JP2598079B2 - 中間調記録装置 - Google Patents

中間調記録装置

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JP2598079B2
JP2598079B2 JP63101393A JP10139388A JP2598079B2 JP 2598079 B2 JP2598079 B2 JP 2598079B2 JP 63101393 A JP63101393 A JP 63101393A JP 10139388 A JP10139388 A JP 10139388A JP 2598079 B2 JP2598079 B2 JP 2598079B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/40031Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales for a plurality of reproducing elements simultaneously

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、感熱記録や熱転写記録のための中間調記
録装置に関するものであり、特に、記録用のサーマルヘ
ッドの熱蓄積履歴に起因する記録濃度の変化を補正して
濃度ドリフトを除去することにより、階調レベル毎に対
応する濃度を忠実に再現することが可能にされた中間調
記録装置に関するものである。
[従来の技術] 一般的に使用されている感熱記録装置や熱転写記録装
置は、その構成が比較的簡単であることから、プリン
タ、複写機またはファクシミリ等の各種の記録手段に広
く適用されている。このような各種の記録手段において
は、中間調の記録を行うために、例えば、昇華型インク
シートによる熱転写記録の方法が使用されることがあ
る。ところで、この熱転写記録の方式は、記録用のサー
マルヘッドを構成する発熱抵抗体に加えられた熱量に対
応して染料インクを昇華させてから、この染料インクを
所定の映像紙に転写することにより所要の記録を行うこ
とである。そして、前記の発熱抵抗体における加熱量
は、これに加えられる電気的パルスの個数や持続時間幅
によって制御されるものである。
この熱転写記録の方法は、その制御が簡単であって、
比較的良好な中間調記録を達成することが可能である。
しかしながら、前記中間調記録において、複数個の階調
レベル毎の記録濃度を決定するための主たる要因は、サ
ーマルヘッドを構成する発熱抵抗体における温度であ
る。このために、環境温度の変化や発熱抵抗体の蓄熱に
起因する温度変動により、階調レベル毎の記録濃度に甚
大な影響が及ぼされるものである。かくして、忠実な中
間調記録を行うことには難点があり、従来から多くの補
正方法が提案されている。
従来の中間調記録装置は、例えば、特開昭60−9271号
公報に開示されている。第6図および第7図は、この従
来例の動作説明図である。
まず、第6図は、前記従来例において、サーマルヘッ
ドを構成する発熱抵抗体に通電するための電気的パルス
(以下、ストローブ信号と呼ぶ)の波形図である。ここ
に、twはストローブ信号のパルス幅、tpはストローブ信
号の繰り返し周期であり、Nは使用されるストローブ信
号のパルス個数(ここでは3個)である。なお、使用さ
れるストローブ信号のパルス個数は、階調レベル毎の濃
度に対応して予め選択・設定されるものであって、この
第6図においては、その個数が3個である場合について
示されている。
次に、第7図は、同じく従来例において、発熱抵抗体
に加わるストローブ信号のパルス幅と前記発熱抵抗体の
温度との間の関係図である。ここに、縦軸にはストロー
ブ信号のパルス幅twが取られており、横軸にな環境温度
のように変化する温度が取られている。そして、この温
度変化に対応してストローブ信号のパルス幅を制御する
ことにより、サーマルヘッドを構成する発熱抵抗体に対
する通電時間は、前記温度上昇に反比例して短縮される
こととなり、同一の階調レベルにおける温度を常時一定
に保持することができる。
ところで、この従来例が動作するときには、ある所望
の階調レベルを得るために対応のパルス個数を一定にし
たとしても、サーマルヘッドを構成する発熱抵抗体にお
ける温度の影響により記録濃度が変動することがある。
即ち、前記階調レベルに対応するパルス個数を一定にし
ても、記録濃度が変動してしまうことになる。そこで、
前記環境温度等の温度変化を、付設されたサーミスタ
(図示されない)等の適当な温度検出素子をもって記録
のライン毎にモニタしながら、前記第7図に示されてい
るような態様でストローブ信号のパルス幅twの制御をす
る。かくして、ある所望の階調レベルにおいて、同一数
のパルスをもって同一の記録濃度を得るような補正がな
される。
[発明が解決しようとする課題] 従来の中間調記録装置は以上のように動作するもので
あるが、温度のモニタに使用されるサーミスタ類の時定
数は一般に数秒程度であるから、このようなサーミスタ
類でモニタしながら、数十μm〜数msの時定数で変化す
るようなサーマルヘツドにおける発熱温度を、正確に補
正・制御を行うことは不可能であるという問題点があっ
た。特に、ある一画面内に階調レベルの高い画素が多く
含まれているようなときには、サーマルヘッドにおける
蓄熱の影響が甚だしく、記録動作の開始時の階調レベル
から終了時の階調レベルまでの変動が極めて大きくて、
階調レベル毎の記録濃度を忠実に達成することができな
いという問題点もあった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、簡単な回路を用いるのみで、蓄熱現象に起
因する同一階調レベルでの記録濃度の変動発生を防止す
ることにより、高画質で且つ均一な記録濃度を達成する
ことができる中間調記録装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る中間調記録装置は、サーマルヘッドを
構成する複数個の発熱抵抗体に対して選択的な通電制御
を行うことにより、入力信号に対応した通電用パルスを
サーマルヘッドに発生させる中間調記録装置において、
入力信号の階調レベルを段階的に分割した第1のグルー
プ群の各グループに対して、階調レベルの1画素単位の
蓄熱量に相当する蓄熱指数を対応させた第1のテーブル
を含み、第1のテーブルに基づいて、入力信号の階調レ
ベルを画素単位で蓄熱指数に変換して出力する階調レベ
ル信号判定手段と、サーマルヘッドの印字開始時点から
今回の印字動作の直前までの蓄熱指数をライン単位に順
次累積した値を累積蓄熱指数として出力する蓄熱指数カ
ウント手段と、累積蓄熱指数を段階的に分割した第2の
グループ群の各グループに対して通電用パルスの補正係
数を対応させた第2のテーブルと、補正係数を段階的に
分割した第3のグループ群の各グループに対して階調レ
ベル毎の通電用パルスを対応させた第3のテーブルとを
含み、第2のテーブルに基づいて累積蓄熱指数を補正係
数に変換すると共に、第3のテーブルに基づいて入力信
号の階調レベル及び補正係数を通電用パルスに変換して
出力するパルス発生手段とを備えたものである。
また、この発明に係る中間調記録装置は、請求項1に
おいて、入力信号に含まれる白ラインを検出する白ライ
ン検出手段と、白ライン検出手段の検出結果に対応し
て、連続する白ライン数をカウントする白ライン・カウ
ント手段と、白ライン・カウント手段のカウンタ値に依
存して、所定の信号を蓄熱指数カウント手段に加えるこ
とにより、補正係数を所定の信号を依存して可変にする
ための白ライン判定手段とを備えたものである。
[作用] この発明においては、入力信号が加えられる以前の発
熱抵抗体の蓄熱状態に依存して、当該入力信号の階調レ
ベルに対応してパルス発生手段から発生される通電用パ
ルスについて所定の補正処理が施される。
また、この発明においては、蓄熱指数カウント手段か
らパルス発生手段に加えられる累積蓄熱指数が白ライン
判定手段からの所定の信号に依存して可変にされ、パル
ス発生手段は該可変にされた累積蓄熱指数に対応する信
号を受け入れることにより、通電用パルスについて白ラ
インの存在数に基づく補正処理も施される。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図は、この発明の一実施例を示すブロック図である。
この第1図において、入力端子(1)からは、例えば6
ビット構成の階調レベル信号Sが、後述のパルス発生手
段(4)および階調レベル信号判定手段(2)に加えら
れる。この階調レベル信号Sは、例えば、4個のグルー
プに分割されており、これらのグループ毎に、ある所定
の蓄熱量を指示する指数(以下、蓄熱指数と呼ぶ)が設
定されている。ここに、蓄熱指数とは、ある1ドットを
印字したときにサーマルヘッドを構成する発熱抵抗体に
残留する不要な熱量を指示する値であって、この値は、
適当な熱計算または記録動作の実験に基づいて求められ
るものである。そして、前記階調レベル信号判定手段
(2)からは、その判定結果に対応する蓄熱指数信号が
出力される。蓄熱指数カウント手段(3)は、階調レベ
ル信号判定手段(2)の後段に接続されていて、1ライ
ン分の記録動作毎に階調レベル信号判定手段(2)から
出力される蓄熱指数信号のカウントを行い、例えば4ビ
ット構成の累積蓄熱指数信号を出力して、後段のパルス
発生手段(4)に加えるようにする。このパルス発生手
段(4)は、前記蓄熱指数カウント手段(3)からの累
積蓄熱指数信号を参照しながら、対象の階調レベル信号
Sに対応した所要の個数の通電用パルスを発生させる。
一方、階調レベル信号Sは、白ライン検出手段(5)
にも加えられており、ここで白ラインが連続して検出さ
れる毎に、対応の信号が後段の白ライン・カウント手段
(6)に加えられる。この白ライン・カウント手段
(6)と前記蓄熱指数カウント手段(3)との間には、
白ライン判定手段(7)が設けられている。この白ライ
ン判定手段(7)は、一種の比較手段であって、白ライ
ン・カウント手段(6)の出力が予め設定された値を超
えたときに、“H"信号を出力するものである。また、サ
ーマルヘッド(8)は、例えば、1024個の発熱抵抗体
(図示されない)から構成されるものであって、パルス
発生手段(4)の後段に接続されている。
第2図は、この発明を原理的に説明をするための、記
録濃度と印字ライン数との間の関係を示す特性図であ
る。この第2図において、縦軸には記録濃度が取られて
おり、また、横軸には(印字)記録ライン数が取られて
いる。そして、曲線(21)〜(24)は、それぞれに、下
記の場合を示すものである。即ち、 曲線(21):階調レベルが8であるときに全面印字がな
された場合、 曲線(22):階調レベルが16であるときに全面印字がな
された場合、 曲線(23):階調レベルが32であるときに全面印字がな
された場合、 曲線(24):階調レベルが64であるときに全面印字がな
された場合。
次に、第1図に示したこの発明の一実施例の動作の説
明に先立って、第2図に即して、中間調記録動作の原理
的な説明をしておく。
まず、階調レベルが8であるときに全面印字がなされ
ている場合には、曲線(21)で示されるように、印字ラ
イン数が増加しても記録濃度には変化が生じない。ここ
で示されていることは、サーマルヘッドを構成する発熱
抵抗体が低い階調レベルで発熱されているために、その
蓄熱量が殆ど0に等しいということである。
次に、階調レベルが16であるときに全面印字がなされ
た場合には、曲線(22)で示されるように、印字ライン
数の増加に応じて記録濃度に多少の変化が生じる。
また、階調レベルが32であるときに全面印字がなされ
た場合には、曲線(23)で示されるように、印字ライン
数の増加に応じて記録濃度に相当の変化が生じる。これ
は、サーマルヘッドを構成する発熱抵抗体における蓄熱
量が相当に大きくなっているためである。
更に、階調レベルが64であるときに全面印字がなされ
た場合には、曲線(24)で示されるように、印字ライン
数の増加に応じて、サーマルヘッドを構成する発熱抵抗
体における蓄熱量増大の程度が著しくなり、その結果と
して記録濃度が更に大幅に上昇する。
上記されたことから認められるように、記録濃度と印
字ライン数との間の関係を示す特性曲線を、階調レベル
をパラメータとして求めるときには、厳密には、階調レ
ベルの数だけの特性曲線が得られることになる。しかし
ながら、その中には、ほぼ同一の特性を表しているとみ
て良いものもあり、これらをまとめることにより、ある
適当数のグループに分割することができる。
この発明は、上記した事項に着目してなされたもので
ある。即ち、この発明によれば、複数N個の階調レベル
信号を適数n個のグループに分割して(ただし、N≧
n)、当該グループ毎に蓄熱指数を予め設定しておき、
一方、印字開始時点から印字ライン上での実際の動作の
直前までライン毎に所要のカウントを行って、そのカウ
ント結果に基づき、印字ラインに対する通電用のパルス
信号に適切な補正を施すようにされる。
第3図は、上記実施例の動作を説明するための、階調
レベル信号グループ対蓄熱指数の対応テーブル(以下、
第1テーブルと呼ぶ)を示す図である。ここでは、前記
Nは64とされており、また、前記nは4とされている。
第4図は、上記実施例の動作を説明するための、累積
蓄熱指数グループ対補正係数の対応テーブル(以下、第
2テーブルと呼ぶ)を示す図である。ここでは、前記累
積蓄熱指数は16個のグループに分割されている。
また、第5図も、上記実施例の動作を説明するため
の、累積蓄熱指数グループと対応の補正係数対階調レベ
ル毎の通電パルス数の部分的な対応テーブル(以下、第
3テーブルと呼ぶ)を示す図である。
次に、この発明の実施例の動作について、主として第
1図を参照しながら説明する。いま、階調レベル1〜64
のいずれかに対応する入力信号としての階調レベル信号
が、階調レベル信号判定手段(2)、パルス発生手段
(4)および白ライン検出手段(5)に対して、入力端
子(1)から順次入力されているものとする。
始めに、階調レベル判定手段(2)に入力された信号
についてみると、これは、ある1ドットを印字したとき
の蓄熱量の程度を判定するために使用されるものであ
る。
ここで、第3図(即ち、第1テーブル)をも参照する
と、例えば、入力された階調レベル信号がレベル1〜8
に含まれているときには、これに対応する蓄熱指数0が
階調レベル判定手段(2)から出力される。同様にし
て、例えば、入力された階調レベル信号がレベル33〜64
に含まれているときには、これに対応する蓄熱指数1が
階調レベル判定手段(2)から出力されることになる。
蓄熱指数カウント手段(3)においては、前段の階調
レベル信号判定手段(2)から出力された蓄熱指数のカ
ウントを、印字開始時点から印字ライン上での実際の動
作の直前まで、ライン毎に実行する。そして、このカウ
ント実行の結果としての累積蓄熱指数に対応する信号が
出されて、後段のパルス発生手段(4)に加えられる。
このパルス発生手段(4)においては入力された累積蓄
熱指数が参照されて、入力端子(1)からの入力信号と
しての階調レベル信号と同一階調レベルにおける記録濃
度が一定にされるように、最適化された個数の通電用パ
ルスをサーマルヘード(8)に加えるようにされる。
第4図(即ち、第2テーブル)および第5図(即ち、
第3テーブル)は、前記の最適化された個数の通電用パ
ルスを生成させる態様を説明するためのものである。ま
ず、第2テーブルの内容から認められるように、累積蓄
熱指数は16個のグループに分割されて、各グループ毎の
補正係数が規定される。次いで、第3テーブルの内容か
ら認められるように、前記規定された補正係数に対応す
る各階調レベル毎の通電用パルスの個数が規定される。
いま、階調レベル6で記録する動作が行われており、パ
ルス発生手段(4)に加えられた累積蓄熱指数が、例え
ば、10000であったとすると、第2テーブルの内容か
ら、これに対応する補正係数が0.98に規定され、更に、
第3テーブルの内容から、通電用パルスの最適個数が31
に規定される。
この発明の実施例によれば、上記されたように、印字
開始時点から印字ライン上での実際の動作の直前までの
ドット単位の蓄熱指数をライン毎に累積し、サーマルヘ
ッドの蓄熱量を、印字開始からの経過に応じて適切な補
正をしていくことができる。
ここで、印字動作の特別な場合としての、白ラインが
連続して生じた場合についての説明をする。いま、階調
レベル信号が入力端子(1)から白ライン検出手段
(5)に加えられているものとする。この白ライン検出
手段(5)においては、入力された階調レベル信号に基
づき、対応のラインが白ラインであるか否かの検出をす
る。そして、この検出の結果に対応する信号は、次段の
白ライン・カウント手段(6)に加えられる。この白ラ
イン・カウント手段(6)においては、白ラインである
ことに対応する信号を受け入れたときには、内蔵された
白ライン・カウンタをカウント・アップし、これに対し
て、白ラインではないことに対応する信号を受け入れた
ときには、前記白ライン・カウンタの内容をクリアす
る。次いで、白ライン・カウント手段(6)からの出力
は、後段の白ライン判定手段(7)に加えられる。この
白ライン判定手段(7)においては、白ライン・カウン
ト手段(6)からの出力である白ラインのカウント値に
ついて、ある所定値(判定基準値)M以上であるか否か
の判定をする。そして、前記所定値M以上であると判定
したときには、蓄熱指数カウント手段(3)に対して
“H"信号を加える。これに対して、前記所定値M未満で
あると判定したときには、“L"信号を加えることにな
る。すると、蓄熱指数カウント手段(3)においては、
“H"信号が加えられたときには、累積蓄熱指数を低減し
て、印字ラインにおける通電用パルスの個数を、連続し
た白ラインの直前のそれから増加させていく。これに対
して、“L"信号が加えられたときには、通常の蓄熱指数
の累積動作を続行して、所要の累積蓄熱指数に対応する
信号を、パルス発生手段(4)に対して出力させる。
上記されたことから理解されるように、白ラインが連
続するときには、サーマルヘッドからの放熱に基づい
て、その蓄熱量が減少することになる。そこで、印字開
始時点から印字ライン上での実際の動作の直前までの累
積蓄熱指数から、蓄熱量の前記減少分に対応する累積蓄
熱指数を減じることにより、印字動作の経過に応じて、
通電用パルスについての適切な補正が行われるものであ
る。
このように、入力信号の階調レベルを判定して2以上
の蓄熱指数に基づいて通電パルスを制御するために、階
調レベル信号判定手段(2)、蓄熱指数カウント手段
(3)及びパルス発生手段(4)を用いて、階調レベル
と通電パルスによる影響量との非線形関係を画素毎に正
確な蓄熱指数に変換し、且つ蓄熱指数をライン毎に累積
すると共に、ライン数の蓄熱の非線形性を補正係数の与
え方によって正確にシミュレートしている。
この結果、正確に影響量をシミュレートした累積蓄熱
指数を用いて、忠実な中間調記録を実現することがで
き、1画面内で濃度ドリフトが無く、且つ1枚目と5枚
目等との間においても濃度ドリフトの無い高画質な記録
を実現することができる。特に、階調レベル信号を複数
のグループに分割し、それぞれに蓄熱指数を予め設定し
ておくことにより、確実なシミュレートを可能にしてい
る。
更に、白ライン検出手段(5)、白ライン・カウント
手段(6)及び白ライン判定手段(7)を用いることに
より、確実な補正処理を可能としている。
なお、上記実施例においては、階調レベル信号や累積
蓄熱指数を分割するときのグループ数、蓄熱指数、補正
係数、白ラインの判定基準値等は、使用されるサーマル
ヘッドの諸特性に基づいて規定される。また、上記実施
例においては、通電用パルスの個数を補正することによ
り、サーマルヘッドでの蓄熱量の変化に対応する場合に
ついて説明されたけれども、これに限らず、例えば、通
電用パルスのパルス幅を補正することによる対応でも、
同様な効果を奏することができる。更に、上記実施例に
おいては、サーマルヘッドでの蓄熱に対する補正がなさ
れるものとして説明されたけれども、これ以外に、例え
ば、より広い環境温度に関する補正機能を付加すること
で、その精度を向上させることができる。また、前記白
ラインは、全面的に白である必要はなく、多少の黒情報
を含むラインであっても、ほぼ同様な効果を奏すること
ができる。そして、上記実施例においては、蓄熱指数の
加算を印字ライン単位で行うものとして説明されたけれ
ども、これに限らず、例えば、複数ライン毎の加算を行
ったり、または、1本のラインを複数区分に分割し、こ
の区分を単位としての加算を行ったりしても同様な効果
を奏することができる。
また、上述した画素毎という表現には、1画素毎また
は複数画素毎という意味の他、1画素おき、または3画
素おき、等の意味をも含んでいる。
[発明の効果] 以上説明されたように、この発明に係る中間調記録装
置は、サーマルヘッドを構成する複数個の発熱抵抗体に
対して選択的な通電制御を行うことにより、入力信号に
対応した通電用パルスをサーマルヘッドに発生させる中
間調記録装置において、入力信号の階調レベルを段階的
に分割した第1のグループ群の各グループに対して、階
調レベルの1画素単位の蓄熱量に相当する蓄熱指数を対
応させた第1のテーブルを含み、第1のテーブルに基づ
いて、入力信号の階調レベルを画素単位で蓄熱指数に変
換して出力する階調レベル信号判定手段と、サーマルヘ
ッドの印字開始時点から今回の印字動作の直前までの蓄
熱指数をライン単位に順次累積した値を累積蓄熱指数と
して出力する蓄熱指数カウント手段と、累積蓄熱指数を
段階的に分割した第2のグループ群の各グループに対し
て通電用パルスの補正係数を対応させた第2のテーブル
と、補正係数を段階的に分割した第3のグループ群の各
グループに対して階調レベル毎の通電用パルスを対応さ
せた第3のテーブルとを含み、第2のテーブルに基づい
て累積蓄熱指数を補正係数に変換すると共に、第3のテ
ーブルに基づいて入力信号の階調レベル及び補正係数を
通電用パルスに変換して出力するパルス発生手段とを備
え、濃度ドリフトのない記録を実現するようにしたの
で、安価な構成で高解像度の中間調記録を実現すること
ができる。即ち、所定の階調レベルを有する入力信号に
的確に対応した通電用パルスがサーマルヘッドに加えら
れて、同一の階調レベルでの記録濃度の変動が確実に防
止され、その結果として均一な記録濃度を達成すること
ができるという効果が奏せられる。
また、この発明に係る中間調記録装置は、請求項1に
おいて、入力信号に含まれる白ラインを検出する白ライ
ン検出手段と、白ライン検出手段の検出結果に対応し
て、連続する白ライン数をカウントする白ライン・カウ
ント手段と、白ライン・カウント手段のカウンタ値に依
存して、所定の信号を蓄熱指数カウント手段に加えるこ
とにより、補正係数を所定の信号を依存して可変にする
ための白ライン判定手段とを備え、蓄熱指数カウント手
段からパルス発生手段に入力される累積蓄熱指数は、白
ライン判定手段からの信号に依存して可変となり、パル
ス発生手段、可変の累積蓄熱指数に対応して通電用パル
スを補正するようにしたので、同一の階調レベルでの記
録濃度の変動が更に確実に防止され、より均一な記録濃
度を達成することができるという効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すブロック図、第2
図は、この発明を原理的に説明をするための、記録濃度
と印字ライン数との間の関係を示す特性図、第3図は、
階調レベル信号グループ対蓄熱指数の対応テーブル(第
1テーブル)図、第4図は、累積蓄熱指数グループ対補
正係数の対応テーブル(第2テーブル)図、第5図は、
累積蓄熱指数グループと対応の補正係数対階調レベル毎
の通電パルス個数の対応テーブル(第3テーブル)図、
第6図および第7図は、従来例の動作説明図である。 (1)は入力端子、(2)は階調レベル信号判定手段、
(3)は蓄熱指数カウント手段、(4)はパルス発生手
段、(5)は白ライン検出手段、(6)は白ライン・カ
ウント手段、(7)は白ライン判定手段、(8)はサー
マルヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−127781(JP,A) 特開 昭60−242076(JP,A) 特開 昭63−7951(JP,A) 特開 平1−200973(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘッドを構成する複数個の発熱抵
    抗体に対して選択的な通電制御を行うことにより、入力
    信号に対応した通電用パルスを前記サーマルヘッドに発
    生させる中間調記録装置において、 前記入力信号の階調レベルを段階的に分割した第1のグ
    ループ群の各グループに対して、前記階調レベルの1画
    素単位の蓄熱量に相当する蓄熱指数を対応させた第1の
    テーブルを含み、前記第1のテーブルに基づいて、前記
    入力信号の階調レベルを画素単位で前記蓄熱指数に変換
    して出力する階調レベル信号判定手段と、 前記サーマルヘッドの印字開始時点から今回の印字動作
    の直前までの前記蓄熱指数をライン単位に順次累積した
    値を累積蓄熱指数として出力する蓄熱指数カウント手段
    と、 前記累積蓄熱指数を段階的に分割した第2のグループ群
    の各グループに対して前記通電用パルスの補正係数を対
    応させた第2のテーブルと、前記補正係数を段階的に分
    割した第3のグループ群の各グループに対して前記階調
    レベル毎の通電用パルスを対応させた第3のテーブルと
    を含み、前記第2のテーブルに基づいて前記累積蓄熱指
    数を前記補正係数に変換すると共に、前記第3のテーブ
    ルに基づいて前記入力信号の階調レベル及び前記補正係
    数を前記通電用パルスに変換して出力するパルス発生手
    段と を備えたことを特徴とする中間調記録装置。
  2. 【請求項2】入力信号に含まれる白ラインを検出する白
    ライン検出手段と、 前記白ライン検出手段の検出結果に対応して、連続する
    白ライン数をカウントする白ライン・カウント手段と、 前記白ライン・カウント手段のカウンタ値に依存して、
    所定の信号を蓄熱指数カウント手段に加えることによ
    り、前記補正係数を前記所定の信号を依存して可変にす
    るための白ライン判定手段と を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    中間調記録装置。
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