JPH06106882A - 印字記録媒体 - Google Patents

印字記録媒体

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JPH06106882A
JPH06106882A JP4256880A JP25688092A JPH06106882A JP H06106882 A JPH06106882 A JP H06106882A JP 4256880 A JP4256880 A JP 4256880A JP 25688092 A JP25688092 A JP 25688092A JP H06106882 A JPH06106882 A JP H06106882A
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JP
Japan
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Withdrawn
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JP4256880A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Yoshioka
岡 康 明 吉
Kenji Etori
取 研 二 江
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字を記録できる印字記録層を有するととも
に、磁気記録情報の偽造・変造を安全に防止することが
でき、また多量の磁気記録情報を記録することができる
印字磁気記録媒体を提供する。 【構成】 印字記録媒体1は、同一の層4として基体上
に層設された感熱破壊型印字記録層と放電破壊型印字記
録層とを備える。また印字磁気記録媒体1は、感熱破壊
型印字記録層5と放電破壊型印字記録層6とが異なる層
として基体上に層設されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱破壊型印字記録薄
膜層と放電破壊型印字記録層とを有する印字記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】文字、図案などの可視情報を記録する媒
体として、サーマルヘッド等を用いて加熱して記録する
感熱破壊型印字記録媒体と、電圧を印加して放電破壊に
より情報を記録する放電破壊型印字記録媒体とがよく利
用されている。
【0003】感熱破壊型印字記録媒体においては、情報
を記録するサーマルヘッド等の保守性に優れている。ま
た、感熱破壊型印字記録媒体の表面に設けられる保護層
は、熱を印加されたとき一瞬溶解した後すぐ固まる等の
理由によりカードの耐久性に優れている。この一方、感
熱破壊型印字記録媒体においては情報の記録が熱伝達に
よってなされるため、印字が必ずしも鮮明でないという
欠点も有する。
【0004】また、放電破壊型印字記録媒体において
は、綿密な電圧の印字ができるので記録された印字が鮮
明であり、細かい文字等の記録も可能であり、また印字
記録スピードが大きくできるという点で優れている。こ
の一方、放電破壊型印字記録媒体の表面に設けられた保
護層は、電圧の印加による放電によって消失する等の理
由により、カードの耐久性に劣るという欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、感熱破壊
型印字記録媒体と放電破壊型印字記録媒体とは一長一短
を有する。したがって、例えば、耐久性は要求されるが
鮮明さは要求されない印字に対しては感熱破壊型印字記
録媒体を用い、耐久性は要求されないが鮮明な細かい文
字等を高スピードで印字する必要があるものについては
放電破壊型印字記録媒体を用いるようにできれば、それ
ぞれの記録媒体の長所を生かすことができる。
【0006】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、感熱破壊型印字記録媒体と放電破壊
型印字記録媒体との特性を合わせ持つ印字記録媒体を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、感熱破壊型印字記録層と放電破壊型印字
記録層とを備えることを特徴とする。
【0008】また、前記感熱破壊型印字記録層と前記放
電破壊型印字記録層とが同一の層として基体上に層設さ
れていることが好適である。
【0009】また、前記同一の層は略400オングスト
ローム乃至略800オングストロームの厚さを有するこ
とが好適である。
【0010】また、前記同一の層の下方表面は略0.3
μm乃至略0.7μmの表面粗さRaを有することが好
適である。
【0011】また、前記感熱破壊型印字記録層と前記放
電破壊型印字記録層とが異なる層として基体上に層設さ
れていることが好適である。
【0012】また、基体上の一の面上に前記感熱破壊型
印字記録層が層設され、基体上の他の面上に前記放電破
壊型印字記録層が層設されていることが好適である。
【0013】また、基体上の同一面上に前記感熱破壊型
印字記録層と前記放電破壊型印字記録層とが層設されて
いることが好適である。
【0014】また、前記感熱破壊型印字記録層または前
記放電破壊型印字記録層は基体上に層設された磁気記録
層上に層設されていることが好適である。
【0015】感熱破壊型印字記録層は低融点の材料であ
る金属または合金あるいはこれらの化合物からなる薄膜
から構成されることが好ましい。
【0016】また、放電破壊型印字記録層は表面抵抗が
小さい導電性を有する材料から構成されることが好まし
い。
【0017】また、感熱破壊型印字記録層と放電破壊型
印字記録層とが同一の層として基体上に層設される場合
は、一つの層が感熱破壊型印字記録層と放電破壊型印字
記録層とを兼ねるため、この層は低い融点を有する導電
性の材料、例えば金属または合金あるいはこれらの化合
物からなることが好ましい。
【0018】
【実施例】以下に図面を参照して本発明による印字記録
媒体を説明する。図1を参照して本発明の第1実施例を
説明する。図1において、印字記録媒体1は紙やプラス
チックなどからなるシート状の基体2と、この基体2上
に層設された着色層3と、着色層3上に層設された感熱
破壊型印字記録層と放電破壊型印字記録層とを兼ねる感
熱放電破壊型印字記録層4と、感熱放電破壊型印字記録
層4上に層設された保護層7とを備えている。
【0019】感熱放電破壊型印字記録層4は、低い融点
を有するとともに導電性を有する金属または合金あるい
はこれらの化合物からなる薄膜からなる。
【0020】また、感熱放電破壊型印字記録層4は略4
00オングストローム乃至略800オングストロームの
厚さを有する。この厚さは以下のような理由で選択され
たものである。すなわち、感熱放電破壊型印字記録層4
の厚さは感熱破壊用途においては薄い方が良好な印字に
なる一方、放電破壊用途においては導電性の高い方、す
なわち厚みが大きい方が良好な印字にある。これらの両
方の要請を充足する条件として、略400オングストロ
ーム乃至略800オングストロームの厚さが選択された
のである。
【0021】また、感熱放電破壊型印字記録層4の下方
表面、すなわち着色層3に接する表面は略0.3μm乃
至略0.7μmの表面粗さRaを有する。この表面粗さ
Raは以下のような理由で選択されたものである。すな
わち、感熱放電破壊型印字記録層4の下方表面は、感熱
破壊用途においては平滑な方がよい。これは、媒体と感
熱ヘッドとの接触を良くして熱の伝達を高くした方が良
好な印字になるからである。一方、放電破壊用途におい
ては、凹凸を持たせた方が放電が生じやすく良好な印字
になる。これらの両方の要請を充足する条件として、略
0.3μm乃至略0.7μmの表面粗さRaが選択され
たのである。
【0022】次に本実施例の作用について説明する。感
熱プリンタと放電プリンタとを兼ね備える印字装置を用
い、例えばカードの所有者の名前等のように高度の鮮明
さは要求されないものに対しては感熱プリンタによって
印字し、また確認後すぐ不要になるような例えば支払い
残高等のように鮮明な細かい文字等を高スピードで印字
する必要があるものについては放電プリンタを用いて印
字する。
【0023】本実施例の構成によれば、一つの感熱放電
破壊型印字記録層4が感熱破壊型印字記録層と放電破壊
型印字記録層とを兼ねるので、感熱破壊型印字記録層と
放電破壊型印字記録層との各々の有する長所を使い分け
ることを可能にする印字記録媒体1をコンパクトに構成
することができる。
【0024】次に図2を参照して本発明の第2実施例を
説明する。図2において、基体2の片面上には着色層3
a、感熱破壊型印字記録層5および保護層7がこの順に
層設されている。また、基体2の他面上には着色層3
b、放電破壊型印字記録層6および保護層7がこの順に
層設されている。
【0025】感熱破壊型印字記録層5は金属または合金
あるいはこれらの化合物からなる薄膜からなる。
【0026】放電破壊型印字記録層6は低い融点を有す
るとともに導電性を有する金属または合金あるいはこれ
らの化合物からなる薄膜からなる。
【0027】次の本実施例の作用について記載する。感
熱プリンタと放電プリンタとを兼ね備える印字装置を用
い、一方の面を感熱プリンタで印字し他方の面を放電プ
リンタで印字する。
【0028】本実施例によれば、一方の面に感熱放電破
壊型印字記録層5、他方の面に放電破壊型印字記録層6
を備えるので、感熱破壊型印字記録層5と放電破壊型印
字記録層6との各々の有する長所を表面と裏面とに使い
分けることを可能にする印字記録媒体1を構成すること
ができる。
【0029】次に図3を参照して本発明の第3実施例を
説明する。図3において、基体2上の一部には着色層3
a、感熱破壊型印字記録層5および保護層7がこの順に
層設され、また、基体2上の他の一部には着色層3b、
放電破壊型印字記録層6および保護層7がこの順に層設
されている。
【0030】本実施例によれば、基体2上に部分的に感
熱放電破壊型印字記録層5および放電破壊型印字記録層
6とを備えるので、感熱破壊型印字記録層5と放電破壊
型印字記録層6との各々の有する長所を同一面上で使い
分けることを可能にする印字記録媒体1を構成すること
ができる。
【0031】次に図4を参照して本発明の第4実施例を
説明する。図4において、基体2上には磁気記録層8、
着色層3、感熱破壊型印字記録層と放電破壊型印字記録
層とを兼ねる感熱放電破壊型印字記録層4、および保護
層7がこの順に層設されている。
【0032】次に本実施例の作用について記載する。磁
気記録装置、感熱プリンタおよび放電プリンタとを兼ね
備える印字装置を用い、磁気記録層8には磁気情報を記
録し、感熱放電破壊型印字記録層4には感熱または放電
によって可視情報を記録する。
【0033】本実施例によれば、感熱放電破壊型印字記
録層4の他に磁気記録層8を合わせ備えるので、感熱破
壊型印字記録層と放電破壊型印字記録層との各々の有す
る長所を同一面上で使い分けることを可能にするととも
に、磁気情報を記録することができる。
【0034】なお、磁気記録層8は図2または図3に示
した実施例に対しても設けることができる。
【0035】また、層間の接着性を高めるためにアンカ
ー層を各層間に設けてもよい。
【0036】以下、本発明に係る印字磁気記録媒体の製
造方法ならびに用いられる材料について説明する。
【0037】本発明に係る印字記録媒体1は、基体2上
に、感熱放電破壊型印字記録層4または感熱破壊型印字
記録層5および放電破壊型印字記録層6、必要に応じて
磁気記録層8、着色層3、3a、3b、保護層7、ある
いは接着層を、印刷法あるいはコーティング法などによ
り設ける直接法によって形成することができる。
【0038】また、転写基体上に剥離層を介して順に、
保護層、接着層、感熱放電破壊型印字記録層4または感
熱破壊型印字記録層5および放電破壊型印字記録層6、
接着層、着色層、接着層、必要に応じて磁気記録層8、
ホットメルト接着層を積層してなる転写用積層体を準備
しておき、この積層体のホットメルト接着層を基体2の
表面上に接着させるとともに剥離層により転写用基体を
取り去るという転写法によって、本発明に係る記録媒体
1を形成することもできる。
【0039】さらに、一旦貼着用基体上に、感熱破壊型
印字記録層5等からなる貼着用の積層体を準備し、この
積層体の裏面に粘着層を設け、この粘着層を介して、基
体2と貼着用基体とを一体に接着させるという貼着法に
よって、本発明に係る印字磁気記録媒体1を形成するこ
ともできる。
【0040】基材2はシート状あるいは板状を呈してお
り、この基材2としては、ナイロン、セルロースジアセ
テート、セルローストリアセテート、ポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミ
ド、ポリカーボネートなどのプラスチック類、銅、アル
ミニウムなどの金属、紙、含浸紙などを単独であるいは
組合せて複合体として用いることができる。基材として
要求される物性たとえば強度、剛性、隠蔽性、光不透過
性などを考慮して、上記材料の中から好ましいものを適
宜選択すればよい。なお基材2の膜厚は0.005〜5
mm程度である。
【0041】磁気記録層8は、γ−Fe、Co被
着γ−Fe,Fe,CrO,Fe,Fe
−Cr,Fe−Co,Co−Cr,Co−Ni,MnA
l,Baフェライト、Srフェライトなどの従来公知の
磁性微粒子が適当な樹脂あるいはインキビヒクル中に分
散されてなる分散物を、グラビア法、ロール法、ナイフ
エッジ法などの従来公知の塗布方法によって基材2上に
形成することができる。また、磁気記録層8は、Fe,
Fe−Cr,Fe−Co,Co−Crなどの金属または
合金あるいはその酸化物を用いて、真空蒸着法、スパッ
タ法、めっき法などによって基材2上に形成することも
できる。
【0042】塗布方法によって磁気記録層8を形成する
場合には、その膜厚は1〜100ミクロン好ましくは5
〜20ミクロン程度である。また真空蒸着法、スパッタ
法、めっき法によって磁気記録層8を形成する場合に
は、その膜厚は100オングストローム〜1ミクロン好
ましくは500〜2000オングストローム程度であ
る。
【0043】γ−Feなどの磁性微粒子が分散さ
れる樹脂あるいはインキビヒクルとしては、ブチラール
樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル
樹脂、スチレン/マレイン酸共重合体樹脂などが用いら
れ、必要に応じて、ニトリルゴムなどのゴム系樹脂ある
いはウレタンエラストマーなどが添加される。また、磁
性微粒子が上記樹脂中に分散されてなる分散物中に、必
要に応じて、界面活性剤、シランカップリング剤、可塑
剤、ワックス、シリコーンオイル、カーボンその他の顔
料を添加することもできる。
【0044】感熱破壊型印字記録層5または放電破壊型
印字記録層6は、Te,Sn,In,Al,Bi,P
b,Zn,Cu,Fe−Co,Ni,Cr,Tiなどの
金属または合金あるいはこれらの混合物もしくはTe−
カーバイドなどの上記金属化合物からなり、真空蒸着
法、スパッタ法、めっき法などにより、基材2上に設け
られた磁気記録層上に形成することができる。この感熱
破壊型印字記録層5または放電破壊型印字記録層6は、
低融点を有することが好ましい。
【0045】着色層3、3a、3bは、エチルセルロー
ス、エチルヒドロキシエチルセルロース、セルロースア
セテートプロピオネート、酢酸セルロースなどのセルロ
ース誘導体、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン
などのスチレン樹脂あるいはスチレン共重合樹脂、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリア
クリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル
樹脂またはメタクリル樹脂の単独あるいは共重合樹脂、
ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノ
ール樹脂、重合ロジンなどのロジンエステル樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、ブチラール樹脂などのバインダーに、着色すべき色
に応じて各種の顔料を添加し、さらに必要に応じて、可
塑剤、安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、乾燥補助
剤、硬化剤、増粘剤、分散剤を添加した後、溶剤あるい
は希釈剤で充分に混練してなる着色塗料あるいはインキ
を用いて、通常のグラビア法、ロール法、ナイフエッジ
法、オフセット法などの塗布方法あるいは印刷方法によ
り、所望部分に形成できる。
【0046】保護層7は、合成樹脂フィルムをラミネー
トするか、エクストルージョンコート法によるか、ある
いは合成樹脂塗料を塗布することなどによって形成する
ことができる。保護層を構成する合成樹脂は、用途ある
いは他層との密着性などを考慮して、着色層を形成する
に際して用いられた合成樹脂類と同様なものが広く用い
られうる。特に、熱硬化型の合成樹脂を用いると、表面
の硬度、汚染の防止という点で有利であり、さらに紫外
線硬化型の合成樹脂を含む塗料を用いれば、塗布後の硬
化が瞬時に行なえるので好ましい。また、保護層中にシ
リコーンなどを添加して表面を剥離性とすることもでき
る。
【0047】接着層は、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル/プロ
ピオン酸共重合体、ゴム系樹脂、シアノアクリレート樹
脂、セルロース系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリオレフ
ィン系共重合体などのバインダーに、必要に応じて、可
塑剤、安定剤、硬化剤などを添加した後、溶剤あるいは
希釈剤で充分に混練してなる接着層用塗料を用いて、グ
ラビア法、ロール法、ナイフエッジ法などの塗布方法に
よって、基体上の所望部分に形成できる。特に、磁気記
録層上に接着層を設ける場合には、磁気記録層の再溶解
を防止するため、熱可塑性樹脂をエマルジョン化して塗
布し、乾燥してヒートシール型の接着層とすることが好
ましい。
【0048】以下に本発明を実施した例により説明する
が、本発明はこれらの実施した例に限定されるものでは
ない。なお以下の実施した例において、特に言及しない
限り、すべての「部」は重量部である。例1 厚さ188ミクロンのポリエチレンテレフタレートシー
ト上に、着色層3として下記組成の塗料をグラビアコー
ト法にて3ミクロンの厚さに形成した。
【0049】 塗料の組成: 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂 20部 顔料 10部 イソシアネート系硬化剤 3部 メチルエチルケトン 30部 次いで着色層3の上に真空蒸着法により、アルミニウム
を水晶振動子による膜厚測定法で測定して600オング
ストロームの膜厚に蒸着して感熱放電破壊型印字記録層
4を形成した。
【0050】次に感熱放電破壊型印字記録層4上に、下
記組成の塗料をグラビアコート法にて塗布し、厚さ1ミ
クロンの保護層7を形成した。
【0051】 ポリビニルブチラール樹脂 10部 ウレタン樹脂 10部 テトラフルオロエチレンパウダー 10部 酢酸エチル 30部 トルエン 30部 メチルエチルケトン 30部 以上のようにして作成したシートをカード状に打ち抜
き、感熱プリンターと放熱プリンタを兼ね備えかつこれ
らが共に同一面上に印字できるようにした装置を用いて
感熱、放電両方の印字を行ったところ共に鮮明な印字が
出来た。例2 基体2としての厚さ188ミクロンのポリエチレンテレ
フタレートシート上に、着色層3bとして下記組成の塗
料をグラビアコート法にて3ミクロンの厚さに形成し
た。
【0052】 塗料の組成: 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂 20部 顔料 10部 イソシアネート系硬化剤 3部 メチルエチルケトン 30部 次いで着色層3bの上に真空蒸着法により、アルミニウ
ムを水晶振動子による膜厚測定法で測定して600オン
グストロームの膜厚に蒸着して放電破壊型印字記録層6
を形成した。
【0053】次に放電破壊型印字記録層6上に、下記組
成の塗料をグラビアコート法にて塗布し、厚さ1ミクロ
ンの保護層7を形成した。
【0054】 ポリビニルブチラール樹脂 10部 ウレタン樹脂 10部 テトラフルオロエチレンパウダー 10部 酢酸エチル 30部 トルエン 30部 メチルエチルケトン 30部 次に基体2の反対面上に着色層3aとして下記組成の塗
料をグラビアコート法にて3ミクロンの厚さに形成し
た。
【0055】 塗料の組成: 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂 20部 顔料 10部 イソシアネート系硬化剤 3部 メチルエチルケトン 30部 次いで着色層3aの上に真空蒸着法により、スズを水晶
振動子による膜厚測定法で測定して600オングストロ
ームの膜厚に蒸着して感熱破壊型印字記録層5を形成し
た。
【0056】次に感熱破壊型印字記録層5上に、下記組
成の塗料をグラビアコート法にて塗布し、厚さ1ミクロ
ンの保護層7を形成した。
【0057】 ポリビニルブチラール樹脂 10部 ウレタン樹脂 10部 テトラフルオロエチレンパウダー 10部 酢酸エチル 30部 トルエン 30部 メチルエチルケトン 30部 以上のようにして作成したシートをカード状に打ち抜
き、感熱プリンターと放電プリンタを兼ね備えかつこれ
らが異なる面上に印字できるようにした装置を用いて感
熱、放電の両方の印字を行ったところ共に鮮明な印字が
出来た。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基体上に感熱破壊型印字記録層と放電破壊型印字記録層
とを設けたので、感熱破壊型印字記録層と放電破壊型印
字記録層との各々の有する長所を使い分けることを可能
にする印字記録媒体1を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印字記録媒体の一実施例を示す断
面図。
【図2】同印字記録媒体の他の実施例を示す断面図。
【図3】同印字記録媒体の他の実施例を示す断面図
(a)と平面図(b)。
【図4】同印字記録媒体の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 印字記録媒体 2 基体 3 着色層 4 感熱放電破壊型印字記録層 5 感熱破壊型印字記録層 6 放電破壊型印字記録層 7 保護層 8 磁気記録層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱破壊型印字記録層と放電破壊型印字記
    録層とを備えることを特徴とする印字記録媒体。
  2. 【請求項2】前記感熱破壊型印字記録層と前記放電破壊
    型印字記録層とが同一の層として基体上に層設されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の印字記録媒体。
  3. 【請求項3】前記同一の層は略400オングストローム
    乃至略800オングストロームの厚さを有することを特
    徴とする請求項2に記載の印字記録媒体。
  4. 【請求項4】前記同一の層の下方表面は略0.3μm乃
    至略0.7μmの表面粗さを有することを特徴とする請
    求項2に記載の印字記録媒体。
  5. 【請求項5】前記感熱破壊型印字記録層と前記放電破壊
    型印字記録層とが異なる層として基体上に層設されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の印字記録媒体。
  6. 【請求項6】基体上の一の面上に前記感熱破壊型印字記
    録層が層設され、基体上の他の面上に前記放電破壊型印
    字記録層が層設されていることを特徴とする請求項1に
    記載の印字記録媒体。
  7. 【請求項7】基体上の同一面上に前記感熱破壊型印字記
    録層と前記放電破壊型印字記録層とが層設されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の印字記録媒体。
  8. 【請求項8】前記感熱破壊型印字記録層または前記放電
    破壊型印字記録層は基体上に層設された磁気記録層上に
    層設されていることを特徴とする請求項1に記載の印字
    記録媒体。
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JP (1) JPH06106882A (ja)

Cited By (3)

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