JPH05342595A - 光磁気ドライブ装置 - Google Patents

光磁気ドライブ装置

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JPH05342595A
JPH05342595A JP14433892A JP14433892A JPH05342595A JP H05342595 A JPH05342595 A JP H05342595A JP 14433892 A JP14433892 A JP 14433892A JP 14433892 A JP14433892 A JP 14433892A JP H05342595 A JPH05342595 A JP H05342595A
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JP
Japan
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head
rack member
shaft
magneto
optical
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Withdrawn
Application number
JP14433892A
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English (en)
Inventor
Kunio Yamamiya
国雄 山宮
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドの支持機構を簡素な構成でロック
したりロック解除できる光磁気ドライブ装置を提供する
こと。 【構成】 光ヘッドを有する可動部に設けられた移動可
能な第2のラック部材上に突起部を設け、さらにこの突
起部近傍に磁気ヘッドを支持する板バネを突き上げ、解
除自在なシャフトを設け、第2のラック部材と係合、解
除自在な第1のラック部材を移動させることにより第1
のラック部材と係合した時に、突起部と接触するシャフ
トにより磁気ヘッドを支持する板バネを突き上げた状態
にできるようにして、光磁気ディスクと磁気ヘッドとの
間隔を遠ざけるようにできる装置としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクに情報
を記録、再生する情報記録再生装置に用いる光磁気ドラ
イブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体を光磁気ディスクとする情
報記録再生装置では、光磁気ディスクを収納したカート
リッジをドライブ機構により装置内に装着し、光学ヘッ
ド、磁気ヘッドを動作させながら情報の記録、再生を行
う。この場合、光磁気ディスクを収納したカートリッジ
を情報記録再生装置内に挿入、排出させるとともに、装
置内の所定位置にカートリッジを装着した後に光ヘッド
を有する可動部を動作させるための装置が光磁気ドライ
ブ装置である。
【0003】この光磁気ドライブ装置は、これまでにも
種々提案されてきている。例えば特開平3−28834
7号公報に開示されているもの(従来例1)は、板バネ
の一端に磁気ヘッドが支持され、板バネの他端は可動部
に固定されている。この板バネは下面中央部を昇降板に
より突き上げたり、突き上げ状態を解除される。これら
の動作は、昇降板、ロック板、ロック解除板により行わ
れるようになっている。なお、ロック解除機構は、装置
への供給電源が遮断された時に駆動するようになってい
る。
【0004】上記動作部材の駆動機構についてみると、
板バネの降下には降下用プランジャを用い、ロック解除
にはロック解除用プランジャを用いている。これらプラ
ンジャに係る駆動系はメカベースに設けることにより、
アクセス可動部の軽量化を図っている。また、プランジ
ャに係る駆動系とアクセス可動部に設けてある昇降機構
は、必要に応じて結合するようになっている。
【0005】次に、図5、図6に示した特開平4−11
340号公報に開示されているもの(従来例2)は、支
持部材79の一端に磁気ヘッド80が設けられ、支持部
材79の他端には板バネ保持部81により保持された2
枚の平行板バネ82、83が連結されている。また、支
持部材79と平行板バネ82、83との連結部材である
板バネ保持部81は、支持部(磁気ヘッド支持機構)8
4の昇降部85により磁気ヘッド80と支持部材79を
カートリッジ87内の光磁気ディスク86に対して垂直
方向に上下動させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1は、複数
のソレノイドで駆動するロック機構を設け、このソレノ
イドに対する電源OFF時に磁気ヘッドを支持する板バ
ネを持ち上げロックするようになっているので、新たに
ソレノイドなどの電磁装置が必要で、消費電力が増大
し、コストアップの原因となったり、部品取り付けスペ
ースの拡大を招く等の不具合がある。
【0007】次に従来例2は、ローディング機構により
光磁気ディスク86を収容するカートリッジ87を挿入
するようになっており、その際に昇降部85により板バ
ネ保持部81を上昇動させるが、磁気ヘッド80と光磁
気ディスク86との退避距離が4〜6mmと大きくなる
と、昇降部85と板バネ保持部81との間が面接触状態
から線接触状態に変わり、装置の搬送時等に生じる水平
振動に対して不安定になってしまうという不具合があ
る。
【0008】本発明は、上記の不具合を解決すべく提案
されるもので、装置内の所要位置にディスクカートリッ
ジを収納、装着した時にのみ、光学ヘッドと磁気ヘッド
の支持部のロックを解除し、ディスクカートリッジが装
置外に排出された時に磁気ヘッドを保持する部材をディ
スクカートリッジ装着の際の位置から離れる方向に移動
させる機構を有し、簡素な構成でしかも消費電力が少な
く適正に動作する光磁気ドライブ装置を提供することを
目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、光磁気ディスクを収納したカートリッジ
を装置内の所定位置に装着するローディング機構と、光
磁気ディスクに情報を記録、再生するための光学ヘッド
と、光学ヘッドを有する可動部を装置搬送時にロックす
るロック機構とを有する光磁気ドライブ装置において、
光学ヘッドの少なくとも一部を有する可動部を光磁気デ
ィスクの半径方向に移動するための駆動機構に連結され
前記可動部の移動方向に対して略交差する方向に移動す
る第1のラック部材を駆動するための駆動源を設け、前
記可動部に設けられ前記第1のラック部材に係合、解除
自在であるとともに可動部上を移動可能な第2のラック
部材を設け、この第2のラック部材上に突起部を設け、
前記第2のラック部材と前記可動部とにかけて第2のラ
ック部材を初期位置に復元するための弾性部材を設け、
前記突起部近傍に磁気ヘッドを支持する板バネを突起部
との接触により突き上げるシャフトを設け、このシャフ
ト近傍にシャフトを所要位置に復元するための弾性部材
を付設し、第1のラック部材と第2のラック部材とが係
合した時にシャフトにより磁気ヘッドを支持する板バネ
を突き上げた状態にできるようにした光磁気ドライブ装
置としたものである。
【0010】
【作用】このように構成してあるので、光磁気ディスク
の半径方向に光学ヘッドを移動させ、この状態でカート
リッジを保持するカートリッジホルダを初期位置に戻し
たイジェクト状態において、第1のラック部材と第2の
ラック部材とを係合させロック機構の動作により第2の
ラック部材を移動させながら光学ヘッドを有する可動部
をロックするとともに、その移動にともなってシャフト
を突き上げ磁気ヘッドと光学ヘッドとの間に空間部を設
け、カートリッジを磁気ヘッドに接触させることなく取
り出し、また磁気ヘッドを支持する板バネとシャフトを
所要位置に復元するための弾性部材の弾性力とシャフト
を突き上げる力のバランスにより磁気ヘッドをロックす
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明していく。図1は本発明の第1実施例を示したもの
で斜視図である。この装置は、図示されていない対物レ
ンズ、立ち上げミラー等の光学ヘッドを有する可動部1
を移動させ、光源および光検出器等の部材は固定したい
わゆる分離光学系に係るものである。また、カートリッ
ジのイジェクト動作開始時に、光学ヘッドが光磁気ディ
スクの最外周に位置していることを図示されていないリ
ミットスイッチなどで確認するようになっているもので
ある。
【0012】可動部1には、光源からの光ビームを記録
媒体上に導くとともに埃等の侵入を防ぐための入射口に
設けたカバーガラス1a、立ち上げミラー1b、空気流
入口1c等が設けられている。空気流入口1c、光学ヘ
ッドの可動部内の光学部品に埃等が付着しないようにす
るために四角形状の空気流入口1cをフィルタで閉塞し
ている。つまり、光磁気ディスクの回転にともなって光
学ヘッド上部が負圧となり、通気口から空気を吸い込み
光磁気ディスク面側からの空気が入らないからである。
【0013】また、可動部1には磁気ヘッド2を支持す
る板バネ3を支持する支持部1dが形成されている。一
端に磁気ヘッド2を設けた板バネ3は、その他端を支持
部1dの上面と支持部材4との間に挟みこむようにし
て、取り付けネジ6を介して固定している。また、板バ
ネ3の取り付け箇所近傍には、上下から挟み込むように
板状の部材7、8を設けている。このうち下側の板状の
部材8の中央部には、V溝9が形成されている。
【0014】また、板バネ支持部1dの近傍には、板バ
ネ3の面に対して直交する方向に立ち上がったシャフト
10を、板バネ支持部1dの内側面に小ネジ11により
固定されているコの字状の支持金具12を介して配設さ
れている。なお、コの字状の支持金具12の中央部には
シャフト10を嵌合するための孔が形成されており、さ
らに支持金具12の空間にはシャフト10を押し下げる
ための圧縮バネ13が設けられている。また、シャフト
10の両端部には鋼球が圧入されており、さらにシャフ
ト10の上方にはシャフト軸下降位置決め用の第1のリ
ング14が設けられ、シャフト10の下方には第2のリ
ング15が設けられている。
【0015】また、シャフト10下方の可動部には凹部
1eが形成され、この凹部1eには第2のラック部材1
6が光磁気ディスクの半径方向に対して交差する方向
(矢印R,O方向)に移動可能に嵌合されている。この
第2のラック部材16の一端には、歯形状部17が形成
され、また上面には突起部(板カム)18が設けられ、
板カム18近傍には長孔19が形成されている。また、
長孔19内を通して可動部の凹部1eには、第2のラッ
ク部材16を上方に飛び出させないようにするための小
ネジ20が固定されている。
【0016】また、第2のラック部材16にはピン21
が設けられ、さらに前記凹部1e近傍の可動部に設けら
れたピン22とにかけてコイルバネ23が付勢されてい
る。また、可動部1の近傍にはロックレバー26が配設
され、このロックレバー26は回動ピン36により基板
37に保持されており、揺動ピン38と係合するガイド
孔39が形成されている。
【0017】基板37には側壁40が形成されており、
この側壁40の内側に駆動プレート27が隣接して設け
られている。この駆動プレート27はカートリッジホル
ダにより搬送されたカートリッジ内の光磁気ディスクを
スピンドルモータ上の所定位置に装着するためのもの
で、側壁40に形成されているガイド孔41、駆動プレ
ート27に形成されているガイド孔42等を介して矢印
E、R方向に移動することができるようになっており、
駆動プレート27の動作に連動して前記ロックレバー2
6は第1のラック部材24が回動ピン36を中心に回動
することにより、第2のラック部材16と係合したり遊
離したりするようになっている。
【0018】次に、本実施例に係る装置の動作を説明す
る。装置内にカートリッジを挿入して、装置内の所定位
置に装着するためのローディング機構については周知の
構成と同様であるので詳細な説明は省略するが、ローデ
イグモータの駆動によりローディングギア、ローディン
グラック(以上については図示していない)の動作によ
り駆動プレート27を動作させ、カートリッジホルダに
より搬送されたカートリッジ内の光磁気ディスクをスピ
ンドルモータ上の所定位置に装着する。なお、43は光
学ヘッドを有する可動部1を光磁気ディスクの半径方向
に移動するための駆動機構である。
【0019】図2に従い光ヘッドと磁気ヘッドの支持部
の動作状態を説明する。このうち図2Aは支持部が動作
可能状態をあることを示したもので、図2Bは支持部が
ロックされた退避状態を示したものである。光磁気ディ
スクの半径方向に光学ヘッドを移動させ、この状態でカ
ートリッジを保持するカートリッジホルダーを初期位置
に戻したイジェクト状態において、第1のラック部材2
4の歯形状部25と第2のラック部材16の歯形状部1
7とを噛合させ、ロックレバー26の回転力により第2
のラック部材24を移動させながら、可動部1をロック
する。この場合、ロックレバー26の回転力は第2のラ
ック部材16を付勢しているコイルバネ23より強くな
っていることはいうまでもない。
【0020】第2のラック部材24の移動にともない、
第1のラック部材16をR方向に移動する。すると、第
2のラック部材16上の板カム18がシャフト10の下
端部の鋼球10aに接触し、さらに板カム18が移動す
ることによりシャフト10を突き上げ(図2B)、第2
のラック部材16の長孔19のO方向端部と小ネジ20
が当接したところで、第2のラック部材16の移動は停
止する。持ち上げられたシャフト10先端の鋼球10b
は、板状の部材8に形成されているV溝9に係合し、板
バネ3全体を持ち上げることになる。このようなシャフ
ト10の移動により磁気ヘッドと光学ヘッドとの間に空
間部が形成されるので(図2Aの状態に比較してSだけ
持ち上げられる)、図示されていないカートリッジを磁
気ヘッドに接触させることなく取り出すことができる。
この場合、磁気ヘッド及び板バネ3の弾性力とシャフト
10の押し上げ力とのバランスにより光学ヘッドの可動
部と磁気ヘッド2をもロックすることができる。
【0021】この時、シャフト10は板バネ3と圧縮バ
ネ13とにより下降方向へ付勢されている。さらに、シ
ャフト10下端の鋼球10aと第2のラック部材16の
板カム18が接触した水平方向成分の付勢力と、図1に
示すコイルバネ23の付勢力の合成力は、常にロックレ
バー26の回転力により駆動プレート27が動かないよ
うにローディング機構のミッション部の歯車比で構成さ
れている。
【0022】次に、シャフト10が下降状態(ロード状
態)の際(図2A)は、光磁気ディスクが装置に挿入さ
れスピンドルモータ上に装着されると、第2のラック部
材24は回動支点36を中心に回動しはじめ、第1のラ
ック部材16はコイルバネ23の付勢力により、可動部
本体から飛び出すように凹溝1e内をO方向に移動し、
長孔19のR方向端部と小ネジ20が当接し静止する。
この場合、シャフト10はコの字状の支持金具12上部
の内側面12aと第2のEリング15との付勢力により
下降方向に力が作用している。さらに、シャフト10の
下降方向への飛び出しを防止するため、第1のEリング
14が支持金具12上部の外側面12bを押圧しており
静止している。
【0023】図3は磁気ヘッド2の斜視図(図1におけ
る磁気ヘッド2を下側から見た図)である。非磁性材か
ら成るスライダ28の両側および中央にレール面29を
形成し、レール面29の裏面側には板バネ取り付け溝3
0を形成する。両側のレール面29に挟まれた部分には
空気流出溝31を形成し、中央のレール面からその裏面
側にかけてスリ割り部32を形成する。なお、空気流出
溝31と両側のレール面29とには100ミクロンの段
差が形成されている。
【0024】さらに、スリ割り部32にはギャップをガ
ラス64で充填した酸化物磁性材料(Ni−Zn、Mr
−Zn)から成るコの字状のヘッドコア33がスライダ
28の中央のレール面と面一となるように接着剤65を
介して埋め込む。また、ヘッドコア33にはバイアスコ
イル34が巻かれているとともに、磁界変調コイル35
が巻かれている。なお、中央のレール面を無くしスライ
ダ28のレール面29にスリ割りを入れて、ヘッドコア
33を設けるようにし、この場合はレール面29の側面
に永久磁石を接着するような構成とする。またDCバイ
アスコイルを用いない変形例としては、スリ割り部32
の幅を広くして永久磁石を磁界変調用コアの両側に配置
し接着するようにしてもよい。また、情報に応じて発生
磁界が変調するための磁界変調コイル35への駆動電流
と、情報によらない一定磁界を発生するためのバイアス
コイル34への駆動電流は同時に与えることにより、対
物レンズを駆動するアクチュエータの漏れ磁束により磁
界変調コアが飽和されなく、光磁気媒体上での磁界が得
られる。
【0025】また、バイアスコイル34をスライダ28
上面に露出するようにしているので、バイアスコイル3
4が空冷され発熱による温度上昇によるスライダの不安
定な浮上走行の発生を防止することができる。本実施例
では、このように磁気ヘッドの板バネの支持機構をロッ
クするための特別な電磁装置を不要とすることにより、
部品点数を減らすとともに磁気ヘッドの昇降動を第2の
ラック部材に設けた板カムにより緩やかに移動させるこ
とができる。
【0026】図4は、本発明の第2実施例を示した斜視
図である。装置本体(図示していない)に取り付け金具
44を、ワッシャ45を介して小ネジ46で固定する。
取り付け金具44上面には、先端に歯形状部47を形成
した第1のラック部材48を配設する。この第1のラッ
ク部材48には移動方向に長い2つの長孔49が平行に
形成され、長孔49を通る小ネジ50により取り付け金
具44上面に移動可能に配設されている。
【0027】また、取り付け金具44上面と第1のラッ
ク部材48には、それぞれピン51と52が設けられ、
両者に引っ張りコイルバネ53が張設され第1のラック
部材48を矢印A方向に付勢している。この場合、長孔
49内の小ネジ50は長孔49の端部と係合することに
より、第1のラック部材が飛び出ないようにストッパと
して作用する。また第1のラック部材48のほぼ中央に
は切欠き部54が形成されているとともに、矢印A方向
寄り端部に下側に折り曲げた係合部55が形成されてい
る。
【0028】取り付け金具44の近傍には、電磁ソレノ
イド56が装置本体に取り付けられて配設されている。
この電磁ソレノイド56の一端にはシャフト57が設け
てあり、このシャフト57はL金具58とノックピン5
9により固定されている。また、L金具58は中央部に
形成されている孔60に小ネジ61を通し、カンザ62
の上面に回動可能に取り付けられている。なお、カンザ
62の下側は装置本体にカシメて取り付けられている。
またL金具58の先端には、R形状の突起部63が形成
されており、第1のラック部材48の係合部55と接触
するようになっている。他の構成については、第1実施
例とほぼ同様であるので説明を省略する。
【0029】このように構成されている本実施例の動作
を説明すると、図示していない光磁気ディスクに情報の
記録、再生をし、その終了後に光磁気ディスクが回転し
ていることを図示していないセンサにより確認すると、
電磁ソレノイド56のシャフト57はB方向に移動す
る。すると、L金具58は小ネジ61を回動支点として
先端の突起部63が矢印A方向に移動する。この突起部
63が移動することにより、係合部55を介して接触し
ていた第1のラック部材48も引っ張りコイルバネ53
の付勢力により矢印A方向に移動する。このような第1
のラック部材48の移動により、第1実施例と同様に図
示していない可動部に取り付けられた第2のラック部材
と噛合する。すると、第2のラック部材が移動し、磁気
ヘッドの板バネがシャフトにより持ち上げられるように
なる(磁気ヘッド支持部のロック状態)。
【0030】次に、カートリッジが装置内に挿入、装着
された光磁気ディスクが回転されていることを前記セン
サが確認すると、電磁ソレノイド56はONとなりシャ
フト57がC方向に吸着される。すると、L金具58の
突起部63は小ネジ61を回動支点として矢印A方向と
逆方向に移動し、第1のラック部材48の係合部55が
押されて、第1のラック部材48は小ネジ50をガイド
に移動し停止する。この時、第1のラック部材48の歯
形状部47と第2のラック部材の歯形状部との噛合が解
かれて両者は切り離れる。一方、電磁ソレノイド56が
OFFとなるとシャフト57がB方向に突出し、L金具
58の突起部63は矢印A方向に移動し、第1のラック
部材48と第2のラック部材の歯形状部が噛合し磁気ヘ
ッド支持部をロック状態にできる。このようにして、図
示していない第2のラック部材も板バネとコイルバネの
付勢力により緩やかに下降し、これにともない磁気ヘッ
ドは回転する光磁気ディスクに接近して所定位置で停止
する。
【0031】本実施例では光磁気ディスクが回転してい
ることを確認した後に光ヘッドを有する可動部のロック
機構を解除したり、ロックすることことにより、光磁気
ディスクとスライダの表面との吸着による回転開始時に
発生するスピンドルモータへの過負荷と回転終了時に発
生するロックするための電磁装置への過負荷を防止でき
る。
【0032】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば磁気ヘッ
ドの板バネを支持する支持機構をロックするための新た
な電磁装置を不要とした簡素な構成であるが、光学ヘッ
ドを有する可動部をロックしたりロック解除したりする
ことを確実にでき、装置輸送時に可動部が外部振動によ
り影響されないように確実にロックできるとともに、磁
気ヘッドと光学ヘッドとの接触による破損等の防止を図
れる。また、複数のソレノイドを用いることがなく上記
の動作を行わせることができるので装置の消費電力が少
なく、また、部品コストの低減を図ることができるとと
もに取り付けスペースが不要となり装置の小型化を図れ
る。また、シャフト先端を板バネ取り付け箇所近傍に設
けた板状の部材のV溝に係合することにより、光学ヘッ
ドを有する可動部の装置搬送時における水平方向の外部
振動による影響を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る装置の斜視図であ
る。
【図2】磁気ヘッド支持部の動作可能状態とロック状態
を示した断面図である。
【図3】磁気ヘッドの斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る装置の一部斜視図で
ある。
【図5】従来例に係る装置の断面図である。
【図6】この従来例の動作状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 可動部 2 磁気ヘッド 3 板バネ 4 支持部材 6 取り付けネジ 7 板状の部材 8 板状の部材 9 V溝 10 シャフト 11 小ネジ 12 支持金具 13 圧縮バネ 14 E1リング 15 E2リング 16 第2のラック部材 17 歯形状部 18 突起部 19 長孔 20 小ネジ 21 ピン 22 ピン 23 コイルバネ 24 第1のラック部材 25 歯形状部 26 ロックレバー 27 駆動プレート 36 回動ピン 37 基板 38 揺動ピン 39 ガイド孔 40 側壁 41 ガイド孔 42 ガイド孔 43 駆動機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】さらに、スリ割り部32にはギャップをガ
ラス64で充填した酸化物磁性材料(Ni−Zn、Mn
−Zn)から成るコの字状のヘッドコア33がスライダ
28の中央のレール面と面一となるように接着剤65を
介して埋め込む。また、ヘッドコア33にはバイアスコ
イル34が巻かれているとともに、磁界変調コイル35
が巻かれている。なお、中央のレール面を無くしスライ
ダ28のレール面29にスリ割りを入れて、ヘッドコア
33を設けるようにし、この場合はレール面29の側面
に永久磁石を接着するような構成とする。またDCバイ
アスコイルを用いない変形例としては、スリ割り部32
の幅を広くして永久磁石を磁界変調用コアの両側に配置
し接着するようにしてもよい。また、情報に応じて発生
磁界が変調するための磁界変調コイル35への駆動電流
と、情報によらない一定磁界を発生するためのバイアス
コイル34への駆動電流は同時に与えることにより、対
物レンズを駆動するアクチュエータの漏れ磁束により磁
界変調コアが飽和されなく、光磁気媒体上での磁界が得
られる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクを収納したカートリッジ
    を装置内の所定位置に装着するローディング機構と、光
    磁気ディスクに情報を記録、再生するための光学ヘッド
    と、光学ヘッドを有する可動部を装置搬送時にロックす
    るロック機構とを有する光磁気ドライブ装置において、 光学ヘッドの少なくとも一部を有する可動部を光磁気デ
    ィスクの半径方向に移動するための駆動機構に連結され
    前記可動部の移動方向に対して略交差する方向に移動す
    る第1のラック部材を駆動するための駆動源を設け、前
    記可動部に設けられ前記第1のラック部材に係合、解除
    自在であるとともに可動部上を移動可能な第2のラック
    部材を設け、この第2のラック部材上に突起部を設け、
    前記第2のラック部材と前記可動部とにかけて第2のラ
    ック部材を初期位置に復元するための弾性部材を設け、
    前記突起部近傍に磁気ヘッドを支持する板バネを突起部
    との接触により突き上げるシャフトを設け、このシャフ
    ト近傍にシャフトを所要位置に復元するための弾性部材
    を付設し、第1のラック部材と第2のラック部材とが係
    合した時にシャフトにより磁気ヘッドを支持する板バネ
    を突き上げた状態にできるようにしたことを特徴とする
    光磁気ドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08180424A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Nec Corp 光ディスク記録再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08180424A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Nec Corp 光ディスク記録再生装置

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