JPH06334190A - Eepromおよびかかるeepromを含む論理lsiチップ - Google Patents
Eepromおよびかかるeepromを含む論理lsiチップInfo
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- JPH06334190A JPH06334190A JP10663593A JP10663593A JPH06334190A JP H06334190 A JPH06334190 A JP H06334190A JP 10663593 A JP10663593 A JP 10663593A JP 10663593 A JP10663593 A JP 10663593A JP H06334190 A JPH06334190 A JP H06334190A
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- gate
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10B—ELECTRONIC MEMORY DEVICES
- H10B69/00—Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/04—Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
- G11C16/0408—Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells containing floating gate transistors
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C2216/00—Indexing scheme relating to G11C16/00 and subgroups, for features not directly covered by these groups
- G11C2216/02—Structural aspects of erasable programmable read-only memories
- G11C2216/10—Floating gate memory cells with a single polysilicon layer
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Read Only Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 標準のCMOSプロセスで簡単に製造できる
EEPROMセルを提供することである。 【構成】 本発明のEEPROMセルは、第1導電型の
半導体基板に形成され、第2導電型の通電領域ならびに
ゲート電極を有する第1導電型の第1MOSトランジス
タ、この基板に設けられた第2導電型のウエル、このウ
エル上に絶縁層を介して形成されたプレート電極、およ
びこのプレート電極に隣接してウエルに形成された第1
導電型の領域を有する。第1MOSトランジスタのゲー
ト電極およびプレート電極は共通に接続され、フローテ
ィングゲートとして働く。ウエルはコントロールゲート
として働く。
EEPROMセルを提供することである。 【構成】 本発明のEEPROMセルは、第1導電型の
半導体基板に形成され、第2導電型の通電領域ならびに
ゲート電極を有する第1導電型の第1MOSトランジス
タ、この基板に設けられた第2導電型のウエル、このウ
エル上に絶縁層を介して形成されたプレート電極、およ
びこのプレート電極に隣接してウエルに形成された第1
導電型の領域を有する。第1MOSトランジスタのゲー
ト電極およびプレート電極は共通に接続され、フローテ
ィングゲートとして働く。ウエルはコントロールゲート
として働く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOS技術を用いた
EEPROM(Electrically Erasable andProgrammabl
e Read Only Memory )およびこのEEPROMを組み
込んだCMOS論理LSIチップに関する。
EEPROM(Electrically Erasable andProgrammabl
e Read Only Memory )およびこのEEPROMを組み
込んだCMOS論理LSIチップに関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性ランダムアクセスメモリ(RA
M)は様々なシステムで利用されており、例えば、パー
ソナルコンピュータのシステム構成データ記憶用とし
て、あるいは延期/再開機能(サスペンド/リジューム
機能)のためのデータレジスタとして、またエラーチェ
ックのためのプログラムの記憶、ICカードなどのデー
タの記憶のために使用される。このような不揮発性メモ
リに必要とされる記憶容量はそれほど大きなものではな
く、通常数キロから数百キロビットで十分である。
M)は様々なシステムで利用されており、例えば、パー
ソナルコンピュータのシステム構成データ記憶用とし
て、あるいは延期/再開機能(サスペンド/リジューム
機能)のためのデータレジスタとして、またエラーチェ
ックのためのプログラムの記憶、ICカードなどのデー
タの記憶のために使用される。このような不揮発性メモ
リに必要とされる記憶容量はそれほど大きなものではな
く、通常数キロから数百キロビットで十分である。
【0003】このような小容量の不揮発性RAMと、ゲ
ートアレイやマイクロプロセッサなどの論理LSIとを
同一半導体基板上に混載することができれば、製造コス
トの削減や小型化に大きく貢献できるが、製造プロセス
の違いのため、簡単には実現できない。例えば、代表的
な不揮発性RAMとして、フローティングゲートとコン
トロールゲートとをスタックしたスタックドゲート構造
のEEPROMメモリがあるが、標準のCMOS(Comp
lementary Metal Oxide Semiconductor )論理LSIプ
ロセスでは製造できない。というのは、標準のCMOS
プロセスは1層ポリシリコン付着ステップを用いるのに
対し、通常のスタックドゲートROMはフローティング
ゲートとコントロールゲートのために、2回のポリシリ
コン付着ステップを必要とし、さらにこれらの2層ゲー
トの間に、標準のCMOSプロセスでは用いられない非
常に薄い酸化物層を付着させるステップを必要とするか
らである。
ートアレイやマイクロプロセッサなどの論理LSIとを
同一半導体基板上に混載することができれば、製造コス
トの削減や小型化に大きく貢献できるが、製造プロセス
の違いのため、簡単には実現できない。例えば、代表的
な不揮発性RAMとして、フローティングゲートとコン
トロールゲートとをスタックしたスタックドゲート構造
のEEPROMメモリがあるが、標準のCMOS(Comp
lementary Metal Oxide Semiconductor )論理LSIプ
ロセスでは製造できない。というのは、標準のCMOS
プロセスは1層ポリシリコン付着ステップを用いるのに
対し、通常のスタックドゲートROMはフローティング
ゲートとコントロールゲートのために、2回のポリシリ
コン付着ステップを必要とし、さらにこれらの2層ゲー
トの間に、標準のCMOSプロセスでは用いられない非
常に薄い酸化物層を付着させるステップを必要とするか
らである。
【0004】したがって従来は、不揮発性RAMと論理
LSIとを別々のチップに形成して組合せるか、または
標準の論理LSIプロセスを変更して不揮発性RAMと
論理LSIとを同一チップに形成する方法を用いるのが
一般的であった。しかしこれらの方法はコスト高にな
り、また、標準プロセスを変更する場合は、プロセスが
複雑化するだけでなく、厳密なプロセス制御が必要にな
るという問題があった。
LSIとを別々のチップに形成して組合せるか、または
標準の論理LSIプロセスを変更して不揮発性RAMと
論理LSIとを同一チップに形成する方法を用いるのが
一般的であった。しかしこれらの方法はコスト高にな
り、また、標準プロセスを変更する場合は、プロセスが
複雑化するだけでなく、厳密なプロセス制御が必要にな
るという問題があった。
【0005】特開平3−101168号は、CMOSプ
ロセスで形成した低消費電力の不揮発性メモリを示して
いる。この特許では、プログラムビット線とグランド電
位との間に、第1のPMOSトランジスタ、第2のPM
OSトランジスタおよびNMOSトランジスタを直列に
接続し、第2のPMOSとNMOSの共通接続ゲートに
よってフローティングゲートを形成している。第1のP
MOSのゲートはワード線に接続される。第2のPMO
SとNMOSとの共通接続点は読み出しビット線に接続
される。書き込み時は、プログラムビット線とワード線
の同時選択により、第1のPMOSがオンにされ、プロ
グラムビット線の正電位を第2のPMOSに結合する。
この状態ではフローティングゲートおよびNMOSのド
レインが正電位になり、フローティングゲートにホット
エレクトロンを注入する。
ロセスで形成した低消費電力の不揮発性メモリを示して
いる。この特許では、プログラムビット線とグランド電
位との間に、第1のPMOSトランジスタ、第2のPM
OSトランジスタおよびNMOSトランジスタを直列に
接続し、第2のPMOSとNMOSの共通接続ゲートに
よってフローティングゲートを形成している。第1のP
MOSのゲートはワード線に接続される。第2のPMO
SとNMOSとの共通接続点は読み出しビット線に接続
される。書き込み時は、プログラムビット線とワード線
の同時選択により、第1のPMOSがオンにされ、プロ
グラムビット線の正電位を第2のPMOSに結合する。
この状態ではフローティングゲートおよびNMOSのド
レインが正電位になり、フローティングゲートにホット
エレクトロンを注入する。
【0006】しかしながら、この特許の方法は実際的で
ない。すなわち、NMOSでホットエレクトロン注入を
生じさせるためには、フローティングゲートおよびNM
OSのドレインに高い電圧を与える必要がある。しか
し、NMOSは低コンダクタンスの2個のPMOSと直
列に接続されているため、NMOSのドレインに所要の
電圧を発生させるには、プログラムビット線に相当大き
な電圧を印加しなければならない。かといって、PMO
Sのコンダクタンスを高めるためにチャネル幅を大きく
しデバイスサイズを大きくした場合は、PMOSのゲー
ト容量が大きくなる。フローティングゲートの電圧はP
MOSとNMOSのゲート容量比で決まるため、PMO
Sのゲート容量が増大した時はフローティングゲート電
圧が上昇する。結果として、PMOSの導通度が低下
し、NMOSのドレイン電圧が低下する。したがって上
記特許の技術は本質的に大きな書き込み電圧を必要とす
るだけでなく、相反する要件を満たす必要があるため、
実際的でない。しかも1セル当り3つのFETが必要で
ある。
ない。すなわち、NMOSでホットエレクトロン注入を
生じさせるためには、フローティングゲートおよびNM
OSのドレインに高い電圧を与える必要がある。しか
し、NMOSは低コンダクタンスの2個のPMOSと直
列に接続されているため、NMOSのドレインに所要の
電圧を発生させるには、プログラムビット線に相当大き
な電圧を印加しなければならない。かといって、PMO
Sのコンダクタンスを高めるためにチャネル幅を大きく
しデバイスサイズを大きくした場合は、PMOSのゲー
ト容量が大きくなる。フローティングゲートの電圧はP
MOSとNMOSのゲート容量比で決まるため、PMO
Sのゲート容量が増大した時はフローティングゲート電
圧が上昇する。結果として、PMOSの導通度が低下
し、NMOSのドレイン電圧が低下する。したがって上
記特許の技術は本質的に大きな書き込み電圧を必要とす
るだけでなく、相反する要件を満たす必要があるため、
実際的でない。しかも1セル当り3つのFETが必要で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、標準のCMOSプロセスで簡単に製造できるEE
PROMセルを提供することである。
的は、標準のCMOSプロセスで簡単に製造できるEE
PROMセルを提供することである。
【0008】本発明のもう1つの目的は、このようなE
EPROMセルを用いたEEPROMアレイを提供する
ことである。
EPROMセルを用いたEEPROMアレイを提供する
ことである。
【0009】本発明のさらにもう1つの目的は、このよ
うなEEPROMセルを組み込んだCMOS論理LSI
チップを提供することである。
うなEEPROMセルを組み込んだCMOS論理LSI
チップを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のEEPROMセ
ルは、第1導電型の半導体基板に形成され、第2導電型
の通電領域ならびにゲート電極を有する第1導電型の第
1MOSトランジスタ、この基板に設けられた第2導電
型のウエル、このウエル上に絶縁層を介して形成された
プレート電極、およびこのプレート電極に隣接してウエ
ルに形成された第1導電型の領域を有する。第1MOS
トランジスタのゲート電極およびプレート電極は共通に
接続され、フローティングゲートとして働く。ウエルは
コントロールゲートとして働く。ウエルおよび第1導電
型の領域はワード線に接続され、第1MOSトランジス
タの一方の通電領域(ドレイン領域)はビット線に接続
され、他方の通電領域(ソース領域)はグランド線に接
続される。
ルは、第1導電型の半導体基板に形成され、第2導電型
の通電領域ならびにゲート電極を有する第1導電型の第
1MOSトランジスタ、この基板に設けられた第2導電
型のウエル、このウエル上に絶縁層を介して形成された
プレート電極、およびこのプレート電極に隣接してウエ
ルに形成された第1導電型の領域を有する。第1MOS
トランジスタのゲート電極およびプレート電極は共通に
接続され、フローティングゲートとして働く。ウエルは
コントロールゲートとして働く。ウエルおよび第1導電
型の領域はワード線に接続され、第1MOSトランジス
タの一方の通電領域(ドレイン領域)はビット線に接続
され、他方の通電領域(ソース領域)はグランド線に接
続される。
【0011】上記第1導電型の領域は、ウエルに形成さ
れる第2MOSトランジスタによって与えることができ
る。この場合、上記第1導電型の領域は第2MOSトラ
ンジスタの少なくとも一方の通電領域によって、上記プ
レート電極は第2MOSトランジスタのゲート電極によ
って与えられる。
れる第2MOSトランジスタによって与えることができ
る。この場合、上記第1導電型の領域は第2MOSトラ
ンジスタの少なくとも一方の通電領域によって、上記プ
レート電極は第2MOSトランジスタのゲート電極によ
って与えられる。
【0012】本発明のEEPROMアレイは、行列状に
配列された上記EEPROMセルのアレイとして構成さ
れる。ワード線はセル行毎に設けられて、関連するセル
行のウエルおよび第1導電型の領域に共通に接続され
る。各ビット線はセル列対によって共有されて、関連す
る列対のセルの第1MOSトランジスタの一方の通電領
域に共通に接続され、各グランド線は異なるビット線に
接続された列対によって共有されて、関連する列対のセ
ルの第1MOSトランジスタの他方の通電領域に共通に
接続される。
配列された上記EEPROMセルのアレイとして構成さ
れる。ワード線はセル行毎に設けられて、関連するセル
行のウエルおよび第1導電型の領域に共通に接続され
る。各ビット線はセル列対によって共有されて、関連す
る列対のセルの第1MOSトランジスタの一方の通電領
域に共通に接続され、各グランド線は異なるビット線に
接続された列対によって共有されて、関連する列対のセ
ルの第1MOSトランジスタの他方の通電領域に共通に
接続される。
【0013】また、本発明のMOS論理LSIチップ
は、このようなEEPROMアレイをその一部に組み込
んでいる。
は、このようなEEPROMアレイをその一部に組み込
んでいる。
【0014】
【作用】本発明のEEPROMセルでは、共通に接続さ
れた第1MOSトランジスタのゲート電極およひプレー
ト電極の組合せがフローティングゲートとして働き、ウ
エルがコントロールゲートとして働く。厳密にいえば、
ウエルおよびその中の第1導電型の領域の組合せがコン
トロールゲートとして働くが、主としてウエルがコント
ロールゲート機能を与え、第1導電型の領域は主とし
て、反転層の形成を容易にするためのキャリア源として
働く。キャリア源として働く第1導電型の領域が存在し
ない場合は、書き込み時にプレート電極の下のウエル表
面に空乏層が生じ、抵抗成分を生じて電圧損を与える。
結果として、大きな書き込み電圧が必要になるため、第
1導電型の領域をウエルに設けるのが好ましい。
れた第1MOSトランジスタのゲート電極およひプレー
ト電極の組合せがフローティングゲートとして働き、ウ
エルがコントロールゲートとして働く。厳密にいえば、
ウエルおよびその中の第1導電型の領域の組合せがコン
トロールゲートとして働くが、主としてウエルがコント
ロールゲート機能を与え、第1導電型の領域は主とし
て、反転層の形成を容易にするためのキャリア源として
働く。キャリア源として働く第1導電型の領域が存在し
ない場合は、書き込み時にプレート電極の下のウエル表
面に空乏層が生じ、抵抗成分を生じて電圧損を与える。
結果として、大きな書き込み電圧が必要になるため、第
1導電型の領域をウエルに設けるのが好ましい。
【0015】本発明のメモリセルでは、プレート電極が
一方のキャパシタ電極として働き、ウエル領域の基板表
面に発生する反転層が他方のキャパシタ電極として働
く。第1MOSトランジスタでは、ゲート電極が一方の
キャパシタ電極として機能し、基板表面の反転層が他方
のキャパシタ電極として機能する。書き込みは、ホット
エレクトロン注入またはFN(Fowler-Nordheim )トン
ネリング注入によって行うことができる。ホットエレク
トロン注入の場合は、第1MOSトランジスタの通電領
域間に電圧が加えられ、ワード線が付勢される。ワード
線電圧(書き込み電圧)はフローティングゲートに容量
結合され、フローティングゲートには、これらのキャパ
シタの容量比によって定まる電圧が現れる。第1MOS
トランジスタは導通状態にバイアスされ、第1MOSト
ランジスタのゲート電極にキャリアが注入される。FN
トンネリングの場合は、第1MOSトランジスタの通電
領域がグランド接続され、ワード線が付勢される。
一方のキャパシタ電極として働き、ウエル領域の基板表
面に発生する反転層が他方のキャパシタ電極として働
く。第1MOSトランジスタでは、ゲート電極が一方の
キャパシタ電極として機能し、基板表面の反転層が他方
のキャパシタ電極として機能する。書き込みは、ホット
エレクトロン注入またはFN(Fowler-Nordheim )トン
ネリング注入によって行うことができる。ホットエレク
トロン注入の場合は、第1MOSトランジスタの通電領
域間に電圧が加えられ、ワード線が付勢される。ワード
線電圧(書き込み電圧)はフローティングゲートに容量
結合され、フローティングゲートには、これらのキャパ
シタの容量比によって定まる電圧が現れる。第1MOS
トランジスタは導通状態にバイアスされ、第1MOSト
ランジスタのゲート電極にキャリアが注入される。FN
トンネリングの場合は、第1MOSトランジスタの通電
領域がグランド接続され、ワード線が付勢される。
【0016】ウエルに設けられる第1導電型の領域は、
キャリア源となるようにプレート電極に隣接してウエル
に形成されるならば、その位置、個数および形状は任意
である。例えば、第1導電型の領域は、反転層が形成さ
れるべきウエル領域に隣接して設けられた1個以上の矩
形状の領域として、またはこのウエル領域を部分的また
は完全に取り囲むリング状または枠状領域として形成し
てもよい。また、第1導電型の領域はプレート電極と位
置的に重なっても良い。ウエルに第2MOSトランジス
タを形成し、その通電領域を第1導電型の領域として、
そのゲート電極をプレート電極として使用するならば、
論理LSIのCMOSトランジスタと全く同じように形
成できる。ウエルと第1導電型の領域は必ずしも共通接
続する必要はないが、回路の簡単化およびウエル内のP
N接合のブレークダウン防止のためには共通接続するの
が好ましい。
キャリア源となるようにプレート電極に隣接してウエル
に形成されるならば、その位置、個数および形状は任意
である。例えば、第1導電型の領域は、反転層が形成さ
れるべきウエル領域に隣接して設けられた1個以上の矩
形状の領域として、またはこのウエル領域を部分的また
は完全に取り囲むリング状または枠状領域として形成し
てもよい。また、第1導電型の領域はプレート電極と位
置的に重なっても良い。ウエルに第2MOSトランジス
タを形成し、その通電領域を第1導電型の領域として、
そのゲート電極をプレート電極として使用するならば、
論理LSIのCMOSトランジスタと全く同じように形
成できる。ウエルと第1導電型の領域は必ずしも共通接
続する必要はないが、回路の簡単化およびウエル内のP
N接合のブレークダウン防止のためには共通接続するの
が好ましい。
【0017】本発明によれば、従来のスタックドゲート
型のEEPROMと機能的に等価なEEPROMを標準
のCMOSプロセスで形成でき、したがってプロセスを
変更することなく、EEPROMと、ゲートアレイまた
はマイクロプロセッサなどの論理部とを1つのチップに
簡単に混載できる。また、2個のMOSトランジスタで
1つのセルを形成できる。スタックドゲート型のEEP
ROMよりも集積密度は下がるが、EEPROMは一般
に比較的記憶容量の小さな用途に使われるため、使用チ
ップ面積の点で問題を生じることはない。
型のEEPROMと機能的に等価なEEPROMを標準
のCMOSプロセスで形成でき、したがってプロセスを
変更することなく、EEPROMと、ゲートアレイまた
はマイクロプロセッサなどの論理部とを1つのチップに
簡単に混載できる。また、2個のMOSトランジスタで
1つのセルを形成できる。スタックドゲート型のEEP
ROMよりも集積密度は下がるが、EEPROMは一般
に比較的記憶容量の小さな用途に使われるため、使用チ
ップ面積の点で問題を生じることはない。
【0018】
【実施例】本発明にもとづくEEPROMセルは、互い
に隣接し、かつポリSiゲートに連結されたNMOSトラ
ンジスタおよびPMOSトランジスタとからなる。この
EEPROMセルの一実施例の概略的構造を図1および
図2に示す。
に隣接し、かつポリSiゲートに連結されたNMOSトラ
ンジスタおよびPMOSトランジスタとからなる。この
EEPROMセルの一実施例の概略的構造を図1および
図2に示す。
【0019】各図中において参照符号1はP型半導体基
板、2〜3はNMOSに係わる要素であって、2aはN
+ 拡散ソース領域、2bはN+ 拡散ドレイン領域、3は
ゲート電極である。ここのゲード電極3と基板1との間
にゲート酸化膜(図示せず)が形成されている。また、
参照符号4はNウエルである。さらに、参照符号5a,
5b,6,7はPMOSにかかわる要素であって、5a
および5bはPMOSのソース/ドレイン領域と対応す
るP+ 拡散領域、6はウエル・コンタクトとして働くN
+ 拡散領域、7はゲート電極である。このゲード電極7
とNウエル4との間にゲート酸化膜(図示せず)が形成
されている。図1に示すように、2つのゲート電極3お
よび7は共通に接続され、フローティング・ゲート8を
形成している。図2に示すように、NMOSゲート3と
PMOSゲート7は連続したポリSiゲート電極8とし
て形成することができる。なお、参照符号9はドレイン
端子、10はソース端子である。ウエル・コンタクトと
して働くN+ 領域およびP+ 領域5a,5bはコントロ
ールゲート端子11に共通に接続されている。
板、2〜3はNMOSに係わる要素であって、2aはN
+ 拡散ソース領域、2bはN+ 拡散ドレイン領域、3は
ゲート電極である。ここのゲード電極3と基板1との間
にゲート酸化膜(図示せず)が形成されている。また、
参照符号4はNウエルである。さらに、参照符号5a,
5b,6,7はPMOSにかかわる要素であって、5a
および5bはPMOSのソース/ドレイン領域と対応す
るP+ 拡散領域、6はウエル・コンタクトとして働くN
+ 拡散領域、7はゲート電極である。このゲード電極7
とNウエル4との間にゲート酸化膜(図示せず)が形成
されている。図1に示すように、2つのゲート電極3お
よび7は共通に接続され、フローティング・ゲート8を
形成している。図2に示すように、NMOSゲート3と
PMOSゲート7は連続したポリSiゲート電極8とし
て形成することができる。なお、参照符号9はドレイン
端子、10はソース端子である。ウエル・コンタクトと
して働くN+ 領域およびP+ 領域5a,5bはコントロ
ールゲート端子11に共通に接続されている。
【0020】<書き込み動作>このような構成からなる
EEPROMセルの書き込み動作原理には、NMOSチ
ャネルホットエレクトロン注入(NCHE)とNMOS
FNトンネリング注入(NFN)とがある。
EEPROMセルの書き込み動作原理には、NMOSチ
ャネルホットエレクトロン注入(NCHE)とNMOS
FNトンネリング注入(NFN)とがある。
【0021】まず、図3を参照して、NCHE書き込み
について説明する。N+ 拡散ソース領域2aに接続され
た端子10の電圧をアースレベル、すなわち0Vに、N
+ 拡散ドレイン領域2bに接続された端子9の電圧を正
の中電圧レベルに、そしてP+ 拡散5a,5bおよびN
+ 拡散領域6に接続された制御ノードすなわち制御端子
11の電圧を正の高電圧レベルに保つことによって、N
ウエル4とゲート酸化膜との界面に反転層が形成され、
またP型半導体基板1とゲート酸化膜との界面にも反転
層が形成される。このとき、前者の反転層とゲート電極
7との間の静電容量Cgnと、後者の反転層とゲート電
極3との間の静電容量Cgpとの比によって定まる正の
高電圧がゲート電極3に生ずる。その結果、NMOSは
高伝導状態となり、N+ 拡散ドレイン2b近傍は高電界
領域となるので電界によってホット・エレクトロンを発
生する。電界によって加速された電子がN+ 拡散ドレイ
ン2bからゲート電極3へ注入されてゲート電極3が負
に帯電されるとともに、この電極3に接続されたゲート
電極7も同じに負の電位に帯電される。この電極3と電
極7とからなるフローティングゲート8は他の要素と電
気的に絶縁されているために、そのような帯電状態は長
期間にわたって保存される。
について説明する。N+ 拡散ソース領域2aに接続され
た端子10の電圧をアースレベル、すなわち0Vに、N
+ 拡散ドレイン領域2bに接続された端子9の電圧を正
の中電圧レベルに、そしてP+ 拡散5a,5bおよびN
+ 拡散領域6に接続された制御ノードすなわち制御端子
11の電圧を正の高電圧レベルに保つことによって、N
ウエル4とゲート酸化膜との界面に反転層が形成され、
またP型半導体基板1とゲート酸化膜との界面にも反転
層が形成される。このとき、前者の反転層とゲート電極
7との間の静電容量Cgnと、後者の反転層とゲート電
極3との間の静電容量Cgpとの比によって定まる正の
高電圧がゲート電極3に生ずる。その結果、NMOSは
高伝導状態となり、N+ 拡散ドレイン2b近傍は高電界
領域となるので電界によってホット・エレクトロンを発
生する。電界によって加速された電子がN+ 拡散ドレイ
ン2bからゲート電極3へ注入されてゲート電極3が負
に帯電されるとともに、この電極3に接続されたゲート
電極7も同じに負の電位に帯電される。この電極3と電
極7とからなるフローティングゲート8は他の要素と電
気的に絶縁されているために、そのような帯電状態は長
期間にわたって保存される。
【0022】つぎに、NFN書き込みについて説明す
る。図4に示すように、NMOSトランジスタのN+ 拡
散に接続された端子9,10をアースレベルにし、高電
圧(Vp)を端子11に印加する。この様式は、ゲート
キャパシタンス比(Cgp/Cgn比)が2または3よ
りも大きい値を取る場合に用いられる。この状態で、N
MOSゲート酸化物でFNトンネリングが起こる。多く
のエレクトロンがN+ 拡散2aおよび2bからゲート電
極3に注入される。注入エレクトロン数はVpおよびC
gp/Cgn比によって決定され、Vpの線形関数とし
て表される。したがって、この様式はアナログデータの
保存に用いることが可能である。
る。図4に示すように、NMOSトランジスタのN+ 拡
散に接続された端子9,10をアースレベルにし、高電
圧(Vp)を端子11に印加する。この様式は、ゲート
キャパシタンス比(Cgp/Cgn比)が2または3よ
りも大きい値を取る場合に用いられる。この状態で、N
MOSゲート酸化物でFNトンネリングが起こる。多く
のエレクトロンがN+ 拡散2aおよび2bからゲート電
極3に注入される。注入エレクトロン数はVpおよびC
gp/Cgn比によって決定され、Vpの線形関数とし
て表される。したがって、この様式はアナログデータの
保存に用いることが可能である。
【0023】<読み出し動作>図5を参照して、データ
の読み出し動作原理について説明する。フローティング
ゲート電極8の負の電荷量に依存してNMOSの電気的
伝導度が異なる。読み出し時は、端子10をアースレベ
ルにし、端子9を中電圧レベルにプリチャージし、端子
11に中電圧レベルを印加する。まず、フローティング
ゲート電極に負の電荷が無い場合は、ゲートキャパシタ
ンス比に応じた電圧がゲート電極3に現れて、P型半導
体基板1とゲート酸化膜との界面に反転層が形成され
る。その結果、N+ 拡散ソース2aとN+ 拡散ドレイン
2bとの間に伝導状態が生じてNMOSトランジスタは
ON状態となる。したがって、このことは端子9の電位
変化として検出される。一方、書き込み動作によってフ
ローティングゲート電極3,7が負に帯電している場合
は、端子11の正の中電位ではP型半導体基板1とゲー
ト酸化膜との界面に反転層が形成されないため、N+ 拡
散ソース2aとN+ 拡散ドレイン2bとの間が導通する
ことはない。したがって、NMOSトランジスタはOF
F状態となる。このことは、端子9の電位が変化しない
ことによって検出される。よって、このようなNMOS
トランジスタのON/OFF状態を感知することによっ
てデータの呼び出しが可能となる。
の読み出し動作原理について説明する。フローティング
ゲート電極8の負の電荷量に依存してNMOSの電気的
伝導度が異なる。読み出し時は、端子10をアースレベ
ルにし、端子9を中電圧レベルにプリチャージし、端子
11に中電圧レベルを印加する。まず、フローティング
ゲート電極に負の電荷が無い場合は、ゲートキャパシタ
ンス比に応じた電圧がゲート電極3に現れて、P型半導
体基板1とゲート酸化膜との界面に反転層が形成され
る。その結果、N+ 拡散ソース2aとN+ 拡散ドレイン
2bとの間に伝導状態が生じてNMOSトランジスタは
ON状態となる。したがって、このことは端子9の電位
変化として検出される。一方、書き込み動作によってフ
ローティングゲート電極3,7が負に帯電している場合
は、端子11の正の中電位ではP型半導体基板1とゲー
ト酸化膜との界面に反転層が形成されないため、N+ 拡
散ソース2aとN+ 拡散ドレイン2bとの間が導通する
ことはない。したがって、NMOSトランジスタはOF
F状態となる。このことは、端子9の電位が変化しない
ことによって検出される。よって、このようなNMOS
トランジスタのON/OFF状態を感知することによっ
てデータの呼び出しが可能となる。
【0024】<消去動作>消去動作には、PMOSゲー
トでのFNトンネリング(PFN)による消去と、NM
OSゲートでのFNトンネリング(NFN)による消去
動作とがある。
トでのFNトンネリング(PFN)による消去と、NM
OSゲートでのFNトンネリング(NFN)による消去
動作とがある。
【0025】図6を参照して、PMOSゲートFNトン
ネリングによる消去動作を説明する。
ネリングによる消去動作を説明する。
【0026】この様式はCgp/Cgn比が1より小さ
い場合(ゲート−基板間電圧はNMOSよりもPMOS
の方が大きい)に用いられる。逆の場合は図7に示した
消去動作を用いることが望ましい。
い場合(ゲート−基板間電圧はNMOSよりもPMOS
の方が大きい)に用いられる。逆の場合は図7に示した
消去動作を用いることが望ましい。
【0027】PMOSゲートFNトンネリングによる消
去の場合は、端子9,10をアースレベル(すなわち、
0V)とし、端子11に高電圧Veを印加すると、フロ
ーティングゲート8とP+ 拡散領域5a,5bとの間に
高電界が生じてFNトンネル電流が流れる。その結果、
フローティングゲート8の電荷が除去されてデータが消
去される。
去の場合は、端子9,10をアースレベル(すなわち、
0V)とし、端子11に高電圧Veを印加すると、フロ
ーティングゲート8とP+ 拡散領域5a,5bとの間に
高電界が生じてFNトンネル電流が流れる。その結果、
フローティングゲート8の電荷が除去されてデータが消
去される。
【0028】つぎに、図7を参照してNMOSゲートF
Nトンネリングによる消去動作を説明する。制御端子1
1をアースレベルとし、NMOSトランジスタのN+ 拡
散を高電圧Veとするフローティングゲート8とN+ 拡
散2a,2bとの間に高電界が生じてFNトンネリング
が生じる。その結果、フローテイングゲート8の電荷が
除去されてデータが消去される。
Nトンネリングによる消去動作を説明する。制御端子1
1をアースレベルとし、NMOSトランジスタのN+ 拡
散を高電圧Veとするフローティングゲート8とN+ 拡
散2a,2bとの間に高電界が生じてFNトンネリング
が生じる。その結果、フローテイングゲート8の電荷が
除去されてデータが消去される。
【0029】上記のような構成からなる本発明にもとづ
くEEPROMセルは、通常のCMOS論理LSIの構
造とよく整合し、何等特殊工程を必要とすることなく、
CMOSプロセスによって論理回路等と同一チップ上に
形成することが可能である。
くEEPROMセルは、通常のCMOS論理LSIの構
造とよく整合し、何等特殊工程を必要とすることなく、
CMOSプロセスによって論理回路等と同一チップ上に
形成することが可能である。
【0030】<EEPROMアレイ回路>本発明にもと
づくEEPROMセルを図8に示すような記号で表すこ
とが可能である。図中、参照符号8,9,10および1
1はそれぞれフローティングゲート、ソース端子、ドレ
イン端子およびコントロールゲート端子である。この構
造単位(メモリセル)を行列配置したEEPROMアレ
イ回路の一実施例の基本構成を図9に示す。
づくEEPROMセルを図8に示すような記号で表すこ
とが可能である。図中、参照符号8,9,10および1
1はそれぞれフローティングゲート、ソース端子、ドレ
イン端子およびコントロールゲート端子である。この構
造単位(メモリセル)を行列配置したEEPROMアレ
イ回路の一実施例の基本構成を図9に示す。
【0031】図9では、2本のワード線WLjおよびW
Lj+1が行方向に配列されており、各ワード線にそれ
ぞれ複数のメモリセルが接続されている。すなわち、ワ
ード線WLjは、メモリセル(i,j)U、(i,j)
Lおよび(i+1,j)Uのコントロールゲートに接続
され、一方ワード線WLj+1はメモリセル(i,j+
1)U、(i,j+1)Lおよび(i+1,j+1)U
のコントロールゲートに接続されている。各ワード線は
ワード線電位制御回路に接続されている。さらに、ビッ
ト線BLiおよびBLi+1と、グランド線GL(i−
1,i)およびGL(i,i+1)とが列方向に延びて
いる。ビット線はドレイン端子9に接続され、グランド
線はソース端子8に接続されている。各ビット線は、そ
の両側の2列のメモリセルによって共有されるビット線
を共有する列対のうちの上側の列のメモリセルは添字
「U」により、下側の列のメモリセルは添字「L」によ
り示されている。各グランド線は、異なるビット線に接
続された2列のメモリセルによって共有される。各ビッ
ト線はビット線電位制御およびセンス回路に接続され、
各グランド線はグランド線電位制御回路に接続されてい
る。なお、「グランド線」という用語は、仮想的グラン
ド線を表わし、アースレベルに固定されることを表わす
わけではないことに注意されたい。
Lj+1が行方向に配列されており、各ワード線にそれ
ぞれ複数のメモリセルが接続されている。すなわち、ワ
ード線WLjは、メモリセル(i,j)U、(i,j)
Lおよび(i+1,j)Uのコントロールゲートに接続
され、一方ワード線WLj+1はメモリセル(i,j+
1)U、(i,j+1)Lおよび(i+1,j+1)U
のコントロールゲートに接続されている。各ワード線は
ワード線電位制御回路に接続されている。さらに、ビッ
ト線BLiおよびBLi+1と、グランド線GL(i−
1,i)およびGL(i,i+1)とが列方向に延びて
いる。ビット線はドレイン端子9に接続され、グランド
線はソース端子8に接続されている。各ビット線は、そ
の両側の2列のメモリセルによって共有されるビット線
を共有する列対のうちの上側の列のメモリセルは添字
「U」により、下側の列のメモリセルは添字「L」によ
り示されている。各グランド線は、異なるビット線に接
続された2列のメモリセルによって共有される。各ビッ
ト線はビット線電位制御およびセンス回路に接続され、
各グランド線はグランド線電位制御回路に接続されてい
る。なお、「グランド線」という用語は、仮想的グラン
ド線を表わし、アースレベルに固定されることを表わす
わけではないことに注意されたい。
【0032】つぎに、図10を参照して、図9に示した
EEPROMアレイの動作を説明する。この実施例の場
合、図9のEEPROMアレイは標準の0.8μmCM
OSプロセスにより形成し、ゲート酸化膜厚は150
Å、PMOSおよびNMOSのゲート長は0.8μm、
ゲートキャパシタンス比(Cgp/Cgn)は2/3と
した。PMOSとNMOSのゲートキャパシタンスの差
はゲート幅を変えることによって与えた。
EEPROMアレイの動作を説明する。この実施例の場
合、図9のEEPROMアレイは標準の0.8μmCM
OSプロセスにより形成し、ゲート酸化膜厚は150
Å、PMOSおよびNMOSのゲート長は0.8μm、
ゲートキャパシタンス比(Cgp/Cgn)は2/3と
した。PMOSとNMOSのゲートキャパシタンスの差
はゲート幅を変えることによって与えた。
【0033】図10は、図9のメモリセル(i,j)L
について書き込み,読み出しおよび消去を行う場合も例
示している。この例では、書き込みは図3に関して説明
したNCHE注入により行われ、消去は図6に関して説
明したPFNトンネリング注入により行われる。書き込
み時は、例えば、ワード線WLjに13Vを印加し、ビ
ット線BLiおよびグランド線GL(1i−1,i)に
8Vを印加する。他のビット線およびグランド線はアー
スレベルに保たれる。図9のメモリ構成では、1つのワ
ード線と1つのビット線によって1対のメモリセルが選
択され、この1対のメモリセルのうち、関連するクラン
ド線にアースレベルを受け取るメモリセルが最終的に選
択される。この1対のメモリセルのうちの選択されない
方のメモリセルのグランド線は、このメモリセルへの書
き込みを防止するため、選択されたビット線と同じ電位
にされる。この例では、セル(i,j)Lが選択され、
そのフローティングゲートがNCHE注入により負に充
電される。これにより、一方の2進値、例えば2進1が
セル(i,j)Lに書き込まれる。書き込みの結果、約
5Vのスレッショルド電圧シフトが得られた。他方の2
進値、例えば2進0はフローティングゲートが負に充電
されていないことによって表わされる。
について書き込み,読み出しおよび消去を行う場合も例
示している。この例では、書き込みは図3に関して説明
したNCHE注入により行われ、消去は図6に関して説
明したPFNトンネリング注入により行われる。書き込
み時は、例えば、ワード線WLjに13Vを印加し、ビ
ット線BLiおよびグランド線GL(1i−1,i)に
8Vを印加する。他のビット線およびグランド線はアー
スレベルに保たれる。図9のメモリ構成では、1つのワ
ード線と1つのビット線によって1対のメモリセルが選
択され、この1対のメモリセルのうち、関連するクラン
ド線にアースレベルを受け取るメモリセルが最終的に選
択される。この1対のメモリセルのうちの選択されない
方のメモリセルのグランド線は、このメモリセルへの書
き込みを防止するため、選択されたビット線と同じ電位
にされる。この例では、セル(i,j)Lが選択され、
そのフローティングゲートがNCHE注入により負に充
電される。これにより、一方の2進値、例えば2進1が
セル(i,j)Lに書き込まれる。書き込みの結果、約
5Vのスレッショルド電圧シフトが得られた。他方の2
進値、例えば2進0はフローティングゲートが負に充電
されていないことによって表わされる。
【0034】読み出し時は、セル(i,j)Lと関連す
るビット線BLiは5Vにプリチャージされ、グランド
線GL(i,i+1)はアースレベルに保たれ、グラン
ド線GL(i−1,i)は5Vにされ、ワード線WLj
は5Vにされる。メモリセル(i,j)Uと関連するグ
ランド線GL(i−1,i)を5Vにするのは、このセ
ルが読み出されるのを防止するためである。セル(i,
j)Lのフローティングゲートが負に充電されておら
ず、2進0を記憶している場合は、セル(i,j)Lの
NMOSが導通し、ビット線BLiがこのNMOSを通
して放電する(図10の曲線26)。ビット線BLiの
電位変化はセンス回路によって検出される。セル(i,
j)Lのフローティングゲートが負に充電され、2進1
を記憶している場合はセル(i,j)LのNMOSが導
通せず、ビット線BLiは高レベルのままである(図1
0の曲線28)。セル(i,j)Lが2進0を記憶して
おり且つセル(i,j)Uも2進0を記憶している場合
は、ビット線BLiが放電した時セル(i,j)UのN
MOSも導通し、グランド線GL(i−1,i)が低レ
ベルに放電する(図10の曲線22)。しかしこれは読
み出し動作に何ら影響を与えない。その他の場合グラン
ド線GL(i−1,i)は高レベルを保つ(図10の曲
線24)。
るビット線BLiは5Vにプリチャージされ、グランド
線GL(i,i+1)はアースレベルに保たれ、グラン
ド線GL(i−1,i)は5Vにされ、ワード線WLj
は5Vにされる。メモリセル(i,j)Uと関連するグ
ランド線GL(i−1,i)を5Vにするのは、このセ
ルが読み出されるのを防止するためである。セル(i,
j)Lのフローティングゲートが負に充電されておら
ず、2進0を記憶している場合は、セル(i,j)Lの
NMOSが導通し、ビット線BLiがこのNMOSを通
して放電する(図10の曲線26)。ビット線BLiの
電位変化はセンス回路によって検出される。セル(i,
j)Lのフローティングゲートが負に充電され、2進1
を記憶している場合はセル(i,j)LのNMOSが導
通せず、ビット線BLiは高レベルのままである(図1
0の曲線28)。セル(i,j)Lが2進0を記憶して
おり且つセル(i,j)Uも2進0を記憶している場合
は、ビット線BLiが放電した時セル(i,j)UのN
MOSも導通し、グランド線GL(i−1,i)が低レ
ベルに放電する(図10の曲線22)。しかしこれは読
み出し動作に何ら影響を与えない。その他の場合グラン
ド線GL(i−1,i)は高レベルを保つ(図10の曲
線24)。
【0035】消去時は、ワード線WLiが例えば18V
に駆動され、ビット線およびグランド線はアースレベル
に保たれる。これにより、フローティングゲートの電荷
はPFNトンネリングによって除去される。
に駆動され、ビット線およびグランド線はアースレベル
に保たれる。これにより、フローティングゲートの電荷
はPFNトンネリングによって除去される。
【0036】図10では、書き込みにNCHE注入,消
去にPFNトンネリングを用いたが、ゲートキャパシタ
ンス比に応じて、書き込みにNFNトンネリング注入,
消去にNFNトンネリングを用いることもできる。
去にPFNトンネリングを用いたが、ゲートキャパシタ
ンス比に応じて、書き込みにNFNトンネリング注入,
消去にNFNトンネリングを用いることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したような本発明にもとづくE
EPROMは、通常のCMOS論理LSI構造とよく適
合し、何等特殊工程を必要とすることなく、CMOSプ
ロセスによって論理回路等と同一チップ上に形成するこ
とが可能であり、また2個のMOSトランジスタで1つ
のセルを形成でき、さらにスタックドゲート型のEEP
ROMよりも集積密度は下がるが、EEPROMは一般
に比較的記憶容量の小さな用途に使われるため、使用チ
ップ面積の点で問題を生じることはない。
EPROMは、通常のCMOS論理LSI構造とよく適
合し、何等特殊工程を必要とすることなく、CMOSプ
ロセスによって論理回路等と同一チップ上に形成するこ
とが可能であり、また2個のMOSトランジスタで1つ
のセルを形成でき、さらにスタックドゲート型のEEP
ROMよりも集積密度は下がるが、EEPROMは一般
に比較的記憶容量の小さな用途に使われるため、使用チ
ップ面積の点で問題を生じることはない。
【図1】本発明にもとづくEEPROMセルの一実施例
の概略的構成を説明するための模式的側面図である。
の概略的構成を説明するための模式的側面図である。
【図2】図1に示されたEEPROMセルの概略的構成
を説明するための斜視図である。
を説明するための斜視図である。
【図3】本発明にもとづくEEPROMセルのホットエ
レクトロン注入による書き込み動作を説明するための図
である。
レクトロン注入による書き込み動作を説明するための図
である。
【図4】本発明にもとづくEEPROMセルのFNトン
ネリングによる書き込み動作を説明するための図であ
る。
ネリングによる書き込み動作を説明するための図であ
る。
【図5】本発明にもとづくEEPROMセルの読み出し
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
【図6】本発明にもとづくEEPROMセルのPMOS
FNトンネリングによる消去動作を説明するための図
である。
FNトンネリングによる消去動作を説明するための図
である。
【図7】本発明にもとづくEEPROMセルのNMOS
FNトンネリングによる消去動作を説明するための図
である。
FNトンネリングによる消去動作を説明するための図
である。
【図8】本発明にもとづくEEPROMセルの記号表示
図である。
図である。
【図9】本発明にもとづくEEPROMセルを用いたE
EPROMアレイを説明するための部分回路図である。
EPROMアレイを説明するための部分回路図である。
【図10】図9に示したEEPROMアレイ回路の動作
を説明するための図である。
を説明するための図である。
1 P型半導体基板 2a N+ 拡散ソース領域 2b N+ 拡散ドレイン領域 3 ゲート電極 4 Nウエル 5a P+ 拡散領域 5b P+ 拡散領域 6 N+ 拡散領域 7 ゲート電極 8 多結晶Siゲート電極(フローティングゲート) 9 ドレイン端子 10 ソース端子 11 コントロールゲート端子
Claims (14)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板に形成され、第
2導電型の通電領域およびゲート電極を有する第1MO
Sトランジスタと、 上記基板に設けられた上記第2導電型のウエルと、 上記ウエル上に絶縁層を介して形成されたプレート電極
とを含み、 上記第1のMOSトランジスタのゲート電極および上記
プレート電極が共通に結合されてフローティング・ゲー
トを形成し、上記ウエルがコントロールゲートとして働
くことを特徴とするEEPROMセル。 - 【請求項2】 請求項1において、上記プレート電極に
隣接して上記ウエルに形成された第1導電型の領域を含
むことを特徴とするEEPROMセル。 - 【請求項3】 請求項2において、上記第1MOSトラ
ンジスタの一方および他方の通電領域がビット線および
グランド線にそれぞれ接続され、上記ウエルならびに上
記第1導電型の領域がワード線に共通に接続されている
ことを特徴とするEEPROMセル。 - 【請求項4】 請求項2において、上記ウエルに形成さ
れ、上記第1導電型の通電領域を有する第2MOSトラ
ンジスタを含み、 上記第1導電型の領域が上記第2MOSトランジスタの
少なくとも一方の通電領域であり、上記プレート電極が
上記第2MOSトランジスタのゲート電極であることを
特徴とするEEPROMセル。 - 【請求項5】 請求項4において、上記第1MOSトラ
ンジスタの一方および他方の通電領域がビット線および
グランド線にそれぞれ接続され、上記ウエルならびに上
記第2MOSトランジスタの上記少なくとも一方の通電
領域がワード線に共通に接続されていることを特徴とす
るEEPROMセル。 - 【請求項6】 請求項5において、上記第1導電型がP
型、上記第2導電型がN型、上記第1MOSトランジス
タがNMOSトランジスタ、上記第2MOSトランジス
タがPMOSトランジスタであることを特徴とするEE
PROMセル。 - 【請求項7】 行列に配列された複数のEEPROMセ
ルと、 複数のワード線と、 複数のビット線と、 複数のグランド線とを有し、 各上記メモリ・セルは、第1導電型の半導体基板に形成
され、第2導電型の通電領域およびゲート電極を有する
第1導電型の第1MOSトランジスタと、 上記基板に設けられた第2導電型のウエルと、 上記ウエル上に絶縁層を介して形成されたプレート電極
と、 上記プレート電極に隣接して上記ウエルに形成された第
1導電型の領域とを含み、 上記第1MOSトランジスタのゲート電極および上記プ
レート電極が共通に結合されてフローティング・ゲート
を形成し、 上記ワード線はセル行毎に設けられて、関連するセル行
の上記ウエルおよび上記第1導電型の領域に共通に接続
され、 上記ビット線はセル列対によって共有されて、関連する
列対のセルの上記第1MOSトランジスタの一方の通電
領域に共通に接続され、 上記グランド線は異なるビット線に接続された列対によ
って共有されて、関連する列対のセルの上記第1MOS
トランジスタの他方の通電領域に共通に接続されている
ことを特徴とするEEPROMアレイ。 - 【請求項8】 請求項7において、上記ワード線に接続
されたワード線電位制御手段と、 上記ビット線に接続されたビット線電位制御およびセン
ス手段と、 上記グランド線に接続されたグランド線電位制御手段と
を有することを特徴とするEEPROMアレイ。 - 【請求項9】 請求項7において、上記ウエルに形成さ
れ、上記第1導電型の通電領域を有する第2MOSトラ
ンジスタを含み、 上記第1導電型の領域が上記第2MOSトランジスタの
少なくとも一方の通電領域であり、上記プレート電極が
上記第2MOSトランジスタのゲート電極であることを
特徴とするEEPROMアレイ。 - 【請求項10】 論理回路を有するCMOS論理LSI
チップにして、 上記チップは、その一部の領域に、行列に配列された複
数のEEPROMセルのアレイを含み、 各上記セルは、第1導電型の半導体基板に設けられた第
1導電型の第1MOSトンラジスタと、 上記基板に設けられた第2導電型のウエルと、 上記ウエル上に絶縁層を介して形成されたプレート電極
とを含み、 上記第1MOSトランジスタのゲート電極および上記プ
レート電極が共通に結合されてフローティング・ゲート
を形成し、上記ウエルがコントロールゲートとして働く
ことを特徴とする論理LSIチップ。 - 【請求項11】 請求項10において、上記プレート電
極に隣接して上記ウエルに形成された第1導電型の領域
を含むことを特徴とする論理LSIチップ。 - 【請求項12】 請求項11において、上記第1MOS
トランジスタの一方および他方の通電領域がビット線お
よびグランド線にそれぞれ接続され、上記ウエルおよび
上記第1導電型の領域がワード線に共通に接続されてい
ることを特徴とする論理LSIチップ。 - 【請求項13】 請求項11において、上記ウエルに形
成され、上記第1導電型の通電領域を有する第2MOS
トランジスタを含み、 上記第1導電型の領域が上記第2MOSトランジスタの
少なくとも一方の通電領域であり、上記プレート電極が
上記第2MOSトランジスタのゲート電極であることを
特徴とする論理LSIチップ。 - 【請求項14】 請求項13において、上記第1MOS
トランジスタの一方および他方の通電領域がビット線お
よびグランド線にそれぞれ接続されており、上記ウエル
ならびに上記第2MOSトランジスタの上記少なくとも
一方の通電領域がワード線に共通に接続されていること
を特徴とする論理LSIチップ。
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