JPH0630960B2 - 感熱磁気記録媒体 - Google Patents

感熱磁気記録媒体

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JPH0630960B2
JPH0630960B2 JP58074735A JP7473583A JPH0630960B2 JP H0630960 B2 JPH0630960 B2 JP H0630960B2 JP 58074735 A JP58074735 A JP 58074735A JP 7473583 A JP7473583 A JP 7473583A JP H0630960 B2 JPH0630960 B2 JP H0630960B2
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magnetic
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佳明 肥田
恵 石原
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康明 吉岡
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、磁気記録層ならびに感熱記録層を有する感熱
磁気記録媒体に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 プラスチックなどの基体の表面に磁気記録層が設けられ
てなる磁気記録媒体は、クレジットカード、キャシュカ
ード、IDカード、乗車券、定期券、磁気テープなどと
して広く用いられている。このような磁気記録媒体は、
その記録密度が高くしかも外部から簡単には記録情報を
読み出せないという利点もあるが、これに伴い必然的に
記録情報は目に見えないため、これらの記録媒体に可視
情報を記録させる必要が生じてくる場合がある。このよ
うな場合には、磁気記録媒体の基体表面の余白部または
裏面に、文字、図案などを印刷することが行なわれてき
ているが、一般に磁気記録媒体はそのサイズが小さいた
め、必要な文字などの可視情報を印刷するスペースが不
足しており、充分な情報量を印刷できないという欠点が
あった。
このため、磁気記録媒体の磁気記録層上にも、文字、図
案などの可視情報が印刷手段により形成されている磁気
記録媒体が近年になり出現してきた。ところが、前記可
視情報は各種の印刷手段により形成されているため、そ
の内容は画一的でかつ固定的になり変化に乏しいという
欠点があった。また磁気記録層上に個々の情況に応じた
たとえばバーコード、OCR文字、氏名、有効期限など
個別の情報を印刷することは、製造上のコストアップに
つながるため、現実的でないという欠点があった。さら
に磁気記録上に2〜5ミクロンの印刷インキが設けられ
ているため、磁気記録層と磁気ヘッドとの間隔が大きく
なり、その部分の磁気出力が非印刷部に比べて低下し、
出力変動が大きくなるという欠点もあった。
ところで、近年、キャシュカード、クレジットカード、
定期券などの磁気記録媒体の偽造・変造が大きな社会問
題となりつつあり、いかにして磁気記録情報の偽造・変
造を防止するかについて多くの研究がなされてきている
が、簡単でかつ効果的な磁気記録情報の偽造・変造の防
止法はいまだに見出されていないのが現状である。
発明の目的 本発明は上記のような従来技術に伴う問題点を解決しよ
うとするものであって、本発明は以下のような目的を有
する。
a) 磁気情報ならびに可視情報の両者からなる多くの情
報量を盛り込むことのできる記録媒体を提供すること。
b) 個々の情況に応じた個別の可視情報が簡単に記録で
きる記録媒体を提供すること。
c) 磁気情報の偽造・変造が容易には行なうことができ
ない記録媒体を提供すること。
d) 磁気情報ならびに可視情報のダブルチェックが可能
で、偽造・変造の困難な記録媒体を提供すること。
e) 磁気記録層上に設けられた可視記録部による磁気出
力の低下の小さい記録媒体を供給すること。
発明の概要 本発明による感熱磁気記録媒体は、基体上に設けられた
磁気記録層上に、感熱記録層として、非磁性金属または
これらの合金あるいはこれらの化合物からなる非磁性薄
膜層を設けたことを特徴としており、可視情報は非磁性
薄膜層をレーザービームあるいはサーマルヘッドなどの
加熱手段により破壊することによって記録される。
さらに必要に応じて、非磁性薄膜層上に可視情報を明確
にするための着色層あるいは保護層を設けることもで
き、また、非磁性薄膜層と磁気記録層との間に前記着色
層を設けることもでき、さらに場合によっては、各層間
の接着力を増加させて各層間の剥離を防止する接着層を
設けることもできる。
また場合によっては、基体上に感熱記録層として、非磁
性金属またはこれらの合金あるいはこれらの化合物から
なる非磁性薄膜層を設け、この非磁性薄膜層上に磁気記
録層を設けて、感熱磁気記録媒体を構成してもよい。こ
の場合には、基体は透明であり、可視情報はレーザービ
ームにより非磁性薄膜層を破壊することによって記録さ
れる。
発明の具体的説明 以下本発明を図面に示す好ましい具体例より説明する。
本発明に係る感熱磁気記録媒体1は、第1図に示すよう
に、シート状あるいは板状の基体2と、この上に設けら
れた磁気記録層3と、この磁気記録層3上に設けられた
感熱記録層としての非磁性薄膜層4とから構成されてい
る。磁気記録層3は、基体2の表面に全面的あるいは部
分的に設けられている。また非磁性薄膜層4は、磁気記
録層3の表面に全面的あるいは部分的に設けられている
が、場合によっては、第2図に示すように、非磁性薄膜
層4が磁気記録層3よりも広い範囲にわたって基体2の
表面上に設けられていてもよい。
本発明に係る感熱磁気記録媒体1の別の具体例を第3図
〜第7図に示す。第3図に示す感熱磁気記録媒体1は、
基体2上に、磁気記録層3と、非磁性薄膜層4と、着色
層5とがこの順序に積層されており、着色層5は記録さ
れた可視情報にコントラストを与えて明確にするという
機能を有している。
第4図に示す感熱磁気記録媒体1は、基体2上に、磁気
記録層3と、着色層5と、非磁性薄膜層4とがこの順序
に積層されており、着色層5は記録された可視情報にコ
ンテラストを与えるという機能を有している。
第5図に示す感熱磁気記録媒体1は、基体2上に、磁気
記録層3と、非磁性薄膜層4と、保護層6とがこの順序
に積層されており、保護層6は非磁性薄膜層4の表面を
保護する役割を果たしている。
第6図に示す感熱磁気記録媒体1は、基体2上に、磁気
記録層3と、非磁性薄膜層4とがこの順序で積層されて
おり、磁気記録層3と非磁性薄膜層4との間には接着層
7が設けられている。この接着層7は、磁気記録層3と
非磁性薄膜層4との接着性を強固にし両層が剥離するの
を防止する機能を果たしている。
第7図に示す感熱記録媒体1は、基体2上に、磁気記録
層3と、着色層5aと、非磁性薄膜層4と、着色層5b
とがこの順序で積層されている。着色層を2層設けるこ
とによって、たとえばレーザービームなどによって非磁
性薄膜層4のみを破壊して印字した場合には、印字部は
着色層5aと着色層5bとが重なって見え、また一方着
色層5bおよび非磁性薄膜層4の両方をレーザービーム
などによって破壊して印字した場合には、印字部は着色
層5aの色を呈して周辺の着色層5bの色から明確に区
別される。
第8図に示す感熱磁気記録媒体1は、基体2の表裏両面
上に、それぞれ、磁気記録層3と非磁性薄膜層4とがこ
の順序で積層されており、磁気情報および可視情報を多
く記録できるようになっている。
第9図に示す感熱磁気記録媒体1は、透明基体2上に、
非磁性薄膜層4が設けられ、この非磁性薄膜層上に、磁
気記録層3が設けられている。この記録媒体1は、非磁
性薄膜層4が外表面に露出していないため、非磁性薄膜
層の物理的強度が弱い場合に好ましいものとなる。そし
てこの場合には、感熱記録層である磁性薄膜層4への書
き込みは、透明基体2を通して、レーザービームで行な
うことが望ましい。
以下、本発明に係る感熱磁気記録媒体の製造方法ならび
に用いられる材料について説明する。
本発明に係る感熱磁気記録媒体1は、基体2上に、直
接、磁気記録層3および非磁性薄膜層4、そして必要に
応じて着色層5、保護層6、あるいは接着層7を、印刷
法あるいはコーティング法などにより設ける直接法によ
って形成することができる。
また、第10図に示すように、一旦転写用基体8上に、剥
離層9を介して、保護層6、着色層5、第1接着層7
a、非磁性薄膜層4、第2接着層7b、磁気記録層3お
よびホットメルト接着層10がこの順序で積層された転写
用積層体11を準備し、この積層体11のホットメルト接着
層10を基体2の表面上に接着させるとともに前記剥離層
9により転写用基体8を取り去るという転写法によっ
て、本発明に係る記録媒体1を形成することもできる。
さらに、第11図に示すように、一旦貼着用基体12上に、
磁気記録層3および非磁性薄膜層4が積層された貼着用
積層体13を準備し、この積層体13の裏面に貼着層14を設
け、この粘着層14を介して、基体2と貼着用基体12とを
一体に接着させるという貼着法によって、本発明に係る
記録媒体1を形成することもできる。
基体2はシート状あるいは板状を呈しており、この基材
2としては、ナイロン、セルロースジアセテート、セル
ローストリアセテート、ポリスチレン、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリカー
ボネートなどのプラスチック類、銅、アルミニウムなど
の金属、紙、含浸紙などを単独であるいは組合せて複合
体として用いることができる。基体として要求される物
性たとえば強度、剛性、隠蔽性、光不透過性などを考慮
して、上記材料の中から好ましいものを適宜選択すれば
よい。なお基材2の膜厚は0.005〜5mm程度である。
磁気記録層3は、γ−Fe2O3、Co被着γ−Fe2O3、Fe
3O4、CrO2、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Cr、Co−Ni、MmA
l、Baフェライト、Srフェライトなどの従来公知の磁性
微粒子が適当な樹脂あるいはインキビヒクル中に分散さ
れてなる分散物を、グラビア法、ロール法、ナイフエッ
ジ法などの従来公知の塗布方法によって基材2上に形成
することができる。また、磁気記録層3は、Fe、Fe−C
r、Fe−Co、Co−Crなどの金属または合金あるいはそれ
らの化合物を用いて、真空蒸着法、スパッタ法、めっき
法などによって基材2上に形成することもできる。
塗布方法によって磁気記録層3を形成する場合には、そ
の膜厚は1〜100ミクロン好ましくは5〜20ミクロン程
度である。また真空蒸着法、スパッタ法、めっき法によ
って磁気記録層3を形成する場合には、その膜厚は100
Å〜1ミクロン好ましくは500〜2000Å程度である。
γ−Fe2O2などの磁性微粒子が分散される樹脂あるいは
インキビヒクルとしては、ブチラール樹脂、塩化ビニル
/酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン/
マレイン酸共重合体樹脂などが用いられ、必要に応じ
て、ニトリルゴムなどのゴム系樹脂あるいはウレタンエ
ラストマーなどが添加される。また、磁性微粒子が上記
樹脂中に分散されてなる分散物中に、必要に応じて、界
面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワックス、
シリコーンオイル、カーボンその他の顔料を添加するこ
ともできる。
非磁性薄膜層4は、Te、Sn、In、Al、Bi、Pb、Znなどの
金属あるいはこれらの合金もしくはTe−カーバイトなど
の上記金属の化合物を、真空蒸着法、スパッタ法、めっ
き法などにより、基材2上に設けられた磁気記録層上に
形成することができる。この非磁性薄膜層4は、感熱記
録層としての役割を果たすため、低融点を有することが
好ましい。また、非磁性薄膜層の膜厚は100Å〜1ミク
ロン好ましくは、500〜1000Å程度である。
着色層5は、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチ
ルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート、
酢酸セルロースなどのセルロース誘導体、ポリスチレ
ン、ポリ−α−メチルスチレンなどのスチレン樹脂ある
いはスチレン共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリア
クリル酸ブチルなどのアクリル樹脂またはメタクリル樹
脂の単独あるいは共重合樹脂、ロジン、ロジン変性マレ
イン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、重合ロジンな
どのロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロ
ン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂などの
バインダーに、着色すべき色に応じて各種の顔料を添加
し、さらに必要に応じて、可塑剤、安定剤、ワックス、
グリース、乾燥剤、乾燥補助剤、硬化剤、増粘剤、分散
剤を添加した後、溶剤あるいは希釈剤で充分に混練して
なる着色塗料あるいはインキを用いて、通常のグラビア
法、ロール、ナイフエッジ法、オフセット法などの塗布
方法あるいは印刷方法により、所望部分に形成できる。
保護層6は、合成樹脂フィルムをラミネートするか、エ
クストルージョンコート法によるか、あるいは合成樹脂
塗料を塗布することなどによって形成することができ
る。保護層を構成する合成樹脂は、用途あるいは他層と
の密着性などを考慮して、着色層を形成するに際して用
いられた合成樹脂類と同様なものが広く用いられうる。
特に、熱硬化型の合成樹脂を用いると、表面の硬度、汚
染の防止という点で有利であり、さらに紫外線硬化型の
合成樹脂を含む塗料を用いれば、塗布後の硬化が瞬時に
行なえるので好ましい。また保護層中にシリコーンなど
を添加して表面を剥離性とすることもできる。
接着層7は、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル/プロピオン酸共
重合体、ゴム系樹脂、シアノアクリレート樹脂、セルロ
ース系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリオレフィン系共重
合体などのバインダーに、必要に応じて、可塑剤、安定
剤、硬化剤などを添加した後、溶剤あるいは希釈剤で充
分に混練してなる接着層用塗料を用いて、グラビア法、
ロール法、ナイフエッジ法などの塗布方法によって、基
体上の所望部分に形成できる。特に、磁気記録層上に接
着層を設ける場合には、磁気記録層の再溶解を防止する
ため、熱可塑性樹脂をエマルジョン化して塗布し、乾燥
してヒートシール型の接着層とすることが好ましい。
磁気情報は、磁気ヘッドなどの通常の方法によって、磁
気記録層3中に記録される。一方、バーコード、OCR
文字、氏名、有効期限などの可視情報は、サーマルヘッ
ド、レーザービーム、ホットスタンプなどの加熱手段に
より、非磁性薄膜層を選択的に破壊することによって記
録される。
磁気情報および可視情報を記録する場合、まず可視情報
次いで磁気情報の順序で記録してもよく、あるいは磁気
情報次いで可視情報の順で記録してもよい。ただし、、
可視情報を記録するのに加熱手段が用いられているた
め、可視情報の記録時に磁気記録層の温度がキュリー温
度以上になる恐れがある場合には、まず可視情報を記録
し次いで磁気情報を記録することが好ましい。
以下に本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。なお以下の実施
例において、特に言及しない限り、すべての「部」は重
量部である。
例1 厚さ188ミクロンのポリエチレンテレフタレートシート
上に、下記組成の磁性塗料をグラビアコート法にて塗布
し、厚さ10ミクロンの磁気記録層を形成した。次いでそ
の上に真空蒸着法により、スズを水晶振動子による膜厚
測定法で測定して1000Åの膜厚に蒸着して感熱記録層で
ある非磁性薄膜層を形成した。
磁性塗料の組成: Co被着γ−Fe2O3 75部 (チタン工業社製「X−6000」) 部分ケン化塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂 10部 (ユニオンカーバイド社製「ビニライトVAGH」) ポリウレタンエラストマー樹脂 10部 (三洋化成工業社製「サンプレンIB114B」) 線状飽和ポリエステル樹脂 5部 (東洋紡社製「バイロンRV53SS」) イソプロピルアルコール 50部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 50部 イソシアネート系硬化剤 3部 (三菱化成社製「ATマイテックNY−220A」) 例2 例1と同様にして、ポリエチレンテレフタレートシート
上に、磁気記録層および非磁性薄膜層を形成した後、下
記組成の着色塗料を用い、グラビアコート法により厚さ
3ミクロンの着色層を形成した。
着色塗料の組成: 部分ケン化塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂 20部 (ユニオンカーバイド社製「ビニライトVAGH」) 顔 料 10部 イソシアネート系硬化剤 3部 (武田薬品工業社製「タケネートD110N」) メチルエチルケトン 30部 トルエン 30部 例3 例1と同様にして、ポリエチレンテレフタレートシート
上に磁気記録層を形成した後、例2で用いたのと同じ着
色塗料を用いてグラビアコート法により膜厚3ミクロン
の着色層を形成した。次いでその上に真空蒸着法によ
り、スズを1000Åの膜厚に蒸着して感熱記録層である非
磁性薄膜層を形成した。
例4 例1と同様にして、ポリエチレンテレフタレートシート
上に、磁気記録層および非磁性薄膜層を形成した後、下
記組成の保護層用塗料を用い、グラビアコート法により
厚さ1ミクロンの保護層を形成した。
保護層用塗料の組成: ポリビニルブチラール樹脂 3部 (積水化学社製「エスレックBX」) 湿気硬化型ウレタン樹脂 3部 (三井東圧社製「オレスターM95−50A」) メチルエチルケトン 30部 トルエン 30部 酢酸エチル 30部 例5 例1と同様にして、ポリエチレンテレフタレートシート
上に、磁気記録層を形成した後、下記組成の接着層用塗
料を用い、グラビアコート法により厚さ0.5ミクロン
の第1接着層を形成した。次いでその上に真空蒸着法に
より、スズを1000Åの膜厚で蒸着して感熱記録層である
非磁性薄膜層を形成した。
例6 まず、基体に磁気記録層および非磁性薄膜層を形成する
ための、幅6.5mmの熱転写テープを以下のようにして
作製した。
(a) 25ミクロン厚ポリエチレンテレフタレートシート
上に、下記組成の剥離層用塗料を用い、グラビアコート
法により厚さ1ミクロンの剥離層を形成した。
剥離層用塗料の組成: (b) 例4で用いたのと同一の保護層用塗料を用い、グ
ラビアコート法により厚さ1ミクロンの保護層を剥離層
上に形成した。
(c) 例2で用いたのと同一の着色塗料を用い、グラビ
アコート法により厚さ3ミクロンの着色層を保護層上に
形成した。
(d) 下記組成の接着層用塗料を用い、グラビアコート
法により厚さ0.5ミクロンの第2接着層を着色層上に
形成した。この第2接着層は着色層と非磁性薄膜層との
接着性を良くするためのものである。
第2接着層用塗料の組成: (e) 真空蒸着法により、スズを1000Åの膜厚で第2接
着層上に設けて非磁性薄膜層を形成した。
(f) 例5で用いたのと同一の接着層用塗料を用い、グ
ラビアコート法により、厚さ0.5ミクロンの第1接着
層を、非磁性薄膜上に形成した。
(g) 例1で用いたのと同一の磁性塗料を用い、グラビ
アコート法により厚さ10ミクロンの磁気記録層を、第1
接着層上に形成した。
(h) 下記組成のホットメルト接着層用塗料を用い、グ
ラビアコート法により厚さ10ミクロンのホットメルト接
着層を磁気記録層上に形成した。
ホットメルト接着層用塗料の組成: 次に、このようにして作製された転写テープを、塩化ビ
ニル基材上に熱転写し、たて86mm、幅54mm、厚さ0.8
mmのカードを製造した。
例7 上記例1〜6に従って製造された記録媒体に、厚膜型サ
ーマルヘッドにより、印加エネルギー密度30mJ/mm
2で、バーコード、OCR文字、漢字、ローマ字などを
印字したところ、記録媒体上には所望のパターンが形成
された。バーコード、OCR文字は機械にて充分読取る
ことができる程度に鮮明であった。
次いでこの印字済記録媒体に磁気ヘッドにより磁気記録
を行なったところ、その再生出力に及ぼす印字による影
響は実用上問題のない範囲であった。
発明の効果 本発明による感熱磁気記録媒体は、磁気記録層ならびに
非磁性薄膜層からなる感熱記録層を有しているため、以
下のような効果を有する。
a) 磁気情報ならびに可視情報の両者を記録媒体上に記
録でき、多くの情報量の記録が可能になる。
b) 磁気情報に加えて、個々の情況に応じた個別の可視
情報が簡単に記録できる。
c) 磁気記録層上に非磁性薄膜層からなる感熱記録層が
一体的に設けられているため、磁気記録層のみを有して
いる記録媒体と比較して、記録媒体の偽造・変造が困難
である。
d) 記録媒体に、磁気情報ならびにバーコード、OCR
文字などの可視情報が記録できるため、磁気的チェック
と機械的読出しチェックとのダブルチェックが可能とな
り、この点からも記録媒体の偽造・変造が困難である。
e) 磁気記録層上に設けられた可視情報記録部である非
磁性薄膜層の厚さが、印刷手段により設けられる可視情
報記録部と比較して薄く、したがって磁気ヘッドと磁気
記録層との間でのスペーシングロスが小さく、再生出力
の変動が小さい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は、本発明に係る感熱磁気記録媒体の断
面図であり、第10図および第11図は本発明に係る磁気記
録媒体を製造する際に用いられる転写用積層体の断面図
である。 1……記録媒体、2……基体、3……磁気記録層、4…
…非磁性薄膜層、5……着色層、6……保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−64596(JP,A) 特開 昭53−145602(JP,A) 実開 昭52−107609(JP,U) 実開 昭53−68300(JP,U) 実開 昭53−5628(JP,U) 特公 昭42−2774(JP,B1) 特公 昭55−1197(JP,B2)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録層を基体上に設けるとともに、該
    磁気記録層上に、非磁性金属またはこれらの合金あるい
    はこれらの化合物からなる非磁性薄膜層を感熱記録層と
    して設けたことを特徴とする、感熱磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】非磁性薄膜層上に着色層を設けた、特許請
    求の範囲第1項に記載の感熱磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】磁気記録層と非磁性薄膜との間に着色層を
    設けた、特許請求の範囲第1項に記載の感熱磁気記録媒
    体。
  4. 【請求項4】磁気記録層と非磁性薄膜層との間に着色層
    を設けるとともに非磁性薄膜層上にも着色層を設けた、
    特許請求の範囲第1項に記載の感熱磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】最上層に保護層を設けた、特許請求の範囲
    第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の感熱磁気記
    録媒体。
  6. 【請求項6】前記各層間に接着層を設けた、特許請求の
    範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の感熱磁
    気記録媒体。
  7. 【請求項7】非磁性薄膜層が、Te、Sn、In、A
    l、Bi、PbおよびZnからなる群から選択された金
    属またはこれらの合金あるいはこれらの金属の化合物か
    ら構成されている、特許請求の範囲第1項ないし第6項
    のいずれか1項に記載の感熱磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】透明基板上に、非磁性金属またはこれらの
    合金あるいはこれらの化合物からなる非磁性薄膜層を感
    熱記録層として設け、該非磁性薄膜層上に磁気記録層を
    設けてなることを特徴とする感熱磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】前記化合物が非磁性金属あるいはこれらの
    合金の酸化物からなる、特許請求の範囲第8項に記載の
    感熱磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】前記透明基体と非磁性薄膜層との間に着
    色層を設けた、特許請求の範囲第8項に記載の感熱磁気
    記録媒体。
  11. 【請求項11】前記磁気記録層と非磁性薄膜層との間に
    着色層を設けた、特許請求の範囲第8項に記載の感熱磁
    気記録媒体。
  12. 【請求項12】前記透明基体と磁気記録層との間に、着
    色層、非磁性薄膜層および着色層をこの順序で設けた、
    特許請求の範囲第8項に記載の感熱磁気記録媒体。
  13. 【請求項13】転写用基体上に剥離層を介して非磁性薄
    膜層、磁気記録層およびホットメルト接着層がこの順序
    で積層されてなることを特徴とする、感熱磁気記録媒体
    の製造に用いる転写用積層体。
  14. 【請求項14】最上層に保護層を設けた、特許請求の範
    囲第13項に記載の転写用積層体。
  15. 【請求項15】前記各層間に接着層を設けた、特許請求
    の範囲第13項に記載の転写用積層体。
  16. 【請求項16】前記剥離層と非磁性薄膜層との間に保護
    層が形成されている、特許請求の範囲第13項に記載の
    転写用積層体。
  17. 【請求項17】貼着用基体の一方の面に粘着層が設けら
    れ他方の面に磁気記録層および非磁性薄膜層がこの順序
    で設けられてなることを特徴とする、感熱磁気記録媒体
    の製造に用いる貼着用積層体。
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