JPH0634454B2 - 基板上にポリイミド・パターンを形成する方法 - Google Patents

基板上にポリイミド・パターンを形成する方法

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JPH0634454B2 JP1038539A JP3853989A JPH0634454B2 JP H0634454 B2 JPH0634454 B2 JP H0634454B2 JP 1038539 A JP1038539 A JP 1038539A JP 3853989 A JP3853989 A JP 3853989A JP H0634454 B2 JPH0634454 B2 JP H0634454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、基板上にポリイミド・パターンを形成するこ
とに関し、特に、感光性ポリイミド前駆物質の層からポ
リイミド・パターンを形成することに関するものであ
る。本発明は、金属層を互いに分離するポリイミド層中
にバイアを形成して、分離した金属層間で金属を選択的
に接続させるのに特に適する。
B.従来技術 ポリイミド類は、一般に半導体及び実装産業で使用され
ている。たとえば、半導体チップの実装で、基板をポリ
イミド皮膜でコーティングすることが多い。このような
状況では、ポリイミド層にバイアを形成して、メタラジ
層の間に電気的接続を行なう必要があることが多い。
たとえば、チップを装着するための多層板を形成する場
合、ある構成では、セラミック材料の絶縁性基板を使用
し、その上に金属導体のパターンを付着させる。通常、
導体は3層の金属で、クロム層の上に銅の層を、その上
にクロム層を設けたものである。メタライズしたセラミ
ック基板の上面にポリイミドの層または皮膜を網け、ポ
リイミドの上面に導体パターンの第2の層を設ける。
メタライゼーションの上部すなわち第2の層中の導体の
一部を、メタライゼーションの下部すなわち第1の層中
の導体の一部に電気的に接続することが必要である。こ
のためには、ポリイミドをエッチングして、その中に必
要なバイアを形成し、非常に正確で高品質のポリイミド
のパターンでメタライゼーションの上部層と下部層の間
の金属接続を行なう必要がある。
さらに、最近のVLSIデバイスの発達により、電子回
路パッケージの性能を高める必要がある。高速の論理チ
ップをサポートするために、配線密度を高め、信号伝播
の遅延を減少させることが必要である。多層相互接続技
術は、超小型電子回路の実装にとって重要な要素であ
る。多層セラミック・パッケージの容量が増大するにつ
れて、基板の製法の改良がますます重要となっている。
たとえば、標準のポリイミドの代わりに感光性のポリイ
ミド前駆物質の層を使用することが提案されている。こ
れは特に、感光性の層に用いられる手順により、従来の
ポリイミド前駆物質の層を使用する際に必要ないくつか
のステップが不要になるためである。
しかし、比較的厚い皮膜を必要とする用途、たとえば最
終硬化後の厚みが5μm以上の用途に感光性ポリイミド
前駆物質を使用するとき、プリベーキングの手順によ
り、ポリイミド型の層に白色の残渣が生成することが認
められている。したがって、白色残渣が排除できれば好
都合である。さらに、ポリイミドのある種の用途、特に
基板上のメタライズした層の間の絶縁体として使用する
場合、バイアは水平から約70度未満の側壁断面を示す
ことが望ましい。しかし、現在使用されている現像液で
は、側壁側面が垂直に近づき、70度より大きくなる。
さらに、現在使用されている露光条件では、バイアの上
端にオーバーハングしたリップをもつバイアが形成され
る。オーバーハング及び側壁断面が70度以上になるこ
との問題点は、スパッタした上部金属層が、スパッタリ
ングの直進性(金属の付着を抑制する陰影効果)のた
め、バイアの壁面に沿って薄くなり過ぎる傾向があり、
また、オン・オフ(熱膨張及び収縮)のサイクル中に金
属が亀裂を生じる傾向があり、このため、バイアの信頼
性と寿命が著しく減少することである。したがって、バ
イアの寸法及びその壁面の形状を制御することが望まし
い。
C.発明が解決すべき問題点 本発明の目的は、基板上にポリイミド・パターンを形成
し、特に感光性ポリイミド前駆物質層からポリイミド・
パターンを形成することにある。
D.問題点を解決するための手段 本発明の一態様によれば、特に厚いポリイミドを使用す
る場合に障害となるプリベーキングによるポリイミド層
上の白色残渣の生成が排除される。具体的には、本発明
のこの態様は、基板上に、ポリイミド前駆物質と感光性
の基を有する化合物を含有する感光性ポリイミド前駆物
質の層を設けることを含む。炉の温度を約90℃まで上
げ、その温度に約2分間保った後、炉の温度を約80℃
に下げて約80℃で約90ないし約150分間保ち、さ
らに約60℃以下に冷却することにより、感光性のポリ
イミド前駆物質の層をプリベークする。次にこの層を像
フォトマスクを介してイメージ通りに化学線に当て、層
中にポリイミド前駆物質の露光された像のパターンを形
成させる。層の露光されない領域を現像液で除去し、ポ
リイミド前駆物質の露光された像パターンを、加熱によ
り硬化させる。
白色残渣生成の問題を除去する際に、特定の時間と温度
の関係が重要である。皮膜に与える熱エネルギーが少な
過ぎると白色残渣が生成し、加熱時間が長過ぎたり、プ
リベーキングの温度を上げ過ぎたりして、熱エネルギー
が多過ぎると、感光材料の分解を生じ、ポリアミン酸
(ポリイミドの前駆物質)がイミド化して、工程中でポ
リイミドが早期に生成するので、各種の温度及び時間条
件がきわめて重要である。白色残渣が生成すると、現像
液で除去できないため、必要なバイアを形成することが
不可能になる。
本発明の他の態様によれば、皮膜の露光は、バイア上端
のオーバーハングしたリップが除去されるように行な
う。具体的には、平滑な側壁形状が得られる。露光波長
は、405ないし436nm、使用する照射波長で測定
した線量は約150ないし350mJ/cm2とすること
が好ましい。次に露光された像を現像する。
本発明の他の態様によれば、壁面の傾斜したバイアが得
られるよう現像を行なう。具体的には、本発明のこの態
様により、水平から70度未満の側壁形状を得ることが
可能になる。特に、本発明のこの態様は、基板上に、ポ
リイミド前駆物質と感光性の基を有する化合物とを含む
感光性ポリイミド前駆物質の層を設けることにより、基
板上にポリイミド・パターンを形成することに関するも
のである。感光性ポリイミド前駆物質の層をプリベーク
し、フォトマスクを介してイメージ通りに化学線に当て
て、層中にポリイミド前駆物質の露光された像のパター
ンを形成させる。層の露光されない部分を現像液で除去
し、傾斜した側壁形状を得る。
現像液は、約50ないし約75体積%のN−メチル−2
−ピロリドン、約5ないし約10体積%の水、約1ない
し約4体積%のイソプロピルアルコール、約15ないし
約40体積%のメチルアルコールを含有する。次に、ポ
リイミドの露光されたパターンを加熱により硬化させ
る。
E.実施例 本発明の方法は、ポリイミド前駆物質と感光性の基を有
する化合物の層を含む感光性ポリイミド前駆物質の層を
基板上に設けることにより、基板上にポリイミド・パタ
ーンを形成することに関するものである。感光性ポリイ
ミド前駆物質の組成物は、たとえば米国特許第4243
743号及び第4547455号明細書に記載されてい
る。
使用する感光性ポリイミド前駆物質は、有機感光性基を
ポリイミド前駆物質のたとえな側鎖に導入することによ
り、または、感光性化合物をポリイミド前駆物質に混合
することにより、紫外線、遠紫外線、可視光線等の化学
作用を有する放射線に対する感応性を与えることができ
る。このような感光性ポリイミド前駆物質は、周知のも
のである。
ポリイミド前駆物質はまた、加熱すなわち熱硬化により
ポリイミドに変換されるポリイミド・パターンを形成す
る従来の方法でも知られている。ポリイミド前駆物質の
代表的な例はポリアミン酸である。熱処理により重合体
中にイミド環が生成する。代表的な熱処理は、135
℃、200℃、350℃及び400℃で行ない、各温度
で30分間続ける。
感光性の基には、光により二量体化または重合してポリ
イミド前駆物質間に架橋を形成するもの、光により活性
化してラジカルまたはイオンとなり、このラジカルまた
はイオンによってポリイミド前駆物質が架橋するもの、
及び光により活性化して、ポリイミド前駆物質と反応
し、その溶解性を減少させるものなどが含まれる。この
ような感光性の基としては、光により二量体化または重
合する炭素間二重結合を有する基、アジド基及びキノン
ジアジド基等がある。
ポリイミド前駆物質と混合する感光性化合物は、上記の
感光性の基を有する。このような感光性化合物として
は、アミノ基を有するビニル化合物、ビスアジド化合
物、及びナフトキノンジアジド化合物がある。
下記のものが、感光性ポリイミド前駆物質の代表例であ
る。
(1)式(II)で表わされるポリイミド前駆物質と、感
光性の基及びアミノ基を有する化合物との混合物。
上式中nは整数、RとRはそれぞれ、4価と2価の
芳香族基である。
ここでいう感光性の基は、上記で定義したものと同じで
ある。感光性の基とアミノ基を有する化合物の例には、
アリルアミン、ビニルピリジン、ジメチルアミノエチル
メタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミ
ノエチルアクリレート、ジアリルアミン、アジド基とア
ミノ基を有する化合物、及びジアジド基とアミノ基を有
する化合物がある。式(II)中の基Rは、たとえばフ
ェニル基、ベンゾフェノニル基、ナフチル基、及びビフ
ェニル基である。基Rは、たとえばフェノキシフェニ
ル基、フェニルスルホニルフェニル基、ベンジルフェニ
ル基、及びフェニル基である。
(2)式(III)で示されるポリイミド前駆物質。
上式中、R、R4及びnは、前記の通りであり、R5
光により二量体化または重合する官能基を有する有機基
である。
基R5には、たとえばアリル基、メタリル基、及び下式
で表わされる各種のアシロイルアルキレニル基が含まれ
る。
上式中R6は炭素原子2個または3個を有する2価のア
ルキレン基である。
(3)式(IV)で示されるポリイミド前駆物質。
上式中R3、R4、R5及びnはそれぞれ前記の通りであ
る。
(4)式(II)で表わされるポリイミド前駆物質とビス
アジドとの混合物。
(5)式(II)で表わされるポリイミド前駆物質とナフ
トキノンジアジドとの混合物。
本発明によれば、式(II)で表わされるポリイミド前駆
物質と、タイプ(1)に属する感光性の基及びアミノ基
を有する化合物との混合物が最も一般的である。
感光層は、ミヒラーケトン、ベンゾインエーテル、2−
t−ブチル−9、10−アントラキノン、4、4′−ビ
ス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ビスアジド化合
物、モノアジド化合物及びスルホンアジド化合物等の感
光剤のうちの1種または数種を含むことができる。さら
に、感光性のポリイミド前駆物質は、共重合してポリイ
ミドまたはその前駆物質になるコモノマを含有すること
ができる。
感光性ポリイミド前駆物質組成物は、通常適当な溶剤に
溶解した後、溶液の形で基板に塗布する。一般的な溶剤
には、N−メチル−2−ピロリドン、N、N−ジメチル
アセトアミド、γ−ブチロラクトン、N、N−ジメチル
ホルムアミドがあるが、N−メチル−2−ピロリドンが
好ましい。
市販の感光性ポリイミド前駆物質組成物の溶液には、チ
バ・ガイギー社(Ciba-Geigy Corporation)のプロビミ
ド348(ProbimideTM348)、デュポン社(E.I. Du
Pont de Nemours and Company, Inc.)のPI−270
1D感光性ポリイミド、E.M.インダストリーズ社
(E.M.Industries,Inc.)のセレクティラックス(Selec
tilux )HTR3ポリイミド前駆物質フォトレジス
ト、日立化成工業のPL−1100光反応性ポリイミド
前駆物質等があるが、東レのフォトニース(Photoneec
e)UR−3640感光性ポリイミド前駆物質が好まし
い。
感光性ポリイミド前駆物質組成物を、メタライズしたセ
ラミック基板等の所期の基板にコーティングし、初期の
厚みの40ないし60%になるまで硬化させる。2層の
メタライゼーションの間の絶縁体として使用した場合、
最終厚みは通常約5ないし約20μm、好ましくは約8
ないし約10μmである。組成物は通常基板上にスプレ
イで塗布し、コーティングしたときの粘度は約10ない
し約16ポイズである。
次に感光性ポリイミド前駆物質の層をプリベークして、
溶剤を除去し、コーティングを乾燥させる。最も一般に
使用する溶剤はN−メチル−2−ピロリドン及びγ−ブ
チロラクトンで、これらは蒸気圧が比較的低く、きわめ
て蒸発しにくいため、「遅い」溶剤または「高沸点」溶
剤と呼ばれることがある。したがって、このような溶
剤、特にN−メチル−2−ピロリドンの除去に伴う問題
点の1つは、ポリイミド前駆物質上に白色残渣が発生す
ることであった。
この問題を解決するための本発明の態様に関し、プリベ
ーキングの際に、ポリアミン酸をイミド化したり、光反
応開始剤を分解したりせずに、溶剤を除去するための温
度と時間の条件を正しく選択することが必要である。具
体的には、本発明のこの態様に関して、プリベーキング
の際に、層を炉に入れ、炉の温度を好ましくは毎分約6
℃の速度で約90℃に上げ、その温度に約2分間以内、
好ましくは約15秒ないし約2分間維持する。また、炉
の温度を90℃に上げる前に、約10分間約60℃にす
ることが好ましい。次に温度を好ましくは毎分約1℃の
速度で約80℃に下げ、約90ないし約150分間約8
0℃に保ち、その後、好ましくは毎分2ないし4℃の速
度で少なくとも約60℃まで冷却する。特に、60℃へ
の冷却は速く行なうほうが良い。
この特定のプリベーキング条件により、白色残渣生成の
問題がなくなる。
プリベーキングの後、層をフォトマスクを介してイメー
ジ通り化学線に当てて、層中にポリイミド前駆物質の露
光された像パターンを形成する。
化学線は、たとえば単波長を有するように最適化した光
学系を有する高圧水銀灯を用いることにより得ることが
できる。一般に使用される波長は365nmないし43
6nm、好ましくは、405nmないし436nmで、
365nm、405nm及び436nmを含むものであ
る。本発明によれば最も好ましい波長は、436nmで
ある。本発明で使用する露光エネルギーは、照射波長で
測定して通常約150mJ/cmないし350mJ/cm
である。好ましい露光エネルギーは、約250ないし
350mJ/cmである。
好ましい露光条件により、ポリイミドは皮膜の厚み全体
にわたって均一に露光され、傾斜のある壁を有するバイ
アが得られる。皮膜中の光の透過率が比較的小さいにも
かかわらず、このようになる。
フォトマスクを介して露光した後、マスクを除去し、露
光された層を現像する。
フォトマスクの例としては、ガラス上にクロムまたは酸
化クロムの像パターンを有するクロム・マスク、または
ガラスもしくは透明な皮膜上に、写真乳剤の像パターン
を有する乳剤マスクがある。
本発明のこれらの態様によれば、水平から70度未満、
好ましくは水平から約45度のバイアの側壁断面を得る
には、下記の現像液を使用しなければならない。水平か
ら70度未満の側壁断面が必要となるのは、2つのメタ
ライズした層を互いに絶縁するために比較的厚いポリイ
ミド層を使用する場合である。特に壁の断面が70度よ
り大きいと、スパッタする第2のメタライゼーション層
は、バイアの壁に沿って薄くなり過ぎ、オン・オフ(熱
膨張及び収縮)のサイクル中に金属が亀裂を生じ、その
ためバイアの信頼性と寿命が著しく低下する。
本発明によれば、所期のタイプの傾斜した壁を有するバ
イアは、約50ないし約75体積%のN−メチル−2−
ピロリドン、約5ないし約10体積%の水、約1ないし
約4体積%のイソプロピルアルコール、及び約15ない
し約40体積%のメチルアルコールを含有する現像液を
使用することによって得られることが判明した。本発明
の条件による現像液の代表例は、約62.3体積%のN
−メチル−2−ピロリドン、約8.9体積%の水、約
2.7体積%のイソプロピルアルコール、及び約26.
1体積%のメチルアルコールを含有する。
これらの材料の相対量は、所期の結果を得るために重要
である。たとえば、約10体積%より多くの水を使用す
ると、好ましくない副反応が生じ、白色残渣を生成す
る。さらに、約4体積%より多くのイソプロピルアルコ
ールを使用すると、現像液は必要なバイアを十分に形成
しない。イソプロピルアルコールは、現像液の浸透を減
少させるが、同時に反応速度も減少させる傾向がある。
したがって、十分な反応速度を得るために水を使用する
必要があった。
現像温度は通常約20℃ないし約30℃で、±1℃に制
御する。また、現像剤混合物により、皮膜縁部の侵食が
減少する。縁部の侵食とは、現像液組成物に横方向に露
出した部分に沿ってポリイミドが剥離することをいう。
さらに本発明による現像液の使用により、従来より一定
したバイアの寸法が得られる。たとえば、底部の直径の
偏差はわずかに約3.3μmであり、上部の直径の標準
偏差は底部の直径より小さく2.0μmであることがわ
かった。
現像後、層中のポリイミド前駆物質の露光された像パタ
ーンを、対流加熱によりたとえば約350℃ないし約4
00℃の温度で約30ないし約90分間加熱して硬化さ
せる。
通常、架橋した感光性のポリイミド前駆物質を、対流炉
中で窒素雰囲気で約350℃ないし約400℃に少なく
とも約30分間加熱して最終的に硬化させる。
下記の例は、本発明をさらに詳細に例示するためのもの
であり、本発明を限定するものではない。
例 東レの感光性ポリイミドUR−3640を、フォトリソ
グラフィにより回路パターンをつけたクロム・銅・クロ
ムのメタラジを有するセラミック基板上にスプレイ塗布
を行なう。この感光性ポリイミドは、当初の厚みが25
μmになるように塗布する。次に部品を60℃で約10
分間加熱した後、毎分6℃の速度で約90℃に昇温す
る。次に温度を毎分約1℃の速度で約80℃に下げる。
部品をこの温度に約2時間保持する。次に炉の温度を約
60℃に冷却した後、部品を取り出す。
次に部品を波長405nm、露光エネルギー250mJ
/cmの放射線でパターンに従って露光させる。
次に露光された像を、約60%のN−メチル−2−ピロ
リドン、約5%の水、約3%のイソプロピルアルコー
ル、残部がメチルアルコール(すべて体積%)を含有す
る現像液を用いて、30℃で6分間、超音波攪拌を行な
って部品を動かしながら(定在波の影響を避けるため)
現像する。次に部品を室温で約10分間イソプロピルア
ルコールですすいだ後、空気乾燥する。
次に部品を約350℃で約30分間加熱して硬化を完了
させ、像を硬化させる。
F.発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、特に厚いポリイミ
ドの場合に、プリベーキングによって生じるポリイミド
層上の白色残渣の生成をなくすことが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・ジヨセフ・グレンニイグ アメリカ合衆国ニユーヨーク州ヴエスタ ル、フロント・ストリート153番地 (72)発明者 ワルター・ポール・ポロスキイ アメリカ合衆国ニユーヨーク州エンデイコ ツト、スミスフイールド・ドライブ128番 地 (72)発明者 ジイナ・マローン・フエイラン アメリカ合衆国ニユーヨーク州エンデイコ ツト、アダムス・アヴエニユー305番地 (72)発明者 ポール・ジヨージ・リツカール アメリカ合衆国ニユーヨーク州エンデイコ ツト、ボツクス184デイ・テイルバリイ・ ヒル・ロード・アール・デイ6番地 (56)参考文献 特開 昭57−208158(JP,A) 特開 昭62−266540(JP,A) 特開 昭62−114296(JP,A) 特開 昭62−281499(JP,A) 特開 昭59−151498(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 基板上に、ポリイミド前駆物質と感光
    性の基を有する感光性ポリイミド前駆物質の層を設ける
    工程と、 (b) 上記感光性ポリイミド前駆物質の層を炉に入れて、
    約90℃まで該炉の温度を上昇させ、約90℃で約2分
    間までその温度を維持し、次に約80℃まで該炉の温度
    を下降させ、約80℃で約90分ないし150分その温
    度を維持し、少なくとも約60℃まで該炉を冷却するこ
    とにより上記感光性ポリイミド前駆物質の層をプリベー
    クする工程と、 (c) 上記感光性ポリイミド前駆物質の層に露光像パター
    ンを形成するために、フォトマスクを介して上記感光性
    ポリイミド前駆物質の層を化学線輻射によりパターン的
    に露光する工程と、 (d) 上記層の未露光領域を、液体現像剤で除去する工程
    と、 (e) 上記層中のポリイミド前駆物質の露光像パターンを
    加熱により硬化させる工程を有する、 基板上にポリイミド・パターンを形成する方法。
  2. 【請求項2】(a) 基板上に、ポリイミド前駆物質と感光
    性の基を有する感光性ポリイミド前駆物質の層を設ける
    工程と、 (b) 上記感光性ポリイミド前駆物質の層をプリベークす
    る工程と、 (c) 上記感光性ポリイミド前駆物質の層に露光像パター
    ンを形成するために、フォトマスクを介して上記感光性
    ポリイミド前駆物質の層を化学線輻射によりパターン的
    に露光する工程と、 (d) 上記層の未露光領域を、約50ないし75体積%の
    N−メチル−2−ピロリドン、約5ないし10体積%の
    水、約1ないし4体積%のイソプロピルアルコール、及
    び約15ないし40体積%のメチルアルコールを含有す
    る液体現像剤で除去する工程と、 (e) 上記層中のポリイミド前駆物質の露光像がパターン
    を加熱により硬化させる工程を有する、 基板上にポリイミド・パターンを形成する方法。
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