JP4058837B2 - ローディング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿入された記録媒体カートリッジを、記録媒体カートリッジが挿脱される挿脱位置と、記録媒体カートリッジに対して情報の記録及び/又は再生を行う装着位置との間を移送するためのローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体カートリッジとして、例えば光ディスクを有するディスクカートリッジが知られている。この種のディスクカートリッジは、光ディスク装置に装着されることにより情報の再生が行われる。
【0003】
光ディスク装置は、ディスクカートリッジ内の光ディスクに対して情報の再生を行うための光ピックアップと、この光ピックアップを支持するスライドベースと、このスライドベースを光ディスクの径方向に移動するベース送り機構とを有する記録再生機構部を備えている。
【0004】
また、光ディスク装置は、装置本体に対してディスクカートリッジが挿入された際に、ディスクカートリッジが挿脱されるカートリッジ挿脱位置と、ディスクカートリッジに対して情報の再生を行うことを可能とする所定のカートリッジ装着位置との間を、ディスクカートリッジを移送するためのローディング機構部を備えている。
【0005】
従来の光ディスク装置が備えるローディング機構部は、ディスクカートリッジを保持するカートリッジホルダと、このカートリッジホルダをディスクカートリッジを挿脱可能するカートリッジ挿脱位置とディスクカートリッジに対する情報の再生を可能とするカートリッジ装着位置との間を移動可能に支持するホルダ昇降用スライダと、このホルダ昇降用スライダを移動操作するための駆動手段とを備えている。
【0006】
以上のように構成された光ディスク装置は、カートリッジホルダにディスクカートリッジが挿入されて、ローディング機構部によりカートリッジホルダがカートリッジ装着位置に移動されて、カートリッジホルダに保持されたディスクカートリッジがカートリッジ装着位置に装着される。
【0007】
そして、光ディスク装置は、カートリッジ装着位置に装着されたディスクカートリッジ内の光ディスクの径方向に光ピックアップが移動されて、光ディスクの信号記録領域の任意の記録トラックに対して情報の再生を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般車輌に配設される車載型の光磁気ディスク装置は、車内のパネル内の所定の位置に取り付けるために、DIN(Deutsche Industrie Normen) ドイツ工業規格によって外形の各種寸法がそれぞれ規定されている。このため、特に車載型の光磁気ディスク装置は、装置全体を小型化する必要がある。
【0009】
一方、上述したような従来のローディング機構部は、カートリッジホルダをディスクカートリッジをカートリッジ挿脱位置とカートリッジ装着位置とにそれぞれ移動するローディング動作及びアンローディング動作の一連動作を行うために回動レバーを用いた機構がある。
【0010】
このような従来のローディング機構は、回動レバーやこの回動レバーを付勢するコイルバネ等の構成部品数が比較的多く、構成が複雑であり、動作信頼性が乏しいという問題があった。
【0011】
そして、従来のローディング機構は、回動レバーを有することによって、回動レバーの回動半径を確保する必要があり、機構全体の小型化が困難であった。
【0012】
また、従来のローディング機構部は、3動作以上の関連動作を行うことが困難であるという問題もあった。
【0013】
そこで、本発明は、装置全体を小型化するととも動作信頼性を向上することができるローディング装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明に係るローディング装置は、記録媒体カートリッジを保持するホルダ部材であって、記録媒体カートリッジの厚み方向に平行な第2の方向に移動可能に設けられた主ホルダと、上記主ホルダに対して記録媒体カートリッジの主面に平行な第1の方向に移動可能に設けられた副ホルダとを有するホルダ部材と、互いに平行にスライド移動可能に配設されてホルダ部材に対する記録媒体カートリッジの挿脱を可能とする挿脱位置と、記録媒体カートリッジに対する情報の記録及び/又は再生を可能とする装着位置とにホルダ部材を移動させる一対のスライド部材と、回動レバーを介して上記副ホルダを上記第1の方向に移動させて記録媒体カートリッジを装置内方に引き込む第1の連動用スライド部材と、上記一対のスライド部材を互いに逆方向にそれぞれ移動させて記録媒体カートリッジを上記第2の方向に昇降させて記録媒体カートリッジを装着位置に移動させる第2の連動用スライド部材と、回動軸を一致させて積み重ねて設けられた複数のギヤ部を有し第1及び第2の連動用スライド部材をそれぞれ移動するギヤ部材と、このギヤ部材を回動可能に支持する回動支軸とを備える。第1及び第2の連動用スライド部材には、上記ギヤ部材に噛合するラック部がそれぞれ形成される。また、ギヤ部材は、回転駆動力が伝達される第1のギヤ部と、一方の連動用スライド部材を移動するための第2のギヤ部と、他方の連動用スライド部材を移動するための第3のギヤ部とを有する。そして、ギヤ部材の第2及び第3のギヤ部には、外周部に、第1及び第2の連動用スライド部材のラック部が噛合する噛合部と、第1及び第2の連動用スライド部材のラック部が摺接する摺接部とがそれぞれ形成される。
【0015】
以上のように構成したローディング装置は、ギヤ部材の第1のギヤ部に回転駆動力が伝達されることによりギヤ部材が回転されて、ギヤ部材の第2のギヤ部の噛合部が一方の連動用スライド部材のラック部に噛合されて、一方の連動用スライド部材を移動する。また、ローディング装置は、ギヤ部材が回転されることにより、ギヤ部材の第3のギヤ部の噛合部に他方の連動用スライド部材のラック部が噛合されて、他方の連動用スライド部材を移動する。
【0016】
ローディング装置は、第1及び第2の連動用スライド部材がそれぞれ移動されることによって、一対のスライド部材がそれぞれ移動されて、ホルダ部材が挿脱位置と装着位置とに移動される。
【0017】
そして、ギヤ部材によれば、第2のギヤ部の噛合部が一方の連動用スライド部材のラック部に噛合されている状態で、第3のギヤ部の摺接部に他方の連動用スライド部材のラック部が摺接されて、他方の連動用スライド部材が移動されることなく、一方の連動用スライド部材のみが移動される。また同様に、このギヤ部材によれば、第3のギヤ部噛合部が他方の連動用スライド部材のラック部に噛合されている状態で、第2のギヤ部の摺接部に一方の連動用スライド部材のラック部が摺接されて、一方の連動用スライド部材が移動されることなく、他方のスライド部材のみが移動される。
【0018】
したがって、このローディング装置は、ギヤ部材の第2のギヤ部及び第3のギヤ部が、第1及び第2の連動用スライド部材の各ラック部に間欠的に噛合状態及び摺接状態にそれぞれ切り替わるため、第1及び第2の連動用スライド部材が順番に移動される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態について、ディスクカートリッジに対して情報の記録再生を行う光磁気ディスク装置が備えるローディング機構部を図面を参照して説明する。なお、本発明に係る光磁気ディスク装置は、一般車輌の室内に配設される車載型の光磁気ディスク装置として適用される。
【0020】
まず、本発明に係る光磁気ディスク装置によって記録再生が行われるディスクカートリッジについて簡単に説明する。図1に示すように、ディスクカートリッジ2は、一対の上下ハーフを組み合わせて構成されるカートリッジ本体と、このカートリッジ本体の内部に収納される光磁気ディスクとを備えている。カートリッジ本体には、内部に収納された光磁気ディスクの記録領域を外部に臨ませるための記録再生用開口部が互いに対向する位置にそれぞれ形成されている。この記録再生用開口部には、シャッタ部材が開閉可能に設けられている。このディスクカートリッジ2は、光磁気ディスク装置内に装着された際に、シャッタ部材が開放操作されて、記録再生用開口部から光磁気ディスクの信号記録領域に対して情報信号の記録再生が行われる。
【0021】
光磁気ディスク装置は、図1に示すように、ディスクカートリッジ2を装置内に対して移送するためのローディング機構部1と、このローディング機構部1を介して装着されたディスクカートリッジ2に対して情報信号の記録再生を行う図示しない記録再生機構部とを備えている。
【0022】
図1及び図2に示すように、ローディング機構部1は、光磁気ディスク装置に対して挿入されたディスクカートリッジ2を保持するメインホルダ11と、このメインホルダ11に図1中矢印a方向及びb方向に移動可能に設けられてディスクカートリッジ2を保持するサブホルダ12と、これらメインホルダ11及びサブホルダ12に対してディスクカートリッジ2を挿脱可能とするカートリッジ挿脱位置及びディスクカートリッジ2に対する情報の記録再生を可能とするカートリッジ装着位置との間を移動可能にメインホルダ11を支持する一対のホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14とを備えている。
【0023】
また、ローディング機構部1は、図1及び図3に示すように、一対のホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14を連動させる第1の連動用スライダ16及び第2の連動用スライダ17と、ホルダ昇降用右スライダ13と第2の連動用スライダ17を連結する右連結部材18と、ホルダ昇降用左スライダ14と第2の連動用スライダ17を連結する左連結部材19と、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14を駆動する駆動機構25とを備えている。
【0024】
また、ローディング機構部1は、図1及び図2に示すように、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14、第1及び第2の連動用スライダ17及び駆動機構25をそれぞれ支持するベースシャーシ21と、このベースシャーシ21に対向する位置に設けられてメインホルダ11及びサブホルダ12を支持するトップシャーシ22とを備えている。
【0025】
また、ローディング機構部1は、図1に示すように、メインホルダ11に対してディスクカートリッジ2が挿入された際にこのディスクカートリッジ2を装置内に引き込むための自動引き込み機構26を備えている。
【0026】
ローディング機構部1が備えるメインホルダ11は、図2に示すように、ディスクカートリッジ2の挿脱方向に平行な両側面側をそれぞれ保持する保持片30,30が、光磁気ディスク装置に対するディスクカートリッジ2の挿入方向の後端側に位置してそれぞれ形成されている。
【0027】
メインホルダ11には、ディスクカートリッジ2の挿脱方向な平行な側面に対向する両側面に、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14に移動可能に支持されるガイド軸31がそれぞれ設けられている。メインホルダ11の主面には、サブホルダ12を移動可能とするためのガイドスリット33,34が、ディスクカートリッジ2の挿脱方向と平行にそれぞれ形成されている。
【0028】
サブホルダ12は、図1及び図2に示すように、ディスクカートリッジ2の挿脱方向の前面に当接する当接片35,35を有しており、メインホルダ11の主面上に重なって配設されている。サブホルダ12は、主面に、メインホルダ11の各ガイドスリット33,34に挿通されるガイド軸36,37がそれぞれ立設されており、メインホルダ11に図1中矢印a方向及びb方向に移動可能に支持されている。
【0029】
また、サブホルダ12は、ガイド軸37が、メインホルダ11のガイドスリット34に移動可能に挿通されるとともに、トップシャーシ22に形成されたガイドスリット75に移動可能に挿通されており、トップシャーシ22に矢印a方向及びb方向に移動可能にそれぞれ支持されている。
【0030】
また、サブホルダ12には、ディスクカートリッジ2が挿入されて押し込まれた際に自動引き込み機構26を動作させるための作動軸39が立設されている。
【0031】
そして、サブホルダ12は、挿入されたディスクカートリッジ2の挿脱方向の前端側と共に、メインホルダ11に対して図1中矢印a方向に移動して、光磁気ディスク装置内方に移動する。
【0032】
ホルダ昇降用左スライダ14は、図1、図4及び図6に示すように、ディスクカートリッジ2の挿脱方向に平行な一方の側面に対向する位置に、図4中矢印a方向及びb方向に移動可能にベースシャーシ21に配設されている。ホルダ昇降用左スライダ14には、ベースシャーシ21に設けられたガイド軸40が移動可能に挿通されるガイド溝41が、ディスクカートリッジ2の挿脱方向と平行に形成されている。
【0033】
また、ホルダ昇降用左スライダ14は、メインホルダ11のガイド軸31が挿通される昇降用ガイド溝42が形成されており、メインホルダ11を図1及び図4中矢印a方向及びb方向に移動可能に支持している。また、ホルダ昇降用左スライダ14には、長手方向の一端側に、左連結部材19に連結される連結ピン44が一体に形成されている。
【0034】
ホルダ昇降用右スライダ13は、ホルダ昇降用左スライダ14と同様に、ディスクカートリッジ2の挿脱方向に平行な他方の側面に対向する位置に、図1中矢印a方向及びb方向に移動可能にベースシャーシ21に配設されている。ホルダ昇降用右スライダ13には、ベースシャーシ21に設けられたガイド軸40が移動可能に挿通されるガイド溝(図示せず)が、ディスクカートリッジ2の挿脱方向と平行に形成されている。
【0035】
また、ホルダ昇降用右スライダ13は、メインホルダ11のガイド軸31が挿通される昇降用ガイド溝(図示せず)が形成されており、メインホルダ11を図1中矢印a方向及びb方向に移動可能に支持している。また、ホルダ昇降用右スライダ13には、長手方向の一端側に、右連結部材18に連結される連結ピン45が一体に形成されている。
【0036】
第1の連動用スライダ16は、ディスクカートリッジ2の挿脱方向の前面に対向するベースシャーシ21の側面の外側に、図1及び図3中矢印c方向及びd方向に移動可能に配設されている。第1の連動用スライダ16は、ベースシャーシ21に設けられたガイド軸47が移動可能に挿通されるガイド溝(図示せず)が形成されている。
【0037】
第1の連動用スライダ16には、図3及び図5中矢印d方向に付勢する図示しない引っ張りコイルバネ49の一端が取り付けられるバネ取付け片50が形成されている。この引っ張りコイルバネ49は、他端がベースシャーシ21に掛止されている。また、第1の連動用スライダには、駆動機構25の後述する三段ギヤ85に噛合されるラック部55が、移動方向に平行に形成されている。
【0038】
第2の連動用スライダ17は、ディスクカートリッジ2の挿脱方向の前面に対向するベースシャーシ21の側面の内側に、第1の連動用スライダ16と平行に図1及び図3中矢印c方向及びd方向に移動可能に配設されている。第2の連動用スライダ17は、ベースシャーシ21に設けられたガイド軸48が移動可能に挿通されるガイド溝(図示せず)が形成されている。
【0039】
第2の連動用スライダ17には、図3及び図5中矢印c方向に付勢する引っ張りコイルバネ56の一端が取り付けられるバネ取付け片57が形成されている。この引っ張りコイルバネ56は、他端がベースシャーシ21に掛止されている。
【0040】
また、第2の連動用スライダ17には、右連結部材18及び左連結部材19に連結される右連結ピン60及び左連結ピン61を有する連結片58,59が、長手方向の両端にそれぞれ一体に形成されている。
【0041】
第2の連動用スライダ17には、図3及び図5中矢印c方向に付勢する引っ張りコイルバネ56の一端が取り付けられるバネ取付け片57が形成されている。この引っ張りコイルバネ56は、他端がベースシャーシ21に掛止されている。また、第2の連動用スライダ17には、駆動機構25の後述する三段ギヤ85に噛合されるラック部65が、移動方向に平行に形成されている。
【0042】
右連結部材18は、回動中心穴66を有する略扇状に形成されており、この回動中心穴66が、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸67に回動可能に支持されている。右連結部材18は、ホルダ昇降用右スライダ13の連結ピン45が移動可能に連結される第1の長穴68と、第2の連動用スライダ17の連結ピン60が移動可能に連結される第2の長穴69とを有している。
【0043】
左連結部材19は、回動中心穴71を有する略扇状に形成されており、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸72に回動可能に支持されている。左連結部材19は、ホルダ昇降用左スライダ14の連結ピン44が移動可能に連結される第1の長穴73と、第2の連動用スライダ17の連結ピン61が移動可能に連結される第2の長穴74とを有している。
【0044】
ベースシャーシ21は、略平板状に形成されており、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14を移動可能に支持する側面部と、第1及び第2の連動用スライダ16,17を移動可能に支持する側面部とを有している。
【0045】
トップシャーシ22は、図1及び図2に示すように、略平板状に形成れており、図示しないベースシャーシ21に対向する位置に配設されている。トップシャーシ22には、図1に示すように、ディスクカートリッジ2の主面に対向する面に、サブホルダ12を移動可能に支持するガイドスリット75が、ディスクカートリッジ2の挿脱方向と平行にそれぞれ設けられている。
【0046】
また、図示しないが、トップシャーシ22には、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14の連結ピン44,45が移動可能にそれぞれ挿通されて、ホルダ昇降用右スライダ13及びホルダ昇降用左スライダ14の移動をガイドするためのガイドスリットがそれぞれ形成されている。また、トップシャーシ22には、第2の連動用スライダ17の右連結ピン60及び左連結ピン61が移動可能にそれぞれ挿通されて、第2の連動用スライダ17の移動をガイドするガイドスリットがそれぞれ形成されている。
【0047】
駆動機構25は、図3、図5及び図7に示すように、駆動用モータ80と、この駆動用モータ80によって回転される第1の駆動ギヤ81と、この第1の駆動ギヤ81によって駆動される第2の駆動ギヤ82と、この第2の駆動ギヤ82によって駆動される第3の駆動ギヤ83と、この第3の駆動ギヤ83によって駆動される第4の駆動ギヤ84と、この第4の駆動ギヤ84によって駆動される三段ギヤ85とを有している。
【0048】
駆動用モータ80は、図3に示すように、ベースシャーシ21上に設けられており、先端にピニオン88が設けられた回転軸を有している。駆動用モータ80は、回転軸の軸方向が、図1中矢印c方向及びd方向と略平行に配設されており、ピニオン88が第1の駆動ギヤ81に噛合されている。
【0049】
第1の駆動ギヤ81は、図3に示すように、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸90に中央部が回動可能に支持されている。この第1の駆動ギヤ81は、駆動用モータ80のピニオン88によって駆動力が伝達されるとともに第2の駆動ギヤ82に噛合されたギヤ部91を有している。
【0050】
第2の駆動ギヤ82は、図3に示すように、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸94に中央部が回動可能に支持されている。この第2の駆動ギヤ82は、第1の駆動ギヤ81のギヤ部91によって駆動力が伝達されるとともに第3の駆動ギヤ83に噛合されたギヤ部95を有している。
【0051】
第3の駆動ギヤ83は、図3に示すように、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸98に中央部が回動可能に支持されている。この第3の駆動ギヤ83は、第2の駆動ギヤ82のギヤ部95によって駆動力が伝達される第1のギヤ部99と、この第1のギヤ部99の内周側に形成されて第4の駆動ギヤ84に噛合された第2のギヤ部100とを有している。
【0052】
第4の駆動ギヤ84は、図3に示すように、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸102に中央部が回動可能に支持されている。この第4の駆動ギヤ84は、第3の駆動ギヤ83の第2のギヤ部100によって駆動力が伝達されるとともに三段ギヤ85に噛合されたギヤ部103を有している。
【0053】
三段ギヤ85は、図3及び図5に示すように、中央部に回動中心穴104を有しており、この回動中心穴104に、ベースシャーシ21上に立設された回動支軸105が挿通されて図3及び図5中矢印g方向及びh方向に回動可能に支持されている。
【0054】
この三段ギヤ85には、図7、図8及び図9に示すように、第4の駆動ギヤ84のギヤ部103によって駆動力が伝達される下段ギヤ部106と、第1の連動用スライダ16のラック部55が噛合される中段ギヤ部107と、第2の連動用スライダ17のラック部65が噛合される上段ギヤ部108とを有している。これら各下段ギヤ部106、中段ギヤ部107及び上段ギヤ部108は、歯先円直径が同一とされてそれぞれ一体に形成されている。
【0055】
下段ギヤ部106は、ベースシャーシ21に隣接する位置に形成されており、全周に亘って歯先が形成されている。中段ギヤ部107は、外周の所定の部分のみに、歯先を有する噛合部111が形成されており、第1の連動用スライダ16のラック部55が噛合されずに摺接する摺接部112が形成されている。上段ギヤ部108は、外周の所定の部分のみに、歯先を有する噛合部114が形成されており、第2の連動用スライダ17のラック部65が噛合されずに摺接する摺接部115が形成されている。
【0056】
三段ギヤ85には、図8及び図9に示すように、中段ギヤ部107の歯先が形成された噛合部111と、上段ギヤ部108の歯先が形成された噛合部114とが、外周上の位置をずらして、回動中心穴104を挟んで対向する位置にそれぞれ形成されている。
【0057】
したがって、三段ギヤ85は、下段ギヤ部106が第4の駆動ギヤ84に常に噛合されており、中段ギヤ部107が第1の連動用スライダ16のラック部55に噛合される状態と、上段ギヤ部108が第2の連動用スライダ17のラック部65に噛合される状態とが回転角に伴って順次切り替えられる。
【0058】
そして、この三段ギヤ85の中段ギヤ部107には、第1の連動用スライダ16のラック部55が、引っ張りコイルバネ49の付勢力により当接されている。また、三段ギヤ85の上段ギヤ部108には、第2の連動用スライダ17のラック部65が、引っ張りコイルバネ56の付勢力により当接されている。
【0059】
以上のように構成された駆動機構25について、三段ギヤ85が回転駆動することにより、第1の連動用スライダ16及び第2の連動用スライダ17を移動する動作を図面を参照して説明する。
【0060】
駆動機構25は、図7、図8及び図9に示すように、メインホルダ11及びサブホルダ12にディスクカートリッジ2が装着された際に、三段ギヤ85の下段ギヤ部106が、第4の駆動ギヤ84から駆動力を伝達されることによって、図7中矢印g方向に回転駆動する。三段ギヤ85は、中段ギヤ部107の噛合部111が第1の連動用スライダ16のラック部55に噛合されることによって、第1の連動用スライダ16が図8中矢印c方向に移動されるとともに、図9に示すように上段ギヤ部108の摺接部115に第2の連動用スライダ17のラック部65が摺接することにより第2の連動用スライダ17が移動させることなく停止状態が保持される。
【0061】
そして、駆動機構25は、三段ギヤ85が所定の回転角だけ矢印g方向に回転されて、第1の連動用スライダ16が所定の移動量だけ移動されることによって、挿入されたディスクカートリッジ2を保持するサブホルダ12がメインホルダ11に対して矢印a方向に移動されて、ディスクカートリッジ2が光磁気ディスク装置内方に引き込まれる。
【0062】
駆動機構25は、三段ギヤ85が、図7、図8及び図9に示した状態から更に図10中矢印g方向に回転することによって、図12に示すように上段ギヤ部108の噛合部114に第2の連動用スライダ17のラック部65が噛合されて、第2の連動用スライダ17が図12中矢印c方向に移動される。また、駆動機構25は、三段ギヤ85が図7、図8及び図9に示した状態から更に矢印g方向に回転した際に、図11に示すように中段ギヤ部107の摺接部112に第1の連動用スライダ16のラック部55が摺接されることにより、第1の連動用スライダ16が移動された位置が保持される。
【0063】
駆動機構25は、第2の連動用スライダ17が矢印c方向に移動されることによって、右連結部材18及び左連結部材19を介して、ホルダ昇降用右スライダ13が矢印a方向に移動されるとともにホルダ昇降用左スライダ14が矢印b方向に移動されて、メインホルダ11が矢印e方向に移動される。メインホルダ11は、矢印e方向に移動されることによって、メインホルダ11に保持されたディスクカートリッジ2がカートリッジ装着位置に装着されて、図示しないディスク回転駆動機構のディスクテーブル上にディスクカートリッジ2内の光磁気ディスクが載置される。
【0064】
また、駆動機構25は、三段ギヤ85が矢印h方向に回転することによって、上段ギヤ部108が第2の連動用スライダ17のラック部65が矢印d方向に移動されて、右連結部材18及び左連結部材19を介して、ホルダ昇降用右スライダ13が矢印b方向に移動するとともにホルダ昇降用左スライダ14がa方向に移動されて、メインホルダ11が矢印f方向に移動される。そして、駆動機構25は、三段ギヤ85が更に矢印h方向に回転駆動することによって、中段ギヤ部107の噛合部111に噛合された第1の連動用スライダ16のラック部55が移動されて、メインホルダ11に対してサブホルダ12が矢印b方向に移動されて、ディスクカートリッジ2がカートリッジ挿脱位置に移送される。
【0065】
上述したように、ローディング機構部1によれば、メインホルダ11及びサブホルダ12の一連動作のローディング動作及びアンローディング動作を三段ギヤ85の回転動作のみによって行うことができる。
【0066】
ローディング機構部1が備える自動引き込み機構26は、図13及び図14に示すように、メインホルダ11及びサブホルダ12に対して挿入されたディスクカートリッジ2に係合するロックスライダ125と、このロックスライダ125を移動する回動レバー126と、ロックスライダ125を図13中矢印c方向に移動するように付勢する引っ張りコイルバネ127と、回動レバー126を図13中矢印k方向に回動するように付勢する引っ張りコイルバネ128とを備えている。
【0067】
ロックスライダ125は、図14に示すように、略矩形板状に形成されており、主面にガイド穴130,130がそれぞれ設けられている。サブホルダ12の主面には、ロックスライダ125を、ディスクカートリッジ2の挿脱方向に直交する方向である図14中矢印c方向及びd方向に移動可能に支持するガイド軸131,131がそれぞれ設けられており、これら各ガイド軸131,131がロックスライダ125のガイド穴130,130に移動可能に挿通されている。
【0068】
ロックスライダ125には、ディスクカートリッジ2の一側面に臨む移動方向の一端部に、ディスクカートリッジ2に係合する係合片133が、略L字状に折曲されて一体に設けられている。この係合片133の先端部には、ディスクカートリッジ2のカートリッジ本体の側面に凹設された係合溝135に係合する係合爪134が突出して設けられている。
【0069】
また、ロックスライダ125の主面には、回動レバー126に対向する面上に、回動レバー126の動作と連動するための連動軸137が立設されている。
【0070】
また、ロックスライダ125には、移動方向の他端部に、図14中矢印d方向に付勢する引っ張りコイルバネ127の一端が取り付けられるバネ取付け片138が一体に設けられている。引っ張りコイルバネ127は、他端が、サブホルダ12に設けられたバネ取付け片139に取り付けられている。
【0071】
回動レバー126は、図14に示すように、トップシャーシ22に立設された回動支軸141が回動可能に挿通される回動中心穴142が設けられており、回動支軸141を介して図14中矢印j方向及びk方向に回動可能に配設されている。回動レバー126には、一端に、この回動レバー126を時計回りである図14中矢印k方向に回転するように付勢する引っ張りコイルバネ128の一端が取り付けられるバネ取付け片143が一体に設けられている。引っ張りコイルバネ128は、他端がトップシャーシ22に掛止されている。
【0072】
回動レバー126の主面には、図14に示すように、主面に、ロックスライダ125を連動させるための第1の開口146と、サブホルダ12と連動するための略三角形状の第2の開口147とがそれぞれ設けられている。回動レバー126の第1の開口146には、図14に示すように、ロックスライダ125の連動軸137が移動可能に挿通されており、連動軸137の位置を規制するための位置規制縁部148が形成されている。第2の開口147は、サブホルダ12上に立設された作動軸39が移動可能に挿通されており、作動軸39が係合する第1、第2及び第3のコーナ部151,153,153をそれぞれ有している。
【0073】
ロックスライダ125は、引っ張りコイルバネ127の付勢力に抗して、連動軸137が第1の開口146の位置規制縁部148に係合されている。
【0074】
以上のように構成された自動引き込み機構26について、メインホルダ11及びサブホルダ12に挿入されたディスクカートリッジ2を装置内方に引き込む動作を図面を参照して説明する。
【0075】
まず、自動引き込み機構26は、図13に示すように、メインホルダ11及びサブホルダ12に対してディスクカートリッジ2が挿入されていない初期状態で、ロックスライダ125が図13中矢印c方向に移動されており、ロックスライダ125の係合爪134がディスクカートリッジ2の係合溝135から退避された位置にある。
【0076】
自動引き込み機構26は、図14に示すように、ディスクカートリッジ2が挿入されたときに、ディスクカートリッジ2がサブホルダ12の当接片35に当接されて、当接片35を介してサブホルダ12が図14中矢印a方向に移動される。サブホルダ12は、矢印a方向に移動することによって、回動レバー126の第2の開口147の第1のコーナ部151に係合されている作動軸39が開口縁に沿って第2のコーナ部152に移動することにより、回動レバー126が図14中矢印j方向に回動されて、サブホルダ12の作動軸39が第2の開口147の第2のコーナ部152に移動する。
【0077】
回動レバー126は、矢印j方向に回動されることによって、ロックスライダ125の連動軸137が第1の開口部146の位置規制縁部148に沿って移動して、連動軸137が位置規制縁部148から外れるため、ロックスライダ125が引っ張りコイルバネ127の付勢力により図14中矢印d方向に移動される。
【0078】
ロックスライダ125は、矢印d方向に移動されることにより、ディスクカートリッジ2の係合溝135に係合爪134が係合される。ディスクカートリッジ2は、ロックスライダ125の係合爪134が係合されることにより、サブホルダ12に保持されて、サブホルダ12と一体的に移動可能とされる。
【0079】
そして、自動引き込み機構26は、ロックスライダ125の係合爪134がディスクカートリッジ2に係合されることによって、ロックスライダ125により図示しない検出スイッチが押し込み操作されて、駆動機構25が駆動される。自動引き込み機構26は、駆動機構25が駆動されることにより、第1の連動用スライダ16が矢印c方向に移動されて、回動レバー126が矢印j方向に回動される。回動レバー126は、図14及び図15に示すように、矢印j方向に回動されることによって、サブホルダ12の作動軸39が第2の開口147の第2のコーナ部152と第3のコーナ部153との間に位置する開口縁に押されて第3のコーナ部153に移動されて、ディスクカートリッジ2を保持するサブホルダ12が矢印a方向に移動されて装置内方に引き込まれる。
【0080】
また、自動引き込み機構26は、装置内方に引き込まれたディスクカートリッジ2を排出する際、駆動機構25が回転駆動することによって、回動レバー126が矢印k方向に回動される。自動引き込み機構26は、図16に示すように、回動レバー126が矢印k方向に回動されることによって、回動レバー126の第2の開口147の第3のコーナ部153と第1のコーナ部151との間に位置する開口縁がサブホル12ダの作動軸39を押して、サブホルダ12が矢印b方向に移動されて、サブホルダ12が初期位置である排出位置まで移動される。
【0081】
また、回動レバー126は、矢印k方向に回動されることによって、第1の開口146の開口縁によってロックスライダ125の連動軸137が押されて、ロックスライダ125が矢印c方向に移動される。したがって、サブホルダ12は、ロックスライダ125の係合爪134とディスクカートリッジ2との係合状態が解除されて、ディスクカートリッジ2の保持を解除する。このため、ディスクカートリッジ2は、ロックスライダ125の係合爪134による抗力を受けることなく、メインホルダ11及びサブホルダ12から容易に取り出される。
【0082】
以上のように構成されたローディング機構部1が備える自動引き込み機構26によれば、ローディング動作時にディスクカートリッジ2を確実に保持することが可能とされるとともに、イジェクト動作時にディスクカートリッジ2の保持を解除する。
【0083】
また、この自動引き込み機構26によれば、ディスクカートリッジ2がメインホルダ11に対して誤った向きで挿入された場合であっても、誤った向きに挿入されたディスクカートリッジ2にロックスライダ125が係合することが不能とされるため、ディスクカートリッジ2を破損することを確実に防止することができる。
【0084】
そして、この自動引き込み機構26によれば、ディスクカートリッジ2を排出操作するときに、ロックスライダ125の係合爪134とディスクカートリッジ2との係合状態が解除されるため、ロックスライダ125による抗力を受けることなくディスクカートリッジ2を容易に引き出し操作することが可能とされるため、メインホルダ11及びサブホルダ12に対するディスクカートリッジ2の挿脱動作の操作性を向上することができる。
【0085】
以上のように構成されたローディング機構部1について、ディスクカートリッジ2をカートリッジ装着位置に装着するローディング動作を図面を参照して説明する。
【0086】
まず、ローディング機構部1は、メインホルダ11内にディスクカートリッジ2が挿入されることに伴って、サブホルダ12にディスクカートリッジ2の前面が当接して、サブホルダ12を矢印a方向に移動させる。
【0087】
自動引き込み機構26は、ディスクカートリッジ2の係合溝135に、ロックスライダ125の係合爪134が係合されて、このロックスライダ125によってディスクカートリッジ2がサブホルダ12に保持される。
【0088】
つぎに、ローディング機構部1は、ディスクカートリッジ2の再生動作又は記録動作を行う際、三段ギヤ85が矢印g方向に回転することによって、中段ギヤ部107の噛合部111に係合されているラック部55を矢印c方向に移動させることによって、第1の連動用スライダ16を矢印c方向に移動させる。第1の連動用スライダ16は、矢印c方向に移動されることにより、サブホルダ12がディスクカートリッジ2を保持した状態で、メインホルダ11に対してディスクカートリッジ2の主面に平行な水平方向である矢印a方向に移動されて、ディスクカートリッジ2が装置内方に引き込まれる。
【0089】
ディスクカートリッジ2が装置内方に引き込まれた後、第2の連動用スライダ17は、三段ギヤ85が矢印g方向に更に回転することにより、上段ギヤ部108の噛合部114にラック部65が噛合されて、矢印c方向に所定の移動量だけ移動される。第2の連動用スライダ17は、矢印c方向に移動されることによって、右連結部材18及び左連結部材19を介して連結されているホルダ昇降用右スライダ13が矢印a方向に移動されるとともにホルダ昇降用左スライダ14が矢印b方向に移動されて、ディスクカートリッジ2を保持するメインホルダ11が図4及び図6中矢印e方向に移動されることによって、ディスクカートリッジ2を保持するメインホルダ11がカートリッジ装着位置に移動される。
【0090】
また、第2の連動用スライダ17は、ホルダ昇降用右スライダ13に連動されている図示しない記録再生機構部の磁気ヘッド部が、カートリッジ装着位置に装着されたディスクカートリッジ2から退避された退避位置からディスクカートリッジ2に対向する第1の位置に移動されて、光磁気ディスクの再生動作の準備が完了する。
【0091】
第2の連動用スライダ17は、三段ギヤ85の回転に伴って更に矢印c方向に移動されることによって、ホルダ昇降用右スライダ13に連動されている図示しない記録再生機構部の磁気ヘッド部が、第1の位置からディスクカートリッジ2内の光磁気ディスクに近接する第2の位置に移動されて、光磁気ディスクに対する記録動作の準備が完了する。
【0092】
また、ローディング機構部1は、カートリッジ装着位置に装着されたディスクカートリッジ2をアンローディングする際、駆動用モータ80が逆回転することによって、三段ギヤ85が図10、図11及び図12中矢印h方向に回転駆動される。ローディング機構部1は、三段ギヤ85が矢印h方向に回転駆動されることによって、第2の連動用スライダ17が図12中矢印d方向に移動されて、この第2の連動用スライダ17に連動されるホルダ昇降用右スライダ13を矢印b方向に移動するとともにホルダ昇降用左スライダ14を矢印a方向に移動させて、メインホルダ11が、カートリッジ装着位置から図4及び図6矢印f方向に移動される。
【0093】
また、ローディング機構部1は、三段ギヤ85を介して第1の連動用スライダ16が図11中矢印d方向に移動されることによって、メインホルダ11に対してサブホルダ12が矢印b方向に移動されて、ディスクカートリッジ2がカートリッジ挿脱位置に移動されて排出される。
【0094】
上述したように、ローディング機構部1は、第1及び第2の連動用スライダ16,17の作動タイミングを切り替えて移動する三段ギヤ85を有する駆動駆動25を備えることによって、部品点数を削減することが可能とされて、装置全体を小型化することができる。そして、このローディング機構部1によれば、構成が簡素化されるため、動作信頼性を向上することができる。
【0095】
なお、本発明に係るローディング機構部は、光磁気ディスクが収納されたディスクカートリッジに対して情報の記録再生を行う光磁気ディスク装置として構成されたが、例えば光ディスクや固体記録素子を有する他の記録媒体カートリッジに適用されてもよいことは勿論である。
【0096】
【発明の効果】
上述したように本発明に係るローディング装置によれば、装置全体を小型化するとともに動作信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスク装置が備えるローディング機構部を示す平面図である。
【図2】上記ローディング機構部が備えるメインホルダ及びサブホルダを示す側面図である。
【図3】上記ローディング機構部においてメインホルダ及びサブホルダがカートリッジ挿脱位置に位置する状態を示す平面図である。
【図4】上記ローディング機構部においてメインホルダ及びサブホルダがカートリッジ挿脱位置に位置する状態を示す左側面図である。
【図5】上記ローディング機構部においてメインホルダ及びサブホルダがカートリッジ装着位置に位置する状態を示す平面図である。
【図6】上記ローディング機構部においてメインホルダ及びサブホルダがカートリッジ装着位置に位置する状態を示す左側面図である。
【図7】上記ローディング機構部が備える駆動機構を構成する三段ギヤの下段ギヤ部を示す平面図である。
【図8】上記三段ギヤの中段ギヤ部を示す平面図である。
【図9】上記三段ギヤの上段ギヤ部を示す平面図である。
【図10】上記三段ギヤの下段ギヤ部を示す平面図である。
【図11】上記三段ギヤの中段ギヤ部を示す平面図である。
【図12】上記三段ギヤの上段ギヤ部を示す平面図である。
【図13】上記ローディング機構部が備える自動引き込み機構を示す平面図である。
【図14】上記自動引き込み機構がディスクカートリッジを保持した状態を示す平面図である。
【図15】上記自動引き込み機構がディスクカートリッジを引き込んだ状態を示す平面図である。
【図16】上記自動引き込み機構がディスクカートリッジを排出する状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ローディング機構部、2 ディスクカートリッジ、11 メインホルダ、12サブホルダ、13 ホルダ昇降用右スライダ、14 ホルダ昇降用左スライダ、16 第1の連動用スライダ、17 第2の連動用スライダ、18 右連結部材、19 左連結部材、25 駆動機構、26 自動引き込み機構、55 ラック部、65 ラック部、80 駆動用モータ、85 三段ギヤ、106 下段ギヤ部、107 中段ギヤ部、108 上段ギヤ部
Claims (1)
- 記録媒体カートリッジを保持するホルダ部材であって、記録媒体カートリッジの厚み方向に平行な第2の方向に移動可能に設けられた主ホルダと、上記主ホルダに対して記録媒体カートリッジの主面に平行な第1の方向に移動可能に設けられた副ホルダとを有するホルダ部材と、
互いに平行にスライド移動可能に配設されて、上記ホルダ部材に対する記録媒体カートリッジの挿脱を可能とする挿脱位置と、記録媒体カートリッジに対する情報の記録及び/又は再生を可能とする装着位置とに上記ホルダ部材を移動させる一対のスライド部材と、
回動レバーを介して上記副ホルダを上記第1の方向に移動させて記録媒体カートリッジを装置内方に引き込む第1の連動用スライド部材と、
上記一対のスライド部材を互いに逆方向にそれぞれ移動させて記録媒体カートリッジを上記第2の方向に昇降させて記録媒体カートリッジを装着位置に移動させる第2の連動用スライド部材と、
回動軸を一致させて積み重ねて設けられた複数のギヤ部を有し、上記第1及び第2の連動用スライド部材をそれぞれ移動するギヤ部材と、
上記ギヤ部材を回動可能に支持する回動支軸とを備え、
上記第1及び第2の連動用スライド部材には、上記ギヤ部材に噛合するラック部がそれぞれ形成されて、
上記ギヤ部材は、回転駆動力が伝達される第1のギヤ部と、一方の連動用スライド部材を移動するための第2のギヤ部と、他方の連動用スライド部材を移動するための第3のギヤ部とを有し、
上記第2及び第3のギヤ部には、外周部に、上記第1及び第2の連動用スライド部材のラック部が噛合する噛合部と、上記第1及び第2の連動用スライド部材のラック部が摺接する摺接部とがそれぞれ形成されたことを特徴とするローディング装置。
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