JP3348120B2 - モータ - Google Patents
モータInfo
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- JP3348120B2 JP3348120B2 JP26181593A JP26181593A JP3348120B2 JP 3348120 B2 JP3348120 B2 JP 3348120B2 JP 26181593 A JP26181593 A JP 26181593A JP 26181593 A JP26181593 A JP 26181593A JP 3348120 B2 JP3348120 B2 JP 3348120B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- annular
- concave portion
- peripheral surface
- fpc
- Prior art date
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルモータ等の
モータに関し、特にステータコイルが接続されるフレキ
シブル回路基板の引出構造の改良に係わるものである。
モータに関し、特にステータコイルが接続されるフレキ
シブル回路基板の引出構造の改良に係わるものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ハードディスク駆動装置（以下、
ＨＤＤと略す）に組み込まれているディスク回転用スピ
ンドルモータは、例えばインナーロータ型の場合、図６
に示すような構成になっている。
ＨＤＤと略す）に組み込まれているディスク回転用スピ
ンドルモータは、例えばインナーロータ型の場合、図６
に示すような構成になっている。
【０００３】即ち、図６に示すものは、カートリッジ式
ＨＤＤ用のスピンドルモータを示し、ベース１に凹設さ
れた環状凹部２に円環状のステータ３が内嵌固定され、
環状凹部２の中央部に突設された円筒部４の内側に上下
１対のベアリング５，６を介してシャフト７が回転自在
に支持されると共に、このシャフト７に円筒部４の上面
及び外周面を覆うカップ状のロータ８の外周には、ステ
ータ３の内周面に所定間隙を介して対向するロータマグ
ネット９が配設され、また、ロータ８の上面外周部に
は、カートリッジ式ディスクを磁気吸着する環状のチャ
ッキング用マグネット１０が埋設されている。
ＨＤＤ用のスピンドルモータを示し、ベース１に凹設さ
れた環状凹部２に円環状のステータ３が内嵌固定され、
環状凹部２の中央部に突設された円筒部４の内側に上下
１対のベアリング５，６を介してシャフト７が回転自在
に支持されると共に、このシャフト７に円筒部４の上面
及び外周面を覆うカップ状のロータ８の外周には、ステ
ータ３の内周面に所定間隙を介して対向するロータマグ
ネット９が配設され、また、ロータ８の上面外周部に
は、カートリッジ式ディスクを磁気吸着する環状のチャ
ッキング用マグネット１０が埋設されている。
【０００４】前記ステータ３の上面には、円環状のフレ
キシブル回路基板（以下、ＦＰＣと略す）１１が粘着さ
れ、これにステータ３のコイル線端部が接続され、ＦＰ
Ｃ１１からの帯状引出部１２がベース１上面に沿って引
き出されている。
キシブル回路基板（以下、ＦＰＣと略す）１１が粘着さ
れ、これにステータ３のコイル線端部が接続され、ＦＰ
Ｃ１１からの帯状引出部１２がベース１上面に沿って引
き出されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した構
成のスピンドルモータにあっては、ステータ３の上面の
ＦＰＣ１１はステータコイルに粘着されているのみであ
るため、剥がれやすく、ロータ８上面にチャッキングさ
れたディスクのカバーに触れたり、ディスクの着脱に支
障をきたす等の不具合を生じる。
成のスピンドルモータにあっては、ステータ３の上面の
ＦＰＣ１１はステータコイルに粘着されているのみであ
るため、剥がれやすく、ロータ８上面にチャッキングさ
れたディスクのカバーに触れたり、ディスクの着脱に支
障をきたす等の不具合を生じる。
【０００６】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、ＦＰＣの固定が確実に行えるインナーロータ
型モータを提供しようとするものである。
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、ＦＰＣの固定が確実に行えるインナーロータ
型モータを提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のモータにおいては、ベースに設けられた環
状凹部の内周面に円環状のステータを内嵌固定し、この
環状凹部の中央部に突設された円筒体の内側に軸受を介
してシャフトを回転自在に支持すると共に、シャフトに
ロータを固定して、このロータにステータの内周面に所
定間隙を介して対向するロータマグネットを取り付け、
かつ、環状凹部の内底面におけるステータに対応する位
置に、ステータのステータコイルが接続された円環状の
ＦＰＣを装着し、このＦＰＣの引出部を環状凹部の内周
面とステータの外周面との間を通して引き出すことを特
徴とするものである。この場合、ベースの環状凹部の内
周面にＦＰＣ引出部を案内する引出溝を、環状凹部の深
さ方向に形成することが望ましい。
に、本発明のモータにおいては、ベースに設けられた環
状凹部の内周面に円環状のステータを内嵌固定し、この
環状凹部の中央部に突設された円筒体の内側に軸受を介
してシャフトを回転自在に支持すると共に、シャフトに
ロータを固定して、このロータにステータの内周面に所
定間隙を介して対向するロータマグネットを取り付け、
かつ、環状凹部の内底面におけるステータに対応する位
置に、ステータのステータコイルが接続された円環状の
ＦＰＣを装着し、このＦＰＣの引出部を環状凹部の内周
面とステータの外周面との間を通して引き出すことを特
徴とするものである。この場合、ベースの環状凹部の内
周面にＦＰＣ引出部を案内する引出溝を、環状凹部の深
さ方向に形成することが望ましい。
【０００８】
【作用】前述した構成のモータにあっては、ベースの環
状凹部の内底面との間にＦＰＣが挟まれ、ＦＰＣの引出
部が環状凹部の内周面とステータの外周面との間に挟ま
れ、ＦＰＣは確実に保持、固定される。ステータのコイ
ルは、環状凹部の内底面にＦＰＣを介して載置されるた
め、ベースに対する絶縁がＦＰＣにより実現する。ま
た、環状凹部の内周面に形成された引出溝にＦＰＣの引
出部を配置すれば、引出部の引出溝への嵌まり込みによ
り、ＦＰＣ全体の位置決め、及び回り止めが可能とな
り、より確実なＦＰＣの固定が実現する。
状凹部の内底面との間にＦＰＣが挟まれ、ＦＰＣの引出
部が環状凹部の内周面とステータの外周面との間に挟ま
れ、ＦＰＣは確実に保持、固定される。ステータのコイ
ルは、環状凹部の内底面にＦＰＣを介して載置されるた
め、ベースに対する絶縁がＦＰＣにより実現する。ま
た、環状凹部の内周面に形成された引出溝にＦＰＣの引
出部を配置すれば、引出部の引出溝への嵌まり込みによ
り、ＦＰＣ全体の位置決め、及び回り止めが可能とな
り、より確実なＦＰＣの固定が実現する。
【０００９】
【実施例】実施例につき、図１及び図５を参照して説明
する。図１は、従来例と同様、カートリッジ式ＨＤＤ用
のインナーロータ型スピンドルモータを示したものであ
る。
する。図１は、従来例と同様、カートリッジ式ＨＤＤ用
のインナーロータ型スピンドルモータを示したものであ
る。
【００１０】ベース１に凹設された環状凹部２の中央部
には、同心円状の円筒部４が突設され、この円筒部４の
内側に１対のベアリング５，６を介してシャフト７が回
転自在に支持されると共に、シャフト７の上部ロータマ
グネット９及びチャッキングマグネット１０を備えたロ
ータ８が固着されている。
には、同心円状の円筒部４が突設され、この円筒部４の
内側に１対のベアリング５，６を介してシャフト７が回
転自在に支持されると共に、シャフト７の上部ロータマ
グネット９及びチャッキングマグネット１０を備えたロ
ータ８が固着されている。
【００１１】環状凹部２の内周面には、円環状のステー
タ３が内嵌固定されている。このステータ３は、図３及
び図４に示すように、多数の歯極を内方に突設した円環
状のステータコア３ａと、このステータコア３ａの各歯
極に巻設された３相のコイル３ｂと、 ステータコア３
ａの外周面を覆うと共にステータコア３ａの各スロット
に対応する位置にそれぞれ上下に突出した突片１３ｂ，
１３ｂを有する。環状のインシュレータ１３とから構成
されている。
タ３が内嵌固定されている。このステータ３は、図３及
び図４に示すように、多数の歯極を内方に突設した円環
状のステータコア３ａと、このステータコア３ａの各歯
極に巻設された３相のコイル３ｂと、 ステータコア３
ａの外周面を覆うと共にステータコア３ａの各スロット
に対応する位置にそれぞれ上下に突出した突片１３ｂ，
１３ｂを有する。環状のインシュレータ１３とから構成
されている。
【００１２】前記インシュレータ１３は、絶縁樹脂材料
を図５に示すような帯状に成形し、これにロール状の巻
き癖を形成して構成され、ステータコア１３ａの周面に
接着剤等を用いて固着される。
を図５に示すような帯状に成形し、これにロール状の巻
き癖を形成して構成され、ステータコア１３ａの周面に
接着剤等を用いて固着される。
【００１３】ステータ３は、ステータコア３ａの各歯極
に３相のコイル３ｂを巻くことにより構成される。各相
のコイル３ｂは、図３に示すように、１２個の歯極に対
し、等間隔に配置された４個の歯極に巻装され、このと
き、極間のわたり線はインシュレータ１３の突片１３
ａ，１３ｂの外側に通され、わたり線がロータ８等の回
転に支障のないように工夫されている。
に３相のコイル３ｂを巻くことにより構成される。各相
のコイル３ｂは、図３に示すように、１２個の歯極に対
し、等間隔に配置された４個の歯極に巻装され、このと
き、極間のわたり線はインシュレータ１３の突片１３
ａ，１３ｂの外側に通され、わたり線がロータ８等の回
転に支障のないように工夫されている。
【００１４】前記環状凹部２の内底面には、ステータ３
に対応する位置に円環状のフレキシブル回路基板（ＦＰ
Ｃ）１１が装着され、このＦＰＣ１１の上側にステータ
３が配置され、図２に示すようにコイル３ｂのコイル端
がＦＰＣ１１上のランド１１ａに半田付けされている。
に対応する位置に円環状のフレキシブル回路基板（ＦＰ
Ｃ）１１が装着され、このＦＰＣ１１の上側にステータ
３が配置され、図２に示すようにコイル３ｂのコイル端
がＦＰＣ１１上のランド１１ａに半田付けされている。
【００１５】ステータ３は、そのコイル３ｂをＦＰＣ１
１上に当接させて環状凹部２に内嵌されており、ＦＰＣ
１１の押え込みにより、そのずれ、剥がれが防止される
と同時に、コイル３ｂのベース１に対する絶縁がＦＰＣ
１１によりおこなわれている。
１上に当接させて環状凹部２に内嵌されており、ＦＰＣ
１１の押え込みにより、そのずれ、剥がれが防止される
と同時に、コイル３ｂのベース１に対する絶縁がＦＰＣ
１１によりおこなわれている。
【００１６】環状凹部２の内周面には、その一部に軸方
向の引出溝１４が凹設され、ペース１の上面に、この引
出溝１４に連続する案内溝１５が凹設されている。ＦＰ
Ｃ１１の引出部１２は、引出溝１４及び案内溝１５を通
して引き出され、引出溝１４における引出部１２は、ス
テータ３の外周面と引出溝１４とにより構成される通路
に収容され、位置決めされることになる。
向の引出溝１４が凹設され、ペース１の上面に、この引
出溝１４に連続する案内溝１５が凹設されている。ＦＰ
Ｃ１１の引出部１２は、引出溝１４及び案内溝１５を通
して引き出され、引出溝１４における引出部１２は、ス
テータ３の外周面と引出溝１４とにより構成される通路
に収容され、位置決めされることになる。
【００１７】このような構成のモータにあっては、ベー
ス１の環状凹部２の内底面とステータ３との間でＦＰＣ
１１を挟み、かつ、ステータ３の外周面と環状凹部２の
内周面の引出溝１４との間でＦＰＣ１１からの引出部１
２を保持する構成としているため、ＦＰＣ１１の固定が
確実となり、ロータ８またはロータ８に装着されたディ
スクの回転に支障をきたすことがない。
ス１の環状凹部２の内底面とステータ３との間でＦＰＣ
１１を挟み、かつ、ステータ３の外周面と環状凹部２の
内周面の引出溝１４との間でＦＰＣ１１からの引出部１
２を保持する構成としているため、ＦＰＣ１１の固定が
確実となり、ロータ８またはロータ８に装着されたディ
スクの回転に支障をきたすことがない。
【００１８】ここで、ＦＰＣ１１の引出部１２の引き出
しに際し、ベース１に環状凹部２の内底面に連通する引
出孔を透設し、引出部１２を引出孔を通してベース１外
へ導出することも考えられるが、この場合、引出部１２
を引出孔に通す作業に手間を要し、特に、引出部１２の
先端に予めコネクタを通しておくことはできず、組立作
業性が悪くなる不都合を有している。
しに際し、ベース１に環状凹部２の内底面に連通する引
出孔を透設し、引出部１２を引出孔を通してベース１外
へ導出することも考えられるが、この場合、引出部１２
を引出孔に通す作業に手間を要し、特に、引出部１２の
先端に予めコネクタを通しておくことはできず、組立作
業性が悪くなる不都合を有している。
【００１９】これに対し、前記実施例では、ステータ３
の環状凹部２への組み込みにより、ＦＰＣ１１及びその
引出部１２の確実な固定が実現するため、取り扱いが良
好となり、しかも、引出部１２の先端に予めコネクタを
接続しておくことも可能であり、組立作業性が良好にな
るものである。
の環状凹部２への組み込みにより、ＦＰＣ１１及びその
引出部１２の確実な固定が実現するため、取り扱いが良
好となり、しかも、引出部１２の先端に予めコネクタを
接続しておくことも可能であり、組立作業性が良好にな
るものである。
【００２０】以上、本発明に従うモータの実施例につい
て説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更
が可能である。
て説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更
が可能である。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果を奏する。
ているため、次に記載する効果を奏する。
【００２２】ベースの環状凹部に内嵌固定したステータ
により、環状凹部の内底面との間でＦＰＣを挟み込むと
共に、環状凹部の外周面との間でＦＰＣの固定が簡単に
なり、作業性が良好になり、しかも、ステータのコイル
のベースに対する絶縁がＦＰＣにより同時に実現できる
ものである。
により、環状凹部の内底面との間でＦＰＣを挟み込むと
共に、環状凹部の外周面との間でＦＰＣの固定が簡単に
なり、作業性が良好になり、しかも、ステータのコイル
のベースに対する絶縁がＦＰＣにより同時に実現できる
ものである。
【００２３】また、環状凹部の内周面にＦＰＣの引出部
を案内する引出溝を形成することにより、引出部並びに
ＦＰＣの位置決めが確実となり、しかも、引出部をステ
ータと環状凹部の内周面との間で異常な力で挟み込んで
しまうといった不具合を解消できるものである。
を案内する引出溝を形成することにより、引出部並びに
ＦＰＣの位置決めが確実となり、しかも、引出部をステ
ータと環状凹部の内周面との間で異常な力で挟み込んで
しまうといった不具合を解消できるものである。
【図１】本発明によるモータの１実施例を示す切断正面
図である。
図である。
【図２】図１の一部の平面図である。
【図３】図１のステータの平面図である。
【図４】図３のＸ−Ｙ線断面図である。
【図５】図１のインシュレータの展開図である。
【図６】従来のモータを示す切断正面図である。
１ ベース ２ 環状凹部 ３ ステータ ４ 円筒体 ５，６ ベアリング ７ シャフト ８ ロータ ９ ロータマグネット １１ フレキシブル回路基板（ＦＰＣ） １２ 引出部 １４ 引出溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02K 3/52 H02K 21/14 H02K 29/00
Claims (2)
- 【請求項１】 ベースに設けられた環状凹部の内周面に
円環状のステータを内嵌固定し、前記環状凹部の中央部
に突設された円筒体の内側に軸受を介してシャフトを回
転自在に支持すると共に、該シャフトにロータを固定
し、該ロータに前記ステータの内周面に所定間隙を介し
て対向するロータマグネットを取り付けてなるモータで
あって、 前記環状凹部の内底面における前記ステータに対応する
位置に、前記ステータのステータコイルが接続された円
環状のフレキシブル回路基板が装着され、該回路基板の
引出部が前記環状凹部の内周面と前記ステータの外周面
との間を通して引き出されている、ことを特徴とするモ
ータ。 - 【請求項２】 ベースの環状凹部の内周角に、フレキシ
ブル回路基板の引出部を案内する引出溝が前記環状凹部
の深さ方向に形成されている請求項１記載のモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26181593A JP3348120B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26181593A JP3348120B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | モータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0799746A JPH0799746A (ja) | 1995-04-11 |
| JP3348120B2 true JP3348120B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=17367110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26181593A Expired - Fee Related JP3348120B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3348120B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006158188A (ja) | 2004-10-27 | 2006-06-15 | Nippon Densan Corp | スピンドルモータ及びこれを備えた記録ディスク駆動装置 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP26181593A patent/JP3348120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0799746A (ja) | 1995-04-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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