JPS63253846A - フアン駆動用電動機 - Google Patents

フアン駆動用電動機

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JPS63253846A
JPS63253846A JP8530387A JP8530387A JPS63253846A JP S63253846 A JPS63253846 A JP S63253846A JP 8530387 A JP8530387 A JP 8530387A JP 8530387 A JP8530387 A JP 8530387A JP S63253846 A JPS63253846 A JP S63253846A
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JP
Japan
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rotor
stator
magnetic
clockwise
rotation
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JP8530387A
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English (en)
Inventor
Joji Ochi
越智 譲次
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば空気調和機の室内機において用いら
れるクロスフローファン等のファン駆動用電動機に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、空気調和機等に使用されるクロスフローファンの
回転駆動には、別体の電動機、例えば交流誘導電動機を
用い、その駆動軸とファンロータの回転軸とをカップリ
ングで連結する構成となされていた。このため上記駆動
用電動機を収納するためのスペースを装置内に必要とし
、装置が大型化する等の欠点があった。そこで近年にお
いては、直流ブラシレスモーフの回転子をファンロータ
の側板に直結する構成とすることによって、装置の小型
化を図る試みがなされている。そのような装置の具体例
が例えば実開昭61−178095号公報に記載されて
いる。第19図にその装置を模式的に示しているが、同
図において、71はクロスフローファンのファンロータ
であり、このファンロータ71の一方の側板72の外方
端面に、直流ブラシレスモーフの回転子ケーシング73
が固着されており、この回転子ケーシング73の円筒部
内周面には、リング状の永久磁石74が接着等により固
着されている。一方、支持フレーム75から上記永久磁
石74の中心貫通穴位置まで延びた円筒体76には、そ
の先端部にコイル77の巻装された固定子78が配設さ
れている。上記コイル77への通電を制御して回転磁界
を形成することにより、回転子に対する回転力が誘起さ
れ、これによりファンロータ71が回転駆動される。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記のような直流ブラシレスモーフにおいては
、固定子側に回転磁界を形成するための制御回路がさら
に必要となる。このような回転制御は、回転子の回転位
置を検出し、その検出信号に応じて所定のタイミングで
コイルへの通電を周期的に制御していくものであって、
上記回転位置検出のために回転子に近接する位置にホー
ル素子等の磁極センサを設けると共に、検出信号に応じ
て上記通電制御を行うため、回転磁界発生用の制御IC
を中心とした制御回路が設けられている。そして上記の
ような制御ICにおいては、通常回転子の回転方向を正
逆に切換えるための端子を有しており、この切換端子に
電源電圧レベル、又はアースレベルの異なる電位を印加
することによって、上記した回転磁界の回転方向が反転
するようになされている。このように、電気的な信号の
切換えのみによって回転方向の切換えが容易になされる
訳であるが、しかしながらこのような構成によっては、
正又は逆の少なくともいずれか一方の回転方向での駆動
において、良好な効率で駆動できないという問題がある
。それは、上記のような直流ブラシレスモータが、例え
ばクロスフローファンのファンロータに取着され、これ
を最高効率で回転駆動しようとする場合には、その負荷
トルクに応じて回転子の位相と回転磁界の位相とを調整
することが必要である。そしてこの調整は、固定子に対
する上記磁気センサの相対取付位置の調整でなされる訳
であるが、例えば右回転時に最高効率を得るべく、位相
を所定角変進めるようにずらして取付けた場合、これを
左回転時に使用した場合には、上記ずれ角度は位相の遅
れとして作用することとなり、このため左回転時の効率
は右回転時に比べて大きく損なわれたものとなるのであ
る。
この発明は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、回転子の右回転又は左回転いずれの回転時において
も良好な効率で運転し得るファン駆動用電動機を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明のファン駆動用電動機は、固定子6と、
回転子5と、上記回転子5の回転位置に応ずる磁場の強
度変化を検出する磁極センサ旧、H2,113とを有す
るファン駆動用電動機であって、上記固定子6に対する
上記磁極センサH1、H2、H3の相対取着位置を、上
記回転子5の右回転駆動時と左回転駆動時とで互いに異
なる位置に設けている。
(作用) 上記構成のファン駆動用電動機においては、回転子5の
右回転駆動時と左回転駆動時とで、固定子6に対する磁
極センサH1、H2、H3の相対取付位置を互いに異な
る位置、例えばそれぞれの場合において略最高効率が得
られるような異なる位置に取付けることとしており、こ
のため右回転時においても、又左回転時においても共に
良好な効率で回転駆動を行うことができる。
(実施例) 次にこの発明のファン駆動用電動機の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず第2図には、例えば空気調和機の室内機等において
用いられるクロスフローファンに組付けられたこの発明
の一実施例におけるファン駆動用電動機の組立断面図を
示している。同図において、1は上記クロスフローファ
ンのファンロータであり、このファンロータ1の一方の
側板2には、その外方端面に、合成ゴム等の弾性材料よ
り成る略円板状の連結部材3が、中心部領域のボス部4
を上記側板2の中心貫通穴に嵌入した状態で接着等によ
り固着されている。そして上記連結部材3の、図におい
て右側端面に、回転子5と、この回転子5内部に挿通さ
れると共に固定子6の固着された固定軸7と、この固定
軸7の右側端部に固着されたエンドブラケット8とから
成るファン駆動用電動機が取着されている。
第3図には上記各部品の分解斜視図を示している。同図
のように、上記連結部材3には、その中心部に貫通穴1
1が穿設されると共に、右側端面には4箇のピン状突起
12・・12が形成されている。一方、回転子5を構成
するカップ状のケーシング(以下、軸受支持部材と言う
)15には上記と同様に4箇の挿通孔16・・16が穿
設されており、第2図のように、上記軸受支持部材15
の中心膨出部17を上記連結部材3の貫通穴11に嵌入
させると共に、上記各ピン状突起12を各挿通孔16に
それぞれ挿通させることによって、上記軸受支持部材1
5の連結部材3端面への密着取付は状態となされる。こ
のとき上記各ピン状突起12はその先端部が拡径部とな
されており、このため上記密着取付状態からの離脱が防
止されると共に、周方向の位置ずれが防止され、回転子
5の回転がファンロータ1に確実に伝達される。
上記カップ状の軸受支持部材15内には、その円筒部内
周面に沿って、第3図に示すように、2箇の円弧状永久
磁石20.21と、例えば硅素鋼板等の軟質磁性材料よ
り成る2箇の略円弧状固定用異極部材(以下、異極部材
と言う)22.23とが交互に配置される。これらの永
久磁石2o、21と異極部材22.23との軸方向寸法
、すなわち厚さは略同−となされ、また周方向の円弧長
は、それぞれ円周を4等分する長さとなされている。一
方、上記軸受支持部材15の垂直面には、上記永久磁石
20.21と異極部材22.23との各周方向両端部側
がそれぞれ位置する箇所に、計8箇の爪24・・24が
突出成形されており、これらの爪24に当接する状態で
上記永久磁石20121と異極部材22.23とは配設
される。
そして上記軸受支持部材15を、その円筒部外周と嵌め
合う円筒内周面を有する蓋体(以下、磁性部材と言う)
25で覆い、この磁性部材25及び上記軸受支持部材1
5の各円筒面におけるねじ挿入穴26.27と、上記各
異極部材22.23の外周面中心位置に穿設されている
雌ねじ28との位置合わせを行い、外方よりねじ29で
固定することにより回転子5が組立てられる。このとき
上記永久磁石20.21と異極部材22.23とは、そ
の軸方向においては上記冬瓜24と、上記磁性部材25
の径方向内方へと曲げ成形された端部固定面30との間
に挟持された状態で固定される。
一方、周方向においては、第1図に示すように、中心点
対称位置に相対向して配置された2箇の永久磁石20.
21の周方向両端部の内周面側に、径方向とは交差する
傾斜面33が形成され、そしてこれらの傾斜面33に、
上記異極部材22.23の周方向端部の径小円弧部34
が当接するようになされている。したがって、上記異極
部材22.23に対するねじ29の締付は力は、上記径
小円弧部34とこれが当接する傾斜面33とによって、
上記永久磁石20.21にもこれらを拡径方向に移動さ
せる力として作用する。このため上記永久磁石20.2
1は、その外周面を軸受支持部材15の円筒部内周面に
密着した状態で、かつ周方向両端部において上記異極部
材22.23からの拡径方向の力を受け、これにより周
方向及び径方向の位置が固定された取付状態となされる
上記のように回転子5を組立てた後、これを前記のよう
に連結部材3に組付け、さらにこの回転子5の内部空間
部に、第1図に示すように、星形に成形された6極の磁
極を有°する固定子6を同心状に配設することによって
、ファン駆動用電動機が構成される。なお同図中37は
、固定子6の各磁極に巻装されているコイルである。上
記固定子6は、第2図に示すように固定軸7の略中央部
位置に固着されている。この固定軸7は、第2図におい
て左端側の先端がテーパ状に形成されると共に、そのテ
ーパ部から基端側は小径部となされ、さらに段部を有し
て上記固定子6が固着されている軸部として形成されて
いる。そして前記した磁性部材25の端部固定面30の
中心開口を通して軸心上を上記固定軸7を挿入していく
ことで、前記した軸受支持部材15の中心膨出部17内
面に取着されている軸受40の中心穴に挿通ずることと
なる。このとき上記固定軸7先端のテーパ部で案内され
て、小径部が容易に挿通するようになされている。そし
て上記した段部が上記軸受40の軸方向端面に当接する
位置に位置させることによって、上記固定子6と、前記
永久磁石20.21及び異極部材22.23とは、軸方
向の中心が略一致する位置に位置決めされるようになさ
れている。
上記各永久磁石20.21は、それぞれ内周面側が同一
の磁極、例えばN極となるように着磁されている。この
ような永久磁石20.21の間に配置される異極部材2
2.23には、それらの内周面側が上記とは異なる磁極
、すなわちS極が現れるように磁化される。これにより
回転子5側は周方向にN5NSの4極の界磁状態となる
。このような界磁状態によって得られ・る回転性能を向
上するために、上記装置においてはさらに以下のような
構成となされている。
つまり、第1図に示すように前記各異極部材22.23
の周方向両端部側を、その中心部における径方向の厚さ
よりも徐々に小さくなるように、すなわちテーパ状に形
成しているのである。このため、各異極部材22.23
とその外周面を覆う軸受支持部材15との間には、上記
両端部側に隙間を生じ、これにより各異極部材22.2
3の外周面から各永久磁石20.21へと前記磁性部材
25を伝う磁束は、特に上記各異極部材22.23の両
端部側において中心部側へと偏りを生ずることとなる。
このような磁束分布特性を与えた上記装置において、固
定子6との相対回転位置変化に伴う磁力線図を第4図(
a)〜第6図(a)に示している。なお第4図(ト))
〜第6図(b)は、回転子側の各磁極部材に対して、こ
の実施例の装置におけるようなテーパ部を形成すること
なく、4極とも同一形状で構成した場合の磁力線図であ
る。そして第4図(a)■)には回転子側の一つの極と
固定子側の一つの極との各中心を同一線上に位置した状
態(0゜位置)を、また第5図(a)(b)には上記よ
りも回転子が22.5°回転した位置状態、第6図(a
)Φ)にはさらに回転子が45″回転した位置状態をそ
れぞれ示している。まず第4図(b)〜第6図(b)の
同一形状構成においては、第4図ら)のO°位置状態に
おいて磁束の局部的な集中傾向を生じ、それから回転し
ていくに伴って磁束は全体として略一様に分布する状態
となる。つまり、回転子の回転に伴って90゜毎に磁束
分布の大きな変動を繰返すこととなるのである。このこ
とは結局、回転駆動力の変動となって現れ、したがって
回転ムラを生ずる結果となる。一方、この発明の実施例
においては、第4図(a)〜第6図(a)に見られるよ
うに、各異極部材22.23を半径方向に磁束が通過す
る位置において、上記のようにテーパ部を形成している
ことにより中心方向へと偏りを生じ、この結果いずれの
回転位置状態においても、全体に略一様に分布した磁束
密度状態が得られる。このことから回転駆動力゛の変動
を生じず、したがってスムーズな回転が可能となって安
定した回転性能を得ることができる。
上記固定軸7の右側端部位置には、第2図のように、略
円板状のエンドブラケット8が同心状に固着されている
。このエンドブラケット8は、例えばアルミニウム合金
板等の熱伝導性の良好な金属板から形成されているもの
であって、その外周縁と、中心貫通穴の周縁とには、上
記固定子6側にそれぞれ短寸の立上げ縁が形成され、上
記中心貫通穴周縁の立上げ縁の内周に上記固定軸7を嵌
入させて固着することによって、上記固定軸7の軸心と
エンドブラケット8の垂直面とが直交する取付状態とな
される。このエンドブラケット8の垂直面には取付穴(
図示せず)が適当箇所に穿設されており、この垂直面が
空気調和機のフレーム等の取付部に固定・支持されるこ
ととなる。一方、上記エンドブラケットの外周縁におけ
る立上げ縁、すなわち円筒部42の端面には、これに当
接するように円板状のプリント基板43が取着されてい
る。このプリント基板43と上記エンドブラケット8と
の間には、上記円筒部42の軸方向長さに相当する空間
が形成されており、この空間が制御回路部品収納室44
となされて、このファン駆動用電動機の回転制御に必要
な制御回路部品が収納されている。つまり上記プリント
基板43に、抵抗素子、コンデンサ、ダイオード等の制
御回路部品を、上記エンドブラケット8側に位置するよ
うにマウントしている。このとき上記制御回路部品収納
室44の高さよりも高い寸法を有するコンデンサ等の素
子については、そのリード部を曲げ成形して上記プリン
ト基板43の面に沿わせて収納している。また図のよう
に、パワートランジスタQやIC46等の高発熱素子に
おいては、それらの冷却フィンを上記エンドブラケット
8の内面に、絶縁シート47を介して密着取付けしてい
る。すなわち上記のような高発熱素子に対しては、エン
ドブラケット8全体がそれらの放熱フィンとして作用す
るようになされているのである。以上のようなプリント
基板43における各素子の配置、及び放熱構造とするこ
とによって、軸方向寸法の小さな空間44内に回転制御
に必要な制御回路を構成し、これにより装置のコンパク
ト化、及び外部引出配線数の低減を図っている。上記の
ように制御回路部品は上記制御回路部品収納室44内に
収納している訳であるが、後述するように、上記プリン
ト基板43から3箇の磁極センサ、すなわちホール素子
H(第2図には1箇のみ図示)は、固定子6側に延びて
おり、その検知部はそれぞれ回転子5の永久磁石20と
異極部材23の内面に近接して配置されて、上記回転子
5の回転位置に応じた磁場の変化を検出し得るようにな
されている。
また周方向の取付位置を第1図に示しているが、同図の
ように、固定子6の隣合う3箇の磁極の先端部位置に、
それぞれ上記ホール素子旧、112、H3を取着してお
り、そして各磁極の中心線より、図において右回転方向
に角度θずらした位置に取着している。この角度θは回
転子5を左回転駆動する場合には12度、右回転駆動の
場合には18度に設定しているが、これらの理由につい
ては後で説明する。
第7図には上記プリント基板43における各素子の配置
図を、また第8図には制御回路図を示している。これら
の図において、01〜口6はそれぞれトランジスタ、C
はコンデンサ、111〜H3はホール素子(第7図では
各リード線の取着位置を示す)、46は上記ホール素子
での検出信号に応じて、上記各トランジスタに駆動信号
を発する制御ICをそれぞれ示している。またTは2箇
の電源供給配線接続端子とアース端子とを有する外部接
続配線用のターミナルである。
次に上記構成の装置における回転制御について説明する
第9図には上記回転子5及び固定子6を前記ファンロー
タl側より見た断面模式図を示している。
このとき固定子6の6箇の磁極を、図において中心位置
上部側をPO5そして右回りにPl、P2・・・P5と
すると、各磁極にY結線状態で巻装されているコイルの
通電端子M1から他の端子M2、N3へと電流を流した
場合には磁極P2とP5とがN極に励磁され、一方、他
の端子M2、N3から上記端子Mlへと通電した場合に
は上記各磁極P2、P5はS極に励磁される。同様な励
磁状態が、端子M2と磁極PO1P3、また端子M3と
磁極P1、P4との間に生ずるようになされている。そ
して隣合う3箇の磁極P1、PO,P5の各゛先端部位
置にホール素子1!1、H2、H3がそれぞれ配置され
ている。これらのホール素子旧、H2、!13は、各磁
極PI、 PO1P5の中心線に対して、図において右
回り方向を正とするずらし角度θがそれぞれ与えられて
配置されている。一方、回転子5例の交互に配置された
永久磁石20.21、異極部材22.23に対して、以
後同図において右回り方向にNl5Sl、 N2、S2
の符号を与えて説明すると、上記回転子5が、左回転す
る場合には、各ホール素子旧〜3での検出信号は、第1
0図(a)に示すように、それぞれ波形成形がなされた
V旧〜νH3として、すなわち回転子側の4橿のN5N
Sに応じて、90°毎に極性が反転する矩形波が得られ
る。そして各ホール素子旧〜3が互いに60°の位相差
を有することから、左回転時にはVH2に対してVHI
は60°進んだ位相で、またVH3は60°遅れた位相
でそれぞれ矩形波を生ずることとなる。これらのVHI
〜3の信号の立上りと立下りとに応じて、同図中、コイ
ルへの通電制御の欄に記しであるように、前記制御IC
46によって30″毎に各コイルへの通電の切換制御が
なされる。一方、回転子5を右回転する場合には、上記
IC46における回転方向切換端子への印加電圧をアー
ス電圧から電源電圧に変更する。このとき第10図(b
)に示すように、各Vlll〜3間における位相のずれ
が上記左回転時とは逆転する検出信号に応じて、同様に
30’毎にコイルへの通電の切換制御がなされる。
第11図(a)(b)には上記左及び右回転時において
、回転子5側の磁極N1、Sl、 N2、S2と、上記
のようにコイルへの通電切換えにより励磁される各磁極
PO−P5における極性との関係を模式的に示している
。なおこれらの図は前記ずらし角度θをOとした場合に
ついての説明図である。第11図(a)において、模式
的に横一列にして示した各固定子6側の磁極位置po〜
5に対し、回転子5例の磁極N1、St、 N2、S2
は左回転時に応じて左方向に移動する。
そしてまず上記N1の先端が磁極POの位置に達した時
を始点として、回転子5側の30°毎の位置を、縦に順
に示している。0〜30’においては、磁極POとP3
においてS極が、またP2とP5とにおいてN極が励起
される。次いで回転子5が30°回転するとPOとP3
におけるS極の励磁状態は継続され、上記P2、P5に
おけるN極が消磁されると共に、新たにPI、 P4に
おいてN極が励起される。この状態が回転子5の回転が
30’の位置から60°の位置に達するまで継続される
。以降、同様に回転子5の回転移動に伴って固定子6側
の励磁状態の切換えが30°毎になされていき、図のよ
うに、このような切換えによって固定子6側には全体と
して左側に移動する磁界、すなわち左回りの回転磁界が
発生されるのである。これにより回転子5の左回転駆動
が継続される。
一方、第11図(b)には、上記と同様に右回転時にお
ける励磁状態の切換制御を示している。なお同図におい
て、第11図(a)と比較のために、固定子6例の各磁
極PO〜P5を上記左回転時とは逆方向にPO,P5・
・・Plと配置して図示すると共に、回転子5の回転角
に(−)符号を記して右回転を示しており、このとき回
転子5の移動及び励磁の切換えによる磁界の移動は、同
図において左方向が右回転となる。同図のように、先の
第10図(b)で示したコイルへの通電制御によって、
固定子6側の各磁極PO〜P5には、全体として左側に
移動する磁界、すなわち右回りの回転磁界が発生され、
これにより回転子5は左方向、すなわち右回りに回転駆
動される。そして第11図(ロ)の右回転時において、
回転子5の位相よりも励磁の位相を30°遅くすること
によって、上記左回転時と同一の位相関係となる。例え
ば第11図(b)の(−30°)〜(−60°)におけ
る回転子5側の回転位置状態において、同0°〜(−3
0°)で励磁される通電制御、すなわち磁極PO1P3
でS極、P5、P2でN極とすることによって、第11
図(a)の左回転時の30゜〜60°での状態と同一と
なり、以後も左回転時と同一の位相関係、すなわち同一
回転駆動力を得ることができる。この結果、右回転時に
おいては、励磁位相が30°遅れるように前記ホール素
子旧、112.113をずらし角度θ=30°となる位
置に変更して取付けることによって、θ=0″のときの
左回転駆動と、θ=30°のときの右回転駆動との回転
力は同一となる。つまり、ずらし角度θ。、=15’を
中心として、θ=θ。−Δθの左回転駆動は、θ=θ。
+Δθの右回転駆動時と同一の回転性能となることがわ
かる。
上記のような回転制御がなされるファン駆動用電動機に
おける回転性能についての実測結果を以下に示す。
まず第12図には、前記のようなファンロータ1へ取付
ける前の無負荷時における上記ずらし角度θと無負荷電
流との関係を示しており、同図のように上記ずらし角度
θに応じて電流に極値が現れ、左回転時には3°、一方
、右回転時には27゜で、コイルへの印加電圧(IOV
、20V、30■)の変化に依らずに、それぞれ最小値
となる。このようにずらし角度θを変えることによって
、回転子5側の回転位置に対して固定子6側の励磁状態
の切換えのタイミングが変更され、これによって効率を
調整することができる。
第13図は上記ずらし角度と無負荷時の回転速度との関
係を示すデータである。
第14図及び第15図は、電流とトルクどの関係におけ
るデータであって、第14図は左回転、コイル印加電圧
30Vにおいてずらし角度θをO16,12,18度と
した場合のデータ、第15図は、ずらし角度θ=12度
、左回転時のコイル印加電圧を変えた場合のデータを示
している。そしてこれらのデータからトルクを電流で除
した傾斜係数と上記ずらし角度θとの関係を第16図に
示している。同図のように回転負荷がある場合に、その
効率の良否を示唆する上記傾斜係数は、ずらし角度θに
大きく依存し、前記無負荷時よりもさらにずらし角度の
変更が必要で、左回転時にはθ=12度、右回転時には
θ=18度で、それぞれコイル印加電圧の大小に依らず
に最大となる。
第17図には効率と出力の関係をずらし角度θを変えて
得られたデータを示している。この特性曲線より、負荷
の小さい場合には、前記無負荷電流が最小となるずらし
角度θとしたときに、また負荷が大きくなると上記した
傾斜係数が最大となるずらし角度θとしたときに最高の
効率で運転されることを示している。
第18図はずらし角度θと最高効率の関係を示すデータ
であり、左回転時にはθ=12度で、また右回転時には
θ=18度でそれぞれコイル印加電圧に依らずに最高効
率が得られることを示している。
以上の結果から、前記したように、このファン駆動用電
動機をクロスフローファンに組付ける際に、この組立体
が空気調和機の室内機において上記した左回転で駆動す
る仕様の場合にはずらし角度θを12度として構成し、
一方布回転の仕様の場合にはずらし角度θを18度とし
て構成することとしている。このため左右いずれの回転
駆動においても良好な効率で運転されることとなる。
なお上記はクロスフローファンのファンロータに取着す
る構成について説明したが、その他の形式のファンに対
してこの発明の適用が可能である。
また上記実施例では3相6コイル、4極のモータ構成と
したがその他の構成とすることも可能であり、また磁極
センサとしてホール素子を用いた例について説明したが
、その他の磁気抵抗素子等で磁極センサを構成すること
等も可能である。
(発明の効果) 上記のようにこの発明のファン駆動用電動機においては
、回転子の右回転駆動時と左回転駆動時とで、それぞれ
独立に好適な回転磁界が形成されることとなり、この結
果いずれの回転駆動時においても共に良好な効率で運転
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例におけるファン駆動用電動
機の回転子及び固定子を示す断面図、第2図は全体構成
を示す縦断面図、第3図は分解斜視図、第4図(a)〜
第6図(a)は上記装置における磁力線図、第4図(ハ
)〜第6図(ロ)は回転子における4箇の磁極部材を同
一形状とした場合の磁力線図、第7図はプリント基板に
おける回路部品の配置図、第8図は制御回路図、第9図
は固定子の励磁を説明するための模式図、第10図(a
)(b)はそれぞれコイルへの通電制御のタイムチャー
ト、第11図(a)(b)は回転子の回転位置と固定子
の各種における励磁状態との関係の説明図、第12図〜
18図は、それぞれ上記実施例のファン駆動用電動機に
おける実測データ、第19図は従来装置の断面図である
。 5・・・回転子、6・・・固定子、旧、H2、H3・・
・ホール素子(磁極センサ)。 特許出願人       ダイキン工業株式会社ハ  
                派イ;− 第11図 (α)と回転 (b)右回転 朶12図 ひ(度) ひ(度) 第14図          第15図第17図 本力 第18図 07+/ 第19図 手続(市正書(方式) %式% 2、発明の名称 ファン駆動用電動機 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 大阪市北区中崎西2丁目4番12号 梅田センタービル (285)ダイキン工業株式会社 代表者 山1)稔 4、代理人 大阪市東区淡路町2丁目16番地 大洋ビル3階電話0
6〜204−1567番 弁理士(8462)西森 正 博□パ:。 5、補正命令の日付 昭和62年6月3日(発送日:昭和62年6月30日)
8、補正の内容 (1)明細8第25頁第5行〜同頁第7行の[第4図(
a)〜第6図(a)は・・・磁力線図」との記載を次の
通り訂正する。 [第4図(a)は上記装置における磁力線図、第4図(
b)は回転子における4箇の磁極部材を同一形状とした
場合の磁力線図、第5図(a)は上記装置において回転
子が第4図(a)よりも回転した状態での磁力線図、第
5図(b)は各磁極部材を同一形状にした場合における
第5図(a)と同様な状態での磁力線図、第6図(a)
は上記装置において回転子が第5図(a)よりもさらに
回転した状態での磁力線図、第6図(b)は各磁極部材
を同一形状にした場合における第6図(a)と同様な状
態での磁力線図」 −以上一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、固定子(6)と、回転子(5)と、上記回転子(5
    )の回転位置に応ずる磁場の強度変化を検出する磁極セ
    ンサ(H1)(H2)(H3)とを有するファン駆動用
    電動機であって、上記固定子(6)に対する上記磁極セ
    ンサ(H1)(H2)(H3)の相対取着位置を、上記
    回転子(5)の右回転駆動時と左回転駆動時とで互いに
    異なる位置に設けていることを特徴とするファン駆動用
    電動機。
JP8530387A 1987-04-07 1987-04-07 フアン駆動用電動機 Pending JPS63253846A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993010593A1 (en) * 1991-11-13 1993-05-27 Seiko Epson Corporation Brushless dc motor
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US11005333B2 (en) 2015-10-15 2021-05-11 Daikin Industries, Ltd. Electric motor having a stator with a radially outside rotor with the rotor having a fan mounting portion comprising a noncontact region and a contract region configured to contact a mouting surface of a fan

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