JP3816276B2 - カートリッジ収納機構およびこのカートリッジ収納機構を用いたカートリッジディスクプレーヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、MDディスク、フロッピィディスク、VHDディスク、テープメディア、固体メモリ等の記録媒体を包んだカートリッジを収納するカートリッジ収納機構、およびこのカートリッジ収納機構を用いたカートリッジディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からMDディスク等のカートリッジディスクを複数枚収納し、これら複数枚のディスクから所望の一枚のディスクを選択して記録・再生するカートリッジディスクプレーヤが知られている。このカートリッジディスクプレーヤは、カートリッジディスクを収納する収納部と、カートリッジディスクを記録・再生する演奏部と、収納部と演奏部との間でカートリッジディスクを搬送する搬送部とを備える。
【0003】
収納部には複数段の収納スペースが形成され、ユーザーが各収納スペースにカートリッジディスクをマニュアルで挿入する。収納部にカートリッジディスクが収納されると、搬送部がカートリッジディスクを収納部から演奏部に搬送し、演奏を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カートリッジディスクの挿入はユーザーがマニュアルで行うので、挿入が不完全な場合がある。従来のカートリッジディスクプレーヤではカートリッジディスクが完全に挿入されたか否かの検知は行われていないので、不完全収納の状態で搬送部を動作することがあり、カートリッジディスクをローディングできない、メカロックが発生するという問題があった。このため、ユーザーに無駄な時間を費やさせていた。
【0005】
このような問題を解決するために、各収納スペース毎にカートリッジディスクの完全挿入を検知する収納検知スイッチを設けたものも知られているが、カートリッジディスクの数に対応した複数の収納検知スイッチを設けているので、全体の構造が複雑になってしまう。
【0006】
そこで、本発明は、簡単な構成でカートリッジの収納完了が判断できるカートリッジ収納機構およびこのカートリッジ収納機構を用いたカートリッジディスクプレーヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、カートリッジ(5)を収納する収納部(8)と、収納された前記カートリッジを保持する保持部材(9)と、前記保持部材の位置を検知する検知手段(11)とを備え、前記検知手段の検知結果に基づき前記カートリッジの収納完了、非完了を判断するカートリッジ収納機構であって、前記保持部材が前記カートリッジのシャッター穴(7)に入ることによって、前記カートリッジが保持されると共に前記保持部材の位置が変化することを特徴とする
【0009】
この発明によれば、カートリッジ(5)を保持する保持部材(9)と、カートリッジ(5)の完全挿入を検知する検知機構(9,10,11)の一部とを兼用したので、保持部材(9)と検知機構(9,10,11)とを別々に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。また、カートリッジ(5)の収納完了、非完了を表示するランプ等の表示手段を設けることによって、ユーザー等に不完全挿入を警告することができ、不完全挿入に起因する無駄な動作がなくなる。ここで、カートリッジ(5)には、MDディスク、フロッピィディスク、VHDディスク、テープメディア、あるいは固体メモリ等の記録媒体を包んだものを用いることができる。また、検知手段(11)には、スイッチ、センサー等を用いることができる。また、保持部材(9)がカートリッジのシャッター穴に入ることによってカートリッジ(5)が保持されると共に保持部材(9)の位置が変化するので、完全挿入の状態を検知手段(11)で検知することができる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載のカートリッジ収納機構において、前記収納部(8)に前記カートリッジ(5)が挿入されたか否かを検知する挿入検知手段を設け、前記検知手段(11)の検知結果とこの挿入検知手段の検知結果の組み合わせに基づき前記カートリッジ(5)の収納完了、非完了を判断することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、カートリッジ(5)がある程度以上挿入されると挿入検知手段でカートリッジ(5)の挿入を検知する。挿入検知手段が挿入を検知すると、カートリッジ(5)は中途半端な挿入または完全挿入のどちらかとなる。このとき、検知手段(11)が完全挿入を検知すればカートリッジの収納完了と判断され、そうでなければカートリッジ(5)の収納非完全と判断される。なお、この挿入検知手段を設けない場合、完全に挿入されている場合と少し挿入された後に抜き取られた場合とを区別することができなくなり、例えばユーザーからカートリッジディスクの再生指令がきたとき、収納スペースにカートリッジディスク(5)がなくてもカートリッジディスク(5)の有無を見に行くという無駄な動作が必要になってしまう。ここで、挿入検知手段には、スイッチ、センサー等を用いることができる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項2に記載のカートリッジ収納機構において、前記収納部(8)が複数のカートリッジ(5)を収納する複数の収納スペースを有し、前記挿入検知手段を前記複数の収納スペースに対応して複数設け、前記保持部材(9)を前記複数の収納スペースに対応して複数設け、前記検知手段(11)を前記複数の保持部材(9)に対して一つ設け、前記カートリッジ(5)の収納完了、非完了を判断することを特徴とする。ここで、検知手段(11)は、すべてのカートリッジ(5)が完全に挿入された状態を検知する。そして、この検知手段(11)の検知結果、および複数の収納スペースに対応して複数設けた挿入検知手段の検知結果に基づき、収納部(8)全体での収納非完了カートリッジの有無を判断すると共に、各収納スペース毎の前記カートリッジ(5)の収納完了を判断する。
【0015】
この発明によれば、検知手段(11)を複数の保持部材(9)に対して一つ設け、カートリッジ(5)の収納完了、非完了を判断することで、複数の収納スペースに対応して複数の検知手段(11)を設けて各収納スペース毎に収納完了、非完了を判断する場合に比べ、部品点数を削減することができる。
【0016】
請求項4の発明は、カートリッジ(5)を収納する収納部(8)と、前記カートリッジ(5)のシャッター穴(7)に入って該カートリッジ(5)を保持する板ばね(9)と、この板ばね(9)が撓むことによって移動するレバー(10)と、このレバー(10)の移動位置を検知する検知手段(11)とを備え、前記検知手段(11)の検知結果に基づき前記カートリッジ(5)の収納完了、非完了を判断することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、カートリッジ(5)を保持する板ばね(9)を、カートリッジの完全挿入を検知する検知機構(9,10,11)の一部に兼用するので、部品点数を削減することができる。
【0018】
請求項5の発明は、請求項4に記載のカートリッジ収納機構において、前記収納部(8)が複数のカートリッジ(5)を収納する複数の収納スペースを有し、前記板ばね(9)を前記複数の収納スペースに対応して複数設け、前記複数の板ばね(9)の少なくとも一つが撓むと前記レバー(10)が移動するように前記レバー(10)を前記複数の板ばね(9)に対して一つ設け、前記カートリッジ(5)の収納完了、非完了を判断することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、独立して撓む複数の板ばね(9)に対して一つレバー(10)を設け、レバー(10)の位置を検知手段(11)で検知し、カートリッジ(5)の収納完了、非完了を判断するので、複数の収納スペースに対応して複数の検知手段(11)を設けて各収納スペース毎に収納完了、非完了を判断する場合に比べ、部品点数を削減することができる。
【0020】
請求項6の発明は、カートリッジ(5)を収納する収納部(8)と、収納された前記カートリッジ(5)を保持する保持部材(9)と、保持部材(9)の位置を検知する検知手段(11)と、前記収納部(8)と演奏部(3)との間で前記カートリッジ(5)を搬送する搬送部(4)とを備え、前記検知手段(11)の検知結果に基づき前記カートリッジ(5)の収納完了、非完了を判断し、前記演奏部(3)から前記収納部(8)へ前記カートリッジ(5)を搬送する際、前記保持部材(9)が前記カートリッジ(5)のシャッター(6)を閉鎖することを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、カートリッジ(5)を保持する保持部材(9)と、カートリッジ(5)の完全挿入を検知する検知機構(9,10,11)の一部およびカートリッジ(5)のシャッター(6)を閉鎖する機構とを兼用するので、部品点数を削減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明のカートリッジ収納機構を組み込んだカートリッジディスクプレーヤの一実施形態を示す斜視図である。このカートリッジディスクプレーヤは、MDディスク等のプレーヤとして用いられ、ベース1と、複数枚例えば3枚のカートリッジを収納するカートリッジ収納機構2(以下収納機構2という)と、ピックアップ3bおよびターンテーブル3aを有する演奏部3と、収納機構2に収納されたカートリッジディスク(以下ディスクという)を演奏部3まで搬送する搬送部4とで構成される。図1はベース1、収納機構2、演奏部3および搬送部4を組み合わせたカートリッジディスクプレーヤを示し、図2は搬送部4の下部に配置されている演奏部3を示すために搬送部4を取り外したカートリッジディスクプレーヤを示す。
【0023】
このカートリッジディスクプレーヤの全体の動作について概略説明する。まず、ディスクを挿入してから演奏するまでの動作について時系列に説明する。
【0024】
▲1▼エジェクト動作。収納機構2をベース1に対して前方向に移動する。収納機構2の移動に伴い、オーディオ機器等に軸支されたフロントカバーが開く。この状態でユーザーが収納機構2に複数枚のディスクを収納する。収納機構2の構成については後述する。
【0025】
▲2▼ディスクを収納機構2に収納した後は、収納機構2をベース1に対して後方向に移動する。収納機構2の後方向への移動に伴い、上述のフロントカバーが閉じる。
【0026】
▲3▼セレクト動作。ユーザーからの指示によって、搬送部4を収納されたディスクの所定高さまで上昇する。搬送部4はディスクと高さが同一となるように、ベース1に対して略平行を保った状態で上昇する。なお、図1は搬送部4が最下位置にある状態を示している。
【0027】
▲4▼ディスクローディング動作。搬送部4の搬送レバー4aをディスクに係合し、ディスクを搬送部4の奥方向へ引き込む。ディスクを引き込む途中でカートリッジのシャッターが開き、ディスクの一部が露出する。ディスクの構成については後述する。
【0028】
▲5▼搬送部4を下降して、MDディスクを演奏部3のターンテーブル3a上に載せる(図2参照)。
【0029】
▲6▼そして、演奏部3のターンテーブル3aを回転し、ピックアップ3bをディスクの径方向に移動して、ディスクの読み込み・書き込みを行う。
【0030】
次に、演奏終了後、ディスクを排出するまでの動作について説明する。
【0031】
▲1▼演奏終了後、搬送部4をディスクが収納されていた元の高さまで上昇する。
【0032】
▲2▼搬送レバー4aを駆動し、ディスクを前方向に移動し、収納機構2に戻す。このとき、ディスクのシャッターが収納機構2内で閉じられる。
【0033】
▲3▼搬送部4を下降して初期位置に戻す。
【0034】
▲4▼収納機構2をベース1に対して前方向に移動し、再びエジェクト動作を行う。上述のフロントカバーが開き、ユーザーが演奏を終了したディスクを取り出す。
【0035】
図3は、収納機構2に収納されるディスクを示す斜視図である。ディスク5は円盤状のディスク本体をカートリッジで覆った周知のもので、内部のディスク本体を露可能なように開閉自在なシャッター6を有している。演奏時にはこのシャッター6を開け、ディスク本体の再生等を行う。カートリッジにはシャッター6に係合するシャッター係合部5aが設けられ、シャッター6が閉じた状態を保持している。シャッター6を開けるときは、このシャッター係合部5aの係合を外す。シャッター6の側面には長方形状のシャッター穴7が開けられている。
【0036】
図4は、収納機構2を示す斜視図である。この収納機構2は、複数段例えば上下方向に3段の収納スペースを有する収納部8と、収納部8に収納されたカートリッジを保持する保持部材としての板ばね9と、この板ばね9が撓むことによって回動するスイッチレバー10と、このスイッチレバー10の位置を検知する検知手段としての収納完了検知スイッチ11とを備える。
【0037】
収納部8は、図1に示すように、収納部本体8bと、収納部本体8bの前端に取付けられた取入口8aとで構成される。取入口8aには3つのスロット12が形成され、このスロット12にはディスクを挿入し易いようにテーパを付けている。収納部本体8bの左右内側面には、ディスクを案内するように案内レール13が取り付けられている(図5、図7参照)。図4に示すように、ユーザーはスロット12からディスク5を入れ、案内レール13に沿わせながら収納部本体8bにディスク5を収納する。
【0038】
板ばね9は、ディスク5のシャッター穴7に嵌合してディスク5を保持する。図5に示すように、板ばね9は収納部本体8bの外側面に設けられる。板ばね9のくの字状に折り曲げられた突出部9aは、案内レール13の側面に形成された板ばね用開口14から収納スペース内に突出している。板ばね9の後端は収納部本体8bに固定され、前端は自由端とされている。また、板ばね9はディスク5の収納スペースに対応して3個のばね性を持つ部位からなり、3個のばね部はそれぞれ独立して撓む。
【0039】
ユーザーがディスク5を挿入すると、図6(a)に示すように、板ばね9の突出部9aがディスク5と当接し、板ばね9が撓む。ディスク5の挿入を続けると、板ばね9の突出部9aがシャッター穴に嵌合して、板ばね9の撓みが解除される。この状態がディスク5の収納が完了した状態となる。なお、ディスク5の収納が完了すると、さらなる板ばね9の挿入は、収納部本体8bの後端に交差するように延びている位置制限レバー15で制限される(図1参照)。
【0040】
図4に示すように、スイッチレバー10は、板ばねの9撓みによって回動して収納完了検知スイッチ11を押すもので、収納部本体8bに回動自在に取り付けられている。このスイッチレバー10は、板ばね9と接触する3つの係合部17を有する。コイルばね18は、この係合部17を板ばね9に付勢している。図6(a)に示すように、ディスク5の挿入途中では、板ばね9の撓みによりスイッチレバー10が回動し、収納完了検知スイッチ11がONとなる。ディスク5の収納が完了して板ばね9がカートリッジのシャッター穴7に嵌合すると、板ばね9の撓みが解除され、スイッチレバー10も元の位置に戻るように回動し、収納完了検知スイッチ11がOFFとなる。このように、板ばね9は、ディスク5を保持する機能と、スイッチレバー10を回動する機能との2つの機能を有する。
【0041】
スイッチレバー10の位置を検知する検知手段としての収納完了検知スイッチ11は、上述のように、板ばね9が撓むとONになり、板ばね9の撓みが解除されるとOFFになるように設定されている。すなわち、この収納完了検知スイッチ11はディスク5の挿入途中のときにONになり、挿入完了あるいは、挿入されていないときはOFFになる。スイッチレバー10および収納完了検知スイッチ11は3個の板ばね9に対して一つだけ設けられる。そして、いずれか一つの板ばね9が撓んでも、収納完了検知スイッチ11がONになる。
【0042】
図7は、収納部本体8bの、板ばね9が設けられている側面の反対側の側面を示した斜視図である。この側面には、収納部本体8bの内側面に取り付けられた案内レール13と一体に挿入検知用板ばね19が形成されている。この挿入検知用板ばね19の裏面には挿入検知手段としての挿入検知スイッチが設けられる。ディスク5を挿入すると挿入検知用板ばね19が撓み、挿入検知スイッチがONになる。この挿入検知用スイッチがONになると、ディスク5が完全挿入されているか中途半端な挿入のどちらかとなる。また、この挿入検知スイッチも収納スペースに対応して3個設けられている。
【0043】
収納完了検知スイッチ11と挿入検知スイッチの検知結果は、各スロット12毎に対応して設けた表示手段としての収納完了ランプを点灯することに使われる。具体的には、スロット毎にディスク5が完全に収納されたときだけランプが点灯するようにしておき、ユーザーにしっかり収納されたこと(収納完了)を認識させる。このランプの点灯により不完全挿入を認識でき、不完全挿入に起因するカートリッジプレーヤの無駄な動作をなくすことができる。なお、ディスク5が全く挿入されていない場合はランプ表示がされない。また、中途半端な挿入の場合(収納非完了)は中途半端を示す警告表示をしたり、警告ブザー等を鳴らす。
【0044】
収納完了検知スイッチ11と挿入検知スイッチの検知結果の組み合わせとランプ表示の関係について説明する。挿入検知スイッチはディスク5が少しでも入れられればONになるので、挿入検知スイッチがONであれば、中途半端挿入または完全挿入のどちらかとなる。このとき、収納完了検知スイッチ11がOFFであれば、挿入検知スイッチがONである全てのスロットが完全挿入と判断され、スロット毎のランプを点灯する。収納完了検知スイッチ11がONであれば、挿入検知スイッチがONとなっているスロットのうち、少なくとも一つは不完全挿入と判断し、ランプを点灯しない。また、挿入検知スイッチがOFFのスロットは、全くディスク5が挿入されていないスロットとなる。挿入検知スイッチがなく、収納完了検知スイッチ11のみの場合は、完全挿入された場合と、少し挿入した後に抜き取った場合とが区別つかなくなり、ユーザーからディスク再生指令がきたとき、収納スペースにディスク5がなくともディスク5の有無を見に行くという無駄な動作が必要になってしまう。
【0045】
ディスク5が完全に収納された後は、上述のように搬送部4がディスク5を演奏部3まで搬送し、ディスク5の演奏を開始する。図8は、演奏終了後、搬送部4によって、演奏部3から収納機構2に戻されるディスク5を示したものである。演奏部3では、カートリッジのシャッターを開いた状態でディスク5の演奏を行っている。そして、搬送部4は、シャッターを開いたままディスク5を収納機構2に戻す。この場合、図(a)に示すように、ディスク5は搬送機構2の後方向から前方向に移動する。前方向に移動する途中で、シャッター穴7に板ばね9の突出部9aが嵌合する。このまま、さらにディスク5を前方向に移動すると、徐々にシャッター6が閉じられ、最終的には完全に閉まった状態(図中(b)参照)となる。このように、板ばね9にディスク5を保持する機能、ディスク5の完全挿入を検知する機能およびディスク5のシャッターを閉鎖する機能を持たせることで、より部品点数を削減することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カートリッジを収納する収納部と、収納された前記カートリッジを保持する保持部材と、前記保持部材の位置を検知する検知手段とを備え、前記検知手段の検知結果に基づき前記カートリッジの収納完了、非完了を判断した。カートリッジを保持する保持部材と、カートリッジの完全挿入を検知する検知機構の一部とを兼用したので、保持部材と検知機構とを別々に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。また、カートリッジの収納完了、非完了を表示するランプ等の表示手段を設けることによって、ユーザー等に不完全挿入を警告することができ、不完全挿入に起因する無駄な動作がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるカートリッジディスクプレーヤを示す斜視図。
【図2】上記図1の搬送部を取り外した状態を示す斜視図。
【図3】MDディスクを示す斜視図。
【図4】カートリッジ収納機構を示す斜視図。
【図5】保持部材としての板ばねを示す斜視図。
【図6】ディスク挿入の際の板ばねおよびスイッチレバーの状態を示す平面図。(図中(a)は挿入中の状態を示し、(b)は挿入完了の状態を示す)
【図7】挿入検知スイッチ近傍を示す斜視図。
【図8】演奏部から収納機構に戻されるディスクを示した平面図。(図中(a)は戻し中の状態を示し、(b)は戻し完了の状態を示す)
【符号の説明】
5 カートリッジディスク(カートリッジ)
7 シャッター穴
8 収納部
9 板ばね(保持部材)
10 レバー(スイッチレバー)
11 収納完了検知スイッチ(検知手段)
Claims (6)
- カートリッジを収納する収納部と、収納された前記カートリッジを保持する保持部材と、前記保持部材の位置を検知する検知手段とを備え、前記検知手段の検知結果に基づき前記カートリッジの収納完了、非完了を判断するカートリッジ収納機構であって、
前記保持部材が前記カートリッジのシャッター穴に入ることによって、前記カートリッジが保持されると共に前記保持部材の位置が変化することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ収納機構。 - 前記収納部に前記カートリッジが挿入されたか否かを検知する挿入検知手段を設け、この挿入検知手段の検知結果と前記検知手段の検知結果の組み合わせに基づき前記カートリッジの収納完了、非完了を判断することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ収納機構。
- 前記収納部が複数のカートリッジを収納する複数の収納スペースを有し、
前記挿入検知手段を前記複数の収納スペースに対応して複数設け、
前記保持部材を前記複数の収納スペースに対応して複数設け、
前記検知手段を前記複数の保持部材に対して一つ設け、
前記カートリッジの収納完了、非完了を判断することを特徴とする請求項2に記載のカートリッジ収納機構。 - カートリッジを収納する収納部と、前記カートリッジのシャッター穴に入って該カートリッジを保持する板ばねと、この板ばねが撓むことによって移動するレバーと、このレバーの位置を検知する検知手段とを備え、前記検知手段の検知結果に基づき前記カートリッジの収納完了、非完了を判断することを特徴とするカートリッジ収納機構。
- 前記収納部が複数のカートリッジを収納する複数の収納スペースを有し、
前記板ばねを前記複数段の収納スペースに対応して複数設け、
前記複数の板ばねの少なくとも一つが撓むと前記レバーが移動するように前記レバーを前記複数の板ばねに対して一つ設け、
前記カートリッジの収納完了、非完了を判断することを特徴とすることを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ収納機構。 - カートリッジを収納する収納部と、収納された前記カートリッジを保持する保持部材と、保持部材の位置を検知する検知手段と、前記収納部と演奏部との間で前記カートリッジを搬送する搬送部とを備え、
前記検知手段の検知結果に基づき前記カートリッジの収納完了、非完了を判断し、
前記演奏部から前記収納部へ前記カートリッジを搬送する際、前記保持部材が前記カートリッジのシャッターを閉鎖することを特徴とするカートリッジディスクプレーヤ。
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