JP2926781B2 - 感熱磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

感熱磁気記録媒体及びその製造方法

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JP2926781B2
JP2926781B2 JP1256055A JP25605589A JP2926781B2 JP 2926781 B2 JP2926781 B2 JP 2926781B2 JP 1256055 A JP1256055 A JP 1256055A JP 25605589 A JP25605589 A JP 25605589A JP 2926781 B2 JP2926781 B2 JP 2926781B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は感熱磁気記録媒体に係り、とくに磁気記録層
を確実に隠蔽し、ホログラム画像を有するとともに、磁
気記録層上に目視可能な記録を施すことができる感熱磁
気記録媒体及びその製造方法に関する。
<従来の技術> 磁気記録媒体は、情報の書き込み、読み取り、書き換
えが容易で、機械処理が可能であり、しかも低コストで
製造できるためクレジットカード、キャッシュカード、
IDカード、定期券、テレホンカード等のプリペイドカー
ドに広く利用されている。
近年、磁気記録層に固定情報或いは識別情報や可変情
報を記録するほかに、カード所持者の便宜に供するため
に、使用時に目視可能な情報(以下、可視情報とする)
をカード表面に記録することが行われるようになり、と
くにプリペイドカードは磁気記録と同じ価値情報が読み
取り機にかけることなく目視により知ることが可能とな
った。
従来、感熱記録層は磁気記録層を有する磁気記録媒体
上に目視可能な記録手段として、磁気記録層と反対側の
基体上に設けられるか、或いは磁気記録層に重ならない
部分に設けられていた。そのため、磁気記録層面が大面
積を占める場合は可視情報としての文字、絵柄等のプレ
印刷を施し、さらに後から可視情報をサーマルヘッド等
で記録する時に、記録スペースに制約を生じる欠点があ
った。
そこで、特開昭52−114333号、特開昭59−199285号に
記載されているように磁気記録層上に直接に感熱記録層
を形成した感熱磁気記録媒体がある。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記の感熱記録媒体は、基体の片側同
一面において、磁気記録層上に発色させるため、下層の
磁気記録層の色相、例えば濃い褐色系に色がベース色と
なり、コントラストの良い記録ができず、また審美性、
装飾性を有する文字、絵柄等を磁気記録層上に設けるこ
とは困難であった。
本発明は上述の問題点を解決すべくなされたもので、
基体の同一面側に磁気記録とともにホログラム画像の立
体的なイメージ情報と可視情報を形成可能な感熱磁気記
録媒体を提供することを目的とする。
また、感熱磁気記録媒体上のホログラムの再現性に優
れた感熱磁気記録媒体の製造方法を提供することを目的
とする。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成すべくなされた本発明は、 1)少なくとも基体シート上に磁気記録層、金属蒸着
層、ホログラム層、感熱記録層を順次積層してなる感熱
磁気記録媒体であり、 2)少なくとも基体上に磁気記録層、金属蒸着層、ホロ
グラム層、感熱記録層を順次積層してなる感熱磁気記録
媒体の製造方法において、ベースフィルム上に、離形
層、ホログラム層、金属蒸着層、接着層を順次積層して
なるホログラム転写シートを、基体上に形成された磁気
記録層上に転写せしめることにより、接着層を介して金
属蒸着層、ホログラム層を形成する感熱磁気記録媒体の
製造方法であり、 3)少なくとも基体上に磁気記録層、ホログラム層、金
属蒸着層、感熱記録層を順次積層してなる感熱磁気記録
媒体であり、 4)少なくとも基体上に磁気記録層、ホログラム層、金
属蒸着層、感熱記録層を順次積層してなる感熱磁気記録
媒体の製造方法において、基体上に形成された磁気記録
層上に対して、ホログラム層を形成した後、直接金属蒸
着せしめることにより、ホログラム層、金属蒸着層を形
成してなる感熱磁気記録媒体の製造方法である。
<作用> 本発明よれば金属蒸着層により磁気記録層が確実に隠
蔽できるとともに、記録媒体の同一面上に形成されたホ
ログラム画像と感熱記録層に対しそれぞれ高コントラス
トが得られる。また磁気情報と可視情報が記録媒体の同
一面上に形成でき、可視情報の確認が容易であり、さら
にホログラム画像は装飾性の向上とともに偽造の防止が
可能である。
<実施例> 以下、本発明の実施例について図面に基づき詳細に説
明する。
第1図は本発明の感熱磁気記録媒体(1)の部分拡大
断面図であり、基体(2)上に少なくとも磁気記録層
(3)、金属蒸着層(4)、ホログラム層(5)、感熱
記録層(6)、保護層(7)からなる。磁気記録層
(3)は基体(2)上の一部であっても、或いは全面で
あってもよい。金属蒸着層(4)は磁気記録層(3)と
同じ大きさであっても、或いは磁気記録層(3)よりも
大きくてもよい。また、必要に応じて接着剤を介して各
層を形成することも可能である。
基体(2)はポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン等
のプラスチック類、紙、合成紙などを単独或いは組み合
わせた複合体として用いることができる。基体(2)は
カード、シート状の如く記録媒体の用途に応じて要求さ
れる物性、例えば強度、剛性、隠蔽性、光不透過性等を
考慮し、上記材料より選択することが可能である。
磁気記録層(3)はγ−Fe2O3、Co被着γ−Fe2O3、Fe
3O4、CrO2、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Cr、Co−Ni、MnA
l、Baフェライト、Srフェライト等の磁性微粒子分散液
からなる。一般的にプリペイドカード等の磁気記録媒体
に用いる磁気記録層(3)の保磁力は、1500〜3000(O
e)、残留磁束は、1.0〜2.0(Maxwell/cm)である。
金属蒸着層(4)は白色系の非磁性金属の蒸着層であ
り、この種の金属としては、例えばアルミニウム、スズ
およびその酸化物である。真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法等により形成され、その厚
みは0.03〜0.08μmとする。
ホログラム層(5)は、例えば酸価を有したアクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂セルロースアセテート系樹脂、
ニトロセルロース系樹脂等を主成分とし、その厚さを0.
5〜2μmとし、ホログラムは表面の凹凸によりホログ
ラムの情報を記録するレリーフホログラムである場合
は、干渉縞が凹凸の形で記録されたホログラム原版をプ
レス型として、前述した樹脂に対して加熱押圧より形成
する。このレリーフホログラム以外に形成手段は異なる
が、フレネルホログラム、フーリエ変換ホログラム、フ
ランホーファーホログラム、レインボーホログラム、ホ
ログラフィックステレオグラム、イメージホログラム等
がある。
感熱記録層(6)は、高分子結着剤と感熱発色材料を
主成分として構成され、感熱発色材料をを水または適当
な溶剤により分散した塗液中に高分子結着剤を溶解させ
てなる分散液からなり、高分子結着剤としてはヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポ
リビニールアルコール、デンプン、スチレン−マレイン
酸共重合物、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル
酸エチル等のメタクリル樹脂の単独または共重合物、ポ
リスチレン、アクリル−スチレン共重合物、ポリエステ
ル樹脂、クマロン樹脂、ABS樹脂、ニトロセルロース等
を用いることができる。また、感熱発色剤は大別して金
属化合物発色タイプと染料発色タイプの二つがある。具
体的には、金属化合物発色タイプとしてはステアリン酸
第2鉄、ミリスチル酸第2鉄とタンニン酸、没食子酸と
の組合せ、蓚酸のAg、Pb、Hg、Th塩とチオ尿酸、チオ硫
酸ナトリウムとの組合せ、ステアリン酸のNi、Co、Cu塩
とCaS、SrS、BaSとの組合せ、蓚酸銀、蓚酸水銀と、グ
リセリン、ポリヒドロキシアルコールとの組合せ、ベヘ
ン酸銀、ステアリン酸銀とハイドロキノン、スピロイン
ダンとの組合せ、ラウリン酸第2鉄、ペラルゴン酸第2
鉄とチオセシカルバジト類との組合せ、カプロン酸鉛、
ベヘン酸鉛とチオ尿素誘導体との組合せ、ステアリン酸
第2鉄、ステアリン酸銅とジブチルチオカルバミン酸鉛
との組合せ、酢酸ニッケルとチオ蓚酸、チオアセトアミ
ドとの組合せ、有機アミンのモリブデン酸塩と芳香族多
価ヒドロキシ化合物との組合せ等が用いられる。一方、
染色発色タイプは、フェノール性水酸基を有する顕色剤
と無色のロイコ染料との組合せであり、顕色剤として4,
4′−イソプロピリデンフェノール、ベンジル−p−ヒ
ドロキシベンゾエート、4,4′−ジヒドロキシ−3,5′−
ジアリルジフェニルスルフォン、メチル−ビス(ヒドロ
キシフェニル)アセテート、没食子酸エステル、p−フ
ェニルフェノール等が挙げられる。ロイコ染料としては
クリスタルバイオレットラクトン、3−インドリノ−3
−p−ジメチルアミノフェニル−6−ジメチルアミノフ
タリド、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、
2−(2−クロルフェニルアミン)−ジエチルアミノフ
ルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−
ジエチルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフェニ
ルアミノ)−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−t−ブチルフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
p−ブチルアニリノフルオラン、3−シクロヘキシルア
ミノ−6−クロロフルオラン、2−アニリノ−3−メチ
ル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)−フルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフル
オラン、3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチルペンチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン等を挙
げることができる。なお、本発明の感熱磁気記録媒体に
用いられる感熱発色材料は上記のもの、或いは組合せ以
外にも上記した条件を満たすののであれば、用いること
ができる。
保護層(7)は高分子結着剤を主成分として構成され
ており、高分子結着剤としては感熱記録層(6)に用い
られた高分子結着剤と同様なものが用いられ、その他に
も熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂も用いられる。さら
にサーマルヘッド適性を改善する目的で滑剤を添加する
ことも可能である。なお、磁気特性を考慮すれば磁気記
録層(3)上の各層は可能な限り薄いほうが良く、全厚
を7μm以下とするのが望ましい。
次に本発明の感熱磁気記録媒体の製造方法について第
2図、第3図を用いて説明する。金属蒸着層、ホログラ
ム層は転写により形成することが可能であり、第2図は
ホログラム転写シート(10)の構成例を示す断面図であ
る。ベースフィルムである支持体フィルム(11)上に、
離型層(12)、ホログラム層(13)、金属蒸着層(1
4)、樹脂層(15)及び接着層(16)を順次積層して構
成するものである。
支持体フィルム(11)としては、例えばポリエステ
ル、アセテート、ポリカーボネート等を用いる。
離型層(12)としては、例えばアクリル樹脂、アクリ
ル・ビニール系樹脂等を主成分とし、その厚さを0.5〜
2μmとする。
ホログラム層(13)は、例えば酸価を有したアクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂セルロースアセテート系樹脂、
ニトロセルロース系樹脂等を主成分とし、その厚さを0.
5〜2μmにバーコート、ブレードコート、エアナイフ
コート、グラビアコート、ロールコート等のソルベント
コート法、或いはスクリーン印刷法などの既知の塗布方
法による塗布、乾燥により樹脂層を形成する。ホログラ
ムは表面の凹凸によりホログラムの情報を記録するレリ
ーフホログラムである場合は、干渉縞が凹凸の形で記録
されたホログラム原版をプレス型として、前述した樹脂
に対して加熱押圧より形成する。このレリーフホログラ
ム以外に形成手段および形成材料は異なるが、フレネル
ホログラム、フーリエ変換ホログラム、フランホーファ
ーホログラム、レインボーホログラム、ホログラフィッ
クステレオグラム、イメージホログラム等を用いること
もできる。
金属蒸着層(14)は、白色系の非磁性金属の蒸着層で
あり、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーテ
ィング法等により形成され、その厚みは0.03〜0.08μm
とする。この種の金属としては、例えばアルミニウム、
スズおよびその酸化物である。
樹脂層(15)は、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、
ポリエステル系樹脂等を主成分とし、その厚さを0.5〜
2μmとする。
接着層(16)は、アクリル系樹脂、ビニール系樹脂等
を主成分とし、その厚さを0.5〜2μmとする。なお、
接着層自体が金属蒸着層と密着性が良い場合は、樹脂層
を設ける必要はない。
樹脂層(15)、接着層(16)はバーコート、ブレード
コート、エアナイフコート、グラビアコート、ロールコ
ート等のソルベントコート法、或いはスクリーン印刷法
などの既知の塗布方法により塗布、乾燥により形成す
る。また、磁気特性を考慮すれば磁気記録層(3)上の
各層は可能な限り薄いほうが良く、全厚を5μm以下と
するの望ましい。
第3図は第2図に示したホログラム転写用シート(1
0)を用いて製造された本発明の感熱磁気記録媒体(1
9)である。被転写体である基体(8)に形成された磁
気記録層(9)上に接着層(16)を介して重ね、加熱加
圧により転写する。転写後、支持体を剥離し、離型層
(12)上に感熱記録層(17)を積層し、必要に応じてさ
らに保護層(18)を設けることができる。
感熱記録層(17)、保護層(18)は前述した材料をバ
ーコート、ブレードコート、エアナイフコート、グラビ
アコート、ロールコート等のソルベントコート法、或い
はスクリーン印刷法などの既知の塗布方法により塗布、
乾燥により形成される。
第4図はもう一つの本発明の感熱記録媒体(21)の部
分拡大断面図であり、基体(22)上に少なくとも磁気記
録層(23)、ホログラム層(24)、金属蒸着層(25)、
感熱記録層(26)、保護層(27)からなる。磁気記録層
(23)は基体(22)上の一部であっても、或いは全面で
あってもよい。金属蒸着層(25)は磁気記録層(23)と
同じ大きさであっても、或いは磁気記録層(23)よりも
大きくてもよい。また、必要に応じて接着剤を介して各
層を形成することも可能である。
なお、基体(22)、磁気記録層(23)、ホログラム層
(24)、金属蒸着層(25)、感熱記録層(26)、保護層
(27)の構成、材料は上記のものと同一である。また、
本発明の感熱磁気記録媒体の製造方法は図示はしない
が、上記した基体(22)上に磁気記録層(23)を上記磁
性微粒子分散液のバーコート、ブレードコート、エアナ
イフコート、グラビアコート、ロールコート等のソルベ
ントコート法、或いはスクリーン印刷法などの既知の塗
布方法により塗布、乾燥により形成し、これにホログラ
ム層として上記塗布方法により樹脂層を形成し、ホログ
ラムが表面の凹凸によりホログラムの情報を記録するレ
リーフホログラムである場合は、干渉縞は凹凸の形で記
録されたホログラム原版をプレス型として、前述した樹
脂に対して加熱加圧によりホログラム層(24)を形成す
る。このホログラム層(24)に金属蒸着(25)を前述し
た白色系の非磁性金属を真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法等により形成し、その厚み
を0.03〜0.08μmとする。この種の金属としては、例え
ばアルミニウム、スズおよびその酸化物である。これに
感熱記録層(26)を積層し、必要に応じてさらに保護層
(27)を設けることができる。
感熱記録層(26)、保護層(27)は上記した材料をバ
ーコート、ブレードコート、エアナイフコート、グラビ
アコート、ロールコート等のソルベントコート法、或い
はスクリーン印刷法などの既知の塗布方法により塗布、
乾燥により形成される。
感熱記録層(26)、保護層(27)は上記した材料をバ
ーコート、ブレードコート、エアナイフコート、グラビ
アコート、ロールコート等のソルベントコート法、或い
はスクリーン印刷法などの既知の塗布方法により塗布、
乾燥により形成される。以上により感熱記録磁気記録媒
体を得ることができる。
次に具体的な構成について以下の例について説明す
る。なお、実施例中の「部」は「重量部」を示す。
実施例1 (1)磁気記録層用磁性塗料の組成 BaO−6Fe2O3 40部 塩酢酸ビニル系樹脂 10部 (積水化学(株)製エスレックA) 飽和ポリエステル樹脂 5部 (東洋紡(株)製バイロン103) ポリウレタンエラストマー 7部 (日本ポリウレタン(株)製N−2304) オレイン酸 5部 トルエン酸 30部 メチルイソブチルケトン 30部 イソシアナート硬化剤 3部 (日本ポリウレタン(株)製コロネートHL) トリエチレンジアミン 0.5部 (2)感熱記録層用塗料の組成 ミリスチル酸第2鉄 5部 タンニン酸 1.5部 メタクリル樹脂 10部 (三菱レイヨン(株)製BR−60) トルエン 70部 (3)保護層の塗液組成 ステアリン酸亜鉛 1部 メタクリル樹脂 8部 (ローム&ハラス社製パラロイドA−11) トルエン 9部 厚さ188μmの白色PETシート上に上記(1)の組成か
らなる磁気記録層磁気塗料をグラビアコート法にて塗布
し、厚さ15μmの磁気記録層を形成する。
一方、厚さ25μmのポリエステルフィルム上に、アク
リル系樹脂をグラビアコート法にて塗布し、0.7〜1μ
mの膜厚に設けて離型層とし、次にウレタン系樹脂をグ
ラビアコート法にて塗布し、0.7〜1μmの膜厚に設け
てホログラム層とし、これを乾燥硬化させた後、150℃
にてホログラムスタンパーによるエンボス処理によりホ
ログラム画像を形成する。次にアルミニウムを0.05μm
厚さに真空蒸着法により蒸着し、金属蒸着層を形成す
る。次にアクリル系樹脂をグラビアコート法にて塗布
し、0.7〜1μmの膜厚に設けて樹脂層とし、さらにア
クリル系樹脂をグラビアコート法にて塗布し、0.7〜1
μmの膜厚に設けて接着層として、ホログラム転写シー
トを形成した。
このホログラム転写シートを上記基体の磁気記録層上
に接着層を介して、加熱加圧により転写し、ポリエステ
ルフィルムを剥離し、上記(2)の組成の感熱記録層塗
料をグラビアコート法にて塗布し、膜厚3μmの感熱記
録層を形成した。
次に上記(3)の組成による保護層塗料をグラビアコ
ート法にて塗布し、乾燥膜厚2μmになるように形成す
る。
実施例2 厚さ188μmの白色PETシート上に上記(1)の組成か
らなる磁気記録層用磁気塗料をグラビアコート法にて塗
布し、厚さ15μmの磁気記録層を形成する。次にウレタ
ン系樹脂をグラビアコート法にて塗布し、0.7〜1μm
の膜厚に設けてホログラム層とし、これを乾燥硬化させ
た後、150℃にてホログラムスタンパーによるエンボス
処理によりホログラム画像を形成する。次にアルミニウ
ムを0.05μm厚さに真空蒸着法により蒸着し、金属蒸着
層を形成する。さらに上記(2)の組成の感熱記録層塗
料をグラビアコート法にて塗布し、膜厚3μmの感熱記
録層を形成した。
次に上記(3)の組成による保護層塗料をグラビアコ
ート法にて塗布し、乾燥膜厚2μmになるように形成す
る。
上記の実施例1、実施例2の構成の感熱磁気記録媒体
は金属蒸着層により磁気記録層が完全に隠蔽されるとと
もに、表面がかなりの光沢があるため感熱記録層の発色
部とのコントラストが高く鮮明で、しかも見やすい記録
が可能である。また記録面側には鮮やかなホログラム画
像が現れた。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明による感熱磁気記録媒体
は、磁気記録層と感熱記録層を供えているので磁気情報
と可視情報を同時に記録できるとともに限られた記録媒
体上の記録スペースを有効に利用でき、さらに金属蒸着
層により磁気記録層が確実に隠蔽できるとともに、記録
媒体の同一面上に形成されたホログラム画像と感熱記録
層に対しそれぞれ高コントラストが得られる。また磁気
情報と可視情報が記録媒体の同一面上に形成でき、可視
情報の確認が容易であり、さらにホログラム画像により
審美性を有し、装飾性の向上とともに偽造の防止が可能
であり、記録媒体の識別はきわめて容易である。
また、ホログラムを再現性良く形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による感熱磁気記録媒体の構成を示す部
分拡大断面図であり、第2図はホログラム転写シートの
構成を示す部分拡大断面図であり、第3図は第2図はホ
ログラム転写シートにより形成した本発明による感熱磁
気記録媒体の構成を示す部分拡大断面図であり、第4図
はもう一つの本発明による感熱磁気記録媒体の構成を示
す部分拡大断面図である。 (1)、(21)…感熱磁気記録媒体 (2)、(8)、(22)…基体 (3)、(9)、(23)…磁気記録層 (4)、(14)、(25)…金属蒸着層 (5)、(13)、(24)…ホログラム層 (6)、(17)、(26)…感熱記録層 (7)、(18)、(27)…保護層 (10)…ホログラム転写シート (11)…支持体フィルム (12)…離型層 (15)…樹脂層 (16)…接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/28 - 5/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも基体上に磁気記録層、金属蒸着
    層、ホログラム層、感熱記録層を順次積層してなること
    を特徴とする感熱磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】少なくとも基体上に磁気記録層、金属蒸着
    層、ホログラム層、感熱記録層を順次積層してなる感熱
    磁気記録媒体の製造方法において、ベースフィルム上
    に、離形層、ホログラム層、金属蒸着層、接着層を順次
    積層してなるホログラム転写シートを、基体上に形成さ
    れた磁気記録層上に転写せしめることにより、接着層を
    介して金属蒸着層、ホログラム層を形成することを特徴
    とする感熱磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】少なくとも基体上に磁気記録層、ホログラ
    ム層、金属蒸着層、感熱記録層を順次積層してなること
    を特徴とする感熱磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】少なくとも基体上に磁気記録層、ホログラ
    ム層、金属蒸着層、感熱記録層を順次積層してなる感熱
    磁気記録媒体の製造方法において、基体上に形成された
    磁気記録層上に対して、ホログラム層を形成した後、直
    接金属蒸着せしめることにより、ホログラム層、金属蒸
    着層を形成することを特徴とする感熱磁気記録媒体の製
    造方法。
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