JPH0550961U - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
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- JPH0550961U JPH0550961U JP9919391U JP9919391U JPH0550961U JP H0550961 U JPH0550961 U JP H0550961U JP 9919391 U JP9919391 U JP 9919391U JP 9919391 U JP9919391 U JP 9919391U JP H0550961 U JPH0550961 U JP H0550961U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- stator
- rotor
- magnetic pole
- pole pieces
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- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 巻線の端部がロータに接触して、悪影響を及
ぼすことを防止する。 【構成】 ロータ2 の外周を囲む円筒状のステータ3
は、ロータ2 の外周に向けて複数の磁極子4 を突出させ
ている。各磁極子4 に巻回されて夫々分割された巻線6
は、その端部6a ,6bをステータ3 の一方の端面から突出
させている。円板状の巻線押さえ板19は、その下面に複
数の突出部20が周囲に沿って設けられるとともに、小孔
21が各突出部20の間に形成されており、巻線6 の端部6a
,6bを小孔21に挿通させるとともに、突出部20をステー
タ3 の各磁極子4 間のスロット22内に配置してステータ
3 の端面に設けられている。スロット22内に配置された
突出部20は、隣合う磁極子4 ,4の巻線6 ,6間に位置し
て、巻線6 の巻き終わりの端部6bが倒れ込むのを阻止し
ている。
ぼすことを防止する。 【構成】 ロータ2 の外周を囲む円筒状のステータ3
は、ロータ2 の外周に向けて複数の磁極子4 を突出させ
ている。各磁極子4 に巻回されて夫々分割された巻線6
は、その端部6a ,6bをステータ3 の一方の端面から突出
させている。円板状の巻線押さえ板19は、その下面に複
数の突出部20が周囲に沿って設けられるとともに、小孔
21が各突出部20の間に形成されており、巻線6 の端部6a
,6bを小孔21に挿通させるとともに、突出部20をステー
タ3 の各磁極子4 間のスロット22内に配置してステータ
3 の端面に設けられている。スロット22内に配置された
突出部20は、隣合う磁極子4 ,4の巻線6 ,6間に位置し
て、巻線6 の巻き終わりの端部6bが倒れ込むのを阻止し
ている。
Description
【0001】
本考案は、ブラシレスモ−タ、特にロ−タが円筒状のステ−タ内で回転する内 転型のブラシレスモ−タに関する。
【0002】
従来の内転型のブラシレスモ−タは、図5に示すような構造であって、中心に 軸1 が取り付けられたロータ2 と、このロータ2 の外周を囲む円筒状のステータ 3 とからなる。ステ−タ3 は、ロ−タ2 の外周に向けて複数の磁極子4 を突出さ せており、この磁極子4 は、幅狭の基部4aと幅広の先端部4bとからなっている。 絶縁材5 が、ステータ3 および磁極子4 の内周面に塗布されている。巻線6 が磁 極子4 の基部4aに巻回されている。7 は円筒状のモータケースで、内周面にステ ータ3 が固定されている。
【0003】 上記のような構造のブラシレスモータでは、一般に以下のようにして巻線6 の 巻回が行われる。即ち、内部に巻線6 が通される円筒体と、該円筒体の側面に突 設されて、円筒体内を通した巻線6 の先端が導出されるノズルとからなる巻線装 置(図示せず)を使用して行われる。この巻線装置の円筒体をステータ3 の内部 に挿入するとともに、この円筒体の側面から突出しているノズルを、隣合う磁極 子4, 4の先端部4b間のすき間から両磁極子4, 4間に挿入する。次に、円筒体を上 下駆動及び所定角度範囲内で回動駆動することによって、ノズルを磁極子4 の基 部4aの周りに周回させる。そうすると巻線6 が磁極子4 の基部4aに巻回される。 このようにして、一つの磁極子4 に巻線6 を巻回すると、巻線装置の円筒体を移 動させて、他の磁極子4 に巻線6 を巻回していく。
【0004】 以上のようにして巻線6 が各磁極子4 に巻回されるブラシレスモータのうちで も、特に高負荷作業に使用されるブラシレスモータでは、大電流が通電されるた めに、巻線6 として線径が1.0mm 程度の太巻線が使用されている。そのため巻線 6 は、隣合う磁極子4,4,─の順に連続して巻回された後に、隣合う磁極子4 ,4を 結ぶ部分が切断されて各磁極子4 毎に分割される。
【0005】
巻線6 の隣合う磁極子4 ,4を結ぶ部分が切断されると、巻線6 の巻き始めの端 部6a、および巻き終わりの端部6bが自由端部となるため、線径が1.0mm 程度の太 巻線の場合は、以下のような問題が生じる。即ち、巻線6 の巻き始めの端部6aは 、その上に巻回される他の部分により基部4a側に押し付けられているため、基部 4aから外れることはないが,巻線6 の巻き終わりの端部6bは、巻線6 が太巻線で あるため相当剛性が高いことと、巻回時に巻線6 に高い張力をかけられないこと から、巻線6 が切断されるやいなや、隣合う磁極子4 ,4の先端部4b間のすき間を 通ってロータ2 側へ倒れ込むことがある。このように巻線6 の巻き終わりの端部 6bが、ロータ2 側へ倒れ込むと、ロータ2 の外周面に接触して、ロータ2 との間 に回転摩擦を発生させ、性能に悪影響を及ぼすこととなる。
【0006】 本考案は、このような事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、 巻線の端部がロータの外周面に接触して、性能に悪影響を及ぼすことを防止する ブラシレスモータを提供することにある。
【0007】
上記の目的を達成するために、本考案のブラシレスモータは、円板状で下面に 複数の突出部を設けた巻線押さえ板を、突出部がステータの各磁極子間のスロッ ト内に配置されるように、ステータ端面に設けた構成としている。
【0008】
本考案のブラシレスモータにあっては、巻線押さえ板の突出部が、各磁極子間 のスロット内に配置されているため、突出部は隣合う磁極子の巻線間に位置して おり、これによって巻線の巻き終わりの端部が倒れ込むことが阻止されている。
【0009】
以下、本考案の第一実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。なお、従来例 と同一の部材には、図面に同一の符号を付して説明を省略する。
【0010】 軸1 が取り付けられたロータ2 は、中心となるヨーク2aと、複数個の円弧状の セグメントからなり、ヨーク2aの外周に接着された永久磁石2bとで形成されてい る。ヨーク2aは磁性材でできており、軸1 が中心に圧入または接着されている。 ロータ2 の外周を囲む円筒状のステータ3 は、珪素鋼板のような磁性材料を打ち 抜いた単板を多数積層して形成されている。ステータ3 は、ロータ2 の外周に向 けて複数(本実施例では6個)の磁極子4 を突出させている。磁極子4 は、幅狭 の基部4aと幅広の先端部4bとからなっており、巻線6 が基部4aに巻回されている 。ステータ3 は、モータケース7 の内周面に圧入されて固定されている。モータ ケース7 は、非磁性材料で一端が開口した有底円筒状に形成されたもので、軸受 8 が底部に取り付けられている。中央に軸受9 を設けた軸受台10が、モータケー ス7 の開口している端面に取り付けられて、モータケース7 を閉塞している。ロ ータ2 の軸1 は、その一端が前記軸受8 に挿通されるとともに、ステータ3 の端 面より突出している他端が、軸受台10の軸受9 に挿通されて外部に突出している 。
【0011】 11はロ−タ2 の回転位置を検知する検知手段であり、軸受台10から突出してい る軸1 に固定された円板状の検知用磁石12と、この検知用磁石12の周囲に配置さ れたホール素子等からなる磁気感応素子13とからなる。これら検知用磁石12およ び磁気感応素子13は、軸受台10上に取り付けられた円筒状のカバ−14で覆われて いる。磁気感応素子13は、カバー14に固定された基板15に取り付けられとともに 、カバー14内に導入された信号線16に接続されている。
【0012】 ステータ3 の各磁極子4 に巻回されて夫々分割された巻線6 は、図2に示すよ うにその端部6a ,6bをステータ3 の一方の端面から突出させている。各巻線6 の 端部6a ,6bは、ケース7 を閉塞している軸受台10から外部に引き出されるととも に、カバー14の周囲に這い回された接続線17で互いに結線されている。18は各巻 線6 を、図示しない外部の駆動回路に接続して電力を供給するための電源線であ る。
【0013】 19は巻線押さえ板で、中心に軸1 を挿通する孔19a が形成されている。巻線押 さえ板19は、複数の突出部20が下面に設けられている。これらの突出部20は、円 板状の巻線押さえ板19の周囲に沿って環状に配置されている。巻線6 の端部6a , 6bを通す小孔21が、各突出部20の間に夫々一対ずつ形成されている。巻線押さえ 板19は、巻線6 の端部6a ,6bを小孔21に挿通させるとともに、突出部20をステー タ3 の各磁極子4 間のスロット22内に配置してステータ3 の端面に設けられてい る。スロット22内に配置された突出部20は、隣合う磁極子4 ,4の巻線6 ,6間に位 置しており、そのため巻線6 の巻き終わりの端部6bが倒れ込むのを阻止している 。
【0014】 なお、本実施例では巻線押さえ板19を、巻線6 の端部6a ,6bが突出している側 のステータ3 端面のみに取り付けているが、一対の巻線押さえ板19 ,19をステー タ3 の両端面に取り付けるようにしてもよい。
【0015】 本考案の第2実施例を、図4に基づいて説明する。本実施例のブラシレスモ ータは、ステータ3 の端面から突出している各巻線6 の端部6a ,6bを、モータケ ース7 内に配置された配線基板23上で結線しており、この配線基板23の下面に複 数の突出部24を設けて、配線基板23で巻線押さえ板を兼用したことを特徴とする 。配線基板23は、中心にロータ2 の軸1 を挿通する孔23a が形成され、また周囲 に沿って巻線6 の端部6a ,6bを挿通する小孔25 ,26が形成されている。一方の小 孔25は、配線基板23上に配備された配線パターン27によって互いに接続されてい る。配線パターン27は、周知のプリント技法によって形成される。
【0016】 配線基板23は、巻線6 の端部6a ,6bを小孔25 ,26に挿通させるとともに、突出 部24をステータ3 の各磁極子4 間のスロット22内に配置してステータ3 の端面に 設けられている。小孔25に挿通された巻線6 の端部6a ,6bは、配線パターン27に 半田付けされている。これによって各巻線6 の端部6a ,6bが、配線パターン27を 介して互いに接続される。なお、巻線6 の端部6a ,6bが小孔25に挿通されて配線 基板22上に突出した部分は、切断されて取り除かれている。他方の小孔26に挿通 された巻線6 の端部6a ,6bは、配線基板23から突出しており、更にケース7 を閉 塞している軸受台10から外部に引き出されるとともに、図示しない外部の駆動回 路に接続された電源線に結線されようになっている。スロット22内に配置された 突出部24は、隣合う磁極子4 ,4の巻線6 ,6間に位置しており、そのため巻線6 の 巻き終わりの端部6bが倒れ込むのを阻止している。
【0017】
本考案のブラシレスモータは、上記のように構成したから、各磁極子間のスロ ット内に配置された突出部が、巻線の端部が倒れ込むのを阻止しており、これに よって巻線の端部がロータの外周面に接触して、性能に悪影響を及ぼすことを防 止できる。また、巻線の占有率を高くできるため、性能の向上をも図ることがで きる。
【図1】本考案の第1実施例の縦断面図である。
【図2】その要部の分解斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本考案の第2実施例の要部の斜視図である。
【図5】従来例の横断面図である。
2 ロータ 2b 永久磁石 3 ステータ 4 磁極子 6 巻線 7 モータケース 19 巻線押さえ板 20 ,24 突出部 22 スロット 23 配線基板
Claims (1)
- 【請求項1】 外周に永久磁石を配置したロ−タと、該
ロ−タの外周を囲む円筒状であって、ロ−タの外周に向
けて複数の磁極子を突出させており、各磁極子に巻線が
巻回されたステ−タとをケ−スに収納してなるブラシレ
スモ−タにおいて、円板状で下面に複数の突出部を設け
た巻線押さえ板を、突出部がステータの各磁極子間のス
ロット内に配置されるように、ステータ端面に設けてな
るブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9919391U JPH0550961U (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9919391U JPH0550961U (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550961U true JPH0550961U (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=14240814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9919391U Pending JPH0550961U (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0550961U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0739099A (ja) * | 1993-07-16 | 1995-02-07 | Japan Servo Co Ltd | 回転電機の固定子 |
WO2000046902A1 (fr) * | 1999-02-02 | 2000-08-10 | Toshiba Carrier Corporation | Moteur a aimant permanent et procede de magnetisation |
WO2003007457A1 (fr) * | 2001-07-11 | 2003-01-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Moteur electrique |
JP2018170954A (ja) * | 2018-06-21 | 2018-11-01 | 日本電産株式会社 | モータ |
JP2018170953A (ja) * | 2018-06-21 | 2018-11-01 | 日本電産株式会社 | モータ |
US11025129B2 (en) | 2013-01-17 | 2021-06-01 | Nidec Corporation | Wire support for motor stator |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02237453A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-20 | Fujitsu General Ltd | ブラシレス直流モータ |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP9919391U patent/JPH0550961U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02237453A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-20 | Fujitsu General Ltd | ブラシレス直流モータ |
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