JP2002343044A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2002343044A
JP2002343044A JP2002065852A JP2002065852A JP2002343044A JP 2002343044 A JP2002343044 A JP 2002343044A JP 2002065852 A JP2002065852 A JP 2002065852A JP 2002065852 A JP2002065852 A JP 2002065852A JP 2002343044 A JP2002343044 A JP 2002343044A
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Japan
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lever
head
recording
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JP2002065852A
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English (en)
Inventor
Tokio Kanouda
冬希郎 叶田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダに対して挿入又は排出される記録媒体
と磁気ヘッドとの干渉を回避した上で記録再生装置の小
型化を図る。 【解決手段】 記録媒体102を保持すると共に挿脱位
置と装着位置との間を移動するホルダ16と、記録媒体
を排出するイジェクトレバー39と、ホルダを移動させ
るスライダ31と、ヘッド58aを移動させるヘッドシ
フトレバー23と、該ヘッドシフトレバーを操作するカ
ムレバー24とを設け、駆動モーターの駆動力によって
記録媒体がホルダから排出されるときに記録媒体に対し
て退避する第1の退避位置にヘッドを退避し、情報信号
の再生が行われるときに記録媒体に対して退避する第2
の退避位置にヘッドを退避し、情報信号の記録時に手動
による操作によって記録媒体が排出されるときにホルダ
が挿脱位置に移動されると共に記録媒体に対して退避す
る第3の退避位置にヘッドを退避し、第1の退避位置、
第2の退避位置及び第3の退避位置において、ヘッドと
ホルダとの間の離接する方向における相対位置を略同一
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録再生装置に関す
る。詳しくは、記録媒体に対して情報信号の記録及び記
録された信号の再生を行うことができる記録再生装置に
ついての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に対して情報信号の記録及び再
生を行うことができる記録再生装置がある。このような
記録再生装置には、ホルダに記録媒体が保持されたとき
に、ホルダに支持されたスライダが一方向に移動されホ
ルダを下降させて記録媒体を装着部に装着し、スライダ
が反対方向に移動されホルダが上昇されると共にイジェ
クトレバーによって記録媒体がホルダから排出されるよ
うになっているものがある。
【0003】このような従来の記録再生装置を図58及
び図59に示す。
【0004】ホルダaは図示しないシャーシに対して上
下方向に移動可能とされており、ホルダaにはカムレバ
ーbが前後方向にスライド自在に支持されている。カム
レバーbにはカム突片cと上下方向に延びる被支持脚d
とが設けられ、該被支持脚dが、例えば、シャーシに形
成された支持孔eに上下方向に移動自在に支持されてい
る。
【0005】ホルダaの上面には支持片fが設けられ、
該支持片fにヘッドシフトレバーgが回動自在に支持さ
れている。ヘッドシフトレバーgには、カムレバーbの
カム突片cと摺接される被作用部hが設けられている。
【0006】光学ピックアップには取付部iが設けら
れ、該取付部iの上面には、先端部に磁気ヘッドjが設
けられたヘッド取付板kの後端部が取り付けられてい
る。ヘッド取付板kは、弾性材料によって形成されてい
る。
【0007】上記したホルダaやシャーシ等は記録再生
装置の外筐の内部に配置されており、ホルダaの上方に
は外筐の天板部lが位置されている。
【0008】図58は、磁気ヘッドjが第1の退避位置
にある状態を示している。例えば、記録媒体に対する情
報信号の再生時には磁気ヘッドjは使用されないため、
該磁気ヘッドjがホルダaに保持された記録媒体から退
避され第1の退避位置にある。このとき、ヘッドシフト
レバーgの被作用部hがカムレバーbのカム突片cの最
上端に係合されており、ヘッドシフトレバーgによって
ヘッド取付板kが前下がりに傾斜された状態で持ち上げ
られ磁気ヘッドjがホルダaの上面の直ぐ上側において
ホルダaに保持された記録媒体から退避された状態にあ
る。
【0009】記録媒体に対する情報信号の再生動作が終
了し記録媒体がホルダaから前方へ排出されるときに
は、ホルダaが図58の状態よりも上方へ移動され、カ
ムレバーbもホルダaと一体となって上方へ移動される
(図59参照)。
【0010】ホルダaとカムレバーbが上方へ移動され
ても、ヘッドシフトレバーgとカム突片cとの相対的な
位置は変化しないが、カム突片cが取付部iと略同じ高
さに位置されるため、ヘッド取付板kが前上がりの状態
で持ち上げられる。従って、磁気ヘッドjが上記第1の
退避位置よりも上方の第2の退避位置まで移動される
(図59参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の記録再
生装置にあっては、上記のように、記録媒体がホルダa
から排出されるときには、前下がりの状態で持ち上げら
れていたヘッド支持板kが前上がりの状態で持ち上げら
れる。従って、従来の記録再生装置にあっては、ホルダ
aの上面と外筐の天板部lとの間に磁気ヘッドjが第1
の退避位置と第2の退避位置との間を移動するための大
きなスペースが必要とされ、その分、記録再生装置全体
の厚みが大きくなっているという問題がある。
【0012】そこで、本発明は、ホルダに対して挿入又
は排出される記録媒体と磁気ヘッドとの干渉を回避した
上で記録再生装置の小型化を図ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明記録再生装置は、
上記した課題を解決するために、記録媒体が装着される
装着部と、上記記録媒体を保持すると共に当該記録媒体
の挿入及び排出が行われる挿脱位置と当該記録媒体の上
記装着部への装着が行われる装着位置との間を移動する
ホルダと、上記挿脱位置において上記記録媒体をホルダ
から排出するイジェクトレバーと、上記ホルダに対する
記録媒体の挿入方向及び排出方向へ移動可能とされると
共に挿入方向へ移動することによりホルダを挿脱位置か
ら装着位置へ向けて移動し排出方向へ移動することによ
りホルダを装着位置から挿脱位置へ向けて移動するスラ
イダと、上記記録媒体に対して情報信号を記録するヘッ
ドと、上記ヘッドを上記記録媒体に対して離接する方向
へ移動するヘッドシフトレバーと、上記ホルダに上記挿
入方向及び上記排出方向に移動自在に支持されると共に
上記ヘッドシフトレバーを操作するカムレバーとを設
け、駆動モーターの駆動力によって上記記録媒体が上記
挿脱位置にあるホルダから排出されるときにホルダに保
持される上記記録媒体に対して退避する第1の退避位置
に上記ヘッドを退避させ、上記記録媒体に対する情報信
号の再生が行われるときに当該記録媒体に対して退避す
る第2の退避位置に上記ヘッドを退避させ、上記記録媒
体に対する情報信号の記録時に手動による操作によって
上記記録媒体が装着位置から排出されるときに上記ホル
ダが挿脱位置に移動されると共に当該ホルダから排出さ
れる上記記録媒体に対して退避する第3の退避位置に上
記ヘッドを退避させ、上記第1の退避位置、第2の退避
位置及び第3の退避位置において、上記ヘッドとホルダ
との間の上記離接する方向における相対位置を略同一と
したものである。
【0014】従って、本発明記録再生装置にあっては、
何れの退避位置においても磁気ヘッドとホルダとの距離
が略一定である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に従って説明する。尚、以下に示した実施の形態
は、本発明を直径が略64mmのディスク状記録媒体
(光磁気ディスク)、例えば、ミニディスク(商標)に
対する記録及び再生を行うことのできるディスク記録再
生装置に適用したものである。
【0016】ディスク記録再生装置1は、薄い箱状を為
す外筐2内に所要の各部材及び各機構が配置されて成
り、外筐2の前面には横長の矩形状を為す挿脱口2aが
形成されている(図1参照)。外筐2には挿脱口2aを
開閉するための扉3が支持されており、後述するディス
クカートリッジが外筐2内に挿入され、又は、外筐2か
ら排出されるときに扉3が動作されて挿脱口2aが開放
される。
【0017】外筐2の所定の位置には、各種の機能を発
揮するための操作釦4、4、・・・が配置されており
(図1参照)、これらの各操作釦4、4、・・・を操作
することにより、例えば、再生動作、記録動作、動作の
停止、音量の変更、ディスクカートリッジの外筐2から
の排出(イジェクト)及び各種の編集機能等が実行され
るようになっている。
【0018】外筐2内にはシャーシ5が配置されている
(図2乃至図4参照)。シャーシ5は、主面部6と該主
面部6の左右両側縁にそれぞれ設けられた側面支持部
7、8と主面部6の後縁からそれぞれ上方へ突出され左
右に離間して位置されたレバー支持部9、レバー規制部
10とが一体に形成されて成る(図9参照)。
【0019】主面部6には、右方側にピックアップ配置
孔6aが形成され、左端部の前端寄りの位置にスイッチ
配置孔6bが形成されている。主面部6の前端寄りの位
置で、その右端寄りの位置には、押さえ手段配置孔6c
が形成されている。
【0020】主面部6の右端寄りの位置には、前後に離
間して位置決めピン11、11が一体に設けられ、該位
置決めピン11、11は位置決め突部11a、11aと
該位置決め突部11a、11aの下端部周縁に設けられ
た受け台部11b、11bとから成る。主面部6の左端
寄りの位置には、前後に離間して受部12、12が一体
に設けられ、該受部12、12の上面は位置決めピン1
1、11の受け台部11b、11bの上面と同じ高さに
されている。
【0021】側面支持部7、8には、それぞれ前端部と
後端寄りの位置に、支持突部13、13、14、14が
設けられ、該支持突部13、13、14、14にそれぞ
れ前方に開口された支持溝13a、13a、14a、1
4aが形成されている。側面支持部7、8には、それぞ
れ後側の支持突部14、14の後側に離間して突部1
5、15が設けられ、支持突部14、14と突部15、
15の間の部分が上方に開口された案内溝15a、15
aとして形成されている。
【0022】左側に位置する側面支持部7には、支持突
部14と突部15の各上端部に、バネ掛け片14b、1
5bが設けられている。
【0023】シャーシ5のレバー支持部9は、主面部6
から上方へ突出された立設部9aと該立設部9aの上縁
から前方へ突出された支持部9bとから成る。
【0024】シャーシ5のレバー規制部10は、主面部
6から上方へ突出された立設部10aと該立設部10a
の上縁から前方へ突出された規制部10bとから成り、
該規制部10bには前後に長い規制孔10cが形成され
ている。
【0025】シャーシ5の側面支持部7、8には、ホル
ダ16が昇降自在に支持されている(図3参照)。
【0026】ホルダ16はバネ弾性を有する板状の金属
材料により形成されており、天板部17と該天板部17
の左右両側縁からそれぞれ垂設された側面板部18、1
9と該側面板部18、19の下縁から互いに近づく方向
へ向けて突出された受け板部20、20とが一体に形成
されて成る(図10参照)。天板部17と側面板部1
8、19と受け板部20、20とから成る扁平な空間内
にディスクカートリッジが挿入されて保持される。
【0027】天板部17には、先端が稍下方に位置する
ように押さえバネ部17aが切り起こし状に形成されて
いる。天板部17には、シャーシ5のピックアップ配置
孔6aに対応した位置にヘッド挿入孔17bが形成され
ている。天板部17の右端部には、後方へ突出されたシ
フトレバー戻しバネ17cが一体に形成されている。天
板部17の左端部でその後端部には、逃げ孔17dが形
成されている。
【0028】ホルダ16の側面板部18、19の前端側
には、それぞれ外方へ突出された打出状の支持部18
a、19aが設けられている。側面板部18、19に
は、それぞれ後端側に、外方へ突出された支持ピン18
b、19bが設けられている。
【0029】右側に位置する側面板部19には、シャッ
ター開閉機構が設けられ、該シャッター開閉機構は、そ
れぞれ側面部19の一部を切り起こして形成されたシャ
ッター戻しバネ21とロック解除片22とによって構成
されている。
【0030】シャッター戻しバネ21は略前方へ突出さ
れており、先端部が側面板部19の内側に位置するよう
に側面部19に対して傾斜されている。シャッター戻し
バネ21の先端部は内側へ突出するように屈曲されて保
持部21aとして設けられている。
【0031】ロック解除片22は前後方向に延び、主面
が上下を向くように形成されている。
【0032】左側に位置する受け板部20の前端部に
は、操作孔20aが形成されている。
【0033】ホルダ16の天板部17にはヘッドシフト
レバー23が回動自在に支持されている(図3、図5及
び図10参照)。
【0034】ヘッドシフトレバー23は、ヘッド挿入孔
17bの後縁に近接した位置に支持され、該ヘッドシフ
トレバー23はヘッド挿入孔17b側に突出されてい
る。ヘッドシフトレバー23の左側縁からは前後に離間
して回動規制片23aと被作用片23bとがそれぞれ左
方へ突出され、該被作用片23bは側方から見て下方に
凸のV字状に形成されている(図11及び12参照)。
また、ヘッドシフトレバー23の右側縁からも右方へ突
出された回動規制片23aが設けられている。
【0035】ヘッドシフトレバー23は、その右端部に
ホルダ16の天板部17に設けられたシフトレバー戻し
バネ17cの先端部がヘッドシフトレバー23の右端部
に上方から弾接されている。従って、ヘッドシフトレバ
ー23は前端部が略下方へ移動する方向へ付勢されてい
る。
【0036】ホルダ16にはカムレバー24が前後方向
へ移動自在に支持されている(図3、図5及び図6参
照)。カムレバー24と上記ヘッドシフトレバー23
は、後述する磁気ヘッドを昇降動作させるヘッド移動機
構として機能する。
【0037】カムレバー24は前後に長い被支持部25
と該被支持部25から右方へ突出された突出部26と被
支持部25から下方へ突出されたカム脚27とが一体に
形成されて成る(図13及び図14参照)。
【0038】被支持部25には、前後に長い被支持孔2
5a、25a、25aが形成され、該被支持孔25a、
25a、25aに天板部17に設けられた支持ピン17
e、17e又は支持片17fが挿入されて前後方向に移
動可能とされている。
【0039】突出部26は被支持部25の右側縁から右
方へ突出され、先端部が前後方向に長く形成されてい
る。突出部26の先端部には、その一部が立ち曲げられ
て形成された押さえ片28とカム片29が前後に離間し
て設けられている。カム片29には、後方側から順に、
第1のカム部29a、該第1のカム部29aより高い位
置にある第2のカム部29b、該第2のカム部29bよ
り低い位置にある第3のカム部29cが設けられてい
る。第1のカム部29aと第3のカム部29cとは略同
一の高さ位置に設けられている。
【0040】カム脚27は、上下方向における中央部か
ら下側の部分がカム部30として形成されている。カム
部30は、上方側に位置し上下に短く延びる上側部30
aと該上側部30aに連続し下方へ行くに従って後方へ
変位する傾斜部30bと該傾斜部30bに連続し上下に
短く延びる下側部30cとから成る。
【0041】ホルダ16にはスライダ31が前後方向へ
移動自在に支持されている(図3、図7及び図8参
照)。
【0042】スライダ31は左右に長い連結部32と該
連結部32の左右両端部からそれぞれ後方へ突出された
延設部33、34と該延設部33、34の側縁からそれ
ぞれ垂設された側面部35、36とが一体に形成されて
成る(図15乃至図17参照)。
【0043】左側の延設部33には、その左側縁から左
方へ突出されたバネ掛け突部33aと、右側縁から右方
へ突出されたバネ掛け突部33bとが設けられている。
延設部33の後端部にはその一部が立ち曲げられて被規
制片33cが設けられている。延設部33の後端部に
は、前方へ行くに従って右方へ変位するように傾斜され
た傾斜縁33dが形成されている。
【0044】側面部35、36には、それぞれ前後に離
間して被支持ピン35a、35a、36a、36aが設
けられている。
【0045】側面部35、36には、それぞれ前後に離
間してカム溝37、37、38、38が形成されてい
る。前側に位置するカム溝37は、後側から順に上側水
平部37a、傾斜部37b、下側水平部37cが連続し
て形成され、上側水平部37aが後方に開口されてい
る。後側に位置するカム溝38は、後側から順に上側水
平部38a、傾斜部38b、下側水平部38cが連続し
て形成され、下側水平部38cが前方に開口されてい
る。カム溝37、37の直ぐ後側の部分には、スライダ
31の部分が存在しておらず、ここに下方及び後方に開
口された逃げ用切欠35b、36bが形成されている。
【0046】左側に位置する側面部35には、逃げ用切
欠35bの直ぐ後側と後端部とに、それぞれ被押圧片3
5c、35dが設けられている。
【0047】スライダ31のホルダ16への組付は以下
のようにして行う(図18乃至図21参照)。
【0048】先ず、ホルダ16の支持ピン18b、19
bが前側からスライダ31のカム溝38、38に挿入さ
れるように、スライダ31を前端部が上側に位置するよ
うに傾斜させた状態でホルダ16の後側から連結する
(図18参照)。
【0049】次に、スライダ31をホルダ16に対して
前側へ移動させ、支持ピン18b、19bをカム溝3
8、38の後端部に係合する(図19参照)。
【0050】次いで、スライダ31を、連結部32が天
板部17上に載置されるまでホルダ16に対して回動さ
せるように移動させる(図20参照)。このときスライ
ダ31のカム溝37、37の直ぐ後側に逃げ用切欠35
b、36bが形成されているため、スライダ31が回動
されるときに該スライダ31とホルダ16の支持部18
a、19aとが干渉することがなく、連結部32が天板
部17上に載置された状態において、カム溝37、37
の上側水平部37a、37aの直ぐ後側にホルダ16の
支持部18a、19aが位置される(図20参照)。
【0051】最後に、スライダ31をホルダ16に対し
て稍後方へ移動させ、支持部18a、19aをカム溝3
7、37に後方から挿入して係合させる(図21参
照)。これによりスライダ31がホルダ16に前後方向
に移動自在に支持される。
【0052】上記したように、スライダ31のホルダ1
6の組付は、支持ピン18b、19bを前側からスライ
ダ31のカム溝38、38に挿入し、その後、スライダ
31をホルダ16に対して回動した後に後方へ移動させ
るだけでよいため、支持部18a、19a及び支持ピン
18b、19bの側面板部18又は側面板部19からの
突出量の分だけスライダ31とホルダ16との左右方向
における間隔に余裕を持たせる必要がない。従って、そ
の分、スライダ31の左右方向における幅を小さくする
ことができ、ディスク記録再生装置1の小型化を図るこ
とができる。
【0053】シャーシ5のレバー支持部9には、イジェ
クトレバー39が回動自在に支持されている(図2及び
図3参照)。上記スライダ31とイジェクトレバー39
は、ホルダ16に保持されるディスクカートリッジをホ
ルダ16から排出するイジェクト機構として機能する。
【0054】イジェクトレバー39は回動支点部40と
該回動支点部40から突出された規制突部41と回動支
点部40から規制突部41と略直交する方向へ突出され
た突設部42と該突設部42の先端から下方へ突出され
た作用部43とが一体に形成されて成る(図22及び図
23参照)。
【0055】規制突部41の先端縁はスライダ31の被
規制片33cに接触される規制縁41aとして形成され
ている。規制突部41の先端部にはローラー44が回転
自在に支持され、該ローラー44は規制突部41から下
方へ突出した状態で支持されている。
【0056】突設部42の前縁にはバネ掛け部42aが
設けられ、後縁には下方へ折り曲げられて形成された挿
入片42bが設けられている。挿入片42bはシャーシ
5のレバー規制部10の規制孔10cに挿入され、挿入
片42bが規制孔10cの前側開口縁に接することによ
りイジェクトレバー39の前方側(図3に示すR1方
向)への回動が規制される。
【0057】カムレバー24及びスライダ31が支持さ
れたホルダ16は、支持ピン18b、19bがスライダ
31のカム溝38、38から突出された状態でシャーシ
5の側面支持部7、8の案内溝15a、15aに内側か
ら摺動自在に係合される。ホルダ16に支持されたスラ
イダ31は、被支持ピン35a、35a、36a、36
aがシャーシ5の側面支持部7、8の支持溝13a、1
3a、14a、14aに内側から摺動自在に係合され
る。従って、ホルダ16はカムレバー24とともにシャ
ーシ5に対して上下方向に移動可能とされる。ホルダ1
6の移動時に支持部18a、19a、支持ピン18b、
19bがスライダ31のカム溝37、37、38、38
内を移動することによりスライダ31がホルダ16に対
して前後方向へ移動される。
【0058】上記のようにホルダ16がシャーシ5に支
持された状態において、レバー支持部9に回動自在に支
持されたイジェクトレバー39のバネ掛け部42aとス
ライダ31のバネ掛け突部33bとの間に引張コイルバ
ネであるバネ部材45が張設される(図3参照)。従っ
て、イジェクトレバー39は図3に示すR1方向へ付勢
されると共にスライダ31が後方へ付勢され、該スライ
ダ31の被規制片33cがR1方向における回動端に位
置されているイジェクトレバー39の規制突部41の規
制縁41aに接触されてスライダ31の後方側への移動
が規制される。
【0059】また、スライダ31のバネ掛け突部33a
とシャーシ5の側面支持部7のバネ掛け片14bとの間
には、バネ部材45のバネ力より弱いバネ力を有する補
助用バネ46が張設され、これによってもスライダ31
が後方へ付勢される(図3参照)。
【0060】シャーシ5の側面支持部7にはジョイント
レバー47が前後方向に移動自在に支持されている(図
2及び図3参照)。
【0061】ジョイントレバー47は前後に長く形成さ
れ、前後に離間して被支持孔47a、47aが形成され
ている(図24参照)。ジョイントレバー47には、前
端寄りの下縁に被作用片47bが設けられ、被支持孔4
7a、47a間の上縁に上方へ突出された押圧片47c
が設けられている。ジョイントレバー47には、後側に
位置する被支持孔47aの上側の位置にバネ掛け部47
dが設けられ、ジョイントレバー47の後端部は右方へ
折り曲げられ押圧部47eとして設けられている。
【0062】ジョイントレバー47は被支持孔47a、
47aに側面支持部7に設けられた支持ピン7a、7a
が挿入されて前後方向に移動自在に支持される。ジョイ
ントレバー47が側面支持部7に支持された状態におい
て、バネ掛け部47dと側面支持部7のバネ掛け片15
bとの間に引張コイルバネ48が張設され、ジョイント
レバー47が後方へ付勢される。
【0063】シャーシ5の主面部6の略中央部には、図
示しないスピンドルモーターが配置され、該スピンドル
モーターのモーター軸にディスクテーブル49が固定さ
れている(図2及び図4参照)。ディスクテーブル49
には、ディスク状記録媒体の中心孔に嵌合されるセンタ
ーリング突部49aとディスク状記録媒体の内周縁が載
置されるテーブル部49bとが設けられ、センターリン
グ突部49aに図示しない吸着用のマグネットが埋設さ
れている。
【0064】主面部6のピックアップ配置孔6a内に
は、光学ピックアップ50がディスク状記録媒体の半径
方向へ移動自在に支持されている(図2及び図4参
照)。光学ピックアップ50は移動ベース51上に対物
レンズ52aを有する2軸アクチュエーター52が支持
されて成り、移動ベース51の前後両端部がそれぞれ主
面部6の下面側に配設されたガイド軸53、54に摺動
自在に支持され、移動ベース51の一端部に設けられた
図示しないナット部が主面部6の下面側に配設されたリ
ードスクリュー55に係合されている。リードスクリュ
ー55は、主面部6の下面側に配設された送りモーター
56によって回転される。
【0065】送りモーター56によってリードスクリュ
ー55が回転されると、該リードスクリュー55と係合
しているナット部がリードスクリュー55の軸方向に送
られ、光学ピックアップ50がガイド軸53、54に案
内されてディスク状記録媒体の半径方向へ移動される。
【0066】光学ピックアップ50の後端部には、側方
から見て前方に開口されたコ字状を為す連結部材57の
下面部が取り付けられている。連結部材57は、中間部
が主面部6の後縁の直ぐ後側に位置され、上面部がホル
ダ16の後端部の直ぐ上側に位置される(図3参照)。
【0067】連結部材57の上面部には、ヘッド取付ア
ーム58と該ヘッド取付アーム58の上方側への過剰な
変位を規制するアーム規制板59とが取り付けられてい
る(図3参照)。
【0068】ヘッド取付アーム58は、弾性を有する薄
い金属板により前後に長く形成され、後端部が連結部材
57に取り付けられ、前後方向における略中央部がホル
ダ16に支持された上記ヘッドシフトレバー23に載置
されている。ヘッド取付アーム58の前端部には磁気ヘ
ッド58aが取り付けられており、該磁気ヘッド58a
は2軸アクチュエーター52の対物レンズ52aの真上
に位置されている。
【0069】アーム規制板59は前後方向に長く形成さ
れ、後端部がヘッド取付アーム58の上側から連結部材
57に取り付けられ、側方へ突出された各部によってヘ
ッド取付アーム58を上側から押さえている。
【0070】上記のように、光学ピックアップ50とヘ
ッド取付アーム58が連結部材57によって連結されて
いるため、光学ピックアップ50と磁気ヘッド58aが
取り付けられたヘッド取付アーム58は、ディスク状記
録媒体の半径方向へ一体となって移動される。
【0071】シャーシ5の主面部6の下面の前端部には
回路基板60が配設されており、該回路基板60の左端
部の前端部にディスク検出スイッチ61、61、61が
搭載されている(図2参照)。
【0072】ディスク検出スイッチ61は回路基板60
上に設けられた接続基板62を介して配設されており、
スイッチ筐体63と該スイッチ筐体63に上下方向へ移
動可能に支持された被操作軸64とを有している(図2
5及び図26参照)。スイッチ筐体63は矩形状を為す
底面部63aと該底面部63aの周縁から上方へ突出さ
れた周壁部63bと該周壁部63bから内方へ突出され
た抜け止め部63cとから成り、周壁部63bの下端側
に接点部63d、63dが設けられている。被操作軸6
4は、軸状を為し、下端部64aの径が他の部分より太
くされており、下端部64aに接点64b、64bが設
けられている。
【0073】スイッチ筐体63の底面部63aと被操作
軸64の下面との間には圧縮コイルバネ65が縮設され
ており、被操作軸64が上方へ付勢されている。
【0074】被操作軸64が操作されていない状態にお
いては、スイッチ筐体63の抜け止め部63cに下端部
64aが係合され、接点部63d、63dに接点64
b、64bが接続されない非検出状態とされている(図
25参照)。被操作軸64がディスクカートリッジによ
って下方へ押圧されて操作されると、接点部63d、6
3dに接点64b、64bが接続され検出状態とされる
(図26参照)。
【0075】回路基板60の下面には、その左端寄りの
位置に回転検出スイッチ66が搭載され、該回転検出ス
イッチ66の被操作子66aは略後方へ突出されている
(図4参照)。
【0076】主面部6の下面の左端部には、駆動レバー
67が前後方向に移動自在に支持されている(図4参
照)。駆動レバー67は前後方向に長く形成され、前後
両端部にそれぞれ被支持孔67a、67aが形成されて
いる(図27参照)。駆動レバー67の前端側には係合
孔67bが形成され、該係合孔67bに上記カムレバー
24のカム脚27が挿入されて係合される。駆動レバー
67の後端寄りの位置には連結孔67cが形成され、前
後方向における略中央部にバネ掛け片67dが設けられ
ている。
【0077】駆動レバー67は被支持孔67a、67a
に主面部6の下面に設けられた支持ピン6d、6dが挿
入されて前後方向に移動自在に支持され、係合孔67b
にカムレバー24のカム脚27が挿入されて係合されて
いることにより、駆動レバー67の前後方向の移動に伴
ってカムレバー24が前後に移動される。駆動レバー6
7のバネ掛け片67dと主面部6の下面に設けられたバ
ネ掛け突部6eとの間には引張コイルバネ68が張設さ
れ、駆動レバー67が前方へ付勢されている(図4参
照)。
【0078】主面部6の下面には、駆動レバー67に並
ぶようにしてリミットレバー69が前後方向に移動自在
に支持されている(図4参照)。リミットレバー69は
前後方向に長く形成され、前後両端部にそれぞれ被支持
孔69a、69aが形成されている(図28参照)。リ
ミットレバー69の前端寄りの位置にはレバー支持部6
9bが設けられ、該レバー支持部69bの後側に支持軸
69cが設けられている。
【0079】リミットレバー69の支持軸69cが設け
られた部分の右側にはバネ掛け孔69dが形成され、支
持軸69cの左側の部分には前方を向く受け片69eが
設けられている。リミットレバー69には、受け片69
eの後側に被押圧片69fが設けられ、後端寄りの位置
に連結孔69gが形成されている。
【0080】リミットレバー69は被支持孔69a、6
9aに主面部6の下面に設けられた支持ピン6f、6f
が挿入されて前後方向に移動自在に支持されている(図
4参照)。リミットレバー69の受け片69eの前方に
は、シャーシ5の主面部6に形成されたストッパー縁6
gが位置されている(図4参照)。
【0081】駆動レバー67とリミットレバー69は変
換レバー70によって連結されている(図4参照)。変
換レバー70には、中央部に被支持筒部70aが設けら
れ、該被支持筒部70aを挟んで互いに反対側に上方へ
突出された連結ピン70b、70bが設けられている
(図29及び図30参照)。
【0082】変換レバー70は被支持筒部70aに、主
面部6の下面の駆動レバー67とリミットレバー69と
の間の部分に設けられた支持軸6hが挿入されて主面部
6に回動自在に支持され、連結ピン70b、70bがそ
れぞれ駆動レバー67の連結孔67cとリミットレバー
69の連結孔69gに回動自在に係合されている(図4
参照)。従って、駆動レバー67とリミットレバー69
は、互いに前後方向における反対方向へ移動される。
【0083】リミットレバー69の下面には作動レバー
71が回動自在に支持されている(図4及び図31参
照)。作動レバー71は略L字状を為し、一端部が回動
支点部71aとして設けられ、該回動支点部71aがリ
ミットレバー69のレバー支持部69bに回動自在に支
持されている(図31及び図32参照)。作動レバー7
1の屈曲された部分には短い円弧状を為す被案内孔71
bが形成され、該被案内孔71bにリミットレバー69
の支持軸69cが挿入され、作動レバー71が被案内孔
71bの範囲内においてリミットレバー69に対して回
動可能とされる。
【0084】作動レバー71には、その先端縁が立ち曲
げられて曲線状を為す被作用縁71cが設けられ、該被
作用縁71cを挟んで互いに反対側に直線状を為す被規
制縁71dと被押圧縁71eとが設けられている。
【0085】作動レバー71の回動支点部71aからは
バネ掛け突部71fが突出され、該バネ掛け突部71f
とリミットレバー69のバネ掛け孔69dとの間に引張
バネ72が張設されている。従って、作動レバー71は
図4の平面で見て反時計回り方向へ付勢され、作動レバ
ー71に時計回り方向への力が付与されていない状態に
おいては被規制縁71dがリミットレバー69の受け片
69eに接触されている。
【0086】シャーシ5の主面部6の下面には駆動モー
ター73が配設され、該駆動モーター73によって主面
部6の下面に支持された4つのギヤから成るギヤ群74
が回転される(図4参照)。
【0087】ギヤ群74の駆動モーター73側から数え
て4つ目のギヤには、スイッチングギヤ75が噛合され
ている(図4参照)。スイッチングギヤ75の下面には
操作突部75aが一体に設けられ、スイッチングギヤ7
5が回転されることにより上記回転検出スイッチ66の
被操作子66aが操作され、該被操作子66aが操作さ
れると駆動モーター73の回転が一旦停止されるように
なっている。
【0088】スイッチングギヤ75には駆動ギヤ76が
噛合され、該駆動ギヤ76の上面に押圧突部76aが一
体に設けられている(図4参照)。押圧突部76aは、
上記リミットレバー69、変換レバー70及び駆動レバ
ー67を介してヘッド移動機構の一部であるカムレバー
24に駆動モーター73の駆動力を伝達すると共にイジ
ェクト機構の一部であるスライダ31にジョイントレバ
ー47を介して駆動モーター73の駆動力を伝達する駆
動力伝達部としての役割を果たす。
【0089】駆動ギヤ76は、押圧突部76aがリミッ
トレバー69の被押圧片69f、作動レバー71の被作
用縁71c及び作動レバー71の被押圧縁71eを押圧
可能な位置に支持されている。
【0090】シャーシ5の主面部6と回路基板60との
間に、ディスクカートリッジの後述するシャッターを押
さえる押さえ手段としての役割を果たす板バネ部材77
が配置されている(図2及び図33参照)。板バネ部材
77は一端部77aが主面部6に取り付けられ、他端寄
りの部分が上方へ突出する押さえ部77bとして設けら
れ、該押さえ部77bが主面部6の押さえ手段配置孔6
cから上方へ突出されている(図33参照)。押さえ部
77bの上端は、主面部6に設けられた上記位置決めピ
ン11、11の受け台部11b、11b及び受部12、
12より上方に位置されている(図33参照)。
【0091】回路基板60にはCPU(中央演算処理装
置)を含む制御部(マイクロコンピューター)78が搭
載されており(図34参照)、該制御部78は上記ディ
スク検出スイッチ61及び回転検出スイッチ66が操作
されたときに生成される検出信号に基づいて各部に制御
信号を送出する。また、制御部78は外筐2に設けられ
た操作釦4、4、・・・が操作されたときに生成される
操作信号に基づいても各部に制御信号を送出する。
【0092】上記駆動モーター73は、制御部78から
モータードライバー79を介して送出された制御信号に
基づいて回転又は停止される。また、光学ピックアップ
50は、制御部78から光学ピックアップドライバー8
0を介して送出された制御信号に基づいて駆動又は停止
される。さらに、上記送りモーター56及びスピンドル
モーターも制御部78から入力された制御信号に基づい
て駆動又は停止される。
【0093】ディスクカートリッジ100は、矩形の扁
平な箱状をしたケース体101内にディスク状記録媒体
(光磁気ディスク)102が回転可能に収納されて成る
(図1参照)。ケース体101の下面の中心部には図示
しない挿通孔が形成され、該挿通孔の側方に図示しない
透過孔が形成されている。ケース体101の上面には、
透過孔に対応した位置に上記磁気ヘッド58aが挿入さ
れるヘッドアクセス孔101aが形成されている。
【0094】ケース体101には、透過孔及びヘッドア
クセス孔101aを開閉するシャッター103がスライ
ド自在に支持されている。ケース体101のシャッター
103が支持された側の側面には、前後方向に延びる溝
101bが形成されている。シャッター103の側面部
には係合孔103aが形成されている。シャッター10
3は、透過孔及びヘッドアクセス孔101aを閉塞した
状態において、ケース体101内に設けられた図示しな
いロック機構によってロックされている。
【0095】ケース体101の下面部には、前後に離間
して図示しない位置決め孔が形成されている。
【0096】ディスク状記録媒体102の中心部には中
心孔が形成され、該中心孔の開口縁に磁性金属材料から
成るハブ部が設けられている。
【0097】以下に、ディスク記録再生装置1の動作に
ついて説明する(図35乃至図57参照)。
【0098】先ず、ディスクカートリッジ100がロー
ディングされる前の状態について説明する(図35乃至
図39参照)。
【0099】イジェクトレバー39は図35に示すR1
方向における回動端に位置されており、バネ部材45の
バネ力によって規制突部41の規制縁41aにスライダ
31の被規制片33cが接触されスライダ31が前方側
に保持されている(図35参照)。従って、ホルダ16
の支持部18a、19aと支持ピン18b、19bがそ
れぞれスライダ31のカム溝37、37、38、38の
上側水平部37a、37a、38a、38aに係合され
ており、ホルダ16は移動範囲における上端、即ち、デ
ィスクカートリッジ100の挿入又は排出が行われる挿
脱位置に保持されている(図36参照)。
【0100】シャーシ5の側面支持部7に支持されたジ
ョイントレバー47は、引張コイルバネ48のバネ力に
よって後方側の移動端に保持されている(図37参
照)。
【0101】シャーシ5の主面部6の下面に支持された
スイッチングギヤ75は、回転検出スイッチ66の被操
作子66aに接した状態で停止されており、駆動ギヤ7
6は押圧突部76aがリミットレバー69の被押圧片6
9fに当接又は近接した位置、即ち、基準位置にある
(図38参照)。リミットレバー69は後方側の移動端
に位置されており、リミットレバー69に支持されてい
る作動レバー71はリミットレバー69の受け片69e
に被規制縁71dが接した状態とされている(図38参
照)。リミットレバー69が後方側の移動端に位置され
ているため、変換レバー70を介してリミットレバー6
9と連結された駆動レバー67は、前方側の移動端に位
置されている(図38参照)。
【0102】駆動レバー67が前方側の移動端に位置さ
れると共にホルダ16が挿脱位置に保持されているた
め、カムレバー24はカム脚27の下側部30cが駆動
レバー67の係合孔67bに係合されており(図36及
び図39参照)、カムレバー24は移動範囲における前
端に位置されている(図35参照)。従って、ヘッドシ
フトレバー23は被作用片23bがカムレバー24の第
1のカム部29aに係合され、ヘッド取付アーム58が
略水平な状態とされて磁気ヘッド58aがホルダ16に
挿入されるディスクカートリッジ100に干渉しない第
1の退避位置に保持されている(図39参照)。
【0103】ディスクカートリッジ100が外筐2の挿
脱口2aから挿入されると、扉3が回動され、ディスク
カートリッジ100がホルダ16に挿入されていく(図
40参照)。挿入されたディスクカートリッジ100に
よってイジェクトレバー39の作用部43が後方へ押圧
され、イジェクトレバー39がバネ部材45のバネ力に
抗してR2方向へ回動されていく(図40参照)。
【0104】ディスクカートリッジ100がホルダ16
に挿入されていくと、ホルダ16の側面板部19に形成
されたシャッター戻しバネ21にケース体101の側面
が摺接されてシャッター戻しバネ21が外方へ撓まさ
れ、続いてロック解除片22が相対的にディスクカート
リッジ100の溝101b内を前方へ移動されてシャッ
ター103のロックを解除し、引き続きシャッター10
3の端縁を押圧して該シャッター103がスライドされ
ていく。シャッター103がスライドされていくとシャ
ッター戻しバネ21の保持部21aがシャッター103
の係合孔103aに係合され、ディスクカートリッジ1
00がホルダ16内において保持される。シャッター1
03がスライドされることにより、ケース体101に形
成された透過孔及びヘッドアクセス孔101aが開放さ
れる。
【0105】ホルダ16にディスクカートリッジ100
が挿入されると、該ディスクカートリッジ100のケー
ス体101にホルダ16の天板部17に設けられた押さ
えバネ部17aが弾接されケース体101が押さえられ
る。
【0106】イジェクトレバー39がR2方向へ回動さ
れ規制縁41aがスライダ31の被規制片33cから外
れると、バネ部材45のバネ力によってスライダ31が
後方へ移動されていく(図41参照)。このときスライ
ダ31は、バネ掛け突部33aとシャーシ5の側面支持
部7のバネ掛け片14bとの間に張設された補助用バネ
46によっても後方へ引っ張られるため、スライダ31
が確実に後方側の移動端まで移動される。
【0107】スライダ31が後方へ移動されるときに
は、イジェクトレバー39に支持されたローラー44が
傾斜縁33dを転動する(図41参照)。従って、スラ
イダ31は後方へ円滑に移動される。
【0108】ディスク記録再生装置1にあっては、補助
用バネ46を用いているが、バネ部材45のバネ力を適
切に調整することにより補助用バネ46を必要としな
い。従って、バネ部材45のみを設ければよく、部品点
数の低減を図ることができる。
【0109】また、ディスク記録再生装置1にあって
は、上記のようにスライダ31が後方へ移動されるとき
に、伸張されたバネ部材45の長さが次第に短くなって
いくため、イジェクトレバー39とスライダ31の摩擦
抵抗が小さくなっていく。従って、スライダ31とイジ
ェクトレバー39の耐久性が向上する。
【0110】さらに、スライダ31とイジェクトレバー
39の摩擦抵抗が小さい分、ディスクカートリッジ10
0の後述するイジェクト時に、駆動モーター73の負荷
の低減による消費電力の低減を図ることができると共に
負荷の低減によりバネ部材45のバネ力を小さくするこ
とができる。
【0111】スライダ31が後方へ移動されていくと、
ホルダ16の支持部18a、19aと支持ピン18b、
19bとが、それぞれカム溝37、37、38、38の
上側水平部37a、37a、38a、38aから傾斜部
37b、37b、38b、38bを経て下側水平部37
c、37c、38c、38cまで相対的に移動される
(図42参照)。従って、ホルダ16は支持ピン18
b、19bがシャーシ5の側面支持部7、8に形成され
た案内溝15a、15aに案内されて下方側の移動端ま
で移動され、シャーシ5の主面部6に接した装着位置に
至る。
【0112】ホルダ16が下方へ移動されるときには、
ホルダ16の移動に伴ってカムレバー24も下方へ移動
されていき、駆動レバー67の係合孔67bにカム脚2
7の下側部30cが係合されていたカムレバー24は、
傾斜部30bを経て(図43参照)、上側部30aが係
合孔67bに係合され、カムレバー24はホルダ16に
対して稍後方へ移動される(図41及び図44参照)。
従って、ヘッドシフトレバー23は被作用片23bがカ
ムレバー24の第2のカム部29bに係合され、前上が
りの状態とされる(図44参照)。ヘッド取付アーム5
8はホルダ16が下降されたため前下がりの状態とされ
るが、ヘッドシフトレバー23が前上がりの状態とされ
るため磁気ヘッド58aがホルダ16の天板部17の直
ぐ上側の第2の退避位置に保持されており、ヘッド挿入
孔17bに挿入されない。この第2の退避位置は、ホル
ダ16の天板部17に対する相対的な位置としては、上
記第1の退避位置と略同じである。
【0113】ホルダ16が下方側の移動端まで移動され
装着位置に至ると、ホルダ16に保持されたディスクカ
ートリッジ100のケース体101の挿通孔からディス
クテーブル49が挿入され、該ディスクテーブル49の
センターリング突部49aがディスク状記録媒体102
の中心孔に挿入されると共にセンターリング突部49a
に設けられたマグネットによってディスク状記録媒体1
02のハブ部が吸着され、これによりディスク状記録媒
体102がディスクテーブル49に装着される。
【0114】ホルダ16が下方へ移動されるときには、
ディスクカートリッジ100のケース体101によって
ディスク検出スイッチ61、61、61の被操作軸6
4、64、64が押圧されて操作され、ライトプロテク
ト検出、MD/MD−DATA2(商標)の検出及びデ
ィスク反射率検出、即ち、ROM(ピットにより情報信
号が記録された光ディスク)かRAM(光磁気ディス
ク)かの検出に用いられる。図示はしていないが、ディ
スク状記録媒体102がディスクテーブル49に装着さ
れたことを検出するローディング検出スイッチは別途設
けられている。但し、ディスク検出スイッチ61により
ディスク状記録媒体102がディスクテーブル49に装
着されたことを検出してもよい。
【0115】ディスク状記録媒体102がディスクテー
ブル49に装着された状態においては、ディスク状記録
媒体102の内周縁がテーブル部49bに載置され、デ
ィスク状記録媒体102がケース体101の下面部の内
面から稍上方へ離間して位置される。
【0116】ディスク状記録媒体102がディスクテー
ブル49に装着された状態においては、ケース体101
の位置決め孔にシャーシ5の主面部6に設けられた位置
決めピン11、11の位置決め突部11a、11aがそ
れぞれ挿入され、ディスクカートリッジ100のシャー
シ5に対する位置決めが為される。ディスクカートリッ
ジ100がシャーシ5に位置決めされた状態において
は、ケース体101が位置決めピン11、11の受け台
部11a、11a及び受部12、12に載置された状態
とされる(図45参照)。
【0117】このときディスクカートリッジ100のシ
ャッター103に、主面部6の下面に取り付けられた板
バネ部材77の押さえ部77bが下方から弾接される
(図45参照)。従って、ディスク状記録媒体102に
対する後述する再生動作及び記録動作中にシャッター1
03の振動が抑制され、適正な再生動作及び記録動作を
行うことができる。
【0118】また、シャッター103の振動を抑制する
ための板バネ部材77が外筐2の内部に配置されたシャ
ーシ5に取り付けられているため、外部からディスク記
録再生装置1に伝わる振動が板バネ部材77を介してシ
ャッター103に伝達され難く、振動の抑制を効率的か
つ十分に行うことができる。
【0119】さらに、シャッター103を押さえて振動
を抑制する押さえ手段として、一端部77aがシャーシ
5の主面部6に取り付けられた板バネ部材77を用いて
いるため、簡単な構成によってシャッター103の振動
を効果的に抑制することができ、押さえ手段を設けても
コストの増大を来たすことがない。
【0120】上記には、押さえ手段として板バネ部材7
7を用いた場合を示したが、例えば、押さえ手段として
板バネ部材77に代えてディスク検出スイッチ61を用
いることもできる(図46参照)。この場合には、回路
基板60の左端部に配置したディスク検出スイッチ61
の配置を代えて、主面部6に形成された押さえ手段配置
孔6cから被操作軸64が上方へ突出される位置にディ
スク検出スイッチ61を回路基板60に配置する。
【0121】ホルダ16が下降されたときに、ディスク
カートリッジ100のシャッター103に被操作軸64
が圧縮コイルバネ65のバネ力によって下方から弾接さ
れ、シャッター103の振動が抑制されると共に被操作
軸64に対する操作によってディスク状記録媒体102
がディスクテーブル49に装着されたことが検出され
る。従って、押さえ手段としてディスク検出スイッチ6
1を用いれば、シャッター103の振動の抑制及び上記
複数の検出が同時に行われ、ディスク検出スイッチ61
とは別に専用の押さえ手段を用いる必要がなく、部品点
数の削減及びこれによるコストの低減を図ることができ
る。尚、上記押さえ手段として、上記板バネ部材77と
上記ディスク検出スイッチ61を併用してもよい。
【0122】上記のように、ディスクカートリッジ10
0を保持したホルダ16が下降されてディスク状記録媒
体102がディスクテーブル49に装着された状態にお
いて、外筐2に設けられた再生釦(操作釦)4が操作さ
れると、スピンドルモーターの駆動によってディスクテ
ーブル49が回転されてディスク状記録媒体102が回
転されると共に送りモーター56の駆動により光学ピッ
クアップ50がガイド軸53、54に案内されてディス
ク状記録媒体102の半径方向へ移動される。このとき
光学ピックアップ50の2軸アクチュエーター52の対
物レンズ52aを介してケース体101の透過孔からデ
ィスク状記録媒体102に対してレーザー光が照射さ
れ、情報信号の再生が行われる。
【0123】停止釦(操作釦)4が操作されると、ディ
スクテーブル49の回転が停止されると共に光学ピック
アップ50の駆動が停止されて情報信号の再生動作が終
了される。
【0124】一方、ディスクカートリッジ100を保持
したホルダ16が下降されてディスク状記録媒体102
がディスクテーブル49に装着された状態において、外
筐2に設けられた記録釦(操作釦)4が操作されると、
駆動モーター73が一の方向へ回転されてギヤ群74が
回転される。ギヤ群74が回転されるとスイッチングギ
ヤ75が回転されて該スイッチングギヤ75に噛合され
ている駆動ギヤ76が第1の方向へ回転され、該駆動ギ
ヤ76の押圧突部76aによって作動レバー71の被押
圧縁71eが前方へ向けて押圧される(図47参照)。
【0125】作動レバー71の被押圧縁71eが押圧さ
れると、被規制縁71dが後方側の移動端に位置されて
いるリミットレバー69の受け片69eと接しているた
め、被規制縁71dによって受け片69eが前方へ押圧
され、リミットレバー69が前方へ移動される(図47
参照)。リミットレバー69が前方へ移動されていく
と、前方側の移動端に位置されていた駆動レバー67が
変換レバー70の回動動作によって後方へ移動される
(図47参照)。
【0126】駆動レバー67の後方への移動により、上
側部30aが係合孔67bに係合されているカムレバー
24がホルダ16に対して後方へ移動される(図48参
照)。
【0127】前方へ移動されたリミットレバー69は、
受け片69eが主面部6に形成されたストッパー縁6g
に接することにより前方側の移動端まで移動され、この
とき駆動モーター73の回転が停止され駆動レバー67
は後方側の移動端において停止される(図47参照)。
駆動レバー67が後方側の移動端において停止されたと
きには、カムレバー24のカム部30がヘッドシフトレ
バー23の被作用片23bの後方まで移動されており、
ヘッドシフトレバー23は回動規制片23a、23aが
それぞれホルダ16のヘッド挿入孔17bの開口縁に接
して下方側の回動端において保持される。従って、ヘッ
ド取付アーム58が前下がりに傾斜され(図48参
照)、磁気ヘッド58aがヘッド挿入孔17bからホル
ダ16内に挿入されディスクカートリッジ100のケー
ス体101に形成されたヘッドアクセス孔101aを介
してディスク状記録媒体102に接する。ヘッドシフト
レバー23の一方の回動規制片23aは、カムレバー2
4の押さえ片28の下側に位置され、該押さえ片28に
よって押さえられる。
【0128】引き続いて、スピンドルモーターの駆動に
よってディスクテーブル49が回転されてディスク状記
録媒体102が回転されると共に送りモーター56の駆
動により光学ピックアップ50がガイド軸53、54に
案内されてディスク状記録媒体102の半径方向へ移動
される。このとき光学ピックアップ50の2軸アクチュ
エーター52の対物レンズ52aを介してケース体10
1の透過孔からディスク状記録媒体102にレーザー光
が照射されると共に磁気ヘッド58aを介してディスク
状記録媒体102に磁界が印加され、情報信号の記録が
行われる。
【0129】停止釦(操作釦)4が操作されると、駆動
モーター73が先程とは反対の他の方向へ回転されてギ
ヤ群74、スイッチングギヤ75が回転されると、駆動
ギヤ76が第2の方向へ回転され、該駆動ギヤ76の押
圧突部76aによってリミットレバー69の被押圧片6
9fが後方へ向けて押圧される(図49参照)。
【0130】リミットレバー69の被押圧片69fが押
圧されると、リミットレバー69と作動レバー71とが
一体となって後方へ移動され、後方側の移動端に位置さ
れていた駆動レバー67が変換レバー70の回動動作に
よって前方へ移動される(図49参照)。
【0131】駆動レバー67の前方への移動により、上
側部30aが係合孔67bに係合されているカムレバー
24がホルダ16に対して前方へ移動される。
【0132】スイッチングギヤ75の操作突部75aに
よって回転検出スイッチ66の被操作子66aが操作さ
れたところで、駆動モーター73に停止信号が入力され
該駆動モーター73の回転が停止される。再び、リミッ
トレバー69は後方側の移動端まで移動されたところで
停止され、駆動レバー67は前方側の移動端において停
止される(図49参照)。駆動ギヤ76は再び基準位置
に戻る。
【0133】駆動レバー67が前方側の移動端において
停止されたときには、ヘッドシフトレバー23は被作用
片23bがカムレバー24の第2のカム部29bに係合
され、磁気ヘッド58aがホルダ16のヘッド挿入孔1
7bから上方へ移動され、磁気ヘッド58aがホルダ1
6の天板部17の直ぐ上側の第2の退避位置に保持され
る(図44参照)。
【0134】同時に、ディスクテーブル49の回転が停
止されると共に光学ピックアップ50の駆動が停止され
て情報信号の記録動作が終了される。
【0135】上記のように、停止釦(操作釦)4が操作
されて再生動作又は記録動作が終了した状態において
は、駆動レバー67が前方側の移動端に位置されると共
にリミットレバー69が後方側の移動端に位置され(図
49参照)、ジョイントレバー47が後方側の移動端に
位置されている(図50参照)。
【0136】再生動作又は記録動作が終了した状態にお
いて、イジェクト釦(操作釦)4が操作されると、駆動
モーター73が他の方向へ回転される。駆動モーター7
3が他の方向へ回転されると、駆動ギヤ76が第2の方
向へ回転されて押圧突部76aによってジョイントレバ
ー47の被作用片47bが前方へ向けて押圧され、ジョ
イントレバー47が引張コイルバネ48の付勢力に抗し
て前方へ移動されていく(図51参照)。
【0137】ジョイントレバー47が前方へ移動されて
いくと、押圧片47cによってスライダ31の被押圧片
35cが前方へ押圧され、スライダ31が前方へ移動さ
れていく(図52参照)。スライダ31が前方へ移動さ
れていくと、ホルダ16の支持部18a、19aと支持
ピン18b、19bとが、それぞれカム溝37、37、
38、38の下側水平部37c、37c、38c、38
cから傾斜部37b、37b、38b、38bを経て上
側水平部37a、37a、38a、38aまで相対的に
移動されていく(図36参照)。従って、ホルダ16は
支持ピン18b、19bがシャーシ5の側面支持部7、
8に形成された案内溝15a、15aに案内されて上昇
され、ホルダ16に保持されたディスクカートリッジ1
00がホルダ16に伴って上昇されるため、ディスク状
記録媒体102のディスクテーブル49への装着が解除
される。
【0138】スライダ31の前方への移動に伴ってホル
ダ16が上昇されると、上側部30aが駆動レバー67
の係合孔67bに係合されていたカムレバー24は、下
側部30cが係合孔67bに係合され、上側部30aと
下側部30cの前後方向における距離分だけカムレバー
24がホルダ16に対して前方へ移動される。従って、
ヘッドシフトレバー23は被作用片23bがカムレバー
24の第1のカム部29aに係合され、ヘッド取付アー
ム58が略水平な状態とされる(図39参照)。
【0139】スライダ31の前方への移動に伴ってバネ
部材45が伸張され、イジェクトレバー39のR1方向
への付勢力が増加していく。イジェクトレバー39はロ
ーラー44がスライダ31の傾斜縁33dを転動して稍
時計回り方向へ回動され、規制縁41aと被規制片33
cが離れたところでバネ部材45のバネ力によって時計
回り方向へ大きく回動され、挿入片42bがシャーシ5
に設けられたレバー規制部9の規制孔10cの前側開口
縁に接するまでR1方向へ回動される(図53参照)。
このときホルダ16は挿脱位置まで移動されており、イ
ジェクトレバー39がR1方向へ回動されることによ
り、作用部43によってディスクカートリッジ100の
ケース体101が前方へ押圧されディスクカートリッジ
100の一部がホルダ16から排出される(図53参
照)。
【0140】ディスクカートリッジ100がホルダ16
から排出されるときには、シャッター103の係合孔1
03aにシャッター戻しバネ21の保持部21aが係合
されてるため、シャッター103がスライドされてケー
ス体101に形成された透過孔及びヘッドアクセス孔1
01aが閉塞される。透過孔及びヘッドアクセス孔10
1aが閉塞される。
【0141】駆動ギヤ76は引き続き回転され、押圧突
部76aがジョイントレバー47の被作用片47bから
外れ、作動レバー71の被作用縁71cと係合される
(図54参照)。
【0142】ジョイントレバー47は被作用片47bが
押圧突部76aから外れるため、引張コイルバネ48の
付勢力によって後方側の移動端まで移動される(図55
参照)。
【0143】駆動ギヤ76の押圧突部76aが作動レバ
ー71の被作用縁71cと係合されると、作動レバー7
1は駆動ギヤ76の回転に伴って引張バネ72の付勢力
に抗して回動され、押圧突部76aが被作用縁71cに
摺接される(図54参照)。
【0144】駆動ギヤ76がさらに回転されると、作動
レバー71の被作用縁71cから押圧突部76aが外
れ、作動レバー71は引張バネ72の付勢力によって回
動され被規制縁71dがリミットレバー69の受け片6
9eに接する状態に戻る(図56参照)。駆動モーター
73の回転によりスイッチングギヤ75も回転されてお
り、操作突部75aが回転検出スイッチ66の被操作子
66aを操作したところで駆動モーター73に停止信号
が入力され、該駆動モーター73の回転が停止される
(図56参照)。駆動ギヤ76は再び基準位置に戻る。
【0145】ホルダ16から排出されたディスクカート
リッジ100は、一部が外筐2の挿脱口2aから突出さ
れ、突出された部分を把持して引き抜くことによりディ
スクカートリッジ100を取り出すことができる。
【0146】ディスクカートリッジ100を取り出すと
きには、ホルダ16の側面板部19に設けられたロック
解除片22が相対的にディスクカートリッジ100の溝
101b内を後方へ移動されていき、再びシャッター1
03がロック機構によってロックされる。
【0147】以上に記載した通り、ディスク記録再生装
置1にあっては、駆動モーター73の駆動力が伝達され
て回転される駆動ギヤ76を第1の方向へ回転させるこ
とにより磁気ヘッド58aを下降させて情報信号の記録
動作が可能な状態を設定し、駆動ギヤ76を第1の方向
と反対の第2の方向へ回転させることによりディスクカ
ートリッジ100のイジェクト動作が行われるようにし
ている。従って、ヘッド移動機構とイジェクト機構をと
もに駆動モーター73によって動作させるときに、駆動
レバー67又はジョイントレバー47の一方を同じ方向
へ連続して移動させてヘッド移動機構とイジェクト機構
を動作させる必要がないため、その分、駆動レバー67
及びジョイントレバー47の移動ストロークを小さくす
ることができ、ディスク記録再生装置1の小型化を図る
ことができる。
【0148】また、ディスク記録再生装置1には、駆動
モーター73が一の方向へ回転されたときに駆動力伝達
部として機能する押圧突部76aを用いてリミットレバ
ー69を動作させると共に駆動モーター73が他の方向
へ回転されたときに押圧突部76aの移動軌跡から退避
される作動レバー71を設けているため、駆動モーター
73が他の方向へ回転されてイジェクト機構が動作され
るときに作動レバー71が駆動ギヤ76の回転の妨げと
ならず、ディスク記録再生装置1の動作の適正化を図る
ことができる。
【0149】さらに、ディスク記録再生装置1にあって
は、イジェクト機構の動作の完了及びヘッド移動機構の
動作の完了を検出する回転検出スイッチ66を設けてい
るため、各機構ごとに動作の完了状態を検出する専用の
スイッチを必要とせず、部品点数の削減を図ることがで
きる。
【0150】以下に、手動によるディスクカートリッジ
100のイジェクト動作について説明する。ディスク記
録再生装置1における手動によるイジェクト動作は、デ
ィスク状記録媒体102に対する記録又は再生が終了し
た停止モードにおけるイジェクト動作、再生モードにお
けるイジェクト動作及び記録モードにおけるイジェクト
動作の3つがある。手動によるイジェクト動作を必要と
するのは、例えば、電池切れのため駆動モーター73が
動作されなくなったようなときである。
【0151】上記した3つのモードにおける動作の何れ
の場合にも、ジョイントレバー47を前方へ手動により
移動させることによりディスクカートリッジ100のイ
ジェクトを行い、ジョイントレバー47の前方への移動
は、例えば、外筐2の背面部に形成された図示しない挿
入孔にピン等を挿入して押圧部47eを後方から押圧す
ることにより行うことができる。
【0152】先ず、停止モード及び再生モードにおける
手動によるイジェクト動作及びディスク状記録媒体10
2に対する再生中のイジェクト動作について説明する。
この2つの動作は何れも、図44に示すように、ヘッド
シフトレバー23の被作用片23bがカムレバー24の
第2のカム部29bに係合された状態において、ジョイ
ントレバー47が前方へ移動されることにより行われ
る。
【0153】ジョイントレバー47が前方へ移動されて
いくと、上記のように、押圧片47cによってスライダ
31の被押圧片35cが前方へ押圧され、ホルダ16の
支持部18a、19aと支持ピン18b、19bとが、
それぞれカム溝37、37、38、38の下側水平部3
7c、37c、38c、38cから傾斜部37b、37
b、38b、38bを経て上側水平部37a、37a、
38a、38aまで相対的に移動されていく(図36参
照)。従って、ホルダ16が上昇され、ディスク状記録
媒体102のディスクテーブル49への装着が解除され
る。
【0154】ホルダ16が上昇されると、カムレバー2
4は下側部30cが係合孔67bに係合され、上側部3
0aと下側部30cの前後方向における距離分だけカム
レバー24がホルダ16に対して前方へ移動される。従
って、被作用片23bがカムレバー24の第2のカム部
29bに係合されていたヘッドシフトレバー23は、被
作用片23bがカムレバー24の第1のカム部29aに
係合され、ヘッド取付アーム58が略水平な状態とされ
る(図39参照)。
【0155】スライダ31の前方への移動に伴ってバネ
部材45が伸張され、規制縁41aと被規制片33cが
離れたところでバネ部材45のバネ力によってイジェク
トレバー39がR1方向へ大きく回動され、作用部43
によってディスクカートリッジ100のケース体101
が前方へ押圧されディスクカートリッジ100がホルダ
16から排出される(図53参照)。
【0156】ホルダ16から排出されたディスクカート
リッジ100は、一部が外筐2の挿脱口2aから突出さ
れ、突出された部分を把持して引き抜くことによりディ
スクカートリッジ100を取り出すことができる。
【0157】次に、記録モードにおける手動によるイジ
ェクト動作について説明する。この動作は、図48に示
すように、ヘッドシフトレバー23の被作用片23bが
カムレバー24のカム部30の前側に位置された状態に
おいて、ジョイントレバー47が前方へ移動されること
により行われる。
【0158】ジョイントレバー47が前方へ移動されて
いくと、上記のように、押圧片47cによってスライダ
31の被押圧片35cが前方へ押圧され、ホルダ16の
支持部18a、19aと支持ピン18b、19bとが、
それぞれカム溝37、37、38、38の下側水平部3
7c、37c、38c、38cから傾斜部37b、37
b、38b、38bを経て上側水平部37a、37a、
38a、38aまで相対的に移動されていく(図36参
照)。従って、ホルダ16が上昇され、ディスク状記録
媒体102のディスクテーブル49への装着が解除され
る。
【0159】ホルダ16が上昇されると、カムレバー2
4は下側部30cが係合孔67bに係合され、上側部3
0aと下側部30cの前後方向における距離分だけカム
レバー24がホルダ16に対して前方へ移動される。従
って、被作用片23bがカムレバー24のカム部30の
前側に位置されていたヘッドシフトレバー23は、被作
用片23bがカムレバー24の第3のカム部29cに係
合され、ヘッド取付アーム58が略水平な状態とされる
(図57参照)。
【0160】ヘッド取付アーム58が略水平な状態とさ
れることにより、磁気ヘッド58aがホルダ16のヘッ
ド挿入孔17bから上方へ移動され、磁気ヘッド58a
がホルダ16の天板部17の直ぐ上側の第3の退避位置
に保持され、ディスクカートリッジ100が磁気ヘッド
58aに接触することなく排出可能な状態となる(図5
7参照)。この第3の退避位置は、ホルダ16の天板部
17に対する相対的な位置としては、上記第1の退避位
置及び第2の退避位置と略同じである。
【0161】スライダ31の前方への移動に伴ってバネ
部材45が伸張され、規制縁41aと被規制片33cが
離れたところでバネ部材45のバネ力によってイジェク
トレバー39がR1方向へ大きく回動され、作用部43
によってディスクカートリッジ100のケース体101
が前方へ押圧されディスクカートリッジ100がホルダ
16から排出される(図53参照)。
【0162】ホルダ16から排出されたディスクカート
リッジ100は、一部が外筐2の挿脱口2aから突出さ
れ、突出された部分を把持して引き抜くことによりディ
スクカートリッジ100を取り出すことができる。
【0163】上記のように、記録モードにおいても、カ
ムレバー24を前方へ移動させて磁気ヘッド58aを排
出されるディスクカートリッジ100の上方へ退避させ
て第3の退避位置に保持することにより、磁気ヘッド5
8a等を損傷することなくイジェクト動作を行うことが
できる。
【0164】上記のように、ディスク記録再生装置1に
あっては、ホルダ16にディスクカートリッジ100が
保持されている状態において、記録動作を行う場合以外
は、磁気ヘッド58aがホルダ16の天板部17に対す
る相対的な位置関係が略同じである第1の退避位置、第
2の退避位置又は第3の退避位置に保持されるため、外
筐2の上面部と天板部17との間の磁気ヘッド58aの
移動空間を最小限にすることができ、ディスク記録再生
装置1の薄型化を図ることができる。
【0165】また、ディスク記録再生装置1にあって
は、カムレバー24に駆動レバー67の係合孔67bに
摺動自在に係合される傾斜部30bを設け、ホルダ16
の昇降に伴ってカムレバー24が昇降されるときに傾斜
部30bの係合孔67bに対する係合位置を変化させる
ことによりカムレバー24をホルダ16に対して前後方
向へ移動されるようにしている。従って、ホルダ16に
対するカムレバー24の移動のために傾斜部30bを設
けるだけでよく、構成が簡単であり機構の簡素化が図ら
れ、また、コストの増加を来たすことなく確実なイジェ
クト動作を行うことができる。
【0166】尚、ディスク記録再生装置1は、記録用の
ヘッドとして磁気ヘッド58aを有しているが、これに
限定されず、記録用のヘッドとしては、光学ヘッド、光
磁気ヘッド等の記録媒体に対する記録方式に対応する記
録ヘッドであればよい。
【0167】上記した実施の形態において示した各部の
形状及び構造は、何れも本発明の実施に際しての具体化
のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、
本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあって
はならないものである。
【0168】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明記録再生装置は、記録媒体が装着される装着
部と、上記記録媒体を保持すると共に当該記録媒体の挿
入及び排出が行われる挿脱位置と当該記録媒体の上記装
着部への装着が行われる装着位置との間を移動するホル
ダと、上記挿脱位置において上記記録媒体をホルダから
排出するイジェクトレバーと、上記ホルダに対する記録
媒体の挿入方向及び排出方向へ移動可能とされると共に
挿入方向へ移動することによりホルダを挿脱位置から装
着位置へ向けて移動し排出方向へ移動することによりホ
ルダを装着位置から挿脱位置へ向けて移動するスライダ
と、上記記録媒体に対して情報信号を記録するヘッド
と、上記ヘッドを上記記録媒体に対して離接する方向へ
移動するヘッドシフトレバーと、上記ホルダに上記挿入
方向及び上記排出方向に移動自在に支持されると共に上
記ヘッドシフトレバーを操作するカムレバーとを備え、
駆動モーターの駆動力によって上記記録媒体が上記挿脱
位置にあるホルダから排出されるときにホルダに保持さ
れる上記記録媒体に対して退避する第1の退避位置に上
記ヘッドが退避され、上記記録媒体に対する情報信号の
再生が行われるときに当該記録媒体に対して退避する第
2の退避位置に上記ヘッドが退避され、上記記録媒体に
対する情報信号の記録時に手動による操作によって上記
記録媒体が装着位置から排出されるときに上記ホルダが
挿脱位置に移動されると共に当該ホルダから排出される
上記記録媒体に対して退避する第3の退避位置に上記ヘ
ッドが退避され、上記第1の退避位置、第2の退避位置
及び第3の退避位置において、上記ヘッドとホルダとの
間の上記離接する方向における相対位置を略同一とした
ことを特徴とする。
【0169】従って、何れの退避位置においても磁気ヘ
ッドとホルダとの距離が略一定であるため、磁気ヘッド
の移動空間を最小限にすることができ、記録再生装置の
薄型化を図ることができる。
【0170】請求項2に記載した発明にあっては、上記
第1の退避位置及び第3の退避位置を、上記ホルダの移
動方向に対して略同一としたので、第1の退避位置と第
3の退避位置がホルダの移動方向において離間する位置
になく、記録再生装置の一層の薄型化を図ることができ
る。
【0171】請求項3に記載した発明にあっては、上記
記録媒体に対する情報信号の再生時に手動による操作に
よって上記記録媒体が装着位置から排出されるときに、
上記ホルダが挿脱位置に移動されると共に当該ホルダか
ら排出される上記記録媒体に対して退避する第1の退避
位置に上記ヘッドが退避するようにしたので、再生時に
おいてホルダから記録媒体を排出するときにヘッドと記
録媒体との干渉を防止することができる。
【0172】請求項4に記載した発明にあっては、上記
カムレバーは、駆動モーターの駆動力によって上記記録
媒体が挿脱位置にあるホルダから排出されるときに記録
媒体に対して退避される第1の退避位置に上記ヘッドが
退避されるように上記ヘッドシフトレバーを操作する第
1のカム部と、上記記録媒体に対する情報信号の再生時
に当該記録媒体に対して退避される第2の退避位置に上
記ヘッドが退避されるように上記ヘッドシフトレバーを
操作する第2のカム部と、上記記録媒体に対する情報信
号の記録時に手動による操作によって上記記録媒体が装
着位置から排出されるときに、上記ホルダが挿脱位置に
移動されると共に当該記録媒体に対して退避される第3
の退避位置に上記ヘッドが退避されるように上記ヘッド
シフトレバーを操作する第3のカム部とを有するので、
3つの退避位置へのヘッドの退避を1つのカムレバーに
よって行うことにより、部品点数の低減を図ることがで
きると共に記録再生装置に設けられる機構の簡素化を図
ることができる。
【0173】請求項5に記載した発明にあっては、上記
カムレバーに傾斜部を有するカム部を設け、上記傾斜部
に係合される支持部を有すると共にシャーシに対して上
記挿入方向及び排出方向に移動されることにより上記ホ
ルダに対して上記カムレバーを上記挿入方向及び排出方
向へ移動する駆動レバーを設け、上記ホルダが移動され
るときに上記支持部に対する上記傾斜部の位置が変更さ
れることによりホルダに対してカムレバーが上記挿入方
向及び排出方向へ移動するようにしたので、ホルダに対
するカムレバーの移動のために傾斜部を設けるだけでよ
く、構成が簡単であり機構の簡素化が図られ、また、コ
ストの増加を来たすことなく記録媒体についての確実な
イジェクト動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図57と共に本発明の実施の形態を示
すものであり、本図はディスク記録再生装置とディスク
カートリッジとを示す斜視図である。
【図2】シャーシと該シャーシに支持された各部とを示
す斜視図である。
【図3】内部構成を示す斜視図である。
【図4】シャーシに支持された各部を一部を切り欠いて
示す拡大平面図である。
【図5】ホルダと該ホルダに支持されたカムレバーとを
示す平面図である。
【図6】ホルダと該ホルダに支持されたカムレバーとを
示す拡大側面図である。
【図7】ホルダと該ホルダに支持されたカムレバー、ス
ライダとを示す平面図である。
【図8】ホルダと該ホルダに支持されたカムレバー、ス
ライダとを示す拡大側面図である。
【図9】シャーシの斜視図である。
【図10】ホルダを一部を切り欠いて示す斜視図であ
る。
【図11】ヘッドシフトレバーの拡大平面図である。
【図12】ヘッドシフトレバーの拡大側面図である。
【図13】カムレバーの拡大平面図である。
【図14】カムレバーの拡大側面図である。
【図15】スライダの拡大平面図である。
【図16】スライダの拡大左側面図である。
【図17】スライダの拡大右側面図である。
【図18】図19乃至図21と共にホルダに対するスラ
イダの組付の手順を示すものであり、本図はスライダの
カム溝の下側水平部にホルダの支持ピンが係合された状
態を示す拡大側面図である。
【図19】スライダが前方へ移動され、スライダのカム
溝の上側水平部にホルダの支持ピンが係合された状態を
示す拡大側面図である。
【図20】ホルダ上にスライダが載置された状態を示す
拡大側面図である。
【図21】ホルダに対するスライダの組付が完了した状
態を示す拡大側面図である。
【図22】イジェクトレバーの拡大平面図である。
【図23】イジェクトレバーの拡大正面図である。
【図24】ジョイントレバーの拡大側面図である。
【図25】図26と共にディスク検出スイッチを示すも
のであり、本図は操作されていない状態を示す拡大断面
図である。
【図26】操作された状態を示す拡大断面図である。
【図27】駆動レバーの拡大平面図である。
【図28】リミットレバーの拡大平面図である。
【図29】変換レバーの拡大平面図である。
【図30】変換レバーの拡大断面図である。
【図31】リミットレバーと該リミットレバーに支持さ
れた作動レバーとを示す拡大底面図である。
【図32】作動レバーの拡大平面図である。
【図33】板バネ部材のシャーシへの取付状態を示す拡
大断面図である。
【図34】ディスク記録再生装置の一部の構成を示すブ
ロック図である。
【図35】図36乃至図57と共にディスク記録再生装
置の動作を示すものであり、本図は各部が動作される前
の初期状態を示す平面図である。
【図36】各部が動作される前の初期状態をジョイント
レバーを取り除いて示す拡大側面図である。
【図37】各部が動作される前の初期状態を示す拡大側
面図である。
【図38】各部が動作される前の初期状態をシャーシの
下面に支持された構成要素について示す拡大平面図であ
る。
【図39】各部が動作される前の初期状態をカムレバー
と磁気ヘッドの位置関係において一部を断面にして示す
拡大側面図である。
【図40】ディスクカートリッジがホルダに挿入されて
いる途中の状態を示す平面図である。
【図41】スライダが後方側の移動端まで移動された状
態を示す平面図である。
【図42】ホルダが下降された状態をジョイントレバー
を取り除いて示す拡大側面図である。
【図43】ディスクカートリッジがホルダに挿入され該
ホルダが下降されている途中の状態をカムレバーと磁気
ヘッドの位置関係において一部を断面にして示す拡大側
面図である。
【図44】ホルダが下降された状態をカムレバーと磁気
ヘッドの位置関係において一部を断面にして示す拡大側
面図である。
【図45】押さえ手段として用いられた板バネ部材がシ
ャッターに弾接された状態を示す拡大断面図である。
【図46】押さえ手段として用いられたディスク検出ス
イッチの被操作軸がシャッターに弾接された状態を示す
拡大断面図である。
【図47】駆動ギヤが第1の方向へ回転されて、リミッ
トレバーが前方側の移動端まで移動されると共に駆動レ
バーが後方側の移動端まで移動された状態をシャーシの
下面に支持された構成要素について示す拡大平面図であ
る。
【図48】磁気ヘッドがホルダのヘッド挿入孔から挿入
された状態をカムレバーと磁気ヘッドの位置関係におい
て示す拡大側面図である。
【図49】駆動ギヤが第2の方向へ回転されて、リミッ
トレバーが後方側の移動端まで移動されると共に駆動レ
バーが前方側の移動端まで移動された状態をシャーシの
下面に支持された構成要素について示す拡大平面図であ
る。
【図50】駆動ギヤが第2の方向へ回転されているとき
に、ジョイントレバーが後方側の移動端に位置されてい
る状態を示す拡大側面図である。
【図51】駆動ギヤが第2の方向へ回転されて、ジョイ
ントレバーが前方へ移動されている状態をシャーシの下
面に支持された構成要素について示す拡大平面図であ
る。
【図52】駆動ギヤが第2の方向へ回転されて、ジョイ
ントレバーが前方側の移動端まで移動された状態を示す
拡大側面図である。
【図53】ディスクカートリッジがホルダから排出され
スライダが前方へ移動された状態を示す平面図である。
【図54】駆動ギヤが第2の方向へ回転され、押圧突部
が被作用縁に摺接されて作動レバーが回動されている状
態をシャーシの下面に支持された構成要素について示す
拡大平面図である。
【図55】駆動ギヤの押圧突部がジョイントレバーの被
作用片から外れてジョイントレバーが後方側の移動端ま
で移動された状態を示す拡大側面図である。
【図56】回転検出スイッチによる検出が為され、駆動
モーターの回転が停止された状態をシャーシの下面に支
持された構成要素について示す拡大平面図である。
【図57】記録モードにおける手動によるイジェクトが
為された状態をカムレバーと磁気ヘッドの位置関係にお
いて一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図58】図59と共に従来のディスク記録再生装置の
動作を示すものであり、本図はホルダが下降されている
ときに磁気ヘッドが退避されている状態を一部を断面に
して示す概略拡大側面図である。
【図59】ホルダが上昇されているときに磁気ヘッドが
退避されている状態を一部を断面にして示す概略拡大側
面図である。
【符号の説明】
1…ディスク記録再生装置(記録再生装置)、2…外
筐、16…ホルダ、23…ヘッドシフトレバー、24…
カムレバー、29a…第1のカム部、29b…第2のカ
ム部、29c…第3のカム部、30…カム部、30b…
傾斜部、31…スライダ、39…イジェクトレバー、4
9…ディスクテーブル(装着部)、58a…磁気ヘッ
ド、67…駆動レバー、67b…係合孔(支持部)、7
3…駆動モーター、102…ディスク状記録媒体(記録
媒体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が装着される装着部と、 上記記録媒体を保持すると共に当該記録媒体の挿入及び
    排出が行われる挿脱位置と当該記録媒体の上記装着部へ
    の装着が行われる装着位置との間を移動するホルダと、 上記挿脱位置において上記記録媒体をホルダから排出す
    るイジェクトレバーと、 上記ホルダに対する記録媒体の挿入方向及び排出方向へ
    移動可能とされると共に挿入方向へ移動することにより
    ホルダを挿脱位置から装着位置へ向けて移動し排出方向
    へ移動することによりホルダを装着位置から挿脱位置へ
    向けて移動するスライダと、 上記記録媒体に対して情報信号を記録するヘッドと、 上記ヘッドを上記記録媒体に対して離接する方向へ移動
    するヘッドシフトレバーと、 上記ホルダに上記挿入方向及び上記排出方向に移動自在
    に支持されると共に上記ヘッドシフトレバーを操作する
    カムレバーとを備え、 駆動モーターの駆動力によって上記記録媒体が上記挿脱
    位置にあるホルダから排出されるときにホルダに保持さ
    れる上記記録媒体に対して退避する第1の退避位置に上
    記ヘッドが退避され、上記記録媒体に対する情報信号の
    再生が行われるときに当該記録媒体に対して退避する第
    2の退避位置に上記ヘッドが退避され、上記記録媒体に
    対する情報信号の記録時に手動による操作によって上記
    記録媒体が装着位置から排出されるときに上記ホルダが
    挿脱位置に移動されると共に当該ホルダから排出される
    上記記録媒体に対して退避する第3の退避位置に上記ヘ
    ッドが退避され、 上記第1の退避位置、第2の退避位置及び第3の退避位
    置において、上記ヘッドとホルダとの間の上記離接する
    方向における相対位置を略同一としたことを特徴とする
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の退避位置及び第3の退避位置
    を、上記ホルダの移動方向に対して略同一としたことを
    特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記記録媒体に対する情報信号の再生時
    に手動による操作によって上記記録媒体が装着位置から
    排出されるときに、上記ホルダが挿脱位置に移動される
    と共に当該ホルダから排出される上記記録媒体に対して
    退避する第1の退避位置に上記ヘッドが退避するように
    したことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記カムレバーは、 駆動モーターの駆動力によって上記記録媒体が挿脱位置
    にあるホルダから排出されるときに記録媒体に対して退
    避される第1の退避位置に上記ヘッドが退避されるよう
    に上記ヘッドシフトレバーを操作する第1のカム部と、 上記記録媒体に対する情報信号の再生時に当該記録媒体
    に対して退避される第2の退避位置に上記ヘッドが退避
    されるように上記ヘッドシフトレバーを操作する第2の
    カム部と、 上記記録媒体に対する情報信号の記録時に手動による操
    作によって上記記録媒体が装着位置から排出されるとき
    に、上記ホルダが挿脱位置に移動されると共に当該記録
    媒体に対して退避される第3の退避位置に上記ヘッドが
    退避されるように上記ヘッドシフトレバーを操作する第
    3のカム部とを有することを特徴とする請求項1に記載
    の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記カムレバーに傾斜部を有するカム部
    を設け、 上記傾斜部に係合される支持部を有すると共にシャーシ
    に対して上記挿入方向及び排出方向に移動されることに
    より上記ホルダに対して上記カムレバーを上記挿入方向
    及び排出方向へ移動する駆動レバーを設け、 上記ホルダが移動されるときに上記支持部に対する上記
    傾斜部の位置が変更されることによりホルダに対してカ
    ムレバーが上記挿入方向及び排出方向へ移動するように
    したことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
JP2002065852A 2001-03-13 2002-03-11 記録再生装置 Pending JP2002343044A (ja)

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