JPH024085A - 濃度補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、７農度補正装置に関し、特にインクジェット
プリンタを用いた複写装置等の画像読取記録装置に好適
な濃度補正装置に関する。

［従来の技術］ 従来、インクジェットプリンタを用いた複写装置では、
−ｎｔにインクジェットのヘッド温度上昇による濃度変
化を防ぐために、インクジェットのヘッドに温度制御機
構やインク自体に温度調整機構を設けている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述のような従来装置では、ヘット温度
やインク温度を測定してフィードバックをかける制御方
法を採用しているので、応答速度も早いと云えないので
、濃度むらを完全に補正することが困難であった。例え
ば、数列を同時に打つことが可能なインクジェットヘッ
ドの場合、第５図に示すように印字を連続的に行なうと
、印字を行なえば行なうほどインクジェットのヘット温
度が上昇して濃度か高くなるというような欠点があった
。

そこで、本発明は上述の欠点を除去し、インクジェット
プリンタのヘッドの温度変化の影響による温度変化を走
査ごとに補正して、濃度むらを解消することが得られる
ようにした濃度補正装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ かかる目的を達成するため、本発明は、インクジェット
プリンタを有する画像読取記録装置の濃度補正装置にお
いて、原稿画像を読み取る読取手段と、読取手段により
読み取られた画像データのレベル値を順次加算する加算
手段と、インクジェットプリンタのヘッド温度を計測す
る計測手段と、基準チャートを出力したときの計測手段
からの温度データと当該基準チャートを読み取ったとき
の加算手段からの加算データとを基準データとして保存
する記憶手段と、加算手段からの加算データと計測手段
からの温度データと基準データとに基づいて、読取手段
から得られる画像データの濃度値を補正する補正手段と
を具備したことを特徴とする。

［作用］ 本発明では、インクジェットヘッドを用いた複写機の読
み取り系に、画像信号を１走査期間について加算する加
算手段と、インクジェットヘッドの温度を計測しながら
、基準チャートを複写することによりインクジェットヘ
ッドの温度に対する濃度変化と、読み取り濃度とを対応
させる補正手段とを具え、その加算手段による加算デー
タと現在のヘッド温度とを基に補正手段により画像読み
取り濃度を調整するようにしたので、インクジェットヘ
ッドの温度上昇による温度変化を補正することができる
。

［実施例コ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明実施例の基本構成を示す。本図において
、ａはインクジェットプリンタを有する画像読取記録装
置の濃度補正装置において、原稿画像を読み取る読取手
段である。ｂは読取手段ａにより読み取られた画像デー
タのレベル値を順次加算する加算手段である。Ｃはイン
クジェットプリンタのヘッド温度を計測する計測手段で
ある。

ｄは基準チャートを出力したときの計測手段ｃ　ｂ）ら
の温度データと当該基準チャートを読み取ったときの加
算手段すからの加算データとを基準データとして保存す
る記憶手段である。ｅは加算手段すからの加算データと
計測手段Ｃからの温度データと上記の基準データとに基
づいて、読取手段ａから得られる画像データの濃度値を
補正する補正手段である。

第２図は本発明を適用したインクジェットプリンタ付複
写装置の概略回路構成例を示す。本図において、１０１
は図示しない光学系を介して受光した原稿画像を読み取
り、電気的な画像信号に変換する固体撮像素子（例えば
Ｃ（：ＤＪの如きイメージセンサであり、］０２は所定
の値にその画像信号を増幅する増幅器（Ａｍｐ）である
。１０３は増幅器１０２から出たアナログ画像信号をデ
ジタル画像信号に変換するＡ／Ｄ　（アナログ・デジタ
ル）変換器である。

なお、説明の便宜上、木Ａ／Ｄ変換器１０３の出力値は
、画像が明るいほど大きくなり、暗いほど小さくなると
する。

１０４はシェーディング補正を行うシェーディング補正
部であり、Ａ／Ｄ変換器１０３からのデジタル画像信号
はシェーディング補正部１０４によってイメージセンサ
１０１の特性および光学系の特性に対応する補正を施さ
れ画像処理部１０９に送られる。

画像処理部１０９によって画像処理された画像信号は、
インクジェットプリンタ部のヘッドドライバ１１０に伝
えられ、各色インクごとのインクジェットヘッド１１１
，１１２，１１３，１１４を駆動する。ここで、１１１
はマゼンタヘッド、１１２はシアンヘッド、１１３はイ
エロヘッドおよび１１４はブラックヘットである。また
、これらのそれぞれのヘット１１１〜１１４には、温度
制御を施すための図示しない温度センサ及びヘッドの温
度を変化させる素子（電子加熱／冷却素子）が取り付け
られているものとする。

１０５はレッド信号加算器、１０６はグリーン信号加算
器、１０７はブルー信号加算器である。これらの信号加
算器１０５，１０６，１０７は、一定濃度のグレーチャ
ート等の原稿をイメージセンサ１０１で読み取った時の
レット、グリーン、ブルーのそれぞれの画像信号のレベ
ル値をインクジェットヘット１１１〜１１４の走査期間
について、各色毎に順次加算する。１０８はヘッド特性
保持およびシェーディング制御部であり、グレーチャー
トを読み込んだときの上述の加算器１０５〜１０７から
の信号加算データ（ｖｌＡｌ変度値）と、インクジェッ
トヘット１１１〜１１４でグレーチャートを複写した時
の温度制御部１１５から人力したヘッド温度データ（温
度変化値）とを読み取りドツト数の増加に対応して内部
メモリに格納し、その後、入力するデータとその格納し
たデータ（以下、ヘッド特性データと称する）とに基づ
く補正データαをシェーディング補正部１０４に供給し
て、シェーディング補正を行わせる。温度制御部１１５
はヘッド１１１〜１１４の温度を検出する温度センサお
よびヘッドの温度を調節する素子を駆動制御すると共に
、温度センサの検出温度データをヘッド特性保持および
シェーディング制御部１０８へ送る。

以上の構成において、１０１のイメージセンサとして、
カラーイメージセンサを用いてカラー原稿を読み取り、
４木のカラーヘッド１１１，１１２．１１３１１４によ
り印刷する場合、インクジェットヘッドのそれぞれの印
字量とヘッド間に個体差があるために、ヘッド間に温度
差が生じるのでヘッド毎にそれぞれ補正を行なう必要が
ある。

そこで、未実施例では、ヘッド交換もしくは、ヘッド等
の調整時において、濃度補正用に一定の濃度を持つグレ
ーチャートを複写し、その時のグレーチャートを読み取
ったカラーイメージセンサ１０１のレッド、グリーン、
ブルーのそれぞれの画像信号の色ごとの信号レベルをイ
ンクジェットヘッドの一走査の間について加算器１０５
，１０６，１０７により加算する。また、その時にそれ
ぞれのヘッド温度を制御部１０８に記憶しておく。

グレーチャートはレッド・グリーン・ブルーの各色の色
成分を等しく持つチャートであるが、カラーイメージセ
ンサ１０１のフィルタや画像処理部１０９での画像処理
により、実際にヘッドで印刷される量（色成分濃度）は
等しいと限らない。そこで、このグレーチャートを複写
したものを、もう−度イメージセンサ１０１で読み取り
、走査毎の濃度変化量と温度変化とレッド・グリーン・
ブルー信号加算器１０５，１０６，１０７のデータとの
関係をヘッド特性保持およびシェーディング制御部１０
８にだくわえる。これにより読み取りドツト数に対する
温度上昇による濃度変化が予想でき得る。このようにし
て制御部１０８内に格納したデータを用いてシェーディ
ング補正部１０４によりシェーディング補正で読み取り
濃度を変えるようにすることにょリ、ヘット特性に基づ
く濃度変化を防ぐ。

ところで、通常のシェーディング補正は、第３図に示す
ように、画像読み取り特性が基準出力となるように次式
（１）のように補正を行なうものである。

本実施例では、これに制御部１０８に記憶した読み取り
ドツト数に対する温度上昇による濃度変化のデータを用
いて、レッド、グリーン、ブルーの信号レベルのそれぞ
れについて加算したデータと現在のヘッド温度とにより
次式（２）のα（アルファ）の値を変化させる。

αの値は、レッド、グリーン、ブルーのそれぞれで異な
り、例えはレッド信号で考えるとレッド信号の加算デー
タがレッド信号加算データの基準値より大きければ、そ
のときのレッド信号に対応するインクジェットヘッドの
温度により濃度変化率を計算し、αの値を１より小さく
する。逆に、その加算データが加算データの基準値より
小さければ、同様な計算を行なって、αの値を１より犬
ぎくする。

上述のように、加算データが基準値より大きいというこ
とは、画像濃度が低いということであるので、インクの
吐出量も少なく、インクジェットヘットの温度上昇も少
なく、そのため温度制御部１１．５の働きでヘッドの温
度が下がるので、インク濃度がより下がる。そこで、こ
の時はαの値を１より小さくすることにより、画像濃度
を上昇し、インクジェットヘッドの温度の低下による濃
度低下を防ぐことができる。

逆に、加算データが基準値より小さいということは、画
像濃度が高いということであるので、インクの吐出量が
増え、インクジェットヘッドの温度上昇も大きく、温度
制御部１１５の働きのみではそのときの温度上昇を押え
ることができないので、インク濃度が上昇する。このた
め、この時はαの値を１より大きくすることにより、画
像濃度を薄くして、濃度増加を防ぎ温度上昇による濃度
変化を、温度制御だけでなく人力画像データに基づいて
少なくする。

すなわち、濃度データの加算値とヘッド温度特性により
、シェーディング補正の最大値をαの値で変更するよう
にしたので、インクジェットのヘッド温度上昇によるイ
ンク濃度変化を走査（スキャン）毎に補正することがで
きる。

第４図は本発明の他の実施例の回路構成を示す。本図に
おいて、３０３−Ｒ，３０３−Ｇ、３０３−ＢはＡ／Ｄ
変換器、３０８は八／Ｄ　リファレンス電圧制御部であ
り、その他の構成は第３図の実施例とほぼ同様である。

本実施例では、イメージセンサ１０１で読み取ったデー
タを３０３−Ｒ，３０３−Ｇ、３０３−ＢのＡ／Ｄ変換
器によりレッド、グリーン、ブルーの各色それぞれ別々
にＡ／Ｄ変換を行ない、シェーディング補正部１０４で
シェーディング補正を行なう。シェーディング補正部１
０４でのシェーディング補正は、従来と同様の補正処理
であるが、レッド、グリーン、ブルーのそれぞれの信号
加算データより、レッド、グリーン、ブルーのＡ／Ｄ変
換器のリファレンス電圧をＡ／Ｄリファレンス電圧制御
部３０８で変更することにより、第２図の実施例と同等
の効果を得ることができる。

さらに他の実施例としては、イメージセンサ１０１の光
量を可変フィルタ等を用いて信号加算データにより補正
することによっても同等の効果を得ることができる。

［発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、インクジェット
ヘッドを用いた複写機の読み取り系に、画像信号を１走
査期間について加算する加算手段と、インクジェットヘ
ッドの温度を計測しながら、基準チャートを複写するこ
とによりインクジェットヘッドの温度に対する濃度変化
と、読み取り濃度とを対応させる補正手段とを具え、そ
の加算手段による加算データと現在のヘッド温度とを基
に補正手段により画像読み取り濃度を調整するようにし
たので、インフジエラ）・ヘッドの温度上昇による温度
変化を補正することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の基本構成を示すブロック図、 第２図は本発明実施例の回路構成を示すブロック図、 第３図は本発明実施例の画像濃度と出力データの関係を
示す特性図、 第４図は本発明実施例の他の回路構成を示すブロック図
、 第５図は従来装置の特性を示す説明図である。 １０５．１０６，１０７・・・信号加算器、１０８・・
・ヘッド特性保持およびシエーディ部、 １０９・・・画像処理部、 １１０・・・ヘットドライバ、 １１１〜１１４　・・・ヘッド、 １１５・・・温度制御部、 ３０３−Ｒ，３０３−Ｇ、３０３−８・・・Ａ／Ｄ変換
器、３０８・・・Ａ／Ｄ　リファレンス電圧制御部。 ング制御 １０１・・・イメージセンナ、 １０２・・・増幅器、 １０３・・・Ａ／Ｄ変換器、 １０４・・・シェーディング補正部、 質層Ｉ列の蟇冬＃Ｆ底のフロ１，７フロ第１図 実ね例の将樗図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 インクジェットプリンタを有する画像読取記録装置の濃
   度補正装置において、 原稿画像を読み取る読取手段と、 該読取手段により読み取られた画像データのレベル値を
   順次加算する加算手段と、 前記インクジェットプリンタのヘッド温度を計測する計
   測手段と、 基準チャートを出力したときの前記計測手段からの温度
   データと当該基準チャートを読み取ったときの前記加算
   手段からの加算データとを基準データとして保存する記
   憶手段と、前記加算手段からの加算データと前記計測手
   段からの温度データと前記基準データとに基づいて、前
   記読取手段から得られる画像データの濃度値を補正する
   補正手段と を具備したことを特徴とする濃度補正装置。