JP3783679B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光磁気記録に用いられるディスク記録再生装置に関し、特に信号記録用のヘッドを昇降させるヘッド昇降機構に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
光磁気記録に用いられるディスク記録再生装置においては、記録媒体であるディスク(光磁気ディスク)に記録された信号を読み取る光学ピックアップに加え、この光学ピックアップと対応して記録ヘッドが設けられている。
【0003】
この記録ヘッドはディスクに信号を書き込むための磁界を付与するもので、必要に応じて昇降動作されるようになっている。即ちこの記録ヘッドは信号の再生時には不要であるため、ディスクの情報記録面から離反するように上昇し、信号の記録時にはディスクの情報記録面に接近するように下降してディスクに信号記録用の磁界を付与するように動作する。
【0004】
この記録ヘッドを昇降動作させるヘッド昇降機構を備えたディスク記録再生装置においては、ヘッド昇降機構の駆動源としてモータが用いられ、即ちこのモータの駆動によってヘッド昇降機構が作動して記録ヘッドの昇降動作が行なわれるようになっている。
【0005】
従来のこの種のディスク記録再生装置としては、ヘッド昇降機構の駆動源であるモータを光学ピックアップ上に配置した構成(特許文献1参照)や、ディスクカートリッジが保持されるカートリッジホルダー上に配置した構成(特許文献2参照)等が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−40632号公報
【特許文献2】
特開平8−36800号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来のディスク記録再生装置では、何れもヘッド昇降機構の駆動源であるモータの配置に大きなスペースを必要とするため装置全体が大きくなり、装置の小型・薄型化の妨げとなっていた。
特に最近では装置の一層の小型・薄型化が要望されており、これに対応できるディスク記録再生装置の構成が求められている。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、ヘッド昇降機構を有するディスク記録再生装置において新規の構造を採用することにより、装置の一層の小型・薄型化を可能としたディスク記録再生装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、
記録媒体であるディスクが装着されるメカデッキシャーシと、このメカデッキシャーシ上に設けられ、ディスクを回転駆動するディスク回転機構と、ディスクに記録された信号を読み取る光学ピックアップと、この光学ピックアップと対応して設けられ、ディスクに信号を書き込むための記録ヘッドと、この記録ヘッドを必要に応じてディスクに対して接近又は離反させるヘッド昇降動作を行うヘッド昇降機構とを備えてなるディスク記録再生装置において、
ヘッド昇降機構の駆動源であるモータを有するヘッド昇降駆動機構がメカデッキシャーシ内に設けられ、
光学ピックアップと記録ヘッドを連結するジョイント部材を有し、このジョイント部材と対応するメカデッキシャーシのデッドスペースにヘッド昇降駆動機構が組み込まれ、
ここでヘッド昇降駆動機構は、駆動源であるモータとこのモータの回転を減速するギア機構を含めてユニット化されており、
メカデッキシャーシから露出されるユニットの表面に、ディスクが収納されるカートリッジの位置決めを行なうための凸部が設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
上記の如く構成される本発明のディスク記録再生装置では、ヘッド昇降機構の駆動源であるモータを有するヘッド昇降駆動機構をメカデッキシャーシ内に設けた構成としたことにより、装置内部のスペースを有効に活用でき、装置の一層の小型・薄型化が可能となる。
【0014】
また本発明のディスク記録再生装置では、光学ピックアップと記録ヘッドを連結するジョイント部材と対応するメカデッキシャーシのデッドスペースにヘッド昇降駆動機構を組み込んだ構成としたことにより、装置内部のスペースをさらに有効に活用でき、装置の小型・薄型化に一段と有利となる。
【0015】
また本発明のディスク記録再生装置では、ヘッド昇降駆動機構をユニット化したことで組み付けが容易となり、また故障時の部品交換も容易に行なうことができる。
【0016】
そして特に本発明のディスク記録再生装置では、メカデッキシャーシから露出されるヘッド昇降駆動機構のユニットの表面にディスクカートリッジの位置決め用の凸部を設けた構成により、ディスクカートリッジの安定性を保ちながら装置内部のスペースを有効に活用でき、装置の小型・薄型化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1乃至図17は、本発明の実施の形態の例を示すものである。即ち、図1及び図2は本発明のディスク記録再生装置の一実施例を示す外観斜視図、図3A,Bはカートリッジホルダにヘッド昇降機構とイジェクト機構を搭載した状態を示す平面図,側面図、図4A,B及び図5A,Bはカートリッジホルダにヘッド昇降機構のみを搭載した状態を示す平面図,側面図、図6A,B及び図7A,Bはカートリッジホルダにイジェクト機構のみを搭載した状態を示す平面図,側面図、図8は図3AのX−X線拡大断面図、図9はメカデッキシャーシ及び外枠を示す斜視図、図10はメカデッキシャーシの裏面側を示す斜視図、図11は光学ピックアップ装置の裏面側を示す斜視図、図12A,B、図13A,B及び図14はイジェクト機構の動作を説明するそれぞれ説明図、図15はヘッド昇降駆動機構のユニットを示す斜視図、図16は図15のユニットの蓋を外した状態を示す分解斜視図、図17は図15のユニットが組み込まれるメカデッキシャーシを示す斜視図である。
【0018】
図1,図2及び図9に示すように、本発明の一実施例に係るディスク記録再生装置1は、平板状をなすメカデッキシャーシ2と、このメカデッキシャーシ2の周囲を囲う外枠3と、メカデッキシャーシ2に対して俯仰自在に取り付けられたカートリッジホルダ4等によって構成されている。メカデッキシャーシ2は、適度な強度及び剛性を有するエンジニアリングプラスチックによって略四角形に形成されており、その略中央部にはディスク回転機構5が搭載されている。
【0019】
このメカデッキシャーシ2の前側には電池収納部6が設けられ、また、後側にはヘッド昇降駆動機構7が設けられている。更に、メカデッキシャーシ2の一側、即ち、図9において正面から見て右側には上下方向に貫通する開口部8が設けられている。この開口部8に関連してメカデッキシャーシ2には、光学ピックアップ装置9が移動可能に取り付けられている。更に、メカデッキシャーシ4の開口部8と反対側には、ピックアップ移動用モータ10が取り付けられている。
【0020】
図9及び図10に示すように、ディスク回転機構5は、メカデッキシャーシ2に固定されるディスク駆動用モータ11と、このディスク駆動用モータ11の回転軸に固定されたターンテーブル12とによって構成されている。ターンテーブル12の上部はメカデッキシャーシ2の上面から上方に突出されている。このターンテーブル12には、カートリッジホルダ4に装着されたディスクカートリッジに収納されている光学ディスクが着脱自在に装着される。尚、符号13は、ディスクカートリッジ18をメカデッキシャーシ2の所定位置に位置決めするための基準となる基準ピンである。
【0021】
電池収納部6は、メカデッキシャーシ2の下面に開口されており、図示しない電池が電源として収納される。ヘッド昇降駆動機構7は、後述する記録ヘッドを昇降動作させるもので、駆動モータ14と、この駆動モータ14によって水平方向へ所定角度の範囲内で回動動作される動作爪15を有している。この動作爪15には、駆動モータ14と反対側に開口された係合凹部16が設けられている。また、駆動モータ14は、動作爪15に動力を伝達するための後述する動力伝達機構が収納されたケース17に保持されている。このケース17の上面には、基準ピン13と共同してディスクカートリッジ18を位置決めする位置決め凸部19が設けられている。
【0022】
図9〜図11に示すように、光学ピックアップ装置9は、上向きに設けられた対物レンズ20を有するピックアップ本体21と、このピックアップ本体21が搭載されたスライダ22と、ピックアップ本体21の上方に対向される記録ヘッド23と、この記録ヘッド23が先端部に取り付けられたヘッドアーム24と、このヘッドアーム24とスライダ22とを連結するジョイント部材25等から構成されている。この光学ピックアップ装置9は、ピックアップ移動機構27により駆動されてターンテーブル12に対して接近又は離反するように移動される。
【0023】
図9及び図10に示すように、ピックアップ移動機構27は、スライダ22の長手方向の一側に設けた軸受け穴を摺動自在に貫通する送りネジ軸28と、上述したピックアップ移動用モータ10と、この移動用モータ10と送りネジ軸28との間を動力伝達可能に連結する伝達ギア機構29等から構成されている。送りネジ軸28は、両端がメカデッキシャーシ2に回動自在に支持されている。また、スライダ22の長手方向の他側には、メカデッキシャーシ2に設けられたガイド部30に摺動自在に係合されるガイド受け部31が設けられている。このピックアップ移動機構27を駆動することにより、ガイド受け部31と送りネジ軸28とにガイドされてスライダ22が直線的に移動される。
【0024】
図9に示すように、メカデッキシャーシ2の外側を囲う外枠3は矩形をなす枠体からなり、前面部3aの略中央部には蓋ロック機構33が設けられている。蓋ロック機構33は、前面部3aに設けられた複数個のガイドピン38によって横方向へスライド自在に保持された摺動部材34と、この摺動部材34を常時一側側に付勢する図示しないバネ部材とから構成されている。この摺動部材34の上部には、バネ部材の付勢力が作用する側に突出された爪部35が設けられている。また、外枠3の両側面部3b,3cには、カートリッジホルダの上面を覆う図示しない蓋体を支持するための支持レバー36,36が俯仰動作自在に取り付けられている。そして、外枠3の後面部3dには、ジョイント部材25との干渉を避けるための切欠き37が設けられている。
【0025】
また、メカデッキシャーシ2の後部両側部には、カートリッジホルダ4を俯仰動作自在に支持するための一対の軸受片40,40が上方へ突出するように設けられている。これらの軸受片40,40に対応してカートリッジホルダ4には、一対の回動軸部41,41が設けられている。これらの回動軸部41,41を軸受片40,40で回動自在に支持することにより、カートリッジホルダ4がメカデッキシャーシ2に対して上下方向へ俯仰自在に構成されている。
【0026】
図1〜図7に示すように、カートリッジホルダ4は、ディスクカートリッジ18よりも若干大きくて略矩形状をなす平面部4aと、この平面部4aの両側部に連続された側面部4b,4cと、各側面部4b,4cの下部に連続して内側に突出された底面部4d,4eとを有している。このような平面部4aと側面部4b,4cと底面部4d,4eとで囲まれた空間部によってディスクカートリッジ18を保持するためのカートリッジ収納部43が構成されている。このカートリッジ収納部43に挿入されたカートリッジホルダ4は、左右の底面部4d,4eによって下方から支持される。
【0027】
ディスクカートリッジ18は、図1においてその一部を示すが、従来から公知のものであるため、ここでは、その概略を説明する。即ち、ディスクカートリッジ18は、上下のハーフを重ね合わせることによって形成されるカートリッジ筐体と、このカートリッジ筐体内に回転自在に収納されるディスク状記録媒体とによって構成されている。カートリッジ筐体の上下面には、ディスク状記録媒体の一部を露出させるための開口部が設けられており、その開口部はシャッタ部材によって開閉自在に構成されている。ディスク状記録媒体としては、一般に光磁気ディスクが用いられるが、その他の記録方式の光学ディスクを用いることもできる。
【0028】
また、カートリッジホルダ4の平面部4aの一側における後部には、光学ピックアップ装置9の記録ヘッド23が出し入れされる第1の開口部44が設けられている。そして、平面部4aの一側における前部には、後述するロックレバーと第1のスライド部材50を連結する部分との干渉を避けるための第2の開口部45が設けられている。第1の開口部44には、図に現れないジンバルバネによってヘッドアーム24の先端部に支持された記録ヘッド23が上方から挿入される。この記録ヘッド23を下方から支持するように第1のスライド部材50が、カートリッジホルダ4に前後方向へスライド動作可能に取り付けられている。
【0029】
図4A,B及び図5A,Bに示すように、第1のスライド部材50は、第1の開口部44を横方向へ横断するように設けられた昇降操作部50aと、この昇降操作部50aの一側から前方へ延在するように設けられた前後方向部50bと、この前後方向部50bの昇降操作部50aと反対側に連続されると共にカートリッジホルダ4の側面部4bの外側に対向される側面操作部50cとを有している。そして、側面操作部50cの後端部には、上述した動作爪15の係合凹部16に係合される係合片51が設けられている。この係合片51は、第1のスライド部材50の水平状態において斜め下方に延在するように設けられており、これによりカートリッジホルダ4が上方へ跳ね上げられたときにも係合片51が係合凹部16内に位置して係合状態が維持されるようにしている。
【0030】
更に、図12A,B及び図13A,Bに示すように、側面操作部50cの中途部には、後述する第2のスライド部材62をカートリッジホルダ4の所定位置、即ち、ディスクカートリッジ18をターンテーブル12に装着させるセット位置にてロックさせるためのロック用段部65が設けられている。このロック用段部65の前側には、第2のスライド部材62を緩やかに案内するテーパガイド部66が設けられている。
【0031】
また、第1のスライド部材50の昇降操作部50aは、これが前方へ移動したときに記録ヘッド23を下方から持ち上げて記録ヘッド23を光学ディスクから離反させるものである。この昇降操作部50aが後方へ移動したときには記録ヘッド23から離れた状態となり、記録ヘッド23はジンバルバネのみの支持による自由状態となってディスク側に反っている。この昇降操作部50aの水平動作を確保するため昇降操作部50aの側縁部は、第1の開口部44の縁部とその一部に設けた挟持片52との間に摺動自在に挿入されている。
【0032】
第1のスライド部材50の前後方向部50bには、前後方向に延在された2つのガイド溝53,53が前後方向に所定の間隔をあけて設けられている。これらのガイド溝53,53には、カートリッジホルダ4に固定されるガイド軸55,55がそれぞれ摺動自在に係合される。更に、前後方向部50bの先端には昇降操作部50a側に突出する連結部50dが設けられている。この連結部50dには、ロックレバー57を回動動作させるための枢軸56が固定されている。
【0033】
ロックレバー57は、カートリッジホルダ4に固定される支持軸58によって平面部4aの上面に回動自在に支持されている。このロックレバー57の枢軸56と反対側には、前方に突出するロック爪59が一体に設けられている。このロック爪59を前方に突出させて上述した摺動部材34の爪部35と係合させることにより、蓋体をロックして開けなくすることができる。このロックレバー57は、第1のスライド部材50の前後方向へのスライド動作によって回動される。
【0034】
上述した第1のスライド部材50により、光学ディスクに対して情報信号の記録を行うための記録ヘッド23を昇降動作させるヘッド昇降機構60が構成されている。また、摺動部材34とロックレバー57とで、蓋体を閉じた状態にロックする蓋ロック機構が構成されている。
【0035】
また、第1のスライド部材50の前後方向部50bの下には、第2のスライド部材62が前後方向へ摺動自在に取り付けられている。図6A,B及び図7A,Bに示すように、第2のスライド部材62は、前方へ延在するように設けられた前後方向部62aと、この前後方向部62aの後部において一側に連続されることによりカートリッジホルダ4の側面部4bに対向されるロック部62bと、このロック部62bの下部に連続して内側に延在される位置決め部62cとを有している。
【0036】
この第2のスライド部材62のロック部62bは、組み立てた状態においてカートリッジホルダ4のロック用段部65に対して係合自在とされる。更に、ロック部62bには、外側の側方に突出するロック解除用突起64が設けられている。このロック解除用突起64に対応させてメカデッキシャーシ2には、ロック解除レバー70が取り付けられている。ロック解除レバー70は平面形状がコ字状をなすように形成されている。このロック解除レバー70の一方の側部は固定ネジ等の固着手段によってメカデッキシャーシ2に固定され、これと略平行をなす他方の側部が解除操作部71としてロック解除用突起64の上方に対向される。
【0037】
また、位置決め部62cは、カートリッジホルダ4の内側に延在されてディスクカートリッジ18の移動軌跡上に突出され、ディスクカートリッジ18の挿入深さ方向の位置決めをなす。更に、第2のスライド部材62には、前後方向部62aのロック部62bより前側に、弾性部材の一具体例を示すコイルバネ68の一端を係止するためのバネ受け片63が設けられている。コイルバネ68の他端は、カートリッジホルダ4に設けられたバネ受け片72に係止されている。
【0038】
更に、第2のスライド部材62の前後方向部62aには、前後方向に延在され且つガイド溝53よりも幅広としされた2つのガイド溝73,73が前後方向に所定の間隔をあけて設けられている。これらのガイド溝73,73には、カートリッジホルダ4に固定される上述したガイド軸55,55がそれぞれ摺動自在に係合される。これらのガイド軸55,55は、互いに重ね合わされる前後方向部50bと前後方向部62aが接触することによって生ずる摩擦力等で第1のスライド部材50と第2のスライド部材62の動きに支障が生じない構成とされている。
【0039】
即ち、図8に示すように、各ガイド軸55は、下側の大径部55aと、この大径部55aの上側に連続され且つ大径部55aよりも直径が小とされた小径部55bと、この小径部55bの上側に設けられたフランジ部55cとを有している。この大径部55aには第1のスライド部材50の前後方向部50bに設けられたガイド溝53が摺動自在に係合され、小径部55bには第2のスライド部材62の前後方向部62aに設けられたガイド溝73が摺動自在に係合される。そして、小径部55bの軸方向長さを前後方向部50bの厚みよりも厚くすることにより第1のスライド部材50と第2のスライド部材62の間に隙間を設け、上下の前後方向部50b,62aが互いに接触しないようにしている。
【0040】
第2のスライド部材62は第1のスライド部材50の上側に配置されており、そのため、第1のスライド部材50の側面操作部50cの先端側は、第2のスライド部材62の位置決め部62cの下方に延在されている。この第2のスライド部材62のバネ受け片63とカートリッジホルダ4のバネ受け片72との間に縮設されたコイルバネ68のバネ力で常時前方に付勢されるロック部62bは、自由状態において第1のスライド部材50の側面操作部50cの後部に係合される。そのため、第2のスライド部材62に作用する力によって第1のスライド部材50も同時に前方へ付勢されることになる。
【0041】
これに対して、第1のスライド部材50を後方へ移動させると、その側面操作部50cが第2のスライド部材62のロック部62bの前側に係合されるため、両スライド部材50,62は一体的に後方へ移動することになる。
【0042】
このような構成を有するディスク記録再生装置1は、例えば、次のようにして簡単に組み立てることができる。まず、メカデッキシャーシ2にディスク回転機構5、光学ピックアップ装置9及びピックアップ移動機構27その他の必要な機構、装置を搭載する。また、カートリッジホルダ4には、第1のスライド部材50、第2のスライド部材62及びロックレバー57を取り付ける。尚、ロックレバー57は、予めカートリッジホルダ4にカシメ加工を施す等して組み立てて置くようにする。
【0043】
カートリッジホルダ4に対する第1のスライド部材50と第2のスライド部材62の組み立ては、例えば、次のようにして行うことができる。まず、カートリッジホルダ4の右肩部に第1のスライド部材50を重ね合わせる。このとき、第1の開口部44に掛け渡される昇降操作部50aの先端部を、カートリッジホルダ4の平面部4aの縁部と挟持片52との間に差し込む。これと同時に又は前後して、前後方向部50bの先端に連続した連結部50dに設けられた枢軸56を、ロックレバー57のロック爪59の反対側に形成されたカム溝57aに係合させる。
【0044】
次に、第1のスライド部材50の前後方向部50bの上に第2のスライド部材62の前後方向部62aを重ね合わせる。これにより、カートリッジホルダ4の一方の側面部4bには、第1のスライド部材50の側面操作部50cが対向され、同時に第2のスライド部材62のロック部62bも対向される。そして、側面操作部50cの後方にロック部62bが対向される。この状態で、ガイド軸55を第2のスライド部材62の前後方向部62aに設けたガイド溝73と第1のスライド部材50の前後方向部50bに設けたガイド溝53とカートリッジホルダ4の穴に貫通させ、内側をカシメ加工して固着する。これにより、第1及び第2のスライド部材50,62のカートリッジホルダ4に対する組み付け作業が完了する。
【0045】
次に、両スライド部材50,62が取り付けられたカートリッジホルダ4を、メカデッキシャーシ2に取り付ける。この取付作業は、カートリッジホルダ4の後部両端に設けられた一対の回動軸部41,41をメカデッキシャーシ2の後部両端に設けられた一対の軸受片41,41に係合することによって行うことができる。このとき、カートリッジホルダ4の第1のスライド部材50側を、光学ピックアップ装置9のヘッドアーム24の下にくぐらせ、その先端に支持された記録ヘッド23を第1の開口部44に臨ませる。また、メカデッキシャーシ2に固定されたロック解除レバー70の解除操作部71がロック部62bの外側に対向される。これにより、メカデッキシャーシ2にカートリッジホルダ4が組み立てられ、ディスク記録再生装置1の組立作業が完了する。
【0046】
このディスク記録再生装置1に外枠3を取り付け、図示しない外装ケースに収納し、外枠3に蓋体を取り付けることにより、ディスク記録再生装置1がケースで覆われて市販のMDディスク記録再生装置等として提供される。
【0047】
次に、ディスク記録再生装置1に対するディスクカートリッジ18の出し入れ操作等について説明する。図1は、メカデッキシャーシ2に対してカートリッジホルダ4が上方へ跳ね上げられた状態を示しており、この状態でディスクカートリッジ18が挿入される。図示するように、ディスクカートリッジ18をカートリッジホルダ4のカートリッジ挿入口からカートリッジ収納部43内に差し込むと、カートリッジホルダ4の内部に設けられたシャッタ開閉機構(図示せず)によってシャッタ部材が開き始める。
【0048】
これと同時に、ディスクカートリッジ18の挿入側の先端面が第2のスライド部材62に設けた位置決め部62cに当接される。この場合、第2のスライド部材62はコイルバネ68によって常時前方へ付勢されているが、この付勢力に抗してディスクカートリッジ18を更に差し込むことにより、第2のスライド部材62を後方へ移動させることができる。このとき、第1のスライド部材50は静止した状態に維持されるため、記録ヘッド23は昇降操作部50aで下方から持ち上げられたままの状態にある。
【0049】
更に、ディスクカートリッジ18を深く差し込むと、位置決め部62cがカートリッジホルダ4の側面部4bに設けたテーパガイド部66にガイドされて若干下方に押し下げされ、そのテーパガイド部66の最下端をロック部62bが越える。その結果、図12Aの状態から図12Bの状態に変化し、ロック部62bがロック用段部65に係合され、カートリッジホルダ4がロックされた状態となる。これにより、ディスクカートリッジ18がカートリッジホルダ4の所定位置に保持される。
【0050】
この状態から、カートリッジホルダ4をメカデッキシャーシ2側に押圧することにより、カートリッジホルダ4に保持されたディスクカートリッジ18の内部に収納されている光学ディスクが、メカデッキシャーシ2の略中央部に配置されているテーブル回転機構5のターンテーブル12に装着され、チャッキングが完了する。その結果、光学ピックアップ装置9による光学ディスクに対する情報信号の再生動作が可能となる。
【0051】
また、光学ディスクのチャッキング状態から、情報信号の記録動作を選択すると、ヘッド昇降機構60が作動して、第1のスライド部材50が後方へ移動される。このとき、第1のスライド部材50が後方へ移動すると、これと一体の昇降操作部50aが後方へ移動することにより、昇降操作部50aによる記録ヘッド23の支持が解除されて自由状態となる。その結果、記録ヘッド23を支持するヘッドアーム24及びジンバルバネ自体が持つ弾性により、記録ヘッド23が光学ディスクに近づけられる。
【0052】
このとき、第1のスライド部材50の後方への移動に連動してロックレバー57が回動され、そのロック爪59が前方に飛び出す。その結果、ロック爪59が外枠3に取り付けられている摺動部材34の爪部35に係合され、第1のスライド部材50がロックされた状態となる。これにより、蓋が開けられる状態を阻止することができる。これにより、光学ディスクに対する情報信号の記録が可能となる。
【0053】
次に、ディスクカートリッジ18を取り出す動作について説明する。光学ディスクに対する情報信号の記録又は再生が完了する等によって蓋を開くときには、まず、蓋をロックしている蓋ロック機構を解除する。これにより、爪部35によるロック爪57のロックが解除され、第1のスライド部材50が前後方向へ移動可能な状態となる。そこで、蓋を開けると、図13Aに示す状態から図13Bに示す状態に変化し、第2のスライド部材62のロック部62bに設けられたロック解除用突起64がロック解除レバー70の解除操作部71に下方から当接される。これにより、ロック部62bが下方に押し下げられることにより、そのロック部62bがロック用段部65から外れ、第2のスライド部材62のロックが解除される。
【0054】
その結果、第2のスライド部材62がコイルバネ68のバネ力によって前方に引っ張られる。これにより、第2のスライド部材62のロック部62bによって第1のスライド部材50の側面操作部50cが前方に押圧されるため、第1のスライド部材50が前方に移動する。その結果、図13Bに示す状態から図12Aに示す状態に変化し、第2のスライド部材62によってディスクカートリッジ18が前方に押し出され、ディスクカートリッジ18がイジェクトされる。これにより、蓋が開かれた状態となり、カートリッジホルダ4からディスクカートリッジ18を取り出すことが可能となる。
【0055】
このような本発明のディスク記録再生装置1によれば、ヘッド昇降機構60とイジェクト機構の2つの機構を同一箇所に重ねて配置する構成としたため、従来の装置ではデッドスペースでしかなかった場所に2つの機構を集中的に配置して、部品の共用化を図ることができると共に、装置の小型化が可能となり、その他のエリアに基板、キャビネット等を自由にレイアウトすることが可能となった。
【0056】
次に、本実施例のディスク記録再生装置1において、ヘッド昇降機構60を動作させて記録ヘッド23を昇降動作させるためのヘッド昇降駆動機構7の詳細について説明する。
【0057】
このヘッド昇降駆動機構7は、図9及び図10に示す如くメカデッキシャーシ2側に設けられるもので、ヘッド昇降機構60の駆動源である駆動モータ14と、この駆動モータ14の駆動によって回動動作される動作爪15とを有して構成されている。動作爪15は軸15aを支点として所定の角度範囲で回動動作されるようになっており、その動作方向はヘッド昇降機構60の第1のスライド部材50のスライド方向と対応している。
【0058】
この動作爪15には係合凹部16が形成されており、この係合凹部16に第1のスライド部材50の側面操作部50cの後端部に設けられた係合片51が係合される(図14参照)。
この構成によってヘッド昇降機構60とヘッド昇降駆動機構7とが動作的に連結され、即ちヘッド昇降駆動機構7の駆動モータ14が駆動して動作爪15が軸15aを支点として回動されると、これに連動してヘッド昇降機構60の第1のスライド部材50が前後方向にスライド動作し、これによって上述した如く記録ヘッド23が光学ディスクの情報記録面に対して接近又は離反するように昇降動作される。
【0059】
このヘッド昇降駆動機構7は図15に示す如く一つの組部品としてユニット化されている。
このヘッド昇降駆動機構7のユニット80ではケース17の一端側に駆動源である駆動モータ14が固定され、他端側の開口部81から動作爪15が露出されている。ケース17の中央部の蓋板82によって覆われている部分には図16に示す如く動力伝達機構として複数段のギア83,84,85,86,87が内蔵されており、駆動モータ14の回転駆動力がこれらのギア83,84,85,86,87を介して減速して動作爪15に伝達されることによって動作爪15はトルクが増大して回動動作され、ヘッド昇降機構60に充分な駆動力を付与する。このユニット80においてケース17の中央部を覆う蓋板82は片側2片ずつ両側で4片の脚部88を有し、この4片の脚部88に形成された係合孔89をケース17の側面に設けられた突起90に係合させることによって蓋板82をケース17に固定する。
【0060】
このヘッド昇降駆動機構7のユニット80はメカデッキシャーシ2と同じ厚みに形成されており、これをメカデッキシャーシ2内に収めるように組み込むものである。メカデッキシャーシ2には図17に示す如くユニット80の外形に対応した穴91が形成されており、この穴91にユニット80を隙間なく嵌め込んでメカデッキシャーシ2と一体化させる。
【0061】
ここで特に本実施例のディスク記録再生装置1では、このヘッド昇降駆動機構7のユニット80の組み込み部は光学ピックアップ装置9の後方で光学ピックアップ装置9と記録ヘッド23とを連結するジョイント部材25と対応するスペースに設けられている。
この部分は従来メカデッキシャーシの強度や寸法の関係でデッドスペースとなっていた部分であり、本実施例の装置はこのスペースにヘッド昇降駆動機構7を配置してスペースの有効活用を図ったものである。この場合、ユニット化されたヘッド昇降駆動機構7を組み込むことによりメカデッキシャーシ2の強度は充分に確保される。
【0062】
ユニット80はメカデッキシャーシ2の裏側から組み込まれる構造となっており、組み込まれたユニット80は例えば固定ネジ92によってメカデッキシャーシ2に固定される。即ち本実施例ではメカデッキシャーシ2にユニット80を組み込んだ状態で固定ネジ92をユニットの通孔93(ケース17及び蓋板82の通孔93a及び93b)に通してメカデッキシャーシ2に螺着することによりユニット80を固定するようにしている。こうしてメカデッキシャーシ2に組み込まれたヘッド昇降駆動機構7のユニット80はメカデッキシャーシ2と一体化し、構造上メカデッキシャーシ2の一部と看做される。
【0063】
尚、この装置においてメカデッキシャーシ2の材質としてはPPE(ポリフェニレンエーテル)が用いられ、これに組み込まれるヘッド昇降駆動機構7のユニット80を構成するケース17及び蓋板82もまた同じ材質であるPPEを用いて形成されている。
【0064】
このように本実施例のディスク記録再生装置1では、記録ヘッド23を昇降動作させるヘッド昇降駆動機構7をメカデッキシャーシ2側に設け、このメカデッキシャーシ2内に組み込んだ構成としたことにより、装置内部のスペースを有効に活用でき、その結果として装置の一層の小型・薄型化が可能となる。
【0065】
特にこのディスク記録再生装置1では、光学ピックアップ装置9と記録ヘッド23とを連結するジョイント部材25と対応するメカデッキシャーシ2のデッドスペースにヘッド昇降駆動機構7を組み込んだ構成としたことにより、装置内部のスペースをさらに有効に活用でき、装置の小型・薄型化に一段と有利となるものである。
【0066】
上記の如くメカデッキシャーシ2に組み込まれたヘッド昇降駆動機構7のユニット80は、図9に示すようにメカデッキシャーシ2のディスク受け面と同一平面に表面が露出する。このメカデッキシャーシ2のディスク受け面に露出されるユニット80の表面には、光学ディスクが収納されるディスクカートリッジ18の位置決めを行なうための位置決め凸部19が形成されている。
この位置決め凸部19は基準ピン13と共同でディスクカートリッジ18の位置決めを行うものであり、即ちこの位置決め凸部19と基準ピン13にディスクカートリッジ18の基準孔が係合されることによりディスクカートリッジ18の正確な位置決めが行なわれ、装置内でディスクカートリッジ18が安定して保持される。
【0067】
この位置決め凸部19は基準ピン13と共に従来からメカデッキシャーシ上に設けられるもので、本実施例の装置ではこの位置決め凸部19が設けられる部分にヘッド昇降駆動機構7のユニット80が組み込まれたことにより、このユニット80に位置決め凸部19を設けた構成としたものである。
このような構成としたことにより本実施例のディスク記録再生装置1では、ディスクカートリッジの安定性を保ちながら装置内部のスペースを有効に活用でき、装置の小型・薄型化を図ることができる。
【0068】
さらにこのディスク記録再生装置1では、メカデッキシャーシ2に組み込まれるヘッド昇降駆動機構7が一つのユニット80として構成されていることにより、装置の組み立て時にはこのユニット80ごとヘッド昇降駆動機構7を簡単にメカデッキシャーシ2に組み込むことができ、またヘッド昇降駆動機構7が故障して修理が必要なとき等にもユニット80ごとヘッド昇降駆動機構7を交換すればよいので、作業が楽に行えるという利点がある。
【0069】
尚、以上の実施例ではヘッド昇降駆動機構7のユニット80を固定ネジ92によってメカデッキシャーシ2に固定する構成としてあるが、このユニット80の固定手段としてはネジに限ることなく、他にも例えばヘッド昇降駆動機構のユニットを嵌め付けや超音波溶着によってメカデッキシャーシに固定する構造としてもよい。
その他各部の構成においても、実施例が本発明を特定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採り得るものであることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本発明のディスク記録再生装置では、ヘッド昇降機構の駆動源であるモータを有するヘッド昇降駆動機構をメカデッキシャーシ内に設けた構成としたことにより、装置内部のスペースを有効に活用でき、装置の一層の小型・薄型化が可能となる効果がある。
【0071】
また本発明のディスク記録再生装置では、光学ピックアップと記録ヘッドを連結するジョイント部材と対応するメカデッキシャーシのデッドスペースにヘッド昇降駆動機構を組み込んだ構成としたことにより、装置内部のスペースをさらに有効に活用でき、装置の小型・薄型化に一段と有利となる効果がある。
【0072】
さらに本発明のディスク記録再生装置では、ヘッド昇降駆動機構をユニット化したことで組み付けが容易となり、また故障時の部品交換も容易に行うことができる効果がある。
【0073】
そして特に本発明のディスク記録再生装置では、メカデッキシャーシから露出されるヘッド昇降駆動機構のユニットの表面にディスクカートリッジの位置決め用の凸部を設けた構成により、ディスクカートリッジの安定性を保ちながら装置内部のスペースを有効に活用でき、装置の小型・薄型化を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク記録再生装置の一実施例を示すもので、カートリッジホルダを跳ね上げてメカデッキシャーシから離反させた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明のディスク記録再生装置の一実施例を示すもので、カートリッジホルダを閉じてメカデッキシャーシに重ねた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明のディスク記録再生装置に係るカートリッジホルダにヘッド昇降機構とイジェクト機構を搭載した状態を示すもので、図3Aは平面図、図3Bは側面図である。
【図4】本発明のディスク記録再生装置に係るカートリッジホルダにヘッド昇降機構のみを搭載し、その第1のスライド部材が前側に移動した状態を示すもので、図4Aは平面図、図4Bは側面図である。
【図5】本発明のディスク記録再生装置に係るカートリッジホルダにヘッド昇降機構のみを搭載し、その第1のスライド部材が後側に移動した状態を示すもので、図5Aは平面図、図5Bは側面図である。
【図6】本発明のディスク記録再生装置に係るカートリッジホルダにイジェクト機構のみを搭載し、その第2のスライド部材が前側に移動した状態を示すもので、図6Aは平面図、図6Bは側面図である。
【図7】本発明のディスク記録再生装置に係るカートリッジホルダにイジェクト機構のみを搭載し、その第2のスライド部材が後側に移動した状態を示すもので、図7Aは平面図、図7Bは側面図である。
【図8】図3のX−X線部分を拡大して示す断面図である。
【図9】本発明のディスク記録再生装置に係るメカデッキシャーシ及び外枠を示す斜視図である。
【図10】本発明のディスク記録再生装置に係るメカデッキシャーシの裏面側を示す斜視図である。
【図11】本発明のディスク記録再生装置に係る光学ピックアップ装置の裏面側を示す斜視図である。
【図12】本発明のディスク記録再生装置に係るイジェクト機構の動作を説明するもので、図12Aは蓋が開かれてイジェクト機構のロック前の状態、図12Bは蓋が開かれてイジェクト機構のロック後の状態をそれぞれ示す説明図である。
【図13】本発明のディスク記録再生装置に係るイジェクト機構の動作を説明するもので、図13Aは蓋が閉じられてイジェクト機構のロック後の状態、図13Bは蓋が開かれてイジェクト機構のロック時の状態をそれぞれ示す説明図である。
【図14】本発明のディスク記録再生装置に係る動作爪と係合片との係合関係を示す説明図である。
【図15】本発明のディスク記録再生装置に係るヘッド昇降駆動機構のユニットを示す斜視図である。
【図16】図15のユニットの蓋を外した状態を示す分解斜視図である。
【図17】図15のユニットが組み込まれるメカデッキシャーシを示す斜視図である。
【符号の説明】
2・・・・メカデッキシャーシ
5・・・・ディスク回転機構
7・・・・ヘッド昇降駆動機構
9・・・・光学ピックアップ装置
14・・・・駆動モータ
15・・・・動作爪
17・・・・ケース
19・・・・位置決め凸部
23・・・・記録ヘッド
60・・・・ヘッド昇降機構
80・・・・ユニット
83〜87・・・・ギア
Claims (1)
- 記録媒体であるディスクが装着されるメカデッキシャーシと、上記メカデッキシャーシ上に設けられ、上記ディスクを回転駆動するディスク回転機構と、上記ディスクに記録された信号を読み取る光学ピックアップと、上記光学ピックアップと対応して設けられ、上記ディスクに信号を書き込むための記録ヘッドと、上記記録ヘッドを必要に応じてディスクに対して接近又は離反させるヘッド昇降動作を行うヘッド昇降機構とを備え、
上記ヘッド昇降機構の駆動源であるモータを有するヘッド昇降駆動機構が上記メカデッキシャーシ内に設けられ、
上記光学ピックアップと上記記録ヘッドを連結するジョイント部材を有し、このジョイント部材と対応する上記メカデッキシャーシのデッドスペースに上記ヘッド昇降駆動機構が組み込まれ、
上記ヘッド昇降駆動機構は、駆動源であるモータとこのモータの回転を減速するギア機構を含めてユニット化されており、
上記メカデッキシャーシから露出される上記ユニットの表面に、上記ディスクが収納されるカートリッジの位置決めを行なうための凸部が設けられていることを特徴とするディスク記録再生装置。
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