JPH021392A

JPH021392A - 貼合シートおよびカード

Info

Publication number: JPH021392A
Application number: JP63129637A
Authority: JP
Inventors: Yasuaki Yoshioka; 康明吉岡; Hideki Kakizoe; 柿添　英己
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1988-05-27
Filing date: 1988-05-27
Publication date: 1990-01-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、乗車券等のカードと、このカードを作成する
際に用いる貼合シートに関する。

（従来の技術）プラスチックなどの合成樹脂製カード基体の表面に磁気
記録部を設けてなるカードは、乗車券、クレジットカー
ド、キャッシュカード、ＩＤカード、定期券、銀行カー
ド、回数券、通行券、遊戯界、飲食界、商品券、給油界
、洗屯券、買物界、プリペイドカードなどとして広く用
いられている。

このようなカードは、その記録密度が高くしかも外部か
ら簡単には記録情報を読み見せないという利点もあるが
、これに伴い必然的に記録情報は目に見えないため、こ
れらのカードに可視情報を記録させる必要が生じてくる
場合がある。

このような場合には、カードのカード基体表面の余白部
または裏面に、文字、図案などを印刷することが行なわ
れてきている。しかしながら、股にカードはそのサイズ
が小さいため、必要な文字などの可視情報を印刷するス
ペースか不足しており、充分な情報量を印刷できないと
いう欠点があった。

このため、カードの磁気記録部上にも、文字、図案など
の可視情報が印刷手段により形成されているカードが、
近年になり出現してきた。

（発明か解決しようとする課題）しかしながら、前記可視情報は各種の印刷手段により形
成されているため、その内容は画一的でかつ固定的にな
り変化に乏しいという欠点があった。

この場合、各種印刷手段によりすでに形成された可視情
報とは別に、飼々の情報に応じた個別の可視情報をＨ”
Ｉｉに記録することができれば、カードの使用者によっ
て便利である。

このようなカードとして、合成樹脂製のカード基体に金
属薄膜層を設け、この金属薄膜層を溶融して可視情報を
印字するものが考えられている。

この場合、金属薄膜層を有するカードを容易に作成する
ことかできれば都合が良い。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
容易に作成することができるカード、およびカードを作
成する除用いる貼合シートを提供することを目的とする
。

〔発明の（１４成〕（課題を解決するための手段）本発明は、シート基材、金属薄膜層および接着層を順次
積層してなる貼合シート、およびカード基体の表面に形
成された着色層または磁気記録層に前記貼合シートの接
着層を向合せて貼合せてなるカードである。

（作　用）貼合シートの接着層とカード基体の着色層または磁気記
録層とを向合せて重ね、その後貼合シートをカード基体
に加熱押圧して貼合することにより、金属薄膜層を有す
るカードを得ることができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

図は本発明による貼合シートおよびカードの一実施例を
示す側断面図である。

図において、貼合シート１１はシート基材１２、金属薄
膜層１３および接着層］４を順次積層して構成されてい
る。

また、予め表面に磁気記録層１６が設けられたカード基
体１５に、貼合シート１１を貼合することによりカード
１０を得ることができる。この貼合作業は、カード基体
１５に貼合シー）１１を、接着層１４と磁気記録層１６
が向合うように重ね合せ、その後貼合シート１１をカー
ド基体１５側に加熱押圧することにより行なわれる。

続いてカード１０の各構成部分の材質について説明する
。

まず、金属薄膜層１３として、Ｔ　ｅ　、Ｓ　ｎ　ｓＩ
ｎ、ＡＩ、Ｂ　ｉ、Ｐｂ、Ｚｎ、Ｆｅ、Ｃｏ。

Ｎ１、Ｃｒなどの金属、あるいはこれらの合金、もしく
はＴｅ−カーバイトなどの上記金属の化合物が用いられ
る。

これら金属薄膜層１３は、感熱記録層としての役割を果
すため、低融点をＨすることが好ましい。

また、この膜厚は１００人〜１０００人程度である。

接着層１４は、塩化ビニル／酢酸ビニル共重合体、エチ
レン／酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル／プロピオン酸
共重合体、ゴム系樹脂、シアノクリレート樹脂、セルロ
ース系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリオレフィン系共重
合体などのバイダーに、必要に応じて、可塑剤、安定剤
、硬化剤などを添加した後、溶剤あるいは希釈剤で充分
に混練してなる接着層用塗料を用いて、グラビア法、ロ
ール法、ナイフェツジ法などの塗布方法によって、所望
部分に形成できる。

また、カード基体１５はシート状あるいは仮状を呈して
おり、このカード基体１５としては、塩化ビニル、ナイ
ロン、セルロースジアセテート、セルローストリアセテ
ート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリイミド、ポリカーボネート等のプラ
スチック類、銅、アルミニウムなどの金属、紙、含浸紙
などを単独であるいは組合せて調合体として用いること
ができる。カード基体１５として要求される物性たとえ
ば強度、剛性、隠蔽性、光不透過性などを考慮して、上
記材料の中から好ましいものを適宜選択すればよい。

シート基材１２はシート状あるいは板状を呈しており、
このシート基体１２としては、塩化ビニル、ナイロン、
セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリイミド、ポリカーボネート等のプラスチッ
ク類、銅、アルミニウムなどの金属、紙、含浸紙などを
単独であるいは組合せて複合体として用いることができ
るが、感熱感度を考慮すると１〜１０μ程度のプラスチ
ックが好ましい。

例えば、クレジットカードまたは銀行カードの場合は、
カード基体１５として塩化ビニル（膜厚０．６８〜０．
８６ｍｍ）を選択する。また通行券または回数券の場合
はカード基体１５としてポリエステル（膜厚０．１〜０
．４ｍｍ）を選択する。

磁気記録層１６は、７−　Ｆ　ｅ　２０ａ　、Ｃｏ被着
７−Ｆｅ　　Ｏ、Ｆｅ　　Ｏ、ＣｒＯ２，Ｆｅ。

Ｆｅ−Ｃｒ、　　Ｆｅ−’Ｃｏ、Ｃｏ−Ｃｒ、Ｃ。

Ｎｉ、ＭｎＡ１．Ｂａフェライト、Ｓ「フェライトなと
の従来公知の磁性微粒子が適当な樹脂あるいはインキビ
ヒクル中に分散されてなる分散物からなり、グラビア法
、ロール法、ナイフェツジ法などの従来公知の塗布方法
によってカード基体１５上に形成することができる。ま
た、磁気記録層１６は、Ｆｅ、Ｆｅ−Ｃｒ、Ｆｅ−Ｃｏ
、Ｃ。

−Ｃｒなどの金属あるいはその合金を用いて、真空蒸着
法、スパッタ法、めっき法などによってカード基体１５
上に形成することもできる。

塗布方法によって磁気記録層１６を形成する場合には、
その膜厚は１〜１００ミクロン好ましくは５〜２０ミク
ロン程度である。また真空蒸着法、スパッタ法、めっき
法によって磁気記録層１６を形成する場合には、その膜
厚は１００人〜１ミクロン好ましくは５００〜２０００
人程度である。

γ−Ｆｅ２Ｏ３等の磁性微粒子が分散される樹脂あるい
はインキビヒクルとしては、ブチラール樹脂、塩化ビニ
ル／酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、スチレン
／マレイン酸共重合体樹脂などが用いられ、必要に応じ
て、ニトリルゴムなどのゴム系樹脂あるいはウレタンエ
ラストマーなどが添加される。また、磁性微粒子が上記
樹脂中に分散されてなる分散物中に、必要に応じて、界
面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワックス、
シリコーンオイル、カーボンその他の顔料を添加するこ
ともできる。

次のこのような構成からなるカード１０への記録方法に
ついて説明する。

まず、磁気情報は、磁気ヘッド等の通常の方法によって
カード１０の磁気記録層１６中に記録される。

一方、バーコード、ＯＣＲ文字、氏名、有効残量等の可
視情報は、サーマルへ・ノド、レーザービーム、ホット
スタンプ等の加熱手段をシート基材１２側から適用し、
金属薄膜層１３を選択的に溶融破壊することによって印
字し記録される。

すなわち、加熱手段によって金属薄膜層１３を所定の可
視情報の形状に溶融破壊し、シート基材１２側からカー
ド１０を見ることにより、金属薄膜層１３の破壊部から
、所定の可視情報を認識することかできる。

本実施例によれば、貼合シート１１をカード基体１５の
磁気記録層１６側に加熱押圧して貼合することにより、
容易に金属薄膜層１３を有するカード１０を作成するこ
とができる。また、（子息の大きさに成形した貼合シー
ト１１をカード基体１５の任意の箇所に貼合することに
より、カード基体１５の所望の場所に所望の大きさの金
属薄膜層１３を設けることができる。

なお、上記実施例において、カード基体１５上に予め磁
気記録層１６を設けた例を示したか、磁気記録層１６の
代わりに着色層を設けてもよい。

着色層はエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセ
ルロース、セルロースアセテートプロピオネート、酢酸
セルロースなどのセルロース誘導体、ポリスチレン、ポ
リ−α−メチルスチレンなどのスチレン樹脂あるいはス
チレン共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル
酸ブチルなどのアクリル樹脂またはメタクリル樹脂の単
独あるいは共重合樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸
樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、重合ロジンなどのロ
ジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂
、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂なとのバイン
ダーに、着色すべき色に応じて各種の含量を添加し、さ
らに必要に応じて、可塑剤、安定剤、ワックス、グリー
ス、嵌装剤、乾燥保持材、硬化剤、増粘材、分散材を添
加した後、溶剤あるいは希釈相で十分に混練してなる容
色塗料あるいはインキを用いて、通常のグラビア法、ロ
ール法、ナイフェツジ法、オフセット法などの塗布方法
あるいは印刷方法により形成できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、貼合シー！・を
カード基体に加熱押圧して貼合することにより、容易に
かつ簡単に金属薄膜層を白°するカードを得ることかで
きる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明による貼合シートおよびカードの一実施例を
示す側断面図である。１０・・・カード、１１・・・貼合シート、１２・・・
シート基材、１３・・・金属薄膜層、１４・・・接着層
、１５・・・カード基体、１６・・・磁気記録層。

Claims

【特許請求の範囲】１、シート基材、金属薄膜層および接着層を順次積層し
てなる貼合シート。２、カード基体の表面に形成された着色層または磁気記
録層に請求項１記載の貼合シートの接着層を向合せて貼
合させてなるカード。