JPH03242859A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH03242859A
JPH03242859A JP2040293A JP4029390A JPH03242859A JP H03242859 A JPH03242859 A JP H03242859A JP 2040293 A JP2040293 A JP 2040293A JP 4029390 A JP4029390 A JP 4029390A JP H03242859 A JPH03242859 A JP H03242859A
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tray
rack
power transmission
slide member
transmission path
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Yukiyasu Tsuruta
鶴田 幸康
Tetsuo Noda
哲男 野田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、記録媒体としてのディスクに信号を記録し、
或いはディスクから信号を再生するディスクプレーヤに
関し、更に具体的にはキャビネット前面に出没可能に配
備したトレイによって、ディスクを排出位置からキャビ
ネット内の信号再生成いは記録位置まで搬送する方式の
ディスクプレーヤに関するものである。
(従来の技術) 一般に、音声信号が記録されたコンパクトディスク等の
信号再生を行なうディスクプレーヤにおいては、キャビ
ネットの前面パネルに設けた開口にトレイを出没可能に
配備すると共に、キャビネット内には、トレイを駆動し
てトレイ上のディスクをキャビネット内のターンテーブ
ルへ向って送り込むトレイ駆動機構と、ディスクをター
ンテーブル上に圧着せしめるディスククランプ機構と、
ターンテーブル上のディスクから信号を再生するための
ピックアップをディスク半径方向に往復移送するピック
アップ移送機構とが配備される。又、キャビネット開口
部には、ディスクがキャビネット内へ送り込まれた後に
、キャビネット開口を塞ぐためのシャッター機構が装備
される。
(解決しようとする課題) 従来、特開昭63−10364号(GI IBI 71
04)公報等に開示されている様に、単一のモータでト
レイの駆動とピックアップの移送を行なう装置が提案さ
れているが、該装置においては、ソレノイド等の往復駆
動装置を動力源とする動力伝達経路切換え機構が必要で
あり、前記動力源の装備によって消費電力が大きくなる
問題がある。
一方、特開平1−227255号(G11B17104
)公報等において、特別な動力源を必要としない動力伝
達経路切換え機構を具えたディスクプレーヤが提案され
ているが、ピックアップ移送機構とトレイ駆動機構とが
離れて配備されているため、単一のモータから両機構へ
至る動力伝達経路を構成するギアの数が多くなって、動
力伝達損失の増大、騒音発生等の問題があった。
本発明の目的は、ピックアップ移送機構を構成するラッ
クとディスクローディング機構を構成するラックとを互
いに平行に重ねて配備すると共に、これらのラックを共
通のビニオンによって切換え駆動することによって、従
来よりも少ない数のギアによって動力伝達経路を構成出
来るディスクプレーヤを提供することである。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係るディスクプレーヤにおいて、ディスクが載
置されるべきトレイ(5)をディスク排出位置からター
ンテーブル(10)上方の中間位置を経て、該中間位置
下方のローディング完了位置まで移動せしめるディスク
ローディング機構(2)は、シャーシ(12)上に、ピ
ックアップ手段の移送路に接近し且つ該移行路に沿って
往復移動可能に配備され、トレイ(5)へ駆動力を伝達
するスライド部材(4)と、 該スライド部材(4)に対してスライド部材移動方向に
形成されたラック(42)と、 シャーシ(12)上に配備され、前記ラック(42)と
噛合可能なピニオン部(26)を有する原動機構(20
)とを具えている。
又、ピックアップ手段をターンテーブル(10)の半径
方向へ往復移送するピックアップ移送機構(8)は、 ピックアップ手段の往復移送を案内するガイド手段と、 ピックアップ手段に対して一体移動可能に取り付けられ
、ピックアップ手段の移送方向へ伸びて、前記原動機構
(20)のピニオン部(26)と噛合可能なラック(8
3) (85) とを具えている。
前記原動機構(20)のピニオン部(26)がピックア
ップ移送機構(8)のラック(83,)(85)と噛合
して第1の動力伝達経路が形成されると共に、前記ピニ
オン部(26)がスライド部材(4)のラック(42)
と噛合して第2の動力伝達経路が形成される。
 6 ディスクローディング機構(2)とピックアップ移送機
構(8)の間には、前記第1及び第2動力伝達経路の内
、一方の動力伝達経路からの動力を他方の動力伝達経路
へ伝えることによって、両動力伝達経路の相互の切換え
を行なう動力伝達経路切換え機構が介装される。
(作 用) ディスクローディングの過程では、原動機構(20)の
ピニオン部(26)がスライド部材(4)のラック(4
2)と噛合しており、原動機構(20)の駆動力が前記
第2の動力伝達経路を経てトレイ(5)に伝えられ、ト
レイ(5)上のディスクがターンテーブル(10)上ま
で搬送される。
ディスクローディング動作の完了直前に、ディスクロー
ディング機構(2)の動力を受けて動力伝達経路切換え
機構が作動し、該動力をピックアップ移送機構(8)へ
伝える。これによって、ピニオン部(26)がピックア
ップ移送機構(8)のラック(83)(85)との噛合
を開始すると共に、前記ピニオン部(26)とスライド
部材(4)のラック(42)との噛合が解除され、動力
伝達経路の切換えが自動的に行なわれる。
ディスクローディング完了後は、原動機構(20)のピ
ニオン部(26)とピックアップ移送機構(8)のラッ
ク(83) (85)との噛合によって、原動機構(2
0)の駆動力が第1の動力伝達経路を経てピックアップ
手段へ伝えられ、ピックアップ手段の移送が行なわれる
(発明の効果) 本発明に係るディスクプレーヤにおいては、ピックアッ
プ移送機構を構成するラックとディスクローディング機
構を構成するラックとを互いに近接して重ねて配置出来
、この結果、ピックアップ移送機構とトレイ駆動機構と
が接近して配備されることととなり、単一のモータから
両機構へ至る動力伝達経路を構成するギアの数は従来に
比べて少なくなり、動力伝達損失の増大、騒音発生等の
問題が解消される。
(実施例) 本発明をコンパクトディスクプレーヤに実施例した一例
につき、図面に沿って詳述する。尚、実施例は本発明を
説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の
発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではな
い。
え俟講域 第1図に示す如く、キャビネット(1)の前面に設けた
開口(11)にトレイ(5)が出没可能に配備され、キ
ャビネット(1)内には、シャーシ(12)上に配備さ
れたターンテーブル(10)と、トレイ(5)をディス
ク排出位置からターンテーブル(10)上方の中間位置
を経て、トレイ上面がターンテーブル(10)の上面よ
りも下降したローディング完了位置まで移動せしめるデ
ィスクローディング機構(2)が配備されると共に、タ
ーンテーブル(10)上にディスクを圧着せしめるべき
クランプ機構(7)が配備されている。
トレイ(5〉には、トレイがローディング完了位置に達
したときに、キャビネット(1)の開口(11)を塞ぐ
シャッター(61)を具えたシャッター機構(6)が装
備されている。
ディスクローディング機構(2)は、前記トレイ(5)
と、トレイの水平及び垂直移動を案内する後述のガイド
機構と、第2図の如く原動モータ(21)を動力源とす
る原動機構(20)と、前記トレイ(5)に直接に連繋
してトレイの水平方向の駆動を行なうトレイ水平駆動機
構(9)と、原動機構(20)からの動力をトレイ水平
駆動機構(9)へ伝えると共に前記中間位置に達したト
レイ(5)に係合してトレイ(5)を垂直降下せしめる
スライド部材(4)を具えたトレイ垂直駆動機構とから
構成される。
又、シャーシ(12)上には、ターンテーブル(10)
上のディスクから信号を読取るためのピックアップ(8
1)をディスク半径線に沿って往復移動させるためのピ
ックアップ移送機構(8)が配備されている。
更に、前記原動機構(20)には、原動機構の出力側に
過負荷が作用したときに動作して、動力伝達経路を構成
する各部材の破損を防止するためのスリップ機構(3)
が介装されている。
以下、各機構の詳細な構造及び動作について説= 10
− 明する。
デ スフローブ ング 先ずディスクローディング機構(2)の原動機構(20
)について説明する。
シャーシ(12)上にはディスクローディング、ディス
ククランプ及びピックアップ移送の共通の動力源となる
原動モータ(21)が配備される。
スライド部材(4)を往復駆動するための原動機構(2
0)は、原動モータ(21)の出力軸に取り付けられた
初段ギア(22)から中継ギア(23)を経て駆動ギア
(24)に至る歯車機構によって構成される。中継ギア
(23)は、第5図の如く大径ギア部(31)及び小径
ギア部(32)からなり、大径ギア部(31)が初段ギ
ア(22)と噛合している。駆動ギア(24)はギア部
(25)及びピニオン部(26)からなり、ギア部(2
5)が中継ギア(23)の小径ギア部(32)と噛合し
、ピニオン部(26)がスライド部材(4)に形成した
第1ラツク(42)と噛合している。
従って、原動モータ(21)の回転によってスライド部
材(4)が往復駆動されることになる。
次にスライド部材(4)の構成について説明する。
スライド部材(4)は、第4図の如くシャーシ(12)
上に、トレイ(5)の水平移動方向と同一方向(図中左
右方向)へ一定範囲内で往復移動可能に支持され、第1
4図乃至第15図に示す様に、平板状の本体部(40)
に、トレイ(5)の水平移動中はクランプレバ−(71
)をクランプ解除位置に保持するための水平カム(41
)と、前記第1ラツク(42)と、前記トレイ水平駆動
機構(9)を駆動するための第2ラツク(43)と、後
述のギア(96)と噛合可能な第3ラツク(49)と、
トレイ垂直駆動機構を構成する第1及び第2カム片(4
4) (45)と、クランプレバ−(71)をディスク
クランプ方向に駆動するための第3カム片(46)と、
トレイ(5)の水平移動中はクランプレバ−(71)を
クランプ解除位置に保持するための水平カム(41)と
、後述の如くピックアップ移送機構(8)の上ラック(
85)の端部と係合可能な突片(47)とを形成してい
る。
尚、第1及び第2カム片(44) (45)は、第10
図に示すディスクローディング完了状態で、トレイ(5
)の水平移動方向の重心位置を挟んで両側に位置する様
に形成されている。
又、スライド部材(4)には、第23図の如く第2ラツ
ク(43)の端部から′トレイ排出方向へ伸びるロック
用リブ(401)が突設され、後述の如く該リブによっ
てトレイが前記中間位置酸いはローディング完了位置に
ロックされることになる。
第15図の如く水平カム(41)には水平面(411)
及び斜面(412)が形成されている。第1カム片(4
4)及び第2カム片(45)には夫々、第1斜面(44
1)(451)、第2斜面(442) (452)及び
水平面(443) (453)が形成されている。又、
第3カム片(46)には前記水平カム(41)の水平面
(411)及び斜面(412)の形状に応じた段付の斜
面(461)が形成されている。
第4図の如くシャーシ(12)上にはトレイ水平駆動機
構(9)を構成するトレイ駆動ギア(91)が配設され
る。トレイ駆動ギア(91)は、第21図の如く主ギア
部(92)と歯欠部(94)を有するビニオン部(93
)とから形成される。第4図の如く前記スライド部材(
4)の第2ラツク(43)がトレイ駆動ギア(91)の
ビニオン部(93)と噛合した状態で、トレイ駆動ギア
(91)は原動モータ(21)からの動力を受けて回転
される。
トレイ(5)及びその水平及び垂直移動を案内するガイ
ド機構の構成について説明する。
第1図及び第2図の如くシャーシ(12)上には、シャ
ーシ四隅及びその近傍に、トレイ(5)を摺動可能に支
持するための5片のガイドリブ(16)が突設されると
共に、シャーシ(12)のキャビネ・ソト開口側の両端
部には、トレイ(5)の上方への離脱を阻止するための
一対のフック(17) (17)が突設されている。前
記各ガイドリブ(16)には第8図の如くトレイ出没方
向の前後面に垂直ガイド面(14)(14)、上面に受
は面(15)が形成されている。
トレイ(5)の裏部には第4図の如く前記トレイ駆動ギ
ア(91)の主ギア部(92)が常時噛合するラック(
52)がトレイ出没方向の略全長に亘って形成され、ト
レイ駆動ギア(91)と共にトレイ水平駆動機構(9)
を構成している。
又、トレイ(5)の両側部には、前記フック(17) 
14− が係合すべきフランジ(51) (51)が夫々トレイ
出没方向の略全長に亘って形成されいてる。
第4図の上側のフランジ(51)の裏部には、第8図及
び第9図に示す様に前記ガイドリブ(16)が摺動可能
に嵌まり込むべき浅溝部(54)がトレイ出没方向の略
全長に亘って凹設されると共に、更に該浅溝部(54)
には、前記3片のガイドリブ(16)(16)(16)
が夫々同時に係合可能な深穴部(53) (53) (
53)が凹設されている。
又、第4図の下側のフランジ(51)の裏部には、第1
0図乃至第13図に示す如く前記ガイドリブ(16)が
摺動可能に嵌まり込むべき浅溝部(54)がトレイ出没
方向の略全長に亘って凹設されると共に、更に該浅溝部
(54)には、前記2片のガイドリブ(16) (16
)が夫々同時に係合可能な深穴部(53)(53)が凹
設されている。又、両法穴部(53)(53)の間には
、前記スライド部材(4)の第1及び第2カム片(44
) (45)が係合可能な第1及び第2凹部(55)(
56)が凹設されている。これらの凹部(55) (5
6)は前記両カム片(55) (56)と共にトレイ垂
直駆動機構を構成する。
斯くして、原動機構(20)の駆動によってスライド部
材(4)が往復駆動されると、該スライド部材(4)の
第2ラツク(43)によってトレイ駆動ギア(91)が
回転駆動され、トレイ(5)が往復駆動されることにな
る。
トレイ(5)が第4図に示すディスク排出位置から第3
図に示すローディング完了位置まで駆動される過程を第
10図乃至第13図により説明する。
スライド部材(4)がディスクローディング方向に駆動
されると、これに伴ってトレイ(5)は第13図の如く
ガイドリブ(16)の受は面(15)上を摺動して先ず
水平移動を行ない、その後、第12図の如く前記中間位
置に達すると、シャーシ(12)上のガイドリブ(16
) (16)とスライド部材(4)の深穴部(53)(
53)との係合、及びスライド部材(4)の第1及び第
2カム片(44) (45)とトレイ(5)の第1及び
第2カム片(44) (45)との係合が開始される。
これらの係合が完了した時点で、トレイ(5)上のディ
スクは、ターンテーブル(10)の真上に位置すること
になる。尚、ターンテーブル(10)は第6図に示すス
ピンドルモータ(19)の出力軸に取り付けられている
このとき、第19図の如くスライド部材(4)の第2ラ
ツク(43)とトレイ駆動ギア(91)のピニオン部(
93)との噛合が解除され、ピニオン部(93)の歯欠
部(94)がスライド部材(4)のロック用リブ(40
1)と係合して、トレイ駆動ギア(91)は回転が停止
すると共に停止状態にロックされる。従って、その後は
、スライド部材(4)が更に左方へ移動しても、トレイ
駆動ギア(91)の回転、従ってトレイ(5)の水平移
動は停止したままとなる。
この状態から更にスライド部材(4)が左方へ駆動され
ると、第1及び第2カム片(44) (45)の第2斜
面(442) (452)のカム作用によって第11図
の如くトレイ(5)が下方へ引き下げられ、この際、各
ガイドリブ(16)の垂直ガイド面(14) (14)
によってスライド部材(4)の垂直降下が案内される。
最終的に第10図の如くガイドリブ(16)の受は面(
15)、第1及び第2カム片(44) (45)の水平
面(443) (453)が夫々スライド部材(4)の
深穴部(53)、第1及び第2凹部(55) (56)
の上面に当接すると、スライド部材(4)の垂直降下が
停止し、トレイ(5)のディスクローディング動作が完
了する。このとき、トレイ(5)のディスク載置面はタ
ーンテーブル(10)の上面よりも下方位置に設置され
ることになる。
上記のトレイ(5)の水平移動の過程で、第4図の上側
に配備されたトレイ支持構造においても前記同様の水平
及び垂直移動の案内動作が行なわれる。即ち、第9図の
如くスライド部材(4)の浅溝部(54)がシャーシ(
12)のガイドリブ(16)上を摺動して水平移動が案
内され、その後、スライド部材(4)の深穴部(53)
がガイドリブ(16)に係合して垂直降下を案内される
。そして、最終的には第8図の如く各ガイドリブ(16
)の受は面(15)によってトレイ(5)が下降端にて
受は止められ、トレイ(5)のディスクローディング動
作が完了するのである。
トレイ(5)が中間位置からローディング完了位置へ垂
直降下する途中で、トレイ(5)上のディスクはターン
テーブル(10)上に載置され、その後は−17− 18− トレイ(5)のみが降下する。
尚、トレイ(5)の垂直降下の過程において、トレイ(
5)のラック(52)とトレイ駆動ギア(91)の主ギ
ア部(92)とは、歯面に沿う相対移動を行ない、噛合
状態は維持されたままである。
トレイ(5)のディスクアンローディング動作において
は、スライド部材(4)が第10図の位置から右方へ駆
動され、第1及び第2カム片(44)(45)の第1斜
面(441)(451)のカム作用によって、第11図
及び第12図の如くトレイ(5)が上昇駆動される。こ
の際、両カム片(44)(45)は前記の如くトレイ(
5)の重心位置を挟んで両側に設けられているから、ト
レイ(5)を持ち上げる力が前後に偏ることはない。従
って、トレイ(5)の前後方向の水平が保たれることに
なる。
又、トレイ(5)の上昇駆動においては、クランプ機構
(7)の第1図右側に設けた下鍔(73)が、第8図の
如くトレイ(5)の下面を持ち上げて、トレイ(5)の
幅方向の水平を維持する。この結果、トレイ(5)は、
上記の前後方向の水平と俟って、全体が水平姿勢を維持
したまま上昇することとなる。
その後、第13図の如くガイドリブ(16)の受は面(
15)、第1及び第2カム片(44)(45)の水平面
(443) (453)上にトレイ(5)が乗り上げ、
トレイ(5)のディスク排出方向への水平移動が案内さ
れる。
又、トレイ(5)の水平方向への駆動は、第19図の状
態から更にスライド部材(4)が右方へ駆動され、再び
スライド部材(4)の第2ラツク(43)がトレイ駆動
ギア(91)のピニオン部(93)に噛合して、トレイ
駆動ギア(91)が回転駆動されることによって行なわ
れる。
ディスククランプ 第1図の如くターンテーブル(10)上のディスクを下
圧保持すべきクランプ盤(74)を具えたクランプレバ
−(71)は、第2図及び第3図の如くシャーシ(12
)上に形成した一対のボス部(13) (13)によっ
てレバー基端部が枢支され、ターンテーブル(10)に
対する接近離間方向に回動が可能である。
クランプ盤(74)は、第1図及び第3図の如くクラン
プレバ−(71)の先端部に、回転可能且つ回転軸方向
の一定範囲内で上下動可能に、余裕をもって取り付けら
れると共に、板バネ(75)によってターンテーブル(
10)側へ付勢されている。
クランプ盤(74)の両側部は下向きに屈曲し、該屈曲
部には夫々、第6図及び第7図の如く前記トレイ(5)
のフランジ(51)上面に摺接可能な上鍔(72)が下
向きに突設されると共に、前記屈曲部の下端には夫々、
トレイ(5)のフランジ(51)下面に摺接可能な下鍔
(73)が内向きに突設されている。従って、トレイ(
5)の両側のフランジ(51)は夫々クランプレバ−(
71)の上鍔(72)と下鍔(73)によって挟持され
、トレイ(5)の昇降に伴ってクランプレバ−(71)
が回動することになる。
第7図の如くトレイ(5)の水平移動中においては、ク
ランプレバ−(71)の下鍔(73)はシャーシ(12
)上の水平カム(41)の水平面(411)に摺接して
、クランプ盤(74)がターンテーブル(10)から最
大離間した上昇方向の回動端に保持されている。
その後、トレイ(5)が中間位置に達すると、スライド
部材(4)の移動に伴って、クランプレバ−(71)の
下鍔(73)はスライド部材(4)の第1カム片(44
)の第1斜面(441)から離脱して、第1カム片(4
4)の斜面(412)と第3カム片(46)の斜面(4
61)との間に嵌まり込む。
更にスライド部材(4)が右方へ駆動され、トレイ(5
)が垂直降下する過程においては、前記斜面(461)
のカム作用によって第6図の如くクランプレバ−(71
)が下方へ向って回転駆動され、クランプ盤(74)は
ターンテーブル(10)上のディスクに圧着されること
になる。従って、トレイ(5)の垂直降下とクランプレ
バ−(71)のディスククランプ動作とは並行して進行
し、トレイ(5)のディスクローディング動作完了と略
同時にディスククランプ動作も完了することとなる。
尚、第6図の如くクランプレバ−(71)が下方へ駆動
されることによって、該クランプレバ−(71)の上鍔
(72)がトレイ(5)を押し下げるから、第12図か
ら第11図にに示すトレイ(5)の下方への駆動開始の
際、前述の凹部(55) (56)とカム片(44)(
45)との係合動作は確実に行なわれる。
ディスクアンローディングにおいては、第6図の状態か
らスライド部材(4)が右方へ駆動され、トレイ(5)
が上昇することによって、該トレイ(5)のフランジ(
51)上に載っているクランプレバ−(71)の上鍔(
72)が持上げられる(第10図乃至第13図参照)。
又、これと同時に、クランプレバ−(71)の下鍔(7
3)がスライド部材(4)の第3カム片(46)から離
脱し、水平カム(41)の斜面(412)から水平面(
411)へ乗り上げて、第7図の如く水平面(411)
上を摺動する。
従って、クランプレバ−(71)は、トレイ(5)の水
平移動中はクランプ解除位置に保持され、トレイ(5)
の昇降移動に連動して回動し、クランプ盤(74)によ
ってターンテーブル(10)上のディスクのクランプ動
作及びクランプ解除動作が行なわれる。
尚、クランプレバ−(71)の上鍔(72)はクランプ
盤(74)よりも基端部側に形威されているから、トレ
イ(5)の上昇速度よりもクランプ盤(74)の上昇速
度の方が大きく、ディスクのクランプが解除された後に
、垂直上昇するトレイ(5)によってターンテーブル(
10)上のディスクが持ち上げられることになる。
ピックアップ ゛ ピックアップ(81)は、第2図及び第4図の如くシャ
ーシ(12)に架設した2本のガイドレール(82)(
82)によってターンテーブル(10)の半径方向の往
復移動を案内されたベース(84)上に設置されている
ピックアップ移送機構(8)は、第2図の如く前記ベー
ス(84)の端部に固定した下ラック(83)と、該下
ラック(83)に対してピックアップ移動方向に僅かな
遊びをもって係合する上ラック(85)と、両ラック(
83) (85)間に介装したバネ(88)とを具えて
いる。
両ラック(83) (85)は第5図の如く駆動ギア(
24)のピニオン部(26)と同時に噛合可能であって
、該噛合状態において、前記バネ(88)の付勢力によ
ってピニオン部(26)とラック(83)(85)との
噛合点におけるパックラックシュを吸収している。
第17図及び第20図の如く上ラック(85)には、前
記スライド部材(4)の突片(47)と当接可能なアー
ム部(86)と、後述の如くスライド部材(4)との連
繋状態を実現するための補助ラック部(87)が設けら
れている。
ディスクローディング及びディスククランプ動作が完了
し、且つ両ラック(83) (85)と駆動ギア(24
)のピニオン部(26)とが噛合した状態では、第17
図の如くスライド部材(4)の第1ラツク(42)とデ
ィスクローディング機構(2)を構成する駆動ギア(2
4)のピニオン部(26)との噛合、及びスライド部材
(4)の第2ラツク(43)とトレイ水平駆動機構(9
)を構成する駆動ギア(91)との噛合は解除されてお
り、従って原動機構(20)の駆動によるスライド部材
(4)の往復移動に伴って、ピックアップ(81)がデ
ィスク半径方向に移送され、信号の再生が行なわれる。
一達 輩  え 上記の如く本実施例では、単一のモータを動力源として
ディスクローディング、ディスククランプ及びピックア
ップ移送動作が行なわれており、このため、ディスクロ
ーディング及びディスククランプ動作における動力伝達
経路と、ピックアップ移送動作における動力伝達経路と
を自動的に切換える機構が設けられている。
該機構は、前記の如く上ラック(85)に設けられたア
ーム部(86)及び補助ラック部(87)と、シャーシ
上に配備された第1及び第2切換えギア(95)(96
)と、第1切換えギア(95)を反時計方向に付勢する
バネ(97)と、前記スライド部材(4)に形威された
突片(47)及び第3ラツク(49)とから構成される
。 第1切換えギア(95)は第22図の如く上部にピ
ニオン部(952)、下部に主ギア部(951)及びア
ーム部(954)を形威し、該アーム部(954)の先
端に前記バネ(97)の一端が係止されている。又、第
2切換えギア(96)は第24図の如く主ギア部(96
1)及びピニオン部(962)を具えている。第1切換
えギア(95)のピニオン部(952)は第18図の如
く上ラック(85)の補助ラック部(87)と噛合可能
であり、主ギア部(951)は、第2切換えギア(96
)の主ギア部(961)と噛合可能である。又、第2切
換えギア95 6− (96)のピニオン部(962)はスライド部材(4)
の第3ラツク(49)と噛合可能である。
以下、ディスクローディングからピックアップ移送状態
への移行に伴う一連の動力伝達経路切換え動作について
説明する。
ディスクローディング中は、第4図及び第5図の如く駆
動ギア(24)のピニオン部(26)とスライド部材(
4)の第1ラツク(42)とが噛合すると共に、トレイ
駆動ギア(91)の主ギア部(92)とスライド部材(
4)の第2ラツク(43)とが噛合しているが、前記ピ
ニオン部(26)とピックアップ移送機構(8)の両ラ
ック(83) (85)との噛合は解除されている。又
、このとき、停止状態の上ラック(85)の補助ラック
部(87)は第1切換えギア(95)及び第2切換えギ
ア(96)へ噛合状態にて連繋してるが、第2切換えギ
ア(96)のピニオン部(962)とスライド部材(4
)の第3ラツク(49)とは噛合が解除されている。従
って、第2切換えギア(96)によってスライド部材(
4)の移動が拘束されることはない。
更に又、第1切換えギア(95)はバネ(97)によっ
て反時計方向の回転付勢力を受けており、然も上ラック
(85)は右方の移動端に位置する下ラック(83)に
対して僅かに右側へずれた位置で、圧縮状態のバネ(8
8)によって左方への付勢力を受けているが、第2切換
えギア(96)は、歯のない円筒面がスライド部材(4
)のリブ(48)に係合して時計方向の回転が阻止され
ているため、該第2切換えギア(96)に連繋する第1
切換えギア(95)及び上ラック(85)は、夫々回転
、移動が阻止されている。従って、下ラック(83)は
、圧縮状態のバネ(88)の付勢力を受けて、右方の移
動端に押圧保持されており、ピックアップ(81)が移
動することはない。
ディスクローディングが完了する直前に、第19図から
第18図への変化状態に示す如く″、スライド部材(4
)の第3ラツク(49)が第2切換えギア(96)に噛
合して、該ギアを時計方向に回転せしめ、更にこれによ
って第1切換えギア(95)が反時計方向に回転駆動さ
れる。この際、第1切換えギア(95)はバネ(97)
によって回転付勢される。この結果、第1切換えギア(
95)と噛合状態にある上ラック(85)の補助ラック
部(87)が左方へ駆動され、上ラック(85)は、バ
ネ(88)の付勢力も加わって、右方の移動端に位置す
る下ラック(83)に対して左方へ僅かに移動し、これ
によって駆動ギア(24)のピニオン部(26)との噛
合を開始する。また、これと同時に第18図の如く前記
ピニオン部(26)とスライド部材(4)の第1ラツク
(42)との噛合が解除される。その後、上ラック(8
5)と下ラック(83)とがバネ(88)の付勢によっ
て所定の相対位置で重なった後は、両ラックは一体とな
って移動し、駆動ギア(24)のピニオン部(26)と
同時に噛合して、第17図の状態でピックアップ(81
)の移送が行なわれる。
斯くして原動モータ(21)からトレイ(5)及びクラ
ンプレバ−(71)へ至る動力伝達経路から、原動モー
タ(21)からピックアップ(81)へ至る動力伝達経
路への切換えがスムーズに行なわれる。
逆方向への動力伝達経路の切換えは次の様にして行なわ
れる。即ち、第17図から第18図への変化状態に示す
様に、ピックアップ(81)がターンテーブル(10)
側の端部へ移送され、下ラック(83)が右方の移動端
に達し、ピニオン部(26)との噛合が解除された後も
、上ラック(85)はピニオン部(26)との噛合を持
続し、これによって上ラック(85)がバネ(88)に
抗して更に右方へ駆動される。
この結果、上ラック(85)の補助ラック部(87)が
第1切換えギア(95)に噛合すると共に、上ラック(
85)のアーム部(86)がスライド部材(4)の突片
(47)に当接する。
更に上ラック(85)が右方へ駆動されることによって
、第1切換えギア(95)が時計方向へ、第2切換えギ
ア(96)が反時計方向へ回転駆動されると共に、スラ
イド部材(4)が右方へ押され、この結果、駆動ギア(
24)のピニオン部(26)とスライド部材(4)の第
1ラツク(42)とが噛合を開始する。又、該噛合状態
への移行後は、スライド部材(4)の駆動力が第2切換
えギア(96)及び第1切換えギア(95)を介して上
ラック(85)へ伝えられ、上ラック(85)は強制的
に駆動ギア(24)のピニオン部(26)との噛合状態
を解除されることになる。又これと同時に、第19図の
如く第2切換えギア(96)は、スライド9 0 部材(4)の第3ラツク(49)との噛合状態を終了し
て、スライド部材(4)のリブ(48)と係合したロッ
ク状態へ移行する。
上記の如くスライド部材(4)が右方へ駆動されること
によって前述のディスククランプ解除動作が開始され、
その後、スライド部材(4)の第2ラツク(43)がト
レイ駆動ギア(91)の主ギア部(92)との噛合を開
始して、トレイ(5)のディスク排出動作が行なわれる
斯くして原動モータ(21)からピックアップ(81)
へ至る動力伝達経路から、原動モータ(21)からトレ
イ(5)及びクランプレバ−(71)へ至るの動力伝達
経路への切換えがスムーズに行なわれる。
五1ヱ1し迩 前記動力伝達経路中に何等かの原因で過負荷が発生した
場合、動力伝達経路を構成する各部材の損傷を防止する
ため、本実施例では第2図に示す中継ギア(23)にス
リップ機構(3)が介装される。
即ち、中継ギア(23)の大径ギア部(31)と小径ギ
ア部(32)は、第25図及び第26図の如く夫々独立
の部材から形成して、これらを相対回転可能に係合せし
めると共に、バネ(38)によって両者を互いに一体回
転可能に圧接せしめる。
大径ギア部(31)は小径ギア部(32)に比べて柔軟
性の高い合成樹脂によってリング状に形成され、内周部
には、裏面が平面に形成された薄肉の鍔部(33)を突
設している。一方、小径ギア部(32)の外周部には、
第27図の如く前記大径ギア部(31)の鍔部(33)
と摺接可能なりラッチ面(39)を表面に具えた鍔部(
35)が突設されている。該クラッチ面(39)には円
周方向に沿って一定ピッチの凹凸が形成され、凸部の表
面は平面に形成されている。又、小径ギア部(32)に
は、歯面形成部の近傍に前記バネ(38)を係止するた
め係止片(37) (37)が外周に向って突設される
と共に、表面外周部に、バネ(38)の回止めを施す複
数のピン(36)が上向きに突設されている。
尚、大径ギア部(31)の垂直内周壁と、該内周壁が当
接すべき小径ギア部(32)の垂直外周壁とは、互いに
密に摺接する様に形成され、これによって両ギア部の回
転中心は同軸上に設定される。
バネ(38)は第25図に示す如くU字状に形成される
と共に、第26図及び第28図の如く係止片(37) 
(37)との係合部分が高くなる様に屈曲せしめて形成
されており、第25図の組立状態では、U字状の湾曲部
及びこれと反対側の両端部が大径ギア部(31)の鍔部
(33)に当接して、該鍔部(33)の裏面を小径ギア
部(32)のクラッチ面(39)に圧接せしめている。
従って、通常のカセットローディング時或いはピックア
ップ移送時の負荷においては、大径ギア部(31)と小
径ギア部(32)とは一体回転する。この場合、前記小
径ギア部(32)に形成した凹凸のクラッチ面(39)
の作用によって、安定した伝達トルクが得られる。何等
かの原因で、大径ギア部(31)の出力ff1fに過負
荷が作用すると、中継ギア(23)が大径ギア部(31
)に対してスリップ回転して、原動モータ(21)の焼
損や前記動力伝達経路中の各部材の破損が防止される。
2ヱエを二遣遺 ディスクローディング完了時に第1図に示すキャビネッ
ト(1)の開口(11)を閉じるためのシャッター機構
(6)は、トレイ(5)の端部に一定角度範囲内で回動
可能に配備したシャッター(61)と、第29図乃至第
33図に示すシャッター開閉機構とから構成される。
第1図の如くシャッター(61)は、ディスクローディ
ング過程ではトレイ(5)の表面と略同−面に維持され
る第1の面(64)と、キャビネット(1)の開口(1
1)を塞ぐことが可能な形状の第2の面、即ち蓋面(6
5)とを具えている。
シャッター(61)には両側部に一対のアーム部(63
) (図中左側のアーム部は図示省略)がトレイ(5)
に向けて突設され、該アーム部(63)には基端部側に
凹部(631)が形成されると共に、先端部には軸部(
62)が内向きに突設されている。
一方、トレイ(5)の前面壁には前記シャッター(61
)のアーム部(63)が上下方向に余裕をもって貫通す
べきスリット(58)が形成されると共に、トレイ裏面
には、前記シャッター(61)の軸部(62)が係33 4 合すべき軸受部(59)と、シャッター(61)の動き
を規制するレバー(66)を軸支すべきボス(57)が
突設されている。従って、シャッター(61)は軸部(
62)を中心として一定角度範囲内で上下方向に回動可
能である。
レバー(66)は、前記ボス(57)に基端部(69)
が回動可能に支持され、先端部には、前記シャッター(
61)の凹部(631)と係合すべきロック片(68)
と、第30図及び第31図の如くシャーシ(12)上の
突設された押圧片(18)によって駆動されるべきカム
片(60)とが突設されている。
押圧片(18)には、レバー(66)と係合可能な段部
(181)が形成されている。
又、レバー(66)の基端部(69)にはトーションス
プリング(67)が嵌められ、該トーションスプリング
(67)によってレバー(66)が第29図の時計方向
に回転付勢される。
第30図及び第31図の如くトレイ(5)の水平移動中
は、トーションスプリング(67)の付勢によってレバ
ー(66)は反時計方向の回動端に位置し、該レバー(
66)のロック片(68)はアーム部(63)の凹部(
631)に嵌まり込んでいる。又、アーム部(63)は
トレイ(5)のスリット(58)の底面に当って、シャ
ッター(61)の第1の面(64)が水平となる反時計
方向の回動端に保持されている。
トレイ(5)が中間位置、即ち水平方向の移動端に達す
ると、トレイ(5)のシャーシ(12)側への移動に伴
って、レバー(66)のカム片(60)がシャーシ(1
2)上の押圧片(18)によって押圧され、トーション
スプリング(67)に抗して時計方向に回転駆動される
。これに伴って、ロック片(68)がアーム部(63)
の凹部(631)から離脱し、アーム部(63)の反時
計方向の回動が自由となる。このとき、キャビネット開
口(11)はシャッター(61)の蓋面(65)によっ
て塞がれることになる(第32図参照)。
その後、トレイ(5)が垂直降下する過程では、第32
図及び第33図の如くアーム部(63)がシャーシ上の
抑圧片(18)の段部によって受は止められて時計方向
の回転は阻止されているが、上記の如く反時計方向の回
転は自由であるから、トレイ(5)の垂直降下に伴って
アーム部(63)は軸部(62)を中心として反時計方
向に回転する。従って、キャビネット開口(11)はシ
ャッター(61)の蓋面(65)によって塞がれたまま
となる。
キャビネット開口(11)を塞いだ状態でシャッター 
(61)は回転が拘束されているから、不注意によって
開口(11)が開くことはなく、キャビネット内への異
物侵入の虞れはない。
ディスクアンローディングに伴うトレイ(5)の垂直上
昇の過程では、シャッター(61)は軸部(62)を中
心として自身の重力或いはキャビネット開口(11)の
上面と接触によって時計方向に回転し、最終的に第1の
面(64)が略水平となる姿勢に達する。
この過程で、キャビネット開口(11)はシャッター(
61)によって塞がれたままである。
その後のトレイ(5)のディスク排出方向への水平移動
の過程で、レバー(66)から押圧片(18)が離脱し
て、レバー(66)はトーションスプリング(67)の
付勢によって反時計方向に回転する。この結果、第30
図及び第31図の如く、ロック片(68)が再びアーム
部(63)の凹部(631)に嵌まり込み、アーム部(
63)の反時計方向の回転が阻止される。
従って、キャビネット内へディスクが送り込まれた後は
、シャッター(61)によってキャビネット開口(11
)が確実に塞がれ、外部からこれを開くことは出来ない
上記ディスクプレーヤにおいては、クランプレバ−(7
1)がトレイ(5)或いはスライド部材(4)と直接に
係合し、トレイ(5)の昇降に連動させてクランプ動作
及びクランプ解除動作を行なっているから、クランプ機
構(7)の構成が極めて単純となる。
又、ディスクローディング機構(2)においては、トレ
イガイド機構が、シャーシ(12)上のガイドリブ(1
6)を直接にトレイ(5)に係合せしめてトレイ(5)
の水平及び垂直移動を案内するものであり、然もトレイ
(5)を駆動するスライド部材(4)等の機構は簡易な
構成であって且つ全てがシャーシ(12)とトレイ(5
)との間にコンパクトに配備されているから、装置を大
幅に小形化することが可能である。
−38−一 又、ピックアップ(81)を移送するための下ラック(
83)及び上ラック(85)と、トレイ(5)を駆動す
るためのスライド部材(4)とは、互いに平行に且つ接
近して配備され、これらは共通のピニオン部(26)に
よって切換え駆動されるから、動力伝達経路を構成する
歯車の数は従来に比べて少なく、動力伝達損失等の問題
を解決出来、然も動力伝達経路の切換えに特別の動力源
は不要であるから、費電力の節減を図ることが出来る。
更に又、シャッター機構(6)においては、ディスクロ
ーディング完了状態でシャッター(61)がキャビネッ
ト開口部に開放不能に保持されるから、キャビネット内
への異物の侵入が確実に防止される。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであ
って、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲
を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディスクプレーヤの外観を示す斜
視図、第2図は該ディスクプレーヤからトレイ及びクラ
ンプレバ−を取外した状態の分解斜視図、第3図はディ
スクローディング完了時のディスクプレーヤの平面図、
第4図はディスク排出状態にてクランプレバ−を取外し
た状態の平面図、第5図はディスクローディング機構及
びピックアップ移送機構の要部を示す左側面図、第6図
はディスクローディング完了時のディスクプレーヤの左
側面図、第7図はディスク排出過程の同上の側面図、第
8図はディスクローディング完了時のディスクプレーヤ
の右側から見た断面図、第9図はディスク排出過程の同
上の断面図、第10図乃至第13図はディスクローディ
ング機構のディスクアンローディング過程における動作
を左側から見た一連の断面図、第14図はスライド部材
の平面図、第15図は第14図の正面図、第16図は第
14図の左側面図、第17図乃至第19図はピックアッ
プ移送からトレイ駆動への動力伝達経 39− 40− 路の切換え動作を示す一連の平面図、第20図は第17
図の正面図、第21図はトレイ駆動ギアを裏返した状態
の斜視図、第22図は第1切換えギアの斜視図、第23
図はスライド部材のロック用リブを示す斜視図、第24
図は第2切換えギアの斜視図、第25図は中継ギアの平
面図、第26図は同上の断面図、第27図は小径ギア部
の′平面図、第28図はバネの斜視図、第29図はトレ
イの裏側から見たシャッター機構の分解斜視図、第30
図はトレイ水平移動中のシャッター機構の状態を示す一
部破断側面図、第31図は第30図A−A線に沿う断面
図、第32図はローディング完了時のシャッター機構の
状態を示す一部破断側面図、第33図は第32図B−B
線に沿う断面図である。 (7)・・・クランプ機構 (71)・・・クランプレバ− (8)・・・ピックアップ移送機構 (81)・・・ピックアップ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕シャーシ(12)上に配備されたターンテーブル
    (10)と、ディスクが載置されるべきトレイ(5)を
    ディスク排出位置からターンテーブル(10)上方の中
    間位置を経て、該中間位置下方のローディング完了位置
    まで移動せしめるディスクローディング機構(2)と、
    ターンテーブル(10)上のディスクから信号を再生し
    或いはディスクに信号を記録すべきピックアップ手段と
    、該ピックアップ手段をターンテーブル(10)の半径
    方向へ往復移送するピックアップ移送機構(8)とを具
    えたディスクプレーヤにおいて、前記ディスクローディ
    ング機構(2)は、 シャーシ(12)上に、ピックアップ手段の移送路に接
    近し且つ該移行路に沿って往復移動可能に配備され、ト
    レイ(5)へ駆動力を伝達するスライド部材(4)と、 該スライド部材(4)に対してスライド部材移動方向に
    形成されたラック(42)と、 シャーシ(12)上に配備され、前記ラック(42)と
    噛合可能なピニオン部(26)を有する原動機構(20
    )とを具え、前記ピックアップ移送機構(8)は、ピッ
    クアップ手段の往復移送を案内するガイド手段と、 ピックアップ手段に対して一体移動可能に取り付けられ
    、ピックアップ手段の移送方向へ伸びて、前記原動機構
    (20)のピニオン部(26)と噛合可能なラック(8
    3)(85) とを具え、前記原動機構(20)のピニオン部(26)
    がピックアップ移送機構(8)のラック(83)(85
    )と噛合して第1の動力伝達経路が形成されると共に、
    前記ピニオン部(26)がスライド部材(4)のラック
    (42)と噛合して第2の動力伝達経路が形成され、デ
    ィスクローディング機構(2)とピックアップ移送機構
    (8)の間には、前記第1及び第2動力伝達経路の内、
    一方の動力伝達経路からの動力を他方の動力伝達経路へ
    伝えることによって、両動力伝達経路の相互の切換えを
    行なう動力伝達経路切換え機構が介装されていることを
    特徴とするディスクプレーヤ。
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