JPH10108442A - スピンドルモータ及びその組立用治具 - Google Patents

スピンドルモータ及びその組立用治具

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JPH10108442A
JPH10108442A JP28039496A JP28039496A JPH10108442A JP H10108442 A JPH10108442 A JP H10108442A JP 28039496 A JP28039496 A JP 28039496A JP 28039496 A JP28039496 A JP 28039496A JP H10108442 A JPH10108442 A JP H10108442A
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JP
Japan
Prior art keywords
stator core
motor base
positioning
spindle motor
jig
Prior art date
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Pending
Application number
JP28039496A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Mochizuki
章弘 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドルモータに関し、位置決めピン
を設けた組立用の治具を使用することによりステータコ
アと位置検出手段とを適切な位置関係とすることができ
る。 【解決手段】 治具11に設けた位置決めピン13をモ
ータベースに設けた位置決め孔6を介して、ステータコ
ア1に設けた隣接する突極の間に係合させることにより
組み立て時の位置決めを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCD−ROMやハー
ドディスクドライブなどの情報機器に使用されるスピン
ドルモータ、及びその組立時に用いられる組立用治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD−ROMやハードディス
クドライブなどの情報機器に使用するスピンドルモータ
の中には、ホール素子を実装したモータベースにステー
タコアを所定の位置に固定するものがあるが、この時、
ホール素子とステータコアの突極との位置関係はモータ
の性能に影響し、取り付け角度がずれるとトルクリップ
ルや振動が増大し、性能が大きく低下してしまう。従っ
て、ステータコアの位置決めには様々な方法が試みられ
てきた。
【0003】図3は従来のスピンドルモータに使用する
ステータコアを示す図である。同図において、1はステ
ータコアであり、4は位置決めピンである。図4は従来
のスピンドルモータに使用するモータベースである。同
図において、5はモータベース、6は位置決め孔、7は
ホール素子、14はベアリングホルダである。図5はス
テータコア1とモータベース5との位置関係を示した断
面図であり、図3に示したステータコア1を図2に示し
たモータベースに設けたベアリングホルダに固定し、位
置決めピン4を位置決め孔6に挿入し、その後かしめや
接着剤などにより固定することでホール素子7とステー
タコア1の突極とが適切な位置関係となる。
【0004】ステータコア1の表面にはインサート成形
などにより絶縁モールド2が施されており、同時にステ
ータコア1の内周側から下方に延びる支持部3及び位置
決めピン4を一体に成形する。一方、モータベース5に
は位置決めピン4を挿入するための位置決め孔6が設け
てある。ステータコア1とモータベース5の固定はステ
ータコア1の中央部に穿設した中央孔1aを、モータベ
ース5に設けたベアリングホルダ14に嵌合させ、且
つ、ステータコア1に設けた位置決めピン4をモータベ
ース5に設けた位置決め孔6に挿入後、かしめや接着剤
などの手段により固定する。これにより位置検出器であ
るホール素子7とステータコア1の位置が適切なものと
なる。
【0005】図6は従来のスピンドルモータに使用する
ステータコア1を示す図であり、図7はステータコア1
をモータベースに固定したところを示す断面図であり、
別の従来例を示している。図6においてステータコア1
の表面には電着コーティングやスプレーコーティング等
により絶縁層が設けられており、ステータコア1には位
置決め兼固定用のリベット孔10が設けてある。このよ
うに構成されたステータコア1を図7に示すようにモー
タベース5にリベット9により固定する。これにより位
置検出器であるホール素子7とステータコア1の位置が
適切なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3乃至図
5に示したスピンドルモータでは、モールド2をステー
タコア1の全周面に過不足なく均一に流動させるために
は、モールド厚を約0.15mm以上にしなければなら
ない。しかしながら、近年の情報機器用スピンドルモー
タは小型化及び効率向上が求められ、例えばステータコ
アの厚さが5.6mmのとき、モールド厚を0.15m
mとすると約2.7%にも及ぶ損失が生じる。このよう
に、コイルの占積率を悪くしてモールドを厚くすること
は実質的にできない。一方、図6及び図7に示したスピ
ンドルモータでは、ステータコア1にリベット9を挿入
するためのリベット孔10を設ける必要があるが、モー
タの小型化の要求には応えることができなくなってしま
う。
【0007】本発明はかかる従来の問題点に鑑みなされ
たもので、ステータコアの突極同士の隙間の長さと同じ
直径の位置決めピンを有する治具をモータベースの所定
の位置に設けた孔を通して、ステータコアの取り付けを
行なうことにより上述した問題点を解決するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明によるスピンドルモータは、n(nは3
以上の自然数)極の突極を備えたステータコアと、ベア
リングホルダ及び回転位置検出手段を所定の位置に設け
たモータベースとを有するスピンドルモータであって、
前記ステータコアを前記ベアリングホルダに取り付ける
にあたって、隣接した前記突極の隙間に対向して該隙間
と略同じ直径の係合孔を前記モータベースに設け、前記
ステータコアと前記回転位置検出手段の位置とを前記係
合孔位置決めしたことを特徴とするものであり、また、
本発明によるスピンドルモータを組み立てるための治具
は、前記モータベースに設けた前記係合孔を介して前記
ステータコアの隣接した突極の間に挿入される前記係合
孔と略同径の棒状の位置決め手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係るス
ピンドルモータの実施例を図1及び図2を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例に係るスピンドルモータ
の要部の外観構成を示す図であり、図2はその断面図で
ある。図1及び図2において、ステータコア1は6極
(n=6)で、電着コーティングやスプレーコーティン
グなどの手段により表面に絶縁コーティングを施してあ
る。これらのコーティングの厚さは約50μmである。
ステータコア1には更に図示しない巻線が施してある。
モータベース5にはステータコア1の外周上の所定の位
置に位置決め孔6が設けてある。位置検出器であるホー
ル素子7は位置決め孔6と正確な所定角度となるように
固定されている。11は治具であり、位置決めピン13
を設けてある。なお、本実施例では3相駆動のスピンド
ルモータであるので、位置決め孔6を3個所設け各相の
磁気回路と同一としている。勿論位置決めピン13は1
個所設けるだけで良く、位置決めピン13はステータコ
ア1の突極とそれに隣接する突極との間の隙間20に係
合するような太さになっている。この位置決めピン13
をモータベース5に設けた位置決め孔6に挿入し、ステ
ータコア1を取り付ける。このとき、モータベース5か
ら突出した位置決めピン13をステータコア1の突極の
隙間20に位置するようにして位置決めを行なう。
【0010】その後、ステータコア1とベアリングホル
ダ14をかしめや接着剤等の手段により固定し、モータ
ベース5から治具11を取り外す。ベアリングホルダ1
4に図示しないロータを組み立てる。ロータは磁石が8
極(m=4)で中心シャフトはベアリングホルダ14を
中心に回転可能となる。
【0011】以上、詳述したように、治具に設けた位置
決めピンをモータベースに設けた位置決め孔に挿入して
組み立てを行なうことにより、ステータコアに加工する
ことなくホール素子とステータコアの位置決めが容易に
できる。なお、図2に示すように位置決めピン13の先
端を細くしておくと更に組立が容易になる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、位置決めピンを設けた
治具を使用することにより、ステータコアに余計な加工
を行なうことがないのでステータコアを小型化すること
ができ、更に、位置決めピンをステータコアの突極の隙
間に係合するような太さとしたことにより精度良くステ
ータコアの位置決めができる。また、リベットなどを使
用しないのでコストを削減できると共にコア自体の体積
を大きくでき、磁気回路の性能が向上するという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るスピンドルモータの
要部を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るスピンドルモータの
要部を示す断面図である。
【図3】 従来のスピンドルモータに使用するステータ
コアを示す図である。
【図4】 従来のスピンドルモータに使用するモータベ
ースを示す図である。
【図5】 従来のスピンドルモータの要部を示す断面図
である。
【図6】 他の従来のスピンドルモータに使用するステ
ータコアを示す図である。
【図7】 他の従来のスピンドルモータの要部を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 ステータコア 2 絶縁モールド 3 支持部 4 位置決めピン4,13 5 モータベース 6 位置決め孔 7 ホール素子 9 リベット 10 リベット孔 11 治具 14 ベアリングホルダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n(nは3以上の自然数)極の突極を備え
    たステータコアと、ベアリングホルダ及び回転位置検出
    手段を所定の位置に設けたモータベースとを有するスピ
    ンドルモータであって、前記ステータコアを前記ベアリ
    ングホルダに取り付けるにあたって、隣接した前記突極
    の隙間に対向して該隙間と略同じ直径の係合孔を前記モ
    ータベースに設け、前記ステータコアと前記回転位置検
    出手段の位置とを前記係合孔位置決めしたことを特徴と
    するスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスピンドルモータを組み
    立てるときに使用する組立用治具であって、前記モータ
    ベースに設けた前記係合孔を介して前記ステータコアの
    隣接した突極の間に挿入される前記係合孔と略同径の棒
    状の位置決め手段を備えたことを特徴とするスピンドル
    モータの組立用治具。
JP28039496A 1996-09-30 1996-09-30 スピンドルモータ及びその組立用治具 Pending JPH10108442A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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