JPH1173744A - 光ディスク記録及び/又は再生装置 - Google Patents

光ディスク記録及び/又は再生装置

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JPH1173744A
JPH1173744A JP23276497A JP23276497A JPH1173744A JP H1173744 A JPH1173744 A JP H1173744A JP 23276497 A JP23276497 A JP 23276497A JP 23276497 A JP23276497 A JP 23276497A JP H1173744 A JPH1173744 A JP H1173744A
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disk
gear
optical
optical disk
pickup device
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JP23276497A
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Kazuhito Kurita
和仁 栗田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク回転操作機構とピックアップ送り機
構の駆動機構を単一とすることで装置全体の小型化を図
る光ディスク記録及び/又は再生装置を提供する。 【解決手段】 光ディスク15を回転操作するディスク
回転操作機構6と、光ピックアップ5を光ディスク15
の径方向に送り操作するピックアップ送り機構25と、
ディスク回転操作機構6とピックアップ送り機構25と
を選択的に駆動する単一の駆動機構31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクを回転
操作するディスク回転操作機構と光ピックアップを光デ
ィスクの径方向に移動させるピックアップ送り操作機構
とを備える光ディスク記録及び/又は再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク再生装置は、光ディス
クの再生を行う再生部に、光ディスクを回転操作するデ
ィスク回転操作機構と、光ディスクの再生を行う光ピッ
クアップ装置と、光ピックアップ装置を光ディスクの径
方向に移動させるピックアップ送り操作機構とを備え
る。
【0003】ディスク回転操作機構は、駆動源となるス
ピンドルモータとこのスピンドルモータによって回転さ
れるディスクテーブルとを備える。スピンドルモータ
は、スピンドル軸を再生部側に突出させてベースの下側
に取り付けられ、ディスクテーブルは、スピンドル軸の
先端側に、このスピンドル軸と一体に回転するように取
り付けられる。このディスクテーブルは、光ディスクが
芯出しを図って装着されると、スピンドルモータを駆動
し光ディスクを回転操作する。
【0004】また、光ピックアップ装置は、半導体レー
ザより出射された光ビームを光ディスクの信号記録面に
照射し、光ディスクから反射される戻り光を光検出器で
検出することにより光ディスクに記録された情報信号の
再生を行う。そして、この光ピックアップ装置を光ディ
スクの径方向に移動させるピックアップ送り操作機構
は、駆動源となる送りモータと、光ピックアップ装置を
ディスクテーブル上に載置された光ディスクの径方向に
移動可能に支持する一対のガイド軸とを備える。このよ
うなピックアップ送り操作機構は、光ディスクの再生を
する際、送りモータを駆動することで、光ピックアップ
装置をガイド軸に沿ってディスクテーブル上の光ディス
クの径方向に送り操作する。
【0005】このような光ディスク再生装置は、光ディ
スクに記録された情報信号の再生を行う場合、ディスク
回転操作機構のスピンドルモータを駆動することで光デ
ィスクを回転操作すると共にピックアップ送り操作機構
の送りモータを駆動することで光ピックアップ装置を光
ディスクの内外周に亘って送り操作し、光ピックアップ
装置により光ディスクに記録された情報信号を順次再生
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
再生装置の中には、携帯可能な大きさにまで小型化され
たものが提案されている。そして、この種の携帯可能と
された光ディスク再生装置にあっては、携帯の利便性を
向上させるため、一層の薄型化及び小型化が要求され
る。
【0007】上述した従来の光ディスク再生装置では、
ディスク回転操作機構とピックアップ送り操作機構がそ
れぞれ独立した駆動源を用いて駆動される。そのため、
小型の光ディスク再生装置においては、これら2つの駆
動源の体積の分装置が大型化してしまい、光ディスク再
生装置の更なる小型化の妨げになっていた。
【0008】また、光ディスクの信号記録領域に光ビー
ムを照射すると共に外部磁界を印加して情報信号の記録
を行うことのできる光ディスクの記録再生装置にあって
は、上述したスピンドルモータと送りモータのほかに、
光ディスクの信号記録領域に外部磁界を印加するための
磁気ヘッド装置を昇降させるための磁気ヘッド昇降操作
用の駆動源が備えられる。この場合、光ディスクの記録
再生装置は、ディスク回転操作機構の駆動源とピックア
ップ送り操作用の駆動源と磁気ヘッド昇降操作用の駆動
源が必要となり、光ディスク記録再生装置の更なる小型
化の妨げとなっていた。
【0009】そこで、本発明は、ディスク回転操作機構
とピックアップ送り操作機構の駆動機構を単一とするこ
とで装置全体の小型化を図ることのできる光ディスク記
録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
記録及び/又は再生装置は、上述のような課題を解決す
べく、光ディスクを回転操作するディスク回転操作機構
と、光ピックアップを光ディスクの径方向に送り操作す
るピックアップ送り操作機構と、ディスク回転操作機構
とピックアップ送り操作機構とを選択的に駆動する単一
の駆動機構と備える。
【0011】また、本発明に係る光ディスク記録及び/
又は再生装置は、上述のような課題を解決すべく、光デ
ィスクを回転操作するディスク回転操作機構と、光ピッ
クアップを光ディスクの径方向に送り操作するピックア
ップ送り操作機構と、ディスク回転操作機構とピックア
ップ送り操作機構とを駆動する単一の駆動機構とを備え
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明が適用された光ディスク再
生装置について図面を参照して詳細に説明する。この光
ディスク再生装置は、光ディスクを記録媒体に用いるデ
ィスクカートリッジを用いるものである。
【0013】この光ディスク再生装置1は、図1に示す
ように、携帯可能な大きさにまで小型化されたものであ
って、装置本体を構成する図示しない筐体内に配設され
る金属材料により形成された平板な矩形状をなすベース
2を備える。このベース2には、ディスクカートリッジ
11が挿入保持されるホルダ3が回動自在に支持される
と共にディスクカートリッジ11の再生を行う再生部4
を構成する光ピックアップ装置5が組み込まれ、さらに
ホルダ3に保持されたディスクカートリッジ11に収納
された光ディスク15を回転操作するディスク回転操作
機構6が組み込まれる。そして、再生部4が構成された
ベース2上には、ホルダ3に保持されたディスクカート
リッジ11が位置決めして装着されるカートリッジ装着
部7が構成される。
【0014】ここで、光ディスク再生装置1に用いられ
るディスクカートリッジ11は、図1に示すように、上
ハーフ12と下ハーフ13を突き合わせて結合したカー
トリッジ本体14を有し、このカートリッジ本体14内
に光ディスク15を回転自在に収納する。このカートリ
ッジ本体14に収納される光ディスク15としては、光
ピックアップ装置より光ビームを照射すると共に磁気ヘ
ッド装置により外部磁界を印加して情報信号の記録を行
い、また、光ピックアップ装置より光ビームを照射して
戻り光を検出することにより情報信号の再生を行う記録
可能な光ディスクや、光ピックアップ装置より光ビーム
を照射して反射光を検出することにより情報信号の再生
を行う再生専用の光ディスクが用いられる。そして、こ
のようなこの光ディスク15には、中心部にセンター穴
が設けられ、このセンター穴を閉塞するようにして金属
板等の磁性材料からなるクランピングプレート16が取
り付けられる。
【0015】また、カートリッジ本体14には、光ディ
スク再生装置1側に配設されるディスク回転操作機構6
が進入する下ハーフ13側に設けられた中央開口部と、
光ピックアップ装置5が臨む下ハーフ13側に設けられ
た記録再生用開口部と、記録可能な光ディスクに情報信
号を記録する場合に磁気ヘッド装置が進入する上ハーフ
12側に設けられた記録再生用開口部が設けられる。中
央開口部からは、カートリッジ本体14に収納された光
ディスク15に取り付けられたクランピングプレート1
6が外方に臨まされる。上下ハーフ12,13に設けら
れた各記録再生用開口部は、中央開口部に近接した位置
からカートリッジ本体14の一側面14a側に亘って、
カートリッジ本体14の左右方向の中央部に位置にして
矩形状に形成され、光ディスク15の内外周に亘って設
けられた信号記録領域を外方に臨ませる。
【0016】カートリッジ本体14には、2つの記録再
生用開口部を開閉するシャッタ17が移動自在に取り付
けられる。シャッタ17は、全体としてコ字状に形成さ
れ、記録再生用開口部を外側から覆うようにして、一側
面14a側から嵌合するようにカートリッジ本体14に
取り付けられる。このようなシャッタ17は、これに設
けられたガイド片がカートリッジ本体14の一側面14
aに設けられたガイド溝に係合され、カートリッジ本体
14の一側面に沿って記録再生用開口部を開閉する図1
中矢印A方向及びB方向に移動される。
【0017】このようなディスクカートリッジ11は、
シャッタ17が各記録再生用開口部を開放させる図1中
矢印A方向を挿入方向として光ディスク再生装置1への
挿入が行われる。したがって、ディスクカートリッジ1
1は、シャッタ17が移動する一側面14aに直交する
一方の面である前面を挿入端として光ディスク再生装置
1のホルダ3への挿入が行われる。
【0018】そして、カートリッジ装着部7に装着され
たディスクカートリッジ11に収納された光ディスク1
5を回転操作するディスク回転操作機構6は、後述する
駆動機構により回転駆動されるディスクテーブル21を
備える。このディスクテーブル21は、略円盤状に形成
され、カートリッジ装着部7側のベース2の略中央部に
位置して配設される。また、ディスクテーブル21に
は、光ディスク15に設けたクランピングプレート16
を磁気吸引するマグネットが配設され、さらに、その中
心部には、光ディスク15のセンター穴に係合する周面
を傾斜面としたセンタリング部22が設けられる。ま
た、このディスクテーブル21は、その中心に、ベース
2の裏面側からカートリッジ装着部7側に回転自在に挿
通して支持されるスピンドル軸23のカートリッジ装着
部7側の先端部に一体に取り付けられる。なお、このス
ピンドル軸23は、図示しないがベース2の裏面側にお
いて軸受部に支持される。ディスクテーブル21上に載
置される光ディスク15は、光ディスク15のセンタ穴
をセンタリング部22に係合させ、クランピングプレー
ト16がマグネットによって磁気吸引されることによ
り、ディスクテーブル21の中心に回転中心を一致さ
せ、ディスクテーブル21と一体に回転するように装着
される。
【0019】また、ベース2には、図1及び図2に示す
ように、再生部4の光ピックアップ装置5がディスクテ
ーブル21上に装着される光ディスク15の径方向に亘
って移動し得るように取り付けられる。この光ピックア
ップ装置5は、光ビームを出射する半導体レーザと、半
導体レーザから出射された光ビームを光ディスク15に
収束して照射する対物レンズ24と、光ディスク15か
ら反射される戻り光を検出して情報信号や制御信号を検
出する光検出器等を主たる構成要素とする。さらに、こ
の光ピックアップ装置5は、対物レンズ24をフォーカ
スエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいて、
対物レンズ24の光軸と平行な方向のフォーカシング方
向及び対物レンズ24の光軸に直交する平面方向のトラ
ッキング方向に駆動変位させる2軸アクチュエータとを
備える。
【0020】このような光ピックアップ装置5を光ディ
スク15の径方向に送り操作する送り操作機構25は、
図2に示すように、光ピックアップ装置5の両側を支持
するベース2の下面側に互いに平行に取り付けられた一
対のガイド軸26,27を備える。ガイド軸26,27
は、光ピックアップ装置5をディスクテーブル21上に
載置された光ディスク15の径方向に移動可能に支持す
る。このとき、対物レンズ24は、光ピックアップ装置
5の移動領域に対応してベース2に設けられた開口部2
8を介してベース2の上面側に臨みディスクテーブル2
1上の光ディスク15に対向する。
【0021】なお、ベース2には、光ピックアップ装置
5が光ディスク15の最内周の位置に移動されたとき、
光ピックアップ装置5によって押圧操作される検出スイ
ッチ29が設けられる。この検出スイッチ29は、光ピ
ックアップ装置5によって押圧操作されることにより、
光ピックアップ装置5が光ディスク15の最内周の位置
に移動されたことを検出し、駆動機構の駆動を一旦停止
させる。
【0022】そして、上述したディスク回転操作機構6
と光ピックアップ装置5の送り操作機構30の駆動機構
31は、図2に示すように、ディスクテーブル21を回
転させる共に光ピックアップ装置5を送り操作する際の
駆動源となる駆動モータ32を備える。駆動モータ32
は、ベース2の下側に配設され、その駆動軸33をベー
ス2の下側に向かって突出させる。この駆動軸33に
は、その先端部にピニオンギヤ34が取り付けられる。
このピニオンギヤ34には、ベース2の下側に植立され
た支軸35に回転自在に取り付けられる中間ギヤ36が
噛合される。この中間ギヤ36は、ピニオンギヤ34よ
り駆動モータ32の駆動力が伝達され、この駆動力を後
述する第1の伝達機構42及び第2の伝達機構46へ選
択的に駆動力を伝達する選択機構37へと伝達する。
【0023】この選択機構37は、図2に示すように、
中間ギヤ36の支軸35に回動自在に取り付けられる回
動アーム38と、回動アーム38の一端に取り付けられ
る選択ギヤ39とを備える。回動アーム38は、全体と
して略L字状に形成され、その一端側に選択ギヤ39が
回転自在に取り付けられる。
【0024】この選択ギヤ39は、駆動機構31の中間
ギヤ36に常時噛合される。また、選択ギヤ39は、中
間ギヤ36の回転方向に従い、回動アーム38を回動さ
せ、ディスク回転操作機構6へ駆動力を伝達する第1の
伝達機構42の第1の伝達ギヤ43と光ピックアップ装
置5を送り操作するための第2の伝達機構46の第2の
伝達ギヤ48へ選択的に駆動力を伝達する。この選択ギ
ヤ39は、第1の伝達機構42の第1の伝達ギヤ43と
第2の伝達機構46の第2の伝達ギヤ48とに断接し得
る状態で噛合するように、例えばクラッチギヤ等から構
成される。このような選択ギヤ39は、第1の伝達機構
42に駆動力を伝達しディスクテーブル21を回転操作
する回転操作位置と、光ピックアップ装置5を送り操作
するための第2の伝達機構46に駆動力を伝達し光ピッ
クアップ装置5を送り操作する送り操作位置とに亘って
移動する。
【0025】一方、回動アーム38の他端側には、第2
の伝達機構46の第2の伝達ギヤ48に係止される係止
部41が設けられる。この係止部41は、回動アーム3
8の一端側に取り付けられた選択ギヤ39がディスクテ
ーブル21を回転操作する回転操作位置にある場合に限
って、第2の伝達機構46の第2の伝達ギヤ48に係止
され、第2の伝達ギヤ48の空転を防止する。
【0026】駆動機構31より選択機構37を介してデ
ィスク回転操作機構6に駆動力を伝達する第1の伝達機
構42は、選択ギヤ39が断接して噛合される第1の伝
達ギヤ43と、この第1の伝達ギヤ43が噛合されるデ
ィスクテーブル駆動ギヤ44とを備える。第1の伝達ギ
ヤ43は、ベース2の下側に植立された支軸45に回転
自在に取り付けられる。また、ディスクテーブル駆動ギ
ヤ44は、ベース2の裏面側に配設され、ディスクテー
ブル21に一体に取り付けられたスピンドル軸23に一
体に取り付けられる。また、ディスクテーブル駆動ギヤ
44は、ディスクテーブル21の回転ムラを吸収するフ
ライホイールのようにも機能する。そして、ディスクテ
ーブル駆動ギヤ44は、第1の伝達ギヤ43に噛合され
る。このような第1の伝達機構42は、選択ギヤ39が
ディスクテーブル21の回転操作位置にあるとき、駆動
機構31からの駆動力が選択機構37を介して伝達され
ると、第1の伝達ギヤ43、ディスクテーブル駆動ギヤ
44を介してディスクテーブル21を回転させる。
【0027】光ピックアップ装置5を送り操作するため
の第2の伝達機構46は、光ピックアップ装置5を送り
操作する送り操作ギヤ47と、選択ギヤ39が断接して
噛合される第2の伝達ギヤ48とを備える。送り操作ギ
ヤ47は、ベース2の下側に植立された支軸49に回転
自在に取り付けられる。また、この送り操作ギヤ47に
は、光ピックアップ装置5と接続するリンク機構を構成
するリンクアーム51が回動自在に取り付けられる。具
体的には、このリンクアーム51は、両端部がそれぞれ
光ピックアップ装置5と送り操作ギヤ47とに支軸5
2,53を支点に回動自在に取り付けられる。
【0028】また、第2の伝達ギヤ48は、大径の第1
のギヤ部48aと小径の第2のギヤ部48bとから構成
される。そして、第2のギヤ部48bには、送り操作ギ
ヤ47が噛合され、第1のギヤ部48aには、選択ギヤ
39が断接して噛合されると共に回動アーム38の係止
部41が係止される。すなわち、選択ギヤ39が光ピッ
クアップ装置5の送り操作位置にあり第2の伝達ギヤ4
8の第1のギヤ部48aに噛合されているとき、回動ア
ーム38の係止部41は、第1のギヤ部48aに噛合さ
れていない状態にあり、選択ギヤ39がディスクテーブ
ル21の回転操作位置にあり第2の伝達ギヤ48の第1
のギヤ部48aに噛合されていないとき、回動アーム3
8の係止部41は、第1のギヤ部48aに噛合された状
態にある。第2の伝達ギヤ48は、選択ギヤ39がディ
スクテーブル21の回転操作位置にあるとき、回動アー
ム38の係止部41が第1のギヤ部48aに係止される
ことで、空転が防止される。
【0029】このような第2の伝達機構46は、選択ギ
ヤ39が光ピックアップ装置5の送り操作位置にあると
き、選択ギヤ39が第2の伝達ギヤ48の第1のギヤ部
48aに噛合され、送り操作ギヤ47が回転されること
により、リンクアーム51を介して、光ピックアップ装
置5をガイド軸26,27にガイドされてディスクテー
ブル21上の光ディスク15の径方向に送り操作する。
【0030】また、ベース2上に構成されたカートリッ
ジ装着部7には、図1に示すように、ホルダ3に保持さ
れたディスクカートリッジ11がカートリッジ装着部7
に装着されたとき、ディスクカートリッジ11の水平方
向の位置決めを図る一対の位置決めピン54a,54b
と、高さ方向の位置決めを図る一対の位置決め突部55
a,55bが設けられる。一対の位置決めピン54a,
54bは、ディスクカートリッジ11がカートリッジ装
着部7に装着されたとき、ディスクカートリッジ11に
設けた位置決め孔に係合し、ベース2の平面に平行な水
平な方向の位置決めを行う。また、一対の位置決め突部
55a,55bは、ディスクカートリッジ11がカート
リッジ装着部7に装着されたとき、ディスクカートリッ
ジ11の底面を支持し高さ方向の位置決めを行う。
【0031】そして、ベース2には、図1に示すよう
に、カートリッジ装着部7の上側に位置してディスクカ
ートリッジ11が挿入保持されるホルダ3が回動自在に
取り付けられる。このホルダ3は、薄い金属板を用いて
形成され、ディスクカートリッジ11の平面形状に略等
しい大きさの矩形状に形成された天板56を有し、天板
56の相対向する両側に挿入されるディスクカートリッ
ジ11の両側を支持するL字状の一対のカートリッジ支
持部57,58が形成され、これらカートリッジ支持部
57,58間の前面側をカートリッジ挿脱口59として
いる。
【0032】このようなホルダ3は、カートリッジ挿脱
口59が形成された前面側に対向する基端部側の両側を
ベース2に取り付けられた一対の支持部材61,62に
支軸63を介して回動自在に支持される。すなわち、ホ
ルダ3は、カートリッジ支持部57,58を構成する側
壁部57a,58aの基端部に穿設した枢支孔66を支
持部材61,62の側面に突設した支軸63に挿通して
取り付けられる。そして、ホルダ3は、支軸63を中心
に、光ディスク15に記録された情報信号の再生を行う
カートリッジ装着部7側に降下された下降位置と、ディ
スクカートリッジ11の挿入又は排出を行う上昇位置と
の間に亘って回動される。
【0033】また、ホルダ3の一方のカートリッジ支持
部57を構成する側壁部57aの中途部には、ホルダ3
内方に向かってシャッタ開放片64が設けられる。シャ
ッタ開放片64は、このホルダ3にディスクカートリッ
ジ11が挿入されるとき、カートリッジ本体14一側面
14aに設けられたガイド溝に進入し、シャッタ17に
当接し、シャッタ17をホルダ3に挿入されるカートリ
ッジ本体14に対し相対移動させ、カートリッジ本体1
4に設けた各記録再生用開口部を開放させる。さらに、
ホルダ3の天板56には、軽量化を図ると共に光ディス
ク15に新たに情報信号を記録する場合に用いる磁気ヘ
ッド装置を配設するための矩形状の窓部65が設けられ
る。
【0034】このようなベース2に支持されたホルダ3
は、支軸63を回動支点として、カートリッジ装着部7
から離間した上昇位置に回動されると、カートリッジ挿
脱口59が光ディスク再生装置1の外方に臨み、このカ
ートリッジ挿脱口59を介してディスクカートリッジ1
1の挿入が可能な状態とされ、また、ホルダ3に保持さ
れたディスクカートリッジ11の排出操作が行われる。
また、ホルダ3が支軸63を回動支点として、カートリ
ッジ装着部7側の降下位置に回動されると、ホルダ3に
保持されたディスクカートリッジ11がカートリッジ装
着部7に位置決めして装着され、ディスクカートリッジ
11に収納した光ディスク15がディスク回転操作機構
6のディスクテーブル21に一体に回転可能な状態にク
ランプされ、光ディスク15に記録された情報信号の再
生が可能な状態とされる。
【0035】このような光ディスク再生装置1は、光デ
ィスク15に記録された情報信号の再生を行う場合、図
1に示すように、ホルダ3がカートリッジ装着部7から
離間した上昇位置において、ディスクカートリッジ11
がカートリッジ挿脱口59より挿入されてホルダ3に保
持され、ホルダ3がカートリッジ装着部7側の降下位置
に回動されることで、カートリッジ装着部7に位置決め
して装着される。この際、ディスクカートリッジ11
は、ディスクカートリッジ11に収納した光ディスク1
5がディスク回転操作機構6のディスクテーブル21に
一体に回転可能な状態にクランプされ、また、ディスク
カートリッジ11の記録再生用開口部が開放され光ピッ
クアップ装置5の対物レンズ24と光ディスク15の信
号記録面とが対向した状態にされる。
【0036】そして、光ディスクの再生を開始する場
合、図2に示すように、先ず、選択機構37の回動アー
ム38は、図2中矢印C1方向に回動された状態にあ
り、選択ギヤ39が第1の伝達ギヤ43に噛合されたデ
ィスクテーブル21の回転操作位置にある。この状態に
おいて、駆動モータ32がその駆動軸33を正転方向に
回転駆動しピニオンギヤ34を介して中間ギヤ36を図
2中矢印D1方向に回転させると、選択ギヤ39は、図
2中矢印E1方向に回転され、第1の伝達ギヤ43を介
してディスクテーブル駆動ギヤ44と共にディスクテー
ブル21を図2中矢印F方向に回転させる。これによ
り、光ディスク15は、図2中矢印F方向に回転操作さ
れる。
【0037】このとき、光ピックアップ装置5は、その
対物レンズ24が光ディスク15の信号記録領域の最内
周側に対応する位置、すなわち読み出し開始位置におい
て、回動アーム38の係止部41が第2の伝達ギヤ48
の第1のギヤ部48aに係止され、固定された状態にあ
る。そして、光ピックアップ装置5は、対物レンズ24
を上述した2軸アクチュエータによりトラッキング方
向、フォーカシング方向に追従できる範囲で駆動変位さ
せ、光ビームを光ディスク15の信号記録領域に照射し
光ディスク15から反射される戻り光を光検出器で検出
し情報信号の再生を行う。この読み出された情報信号
は、光ディスク再生装置1の再生回路のメモリに記録さ
れる。
【0038】そして、光ピックアップ装置5は、光ディ
スク15の信号記録領域の内周側から順次記録された情
報信号を読み出していき、2軸アクチュエータにより情
報信号の読み出しが不可能な領域まで行くと、次に、光
ディスク15の内周側から外周側、すなわち図2及び図
3中矢印G1方向に次に光ディスク15に記録された情
報信号の読み出しが可能な位置まで一定量移動される。
すなわち、光ピックアップ装置5を送り操作する場合、
図3に示すように、駆動モータ32は、その駆動軸33
を光ディスク15の回転操作を行う場合と反対方向の逆
転方向に回転駆動させ、ピニオンギヤ34を介して中間
ギヤ36を図3中矢印D2方向に回転させる。
【0039】すると、選択ギヤ39は、図3中矢印E2
方向に回転されると共に回動アーム38が図3中矢印C
2方向に回動され、光ピックアップ装置5の送り操作位
置において、第2の伝達ギヤ48の第1のギヤ部48a
に噛合される。そして、第2の伝達ギヤ48は、送り操
作ギヤ47を図3中矢印H方向に回転させ、光ピックア
ップ装置5を一対のガイド軸26,27に沿って光ディ
スク15の外周側にである図3中矢印G1方向に向かっ
て移動させる。なお、この際、回動アーム38の係止部
41は、第2の伝達ギヤ48の第1のギヤ部48aに係
止されておらず回転可能な状態にある。また、このと
き、光ディスク15は、選択ギヤ39がディスクテーブ
ル駆動ギヤ44に噛合されていないことから、空転して
いる状態にある。
【0040】なお、光ピックアップ装置5の送り操作中
において、光ピックアップ装置5は、光ディスク15に
記録された情報信号の読み出しを行わず、上記再生回路
のメモリに記録されている情報信号が順次出力される。
但し、光ピックアップ装置5が送り操作中においても、
2軸アクチュエータによりトラッキング、フォーカシン
グ制御を行い、光ディスク15からの情報信号の読み出
しを行うようにしても良い。
【0041】そして、光ピックアップ装置5が次の光デ
ィスク15に記録された情報信号の読み出しを行う所定
位置にまで移動されると、駆動モータ32は、再度、駆
動モータ32の駆動軸33の回転駆動方向が逆転され正
転方向に回転駆動される。そして、駆動モータ32は、
ピニオンギヤ34を介して中間ギヤ36を図2及び図3
中矢印D1方向に回転させる。すると、選択ギヤ39
は、図2及び図3中矢印E1方向に回転されると共に回
動アーム38が第1の伝達ギヤ43の方向である図2及
び図3中C1方向に回動され第1の伝達ギヤ43に噛合
される。これにより第1の伝達ギヤ43は、ディスクテ
ーブル駆動ギヤ44と共にディスクテーブル21を図2
及び図3中矢印F方向に回転させ、光ディスク15を同
方向に回転操作させる。そして、光ピックアップ装置5
は、この位置において、2軸アクチュエータを用いて光
ディスク15に記録された情報信号の読み出しを行う。
【0042】なお、以降、光ピックアップ装置5の送り
操作、光ディスク15の回転操作を選択機構37を用い
て繰り返されることにより、光ディスク15の情報信号
の記録領域の内周側から外周側に向かって情報信号の読
み出しが行われる。また、光ピックアップ装置5を光デ
ィスク15の外周側から内周側、すなわち図2及び図3
中矢印G2方向に移動させる場合には、選択ギヤ39を
光ピックアップ装置5の送り操作位置にし、送り操作ギ
ヤ47を2及び図3中矢印H方向に回転させ続けること
により光ピックアップ装置5を移動させることができ
る。
【0043】このような光ディスク再生装置1は、光デ
ィスク15の回転操作及び光ピックアップ装置5の送り
操作の際の駆動源を駆動モータ32の1つにすることが
でき、装置全体の小型化、軽量化を図ることができる。
また、光ディスク再生装置1は、光ディスク15の回転
操作及び光ピックアップ装置5の送り操作を1つの駆動
モータ32を用いて行うことにより、駆動モータ32の
駆動制御回路を1つにすることができ、駆動制御回路の
簡素化を図ることができる。
【0044】次に、第2の実施の形態として、本発明が
適用された光ディスク再生装置70について、図面を参
照して詳細に説明する。なお、上述した光ディスク再生
装置1と同一の部材については、同一の符号を付してそ
の詳細は省略する。
【0045】この光ディスク再生装置70は、携帯可能
な大きさにまで小型化されたベース2を備え、このベー
ス2にディスクカートリッジ11が挿入保持されるホル
ダ3が回動自在に支持されると共にディスクカートリッ
ジ11の再生を行う再生部4を構成する光ピックアップ
装置5と、ホルダ3に保持されたディスクカートリッジ
11に収納された光ディスク15を回転操作するディス
ク回転操作機構6が組み込まれる。そして、再生部4が
構成されたベース2上には、ホルダ3に保持されたディ
スクカートリッジ11が位置決めして装着されるカート
リッジ装着部7が構成される。
【0046】そして、光ディスク再生装置70のディス
ク回転操作機構6と光ピックアップ装置5の送り操作機
構25の駆動機構71は、ディスクテーブル21を回転
させる共に光ピックアップ装置5を送り操作する際の駆
動源となる駆動モータ72を備える。駆動モータ72
は、ベース2の下側に配設され、その駆動軸73をベー
ス2の下側に向かって突出させる。この駆動軸73に
は、その先端部にピニオンギヤ74が取り付けられる。
このピニオンギヤ74には、ベース2の下側に植立され
た支軸75に回転自在に取り付けられる中間ギヤ76が
噛合される。この中間ギヤ76は、ピニオンギヤ74よ
り駆動モータ72の駆動力が伝達され、この駆動力を後
述する第1の伝達機構83及び第2の伝達機構87へ選
択的に駆動力を伝達する選択機構77へと伝達する。
【0047】この選択機構77は、図4に示すように、
駆動機構71の中間ギヤ76の支軸75に回動自在に取
り付けられる回動アーム78と、回動アーム78に取り
付けられる第1の選択ギヤ79と第2の選択ギヤ81と
を備える。回動アーム78は、全体として略T字状に形
成され、ディスク回転操作機構6へ駆動力を伝達する第
1の伝達機構83と光ピックアップ装置5を送り操作す
るための第2の伝達機構87との間に向かって位置する
端部に、第1の選択ギヤ79が回転自在に取り付けられ
る。
【0048】この第1の選択ギヤ79は、駆動機構71
の常時中間ギヤ76に噛合される。また、第1の選択ギ
ヤ79は、中間ギヤ76の回転方向に従い、回動アーム
93を回動させ、ディスク回転操作機構6へ駆動力を伝
達する第1の伝達機構83の第1の伝達ギヤ84と光ピ
ックアップ装置5を送り操作するための第2の伝達機構
87の第2の伝達ギヤ89へ選択的に駆動力を伝達す
る。この第1の選択ギヤ84は、第1の伝達機構83の
第1の伝達ギヤ84と第2の伝達機構87の第2の伝達
ギヤ89とに断接し得る状態で噛合するように、例えば
クラッチギヤ等から構成される。このような第1の選択
ギヤ79は、第1の伝達機構83に駆動力を伝達しディ
スクテーブル21を回転操作する回転操作位置と、光ピ
ックアップ装置5を送り操作するための第2の伝達機構
87に駆動力を伝達し光ピックアップ装置5を送り操作
する送り操作位置とに亘って移動する。
【0049】また、回動アーム78のディスク回転操作
機構6側に向かって位置する端部には、第2の選択ギヤ
81が回転自在に取り付けられる。この第2の選択ギヤ
81は、駆動機構71の中間ギヤ76に常時噛合され
る。また、第2の選択ギヤ81は、第1の選択ギヤ79
が光ピックアップ装置5を送り操作するための第2の伝
達機構87に駆動力を伝達する光ピックアップ装置5の
送り操作位置にある場合に限って、ディスク回転操作機
構6へ駆動力を伝達する第1の伝達機構83のディスク
テーブル駆動ギヤ85に駆動機構71の駆動力を伝達す
る。この第2の選択ギヤ81は、第1の伝達機構83の
ディスクテーブル駆動ギヤ85に断接し得る状態で噛合
するように、例えばクラッチギヤ等から構成される。す
なわち、ディスクテーブル21は、第1の選択ギヤ79
又は第2の選択ギヤ81の何れかにより常時第1の伝達
機構85から駆動力が伝達されていることから常時回転
される。
【0050】さらに、回動アーム78の光ピックアップ
装置5を送り操作するための第2の伝達機構87に向か
って位置する端部には、第2の伝達機構87の第2の伝
達ギヤ89に係止される係止部82が設けられる。この
係止部82は、回動アーム78に取り付けられた第1の
選択ギヤ79がディスクテーブル21を回転操作する回
転操作位置にあり第2の選択ギヤ95が第1の伝達機構
83に駆動力を伝達していない場合に限って、第2の伝
達機構87の第2の伝達ギヤ89に係止され第2の伝達
ギヤ89の空転を防止する。
【0051】駆動機構71より選択機構77を介してデ
ィスク回転操作機構6に駆動力を伝達する第1の伝達機
構83は、第1の選択ギヤ79が断接して噛合される第
1の伝達ギヤ84と、この第1の伝達ギヤ84が噛合さ
れるディスクテーブル駆動ギヤ85とを備える。第1の
伝達ギヤ84は、ベース2の下側に植立された支軸86
に回転自在に取り付けられる。また、ディスクテーブル
駆動ギヤ85は、ベース2の裏面側に配設され、ディス
クテーブル21に一体に取り付けられたスピンドル軸2
3に一体に取り付けられる。また、ディスクテーブル駆
動ギヤ85は、ディスクテーブル21の回転ムラを吸収
するフライホイールのようにも機能する。そして、この
ようなディスクテーブル駆動ギヤ85には、第1の伝達
ギヤ84が噛合される。また、この第1の伝達ギヤ84
には、第2の選択ギヤ81が光ピックアップ装置5の送
り操作位置にある場合に限って噛合される。このように
ディスクテーブル駆動ギヤ85は、第1の選択ギヤ79
又は第2の選択ギヤ81の何れかによって常時回転され
た状態にある。
【0052】光ピックアップ装置5を送り操作するため
の第2の伝達機構87は、光ピックアップ装置5を送り
操作する送り操作ギヤ88と、第1の選択ギヤ79が断
接して噛合される第2の伝達ギヤ89とを備える。送り
操作ギヤ88は、ベース2の下側に植立された支軸91
に回転自在に取り付けられる。また、この送り操作ギヤ
88には、光ピックアップ装置5と接続するリンク機構
を構成するリンクアーム92が回動自在に取り付けられ
る。具体的には、このリンクアーム92は、両端部がそ
れぞれ光ピックアップ装置5と送り操作ギヤ88とに支
軸93,94を支点として回動自在に取り付けられる。
【0053】また、第2の伝達ギヤ89は、大径の第1
のギヤ部89aと小径の第2のギヤ部89bとから構成
される。そして、第2のギヤ部89bには、送り操作ギ
ヤ88が噛合され、第1のギヤ部88aには、第1の選
択ギヤ79が断接して噛合されると共に回動アーム78
の係止部82が係止される。すなわち、第1の選択ギヤ
79が光ピックアップ装置5の送り操作位置にあるとき
には、回動アーム78の係止部82は、第1のギヤ部8
9aに噛合されていない状態にあり、第1の選択ギヤ7
9がディスクテーブル21の回転操作位置にあり第1の
ギヤ部89aに噛合されていないときには、回動アーム
78の係止部82は、第1のギヤ部89aに噛合された
状態にある。第2の伝達ギヤ89は、第1の選択ギヤ7
9がディスクテーブル21の回転操作位置にあるとき、
回動アーム78の係止部82が第1のギヤ部89aに係
止されることで、空転が防止される。
【0054】このような第2の伝達機構87は、第1の
選択ギヤ79が光ピックアップ装置5の送り操作位置に
あるとき、第1の選択ギヤ79が第2の伝達ギヤ89の
第1のギヤ部89aに噛合され、送り操作ギヤ88が回
転されることにより、リンクアーム92を介して、光ピ
ックアップ装置5をガイド軸26,27にガイドされて
ディスクテーブル21上の光ディスク15の径方向に送
り操作する。
【0055】このような光ディスク再生装置70は、光
ディスク15の再生を開始する場合、図4に示すよう
に、先ず、選択機構77の回動アーム78が図4中矢印
1方向に回動された状態にあり、第1の選択ギヤ79
が第1の伝達機構83の第1の伝達ギヤ84に噛合され
たディスクテーブル21の回転操作位置ある。この状態
において、駆動モータ72が駆動軸73を正転方向に回
転駆動させピニオンギヤ74を介して中間ギヤ76を図
4中矢印J1方向に回転させると、第1の選択ギヤ79
は、図4中矢印K1方向に回転され、第1の伝達ギヤ8
4を介してディスクテーブル駆動ギヤ85と共にディス
クテーブル21を図4中矢印L方向に回転させる。これ
により、光ディスク15は、図4中矢印L方向に回転操
作される。
【0056】このとき、光ピックアップ装置5は、その
対物レンズ24が光ディスク15の信号記録領域の最内
周側に対応する位置、すなわち読み出し開始位置におい
て、回動アーム78の係止部82が第2の伝達機構87
の第2の伝達ギヤ89の第1のギヤ部89aに係止さ
れ、固定された状態にある。そして、光ピックアップ装
置5は、対物レンズ24を上述した2軸アクチュエータ
によりトラッキング方向、フォーカシング方向に追従で
きる範囲で駆動変位させ、光ビームを光ディスク15の
信号記録領域に照射し光ディスク15から反射される戻
り光を光検出器で検出し情報信号の読み出しを行う。こ
の読み出された情報信号は、光ディスク再生装置1の再
生回路のメモリに記録される。また、第2の選択ギヤ8
1は、ディスクテーブル駆動ギヤ85に噛合されず空転
した状態にある。
【0057】そして、光ピックアップ装置5により光デ
ィスク15の信号記録領域の内周側から順次記録された
情報信号を読み出していき、2軸アクチュエータにより
光ディスク15に記録された情報信号の読み出しが不可
能な領域まで行くと、次に、光ピックアップ装置5が光
ディスク15の内周側から外周側、すなわち図4及び図
5中矢印G1方向に次に光ディスク15に記録された情
報信号の読み出しが可能な位置まで一定量移動される。
すなわち、光ピックアップ装置5を送り操作する場合、
図4及び図5に示すように、駆動モータ72は、その駆
動軸73を逆転方向に回転駆動させ、ピニオンギヤ74
を介して中間ギヤ76を図4及び図5中矢印J2方向に
回転させる。
【0058】すると、第1の選択ギヤ79は、図4及び
図5中矢印K2方向に回転されると共に回動アーム93
が図4及び図5中矢印I2方向に回動され、光ピックア
ップ装置6の送り操作位置において、第2の伝達機構8
7の第2の伝達ギヤ89の第1のギヤ部89aに噛合さ
れる。そして、第2の伝達ギヤ89は、送り操作ギヤ8
8を図5中矢印M方向に回転させ、光ピックアップ装置
5を一対のガイド軸26,27に沿って光ディスク15
の内周側から外周側に向かって図5中矢印G方向に移
動させる。
【0059】このとき、第2の選択ギヤ81は、回動ア
ーム78が図5中矢印I方向に回動されていることか
ら、図4及び図5中矢印N方向に回転された状態でディ
スクテーブル駆動ギヤ85に噛合され、ディスクテーブ
ル駆動ギヤ85を図5中矢印L方向に回転させ、これと
共にディスクテーブル21及びディスクテーブル21に
クランプされた光ディスク15を図5中矢印L方向に回
転させる。すなわち、ディスク回転操作機構6は、光ピ
ックアップ装置5の送り操作時においても回転駆動され
る。なお、このとき、回動アーム78の係止部82は、
第2の伝達ギヤ89の第1のギヤ部89aに係止されて
おらず、第2の伝達ギヤ89は、回転可能な状態にあ
る。
【0060】なお、光ピックアップ装置5の送り操作中
において、光ピックアップ装置5は、2軸アクチュエー
タによりトラッキング方向、フォーカシング方向に追従
できる範囲で駆動変位させ、光ビームを光ディスク15
の信号記録領域に照射し光ディスク15から反射される
戻り光を光検出器で検出し情報信号の読み出しを行う。
また、光ピックアップ装置5の送り操作の停止時におい
てのみ、光ピックアップ装置5により情報信号の読み出
しを行うようにしても良い。
【0061】そして、光ピックアップ装置5が次のディ
スク15に記録された情報信号の読み出しを行う所定位
置にまで移動されると、再度、駆動モータ72の駆動軸
73が正転方向に駆動され、駆動モータ72は、ピニオ
ンギヤ74を介して中間ギヤ76を図4及び図5中矢印
1方向に回転させる。すると、第1の選択ギヤ79
は、図4及び図5中矢印K1方向に回転されると共に回
動アーム78が図4及び図5中矢印I1方向に回動され
第1の伝達ギヤ84に噛合される。これにより第1の伝
達ギヤ84は、ディスクテーブル駆動ギヤ85と共にデ
ィスクテーブル21を図4及び図5中矢印L方向に回転
させ、光ディスク15を同方向に回転操作させる。そし
て、光ピックアップ装置5は、この位置において、2軸
アクチュエータを用いて光ディスク15に記録された情
報信号の読み出しを行う。
【0062】なお、以降、光ピックアップ装置5の送り
操作、光ディスク15の回転操作を選択機構77を用い
て繰り返されることにより、光ディスク15の情報信号
の記録領域の内周側から外周側、すなわち図4及び図5
中矢印G1方向に向かって情報信号の読み出しが行われ
る。また、光ピックアップ装置5を光ディスク15の外
周側から内周側、すなわち図4及び図5中矢印G2方向
に移動させる場合には、第1の選択ギヤ79を光ピック
アップ装置5の送り操作位置にし、送り操作ギヤ88を
図4及び図5中矢印M方向に回転させ続けることにより
光ピックアップ装置5を移動させることができる。
【0063】このような光ディスク再生装置70は、光
ディスク15の回転操作及び光ピックアップ装置5の送
り操作の際の駆動源を駆動モータ72の1つにすること
ができ、装置全体の小型化、軽量化を図ることができ
る。また、光ディスク再生装置70は、光ディスク15
の回転操作及び光ピックアップ装置5の送り操作を1つ
の駆動モータ72を用いて行うことにより、駆動モータ
72の駆動制御回路を1つにすることができ、駆動制御
回路の簡素化を図ることができる。
【0064】なお、以上、光ディスク再生装置1,70
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、光ピックアップ装置5に対向して磁気ヘッド装
置を取付け光ディスク記録再生装置にも適用することが
できる。この場合、磁気ヘッド装置は、外部磁界を印加
する磁気ヘッド部が光ピックアップ装置5の対物レンズ
24と対向して配設されると共に、光ピックアップ装置
5と同期して移動するように取り付けられる。そして、
光ディスク記録再生装置には、磁気ヘッド装置の磁気ヘ
ッド部が光ディスクに情報信号の記録を行う場合に光デ
ィスクの信号記録領域に摺接される下降位置と、再生時
等磁気ヘッド装置を使用しない場合に光ディスクから離
間した上昇位置とに亘って昇降できるように磁気ヘッド
装置の昇降操作用の駆動モータが配設される。この場合
にも、ディスク回転操作機構6及び光ピックアップ装置
5の送り操作機構25の駆動源として単一の駆動機構3
1,71の駆動モータ32,72を配設するだけでよい
ことから、装置の小型化、軽量化を図ることができると
共に駆動モータ32,72の駆動制御回路を1つにする
ことができ、駆動制御回路の簡素化を図ることができ
る。
【0065】また、本発明は、光ディスク単体を記録媒
体として用いる用いる光ディスク記録及び/又は再生装
置に適用することもできる。
【0066】
【発明の効果】本発明に係るに光ディスク記録及び/又
は再生装置によれば、単一の駆動機構により光ディスク
を回転操作するディスク回転操作機構とピックアップ送
り操作機構とを操作することができることから、装置全
体の小型化、軽量化を図ることができる。また、この光
ディスク記録及び/又は再生装置は、光ディスクの回転
操作及び光ピックアップ装置の送り操作を単一の駆動機
構を用いて行うことにより、駆動機構の駆動制御回路を
1つにすることができ、駆動制御回路の簡素化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態で説明する光ディスク
再生装置の分解斜視図である。
【図2】選択ギヤがディスクテーブルの回転操作位置に
ある状態を示す平面図である。
【図3】選択ギヤが光ピックアップ装置の送り操作位置
にある状態を示す平面図である。
【図4】第2の実施の形態で説明する光ディスク再生装
置の第1の選択ギヤがディスクテーブルの回転操作位置
にある状態を示す平面図である。
【図5】同光ディスク再生装置の第1の選択ギヤが光ピ
ックアップ装置の送り操作位置にある状態を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 光ディスク再生装置、2 ベース、3 ホルダ、4
再生部、5 光ピックアップ装置、6 ディスク回転
操作機構、7 カートリッジ装着部、11 ディスクカ
ートリッジ、14 カートリッジ本体、15 光ディス
ク、21 ディスクテーブル、22 センタリング部、
23 スピンドル軸、24 対物レンズ、25 送り操
作機構、26,27 ガイド軸、31 駆動機構、32
駆動モータ、36 中間ギヤ、37 選択機構、38
回動アーム、39 選択ギヤ、41 係止部、42
第1の駆動伝達機構、43 第1の伝達ギヤ、44 デ
ィスクテーブル駆動ギヤ、46 第2の駆動伝達機構、
47 送り操作ギヤ、48第2の伝達ギヤ、51 リン
クアーム、70 光ディスク再生装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを回転操作するディスク回転
    操作機構と、 光ピックアップを上記光ディスクの径方向に送り操作す
    るピックアップ送り操作機構と、 上記ディスク回転操作機構と上記ピックアップ送り操作
    機構とを選択的に駆動する単一の駆動機構と、 を備える光ディスク記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 上記光ピックアップと上記駆動機構と
    は、上記光ディスクの径方向に往復して移動させるリン
    ク機構を介して接続されることを特徴とする請求項1記
    載の光ディスク記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクを回転操作するディスク回転
    操作機構と、 光ピックアップを上記光ディスクの径方向に送り操作す
    るピックアップ送り操作機構と、 上記ディスク回転操作機構と上記ピックアップ送り操作
    機構とを駆動する単一の駆動機構と、 を備える光ディスク記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 上記光ピックアップと上記駆動機構と
    は、上記光ディスクの径方向に往復して移動させるリン
    ク機構を介して接続されることを特徴とする請求項3記
    載の光ディスク記録及び/又は再生装置。
JP23276497A 1997-08-28 1997-08-28 光ディスク記録及び/又は再生装置 Withdrawn JPH1173744A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000070612A1 (fr) * 1999-05-14 2000-11-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil pour disque

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000070612A1 (fr) * 1999-05-14 2000-11-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil pour disque

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