JPH06328761A - 熱転写プリンタ装置及びそのプリンティング方法 - Google Patents

熱転写プリンタ装置及びそのプリンティング方法

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JPH06328761A
JPH06328761A JP6102493A JP10249394A JPH06328761A JP H06328761 A JPH06328761 A JP H06328761A JP 6102493 A JP6102493 A JP 6102493A JP 10249394 A JP10249394 A JP 10249394A JP H06328761 A JPH06328761 A JP H06328761A
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JP
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thermal transfer
gradation
temperature
data
pulse width
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JP6102493A
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English (en)
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Sang-Shin Park
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Samsung Electronics Co Ltd
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Samsung Electronics Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
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    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control
    • B41J2/365Print density control by compensation for variation in temperature

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写ヘッドの共通ドロップ及び温度特性に
よる画質劣化をTPHの発熱期間を異にして補償するこ
とにより、画質を改善させ得る熱転写プリンタ装置及び
そのプリンティグ方法を提供する。 【構成】 画像データをライン単位で入力し、階調別の
同時発熱ドット数を検出するドット数計算用メモリ15
2及びドット数計算コントローラ153と、熱転写ヘッ
ドの温度を感知するサーミスタと、検出された階調別の
同時発熱ドット数と熱転写ヘッドの温度とによってスト
ローブ信号のパルス幅を異にし、階調別に一定のエネル
ギーで熱転写ヘッドが発熱するように制御する補正部1
50とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタ装置及び
そのプリンティング方法に係り、特に熱転写ヘッドの共
通ドロップ及び温度特性による画質劣化を補償する熱転
写プリンタ装置及びそのプリンティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、熱転写ヘッド(Thermal Prin
t Head; TPH)を利用してプリンティングを行う機器
としては、熱転写プリンタ,カラー複写機,FAXなど
を挙げることができ、この中で昇華型熱転写プリンタ
は、TPHにエネルギーを印加して、TPHから発熱さ
れるエネルギーによってフィルムに塗布されている燃料
を昇華させ、記録紙に染料が転写される量によって望む
画像や絵をプリントする装置である。
【0003】従来の熱転写プリンタ装置は、図1に示し
たように、フレームメモリ10にはプリンティングする
1フレーム分の画像データが貯蔵される。
【0004】プリンティングが始まると、フレームメモ
リ10からは、プリンティングする1ライン分の画像デ
ータがラインメモリ20に伝送されると同時に、制御用
スイッチ51の第1選択接点a0にも伝送される。ライ
ンメモリ20には、プリンティングする1ライン分の画
像データが、クロック発生器31で発生するクロックに
同期して、アドレスカウンタ32で発生されるアドレス
に基づいて貯蔵される。階調カウンタ33では、画像デ
ータが8ビットで表現される場合、0乃至255階調の
データを発生させて、比較器34の入力信号として出力
する。
【0005】ラインメモリ20からデータを読み出して
実際にTPH40でプリンティングする時は、階調別に
プリンティングをするようになる。例えば、画像データ
が8ビットだとすれば0から255までの階調レベルを
示すことができ、TPH40ではそれぞれのピクセルに
対して1階調から255階調まで255種類のプリンテ
ィングをするようになる。階調カウンタ33も1から2
55まで増加し、階調カウンタ33の出力とラインメモ
リ20の8ビットの画像データとは、比較器34で階調
比較が行なわれるようになる。その結果、比較器34の
出力は“ハイ”または“ロー”となりTPH40のドッ
トを発熱させたり発熱させなかったりする。
【0006】一方、制御用スイッチ51と、ドット数計
算用メモリ52と、ドット数計算コントロ−ラ53と、
共通ドロップ補正ROM54と、ストローブ信号発生器
55とは、TPH40の共通ドロップによる画質劣化を
補償するための共通ドロップ補正部50を構成する。ま
た、A/D変換器61と、温度補正ROM62と、SM
PS(Switching Mode Power Supply)より構成される電
源部63と、図2に示したようにTPH40の発熱体の
後面に付着された温度検出サーミスタとは、TPH40
の温度変化による画質変化を補償するための温度補正部
60を構成する。
【0007】ここで、TPHの共通ドロップ(common d
rop)というのは、TPH40の内部に存在する寄生抵抗
成分のため電圧低下が発生することをいうが、このよう
な電圧降下のためにTPH40の各ドットに印加される
エネルギーが変動することとなり、このため結果的に画
質劣化が発生するようになる。
【0008】即ち、各発熱体に印加する電圧をV、印加
時間をTとすれば、印加されるエネルギー(Energy) E
を下記の式(1)に示すことができる。
【0009】 E=(V2 /R)×T …(1) ところが、かかる共通ドロップ現象は、電圧降下値がT
PH40の1ラインの同時発熱ドット数にほぼ比例する
特性を有している。即ち、同時発熱ドット数が多いほど
TPH40の内部の電圧降下が多く発生して、実際にT
PH40のドットに印加されるエネルギーが小さくな
り、このためプリンティング濃度が下がり、同時発熱ド
ット数が少ない時に比して薄くプリンティングされるこ
とになる。この共通ドロップと同時発熱ドット数との比
例関係を利用して、共通ドロップによる画質劣化をスト
ローブ信号の発熱期間を調節し、共通ドロップ補正部5
0で補正している。
【0010】一方、TPH40は電気的なエネルギーを
抵抗を通じて熱エネルギーに変換させプリンティングを
行うが、同一な量の電気的なエネルギーを印加しても、
TPH40の各ドットで実際に発生する熱は、周囲温度
(外部温度)や熱転写ヘッドに発生する蓄熱現象によっ
て変化するようになり、従ってプリンティング濃度が異
なるようになる。
【0011】このようなTPH40の温度変化による画
質劣化を補正するために、TPH40の発熱体基板直ぐ
後面にTPH40の温度を検出し得るサ−ミスタを装着
し、その検出された温度をA/D変換器61でデジタル
温度データに変換させ、温度補正ROM62では、検出
された現在のTPH40の温度データが設定温度より高
いと現在の温度データより低く、設定温度より低いと現
在の温度データより高く適当にデータを変換させる。そ
の変換された温度データにより、電源部63のSMPS
ではTPH40に印加する電圧を変化させ、TPH40
の印加エネルギーを変化している。
【0012】即ち、SMPSでは、入力された温度デー
タに従いTPH40に印加する電圧を変化させる。例え
ば、温度が高ければ電圧を少し下げ、温度が低ければ電
圧を高くして、温度変化による画質変化を補正するよう
になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、TPH
40の温度を補正するための温度補正部60は、電源部
63のSMPSの内部に入力された温度データによって
電圧を変化させうる制御回路が要求され、温度データを
伝送するためのコネクタを必要とする問題点がある。
【0014】前述した問題点を克服するため、本発明の
目的は、SMPSの電圧を変化させる代わりに、共通ド
ロップ補正のようにTPHの発熱期間を調整することに
よりTPHの温度を補正する熱転写プリンタ装置及びそ
のプリンティング方法を提供することである。
【0015】本発明の他の目的は、TPHの発熱期間内
に共通ドロップ補正による発熱期間と温度補正による発
熱期間とを割り振って、共通ドロップ及び温度を補正す
る熱転写プリンタ装置及びそのプリンティング方法を提
供することである。
【0016】本発明のさらに他の目的は、共通ドロップ
及び温度補正のための1つのROMを用いてTPHの発
熱期間を調整することにより、共通ドロップ及び温度を
補正する熱転写プリンタ装置及びそのプリンティング方
法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明の熱転写プリンタ装置は、画像データをライ
ン単位で予め設定された階調値と階調比較した後に、熱
転写ヘッドによってプリンティングを行う熱転写プリン
タ装置において、前記画像データをライン単位で入力
し、階調別の同時発熱ドット数を検出する第1検出手段
と、前記熱転写ヘッドの温度を感知する第2検出手段
と、前記第1検出手段で検出された階調別の同時発熱ド
ット数と前記第2検出手段で検出された前記熱転写ヘッ
ドの温度とに対応して、ストローブパルスのパルス幅を
異にし、階調別に一定のエネルギーで前記熱転写ヘッド
が発熱するように制御する補正手段とを含むことを特徴
とする。
【0018】又、本発明の熱転写プリンタ装置は、信号
入力源から入力された画像信号を赤,緑,青信号に変換
するための画像信号処理回路と、前記画像信号処理回路
で信号処理された信号をディスプレーするための画像表
示回路と、前記画像信号処理回路で信号処理された信号
をライン単位で予め設定された階調値と階調比較した後
に、熱転写ヘッドによってプリンティングを行うプリン
ト制御回路とを具備した熱転写プリンタ装置において、
前記プリント制御回路は、前記画像信号処理回路で信号
処理された画像信号がライン単位で貯蔵されるラインメ
モリと、前記ラインメモリに貯蔵された画像信号を予め
設定された階調値と階調比較した後に、階調比較した画
像信号を発熱データとして前記熱転写ヘッドに伝送する
TPH制御部と、前記画像データをライン単位で入力し
て階調別の同時発熱ドット数を検出し、検出された同時
発熱ドット数に対応して、前記熱転写ヘッドの発熱期間
を制御する第1ストローブ信号を出力する第1補正手段
と、前記熱転写ヘッドの温度を感知して、感知された温
度に従い前記熱転写ヘッドの発熱期間を制御する第2ス
トローブ信号を出力する第2補正手段と、前記第1補正
手段から出力される第1ストローブ信号と第2補正手段
から出力される第2ストローブ信号とを加算する加算手
段と、前記加算手段で加算されたデータに従い前記スト
ローブ信号のパルス幅を変化させ、パルス幅が変わった
ストローブ信号を前記熱転写ヘッドに出力する発熱時間
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0019】ここで、前記発熱時間制御手段では、階調
別の同時発熱ドット数による発熱パルス幅と温度による
発熱パルス幅との和に対応するパルス幅を有するストロ
ーブ信号を発生して、そのストローブ信号を前記熱転写
ヘッドに出力する。また、前記ストローブ信号の発熱パ
ルス幅は、熱転写プリンタ装置で予め設定したTPHに
印加するストローブパルス幅の最小値と最大値とを逸脱
しないように設定される。また、前記第1補正手段は、
1フレーム分の画像データ中の1ライン分の画像データ
を入力し、階調別の同時発熱ドット数を計算した値が貯
蔵されるドット数計算用メモリと、前記1フレーム分の
画像データ値とそれに対応する階調以内の階調群のデー
タ値を加えて加算されたデータ値群を、前記ドット数計
算用メモリの各階調アドレスに貯蔵されるように制御す
るドット数計算コントローラと、前記ドット数計算用メ
モリから出力される同時発熱ドット数が基準値より多い
とストローブ信号のパルス幅を長くし、前記基準値より
少ないとストローブ信号のパルス幅を短くする、第1ス
トローブ信号のデータ値が貯蔵された共通ドロップ補正
ROMとを含む。また、前記第2補正手段は、TPHの
発熱体基板の後面に付着された温度センサと、前記温度
センサから出力される温度をデジタル信号に変換するA
/D変換器と、前記A/D変換器の出力によって検出さ
れた現在の温度データが設定温度より高いと現在の温度
データより低く、前記設定温度より低いと現在の温度デ
ータより高く変換する、第2ストローブ信号のデータが
貯蔵された温度補正ROMとを含む。
【0020】又、本発明の熱転写プリンタ装置は、信号
入力源から画像信号を流入して赤,緑,青信号に変換す
るための画像信号処理回路と、前記画像信号処理回路で
信号処理された信号をディスプレイするための画像表示
回路と、前記画像信号処理回路で信号処理された信号を
ライン単位で予め設定された階調値と階調比較後に、熱
転写ヘッド(TPH)によってプリンティングを行うプ
リント制御回路を具備した熱転写プリンタ装置におい
て、前記プリント制御回路は、前記画像信号処理回路か
ら信号処理された画像信号がライン単位で貯蔵されるラ
インメモリと、前記ラインメモリに貯蔵された画像信号
と予め設定された階調値とを階調比較した後に、階調比
較した画像信号を発熱データとして前記熱転写ヘッドに
伝送するTPH制御部と、前記画像信号処理回路で処理
されたライン分の画像信号を入力し、階調別の同時発熱
ドット数を検出する第1検出手段と、前記TPHの温度
を検出する第2検出手段と、前記第1及び第2検出手段
から出力されるデータに従い、前記TPHの発熱期間を
制御するストローブデータが貯蔵された共通ドロップ補
正及び温度補正用メモリと、前記共通ドロップ補正及び
温度補正用メモリから出力されるストローブデータによ
って前記TPHの発熱期間を制御する発熱期間制御部と
を備えることを特徴とする。
【0021】ここで、前記発熱時間制御部では、前記メ
モリに貯蔵された階調別の同時発熱ドット数による発熱
パルス幅と温度による発熱パルス幅との和に対応するパ
ルス幅を有するストローブ信号を発生し、そのストロー
ブ信号を前記熱転写ヘッドに出力する。また、前記第1
検出手段は、1フレーム分の画像データ中の1ライン分
の画像データを入力して、階調別の同時発熱ドット数を
計算した値が貯蔵されるドット数計算用メモリと、前記
1フレーム分の画像データ値とそれに対応する階調以内
の階調群のデータ値を加えて、加算されたデータ値群を
前記ドット数計算用メモリの各階調アドレスに貯蔵され
るように制御するドット数計算コントローラとを含む。
また、前記第2検出手段は、TPHの発熱体基板の後面
に付着された温度センサと、前記温度センサから出力さ
れる温度をデジタル信号に変換するA/D変換器とを含
む。
【0022】又、本発明の熱転写プリンティング方法
は、熱転写ヘッドによってプリンティングを行う熱転写
プリンティング方法において、画像データをフレーム単
位で貯蔵する第1貯蔵過程と、前記第1貯蔵過程で貯蔵
されたデータをライン単位で読み出して貯蔵する第2貯
蔵過程と、前記第1貯蔵過程でデータをライン単位で入
力し、階調別の同時発熱ドット数を検出する第1検出過
程と、前記熱転写ヘッドの温度を感知する第2検出過程
と、前記第1検出過程から検出された階調別の同時発熱
ドット数と前記第2検出過程から検出された前記熱転写
ヘッドの温度とによって、ストローブ信号のパルス幅を
異にして、階調別に一定のエネルギーで前記熱転写ヘッ
ドが発熱するように制御するストローブ信号を発生する
発熱制御過程と、前記第2貯蔵過程で貯蔵されたライン
単位の画像データを予め設定された階調値と階調比較し
た後に、前記発熱制御過程で発生するストローブ信号の
パルス幅区間の間、熱転写ヘッドによってプリンティン
グを行うように制御するプリンティング過程とを備える
ことを特徴とする。
【0023】又、本発明の熱転写プリンティング方法
は、熱転写ヘッドによってプリンティングを行う熱転写
プリンティング方法において、階調別の同時発熱ドット
数を検出する第1検出過程と、前記熱転写ヘッドの温度
を感知する第2検出過程と、前記第1検出過程から検出
された階調別の同時発熱ドット数と前記第2検出過程か
ら検出された前記熱転写ヘッドの温度とに対応して、ス
トローブ信号のパルス幅を異にして、階調別に一定のエ
ネルギーで前記熱転写ヘッドが発熱するように制御する
ストローブ信号を発生する発熱制御過程と、前記発熱制
御過程で発生するストローブ信号のパルス幅区間の間、
熱転写ヘッドによってプリンティングを行うように制御
するプリンティング過程とを備えることを特徴とする。
【0024】
【作用】本発明の熱転写プリンタ装置及びそのプリンテ
ィング方法は、階調別の同時発熱ドット数と検出された
熱転写ヘッドの温度とに対応して、ストローブ信号のパ
ルス幅を異にして、階調別に一定のエネルギーで前記熱
転写ヘッドが発熱するように制御することにより、TP
Hの共通ドロップ及び温度特性による画質劣化を防ぎ、
画質を改善する。
【0025】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明の実施例
を詳細に説明する。
【0026】本発明による熱転写プリンタ装置の第1実
施例では、図3に示したように、流入される画像信号を
フレーム単位で貯蔵するフレームメモリ110と、フレ
ームメモリ110の出力をライン単位で貯蔵するライン
メモリ120と、ラインメモリ120からの画像データ
を予め設定された階調値と階調比較するTPH制御部1
30と、TPH140と、ストローブ信号の発熱期間中
に、階調別の同時発熱ドット数に従う共通ドロップ補正
のための発熱期間とTPH140の周囲温度と蓄熱現象
による温度補正のための発熱期間とを設け、共通ドロッ
プと温度変化とを補正する補正部150とから構成され
る。
【0027】本発明の第2実施例では、図5に示したよ
うに、1つの共通ドロップ補正及び温度補正用ROMを
使用して発熱期間を異にして、共通ドロップ及び温度を
補正する補正部250を除いて、フレームメモリ21
0,ラインメモリ220,TPH制御部230,TPH
240の構成は、図3と同様である。
【0028】次いで、本発明の実施例による熱転写プリ
ンタ装置の動作を説明する。
【0029】図3に示した熱転写プリンタ装置の構成要
素中で、フレームメモリ110,ラインメモリ120,
TPH制御部130,TPH140の動作に対しては、
図1に示されたフレームメモリ10,ラインメモリ2
0,TPH制御部30,TPH40に言及されているの
で省略し、ここでは補正部150を中心に図4を結び付
けて説明する。
【0030】図3を参照すれば、フレームメモリ110
から読み出された1ライン分のデータは、ラインメモリ
120に伝送されると同時に、制御用スイッチ151の
第1選択接点a1を通じてドット数計算用メモリ152
のアドレス端子(ADDR) に伝送される。ここで、ドット
数計算用メモリ152は階調別の同時発熱ドット数を計
算するためのものである。
【0031】ドット数計算用メモリ152のアドレス端
子(ADDR) には、1ライン分のデータ数ほどアドレスが
指定される。アドレスが指定される毎に、その指定され
たアドレスにドット数計算コントローラ153から出力
される記入制御信号によってデータが記入される。ここ
で、ドット数計算コントローラ153は階調別の同時発
生ドット数を計算することを制御するためのものであ
る。
【0032】例えば、画像データが8ビットで構成され
ており、1ラインのドット数が1000個より構成され
ている時、いずれか1ライン分のデータ中で、1階調デ
ータが100個,5階調データが50個,235階調デ
ータが850個で構成されているとすると、階調別の同
時発熱ドット数を計算するドット数計算用メモリ152
のアドレス1には100,アドレス5には50,アドレ
ス235には850というデータが貯蔵され、残りのア
ドレスには該当されるデータがないのでデータ値として
“0”が貯蔵される。即ち、ドット数計算コントローラ
153では、まず、いずれか1ライン中の各階調別に何
個のデータが入力されたかが計算される。
【0033】その次には、階調別の同時発熱ドット数を
計算をするようになる。これに対してさらに詳細に説明
すれば下記の通りである。
【0034】ドット数計算メモリ152のアドレス1に
はアドレス1からアドレス255までに貯蔵されたデー
タを全部加えて記入し、アドレス2にはアドレス2から
アドレス255までに貯蔵されたデータを全部加えて記
入し、アドレス254にはアドレス254とアドレス2
55とに貯蔵されたデータを加えて記入し、アドレス2
55には直前に貯蔵したデータがそのまま置かれる。
【0035】前記のような方法で階調別の同時発熱ドッ
ト数を計算する。このように計算をする理由は、階調別
プリンティングをするので、1階調プリンティングを行
う時は階調カウンタ133の値は“1”になり、比較器
134では1ライン分のデータ中から1階調以上(即ち
1から255階調の間)のデータは全部“ハイ”レベル
で出力されて、発熱プリンティングされるようにし、2
階調プリンティング時は階調カウンタ133の値は
“2”となり、2階調以上(即ち2から255階調の
間)に該当するデータは全部発熱プリンティングされる
ようにし、254階調プリンティング時は階調カウンタ
133の値は“254”になり、254階調以上(即ち
254,255階調)のデータは全部発熱プリンティン
グされるようにし、その後255階調に該当されるデー
タが発熱するようにし、1ラインプリンティングを終了
するからである。
【0036】一方、ラインメモリ120から1ライン分
の画像データを読み出して階調別プリンティングを行う
時、制御用スイッチ151が第2選択接点b1に短絡さ
れて、階調カウンタ133で発生される階調データがド
ット数計算メモリ152のアドレス信号として入力さ
れ、前記のようなドット数の計算過程を通じてドット数
計算メモリ152の前記アドレスに貯蔵されたデータが
読み出される。
【0037】ドット数計算メモリ152では階調別に同
時発熱ドット数が貯蔵されているので、階調別の同時発
熱ドット数に対応するアドレスをアクセスして、共通ド
ロップ補正ROM154から補正されたデータを加算器
157を通じてストローブ信号発生器158に伝送す
る。
【0038】ストローブ信号発生器158は、共通ドロ
ップ補正ROM154から出力されたデータによってス
トローブ信号のパルス幅を変化させ、変化されたストロ
ーブ信号をTPH140に伝送して、TPH140の発
熱期間を制御する。ストローブ信号のパルス幅に対応し
てTPH140への印加エネルギーが変わる。例えば、
ストローブ信号のパルス幅が長いほどエネルギーか多く
印加されるので、階調別の同時発熱ドット数が多いほど
ストローブ信号のパルス幅を長くして、共通ドロップに
よるエネルギーの低下を補正するようになる。
【0039】一方、TPH140の発熱体基板の直ぐ後
面に装着されている温度検出サーミスタ(図示せず)か
ら現在のTPH140の温度が検出され、A/D変換器
155でデジタルデータに変換されて温度補正ROM1
56に送られる。温度補正ROM156では、入力され
た温度データによって最適の温度補正になるように、即
ち、TPH140の温度データが設定温度より高ければ
現在の温度データより低く、設定温度より低ければ現在
の温度データより高く適当にデータを変換させるよう
に、ストローブ信号発生器158の入力条件に合うよう
に適切にデータを変換させて補正する。
【0040】加算器157では、共通ドロップ補正RO
M154と温度補正ROM155とで補正されたデータ
を加えた結果をストローブ信号発生器158に伝送し、
ストローブ信号のパルス幅を変化させ、変わったストロ
ーブ信号によって共通ドロップ補正と温度補正とを同時
に行う。
【0041】ストローブ信号のパルス幅は、ストローブ
信号発生器158に入力されるデータ値に比例する。即
ち、データ値が大きくなるほどストローブ信号のパルス
幅は長くなり、TPH140に印加されるエネルギーは
ストローブ信号のパルス幅に比例して増加する。
【0042】図4に示したように、A1 は1階調をプリ
ントする時の階調別の同時発熱ドット数を考慮した共通
ドロップ補正のためのパルス幅であり、A2 は2階調を
プリントする時の共通ドロップ補正のためのパルス幅で
あり、A255 は255階調をプリントする時の共通ドロ
ップの補正のためのパルス幅である。
【0043】B1 は1階調をプリントする時の温度補正
のためのパルス幅であり、B2 は2階調をプリントする
時の温度補正のためのパルス幅であり、B255 は255
階調をプリントする時の温度補正のためのパルス幅であ
る。ここで、温度補正のためのパルス幅、即ち階調別B
1 乃至B255 は1ラインをプリントする時は同一な補正
パルス幅を有することもある。
【0044】このストローブ信号のパルス幅の最大値と
最小値とは、熱転写プリンタ装置のシステム特性に合わ
せて定められる。ここで、どんな昇華型熱転写プリンタ
装置におけるストローブ信号のパルス幅の最大値と最小
値とのスペックを逸脱しないように、ストローブ信号発
生器158に入力されるデータ値を設定することが、極
めて重要である。
【0045】何故ならば、ストローブ信号のパルス幅
は、TPH140に印加されるエネルギーの1要因(前
記式参照)である。従って、あるシステムで最適の画質
を得るために設定されていたTPHへの印加エネルギー
のスペックに対し、このスペックを超えたまたはこのス
ペックに到らない場合には、最適の画質が得られないの
みならず、TPHにも損傷を及ぼすことがある。従っ
て、このようなストローブ信号のパルス幅の最大値と最
小値とを考慮し、ストローブ信号発生器158に入力さ
れるデータ値は最大値と最小値とを逸脱しない所定の範
囲内で、最適の共通ドロップ補正と温度補正とがなされ
るように設定すべきである。
【0046】まず、温度補正のための温度補正ROM1
56の出力値は、システムで設定したTPHの温度が下
限値(一番低い値)である時に最大値が出るように設定
する。何故ならば、TPH温度が上がるほどプリンティ
ングの濃度は高くなるので、このような状態を補償する
ため、TPH温度が上がるほど小さいエネルギーを印加
しなければならないからである。
【0047】一方、共通ドロップ補正ROM154で出
力される階調別の1ライン同時発熱ドット数が多いほ
ど、共通ドロップ補正ROM154,加算器157及び
ストローブ信号発生器158を通じTPH140に印加
される電圧は低くなり、結果的にプリンティング濃度が
下がる。
【0048】前記のように設定された温度補正に関する
データ値と共通ドロップ補正に関するデータ値とは、そ
れぞれの最大値を加えた場合の値がシステムで設定した
ストローブ信号のパルス幅の最大値以下となるように
し、反対にそれぞれの最小値を加えた場合の値がシステ
ムで設定したストローブ信号のパルス幅の最小値以上と
なるようにすべきである。
【0049】図5は、本発明による熱転写プリンタ装置
の第2実施例によるブロック図であり、図3と比較して
相異する部分である補正部250を中心に説明する。
【0050】図5を参照すれば、図3に示した共通ドロ
ップ補正ROM154と温度補正ROM156とを別に
設けず、また加算器157も使わない。しかし、図3と
同一の結果を得るため、それぞれの共通ドロップ補正デ
ータ及び温度補正データが、共通ドロップ補正及び温度
補正ROM255で加算された結果となるようにプログ
ラミングされていれば、ROMを1つ使用するだけで、
本発明の効果を達成出来る。尚、本例のようにすれば、
単に両補正を加算するだけでなく、共通ドロップ補正と
温度補正とを最適に組み合わせることも可能である。
【0051】即ち、図6に示したように共通ドロップ補
正及び温度補正ROM255は、階調別同時発熱のドッ
ト数計算用メモリ252から出力される階調別の同時発
熱ドット数と、A/D変換器254から出力される現在
のTPH240の温度とによって、ストローブ信号のパ
ルス幅を異にするデータが貯蔵されている。共通ドロッ
プ補正及び温度補正ROM255から出力される補正デ
ータに従い、ストローブ信号発生器256で該当パルス
幅を有するストローブ信号を発生させる。
【0052】このストローブ信号のパルス幅は、図7に
示されたように、C1 は1階調をプリントする時の共通
ドロップ補正及び温度補正用ROM255から出力され
る補正データのパルス幅であり、C2 は2階調をプリン
トする時の共通ドロップ補正及び温度補正用ROM25
5から出力される補正データのパルス幅であり、C25 5
は255階調をプリントする時の共通ドロップ補正及び
温度補正用ROM255から出力される補正データのパ
ルス幅である。
【0053】尚、図4及び図7におけるパルス幅は模式
的に示しただけであり、実際の補正されたパルス幅を表
わしたものではない。又、本発明はカラープリントを行
う熱転写プリンタ装置に適用でき、この場合に熱転写プ
リンタ装置は、例えば信号入力源から入力された画像信
号を赤,緑,青信号に変換するための画像信号処理回路
と、前記画像信号処理回路で信号処理された信号をディ
スプレーするための画像表示回路と、前記画像信号処理
回路で信号処理された信号をライン単位で予め設定され
た階調値と階調比較した後に、熱転写ヘッドによってプ
リンティングを行うプリント制御回路とを具備するもの
等である。
【0054】
【発明の効果】本発明による熱転写プリンタ装置及びそ
のプリンティング方法は、TPHの温度補正をSMPS
の電圧を変化させず、共通ドロップ補正のようにTPH
発熱期間を調節して補正することにより、電源部のSM
PS内部に入力された温度データによって、電圧を変化
させうる制御回路及び温度データを伝送するためのコネ
クタを必要としないので、ハードウェア量が減少できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の熱転写プリンタ装置を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示した熱転写ヘッドに付着されたサーミ
スタを説明するための概略図である。
【図3】本発明による熱転写プリンタ装置の第1実施例
によるブロック図である。
【図4】図3に示したストローブ信号発生器から発生さ
れるストローブ信号を説明するための図である。
【図5】本発明による熱転写プリンタ装置の第2実施例
によるブロック図である。
【図6】図5に示した共通ドロップ補正及び温度補正R
OMを説明するための図である。
【図7】図5に示したストローブ信号発生器から発生さ
れるストローブ信号を説明するための図である。
【符号の説明】
110,210 フレームメモリ 120,220 ラインメモリ 130,230 TPH制御部 140,240 TPH 150,250 補正部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データをライン単位で予め設定され
    た階調値と階調比較した後に、熱転写ヘッドによってプ
    リンティングを行う熱転写プリンタ装置において、 前記画像データをライン単位で入力し、階調別の同時発
    熱ドット数を検出する第1検出手段と、 前記熱転写ヘッドの温度を感知する第2検出手段と、 前記第1検出手段で検出された階調別の同時発熱ドット
    数と前記第2検出手段で検出された前記熱転写ヘッドの
    温度とに対応して、ストローブパルスのパルス幅を異に
    し、階調別に一定のエネルギーで前記熱転写ヘッドが発
    熱するように制御する補正手段とを含むことを特徴とす
    る熱転写プリンタ装置。
  2. 【請求項2】 信号入力源から入力された画像信号を
    赤,緑,青信号に変換するための画像信号処理回路と、
    前記画像信号処理回路で信号処理された信号をディスプ
    レーするための画像表示回路と、前記画像信号処理回路
    で信号処理された信号をライン単位で予め設定された階
    調値と階調比較した後に、熱転写ヘッドによってプリン
    ティングを行うプリント制御回路とを具備した熱転写プ
    リンタ装置において、 前記プリント制御回路は、 前記画像信号処理回路で信号処理された画像信号がライ
    ン単位で貯蔵されるラインメモリと、 前記ラインメモリに貯蔵された画像信号を予め設定され
    た階調値と階調比較した後に、階調比較した画像信号を
    発熱データとして前記熱転写ヘッドに伝送するTPH制
    御部と、 前記画像データをライン単位で入力して階調別の同時発
    熱ドット数を検出し、検出された同時発熱ドット数に対
    応して、前記熱転写ヘッドの発熱期間を制御する第1ス
    トローブ信号を出力する第1補正手段と、 前記熱転写ヘッドの温度を感知して、感知された温度に
    従い前記熱転写ヘッドの発熱期間を制御する第2ストロ
    ーブ信号を出力する第2補正手段と、 前記第1補正手段から出力される第1ストローブ信号と
    第2補正手段から出力される第2ストローブ信号とを加
    算する加算手段と、 前記加算手段で加算されたデータに従い前記ストローブ
    信号のパルス幅を変化させ、パルス幅が変わったストロ
    ーブ信号を前記熱転写ヘッドに出力する発熱時間制御手
    段とを備えることを特徴とする熱転写プリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱時間制御手段では、階調別の同
    時発熱ドット数による発熱パルス幅と温度による発熱パ
    ルス幅との和に対応するパルス幅を有するストローブ信
    号を発生して、そのストローブ信号を前記熱転写ヘッド
    に出力することを特徴とする請求項2記載の熱転写プリ
    ンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記ストローブ信号の発熱パルス幅は、
    熱転写プリンタ装置で予め設定したTPHに印加するス
    トローブパルス幅の最小値と最大値とを逸脱しないよう
    に設定されることを特徴とする請求項3記載の熱転写プ
    リンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1補正手段は、 1フレーム分の画像データ中の1ライン分の画像データ
    を入力し、階調別の同時発熱ドット数を計算した値が貯
    蔵されるドット数計算用メモリと、 前記1フレーム分の画像データ値とそれに対応する階調
    以内の階調群のデータ値を加えて加算されたデータ値群
    を、前記ドット数計算用メモリの各階調アドレスに貯蔵
    されるように制御するドット数計算コントローラと、 前記ドット数計算用メモリから出力される同時発熱ドッ
    ト数が基準値より多いとストローブ信号のパルス幅を長
    くし、前記基準値より少ないとストローブ信号のパルス
    幅を短くする、第1ストローブ信号のデータ値が貯蔵さ
    れた共通ドロップ補正ROMとを含むことを特徴とする
    請求項2記載の熱転写プリンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記第2補正手段は、 TPHの発熱体基板の後面に付着された温度センサと、 前記温度センサから出力される温度をデジタル信号に変
    換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力によって検出された現在の温度
    データが設定温度より高いと現在の温度データより低
    く、前記設定温度より低いと現在の温度データより高く
    変換する、第2ストローブ信号のデータが貯蔵された温
    度補正ROMとを含むことを特徴とする請求項2記載の
    熱転写プリンタ装置。
  7. 【請求項7】 信号入力源から画像信号を流入して赤,
    緑,青信号に変換するための画像信号処理回路と、前記
    画像信号処理回路で信号処理された信号をディスプレイ
    するための画像表示回路と、前記画像信号処理回路で信
    号処理された信号をライン単位で予め設定された階調値
    と階調比較後に、熱転写ヘッド(TPH)によってプリ
    ンティングを行うプリント制御回路を具備した熱転写プ
    リンタ装置において、 前記プリント制御回路は、 前記画像信号処理回路から信号処理された画像信号がラ
    イン単位で貯蔵されるラインメモリと、 前記ラインメモリに貯蔵された画像信号と予め設定され
    た階調値とを階調比較した後に、階調比較した画像信号
    を発熱データとして前記熱転写ヘッドに伝送するTPH
    制御部と、 前記画像信号処理回路で処理されたライン分の画像信号
    を入力し、階調別の同時発熱ドット数を検出する第1検
    出手段と、 前記TPHの温度を検出する第2検出手段と、 前記第1及び第2検出手段から出力されるデータに従
    い、前記TPHの発熱期間を制御するストローブデータ
    が貯蔵された共通ドロップ補正及び温度補正用メモリ
    と、 前記共通ドロップ補正及び温度補正用メモリから出力さ
    れるストローブデータによって前記TPHの発熱期間を
    制御する発熱期間制御部とを備えることを特徴とする熱
    転写プリンタ装置。
  8. 【請求項8】 前記発熱時間制御部では、前記メモリに
    貯蔵された階調別の同時発熱ドット数による発熱パルス
    幅と温度による発熱パルス幅との和に対応するパルス幅
    を有するストローブ信号を発生し、そのストローブ信号
    を前記熱転写ヘッドに出力することを特徴とする請求項
    7記載の熱転写プリンタ装置。
  9. 【請求項9】 前記第1検出手段は、 1フレーム分の画像データ中の1ライン分の画像データ
    を入力して、階調別の同時発熱ドット数を計算した値が
    貯蔵されるドット数計算用メモリと、 前記1フレーム分の画像データ値とそれに対応する階調
    以内の階調群のデータ値を加えて、加算されたデータ値
    群を前記ドット数計算用メモリの各階調アドレスに貯蔵
    されるように制御するドット数計算コントローラとを含
    むことを特徴とする請求項8記載の熱転写プリンタ装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第2検出手段は、 TPHの発熱体基板の後面に付着された温度センサと、 前記温度センサから出力される温度をデジタル信号に変
    換するA/D変換器とを含むことを特徴とする請求項7
    記載の熱転写プリンタ装置。
  11. 【請求項11】 熱転写ヘッドによってプリンティング
    を行う熱転写プリンティング方法において、 画像データをフレーム単位で貯蔵する第1貯蔵過程と、 前記第1貯蔵過程で貯蔵されたデータをライン単位で読
    み出して貯蔵する第2貯蔵過程と、 前記第1貯蔵過程でデータをライン単位で入力し、階調
    別の同時発熱ドット数を検出する第1検出過程と、 前記熱転写ヘッドの温度を感知する第2検出過程と、 前記第1検出過程から検出された階調別の同時発熱ドッ
    ト数と前記第2検出過程から検出された前記熱転写ヘッ
    ドの温度とによって、ストローブ信号のパルス幅を異に
    して、階調別に一定のエネルギーで前記熱転写ヘッドが
    発熱するように制御するストローブ信号を発生する発熱
    制御過程と、 前記第2貯蔵過程で貯蔵されたライン単位の画像データ
    を予め設定された階調値と階調比較した後に、前記発熱
    制御過程で発生するストローブ信号のパルス幅区間の
    間、熱転写ヘッドによってプリンティングを行うように
    制御するプリンティング過程とを備えることを特徴とす
    る熱転写プリンティング方法。
  12. 【請求項12】 熱転写ヘッドによってプリンティング
    を行う熱転写プリンティング方法において、 階調別の同時発熱ドット数を検出する第1検出過程と、 前記熱転写ヘッドの温度を感知する第2検出過程と、 前記第1検出過程から検出された階調別の同時発熱ドッ
    ト数と前記第2検出過程から検出された前記熱転写ヘッ
    ドの温度とに対応して、ストローブ信号のパルス幅を異
    にして、階調別に一定のエネルギーで前記熱転写ヘッド
    が発熱するように制御するストローブ信号を発生する発
    熱制御過程と、 前記発熱制御過程で発生するストローブ信号のパルス幅
    区間の間、熱転写ヘッドによってプリンティングを行う
    ように制御するプリンティング過程とを備えることを特
    徴とする熱転写プリンティング方法。
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