爪体の係脱を自動的に行なえ、必要時にディ
スクを確実に係止できる。
【0125】請求項2記載のマガジンによれば、請求項
1記載のマガジンの効果に加えて、ディスクトレイは複
数であり、これら複数のディスクトレイの爪体着脱機構
を作動手段によって一体的に作動させることができる。
【0126】請求項3記載のマガジンによれば、請求項
1または2記載のマガジンの効果に加えて、作動手段の
手動操作部によって、爪体着脱機構の保持手段を作動さ
せて爪体を係止解除状態に保持させることができ、ディ
スクの着脱を容易にできる。
【0127】請求項4記載のマガジンによれば、請求項
1ないし3いずれか記載のマガジンの効果に加えて、ロ
ック手段によってマガジン本体のアウター体とインナー
体とを互いに閉じた状態で係止でき、かつ、ロック解除
手段によってロック手段による係止を解除してアウター
体とインナー体を開くことができ、ディスクの着脱を容
易に行なえ、しかも、例えばマガジンを別途ディスク駆
動装置などに装填することによってそのディスク駆動装
置側でマガジン本体のアウター体とインナー体との開閉
を自動的に行なえる。
【0128】請求項5記載のマガジンによれば、請求項
3記載のマガジンの効果に加えて、ロック手段によって
マガジン本体のアウター体とインナー体とを互いに閉じ
た状態で係止でき、かつ、手動操作部の操作によって、
保持手段を作動させて爪体を係止解除状態に保持させる
ことができるとともに、ロック解除手段を介してロック
手段による係止を解除してマガジン本体のアウター体と
インナー体を開くことができるので、ディスクの着脱を
容易に行なえ、しかも、手動操作部の操作時に、保持手
段によって爪体が係止解除状態に保持されるまで、ロッ
ク解除手段によってロック解除されるマガジン本体のア
ウター体とインナー体の開放を仮止手段で仮止めするた
め、爪体が係止解除状態に保持される前にマガジン本体
のアウター体とインナー体が開放されるのを防止でき
る。
【0129】請求項6記載のマガジンによれば、請求項
5記載のマガジンの効果に加えて、ロック手段は、手動
操作部の適正操作時に係止を解除するとともに、適正操
作まで至らない中途操作時に係止状態に復帰するため、
手動操作部の中途操作によって爪体が係止解除状態に保
持される前にマガジン本体のアウター体とインナー体が
開放されるのを防止できる。
【0130】請求項7記載のマガジンによれば、請求項
4ないし6いずれか記載のマガジンの効果に加えて、ア
ウター体とインナー体の係止解除により、付勢手段によ
ってアウター体とインナー体を自動的に開放するため、
ディスクの着脱を容易にできる。
【0131】請求項8記載のマガジン装填装置によれ
ば、作動部によって、マガジン装填部に装填された請求
項1ないし7いずれか記載のマガジンの作動手段を作動
させることができ、少くとも爪体の係脱を自動的に行な
える。
【0132】請求項9記載のディスク駆動装置によれ
ば、マガジンが装填される請求項8記載のマガジン装填
装置を備え、駆動手段のターンテーブルをディスクトレ
イの爪体で係止されたディスクに係合させた後、作動部
によってマガジンの作動手段を作動させて爪体によるデ
ィスクの係止を解除させるため、ディスクとターンテー
ブルとの位置ずれを防止でき、ディスクとターンテーブ
ルとを確実に係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すマガジンのディス
クトレイを示し、(a) はディスクトレイのディスク係止
状態の平面図、(b) はディスクトレイのディスク係止状
態の断面図である。
【図2】同上マガジンのディスクトレイを示し、(a) は
ディスクトレイのディスク係止解除状態の平面図、(b)
はディスクトレイのディスク係止解除状態の断面図であ
る。
【図3】同上マガジンの一部の底面図である。
【図4】同上マガジンの一部の内部機構を示す手動操作
部の操作前状態の底面図である。
【図5】同上マガジンの一部の内部機構を示し、(a) は
手動操作部の操作状態の底面図、(b) は手動操作部の操
作状態の断面図である。
【図6】同上マガジンの一部の内部機構を示す底面図で
ある。
【図7】同上マガジンの分解状態の斜視図である。
【図8】同上ディスクトレイの分解状態の斜視図であ
る。
【図9】同上マガジンの側面図である。
【図10】同上ディスクチェンジャの概略平面図であ
る。
【図11】同上マガジン内でのディスクのチャッキング
を説明する断面図である。
【図12】同上ディスクチェンジャの制御系の概略ブロ
ック図である。
【図13】同上ディスクチェンジャのディスクのチャッ
キングを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 マガジン 2 マガジン装填装置およびディスク駆動装置として
のチェンジャ装置 11 アウター体 12 インナー体 13 マガジン本体 41 ディスクトレイ 51 爪体 52 爪体着脱機構 73 作動手段 75 保持手段 109 作動部 112 付勢手段としてのスプリング 121 ロック手段 122 ロック解除手段 123 仮止手段 157 手動操作部 202 マガジン装填部 203 駆動手段として再生ユニット 208 ターンテーブル 231 制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マガジン本体と、 このマガジン本体内に配置されるディスクトレイと、 このディスクトレイに対してディスクを着脱可能に係止
    する爪体と、 前記ディスクトレイに設けられ、前記爪体をディスクに
    対して着脱させる爪体着脱機構と、 この爪体着脱機構を前記マガジン本体の外部から作動さ
    せる作動手段とを具備していることを特徴とするマガジ
    ン。
  2. 【請求項2】 ディスクトレイは複数であり、これら複
    数のディスクトレイの爪体着脱機構が作動手段によって
    一体的に作動可能とすることを特徴とする請求項1記載
    のマガジン。
  3. 【請求項3】 爪体着脱機構は、爪体を係止解除状態に
    保持する保持手段を有し、 作動手段は、前記保持手段を作動させて爪体を係止解除
    状態に保持させる手動操作部を有していることを特徴と
    する請求項1または2記載のマガジン。
  4. 【請求項4】 マガジン本体は、アウター体およびこの
    アウター体の内側に互いに開閉可能に連結されるインナ
    ー体を有し、これらアウター体とインナー体とが互いに
    閉じられた状態で着脱可能に係止するロック手段が設け
    られ、 作動手段は、ロック手段による係止をマガジン本体の外
    部から解除させるロック解除手段を有していることを特
    徴とする請求項1ないし3いずれか記載のマガジン。
  5. 【請求項5】 マガジン本体は、アウター体およびこの
    アウター体の内側に互いに開閉可能に連結されるインナ
    ー体を有し、これらアウター体とインナー体とが互いに
    閉じられた状態で着脱可能に係止するロック手段が設け
    られ、 作動手段は、ロック手段による係止を手動操作部の操作
    によって解除させるロック解除手段を有し、 この手動操作部の操作時に、保持手段によって爪体が係
    止解除状態に保持されるまで、ロック解除手段によって
    ロック解除されるアウター体とインナー体の開放を仮止
    めする仮止手段が設けられたことを特徴とする請求項3
    記載のマガジン。
  6. 【請求項6】 ロック手段は、手動操作部の適正操作時
    に係止を解除するとともに、適正操作まで至らない中途
    操作時に係止状態に復帰することを特徴とする請求項5
    記載のマガジン。
  7. 【請求項7】 アウター体とインナー体とが互いに開く
    方向に付勢する付勢手段を具備していることを特徴とす
    る請求項4ないし6いずれか記載のマガジン。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか記載のマガジ
    ンが着脱可能に装填されるマガジン装填部と、 このマガジン装填部に装填されるマガジンの作動手段を
    作動させる作動部とを具備していることを特徴とするマ
    ガジン装填装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のマガジン装填装置と、 ディスクに係合されるターンテーブルを有する駆動手段
    と、 この駆動手段のターンテーブルをディスクトレイの爪体
    で係止されたディスクに係合させた後、作動部によって
    マガジンの作動手段を作動させて爪体によるディスクの
    係止を解除させる制御手段とを具備していることを特徴
    とするディスク駆動装置。
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