JP2001071548A - サーマルプリンタのヘッドコントローラ - Google Patents

サーマルプリンタのヘッドコントローラ

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JP2001071548A
JP2001071548A JP25034399A JP25034399A JP2001071548A JP 2001071548 A JP2001071548 A JP 2001071548A JP 25034399 A JP25034399 A JP 25034399A JP 25034399 A JP25034399 A JP 25034399A JP 2001071548 A JP2001071548 A JP 2001071548A
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gradation data
head
line
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JP25034399A
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Inventor
Sadao Maeyama
貞夫 前山
Minoru Yamazaki
実 山崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルプリンタのドット密度を高めた場合
にも、転送クロック周波数の高いコンパレータを新たに
開発することなく、印画所要時間を現在と同じ短さに維
持する。 【解決手段】 サーマルプリンタのヘッドコントローラ
7に、所定範囲の最小値から最大値に向けて2ずつ値の
増加する第1の階調データを発生する第1の階調発生手
段14,16と、第1の階調データよりも1だけ値の大
きい第2の階調データを発生する第2の階調発生手段1
4,17と、ヘッドのヘッド素子数に対応する数の画像
データの各々について、第1の階調データと第2の階調
データとのうちの一方ずつを交互に選択する選択手段1
8と、これらの画像データの各々と選択手段18で選択
された階調データとの比較結果を示す信号をヘッドに送
る比較手段19とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
においてヘッドの各ヘッド素子に流す電流を制御するヘ
ッドコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタの一種として、感熱式のプリン
タ(サーマルプリンタ)が普及している。サーマルプリ
ンタは、階調(白から黒までの画像の濃淡)に応じた電
流をヘッドのヘッド素子に流すことにより、リボンに塗
布した熱溶融性または熱昇華性の材料をヘッド素子の熱
で媒体に転写させるか、あるいは、媒体に塗布した感熱
材料をヘッド素子の熱で発色させるようにしたものであ
る。
【0003】図6は、従来の感熱式のラインプリンタに
おいて、各ヘッド素子に流す電流を制御するために設け
られていた回路であるヘッドコントローラの構成の一例
を示す。このヘッドコントローラ51では、媒体の各ラ
インのドット位置での階調をそれぞれ例えば8ビットで
(すなわち256段階の濃度レベルで)表す画像データ
のうちの、1ライン分のN個の画像データがラインメモ
リ52に書き込まれる。例えば1ラインあたりのドット
数が2056である場合には、ラインメモリ52には2
056個の画像データが書き込まれることになる。
【0004】階調カウンタ53は、リセット信号RSで
初期値0にリセットされた後、クロック信号CKを動作
クロックとして、8ビットで表される256段階の階調
の最小値0から最大値255に向けて階調データを1ず
つカウントアップするカウンタである。
【0005】最初に、この階調カウンタ53の値が最小
値0のときに、ラインメモリ52から画像データが1個
ずつ読み出されて、コンパレータ54でこの階調データ
の値0と順次比較される。コンパレータ54からは、画
像データの値のほうが大きいときにはH(ハイ)の信号
CPが出力され、そうではないときにはL(ロウ)の信
号CPが出力される。
【0006】この比較結果を示す信号CPは、シフトパ
ルス(図示略)とともに、ヘッドコントローラ51から
ヘッド61内のシフトレジスタ62に順次送られる。こ
れにより、ラインメモリ52から読み出した1ライン分
全ての画像データについてコンパレータ54での比較が
終了するときには、ヘッド61内のシフトレジスタ62
には、この1ライン上の各ドット位置での画像の濃度レ
ベルがそれぞれ0よりも高いか否かを示す信号が格納さ
れる。
【0007】ラインメモリ52から読み出した1ライン
分全ての画像データについてコンパレータ54での比較
が終了すると、ヘッドコントローラ51は、ヘッド61
内のシフトレジスタ62に格納されている信号を、シフ
トレジスタ62から一斉に出力させて、ヘッド61内の
ラッチ回路63にラッチさせる。ラッチ回路63でラッ
チされた各信号は、ヘッド61内のヘッド素子に供給さ
れる。
【0008】図7は、ヘッド素子の構造の一例を示す。
図示しない基板上に、1ライン上の各ドット位置に対応
させて(したがって1ラインあたりのドット数と等しい
N個の)トランジスタ65が配置されており、各トラン
ジスタ65がそれぞれ1個のヘッド素子として機能す
る。各トランジスタ65のコレクタはそれぞれ抵抗器6
4を介して半導体66に並列に接続されており、半導体
66の両端はそれぞれ銅線67を用いて電源端子68に
接続されている。各トランジスタ65のエミッタは、銅
線69を用いてアース端子70に接続されている。
【0009】図6のラッチ回路63でラッチされた各信
号は、対応するドット位置のトランジスタ65のベース
に供給される。これにより、Hの信号がベースに供給さ
れるトランジスタ65(ここでは、濃度レベルが0より
も高いドット位置に対応するトランジスタ65)にだけ
電流が流れるので、そのトランジスタ65だけが加熱さ
れる。
【0010】続いてヘッドコントローラ51では、階調
カウンタ53で階調データが1だけカウントアップされ
る。そして、再びラインメモリ52から画像データが1
個ずつ読み出されてコンパレータ54でこの階調データ
の値1と比較され、比較が終了すると、ヘッド61内の
シフトレジスタ62に格納されている信号を、ヘッド6
1内のラッチ回路63に新たにラッチさせる。これによ
り、Hの信号がベースに供給されるトランジスタ65
(今度は、濃度レベルが1よりも高いドット位置に対応
するトランジスタ65)にだけ電流が流れるので、その
トランジスタ65だけが加熱される。
【0011】以下、ヘッドコントローラ51では、階調
カウンタ53で階調データが最大値255にまで1ずつ
カウントアップされながら、同様な処理が繰り返され
る。これにより、各トランジスタ65では、対応するド
ット位置での階調に応じた時間だけHの信号がベースに
供給される(換言すれば、濃度レベルをパルス幅変調し
たPWM信号がベースに供給される)ので、この階調に
応じた時間だけ電流が流れることになる。リボンに塗布
した熱溶融性または熱昇華性材料がこの電流による各ト
ランジスタ65の熱で媒体に転写される(あるいは媒体
に塗布した感熱材料がこの電流による各トランジスタ6
5の熱で発色する)ことにより、媒体に1ライン分の印
画が行われる。
【0012】このようにして1ライン分の印画が行われ
た後、ヘッドコントローラ51では、階調カウンタ53
が初期値0にリセットされ、次の1ライン分の画像デー
タが新たにラインメモリ52に書き込まれて、それらの
画像データについて上述の処理が繰り返される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このヘッド
コントローラ51では、1ライン分のN個の画像データ
の各々について、比較される階調データの表す濃度レベ
ルの段階数が、図8に示すように256になる。
【0014】したがって、コンパレータ54が1個の画
像データを1つの値の階調データと比較して信号CPを
出力するのに要する時間を1/f(fを転送クロック周
波数と呼ぶことにする)とすると、コンパレータ54で
1ライン分の比較が終了することによりヘッド61内の
各トランジスタ65に前述のPWM信号が供給されるの
に要する時間(すなわち、ヘッドコントローラ51を設
けた感熱式ラインプリンタで1ライン分の印画を行うの
に要する時間)Tは、下記の数1の通りとなる。
【数1】
【0015】また、階調データの表す濃度レベルの段階
数(前述の例では256)をGとおくと、上記の数1
は、一般式として下記の数2のように表される。
【数2】
【0016】上記の数2から明かなように、従来のヘッ
ドコントローラ51では、1ライン分の印画所要時間を
例えば2分の1に短縮しようとすると、転送クロック周
波数がコンパレータ54の2倍の(すなわち処理能力が
コンパレータ54の2倍の)コンパレータを用いる必要
があった。
【0017】しかし、このように転送クロック周波数の
高いコンパレータを新たに開発することは、設計・製造
作業の煩雑化やコストの増大を招いてしまう。また、コ
ンパレータの転送クロック周波数の向上には限界があ
り、現実的には、現在のコンパレータよりも転送クロッ
ク周波数の高いコンパレータを新たに開発することは容
易ではない。
【0018】また、近年は、画質を向上させるためにド
ット密度を高くする傾向にあるが、例えば現在ヘッドコ
ントローラ51を設けている感熱式ラインプリンタのド
ット密度が300DPI(Dot Per Inch)である場合
に、新たにドット密度600DPIの感熱式ラインプリ
ンタにこのヘッドコントローラ51を設けると、1ライ
ンあたりのドット数Nが2倍になるので、上記の数2か
ら明かなように、この600DPIの感熱式ラインプリ
ンタの1ライン分の印画所要時間は、300DPIの感
熱式ラインプリンタの1ライン分の印画所要時間の2倍
の長さになってしまう。
【0019】600DPIの感熱式ラインプリンタに設
けたヘッドコントローラ51に、転送クロック周波数が
コンパレータ54の2倍のコンパレータを用いれば、こ
のドット数600DPIの感熱式ラインプリンタの印画
所要時間を、300DPIの感熱式ラインプリンタの印
画所要時間と同じ短さに維持することができる。しか
し、このことはやはり前述のように設計・製造作業の煩
雑化やコストの増大を招いてしまう。
【0020】本発明は、上述の点に鑑み、転送クロック
周波数の高いコンパレータを新たに開発することなく、
同じ転送クロック周波数のコンパレータを用いたまま、
サーマルプリンタの印画所要時間を短縮することや、サ
ーマルプリンタのドット密度を高めた場合にも、転送ク
ロック周波数の高いコンパレータを新たに開発すること
なく、同じ転送クロック周波数のコンパレータを用いた
まま、印画所要時間を現在と同じ短さに維持することを
課題としてなされたものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、請求項1に記載のように、サーマルプ
リンタのヘッドコントローラに、所定範囲の最小値から
最大値に向けて2ずつ値の増加する第1の階調データを
発生する第1の階調発生手段と、第1の階調データより
も1だけ値の大きい第2の階調データを発生する第2の
階調発生手段と、ヘッドのヘッド素子数に対応する数の
画像データの各々について、第1の階調データと第2の
階調データとのうちの一方ずつを交互に選択する選択手
段と、これらの画像データの各々と選択手段で選択され
た階調データとの比較結果を示す信号をヘッドに送る比
較手段とを設けることを提案する。
【0022】このヘッドコントローラでは、ヘッドのヘ
ッド素子数に対応する数の画像データの各々について、
所定範囲の最小値から最大値に向けて2ずつ値の増加す
る第1の階調データ(すなわち偶数と奇数とのうちのい
ずれか一方の値のみをとる階調データ)とこの第1の階
調データよりも1だけ値の大きい第2の階調データ(す
なわち偶数と奇数とのうちの残りの一方の値のみをとる
階調データ)とのうちの一方ずつが交互に選択され、こ
の選択された階調データとの比較が行われる。
【0023】このように、個々の画像データについて
は、偶数値の階調データと奇数値の階調データとのうち
の一方のみとの比較が行われるので、比較される階調デ
ータの表す濃度レベルの段階数が2分の1になる。
【0024】これにより、上記の数2から明かなよう
に、比較手段として同じ転送クロック周波数のコンパレ
ータを用いたまま、印画所要時間が2分の1に短縮され
る。
【0025】また、ドット密度を2倍に高めた場合に
も、比較手段として同じ転送クロック周波数のコンパレ
ータを用いたまま、印画所要時間が同じ短さに維持され
る。
【0026】そして、偶数値の階調データとの比較と奇
数値の階調データとの比較とが交互に行われるので、隣
合う2つのヘッド素子で印画された画像(すなわち隣合
う2つのドット位置の画像)を合わせた画像は、この最
小値から最大値に向けて1ずつ階調データの値を増加さ
せて比較を行った場合と同じ階調で印画される。したが
って、印画された画像を見た際に階調が粗くなったよう
に見えることも防止される。
【0027】なお、請求項1に記載のヘッドコントロー
ラを感熱式ラインプリンタに設ける場合には、一例とし
て請求項2に記載のように、選択手段を、ヘッド素子数
に対応する数の画像データの各々について、第1の階調
データと第2の階調データとのうちのいずれを選択する
かを、1ライン毎に切り換えるものとして構成すること
が好適である。
【0028】それにより、同じヘッド素子に対応する画
像データを偶数値の階調データと偶数値の階調データと
のうちのいずれと比較するかが、1ライン毎に切り換え
られるので、隣合う2つのヘッド素子で印画された画像
(すなわちライン方向上で隣合う2つのドット位置の画
像)を合わせた画像だけでなく、隣合う2つのラインに
同じヘッド素子で印画された画像(すなわちラインに直
交する方向上で隣合う2つのドット位置の画像)を合わ
せた画像も、この最小値から最大値に向けて1ずつ階調
データの値を増加させて比較を行った場合と同じ階調で
印画される。したがって、印画された画像を見た際に階
調が粗くなったように見えることが一層よく防止される
ようになる。
【0029】また、請求項1や2に記載のサーマルプリ
ンタのヘッドコントローラにおいて、一例として請求項
3に記載のように、この最小値からこの最大値に向けて
階調データを1ずつカウントアップするカウンタを設
け、第1の階調発生手段を、このカウンタと、値0が最
下位ビットに記憶されるとともにこのカウンタの値が上
位ビットに記憶され、最上位ビット以外のビットの記録
位置のデータが第1の階調データとして用いられる第1
の記憶手段とで構成し、第2の階調発生手段を、この同
じカウンタと、値1が最下位ビットに記憶されるととも
にこのカウンタの値が上位ビットに記憶され、最上位ビ
ット以外のビットの記録位置のデータが第2の階調デー
タとして用いられる第2の記憶手段とで構成することが
好適である。
【0030】それにより、図6の階調カウンタ53のよ
うな従来の感熱式ラインプリンタのヘッドコントローラ
に用いていた階調カウンタをそのまま用いるとともに小
容量の記憶手段を用いた簡単な構成で、偶数値の階調デ
ータと奇数値の階調データとを発生させることができる
ようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下では、感熱式ラインプリンタ
に本発明を適用した例について説明する。図1は、本発
明が適用される感熱式ラインプリンタの信号処理系の全
体構成を示すブロック図である。
【0032】1ラインあたり2056のドット位置での
階調をそれぞれ8ビットで(すなわち256段階の濃度
レベルで)表すRGB3原色の画像データが、外部から
このラインプリンタに供給されて、メモリコントローラ
1の制御のもとでメモリ2に書き込まれる。印画時に
は、このメモリ2に書き込まれたRGBの画像データ
が、メモリコントローラ1により読み出されて、パレッ
ト部3,マスキング部4,ガンマ補正部5,PQC部6
を経てヘッドコントローラ7に送られる。
【0033】パレット部3では、RGBの画像データを
Y(イエロー)M(マゼンタ)C(シアン)の画像デー
タに変換する処理が行われる。マスキング部4では、リ
ボンに塗布したYMC3色の材料の分光特性に起因する
再現色の濁りを補正する処理が行われる。
【0034】ガンマ補正部5では、リボンに塗布した熱
溶融性または熱昇華性材料(あるいは媒体に塗布した感
熱材料)の熱に対する発色特性に合わせて、画像データ
を補正する処理が行われる。PQC部6では、ヘッド素
子の電流印加開始時の温度上昇特性や、温度上昇後のヘ
ッド素子の蓄熱効果に応じて、画像データを補正する処
理が行われる。
【0035】図2は、ヘッドコントローラ7の構成の一
例を示す。ヘッドコントローラ7には、ラインメモリ1
1,バッファメモリ12,ラインメモリ13,階調カウ
ンタ14,2入力2出力のマルチプレクサ15,レジス
タ16,レジスタ17,2入力1出力のセレクタ18,
コンパレータ19と、ヘッドコントローラ7の各部と後
述のヘッド9及び本数補正部8とを制御するマイクロコ
ンピュータ20とが設けられている。
【0036】PQC部6から送られた画像データのう
ち、最初の1ライン分の2056個の画像データが、バ
ッファメモリ12を介してラインメモリ13に書き込ま
れる。また、次の1ライン分の2056個の画像データ
が、ラインメモリ11に書き込まれる。
【0037】階調カウンタ14は、リセット信号RSで
初期値0にリセットされた後、クロック信号CKを動作
クロックとして、8ビットで表される256段階の階調
の最小値0から最大値255に向けて階調データを1ず
つカウントアップするビットカウンタである。ただし、
後述するように、この階調カウンタ14は、最大値25
5の2分の1の値127までカウントアップした時点で
初期値0にリセットされる
【0038】マルチプレクサ15には、値0を示す1ビ
ットのデータが一方の入力端i1に入力されるととも
に、値1を示す1ビットのデータが他方の入力端i2に
入力される。マルチプレクサ15の制御入力端には、奇
数ライン目の印画時には、一方の出力端o1から値0の
データを出力させるとともに他方の出力端o2から値1
のデータを出力させ、偶数ライン目の印画時には、出力
端o1から値1のデータを出力させるとともに出力端o
2から値0のデータを出力させ、というように、出力端
o1,o2から出力するデータを1ライン毎に切り換え
る制御信号が与えられる。
【0039】レジスタ16,17は、それぞれ9ビット
のレジスタである。マルチプレクサ15の出力端o1か
ら出力されたデータは、レジスタ16の最下位ビットL
SBの記憶位置に記憶される。また、マルチプレクサ1
5の出力端o2から出力されたデータは、レジスタ17
の最下位ビットLSBの記憶位置に記憶される。
【0040】階調カウンタ14からの階調データは、レ
ジスタ16の最下位ビットLSD以外の上位8ビットの
記憶位置に記憶されるとともに、レジスタ17の最下位
ビットLSB以外の上位8ビットの記憶位置に記憶され
る。
【0041】レジスタ16から読み出された最上位ビッ
トMSB以外の下位8ビットの記憶位置のデータが、セ
レクタ18の一方の入力端に送られる。また、レジスタ
17から読み出された最上位ビットMSB以外の下位8
ビットの記憶位置のデータが、セレクタ18の他方の入
力端に送られる。
【0042】図3は、階調カウンタ14からの階調デー
タと、レジスタ16,17から読み出された最上位ビッ
トMSB以外の下位8ビットの記憶位置のデータとの関
係を示す。階調カウンタ14からの階調データの値が最
小値0(2進数で00000000)のとき、レジスタ
16,17から読み出された最上位ビットMSB以外の
記憶位置のデータの値はそれぞれ0,1(2進数で00
000000,00000001)になる。
【0043】また、階調カウンタ14からの階調データ
の値が1(2進数で00000001)のとき、レジス
タ16,17から読み出された最上位ビットMSB以外
の記憶位置のデータの値はそれぞれ2,3(2進数で0
0000010,00000011)になる。
【0044】また、階調カウンタ14からの階調データ
の値が2(2進数で00000010)のとき、レジス
タ16,17から読み出された最上位ビットMSB以外
の記憶位置のデータの値はそれぞれ4,5(2進数で0
0000100,00000101)になる。
【0045】以下、同様にして、階調カウンタ14から
の階調データの値がnのとき、レジスタ16,17から
読み出された最上位ビットMSB以外の記憶位置のデー
タの値はそれぞれ2n,2n+1になり、そして、階調
カウンタ14からの階調データの値が127(2進数で
01111111)のとき、レジスタ16,17から読
み出された最上位ビットMSB以外の記憶位置のデータ
の値はそれぞれ254,255(2進数で111111
10,11111111)になる。
【0046】このように、レジスタ16から読み出され
た最上位ビットMSB以外の下位8ビットの記憶位置の
データは、最小値0から最大値255に向けて2ずつ値
の増加する階調データ(すなわち偶数値のみをとる階調
データ)となり、また、レジスタ17から読み出された
最上位ビットMSB以外の下位8ビットの記憶位置のデ
ータは、この偶数値の階調データよりも1だけ値の大き
い階調データ(すなわち奇数値のみをとる階調データ)
となる。
【0047】なお、図3では、レジスタ16,17の最
下位ビットLSBの記憶位置の記憶データの値がそれぞ
れ0,1となる(すなわちマルチプレクサ15の出力端
o1,o2から出力されたデータの値がそれぞれ0,1
となる)ラインである奇数ラインについて示している
が、逆にレジスタ16,17の最下位ビットLSBの記
憶位置の記憶データの値がそれぞれ1,0となる(すな
わちマルチプレクサ15の出力端o1,o2から出力さ
れたデータの値がそれぞれ1,0となる)ラインである
偶数ラインについては、レジスタ16から読み出された
最上位ビットMSB以外の記憶位置のデータのほうが奇
数値の階調データとなり、レジスタ17から読み出され
た最上位ビットMSB以外の記憶位置のデータのほうが
偶数値の階調データとなる。
【0048】セレクタ18の制御入力端には、ラインメ
モリ13から奇数個目(1,3,…2055個目)の
(すなわち1ライン上の奇数番目のドット位置の)画像
データが読み出されたときにはレジスタ16からの階調
データを選択し、他方、ラインメモリ13から偶数個目
(2,4,…2056個目)の(すなわち1ライン上の
偶数番目のドット位置の)画像データが読み出されたと
きにはレジスタ17からの階調データを選択し、という
ように、ラインメモリ13から1個の画像データが読み
出される毎に、選択する階調データを切り換える制御信
号が与えられる。
【0049】セレクタ18で選択された階調データは、
コンパレータ19に送られる。最初に、階調カウンタ1
4での階調データが最小値0のとき(すなわちレジスタ
16,17からの階調データの値がそれぞれ0,1のと
き)に、ラインメモリ13から最初の1ライン分の画像
データが1個ずつ読み出されて、コンパレータ19でセ
レクタ18からの階調データの値と順次比較される。し
たがって、ラインメモリ13から奇数個目の画像データ
が読み出されたときには、レジスタ16からの値0の階
調データとこの奇数個目の画像データとがコンパレータ
19で比較され、ラインメモリ13から偶数個目の画像
データが読み出されたときには、レジスタ17からの値
1の階調データとこの偶数個目の画像データとがコンパ
レータ19で比較される。コンパレータ19からは、画
像データの値のほうが大きいときにはH(ハイ)の信号
CPが出力され、そうではないときにはL(ロウ)の信
号CPが出力される。
【0050】この比較結果を示す信号CPは、マイクロ
コンピュータ20からのシフトパルス(図示略)ととも
に、ヘッドコントローラ7から図1のヘッド9内のシフ
トレジスタ21に順次送られる。これにより、ラインメ
モリ13から読み出した最初の1ライン分全ての画像デ
ータについてコンパレータ19での比較が終了するとき
には、ヘッド9内のシフトレジスタ21には、この1ラ
イン上の奇数番目(1,3,…2055番目)の各ドッ
ト位置での画像の濃度レベルが0よりも高いか否かを示
すとともにこの1ライン上の偶数番目(2,4,…20
56番目)の各ドット位置での画像の濃度レベルが1よ
りも高いか否かを示す信号が格納される。
【0051】ラインメモリ13から読み出した1ライン
分全ての画像データについてコンパレータ19での比較
が終了すると、マイクロコンピュータ20は、ヘッド9
内のシフトレジスタ21に格納されている信号を、シフ
トレジスタ21から一斉に出力させて、図2のヘッド9
内のラッチ回路22にラッチさせる。ラッチ回路22で
ラッチされた各信号は、ヘッド9内のヘッド素子に供給
される。
【0052】ヘッド素子の構造は例えば図7に示した通
り(この場合N=2056)であり、ラッチ回路22で
ラッチされた各信号は、対応するドット位置のトランジ
スタ65のベースに供給される。これにより、Hの信号
がベースに供給されるトランジスタ65(ここでは、奇
数番目のドット位置に対応するトランジスタ65のうち
濃度レベルが0よりも高いドット位置に対応するもの
と、偶数番目のドット位置に対応するトランジスタ65
のうち濃度レベルが1よりも高いドット位置に対応する
もの)にだけ電流が流れるので、そのトランジスタ65
だけが加熱される。
【0053】続いてヘッドコントローラ7では、階調カ
ウンタ14で階調データが1だけカウントアップされる
(すなわちレジスタ16,17からの階調データの値が
それぞれ2,3にされる)。そして、再びラインメモリ
13から画像データが1個ずつ読み出されてコンパレー
タ19でセレクタ18からの階調データの値と順次比較
され、比較が終了すると、ヘッド9内のシフトレジスタ
21に格納されている信号を、ヘッド9内のラッチ回路
22に新たにラッチさせる。これにより、Hの信号がベ
ースに供給されるトランジスタ65(今度は、奇数番目
のドット位置に対応するトランジスタ65のうち濃度レ
ベルが2よりも高いドット位置に対応するものと、偶数
番目のドット位置に対応するトランジスタ65のうち濃
度レベルが3よりも高いドット位置に対応するもの)に
だけ電流が流れるので、そのトランジスタ65だけが加
熱される。
【0054】以下、ヘッドコントローラ7では、階調カ
ウンタ14で階調データが値127にまで1ずつカウン
トアップされながら(すなわちレジスタ16,17から
の階調データの値がそれぞれ254,255にまで2ず
つ増加しながら)、同様な処理が繰り返される。これに
より、各トランジスタ65では、対応するドット位置で
の階調に応じた時間だけHの信号がベースに供給される
(換言すれば、濃度レベルをパルス幅変調したPWM信
号がベースに供給される)ので、この階調に応じた時間
だけ電流が流れることになる。図示しないリボンに塗布
した熱溶融性または熱昇華性材料がこの電流による各ト
ランジスタ65の熱で媒体に転写されることにより、媒
体に1ライン分の印画が行われる。
【0055】このようにして最初の1ライン目の印画が
行われた後、ヘッドコントローラ7では、階調カウンタ
14が初期値0にリセットされ、ラインメモリ11に書
き込まれている次の1ライン分の2056個の画像デー
タがバッファメモリ12を介してラインメモリ13に新
たに書き込まれて、それらの画像データについて上述の
処理が繰り返される(ただし、この2ライン目の印画の
際には、前述のように、レジスタ16からの階調データ
のほうが奇数値の階調データとなり、レジスタ17から
の階調データのほうが偶数値の階調データとなる)。ま
た、ラインメモリ11には、更に次の1ライン分の20
56個の画像データが新たに書き込まれる。
【0056】なお、ヘッドコントローラ7のマイクロコ
ンピュータ20からは、ラインメモリ13から読み出し
た1ライン分全ての画像データについてコンパレータ1
9での比較が終了する毎に(すなわち階調カウンタ1
4,15での階調データがそれぞれ1つの値を取る毎
に)、1ライン分の2056個の画像データのうちの何
個の画像データについてコンパレータ19からHの信号
CPが出力されたかを示す信号が、図1の本数補正部8
に送られる。
【0057】本数補正部8では、この信号の示す画像デ
ータの個数に応じて、ヘッド9のラッチ回路22に信号
をラッチさせる時間の長さ(すなわち図7のトランジス
タ65に電流を流す時間の長さ)を、階調カウンタ1
4,15で階調データがカウントアップ,カウントダウ
ンされる周期の範囲内で補正する処理を行うことによ
り、ヘッド9のコモン抵抗(図7の半導体66や銅線6
7)での電圧降下を原因とする印画むらの発生を抑制す
る。
【0058】次に、この感熱式ラインプリンタにおい
て、1ライン分の印画を行うのに要する時間について説
明する。
【0059】このヘッドコントローラ7では、1ライン
分の2056個の画像データの各々について、0,2,
4,…254というように増加する偶数値の階調データ
と、1,3,5,…255というように増加する奇数値
の階調データとのうちの一方ずつが交互に選択され、こ
の選択された階調データとの比較が行われる。
【0060】このように、個々の画像データについて
は、偶数値の階調データと奇数値の階調データとのうち
の一方のみとの比較が行われるので、比較される階調デ
ータの表す濃度レベルの段階数が、図4に示すように2
56の2分の1である128になる。
【0061】したがって、コンパレータ19が1個の画
像データを階調データと比較して信号CPを出力するの
に要する時間1/f(fは転送クロック周波数)に対し
て、コンパレータ19で1ライン分の比較が終了するこ
とによりヘッド9内の各トランジスタ65に前述のPW
M信号が供給されるのに要する時間(すなわちこの感熱
式ラインプリンタで1ライン分の印画を行うのに要する
時間)Tは、下記の数3の通り(この場合N=205
6)となる。
【数3】
【0062】上記の数3と、図6のヘッドコントローラ
51についての上記の数1との比較から明かなように、
この感熱式ラインプリンタでは、コンパレータ19とし
て図6に示したコンパレータ54と同じ転送クロック周
波数のコンパレータを用いたまま、印画所要時間が2分
の1に短縮される。
【0063】また、この感熱式ラインプリンタのドット
密度を、図6のヘッドコントローラ51を設けた感熱式
ラインプリンタの2倍にした場合(例えば、図6のヘッ
ドコントローラ51を設けた感熱式ラインプリンタのド
ット密度が300DPIであり、その2倍の600DP
Iにした場合)にも、コンパレータ19として図6に示
したコンパレータ54と同じ転送クロック周波数のコン
パレータを用いたまま、印画所要時間が、図6のヘッド
コントローラ51を設けた感熱式ラインプリンタと同じ
短さに維持される。
【0064】そして、ラインメモリ13から1個ずつ読
み出される1ライン分の画像データについて、偶数値の
階調データとの比較と奇数値の階調データとの比較とが
交互に行われるので、図5に示すように、隣合う2つの
トランジスタ65で印画された画像(すなわちライン方
向上で隣合う2つのドット位置の画像)を合わせた画像
は、最小値0から最大値255に向けて1ずつ階調デー
タの値を増加させて比較を行った場合と同じ256階調
で印画されている。さらに、同じトランジスタ65に対
応する画像データを偶数値の階調データと偶数値の階調
データとのうちのいずれと比較するかが、1ライン毎に
切り換えられるので、図5に示すように、隣合う2つの
ラインに同じトランジスタ65で印画された画像(すな
わちラインに直交する方向上で隣合う2つのドット位置
の画像)を合わせた画像も、256階調で印画されてい
る。したがって、この感熱式ラインプリンタで印画され
た画像を見た際に、階調が粗くなったように見えること
はない。
【0065】しかも、階調カウンタ14は、図6のヘッ
ドコントローラ51に用いている階調カウンタ53と同
じものであってよいので、このヘッドコントローラ7で
は、従来の感熱式ラインプリンタのヘッドコントローラ
に用いていた階調カウンタをそのまま用いるとともに小
容量のレジスタ16,17を用いた簡単な構成で、偶数
値の階調データと奇数値の階調データとを発生させるこ
とができるようになっている。
【0066】なお、以上の例では、セレクタ18の制御
入力端に、ラインメモリ13から奇数個目,偶数個目の
画像データが読み出されたときにそれぞれレジスタ1
6,17からの階調データを選択する制御信号を与えて
いる。しかし、逆にラインメモリ13から奇数個目,偶
数個目の画像データが読み出されたときにそれぞれレジ
スタ17,16からの階調データを選択する制御信号を
セレクタ18の制御入力端に与えるようにしてもよいこ
とはもちろんである。
【0067】また、以上の例では、マルチプレクサ15
の出力端o1,o2から出力してレジスタ16,17の
最下位ビットの記憶位置に記憶させるデータを1ライン
毎に切り換えることにより、同じトランジスタ65に対
応する画像データを偶数値の階調データと奇数値の階調
データとのうちのいずれと比較するかを1ライン毎に切
り換えるようにしている。しかし、別の例として、次の
ようにして、同じトランジスタ65に対応する画像デー
タを偶数値の階調データと奇数値の階調データとのうち
のいずれと比較するかを1ライン毎に切り換えるように
してもよい。
【0068】すなわち、マルチプレクサ15を設けるこ
となく、常にレジスタ16の最下位ビットの記憶位置に
値0,値1のうちの一方のデータを記憶しておくととも
にレジスタ17の最下位ビットの記憶位置に値0,値1
のうちの他方のデータを記憶しておく。そして、セレク
タ18の制御入力端に、奇数ライン目の印画時には、ラ
インメモリ13から奇数個目,偶数個目の画像データが
読み出されたときにそれぞれレジスタ16,17からの
階調データを選択する制御信号を与え、偶数ライン目の
印画時には、ラインメモリ13から奇数個目,偶数個目
の画像データが読み出されたときにそれぞれレジスタ1
7,16からの階調データを選択する制御信号を与え
る。
【0069】また、以上の例では、最小値0から最大値
255に向けて階調データを1ずつカウントアップする
階調カウンタ14とレジスタ16及び17とを用いて、
偶数値の階調データと奇数値の階調データとを発生して
いる。しかし、別の例として、0,2,4,…254と
いうように偶数値の階調データをカウントアップする階
調カウンタと、この階調カウンタからの階調データに値
1を加算する加算器とを用いて、偶数値の階調データと
奇数値の階調データとを発生するようにしてもよい。あ
るいは、さらに別の例として、0,2,4,…254と
いうように偶数値の階調データをカウントアップする階
調カウンタと、1,3,5,…255というように奇数
値の階調データをカウントアップする階調カウンタとを
用いて、偶数値の階調データと奇数値の階調データとを
発生するようにしてもよい。
【0070】また、以上の例では、ヘッドコントローラ
7に、専用のハードウェア回路としての階調カウンタ1
4やマルチプレクサ15やレジスタ16,17やセレク
タ18やコンパレータ19を設けている。しかし、例え
ばこれらの回路の一部または全部の機能をマイクロコン
ピュータ20に果たさせるようにしてもよい。
【0071】また、以上の例では階調を8ビットで(す
なわち256段階の濃度レベルで)表す画像データを処
理して印画を行う感熱式ラインプリンタに本発明を適用
している。しかし、階調を8ビット以外で(例えば10
ビット(すなわち1024段階の濃度レベル)で)で表
す画像データを処理して印画を行う感熱式ラインプリン
タにも本発明を適用してもよいことはもちろんであり、
その場合には、そのビット数に応じて階調カウンタ14
及びレジスタ16,17での階調データの最大値を設定
すればよい。
【0072】また、以上の例では1ライン分の2056
個の画像データを単独のコンパレータ19で階調データ
と比較しているが、1ライン分の2056個の画像デー
タを分担して階調データと比較する複数のコンパレータ
をヘッドコントローラ7に設けるとともに、ヘッド9に
もこれらのコンパレータの各々に対応してシフトレジス
タを設けるようにしてもよい。
【0073】また、以上の例ではヘッド素子の数が20
56個の(すなわち1ラインあたりのドット数が205
6の)ラインプリンタに本発明を適用しているが、ヘッ
ド素子の数が2056個以外のラインプリンタにも本発
明を適用してよいことはもちろんである。
【0074】また、以上の例では感熱式ラインプリンタ
に本発明を適用しているが、複数のヘッド素子を有する
ラインプリンタ以外のサーマルプリンタにも本発明を適
用してよい。
【0075】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0076】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る請求項1に
記載のヘッドコントローラによれば、転送クロック周波
数の高いコンパレータを新たに開発することなく、同じ
転送クロック周波数のコンパレータを用いたまま、サー
マルプリンタの印画所要時間を短縮することができると
いう効果が得られる。
【0077】また、サーマルプリンタのドット密度を高
めた場合にも、転送クロック周波数の高いコンパレータ
を新たに開発することなく、同じ転送クロック周波数の
コンパレータを用いたまま、サーマルプリンタの印画所
要時間を現在と同じ短さに維持することができるという
効果が得られる。
【0078】また、印画された画像を見た際に階調が粗
くなったように見えることも防止できるという効果が得
られる。
【0079】なお、請求項2に記載のヘッドコントロー
ラによれば、感熱式ラインプリンタに設けた場合に、印
画された画像を見た際に階調が粗くなったように見える
ことを一層よく防止できるという効果も得られる。
【0080】また、請求項3に記載のヘッドコントロー
ラによれば、従来のヘッドコントローラに用いていた階
調カウンタをそのまま用いるとともに小容量の記憶手段
を用いた簡単な構成で、偶数値の階調データと奇数値の
階調データとを発生させることができるという効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した感熱式ラインプリンタの信号
処理系の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のヘッドコントローラの構成の一例を示す
ブロック図である。
【図3】図2階調カウンタからの階調データとレジスタ
から読み出された最上位ビット以外の記憶位置のデータ
との関係を示す図である。
【図4】図2のヘッドコントローラで個々の画像データ
について比較される階調データの表す濃度レベルの段階
数を示す図である。
【図5】ライン方向上,ラインに直交する方向上で隣合
う2つのドット位置の画像を合わせた画像の階調を示す
図である。
【図6】従来の感熱式のラインプリンタのヘッドコント
ローラの構成の一例を示すブロック図である。
【図7】ヘッド素子の構造の一例を示す図である。
【図8】図6のヘッドコントローラで個々の画像データ
について比較される階調データの表す濃度レベルの段階
数を示す図である。
【符号の説明】
1 メモリコントローラ、 2 メモリ、 3 パレッ
ト部、 4 マスキング部、 5 ガンマ補正部、 6
PQC部、 7 ヘッドコントローラ、 8本数補正
部、 9 ヘッド、 11,13 ラインメモリ、 1
2 バッファメモリ、 14 階調カウンタ、 15
マルチプレクサ、 16,17 レジスタ、 18 セ
レクタ、 19 コンパレータ、 20 マイクロコン
ピュータ、 21 シフトレジスタ、 22 ラッチ回
路、 64 抵抗器、 65トランジスタ、 66 半
導体、 67,69 銅線、 68 電源端子、 70
アース端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定範囲の最小値から最大値に向けて2
    ずつ値の増加する第1の階調データを発生する第1の階
    調発生手段と、 前記第1の階調データよりも1だけ値の大きい第2の階
    調データを発生する第2の階調発生手段と、 ヘッドのヘッド素子数に対応する数の画像データの各々
    について、前記第1の階調データと前記第2の階調デー
    タとのうちの一方ずつを交互に選択する選択手段と、 前記画像データの各々と前記選択手段で選択された階調
    データとの比較結果を示す信号を前記ヘッドに送る比較
    手段とを備えたことを特徴とするサーマルプリンタのヘ
    ッドコントローラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のサーマルプリンタのヘ
    ッドコントローラにおいて、 前記サーマルプリンタはラインプリンタであり、 前記選択手段は、前記画像データの各々について、前記
    第1の階調データと前記第2の階調データとのうちのい
    ずれを選択するかを、1ライン毎に切り換えることを特
    徴とするサーマルプリンタのヘッドコントローラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のサーマルプリ
    ンタのヘッドコントローラにおいて、 前記最小値から前記最大値に向けて階調データを1ずつ
    カウントアップするカウンタを備えており、 前記第1の階調発生手段は、前記カウンタと、値0が最
    下位ビットに記憶されるとともに前記カウンタの値が上
    位ビットに記憶され、最上位ビット以外のビットの記録
    位置のデータが前記第1の階調データとして用いられる
    第1の記憶手段とから成り、 前記第2の階調発生手段は、前記カウンタと、値1が最
    下位ビットに記憶されるとともに前記カウンタの値が上
    位ビットに記憶され、最上位ビット以外のビットの記録
    位置のデータが前記第2の階調データとして用いられる
    第2の記憶手段とから成ることを特徴とするサーマルプ
    リンタのヘッドコントローラ。
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