JP2540991B2 - 感熱磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

感熱磁気記録媒体及びその製造方法

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    • B42D25/00Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
    • B42D25/30Identification or security features, e.g. for preventing forgery
    • B42D25/328Diffraction gratings; Holograms

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は感熱磁気記録媒体に係り,特に磁気記録層を
確実に隠蔽し,ホログラム画像を有すると共に,磁気記
録層上に目視可能な記録を施すことができる感熱磁気記
録媒体及びその製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉 磁気記録媒体は,情報の書き込み,読み取り,書換え
が容易で,機械処理が可能であり,しかも低コストで製
造できるためクレジットカード,キャッシュカード,ID
カード,定期券,テレホンカード等のプリペイドカード
に広く利用されている。
近年,磁気記録層に固定情報或は識別情報や可変情報
を記録するほか,カード所持者の便宜に供するために,
使用時に目視可能な情報(以下,可視情報とする)をカ
ード表面に記録することが行なわれるようになり、特に
プリペイドカードは磁気記録と同じ価値情報が読み取り
機にかけることのなく目視により知ることが可能となっ
た。
磁気記録媒体上に目視可能に記録を設ける手段とし
て,感熱発色作用を利用した感熱記録層を磁気記録媒体
中に設けることが考えられているが、この感熱記録層
は、磁気記録層と反対の基体上に設けられるか,或は磁
気記録層に重ならない部分に設けられていた。そのた
め、磁気記録層面が大面積を占める場合は可視情報とし
ての文字,絵柄等のプレ印刷を施し,さらに後から可視
情報をサーマルヘッド等で記録する時に,記録スペース
に制約を生じる欠点があった。
そこで,特開昭52−114333号公報、特開昭59−199285
号公報に記載されているように磁気記録層上に直接に感
熱記録層を形成しようとする試みもある。
ところが、上記の感熱記録媒体は,基体の片側同一面
において,磁気記録層上に発色させる構成のため,ベー
ス色が下層の磁気記録層の色相,例えば濃い褐色系の色
となり,コントラストの良い記録が出きず,また審美
性、装飾性を有する文字,絵柄等を磁気記録層上に設け
るのが困難であった。本出願人は上述の困難性を解決す
るために基体の同一面側に磁気記録層、金属蒸着層、ホ
ログラム層、感熱記録層を順次設け、磁気記録と共にホ
ログラム画像の立体的なイメージ情報と可視情報を形成
可能な感熱磁気記録媒体及び感熱記録媒体上のホログラ
ムの再現に優れた感熱記録媒体を既に提案した。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記の感熱磁気記録体は、磁気記録
層、金属蒸着層、ホログラム層、感熱記録層と構成する
層の数が多くなり、磁気記録層への磁気記録再生等の磁
気特性を考慮すると各層の厚さを磁気特性に影響が内容
に制御する必要があり、その磁気特性に影響が無いよう
に感熱磁気記録体の製造において各層の厚さを制御する
ことがかなり困難であった。
本発明は上述のような問題を解決すべくなされたもの
で、基体の同一面側に磁気記録とともに、ホログラム画
像の立体的イメージ情報と可視情報を同一の材料で構
成、すなわちホログラムの光反射層(金属蒸着層)と感
熱記録層とを兼用した構成とすることが可能な感熱磁気
記録媒体及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成すべくなされた本発明は, 1)少なくとも基体上に磁気記録層、感熱記録型金属薄
膜層、ホログラム形成層を順次積層してなることを特徴
とする感熱磁気記録媒体であり、 2)少なくとも基体上に磁気記録層、感熱記録型金属薄
膜層、ホログラム形成層を順次積層してなる感熱磁気記
録媒体の製造方法において、支持体フィルム上に離型
層、ホログラム形成層、感熱記録型金属薄膜層、接着層
を順次積層してなるホログラム転写シートを、前記基体
上に形成された磁気記録層上に転写せしめ、前記接着層
を介して感熱記録型金属薄膜層、ホログラム形成層を積
層してなることを特徴とする感熱磁気記録媒体の製造方
法であり、 3)少なくとも基体上に磁気記録層、ホログラム形成
層、感熱記録型金属薄膜層を順次積層してなることを特
徴とする感熱磁気記録媒体であり、 4)少なくとも基体上に磁気記録層、ホログラム形成
層、感熱記録型金属薄膜層を順次積層してなる感熱磁気
記録媒体の製造方法において、基材上に磁気記録層、ホ
ログラム形成層を形成した後、該ホログラム形成層上に
感熱記録型金属薄膜層を形成してなることを特徴とする
感熱磁気記録媒体の製造方法である。
<作用> 本発明の感熱磁気記録媒体によれば、感熱記録型金属
薄膜層は磁気記録層を隠蔽するとともに、高コントラス
トのホログラム画像と感熱記録像を得ることができ、記
録媒体の同一面上の同じ層の兼用により、層の構成数を
少なくすることが可能であるため、下層に位置する磁気
記録層の磁気特性を考慮しても各層の厚さの許容範囲を
広く取ることができ、感熱磁気記録媒体の実生産が非常
に容易となる。
<発明の詳述> 以下、本発明について図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明な感熱磁気記録媒体(1)の部分拡大
断面図であり,基体(2)上に少なくとも磁気記録層
(3),感熱記録型金属薄膜層(4),ホログラム形成
層(5)からなる。ホログラム形成層(5)を保護する
ための保護層(6)は必要に応じて設けても構わない。
磁気記録層(3)は基体(2)上の一部であっても,或
は全面であってもよい。感熱記録型金属薄膜層(4)は
磁気記録層(3)同じ大きさであっても,或は磁気記録
層(3)よりも大きくてもよい。また、必要に応じて接
着剤を介して各層を形成することも可能である。
基体(2)はポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン等
のプラスチック類、紙、合成紙などを単独でまたは複合
体として用いることができる。基体(2)はカード,シ
ート状の如く記録媒体の用途に応じて要求される物性,
例えば強度,剛性,隠蔽性,光不透過性等を考慮し,上
記材料より選択することが可能である。磁気記録層
(3)は,例えばγ−Fe2O3,Co被着γ−Fe2O3,Fe3O4,Cr
O2,Fe,Fe−Cr,Fe−Co,Co−Ni,MnAl,Baフェライト,Srフ
ェライト等の磁性微粒分散液からなる。一般的にプリペ
イドカード等の磁気記録媒体に用いる磁気記録層(3)
の保磁力は,1500〜3000(Oe),残留磁束は,1.0〜2.0
(Maxwell/cm)である。この磁気記録層(3)上には種
々の色相に着色された着色層があってもよい。
感熱記録型金属薄膜層(4)は、例えば白色系の非磁
性金属の薄膜層であり,この種の金属としては,サーマ
ルヘッド、スーザービーム、熱印字板等の発熱記録体に
よる感熱記録が可能な比較的融点の低い、スズ、ビスマ
ス、インジウム、アルミニウムやこれらの合金等があ
る。この層は真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプ
レーティング法、メッキ法等により形成され,その厚み
は0.03−0.1m程度とする。
ホログラム形成層(5)は、例えばアクリル系樹脂,
ウレタン系樹脂,セルロースアセテート系樹脂,ニトロ
セルロース系樹脂等をインキ化し,その厚さを0.5−2
μmとし,ホログラムが表面の凹凸によりホログラムの
情報を記録するレリーフホログラムである場合は,干渉
縞が凹凸の形で記録されたホログラム原版をプレス型と
して,前述した樹脂層に対して加熱押圧により形成す
る。ホログラムとしては,フラウンホーファーホログラ
ム,レインボーホログラム,ホログラフィックステレオ
グラム等がある。
更に、ホログラム形成層を保護する目的で保護層
(6)を設けても構わない。保護層(6)は,上記の各
樹脂のうち適当なものを選んでインキ化し,コーティン
グすればよい。また、この着色層は種々の色相に着色し
てあってもよい。
さらにこの保護層(6)には、感熱記録ヘッドによる
感熱記録を考えた場合、感熱記録ヘッド適性を改善する
目的で滑剤を添加することも可能である。なお,磁気特
性を考慮すれば磁気記録層(3)上の各層は可能な限り
薄い方が良く,全厚を10μm以下とすることが望まし
い。
次に本発明の感熱磁気記録媒体の製造方法について第
2図,第3図を用いて説明する。感熱記録金属薄膜層,
ホログラム形成層は転写により形成することが可能であ
り,第2図はホログラム転写シート(10)の構成例を示
す断面図である。このシートは図示の如く、ベースフィ
ルムである支持体フィルム(11)上に,離型層(12),
ホログラム形成層(13),感熱記録型金属薄膜層(14)
及び接着層(16)を順次積層して構成するものである。
ここで必要に応じて、感熱記録型金属薄膜層(14)と接
着層(16)の間に樹脂層(15)を設けても構わない。
支持体フィルム(11)としては,例えばポリエステ
ル,ポリカーボネート等を用いる。
離型層(12)としては,例えばアクリル樹脂,アクリ
ル・ビニール系樹脂等をインキ化したものをコーティン
グにより形成すれば良い。
ホログラム形成層(13)形成に当たつては,まず、例
えばアクリル系樹脂,ウレタン系樹脂,セルロースアセ
テート系樹脂,ニトロセルロース系樹脂等をインキ化或
いは塗液化したものをその厚さを0.5−2μm程度にし
てバーコート,ブレードコート,エアナイフコート,グ
ラビアコート,ロールコート等のソルベントコート法,
或はスクリーン印刷法などの既知の塗布方法による塗
布,乾燥により樹脂層として形成する。ホログラムは表
面の凹凸によりホログラムの情報を記録するレリーフホ
ログラムである場合は,干渉縞が凹凸の形で記録された
ホログラム原版をプレス型として,前記工程で形成した
樹脂層に対して加熱押圧により形成する。ホログラムと
しては,フラウンホーファーホログラム,レインボーホ
ログラム,ホログラフィックステレオグラム等がある。
感熱記録型金属薄膜層(14)は、例えば、感熱記録ヘ
ッド、レーザービーム、熱印字板等により感熱記録が可
能な、比較的融点の低いスズ、ビスマス、アルミニウ
ム、インジウム等の金属から成る薄い層であり,真空蒸
着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メ
ッキ法等により形成され,その厚みは0.03−0.1μm程
度とする。
樹脂層(15)は,アクリル系樹脂,スチレン系樹脂,
ポリエステル系樹脂等を主成分とし,その厚さを0.5〜
2μm程度とする。
接着層(16)は,アクリル系樹脂,ビニール系樹脂等
を主成分とし,その厚さを0.5〜2μm程度とする。な
お,接着層自体が金属薄膜層と接着性が良い場合は,樹
脂層を設ける必要が無いのは言うまでもない。
樹脂層(15),接着層(16)はバーコート,ブレード
コート,エアナイフコート,グラビアコート,ロールコ
ート等のソルベントコート法,或いはスクリーン印刷法
などの既知の塗布方法により形成する。また,磁気特性
を考慮すれば磁気記録層(3)上の各層は可能な限り薄
い方が良く,全厚を10μm以下とするのが望ましい。
第3図は第2図な示したホログラム転写用シート(1
0)を用いて製造された本発明の感熱磁気記録媒体(1
7)である。この記録媒体は、まず被転写体である基体
(7)に形成された磁気記録層(8)上に接着層(16)
を介して重ね,加熱加圧により転写し、次に支持体(1
1)を剥離することにより得られる。
第4図はもう一つの本発明の感熱磁気記録媒体(20)
の部分拡大図であり,基体(21)上に少なくとも磁気記
録層(22),ホログラム形成層(23),感熱記録型金属
薄膜層(24)からなる。磁気記録層(22)は基体(21)
上の一部であっても,或は全面であってもよい。感熱記
録型金属薄膜層(24)は磁気記録層(22)と同じ大きさ
であっても,或は磁気記録層(22)よりも大きくてもよ
い。また,必要に応じて接着剤を介して各層を形成する
ことも可能である。
なお、基体(21),磁気記録層(22),ホログラム形
成層(23),感熱記録型金属薄膜層(24)の構成,材料
は上記のものと同一である。
また,本発明の感熱磁気記録媒体の製造方法は図示は
しないが,上記した基体(21)上に磁気記録層(22)を
上記磁性微粒子分散液のバーコート,ブレードコート,
エアナイフコート,グラビアコート,ロールコート等の
ソルベントコート法,或いはスクリーン印刷などの既知
の塗布方法により塗布,乾燥により形成し,これにホロ
グラム形成層となる樹脂層を上記塗布法により形成し,
ホログラムが表面の凹凸によりホログラムの情報を記録
するレリーフホログラムである場合は,干渉縞が凹凸の
形で記録されたホログラム原版をプレス型として,前述
した樹脂層に対して加熱押圧によりホログラム形成層
(23)を形成する。次にこのホログラム形成層(23)に
感熱記録型金属薄膜層(24)を前述した金属或いはそれ
らの合金を真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレ
ーティング法、メッキ法等により形成し,その厚みは0.
03〜0.1μm程度とする。これに必要に応じてさらに保
護層(25)を設けることができる。
保護層(25)は,上記した材料をバーコート,ブレー
ドコート,エアナイフコート,グラビアコート,ロール
コート等のソルベントコート法,或いはスクリーン印刷
法などの既知の塗布方法により塗布,乾燥により形成さ
れる。
次に具体的な構成について以下の例について説明す
る。なお,実施例中の「部」は「重量部」を示す。
実施例1 磁気記録用磁性塗料の組成(1) BaO−6Fe2O3 40 部 塩酢酸ビニル系樹脂(積水化学(株)製エスレックA)
10 部 飽和ポリエステル樹脂(東洋紡(株)製バイロン103)
5 部 ポリウレタンエラストマー(日本ポリウレタン(株)製
N−2304) 7 部 オイレン酸 5 部 トルエン 30 部 メチルイソブチルケトン 30 部 イソシアナート硬化剤(日本ポリウレタン(株)コロネ
ートHL) 3 部 トリエチレンジアミン 0.5部 厚さ188μmの白色PETシート上に、上記(1)の組成
からなる磁気記録用磁性塗料をグラビアコート法にて塗
布し、厚さ15μmの磁気記録層を形成した。
一方、厚さ25μmのポリエステルフィルム上に、アク
リル系樹脂層をグラビアコート法にて塗布し0.7〜1μ
mの膜厚の離型層とし,次に,ウレタン系樹脂をグラビ
アコート法にて前期離型層上に塗布し0.7〜1μmの膜
厚に設けてホログラム形成層とし,これを乾燥硬化させ
た後,150℃にてホログラムスタンパーによるエンボス処
理によりホログラム画像を形成した。次にこのホログラ
ム形成層上にスズを0.05μmの厚さに真空蒸着法により
蒸着し、感熱記録型の金属蒸着層を形成した。次にアク
リル系樹脂をグラビアコート法にて塗布し,0.7〜1μm
の膜厚の樹脂層とし,さらにアクリル系樹脂をグラビア
コート法にて塗布し,0.7〜1μmの膜厚の接着層とし
て,ホログラム転写シートを形成した。
このホログラム転写シートを上記基体の磁気記録上に
接着層を介して,加熱加圧により転写し,ポリエステル
フィルムを剥離し,感熱磁気記録媒体を得た。
実施例2 保護層の塗液組成(2) ステアリン酸亜鉛 1部 メタクリル樹脂(ローム&ハラス社製パラロイドA−1
1) 8部 トルエン 9部 厚さ188μmの白色PETシート上に、上記(1)の組成
からなる磁気記録用磁性塗料をグラビアコート法にて塗
布し、厚さ15μmの磁気記録層を形成した。次にウレタ
ン系樹脂をグラビアコート法にて塗布し0.7〜1μmの
膜厚に設けてホログラム形成層とし,これを乾燥硬化さ
せた後,150℃にてホログラムスタンパーによるエンボス
処理によりホログラム画像を形成した。次にこのホログ
ラム画像上にスズを005μmの厚さに真空蒸着法により
蒸着し、感熱記録型の金属蒸着層を形成した。さらに上
記(2)の組成による保護層塗料を金属蒸着上にグラビ
アコート法にて塗布し,乾燥膜厚2μmなるように形成
した。
上記の実施例1、2の構成の感熱磁気記録媒体は、感
熱記録型の金属蒸着層により磁気記録層を隠蔽するとと
もに、高コントラストのホログラム画像と感熱記録像を
得ることができ、記録媒体の同一面上の同じ層の兼用に
より、層の構成数を少なくすることが可能であるため、
下層に位置する磁気記録層の磁気特性を考慮しても各層
の厚さの許容範囲を広く取ることができ、感熱磁気記録
媒体の実生産が非常に容易となる。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明の感熱磁気記録媒体は、
磁気記録層と感熱記録層とを備えているため、磁気情報
と可視情報を同時に記録しておくことが可能で限られた
記録媒体上の記録スペースを有効に利用することができ
る。また感熱記録型金属薄膜層により磁気記録層の確実
な隠蔽と、高コントラストのホログラム画像と熱による
感熱記録像を得ることが可能となるように記録媒体の同
一面上の同じ層を兼用することで、層の構成数を少なく
することが可能であるため、下層に位置する磁気記録層
の磁気特性を考慮しても各層の厚さの許容範囲を広く取
ることができ、感熱磁気記録媒体の実生産が非常に容易
となる利点がある。
すなわち、磁気情報と可視情報を同一面上に形成で
き、可視情報の確認が容易であり、ホログラム画像によ
る審美性を有することから、装飾性の向上とともに偽造
防止が可能であり、記録媒体の識別を極めて容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による感熱磁気記録媒体の構成を示す部
分拡大断面図であり,第2図はホログラム転写シートの
構成を示す部分拡大断面図であり,第3図は第2図のホ
ログラム転写シートにより形成した本発明による感熱磁
気記録媒体の構成を示す部分拡大断面図であり,第4図
もう一つの本発明による感熱磁気記録媒体の構成を示す
部分拡大断面図である。 (1),(17),(20)……感熱磁気記録媒体 (2),(7),(21)……基体 (3),(8),(22)……磁気記録層 (4),(14),(24)……感熱記録型金属薄膜層 (5),(13),(23)……ホログラム形成層 (6),(12),(25)……保護層 (10)……ホログラム転写シート (11)……支持体フィルム (12)……離型層 (15)……樹脂層 (16)……接着層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも基体上に磁気記録層、感熱記録
    型金属薄膜層、ホログラム形成層を順次積層してなるこ
    とを特徴とする感熱磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】少なくとも基体上に磁気記録層、感熱記録
    型金属薄膜層、ホログラム形成層を順次積層してなる感
    熱磁気記録媒体の製造方法において、支持体フィルム上
    に離型層、ホログラム形成層、感熱記録型金属薄膜層、
    接着層を順次積層してなるホログラム転写シートを、前
    記基体上に形成された磁気記録層上に転写せしめ、前記
    接着層を介して感熱記録型金属薄膜層、ホログラム形成
    層を積層してなることを特徴とする感熱磁気記録媒体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】少なくとも基体上に磁気記録層、ホログラ
    ム形成層、感熱記録型金属薄膜層を順次積層してなるこ
    とを特徴とする感熱磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】少なくとも基体上に磁気記録層、ホログラ
    ム形成層、感熱記録型金属薄膜層を順次積層してなる感
    熱磁気記録媒体の製造方法において、基材上に磁気記録
    層、ホログラム形成層を形成した後、該ホログラム形成
    層上に感熱記録型金属薄膜層を形成してなることを特徴
    とする感熱磁気記録媒体の製造方法。
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