JPH06284617A - 薄型コイル装置及び該コイル装置を用いたモータ - Google Patents
薄型コイル装置及び該コイル装置を用いたモータInfo
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- JPH06284617A JPH06284617A JP9547293A JP9547293A JPH06284617A JP H06284617 A JPH06284617 A JP H06284617A JP 9547293 A JP9547293 A JP 9547293A JP 9547293 A JP9547293 A JP 9547293A JP H06284617 A JPH06284617 A JP H06284617A
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 38
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 18
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータ内の平面方向のスペースを小さくする
とともに、モータに対して容易に取り付けることが可能
な薄型コイル装置及び該コイル装置を得る。 【構成】 コイル形状の複数のコイル挿入部が形成され
たコイル枠体3を有するとともに、金属パターン板とコ
イル枠体3が一体に成形された薄型コイル装置及び該コ
イル装置を用いたモータ。薄型コイル装置はコネクタ端
子部1を一体に保持する樹脂部4を有し、コネクタ端子
部1を折り曲げることにより、モータのコイル固定台1
7と樹脂部4を一体化する。樹脂部4にコイル固定台1
7を挾み込むための嵌め合わせ構造を設けてもよい。樹
脂部4の幅方向両側の厚みを大きくするようにしてもよ
い。
とともに、モータに対して容易に取り付けることが可能
な薄型コイル装置及び該コイル装置を得る。 【構成】 コイル形状の複数のコイル挿入部が形成され
たコイル枠体3を有するとともに、金属パターン板とコ
イル枠体3が一体に成形された薄型コイル装置及び該コ
イル装置を用いたモータ。薄型コイル装置はコネクタ端
子部1を一体に保持する樹脂部4を有し、コネクタ端子
部1を折り曲げることにより、モータのコイル固定台1
7と樹脂部4を一体化する。樹脂部4にコイル固定台1
7を挾み込むための嵌め合わせ構造を設けてもよい。樹
脂部4の幅方向両側の厚みを大きくするようにしてもよ
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄型コイル装置及び該
コイル装置を用いたモータに関するもので、例えばシリ
ンダヘッド駆動用モータなどに適用可能なものである。
コイル装置を用いたモータに関するもので、例えばシリ
ンダヘッド駆動用モータなどに適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドが取り付けられたドラム等を
駆動するモータとして薄型の面対向型モータが知られて
いる。図10ないし図14はこのような面対向型モータ
に使用される薄型コイル装置を検討した検討例を示して
いる。図10ないし図14において、金属板を結線パタ
ーン状に形成した金属パターン板37の一面を絶縁樹脂
で覆うことによってコイル枠体33が形成されている。
コイル枠体33の表面には複数のコイル挿入部32が形
成されており、各コイル挿入部32の底面には金属パタ
ーン板37の一部で、図示しないコイルの電極と接続さ
れる端部35、36が露出している。また、金属パター
ン板37の他の端部は一箇所に集められて外部に平行に
引き出され、コネクタ端子部31となっている。コネク
タ端子部31には、図12に示すように直方体状の樹脂
部34が形成されており、この樹脂部34によって複数
のコネクタ端子部31は一体に保持されている。
駆動するモータとして薄型の面対向型モータが知られて
いる。図10ないし図14はこのような面対向型モータ
に使用される薄型コイル装置を検討した検討例を示して
いる。図10ないし図14において、金属板を結線パタ
ーン状に形成した金属パターン板37の一面を絶縁樹脂
で覆うことによってコイル枠体33が形成されている。
コイル枠体33の表面には複数のコイル挿入部32が形
成されており、各コイル挿入部32の底面には金属パタ
ーン板37の一部で、図示しないコイルの電極と接続さ
れる端部35、36が露出している。また、金属パター
ン板37の他の端部は一箇所に集められて外部に平行に
引き出され、コネクタ端子部31となっている。コネク
タ端子部31には、図12に示すように直方体状の樹脂
部34が形成されており、この樹脂部34によって複数
のコネクタ端子部31は一体に保持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたような従来
の薄型コイル装置をモータに取り付けるに当たり、図1
5に示すようにコネクタ端子31をコイル面に直角方向
に折り曲げて取付けた方が、モータの平面方向の広がり
を抑えて小型化できるといった利点がある。しかし、薄
型コイル装置のコネクタ端子31を直角方向に折り曲げ
て取り付けようとすると、樹脂部34が図示しないコイ
ル固定台やその他の部材に当りやすく、コネクタ端子3
1を折り曲げた状態で薄型コイル装置をモータに取り付
けることは組立作業性に難点があった。また、コネクタ
31は薄型に形成されているため強度的に弱く、図15
に示すように無理に角張った形に折り曲げようとする
と、曲部31aの部分から折れてしまうこともあった。
の薄型コイル装置をモータに取り付けるに当たり、図1
5に示すようにコネクタ端子31をコイル面に直角方向
に折り曲げて取付けた方が、モータの平面方向の広がり
を抑えて小型化できるといった利点がある。しかし、薄
型コイル装置のコネクタ端子31を直角方向に折り曲げ
て取り付けようとすると、樹脂部34が図示しないコイ
ル固定台やその他の部材に当りやすく、コネクタ端子3
1を折り曲げた状態で薄型コイル装置をモータに取り付
けることは組立作業性に難点があった。また、コネクタ
31は薄型に形成されているため強度的に弱く、図15
に示すように無理に角張った形に折り曲げようとする
と、曲部31aの部分から折れてしまうこともあった。
【0004】上記コイル枠体33に形成されたコイル挿
入部32は、コイルの外形とほぼ同じ形で同じサイズと
なっており、コイルとコイル挿入部32の側面のクリア
ランスは最小限に抑えてある。しかし、このクリアラン
スがあまりに小さすぎると、図16に示すように、コイ
ルが正しく挿入されず、コイルがコイル挿入部32の縁
の一部に当たって傾き、コイルの一端がコイル挿入部3
2から突出することがあり、対向するロータマグネット
などに当たることがあった。
入部32は、コイルの外形とほぼ同じ形で同じサイズと
なっており、コイルとコイル挿入部32の側面のクリア
ランスは最小限に抑えてある。しかし、このクリアラン
スがあまりに小さすぎると、図16に示すように、コイ
ルが正しく挿入されず、コイルがコイル挿入部32の縁
の一部に当たって傾き、コイルの一端がコイル挿入部3
2から突出することがあり、対向するロータマグネット
などに当たることがあった。
【0005】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、薄型コイル保持基板のコネクタ端
子部を折り曲げた状態で取付けて、モータ内の平面方向
の広がりを小さくするとともに、モータに対して容易に
取り付けることが可能な薄型コイル装置及び該コイル装
置を用いたモータを提供することを目的とする。
めになされたもので、薄型コイル保持基板のコネクタ端
子部を折り曲げた状態で取付けて、モータ内の平面方向
の広がりを小さくするとともに、モータに対して容易に
取り付けることが可能な薄型コイル装置及び該コイル装
置を用いたモータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コイル形状の複数のコイル挿入部が形成されたコイル枠
体を有するとともに、金属パターン板とコイル枠体が一
体に成形された薄型コイル装置であって、金属パターン
板にコネクタ端子部を一体に保持する樹脂部を設け、コ
ネクタ端子部を折り曲げることにより、モータのコイル
固定台と樹脂部を一体化したことを特徴とする。
コイル形状の複数のコイル挿入部が形成されたコイル枠
体を有するとともに、金属パターン板とコイル枠体が一
体に成形された薄型コイル装置であって、金属パターン
板にコネクタ端子部を一体に保持する樹脂部を設け、コ
ネクタ端子部を折り曲げることにより、モータのコイル
固定台と樹脂部を一体化したことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の薄
型コイル装置に、樹脂部にコイル固定台を挾み込むため
の嵌め合わせ構造を設けたことを特徴とする。
型コイル装置に、樹脂部にコイル固定台を挾み込むため
の嵌め合わせ構造を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の薄
型コイル装置において、樹脂部の幅方向両側の厚みを大
きくしたことを特徴とする。
型コイル装置において、樹脂部の幅方向両側の厚みを大
きくしたことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の薄型コイル装置を用い、コイル固定台をモータ
のフレームに取り付けて、薄型コイル装置とロータマグ
ネットと対向してモータを構成したことを特徴とする。
3記載の薄型コイル装置を用い、コイル固定台をモータ
のフレームに取り付けて、薄型コイル装置とロータマグ
ネットと対向してモータを構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】金属パターン板のコネクタ端子部を折り曲げ、
この端部に設けられた樹脂部をモータのコイル固定台と
一体化することにより、薄型コイルの平面方向の広がり
が抑制され、また、コネクタ端子部が安定する。上記樹
脂部にコイル固定台を挾み込むための嵌め合わせ構造を
形成することにより、コネクタ端子がコイル固定台に安
定に固定される。樹脂部の幅方向両側の厚みを大きくす
ることにより、コイル固定台に対する樹脂部の当接面積
が大きくなる。
この端部に設けられた樹脂部をモータのコイル固定台と
一体化することにより、薄型コイルの平面方向の広がり
が抑制され、また、コネクタ端子部が安定する。上記樹
脂部にコイル固定台を挾み込むための嵌め合わせ構造を
形成することにより、コネクタ端子がコイル固定台に安
定に固定される。樹脂部の幅方向両側の厚みを大きくす
ることにより、コイル固定台に対する樹脂部の当接面積
が大きくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明にかかる薄型コイル装置及び該
コイル装置を用いたモータの実施例について図面を参照
しながら説明する。図1、図2において、コイル枠体3
は、金属板より形成される金属パターン板21の一面を
絶縁樹脂で覆って形成されており、コイル枠体3の表面
側には複数のコイル挿入部2が周方向に一定間隔で形成
されている。コイル挿入部2は開口端側に向かって開い
たテーパ状に形成されている。従って、コイル挿入部2
の壁面は、図9に示すようにコイル枠体3の面に垂直な
線に対し外側に角度θだけ傾いている。このようにコイ
ル挿入部2の側面を角度θのテーパ状とすることによっ
て、コイル20とのギャップを最小限に抑え、かつ、コ
イル20を搭載する際にコイル挿入部2の側面に当たっ
てコイル20の一部が出っ張ってしまうという不具合を
なくし、スムーズにコイル20を搭載することが可能と
なる。上記角度θは2〜5゜とする。2゜より小さいと
テーパ状にする効果を得にくく、5゜より大きいと無駄
なスペースが増えるからである。
コイル装置を用いたモータの実施例について図面を参照
しながら説明する。図1、図2において、コイル枠体3
は、金属板より形成される金属パターン板21の一面を
絶縁樹脂で覆って形成されており、コイル枠体3の表面
側には複数のコイル挿入部2が周方向に一定間隔で形成
されている。コイル挿入部2は開口端側に向かって開い
たテーパ状に形成されている。従って、コイル挿入部2
の壁面は、図9に示すようにコイル枠体3の面に垂直な
線に対し外側に角度θだけ傾いている。このようにコイ
ル挿入部2の側面を角度θのテーパ状とすることによっ
て、コイル20とのギャップを最小限に抑え、かつ、コ
イル20を搭載する際にコイル挿入部2の側面に当たっ
てコイル20の一部が出っ張ってしまうという不具合を
なくし、スムーズにコイル20を搭載することが可能と
なる。上記角度θは2〜5゜とする。2゜より小さいと
テーパ状にする効果を得にくく、5゜より大きいと無駄
なスペースが増えるからである。
【0012】また、図1に示すように、各コイル挿入部
2の底面には金属パターン板21の一部でコイルの両端
と接続される端部5、6が露出している。各端部5、6
はコイルをコイル挿入部2に嵌め込んだときに、コイル
の巻始めと巻終わりの電極が端部5、6と接するような
位置に形成されており、コイルの取付けと同時にコイル
と金属パターン板21の接続が可能となっている。金属
パターン板21の別の端部は一箇所に集められて外部に
平行に引き出され、引き出された部分はコネクタ端子部
1となっている。コネクタ端子部1には樹脂部4が形成
されており、樹脂部4によって複数のコネクタ端子部1
は一体に保持されている。図3に示すように、樹脂部4
のコイル枠体3側の端部はコイル挿入部2の形成面側の
一部が削り取られて段状となるように形成されており、
この部分が他の部分よりも低くなった逃げ部4aとなっ
ている。
2の底面には金属パターン板21の一部でコイルの両端
と接続される端部5、6が露出している。各端部5、6
はコイルをコイル挿入部2に嵌め込んだときに、コイル
の巻始めと巻終わりの電極が端部5、6と接するような
位置に形成されており、コイルの取付けと同時にコイル
と金属パターン板21の接続が可能となっている。金属
パターン板21の別の端部は一箇所に集められて外部に
平行に引き出され、引き出された部分はコネクタ端子部
1となっている。コネクタ端子部1には樹脂部4が形成
されており、樹脂部4によって複数のコネクタ端子部1
は一体に保持されている。図3に示すように、樹脂部4
のコイル枠体3側の端部はコイル挿入部2の形成面側の
一部が削り取られて段状となるように形成されており、
この部分が他の部分よりも低くなった逃げ部4aとなっ
ている。
【0013】次に、以上のような薄型コイル装置が取り
付けられた面対向型モータの例について説明する。図4
において、カップ状の下ドラム13の中央部には円筒状
の軸受ホルダ部13aが一体に形成されている。軸受ホ
ルダ13aの内部には上下2つの軸受11、12の外輪
が取り付けられている。軸受11、12の中央には回転
軸8が回転自在に支持されている。軸受11、12は内
輪を有しておらず、ボールの部分が直接回転軸8に取り
付けられている。
付けられた面対向型モータの例について説明する。図4
において、カップ状の下ドラム13の中央部には円筒状
の軸受ホルダ部13aが一体に形成されている。軸受ホ
ルダ13aの内部には上下2つの軸受11、12の外輪
が取り付けられている。軸受11、12の中央には回転
軸8が回転自在に支持されている。軸受11、12は内
輪を有しておらず、ボールの部分が直接回転軸8に取り
付けられている。
【0014】回転軸8の上端部にはカップ状の上ドラム
7が取り付けられている。上ドラム7下側中央のカップ
状の部分には円筒16が嵌められている。円筒16の下
端面には回転ヨーク14が取り付けられている。円筒1
6の外周面には回転ヨーク14より上方でボス部材10
が取り付けられている。ボス部材10の下側には駆動マ
グネット9が取り付けられている。上記円筒部16の内
周と前記軸受ホルダ部13aとの間にロータリートラン
ス15が配置されている。
7が取り付けられている。上ドラム7下側中央のカップ
状の部分には円筒16が嵌められている。円筒16の下
端面には回転ヨーク14が取り付けられている。円筒1
6の外周面には回転ヨーク14より上方でボス部材10
が取り付けられている。ボス部材10の下側には駆動マ
グネット9が取り付けられている。上記円筒部16の内
周と前記軸受ホルダ部13aとの間にロータリートラン
ス15が配置されている。
【0015】下ドラム13の周壁内側の隅の部分にはリ
ング状のコイル固定台17が取り付けられている。コイ
ル固定台17の上側にはコイル枠体3からなる薄型コイ
ル装置がコイル露出側を下側にして、すなわちコイル2
0をコイル固定台17側に向けて取り付けられている。
薄型コイル装置のコネクタ端子部1は下方に向かって直
角に折り曲げられている。コネクタ端子部1は、無理に
角張った形に折り曲げると折れ易くなってしまうため、
図8に示すように曲部1aが緩やかな円弧状となるよう
に曲げられている。
ング状のコイル固定台17が取り付けられている。コイ
ル固定台17の上側にはコイル枠体3からなる薄型コイ
ル装置がコイル露出側を下側にして、すなわちコイル2
0をコイル固定台17側に向けて取り付けられている。
薄型コイル装置のコネクタ端子部1は下方に向かって直
角に折り曲げられている。コネクタ端子部1は、無理に
角張った形に折り曲げると折れ易くなってしまうため、
図8に示すように曲部1aが緩やかな円弧状となるよう
に曲げられている。
【0016】図4において、コネクタ端子部1の樹脂部
4に形成された逃げ部4aは、コイル固定台17の角の
部分に嵌め合わされている。また、コイル枠体3は、回
転ヨーク14と駆動マグネット9の間に位置しており、
コイル枠体3に搭載されたコイル20とボス部10に取
り付けられた駆動マグネット9とは互いに面対向してい
る。このため、コイル枠体3に搭載されたコイルを通電
制御すると、駆動マグネット9が付勢され、回転ヨーク
14及び上ドラム7等が回転駆動される。
4に形成された逃げ部4aは、コイル固定台17の角の
部分に嵌め合わされている。また、コイル枠体3は、回
転ヨーク14と駆動マグネット9の間に位置しており、
コイル枠体3に搭載されたコイル20とボス部10に取
り付けられた駆動マグネット9とは互いに面対向してい
る。このため、コイル枠体3に搭載されたコイルを通電
制御すると、駆動マグネット9が付勢され、回転ヨーク
14及び上ドラム7等が回転駆動される。
【0017】以上のような構成のモータによれば、薄型
コイル装置の樹脂部4に逃げ部4aを形成し、コイル固
定台17に対して逃げ部4aを嵌め合わせることによっ
て、モータの平面方向の形状を小さくしてモータのコン
パクト化を図ることができるし、コイル固定台17をコ
イル枠体3と樹脂部4の逃げ部4aとで挾み込むため、
コイル枠体3及び樹脂部4を安定に保持することができ
るという利点がある。また、コイル固定台17に樹脂部
4を接着する場合、上記逃げ部4aを接着剤溜りとして
使用することができるため、接着強度をさらに向上させ
ることが可能となる。
コイル装置の樹脂部4に逃げ部4aを形成し、コイル固
定台17に対して逃げ部4aを嵌め合わせることによっ
て、モータの平面方向の形状を小さくしてモータのコン
パクト化を図ることができるし、コイル固定台17をコ
イル枠体3と樹脂部4の逃げ部4aとで挾み込むため、
コイル枠体3及び樹脂部4を安定に保持することができ
るという利点がある。また、コイル固定台17に樹脂部
4を接着する場合、上記逃げ部4aを接着剤溜りとして
使用することができるため、接着強度をさらに向上させ
ることが可能となる。
【0018】また、以上のような構成に加えて、図5、
図6に示すように樹脂部4の幅両側の部分を他の部分よ
りも厚くなるように、肉厚部4b、4cを形成してもよ
い。このような構成の薄型コイル装置を、図7に示すよ
うな面対向型のモータに使用すれば、逃げ部4aと固定
部17が嵌まり合うとともに、点線で示す肉厚部4bが
ある分、樹脂部4の固定部17に接する面積が増加する
ため、固定部17に対する樹脂部4の安定度が増加し、
接着剤等で固定した際の固定強度もさらに向上させるこ
とができる。上記肉厚部4b以外は薄肉になっていて、
ロータその他周辺の部品に対する逃げとなっているた
め、ロータその他周辺の部品の組み込みの障害になるこ
とはない。
図6に示すように樹脂部4の幅両側の部分を他の部分よ
りも厚くなるように、肉厚部4b、4cを形成してもよ
い。このような構成の薄型コイル装置を、図7に示すよ
うな面対向型のモータに使用すれば、逃げ部4aと固定
部17が嵌まり合うとともに、点線で示す肉厚部4bが
ある分、樹脂部4の固定部17に接する面積が増加する
ため、固定部17に対する樹脂部4の安定度が増加し、
接着剤等で固定した際の固定強度もさらに向上させるこ
とができる。上記肉厚部4b以外は薄肉になっていて、
ロータその他周辺の部品に対する逃げとなっているた
め、ロータその他周辺の部品の組み込みの障害になるこ
とはない。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コネクタ
端子部を折り曲げてモータに組付けるためのコイル固定
台と樹脂部を一体化したことによって、モータ内の平面
方向のスペースを小さくして、モータのコンパクト化を
図ることができる。
端子部を折り曲げてモータに組付けるためのコイル固定
台と樹脂部を一体化したことによって、モータ内の平面
方向のスペースを小さくして、モータのコンパクト化を
図ることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、薄型コイル
保持基板の樹脂部にコイル固定台を挾み込むための嵌め
合わせ構造を設けたことにより、コイル固定台に樹脂部
を安定かつ強固に取り付けることができる。
保持基板の樹脂部にコイル固定台を挾み込むための嵌め
合わせ構造を設けたことにより、コイル固定台に樹脂部
を安定かつ強固に取り付けることができる。
【0021】請求項3記載の発明によれば、コイル枠体
の樹脂部の幅方向両側の厚みを大きくしたことによっ
て、コイル固定台に対する樹脂部の当接面積が増大し、
コイル枠体及び樹脂部の安定度を向上させることができ
る。
の樹脂部の幅方向両側の厚みを大きくしたことによっ
て、コイル固定台に対する樹脂部の当接面積が増大し、
コイル枠体及び樹脂部の安定度を向上させることができ
る。
【図1】本発明にかかる薄型コイル装置の実施例を示す
平面図。
平面図。
【図2】同上裏面図。
【図3】同上要部拡大断面図。
【図4】同上薄型コイル装置を用いたモータの例を示す
断面図。
断面図。
【図5】本発明にかかる薄型コイル装置の別の実施例を
示す要部拡大平面図。
示す要部拡大平面図。
【図6】同上要部拡大斜視図。
【図7】同上薄型コイル装置を用いたモータの例を示す
断面図。
断面図。
【図8】本発明にかかる薄型コイル装置の別の実施例を
示す要部拡大断面図。
示す要部拡大断面図。
【図9】本発明にかかる薄型コイル装置の別の実施例を
示す要部拡大断面図。
示す要部拡大断面図。
【図10】従来の薄型コイル装置の例を示す平面図。
【図11】同上裏面図
【図12】同上従来例のコネクタ端子部の拡大断面図。
【図13】同上斜視図。
【図14】同上従来例の断面図。
【図15】同上従来例の要部拡大断面図。
【図16】同上従来例のコイル挿入部の断面図。
1 コネクタ端子部 2 コイル挿入部 3 コイル枠体 4 樹脂部 17 コイル固定台 20 コイル 21 金属パターン板
Claims (4)
- 【請求項1】 コイル形状の複数のコイル挿入部が形成
されたコイル枠体を有するとともに、金属パターン板と
上記コイル枠体が一体に成形された薄型コイル装置であ
って、金属パターン板はコネクタ端子部を一体に保持す
る樹脂部を有し、上記コネクタ端子部を折り曲げること
により、モータのコイル固定台と上記樹脂部を一体化し
たことを特徴とする薄型コイル装置。 - 【請求項2】 樹脂部にコイル固定台を挾み込むための
嵌め合わせ構造を設けた請求項1記載の薄型コイル装
置。 - 【請求項3】 樹脂部の幅方向両側の厚みを大きくした
請求項1記載の薄型コイル装置。 - 【請求項4】 コイル固定台をモータのフレームに取り
付けることにより、薄型コイル装置とロータマグネット
とを対向配置してなる請求項1、2又は3記載の薄型コ
イル装置を用いたモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9547293A JP2849527B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 薄型コイルを用いたモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9547293A JP2849527B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 薄型コイルを用いたモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284617A true JPH06284617A (ja) | 1994-10-07 |
JP2849527B2 JP2849527B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=14138587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9547293A Expired - Fee Related JP2849527B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 薄型コイルを用いたモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2849527B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0655838A3 (de) * | 1993-11-26 | 1995-12-06 | Telefunken Microelectron | Verfahren zum Betrieb eines digitalen Logik-Halbleiterbauelements. |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP9547293A patent/JP2849527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0655838A3 (de) * | 1993-11-26 | 1995-12-06 | Telefunken Microelectron | Verfahren zum Betrieb eines digitalen Logik-Halbleiterbauelements. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2849527B2 (ja) | 1999-01-20 |
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