JPH06238936A - 熱転写プリント装置及び熱転写プリント装置用の補正装置 - Google Patents

熱転写プリント装置及び熱転写プリント装置用の補正装置

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JPH06238936A
JPH06238936A JP6002577A JP257794A JPH06238936A JP H06238936 A JPH06238936 A JP H06238936A JP 6002577 A JP6002577 A JP 6002577A JP 257794 A JP257794 A JP 257794A JP H06238936 A JPH06238936 A JP H06238936A
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JP
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thermal transfer
correction
rom
line
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JP6002577A
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English (en)
Inventor
Heui-Kuk Kwak
郭喜國
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリの容量を減らしワンチップIC化の際
のハードウェア量を減少させる熱転写プリント装置及び
熱転写プリント装置用の補正装置を提供する。 【構成】 熱転写ヘッドの各発熱体の偏差値又は温度補
正値が貯蔵されているメモリ(171)と、流入される
画像データを印画する発熱体が平均抵抗値又は現在の温
度より小さい場合には流入される画像データとメモリに
貯蔵された偏差値を加算する加算器(172)と、流入
される画像データを印画する発熱体が平均抵抗値又は現
在の温度より大きい場合には流入される画像データとメ
モリに貯蔵された偏差値を減算する減算器(173)と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリント装置に係
り、特に発熱体(抵抗)のバラツキに対して抵抗補正,
温度補正,色補正等を簡単なハードウェア構成で行う熱
転写プリント装置及び熱転写プリント装置用の補正装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に熱転写ヘッド(Thermal Print
Head:以下TPHという)を用いてプリントする昇華型
の熱転写プリント装置は印字表現を行う装置であり、T
PHが発熱するエネルギーでフィルムに塗布されている
染料を昇華させ、記録紙に転写される染料の量あるいは
並びにより所望の画像をプリントする装置である。
【0003】このような一般的な熱転写プリント装置の
ブロック図は図1に示した通りである。理想的には、T
PH100の各発熱体の抵抗の大きさが等しくなければ
ならないが、通常の場合は製造上の問題で各抵抗はバラ
ツキを有している。従って、補正部70では、色コンバ
ータ60の出力をγ補正,Y,M,Cデータに対する色
補正する他に、抵抗より構成された発熱体のバラツキに
対する抵抗補正,階調別発熱体の温度補正等の各種補正
を行った後に、ライン単位でラインメモリ80に書き込
む。この中で抵抗補正は、次のような原理で行われる。
【0004】ここで、発熱のエネルギーEは下記(1)
式のように表現される。
【0005】 E=(V2 /R)・T … (1) 例えば、1ラインをプリンティングするために必要な発
熱素子が525個であり、その基準抵抗値(平均抵抗
値)が3KΩであり、発熱時間Tで、印加電圧Vは固定
していると仮定すれば、それぞれの抵抗値のバラツキに
より抵抗値が3KΩより大きい場合には、上の(1)式
に示したように、発熱するエネルギーが少なくなるの
で、図5に示したような主走査位置41,42で画質劣
化が生じ、横方向(副走査方向)へ僅かに跡が生ずる。
【0006】すなわち、各抵抗が発熱するエネルギーも
それぞれ異なるので、同じ濃度の画像を得るために同じ
時間を通電しても同じ濃度とならず、画像の色表現が悪
くなくなる問題点が発生する。
【0007】このような問題点を解決するために、TP
Hの製作業者側でTPHそれぞれの抵抗を測定し、TP
Hを駆動するための画像処理回路,プリント制御回路,
画像表示回路を設計するハードウェア製作業者に提供
し、ハードウェア製作業者は測定データを変換して補正
部70でそれぞれの抵抗のバラツキに対し補正する。
【0008】この抵抗のバラツキに対する補正回路の一
従来例を図6に示す。
【0009】即ち、図6に示したように、色コンバータ
60からの補正前のmビットの画像データが第2ROM
72の下位mビットのアドレス信号として入力される。
【0010】第1ROM71では、現在画像データが供
給されている発熱体となるTPH100の抵抗位置を示
すkビットのアドレスが中間階調変換部90のアドレス
発生器91から入力され、そのアドレスの抵抗値が基準
値(平均抵抗値)といくら偏差があるかにより、貯蔵さ
れている量子化された値がnビットで出力され、第1R
OM71の出力データは第2ROM72の上位nビット
のアドレス信号として入力される。ここで、抵抗位置ア
ドレス信号は、TPH100の抵抗数が512個ならば
2の9乗に当たるのでkは9ビットとなり、抵抗数が2
048個ならば2の11乗に当たるのでkは11ビット
となる。kビット数はnビット数より大きい。
【0011】kビットのデータを第1ROM71を使用
してnビットに減少させるのは、全体抵抗数が2048
個とすればkは11ビットとなるのでこの抵抗位置アド
レスを第2ROM72に直接連結すると第2ROM72
の容量が非常に大きくなるためである。即ち、mビット
の画像データが最大に表現できる階調数は2m なので、
TPH100の1抵抗に対し2m 個のプリンティングデ
ータが貯蔵できる記憶場所が必要となり、全体の抵抗数
2048に対し全てのデータが貯蔵される場合には、
(2m ×2048)の大容量が必要である。例えば画像
データは8ビット(m=8)なので、約1Mバイト容量
のメモリが必要となる。
【0012】ところが、複数個の抵抗より構成されたT
PHにおいて任意の抵抗と隣接抵抗間の抵抗偏差が小さ
いので、複数の隣接抵抗をグループに括ることにより、
第1ROM71で11ビットを6ビットに変化させて第
1ROM71の出力(6ビットデータ)を第2ROM7
2のアドレスに入力させ得る。従って、第1ROM71
を使用して第2ROM72の容量が減少させ得る。
【0013】TPHの抵抗値の変動が小さければ小さい
ほど望ましい熱転写ヘッドとなるが、半導体製造工程上
から不可能なことであるので、第2ROM72では最高
変動幅の許容値を置きその許容値を2進数で“1111
11”とすると、最上位1ビットを符号ビットとして6
ビットの信号で出力する。最上位ビットが“1”なら対
応する抵抗値が平均抵抗値より大きいので、現在入力さ
れる画像データの階調より階調の低いデータが貯蔵され
た第2ROM72のアドレスをアクセスするようにし、
最上位ビットが“0”なら対応する抵抗値が平均抵抗値
より小さいので、現在入力される画像データの階調より
階調の高いデータが貯蔵された第2ROM72のアドレ
スをアクセスする。この第2ROM72では、256個
の8ビットデータが1つのブロックを成し、全体的に6
4個のブロックより構成されている。
【0014】更に詳細に説明すれば、TPHの一番目の
抵抗が3400ΩでありこのTPHの平均抵抗値が35
00Ωであると、第1ROM71には抵抗位置アドレス
が“00000000001”として入力され、前記
(1)式により抵抗Rが小さくなればエネルギーが大き
くなるので約3階調ほど下向きに調整してプリントがで
きるように、第1ROM71の対応する抵抗位置アドレ
スには“100011”という6ビットデータが貯蔵さ
れている。そして、このデータが第2ROM72の上位
ビットアドレスに入力されれば、第2ROM72からは
色コンバータ60から出力される画像データの階調より
実質的に3階調低く補償されたデータが出力される。
【0015】このような2つのROMを使用する場合に
は、TPHが2048個の発熱体を有するとすれば、第
1ROM71の容量は211=2048バイトを必要とし、第
2ROM72の容量は64×256、即ち16Kバイト
しか必要としないので、メモリの容量が減ることが分か
る。
【0016】しかしながら、メモリの容量が小さければ
小さいほど、ハードウェア量を減らし単価を低めること
ができる。この観点から見ると、図6の抵抗補正の回路
は2つのROMを使用するため、メモリの容量の削減あ
るいはハードウエアの簡略化のは限界がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、温度
補正,色補正,抵抗補正等を簡単なハードウェアで遂行
する昇華型の熱転写プリント装置及び熱転写プリント装
置用の補正装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、温度補正,色補正,
抵抗補正等を少ないメモリ容量で遂行する昇華型の熱転
写プリント装置及び熱転写プリント装置用の補正装置を
提供することにある。
【0019】
【課題を達成するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の熱転写プリント装置用の補正装置は、
信号入力源から画像信号を入力され、ライン単位で予め
設定された階調値と階調比較の後、複数の発熱体より構
成された熱転写ヘッドにより印字を表現する熱転写プリ
ント装置用の補正装置であって、前記画像信号をライン
単位で貯蔵するラインメモリ手段と、前記熱転写ヘッド
の各発熱体の偏差値が貯蔵されているメモリ手段と、印
画する発熱体の抵抗が平均抵抗値より小さい場合には、
前記ラインメモリ手段から読み出される画像データに前
記メモリに貯蔵された偏差値を加算し、印画する発熱体
の抵抗が平均抵抗値より大きい場合には、前記ラインメ
モリ手段から読み出される画像データに前記メモリに貯
蔵された偏差値を減算する演算手段を有する補正手段
と、前記補正手段の出力を予め設定された階調値と階調
比較し、前記熱転写ヘッドに出力する熱転写ヘッド制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0020】また、本発明の熱転写プリント装置信号入
力源から画像信号を入力され、ライン単位で予め設定さ
れた階調値と階調比較の後複数の発熱体より構成された
熱転写ヘッドを利用して印字表現し、温度補正,色補
正,抵抗補正等の中の少なくとも1つの補正を行う補正
装置を具備した熱転写プリント装置であって、前記補正
装置が、入力端子と出力端子とを有し、前記熱転写ヘッ
ドの各抵抗の偏差値が貯蔵されているROMと、一方の
入力端が前記ROMの出力端子に接続された加算器と、
一方の入力端が前記ROMの出力端子に接続された減算
器と、入力端子から画像データが入力され、固定接点は
前記加算器の他端に接続され、制御接点は前記ROMの
出力端子に接続されて補償前のデータが入力される第1
制御用スイッチと、入力端子が前記加算器の出力端子に
接続され、制御接点は前記ROMの出力端子に接続され
て補償されたデータを出力する第2制御用スイッチと、
入力端子から画像データが入力され、固定接点は前記減
算器の他端に接続され、制御接点は前記ROMの出力端
子に接続されて補償前のデータが入力される第3制御用
スイッチと、入力端子が前記減算器の出力端子に接続さ
れ、制御接点は前記ROMの出力端子に接続されて補償
されたデータを出力する第4制御用スイッチとを備える
ことを特徴とする。ここで、前記第1乃至第4制御用ス
イッチの固定接点は、前記ROMの最上位ビット端子に
接続される。また、前記ROMの最上位ビットは、入力
される画像データに対応する抵抗値と平均抵抗値との間
の比較を示す符号ビットである。
【0021】また、本発明の熱転写プリント装置用の補
正装置は、信号入力源から画像信号を入力され、ライン
単位で予め設定された階調値と階調比較の後に複数の発
熱体より構成された熱転写ヘッドにより印字表現する熱
転写プリント装置用の補正装置であって、前記画像信号
をライン単位で貯蔵するラインメモリ手段と、現在の熱
転写ヘッドの温度と予め設定された基準温度との差によ
る補正量が貯蔵されているメモリ手段と、前記検出され
た現在の熱転写ヘッドの温度が前記基準温度より小さい
場合には、前記ラインメモリ手段から読み出される画像
データと前記メモリ手段に貯蔵された補正値を加算し、
前記検出された現在の熱転写ヘッドの温度が前記基準温
度より高い場合には前記ラインメモリ手段の画像データ
から前記メモリ手段に貯蔵された補正値を減算する演算
手段を有する補正手段と、前記補正手段の出力を予め設
定された階調値と階調比較し、前記熱転写ヘッドに出力
する熱転写ヘッド制御手段とを備えることを特徴とす
る。ここで、前記メモリ手段は、現在の熱転写ヘッドの
温度と基準温度との差によるラインメモリ手段の画像デ
ータ値を変更させるイエロー,マゼンタ,シアン色それ
ぞれに対する補正値が貯蔵されるルックアップテーブル
である。
【0022】
【作用】かかる構成により、発熱体(抵抗)のバラツキ
による抵抗補正,温度補正,色補正等を簡単な回路で具
現しメモリの容量とハードウェア量を減らす。
【0023】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明の実施例
を詳細に説明する。
【0024】(熱転写プリント装置の構成例)図1は一
般的な熱転写プリント装置のブロック図である。
【0025】ビデオカメラ,テレビジョンのような信号
入力源から伝送されるアナログ画像信号を赤(R),緑
(G),青(B)信号として入力し、A/D変換部10
でデジタル信号の形に変換する。第1選択部20では、
A/D変換部10から出力される信号と、パソコン,グ
ラフィックコンピュータのようなデジタル信号入力源よ
りGP−IB,SCSI,CENTRONICS等のプ
ロトコルを通じて伝送されるデジタル画像データとを選
択して出力する。データの書き込み及び読み出しタイミ
ングを制御するメモリコントローラ40の制御下に、第
1選択部20で選択された画像信号はフレーム又はフィ
ールドの1画面単位で画面メモリ30に貯蔵される。
【0026】マルチプレクサより構成される第2選択部
50では、画面メモリ30に貯蔵されたR,G,B信号
の1信号ずつを選択し、色コンバータ60では、選択さ
れたB信号に対しては補色関係にあるY(Yellow)信号
に、選択されたG信号に対しては補色関係にあるM(Ma
genta )信号に、選択されたR信号に対しては補色関係
にあるC(Cyan)信号にそれぞれ変換する。又、補正部
70では、色コンバータ60の出力をγ補正,色補正,
抵抗補正,温度補正等の各種補正を行った後に、ライン
単位でラインメモリ80に書き込む。ラインメモリ80
からライン単位で読み出されたデータは、中間階調変換
部90で予め設定された階調値との階調比較の後、比較
された階調別に発熱時間に当たるストローブ信号を発生
し、この発熱時間幅の間、TPH100を駆動させてカ
ラープリンティングを行う。即ち、カラープリンティン
グを行う時は1つの記録紙の上にY,M,Cの3色のそ
れぞれをプリンティングさせることによりカラープリン
ティングが行える。
【0027】これを説明すれば、画面メモリ30からデ
ータを読み出す時は、第2選択部50により初めにB信
号に対して1垂直ラインのデータが読み出され、色コン
バータ60を通じてY信号としてラインメモリ80に書
き込まれる。このラインメモリ80に書き込まれたデー
タは、中間階調変換部90で中間階調変換をされた後、
TPH100に伝送されて1ラインのプリンティングを
行う。こうして1画面に対して約500〜600ライン
位をプリンティングすれば、B色の補色関係にあるY色
のプリンティングが完了する。
【0028】次に、第2選択部50により画面メモリ3
0からのG信号に対する1画面分のデータが1垂直ライ
ンずつラインメモリ80に印加された後、前述した過程
を経てG色の補色関係にあるM色のプリンティングが完
了する。最後に、第2選択部50により一画面に対する
R信号を選択して1垂直ラインずつのR信号をラインメ
モリ80から読み出し、前述した過程を経てR色の補色
関係にあるC色のプリンティングが完了する。
【0029】ここで、A/D変換部10乃至メモリコン
トローラ40は画像信号処理回路1を構成し、第2選択
部50乃至TPH100はプリント制御回路2を構成す
る。尚、図面には示していないが、画像信号処理回路1
の出力をモニタのような表示装置にディスプレイできる
ように処理する画像表示回路を含んでも良い。
【0030】(中間階調変換部の構成例)図2は図1に
示した中間階調変換部の詳細な回路図である。
【0031】図2によれば、ラインメモリ80に1垂直
ラインのデータが書き込まれると、アドレス発生器91
では、階調レベル発生器92をイネーブルさせて、ライ
ンメモリ80からの読み出し動作が行えるように読み出
しアドレスを出力する。
【0032】階調レベル発生器92では、1階調レベル
に対するデータ“0000 0001”をEPROM
(Erasable Programmed ROM )93及び階調比較器96
に出力する。
【0033】ここで、1階調レベル、即ち“0000
0001”の印字濃度(Optical Density )を 0.2と仮
定すれば、図3に示したようにエネルギーE1を転写フ
ィルムに印加させるためには、図4に示したようにエネ
ルギーE1に対応する通電時間t1に当たるストローブ
信号が時間幅発生器95から発生され、ラッチレジスタ
102に印加されて発熱体103が発熱し、1階調を表
現する。
【0034】従って、階調による印字の濃度に対して発
熱するエネルギーは、図3に示したようにS曲線の形で
変化し、図4に示したように発熱時間が長いほど印字濃
度が高くなる。
【0035】2階調レベルの発熱においては、階調レベ
ル発生器92は“0000 0010”を出力し、階調
比較器96では第1入力端子Aに入力されるラインメモ
リ80の画像データと第2入力端子Bに入力される階調
データとを比較する。もしラインメモリ80の画像デー
タが階調レベル発生器92の階調データより高ければ
“ハイ(1)”信号、低ければ“ロー(0)”信号を出
力する動作が、各階調(0〜255階調)に対し512
回反復して行われ、又、階調比較器96の出力データは
シフトレジスタ101に順に伝達され、例えばA6の大
きさの記録紙に印画する熱転写プリント装置において
は、約512個がシフトされて貯蔵される。ここでは、
A6の大きさの記録紙の場合、1ラインを印画するのに
必要なTPH100の発熱体数(図2の103)を51
2個とした場合を例に挙げた。
【0036】EPROM93では、階調レベル発生器9
2から発生する階調データに対応して、予め発熱時間が
プログラムされ、電子スイッチ94を駆動させて抵抗
(r1〜rm)の中の1つの抵抗値とキャパシタC1の
容量値とにより決定される時定数に対応するストローブ
信号を時間幅発生器95から階調別に発生し、ラッチレ
ジスタ102に印加する。シフトレジスタ101の出力
は、ラッチレジスタ102に伝達されて時間幅発生器9
5から発生したt2の時間幅の間発熱を行う。
【0037】こうして255階調まで前述した過程と同
様に発熱を終えると、1ラインのプリンティングを完了
し、A6用のビデオプリンタでは1画面に対する500
〜600ラインのY,M,Cの3色の発熱を上の過程と
同様に行い、カラープリンティングが完了する。
【0038】一方、補正部70は、色コンバータ60の
出力をγ補正,Y,M,Cデータに対する色補正する他
に、抵抗より構成された発熱体のバラツキに対する抵抗
補正,階調別発熱体の温度補正等の各種補正を行った後
に、ライン単位でラインメモリ80に書き込む。
【0039】(補正部の一構成例)図7は本発明による
熱転写プリンタ用の補正部の一回路例を示す図である。
【0040】図7によれば、第1ROM171の入力端
子は、図2に示した中間階調変換部90のアドレス発生
器91の出力端子に接続され、第1ROM171の出力
端子は第3及び第4制御用スイッチSW3,SW4の制
御接点及び加算器172と減算器173の第2入力端子
とに接続される。
【0041】第1及び第3制御用スイッチSW1,SW
3の入力端子は図1に示した色コンバータ60の出力端
子に接続され、出力端子はそれぞれ加算器172及び減
算器173の第1入力端子に接続される。第2及び第4
制御用スイッチSW2,SW4の入力端子は、それぞれ
加算器172及び減算器173の出力端子に接続され、
出力端子は図1に示したラインメモリ80の入力端子に
接続される。
【0042】インバータINV1の入力端子はROM1
71の出力端子に接続され、出力端子は第1及び第2制
御用スイッチSW1,SW2の制御接点に接続される。
【0043】次いで、図7に示した補正装置の動作に対
し説明する。尚、ROM171は、図6に示した従来の
第1ROM71と動作及び構成が同様である。
【0044】ROM171の出力であるnビットデータ
の中、最上位ビット(符号ビット)により第1乃至第4
制御用スイッチSW1〜SW4が選択的に動作する。
【0045】符号ビットが“ハイ”なら、即ち抵抗位置
アドレスが指定した該当抵抗値が平均抵抗値より大きい
ので、第3及び第4制御用スイッチSW3,SW4を短
絡させ、符号ビットが“ロー”なら、即ち抵抗位置アド
レスが指定した該当抵抗値が平均抵抗値より小さいの
で、インバータINV1を通じて第1及び第2制御用ス
イッチSW1,SW2を短絡させる。
【0046】第1及び第2制御用スイッチSW1,SW
2が短絡されれば、色コンバータ60から補正前の画像
データが加算器172の第1入力端子に入力される。加
算器172ではROM171から出力される対応する抵
抗の偏差による階調増加のための(n−1)ビットのデ
ータと前記補正前の画像データとを加算し、mビットの
補正されたデータを出力する。
【0047】第3及び第4制御用スイッチSW3,SW
4が短絡されれば、色コンバータ60から補正前の画像
データが減算器173の第1入力端子に入力される。減
算器173では、前記補正前の画像データからROM1
71より出力される対応する抵抗の偏差による階調減少
のための(n−1)ビットのデータを減算し、補正され
たデータを出力する。
【0048】(補正部の他の構成例)ここで、ROM1
71は、図8に示したように、抵抗のバラツキによる補
正値のみ成らず、実験を通じた温度補正,色補正データ
を貯蔵することができる。例えば、第1ROM171に
は、Y,M,C3色別に現在TPHの温度による補正デ
ータが貯蔵され得る。
【0049】現在のTPH温度を検出する手段(図示せ
ず)はサーミスタのようなものを利用することであり、
一般的に既知である。
【0050】この第1ROM171には現在のTPHの
温度が予め設定された基準温度より高い場合に、ライン
メモリ80から出力される画像データより階調の低いデ
ータ値に変更するようにする補正データが貯蔵され、現
在のTPHの温度が基準温度より低い場合にはラインメ
モリ80から出力される画像データより階調の高いデー
タ値に変更するようにする補正データが貯蔵される。
【0051】ここで最上位ビットである1ビットは、符
号ビットとして使用され、最上位ビットが“1”なら現
在のTPHの温度が予め設定された基準温度より高い場
合を示し、最上位ビットが“0”なら現在のTPHの温
度が予め設定された基準温度より低い場合を示す。
【0052】第1ROM171は、現在の熱転写ヘッド
の温度と基準温度との差によるラインメモリに貯蔵され
た画像データ値を変更させる、イエロー,マゼンタ,シ
アン色それぞれに対する補正データが貯蔵されるルック
アップテ−ブルを利用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による熱転
写プリント装置及び熱転写プリント装置用の補正装置
は,発熱体(抵抗)のバラツキによる抵抗補正,温度補
正,色補正等を簡単な回路で具現し、メモリの容量とハ
ードウェア量とを減らす効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な熱転写プリント装置のブロック図であ
る。
【図2】図1に示した中間階調変換部の詳細な回路図で
ある。
【図3】転写フィルムの感度曲線を説明するための図で
ある。
【図4】図1に示した熱転写ヘッドの発熱時間と印字濃
度との関係を説明するための図である。
【図5】抵抗補正,熱補正がされない場合の熱転写ヘッ
ドによりプリントされた画面を説明するための図であ
る。
【図6】従来の補正部の構成を説明するためのブロック
図である。
【図7】本実施例の熱転写プリント装置用の補正部の一
回路例を示す図である。
【図8】本実施例の熱転写プリンタ用の補正部の他の回
路例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像信号処理回路 2 プリント制御回路 103 発熱体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入力源から画像信号を入力され、ラ
    イン単位で予め設定された階調値と階調比較の後、複数
    の発熱体より構成された熱転写ヘッドにより印字を表現
    する熱転写プリント装置用の補正装置であって、 前記画像信号をライン単位で貯蔵するラインメモリ手段
    と、 前記熱転写ヘッドの各発熱体の偏差値が貯蔵されている
    メモリ手段と、 印画する発熱体の抵抗が平均抵抗値より小さい場合に
    は、前記ラインメモリ手段から読み出される画像データ
    に前記メモリに貯蔵された偏差値を加算し、印画する発
    熱体の抵抗が平均抵抗値より大きい場合には、前記ライ
    ンメモリ手段から読み出される画像データに前記メモリ
    に貯蔵された偏差値を減算する演算手段を有する補正手
    段と、 前記補正手段の出力を予め設定された階調値と階調比較
    し、前記熱転写ヘッドに出力する熱転写ヘッド制御手段
    とを備えることを特徴とする熱転写プリント装置用の補
    正装置。
  2. 【請求項2】 信号入力源から画像信号を入力され、ラ
    イン単位で予め設定された階調値と階調比較の後複数の
    発熱体より構成された熱転写ヘッドを利用して印字表現
    し、温度補正,色補正,抵抗補正等の中の少なくとも1
    つの補正を行う補正装置を具備した熱転写プリント装置
    であって、 前記補正装置が、 入力端子と出力端子とを有し、前記熱転写ヘッドの各抵
    抗の偏差値が貯蔵されているROMと、 一方の入力端が前記ROMの出力端子に接続された加算
    器と、 一方の入力端が前記ROMの出力端子に接続された減算
    器と、 入力端子から画像データが入力され、固定接点は前記加
    算器の他端に接続され、制御接点は前記ROMの出力端
    子に接続されて補償前のデータが入力される第1制御用
    スイッチと、 入力端子が前記加算器の出力端子に接続され、制御接点
    は前記ROMの出力端子に接続されて補償されたデータ
    を出力する第2制御用スイッチと、 入力端子から画像データが入力され、固定接点は前記減
    算器の他端に接続され、制御接点は前記ROMの出力端
    子に接続されて補償前のデータが入力される第3制御用
    スイッチと、 入力端子が前記減算器の出力端子に接続され、制御接点
    は前記ROMの出力端子に接続されて補償されたデータ
    を出力する第4制御用スイッチとを備えることを特徴と
    する熱転写プリント装置。
  3. 【請求項3】 前記第1乃至第4制御用スイッチの固定
    接点は、前記ROMの最上位ビット端子に接続されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の熱転写プリント装置。
  4. 【請求項4】 前記ROMの最上位ビットは、入力され
    る画像データに対応する抵抗値と平均抵抗値との間の比
    較を示す符号ビットであることを特徴とする請求項3記
    載の熱転写プリント装置。
  5. 【請求項5】 信号入力源から画像信号を入力され、ラ
    イン単位で予め設定された階調値と階調比較の後に複数
    の発熱体より構成された熱転写ヘッドにより印字表現す
    る熱転写プリント装置用の補正装置であって、 前記画像信号をライン単位で貯蔵するラインメモリ手段
    と、 現在の熱転写ヘッドの温度と予め設定された基準温度と
    の差による補正量が貯蔵されているメモリ手段と、 前記検出された現在の熱転写ヘッドの温度が前記基準温
    度より小さい場合には、前記ラインメモリ手段から読み
    出される画像データと前記メモリ手段に貯蔵された補正
    値を加算し、前記検出された現在の熱転写ヘッドの温度
    が前記基準温度より高い場合には前記ラインメモリ手段
    の画像データから前記メモリ手段に貯蔵された補正値を
    減算する演算手段を有する補正手段と、 前記補正手段の出力を予め設定された階調値と階調比較
    し、前記熱転写ヘッドに出力する熱転写ヘッド制御手段
    とを備えることを特徴とする熱転写プリント装置用の補
    正装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリ手段は、現在の熱転写ヘッド
    の温度と基準温度との差によるラインメモリ手段の画像
    データ値を変更させるイエロー,マゼンタ,シアン色そ
    れぞれに対する補正値が貯蔵されるルックアップテーブ
    ルであることを特徴とする請求項5記載の熱転写プリン
    ト装置用の補正装置。
JP6002577A 1993-01-14 1994-01-14 熱転写プリント装置及び熱転写プリント装置用の補正装置 Pending JPH06238936A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62116168A (ja) * 1985-11-15 1987-05-27 Hitachi Ltd サ−マルヘツドの制御方式
JPS63199658A (ja) * 1987-02-16 1988-08-18 Oki Electric Ind Co Ltd 感熱式記録器
JPH037353A (ja) * 1989-06-02 1991-01-14 Sharp Corp サーマルヘッド装置およびビデオプリンタ

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