JPH0685102B2 - ホログラム付きカード - Google Patents
ホログラム付きカードInfo
- Publication number
- JPH0685102B2 JPH0685102B2 JP60017215A JP1721585A JPH0685102B2 JP H0685102 B2 JPH0685102 B2 JP H0685102B2 JP 60017215 A JP60017215 A JP 60017215A JP 1721585 A JP1721585 A JP 1721585A JP H0685102 B2 JPH0685102 B2 JP H0685102B2
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- Japan
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- hologram
- card
- layer
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホログラム付きカードに関し、さらに詳しく
は、種々の情報、例えば文字、記号および図形などが、
ホログラフィーとそれと異質の原理とにより記録され、
偽造防止効果を持つカードに関する。
は、種々の情報、例えば文字、記号および図形などが、
ホログラフィーとそれと異質の原理とにより記録され、
偽造防止効果を持つカードに関する。
ホログラフィーは、光その他の波動の干渉性を利用し、
物体から出る信号波の干渉縞を感光材料に記録し、得ら
れたホログラムに別の光波をあてることによって信号波
を再生する光学技術である。このホログラフィーでは、
物体からの光波そのものを再生するので立体像を再生す
ることができるとともに、ホログラムが干渉縞の記録で
あるのでホログラフィーにより１枚のホログラムに多重
記録も可能である。したがって、ホログラムの用途に
は、立体像のディスプレイ、干渉測定などの計測、ホロ
グラフィー顕微鏡などの光学系応用、高密度のメモリー
へ応用、生体表面の計測などの医学的応用など多技にわ
たっている。
物体から出る信号波の干渉縞を感光材料に記録し、得ら
れたホログラムに別の光波をあてることによって信号波
を再生する光学技術である。このホログラフィーでは、
物体からの光波そのものを再生するので立体像を再生す
ることができるとともに、ホログラムが干渉縞の記録で
あるのでホログラフィーにより１枚のホログラムに多重
記録も可能である。したがって、ホログラムの用途に
は、立体像のディスプレイ、干渉測定などの計測、ホロ
グラフィー顕微鏡などの光学系応用、高密度のメモリー
へ応用、生体表面の計測などの医学的応用など多技にわ
たっている。
例えば、ホログラフィーによる記録の一方法には、物体
からの光の波面に相当する干渉縞を感光材料表面に凹凸
模様として記録する方法がある。これより得られたレリ
ーフ型ホログラムは、干渉縞の凹凸模様が形成されたホ
ログラム原版を用いて大量に複製することができる。こ
のように大量に複製されたホログラムを、例えばキャシ
ュカード、IDカード、免許証、定期乗車券などのカード
類、本の表紙、レコードジャケット、あるいは衣類など
に設ければ、装飾的効果を持つ製品を安価かつ容易につ
くることができるとともに、その製品そのものの正偽の
判別にも役立つ。
からの光の波面に相当する干渉縞を感光材料表面に凹凸
模様として記録する方法がある。これより得られたレリ
ーフ型ホログラムは、干渉縞の凹凸模様が形成されたホ
ログラム原版を用いて大量に複製することができる。こ
のように大量に複製されたホログラムを、例えばキャシ
ュカード、IDカード、免許証、定期乗車券などのカード
類、本の表紙、レコードジャケット、あるいは衣類など
に設ければ、装飾的効果を持つ製品を安価かつ容易につ
くることができるとともに、その製品そのものの正偽の
判別にも役立つ。
従来のホログラム付きカードにおいて、コード番号、名
前などの個人識別記号、ロット番号、製品番号、サイ
ン、指紋や写真等の図柄または図形などの個別情報は、
ホログラムに記録されず、エンボス処理、サイン欄もし
くは磁気ストライプへの書込、シールの貼着などの手段
でカードに記録されている。
前などの個人識別記号、ロット番号、製品番号、サイ
ン、指紋や写真等の図柄または図形などの個別情報は、
ホログラムに記録されず、エンボス処理、サイン欄もし
くは磁気ストライプへの書込、シールの貼着などの手段
でカードに記録されている。
しかしながら、これらのカードでは、エンボス部が切削
されてもしくは再度エンボシングされて、またはサイン
欄もしくは磁気ストライプへの書込情報が消去されて、
これらの個別情報が容易に偽造されうるという問題点が
ある。
されてもしくは再度エンボシングされて、またはサイン
欄もしくは磁気ストライプへの書込情報が消去されて、
これらの個別情報が容易に偽造されうるという問題点が
ある。
本発明は上述の事情に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、ホログラムにより美しさおよび目新
しさを備え、しかもカードに記録された個別情報の偽造
ならびに変造が困難なカード類を提供することである。
的とするところは、ホログラムにより美しさおよび目新
しさを備え、しかもカードに記録された個別情報の偽造
ならびに変造が困難なカード類を提供することである。
本発明者らは、ホログラフィーによらず他の原理により
個別情報をホログラムに記録すれば本発明の目的達成に
有効であることを見い出した。
個別情報をホログラムに記録すれば本発明の目的達成に
有効であることを見い出した。
光波が物体に照射されると、一般に、その振幅および位
相が空間的に変調される。その変調された物体からの光
波の振幅および波長が物体の明るさおよび色彩の情報を
与え、その物体からの光波の位相が物体の位置や方向の
情報を与える。写真などの光学的情報記録では、物体か
らの光波を振幅および／または波長のみの情報がレンズ
を介して感光材料に記録されるのに対して、ホログラフ
ィーにおいては、物体の各点からの光波の振幅および位
相が干渉縞としてホログラム面の広い範囲に拡がって記
録される。したがって、ホログラムの１点は物体上の各
点の情報を含み、これから物体像を再生することがで
き、ホログラムの一部が欠損しても再生像に大きな影響
を及ぼさないという特性をホログラムは持っている。
相が空間的に変調される。その変調された物体からの光
波の振幅および波長が物体の明るさおよび色彩の情報を
与え、その物体からの光波の位相が物体の位置や方向の
情報を与える。写真などの光学的情報記録では、物体か
らの光波を振幅および／または波長のみの情報がレンズ
を介して感光材料に記録されるのに対して、ホログラフ
ィーにおいては、物体の各点からの光波の振幅および位
相が干渉縞としてホログラム面の広い範囲に拡がって記
録される。したがって、ホログラムの１点は物体上の各
点の情報を含み、これから物体像を再生することがで
き、ホログラムの一部が欠損しても再生像に大きな影響
を及ぼさないという特性をホログラムは持っている。
本発明者らはこの特性を巧みに利用して本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明によるホログラム付きカ
ードは、レリーフ表面を有するホログラム層と、前記ホ
ログラム層のレリーフ表面に反射性を与える薄膜とが隣
接して積層された記録体を含むホログラム付きカードに
おいて、前記薄膜が、反射率の部分的変化により情報が
記録されたものであることを特徴とするものである。
るに至った。すなわち、本発明によるホログラム付きカ
ードは、レリーフ表面を有するホログラム層と、前記ホ
ログラム層のレリーフ表面に反射性を与える薄膜とが隣
接して積層された記録体を含むホログラム付きカードに
おいて、前記薄膜が、反射率の部分的変化により情報が
記録されたものであることを特徴とするものである。
本発明の好ましい態様として、ホログラム層に記録され
た情報が共通情報で、薄膜に記録された情報が個別情報
であるとすることができる。また、上記薄膜を介してホ
ログラム層を、カード基材に設けてもよい。
た情報が共通情報で、薄膜に記録された情報が個別情報
であるとすることができる。また、上記薄膜を介してホ
ログラム層を、カード基材に設けてもよい。
本発明において共通情報を記録するホログラフィーに
は、フレネルホログラフィー、フーリエ変換ホログラフ
ィー、フラウンホーファーホログラフィー、イメージプ
レンホログラフィーなどがある。これらのホログラフィ
ーにより得られたホログラムの形態には、イメージホロ
グラム、レインボーホログラム、ホログラフィックステ
レオグラム、ホログラフィック回折格子など種々のもの
がある。本発明における記録体には、上述のホログラフ
ィーによって共通情報が記録されている。この共通情報
は、被写体からの光波の振幅および位相に関するもので
あり、ホログラムに干渉縞として記録されている。記録
されている共通情報は再生照明光をホログラムに照射し
て随意再生される。本発明におけるホログラムは、反射
型のものであり、ホログラム層の表面に反射性を与える
薄膜がホログラム層に積層される。また、複製レリーフ
型ホログラムのように、賦型により樹脂表面に凹凸模様
が形成された複製物であってもよい。
は、フレネルホログラフィー、フーリエ変換ホログラフ
ィー、フラウンホーファーホログラフィー、イメージプ
レンホログラフィーなどがある。これらのホログラフィ
ーにより得られたホログラムの形態には、イメージホロ
グラム、レインボーホログラム、ホログラフィックステ
レオグラム、ホログラフィック回折格子など種々のもの
がある。本発明における記録体には、上述のホログラフ
ィーによって共通情報が記録されている。この共通情報
は、被写体からの光波の振幅および位相に関するもので
あり、ホログラムに干渉縞として記録されている。記録
されている共通情報は再生照明光をホログラムに照射し
て随意再生される。本発明におけるホログラムは、反射
型のものであり、ホログラム層の表面に反射性を与える
薄膜がホログラム層に積層される。また、複製レリーフ
型ホログラムのように、賦型により樹脂表面に凹凸模様
が形成された複製物であってもよい。
本明細書において、光波とは可視光のみならず、赤外
線、紫外線も含むものとする。
線、紫外線も含むものとする。
本発明における記録体には、個別情報が記録されてい
る。この個別情報は、光波の振幅および／または波長に
関するものであり、振幅によって光波の強度がまた波長
によって色彩が再生される。しかし、ホログラフィーに
よる記録のように位相に関する情報は含まない。
る。この個別情報は、光波の振幅および／または波長に
関するものであり、振幅によって光波の強度がまた波長
によって色彩が再生される。しかし、ホログラフィーに
よる記録のように位相に関する情報は含まない。
本発明において、文字、記号、図形などの個別情報とし
ての個別情報を記録する方法には、次に例示するように
反射層を部分的に変化・変性し、その反射率を低下させ
て記録することができる。例えば、反射層を熱的、化学
的、機械的な方法で除去する方法、反射層を変形する方
法、反射層を色変化させる方法、反射層構造を熱的に相
変化させる方法、偏光特性を変える光磁気的方法、部分
的なマスクを介して金属蒸着などを行なって反射層を部
分的に形成する方法、反射層の材質を置換させる方法な
どがある。本発明において記録体に記録された個別情報
は、その記録体に再生照明光波を照射して随意再生され
る。個別情報の記録は、共通情報の記録の前、その後、
または同時に行なわれる。
ての個別情報を記録する方法には、次に例示するように
反射層を部分的に変化・変性し、その反射率を低下させ
て記録することができる。例えば、反射層を熱的、化学
的、機械的な方法で除去する方法、反射層を変形する方
法、反射層を色変化させる方法、反射層構造を熱的に相
変化させる方法、偏光特性を変える光磁気的方法、部分
的なマスクを介して金属蒸着などを行なって反射層を部
分的に形成する方法、反射層の材質を置換させる方法な
どがある。本発明において記録体に記録された個別情報
は、その記録体に再生照明光波を照射して随意再生され
る。個別情報の記録は、共通情報の記録の前、その後、
または同時に行なわれる。
本発明において、共通情報を担うものの材質は、ホログ
ラムを形成することのできるものであればよく、物体か
らの光波の波面を記録した感光材料のほか、その原版か
ら複製できる材料であってもよい。本発明における記録
体は、共通情報が記録されたホログラム層を少なくとも
有し、このホログラム層以外に、金属、樹脂および油脂
などの反射性薄膜、記録体内部を保護する保護層、ホロ
グラム層を支持する基材、カード面に記録体を固着させ
るための接着層などとの積層体とすることができる。し
かしながら、反射効果が期待できる状態であれば、必ず
しも別途反射性薄膜をホログラム層に設ける必要はな
い。個別情報が記録される層もしくは位置は、本発明の
目的に反しない限り制限されない。
ラムを形成することのできるものであればよく、物体か
らの光波の波面を記録した感光材料のほか、その原版か
ら複製できる材料であってもよい。本発明における記録
体は、共通情報が記録されたホログラム層を少なくとも
有し、このホログラム層以外に、金属、樹脂および油脂
などの反射性薄膜、記録体内部を保護する保護層、ホロ
グラム層を支持する基材、カード面に記録体を固着させ
るための接着層などとの積層体とすることができる。し
かしながら、反射効果が期待できる状態であれば、必ず
しも別途反射性薄膜をホログラム層に設ける必要はな
い。個別情報が記録される層もしくは位置は、本発明の
目的に反しない限り制限されない。
本明細書におけるカードとは、シート状のものを指し、
用途に制限されない。その材質には、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポ
リスチレン、ポリビニルブチラート、ポリカーボネート
などのプラスチック、紙、金属、ゴム、布、木材、ガラ
ス、陶磁器などおよびこれらの積層体がある。
用途に制限されない。その材質には、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポ
リスチレン、ポリビニルブチラート、ポリカーボネート
などのプラスチック、紙、金属、ゴム、布、木材、ガラ
ス、陶磁器などおよびこれらの積層体がある。
本発明のカードに、共通情報および個別情報を有する記
録体が含められる。カードにこの記録体を設ける態様
は、種々の態様があり、例えばカードの表相部に記録体
を形成する方法、ホログラム層をカード表面に貼着する
方法、ホログラム層をカード表面に転写する方法、光学
的に透明なカードの内部に記録体を含める方法などがあ
る。
録体が含められる。カードにこの記録体を設ける態様
は、種々の態様があり、例えばカードの表相部に記録体
を形成する方法、ホログラム層をカード表面に貼着する
方法、ホログラム層をカード表面に転写する方法、光学
的に透明なカードの内部に記録体を含める方法などがあ
る。
本発明のホログラム付きカードによって次の効果が得ら
れる。
れる。
（ａ） 本発明のホログラム付きカードは、ホログラム
の一部が欠損してもその再生像に大きな影響を及ぼさな
いというホログラムの長所、ならびにホログラフィーに
より各ホログラムにコード番号、サインなどの個別情報
を容易に記録しえないというホログラムの欠点を考慮し
たものであるので、ホログラム情報をほとんど失うこと
なく、情報を容易に多重記録することができる。
の一部が欠損してもその再生像に大きな影響を及ぼさな
いというホログラムの長所、ならびにホログラフィーに
より各ホログラムにコード番号、サインなどの個別情報
を容易に記録しえないというホログラムの欠点を考慮し
たものであるので、ホログラム情報をほとんど失うこと
なく、情報を容易に多重記録することができる。
（ｂ） ホログラム情報を微細な干渉縞として記録した
ものであるので、ホログラム層のレリーフ表面に隣接し
て積層された薄膜に記録された情報を偽造・変造しよう
とすると、ホログラム情報が乱れもしくは壊れてしま
い、偽造・変造されたカードかどうか容易に判定でき
る、不消去でかつ改変困難な偽造防止効果に優れたカー
ドを提供することができる。
ものであるので、ホログラム層のレリーフ表面に隣接し
て積層された薄膜に記録された情報を偽造・変造しよう
とすると、ホログラム情報が乱れもしくは壊れてしま
い、偽造・変造されたカードかどうか容易に判定でき
る、不消去でかつ改変困難な偽造防止効果に優れたカー
ドを提供することができる。
（ｃ） また、ホログラム層に共通情報を、薄膜に個別
情報を記録すると、特殊な設備や高価な感光材料、微妙
な撮影条件等の制約の大きいホログラムには、共通情報
を記録するため、個別情報ごとにいちいちホログラムを
撮影する必要がなく、カードに立体像を再生して装飾的
効果を持つ、作成容易かつ安価な多重記録体を提供でき
る。
情報を記録すると、特殊な設備や高価な感光材料、微妙
な撮影条件等の制約の大きいホログラムには、共通情報
を記録するため、個別情報ごとにいちいちホログラムを
撮影する必要がなく、カードに立体像を再生して装飾的
効果を持つ、作成容易かつ安価な多重記録体を提供でき
る。
次いで、転写型ホログラムを用いて本発明のホログラム
付きカードを製造する例を示して、本発明を具体的に説
明する。ただし、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではない。
付きカードを製造する例を示して、本発明を具体的に説
明する。ただし、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではない。
転写型ホログラムをカードに転写したホログラム付きカ
ード１は、第１図に示すように、記録体２とカード基材
３とから構成され、記録体２がカード基材３の表面に貼
着されている。このカードの部分拡大断面図を第２図に
示す。この実施例における記録体２は、第２図に示すよ
うに、外側から保護層４と、ホログラム層５と、反射性
金属薄膜６と、ヒートシール層７とからなり、ヒートシ
ール層７を介してカード基材３の表面に貼着されてい
る。
ード１は、第１図に示すように、記録体２とカード基材
３とから構成され、記録体２がカード基材３の表面に貼
着されている。このカードの部分拡大断面図を第２図に
示す。この実施例における記録体２は、第２図に示すよ
うに、外側から保護層４と、ホログラム層５と、反射性
金属薄膜６と、ヒートシール層７とからなり、ヒートシ
ール層７を介してカード基材３の表面に貼着されてい
る。
この実施例におけるカード基材３の材質としては、プラ
スチック、紙、金属、ゴム、布、木材、ガラス、陶磁器
などおよびこれらの積層体がある。
スチック、紙、金属、ゴム、布、木材、ガラス、陶磁器
などおよびこれらの積層体がある。
この実施例におけるホログラム層用の材料としては、ホ
ログラムの成形（複製）時に熱成形可能であり、ホログ
ラム成形後の転写時に、転写の際の熱に耐えるだけの耐
熱性を有する、いわゆる紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹
脂、熱硬化、自然硬化型の樹脂などを用いることができ
る。
ログラムの成形（複製）時に熱成形可能であり、ホログ
ラム成形後の転写時に、転写の際の熱に耐えるだけの耐
熱性を有する、いわゆる紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹
脂、熱硬化、自然硬化型の樹脂などを用いることができ
る。
この実施例における反射性金属薄膜６は、ホログラム層
５に反射性を与えるためのものであって、 Cr,Ti,Fe,Co,Ni,Cu,Ag,Au,Ge,Al,Mg,Sb,Pb,Pd,Cd,Bi,S
n,Se,In,Ga,Rbなどの金属、これらの合金、これらの酸
化物および窒化物などの単独もしくは２種以上の組合せ
（積層）によって形成される。この形成は、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、めっ
き法などによって実施することができる。
５に反射性を与えるためのものであって、 Cr,Ti,Fe,Co,Ni,Cu,Ag,Au,Ge,Al,Mg,Sb,Pb,Pd,Cd,Bi,S
n,Se,In,Ga,Rbなどの金属、これらの合金、これらの酸
化物および窒化物などの単独もしくは２種以上の組合せ
（積層）によって形成される。この形成は、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、めっ
き法などによって実施することができる。
この実施例におけるヒートシール層７は、カード基材３
に記録体２を接着させる役割を果す。ヒートシール層と
しては、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹
脂などを用いることができる。
に記録体２を接着させる役割を果す。ヒートシール層と
しては、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹
脂などを用いることができる。
この実施例において、保護層４には、種々の樹脂、ガラ
ス、金属などを用いることができる。
ス、金属などを用いることができる。
例 1. 0.75mm厚のポリ塩化ビニルプラスチックカード上に0.5
μｍのアクリル系樹脂の保護層と、３μｍ厚の紫外線硬
化型樹脂のホログラム層と、0.1μｍ厚のSn蒸着反射層
と、３μｍ厚の塩ビ酢ビ系樹脂のヒートシール層とから
なるホログラムが転写されたホログラム付きカードを用
いて、本発明によるカードを作製した。
μｍのアクリル系樹脂の保護層と、３μｍ厚の紫外線硬
化型樹脂のホログラム層と、0.1μｍ厚のSn蒸着反射層
と、３μｍ厚の塩ビ酢ビ系樹脂のヒートシール層とから
なるホログラムが転写されたホログラム付きカードを用
いて、本発明によるカードを作製した。
このカードのホログラム層に接する反射層上に、20mWの
830nmの半導体レーザーをNA0.2のレンズによって集光さ
せた。反射層に直径６μの孔を空けてその部分の反射率
を低下させた。この操作を繰り返してドット形式により
コード番号を反射層に記録して記録体を作製した。この
ホログラム付きカードは、ホログラムによる立体的装飾
効果、および改変困難な個別情報の書込みによる偽造防
止効果を有していた。
830nmの半導体レーザーをNA0.2のレンズによって集光さ
せた。反射層に直径６μの孔を空けてその部分の反射率
を低下させた。この操作を繰り返してドット形式により
コード番号を反射層に記録して記録体を作製した。この
ホログラム付きカードは、ホログラムによる立体的装飾
効果、および改変困難な個別情報の書込みによる偽造防
止効果を有していた。
例 2. 例１と同様のカードの保護層上から、厚膜型サーマルヘ
ッドによって30mJ/mm2のエネルギーを与えて反射層上に
コード番号を印字した。このコード番号は、ホログラム
の立体感を損うことなく、外部から目視可能な程に鮮明
に記録された。
ッドによって30mJ/mm2のエネルギーを与えて反射層上に
コード番号を印字した。このコード番号は、ホログラム
の立体感を損うことなく、外部から目視可能な程に鮮明
に記録された。
例 3. Sn蒸着反射層の代りにAl蒸着反射層を用いたこと以外例
１と同様のカードの保護層の上に、黒色塗料でサインを
書き込んで熱吸収部を与えた。その上から1mJ/mm2のフ
ラッシュ露光を行ない、この黒色の熱吸収部に対応する
反射層をマット化してサインの情報を反射層に記録する
ことができた。
１と同様のカードの保護層の上に、黒色塗料でサインを
書き込んで熱吸収部を与えた。その上から1mJ/mm2のフ
ラッシュ露光を行ない、この黒色の熱吸収部に対応する
反射層をマット化してサインの情報を反射層に記録する
ことができた。
例 4. 例１と同様のカードの保護層面上に100μｍの線よりな
る部分的マスクを形成し、その上方からキセノンフラッ
シュ露光を行ない、1mJ/mm2のエネルギーを連続して３
回与えた。その結果、熱変形がマスクされていない反射
層で起ってその部分の反射率が低下し、個別情報を記録
した。
る部分的マスクを形成し、その上方からキセノンフラッ
シュ露光を行ない、1mJ/mm2のエネルギーを連続して３
回与えた。その結果、熱変形がマスクされていない反射
層で起ってその部分の反射率が低下し、個別情報を記録
した。
本発明のホログラム付きカードは、上記の実施例に限定
されず種々の変形例が可能である。
されず種々の変形例が可能である。
第３図に示すように、ホログラム層５およびカード基材
３の上にオーバーシート９を設けることができる。この
オーバーシート９によって、ホログラム層５を保護する
とともにカード全体の機械的強度を向上させることがで
きる。オーバーシートの材料は、外部から鮮明に内部が
見えるように透明度の高いもので構成されていることが
好ましい。また、反射性金属薄膜６とヒートシール層７
との間の接着性を高めるためにアンカー層８を設けるこ
ともできる。
３の上にオーバーシート９を設けることができる。この
オーバーシート９によって、ホログラム層５を保護する
とともにカード全体の機械的強度を向上させることがで
きる。オーバーシートの材料は、外部から鮮明に内部が
見えるように透明度の高いもので構成されていることが
好ましい。また、反射性金属薄膜６とヒートシール層７
との間の接着性を高めるためにアンカー層８を設けるこ
ともできる。
第１図は実施例に用いるホログラム付きカードの側面図
であり、第２図は第１図のカードの部分拡大断面図であ
り、第３図はホログラム付きカードの変形例の断面図で
ある。 １……カード、２……記録体、３……カード基材、４…
…保護層、５……ホログラム層、６……反射性金属薄
膜、７……ヒートシール層、８……アンカー層、９……
オーバーシート。
であり、第２図は第１図のカードの部分拡大断面図であ
り、第３図はホログラム付きカードの変形例の断面図で
ある。 １……カード、２……記録体、３……カード基材、４…
…保護層、５……ホログラム層、６……反射性金属薄
膜、７……ヒートシール層、８……アンカー層、９……
オーバーシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−97333（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−88780（ＪＰ，Ａ) 特開 昭49−63451（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】レリーフ表面を有するホログラム層と、前
記ホログラム層のレリーフ表面に反射性を与える薄膜と
が隣接して積層された記録体を含むホログラム付きカー
ドにおいて、前記薄膜が、反射率の部分的変化により情
報が記録されたものであることを特徴とするホログラム
付きカード。 - 【請求項２】ホログラム層に記録された情報が共通情報
であり、薄膜に記録された情報が個別情報である、特許
請求の範囲第１項記載のカード。 - 【請求項３】個別情報を担う薄膜を介してホログラム層
が、カード基材に設けられている、特許請求の範囲第２
項記載のカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60017215A JPH0685102B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | ホログラム付きカード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60017215A JPH0685102B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | ホログラム付きカード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61176969A JPS61176969A (ja) | 1986-08-08 |
| JPH0685102B2 true JPH0685102B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
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