JPH0753423Y2 - 一相通電されるデイスク型ブラシレスモ−タ - Google Patents

一相通電されるデイスク型ブラシレスモ−タ

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JPH0753423Y2
JPH0753423Y2 JP1985093451U JP9345185U JPH0753423Y2 JP H0753423 Y2 JPH0753423 Y2 JP H0753423Y2 JP 1985093451 U JP1985093451 U JP 1985093451U JP 9345185 U JP9345185 U JP 9345185U JP H0753423 Y2 JPH0753423 Y2 JP H0753423Y2
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JP
Japan
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phase
armature
brushless motor
type brushless
armature coil
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和仁 江上
白木  学
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株式会社シコ−技研
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は組立容易な一相通電されるディスク型ブラシレ
スモータに関する。
この一相通電されるディスク型ブラシレスモータは、OA
機器等に用いて有用なディスク型軸流ブラシレスファン
モータにも適用されるものである。
(従来技術とその問題点) 一相通電されるディスク型ブラシレスモータは、安価に
形成できることから、ディスク型軸流ブラシレスファン
モータに用いて有用なものとなっている。ここに一相通
電されるブラシレスモータは、高価につく位置検知素子
が1個で足りる利点がある。位置検知素子としてはホー
ル素子やホールIC等の磁電変換素子又は位置検知コイル
が使用される。位置検知素子として磁電変換素子を用い
る場合には、モータの回転方向が定まるので、所定方向
に回転する必要のあるディスク型軸流ブラシレスファン
モータに用いて有用である。位置検知コイルを用いた場
合には、モータの回転方向が定まらないため、正逆いず
れの方向に回転してもよいディスク型軸流ブラシレスフ
ァンモータに用いて有用である。ここでは、説明の都合
上、位置検知素子としては、磁電変換素子を用いた例
を、以下に説明する。尚、磁電変換素子は、位置検知コ
イルよりも、現時点においては、高価である。
一相通電されるディスク型ブラシレスモータは、上記し
たように高価な位置検知素子が1個であってもよいとい
っても、これはそれなりに工夫しなければならない。
すなわち、位置検知素子が1個の一相通電されるディス
ク型ブラシレスモータでは、この素子が界磁マグネット
のN極とS極との境界部、すなわちデッド・ポイントを
検出していると自起動できないという欠点を有する。そ
のために一相通電されるディスク型ブラシレスモータで
は、磁気空隙内に鉄棒を入れてコギングを発生させ、位
置検知素子が1個でも、界磁マグネットがデッド・ポイ
ントから常に停止時、あるいは起動時において起動し得
る状態に移動して停止させることができる安価で有用な
ディスク型ブラシレスモータとしている。
かかる従来の一相通電されるディスク型ブラシレスモー
タを利用したディスク型軸流ブラシレスファンモータFM
の一例について説明する。
第1図は、位置検知素子1個、2コイル、4極、一相の
ディスク型軸流ブラシレスモータFMの縦断面図である。
このディスク型ブラシレスファンモータFMは第2図に示
すように平面角型で、断面カップ型のモータケーシング
1を有するディスク型ブラシレスファンモータ用角型ケ
ース2を有し、このケース2には後記するファンの回転
により生ずる風を通すための通し孔3が設けられてい
る。ケース2の略々中心部には軸受4によって回転軸5
が回動自在に軸支されている。6はケース2の下部に形
成されたステー、7はケーシング1とケース2間に形成
された凹部で、この凹部7に後記するファンが収納され
る。8-1,8-2はモータFM内の電気回路に接続され、ステ
ー6を介してモータFM外部に導かれたプラス電源コー
ド、マイナス電源コードである。ケーシング1の内面に
は図示しない螺子穴が形成されている。ケーシング1の
内底には、磁性体からなる円環状のステータヨーク9が
配設され、その上にプリント基板10が配設されている。
上記ステータヨーク9及びプリント基板10には、互いに
同位置に透孔が形成されている。しかる後に磁性体から
なる螺子11をその頭部が突出するように、ステータヨー
ク9及びプリント基板10に形成した透孔を介してケーシ
ング1に設けた螺子穴にねじ込んで、ステータヨーク9
及びプリント基板10をケーシング1の内面に固定してい
る。該螺子11の位置については後記する。プリント基板
10の上面には、第3図に示すように電機子コイル12を2
個180度対称に配設している。上記プリント基板10面に
配設された2個の電機子コイル12-1,12-2によってステ
ータ電機子13を形成している。該ステータ電機子13と面
対向する位置には、第4図に示すような軸方向に偏平な
プラスチックで形成されたファン付カップ体14が対向し
ている。15はファン付カップ体14の外周部に該カップ体
14と一体形成されたファンである。上記カップ体14の内
面略々中心部にはボス部32が一体形成され、このボス部
32に回転軸5の上端部が固設されていて一体的に回転す
るようになっている。上記カップ体14の内面部には円環
状のロータヨーク16が固設されている。ロータヨーク16
の下面には、隣り配置の磁極が異極となるようにN極,S
極の磁極を2P(Pは1以上の自然数)個備えて形成し
た、例えば第5図に示すようなN極,S極の磁極を交互に
有する円環状の4極の界磁マグネット(マグネット回転
子)17を固設して、ステータ電機子13に面対向させてい
る。プリント基板10の界磁マグネット17と対向する面
に、第3図で示すように、半径方向に延びた発生トルク
に寄与する導体部12aと12aとの開角が界磁マグネット17
の磁極幅と略等しく巻回形成された電機子コイル12-1,1
2-2を2個互いに上記したように重畳しないように180度
対称に配置して一相通電配置構造としている。プリント
基板10の上記2個の電機子コイル12-1,12-2の占領位置
外に駆動回路用IC22を配設している。該駆動回路用IC22
は電機子コイル12-1,12-2の厚み以下の大きさのものに
形成された一相通電用のものとなっている。尚、上記電
機子コイル12の周方向の導体部12bは発生トルクに寄与
しないため、この導体部12bの幅の分だけ半径の小さい
界磁マグネット17を用いても良いことになる。尚、界磁
マグネット17は4極のものを用いたので、電機子コイル
12は発生トルクに寄与する導体部12aと12aとの開角を90
度のものに形成している。位置検知素子として用いたホ
ール素子やホールIC等の磁電変換素子18は発生トルクに
寄与する導体部12a上に配設するのが最も位置的に適し
ているが、このようにすると該素子18の分だけ厚みが増
加するので、界磁マグネット17ト電機子コイル12との間
のエアーギャップが増長し、大きな回転トルクが得られ
ないし、配設上非常にやっかいで量産に適さないものと
なる。従って、素子18は導体部12aの下面部に配設して
いる。このようにするために、磁電変換素子18は電機子
コイル12の発生トルクに寄与する導体部12aと対向する
プリント基板10部に透孔を設け、この透孔に収納するよ
うにしている。第1図は、第3図のX-X′線縦断面図の
場合を示している。上記螺子19-1,19-2は、当該モータ
停止時において界磁マグネット(マグネット回転子)17
の所定のN極,S極それぞれの磁極に対向する面積がほぼ
等しくなるような形状、大きさのものを用いている。こ
のような螺子19-1,19-2を形成することで、最大起動ト
ルクが得られる位置よりも電機子コイル12-1,12-2の発
生トルクに寄与する導体部12aに対向する位置から界磁
マグネット17の逆回転方向(反矢印A方向)に向かって
当該界磁マグネット17の略4分の1磁極(この実施例で
は4極の界磁マグネット17を用いているので22.5度)幅
の角度だけ離れた角度位置に当該界磁マグネット17が常
に停止時あるいは起動時に位置するようにしている。す
なわち、上記したように電機子コイル12-1,12-2の発生
トルクに寄与する導体部12aから4分の1磁極幅の角度
だけ界磁マグネット17の反回転方向(反矢印A方向)に
向けて離れた位置に螺子19-1,19-2を設けている(第3
図参照)。該磁性体からなる螺子19-1,19-2を上記した
位置に設けることで、該螺子19-1,19-2が界磁マグネッ
ト17のN極,S極の中心に吸引対向されるように該界磁マ
グネット17が停止される。従って、磁電変換素子18は界
磁マグネット17のN極又はS極を常に検出するので、即
ち、デッド・ポイントを検出していない(デッド・ポイ
ントと対向していない)ので、電機子コイル12-1又は12
-2に所定の方向の電流を通電すれば、界磁マグネット17
を有する回転子を所定方向に回転させることができる。
上記磁性体からなる螺子19-1,19-2を設けることは、本
来的には好ましくないコギングの発生の原因になるが、
このディスク型軸流ブラシレスファンモータFMでは、螺
子19-1,19-2のコギングを有効に利用して連続回転でき
るようにしているものである。従って、位置検知素子が
1個で足りるため、安価な1相通電されるディスク型ブ
ラシレスモータ又はディスク型軸流ブラシレスファンモ
ータFMが得られる。
尚、螺子19-1,19-2は第3図を参照して、点線囲い部位
置20,21に設けてもよいことは言うまでもない。また螺
子19は、1個以上であれば目的は一般的には足り、適宜
設計仕様に基いてその数を選択し、また上記位置を任意
選択すればよい。
第6図は、4極、2コイル、1相往復通電されるブラシ
レス(ファン)モータにおける界磁マグネット17とステ
ータ電機子13との展開図である。
電機子コイル12-1,12-2の発生トルクに寄与する導体部1
2aと12aとは、それぞれ電気角で180度の等間隔配置にな
っている。電機子コイル12-1の発生トルクに寄与する導
体部12aの他方の端子と電機子コイル12-2の発生トルク
に寄与する導体部12aの一方の端子は共通接続され、電
機子コイル12-1の発生トルクに寄与する導体部12aの一
方の端子は駆動回路用IC22のトランジスタ23のコレクタ
とトランジスタ24のコレクタとの接続点25に接続され、
電機子コイル12-2の発生トルクに寄与する導体部12aの
他方の端子はトランジスタ26のコレクタとトランジスタ
27のコレクタとの接続点28に接続されている。駆動回路
用IC22は1相の往復通電制御回路に形成している。トラ
ンジスタ23,26のエミッタはそれぞれプラス電源端子29
に接続され、トランジスタ24,27のエミッタはそれぞれ
グランド30に接続されている。磁電変換素子18の出力端
子31-1は駆動回路用IC22を構成するトランジスタ23,27
のベース側へ、出力端子31-2はトランジスタ24,26のベ
ース側に接続されている。従って、磁電変換素子18が界
磁マグネット17のN極を検出すると(第6図の状態)、
出力端子31-1を介して、トランジスタ23,27を導通し
て、電機子コイル12-1,12-2は矢印B方向の電流を流し
て矢印A方向の回転力を得ることができる。界磁マグネ
ット17のS極を検出すると、出力端子31-2を介してトラ
ンジスタ24,26が導通し、電機子コイル12-1,12-2には上
記と反対方向の電流が流れ、矢印A方向の回転力を得る
ことができる。
なお、上記螺子19-1,19-2は、コギングトルクを発生さ
せる以外にプリント基板10及びステータヨーク9をケー
シング1に固定するためにも機能する。
上記一相通電されるディスク型軸流ブラシレスファンモ
ータFMは、確かに安価で、超軽量で、厚みの薄いものと
なる有用なものである。
しかしながら、かかるファンモータFMによるとコギング
を発生させるために螺子19-1,19-2を用いているので、
ドライバーを用いて螺子19-1,19-2を締め付ける作業者
の当該螺子19-1,19-2の締め付け具合によるバラツキで
コギングトルクの大きさが異なり、ファンモータFMの品
質特性に大きな影響を与えるものとなる。また、1個ま
たは2個の螺子19-1,19-2によってプリント基板10及び
ステータヨーク9をケーシング1に固定しているので確
実且つ堅固に固定し得ないばかりか、振動により螺子19
-1,19-2がゆがむ惧れがある。
(本考案の目的) 本考案は、組立てが容易で、常に一定の大きさのコギン
グトルクを一定の位置で発生させることができ、しかも
ステータ電機子をモータケーシングに確実に固定させる
ことのできる一相通電されるディスク型ブラシレスモー
タを得ることを目的になされたものである。
(本考案の目的達成手段) かかる本考案の目的は、界磁マグネットを回転子として
備え、該界磁マグネットは、隣り配置の磁極が異極とな
るようにN極,S極の磁極を2P(Pは1以上の自然数)個
備えて形成し、上記界磁マグネットに面対向して電機子
コイルを固定側に配設するとともに、コギングトルクを
利用して自起動できるようにした、一相通電されるディ
スク型ブラシレスモータにおいて、上記ディスク型ブラ
シレスモータのモータケーシングは、プラスチックで形
成し、該モータケーシングは、その底部内面に当該モー
タケーシングと一体して形成した軸方向上方に延びた1
以上の突起部を形成し、上記モータケーシングは、その
底部内面に軸方向上方に延びたコギング発生用の鉄棒を
植立し、上記突起部及び鉄棒を挿入するための透孔を形
成した電機子コイル配設板を備え、該電機子コイル配設
板に電機子コイルを一相通電配置に配設して形成したス
テータ電機子を備え、上記電機子コイル配設板の透孔に
上記突起部及び鉄棒を挿入して上記モータケーシングの
底部内面に上記ステータ電機子を配設し、上記電機子コ
イル配設板は、この上面に突出した上記突起部の先端部
がつぶされて上記モータケーシングの底部内面に固定す
ることによって達成できる。
(本考案第1実施例) 尚、上記従来の一相通電されるディスク型軸流ブラシレ
スファンモータFMと共通する箇所の説明は省略する。ま
た対応する箇所で若干異なるものについてはダッシュを
符すこととする。第7図は本考案の第一実施例として示
す一相通電されるディスク型軸流ブラシレスファンモー
タFM′の縦断面図である。このファンモータFM′では、
第3図に示すステータ電機子13及び第5図に示す4極の
界磁マグネット17を用いてもよいが、別の実施例を示す
ために、第8図に示すステータ電機子13′及び第9図に
示す6極の界磁マグネット17′を用いている。いま6極
の界磁マグネット17′を用いたので第8図における電機
子コイル12′‐1,12′‐2は発生トルクに寄与する導体
部12′aと12′aの開角が60度のものに形成された扇枠
状の空心コイルとなっている。第8図において符号33-
1,33-2は鉄棒、34-1,…,34-4は突起部である。この鉄棒
33-1,33-2は、電機子コイル12′‐1,12′‐2の発生ト
ルクに寄与する導体部12′aから回転子(界磁マグネッ
ト17)の回転方向(矢印A方向)とは逆方向に向かって
略2分の1磁極幅(30度)の角度以内の角度だけ離れた
位置または該位置と同相位置に位置させるとある程度目
的は達成されるが、この実施例ではより有用なものとす
るために鉄棒33-1,33-2は、電機子コイル12′‐1,12′
‐2の発生トルクに寄与する導体部12′aから回転子の
回転方向とは逆方向に向かって4分の1磁極幅(15度)
の角度だけ離れた位置に位置するように設定している。
または該位置と同相となる位置、例えば点線囲い部35,3
6位置等に鉄棒33-1,33-2が位置するように設定してもよ
い。尚、鉄棒33は、上記した位置全てに位置するように
設定してもよく、またかかる位置の1以上の箇所に鉄棒
33を配置してもよい。また第8図においては4箇所に突
起部34-1,34-2,34-3,34-4を形成しているが、その数は
ステータ電機子13′をケーシング1′の内面にしっかり
と固定できる数を選択すればよい。また突起部34の位置
は任意である。上記鉄棒33及び突起部34の形成方法、並
びにケーシング1′の内面へのステータ電機子13′の固
定方法について説明する。
第10図に示すように、モータケーシング1′をプラスチ
ックの射出成型により形成する際にその内面に、第8図
に示すような位置の4箇所に軸方向に延びる棒状の突起
部34を一体形成すると共にコギング発生用の鉄棒33を第
8図に示すように2箇所に上記モータケーシング1′の
内面に軸方向に突出するように自動機によって一体化し
て植立させる。しかる後に、上記鉄棒33及び突起部34を
挿入するために鉄棒33及び突起部34と略々一致する透孔
を有するステータヨーク9′及び電機子コイル配設板と
して用いたプリント基板10′を用意する。上記ステータ
ヨーク9′及びプリント基板10′を順次、これらに設け
た透孔に鉄棒33及び突起部34を通し、第11図に示すよう
にケーシング1′の内面に設置することで、ケーシング
1′の内面にステータ電機子13′を設置する。尚、プリ
ント基板10′の上面には、第8図に示すようみ電機子コ
イル12′‐1,12′‐2、磁電変換素子18及び駆動回路用
IC22が設置されている。しかる後、第12図に示すように
上記突起部34の先端部を熱溶着等の手段を用いてつぶす
ことでステータ電機子13をケーシング1′の内面に固定
している。
(本考案第2実施例) 第13図のものにおいては、第12図のものにおいてステー
タヨーク9′を省略したものとなっている。
(本考案第3実施例) 第14図においては電機子コイル配設板として磁性体基板
35を用いたものとなっている。この磁性体基板35は、第
15図に示すように磁性体板36の(ステータヨーク9′に
該当)の上下両面に絶縁層37を施し、その表面にエッチ
ング等の手段によりプリント配線パターン38が形成され
たものとなっている。磁性体板36としては、主に鉄板が
用いられているので、この磁性体基板35は鉄基板と呼ば
れている。かかる磁性体基板35を用いれば、ほぼプリン
ト基板10′の厚み分だけファンモータFM′の磁気回路内
のエアーギャップを増長させなくて済むので、大きな回
転トルクが得られるものとなる。磁性体基板35の上面に
は、電機子コイル12′‐1,12′‐2及び配設され、それ
らの端子がプリント配線パターン38に半田付けにて接続
されている。
また磁性体基板35の下面には、駆動回路を形成する電気
部品としてチップ部品39が配設され、該チップ部品39の
端子はプリント配電パターン38に半田付けによって接続
されている。
尚、この場合チップ部品39は磁性体基板35の上面の電機
子コイル12′‐1,12′‐2及び磁電変換素子18を残した
スペース面に配設してもよいことは言うまでもない。
(本考案第4実施例) この実施例では、第1実施例の場合と異なり、ステータ
ヨーク9′をプリント基板10′の上面に配設し、ステー
タヨーク9′の上面に電機子コイル12′‐1,12′‐2を
配設すると共に磁電変換素子18をも配設している。この
場合のステータヨーク9′は、その上面が絶縁処理した
ものとなっている。またステータヨーク9′の下面に配
設したプリント基板10′の下面には、駆動回路を構成す
る電気部品としてのチップ部品39を配設している。
(本考案の効果) 以上から明らかなように、本考案の一相通電されるディ
スク型ブラシレスモータにおいては、モータケーシング
の内部に予めプラスチックの成形型により自動的に所定
の位置に所定の長さの突起部が形成され、また自動機に
よりプラスチックの成形型の中に鉄棒が自動的に所定の
位置に装着されるので、上記したような位置、形状の突
起部及び鉄棒が形成されているので、プリント基板及び
/又はステータヨークあるいは磁性体基板を定められた
位置に固定できるので、鉄棒と電機子コイルとの関係を
一定にでき、予め定められた位置において、設置された
コギングトルクを発生させることができる。また、コギ
ングトルクを発生させると共にステータ電機子を固定す
るために磁性体からなる螺子を用いていないので、すな
わち、ステータ電機子が突起部及び鉄棒で位置決め固定
されているので、従来のように作業者がコギングトルク
発生のための磁性体螺子の締め付け作業が不要になり、
しかも作業者が磁性体螺子を締め付けするときの締め付
け度合いが異なることにより(特に作業者が異なる場合
に多い)、コギングトルクの大きさが異なり、モータの
回転において滑らかに回転するものとそうでないものが
えられ、一定品質のモータを得られなくなるが、本考案
によれば、所定の位置に所定の長さだけコギング発生の
ための鉄棒を突出させることができるので、常に一定の
コギングトルクを発生させることができ、且つステータ
電機子の位置決め及びその固定が極めて容易になる。し
かも、ステータ電機子のケーシングの内面への固定にあ
っても、従来のようにステータ電機子の固定のための特
別な部材を必要としないので、安価にステータ電機子を
モータケーシングの内面に固定できる。また本考案のよ
うにすることによって、突起部の数を増やすことによっ
て、特に高価につくことなくステータ電機子をモータケ
ーシングの内面に確実に固定できる。
また、鉄棒の数又はその大きさの条件を適宜選択するこ
とによって、モータの大きさに適した大きさのコギング
トルクを発生させることができる。更にまた、本考案に
よると従来のものに比較して、一定仕様のものが容易に
得られることから、特別な調整をすることなく、常に一
定仕様の一相通電されるディスク型ブラシレスモータ及
びディスク型軸流ブラシレスファンモータを容易且つ安
価に量産できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一相通電されるディスク型軸流ブラシレ
スファンモータの縦断面図、第2図は第1図のディスク
型軸流ブラシレスファンモータ用角型ケースの斜視図、
第3図は第1図のブラシレスファンモータのステータ電
機子の平面図、第4図は第1図のファン付カップ体の斜
視図、第5図は第1図のファンモータに用いた4極の界
磁マグネットの下面図、第6図は第1図のステータ電機
子と界磁マグネットとの展開図、第7図は本考案第1実
施例の1相通電されるディスク型軸流ブラシレスファン
モータの縦断面図、第8図は第7図のファンモータに用
いたステータ電機子の平面図、第9図は第7図のファン
モータに用いた界磁マグネットの下面図、第10図はモー
タケーシングの縦断面図、第11図は第10図のものにプリ
ント基板及びステータヨークを配設してステータ電機子
をモータケーシングの内面に配設した場合の縦断面図、
第12図は第11図のものにおいて突起部をつぶしてモータ
ケーシングの内面にステータ電機子を固定した場合の縦
断面図、第13図は本考案第2実施例のステータ電機子を
固定したモータケーシングの縦断面図、第14図は本考案
第3実施例のステータ電機子を固定したモータケーシン
グの縦断面図、第15図は磁性体基板の説明図、第16図は
本考案第4実施例のステータ電機子を固定したモータケ
ーシングの縦断面図である。 FM,FM′……ディスク型軸流ブラシレスファンモータ、
1,1′……モータケーシング、2……ディスク型ブラシ
レスファンモータ用角型ケース、3……通し孔、4……
軸受、5……回転軸、6……ステー、7……凹部、8-1
……プラス電源コード、8-2……マイナス電源コード、
9,9′……ステータヨーク、10,10′……プリント基板、
11……螺子、12-1,12-2,12′‐1,12′‐2……電機子コ
イル、13,13′……ステータ電機子、14……ファン付カ
ップ体、15……ファン、16……ロータヨーク、17,17′
……界磁マグネット(マグネット回転子)、18……磁電
変換素子(位置検知素子)、19-1,19-2……螺子、22…
…駆動回路用IC、33-1,33-2……鉄棒、34-1,34-2……突
起部、35……磁性体基板、36……磁性体板、37……絶縁
層、38……プリント配線パターン、39……チップ部品。

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】界磁マグネット[17′]を回転子として備
    え、該界磁マグネット[17′]は、隣り配置の磁極が異
    極となるようにN極,S極の磁極を2P(Pは1以上の自然
    数)個備えて形成し、上記界磁マグネット[17′]に面
    対向して電機子コイル[12′‐1,12′‐2]を固定側に
    配設するとともにコギングトルクを利用して自起動でき
    るようにした一相通電されるディスク型ブラシレスモー
    タにおいて、下記構成要素乃至を備えて形成したこ
    とを特徴とする一相通電されるディスク型ブラシレスモ
    ータ。 上記ディスク型ブラシレスモータ[FM′]のモータケ
    ーシング[1′]は、プラスチックで形成しているこ
    と。 該モータケーシング[1′]は、その底部内面に当該
    モータケーシング[1′]と一体して形成した軸方向上
    方に延びた1以上の突起部[34]を形成していること。 上記モータケーシング[1′]は、その底部内面に軸
    方向上方に延びたコギング発生用の鉄棒[33]を植立し
    ていること。 上記突起部[34]及び鉄棒[33]を挿入するための透
    孔を形成した電機子コイル配設板[9′又は/及び1
    0′]を備えていること。 該電機子コイル配設板[9′又は/及び10′]に電機
    子コイル[12′‐1,12′‐2]を一相通電配置に配設し
    て形成したステータ電機子[13′]を備えていること。 上記電機子コイル配設板[9′,10′又は/及び35]
    の透孔に上記突起部[34]及び鉄棒[33]を挿入して上
    記モータケーシング[1′]の底部内面に上記ステータ
    電機子[13′]を配設していること。 上記電機子コイル配設板[9′,10′又は/及び35]
    は、この上面に突出した上記突起部[34]の先端部がつ
    ぶされて上記モータケーシング[1′]の底部内面に固
    定されていること。
  2. 【請求項2】上記電機子コイル配設板はプリント基板
    [10′]であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の一相通電されるディスク型ブラシレ
    スモータ。
  3. 【請求項3】上記電機子コイル配設板は、電機子コイル
    配設面を絶縁処理したステータヨーク[9′]であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の一相通電されるディスク型ブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】上記電機子コイル配設板は磁性体板[36]
    の表面に絶縁層[37]を施し、その表面にプリント配線
    パターン[38]を形成した磁性体基板[35]であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    一相通電されるディスク型ブラシレスモータ。
  5. 【請求項5】上記プリント基板[10′]は、その下面に
    上記突起部[34]及び鉄棒[33]を挿入するための透孔
    を有するステータヨーク[9′]を配設していることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第(2)項記載の一
    相通電されるディスク型ブラシレスモータ。
  6. 【請求項6】上記ステータヨーク[9′]の下面には、
    下面に電気部品[39]を配設したプリント基板[10′]
    を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    (3)項記載の一相通電されるディスク型ブラシレスモ
    ータ。
  7. 【請求項7】上記磁性体基板[35]は、その下面に電気
    部品[39]を配設したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(4)項記載の一相通電されるディスク型ブ
    ラシレスモータ。
  8. 【請求項8】上記鉄棒[33]は、上記電機子コイル[1
    2′‐1,12′‐2]の発生トルクに寄与する導体部[1
    2′a]位置から、界磁マグネット[17′]の回転方向
    とは逆の方向に略2分の1磁極幅以下の角度だけ離れた
    位置または該位置と同相位置に配設したことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項乃至第(7)項い
    ずれかに記載の一相通電されるディスク型ブラシレスモ
    ータ。
  9. 【請求項9】上記鉄棒[33]は、上記電機子コイル[1
    2′‐1,12′‐2]の発生トルクに寄与する導体部[1
    2′a]位置から、界磁マグネット[17′]の回転方向
    とは逆の方向に略4分の1の磁極幅以下の角度だけ離れ
    た位置または該位置と同相位置に配設したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(8)項記載の一相通電
    されるディスク型ブラシレスモータ。
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