JP4033067B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

本発明はディスクドライブ装置に関する。詳しくは、ベース体に取り付けられる組付板に各種の機能を有する部分を一体に設け、構造の簡素化及び部品点数の削減を図る技術分野に関する。
光ディスクや光磁気ディスク等のディスク状記録媒体に対して情報信号の記録や再生を行うことができるディスクドライブ装置には、ディスクテーブルに装着されたディスク状記録媒体の半径方向へ移動され該ディスク状記録媒体に対してレーザー光を照射する光ピックアップが設けられている。
このような光ピックアップは、例えば、ベースユニットの一部として設けられ、該ベースユニットは一方に開口された箱状を為すベース体と該ベース体の開口を閉塞する組付板とから成る筐体に光ピックアップやディスクテーブル等の所要の各部が配置されて成る。
光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向へ移動させるためには案内機構が必要であり、この案内機構には、例えば、平行な2本のガイドシャフトを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。2本のガイドシャフトは、光ピックアップの移動ベースに設けられた2つの被案内部(軸受部)にそれぞれ摺動自在に挿通され、光ピックアップが2本のガイドシャフトに案内されてディスク状記録媒体の半径方向へ移動される。
一方、ディスク状記録媒体が装着されるディスクテーブルは、例えば、スピンドルモーターのモーター軸となる中心軸を介してスピンドルモーターに固定され、該スピンドルモーターの回転に伴って回転される。スピンドルモーターはローター部とステーター部とを備え、ローター部が中心軸を中心としてステーター部に対して回転される。
ディスクドライブ装置にあっては、その輸送時に発生する振動や落下等による衝撃によってスピンドルモーターのローター部がステーター部から脱落することを防止するための脱落防止機構が設けられている。
従来のディスクドライブ装置にあっては、図38に示すように、スピンドルモーターaのローター部bに固定された中心軸cにディスクテーブルdが固定され、ベース体eに配置されたステーター部fのステーター基板gに抜け止め部材hが取付ネジiによって取り付けられて脱落防止機構が構成されていた。
特開平9―198686号公報
ところが、上記した従来のディスクドライブ装置にあっては、光ピックアップを案内する案内機構として、専用のガイドシャフトが2本必要であり、部品点数が多く、機構も複雑となり、製造コストが高いという問題がある。
また、ベースユニットの組立時には、2本のガイドシャフトや抜け止め部材hを取り付けた上で組付板をベース体eに取り付ける必要があり、逆に、ベースユニットのメンテナンス時には、先ず、組付板をベース体eから取り外し、次に、ガイドシャフトや抜け止め部材hを取り外す必要があり、工数が多く手間がかかるという問題もある。
一方、抜け止め部材hを樹脂材料によって形成すれば製造コストの低下を図ることができるが、この場合には、大きな振動や衝撃が発生したときに、抜け止め部材hが破損し脱落防止機構の機能が損なわれるおそれがある。
そこで、本発明ディスクドライブ装置は、上記した問題点を克服し、構造の簡素化及び部品点数の削減を図ることを課題とする。
本発明ディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、ベース体に配置されたスピンドルモーターと、該スピンドルモーターのモーター軸とされる中心軸に固定されスピンドルモーターの回転に伴って回転されるディスクテーブルと、該ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持された光ピックアップと、ベース体に対して着脱可能とされた組付板とを設け、光ピックアップにディスク状記録媒体の半径方向への移動時に案内される被案内部を設け、ディスクテーブルの外周面には周方向に延びる被規制溝を形成し、組付板に、ディスクテーブルの被規制溝に挿入されディスクテーブルの中心軸の軸方向への移動を規制する規制部と、光ピックアップの被案内部に係合され光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向へ案内する案内部とを一体に設けたものである。
従って、本発明ディスクドライブ装置にあっては、組付板がディスクテーブル及びスピンドルモーターの脱落防止機構並びに光ピックアップの案内機構として機能する。
本発明ディスクドライブ装置は、ベース体に配置されたスピンドルモーターと、該スピンドルモーターのモーター軸とされる中心軸に固定されスピンドルモーターの回転に伴って回転されるディスクテーブルと、該ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持された光ピックアップと、ベース体に対して着脱可能とされた組付板とを備え、光ピックアップにはディスク状記録媒体の半径方向への移動時に案内される被案内部が設けられ、ディスクテーブルの外周面には周方向に延びる被規制溝が形成され、組付板に、ディスクテーブルの被規制溝に挿入されディスクテーブルの中心軸の軸方向への移動を規制する規制部と、光ピックアップの被案内部に係合され光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向へ案内する案内部とを一体に設けたことを特徴とする。
従って、ディスクテーブルの脱落を防止するための専用の部材及び光ピックアップを案内するための専用の部材を必要とせず、ディスクドライブ装置の構造の簡素化及び部品点数の削減を図ることができる。
また、専用の各部材をベース体に取り付けるための工程を必要としないため、ディスクドライブ装置の各部品の組付工数が減少し、組付作業における作業性の向上及びメンテナンス性の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、上記組付板の厚み方向と直交する方向に開口された切欠を形成し、該切欠の開口縁を上記規制部とし、該規制部の少なくとも一部を円弧状を為す円弧部として形成したので、組付板を凹部の開口方向へ移動させるようにしてベース体に対して着脱することができ、組付板のベース体に対する着脱を容易に行うことができる。
請求項3に記載した発明にあっては、上記円弧部を中心角が180°以上の円弧状に形成したので、ディスクテーブルの脱落方向への移動を規制する規制力が分散され、規制部による規制力の向上を図ることができる。
請求項4に記載した発明にあっては、上記組付板を磁性材料によって形成し、光ピックアップの被案内部に上記中心軸の軸方向への吸引力を発生して案内部に引き寄せられるマグネットを設けたので、マグネットが組付板の案内部に引き寄せられ、光ピックアップがフォーカシング方向への振れがない安定した状態でディスク状記録媒体の半径方向へ移動され、情報信号の記録エラー及び再生エラーの発生を防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
ディスクドライブ装置1は、例えば、記録媒体としてディスク状記録媒体に対して情報信号の記録や再生を行う装置であり、カバー2とベース体3と該ベース体3に配置された所要の各部材及び各機構によって構成されている(図1及び図2参照)。
カバー2はガラスや樹脂等の透明材料によって形成され、下方に開口された一方向に長い略蒲鉾状に形成されている。カバー2は横断面形状で略円弧状を為す覆い部2aと該覆い部2aの長手方向における両端部に位置する側面部2b、2bとが一体に形成されて成る。
尚、以下の説明にあっては、カバー2の長手方向を前後方向とし、これに直交する方向をそれぞれ上下方向及び左右方向とする。
カバー2の長手方向に延びる一方の下面は被検出部4として形成されている(図3参照)。被検出部4は前方側から第1の非反射部4a、反射部4b及び第2の非反射部4cによって構成されている。第1の非反射部4aは被検出部4の前端部に形成され、反射部4bは第1の非反射部4aに連続され被検出部4の長手方向における略中央部まで形成され、第2の非反射部4cは反射部4bを挟んで第1の非反射部4aの反対側にカバー2の後端部まで形成されている。反射部4bは、例えば、カバー2の下面にアルミ蒸着等が施されることによって形成されている。非反射部4a、4cは、例えば、カバー2の下面に光吸収膜が施されることによって形成されている。尚、非反射部4a、4cは、例えば、カバー2の下面に光透過膜が施されることによって形成されていてもよい。
ベース体3は、図1及び図2に示すように、ベースパネル5と該ベースパネル5の下側に位置するボトムパネル6とが結合されて成り、該ボトムパネル6は上方に開口された前後方向に長い箱状に形成されている。
ベースパネル5は、図4に示すように、略平板状に形成されたベース部7と該ベース部7から下方へ突出された支持筒部8、8、8とが一体に形成されて成る。
ベース部7の左側縁には、長手方向に離隔して4つの透過孔7a、7a、・・・が形成されている(図1及び図2参照)。
ベース部7の右側縁には、長手方向に離隔して複数の操作釦9、9、・・・が配置されている。操作釦9、9、・・・としては、例えば、電源のオン・オフを行うための電源釦、カバー2の開閉動作を行うためのオープン釦及びクローズ釦、ディスク状記録媒体100に記録された情報信号の再生を行うためのプレイ釦、再生状態を一時停止するための一時停止釦、再生動作を停止するためのストップ釦、音量の変更を行うためのボリューム釦等が設けられている。
ベース部7の長手方向における前端側には記録媒体載置部10が設けられている(図1、図2及び図4参照)。
記録媒体載置部10は平面で見て円形状を為す浅い凹状に形成され、底面がディスク載置面11として形成されている。ディスク載置面11は、緩やかな凹曲面、例えば、球面に形成され、その中央点は最も下方に位置された基準点11aとして形成されている。記録媒体載置部10には、上下に貫通されたセンサー孔10a、10a、10aが形成されている。
ベースパネル5の支持筒部8、8、8はディスク載置面11の外周側の部分から下方へ突出され、上方に開口されている(図4参照)。従って、ベース部7には3つの開口7b、7b、7bが形成され、該開口7b、7b、7bはディスク載置面11とその直ぐ外側の部分に跨って形成されている。支持筒部8、8、8は周方向に等間隔に離隔して設けられ、その各中心軸と基準点11aとの放射方向における距離が同じにされている。
支持筒部8は上下に長い円弧面部12と該円弧面部12の下側開口を閉塞する閉塞面部13とから成り、円弧面部12と閉塞面部13の基準点11a側の部分は切り欠かれ、この切欠が配置用切欠8aとして形成されている。
ベース体3の内部には、透過孔7a、7a、・・・の下側に、それぞれ第1のセンサー14、第2のセンサー15、第3のセンサー16、第4のセンサー17が配置されている。第1のセンサー14、第2のセンサー15、第3のセンサー16及び第4のセンサー17は、例えば、反射型の光センサーであり、カバー2の被検出部4の位置を検出する検出手段として機能し、発光部から発光された検出光を受光部で受光してON状態とされる。
ベース体3の内部には、記録媒体載置部10に形成されたセンサー孔10a、10a、10aの真下の位置に、それぞれ検出センサー18、18、18が配置されている。検出センサー18、18、18はディスク状記録媒体100の有無を検出する機能を有している。ディスク状記録媒体100がディスク載置面11の上方に位置されているときに、検出センサー18、18、18から出射されセンサー孔10a、10a、10aを透過された検出光がディスク状記録媒体100で反射されることにより、ディスク状記録媒体100の存在が検出される。
ベース体3のベース部7の上面には、平行な2つのガイド部材19、19が設けられている(図1参照)。ガイド部材19、19は、ベース部7の後端側に設けられ、ベース部7の長手方向に長く形成されている。ガイド部材19、19の互いに対向する面には、それぞれ前後に延びる図示しないガイド溝が形成されている。
ガイド部材19、19間の空間は、その記録媒体載置部10側の略半部がユニット収容部19aとして形成されている。ユニット収容部19aにはベースユニット20が収容可能とされている。ガイド部材19、19間には、ユニット収容部19aを挟んで記録媒体載置部10の反対側にベースユニット20の動作制御を行うためのコントロール基板21が配置されている。
ベースユニット20及びコントロール基板21はその下方に位置された配置ベース22上に配置されている。配置ベース22は前後方向に長く形成され、左右両側面にそれぞれ側方へ突出された図示しない被ガイドピンが設けられている。配置ベース22は、被ガイドピンがガイド部材19、19のガイド溝に摺動自在に係合され、ガイド部材19、19に案内されて前後方向へ移動可能とされている。配置ベース22の右側面には図示しないラック部が形成されている。
ベースパネル5には、右側に位置するガイド部材19の右方にユニット駆動部23が配置されている。ユニット駆動部23は駆動用モーター24と該駆動用モーター24の駆動力が伝達されて回転される図示しない減速ギヤ群とを有し、該減速ギヤ群の最終段のギヤが配置ベース22のラック部に噛合されている。従って、駆動用モーター24が回転されると、その駆動力が減速ギヤ群を介して配置ベース22のラック部に伝達され、駆動用モーター24の回転方向に応じた方向へ配置ベース22とベースユニット20とコントロール基板21とが一体となって前後方向へ移動される。
ベースパネル5には、ユニット駆動部23の後側に表示駆動部25が配置されている。表示駆動部25は制御用回路基板26と各部の動作状態等が表示される表示部27とを有している。
ベースパネル5には、左側に位置するガイド部材19の左方にカバー駆動部28が配置されている。カバー駆動部28は移動用モーター29と該移動用モーター29の駆動力が伝達されて回転される減速ギヤ群30、30とを有し、該減速ギヤ群30、30は移動用モーター29を挟んで前後に設けられている。
移動用モーター29と減速ギヤ群30、30にはそれぞれ図示しないプーリーが設けられ、移動用モーター29のプーリーと減速ギヤ群30、30のプーリーとがそれぞれベルト31、31によって連結されている。従って、移動用モーター29が回転されると、その駆動力がベルト31、31を介して減速ギヤ群30、30に伝達され、該減速ギヤ群30、30が移動用モーター29の回転方向に応じた同じ方向へ同期して回転される。
ベースパネル5上にはギヤ体32、32、・・・が回転自在に支持されている。ギヤ体32、32、・・・はベースパネル5の左右両端部にそれぞれ2つずつが設けられ、上側に位置するローラー部32a、32a、・・・と下側に位置するギヤ部32b、32b、・・・とを有している。ローラー部32a、32a、・・・は摩擦係数の高い材料、例えば、ゴム材料等によって形成されている。
左側に位置するギヤ体32、32は、ギヤ部32b、32bがそれぞれ減速ギヤ群30、30の最終段のギヤと噛合されている。
ギヤ体32、32、・・・は、カバー2がベースパネル5に取り付けられた状態において、ローラー部32a、32a、・・・がカバー2の覆い部2aの両側の下端部内面に圧着される。従って、移動用モーター29の駆動力が減速ギヤ群30、30を介して左側に位置するギヤ体32、32に伝達されると、カバー2が移動用モーター29の回転方向に応じた方向へ移動される。
カバー2の内部にはインナーカバー33が配置される。インナーカバー33は樹脂等の不透明な材料によって形成され、下方に開口された前後方向に長い略蒲鉾状に形成されている。インナーカバー33は横断面形状で円弧状を為す閉塞部33aと該閉塞部33aの長手方向における両端部に位置する側壁部33b、33bとが一体に形成されて成る。閉塞部33aの後端部には透孔33cが形成され、閉塞部33aの下端部には前後に離隔してそれぞれ左右に2つずつの配置用切欠33d、33d、・・・が形成されている。前側の側壁部33bには下方に開口された切欠が形成され、該切欠が挿脱口33eとして形成されている。
インナーカバー33はガイド部材19、19、ベースユニット20、コントロール基板21、配置ベース22、ユニット駆動部23、表示駆動部25及びカバー駆動部28を閉塞するようにベースパネル5に取り付けられる。インナーカバー33がベースパネル5に取り付けられた状態においては、透孔33cに対応して表示駆動部25の表示部27が位置され、外部から表示部27の表示が視認可能とされる。インナーカバー33がベースパネル5に取り付けられた状態においては、配置用切欠33d、33d、・・・がそれぞれギヤ体32、32、・・・に対応して位置され、ギヤ体32、32、・・・の一部がインナーカバー33から外方へ突出される。ベースユニット20はインナーカバー33の挿脱口33eを通って前方へ移動可能とされる。
ベースパネル5の支持筒部8、8、8には、それぞれ回転体34、34、34が回転自在に支持されている(図4参照)。回転体34、34、34はディスク状記録媒体100をセンターリングする機能を有すると共にディスク状記録媒体100を持ち上げる機能をも有する。
回転体34は略円柱状に形成され、上面34aはベースパネル5のディスク載置面11に対応した緩やかな曲面に形成されている。回転体34の上面34aの一端部には、上方へ突出されたディスクセンターリング部35が設けられ、該ディスクセンターリング部35はベース部7の開口7bのうちのディスク載置面11の直ぐ外側の跨った部分に対応して形成されている。
回転体34の周面は、上端部を除く部分が切り欠かかれている。回転体34には、この切欠によって周方向に連続して第1のゼネバ面36と被押圧面37とが形成されている。第1のゼネバ面36は凹状を為す円弧面に形成され、被押圧面37は所定の形状に形成された曲面に形成されている。被押圧面37の下端部はさらに内側に切り欠かれ、この切欠によって第2のゼネバ面38が形成されている。
回転体34には、第1のゼネバ面36の下端部から突出された摺動ピン39が設けられている。
回転体34、34、34は、それぞれ支持筒部8、8、8に上側から挿入されて回転自在に支持される(図1及び図2参照)。
回転体34、34、34がそれぞれ支持筒部8、8、8に支持され、ディスクセンターリング部35、35、35がベースパネル5のうちディスク載置面11の直ぐ外側の部分に対応して位置された状態においては、図5に示すように、ベースパネル5のディスク載置面11と回転体34、34、34の上面34a、34a、34aとが連続した曲面とされる。
ベースパネル5のベース部7の下面には、略円柱状に形成されたカム部材40が回転自在に支持されている(図4参照)。
カム部材40は、その周面に3つの凹部41、41、41が形成されている(図6参照)。凹部41、41、41はその外面が外方へ突の円弧面に形成されている。カム部材40の周面のうち、凹部41、41、41以外の面は外側周面部42、42、42として形成されている。
カム部材40には凹部41、41、41が形成されることにより、凹部41、41、41と外側周面部42、42、42との間に、周方向に離隔してそれぞれ2つずつの段差部が形成されている。この段差部は、一方がそれぞれ第1の押圧部42a、42a、42aとして設けられ、他方がそれぞれ第2の押圧部42b、42b、42bとして設けられている。
カム部材40の凹部41、41、41の下端部には、それぞれ外方へ突の円弧状を為す突出片43、43、43が設けられ、該突出片43、43、43の外面は外方へ突の円弧面に形成されている。突出片43、43、43は、その外面が外側周面部42、42、42より稍外側に位置されている。
カム部材40の周面には周方向に等間隔に離隔してカム溝44、44、44が形成されている。カム溝44は下側水平部44aと該下側水平部44aから離隔するに従って上方へ変位するように傾斜された傾斜部44bと該傾斜部44bに連続する上側水平部44cとから成る。下側水平部44aは凹部41と外側周面部42とに跨る位置に形成され、傾斜部44bと上側水平部44cは外側周面部42に形成されている。
カム部材40の下端部には周方向に延びるギヤ部45が設けられている。
カム部材40は図示しない支持軸を介してベースパネル5に回転自在に支持される。
カム部材40がベースパネル5に支持された状態においては、カム部材40の外周部が配置用切欠8a、8a、8aに対応して位置される。
カム部材40は図示しない作動モーターの駆動力がギヤ部45に伝達されて回転され、作動モーターの回転方向に応じた方向へ回転される。
ベースユニット20は筐体46に所要の各部が配置又は支持されて成り、筐体46はアッパーケース47とベース体48とが上下で結合されて成る(図1及び図7参照)。
アッパーケース47は下方に開口された前後方向に長い略矩形の箱状に形成され、天板部47aと該天板部47aの周縁から下方へ突出された周面部47bと該周面部47bからさらに下方へ突出された突出部47cとが一体に形成されて成り、該突出部47cは後端側に設けられている。従って、アッパーケース47には、突出部47cが設けられていない部分に突出部47cの高さ分の切欠47dが形成されている。
アッパーケース47の天板部47aの下面には第1の検出スイッチ49が配置されている。天板部47aの下面からは下方へ向けて位置決め軸47eが突出されている。
ベース体48は前後方向に長い略矩形の浅い箱状に形成され、底壁部48aと該底壁部48aの周縁から上方へ突出された周壁部48bとが一体に形成されて成り、上方に開口されている。
ベース体48の内部には前後左右に離隔して上方へ突出された取付ボス48c、48c、48cが設けられ(図8参照)、該取付ボス48c、48c、48cにそれぞれ上方に開口された螺穴が形成されている。
最も後側に位置する取付ボス48cの直ぐ前側の位置には上方へ突出された位置決めボス48dが設けられ、該位置決めボス48dの上面から位置決めピン48eが上方へ突出されている。
ベース体48内には、その前端部にスピンドルモーター50が配置されている(図7、図8及び図10参照)。スピンドルモーター50はローター部50aとステーター部50bとを有している。ローター部50aはローターケース50cの内周面にマグネット50dが取り付けられて成る。ステーター部50bは、周方向に離隔して配置された複数のステーターコイル50e、50e、・・・と、該ステーターコイル50e、50e、・・・が配置されたステーター基板50fとを有している。
ベース体48内には光ピックアップ51がベース体48の長手方向に移動可能に支持され(図7及び図8参照)、光ピックアップ51の移動ベース51aの左右両端部にそれぞれ被案内部51b、51cが設けられている。
被案内部51bは、図9に示すように、左方に開口された略コ字状に形成され、上下に延びる基部51dと該基部51dの上下両端部からそれぞれ左方へ突出された上側係合部51e及び下側係合部51fとから成る。下側係合部51fは移動ベース51aの一部として形成され、下側係合部51fにはマグネット51gが設けられている。
被案内部51cは筒状に形成され内面に図示しない螺溝が形成されている。
ベース体48内にはステッピングモーター52と該ステッピングモーター52によって回転されるリードスクリュー53とが配置されている(図7及び図8参照)。ステッピングモーター52はベース体48の周壁部48bの内面に取り付けられたブラケット52aを介してベース体48に取り付けられている。リードスクリュー53は、その先端部がベース体48の底壁部48aの上面に取り付けられた軸受部材53aに回転自在に支持されている。
光ピックアップ51の一方の被案内部51cにはリードスクリュー53が貫通された状態で被案内部51cの螺溝に螺合されている。光ピックアップ51は、ステッピングモーター52が回転されると、その回転方向に応じた方向へ移動ベース51aが送られて前後方向へ移動される。
ベース体48の底壁部48aの後端寄りの位置には、上方へ突出された位置決め筒54が設けられている。
アッパーケース47とベース体48は、例えば、ネジ止めによって突出部47cの下面と周壁部48bの上面とが接した状態で結合され、筐体46が構成される。筐体46が構成された状態においては、アッパーケース47に切欠47dが形成されている分、アッパーケース47とベース体48との間にディスク状記録媒体100が挿入される挿入空間46aが形成される(図1参照)。
アッパーケース47の下面には案内部材55が取り付けられる(図7参照)。案内部材55は、図14に示すように、平板部56と該平面部56の左右両側縁からそれぞれ下方へ突出された側板部57、57とが一体に形成されて成る。
平板部56の下面には、その後端部に第2の検出スイッチ58が取り付けられている。平板部56の下面には下方へ突出されたガイドピン56a、56a、56aが設けられている。平板部56にはギヤ支持軸59が設けられ、該ギヤ支持軸59は平板部56の下面から下方へ突出されている。平板部56にはギヤ支持軸59が設けられ、該ギヤ支持軸59は平板部56の下面から下方へ突出されている。平板部56には軸挿入孔56bが形成されている。
側板部57、57にはそれぞれ前後に離隔して2つずつの案内孔57a、57a、・・・が形成され、該案内孔57a、57a、・・・は上下に長くされている。
案内部材55にはカムスライダー60が前後方向へ移動自在に支持される(図7参照)。カムスライダー60は、図15に示すように、平面板部61と該平面板部61の左右両側縁からそれぞれ下方へ突出された側面板部62、62とが一体に形成されて成る。
平面板部61には、左右に離隔して第1の逃げ孔61aと第2の逃げ孔61bが形成され、第1の逃げ孔61aと第2の逃げ孔61bは何れも前後方向に長くされている。平面板部61の左右両端部には、それぞれガイド孔61c、61c、61cが形成されている。
側面板部62、62にはそれぞれ前後に離隔して前側カム孔63、63と後側カム孔64、64が形成されている(図15及び図16参照)。前側カム孔63は、前後に延びる水平部63aと、該水平部63aの後端に連続し後方へ行くに従って下方へ傾斜する傾斜部63bと、該傾斜部63bの後端に連続し後方へ行くに従って緩やかに下方へ傾斜する作用部63cとから成る。従って、作用部63cは傾斜部63bより水平部63aに対する傾斜角度が小さくされている。後側カム孔64は、前後に延びる水平部64aと、該水平部64aの後端に連続し後方へ行くに従って下方へ変位する傾斜部64bと、該傾斜部64bの後端に連続し前後に延びる作用部64cとから成る。
前側カム孔63、63の水平部63a、63aは後側カム孔64、64の水平部64a、64aより稍上方に位置されている。従って、図16に示すように、水平部63a、63aの高さ方向における中線M1は水平部64a、64aの高さ方向における中線M2よりも高い位置にある。
前側カム孔63、63の作用部63c、63cは、上記のように、後方へ行くに従って下方へ変位するように緩やかに傾斜され、その前端部が後側カム孔64、64の作用部64c、64cと同じ位置にある。従って、図16に示すように、作用部63c、63cの後端部は作用部64c、64cの高さ方向における中線M3より低い位置にある。
カムスライダー60には、平面板部61の下面にラック部材65が取り付けられている(図7及び図15参照)。
カムスライダー60及び案内部材55には支持アーム66が支持される(図7参照)。支持アーム66は、図17に示すように、前後に長いアーム板67と、該アーム板67の後端部の左右両側縁からそれぞれ下方へ突出された側板68、68とが一体に形成されて成る。
アーム板67の前端部には支持孔67aが形成され、後端部にはギヤ配置孔67bが形成されている。アーム板67のギヤ配置孔67bの近傍の位置には、軸挿通孔67cが形成されている。アーム板67の後端寄りの位置には、その左右両側縁にバネ支持孔67d、67dが形成されている。
アーム板67の前後両端部を除いた部分には、補強リブ67e、67eが設けられている。補強リブ67e、67eはアーム板67の左右両側縁に設けられ、アーム板67の一部が上方側に90°折り曲げられることにより形成されている。
側板68、68には、それぞれ前後に離隔して外方へ突出された被支持軸68a、68a、68b、68bが設けられている。側板68、68間には、前側に位置する被支持軸68a、68a間を連結する連結軸69が設けられている。従って、連結軸69は側板68、68の内面間に位置されている。
側板68、68の上端部にはバネ支持片68c、68cが設けられている。バネ支持片68c、68cは側板68、68の一部が内側に折り曲げられることにより形成され、バネ支持片68c、68cとアーム板67間には所定の間隔が形成されている(図19参照)。
支持アーム66には線バネ70が支持されている(図7、図17及び図19参照)。線バネ70は、左右方向に長い基部70aと、該基部70aの左右両端部からそれぞれ略後方へ突出された前側変形部70b、70bと、該前側変形部70b、70bの後端からそれぞれ略後方へ突出された後側変形部70c、70cと、該後側変形部70c、70cの後端部から上方へ突出された被支持部70d、70dが一体に形成されて成り、前側変形部70b、70bと後側変形部70c、70cとの連結部分が僅かに折り曲げられた弾接部70e、70eとして形成されている。
線バネ70は、被支持部70d、70dがそれぞれアーム板67のバネ支持孔67d、67dに挿入され、後側変形部70c、70cの後端寄りの部分がそれぞれバネ支持片68c、68cとアーム板67との間に挿入され、弾接部70e、70eが連結軸69に下方から弾接されて支持アーム66に支持される。
支持アーム66は、図18に示すように、前側に位置する被支持軸68a、68aがそれぞれカムスライダー60の前側カム孔63、63及び案内部材55の前側の案内孔57a、57aに挿入され、後側に位置する被支持軸68b、68bがそれぞれカムスライダー60の後側カム孔64、64及び案内部材55の後側の案内孔57a、57aに挿入されて支持される。従って、カムスライダー60が案内部材55に対して前後方向へ移動されると、被支持軸68a、68aと被支持軸68b、68bの前側カム孔63、63と後側カム孔64、64に対する位置により、被支持軸68a、68a及び被支持軸68b、68bが案内孔57a、57a、・・・に案内され、支持アーム66が略上下方向へ移動される。
支持アーム66にはチャッキングプーリー71が支持される(図7、図17、図18及び図20参照)。チャッキングプーリー71は支持板72と押さえ部材73とが上下で結合されて成る。
支持板72は略円板状に形成され、支持アーム66の支持孔67aより大きくされている。支持板72の中心部には突部挿通孔72aが形成されている。
押さえ部材73は、図20に示すように、円形状の被取付部73aと該被取付部73aの周縁から斜め下方へ突出された周面部73bと該周面部73bの下縁に連続する円環状を為す押さえ部73cと被取付部73aの下面から下方へ突出された円筒状を為す位置決め突部73dとから成る。位置決め突部73dの下側の内周縁には、下方へ行くに従って位置決め突部73dの外周面に近付く方向へ傾斜された被案内縁73eが形成されている。被取付部73aの中心部には上方に突の略半球状を為すピボット突部73fが設けられている。
チャッキングプーリー71は押さえ部材73の被取付部73a及び周面部73bが支持孔67aに下方から挿入され被取付部73aが支持板72に取り付けられて支持アーム66に支持される。押さえ部材73が支持板72に取り付けられた状態においては、支持板72からピボット突部73fが上方へ突出される。チャッキングプーリー71が支持アーム66に支持された状態においては、軸回り方向へ回転可能及び軸方向(上下方向)へ移動可能とされる。
チャッキングプーリー71が支持アーム66に支持された状態において、支持板72を上方から覆うようにして押さえ板74がアーム板67の上面に取り付けられる。
支持アーム66が案内部材55及びカムスライダー60に支持された状態においては、案内部材55のギヤ支持軸59がカムスライダー60の第2の逃げ孔61bを挿通されている。ギヤ支持軸59には2段ギヤである駆動ギヤ75が支持される(図7参照)。駆動ギヤ75は支持アーム66のギヤ配置孔67bに配置され、その小径部75aがカムスライダー60に取り付けられたラック部材65に噛合される。
案内部材55の平板部56の後端部の下面には駆動ユニット76が取り付けられる(図7参照)。駆動ユニット76は、図18に示すように、取付板76aと該取付板76aに取り付けられた昇降用モーター77と取付板76aに支持された第1の減速ギヤ78、第2の減速ギヤ79とから成る。昇降用モーター77のモーター軸にはウォーム77aが固定され、該ウォーム77aに第1の減速ギヤ78が噛合され該第1の減速ギヤ78に第2の減速ギヤ79が噛合されている。
第2の減速ギヤ79は駆動ユニット76が案内部材55に取り付けられた状態において、駆動ギヤ75の大径部75bに噛合される。従って、昇降用モーター77が回転されると、その駆動力が順に第1の減速ギヤ78、第2の減速ギヤ79及び駆動ギヤ75を介してラック部材65に伝達され、カムスライダー60が昇降用モーター77の回転方向に応じた方向(前後方向)へ移動される。
筐体46のベース体48には組付板80が取り付けられる(図7及び図8参照)。組付板80は前端側に位置する押さえ部80aと該押さえ部80aの左端部から後方へ突出された延設部80bとが一体に形成されて成る。組付板80には前後左右に離隔してネジ挿通孔80c、80c、80cが形成され(図8参照)、該ネジ挿通孔80c、80c、80cはベース体48に設けられた取付ボス48c、48c、48cに対応した位置に形成されている。
押さえ部80aには後方に開口された略U字状を為す切欠が形成され、該切欠の開口縁が規制部80dとして設けられている。規制部80dは円弧状に形成された円弧部80eを有し、該円弧部80eは中心角が約180°の円弧状に形成されている。
延設部80bの先端寄りの位置には位置決め孔80fが形成されている。延設部80bの先端部を除いた部分の右側縁部は、上記光ピックアップ51の被案内部51bが係合される案内部80gとして設けられている。従って、案内部80gには光ピックアップ51の移動ベース51aの被案内部51bが摺動自在に支持される。
組付板80は位置決め孔80fにベース体48の位置決めピン48eが挿入されてベース体48に対して位置決めされ、ネジ挿通孔80c、80c、80c、をそれぞれ挿通された取付ネジ80h、80h、80hが取付ボス48c、48c、48cの螺穴に螺合されてベース体48に取り付けられる。
支持アーム66が案内部材55及びカムスライダー60に支持された状態においては、アッパーケース47に設けられた位置決め軸47eが案内部材55の軸挿入孔56b、カムスライダー60の第1の逃げ孔61a及び支持アーム66のギヤ配置孔67bを挿通されている。アッパーケース47とベース体48とが結合されるときには、位置決め軸47eがベース体48の位置決め筒54に挿入されてアッパーケース47とベース体48との位置決めが行われる。従って、アッパーケース47とベース体48との位置決めが容易であり、ベースユニット20の組立作業における作業性の向上を図ることができる。
筐体46内に配置されたスピンドルモーター50にはディスクテーブル81が支持されている(図7、図8及び図10参照)。
ディスクテーブル81はスピンドルモーター50のモーター軸となる中心軸81aとテーブル部82とセンターリング突部83と付勢バネ84とによって構成されている(図10参照)。付勢バネ84はセンターリング突部83をテーブル部82に対して上方へ付勢する付勢手段として機能する。
テーブル部82は外形が円形状に形成された基部85と該基部85の外周縁から外方へフランジ状に張り出された載置部86とから成り、基部85には上方に開口された配置凹部85aが形成されている。基部85の中央部には上下に貫通する固定孔85bが形成され、基部85の固定孔85bを挟んだ180°反対側の位置にそれぞれ上下に貫通する軸支持孔85c、85cが形成されている。基部85には軸支持孔85c、85cに連続してその下側に規制凹部85d、85dがそれぞれ形成され、該規制凹部85d、85dは下方に開口され軸支持孔85c、85cより開口面積が大きくされている。
基部85の下端部には周方向に延び外方へ張り出された突条部85eが設けられている。従って、基部85には突条部85eと載置部86との間に外方へ開口され周方向に延びる溝部が形成され、該溝部が被規制溝85fとして形成されている。
基部85の被規制溝85fには組付板80の規制部80dが挿入される。
テーブル部82の固定孔85bには中心軸81aが挿通されて固定されている。中心軸81bは上記スピンドルモーター50のローターケース50cに圧入されて固定され、ローター部50aと一体となって回転される。
センターリング突部83は一部がテーブル部82の配置凹部85aに配置された状態とされている。センターリング突部83の中央部には上下に貫通する被支持孔83aが形成され、該被支持孔83aに中心軸81aの上端部が挿入され、センターリング突部83が中心軸81aにその軸方向に移動自在に支持されている。センターリング突部83の周面には、上方側から案内用傾斜面83bとセンターリング用傾斜面83cとが形成され、案内用傾斜面83bはセンターリング用傾斜面83cに対して中心軸81aの軸方向に対する傾斜角度が大きくされている。
センターリング突部83には位置決め凹部83dが形成され、該位置決め凹部83dは被支持孔83aの周囲に形成され上方に開口されている。位置決め凹部83dの上側の内周縁には、上方へ行くに従って内方へ変位するように傾斜された案内縁83eが形成されている。
センターリング突部83には被支持孔83aを挟んだ互いに180°反対側の位置にそれぞれ軸固定孔83g、83gが形成され、該軸固定孔83g、83gは上下に延び下方に開口されている。
センターリング突部83には被支持孔83aの周囲に下方に開口されたバネ支持凹部83hが形成されている。
バネ支持凹部83hには圧縮コイルバネである付勢バネ84が配置され、該付勢バネ84がテーブル部82とセンターリング突部83とに弾接されている。従って、センターリング突部83は付勢バネ84によってテーブル部82に対して上方へ付勢され、テーブル部82の配置凹部82aの底面とセンターリング突部83の下面との間に、センターリング突部83を移動させるための一定の間隔が形成される。
テーブル部82の軸支持孔85c、85cにはそれぞれ抜け止め軸87、87が挿入され、該抜け止め軸87、87の上端側の部分がセンターリング突部83の軸固定孔83g、83gに挿入されて固定されている。抜け止め軸87、87は軸支持孔85c、85cに対しては摺動可能とされている。
抜け止め軸87、87の下端部にはそれぞれ抜け止め部87a、87aが設けられ、該抜け止め部87a、87aは、例えば、所謂Eリングである。抜け止め部87a、87aはそれぞれテーブル部82の規制凹部85d、85dに位置されている。抜け止め部87a、87aが規制凹部85d、85dの上面に接することにより、付勢バネ84によって上方へ付勢されたセンターリング突部83の中心軸81aからの脱落が防止される。
ディスク状記録媒体100の中心孔100aにセンターリング突部83が下方から挿入されるときには、ディスク状記録媒体100の内周縁がセンターリング突部83の案内用傾斜面83bに案内されてセンターリング用傾斜面83cに接する。ディスク状記録媒体100の中心孔100aにセンターリング突部83が挿入されると、上記チャッキングプーリー71が下降され、ディスクテーブル81とチャッキングプーリー71とによってディスク状記録媒体100の内周部が挟持されて該ディスク状記録媒体100がチャッキングされる。
このときチャッキングプーリー71の位置決め突部73dの被案内縁73eがディスクテーブル81の位置決め凹部83dの案内縁83eに案内され、位置決め突部73dが位置決め凹部83dに挿入されてチャッキングプーリー71とディスクテーブル81との位置決めが行われる。同時に、ディスク状記録媒体100の内周縁がセンターリング突部82のセンターリング用傾斜面83cに接した状態において、チャッキングプーリー71の下降に伴ってディスク状記録媒体100とセンターリング突部83とが一体となって付勢バネ84の付勢力に抗して下方へ移動されることにより、中心軸81aに対するディスク状記録媒体100の位置決め(センターリング)が行われる。
上記のように、センターリング突部83をテーブル部82に対して中心軸81aの軸方向へ移動可能とすることにより、ディスク状記録媒体100の中心孔100aの径のバラツキが吸収され良好な精度でディスク状記録媒体100の中心軸81aに対するセンターリングが行われる。
ディスク状記録媒体100がチャッキングされた状態においては、テーブル部82の載置部86に押し付けられたディスク状記録媒体100にチャッキングプーリー71が圧着される。
尚、上記には、ディスクテーブル81に2つの抜け止め軸87、87を設けた例を示したが、抜け止め軸87、87の数は任意であり、3つ以上設けた場合には、中心軸81aを中心とした周囲に周方向に等間隔に、かつ、中心軸81aからの距離が同じとなる位置に設けることが望ましい。
以下に、組付板80のベース体48への取付手順を説明する(図11乃至図13参照)。
先ず、組付板80をベース体48に対して前方側からスライドさせるようにして規制部80dをディスクテーブル81の被規制溝81fに挿入する(図11参照)。
このようにディスクテーブル81の被規制溝81fに組付板80の規制部80dが挿入されるため、例えば、外部からの振動、光ピックアップ51の駆動時、ディスクドライブ装置1の輸送時等に、ディスクテーブル81にスピンドルモーター50から離隔する方向(上方)への移動力が付与されても、規制部80dによって当該移動が規制され、ディスクテーブル81の脱落が防止される。
次に、光ピックアップ51の被案内部51bの上側係合部51eと下側係合部51fとの間に延設部80bの案内部80gを挿入する(図12参照)。このとき延設部80bを稍後上がりに傾斜させて案内部80gを被案内部51bに挿入して係合し、延設部80bの先端部を位置決めピン48eの上側に位置させる。延設部80bが水平となるようにその先端部を下降することにより、位置決め孔80fに位置決めピン48eを挿入し、組付板80のベース体48に対する位置決めを行う(図13参照)。
案内部80gに被案内部51bが挿入されて係合された状態においては、被案内部51bに設けられたマグネット51gが磁性材料によって形成された組付板80の案内部80gに引き寄せられ、下側係合部51fの上面が案内部80gの下面に当接した状態とされる。従って、光ピックアップ51は下側係合部51fの上面が案内部80gの下面に接した状態で、前後方向、即ち、ディスク状記録媒体100の半径方向へ移動される。
最後に、上記したように、取付ネジ80h、80h、80hをそれぞれ取付ボス48c、48c、48cの螺穴に螺合することにより組付板80のベース体48への取付を完了する。
上記したように、ディスクドライブ装置1にあっては、ベース体48に対して着脱可能とされた組付板80にディスクテーブル81の脱落を防止するための規制部80dと光ピックアップ51を案内するための案内部80gとが一体に形成されているため、ディスクテーブル81の脱落を防止するための専用の部材及び光ピックアップ51を案内するための専用の部材を必要とせず、ディスクドライブ装置1の構造の簡素化及び部品点数の削減を図ることができる。
また、専用の各部材をベース体48に取り付けるための工程を必要としないため、ディスクドライブ装置1の各部品の組付工数が減少し、組付作業における作業性の向上及びメンテナンス性の向上を図ることができる。
さらに、組付板80を略U字状に形成し規制部80dに円弧部80eを設けているため、組付板80をスライドさせるようにしてベース体48に対して着脱することができ、組付板80のベース体48に対する着脱を容易に行うことができる。
さらにまた、規制部80dの円弧部80eを中心角が180°以上の円弧状に形成したので、ディスクテーブル81の脱落方向への移動を規制する規制力が分散され、規制部80dによる規制力の向上を図ることができる。
加えて、組付板80を磁性材料によって形成し、光ピックアップ51の被案内部51bにマグネット51gを設けているため、マグネット51gが組付板80の案内部80gに引き寄せられ、光ピックアップ81がフォーカシング方向への振れがない安定した状態でディスク状記録媒体100の半径方向へ移動され、情報信号の記録エラー及び再生エラーの発生を防止することができる。
被案内部51bにマグネット51gを設け組付板80の案内部80gに引き寄せられるようにすることは、光ピックアップ51の自重が軽くフォーカシング方向へ振れ易い場合や所謂縦置き型のディスクドライブ装置のように光ピックアップ51が垂直状態で位置される場合に特に有効である。
尚、上記には、マグネット51gを被案内部51bの下側係合部51fに設けた例を示したが、逆に、マグネット51gを被案内部51bの上側係合部51eに設けることもできる。この場合には、光ピックアップ51は、上側係合部51eの下面が案内部80gの上面に接した状態でディスク状記録媒体100の半径方向へ移動される。
次に、ディスクドライブ装置1の動作について説明する(図21乃至図37参照)。
ディスクドライブ装置1にあっては、操作釦9、9、・・・のうちの電源釦が操作されて通電状態とされることにより動作が開始可能とされる。先ず、動作が開始される前の各部の初期状態について説明する。
初期状態においては、図21に示すように、ベースユニット20はインナーカバー33内においてガイド部材19、19間のユニット収容部19aに収容されている。ベースユニット20がユニット収容部19aに収容された状態にあっては、図22に示すように、支持アーム66の被支持軸68a、68a、68b、68bがそれぞれ案内部材55の案内孔57a、57aの上端部に係合されると共にカムスライダー60の前側カム孔63、63の水平部63a、63a、後側カム孔64、64の水平部64a、64aに係合されている。従って、カムスライダー60は移動範囲における後方側の移動端に保持され、支持アーム66は移動範囲における上方側の移動端に保持されている。このときカムスライダー60の平面板部61の後端面によって案内部材55に設けられた第2の検出スイッチ58が操作され(図22参照)、カムスライダー60が移動範囲における後方側の移動端に位置されていることが検出されている。
上記のように、前側カム孔63、63の水平部63a、63aが後側カム孔64、64の水平部64a、64aより稍高い位置にあるため、支持アーム66が移動範囲における上方側の移動端に保持され状態にあっては、支持アーム66は稍前上がりの状態とされている(図22参照)。
初期状態にあっては、カバー2は記録媒体載置部10及びインナーカバー33を閉塞する閉塞位置にある(図21参照)。
初期状態にあっては、カム部材40の突出片43、43、43は、図23に示すように、それぞれベースパネル5の支持筒部8、8、8の配置用切欠8a、8a、8aに対応して位置され、突出片43、43、43はそれぞれ回転体34、34、34の第2のゼネバ面38、38、38に係合されている。従って、回転体34、34、34の回転が規制されている。回転体34、34、34は下方側の移動端に位置されており、図24に示すように、ベースパネル5のディスク載置面11から上方へ突出されていない。
回転体34、34、34の摺動ピン39、39、39はカム部材40のカム溝44、44、44に挿入されていない(図24参照)。
回転体34、34、34は、上記のように、回転が規制されており、ディスクセンターリング部35、35、35が最も外側に位置されている(図23参照)。従って、ディスクセンターリング部35、35、35はディスク載置面11の直ぐ外側に位置されている。
ディスクドライブ装置1にあっては、上記したように、カバー2がベースパネル5に対して着脱可能とされており、カバー2がベースパネル5から取り外された状態とカバー2がベースパネル5に取り付けられた状態とでは動作が異なるが、以下には、先ず、カバー2がベースパネル5に取り付けられた状態における動作について説明する。
電源釦が操作され通電された状態において、オープン釦が操作されると、カバー駆動部28によってカバー2が移動され、該カバー2が記録媒体載置部10を開放する開放位置まで移動される(図25参照)。
カバー2が開放位置に移動された状態において、ディスク状記録媒体100をディスク載置面11の任意の位置に載置し(図26参照)クローズ釦を操作する。
ディスクドライブ装置1にあっては、後述するように、回転体34、34、34のディスクセンターリング部35、35、35がセンターリング位置へ向けて移動されディスク載置面11に載置されたディスク状記録媒体100の外周縁に接してセンターリングするため、ディスク状記録媒体100をディスク載置面11の任意の位置に載置することができ、ユーザーのディスク状記録媒体100の取り扱いが容易である。
ディスク状記録媒体100がディスク載置面11に載置されると、検出センサー18、18、18によってディスク状記録媒体100の存在が検出される。
クローズ釦が操作されると、カバー2がカバー駆動部28によって閉塞位置まで移動され、記録媒体載置部10が閉塞される(図27参照)。記録媒体載置部10は、上記したように、浅い凹状に形成されているため、ディスク状記録媒体100はベースパネル5の上面から上方へ突出されておらず、カバー2が閉塞位置へ向けて移動されたときにディスク載置面11に載置されたディスク状記録媒体100と接触することがない。
次に、プレイ釦を操作すると作動モーターが起動されカム部材40が回転されて回転体34、34、34によるディスク状記録媒体100のセンターリング動作が開始される。尚、このように、クローズ釦を操作した後にプレイ釦を操作したときにセンターリング動作が開始されるようにしてもよいが、カバー2が開放位置にあるときにプレイ釦を操作することにより、カバー2の開放位置から閉塞位置への移動と回転体34、34、34によるセンターリング動作とが連続して行われるようにしてもよい。
センターリング動作が開始されると、カム部材40が図23に示すR1方向へ回転される。
カム部材40が図23に示すR1方向へ回転されると、突出片43、43、43がそれぞれ回転体34、34、34の第2のゼネバ面38、38、38に摺接され、回転体34、34、34は回転されず、カム部材40の第1の押圧部42a、42a、42aが回転体34、34、34に接近されていく。
カム部材40の回転により第1の押圧部42a、42a、42aによって回転体34、34、34の第1のゼネバ面36、36、36が押圧され(図28参照)、回転体34、34、34が図28に示すS1方向へ回転される。回転体34、34、34がS1方向へ回転されると、回転体34、34、34の摺動ピン39、39、39がそれぞれカム部材40のカム溝44、44、44の下側水平部44a、44a、44aに挿入される(図29参照)。
回転体34、34、34のS1方向への回転により、ディスクセンターリング部35、35、35がディスク状記録媒体100をセンターリングするセンターリング位置へ向けて回転され、ディスク状記録媒体100は中心が基準点11aに一致されるようにディスクセンターリング部35、35、35に押圧されて移動されていく(図28参照)。
ディスク状記録媒体100の中心軸が基準点11aに一致されたところでディスク状記録媒体100のセンターリングが完了する(図30参照)。
カム部材40が引き続き回転されると、回転体34、34、34の摺動ピン39、39、39がカム溝44、44、44の下側水平部44a、44a、44aから傾斜部44b、44b、44bへ向けて相対的に移動される(図31参照)。従って、回転体34、34、34が上方へ移動されてディスク載置面11から上方へ突出され、ディスク状記録媒体100が持ち上げられていく。このとき回転体34、34、34は、図32に示すように、第1のゼネバ面36、36、36がそれぞれカム部材40の外側周面部42、42、42に摺接されるため、回転体34、34、34は回転されない。
カム部材40が引き続き回転され、回転体34、34、34の摺動ピン39、39、39がそれぞれカム溝44、44、44の傾斜部44b、44b、44bから上側水平部44c、44c、44cまで相対的に移動されると、回転体34、34、34は上方側の移動端まで移動され、ディスク状記録媒体100がセンターリング位置に至る(図33及び図34参照)。回転体34、34、34の摺動ピン39、39、39がそれぞれ上側水平部44c、44c、44cまで相対的に移動されたところで、作動モーターの回転が停止されカム部材40の回転が停止される。
続いて、ユニット駆動部23によってベースユニット20、コントロール基板21及び配置ベース22が一体となって、回転体34、34、34によって持ち上げられたディスク状記録媒体100に近付く方向(図34に示すL1方向)へ移動される。
ベースユニット20の移動によりディスクテーブル81及びチャッキングプーリー71がディスク状記録媒体100の中心部に位置されたところでベースユニット20のL1方向への移動が停止される(図35参照)。このときディスク状記録媒体100は回転体34、34、34によってディスク載置面11から持ち上げられており、チャッキングプーリー71とディスクテーブル81との間にディスク状記録媒体100が相対的に挿入される。
ベースユニット20がL1方向へ移動されたときには、上記したように、支持アーム66が稍前上がりの状態とされているため、チャッキングプーリー71とディスクテーブル81との間の間隔が広くされており、支持アーム66に自重等により若干の撓みが生じていたとしても、チャッキングプーリー71がディスク状記録媒体100に接触せずチャッキングプーリー71とディスクテーブル81との間にディスク状記録媒体100を円滑に挿入することができ、動作の信頼性の向上を図ることができる。
ベースユニット20のL1方向への移動が停止されると、引き続いて、作動モーターが先程とは逆方向へ回転されてカム部材40が図32に示すR2方向へ回転され、回転体34、34、34の摺動ピン39、39、39がカム溝44、44、44の上側水平部44c、44c、44cから傾斜部44b、44b、44bへ向けて相対的に移動され、回転体34、34、34は回転しながら下降されて初期状態に戻る。カム部材40も作動モーターが停止されたところで初期状態に戻る。
回転体34、34、34が下降されると、ディスク状記録媒体100が回転体34、34、34に伴って下降され、中心孔100aにディスクテーブル81のセンターリング突部83が挿入され、ディスク状記録媒体100の内周縁がセンターリング用傾斜面83cに接する。従って、回転体34、34、34はディスク状記録媒体100から下方に離隔される。
回転体34、34、34がディスク状記録媒体100から下方へ離隔され初期状態に戻ると、案内部材55に取り付けられた駆動ユニット76の昇降用モーター77が回転される。昇降用モーター77が回転されると、駆動ギヤ75に噛合されているラック部材65が前方へ送られてカムスライダー60が前方へスライドされていく。
カムスライダー60が前方へスライドされていくと、支持アーム66の被支持軸68a、68a、68b、68bがカムスライダー60の前側カム孔63、63、後側カム孔64、64及び案内部材55の案内孔57a、57a内を相対的に移動される。被支持軸68a、68a、68b、68bは、図36に示すように、前側カム孔63、63の水平部63a、63aから傾斜部63b、63b、後側カム孔64、64の水平部64a、64aから傾斜部64b、64b内を移動されると共に案内孔57a、57a内を下方へ向けて移動される。従って、カムスライダー60は案内孔57a、57aに案内されて下方へ移動され、該カムスライダー60に支持されたチャッキングプーリー71がディスク状記録媒体100に近付く方向へ移動されていく。
カムスライダー60がさらに前方へ移動されると、図37に示すように、被支持軸68a、68a、68b、68bは前側カム孔63、63の傾斜部63b、63bから作用部63c、63c、後側カム孔64、64の傾斜部64b、64bから作用部64c、64c内を移動されると共に案内孔57a、57a内をさらに下方へ向けて移動される。従って、支持アーム66はさらに下方へ向けて移動され、チャッキングプーリー71が下降されてディスク状記録媒体100が押さえ部73cによって下方へ押圧され、ディスク状記録媒体100とセンターリング突部83とが一体となって付勢バネ84の付勢力に抗して下方へ移動される。
支持アーム66がさらに下方へ移動されるときには、被支持軸68a、68aが緩やかに後下がりに傾斜された作用部63c、63c内を移動され、被支持軸68b、68bが水平な作用部64c、64c内を移動される。従って、支持アーム66は被支持軸68b、68bを支点として図37に示すP方向、即ち、チャッキングプーリー71がディスク状記録媒体100に近付く方向へ低速で回動される。支持アーム66が被支持軸68b、68bを支点として回動されることにより、チャッキングプーリー71がディスクテーブル81の載置部86に押し付けられたディスク状記録媒体100に圧着され、ディスクテーブル81とチャッキングプーリー71とによってディスク状記録媒体100の内周部が挟持されて該ディスク状記録媒体100がチャッキングされる。ディスク状記録媒体100がチャッキングされた状態においては、チャッキングプーリー71のピボット突部73fが押さえ板74の下面に接し、該押さえ板74によってチャッキングプーリー71が押さえられている。
上記のようにディスク状記録媒体100がチャッキングされるときに、支持アーム66が低速で回動されることにより、チャッキングプーリー71のディスク状記録媒体100への圧着時の静音性の向上を図ることができると共にチャッキングプーリー71の接触によるディスク状記録媒体100の傷付き、損傷、変形を防止することができる。
また、前側カム孔63、63の作用部63c、63cが傾斜されているため、支持アーム66の被支持軸68a、68aを作用部63c、63c内で移動させるための昇降用モーター77の駆動力が小さくて済み、ディスクドライブ装置1の円滑な動作を確保することができる。
ディスク状記録媒体100がチャッキングされたときには、カムスライダー60が移動範囲における前方側の移動端に位置されており、カムスライダー60の平面板部61の前端によってアッパーケース47に取り付けられた第1の検出スイッチ49が操作される(図37参照)。従って、第1の検出スイッチ49によってカムスライダー60が移動範囲における前方側の移動端に位置されていることが検出され、昇降用モーター77の回転が停止される。
ディスク状記録媒体100のチャッキングが完了されると、スピンドルモーター50が回転され、該スピンドルモーター50の回転に伴ってディスクテーブル81、ディスク状記録媒体100及びチャッキングプーリー71が一体となって回転されると共に光ピックアップ51の駆動によって、例えば、ディスク状記録媒体100に対する情報信号の再生が行われる。チャッキングプーリー71はピボット突部73fが押さえ板74の下面に接した状態で回転される。
ディスク状記録媒体100に対する情報信号の再生が終了すると、昇降用モーター77が先程とは逆方向へ回転され、カムスライダー60が後方へ移動されて支持アーム66が上方へ移動される。従って、ディスク状記録媒体100に対するチャッキングプーリー71とディスクテーブル81とによるチャッキングが解除される。ディスク状記録媒体100のチャッキングが解除されると、ディスク状記録媒体100はディスクテーブル81に載置された状態とされる。
カムスライダー60の後方への移動により、平面板部61の後端面によって第2の検出スイッチ58が操作されカムスライダー60が移動範囲における後方側の移動端に位置されていることが検出されることにより、昇降用モーター77が停止されカムスライダー60及び支持アーム66が初期状態に戻る。
続いて、作動モーターが回転されてカム部材40がR1方向へ回転され、回転体34、34、34の摺動ピン39、39、39がカム溝44、44、44の傾斜部44b、44b、44bから上側水平部44c、44c、44cまで相対的に移動され、回転体34、34、34の上面34a、34a、34aがディスク状記録媒体100の下面に接してディスク状記録媒体100を持ち上げると共にディスクセンターリング部35、35、35がディスク状記録媒体100の外周縁に接する。従って、ディスク状記録媒体100はディスクテーブル81から上方へ持ち上げられる。回転体34、34、34の上面34a、34a、34aがディスク状記録媒体100の下面に接してディスク状記録媒体100を持ち上げると共にディスクセンターリング部35、35、35がディスク状記録媒体100の外周縁に接すると、作動モーターの回転が停止されてカム部材40の回転が停止される。
回転体34、34、34によってディスク状記録媒体100が持ち上げられると、ユニット駆動部23によってベースユニット20、コントロール基板21及び配置ベース22が一体となって図34に示すL2方向へ移動され、ベースユニット20がユニット収容部19aに収容される。
ベースユニット20が後方へ移動されユニット収容部19aに収容されたときには、ディスク状記録媒体100は回転体34、34、34によって持ち上げられており、オープン釦を操作してカバー2を開放位置に移動させることにより、ユーザーはディスク状記録媒体100を把持してディスクドライブ装置1から取り出すことができる。
ディスク状記録媒体100がディスクドライブ装置1から取り出されると、検出センサー18、18、18によってディスク状記録媒体100が存在しない旨が検出される。
検出センサー18、18、18によってディスク状記録媒体100が存在しない旨が検出されると、作動モーターが回転されてカム部材40がR2方向へ回転され、回転体34、34、34が下方へ移動され初期状態に戻る。
尚、上記には、ベースユニット20が後方へ移動された直後にディスク状記録媒体100をディスクドライブ装置1から取り出す例を示したが、これに代えて、例えば、ベースユニット20の後方への移動に引き続き、回転体34、34、34を下方へ移動させてディスク状記録媒体100を一旦ディスク載置面11に載置させるようにしてもよい。
この場合には、再び、回転体34、34、34によってディスク状記録媒体100を持ち上げて、所定の位置で停止させることによりディスク状記録媒体100とベースパネル5のディスク載置面11との間に一定の空間を形成し、ユーザーのディスク状記録媒体100の取出を容易に行うことができるようにすればよい。
上記した実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明の実施に際しての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図37と共に本発明の最良の実施の形態を示すものであり、本図はカバー及びインナーカバーを分離した状態で示すディスクドライブ装置の斜視図である。 カバーを分離した状態で示すディスクドライブ装置の斜視図である。 カバーの概略底面図である。 記録媒体載置部と回転体とカム部材とを示す分解斜視図である。 回転体とカム部材との関係を示す拡大断面図である。 カム部材の拡大斜視図である。 べースユニットの分解斜視図である。 べースユニットの一部を示す拡大分解斜視図である。 移動ベースの一方の被案内部と組付板の案内部を示す拡大断面図である。 ディスクテーブルとスピンドルモーターを示す拡大断面図である。 図12及び図13と共に組付板のベース体への取付手順を示すものであり、本図は組付板の規制部がディスクテーブルの被規制溝に挿入される直前の状態を示す拡大斜視図である。 図11に引き続き、組付板の延設部が光ピックアップの被案内部に係合された状態を示す拡大側面図である。 図12に引き続き、組付板がベース体に対して位置決めされた状態を示す拡大斜視図である。 案内部材と駆動ギヤを示す拡大斜視図である。 カムスライダーを示す拡大斜視図である。 カムスライダーの拡大側面図である。 支持アームとチャッキングプーリーを示す拡大斜視図である。 支持アームが案内部材及びカムスライダーに支持された状態を駆動ユニットを分離した状態で示す拡大斜視図である。 図17のXIX―XIX線に沿う拡大断面図である。 チャッキングプーリーとディスクテーブルを示す拡大断面図である。 図22乃至図34と共にディスクドライブ装置の動作を示すものであり、本図は初期状態を示すディスクドライブ装置の斜視図である。 チャッキングプーリーとディスクテーブルとの間にディスク状記録媒体が挿入された状態を一部を断面にして示す側面図である。 センターリング動作が行われる前の初期状態を示す平面図である。 センターリング動作が行われる前の状態を示す拡大断面図である。 カバーが開放位置に移動された状態を示す斜視図である。 ディスク載置面に対するディスク状記録媒体の載置可能位置を示す概略平面図である。 ディスク載置面にディスク状記録媒体が載置された状態でカバーが閉塞位置に移動された状態を示す斜視図である。 センターリング動作が開始された直後の状態を示す平面図である。 センターリング動作が開始されディスクセンターリング部材の摺動ピンがカム部材のカム溝の下側水平部に挿入された状態を示す拡大断面図である。 ディスク状記録媒体のセンターリングが完了した状態を示す平面図である。 摺動ピンがカム溝の傾斜部に挿入されディスクセンターリング部材によってディスク状記録媒体が持ち上げられている状態を示す拡大断面図である。 ディスクセンターリング部材によってディスク状記録媒体が持ち上げられているときに、ディスクセンターリング部材の回転が規制されている状態を示す平面図である。 摺動ピンがカム溝の上側水平部に挿入されディスク状記録媒体がチャッキング位置まで持ち上げられた状態を示す拡大断面図である。 ディスク状記録媒体のセンターリングが完了した状態をカバーを取り外して示す斜視図である。 ディスク状記録媒体のセンターリングが完了しベースユニットがユニット収容部から引き出された状態をカバーを取り外して示す斜視図である。 チャッキング動作が行われている途中の状態を一部を断面にして示す側面図である。 チャッキング動作が完了した状態を一部を断面にして示す側面図である。 従来のディスクドライブ装置に設けられた脱落防止機構を示す拡大側面図である。
符号の説明
100…ディスク状記録媒体、1…ディスクドライブ装置、48…ベース体、50…スピンドルモーター、51…光ピックアップ、51b…被案内部、51g…マグネット、80…組付板、80d…規制部、80e…円弧部、80g…案内部、81…ディスクテーブル、81a…中心軸、85f…被規制溝

Claims (4)

  1. ベース体に配置されたスピンドルモーターと、
    該スピンドルモーターのモーター軸とされる中心軸に固定されスピンドルモーターの回転に伴って回転されるディスクテーブルと、
    該ディスクテーブルに装着されるディスク状記録媒体の半径方向へ移動自在に支持された光ピックアップと、
    ベース体に対して着脱可能とされた組付板とを備え、
    光ピックアップにはディスク状記録媒体の半径方向への移動時に案内される被案内部が設けられ、
    ディスクテーブルの外周面には周方向に延びる被規制溝が形成され、
    組付板に、ディスクテーブルの被規制溝に挿入されディスクテーブルの中心軸の軸方向への移動を規制する規制部と、光ピックアップの被案内部に係合され光ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向へ案内する案内部とを一体に設けた
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 上記組付板の厚み方向と直交する方向に開口された切欠を形成し、
    該切欠の開口縁を上記規制部とし、
    該規制部の少なくとも一部を円弧状を為す円弧部として形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 上記円弧部を中心角が180°以上の円弧状に形成した
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
  4. 上記組付板を磁性材料によって形成し、
    光ピックアップの被案内部に上記中心軸の軸方向への吸引力を発生して案内部に引き寄せられるマグネットを設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
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