JPH06262886A - 磁気感熱記録媒体 - Google Patents

磁気感熱記録媒体

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JPH06262886A
JPH06262886A JP5051968A JP5196893A JPH06262886A JP H06262886 A JPH06262886 A JP H06262886A JP 5051968 A JP5051968 A JP 5051968A JP 5196893 A JP5196893 A JP 5196893A JP H06262886 A JPH06262886 A JP H06262886A
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JP
Japan
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layer
aluminum paste
recording medium
magnetic
titanium dioxide
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Pending
Application number
JP5051968A
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English (en)
Inventor
Hisashi Asuke
尚志 足助
Hidehiko Sai
英彦 細
Toshiya Yoda
利也 依田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/10Lime cements or magnesium oxide cements

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】安価に製造ができ、隠蔽層に要求される特性を
満たすことは無論のこと、細線がかすれたり、ベタ印字
部中に白斑状のむらが発生することのない磁気感熱記録
媒体を提供する。 【構成】隠蔽層をリーフィングタイプのアルミペースト
と二酸化チタンの混合インキで設ける。リーフィングタ
イプのアルミペーストは、隠蔽層と平行に配列する傾向
があるが、それのみでは分散性が悪く、表面に凝集す
る。しかし、二酸化チタンと混合することによって平行
に配列する傾向はそのままにアルミペーストの分散性を
向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道などの交通機関に
おける切符、定期券、切符購入用カード、電気通信用カ
ード、道路通行券及びカード、商品売買用カード、ギフ
ト券等に用いられる感熱磁気記録媒体に係わり、特に感
熱記録層の印字品質の向上を目的としたものである。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気記録方式を用いた記録媒体は
ディスクやテープ、カードあるいはシート上のストライ
プ等広い分野で用いられている。特に酸化鉄やバリウム
フェライト等の磁性体とバインダー樹脂からなる塗料を
プラスチックシート上に用いた磁気記録媒体は、その携
帯性の良さから上記のように、鉄道等交通機関における
切符、回数券、定期券や、一般にプリペイドカードとい
われる料金先払いの流通媒体など広く用いられている。
しかし磁気記録方式は、磁気的に記録再生をするため、
その情報が使用者の目視により確認できない欠点があ
る。
【0003】これを解決するために、磁気記録層上にロ
イコ体を含有する感熱記録層を設け、感熱記録層をサー
マルヘッドによって発色させる磁気感熱記録媒体が、そ
の安定性や生産性の高さから広く用いられている。
【0004】ところで、前記感熱記録層を構成するロイ
コ体は通常黒色に発色するので、黒色、茶褐色、黒紫色
等の色相を呈する磁気記録層上に直接形成したならば、
目視不可能となってしまうために、感熱磁気記録媒体の
磁気記録層と感熱記録層間に隠蔽層を設けている。
【0005】そのような隠蔽層は、鱗片状のノンリーフ
ィングタイプとよばれるアルミ顔料の表面に樹脂をコー
ティングした、アルミペーストを隠蔽成分として有する
インキを塗布、形成したものである。なお、ノンリーフ
ィングタイプのアルミペーストを用いる理由は、表面に
樹脂コーテイング等の処理をすることが可能であるため
インキを構成するバインダーの役割をする樹脂への分散
性をよくすることができ、結果として隠蔽層の強度が高
くなるからである。
【0006】しかしながら、従来の磁気感熱記録媒体に
おける隠蔽層は、所望の隠蔽性及び強度を得ることがで
きるのであるが、その平滑性が十分でなく、鱗片状のア
ルミペースト31が隠蔽層中で図3のように縦に立って
しまい、その上に積層される感熱記録層を突き破るほど
の突起が生じており、そのためサーマルヘッドによって
印字しても、アルミペーストの突起がある部分の近傍が
発色せず、細線がかすれたり、ベタ印字部中に白斑状の
むらが発生していた。他方、アルミペーストは鱗片状で
あるので、隠蔽層と平行に配列した状態で存在すること
が隠蔽性の点で好ましいのは言うまでもない。
【0007】なお、突起が発生しない隠蔽層の形成方法
として蒸着膜を用いる方法があるが、コスト的に割高に
なるので、安価での提供が望まれる磁気感熱記録媒体へ
の採用は難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決すべくなされたもので、安価に製造がで
き、隠蔽層に要求される特性を満たすことは無論のこ
と、細線がかすれたり、ベタ印字部中に白斑状のむらが
発生することのない磁気感熱記録媒体を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
なされた本発明は、基体上の片面に磁気記録層、隠蔽
層、感熱記録層が少なくとも順次積層される磁気感熱記
録媒体において、前記隠蔽層をリーフィングタイプのア
ルミペーストと二酸化チタンの混合インキで形成してな
ることを特徴とする磁気感熱記録媒体を提供する。
【0010】なお、隠蔽層中のアルミペーストと二酸化
チタンの混合比が1:6〜1:3であることも含まれ
る。
【0011】
【作用】本発明によれば、磁気感熱記録媒体の隠蔽層
は、リーフィングタイプのアルミペーストと二酸化チタ
ンの混合インキで設けられている。リーフィングタイプ
のアルミペーストは、隠蔽層と平行に配列する傾向があ
るが、それのみでは分散性が悪く、表面に凝集する。そ
してアルミペーストが凝集した部分(表面)の強度は低
く、結果として隠蔽層の強度は低いものとなる。しか
し、二酸化チタンと混合することによって平行に配列す
る傾向はそのままにアルミペーストの分散性を向上する
ことができる。
【0012】以下、本発明について図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明の磁気感熱記録媒体の一例の断
面構成図であり、基体(1)上に少なくとも磁気記録層
(2)、隠蔽層(3)、感熱記録層(4)、保護層
(5)を積層した構成からなる。なお、感熱記録層に十
分な耐性があれば保護層を省略することも可能である。
【0013】また、必要に応じて、磁気記録層(2)と
隠蔽層(3)の間、隠蔽層(3)と感熱記録層(4)の
間、感熱記録層(4)と保護層(5)の間等に磁気バー
コード等の固定情報を設けても良い。
【0014】以下、各層を説明する。基体(1)は、例
えばポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン等のプラス
チック類、紙、合成紙などを単独でまたは複合体として
用いることができる。基体(1)はカード、シート状の
如く記録媒体の用途に応じて要求される物性、例えば強
度、剛性、隠蔽性、光不透過性等を考慮し、上記材料よ
り選択することが可能である。
【0015】磁気記録層(2)は、例えばγ−Fe2
3 、Co被着γ−Fe2 3 、Fe 3 4 、CrO2
Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Cr、Co−N
i、MnAl、Baフェライト、Srフェライト等の磁
性微粒子分散液からなる磁性塗料をバーコート、ブレー
ドコート、エアナイフコート、グラビアコート、ロール
コート等のソルベントコート法あるいはスクリーン印刷
等の公知の塗布方法により基体上に塗布、乾燥して設け
る。一般的にプリペイドカード等の磁気記録媒体に用い
る磁気記録層の保磁力は、300〜3000(Oe)、
残留磁束は、1.0〜2.0(Maxwell/cm)である。
【0016】隠蔽層(3)は、リーフィングタイプのア
ルミペーストと二酸化チタンの混合インキを用い磁気記
録層上に塗布、乾燥して設ける。
【0017】アルミペーストは鱗片状のアルミ顔料にミ
ネラルスプリット等の溶剤と樹脂を混合してペースト状
にしたものである。なお、アミルペーストは、ボールミ
ル等の粉砕機で粉砕する際に行う表面処理の方法によっ
て、ノンリーフィングタイプとリーフィングタイプに分
けられる。このうちノンリーフィングタイプのアルミペ
ーストは接着性を上げるために更に樹脂コート等の表面
処理を行なうことができるものであり、リーフィングタ
イプのアルミペーストは鱗片表面にステアリン酸を吸着
させたものである。
【0018】リーフィングタイプのアルミペーストと樹
脂をインキ化し、塗膜を形成すると、図4のように塗膜
表面に平行にアルミペースト41が配列・凝集する。そ
のため表面の平滑性とともにアルミペーストが隠蔽層と
平行に全面を覆う状態になるため、リーフィングタイプ
はノンリーフィングタイプよりも隠蔽性が優れている。
しかしながら、アルミペーストが凝集した部分の強度は
低く、結果として隠蔽層の強度は低いものとなる。
【0019】ところが、リーフィングタイプのアルミペ
ーストにおいても、図2のように、二酸化チタンとの混
合インキにすることによって、隠蔽性はそのままに十分
な分散性を得ることができる。更に隠蔽層中のアルミペ
ースト21と二酸化チタン22の混合比を1:6〜1:
3とすることによって、1〜3μmの範囲の厚さで隠蔽
することが可能となり、磁気記録特性的にも有利にな
る。この時アルミペーストと二酸化チタンは樹脂に対し
て10〜70重量%で含有される。このインキをバーコ
ート、ブレードコート、エアナイフコート、グラビアコ
ート、ロールコート等のソルベントコート法あるいはス
クリーン印刷等の公知の塗布方法により塗布、乾燥し隠
蔽層を形成することができる。
【0020】感熱発色層(4)は、感熱発色材料と高分
子結着剤を主成分として構成され、感熱発色材料を水ま
たは適当な溶剤により分散させた塗液中に高分子結着剤
を溶解させてなる分散液を、バーコート、ブレードコー
ト、エアナイフコート、グラビアコート、ロールコート
等のソルベントコート法あるいはスクリーン印刷等の公
知の塗布方法により塗布、乾燥し形成する。高分子結着
剤としてはヒドロキシエチルセルロース、カルボキシル
メチルセルロース、ポリビニルアルコール、デンプン、
スチレン−マレイン酸共重合物、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸エチル等のメタクリル樹脂の単独
または共重合物、ポリスチレン、アクリルースチレン共
重合物、ポリエステル樹脂、マクロン樹脂、ABS樹
脂、ニトロセルロース等を用いることができる。
【0021】感熱発色材料は、従来公知のものを用いる
ことができる。大別して、金属化合物発色タイプと染料
発色タイプの二つである。具体的に染料発色タイプとし
ては、ステアリン酸第二鉄、ミリチル酸第二鉄とタンニ
ン酸、没食子酸との組み合わせ、ステアリン酸のNi、
Co、Cu塩とCaS、SrS、BaSとの組み合わ
せ、ベヘン酸銀、ステアリン酸銀とハイドロキノン、ス
ピロインダンとの組み合わせ、ラウリン酸第二鉄、ペラ
ルゴン酸第二鉄とチオセシカルバジト類との組み合わ
せ、カプロン酸鉛、ベヘン酸鉛とチオ尿素誘導体との組
み合わせ、ステアリン酸第二鉄、ステアリン酸銅とジブ
チルチオカルバミン酸鉛との組み合わせ、有機アミンの
モリブデン酸塩と芳香族多価ヒドロキシ化合物との組み
合わせ等が用いられる。
【0022】一方、染料発色タイプは、フェノール性水
酸基を有する顕色剤と無色のロイコ染料との組み合わせ
であり、顕色剤として4,4’−イソプロピリデンフェ
ノール、ベンジル−p−ヒドロキシベンゾエート、4,
4’−ジヒドロキシ−3,5’−ジアリルジフェニルス
ルフォン、メチル−ビス(ヒドロキシフェニル)アセテ
ート、没食子酸エステル、p−フェニルフェノール等が
挙げられる。ロイコ染料としてはクリスタルバイオレッ
トラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメチルアミノ
フェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチル
アミノ−7−クロロフルオラン、2−(2−フルオロフ
ェニルアミノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジ−n−ブチル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−シクロヘ
キシルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メ
チル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−−7−p−ブチルアニリノフルオ
ラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p
−トルイジノ)−フルオラン、3−ピロリジノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−7−
シクロヘキシルアミノフルオラン、3−N−メチルシク
ロヘキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−エチルペンチルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン等を挙げる事ができる。しかし、本
発明においては上記の組み合わせの感熱発色材料に限定
される事はなく、加熱手段によって発色する材料が何れ
も適用される。
【0023】必要に応じて設けられる保護層(5)は、
例えばポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン
系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、スチレン系樹脂、塩
酢ビ系樹脂、メタクリル系樹脂、硝化綿系樹脂等を塗
布、乾燥して設ける。また、紫外線硬化タイプのインキ
を塗布・硬化して用いてもよい。これらの保護層は感熱
記録層の保存性向上やサーマルヘッドによる印字の際の
ヘッド適性等が加味した材料を用いる。従って、多層構
成にしてもよいし、更に滑剤を添加することも可能であ
る。滑材にはシリコン系、ステアリン酸亜鉛等の金属石
鹸、フッ素系等のものやワックス系の滑材を使用でき
る。これらのインキをオフセット印刷、スクリーン印
刷、バーコート、ブレードコート、エアナイフコート、
グラビアコート、ロールコート等の印刷方法を用いて設
けることができる。
【0024】前記したような隠蔽層(3)、感熱記録層
(4)及び保護層(5)は、磁気特性を考えると合計で
12μm以下であることが望ましい。これによって磁気
記録層とのスペーシングロスが小さくなり、オーバーラ
イト適性等の優れた磁気記録媒体を得ることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の磁気感熱記録媒体を一実施例
を用いて詳細に説明する。基材(1)である188μm
のPETフィルム(東レ(株)E−22)に磁気記録層
用インキとして、下記の組成のものを11μmの厚さに
グラビアコーティングによって塗布し磁気記録層(2)
を設けた。
【0026】 〔磁気記録層用インキ組成〕 Ba−フェライト 30 重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 10 重量部 トルエン 30 重量部 メチルエチルケトン 30 重量部
【0027】隠蔽層(3)は、下記の組成のものを3μ
mの厚さで200線/インチのスクリーン版を用いてス
クリーン印刷で設けた。
【0028】 〔隠蔽層用インキ組成〕 アルミペースト(リーフィングタイプ) 7 重量部 二酸化チタン 28 重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 35 重量部 シクロヘキサノン 15 重量部 ブチセロソルブ 15 重量部
【0029】感熱記録層(4)は、下記の組成のものを
4μmの厚さで200線/インチのスクリーン版を用い
てスクリーン印刷で設けた。
【0030】 〔感熱記録層用インキ組成〕 ロイコ染料 8 重量部 顕色剤 20 重量部 分散剤 2 重量部 変性アクリル樹脂 20 重量部 トリメチルベンゼン 20 重量部 テトラリン 30 重量部
【0031】保護層(5)は、市販の東洋インキ製造
(株)製FDOPニスを使用して、2μmの厚さでUV
乾燥型オフセット印刷により設けた。
【0032】以上の印刷後、カードの規定の大きさに抜
き、本発明の構成による磁気感熱記録媒体としてのカー
ドを得た。
【0033】この感熱磁気記録媒体は、隠蔽層(3)に
より磁気記録層(2)を完全に隠蔽することができた。
すなわち隠蔽部分をマクベス社製反射濃度計RD918
Sにより測定したところ、0.3〜0.6の白さを得る
事ができた。またサーマルシミュレーター等のサーマル
ヘッドにより感熱印字記録をさせる装置でカードを印字
したところ、細線がかすれたり、ベタ印字部中に白斑状
のむらが発生したりしせず、高品質の印字を得ることが
できた。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる磁
気感熱記録媒体は、隠蔽層にリーフィングタイプのアル
ミペーストと二酸化チタンの混合インキを用いたこと
で、その表面を平滑とすることができ、その結果、高品
質の印字を得ることができる。
【0035】更に、隠蔽層中のアルミペーストと二酸化
チタンの混合比が1:6〜1:3にすることによって、
1〜3μmという薄さで隠蔽層を設けることができ、磁
気記録特性的にも優れた感熱磁気記録媒体を得ることが
できる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気感熱記録媒体の構成を示す断
面図である。
【図2】本発明による隠蔽層の断面説明図である。
【図3】ノンリーフィングタイプのアルミペーストのみ
を用いた時の隠蔽層の断面説明図である。
【図4】リーフィングタイプのアルミペーストのみを用
いた時の隠蔽層の断面説明図である。
【符号の説明】
1 基体 2 磁気記録層 3 隠蔽層 4 感熱記録層 5 保護層 21 リーフィングタイプのアルミペースト 22 二酸化チタン 31 ノンリーフィングタイプのアルミペースト 41 リーフィングタイプのアルミペースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/80 7303−5D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体の片面に磁気記録層、隠蔽層、感熱記
    録層が少なくとも順次積層される磁気感熱記録媒体にお
    いて、前記隠蔽層をリーフィングタイプのアルミペース
    トと二酸化チタンの混合インキで形成してなることを特
    徴とする磁気感熱記録媒体。
  2. 【請求項2】隠蔽層中のアルミペーストと二酸化チタン
    の混合比が1:6〜1:3であることを特徴とする請求
    項1記載の磁気感熱記録媒体。
JP5051968A 1993-03-12 1993-03-12 磁気感熱記録媒体 Pending JPH06262886A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5051968A JPH06262886A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 磁気感熱記録媒体

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JP5051968A JPH06262886A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 磁気感熱記録媒体

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JPH06262886A true JPH06262886A (ja) 1994-09-20

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076244A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Dainippon Printing Co Ltd 感熱磁気記録媒体
JP2016210094A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 大日本印刷株式会社 印刷物及び容器
JP2017177365A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 東京インキ株式会社 感熱発色性積層体、感熱発色性積層体の製造方法、フィルム、シートおよび包装袋
JP2019038206A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 大日本印刷株式会社 感熱性積層フィルム、感熱性積層フィルムからなる感熱性包装ラベル、および感熱性積層フィルムの製造方法
WO2020184169A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 三菱鉛筆株式会社 水性ボールペン用インク組成物

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