JP6539513B2 - 電動ドライバ - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源としてモータを用いた電動ドライバに関する。
インパクトドライバ等の電動工具においては、特許文献1に示すように、ブラシレスモータを駆動源として用いたものが知られている。ブラシレスモータは、複数のコイルが巻回されるステータと、回転軸を有するロータとを備え、ステータには、ロータに設けたセンサ用磁石の位置を検出して回転検出信号を出力する回転検出素子を搭載したセンサ回路基板が固定される。このセンサ回路基板は、ロータの回転軸が直交方向に貫通する貫通孔を有した円板状となっている。
特開2015−51482号公報
このような電動工具において、ブラシレスモータの組み付けは、ステータにセンサ回路基板をネジ等で固定した状態で、回転軸にボールベアリング等の軸受を組み付けたロータを貫通させる順序となっている。よって、軸受はセンサ回路基板の貫通孔を通過できる大きさに制約されることになり、ひいては採用できるブラシレスモータの規格(性能)の制限に繋がってしまう。
そこで、本発明は、回転軸の軸受のサイズに制約を受けることがない電動ドライバを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、モータハウジング及びグリップ部を形成する左右一対の第1ハウジング及び第2ハウジングと、モータハウジングに収容され、ステータと、回転軸を有するロータと、ロータの回転を検出するためのセンサ回路基板とを備えるモータと、グリップ部の下端に設けられるバッテリー装着部と、グリップ部の上部に収容されるスイッチと、ロータにより回転駆動するチャック機構と、を有し、センサ回路基板には、左右方向に延びるスリットが形成され、センサ回路基板の下部には、複数のリード線が接続される接続部が設けられて、センサ回路基板は、ステータ及びロータが第1ハウジングに収容された状態で、第1ハウジングに対して左右方向に移動させてスリットを前記ステータに嵌合させることでステータに対して組み付け可能であり、センサ回路基板がステータに組み付けられた状態で、第2ハウジングが第1ハウジングに対して組み付け可能であることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、回転軸は、第1の軸受によって保持されており、第1の軸受の外径は、スリットの上下方向の幅よりも大きいことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、第1の軸受の外周側には、第2の軸受が配置されていることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、ステータの端面には、絶縁部材が設けられ、絶縁部材の内周面には、センサ回路基板の外周が係合して位置決めされる位置決め溝が形成されており、位置決め溝内には、位置決め溝を部分的に閉塞してスリットが嵌合する閉塞部が設けられていることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、ステータと、回転軸を有するロータとを備えるモータと、回転軸が直交方向に貫通する基板と、モータ及び基板を収容するハウジングとを有し、基板は、回転軸の貫通孔と、貫通孔と連通し回転軸が半径方向に通過可能なスリットとを有し、ステータは、スリットと嵌合して基板を位置決めすることを特徴とするものである。
本発明によれば、回転軸が貫通する基板をロータよりも後に組み付けできるため、回転軸の軸受を基板の貫通孔に通過させる必要がなくなる。よって、回転軸の軸受のサイズに制約を受けることがない。
インパクトドライバの縦断面図である。 本体部の拡大断面図である。 モータの分解斜視図である。 モータの正面図で、(A)はセンサ回路基板の取り付け前、(B)は取り付け後をそれぞれ示す。 モータの説明図で、(A)は側面、(B)はA−A線断面をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動工具の一例であるインパクトドライバの縦断面図である。インパクトドライバ1は、中心軸を前後方向とする本体部2と、その本体部2から下方へ突出するグリップ部3とを有し、グリップ部3の下端に設けたバッテリー装着部4には、電源となるバッテリーパック5が装着されている。グリップ部3の上部には、トリガ7を前方に突出させたスイッチ6が収容されて、バッテリー装着部4には、バッテリーパック5と電気的に接続される端子台8と、マイコン等を搭載した図示しない制御回路基板を有するコントローラ9とが設けられると共に、回転数を変更操作する押しボタン及びバッテリーの残容量の表示部を有するスイッチパネル10が設けられている。11はストラップである。
図2は、本体部2の拡大断面図で、本体部2には、後方から、モータ12、遊星歯車減速機構13、スピンドル14、打撃機構15、アンビル16の順で収容されて、アンビル16が本体部2の前端から前方へ突出している。本体部2の後半部は、モータ12を収容してグリップ部3と一体となる筒状のモータハウジング17を有しており、このモータハウジング17とグリップ部3とは、第1、第2ハウジングとしての左右一対の半割ハウジング17a,17bを複数のネジ18,18・・によって組み付けて形成されている。
モータ12は、ステータ19とロータ20とを有するインナーロータ型のブラシレスモータである。まずステータ19は、図3,4にも示すように、固定子鉄心21と、固定子鉄心21の前後に設けられる前絶縁部材22及び後絶縁部材23と、前絶縁部材及22び後絶縁部材23を介して固定子鉄心21に設けたティース24,24・・に巻回される複数のコイル25,25・・とを有する。
前絶縁部材22の前面には、複数の突起26,26・・が形成されて、一部の突起26A(区別する必要がある場合は「26A」「26B」と表記する。)の軸心側には、ステータ19の軸線と直交して後述するセンサ回路基板44が載置される平坦面27が形成されている。他の突起26Bの軸心側には、軸心へ近づくに従って下り傾斜する傾斜面28が形成されている。
また、真下を除く左側の略半周部分の各突起26は、外周側で前方へ伸びる円弧状の周壁部29によって繋がっており、その周壁部29の前端には、軸心側へ伸びて各突起26に前方からオーバーラップする円弧帯状の前壁部30が延設されている。この周壁部29と前壁部30とにより、図2,5に示すように、左側の各突起26の前方に、軸心側へ向かって開放する位置決め部としての略半周分の位置決め溝31が形成されている。但し、ステータ19の軸心の左側真横に当たる位置決め溝31の中間部位には、図5に示すように、位置決め溝31を閉塞して上下に分断する閉塞部32が形成されている。33,33・・は、左側の突起26,26・・の間と周壁部29とによって前絶縁部材22の左側周面に形成される透孔である。一方、後絶縁部材23の後面には、コイル25間の渡り線を外周側でガイドする複数の絶縁リブ34,34・・が立設されている。
ロータ20は、軸心に位置する回転軸35と、回転軸35の周囲に配置される筒状の回転子鉄心36と、回転子鉄心36の外側に配置され、筒状で周方向に極性を交互に変えた永久磁石37,37・・と、これらの前側において放射状に配置された複数のセンサ用永久磁石38,38・・と、を有する。回転軸35の前端には、ピニオン39が取り付けられてその後方には軸受(ここではボールベアリング)40が組み付けられ、回転軸35の後端には、遠心ファン41が取り付けられてその後方に軸受(ここではボールベアリング)42が組み付けられている。ここでの遠心ファン41は、中央部が前方へすり鉢状に膨出する膨出部43となっており、軸受42は膨出部43のすぐ後側で遠心ファン41と半径方向でオーバーラップするように配置されている。
そして、前絶縁部材22の前端には、ロータ20のセンサ用永久磁石38の位置を検出して回転検出信号を出力する3つの回転検出素子45,45・・を搭載したセンサ回路基板44が取り付けられる。このセンサ回路基板44は、前絶縁部材22の位置決め溝31の内径と同じ外径を有する円板部46と、円板部46から半径方向外側へ舌片状に突設される接続部47とからなり、円板部46は、中心に形成した貫通孔48と、その貫通孔48と連通して左側真横に向けて形成されるスリット49とを有した正面視C字状となっている。このスリット49の幅は、前絶縁部材22の閉塞部32が嵌合する寸法となっている。50,50・・は、接続部47に接続される複数のリード線で、回転検出素子45からの回転検出信号の出力用と、コイル25の端末が接続される電源用との二種類が含まれる。
このセンサ回路基板44は、図4(A)に示すように、ステータ19の軸線と直交方向で前絶縁部材22の右側から周壁部29に向かってスライドさせると、同図(B)及び図5(B)に示すように、円板部46が位置決め溝31に当接し、接続部47の左端面47aが周壁部29の右端面29aに当接する位置でスライドが規制される。この状態では、スリット49に位置決め溝31内の閉塞部32が嵌合して、センサ回路基板44は前絶縁部材22の突起26Aの平坦面27に当接して位置決めされ、回転軸35は貫通孔48の中心に位置する。
なお、コイル25の通電のスイッチングを行うスイッチング素子は、コントローラ9に搭載されており、コントローラ9からセンサ回路基板44の接続部47に接続されるリード線50は、接続部47から後ろ向きに引き出されてグリップ部3内を引き回される。よって、モータ12の下方で半割ハウジング17a,17bを固定するネジ18(区別するために「18A」と表記する。)は、このリード線50と干渉しないように後寄りの位置に設けられている。
ステータ19は、モータハウジング17の内面に突設された周方向のリブ51と、前後方向のリブ52とによって本体部2と同軸で保持されている。モータハウジング17の後面には、キャップ状の後カバー53が、半割ハウジング17a,17bにそれぞれ形成された図示しないネジボスに後方からネジによって取り付けられるが、モータハウジング17と後カバー53との結合部分は、半割ハウジング17a,17bの後端内周側にそれぞれ形成された凸部54と、後カバー53の前端内周側に形成された凹部55とが嵌合するいんろう結合となっている。
また、後カバー53には、回転軸35に組み付けた軸受42が保持され、後カバー53の側面には、遠心ファン41の径方向外側に位置する排気口56,56・・が形成される。モータハウジング17の側面でセンサ回路基板44の径方向外側には、図示しない吸気口が形成されている。
一方、回転軸35の前端は、モータ12の前方でモータハウジング17に保持されたベアリングリテーナ57を貫通して前方へ突出し、軸受40がベアリングリテーナ57の保持部58に保持されている。
ベアリングリテーナ57は、中央にくびれ部59を形成した金属製の円盤状で、モータハウジング17の内面に設けた係止リブ60がくびれ部59に係止することで、ベアリングリテーナ57は前後方向への移動を規制された状態でモータハウジング17に保持される。
また、ベアリングリテーナ57の前面周縁には、外周に雄ネジ部を形成したリング壁61が前方へ向けて突設されて、このリング壁61に、スピンドル14及び打撃機構15、アンビル16を収容したハンマケース62がねじ込まれている。
ハンマケース62は、前半部が先細りとなって前筒部63が形成される金属製の筒状体で、ベアリングリテーナ57が蓋となって後部が閉塞される。ハンマケース62の下面には、止め突起64が形成されて、組み付け状態では、左右の半割ハウジング17a,17bの内面に突設された図示しない押さえリブがそれぞれ止め突起64の側面に当接するようになっている。また、ハンマケース62の左右においても、ハンマケース62側の図示しない突条と半割ハウジング17a,17b側の図示しない凹溝とが嵌合するようになっている。この止め突起64と押さえリブ、突条と凹溝との係合により、ハンマケース47の回転規制がなされる。
ハンマケース62とスイッチ6との間には、モータ12の正逆切替レバー65が左右へスライド可能に設けられ、その前方には、アンビル16の前方を照射するLED66が斜め上向きに取り付けられている。
さらに、モータハウジング17の前方には、ハンマケース62の前部から前筒部63にかけて覆うカバー67が設けられ、カバー67の前端外周部には、ゴム製のバンパ68が装着されている。
そして、ベアリングリテーナ57の前部では、軸受69を介してスピンドル14の後端が軸支されている。このスピンドル14は、後部に中空で円盤状のキャリア部70を有し、後面から軸心に形成した有底孔71内に、回転軸35のピニオン39を突出させている。
遊星歯車減速機構13は、内歯を有するインターナルギヤ72と、インターナルギヤ72に噛み合う外歯を有する3つのプラネタリーギヤ73,73・・と、を含む。インターナルギヤ72は、ベアリングリテーナ57のリング壁61の内側に同軸で収容されるギヤ部74と、そのギヤ部74の前部外周側に連設され、ギヤ部74より大径の前外部75とを有し、この前外部75がハンマケース62の内周面に係合して回り止めされると共に、リング壁61とハンマケース62の内周に設けた段部76との間で軸方向の移動が規制される。
77は、ギヤ部74の後端とベアリングリテーナ57の前面との間に介在されたOリングで、このOリング77によってインターナルギヤ72とベアリングリテーナ57との間がシールされると共に、インターナルギヤ72からベアリングリテーナ57への衝撃も緩和される。
プラネタリーギヤ73は、ピン78によってスピンドル14のキャリア部70内で回転可能に支持されて、回転軸35のピニオン39と噛合している。ピン78の外側でキャリア部70の前部外周には、リング状の立ち上がり部79が形成されている。
打撃機構15は、スピンドル14に外装されるハンマ80と、そのハンマ80を前方へ付勢するコイルバネ81とを含む。まずハンマ80は、前面に一対の爪(図示略)を有し、内面に形成した外側カム溝82と、スピンドル14の表面に形成した内側カム溝83とに跨がって嵌合されるボール84,84を介してスピンドル14と結合されている。また、ハンマ80の後面には、リング状の溝85が形成されて、ここにコイルバネ81の前端が挿入されている。コイルバネ81の後端は、立ち上がり部79の内側でキャリア部70の前面に当接している。溝85の底部には、複数のボール86,86・・及びワッシャ87が収容されてコイルバネ81の前端を受けるようになっている。また、溝85の後端外側には、後方へ行くに従って拡径するテーパ部88が形成されて、ハンマ80が後退した際の立ち上がり部79との干渉を防止するようになっている。
アンビル16は、ハンマケース62の前筒部63に保持された軸受89によって軸支されて、後端には、ハンマ80の爪と回転方向で係合する一対のアーム90,90が形成されている。アーム90の前方で前筒部63の後面内周側には、リング状の突条91が突設され、その突条91の外側に、アーム90を受ける樹脂製のワッシャ92が嵌合されている。
また、アンビル16の後面軸心には、嵌合孔93が形成されて、ここにスピンドル14の前端が同軸で挿入されている。スピンドル14には、有底孔71をハンマ80の内周面と連通させる半径方向の第1連通孔94,94が形成され、軸心には、有底孔71を嵌合孔93と連通させる第2連通孔95が形成されて、有底孔71内のグリスをハンマ80の内周面及び嵌合孔93内に供給可能としている。
一方、アンビル16の前面軸心には、図示しないビットを受け入れる挿入孔96が形成され、アンビル16の前端には、挿入孔96に差し込まれたビットを抜け止めするボール97及びスリーブ98等からなるチャック機構が設けられている。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1においては、各構成部の組み付けは、左側の半割ハウジング17aを下にした状態で行われる。このときモータ12は、センサ回路基板44の組み付け前のステータ19に、ピニオン39及び軸受40,42、遠心ファン41を組み付けたロータ20を先に貫通させて、打撃機構15を組み付けたハンマケース62及びベアリングリテーナ57と共に半割ハウジング17a上にセットされる。そして、センサ回路基板44を、スリット49を下側にした向きで前述のようにステータ19の軸線と直交する方向(ここでは半割ハウジング17aの上側)から位置決め溝31に差し込む。すると、ロータ20の回転軸35は相対的にスリット49内を移動して円板部46と干渉することなく貫通孔48に至り、閉塞部32との嵌合によってセンサ回路基板44は前絶縁部材22に位置決めされる。よって、回転軸35の軸受40はセンサ回路基板44の貫通孔48を通過させる必要がないため、貫通孔48よりも大径のものが使用できる。
そして、半割ハウジング17bを上側から組み付けてネジ止めし、後カバー53をネジ止めすれば組み付けが完了する。
このインパクトドライバ1において、トリガ7を押し込んでスイッチ6をONさせると、モータ12に給電されて回転軸35が回転する。すなわち、コントローラ9が、センサ回路基板44の回転検出素子45から出力されるロータ20のセンサ用永久磁石38の位置を示す回転検出信号を得てロータ20の回転状態を取得し、取得した回転状態に応じて各スイッチング素子のON/OFFを制御し、ステータ19の各コイル25に対し順番に電流を流すことでロータ20を回転軸35と共に回転させる。
すると、ピニオン39と噛合するプラネタリーギヤ73がインターナルギヤ72内で公転運動し、キャリア部70を介してスピンドル14を減速して回転させる。よって、ハンマ80も回転して爪が係合するアーム90を介してアンビル16を回転させ、ビットによるネジ締めを可能とする。ネジ締めが進んでアンビル16のトルクが高まると、ハンマ80が、ボール84をスピンドル14の内側カム溝83に沿って転動させながらコイルバネ81の付勢に抗して後退し、爪がアーム90から離れると、コイルバネ81の付勢と内側カム溝83の案内とにより、ハンマ80は前進しながら回転して爪を再びアーム90に係合させ、アンビル16に回転打撃力(インパクト)を発生させる。この繰り返しによってさらなる締め付けが可能となる。
そして、回転軸35の回転に伴って遠心ファン41が回転すると、吸気口から取り込まれた空気がモータ12を通過して冷却した後、排気口56から排出される。このモータ12を通過する際、吸気口から進入した空気は、センサ回路基板44の円板部46の貫通孔48やスリット49、前絶縁部材22の右側で突起26,26の間に形成される隙間、前絶縁部材22の左側で周面に形成される透孔33を通ってステータ19内に至り、コイル25,25間のスロットを通ってコイル25を冷却することになる。
このように、上記形態のインパクトドライバ1によれば、回転軸35が直交方向に貫通するセンサ回路基板44に、回転軸35の貫通孔48と、貫通孔48と連通し回転軸35が半径方向に通過可能なスリット49とを設けて、モータ12が半割ハウジング17aに収容された状態で、センサ回路基板44をステータ19に組み付け可能としたことで、回転軸35の軸受40をセンサ回路基板44の貫通孔48に通過させる必要がなくなる。よって、回転軸35の軸受40のサイズに制約を受けることがない。
特にここでは、ステータ19の端面に設けた前絶縁部材22に、センサ回路基板44を回転軸35との直交方向にスライドさせて位置決めする位置決め溝31を設けたことで、センサ回路基板44の位置決めが容易且つ正確に行える。また、位置決め溝31は、センサ回路基板44を軸方向及び回転方向に対して位置決めするので、組み付け後のがたつきも抑えられる。
なお、位置決め部は溝に限らず、センサ回路基板を軸方向及び/又は回転方向に位置決め可能であれば、前絶縁部材に立設したピンやリブ等で位置決めを行ってもよい。センサ回路基板側のスリットも、貫通孔の直径と同じ幅で形成したり、半径方向に同じ幅で形成せず外側へ行くに従って幅が広がるように形成したり等、適宜変更可能である。
また、上記形態では、センサ回路基板をステータに対して組み付けているが、モータを収容した後の組み付けであれば、例えば下にした半割ハウジングの内面に設けた位置決め用のリブに対してセンサ回路基板を組み付ける等、半割ハウジングの何れかに対して組み付けるようにしてもよい。
その他、センサ回路基板は前後逆に設けてもよいし、電動工具としてはインパクトドライバに限らず、ドライバドリル等の他の工具であっても本発明は適用可能である。
1・・インパクトドライバ、2・・本体部、3・・グリップ部、5・・バッテリーパック、9・・コントローラ、12・・モータ、14・・スピンドル、15・・打撃機構、16・・アンビル、17・・モータハウジング、17a,17b・・半割ハウジング、19・・ステータ、20・・ロータ、22・・前絶縁部材、26・・突起、27・・平坦面、29・・周壁部、30・・前壁部、31・・位置決め溝、32・・閉塞部、35・・回転軸、40,42・・軸受、44・・センサ回路基板、45・・回転検出素子、46・・円板部、47・・接続部、48・・貫通孔、49・・スリット、57・・ベアリングリテーナ、62・・ハンマケース、80・・ハンマ、81・・コイルバネ。

Claims (5)

  1. モータハウジング及びグリップ部を形成する左右一対の第1ハウジング及び第2ハウジングと、
    前記モータハウジングに収容され、ステータと、回転軸を有するロータと、前記ロータの回転を検出するためのセンサ回路基板とを備えるモータと、
    前記グリップ部の下端に設けられるバッテリー装着部と、
    前記グリップ部の上部に収容されるスイッチと、
    前記ロータにより回転駆動するチャック機構と、を有し、
    前記センサ回路基板には、左右方向に延びるスリットが形成され、前記センサ回路基板の下部には、複数のリード線が接続される接続部が設けられて、
    前記センサ回路基板は、前記ステータ及び前記ロータが前記第1ハウジングに収容された状態で、前記第1ハウジングに対して左右方向に移動させて前記スリットを前記ステータに嵌合させることで前記ステータに対して組み付け可能であり、
    前記センサ回路基板が前記ステータに組み付けられた状態で、前記第2ハウジングが前記第1ハウジングに対して組み付け可能であることを特徴とする電動ドライバ。
  2. 前記回転軸は、第1の軸受によって保持されており、
    前記第1の軸受の外径は、前記スリットの上下方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の電動ドライバ。
  3. 前記第1の軸受の外周側には、第2の軸受が配置されていることを特徴とする請求項に記載の電動ドライバ。
  4. 前記ステータの端面には、絶縁部材が設けられ、前記絶縁部材の内周面には、前記センサ回路基板の外周が係合して位置決めされる位置決め溝が形成されており、
    前記位置決め溝内には、前記位置決め溝を部分的に閉塞して前記スリットが嵌合する閉塞部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電動ドライバ。
  5. ステータと、回転軸を有するロータとを備えるモータと、
    前記回転軸が直交方向に貫通する基板と、
    前記モータ及び前記基板を収容するハウジングとを有し、
    前記基板は、前記回転軸の貫通孔と、前記貫通孔と連通し前記回転軸が半径方向に通過可能なスリットとを有し、
    前記ステータは、前記スリットと嵌合して前記基板を位置決めすることを特徴とする電動ドライバ。
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