JP2000276822A - ローディング装置 - Google Patents

ローディング装置

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JP2000276822A
JP2000276822A JP11082372A JP8237299A JP2000276822A JP 2000276822 A JP2000276822 A JP 2000276822A JP 11082372 A JP11082372 A JP 11082372A JP 8237299 A JP8237299 A JP 8237299A JP 2000276822 A JP2000276822 A JP 2000276822A
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JP11082372A
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English (en)
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Shige Yamada
樹 山田
Yuji Shinoda
勇治 信田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の小型化を実現し、動作信頼性を向
上する。 【解決手段】 ディスクカートリッジ2を保持するメイ
ンホルダ11及びサブホルダ12と、互いに平行にスラ
イド可能にそれぞれ設けられてディスクカートリッジ2
の挿脱を可能とするカートリッジ挿脱位置と、ディスク
カートリッジ2に対する情報の記録再生を可能とするカ
ートリッジ装着位置とにメインホルダ11及びサブホル
ダ12を移動させるホルダ昇降用右スライダ13及びホ
ルダ昇降用左スライダ14と、これらホルダ昇降用右ス
ライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14を移動する
カムギヤ85と、このカムギヤ85を回転駆動する駆動
用モータ80とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体カートリ
ッジを情報の記録及び/又は再生を行う装着位置に移送
するためのローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体カートリッジとして、例えば光
磁気ディスクを有するディスクカートリッジが知られて
いる。この種のディスクカートリッジは、光磁気ディス
ク装置に装着されることにより情報の記録再生が行われ
る。
【0003】光磁気ディスク装置は、装置本体に対して
ディスクカートリッジが挿入された際、ディスクカート
リッジが挿脱されるカートリッジ挿脱位置と、ディスク
カートリッジに対して情報の記録再生を行うことを可能
とする所定のカートリッジ装着位置との間を、ディスク
カートリッジを移送するためのローディング機構部を備
えている。
【0004】従来のローディング機構部は、ディスクカ
ートリッジを保持するカートリッジホルダと、このカー
トリッジホルダをディスクカートリッジを挿脱可能する
カートリッジ挿脱位置とディスクカートリッジに対する
情報の記録再生を可能とするカートリッジ装着位置との
間を移動可能に支持するホルダ昇降用スライダと、この
ホルダ昇降用スライダを移動操作するための駆動手段と
を備えている。
【0005】以上のように構成された光磁気ディスク装
置は、カートリッジホルダにディスクカートリッジが挿
入されて、ローディング機構部によりカートリッジホル
ダがカートリッジ装着位置に移動されて、カートリッジ
ホルダに保持されたディスクカートリッジがカートリッ
ジ装着位置に装着される。そして、光磁気ディスク装置
は、カートリッジ装着位置に装着されたディスクカート
リッジ内の光磁気ディスクに対して情報の記録再生を行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般車輌に
配設される車載型の光磁気ディスク装置は、車内のパネ
ル内の所定の位置に取り付けるために、DIN(Deutsch
e Industrie Normen) ドイツ工業規格によって外形の各
種寸法がそれぞれ規定されている。このため、特に車載
型の光磁気ディスク装置は、装置全体を小型化する必要
がある。
【0007】一方、上述したような従来のローディング
機構部は、カートリッジホルダをディスクカートリッジ
をカートリッジ挿脱位置とカートリッジ装着位置とにそ
れぞれ移動するローディング動作及びアンローディング
動作の一連動作を行うために複数のカムギヤを用いてお
り、機構全体が比較的複雑であった。
【0008】また、カムギヤは、一般に、回転運動の駆
動力をスライダに平行運動として変換して伝達する場合
に多く利用されている。カムギヤの回転運動を平行運動
に変換する場合には、スライダのスライドストローク
が、カムギヤの半径/回転角度に比例している。すなわ
ち、スライダのスライドストロークを大きくするために
は、カムギヤの回転半径或いは回転角を大きくすること
が必要となる。
【0009】したがって、従来のローディング機構部
は、ホルダ昇降用スライダのスライドストロークを比較
的大きく確保する場合、複数のカムギヤを用いるととも
に、各カムギヤの回転半径や回転角が大きくなるため、
機構全体を小型化することが困難とされていた。
【0010】そこで、本発明は、装置全体を小型化する
とともに動作信頼性を向上することを可能とするローデ
ィング装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るローディング装置は、記録媒体カー
トリッジを保持するホルダ部材と、互いに平行にスライ
ド可能にそれぞれ設けられてホルダ部材に対する記録媒
体カートリッジの挿脱を可能とする挿脱位置と記録媒体
カートリッジに対する情報の記録及び/又は再生を可能
とする装着位置とにホルダ部材を移動させる一対のスラ
イド部材と、これら一対のスライド部材をそれぞれ移動
するカムと、このカムを回転駆動する駆動手段とを備え
る。
【0012】以上のように構成したローディング装置
は、ホルダ部材に記録媒体カートリッジが挿入された際
に、駆動手段を介してカムが回転駆動されることに伴っ
て一対のスライド部材がそれぞれ移動される。そして、
このローディング装置は、一対のスライド部材がそれぞ
れ移動することによって、ホルダ部材を挿脱位置と装着
位置とに移動させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、ディスクカートリッジに対して情報の記録再
生を行う光磁気ディスク装置が備えるローディング機構
部を図面を参照して説明する。なお、本発明に係る光磁
気ディスク装置は、一般車輌の室内に配設される車載型
の光磁気ディスク装置として適用される。
【0014】まず、本発明に係る光磁気ディスク装置に
よって記録再生が行われるディスクカートリッジについ
て簡単に説明する。図1に示すように、ディスクカート
リッジ2は、一対の上下ハーフを組み合わせて構成され
るカートリッジ本体と、このカートリッジ本体の内部に
収納される光磁気ディスクとを備えている。カートリッ
ジ本体には、内部に収納された光磁気ディスクの記録領
域を外部に臨ませるための記録再生用開口部が互いに対
向する位置にそれぞれ形成されている。この記録再生用
開口部には、シャッタ部材が開閉可能に設けられてい
る。このディスクカートリッジ2は、光磁気ディスク装
置内に装着された際に、シャッタ部材が開放操作され
て、記録再生用開口部から光磁気ディスクの信号記録領
域に対して情報信号の記録再生が行われる。
【0015】光磁気ディスク装置は、図1に示すよう
に、ディスクカートリッジ2を装置内に対して移送する
ためのローディング機構部1と、このローディング機構
部1を介して装着されたディスクカートリッジ2に対し
て情報信号の記録再生を行う図示しない記録再生機構部
とを備えている。
【0016】図1及び図2に示すように、ローディング
機構部1は、光磁気ディスク装置に対して挿入されたデ
ィスクカートリッジ2を保持するメインホルダ11と、
このメインホルダ11に図1中矢印a方向及びb方向に
移動可能に設けられてディスクカートリッジ2を保持す
るサブホルダ12と、これらメインホルダ11及びサブ
ホルダ12に対してディスクカートリッジ2を挿脱可能
とするカートリッジ挿脱位置及びディスクカートリッジ
2に対する情報の記録再生を可能とするカートリッジ装
着位置との間を移動可能にメインホルダ11を支持する
一対のホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左
スライダ14とを備えている。
【0017】また、ローディング機構部1は、図1及び
図3に示すように、一対のホルダ昇降用右スライダ13
及びホルダ昇降用左スライダ14を連動させる第1の連
動用スライダ16及び第2の連動用スライダ17と、ホ
ルダ昇降用右スライダ13と第2の連動用スライダ17
を連結する右連結部材18と、ホルダ昇降用左スライダ
14と第2の連動用スライダ17を連結する左連結部材
19と、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用
左スライダ14を駆動する駆動機構25とを備えてい
る。
【0018】また、ローディング機構部1は、図1及び
図2に示すように、ホルダ昇降用右スライダ13及びホ
ルダ昇降用左スライダ14、第1及び第2の連動用スラ
イダ17及び駆動機構25をそれぞれ支持するベースシ
ャーシ21と、このベースシャーシ21に対向する位置
に設けられてメインホルダ11及びサブホルダ12を支
持するトップシャーシ22とを備えている。
【0019】また、ローディング機構部1は、図1に示
すように、メインホルダ11に対してディスクカートリ
ッジ2が挿入された際にこのディスクカートリッジ2を
装置内に引き込むための自動引き込み機構26を備えて
いる。
【0020】ローディング機構部1が備えるメインホル
ダ11は、図2に示すように、ディスクカートリッジ2
の挿脱方向に平行な両側面側をそれぞれ保持する保持片
30,30が、光磁気ディスク装置に対するディスクカ
ートリッジ2の挿入方向の後端側に位置してそれぞれ形
成されている。
【0021】メインホルダ11には、ディスクカートリ
ッジ2の挿脱方向な平行な側面に対向する両側面に、ホ
ルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ
14に移動可能に支持されるガイド軸31がそれぞれ設
けられている。メインホルダ11の主面には、サブホル
ダ12を移動可能とするためのガイドスリット33,3
4が、ディスクカートリッジ2の挿脱方向と平行にそれ
ぞれ形成されている。
【0022】サブホルダ12は、図1及び図2に示すよ
うに、ディスクカートリッジ2の挿脱方向の前面に当接
する当接片35,35を有しており、メインホルダ11
の主面上に重なって配設されている。サブホルダ12
は、主面に、メインホルダ11の各ガイドスリット3
3,34に挿通されるガイド軸36,37がそれぞれ立
設されており、メインホルダ11に図1中矢印a方向及
びb方向に移動可能に支持されている。
【0023】また、サブホルダ12は、ガイド軸37
が、メインホルダ11のガイドスリット34に移動可能
に挿通されるとともに、トップシャーシ22に形成され
たガイドスリット75に移動可能に挿通されており、ト
ップシャーシ22に矢印a方向及びb方向に移動可能に
それぞれ支持されている。
【0024】また、サブホルダ12には、ディスクカー
トリッジ2が挿入されて押し込まれた際に自動引き込み
機構26を動作させるための作動軸39が立設されてい
る。
【0025】そして、サブホルダ12は、挿入されたデ
ィスクカートリッジ2の挿脱方向の前端側と共に、メイ
ンホルダ11に対して図1中矢印a方向に移動して、光
磁気ディスク装置内方に移動する。
【0026】ホルダ昇降用左スライダ14は、図1、図
4及び図6に示すように、ディスクカートリッジ2の挿
脱方向に平行な一方の側面に対向する位置に、図4中矢
印a方向及びb方向に移動可能にベースシャーシ21に
配設されている。ホルダ昇降用左スライダ14には、ベ
ースシャーシ21に設けられたガイド軸40が移動可能
に挿通されるガイド溝41が、ディスクカートリッジ2
の挿脱方向と平行に形成されている。
【0027】また、ホルダ昇降用左スライダ14は、メ
インホルダ11のガイド軸31が挿通される昇降用ガイ
ド溝42が形成されており、メインホルダ11を図1及
び図4中矢印a方向及びb方向に移動可能に支持してい
る。また、ホルダ昇降用左スライダ14には、長手方向
の一端側に、左連結部材19に連結される連結ピン44
が一体に形成されている。
【0028】ホルダ昇降用右スライダ13は、ホルダ昇
降用左スライダ14と同様に、ディスクカートリッジ2
の挿脱方向に平行な他方の側面に対向する位置に、図1
中矢印a方向及びb方向に移動可能にベースシャーシ2
1に配設されている。ホルダ昇降用右スライダ13に
は、ベースシャーシ21に設けられたガイド軸40が移
動可能に挿通されるガイド溝(図示せず)が、ディスク
カートリッジ2の挿脱方向と平行に形成されている。
【0029】また、ホルダ昇降用右スライダ13は、メ
インホルダ11のガイド軸31が挿通される昇降用ガイ
ド溝(図示せず)が形成されており、メインホルダ11
を図1中矢印a方向及びb方向に移動可能に支持してい
る。また、ホルダ昇降用右スライダ13には、長手方向
の一端側に、右連結部材18に連結される連結ピン45
が一体に形成されている。
【0030】第1の連動用スライダ16は、ディスクカ
ートリッジ2の挿脱方向の前面に対向するベースシャー
シ21の側面の外側に、図1及び図3中矢印c方向及び
d方向に移動可能に配設されている。第1の連動用スラ
イダ16は、ベースシャーシ21に設けられたガイド軸
47が移動可能に挿通されるガイド溝(図示せず)が形
成されている。
【0031】第1の連動用スライダ16には、図3及び
図5中矢印d方向に付勢する図示しない引っ張りコイル
バネの一端が取り付けられるバネ取付け片50が形成さ
れている。この引っ張りコイルバネは、他端がベースシ
ャーシ21に掛止されている。
【0032】また、第1の連動用スライダ16には、駆
動機構25の後述するカムギヤ85に対向する位置に、
第1の係合ピン53及び第2の係合ピン54を有する係
合片52が一体に形成されている。第1の係合ピン53
は、第2の係合ピン54より長さが大に形成されてい
る。
【0033】第2の連動用スライダ17は、ディスクカ
ートリッジ2の挿脱方向の前面に対向するベースシャー
シ21の側面の内側に、第1の連動用スライダ16と平
行に図1及び図3中矢印c方向及びd方向に移動可能に
配設されている。第2の連動用スライダ17は、ベース
シャーシ21に設けられたガイド軸48が移動可能に挿
通されるガイド溝(図示せず)が形成されている。
【0034】第2の連動用スライダ17には、図3及び
図5中矢印c方向に付勢する引っ張りコイルバネ56の
一端が取り付けられるバネ取付け片57が形成されてい
る。この引っ張りコイルバネ56は、他端がベースシャ
ーシ21に掛止されている。
【0035】また、第2の連動用スライダ17には、右
連結部材18及び左連結部材19に連結される右連結ピ
ン60及び左連結ピン61を有する連結片58,59
が、長手方向の両端にそれぞれ一体に形成されている。
【0036】また、第2の連動用スライダ17には、駆
動機構25の後述するカムギヤ85に対向する位置に、
第1の係合ピン63及び第2の係合ピン64を有する係
合片62が一体に形成されている。第1の係合ピン63
は、第2の係合ピン64より長さが大に形成されてい
る。
【0037】右連結部材18は、回動中心穴66を有す
る略扇状に形成されており、この回動中心穴66が、ベ
ースシャーシ21上に立設された回動支軸67に回動可
能に支持されている。右連結部材18は、ホルダ昇降用
右スライダ13の連結ピン45が移動可能に連結される
第1の長穴68と、第2の連動用スライダ17の連結ピ
ン60が移動可能に連結される第2の長穴69とを有し
ている。
【0038】左連結部材19は、回動中心穴71を有す
る略扇状に形成されており、ベースシャーシ21上に立
設された回動支軸72に回動可能に支持されている。左
連結部材19は、ホルダ昇降用左スライダ14の連結ピ
ン44が移動可能に連結される第1の長穴73と、第2
の連動用スライダ17の連結ピン61が移動可能に連結
される第2の長穴74とを有している。
【0039】ベースシャーシ21は、略平板状に形成さ
れており、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降
用左スライダ14を移動可能に支持する側面部と、第1
及び第2の連動用スライダ16,17を移動可能に支持
する側面部とを有している。
【0040】トップシャーシ22は、図1及び図2に示
すように、略平板状に形成れており、図示しないベース
シャーシ21に対向する位置に配設されている。トップ
シャーシ22には、図1に示すように、ディスクカート
リッジ2の主面に対向する面に、サブホルダ12を移動
可能に支持するガイドスリット75が、ディスクカート
リッジ2の挿脱方向と平行にそれぞれ設けられている。
【0041】また、図示しないが、トップシャーシ22
には、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左
スライダ14の連結ピン44,45が移動可能にそれぞ
れ挿通されて、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ
昇降用左スライダ14の移動をガイドするためのガイド
スリットがそれぞれ形成されている。また、トップシャ
ーシ22には、第2の連動用スライダ17の右連結ピン
60及び左連結ピン61が移動可能にそれぞれ挿通され
て、第2の連動用スライダ17の移動をガイドするガイ
ドスリットがそれぞれ形成されている。
【0042】駆動機構25は、図3、図5及び図7に示
すように、駆動用モータ80と、この駆動用モータ80
によって回転される第1の駆動ギヤ81と、この第1の
駆動ギヤ81によって駆動される第2の駆動ギヤ82
と、この第2の駆動ギヤ82によって駆動される第3の
駆動ギヤ83と、この第3の駆動ギヤ83によって駆動
される第4の駆動ギヤ84と、この第4の駆動ギヤ84
によって駆動されるカムギヤ85とを有している。
【0043】駆動用モータ80は、図1に示すように、
ベースシャーシ21上に設けられており、先端にピニオ
ン88が設けられた回転軸を有している。駆動用モータ
80は、回転軸の軸方向が、図1中矢印c方向及びd方
向と略平行に配設されており、ピニオン88が第1の駆
動ギヤ81に噛合されている。
【0044】第1の駆動ギヤ81は、図7に示すよう
に、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸90に
中央部が回動可能に支持されている。この第1の駆動ギ
ヤ81は、駆動用モータ80のピニオン88によって駆
動力が伝達される第1のギヤ部91と、この第1のギヤ
部91の内周側に形成されて第2の駆動ギヤ82に噛合
された第2のギヤ部92とを有している。
【0045】第2の駆動ギヤ82は、図7に示すよう
に、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸94に
中央部が回動可能に支持されている。この第2の駆動ギ
ヤ82は、第1の駆動ギヤ81の第2のギヤ部92によ
って駆動力が伝達される第1のギヤ部95と、この第1
のギヤ部95の内周側に形成されて第3の駆動ギヤ83
に噛合された第2のギヤ部96とを有している。
【0046】第3の駆動ギヤ83は、図7に示すよう
に、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸98に
中央部が回動可能に支持されている。この第3の駆動ギ
ヤ83は、第2の駆動ギヤ82の第2のギヤ部96によ
って駆動力が伝達される第1のギヤ部99と、この第1
のギヤ部99の内周側に形成されて第4の駆動ギヤ84
に噛合された第2のギヤ部100とを有している。
【0047】第4の駆動ギヤ84は、図7に示すよう
に、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸102
に中央部が回動可能に支持されている。この第4の駆動
ギヤ84は、第3の駆動ギヤ83の第2のギヤ部100
によって駆動力が伝達されるとともにカムギヤ85に噛
合されたギヤ部103を有している。
【0048】カムギヤ85は、図8に示すように、中央
部に回動中心穴104を有しており、この回動中心穴1
04に、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸1
05が挿通されて図7中矢印g方向及びh方向に回動可
能に支持されている。カムギヤ85には、第4の駆動ギ
ヤ84のギヤ部103によって駆動力が伝達されるギヤ
部106が形成されており、このギヤ部106の外周部
に略扇状のカム部107が形成されている。
【0049】カムギヤ85のカム部107には、主面に
第1のカム凹部108及び第2のカム凹部109がそれ
ぞれ形成されており、これらカム凹部108,109に
主面に直交するカム面111,112が所望の湾曲形状
を呈してそれぞれ形成されている。
【0050】第1のカム凹部108の主面上には、図
7、図8及び図9に示すように、第1の連動用スライダ
16の第1及び第2の係合ピン53,54がそれぞれ係
合される第1のカム溝114が形成されている。第1の
カム溝114は、図8及び図10に示すように、カム部
107の外周側から中央側に向かって形成された第1の
部分116と、この第1の部分116の一端に分岐して
形成された第2の部分117及び第3の部分118とが
それぞれ連続して形成されている。第2のカム凹部10
9の主面上には、図8に示すように、第2の連動用スラ
イダ16の第1及び第2の係合ピン63,64がそれぞ
れ係合される第2のカム溝120が形成されている。こ
の第2のカム溝120は、第2のカム凹部109のカム
面112に沿って形成されている。
【0051】以上のように構成された駆動機構25につ
いて、カムギヤ85が回転駆動することにより、第1の
連動用スライダ16及び第2の連動用スライダ17を移
動する動作を図面を参照して説明する。
【0052】図10に示すように、メインホルダ11及
びサブホルダ12に対してディスクカートリッジ2が挿
入されていない初期位置で、カムギヤ85は、第1の連
動用スライダ16の第1の係合ピン53及び第2の係合
ピン54が、第1のカム溝114の第1の部分116に
進入して係合している。
【0053】図11に示すように、カムギヤ85は、上
述した初期位置から矢印g方向に回転角10.3°回転
することにより、第1のカム凹部108の第1のカム溝
114内の第1の部分116に進入している第1の係合
ピン53が第1の部分116に沿って更に進入するとと
もに、第1のカム凹部108の第1のカム溝114内の
第2の部分117に第2の係合ピン54が進入して、こ
の第2の係合ピン54が第1のカム凹部108のカム面
111に当接する。
【0054】すなわち、第1の連動用スライダ16は、
第1の係合ピン53がカムギヤ85の第1のカム溝11
4の第1の部分116から外れて係合されない位置に移
動されたときに、この第1の係合ピン53に代わって第
2の係合ピン54がカムギヤ85の第1のカム凹部10
8のカム面111に当接されることによって、カムギヤ
85に係合された状態が維持される。
【0055】そして、カムギヤ85は、図11中矢印g
方向の回転に伴って、第1の連動用スライダ16の第2
の係合ピン54が第1のカム凹部108のカム面111
に沿って移動することにより、第1の係合ピン53を第
1のカム溝114の第2の部分117に引き込む。
【0056】図12に示すように、カムギヤ85は、回
転角19.6°回転したときに、第1の連動用スライダ
16の第1の係合ピン53が第1のカム凹部108の第
2の部分117に移動するとともに、第2の係合ピン5
4が第1のカム凹部108のカム面111から離間す
る。
【0057】すなわち、第1の連動用スライダ16は、
図12に示すように、第2の係合ピン54が第1のカム
凹部108のカム面111から離間して係合されない位
置に移動されたとき、この第2の係合ピン54に代わっ
て第1の係合ピン53が第1のカム凹部108の第2の
部分117に係合されることによって、カムギヤ85に
係合された状態が維持される。
【0058】図13に示すように、カムギヤ85は、回
転角30.4°回転したときに、第1のカム凹部108
の第1のカム溝114の第2の部分117に沿って第1
の係合ピン53が移動して、第2の連動用スライダ17
の第1の係合ピン63がカム部107の外周に当接する
とともにこの外周に沿って移動を開始する。
【0059】図14に示すように、カムギヤ85は、回
転角84.6°回転したときに、第2の連動用スライダ
17の第1の係合ピン63がカム部107の外周に沿っ
て移動して、第2の連動用スライダ17の第2の係合ピ
ン64が第2のカム凹部109のカム面112に当接す
るとともに、第1の係合ピン63が第2のカム溝120
の開口端に臨む位置に移動される。
【0060】また、図14に示すように、カムギヤ85
が回転角84.6°回転したときに、第1の連動用スラ
イダ16は、第1の係合ピン53が、第1のカム溝11
4の第2の部分117に沿って逆方向に移動して、第1
のカム溝114の第3の部分118に臨む位置に移動さ
れることによって、初期位置からの移動量が16mmと
なり移動が完了する。第1の連動用スライダ16は、移
動量が16mmとされた状態で、メインホルダ11に対
してサブホルダ12が矢印a方向に移動されて、サブホ
ルダ12に保持されたディスクカートリッジ2が光磁気
ディスク装置内方に引き込まれる。
【0061】そして、第2の連動用スライダ17は、第
2の係合ピン64がカム面112に沿って移動すること
によって、第1の係合ピン63が第2のカム溝120内
に進入して、第1の係合ピン63が第2のカム溝120
に沿って移動することにより、矢印c方向に移動を開始
する。
【0062】また、第1の連動用スライダ16は、図1
4、図15及び図16に示すように、第1のカム溝11
4の第3の部分118に進入して、第1の係合ピン53
が第3の部分114に沿って移動することにより、移動
量が16mm移動された位置に保持される。したがっ
て、第1の連動用スライダ16は、移動量が16mmで
保持されることによって、ディスクカートリッジ2が光
磁気ディスク装置内方に引き込まれた状態で保持され
る。
【0063】図15に示すように、カムギヤ85は、回
転角125.1°回転したときに、第2の連動用スライ
ダ17の第2の係合ピン64が第2のカム凹部109の
カム面112から離間するとともに、第1の係合ピン6
3が第2のカム溝120に係合されている。
【0064】図16に示すように、カムギヤ85は、回
転角178°回転したときに、第1の連動用スライダ1
6の第1の係合ピン53が、第1のカム凹部108の第
1のカム溝114の第3の部分118の終端に移動する
とともに、第2の連動用スライダ17の第1の係合ピン
63が、第2のカム凹部109の第2のカム溝120の
終端に移動する。第2の連動用スライダ16は、第1の
係合ピン63が、カムギヤ85の第2のカム溝120の
終端に移動することにより、移動量が12mm移動され
て、図示しない記録再生機構部が備える磁気ヘッド部が
ディスクカートリッジ2に臨む位置に移動する動作を完
了する。
【0065】ローディング機構部1が備える自動引き込
み機構26は、図17及び図18に示すように、メイン
ホルダ11及びサブホルダ12に対して挿入されたディ
スクカートリッジ2に係合するロックスライダ125
と、このロックスライダ125を移動する回動レバー1
26と、ロックスライダ125を図17中矢印c方向に
移動するように付勢する引っ張りコイルバネ127と、
回動レバー126を図17中矢印k方向に回動するよう
に付勢する引っ張りコイルバネ128とを備えている。
【0066】ロックスライダ125は、図18に示すよ
うに、略矩形板状に形成されており、主面にガイド穴1
30,130がそれぞれ設けられている。サブホルダ1
2の主面には、ロックスライダ125を、ディスクカー
トリッジ2の挿脱方向に直交する方向である図18中矢
印c方向及びd方向に移動可能に支持するガイド軸13
1,131がそれぞれ設けられており、これら各ガイド
軸131,131がロックスライダ125のガイド穴1
30,130に移動可能に挿通されている。
【0067】ロックスライダ125には、ディスクカー
トリッジ2の一側面に臨む移動方向の一端部に、ディス
クカートリッジ2に係合する係合片133が、略L字状
に折曲されて一体に設けられている。この係合片133
の先端部には、ディスクカートリッジ2のカートリッジ
本体の側面に凹設された係合溝135に係合する係合爪
134が突出して設けられている。
【0068】また、ロックスライダ125の主面には、
回動レバー126に対向する面上に、回動レバー126
の動作と連動するための連動軸137が立設されてい
る。
【0069】また、ロックスライダ125には、移動方
向の他端部に、図18中矢印d方向に付勢する引っ張り
コイルバネ127の一端が取り付けられるバネ取付け片
138が一体に設けられている。引っ張りコイルバネ1
27は、他端が、サブホルダ12に設けられたバネ取付
け片139に取り付けられている。
【0070】回動レバー126は、図18に示すよう
に、トップシャーシ22に立設された回動支軸141が
回動可能に挿通される回動中心穴142が設けられてお
り、回動支軸141を介して図18中矢印j方向及びk
方向に回動可能に配設されている。回動レバー126に
は、一端に、この回動レバー126を時計回りである図
18中矢印k方向に回転するように付勢する引っ張りコ
イルバネ128の一端が取り付けられるバネ取付け片1
43が一体に設けられている。引っ張りコイルバネ12
8は、他端がトップシャーシ22に掛止されている。
【0071】回動レバー126の主面には、図18に示
すように、主面に、ロックスライダ125を連動させる
ための第1の開口146と、サブホルダ12と連動する
ための略三角形状の第2の開口147とがそれぞれ設け
られている。回動レバー126の第1の開口146に
は、図18に示すように、ロックスライダ125の連動
軸137が移動可能に挿通されており、連動軸137の
位置を規制するための位置規制縁部148が形成されて
いる。第2の開口147は、サブホルダ12上に立設さ
れた作動軸39が移動可能に挿通されており、作動軸3
9が係合する第1、第2及び第3のコーナ部151,1
53,153をそれぞれ有している。
【0072】ロックスライダ125は、引っ張りコイル
バネ151の付勢力に抗して、連動軸137が第1の開
口146の位置規制縁部148に係合されている。
【0073】以上のように構成された自動引き込み機構
26について、メインホルダ11及びサブホルダ12に
挿入されたディスクカートリッジ2を装置内方に引き込
む動作を図面を参照して説明する。
【0074】まず、自動引き込み機構26は、図17に
示すように、メインホルダ11及びサブホルダ12に対
してディスクカートリッジ2が挿入されていない初期状
態で、ロックスライダ125が図17中矢印c方向に移
動されており、ロックスライダ125の係合爪134が
ディスクカートリッジ2の係合溝135から退避された
位置にある。
【0075】自動引き込み機構26は、図18に示すよ
うに、ディスクカートリッジ2が挿入されたときに、デ
ィスクカートリッジ2がサブホルダ12の当接片35に
当接されて、当接片35を介してサブホルダ12が図1
8中矢印a方向に移動される。サブホルダ12は、矢印
a方向に移動することによって、回動レバー126の第
2の開口147の第1のコーナ部151に係合されてい
る作動軸39が開口縁に沿って第2のコーナ部152に
移動することにより、回動レバー126が図18中矢印
j方向に回動されて、サブホルダ12の作動軸39が第
2の開口147の第2のコーナ部152に移動する。
【0076】回動レバー126は、矢印j方向に回動さ
れることによって、ロックスライダ125の連動軸13
7が第1の開口部146の位置規制縁部148に沿って
移動して、連動軸137が位置規制縁部148から外れ
るため、ロックスライダ125が引っ張りコイルバネ1
27の付勢力により図18中矢印d方向に移動される。
【0077】ロックスライダ125は、矢印d方向に移
動されることにより、ディスクカートリッジ2の係合溝
135に係合爪134が係合される。ディスクカートリ
ッジ2は、ロックスライダ125の係合爪134が係合
されることにより、サブホルダ12に保持されて、サブ
ホルダ12と一体的に移動可能とされる。
【0078】そして、自動引き込み機構26は、ロック
スライダ125の係合爪134がディスクカートリッジ
2に係合されることによって、ロックスライダ125に
より図示しない検出スイッチが押し込み操作されて、駆
動機構25が駆動される。自動引き込み機構26は、駆
動機構25が駆動されることにより、第1の連動用スラ
イダ16が矢印c方向に移動されて、回動レバー126
が矢印j方向に回動される。回動レバー126は、図1
8及び図19に示すように、矢印j方向に回動されるこ
とによって、サブホルダ12の作動軸39が第2の開口
147の第2のコーナ部152と第3のコーナ部153
との間に位置する開口縁に押されて第3のコーナ部15
3に移動されて、ディスクカートリッジ2を保持するサ
ブホルダ12が矢印a方向に移動されて装置内方に引き
込まれる。
【0079】また、自動引き込み機構26は、装置内方
に引き込まれたディスクカートリッジ2を排出する際、
駆動機構25が回転駆動することによって、回動レバー
126が矢印k方向に回動される。自動引き込み機構2
6は、図20に示すように、回動レバー126が矢印k
方向に回動されることによって、回動レバー126の第
2の開口147の第3のコーナ部153と第1のコーナ
部151との間に位置する開口縁がサブホル12ダの作
動軸39を押して、サブホルダ12が矢印b方向に移動
されて、サブホルダ12が初期位置である排出位置まで
移動される。
【0080】また、回動レバー126は、矢印k方向に
回動されることによって、第1の開口146の開口縁に
よってロックスライダ125の連動軸137が押され
て、ロックスライダ125が矢印c方向に移動される。
したがって、サブホルダ12は、ロックスライダ125
の係合爪134とディスクカートリッジ2との係合状態
が解除されて、ディスクカートリッジ2の保持を解除す
る。このため、ディスクカートリッジ2は、ロックスラ
イダ125の係合爪134による抗力を受けることな
く、メインホルダ11及びサブホルダ12から容易に取
り出される。
【0081】以上のように構成されたローディング機構
部1が備える自動引き込み機構26によれば、ローディ
ング動作時にディスクカートリッジ2を確実に保持する
ことが可能とされるとともに、イジェクト動作時にディ
スクカートリッジ2の保持を解除する。
【0082】また、この自動引き込み機構26によれ
ば、ディスクカートリッジ2がメインホルダ11に対し
て誤った向きで挿入された場合であっても、誤った向き
に挿入されたディスクカートリッジ2にロックスライダ
125が係合することが不能とされるため、ディスクカ
ートリッジ2を破損することを確実に防止することがで
きる。
【0083】そして、この自動引き込み機構26によれ
ば、ディスクカートリッジ2を排出操作するときに、ロ
ックスライダ125の係合爪134とディスクカートリ
ッジ2との係合状態が解除されるため、ロックスライダ
125による抗力を受けることなくディスクカートリッ
ジ2を容易に引き出し操作することが可能とされるた
め、メインホルダ11及びサブホルダ12に対するディ
スクカートリッジ2の挿脱動作の操作性を向上すること
ができる。
【0084】以上のように構成されたローディング機構
部1について、ディスクカートリッジ2をカートリッジ
装着位置に装着するローディング動作を図面を参照して
説明する。
【0085】まず、ローディング機構部1は、メインホ
ルダ11内にディスクカートリッジ2が挿入されること
に伴って、サブホルダ12にディスクカートリッジ2の
前面が当接して、サブホルダ12を矢印a方向に移動さ
せる。
【0086】自動引き込み機構26は、ディスクカート
リッジ2の係合溝135に、ロックスライダ125の係
合爪134が係合されて、このロックスライダ125に
よってディスクカートリッジ2がサブホルダ12に保持
される。
【0087】つぎに、ローディング機構部1は、ディス
クカートリッジ2の再生動作又は記録動作を行う際、カ
ムギヤ85が矢印g方向に回転することによって、第1
のカム溝114に係合されている第1及び第2の係合ピ
ン53,54が第1のカム溝114に沿って移動され
て、第1の連動用スライダ16を移動させる。第1の連
動用スライダ16は、カムギヤ85が回転角85゜とな
ったとき、初期位置から16mm移動される。第1の連
動用スライダ16は、矢印c方向に16mm移動したと
き、サブホルダ12がディスクカートリッジ2を保持し
た状態で、メインホルダ11に対してディスクカートリ
ッジ2の主面に平行な水平方向である矢印a方向に移動
されて、ディスクカートリッジ2が装置内方に引き込ま
れる。
【0088】ディスクカートリッジ2が装置内方に引き
込まれた後、第2の連動用スライダ17は、カムギヤ8
5の外周に当接されていた第2の連動用スライダ17の
第2の係合ピン64がカムギヤ85の第2のカム溝12
0に進入することにより移動される。第2の連動用スラ
イダ17は、カムギヤ85が回転角140°となり、移
動量が8mmとなったとき、連結されているホルダ昇降
用右スライダ13が矢印a方向に移動されるとともにホ
ルダ昇降用左スライダ14が矢印b方向に移動されて、
ディスクカートリッジ2を保持するメインホルダ11が
図4及び図6中矢印e方向に移動されることによって、
ディスクカートリッジ2を保持するメインホルダ11が
カートリッジ装着位置に移動される。
【0089】また、第2の連動用スライダ17は、ホル
ダ昇降用右スライダ13に連動されている図示しない記
録再生機構部の磁気ヘッド部が、カートリッジ装着位置
に装着されたディスクカートリッジ2から退避された退
避位置からディスクカートリッジ2に対向する第1の位
置に移動されて、光磁気ディスクの再生動作の準備が完
了する。
【0090】第2の連動用スライダ17は、カムギヤ8
5が回転角178°となったとき、第2の連動用スライ
ダ17が移動量12mmとなり、ホルダ昇降用右スライ
ダ13に連動されている図示しない記録再生機構部の磁
気ヘッド部が、第1の位置からディスクカートリッジ2
内の光磁気ディスクに近接する第2の位置に移動され
て、光磁気ディスクに対する記録動作の準備が完了す
る。
【0091】また、ローディング機構部1は、カートリ
ッジ装着位置に装着されたディスクカートリッジ2をア
ンローディングする際、駆動用モータ80が逆回転する
ことによって、カムギヤ85が図16中矢印h方向に回
転駆動される。ローディング機構部1は、カムギヤ85
が矢印h方向に回転駆動されることによって、第2の連
動用スライダ17が図16中矢印d方向に移動されて、
この第2の連動用スライダ17に連動されるホルダ昇降
用右スライダ13を矢印b方向に移動するとともにホル
ダ昇降用左スライダ14を矢印a方向に移動させて、メ
インホルダ11が、カートリッジ装着位置から図4及び
図6矢印f方向に移動される。
【0092】そして、ローディング機構部1は、カムギ
ヤ85を介して第1の連動用スライダ16が矢印d方向
に移動されることによって、メインホルダ11に対して
サブホルダ12が矢印b方向に移動されて、ディスクカ
ートリッジ2がカートリッジ挿脱位置に移動されて排出
される。
【0093】上述したように、ローディング機構部1
は、駆動機構25の単一のカムギヤ85のみによりホル
ダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ1
4がそれぞれ移動されることによって、構成を簡素化す
ることが可能となるため、光磁気ディスク装置全体を小
型化することができるとともに、動作信頼性を向上する
ことが可能とされる。
【0094】なお、本発明に係るローディング機構部
は、光磁気ディスクが収納されたディスクカートリッジ
に対して情報の記録再生を行う光磁気ディスク装置とし
て構成されたが、例えば光ディスクや固体記録素子を有
する他の記録媒体カートリッジに適用されてもよいこと
は勿論である。
【0095】
【発明の効果】上述したように本発明に係るローディン
グ装置によれば、単一のカムのみの回転動作によって、
ホルダ部材を挿脱位置と装着位置とにそれぞれ移動する
ことが可能となる。したがって、このローディング装置
によれば、機構全体の構成を簡素化することが可能とな
り、装置全体の小型化が図られて、動作信頼性を向上す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスク装置が備えるロー
ディング機構部を示す平面図である。
【図2】上記ローディング機構部が備えるメインホルダ
及びサブホルダを示す側面図である。
【図3】上記ローディング機構部においてメインホルダ
及びサブホルダがカートリッジ挿脱位置に位置する状態
を示す平面図である。
【図4】上記ローディング機構部においてメインホルダ
及びサブホルダがカートリッジ挿脱位置に位置する状態
を示す左側面図である。
【図5】上記ローディング機構部において、メインホル
ダ及びサブホルダがカートリッジ装着位置に位置する状
態を示す平面図である。
【図6】上記ローディング機構部において、メインホル
ダ及びサブホルダがカートリッジ装着位置に位置する状
態を示す左側面図である。
【図7】上記ローディング機構部が備える駆動機構を示
す平面図である。
【図8】上記駆動機構が有するカムギヤを示す斜視図で
ある。
【図9】上記カムギヤの要部を説明するために示す縦断
面図である。
【図10】上記カムギヤの初期状態を示す平面図であ
る。
【図11】上記カムギヤが回転角10.3°回転された
状態を示す平面図である。
【図12】上記カムギヤが回転角19.6°回転された
状態を示す平面図である。
【図13】上記カムギヤが回転角30.4°回転された
状態を示す平面図である。
【図14】上記カムギヤが回転角84.6°回転された
状態を示す平面図である。
【図15】上記カムギヤが回転角125.1°回転され
た状態を示す平面図である。
【図16】上記カムギヤが回転角178°回転された状
態を示す平面図である。
【図17】上記ローディング機構部が備える自動引き込
み機構を示す平面図である。
【図18】上記自動引き込み機構がディスクカートリッ
ジを保持した状態を示す平面図である。
【図19】上記自動引き込み機構がディスクカートリッ
ジを引き込んだ状態を示す平面図である。
【図20】上記自動引き込み機構がディスクカートリッ
ジを排出する状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ローディング機構部、2 ディスクカートリッジ、
11 メインホルダ、12サブホルダ、13 ホルダ昇
降用右スライダ、14 ホルダ昇降用左スライダ、16
第1の連動用スライダ、17 第2の連動用スライ
ダ、18 右連結部材、19 左連結部材、25 駆動
機構、26 自動引き込み機構、80駆動用モータ、8
5 カムギヤ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体カートリッジを保持するホルダ
    部材と、 互いに平行にスライド可能にそれぞれ設けられて、上記
    ホルダ部材に対する記録媒体カートリッジの挿脱を可能
    とする挿脱位置と、記録媒体カートリッジに対する情報
    の記録及び/又は再生を可能とする装着位置とに上記ホ
    ルダ部材を移動させる一対のスライド部材と、 上記一対のスライド部材をそれぞれ移動するカムと、 上記カムを回転駆動する駆動手段とを備え、 上記カムは、上記一対のスライド部材をそれぞれ移動す
    ることにより、上記ホルダ部材を移動させることを特徴
    とするローディング装置。
  2. 【請求項2】 上記一対のスライド部材は、上記カムに
    より互いに逆方向にそれぞれ移動することによって、上
    記ホルダ部材を記録媒体カートリッジの主面に平行な第
    1の方向及び記録媒体カートリッジの厚み方向に平行な
    第2の方向にそれぞれ動作させることを特徴とする請求
    項1に記載のローディング装置。
  3. 【請求項3】 上記一対のスライド部材を連動させる一
    対の第1及び第2の連動用スライド部材を備え、 上記ホルダ部材は、上記第2の方向に移動可能に設けら
    れた主ホルダと、上記主ホルダに対して上記第1の方向
    に移動可能に設けられた副ホルダとを有し、 上記一対の第1及び第2の連動用スライド部材は、一方
    の連動用スライド部材が移動することによって上記副ホ
    ルダを上記第1の方向に動作させるとともに、他方の連
    動用スライド部材が移動することによって上記主ホルダ
    を上記第2の方向に動作させることを特徴とする請求項
    2に記載のローディング装置。
  4. 【請求項4】 上記カムは、カム溝を有する略扇状に形
    成されて、 上記各第1及び第2の連動用スライド部材には、上記カ
    ムの回転角にかかわらず上記カム溝内に少なくとも一方
    が係合する第1及び第2の係合突起がそれぞれ形成され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のローディング
    装置。
  5. 【請求項5】 上記各第1及び第2の連動用スライダに
    は、上記カムに係合する第1及び第2の係合突起が、突
    出方向の長さを異ならせてそれぞれ形成され、 上記カムには、回転角に応じて、上記第1及び第2の係
    合突起の突出方向に平行に形成され上記第1及び第2の
    係合突起が係合するカム面を有するカム凹部が形成され
    るとともに、上記カムの回転角にかかわらず上記カム凹
    部の底面に第1及び第2の係合突起の少なくとも一方が
    係合するカム溝が形成されたことを特徴とする請求項3
    に記載のローディング装置。
  6. 【請求項6】 上記ホルダ機構は、 記録媒体カートリッジに係合する係合部材と、 上記係合部材が記録媒体カートリッジに係合する方向に
    付勢する付勢部材と、 上記係合部材を移動操作する操作部材とを有し、 上記操作部材は、記録媒体カートリッジが上記ホルダ部
    材に挿入されることにより移動されて、上記係合部材が
    記録媒体カートリッジに係合されることを特徴とする請
    求項2に記載のローディング装置。
  7. 【請求項7】 上記ホルダ部材は、上記第2の方向に移
    動可能に設けられた主ホルダと、上記主ホルダに対して
    上記第1の方向に移動可能に設けられた副ホルダとを有
    し、 記録媒体カートリッジを上記主ホルダに挿入した際に、
    上記主ホルダに対して上記副ホルダが移動することによ
    り、上記移動操作部材が操作されて記録媒体カートリッ
    ジに上記係合部材が係合されることを特徴とする請求項
    6に記載のローディング装置。
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