JPS5932984B2 - 電機子コイル組立体 - Google Patents

電機子コイル組立体

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JPS5932984B2
JPS5932984B2 JP21410382A JP21410382A JPS5932984B2 JP S5932984 B2 JPS5932984 B2 JP S5932984B2 JP 21410382 A JP21410382 A JP 21410382A JP 21410382 A JP21410382 A JP 21410382A JP S5932984 B2 JPS5932984 B2 JP S5932984B2
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coil
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armature coil
coil assembly
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哲夫 関谷
謙吉 梅田
浩幸 山内
裕之 内田
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Sony Corp
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings

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  • Power Engineering (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、偏平状の環状となり中空部を有するコイル取
付体に、その中空部の中央側に貫通孔が形成されるよう
に環状に、かつ、隣接同志が互いに一部分型なるように
配置される複数のコイル単体を取付けた電機子コイル組
立体に係り、回転軸の軸線に対してほぼ平行に形成され
る磁界に対して遮ぎるように、前記貫通孔に回転軸を挿
通させて配される例えば無刷子直流モータの電機子コイ
ル組立体に関するものである。
従来、例えばVTR,テープレコーダ等の磁気テープを
走行させるためのキャプスタン軸を回転駆動する無刷子
直流モータ(以下において直流モータと称する。
)の構造は、第1図乃至第16図に示される如くであっ
た。
次に、第4図乃至第16図を説明する。
第1図乃至第3図において、上側ケース1はケースの一
部としての働らきと外部に対する電磁シールドの作用を
行なうものであって、軟磁性材料(主としてFe系)か
ら成り、その段付周辺部la(第3B図)にはそれぞれ
相連通する大小2つの切欠部2,3が設けられている。
この上側ケース1の中央孔にはほぼ円筒形状の例えば軟
磁性材料から成る固定子ボス4が圧入されてかしめ止め
される。
固定子ボス4の内側上端部および下端部には円筒形状の
含油銅系焼結合金から成る軸受5.6が圧入固着され、
これにより軸受部が構成されている。
固定子ボス4は上側ケース1に圧入されてかしめ止めさ
れた後、芯出しされる。
第4図および第5図は後述する回転子組立体に採用し得
る永久磁石の例を示すものであって、第5図は4極着磁
されたリング状の永久磁石7′を示し、第4図は4ケの
扇形状磁石片から成る永久磁石Iを示している。
なお、以下においては第4図の場合について説明する。
第4図の永久磁石Tは、第6A図および第6B図からそ
の形状が明らかである内周に磁極片位置決め用の4個の
凹凸部が形成された寸法精度の良い電気絶縁材料、例え
ばBMC(bulk mold compound )
から成る環状体8によって、NS極が交互にかつ等角度
間隔になるように配分位置決めされる。
次いで、軟磁性材料(主としてFe系)から成る下側回
転リング9が永久磁石の下面および環状体8の内周面8
bに固着されることによって、第6A図および第6B図
に示すような組立体10が得られる。
環状体8の外周には速度検出用の歯8aが全周にわたっ
て切られている。
場合によってはその歯部分8aには金属蒸着又はメッキ
が施される。
なお、第5図の永久磁石7′か採用される場合には、環
状体8の内周の凹凸部は不要となる。
次に、第1図で示される非磁性材、例えば黄銅から成る
ほぼつり鐘状の回転子ボス11に、第6A図または第6
B図の組立体10が圧入かしめされる。
次いで、後に詳細に説明される電機子コイル組立体12
(第12図)の貫通孔16に回転子ボス11が挿通され
、その後軟磁性材から成る上側回転リング13がその内
周部において回転子ボス11の上端面11aにねじ止め
固定される。
そして、回転軸、すなわちキャプスタン軸14が電機子
コイル組立体12の前記貫通孔16に挿通されるかたち
で回転子ボス11の孔11bに嵌着される。
以上により、回転部を構成する回転子組立体15と、固
定部の一部を構成する電機子コイル組立体12とが第8
図に示すように得られる。
この回転子組立体15によって永久磁石1の磁気回路が
形成され、磁束の流れは第9図に示されるようになる。
ここで電機子コイル組立体12について説明すると、第
12図で明らかなように電機子コイル組立体12は4極
永久磁石用に構成したものであって、6個のほぼ扇形状
のコイル単体20a、20b。
21a、21b、22a、22bと偏平状の環状となり
中空部を有するコイル取付体とから成っている。
なお、このコイル取付体は環状のプリント基板23と環
状のコイル位置決め板24とから構成されている。
そして、プリント基板23は駆動回路への接続部として
環状のリード取付部23cとこれから突出した端子部2
3aとを備えている。
また、プリント基板23の孔23dの径はコイル位置決
め板24の孔24aの径より小さく、これら孔23d
、24aとが同心的となるようにプリント基板23とコ
イル位置決め板24とは重ね合わされて接着され、中空
部を有するコイル取付体が構成されている。
そして、この重ね合わせにより、プリント基板23の下
面とコイル位置決め板24の内周面とによって形成され
る円弧状角部において、コイル単体20a〜22bはそ
れぞれ位置決めされる。
コイル単体20a〜22bはコイル取付体の中空部の中
央に貫通孔16が形成されるように環状に、かつ、上下
に隣接同志が互いに一部分型なるように配置されるとと
もに、それぞれの円弧状外周面はコイル位置決め板24
の内周面と接している。
また、隣接するコイル単体間の角度間隔はそれぞれ60
0であるので、コイル単体20aに対し直径方向にコイ
ル単体20bが相対して配置される。
同様に、コイル単体21aに対してはコイル単体21b
が、コイル単体22aに対してはコイル単体22bが直
径方向に相対して配置される。
なお、これらコイル単体は第11図に示されるように断
面がほぼ矩形または長だ円形の導体25の表面に絶縁層
26、さらにその表面に融着層27を有するほぼ平角線
または0線(一般にリボン線とも称せられる)を用いて
巻回されたものである。
なお、その形状は永久磁石の極間ピッチ(4極では90
°)にほぼ等しい開角で、第10図に示すようにほぼ扇
形状に重ね巻きした後、熱を加えるかあるいは溶剤によ
り融着層27を溶融させた後、これを硬化して完成され
るものである。
このようなコイル単体は上述したように環状のコイル位
置決め板24の内周面に沿って配置される。
この場合コイル単体2個分の厚みはコイル位置決め板2
4の厚みより第13図に示すようにわずかに小さいため
に、コイル単体はそれぞれコイル位置決め板24の内周
面に沿ってガイドされながら配置されることになる。
そして、上側のコイル単体20a、21a、22aとプ
リント基板23との接触部分、および上下コイル単体2
0a。
20b121 a −21bi 22a −22bと
コイル位置決め板24の内周面との接触部分、および上
下のコイル単体間の重なり部分において、コイル単体は
接着されて取付けられる。
このような重なりおよび接着並びにコイル取付体を構成
するプリント基板23とコイル位置決め板24との保持
作用によって、電機子コイル組立体12は部分的に補強
されることになる。
しかも、電機子コイル組立体12全体としての弾性率が
小さく、音の放射能力が小さくなる特性があって、コイ
ルにステップ状の電流を通電したときに生ずる好ましく
ないスピーカ効果は極力避は得るものとなる。
なお、プリント基板23の上面にはプリント配線が施さ
れ、各コイル単体の巻き始めリード部lおよび巻き終わ
りリード部mは第12図に示すように、プリント基板2
3の上面においてプリント配線に半田付けされる。
また、コイル取付体の外周囲つまりプリント基板23お
よびコイル位置決め板24の外周囲にろねじ取付部23
bが設けられ、プリント配線には絶縁処理が施される。
以上のように構成された電機子コイル組立体12は、第
8図に示すように回転子組立体15中に配置され、そし
てこの回転子組立体15は第3A図または第3B図に示
す固定子ボス4が圧入されてかしめ止めされた上側ケー
ス1と組み合わされる。
すなわち、固定子ボス4は回転子ボス11内へと挿入さ
れ、キャプスタン軸14は固定子ボス4に挿通され、軸
受け5,6により軸受けされる。
このとき、上述の電機子コイル組立体12はその周辺部
において上側ケース1に固着仮止めされる。
この仮止めは例えばねじ取付部すなわちねじ孔23bを
介してねじ止めすることによって行ってよい。
なお、このような仮止め作業は、次の組立て作業を行っ
ている間に、電機子コイル組立体12が遊動して他の部
品に接触するのを防止するためである。
そして、この時点で電機子コイル組立体12を仮止めし
なかったならば、コイル単体20a〜22bが他の部品
に接触して、これらが断線するような事故が発生しやす
い。
また、回路パターンが傷つけられる可能性も長上にある
そして、電機子コイル組立体12を構成するプリント基
板23の端子板23aは、上側ケース1の段付周辺部1
aに設けられた切欠き部2で受けられ、この上側ケース
1の外部へと第1図に示すように突出する。
以上のようにして、第14図に示すような組立体29が
得られる。
これに対して第15図で示すような位置検出素子基板3
0が、電機子コイル組立体12の一部を構成するコイル
位置決め板24の下方に重ねて配置される。
この位置検出素子基板30は、その一部を切り欠いたほ
ぼリング状もしくはフォーク状のプリント基板から成っ
ており、突出した端子部30aおよび被案内板部30b
を備えている。
そして被案内部30bには位置検出素子、例えば3つの
ホール素子31a、31b。
31cがキャプスタン軸14を中心として60°間隔で
3ケ配置されて取りつけられている。
以上のような位置検出素子基板30は切欠き部30dを
有するので、組立体29(第14図)にそのまま外部か
ら組み込まれ、上側ケース1の内周面1bによって半径
方向に位置決めされる。
このとき、端子部30aは上側ケース1の周辺部1aに
設けられた切欠部3およびこれと連通ずる切欠部2に挿
通され、第1図で明らかなように上側ケース1の外部に
突出している。
これにより位置検出素子基板30は周方向に切欠部2,
3の範囲内で、その円弧状外周面30cに沿って摺動調
整可能となる。
この直流モータの1駆動原理については後述するが、コ
イルに通電して回転子組立体15を回転させながら位置
検出素子基板30を周方向に回動微調整して、コイルの
通電流値が最小なる位置で、この位置検出基板30を上
側ケース1に対して固定させる。
この固定は例えば、位置検出素子基板30の適所に長孔
を設け、電機子コイル組立体12のプリント基板に設け
らイ9たねじ孔を介して、この位置検出素子基板30と
電機子コイル組立体12とを、上側ケース1にねじ止め
してもよい。
また、電機子コイル組立体12のみは、これに仮止めし
たねじを用いて上側ケース1に固定し、位置検出素子基
板30を以下に述べるようにして、上側ケース1に固定
してもよい。
すなわち、第2図で示すような電気絶縁材から成るリン
グ39を上側ケース1の内周面1bへねじ止め固定する
○そして、リング39の上面と、電機子コイル組立体1
2G)コイル位置決めリング24の下面との間で、位置
検出素子基板30を圧着して固定する。
その他種々の固定方法が考えられる。
以上のような位置検出素子基板30の回動調整、固定に
よってコイル単体の配置誤差が補償され、最適な条件で
直流モータを駆動することができる。
以上のようにして、第14図の組立体29に位置検出素
子基板30が組み込まれた後、第2図に示すように電気
絶縁材から成るリング39に対して一対のリング状の金
属製速度検出用固定子側ヘッド37が環状でかつ断面T
字型に形成された絶縁材36を介挿させて固定される。
固定子側ヘッド3Tの内周には歯38が全周にわたって
切ってあり、各歯38は回転子組立体15の一部である
環状体8の全外周にわたって切られている歯8aと対向
している。
次いで、第16A図の平面図および第16B図の側面図
で示されるような下側ケース32が、内周上方部に設け
られた切欠き部32aにおいて上側ケース1の外周下方
部に設けられた切欠き部1cに嵌合され適宜ねじ止め固
定される。
下側ケース32の側壁に設けられた切欠き部32bは上
側ケース1の切欠き部2,3に対応して設けられたもの
で、ここから上述した電機子コイル組立体12の端子部
23aおよび位置検出素子基板30の端子部30aが突
出する。
下側ケース32は下側ケース1と同様に軟磁性材から成
り、その底壁中央部に回転子組立体15に対する上下位
置決め用調整ねじ35が螺合されており、この調整ねじ
35の回動によって回転子組立体15の上下位置決めが
行われる。
なお、下側ケース32も上側ケース1と同様に外部に対
して電磁シールドの働らきを行う。
かくして第2図に示すような直流モータ40として組み
立てが完了する。
ところで、上述の如き構造の第12図に示す電機子コイ
ル組立体12においては、6個のコイル単体20a〜2
2blこよって形成される貫通孔16の直径が小さいの
で、直流モータ40の組立て工程が限定されていた。
すなわち、貫通孔16に回転子組立体15を構成する下
側回転リング9や上側回転リング13を挿通させること
が出来ない。
従って、直流モータ40のほぼ全体が組立てられてから
、これに電機子コイル組立体12を組込むことは不可能
である。
このため、回転子組立体15が組立てられた時点では、
電機子コイル組立体12の貫通孔16に回転子ボス11
が挿通されつまりキャプスタン軸14が挿通された状態
、言い換えれば上側回転リング13と下側回転リング9
との間に電機子コイル組立体12が介装された状態に組
立てておく必要があった。
従って、回転子組立体15を上側ケース1ζこ取付ける
際には、電機子コイル組立体12が他の部品に接触しな
いように細心の注意が必要であった。
しかも、回転子組立体15が直流モータ40内に組込ま
れてから次の組立作業が行われる間、電機子コイル組立
体12を仮止めして、これが遊動しないようにしなけれ
ばならなかった。
このように、上述した第12図に示す構造の電機子コイ
ル組立体12では、直流モータ40の組立工程が限定さ
れるとともに、その組立て作業に手間がかかつていた。
本発明は上述の如き欠陥を是正すべ〈発明されたもので
あって、その目的とするところは、モータがある程度ま
で組立てられてから、モーフ内に取付けることが可能で
、モータの組立て作業が容易になる電機子コイル組立体
を提供することにある。
次に、本発明の第1実施例を第11図乃至第20図にも
とづき説明する。
なお、前述した電機子コイル組立体12と同様の部分に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。
第17図は電機子コイル組立体45の構造を示す斜視図
である。
偏平状の環状となり中空部を有するコイル取付体Aは、
絶縁材を用いて円弧状に成形される一対の第1および第
2のコイル取付板46a、46bから構成されている。
すなわち、環状を中空部と外周側とを連通ずるべく分断
する一対の分断箇所50.53が設けられでいる。
そして、第1および第2のコイル取付板46a、46b
の上面には回路パターン(図示せず)が形成されるきと
もに、第1および第2のコイル取付板46a 、46b
にはそれぞれ端子部47a 、47bが一体成形されて
いる。
また、48a、48bは凹部であって、コイル単体20
a〜21bのそれぞれの巻始めリード部と巻終りリー
ド部とを回路パターンに半田つけする際に使用される。
なお、49a、49bはネジ挿通孔であって、電機子コ
イル組立体45を上側ケース1にネジ止めする際に使用
される。
一方、コイル単体20a 、21 a 、22aは、第
1のコイル取付板46aの内周壁に60°間隔で接着等
の方法で取付けられ、コイル単体2.1 aとコイル単
体20a 、22aとの隣接同志の重なる部分も接着さ
れている。
これと同様に、第2のコイル取付板46bの内周壁にも
コイル単体20b。
21b、22bが600間隔で接着等の方法で取付られ
、コイル単体21bとコイル単体20b。
22bとの隣接同志の重なる部分も接着されている。
そして、第1および第2のコイル取付板46a、46b
における前記一対の分断箇所50゜53それぞれの端部
面50a、50b153a。
53bを接触させると、第1および第2のコイル取付板
46a、46bによって偏平状の環状が形成されて、中
空部を有するコイル取付体Aとなる。
これと同時に、2つのコイル単体20a 、22bが互
いに一部分重なり合い、更に2つのコイル単体22a
、20bも互いに一部分重なり合って、前記中空部の中
央に貫通孔16を形成するべく6個のコイル単体20a
〜22bが環状にかつ隣接同志が互いに一部分重なるよ
うに配置されることになる。
従って、一対の分断箇所50.53相当位置にそれぞれ
取付けられて互いに一部分重なり合うことになるそれぞ
れ2つのコイル単体20 a 、22 b z22a
、20bは、偏平状のコイル取付体Aを構成する第1お
よび第2のコイル取付板46a。
46bがその偏平方向に離間され、一対の分断箇所50
.53それぞれが拡開されることによって、分離可能に
構成されている。
次に、上述の如く構成された第17図に示す電機子コイ
ル組立体45の取付方法を第18図乃至第20図にもと
づき説明する。
第18図は上側ケース1に回転子組立体15を組込んだ
状態を示す断面図であって、これを上下逆にした状態で
固定台(図示せず)上に逆さに固定する。
この時、上側ケース1の段付周辺部1aと下側回転リン
グ9との間には、第1および第2のコイル取付板46a
、46b等を差し込むのに充分な間隙Gが存在する。
そして、間隙Gから第19図の斜視図に示すように、第
1および第2のコイル取付板46a、46b等を下側回
転リング9と上側回転リング13との間に差し込む。
次に、上側ケース1に設けられた切欠き部2に、第19
図に示すように端子部47a、47bを嵌合すると、上
側ケース1内において端部面50a。
sob、53a 、53bが接触する。
この状態でコイル単体22a 、20bの互いに重なり
合った部分と、コイル単体20a 、22bの互いに重
なり合った部分とを接着する。
更に、端部面50a。50b、53a、53bにおいて
第1および第2のコイル取付板46a、46bを接着し
、これらが一体となるように固定する。
この場合、各接着箇所には、第1および第2のコイル取
付板46a。
46b等を間隙Gに差込むに先立って、接着剤を塗布し
ておけばよい。
この結果、上側ケース1の段付周辺部1a内に、電機子
コイル組立体45が組立てられたことになる。
そして、コイル単体20a〜22bは第20図に示すよ
うに、それぞれ下側回転リング9と、上側回転リング1
3との間に張出した状態になる。
従って、コイル単体20a〜22bと永久磁石7とは、
わずかな隙間で対向するようになる。
次に、第1および第2のコイル取付板46a、46b等
、言い換えれば電機子コイル組立体45を上側ケース1
にネジ止めする。
この結果、永久磁石1から発生する磁束とコイル単体2
0a〜22bから発生する磁束との漏洩分が極めて少な
くなり、このため直流モータ40が回転する際の回転む
ら等が起りにくく、極めて清らかに回転する。
また、コイル単体20a〜22bは第1および第2のコ
イル取付板46a。
46bに取付けられるとともに、コイル単体20a〜2
2bの互いの重なり部分も接着される。
従って、コイル単体20a〜22bに順次電源電圧を供
給したときに発生する、いわゆるスピーカ効果を防止す
ることが出来る。
このようにして、電機子コイル組立体45を上側ケース
1の所定位置に取付けた後、下側ケース32を第20図
の仮想線で示すように上側ケース1に当てかう。
なお、この時点では、上側ケース32には位置検出素子
基板30等は第1図乃至第16図に示す場合と同様に既
に取付けられている。
そして、上側ケース1と下側ケース32とをネジ止めし
、位置決め用調整ネジ35を調整して回転子組立体15
がキャプスタン軸14の軸心方向に遊動しないようにす
る。
次に、上側ケース1の切欠き部2から外部に突出してい
る端子部47a 、47bにコネクター(図示せず)等
を差し込んで、モータ駆動回路(図示せず)からコイル
単体2Lla〜22bに順次電源電圧を供給する。
この結果、コイル単体20a〜22bから順次磁束が発
生し、これにより回転子組立体15が回転する。
このように、電機子コイル組立体45を分割可能にする
ことによって、直流モータ40がある程度まで組立てら
れてから、この直流モータ40内にに電機子コイル組立
体45を組み込むことが可能になる。
従って、直流モータ40を組立てるための作業工程が限
定されることがないので、最も効率的な作業工程も選択
することが出来る。
しかも、電機子コイル組立体45を組込んでからの直流
モータ40の組立て作業は極めて簡単な作業のみである
従って、電機子コイル組立体45の回路パターンが傷つ
けられるような恐れもなく、またコ jイル単体20a
〜22bが断線するような不測の事故も起りにくい。
次に、本発明の第2の実施例を第21図および第22図
にもとづき説明する。
なお、第1の実施例と同様の構造の部分には同一の符号
を付しその l説明を省略する。
第21図は電機子コイル組立体45の構造を示す斜視図
であって、第1および第2のコイル取付板46a’、4
6b’は円弧状であって、第1の実施例の場合と同様に
予めコイル単体20a〜22b 2が取付けられている
が、端子部47a 、47bが設けられていない。
そして第22図に示すように、第1および第2のコイル
取付板46a’、46b’の一面にはフレキシブルプリ
ント基板51が接着されている。
フレキシブルプリント基板51は第 2゜21図に示
すように、第1および第2のコイル取付板46a’、4
6b’とほぼ同一形状でかつ切断箇所54を有する環状
部51a、51bと、折り曲げ可能な叉状の接続部51
cとによって構成されている。
そして、第1および第2のコイル取付板 3(46a’
、46b’はフレキシブルプリント基板51を介して、
一方の端部面53a’、53b’が切断箇所54に一致
するように接続されている。
すなわち、本実施例では、第1および第2のコイル取付
板46a’、46b’とフレキシブルプリント基板
3!51とからコイル取付体Aが構成されるとともに、
第1および第2のコイル取付板46a’、46b’の一
方の端部面53a’、53b’とフレキシブルプリント
基板51の切断箇所54とによって一つの分断箇所53
′が設けられている。
そして、フレキシ 4(プルプリント基板51をコイル
取付体Aの偏平方向となる方向に左右に押し広げること
によって分断箇所53′が拡開され、同時に分断箇所5
3′相当位置に取付けられて互いに一部型なり合う2つ
のコイル単体20a、22bも分離されて、コイル単体
20a〜22bを取付けた第1および第2のコイル取付
板46a’、46b’等が第21図の仮想線のようにな
る。
ところで、電機子コイル組立体45は以下に述べるよう
にして直流モータ40に取付けられる。
前述の如く回転子組立体15を上側ケース1に組込んだ
後、この回転子組立体15が上方になるように組立て台
に固定する。
次に電機子コイル組立体45を第21図の仮想線のよう
に広げて、前述の如く隙間Gから下側回転リング9と上
側回転リング13との間に差し込む。
そして、上側ケース1の切欠き部2に接続部51cを嵌
合し、その先端部分を上側ケース1から引き出す。
この状態でコイル単体22a 、20bの互いに重なり
合った部分と、コイル単体20a 、22bの互いに重
なり合った部分とを接着する。
次に、第1および第2のコイル取付板46a’、46b
’を上側ケース1に前述の如くネジ止め等によって固定
する。
なお、本実施例においては、第21図から明らかなよう
に第1および第2のコイル取付板46a’。
46b′等のそれぞれの端部は所定の間隙を以って隔て
られている。
こイユは電機子コイル組立体45を広げたとき、第1お
よび第2のコイル取付板46a’、46b’等の間隔を
充分に広くして、電機子コイル組立体45を容易に差し
込めるようにするためであって、これに変えて前述の第
1実施例のように端部面50a 、sob、53a 、
53bが接触しかつ接着されるようにしても良い。
このようにして、電機子コイル組立体45が上側ケース
1に取付けられた後、この上側ケース1の下側ケース3
2をかぶせる。
なお、この時点で、下側ケース32に回転位置検出素子
基板30が取付けられていることは前述のとおりである
そして、位置決め用調整ネジ35を調整して回転子組立
体15の位置調整を行い、直流モータ40が完成する。
また、電機子コイル組立体45とモータ駆動回路との接
続は、フレキシブルプリント基板51の接続部51cを
延長させて、モータ駆動回路の出力端子(図示せず)に
半田づけすればよい。
従って、コネクターや配線用線材が不要になり、また配
線するための手間も省くことが出来るので、それだけ作
業性が向上し生産コストを低減させることが可能になる
以上要するに、本発明にかかる電機子コイル組立体は、
冒頭に記したものにおいて、前記環状となるコイル取付
体にその環状を前記中空部と外周側とを連通ずるべく分
断してかつそのコイル取付体の偏平方向に拡開可能な少
なくとも1つの分断箇所を設けるとともに、この分断箇
所相当位置に取付けられて互いに一部分型なる2つの前
記コイル単体を、前記分断箇所の拡開によって分離可能
に構成することを特徴とするものである。
これにより、モータがほぼ完成した状態まで組立てられ
た時点で、このモータ内に電機子コイルを取付けること
が可能になる。
このため、モータの組立て作業中に電機子コイルやその
配線部分を傷つける恐れがないので、組立て作業を行い
やすい。
しかも、モータを組立てる際に、電機子コイルを仮止め
するような二重の手間を省くことが出来るので、作業能
率が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第16図は本出願人によって既に考察されて
いた直流モータの一例を示すものであって、第1図は直
流モータの平面図、第2図は直流モータの構造を示す第
1図の■−■線断面図、第3A図は上側ケースと固定子
ボスとの断面図、第3B図は上側ケースの側面図、第4
図および第5図は永久磁石の配置状態を示す平面図、第
6A図は環状体により位置決めされた永久磁石を取り付
けた下側回転リングの平面図、第6B図は第6A図のV
IB−VIB線断面図、第7図は第6B図で示す組立体
に回転子ボスを取り付けた断面図、第8図は電機子コイ
ル組立体を介在させて第7図の組立体に上側回転リング
および回転軸を取りつけた断面図、第9図は直流モータ
における磁気回路を説明する組立体の一部分解斜視図、
第10図はコイル単体の斜視図、第11図は第10図の
XI−XI線拡大断面図、第12図は電機子コイル組立
体の斜視図、第13図は第12図のxm−xm線断面図
、第14図は第8図の組立体に第3A図の組立体を組み
込んだ断面図、第15図は位置検出素子基板の平面図、
第16A図は下側ケースの平面図、第16B図は同下側
ケースの側面図である。 第17図乃至第20図は本発明の第1の実施例を示すも
のであって、第17図は電機子コイル組立体の構造を示
す斜視図、第18図は電機子コイル組立体の挿入位置を
示すための直流モータの断面図、第19図は直流モータ
に電機子コイル組立体を取付ける状態を示す直流モータ
の斜視図、第20図は第19図のxx−xX線断面図、
第21図および第22図は本発明の第2の実施例を示す
ものであって、第21図は電機子コイル組立体の構造を
示す斜視図、第22図は第21図のxxn−xxn線断
面図である。 なお、図面に用いられる符号において、16は貫通孔、
20 a 、20 bs 21 a 、21 b122
a 、22bはコイル単体、45は電機子コイル組立体
、46a 、46b 、46a’、46b’は第1およ
び第2のコイル取付板、50,53.53’は分断箇所
、51はフレキシブルプリント基板、Aはコイル取付体
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 偏平状の環状となり中空部を有するコイル取付体に
    、その中空部の中央側に貫通孔が形成されるように環状
    に、かつ、隣接同志が互いに一部分型なるように配置さ
    れる複数のコイル単体を取付けた電機子コイル組立体に
    おいて、前記環状となるコイル取付体にその環状を前記
    中空部と外周側とを連通ずるべく分断してかつそのコイ
    ル取付体の偏平方向に拡開可能な少なくとも1つの分断
    箇所を設けるとともに、この分断箇所相描位置に取付け
    られて互いに一部分型なる2つの前記コイル単体を、前
    記分断箇所の拡開によって分離可能に構成することを特
    徴とする電機子コイル組立規
JP21410382A 1982-12-06 1982-12-06 電機子コイル組立体 Expired JPS5932984B2 (ja)

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JP2695613B2 (ja) * 1994-03-30 1998-01-14 株式会社リコー ブラシレスモータ
JPH11275835A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ブラシレスモータ及びその製造方法
JP6539513B2 (ja) * 2015-06-22 2019-07-03 株式会社マキタ 電動ドライバ

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