JPH11215798A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH11215798A
JPH11215798A JP1680598A JP1680598A JPH11215798A JP H11215798 A JPH11215798 A JP H11215798A JP 1680598 A JP1680598 A JP 1680598A JP 1680598 A JP1680598 A JP 1680598A JP H11215798 A JPH11215798 A JP H11215798A
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JP
Japan
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circuit board
motor
main body
stator core
insulating frame
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Pending
Application number
JP1680598A
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English (en)
Inventor
Koichi Jinushi
浩一 地主
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11215798A publication Critical patent/JPH11215798A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/182Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with components mounted in the printed circuit board, e.g. insert mounted components [IMC]

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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板を含むステッピングモータ全体の高
さ寸法を減少させることができ、また組み付け作業性に
優れたステッピングモータを提供する。 【解決手段】 コイル10,11が巻かれた絶縁枠体1
2,13を含むステータコア5の中空内に回転軸2を有
するロータ3を回転自在に軸支してなるモータ本体1
と、このモータ本体1を搭載する回路基板20とを備
え、回路基板20にモータ本体1をその軸方向に沿って
収納する開口部22を形成し、絶縁枠体12にコイル1
0,11と導通接続される端子18,19を固定し、こ
の端子18,19から連続してモータ本体1を回路基板
20の開口部22に収納した際にモータ本体1を回路基
板20に支持する突出部180,190を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータ本体を回路基
板上に搭載してなるステッピングモータに関し、特に薄
型化に有利なステッピングモータの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータにあっては、
例えば特開平5-64411号公報や特開平8-111971号公報に
示されているように、モータ本体を回路基板上に直接載
置固定するタイプのものが知られている。そして、この
ようなタイプのステッピングモータは、ロータを収納す
るステータコアより外部に突設した端子の一端をロータ
軸と平行に延長してその延長端を回路基板と半田付け等
により電気的に接続し、モータ本体と回路基板との機械
的な固定も同時に行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに単にモータ本体を回路基板上に載置固定するのみで
は、回路基板を含むステッピングモータ全体の高さ寸法
が回路基板の高さ(厚み)寸法とモータ本体の高さ(厚
み)寸法の和となり、高さ寸法が大きくなってしまうと
いう問題がある。また回路基板上にモータ本体を取り付
ける以上、端子を回路基板側に長く延ばす必要があるた
め、組み付け時に端子の延長端と回路基板の接続部分と
が位置ずれしやすく、組み付け作業性に難があるという
問題がある。
【0004】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
ので、回路基板を含むステッピングモータ全体の高さ寸
法を減少させることができ、また組み付け作業性に優れ
たステッピングモータを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルが巻か
れた絶縁枠体を含むステータコアの中空内に回転軸を有
するロータを回転自在に軸支してなるモータ本体と、こ
のモータ本体を搭載する回路基板とを備えるステッピン
グモータであって、前記回路基板に前記モータ本体をそ
の軸方向に沿って収納する開口部を形成し、前記モータ
本体の絶縁枠体に前記コイルと導通接続される端子を固
定すると共に端子から連続して前記モータ本体を前記回
路基板の前記開口部に収納した際に前記モータ本体を前
記回路基板に支持する突出部を形成したことを特徴とす
るものである。
【0006】また前記突出部が前記回路基板と導通接続
されることを特徴とするものである。
【0007】また前記突出部と前記回路基板とが半田付
けにより導通固定されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】また前記ステータコアが絶縁性のフレーム
部材を有し、このフレーム部材を通じて前記突出部と回
路基板とが固定部材により固定されることを特徴とする
ものである。
【0009】また本発明は、コイルが巻かれた絶縁枠体
を含むステータコアの中空内に回転軸を有するロータを
回転自在に軸支してなるモータ本体と、このモータ本体
を搭載する回路基板とを備えるステッピングモータであ
って、前記回路基板に前記モータ本体をその軸方向に沿
って収納する開口部を形成し、前記モータ本体の絶縁枠
体に前記コイルと導通接続される端子を固定し、前記端
子に、前記ステータコアの径方向周面より外部に延出し
前記コイルの端部と導通接続される第1の突出部と、こ
の第1の突出部の延出位置とは異なる前記ステータコア
の径方向周面位置より外部に延出し前記モータ本体を前
記回路基板の前記開口部に収納した際に前記モータ本体
を前記回路基板に支持すると共に導通接続する第2の突
出部とを形成したことを特徴とするものである。
【0010】また前記第1の突出部と前記第2の突出部
とをつなぐ連続部が前記絶縁枠体に埋設されていること
を特徴とするものである。
【0011】また前記第2の突出部と前記回路基板とが
半田付けにより導通固定されていることを特徴とするも
のである
【0012】また前記ステータコアが絶縁性のフレーム
部材を有し、このフレーム部材を通じて前記突出部と回
路基板とが固定部材により固定されることを特徴とす
る。ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明によるステッピングモータ
は、コイルが巻かれた絶縁枠体を含むステータコアとこ
のステータコアの中空内で回転軸を通じて回転自在に軸
支されるロータとを備えたいわゆる永久磁石型のモータ
本体と、このモータ本体を搭載する回路基板とで構成さ
れる。回路基板にはモータ本体をその軸方向に沿って収
納する開口部が形成され、またモータ本体の絶縁枠体に
はコイルと導通接続される端子が固定され、この端子に
はモータ本体を前記回路基板の前記開口部に収納した際
にモータ本体を回路基板に支持する突出部が連続形成さ
れる。従って、モータ本体は、回路基板の開口部に収納
された状態で突出部を介して回路基板に吊り下げ支持さ
れる。これにより、単に回路基板上にモータ本体を搭載
した場合と比較して回路基板を含めたステッピングモー
タの高さ寸法が減少し、また、モータ本体が回路基板に
対し吊り下げ状態に支持されることで、端子と回路基板
との相対的位置が縮小するので、端子を回路基板側に長
く延ばす必要がなく、組み付け作業性も良好となる。
【0014】また突出部によるモータ本体の回路基板上
での支持と併せて、突出部を通じた回路基板との導通接
続をも行えば、回路基板とモータ本体との接続スペース
が小さくなり、モータ本体にあっては構造がコンパクト
になり、また回路基板にあっては回路部品等の実装スペ
ースが増え設計自由度が向上する。
【0015】また突出部と回路基板とを半田付けにより
導通固定すれば、導通構造並びに固定構造がシンプルと
なり、回路基板とモータ本体との接続並びに固定スペー
スが小さくなる。
【0016】またステータコアに絶縁性のフレーム部材
を設け、このフレーム部材を通じて突出部と回路基板と
を固定部材により固定を行うようにすれば、モータ本体
と回路基板との固定強度が向上し、機械的固定並びに電
気的接続信頼性が高まる。
【0017】また本発明によるステッピングモータは、
コイルが巻かれた絶縁枠体を含むステータコアとこのス
テータコアの中空内で回転軸を通じて回転自在に軸支さ
れるロータとを備えたいわゆる永久磁石型のモータ本体
と、このモータ本体を搭載する回路基板とで構成され
る。回路基板にはモータ本体をその軸方向に沿って収納
する開口部が形成され、またモータ本体の絶縁枠体には
コイルと導通接続される端子が固定され、この端子には
ステータコアの径方向周面より外部に延出しコイルの端
部と導通接続される第1の突出部と、この第1の突出部
の延出位置とは異なるステータコアの径方向周面位置よ
り外部に延出しモータ本体を回路基板の開口部に収納し
た際にモータ本体を回路基板に支持すると共に導通接続
する第2の突出部とが形成される。従って、モータ本体
は、コイルの端部が端子の第1の突出部に導通接続され
ると共に回路基板の開口部に収納された状態で第2の突
出部を介して回路基板に吊り下げ支持される。これによ
り、単に回路基板上にモータ本体を搭載した場合と比較
して回路基板を含めたステッピングモータの高さ寸法が
減少し、またモータ本体が回路基板に対し吊り下げ状態
に支持されることで、端子と回路基板との相対的位置を
縮小するので、端子を回路基板側に長く延ばす必要がな
く、組み付け作業性も良好となる。しかも端子におい
て、コイルの端部と導通接続される第1の突出部と回路
基板に対しモータ本体を支持すると共に導通接続する第
2の突出部とを分けたことにより端子の一部に機械的固
定並びに電気的接続に係わるストレスが集中するのが抑
制され、機械的固定並びに電気的接続信頼性が高まる。
【0018】また第1の突出部と第2の突出部とをつな
ぐ連続部を絶縁枠体に埋設するようにすれば、各突出部
それぞれの固定強度が高まる。
【0019】また第2の突出部と回路基板とを半田付け
により導通固定すれば、導通構造がシンプルとなり、回
路基板とモータ本体との接続スペースが更に小さくな
る。
【0020】またステータコアが絶縁性のフレーム部材
を有し、このフレーム部材を通じて第2の突出部と回路
基板とを固定部材により固定すれば、モータ本体と回路
基板との固定強度が向上し、機械的固定並びに電気的接
続信頼性が高まり、また高剛性の端子材料を用いなくと
も導通固定が可能となり、材料選定の自由度も向上す
る。
【0021】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。
【0022】図1と図2は、本発明によるステッピング
モータの第1実施例を示し、図1はステッピングモータ
の分解斜視図、図2は図1のZ−Z線に沿った断面図で
ある。
【0023】図1,図2において、モータ本体1は、回
転軸2を備えるロータ3と、このロータ3の周囲を囲む
ような環状形状を有し、その中心に形成された中空部4
にロータ3を回転自在に収納するステータコア5と、こ
のステータコア5をロータ3の軸方向に沿って挟むよう
に対向配置され、ステータコア5の中空部内4内に収納
配置されたロータ3の回転軸2を保持する第1,第2の
支持部材6,7とからなる。
【0024】ロータ3は径方向周面にN,S極が回転方
向に沿って交互に着磁された永久磁石からなり、その中
心に回転軸2が貫通状態で固着される。
【0025】ステータコア5は、略同様な構成を有する
第1コア8と第2コア9とでなり、これら第1,第2コ
ア8,9の各々は、第1,第2のコイル10,11が巻
かれた樹脂製の絶縁枠体12,13と、磁性金属材料か
らなる略円環カップ状の外ヨーク14,15と、同じく
磁性金属材料からなる略円環板状の内ヨーク16,17
とからなり、各コア8,9において互いに組をなす外,
内ヨーク14,16と外,内ヨーク15,17は、絶縁
枠体12,13の各々を挟むように同軸に積層される。
【0026】また互いに組をなす外,内ヨーク14,1
6と外,内ヨーク15,17には、中空部4内をロータ
3の軸方向に向けて伸びると共にロータ3の着磁が施さ
れた径方向周面に所定間隔を空けて対向する複数の極歯
14a,16a,15a,17aが延設されており、こ
れら極歯14a〜17aは、所定ピッチを有して各外,
内ヨーク14〜17より延設され、組をなす外,内ヨー
ク14〜17の各極歯14a〜17a同志が互いに入り
込むよう環状櫛歯型の配列形状を有して配列されてい
る。
【0027】また絶縁枠体12,13のうち、図中、上
側に位置する絶縁枠体12には、各コイル10,11と
導通する各一対の平板状の端子18,19が固定されて
おり、これら端子18,19は、各コア8,9(ステー
タコア5)の径方向周面より外部に突出し、後述する回
路基板の板面と平行となるように伸びる突出部180,
190を形成し、これら突出部180,190には、各
コイル10,11の端部を巻き付けて保持すると共に半
田付けにより各コイル10,11の端部に導通接続され
るやや径小に形成されたコイル接続部181,191
と、これらコイル接続部181,191よりも先端側に
位置して形成され、モータ本体1を後述する回路基板に
収納した際に回路基板に支持する支持部182,192
とが形成されている。なお本実施例では、コイル10の
各端部が端子18に、コイル11の各端部が端子19
に、それぞれ導通接続されるようになっている。また本
実施例では突出部180,190の延出方向は、略18
0度異なるようになっている。
【0028】このように構成された各コア8,9は、こ
れらの間に環状スペーサ20を挟んで互いに同心的に積
層され、ロータ3を収納する中空部4を備えたステータ
コア5を形成する。
【0029】環状スペーサ20は、各コア8,9同志の
磁気回路干渉を抑制可能な非磁性金属材料からなるもの
で、各コア8,9の間に介装されている。
【0030】第1,第2の支持部材6,7は、貫通孔状
の軸受部を有した合成樹脂材料からなり、同じく合成樹
脂製の絶縁枠体12,13と溶着されることによりステ
ータコア5に固定される。
【0031】このように構成されたモータ本体1は、モ
ータ本体1を駆動するための図示しない制御回路を有す
る回路基板20の板面上に搭載されるが、回路基板20
には、モータ本体1のステータコア5の径方向外径に対
応してこの径方向外径よりも若干大きな開口径を有する
と共に、端子18,19における突出部180,190
のコイル接続部181,191に対応した切り欠き部2
1を含む開口部22が形成されている。
【0032】この開口部22の周縁部23には、端子1
8,19の支持部182,192と当接してモータ本体
1を支持すると共に半田付けにより導通接続されること
により前記駆動回路と各コイル10,11とを電気的に
接続する図示しない回路パターンのランド部が形成され
ている。
【0033】そしてモータ本体1は、その軸方向に沿っ
て回路基板20の開口部22内に挿入(収納)され、図
2に示した回路基板20への搭載(取付固定)状態にお
いて、ステータコア5(第2コア9)の底部側が回路基
板27の開口部28内に収納され、端子18,19の支
持部182,192と回路基板20の開口部22の周縁
部23とが当接することにより、回路基板20に対し吊
り下げ状態に支持される。この状態において端子18,
19の支持部182,192と回路基板20の図示しな
い前記ランド部とが半田付けされることにより、モータ
本体1が回路基板20に対して機械的に固定され、かつ
電気的に接続される。
【0034】以上のように、本実施例では、コイル1
0,11が巻かれた絶縁枠体12,13を含むステータ
コア5の中空内に回転軸2を有するロータ3を回転自在
に軸支してなるモータ本体1と、このモータ本体1を搭
載する回路基板20とを備え、回路基板20にモータ本
体1をその軸方向に沿って収納する開口部22を形成
し、絶縁枠体12にコイル10,11と導通接続される
端子18,19を固定し、この端子18,19から連続
してモータ本体1を回路基板20の開口部22に収納し
た際にモータ本体1を回路基板20に支持する突出部1
80,190を形成したことにより、モータ本体1を回
路基板20の開口部に収納した状態で突出部180,1
90を介して回路基板20に吊り下げ支持することがで
き、これにより、単に回路基板20上にモータ本体1を
搭載(載置)した場合と比較して、回路基板20を含め
たステッピングモータの高さ寸法を減少させることがで
き、またモータ本体1が回路基板20に対し吊り下げ状
態に支持されることで、端子18,19と回路基板20
との相対的位置が縮小するので、端子を回路基板側に長
く延ばす必要がなく、組み付け作業性を向上させること
ができる。
【0035】また本実施例では、突出部180,190
が支持部182,192を通じて回路基板20と導通接
続されることにより、回路基板20とモータ本体1との
接続スペースが小さくなり、モータ本体1にあっては構
造がコンパクトとなすことができ、また回路基板20に
あっては図示しない回路部品等の実装スペースが増加さ
せ、設計自由度を向上させることができる。
【0036】また本実施例では突出部180,190と
回路基板20とが半田付けにより導通固定されているこ
とにより、導通構造並びに固定構造がシンプルとなすこ
とができ、また回路基板20とモータ本体1との接続並
びに固定スペースを小さくすることができる。なお回路
基板20と端子18,19との電気的な接続あっては、
本実施例のごとき半田付けによる接続構造の他にも、ビ
スや専用コネクタを用いた接続も可能である。
【0037】また本実施例では端子18,19を絶縁枠
体12のコイル10巻き枠ガイドとなるフランジ部内に
まで延長してインサート成型により埋設保持しており、
これにより端子18,19を固定強度を高めている。
【0038】図3は本発明によるステッピングモータの
第2実施例を示し、モータ本体1並びに回路基板20の
基本構造は、前記第1実施例と同様であるが、第1実施
例における支持プレート6を絶縁性のフレーム部材60
として設け、このフレーム部材60に固定部61を一体
に設け、この固定部61を通じて突出部180,190
の支持部182,192と回路基板20の開口部22の
周縁部とを導電性のビスからなる固定部材Fにより導通
固定する場合を示しており、このように構成することに
より、フレーム部材60を通じてモータ本体1と回路基
板20との固定強度が向上し、機械的固定並びに電気的
接続信頼性を高めることができる。すなわち、本実施例
の場合、フレーム部材60の固定部61と回路基板20
との間に突出部180,190を挟んでモータ本体1を
支持し且つ取付固定する構造であるため、フレーム部材
60の固定部61がモータ本体1の支持固定もしくは取
付に係わる応力を受けることができ、回路基板20に対
するモータ本体1の取付状態を安定化させることがで
き、機械的固定はもちろん、取付状態が安定化すること
で電気的接続信頼性を高めることができる。また端子1
8,19単体による支持固定を行う場合は、端子18,
19自体に所定の剛性強度が要求されるが、本実施例の
ように、フレーム部材60を通じての支持固定は、フレ
ーム部材60が前述のように支持固定もしくは取付に係
わる応力を受けることができるので、端子18,19自
体は、端子18,19単体による場合ほどの剛性強度は
必要なく、端子18,19の材料選定の幅が広がると共
に構造的な設計自由度も向上する。
【0039】なお本実施例では、固定部材Fとして導電
性のビスを使用したが、ビスに替えて例えばリベットを
使用しても良く、固定部材Fは任意のものが選択でき
る。
【0040】図4〜図7は、本発明によるステッピング
モータの第3実施例を示しており、図4はモータ本体の
分解斜視図、図5は図4のX−X線に沿った組み付け状
態を示す断面図、図6は図5のY−Y線に沿った組み付
け状態を示す断面図、図7は図4における絶縁枠体を示
す正面図であり、モータ本体1並びに回路基板20の基
本構造は、前記第1実施例と同様であるが、前述第1,
第2実施例の端子18,19に替えて、本実施例の場
合、端子28,29,30,31を用いた場合を示して
おり、各端子28〜31は、図7に詳しく示すように、
ステータコア5(絶縁枠体12)の径方向周面より外部
に延出し各コイル10,11の端部と導通接続される第
1の突出部280,290,300,310と、この第
1の突出部280〜310の延出位置とは略90度異な
るステータコア5の径方向周面位置より外部に延出しモ
ータ本体1を回路基板20の開口部22に収納した際に
モータ本体1を回路基板20に支持すると共に回路基板
20と導通接続される第2の突出部281,291,3
01,311とを備え、第1の突出部280〜310に
は、各コイル10,11の端部を巻き回して保持すると
共に各コイル10,11の端部と半田付け接続されるや
や径小のコイル接続部282,292,302,312
が形成され、また第2の突出部281〜311には、回
路基板20の開口部22の周縁部と当接する支持部28
3,293,303,313と、これら支持部283〜
313から先端側が回路基板20側に延びる基板接続部
284,294,304,314とが形成されている。
【0041】なお本実施例の場合、コイル10の(2つ
の)端部は、端子30,31のコイル接続部302,3
12に、またコイル11の(2つの)端部は、端子2
8,29のコイル接続部282,292にそれぞれ接続
される。
【0042】また回路基板20には、開口部22の他、
周縁部23の基板接続部284,294,304,31
4に対応する位置に、これら基板接続部284〜314
を挿入する複数の接続孔24が形成されている。
【0043】従って、モータ本体1は、コイル10,1
1の端部が端子28〜31の第1の突出部280〜31
0に導通接続されると共に回路基板20の開口部22に
収納された状態で第2の突出部281〜311を介して
回路基板20に吊り下げ支持される。
【0044】これにより、本実施例によっても、単に回
路基板20上にモータ本体1を搭載した場合と比較して
回路基板20を含めたステッピングモータの高さ寸法を
減少させ、またモータ本体1が回路基板20に対し吊り
下げ状態に支持されることで、端子28〜31と回路基
板20との相対的位置が縮小するので、端子28〜31
を回路基板20側に長く延ばす必要がなく、組み付け作
業性を向上させることができ、しかも端子28〜31に
おいて、コイル10,11の端部と導通接続される第1
の突出部280〜310と回路基板20に対しモータ本
体1を支持すると共に導通接続する第2の突出部281
〜311とを分けたことにより、端子28〜31の一部
に機械的固定並びに電気的接続に係わるストレスが集中
するのを抑制でき、機械的固定並びに電気的接続信頼性
を高めることができる。
【0045】なお本実施例では、各端子28〜31に基
板接続部284〜314を回路基板20側に屈曲形成し
て接続孔24内に挿入し、回路基板20の背後で図示し
ない回路パターンと導通接続しているが、回路基板20
の前面側で導通接続する等の都合によっては、基板接続
部284〜314を形成しなくともよく、フラットな支
持部283,293,303,313を回路基板20に
電気接続するようにしてもよい。
【0046】また本実施例では、第1の突出部280〜
310と第2の突出部と281〜311とをつなぐ連続
部285,295,305,315を絶縁枠体12にイ
ンサート成型により埋設するようにしており、このよう
に端子28〜31を絶縁枠体12に固定したことによ
り、端子28〜31(各突出部280〜310,281
〜311)それぞれの固定強度を高めることができる。
【0047】また本実施例では第2の突出部281〜3
11と回路基板20とが半田付けにより導通固定されて
いおり、このように接続することにより、導通構造がシ
ンプルになり、回路基板とモータ本体との接続スペース
を小さくできるのは、前述第1実施例と同様である。
【0048】また前述第2実施例のごとく、このフレー
ム部材60を通じて第2の突出部281〜311と回路
基板20とを固定部材Fにより導通固定してもよく、こ
のような導通固定構造を採用すれば、モータ本体1と回
路基板20との固定強度が向上し、機械的固定並びに電
気的接続信頼性が高まる等の作用効果が得られるのは前
述第1実施例と同様である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、コイル
が巻かれた絶縁枠体を含むステータコアの中空内に回転
軸を有するロータを回転自在に軸支してなるモータ本体
と、このモータ本体を搭載する回路基板とを備えるステ
ッピングモータであって、前記回路基板に前記モータ本
体をその軸方向に沿って収納する開口部を形成し、前記
モータ本体の絶縁枠体に前記コイルと導通接続される端
子を固定すると共に端子から連続して前記モータ本体を
前記回路基板の前記開口部に収納した際に前記モータ本
体を前記回路基板に支持する突出部を形成したことによ
り、回路基板を含むステッピングモータ全体の高さ寸法
を減少させることができ、また組み付け作業性に優れた
ステッピングモータを提供できる。
【0050】また前記突出部が前記回路基板と導通接続
されることにより、モータ本体にあっては構造がコンパ
クトになり、また回路基板にあっては回路部品等の実装
スペースが増え設計自由度を向上させることができる。
【0051】また前記突出部と前記回路基板とが半田付
けにより導通固定されていることにより、導通構造並び
に固定構造がシンプルとなり、回路基板とモータ本体と
の接続並びに固定スペースを小さくすることができる。
【0052】また前記ステータコアが絶縁性のフレーム
部材を有し、このフレーム部材を通じて前記突出部と回
路基板とが固定部材により固定されることにより、モー
タ本体と回路基板との固定強度が向上し、機械的固定並
びに電気的接続信頼性を高めることができる。
【0053】また本発明は、コイルが巻かれた絶縁枠体
を含むステータコアの中空内に回転軸を有するロータを
回転自在に軸支してなるモータ本体と、このモータ本体
を搭載する回路基板とを備えるステッピングモータであ
って、前記回路基板に前記モータ本体をその軸方向に沿
って収納する開口部を形成し、前記モータ本体の絶縁枠
体に前記コイルと導通接続される端子を固定し、前記端
子に、前記ステータコアの径方向周面より外部に延出し
前記コイルの端部と導通接続される第1の突出部と、こ
の第1の突出部の延出位置とは異なる前記ステータコア
の径方向周面位置より外部に延出し前記モータ本体を前
記回路基板の前記開口部に収納した際に前記モータ本体
を前記回路基板に支持すると共に導通接続する第2の突
出部とを形成したことにより、回路基板を含むステッピ
ングモータ全体の高さ寸法を減少させることができ、ま
た組み付け作業性に優れたステッピングモータを提供で
きる。しかも端子において、コイルの端部と導通接続さ
れる第1の突出部と回路基板に対しモータ本体を支持す
ると共に導通接続する第2の突出部とを分けたことによ
り端子の一部に機械的固定並びに電気的接続に係わるス
トレスが集中するのを抑制し、機械的固定並びに電気的
接続信頼性を高めることができる。
【0054】また前記第1の突出部と前記第2の突出部
とをつなぐ連続部が前記絶縁枠体に埋設されていること
により、各突出部それぞれの固定強度を高めることがで
きる。
【0055】また前記第2の突出部と前記回路基板とが
半田付けにより導通固定されていることにより、回路基
板とモータ本体との接続並びに固定スペースを小さくす
ることができる。
【0056】また前記ステータコアが絶縁性のフレーム
部材を有し、このフレーム部材を通じて前記突出部と回
路基板とが固定部材により固定されることにより、モー
タ本体と回路基板との固定強度が向上し、機械的固定並
びに電気的接続信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるモータ本体の分解
斜視図。
【図2】図1のZ−Z線に沿った組み付け状態を示す断
面図。
【図3】本発明の第2実施例に係わるモータ本体の断面
図。
【図4】本発明の第3実施例に係わるモータ本体の分解
斜視図
【図5】図4のX−X線に沿った組み付け状態を示す断
面図。
【図6】図5のY−Y線に沿った組み付け状態を示す断
面図。
【図7】図4における絶縁枠体を示す正面図。
【符号の説明】
1・・・モータ本体 2・・・回転軸 3・・・ロータ 5・・・ステータコア 10,11・・・コイル 12,13・・・絶縁枠体 20・・・回路基板 22・・・開口部 18,19,28,19,30,31・・・端子 180,190,280,290,300,310 2
81,291,301,311・・・突出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻かれた絶縁枠体を含むステー
    タコアの中空内に回転軸を有するロータを回転自在に軸
    支してなるモータ本体と、このモータ本体を搭載する回
    路基板とを備えるステッピングモータであって、前記回
    路基板に前記モータ本体をその軸方向に沿って収納する
    開口部を形成し、前記モータ本体の絶縁枠体に前記コイ
    ルと導通接続される端子を固定すると共に端子から連続
    して前記モータ本体を前記回路基板の前記開口部に収納
    した際に前記モータ本体を前記回路基板に支持する突出
    部を形成したことを特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 前記突出部が前記回路基板と導通接続さ
    れることを特徴とする請求項1記載のステッピングモー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記突出部と前記回路基板とが半田付け
    により導通固定されていることを特徴とする請求項2記
    載のステッピングモータ。
  4. 【請求項4】 前記ステータコアが絶縁性のフレーム部
    材を有し、このフレーム部材を通じて前記突出部と回路
    基板とが固定部材により固定されることを特徴とする請
    求項2もしくは請求項3記載のステッピングモータ。
  5. 【請求項5】 コイルが巻かれた絶縁枠体を含むステー
    タコアの中空内に回転軸を有するロータを回転自在に軸
    支してなるモータ本体と、このモータ本体を搭載する回
    路基板とを備えるステッピングモータであって、前記回
    路基板に前記モータ本体をその軸方向に沿って収納する
    開口部を形成し、前記モータ本体の絶縁枠体に前記コイ
    ルと導通接続される端子を固定し、前記端子に、前記ス
    テータコアの径方向周面より外部に延出し前記コイルの
    端部と導通接続される第1の突出部と、この第1の突出
    部の延出位置とは異なる前記ステータコアの径方向周面
    位置より外部に延出し前記モータ本体を前記回路基板の
    前記開口部に収納した際に前記モータ本体を前記回路基
    板に支持すると共に導通接続する第2の突出部とを形成
    したことを特徴とする請求項1記載のステッピングモー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記第1の突出部と前記第2の突出部と
    をつなぐ連続部が前記絶縁枠体に埋設されていることを
    特徴とする請求項5記載のステッピングモータ。
  7. 【請求項7】 前記第2の突出部と前記回路基板とが半
    田付けにより導通固定されていることを特徴とする請求
    項5もしくは請求項6記載のステッピングモータ。
  8. 【請求項8】 前記ステータコアが絶縁性のフレーム部
    材を有し、このフレーム部材を通じて前記突出部と回路
    基板とが固定部材により固定されることを特徴とする請
    求項5から請求項7記載のステッピングモータ。
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